JP5211728B2 - 半導体光素子を作製する方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体光素子を作製する方法に関する。
特許文献1には、位置検出マーク作成方法が記載されている。この方法では、半導体基板の表面の一部をエッチングしてパターンを形成する。このパターン上に選択成長させた半導体結晶層を位置検出マークとして用いる。これによって、複合化素子を製造するための半導体結晶の選択成長において、同一基板上に膜厚や結晶構造が異なる結晶を成長させる際、パターン合わせが容易な位置検出マークを能率よく作成できる。
特開平10−64781号公報
しかしながら、ウエットエッチングにより化合物半導体基板の表面の一部をエッチングしてパターンを形成すると、電子ビーム露光装置による検出が良好ではない。ドライエッチングにより化合物半導体基板の表面の一部をエッチングしてパターンを形成すると、作製された半導体光素子の信頼性の確保のために負担が生じる。
本発明は、このような事情を鑑みて為されたものであり、電子ビーム露光装置を用いて回折格子のためのパターンを描画する際に良好なアライメントが可能な、半導体光素子を作製する方法を提供することを目的とする。
本発明の一側面は、半導体光素子を作製する方法である。この方法は、(a)電子ビーム露光のアライメントマークのための絶縁体を第1のIII−V化合物半導体領域の主面の一部上に形成する工程と、(b)前記絶縁体を形成した後に、第2のIII−V化合物半導体領域を前記第1のIII−V半導体領域上に選択的に形成する工程と、(c)前記第2のIII−V化合物半導体領域を形成した後に、電子ビーム露光のためのアライメントを行う工程と、(d)回折格子のためのパターンを有するレジストを電子ビーム露光法で形成する工程とを備え、前記絶縁体の高さは前記第2のIII−V化合物半導体領域の厚さより大きい。
この方法によれば、絶縁体を形成した後に第2のIII−V化合物半導体領域を形成するけれども、絶縁体上には半導体が堆積されない。絶縁体の高さが第2のIII−V化合物半導体領域の厚さ以上であるので、第2のIII−V化合物半導体領域内に設けられた絶縁体は、電子ビーム露光のためのアライメントのために好適である。このため、適切なアライメントの後に、回折格子のためのパターンを有するレジストを電子ビーム露光法で形成できる。
本発明に係る作製方法では、前記第2のIII−V化合物半導体領域を形成した後に、前記絶縁体の除去により前記第2のIII−V化合物半導体領域に凹みを形成して、前記アライメントマークを形成する工程を更に備えることができる。前記電子ビーム露光のためのアライメントは、前記凹みを用いて行われる。或いは、電子ビーム露光は前記絶縁体を除去すること無く行われることができる。
この方法によれば、絶縁体の高さが第2のIII−V化合物半導体領域の厚さより大きいので、この第2のIII−V化合物半導体領域を形成した後において、III−V化合物半導体に対して選択的に絶縁体を除去できる。この除去により形成された第2のIII−V化合物半導体領域の凹みは、電子ビーム露光のためのアライメントのために好適である。このため、適切なアライメントの後に、回折格子のためのパターンを有するレジストを電子ビーム露光法で形成できる。
本発明に係る作製方法では、前記第2のIII−V化合物半導体領域は、当該半導体光素子の活性層のための一または複数の半導体膜を含むことができる。この方法によれば、活性層上に回折格子のためのパターンを形成できる。
本発明に係る作製方法は、(f)前記第1のIII−V化合物半導体領域上に単一の絶縁膜を形成する工程と、(g)前記絶縁膜をエッチングして前記絶縁体を形成する工程とを更に備えることができる。
この作製方法よれば、単一の絶縁膜を用いるので、薄い膜を繰り返し成膜する煩雑さを避けることができる。
本発明に係る作製方法では、前記絶縁膜は、誘導結合プラズマCVD法で形成される。誘導結合プラズマCVD法は、低応力の膜を形成できるので、比較的厚い絶縁膜の形成に好適である。
本発明に係る作製方法では、前記絶縁膜の厚さは2マイクロメートル以上であることができる。この程度の厚みの絶縁膜であれば、複数の半導体膜を積層しても、絶縁体の上部が半導体積層の上面から突出する。
本発明に係る作製方法は、(h)前記パターン形成されたレジストを用いて前記第2のIII−V化合物半導体領域をエッチングして、前記第2のIII−V化合物半導体領域に回折格子のための構造を形成する工程と、(i)前記周期構造を覆うようにIII−V化合物半導体を堆積する工程とを更に備えることができる。
この作製方法によれば、適切なアライメントによりパターン形成されたレジストを用いて、回折格子を形成できる。
本発明に係る作製方法では、前記絶縁体はシリコン無機化合物からなることができる。絶縁体をシリコン無機化合物で形成すれば、絶縁体を形成した第1のIII−V化合物半導体領域上に化合物半導体の選択成長を行うことができると共に、選択成長の後に絶縁体を化合物半導体に対して選択的に除去できる。
本発明に係る作製方法では、前記絶縁体は、前記第1のIII−V化合物半導体領域の前記主面に交差する方向に延びる側面を有することができる。この作製方法によれば、第2のIII−V化合物半導体領域が絶縁体の側面に応じた形状に成長される。
本発明の上記の目的および他の目的、特徴、並びに利点は、添付図面を参照して進められる本発明の好適な実施の形態の以下の詳細な記述から、より容易に明らかになる。
以上説明したように、本発明によれば、半導体光素子を作製する方法が提供される。この半導体光素子を作製する方法によれば、電子ビーム露光装置を用いて回折格子のためのパターンを描画する際に良好なアライメントが可能になる。
本発明の知見は、例示として示された添付図面を参照して以下の詳細な記述を考慮することによって容易に理解できる。引き続いて、添付図面を参照しながら、本発明の半導体光素子を作製する方法に係る実施の形態を説明する。可能な場合には、同一の部分には同一の符号を付する。
図1〜図6は、本実施の形態に係る半導体光素子を作製する方法の主要な工程を概略的に示す図面である。半導体光素子としては、例えば分布帰還型(DFB)半導体レーザである。
図1(a)に示されるように、半導体結晶成長のための基板として、例えばInP基板11を準備する。InP基板11は、入手可能なIII−V化合物半導体基板の一つであり、半導体結晶成長の下地のためのIII−V化合物半導体領域を提供できる。本実施の形態の理解を容易にするために、引き続く説明では、InP基板11を参照しながら行われるけれども、本発明は、例示された特定の基板のみ限定されるものではない。例えば基板として、GaAs、InP、GaN等といった半導体基板を使用できる。
図1(b)に示されるように、InP基板11の主面11aには、絶縁膜13を形成する。この絶縁膜13の厚さは、これら説明される工程において形成されるIII−V化合物半導体領域(積層領域)の厚さより大きい。好適な実施例では、絶縁膜13は、例えばシリコン無機化合物、アルミニウム無機化合物等からなることができる。シリコン無機化合物としては、酸素および窒素の少なくともいずれか一方を含むシリコン化合物であり、具体的には酸化シリコン(例えば、SiO)、窒化シリコン(例えばSiN)等を用いることができる。アルミニウム無機化合物は、酸化アルミニウム(例えばAlO)であることができる。例えば絶縁膜13が酸化シリコンからなるとき、絶縁膜13を、例えば誘導結合プラズマ・化学的気相成長法(ICP−CVD)で形成することが好ましい。ICP−CVD法は、低応力の膜を形成できるので、絶縁膜13が比較的厚い場合でも使用できる。また、低応力の絶縁膜であれば、基板に与えるストレスを小さくできるという利点がある。絶縁膜13が単一成膜で形成されるのであれば、薄い膜を繰り返し成膜による煩雑さを避けることができる。
ICP−CVD法における成膜条件の一例は
成膜ガス:TEOS
TEOS流量:10sccm
O2流量:100sccm
プラズマ発生用高周波電源:1000ワット
屈折率調整用高周波電源:0〜300ワット
成膜圧力:5Pa
基板温度:摂氏400度以下
成膜レート:300nm/分
である。ICP−CVD法によれば、例えば5μm程度までのSiO膜を形成できる。
絶縁膜13の厚さは2マイクロメートル以上であれば、後の工程において複数のIII−V化合物半導体膜を積層しても、半導体積層の上面から絶縁体の上部が突出している。
図1(c)に示されるように、絶縁膜13の主面13a上にマスク17を形成する。マスク17は、後の工程において電子ビーム露光(以下、「EB露光」と記す)工程におけるアライメントに使用されるマークのためのパターンを有する。マスク17としては、例えばレジストからなり、例えばフォトリソグラフィを用いてパターン形成される。
図2(a)に示されるように、マスク17を用いて絶縁膜13をエッチングする。このエッチングは、例えばドライエッチングにより行われる。このエッチングにより絶縁膜の一部が選択的に除去されて、複数の絶縁体19が基板11の主面11aの一部上に形成される。絶縁体19は、EB露光のアライメントマークのために好適な形状を有している。例えば、絶縁体19は、アライメントのための基準点に位置しており、例えば柱状を成すことができる。
図2(b)に示されるように、絶縁体19を形成した後に、III−V化合物半導体領域をInP基板11の主面11a上に形成する。本実施例では、III−V化合物半導体領域は積層領域21である。積層領域21は側面21aを有している。側面21aは、絶縁体19の各々の側面と接触しており、また絶縁体19の各々の側面は、InP基板11の主面11aに交差する方向、例えばほぼ垂直の方向に延びている。側面21aは、InP基板11の主面11aに交差する方向、例えばほぼ垂直の方向に延びている。積層領域21は、例えば複数のIII−V化合物半導体層23、25、27、29を含むことができる。これらのIII−V化合物半導体層23、25、27、29は、有機金属気相成長炉を用いて成長されることが好ましい。III−V化合物半導体層23は、例えば第1導電型クラッド層のために形成される。第1導電型クラッド層は、例えばn型InPからなることができる。III−V化合物半導体層25は、第1の光ガイド層のために形成されることができる。III−V化合物半導体層25は、例えばn型GaInAsP半導体からなることができる。III−V化合物半導体層27は、当該半導体光素子の活性層のために形成されることができる。活性層は、例えば、バルク構造、単一量子井戸構造または多重量子井戸構造を有することができる。III−V化合物半導体層29は、第2ガイド層であり、n型GaInAsP等からなることができる。EB露光に先立って、活性層のための結晶成長を行うので、回折格子は、第2ガイド層及び活性層上に形成される。
必要な場合には、図2(c)に示されるように、絶縁体19を除去する。この除去には、例えばウエットエッチングを用いることができる。絶縁体19がシリコン酸化物からなるときは、フッ化水素酸等を用いてシリコン酸化物を選択的に除去できる。絶縁体19を除去しても、積層領域21の半導体はエッチングされない。積層領域21の形成に先立って絶縁体19を形成した後に、絶縁体19を除去すると、絶縁体19の形状に対応した孔が積層領域21に形成される。この除去により、エピタキシャルウエハE1が形成される。エピタキシャルウエハE1には、凹部31が形成されている。つまり、凹部31には、積層領域21の切り立った壁面21aが現れる。絶縁体19の除去によって、積層領域21には、積層領域21の半導体の結晶面に依存しない段差33が形成される。側面21aは、積層領域21の上面に交差する方向、例えばほぼ垂直の方向に延びている。
積層領域21を形成した後に、EB露光のためのアライメントを行う。アライメントに先立って、図3(a)に示されるように、EB用のレジスト32を塗布する。EB露光のためのアライメントは、段差33(凹部31)を用いて行われる。図3(a)には、代表的に2個の段差33(凹部31)が示されている。
この方法によれば、絶縁体19の高さが積層領域21の厚さより大きいので、この積層領域21を形成した後において、積層領域21に対して選択的に絶縁体19を除去できる。この除去により形成された積層領域21の凹み31は、EB露光のためのアライメントのために好適である。このため、適切なアライメントの後に、図3(b)に示されるように、レジストのマスク35をEB露光および現像によりエピタキシャルウエハE1上に形成できる。マスク35は、例えば、回折格子のためのパターン35a、35b、35cを有する。
図3(c)に示されるように、パターン形成されたマスク35を用いて積層領域21をエッチングする。エッチングの後に、マスク35を除去する。エッチングにより、回折格子のための構造37a、37b、37cが積層領域21に形成される。
図4(a)に示されるように、周期構造37a、37b、37cを覆うようにIII−V化合物半導体39を堆積する。この工程において、適切なアライメントによりパターン形成されたマスク35を用いて、回折格子41a、41b、41cが形成された。III−V化合物半導体39は、第1の第2導電型クラッドであることができる。第2導電型クラッドは、例えばp型InPからなることができる。III−V化合物半導体40がIII−V化合物半導体39上に堆積される。このIII−V化合物半導体40は第2導電型キャップ層であることができ、また第2導電型キャップ層は、例えばGaInAsからなる。
次いで、図4(b)に示されるように、積層構造21およびIII−V化合物半導体39、40からなるメサ導波路構造43a、43b、43cを形成する。メサ導波路構造43a、43b、43cの各々は、積層構造21およびIII−V化合物半導体39、40の一部分を含む。絶縁膜が、III−V化合物半導体40上に形成される。この絶縁膜は、例えばSiOやSiNといったシリコン酸化物及びシリコン窒化物からなり、該シリコン酸化物及びシリコン窒化物は、プラズマ化学的気相成長(p−CVD)法で形成されることができる。シリコン酸化物を形成するための原料として、シラン及び酸素を使用できる。シリコン窒化物を形成するための原料として、シラン及び窒素を使用できる。絶縁膜の厚みは、約0.1マイクロメートルである。この後に、絶縁膜上にレジストを塗布する。塗布の後に、メサ導波路構造43a、43b、43cを形成するためのマスクのパターンがレジストに転写される。次いで、レジストのマスクを用いることによって、メサ導波路構造43a、43b、43cを形成するためのレジストマスクと同じパターンが絶縁膜に転写される。この後に、レジストを除去する。図5(a)に示されるように、絶縁膜からなるマスク42が、III−V化合物半導体40上に形成される。メサ導波路構造43a、43b、43cの形成のためのパターンは、回折格子41a、41b、41c上に位置すべきである。このために、パターン形成のためのアライメントは、例えば凹部31に対して行われる。図5(b)に示されるように、絶縁物のマスク42を用いてウエットエッチングにより形成される。このウエットエッチング処理において、臭化メタノールをエッチャントとして使用できる。メサ導波路構造43a、43b、43cは、それぞれ、活性層を含む半導体積層の一部と回折格子41a、41b、41cを有する。
或いは、上記のウエットエッチング処理の前に、半導体積層21のアライメントマークエリア上に絶縁層を形成して、アライメントマークの表面を覆うようにしてもよい。ウエットエッチング処理において、アライメントマークエリアの凹部31はエッチングされることなく、そのまま残る。
図4(c)に示されるように、メサ導波路構造43a、43b、43cを埋め込むための埋め込み層45の選択成長を有機金属気相成長炉を用いて行う。埋め込み層45は、メサ導波路構造43a、43b、43cの側面を覆う。埋め込み層45は、メサ導波路構造43a、43b、43c上に位置する絶縁膜上には成長されない。例えば、埋め込み再成長によりInP半導体が成長される。図5(c)に示されるように、埋め込み層45は、p型InP層45a及びn型InP層45bを含む。次いで、埋め込み再成長の後に、第2の第2導電型クラッド47および第2導電型コンタクト層49を有機金属気相成長炉を用いて成長する。第2導電型クラッド47は、例えばp型InPからなることができ、第2導電型コンタクト層49は、例えばp型GaInAsから成ることができる。
再び図4(c)を参照すると、第2導電型コンタクト層49上に絶縁膜51を堆積する。絶縁膜51は、例えばシリコン酸化物から成り、これは例えばプラズマCVD法で形成される。絶縁膜51の厚さは、約0.1マイクロメートルである。
図6(a)に示されるように、絶縁膜51には電極窓53a、53b、53cが形成される。電極窓53a、53b、53cには、第2導電型コンタクト層49の上面が露出している。電極窓53a、53b、53cは、メサ導波路構造43a、43b、43c上に位置すべきである。このために、電極窓53a、53b、53cの形成のためのアライメントは、例えば凹部31に対して行われる。
次いで、図6(b)に示されるように、電極窓53a、53b、53cをそれぞれ覆うように第1の電極55a、55b、55cを形成する。第1の電極55a、55b、55cは、例えば、半導体レーザのためのアノードである。
基板11を適切な厚さに研削した後に、図6(c)に示されるように、基板11の裏面に第2の電極57を形成する。第2の電極57は、例えば、半導体レーザのためのカソードである。
上記の実施の形態に係る作製方法は、積層領域21を形成した後に、アライメントマークのために、絶縁体19の除去により凹部31を積層領域21に形成するけれども、絶縁体19を除去すること無く、EB露光のためのアライメントを行うことができる。この方法によれば、絶縁体19を形成した後に積層領域21を形成するけれども、絶縁体19上には半導体が堆積されない。絶縁体19の高さが積層領域21の厚さより大きいので、積層領域21内に設けられた絶縁体19は、EB露光のためのアライメントのために好適である。このため、適切なアライメントの後に、回折格子のためのパターンを有するレジストを電子ビーム露光法で形成できる。また、絶縁体19は積層領域21からと突出しており、電子ビーム露光用のアライメントマークとして使用でき、良好なアライメント精度が提供される。電子ビーム露光によって、エピタキシャルウエハ上に、回折格子のアレイが形成される。
また、本実施の形態では、活性層を成長した後に回折格子を形成したけれども、活性層の形成に先立て回折格子を形成することができる。
以上説明したように、実施の形態において説明された方法によれば、良好な視認性のアライメントマークを形成できる。
好適な実施の形態において本発明の原理を図示し説明してきたが、本発明は、そのような原理から逸脱することなく配置および詳細において変更され得ることは、当業者によって認識される。本実施の形態では、例えば、一次元回折格子を有するInP系埋込構造のDFB半導体レーザを説明したけれども、本発明は、本実施の形態に開示された特定の構成に限定されるものではなく、例えばDFBレーザ、分布反射型(DR)レーザ、EB露光を用いる電子デバイス等でもよい。また、本実施の形態では、絶縁体を形成するために単一の絶縁膜を用いる工程について例示的に説明しているけれども、絶縁体を形成するために複数の絶縁膜を形成してもよい。したがって、特許請求の範囲およびその精神の範囲から来る全ての修正および変更に権利を請求する。
図1は、本実施の形態に係る半導体光素子を作製する方法における工程の断面を概略的に示す図面である。 図2は、本実施の形態に係る半導体光素子を作製する方法における工程の断面を概略的に示す図面である。 図3は、本実施の形態に係る半導体光素子を作製する方法における工程を概略的に示す平面図である。 図4は、本実施の形態に係る半導体光素子を作製する方法における工程を概略的に示す平面図である。 図5は、本実施の形態に係る半導体光素子を作製する方法における工程の断面を概略的に示す図面である。 図6は、本実施の形態に係る半導体光素子を作製する方法における工程を概略的に示す平面図である。
符号の説明
11…InP基板、11a…InP基板主面、13…絶縁膜、17…マスク、19…絶縁体、21…積層領域、23…III−V化合物半導体層(クラッド層)、25…III−V化合物半導体層、27…III−V化合物半導体層(活性層)、29…III−V化合物半導体層、31…凹部、33…段差、35…マスク、35a、35b、35c…回折格子のためのパターン、37a、37b、37c…回折格子のための構造、39…III−V化合物半導体、41a、41b、41c…回折格子、43a、43b、43c…メサ導波路構造、45…埋め込み層、47…第2導電型クラッド、49…第2導電型コンタクト層、51…絶縁膜、53a、53b、53c…電極窓、55a、55b、55c…第1の電極、57…第2の電極、E1…エピタキシャルウエハ

Claims (10)

  1. 半導体光素子を作製する方法であって、
    電子ビーム露光のアライメントマークのための絶縁体を第1のIII−V化合物半導体領域の主面の一部上に形成する工程と、
    前記絶縁体を形成した後に、第2のIII−V化合物半導体領域を前記第1のIII−V半導体領域上に選択的に形成する工程と、
    前記第2のIII−V化合物半導体領域を形成した後に、前記絶縁体の除去により前記第2のIII−V化合物半導体領域に凹みを形成して、前記アライメントマークを形成する工程と、
    前記第2のIII−V化合物半導体領域を形成した後に、電子ビーム露光のためのアライメントを行う工程と、
    回折格子のためのパターンを有するレジストを電子ビーム露光法で形成する工程と、
    を備え、
    前記絶縁体の高さは前記第2のIII−V化合物半導体領域の厚さより大きく、
    前記第2のIII−V化合物半導体領域を前記第1のIII−V半導体領域上に選択的に形成する前記工程において、前記第2のIII−V化合物半導体領域は、前記絶縁体の側面と接触する側面を有し、
    前記電子ビーム露光のためのアライメントは、前記凹みを用いて行われる、
    ことを特徴とする方法。
  2. 前記第1のIII−V化合物半導体領域の前記主面は、III−V化合物半導体基板の主面によって提供され、前記III−V化合物半導体基板の前記主面は平坦であり、
    当該方法は、
    前記III−V化合物半導体基板の前記主面上に絶縁膜を形成する工程と、
    前記絶縁膜をエッチングして前記絶縁体を形成する工程と、
    を備える、ことを特徴とする請求項1に記載された方法。
  3. 前記第2のIII−V化合物半導体領域は、当該半導体光素子の活性層のための一または複数の半導体膜を含む、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載された方法。
  4. 前記第1のIII−V半導体領域上に単一の絶縁膜を形成する工程と、
    前記絶縁膜をエッチングして前記絶縁体を形成する工程と
    を更に備える、ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載された方法。
  5. 前記絶縁膜は、誘導結合プラズマCVD法で形成される、ことを特徴とする請求項4に記載された方法。
  6. 前記絶縁膜の厚さは2マイクロメートル以上である、ことを特徴とする請求項4または請求項5に記載された方法。
  7. 前記パターン形成されたレジストを用いて前記第2のIII−V化合物半導体領域をエッチングして、回折格子のための周期構造を前記第2のIII−V化合物半導体領域に形成する工程と、
    前記周期構造を覆うように第3のIII−V化合物半導体領域を堆積する工程と
    を更に備える、ことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか一項に記載された方法。
  8. 前記絶縁体はシリコン無機化合物からなる、ことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか一項に記載された方法。
  9. 前記第2のIII−V化合物半導体領域及び前記第3のIII−V化合物半導体領域を含むメサ導波路構造を形成する工程を備え、
    前記メサ導波路構造を形成する前記工程では、前記メサ導波路構造を形成するためのパターンが、前記回折格子が形成された領域上に位置するように、前記凹みを用いてアライメントされる、ことを特徴とする請求項7に記載された方法。
  10. 前記絶縁体は、前記第1のIII−V化合物半導体領域の前記主面に交差する方向に延びる側面を有する、ことを特徴とする請求項1〜請求項9のいずれか一項に記載された方法。
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