JP2012089667A - 半導体光素子を作製する方法、及び半導体光素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】BCB樹脂による埋め込みで良好な信頼性の半導体光素子を提供する。
【解決手段】半導体光素子DVでは、半導体領域63は、リッジ構造63a及びトレンチ63b、63cを含み、トレンチ63b、63cはリッジ構造63a及び突出部63sによって規定される。保護層65はリッジ構造上面63pの位置に開口34cを有する。非感光性BCB樹脂体67は、リッジ構造上面63pに開口67cを有し、また突出部63s上に設けられると共にトレンチ63b、63cに満たされてリッジ構造63aを埋め込む。電極69は、リッジ構造63aに接触を成す。非感光性BCB樹脂体67の厚さD2は突出部63sの上において2.0μm未満である。素子端面EFは、支持基体裏面61bのエッジから非感光性BCB樹脂体67の上面67dのエッジまで延在する。素子端面EFは、破断面67cv、へき開面61cv、及びへき開面63cvを含む。
【選択図】図7

Description

本発明は、半導体光素子を作製する方法、及び半導体光素子に関する。
特許文献1には、光半導体素子及びその製造方法が記載されている。この方法では、ドライエッチング等を用いて半導体積層のp型コンタクト層及び上部クラッド層をリッジ形状に加工し、リッジ部を形成する。この後に、全面にCVD法により膜厚400nmのシリコン酸化膜を形成する。次いで、全面にBCB樹脂を塗布し、これを硬化させる。こうして、膜厚2μmの樹脂層を形成する。形成された樹脂層の表面がほぼ平坦である。次いで、樹脂層上にフォトレジスト膜を形成する。フォトレジスト膜は、リッジ部に沿っておりリッジ部よりも幅広の領域を露出し、他の領域を覆う。このフォトレジスト膜をマスクとして用いて樹脂層及びシリコン酸化膜を順次エッチングする。これにより、リッジ部上部のp型コンタクト層の上面が露出される。この後に、フォトレジスト膜を除去する。次いで、全面にプラズマCVD法により膜厚300nmのシリコン窒化膜を形成する。シリコン窒化膜上にフォトレジスト膜を形成する。このフォトレジスト膜は、p型電極の形成予定領域を露出し、他の領域を覆う。
特開2008−205025号
感光性BCB樹脂にフォトリソグラフィー技術を適用して、リッジ構造を感光性BCB樹脂で埋め込むことができる。感光性BCB樹脂はネガレジストと同様の特性を持つからである。
このように、感光性BCB樹脂によりリッジ構造の埋め込むことができる。また、リッジ構造上の感光性BCB樹脂に開口を形成可能である。
この構造では、へき開端面を形成する予定のへき開ラインが感光性BCB樹脂により覆われるので、へき開をするためのスクライブラインを形成できない。これ故に、後のへき開工程で適切なへき開がへき開ラインに沿って生じるように、感光性BCB樹脂及びフォトリソグラフィー技術を用いた樹脂開口プロセスを用いて、へき開ライン上では半導体領域を露出したい。一方で、リッジ構造の上面上に電極への通路のための開口を形成すると共にリッジ構造の側面上の絶縁膜を保護するように、感光性BCB樹脂の加工が必要であり、この加工の後でもリッジ構造の側面が樹脂体で覆われていなければならない。
へき開のための要求とリッジ構造側面の被覆のための要求とを満たすために、感光性BCB樹脂の露光工程では、へき開ライン上の大部分に樹脂体を残すことなく、またリッジ構造の側面に保護のための樹脂体を残すことになる。既に説明したように感光性BCB樹脂はネガレジストと同様の特性を持つので、このような形状の樹脂体を形成するためにへき開ライン上の樹脂の比較的小さいエリアに露光が行われる。このような小さいエリアへの露光は、発明者の知見によれば、露光量不足になりやすい。また、発明者の知見によれば、樹脂によりリッジ構造を適切に被覆されていないリッジ側面では、現像後に樹脂体に陥没が生じる。この陥没部分から電極金属の反応が進行する。この結果、素子の信頼性が低下することになる。
特許文献1は、端面の形成及びこの端面における樹脂埋込と素子の信頼性との関連について開示しない。
また、小さいエリアへの露光による上述の樹脂陥没を抑制するために、へき開ライン上に多くの樹脂を残してエピタキシャル基板の大部分を樹脂で埋め込んだ構造を適用するプロセスでは、発明者の知見によれば、エピタキシャル基板の広いエリアを露光する必要があるので、露光時に下地からの散乱光の影響が避けられず、結果としてリッジ構造上の開口の形成が均一に形成できない。
本発明は、このような事情を鑑みて為されたものであり、BCB樹脂による埋め込みを用いて良好な信頼性を提供できる半導体光素子を作製する方法を提供することを目的とし、またBCB樹脂による埋め込みを用いて良好な信頼性を有する半導体光素子を提供することを目的とする。
本発明は、半導体光素子を作製する方法に関する。この方法は、(a)リッジ構造を含み基板上に設けられた半導体領域上に絶縁膜を形成する工程と、(b)前記絶縁膜を形成した後に、前記リッジ構造を埋め込むと共に前記リッジ構造の上面に開口を有する非感光性BCB樹脂領域を形成する工程と、(c)前記非感光性BCB樹脂領域に加工して、前記半導体光素子のための素子領域の外側に位置するスクライブエリアを露出させる工程と、(d)前記スクライブエリアを露出させた後に前記非感光性BCB樹脂領域をマスクとして用いて前記絶縁膜をエッチングして、開口を有する保護層を形成する工程と、(d)前記保護層を形成した後に、前記リッジ構造及び前記非感光性BCB樹脂領域の上に電極を形成して基板生産物を作製する工程と、(e)前記電極を形成した後に、前記スクライブエリアにスクライブ線を形成する工程と、(f)前記スクライブ線に合わせて前記基板生産物に押圧を行って、半導体バーを形成する工程とを備える。前記半導体バーは、前記押圧により前記基板及び前記半導体領域に形成されたへき開面を含むと共に前記押圧により前記非感光性BCB樹脂領域に形成された破断面を含み、スクライブエリアを露出させる前記工程では、前記スクライブエリアに前記絶縁膜が露出されており、前記電極は、前記非感光性BCB樹脂領域の前記開口を介して前記リッジ構造の前記上面に接触を成す。
この作製方法によれば、リッジ構造の上面に位置する開口を非感光性BCB樹脂領域に形成することとは別個に、スクライブエリアを露出させる加工を非感光性BCB樹脂領域に施す。これ故に、リッジ構造上面に開口を形成する際に電極のために好適な加工を非感光性BCB樹脂に施すことができ、またスクライブ線の形成を可能にする開口を非感光性BCB樹脂に形成できる。リッジ構造上面を露出させる加工をスクライブエリアを露出させる加工と比較するとき、この両者の加工エリアに大きな違いがあり、両者の加工を単一の加工工程で行ことを避けることにより、個々に適切な開口を形成できる。
また、非感光性BCB樹脂領域が、リッジ構造を埋め込むと共にリッジ構造の上面に開口を有する。この作製方法では、感光性BCB樹脂を用いることなく、スクライブエリアの露出、スクライブ線の形成、及び押圧による半導体バーの形成を行うことができる。これらにより、基板及び半導体領域にへき開面が形成されると共に非感光性BCB樹脂領域に破断面が形成される。つまり、へき開可能な半導体領域と該半導体領域上のへき開性の無い非感光性BCB樹脂領域とを含む基板生産物において、スクライブ線によって規定されるへき開ラインに沿って延在するへき開面の形成と該へき開ラインに沿って延在する破断面の形成とが可能になる。
さらに、上記の形状を非感光性BCB樹脂に形成するために、非感光性BCB樹脂への露光を行うことがない。これ故に、この製造方法は、感光性BCB樹脂の特性に係る不具合に関係なく、非感光性BCB樹脂による埋込構造を形成できる。
本発明に係る半導体光素子を作製する方法では、前記非感光性BCB樹脂領域を形成する工程は、前記半導体領域の全面に非感光性BCB樹脂を塗布する工程と、前記塗布された非感光性BCB樹脂上に、前記リッジ構造の前記上面の上に開口を有する第1のマスクを形成する工程と、前記第1のマスクを用いて非感光性BCB樹脂をエッチングして、前記非感光性BCB樹脂領域を形成する工程と、前記第1のマスクを除去する工程とを含むことができる。
この作製方法によれば、半導体領域の全面に非感光性BCB樹脂を塗布するので、リッジ構造の上面及び側面が非感光性BCB樹脂で覆われる。リッジ構造の上面の上に開口を有する第1のマスクを用いて非感光性BCB樹脂をエッチングするので、リッジ構造を埋め込むと共にリッジ構造の上面に開口を有する非感光性BCB樹脂領域を形成できる。第1のマスクを除去するので、第1のマスクのパターンに関係なく、後の工程を行うことができる。
本発明に係る半導体光素子を作製する方法では、前記非感光性BCB樹脂領域を形成する前記工程では、前記非感光性BCB樹脂領域の厚さは前記リッジ構造の上において2.0μm未満であることが好ましい。この作製方法によれば、へき開面の形成及び破断面の形成の両立が良好な歩留まりで可能になる。
本発明に係る半導体光素子を作製する方法では、前記非感光性BCB樹脂領域の厚さは0.5μm以上であることが好ましい。この作製方法によれば、半導体光素子を実装する工程の際に、非感光性BCB樹脂体が保護膜として役立つ。
本発明に係る半導体光素子を作製する方法では、前記スクライブエリアは、前記リッジ構造の延在方向に交差する方向に延在しており、前記スクライブエリアの幅は5μm以上であることが好ましい。この作製方法によれば、開口幅が5μm程度であれば、スクライブ線の形成が可能になる。また、前記スクライブエリアの幅は20μm以下であることが好ましい。
本発明に係る半導体光素子を作製する方法では、前記スクライブエリアを露出させる工程は、前記スクライブエリアを規定する開口を有する第2のマスクを形成する工程と、前記第2のマスクを用いて前記非感光性BCB樹脂領域をエッチングする工程と、前記第2のマスクを除去する工程とを含むことができる。前記第2のマスクの開口は前記素子領域の外側に位置する。
この作製方法によれば、スクライブエリアを規定する開口を有すると共に素子領域内のリッジ構造を覆う第2のマスクを用いるので、非感光性BCB樹脂のエッチングが容易である。
本発明に係る半導体光素子を作製する方法では、前記エッチングは、フルオロカーボン及び酸素を含むエッチャントを用いて行われることが好ましい。この作製方法によれば、スクライブエリアの加工をドライエッチングにより行って、開口精度のよく微細なスクライブエリアを形成できる。
本発明に係る半導体光素子を作製する方法では、前記第2のマスクは、前記リッジ構造の延在方向に延在する第1及び第2の開口を有し、前記非感光性BCB樹脂領域は前記第2のマスクの前記第1及び第2の開口によってそれぞれ規定される第1及び第2のストライプ開口を有し、前記非感光性BCB樹脂領域の前記開口は前記第1及び第2のストライプ開口の間に設けられることができる。当該方法は、前記第1及び第2のストライプ開口の位置において前記半導体バーを個々の半導体光素子に分離する工程を更に備えることができる。
この作製方法によれば、スクライブエリアのための開口の形成と同時に、半導体バーを個々の半導体光素子に分離するチップ形成のための分離エリアを形成できる。
本発明に係る半導体光素子を作製する方法は、前記基板の上に複数のIII−V化合物半導体を積層したエピタキシャル基板をマスクを用いてエッチングして、前記リッジ構造を規定する第1及び第2のトレンチを形成する工程を更に備えることができる。前記保護層は前記リッジ構造の側面並びに前記第1及び第2のトレンチの表面を覆い、前記第1及び第2のトレンチには前記非感光性BCB樹脂領域で埋め込まれており、前記非感光性BCB樹脂領域は前記リッジ構造の前記側面の前記保護層を覆い、前記第1のトレンチは第1の突出部及び前記リッジ構造によって規定され、前記第2のトレンチは第2の突出部及び前記リッジ構造によって規定され、前記半導体領域は前記第1の突出部、前記第2の突出部及び前記リッジ構造を含み、前記非感光性BCB樹脂領域の厚さは前記第1の突出部及び前記第2の突出部の上において1.5μm以下であることができる。
この作製方法によれば、エッチングにより形成されたリッジ構造上の開口を含む非感光性BCB樹脂でトレンチを満たすことによってリッジ構造を保護できる。非感光性BCB樹脂の厚さは、トレンチ上においてはリッジ構造から突出部に向かう方向に徐々に大きくなるけれども、この厚さに比べて突出部における非感光性BCB樹脂の厚さは小さい。非感光性BCB樹脂領域の厚さは第1の突出部及び第2の突出部の上において1.5μm以下であるので、押圧の際に非感光性BCB樹脂領域に破断面の形成が容易になり、良好な歩留まりで半導体バーを作成が可能になる。
本発明に係る半導体光素子は、(a)支持基体と、(b)第1のトレンチを規定する第1の突出部及びリッジ構造並びに第2のトレンチを規定する第2の突出部及び前記リッジ構造を含み、前記支持基体の主面の上に設けられた半導体領域と、(c)前記リッジ構造の上面に開口を有し前記半導体領域の上に設けられた保護層と、(d)前記リッジ構造の前記上面に開口を有し、前記第1及び第2の突出部の上に設けられると共に前記第1及び第2のトレンチに満たされて前記リッジ構造を埋め込む非感光性BCB樹脂体と、(e)前記非感光性BCB樹脂体及び前記リッジ構造の前記上面に設けられ、前記保護層の前記開口を介して前記リッジ構造に接触を成す電極とを備える。前記非感光性BCB樹脂体の厚さは、前記第1及び第2の突出部の上において2.0μm未満であり、前記半導体光素子の端面は、前記支持基体の裏面のエッジから前記非感光性BCB樹脂体の上面のエッジまで延在し、前記半導体光素子の前記端面は、前記非感光性BCB樹脂体の破断面、前記支持基体のへき開面、及び前記半導体領域のへき開面を含む。
この半導体光素子によれば、リッジ構造を非感光性BCB樹脂体で埋め込むので、感光性BCB樹脂に係る不具合に関係なくリッジ構造の樹脂埋め込みが可能になる。また、第1及び第2の突出部上に非感光性BCB樹脂体が設けられると共に非感光性BCB樹脂体の厚さが第1及び第2の突出部の上において2.0μm未満であるので、半導体光素子の端面が非感光性BCB樹脂体の破断面並びに支持基体及び半導体領域のへき開面を含むことが可能になる。
本発明に係る半導体光素子では、前記非感光性BCB樹脂体は、前記半導体光素子の側面の上縁に沿って設けられた開口を有し、前記非感光性BCB樹脂体の前記破断面は、前記一対の開口における一方から他方の開口まで延在することができる。
この半導体光素子によれば、非感光性BCB樹脂体が半導体光素子の側面の上縁に沿って設けられた開口を有するので、半導体バーから半導体光素子を形成する際に素子側面に非感光性BCB樹脂体の破断面を形成することない。素子断面における破断面が一対の開口における一方から他方の開口まで延在するので、半導体光素子の端面において非感光性BCB樹脂体がリッジ構造をしっかりと埋め込むことができる。
以上説明したように、本発明によれば、BCB樹脂による埋め込みを用いて良好な信頼性を提供できる半導体光素子を作製する方法が提供される。また、本発明によれば、BCB樹脂による埋め込みを用いて良好な信頼性を有する半導体光素子が提供される。
図1は、本実施の形態に係る半導体光素子を作製する方法における主要な工程を模式的に示す図面である。 図2は、本実施の形態に係る半導体光素子を作製する方法における主要な工程を模式的に示す図面である。 図3は、本実施の形態に係る半導体光素子を作製する方法における主要な工程を模式的に示す図面である。 図4は、本実施の形態に係る半導体光素子を作製する方法における主要な工程を模式的に示す図面である。 図5は、本実施の形態に係る半導体光素子を作製する方法における主要な工程を模式的に示す図面である。 図6は、本実施の形態に係る半導体光素子を作製する方法における主要な工程を模式的に示す図面である。 図7は、本実施の形態に係る半導体光素子のための半導体バー、及び半導体光素子を模式的に示す図面である。
引き続いて、添付図面を参照しながら、半導体光素子を作製する方法、及び半導体光素子に係る本発明の実施形態を説明する。可能な場合には、同一の部分には同一の符号を付する。
図1〜図6は、本実施の形態に係る半導体光素子を作製する方法における主要な工程を示す図面である。以下の工程では、半導体光素子の一例として半導体レーザを作製する。図1の(a)部に示されるように、エピタキシャル基板Eを準備する。本実施例では、エピタキシャル基板Eを作製する。まず、基板11を準備する。基板11は例えば半導体基板であることができ、半導体基板は例えばGaAs又はInPからなる。基板11を成長炉10aに配置した後に、基板11上に半導体積層13を形成する。半導体積層13は、n型III−V化合物半導体領域15、活性領域17及びp型III−V化合物半導体領域19を含む。活性領域17は例えば活性層21及び/又は回折格子領域23を含むことができる。活性層21は障壁層21a及び井戸層21bを含み、障壁層21a及び井戸層21bは交互に配列される。活性層21の屈折率は、n型III−V化合物半導体領域15及びp型III−V化合物半導体領域19の屈折率より大きい。活性層21は、光閉じ込め層25aと光閉じ込め層25bとの間に設けられる。回折格子領域23は、光閉じ込め層25b及び回折格子層25cを含む。p型III−V化合物半導体領域19はp型クラッド層27及びp型コンタクト層29を含む。
実施例では、半導体積層13が以下のように形成される。最初に、n型InP基板を準備する。有機金属気相成長法で、n型InP基板上に、以下のように半導体エピタキシャル領域を成長する。n型InPクラッド層、n型AlGaInAs光閉じ込め層(バンドギャップ波長1.10μm)、ノンドープAlGaInAs多層量子井戸構造(井戸層:厚さ6nm;バンドギャップ波長1.3μm、障壁層:厚さ9nm;バンドギャップ波長1.10μm)、ノンドープのAlGaInAs光閉じ込め層(バンドギャップ波長1.10μm)、p型AlInAsキャリヤストップ層、p型GaInAsP回折格子層(バンドギャップ波長1.2μm)をn型InP基板上に成長する。通信波長帯の光を発生する分布帰還型半導体レーザを作製する工程では、その後、電子ビーム露光及びドライエッチングにより回折格子構造をp型GaInAsP回折格子層に形成する。回折格子構造を形成した後に、p型InPクラッド層及びp型GaInAsコンタクト層を再成長する。通信波長帯の光を発生するファブリペローレーザを作製する工程では、回折格子形成は行わず、AlInAsキャリヤストップ層の成長後に、引き続き、p型InPクラッド層及びp型GaInAsコンタクト層を成長する。活性層の材料は、InP基板を用いる半導体光素子では、GaInAsP等を用いることができ、GaAs基板を用いる半導体光素子では、GaInNAs等を用いることができ、またInAs量子ドット等を用いることができる。活性層の材料として、通信波長帯をターゲットとした他の半導体材料を用いても良い。
次いで、図1の(b)部に示されるように、リッジ構造14a、14dを画定するトレンチ14b、14c、14e、14fを形成する。これらのトレンチ溝の形成のために、複数のIII−V化合物半導体膜を積層したエピタキシャル基板E上に、リッジ構造の延在方向に延びる開口を有するマスク31(破線で示されるトレンチマスク)を形成する。また、マスク31は、例えばストライプ開口31aを有する。マスク31は例えばシリコン窒化物(SiN)といったシリコン系無機化合物からなることができる。実施例では、厚さ300nmのSiN膜をCVD法で堆積した後に、リッジ構造を形成するためのパターンを有するレジストマスクをフォトリソグラフィーにより形成する。レジストマスクをエッチングマスクとして用いて、CFの反応性イオンエッチングで絶縁膜にパターン転写を行う。その後、O2アッシングを行ってレジストマスクを除去する。
次いで、マスク31を用いてエピタキシャル基板Eをエッチングして、リッジ構造14a、14dを規定するトレンチ14b、14c、14e、14fを形成する。エッチングの後に、マスク31を除去すると、基板生産物SP1が得られる。リッジ構造14aはトレンチ14bとトレンチ14cとに挟まれており、リッジ構造14dはトレンチ14eとトレンチ14fとに挟まれている。基板生産物SP1は、トレンチ14bと別のトレンチ14eとの間に設けられた凸領域14gを含む。基板生産物SP1の一端には凸領域14hが設けられ、基板生産物SP1の他端には凸領域14iが設けられる。リッジ構造14a、14dの延在方法に交差する方向に、凸領域14h、トレンチ14c、リッジ構造14a、トレンチ14b、凸領域14g、トレンチ14e、リッジ構造14d、トレンチ14f、及び凸領域14iが順に配列されている。
一実施例では、InP系化合物半導体のエッチングには、例えばCH/Hの反応性イオンエッチング法が適用され、GaAs系化合物半導体ならば、例えばCl系の反応性イオンエッチング法が適用される。エッチングの後に、ドライエッチングに起因した損傷層を除去するために、ウェットクリーニングを実施する。絶縁膜(SiN)マスクをバッファードフッ酸で除去する。
図2の(a)部に示されるように、基板11上に設けられた半導体領域14上に絶縁膜33を成長炉10bで形成する。絶縁膜33は、例えばシリコン酸化物といったシリコン系無機絶縁体からなることができる。一実施例では、絶縁膜33として、厚さ350nmのSiOをCVD法で成膜する。半導体領域14は、第1領域14j、14kと第2領域14mとを含む。第1領域14jは、リッジ構造14a、トレンチ14b、及びトレンチ14cを含み、第1領域14kは、リッジ構造14d、トレンチ14e及びトレンチ14fを含む。トレンチの幅は、例えば12μm〜23μmであることができる。リッジの幅は、例えば1.0μm〜1.5μmであることができる。
絶縁膜33を形成した後に、リッジ構造14a、14dを埋め込むと共にリッジ構造14a、14dの上面14p、14qに開口を有する非感光性BCB樹脂領域を形成する。以下に、この形成を説明する。
図2の(b)部に示されるように、半導体領域14の全面に非感光性ベンゾシクロブテン(BCB)樹脂を塗布すると共に、塗布された非感光性BCB樹脂をキュアして、非感光性BCB樹脂領域35を形成する。キュア条件は例えば以下のものである。キュアにおいて、N雰囲気を用いることができ、摂氏295度において6分間でキュアを行う。非感光性BCB樹脂領域35の厚さは、後ほどのエッチングによる膜減りを考慮に入れて、リッジ構造14a、14d上において2.0μm未満であることが好ましい。非感光性BCB樹脂領域35は、トレンチ14b、トレンチ14c、トレンチ14e及びトレンチ14fの表面を覆う。
図3の(a)部に示されるように、塗布された非感光性BCB樹脂領域35上に、開口37a、37bを有するマスク37を形成する。マスク37の開口37a、37bは、リッジ構造14a、14dの上面14p、14q上に位置する。マスク37は例えばレジストからなることができる。開口37a、37bは、リッジの延在方向に延びるストライプ形状を有し、ストライプ形状の幅W2は、リッジ構造14a、14dの上面14p、14qの幅W1より大きい。
図3の(b)部に示されるように、マスク37を用いて非感光性BCB樹脂領域35をエッチングして、非感光性BCB樹脂領域39を形成する。この工程において、基板生産物SP2が形成される。エッチングは例えばドライエッチングを用いて行われることができる。エッチングにより、リッジ上部の樹脂を除去して開口39aを形成する。開口39aにより、リッジ構造14a、14dの上面14p、14qに位置する絶縁膜上部33aが露出される。半導体素子領域において、リッジ構造に沿って形成されるトレンチの幅は一定であることが好ましい。エッチング終了の後に、マスク37を除去する。一実施例では、レジストマスクを用いて、CF/Oの反応性イオンエッチングによりリッジ上部の非感光性BCB樹脂を除去する。
この作製方法によれば、半導体領域14の全面に非感光性BCB樹脂を塗布するので、リッジ構造14a、14dの上面14p、14q及び側面14rが非感光性BCB樹脂で覆われる。リッジ構造14a、14dの上面14p、14q上に開口を有するマスク37を用いて非感光性BCB樹脂をエッチングするので、リッジ構造14a、14dを埋め込むと共にリッジ構造14a、14dの上面14p、14qに開口を有する非感光性BCB樹脂領域39を形成できる。マスク37を除去するので、マスク37のパターンに関係なく、後の工程を行うことができる。
次いで、非感光性BCB樹脂領域39に加工して、半導体光素子のための素子領域の外側に位置するスクライブエリアを露出させる。スクライブエリアを露出させる工程を説明する。
図4の(a)部に示されるように、スクライブエリアを規定するマスク41を形成する。マスク41は、素子領域外側40bに位置するスクライブエリアを規定する開口41aを有しており、また素子領域40aの非感光性BCB樹脂領域39を覆う。マスク41は、例えばレジストからなることができる。開口41aは、リッジ構造14a、14dの延在方向に交差する方向に延びる。
図4の(b)部に示されるように、マスク41を用いて非感光性BCB樹脂領域39をエッチングして、スクライブエリアに絶縁膜33が露出される。非感光性BCB樹脂のエッチングは、例えばフルオロカーボン及び酸素を含むエッチャントを用いて行われることが好ましい。スクライブエリアの加工をドライエッチングにより行って、開口精度のよく微細な形状のスクライブエリアを形成できる。エッチングの後に、マスク41を除去する。スクライブエリアを規定する開口を有すると共に素子領域を覆うマスク41を用いるので、非感光性BCB樹脂のエッチングが容易である。非感光性BCB樹脂領域43はスクライブエリアのための開口43aを有し、この開口43aは、リッジ構造14a、14dの延在方向に交差する方向に延びる。開口43aには、絶縁膜33が露出される。
また、必要な場合には、マスク41は、図4の(a)部に示されるように、リッジ構造41a、41dの延在方向に延在する開口41bを有することができる。このとき、非感光性BCB樹脂領域43は、図4の(b)部に示されるように、マスク41の開口41bによって規定されるストライプ開口43bを有することができる。開口39a(非感光性BCB樹脂領域43の開口43cとしても参照する)はストライプ開口43bの間に設けられる。後の工程において半導体バーをストライプ開口43bの位置において個々に分離して半導体光素子が形成される。この作製方法によれば、スクライブエリアのための開口の形成と同時に、半導体バーを個々の半導体光素子に分離するチップ形成のための分離エリアを形成できる。
図5の(a)部に示されるように、スクライブエリアを露出させた後に非感光性BCB樹脂領域43をマスクとして用いて絶縁膜33をエッチングして、保護層45を形成する。保護層45は、開口45a、45b、45cを有する。開口45a、45b、45cの形成は、2回のフォトリソグラフィ工程を用いて個々に形成された非感光性BCB樹脂領域の開口に対して自己整合的に形成される。開口45aはスクライブエリアに設けられ、開口45aには半導体領域14の上面が露出される。これ故に、スクライブエリアにスクライブ溝の形成が可能である。開口45bは分離エリアのために設けられ、半導体バーを形成した後に半導体バーから半導体光素子を作製するための分離のために役立つ。開口45cは、非感光性BCB樹脂領域43の開口43c(非感光性BCB樹脂領域39の開口39a)として作製されたものであり、電極が半導体領域14への接触のための経路を提供する。
保護層45はリッジ構造14a、14dの側面14rを覆う。非感光性BCB樹脂領域43でトレンチ14b、14c、14e、14fが埋め込まれており、非感光性BCB樹脂領域43はリッジ構造14a、14dの側面14r上の保護層45を覆う。トレンチ14b、14c、14e、14fは突出部14s及びリッジ構造14a、14dによって規定される。
図5の(b)部に示されるように、保護層45を形成した後に、リッジ構造14a、14d及び非感光性BCB樹脂領域43上に電極47を形成する。基板11の裏面に別の電極49を形成する。電極47の形成には例えばリフトオフ法を用いることができる。電極47は、非感光性BCB樹脂領域43の開口43cを介して前記リッジ構造の前記上面に接触を成す。これらの工程により、基板生産物SP3が作製される。
電極47、49を形成した後に、図6の(a)部に示されるように、スクライブエリアにスクライブ線51a、51bを形成する。本実施例では、スクライブ線51a、51bはエピ面に形成される。スクライブ線51aとスクライブ線51bを繋ぐへき開ライン上には、半導体領域14上に非感光性BCB樹脂領域43が残されており、リッジ構造14a、14dを保護している。スクライブエリアは、リッジ構造14a、14bの延在方向に交差する方向に延在している。また、スクライブ線51a、51bもリッジ構造14a、14bの延在方向に交差する方向に延在する。スクライブ線51a、51bの形成は例えばレーザスクライバやダイヤモンドペンを用いて行われる。これらの工程により、基板生産物SP4を作製する。
スクライブエリアの幅WSは5μm以上であることが好ましい。この作製方法によれば、開口幅が5μm程度であれば、スクライブ線の形成が可能になる。また、スクライブエリアの幅WSは20μm以下であることが好ましい。
図6の(b)部に示されるように、スクライブ線51a、51bの位置に合わせて基板生産物SP4に押圧を行って、半導体バーを形成する。押圧は例えばブレードといった半導体バー作製装置53を用いて行われる。本実施例では、ブレードは基板生産物SP4の基板面に押し当てられる。
非感光性BCB樹脂領域43の厚さは0.5μm以上であることが好ましい。この厚みによれば、半導体光素子の実装の際に、非感光性BCB樹脂体が保護膜として役立つ。また、非感光性BCB樹脂領域43の厚さは突出部14s上において1.5μm以下であることが好ましく、好適な歩留まりが提供される。
この作製方法によれば、トレンチを非感光性BCB樹脂で満たすことによってリッジ構造14a、14dを保護できる。非感光性BCB樹脂厚はトレンチではリッジ構造14a、14dから突出部14sに向かう方向に徐々に大きくなるけれども、この厚さに比べて突出部14s上の非感光性BCB樹脂厚は小さい。非感光性BCB樹脂領域43の厚さは突出部14s上において1.5μm以下であるので、押圧の際に非感光性BCB樹脂領域43に破断面の形成が容易になり、良好な歩留まりで半導体バーを作成が可能になる。半導体光素子として半導体レーザを作製するときは、半導体バーはレーザバーと呼ばれる。
図7の(a)部を参照すると、半導体バーSP5が示されている。半導体バーSP5は、押圧により基板11及び半導体領域14にそれぞれ形成されたへき開面8cv、12cvを含むと共に押圧により非感光性BCB樹脂領域43に形成された破断面44cvを含む。
この作製方法によれば、リッジ構造14a、14dの上面14p、14qに開口39aを有する非感光性BCB樹脂領域39を形成することとは別個に、スクライブエリアを露出させる加工を非感光性BCB樹脂領域39に施す。これ故に、リッジ構造上面の開口43cに電極47のために好適なテーパーを付けるように加工を非感光性BCB樹脂にでき、またスクライブ線の形成を可能にする開口43aを非感光性BCB樹脂に形成できる。リッジ上面14p、14qを露出させる加工をスクライブエリアを露出させる加工と比較するとき、この両者の加工エリアに大きな違いがあり、両者の加工を単一の加工工程で行ことを避けることにより、個々に適切な開口を形成でき、信頼性の向上につながる。
また、非感光性BCB樹脂領域43が、リッジ構造14a、14dを埋め込むと共にリッジ構造上面14p、14qに開口43cを有する。この作製方法では、感光性BCB樹脂を用いることなく、スクライブエリアの露出、スクライブ線の形成、及び押圧による半導体バーの形成を行うことができる。これ故に、基板11及び半導体領域14にへき開面8cv、12cvが形成されると共に非感光性BCB樹脂領域43に破断面44cvが形成される。つまり、へき開可能な半導体領域14と該半導体領域14上のへき開性のない非感光性BCB樹脂領域43とを含む基板生産物において、スクライブ線51a、51bによって規定されるへき開ラインに沿って延在するへき開面の形成と該へき開ラインに沿って延在する破断面の形成とが可能になる。
さらに、上記の形状を非感光性BCB樹脂に形成するために、非感光性BCB樹脂への露光を行うことがない。これ故に、この製造方法は、埋込樹脂の露光特性に係る不具合に関係ない。
半導体バーSP5は、支持体8と、半導体領域12と、保護層34と、非感光性BCB樹脂体44と、電極48と、別の電極50とを含む。半導体領域12は、トレンチ12b、12c、12e、12fを規定する突出部12s及びリッジ構造12a、12dを含み、支持体8の主面8a上に設けられる。保護層34は、リッジ構造上面12p、12qの位置に開口34cを有し、また半導体領域12上に設けられる。非感光性BCB樹脂体44は、リッジ構造上面12p、12qに開口44cを有し、また突出部12sの上に設けられると共にトレンチ12b、12c、12e、12fに満たされてリッジ構造12a、12dを埋め込む。電極47は、非感光性BCB樹脂体44及びリッジ構造上面12p、12qに設けられ、保護層34の開口34cを介してリッジ構造12a、12dに接触を成す。非感光性BCB樹脂体44の厚さD1は、突出部12sの上において2.0μm未満である。半導体バーSP5の端面ENDは、支持体8の裏面8bのエッジから非感光性BCB樹脂体44の上面44dのエッジまで延在する。端面ENDは、非感光性BCB樹脂体44の破断面44cv、支持体8のへき開面8cv、及び半導体領域12のへき開面12cvを含む。半導体バーSP5の端面ENDには、スクライブ線の跡51c、51dが残される。
必要な場合には、非感光性BCB樹脂体44の破断面44cv、支持体8のへき開面8cv、及び半導体領域12のへき開面12cvの上に設けられた誘電体多層膜を形成することができる。
ストライプ開口45bの位置において半導体バーSP5を個々に分離して、図7の(b)部に示されるように、半導体光素子DVを形成する。
半導体光素子DVは、支持基体61と、半導体領域63と、保護層65と、非感光性BCB樹脂体67と、電極69と、別の電極71とを含む。半導体領域63は、支持基体61の主面61a上に設けられる。半導体領域63は、リッジ構造63a及びトレンチ63b、63cを含み、トレンチ63b、63cはリッジ構造63a及び突出部63sによって規定される。保護層65は、リッジ構造上面63pの位置に開口34cを有し、また半導体領域63上に設けられる。非感光性BCB樹脂体67は、リッジ構造上面63pに開口67cを有し、また突出部63s上に設けられると共にトレンチ63b、63cに満たされてリッジ構造63aを埋め込む。電極69は、非感光性BCB樹脂体67及びリッジ構造上面63pに設けられ、また保護層65の開口65cを介してリッジ構造63aに接触を成す。非感光性BCB樹脂体67の厚さD2は、突出部63sの上において2.0μm未満である。半導体光素子DVの端面EFは、支持基体61の裏面61bのエッジから非感光性BCB樹脂体67の上面67dのエッジまで延在する。端面EFは、非感光性BCB樹脂体67の破断面67cv、支持基体61のへき開面61cv、及び半導体領域63のへき開面63cvを含む。
この半導体光素子DVによれば、リッジ構造63aを非感光性BCB樹脂体67で埋め込むので、感光性BCB樹脂に係る不具合に関係なくリッジ構造63aの樹脂埋め込みが可能になる。また突出部63s上に非感光性BCB樹脂体67が設けられると共に非感光性BCB樹脂体67の厚さD2が第1及び第2の突出部の上において2.0μm未満であるので、端面EFが破断面67cv並びにへき開面61cv、63cvを含むことが可能になる。
半導体光素子DVでは、非感光性BCB樹脂体67は、半導体光素子DVの側面SDの上縁に沿って設けられた開口67e、67fを有する。開口67e、67fは、半導体領域63の上面が露出される。破断面67cvは、一対の開口67e、67fにおける一方から他方まで延在する。この半導体光素子DVによれば、非感光性BCB樹脂体67が側面SDの上縁に沿って設けられた開口67e、67fを有するので、半導体バーSP5から半導体光素子DVを形成する際に良好な歩留まりを提供できる。破断面67cvが一対の開口67e、67fにおける一方から他方の開口まで延在するので、端面EFにおいて非感光性BCB樹脂体67がリッジ構造63aを埋め込んでしっかりと保護できる。また、半導体光素子DVがその側面SDの上縁に沿って設けられた開口67e、67fを持たないとき、破断面67cvは一対の側面SDにおける一方から他方の側面まで延在する。この形態においても、非感光性BCB樹脂体67がリッジ構造63aを埋め込んでしっかりと保護できる。
製造方法では、図5の(a)部に示されるように、非感光性BCB樹脂領域43をマスクとして用いて絶縁膜33をセルフアラインプロセスによってエッチングする際に、非感光性BCB樹脂領域43が、リッジ構造に沿ったストライプ形状の開口43cを有し、スクライブラインに沿って延在する開口を持たない。スクライブライン上に非感光性BCB樹脂領域43を残すことによって、絶縁膜33のエッチングを避けることができる。つまり、本実施例では、素子領域では、スクライブラインに沿って絶縁膜33が残されている。したがって、リッジ構造の近傍においてスクライブラインに沿って半導体領域が露出されていないので、半導体領域の露出に起因する信頼性に係る影響を避けることができる。発明者の知見によれば、スクライブ線を形成すると共に該スクライブ線からへき開を引き起こすことによって半導体バーを形成することを可能にするために、半導体領域の上面に直接にスクライブ線を形成する。このために、スクライブエリアの非感光性BCB樹脂を除去すると共に、リッジ構造の近傍においては非感光性BCB樹脂領域を残す。これによって、リッジ構造に沿って非感光性BCB樹脂領域を設けることができ、半導体バーの端面においてもリッジ構造は非感光性BCB樹脂領域で埋め込まれている。
スクライブライン上においては、素子領域の外側にあるスクライブエリア上の非感光性BCB樹脂領域に開口を設ける。この開口の幅は5μm以上である。また、リッジ構造上における開口形成におけるプロセス制御(例えば精密なエッチング時間調整)が必要である。さらに、リッジ構造上に形成される非感光性BCB樹脂開口の面積はスクライブエリアのための非感光性BCB樹脂開口の面積と著しく異なるので、結果として、樹脂の加工におけるエッチングレートに大きな差異が生じる。これらの課題を解決するために、スクライブエリア上の非感光性BCB樹脂領域に開口を形成するプロセスは、リッジ構造上の非感光性BCB樹脂領域に開口を形成するプロセスと別個に行われる。良好のへき開歩留まりを確保するために、キュア後の非感光性BCB樹脂領域の厚さは、トレンチ及びリッジ構造の外側の半導体領域において、2.0μm未満であることが好ましく、1.5μm以下の厚さが更に好ましい。また、上記の厚さは0.5μm以上であることが好ましい。これによって、半導体光素子の実装時においてリッジの破損を抑制する保護膜として非感光性BCB樹脂領域が機能する。
なお、本発明は、本実施の形態に開示された特定の構成に限定されるものではない。
以上説明したように、本実施の形態によれば、BCB樹脂による埋め込みを用いて良好な信頼性を提供できる半導体光素子を作製する方法が提供され、また、BCB樹脂による埋め込みを用いて良好な信頼性を有する半導体光素子が提供される。
E…エピタキシャル基板、11…基板、13…半導体積層、14…半導体領域、14a、14d…リッジ構造、14b、14c、14e、14f…トレンチ、14p、14q…リッジ上面、15…n型III−V化合物半導体領域、17…活性領域、19…p型III−V化合物半導体領域、21a…障壁層、21b…井戸層、25a…光閉じ込め層、25b…光閉じ込め層、23…回折格子領域、25c…回折格子層、27…p型クラッド層、29…p型コンタクト層、31…マスク、33…絶縁膜、35…非感光性BCB樹脂領域、37…マスク、39…非感光性BCB樹脂領域、41…マスク、40a…素子領域、40b…素子領域外側、43…非感光性BCB樹脂領域、45…保護層、47、49…電極、END…半導体バー端面、51a、51b…スクライブ線、8cv、12cv…へき開面、44cv…破断面、DV…半導体光素子、61…支持基体、63…半導体領域、65…保護層、67…非感光性BCB樹脂体、69、71…電極、EF…半導体光素子端面、61cv、63cv…へき開面、67cv…破断面。

Claims (10)

  1. 半導体光素子を作製する方法であって、
    リッジ構造を含み基板上に設けられた半導体領域の上に絶縁膜を形成する工程と、
    前記絶縁膜を形成した後に、前記リッジ構造を埋め込むと共に前記リッジ構造の上面に開口を有する非感光性BCB樹脂領域を形成する工程と、
    前記非感光性BCB樹脂領域に加工して、前記半導体光素子のための素子領域の外側に位置するスクライブエリアを露出させる工程と、
    前記スクライブエリアを露出させた後に前記非感光性BCB樹脂領域をマスクとして用いて前記絶縁膜をエッチングして、開口を有する保護層を形成する工程と、
    前記保護層を形成した後に、前記リッジ構造及び前記非感光性BCB樹脂領域の上に電極を形成して基板生産物を作製する工程と、
    前記電極を形成した後に、前記スクライブエリアにスクライブ線を形成する工程と、
    前記スクライブ線に合わせて前記基板生産物に押圧を行って、半導体バーを形成する工程と、
    を備え、
    前記半導体バーは、前記押圧により前記基板及び前記半導体領域に形成されたへき開面を含むと共に前記押圧により前記非感光性BCB樹脂領域に形成された破断面を含み、
    スクライブエリアを露出させる前記工程では、前記スクライブエリアに前記絶縁膜が露出されており、
    前記電極は、前記非感光性BCB樹脂領域の前記開口を介して前記リッジ構造の前記上面に接触を成す、半導体光素子を作製する方法。
  2. 前記非感光性BCB樹脂領域を形成する前記工程は、
    前記半導体領域の全面に非感光性BCB樹脂を塗布する工程と、
    前記塗布された非感光性BCB樹脂の上に、前記リッジ構造の前記上面の上に開口を有する第1のマスクを形成する工程と、
    前記第1のマスクを用いて前記非感光性BCB樹脂をエッチングして、前記非感光性BCB樹脂領域を形成する工程と、
    前記第1のマスクを除去する工程と、
    を含む、請求項1に記載された半導体光素子を作製する方法。
  3. 前記非感光性BCB樹脂領域を形成する前記工程では、前記非感光性BCB樹脂領域の厚さは前記リッジ構造の上において2.0μm未満である、請求項1又は請求項2に記載された半導体光素子を作製する方法。
  4. 前記スクライブエリアは、前記リッジ構造の延在方向に交差する方向に延在しており、
    前記スクライブエリアの幅は5μm以上である、請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載された半導体光素子を作製する方法。
  5. 前記スクライブエリアを露出させる前記工程は、
    前記スクライブエリアを規定する開口を有する第2のマスクを形成する工程と、
    前記第2のマスクを用いて前記非感光性BCB樹脂領域をエッチングする工程と、
    前記第2のマスクを除去する工程と、
    を含み、
    前記第2のマスクの前記開口は前記素子領域の外側に位置する、請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載された半導体光素子を作製する方法。
  6. 前記エッチングは、フルオロカーボン及び酸素を含むエッチャントを用いて行われる、請求項5に記載された半導体光素子を作製する方法。
  7. 前記第2のマスクは、前記リッジ構造の延在方向に延在する第1及び第2の開口を有し、
    前記非感光性BCB樹脂領域は前記第2のマスクの前記第1及び第2の開口によって規定される第1及び第2のストライプ開口を有し、
    前記非感光性BCB樹脂領域の前記開口は前記第1及び第2のストライプ開口の間に設けられ、
    当該方法は、前記第1及び第2のストライプ開口の位置において前記半導体バーを個々の半導体光素子に分離する工程を更に備える、請求項5又は請求項6に記載された半導体光素子を作製する方法。
  8. 前記基板の上に複数のIII−V化合物半導体を積層したエピタキシャル基板をトレンチマスクを用いてエッチングして、前記リッジ構造を規定する第1及び第2のトレンチを形成する工程を更に備え、
    前記保護層は前記リッジ構造の側面並びに前記第1及び第2のトレンチの表面を覆い、
    前記第1及び第2のトレンチには前記非感光性BCB樹脂領域で埋め込まれており、
    前記非感光性BCB樹脂領域は前記リッジ構造の前記側面の前記保護層を覆い、
    前記第1のトレンチは第1の突出部及び前記リッジ構造によって規定され、前記第2のトレンチは第2の突出部及び前記リッジ構造によって規定され、
    前記半導体領域は前記第1の突出部、前記第2の突出部及び前記リッジ構造を含み、
    前記非感光性BCB樹脂領域の厚さは前記第1の突出部及び前記第2の突出部の上において1.5μm以下である、請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載された半導体光素子を作製する方法。
  9. 半導体光素子であって、
    支持基体と、
    第1のトレンチを規定する第1の突出部及びリッジ構造並びに第2のトレンチを規定する第2の突出部及び前記リッジ構造を含み、前記支持基体の主面の上に設けられた半導体領域と、
    前記リッジ構造の上面に開口を有し前記半導体領域の上に設けられた保護層と、
    前記リッジ構造の前記上面に開口を有し、前記第1及び第2の突出部の上に設けられると共に前記第1及び第2のトレンチに満たされて前記リッジ構造を埋め込む非感光性BCB樹脂体と、
    前記非感光性BCB樹脂体及び前記リッジ構造の前記上面に設けられ、前記保護層の前記開口を介して前記リッジ構造に接触を成す電極と、
    を備え、
    前記非感光性BCB樹脂体は、前記第1及び第2の突出部の上において2.0μm未満であり、
    前記半導体光素子の端面は、前記支持基体の裏面のエッジから前記非感光性BCB樹脂体の上面のエッジまで延在し、
    前記半導体光素子の前記端面は、前記非感光性BCB樹脂体の破断面、前記支持基体のへき開面、及び前記半導体領域のへき開面を含む、半導体光素子。
  10. 前記非感光性BCB樹脂体は、前記半導体光素子の一対の側面の上縁に沿って設けられた一対に開口を有し、
    前記非感光性BCB樹脂体の前記破断面は、前記一対の開口における一方から他方の開口まで延在する、請求項9に記載された半導体光素子。
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