JP2008273232A - 車両用前照灯のレベリング装置 - Google Patents

車両用前照灯のレベリング装置 Download PDF

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Abstract

【課題】従来の車両用前照灯のレベリング装置では、プリント基板と複数本の端子との固定強度において課題がある。
【解決手段】この発明は、ハウジング9、10と、モータ11およびプリント配線基板14と、シャフト12と、コネクタ部13と、を備える。コネクタ部13は、3本のおす型端子22と、その3本のおす型端子22を一体化してプリント配線基板14に固定する土台23と、から構成されている。この結果、この発明は、3本のおす型端子22を土台23を介してプリント配線基板14に強固に固定することができ、プリント配線基板14と3本のおす型端子22との固定強度が上がる。
【選択図】 図2

Description

この発明は、たとえば、ヘッドランプやフォグランプなどの車両用前照灯の光軸を調整するレベリング装置に関するものである。
この種の車両用前照灯のレベリング装置は、従来からある(たとえば、特許文献)。以下、従来の車両用前照灯のレベリング装置について説明する。従来の車両用前照灯のレベリング装置は、ケース体と、このケース体内に配置されているモータおよびプリント基板と、このモータの回転によって前後に移動するシャフトと、プリント基板に突設されている複数本の電力供給用の端子と、を備えるものである。端子およびプリント基板を介してモータに給電することにより、モータが駆動してシャフトが前後に移動して車両用前照灯の光軸が調整される。
ところが、従来の車両用前照灯のレベリング装置は、プリント基板に複数本の端子を突設するもの、すなわち、プリント基板に複数本の端子を直接固定するものであるから、プリント基板と複数本の端子との固定強度において課題がある。
特開2001−163116号公報
この発明が解決しようとする問題点は、従来の車両用前照灯のレベリング装置では、プリント基板と複数本の端子との固定強度において課題があるという点にある。
この発明(請求項1にかかる発明)は、ハウジングと、駆動装置および基板と、シャフトと、コネクタ部と、を備え、コネクタ部が、複数本のおす型端子と、その複数本のおす型端子を一体化して基板に固定する土台と、から構成されている、ことを特徴とする。
また、この発明(請求項2にかかる発明)は、コネクタ部の土台が基板の一面に固定されていて、コネクタ部のおす型端子が、基板の一面および土台からハウジングの挿通孔を挿通して外部に突出していて、車両側のコネクタと電気的に着脱可能に接続するコネクタ側接続部と、基板の一面から基板の挿通孔を挿通して基板の他面側に突出していて、基板の他面上の配線と半田により電気的に接続されている半田側接続部と、コネクタ側接続部と半田側接続部をオフセットした状態で基板の一面上で連結する連結部と、から構成されている、ことを特徴とする。
この発明(請求項1にかかる発明)の車両用前照灯のレベリング装置は、複数本のおす型端子と土台とを一体化してこの土台を基板に固定することにより、複数本のおす型端子が土台を介して基板に固定されるものである。この結果、この発明(請求項1にかかる発明)の車両用前照灯のレベリング装置は、複数本の端子をプリント基板に直接固定する従来の車両用前照灯のレベリング装置と比較して、複数本のおす型端子を土台を介して基板に強固に固定することができ、基板と複数本のおす型端子との固定強度が上がる。これにより、この発明(請求項1にかかる発明)の車両用前照灯のレベリング装置は、複数本のおす型端子に車両側のコネクタを着脱接続する際に、複数本のおす型端子に外力がかかっても、その外力が複数本のおす型端子と一体の土台で受け止められて基板に伝達されるのを軽減することができもしくは防止することができる。このために、この発明(請求項1にかかる発明)の車両用前照灯のレベリング装置は、基板上の配線と複数本のおす型端子との間の半田およびその半田と接続する基板上の配線が破損損傷するのを防止することができる。
しかも、この発明(請求項1にかかる発明)の車両用前照灯のレベリング装置は、基板と複数本のおす型端子との固定強度が上がるので、外力により複数本のおす型端子が基板に対して変形するのを防止することができる。その上、この発明(請求項1にかかる発明)の車両用前照灯のレベリング装置は、複数本のおす型端子を土台で一体化するので、複数本のおす型端子を土台を介して基板に安定した状態で固定することができ、複数本のおす型端子の基板への固定(設置)を安定化することができる。さらに、この発明(請求項1にかかる発明)の車両用前照灯のレベリング装置は、複数本のおす型端子の基板への固定の安定化を図ることにより、土台および複数本のおす型端子の基板への取付性が向上し、土台および複数本のおす型端子の基板への実装の自動化を図ることができる。
また、この発明(請求項2にかかる発明)の車両用前照灯のレベリング装置は、前記の課題を解決するための手段により、基板と複数本のおす型端子との固定強度がさらに上がる。特に、複数本のおす型端子から車両側のコネクタを抜く際に、複数本のおす型端子に抜き方向の外力がかかっても、その抜き方向の外力が複数本のおす型端子の連結部と土台とで受け止められて基板に伝達されるのを軽減することができもしくは防止することができ、車両側のコネクタの抜き方向の強度が向上される。
しかも、この発明(請求項2にかかる発明)の車両用前照灯のレベリング装置は、前記の課題を解決するための手段により、複数本のおす型端子の連結部が基板の一面上に位置するので、複数本のおす型端子を基板に、その基板に対して垂直方向および水平方向および回転方向の位置に高精度に決めされて、固定することができる。
その上、この発明(請求項2にかかる発明)の車両用前照灯のレベリング装置は、前記の課題を解決するための手段により、複数本のおす型端子のコネクタ側接続部と半田側接続部とが連結部を介してオフセットされている。このために、この発明(請求項2にかかる発明)の車両用前照灯のレベリング装置は、ハウジングの構造上ハウジングの挿通孔の位置および複数本のおす型端子のコネクタ側接続部の位置が決まっていても、複数本のおす型端子の半田側接続部の位置を基板の端から任意の位置に設定することができるので、複数本のおす型端子の半田側接続部と基板の他面の配線との間の半田を設ける範囲(広さ)を十分に確保することができる。
以下に、この発明にかかる車両用前照灯のレベリング装置の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、図4および図5は、この実施例における車両用前照灯のレベリング装置のコネクタ部およびプリント配線基板を示す。図4(A)はコネクタ部の平面図、図4(B)はコネクタ部の斜視図、図4(C)はコネクタ部の正面図、図4(D)はコネクタ部の側面図、図4(E)は図4(C)におけるE−E線断面図、図4(F)はコネクタ部の底面図である。図5(A)はコネクタ部およびプリント配線基板の平面図、図5(B)はコネクタ部およびプリント配線基板の側面図、図5(C)はコネクタ部およびプリント配線基板の正面図、図5(D)は図5(C)におけるD−D線断面図である。
以下、この実施例における車両用前照灯のレベリング装置の構成について説明する。図1において、符号1は、この実施例におけるレベリング装置を備える車両用前照灯であって、この例ではヘッドランプである。前記ヘッドランプ1は、灯室2を区画する固定部材としてのランプハウジング3およびランプレンズ4と、前記灯室2内に配置されている傾動部材としての取付ブラケット5と、前記ランプハウジング3と前記取付ブラケット5との間に配置されているこの実施例における車両用前照灯のレベリング装置6と、を備えるものである。
前記傾動部材は、1個もしくは複数個のランプユニット(図示せず)と、前記1個もしくは複数個のランプユニットを取り付けた前記取付ブラケット5と、から構成されている。前記ランプユニットは、たとえば、プロジェクタタイプやリフレクタタイプ(反射タイプ)や直射タイプなどある。前記ランプユニットは、光源(図示せず)からの光(図示せず)を所定の光軸(図示せず)に沿って前記ランプレンズ4を通して車両の前方に所定の配光パターン(図示せず)で照射する。なお、前記ランプユニットの構成部品たとえばリフレクタと前記取付ブラケット5とが兼用する場合がある。また、光源としては、たとえば、LEDなどの半導体型光源、HIDなどの放電灯、ハロゲンバルブ、白熱バルブなどがある。さらに、所定の配光パターンとしては、たとえば、すれ違い用配光パターン、高速道路用配光パターン、走行用配光パターンなどがある。
前記傾動部材の前記取付ブラケット5は、前記ランプハウジング3に前記レベリング装置6およびピボット機構7を介して前記ピボット機構7の球部8の中心を通る水平線H(ほぼ水平線も含む)回りに上下に回転可能に取り付けられている。なお、前記ランプハウジング3と前記取付ブラケット5との間に左右用の光軸調整機構(図示せず)を設け、前記傾動部材を前記ピボット機構7の球部8の中心を通る垂直線V(ほぼ垂直線も含む)回りに左右に光軸調整可能に構成しても良い。
前記レベリング装置6は、図1〜図3に示すように、ハウジング9、10と、駆動装置としてのモータ11および駆動力伝達機構(図示せず)と、シャフト12と、コネクタ部13と、基板としてのプリント配線基板14と、を備える。
前記ハウジング9、10は、たとえば係合爪(図示せず)により、前記ランプハウジング3にOリング形状のパッキン(図示せず)を介して気密にもしくは水密に取り付けられている。前記ハウジングは、図1〜図3に示すように、前側のハウジング9と、後側のハウジング10とに、垂直(ほぼ垂直も含む)に2分割されている。前記前側ハウジング9と前記後側ハウジング10とを着脱可能に一体にしまたは固定することにより前記ハウジングが構成される。
前記前側ハウジング9と前記後側ハウジング10との間には、シール部材16が介在されている。前記シール部材16は、環状形状をなし、前記前側ハウジング9と前記後側ハウジング10との間を、気密にもしくは水密に保持するものである。
前記前側ハウジング9の前面側(外面側)の上側のほぼ中央には、円筒部15が一体に設けられている。前記後側ハウジング10の後面側(外面側)の上側のほぼ中央には、小円筒部21が前記前側ハウジング10の前記円筒部15と同軸上に一体に設けられている。また、前記後側ハウジング10の後面側(外面側)の下側のほぼ中央には、車両側のコネクタ17挿入用の凹部18が設けられている。前記凹部18の底には、3個の挿通孔19が等間隔に一列(一直線)にそれぞれ設けられている。
前記モータ11は、出力軸(図示せず)を有する。前記モータ11は、前記前側ハウジング9の保持部(図示せず)に保持されていて、前記ハウジング9、10内に配置されている。
前記シャフト12は、アジャストスクリューであって、前記前側ハウジング9の前記円筒部15および前記後側ハウジング10の前記小円筒部21内に、前記駆動力伝達機構およびクラウンギア24を介して、前記ハウジング9、10および前記円筒部15に対して前後方向すなわち前記シャフト12の軸方向に進退可能にかつ回転可能に取り付けられている。前記シャフト12の一端部(前端部)には、スクリュー部25が設けられている。
前記シャフト12の前記スクリュー部25には、ナット部材(ナット、スクリューマウンティング)28が、前記シャフト12の軸方向(図1中の実線矢印方向であって、前後方向)にねじ送り可能にねじ装着されている。 前記ナット部材28は、前記取付ブラケット5に装着されている。これにより、前記シャフト12は、前記ナット部材28を介して前記傾動部材の前記取付ブラケット5に取り付けられている。また、前記のように、前記ハウジング9、10は、前記ランプハウジング3に取り付けられている。この結果、前記レベリング装置6は、前記固定部材としての前記ランプハウジング3と前記傾動部材としての前記取付ブラケット5との間に配置されていることとなる。
前記シャフト12が前記モータ11の駆動により前記ハウジング9、10および前記円筒部15に対して図1中の実線矢印方向(前記シャフト12の軸方向)に進退すると、前記ナット部材28が図1中の破線矢印方向に前記シャフト12の進退と一体に進退する。また、前記シャフト12が前記クラウンギア24の手動回転により前記ハウジング9、10および前記円筒部15に対して図1中の実線矢印方向に回転すると、前記ナット部材28が図1中の破線矢印方向にねじ送り作用で前記シャフト12に対して進退する。これにより、前記取付ブラケット5をはじめとする前記傾動部材が前記水平線H回りに図1中の二点鎖線矢印方向に上下に傾動して、前記ヘッドランプ1の光軸が調整される。
前記駆動力伝達機構は、たとえば、第1ギアと、第2ギアと、第3ギアのウォームと、ウォームホイールと、ロッドと、から構成されている。前記駆動力伝達機構は、前記ハウジング9、10内であって、前記モータ11と前記シャフト12との間に配置されていて、前記モータ11の駆動により前記シャフト12を前記ハウジング9、10および前記円筒部15に対して図1中の実線矢印方向(前記シャフト12の軸方向)に進退させる。
前記クラウンギア24の面取溝(図示せず)中には、前記シャフト12の面取部(図示せず)が挿入されている。この結果、前記シャフト12は、前記クラウンギア24に対して回転不可能かつ軸方向に移動可能(進退可能)である。これにより、前記シャフト12は、前記クラウンギア24の手動回転により前記ハウジング9、10および前記円筒部15に対して前記クラウンギア24と共に回転する。
前記シャフト12は、前記駆動力伝達機構および前記クラウンギア24を介して、前記ハウジング9、10および前記円筒部15に対して軸方向に進退可能にかつ回転可能に取り付けられている。この結果、前記シャフト12は、前記モータ11の駆動により前記ハウジング9、10および前記円筒部15に対して図1中の実線矢印方向(前記シャフト12の軸方向)に進退し、前記クラウンギア24の手動回転により前記ハウジング9、10および前記円筒部15に対して前記クラウンギア24と共に回転する。
前記プリント配線基板14は、前記ハウジング9、10内に配置されていて前記ハウジング9、10に取り付けられている。前記プリント配線基板14の他面上には、図示されていないが、コンデンサやハイブリットICなどの電子部品が実装されていると共に配線がプリントされている。前記ハウジング9、10に取り付けられている前記プリント配線基板14と前記駆動力伝達機構の第2ロッドとの間には、位置センサ(図示せず)が設けられている。前記位置センサは、スライド抵抗からなり、前記ヘッドランプ1の光軸の上下方向の傾動角度を計測把握することができる。前記位置センサと前記モータ11とをオートレベリングシステムの制御装置(図示せず)に接続することにより、車両の姿勢の変化に応じて前記ヘッドランプ1の上下方向の光軸を自動的に調整することができる。図5に示しように、前記プリント配線基板14の一縁(下縁)には、3個の挿入孔20が前記後側ハウジング10の前記挿入孔19と同様に等間隔に一列(一直線)にそれぞれ設けられている。
前記コネクタ部13は、前記プリント配線基板14と電気的に接続されていて、かつ、前記車両側のコネクタ17と電気的に接続されることにより、前記プリント配線基板14を介して前記モータ11に給電するものである。前記コネクタ部13は、図4に示すように、複数本この例では3本のおす型端子(電源側の給電端子)22と、1個の土台23と、から構成されている。
前記おす型端子22は、導電性部材からなり、細長い角柱形状をなし、一端側のコネクタ側接続部26と、他端側の半田側接続部27と、中間部の連結部29と、から構成されている。前記コネクタ側接続部26と前記半田側接続部27とは、連結部29に対して、90°(ほぼ90°も含む)に互い違いに折曲がっている。前記コネクタ側接続部26の先端には、角錐のテーパが設けられている。前記コネクタ側接続部26と前記半田側接続部27は、前記連結部29を介して距離A分オフセットされている。
前記土台23は、絶縁性部材からなり、直方体形状をなす。前記土台23には、3個の取付孔30と3個の溝部31がそれぞれ設けられている。前記3個の取付孔30は、前記土台22の短手方向に設けられている。また、前記3個の取付孔30は、前記プリント配線基板14の前記挿入孔20および前記後側ハウジング10の前記挿入孔19と同様に等間隔に一列(一直線)にそれぞれ設けられている。前記3個の溝部31は、前記3個の取付孔30に対して直交(ほぼ直交も含む)する方向でかつ前記土台22の短手方向に設けられている。また、前記3個の溝部31は、前記土台22の一側面から他側面の手前の途中までの間に設けられている。
前記3個のおす型端子22の前記コネクタ側接続部26は、前記土台23の前記3個の取付孔30中にそれぞれ挿入もしくは圧入されていて、前記3個のおす型端子22が記土台23にそれぞれ仮取付されている。これにより、前記コネクタ部13が構成される。
図5に示すように、前記コネクタ部13の前記3個の溝部31中には、接着剤32が充填されている。この状態で、前記コネクタ部13の前記3個のおす型端子22の前記半田側接続部27は、前記プリント配線基板14の前記3個の挿入孔20中に、前記プリント配線基板14の一面側から他面側に挿入突出されている。前記コネクタ部13の前記3個のおす型端子22の前記連結部29および前記土台23は、前記プリント配線基板14の一面上にセットされている。前記コネクタ部13の前記3個のおす型端子22と前記土台23とは、前記接着剤32により相互に固定されて一体化される。一体化された前記コネクタ部13の前記3個のおす型端子22および前記土台23は、前記接着剤32により前記プリント配線基板14に固定される。前記コネクタ部13の前記3個のおす型端子22の前記半田側接続部27と前記プリント配線基板14の他面上の配線とは、半田33により電気的に接続されている。これにより、前記コネクタ側接続部26と前記半田側接続部27が前記連結部29を介して距離A分オフセットされている状態で、前記コネクタ部13は、前記プリント配線基板14に電気的に接続される。
図3に示すように、前記プリント配線基板14が前記ハウジング9、10内に配置される際に、前記コネクタ部13の前記3個のおす型端子22の前記コネクタ側接続部26は、前記後側ハウジング10の前記3個の挿入孔19中にそれぞれ挿入されていて前記後側ハウジング10の前記凹部18中に突出して位置する。
前記車両側のコネクタ17は、図2、図3に示すように、絶縁性部材の1個のケース34と、導電性部材の3本のめす型端子35と、導電性部材の3個の加締め部36と、3本のハーネス37と、絶縁性部材の3個のグロメット38と、から構成されている。
前記ケース34は、1側面が開口し他の5側面が閉塞した中空形状をなす。前記3本のハーネス37は、たとえば、電力(電源側、+側)線と、GND(アース側、−側)線と、信号線と、からなる。前記3本のハーネス37は、前記3本のめす型端子35に前記3個の加締め部36によりそれぞれ加締め固定されていて電気的に接続されている。前記3本のめす型端子35および前記3個の加締め部36および前記2本のハーネス37の一部は、前記ケース34内に収納されている。前記3本のめす型端子35は、前記ケース34内において、前記コネクタ部13の前記3個のおす型端子22と同様に等間隔に一列(一直線)にそれぞれは位置されている。前記3本のハーネス37は、前記3個のグロメット38を介して前記ケース34内から外部に引き出されている。
前記車両側のコネクタ17の前記ケース34は、レベリング側のコネクタの前記後側ハウジング10の前記凹部18中に着脱可能に挿入されている。かつ、前記車両側のコネクタ17の前記3本のめす型端子35は、レベリング側のコネクタの前記コネクタ部13の前記3個のおす型端子22に着脱可能にかつ電気的に接続されている。これにより、前記モータ11は、前記プリント配線基板14を介して給電可能状態となる。
この実施例における車両用前照灯のレベリング装置6は、以上のごとき構成からなり、以下、その作用について説明する。
まず、ヘッドランプ1の上下方向の光軸の初期設定について説明する。工具によりクラウンギア24を手動により回転させる。すると、駆動力伝達機構の作用により、シャフト12は、ハウジング9、10および円筒部15に対して軸方向に進退(移動)することなく回転するだけである。
シャフト12がクラウンギア24の手動回転によりハウジング9、10および円筒部15に対して図1中の実線矢印方向に回転すると、シャフト12のスクリュー部25にねじ込まれているナット部材28がねじ送り作用によりシャフト12の軸方向に進退する。このナット部材28の進退により、取付ブラケット5をはじめとする傾動部材が水平線H回りに図1中の二点鎖線矢印方向に上下に傾動して、ヘッドランプ1の上下方向の光軸の初期設定が行われる。
ヘッドランプ1の上下方向の光軸の初期設定が完了して、ヘッドランプ1のランプユニットの光源を点灯する。すると、光源からの光は、所定の光軸に沿ってランプレンズ4を通して車両の前方に所定の配光パターンで照射される。
ここで、車両の姿勢が変化すると、オートレベリングシステムの制御装置が車両の姿勢の変化を検知してモータ11を駆動させる。モータ11が駆動すると、モータ11の駆動力すなわちモータ11の出力軸の回転力は、駆動力伝達機構を介してシャフト12に伝達される。すると、駆動力伝達機構の作用により、シャフト12は、ハウジング9、10および円筒部15に対して回転せずに進退するだけである。
このために、シャフト12は、モータ11の駆動によりハウジング9、10および円筒部15に対して図1中の実線矢印方向(シャフト12の軸方向)に進退すると、ナット部材28が図1中の破線矢印方向にシャフト12の進退と一体に進退する。これにより、取付ブラケット5をはじめとする傾動部材が水平線H回りに図1中の二点鎖線矢印方向に上下に傾動して、ヘッドランプ1の光軸が車両の姿勢の変化に対応して自動的に調整される。
この実施例における車両用前照灯のレベリング装置6は、以上のごとき構成および作用からなり、以下、その効果について説明する。
この実施例における車両用前照灯のレベリング装置6は、3本のおす型端子22と土台23とを一体化してこの土台23をプリント配線基板14に固定することにより、3本のおす型端子22が土台23を介してプリント配線基板14に固定されるものである。この結果、この実施例における車両用前照灯のレベリング装置6は、複数本の端子をプリント基板に直接固定する従来の車両用前照灯のレベリング装置と比較して、3本のおす型端子22を土台23を介してプリント配線基板14に強固に固定することができ、プリント配線基板14と3本のおす型端子22との固定強度が上がる。これにより、この実施例における車両用前照灯のレベリング装置6は、3本のおす型端子22に車両側のコネクタ17を着脱接続する際に、3本のおす型端子22に外力がかかっても、その外力が3本のおす型端子22と一体の土台23で受け止められてプリント配線基板14に伝達されるのを軽減することができもしくは防止することができる。このために、この実施例における車両用前照灯のレベリング装置6は、プリント配線基板14上の配線と3本のおす型端子22との間の半田33およびその半田33と接続するプリント配線基板14上の配線が破損損傷するのを防止することができる。
しかも、この実施例における車両用前照灯のレベリング装置6は、プリント配線基板14と3本のおす型端子22との固定強度が上がるので、外力により3本のおす型端子22がプリント配線基板14に対して変形するのを防止することができる。その上、この実施例における車両用前照灯のレベリング装置6は、3本のおす型端子22を土台23で一体化するので、3本のおす型端子22を土台23を介してプリント配線基板14に安定した状態で固定することができ、3本のおす型端子22のプリント配線基板14への固定(設置)を安定化することができる。さらに、この実施例における車両用前照灯のレベリング装置6は、3本のおす型端子22のプリント配線基板14への固定の安定化を図ることにより、土台23および3本のおす型端子22のプリント配線基板14への取付性が向上し、土台23および3本のおす型端子22のプリント配線基板14への実装の自動化を図ることができる。
また、この実施例における車両用前照灯のレベリング装置6は、3本のおす型端子22がコネクタ側接続部26と半田側接続部27と連結部29とのクランク形状をなすので、プリント配線基板14と3本のおす型端子22との固定強度がさらに上がる。特に、3本のおす型端子22から車両側のコネクタ17を抜く際に、3本のおす型端子22に抜き方向の外力がかかっても、その抜き方向の外力が3本のおす型端子22の連結部29と土台23とで受け止められてプリント配線基板14に伝達されるのを軽減することができもしくは防止することができ、車両側のコネクタ14の抜き方向の強度が向上される。
しかも、この実施例における車両用前照灯のレベリング装置6は、3本のおす型端子22の連結部29がプリント配線基板14の一面上に位置するので、3本のおす型端子22をプリント配線基板14に、そのプリント配線基板14に対して垂直方向および水平方向および回転方向の位置に高精度に決めされて、固定することができる。
その上、この実施例における車両用前照灯のレベリング装置6は、3本のおす型端子22のコネクタ側接続部26と半田側接続部27とが連結部29を介して距離A分オフセットされている。このために、この実施例における車両用前照灯のレベリング装置6は、ハウジングの構造上後側ハウジング10の挿通孔19の位置および3本のおす型端子22のコネクタ側接続部26の位置が決まっていても、3本のおす型端子22の半田側接続部27の位置をプリント配線基板14の端から任意の位置に設定することができるので、3本のおす型端子22の半田側接続部27とプリン後配線基板14の他面の配線との間の半田33を設ける範囲(広さ)を十分に確保することができる。たとえば、プリント配線基板14の端からおす型端子22の半田側接続部27までの距離が少なくとも1mm以上確保することができる。
なお、前記の実施例においては、車両用前照灯のレベリング装置としてヘッドランプ1について説明する。ところが、この発明においては、ヘッドランプ1以外の車両用前照灯のレベリング装置にも適用することができる。
また、前記の実施例においては、クラウンギア24を用いてシャフト12を手動により回転させて光軸調整できるようにしたものである。ところが、この発明においては、シャフト12を手動により回転させて光軸調整を行わなくても良い。
さらに、前記の実施例においては、固定部材としてランプハウジング3を使用し、傾動部材としてランプユニットおよび取付ブラケット5を使用するものである。ところが、この発明においては、固定部材として車体を使用し、傾動部材として車両用前照灯全体を使用しても良い。
さらにまた、前記の実施例においては、コネクタ部13のおす型端子22および車両側のコネクタ17のめす型端子35が3本で等間隔に一列(一直線)に配列されているものである。ところが、この発明においては、おす型端子およびめす型端子の本数や配列を特に限定しない。
さらにまた、前記の実施例においては、プリント配線基板14の他面に電子部品および配線を設けたものである。ところが、この発明においては、電子部品や配線を基板の一面または両面に設けても良い。
この発明にかかる車両用前照灯のレベリング装置の実施例を示すヘッドランプの縦断面図(垂直断面図)である。 同じく、レベリング装置と車両側のコネクタとの接続前の状態を示す一部縦断面図(垂直断面図)である。 同じく、レベリング装置と車両側のコネクタとの接続後の状態を示す一部縦断面図(垂直断面図)である。 同じく、コネクタ部を示す説明図である。 同じく、コネクタ部およびプリント配線基板を示す説明図である。
符号の説明
1 ヘッドランプ(レベリング装置を備える車両用前照灯)
2 灯室
3 ランプハウジング(固定部材)
4 ランプレンズ
5 取付ブラケット(傾動部材)
6 レベリング装置
7 ピボット機構
8 球部
9 前側ハウジング
10 後側ハウジング
11 モータ(駆動装置)
12 シャフト
13 コネクタ部
14 プリント配線基板(基板)
15 円筒部
16 シール部材
17 車両側のコネクタ
18 凹部
19 挿入孔
20 挿入孔
21 小円筒部
22 おす型端子
23 土台
24 クラウンギア
25 スクリュー部
26 コネクタ側接続部
27 半田側接続部
28 ナット部材
29 連結部
30 取付孔
31 溝部
32 接着剤
33 半田
34 ケース
35 めす型端子
36 加締め部
37 ハーネス
38 グロメット
H 水平線
V 垂直線
A オフセット量

Claims (2)

  1. 車両用前照灯の光軸を調整するレベリング装置において、
    ハウジングと、
    前記ハウジング内に配置されている駆動装置および基板と、
    前記ハウジングに対して進退可能に配置されていて、前記駆動装置の駆動により前記ハウジングに対して進退して前記車両用前照灯の光軸を調整するシャフトと、
    前記基板と電気的に接続されていて、かつ、車両側のコネクタと電気的に接続されることにより、前記基板を介して前記駆動装置に給電するコネクタ部と、
    を備え、
    前記コネクタ部は、複数本のおす型端子と、前記複数本のおす型端子を一体化して前記基板に固定する土台と、から構成されている、
    ことを特徴とする車両用前照灯のレベリング装置。
  2. 前記コネクタ部の前記土台は、前記基板の一面に固定されていて、
    前記コネクタ部の前記おす型端子は、前記基板の一面および前記土台から前記ハウジングの挿通孔を挿通して外部に突出していて、前記車両側のコネクタと電気的に着脱可能に接続するコネクタ側接続部と、前記基板の一面から前記基板の挿通孔を挿通して前記基板の他面側に突出していて、前記基板の他面上の配線と半田により電気的に接続されている半田側接続部と、前記コネクタ側接続部と前記半田側接続部をオフセットした状態で前記基板の一面上で連結する連結部と、から構成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用前照灯のレベリング装置。
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