JP2012089550A - 誘電体デバイスの製造方法 - Google Patents

誘電体デバイスの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2012089550A
JP2012089550A JP2010232403A JP2010232403A JP2012089550A JP 2012089550 A JP2012089550 A JP 2012089550A JP 2010232403 A JP2010232403 A JP 2010232403A JP 2010232403 A JP2010232403 A JP 2010232403A JP 2012089550 A JP2012089550 A JP 2012089550A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
etching
gas
manufacturing
layer
dielectric device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010232403A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5733943B2 (ja
Inventor
Yoshiaki Yoshida
善明 吉田
Yutaka Kokaze
豊 小風
Masahisa Ueda
昌久 植田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ulvac Inc
Original Assignee
Ulvac Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ulvac Inc filed Critical Ulvac Inc
Priority to JP2010232403A priority Critical patent/JP5733943B2/ja
Publication of JP2012089550A publication Critical patent/JP2012089550A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5733943B2 publication Critical patent/JP5733943B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Drying Of Semiconductors (AREA)

Abstract

【課題】エッチングレートを確保しつつ、マスクに対する良好なエッチング選択性を得ることができる誘電体デバイスの製造方法を提供する。
【解決手段】上記誘電体デバイスの製造方法においては、エッチングガスとして、塩素系ガス及びフッ化炭素系ガスの少なくとも一種を含むエッチングガスが用いられる。このエッチングガスのプラズマを用いたドライエッチングを実施することで、電極層4を構成する金属層4aと導電性酸化物層4bとが順次エッチングされる。また、この種のエッチングガスを用いることで、電極層4のエッチングレートを確保しつつ、レジストマスクに対する良好なエッチング選択性を得ることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば圧電素子等の誘電体デバイスの製造方法に関する。
近年、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術がますます発展し、インクジェットプリンタヘッド、加速度センサ、HDD(Hard Disk Drive)ヘッドのマイクロアクチュエータ等、MEMS技術の応用範囲が広がっている。例えば、優れた圧電特性を有するチタン酸ジルコン酸鉛(Pb(Zr,Ti)O3、PZT)等の強誘電体は、機械−電気変換素子として、MEMSへの応用が盛んに研究されている。
この種の圧電素子は、強誘電体が一対の電極で挟まれた構造を有している。電極材料には、Pt(白金)やIr(イリジウム)等の貴金属、ニッケル酸ランタン(LNO:LaNiO3)やルテニウム酸ストロンチウム(SRO:SrRuO3)等の導電性酸化物が用いられている。電極の加工には、薬液によるウェットエッチングが主に用いられている(特許文献1参照)。また、塩素とアルゴンの混合ガスを用いたドライエッチングによってLNO電極をエッチングする方法も知られている(特許文献2参照)。
特開2007−227752号公報(段落[0035]) 特開2009−206329号公報(段落[0042])
しかしながら、圧電素子の電極材料は、エッチングレートが低く、マスクとの選択性も低いため、加工性が非常に悪いという問題がある。特に、LNOは、エッチングレートの確保が難しく、エッチング中に膜中の酸素が放出されることで、レジストのエッチングレートを早めてしまうという問題があった。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、エッチングレートを確保しつつ、マスクに対する良好なエッチング選択性を得ることができる誘電体デバイスの製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る誘電体デバイスの製造方法は、誘電体層の上に、導電性酸化物層と金属層とを含む電極層を形成する工程を含む。
上記電極層の上にレジストマスクが形成される。
塩素系ガス及びフッ化炭素系ガスの少なくとも一種を含むエッチングガスのプラズマによって、上記レジストマスクを介して上記電極層がエッチングされる。
本発明の一実施形態に係る誘電体デバイスの製造方法を説明する概略工程図である。 本発明の一実施形態において用いられるドライエッチング装置の概略図である。 塩素系エッチングガスとLNOエッチングレートとの関係を示す一実験結果である。 LNOエッチングレート及びレジストマスクとのエッチング選択比に及ぼすエッチングガスのガス種依存性を示す一実験結果である。 LNO、SRO及びレジストマスクのエッチングレートに及ぼすエッチングガスのガス種依存性を示す一実験結果である。
本発明の一実施形態に係る誘電体デバイスの製造方法は、誘電体層の上に、導電性酸化物層と金属層とを含む電極層を形成する工程を含む。
上記電極層の上にレジストマスクが形成される。
塩素系ガス及びフッ化炭素系ガスの少なくとも一種を含むエッチングガスのプラズマによって、上記レジストマスクを介して上記電極層がエッチングされる。
上記誘電体デバイスの製造方法においては、エッチングガスとして、塩素系ガス及びフッ化炭素系ガスの少なくとも一種を含むエッチングガスが用いられる。このエッチングガスのプラズマを用いたドライエッチングを実施することで、電極層を構成する金属層と導電性酸化物層とが順次エッチングされる。また、この種のエッチングガスを用いることで、電極層のエッチングレートを確保しつつ、レジストマスクに対する良好なエッチング選択性を得ることができる。
上記導電性酸化物層は、例えば、ニッケル酸ランタン(LNO)、ルテニウム酸ストロンチウム(SRO)等で形成される。上記金属層は、例えば、白金(Pt)、イリジウム(Ir)等で形成される。上記導電性酸化物層は、誘電体層と金属層との間に形成されることで、これらの界面反応による誘電体層の還元作用を阻止するバリア膜として機能する。
上記エッチングガスは、塩素系ガスとフッ化炭素系ガスとの混合ガスとしてもよい。塩素系ガスには例えばBCl3を、フッ化炭素系ガスには例えばC4F8をそれぞれ用いることができる。これらにアルゴン等の不活性ガスが混合されていてもよい。これにより、電極層の高エッチングレート及び高マスク選択比を得ることができる。
上記混合ガス中のフッ化炭素系ガスの混合割合を50%以下とすることで、電極層のエッチングレート及びレジストマスクに対するエッチング選択性を大幅に向上させることができる。
上記誘電体層は、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT:Pb(Zr,Ti)O3)で形成されることで、圧電特性に優れた圧電素子を作製することができる。上記誘電体層は、これ以外にも、タンタル酸ビスマスストロンチウム(SBT:SrBi2Ta2O9)、チタン酸ビスマス(BTO:Bi4Ti3O12)、チタン酸ビスマスランタン(BLT:(Bi,La)4Ti3O12)、ランタン添加チタン酸ジルコン酸鉛(PLZT:(PbLa)(ZrTi)O3)等の他の強誘電体であってもよい。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る誘電体デバイスの製造方法を説明する概略工程図である。本実施形態では、誘電体デバイスとして、強誘電体層を一対の電極で挟み込んだ構造を有する圧電素子を例に挙げて説明する。
本実施形態に係る圧電素子の製造方法は、積層体の作製工程と、上部電極層のエッチング工程と、強誘電体層のエッチング工程とを有する。
[積層体の作製工程]
図1(A)は、基板の作製工程を示している。この工程では、基板1上に、下部電極層2と誘電体層3と上部電極層4との積層構造を有する積層体Lが作製される。基板1は、ガラス基板でもよいし、シリコン基板等の半導体基板でもよい。
下部電極層2は、金属層2aと導電性酸化物層2bとの積層膜で構成される。金属層2aは、Pt(白金)、Ir(イリジウム)等で形成される。導電性酸化物層2bは、LNO(ニッケル酸ランタン)、SRO(ルテニウム酸ストロンチウム)等で形成される。導電性酸化物層2bは、誘電体層3と金属層2aとの形成されることで、これらの界面反応による誘電体層3の還元作用を阻止するバリア膜として機能する。金属層2a及び導電性酸化物層2bは、例えばスパッタ法、CVD法等の薄膜形成方法によって形成される。下部電極層2の厚みは特に限定されず、例えば0.05〜0.30μmである。
誘電体層3は、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)で形成される。これ以外にも、タンタル酸ビスマスストロンチウム(SBT:SrBi2Ta2O9)、チタン酸ビスマス(BTO:Bi4Ti3O12)、チタン酸ビスマスランタン(BLT:(Bi,La)4Ti3O12)、ランタン添加チタン酸ジルコン酸鉛(PLZT:(PbLa)(ZrTi)O3)等の他の強誘電体材料で誘電体層3が形成されてもよい。誘電体層3は、スパッタ法、CVD法、ゾルゲル法などの薄膜形成方法によって形成される。誘電体層3の厚みは特に限定されず、例えば0.5〜5.0μmである。
上部電極層4は、導電性酸化物層4bと金属層4aとの積層膜で構成される。導電性酸化物層4bは、LNO(ニッケル酸ランタン)、SRO(ルテニウム酸ストロンチウム)等で形成される。金属層4aは、Pt(白金)、Ir(イリジウム)等で形成される。導電性酸化物層4bは、誘電体層3と金属層4aとの形成されることで、これらの界面反応による誘電体層3の還元作用を阻止するバリア膜として機能する。金属層4a及び導電性酸化物層4bは、例えばスパッタ法、CVD法等の薄膜形成方法によって形成される。上部電極層4の厚みは特に限定されず、例えば0.05〜0.30μmである。
[上部電極層のエッチング工程]
図1(B)及び(C)は、上部電極層4のエッチング工程を示している。図1(B)に示すように、上部電極層4の上に、所定形状のレジストマスク5が形成される。レジストマスク5は、感光性有機フォトレジスト(PR)の塗布、露光、現像等の処理を経ることによって所定形状にパターニングされる。上記フォトレジストは、ドライフィルムレジストであってもよい。レジストマスク5の厚みは特に限定されず、例えば1.0〜10.0μmである。レジストマスク5は、上部電極層4のエッチングに必要な厚みがあればよい。
次に図1(C)に示すように、レジストマスク5を介して上部電極層4がエッチングされる。上部電極層4のエッチング工程は、図2に示すような構成のドライエッチング装置が使用される。
ドライエッチング装置10は、真空チャンバ11を有する。真空チャンバ11は、真空ポンプ12に接続されており、内部を所定の減圧雰囲気に維持することが可能である。真空チャンバ11の内部には、積層体Lが形成された基板1を支持するためのステージ13が設置されている。ステージ13は、マッチング回路14を介して高周波電源15と接続されており、ステージ13に所定のバイアス電力が入力可能とされる。ステージ13には更に、チラー16が接続されており、冷却されたHeガスにより、ステージ13上の基板1を所定温度に冷却可能である。
ステージ13の上面と対向する真空チャンバ11の天面部分は、石英等の誘電体材料で形成された窓17で覆われており、窓17の直上にはアンテナコイル18が設置されている。アンテナコイル18は、マッチング回路19を介して高周波電源20から電力の供給を受け、ガス導入ライン21を介して真空チャンバ11の内部へ導入されたエッチングガスのプラズマを発生させる。これにより、ステージ13上の基板1の表面がエッチングされる。ステージ13の周囲には、真空チャンバ11の内壁面へのエッチング反応物の付着を防止するための防着板22が設置されている。
上部電極層4のエッチングには、塩素系ガス及びフッ化炭素系ガスの少なくとも一種を含むエッチングガスが用いられる。エッチング条件は特に限定されず、例えば、圧力は0.5Pa、ガス導入量は20sccm、アンテナパワー(アンテナコイル18に供給される電力)は600W、バイアスパワー(ステージ13に供給される電力)は500W、チラー温度(基板温度)は20℃である。
塩素系ガスとしては、例えばCl2、BCl3等が挙げられる。フッ化炭素系ガスとしては、例えばCF4、C48等のフロロカーボン系ガス、CHF3等のハイドロフロロカーボン系ガスが挙げられる。エッチングガスとして、これらのガスにアルゴン等の不活性ガスが混合されてもよい。これらのエッチングガスによって、金属層4a及び導電性酸化物層4bを順次エッチングすることができる。このとき金属層4aは、導電性酸化物層4bよりも高いエッチングレートでエッチングされる。
導電性酸化物層4bの構成材料として用いられるLNOを塩素系エッチングガスでエッチングしたときの一実験結果を図3に示す。エッチングガスとして、BCl3とArの混合ガスを用い、BCl3の流量比とエッチングレートとの関係を確認した。エッチング条件は、圧力を0.3Pa、ガス総流量を50sccm、アンテナパワーを600W、バイアスパワーを500W、チラー温度を20℃とした。
図3に示すように、BCl3の流量比が50%以上で、80nm/min以上という高いエッチングレートを得ることができる。
エッチングガスは、塩素系ガスとフッ化炭素系ガスの混合ガスであってもよい。これらにアルゴン等の不活性ガスが混合されていてもよい。これにより、電極層の高エッチングレート及び高マスク選択比を得ることができる。
エッチングガスとして塩素系ガスとフッ化炭素系ガスとの混合ガスが用いられる場合、混合ガス中のフッ化炭素系ガスの混合割合は50%以下とすることができる。例えば、塩素系ガスがBCl3、フッ化炭素系ガスがC4F8の場合、C4F8の混合割合を50%以下とすることで、電極層のエッチングレート及びレジストマスクに対するエッチング選択性を大幅に向上させることができる。
図4は、LNOのエッチングレート及びレジストマスク5とのエッチング選択比に及ぼすエッチングガスのガス種依存性を示す一実験結果である。ガス種としては、Ar/SF6(流量比1:1)、Ar/BCl3(流量比1:1)及びC48/BCl3(流量比1:1)の各種混合ガスを用いた。エッチング条件は、圧力を0.3Pa、ガス総流量を50sccm、アンテナパワーを600W、バイアスパワーを500W、チラー温度を20℃とした。
図4に示すように、LNOのエッチングレートに関しては、Ar/SF6混合ガスに比べて、Ar/BCl3混合ガス及びC48/BCl3混合ガスの方が非常に高いことがわかる。また、レジストマスク5とのエッチング選択性に関しては、Ar/BCl3混合ガスと比較して、C48/BCl3混合ガスの方が高いことがわかる。エッチングガスにC48/BCl3混合ガスを用いることで、0.25以上という高いマスク選択比を得ることができる。
以上のように、エッチングガスの種類によってLNOのエッチングレート及びレジストマスクとの選択比が大きく異なる。特に、塩素系ガスはエッチングレートを向上させる効果が高く、フッ化炭素系ガスはレジストマスクとの選択比を向上させる効果が高いため、塩素系ガスとフッ化炭素系ガスの混合ガスをエッチングガスとして用いることで、LNOのエッチングレートとマスク選択比との両立を図ることができる。またこの場合、塩素系ガス及びフッ化炭素系ガスの流量比を適宜調整することによって、目的とするエッチングレートとマスク選択比を得ることができる。
次に、導電性酸化物層4bの構成材料として用いられるSROを各種エッチングガスでエッチングしたときのエッチングレートおよびレジストマスク選択比の一実験結果を図5に示す。ガス種としては、CF4、CHF3、BCl3及びC48/BCl3(流量比1:1)の単独ガス又は混合ガスを用いた。エッチング条件は、圧力を0.5Pa、ガス総流量を20sccm、アンテナパワーを600W、バイアスパワーを500W、チラー温度を20℃とした。
図5に示すように、SROのエッチングレートに関しては、フッ化炭素系ガス(CF4、CHF3)では40〜50nm/minと比較的低レートでありながらも、一定のエッチングレートが確保される。マスク選択比に関しては、CF4ガスで0.10、CHF3ガスで0.18であった。同一ガスによるLNOのエッチングレートを確認したところ、SROと同水準であった。
一方、塩素系ガス(BCl3、C48/BCl3)を用いたときのSROのエッチングレートに関しては、70〜80nm/minと比較的高レートが得られ、マスク選択比に関しても、BCl3ガスで0.16、C48/BCl3混合ガスで0.23というように比較的高水準であった。
以上の結果から、SROに対しても塩素系ガス及び/又はフッ化炭素系ガスで一定のエッチングレート及びマスク選択比が得られることが確認された。特に、エッチングガスに塩素系ガスとフッ化炭素系ガスの混合ガスを用いることで、70nm以上の高エッチングレートと、0.2以上の高マスク選択比とを得ることができる。
[誘電体層のエッチング工程]
上部電極層4のエッチング工程の終了後、誘電体層3のエッチング工程が実施される。図1(D)は、誘電体層3のエッチング工程を示している。この工程では、上部電極層4のエッチングマスクに用いたレジストマスク5が、誘電体層3のエッチングマスクとして使用されてもよいし、別途形成されたレジストマスクが使用されてもよい。あるいは、パターニングされた上部電極層4が誘電体層3のエッチングマスクとして用いられてもよい。
誘電体層3のエッチングにはドライエッチング法が採用されるが、ウェットエッチング法が採用されてもよい。誘電体層3がPZTで形成される本実施形態では、誘電体層3のエッチングガスとして、例えばC48/SF6混合ガスが用いられる。エッチング装置としては、図2に示したドライエッチング装置10が適用可能である。エッチング条件は特に限定されず、例えば、圧力0.5Pa、ガス総流量22.5sccm、アンテナパワー600W、バイアスパワー300W、チラー温度20℃である。
誘電体層3のエッチング工程の終了後、レジストマスクが除去されることで、基板1上に圧電素子P(図1(D))が作製される。下部電極層2は、必要に応じてパターニングされてもよい。また、誘電体層3のエッチング工程の終了後、誘電体層3のアニール処理を実施してもよい。圧電素子Pは、例えば、インクジェットのノズルヘッド、マイクロミラー、振動発電素子、加速度センサ、角速度センサ等に用いられる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されることはなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
例えば以上の実施形態では、誘電体デバイスとして圧電素子を例に挙げて説明したが、これに限られず、例えば強誘電体メモリ素子、コンデンサ等の各種電子デバイスにも本発明は適用可能である。
また以上の実施形態では、圧電素子の下部電極層2を金属層2aと導電性酸化物層2bとの積層構造としたが、単一の金属層で下部電極層が形成されてもよい。
1…基板
2…下部電極層
3…誘電体層
4…上部電極層
5…レジストマスク
10…ドライエッチング装置

Claims (6)

  1. 誘電体層の上に、導電性酸化物層と金属層とを含む電極層を形成し、
    前記電極層の上にレジストマスクを形成し、
    塩素系ガス及びフッ化炭素系ガスの少なくとも一種を含むエッチングガスのプラズマによって、前記レジストマスクを介して前記電極層をエッチングする
    誘電体デバイスの製造方法。
  2. 請求項1に記載の誘電体デバイスの製造方法であって、
    前記エッチングガスは、塩素系ガスとフッ化炭素系ガスとの混合ガスである
    誘電体デバイスの製造方法。
  3. 請求項2に記載の誘電体デバイスの製造方法であって、
    前記塩素系ガスはBCl3であり、前記フッ化炭素系ガスはC48である
    誘電体デバイスの製造方法。
  4. 請求項2に記載の誘電体デバイスの製造方法であって、
    前記混合ガス中のフッ化炭素系ガスの混合割合は50%以下である
    誘電体デバイスの製造方法。
  5. 請求項1に記載の誘電体デバイスの製造方法であって、
    前記導電性酸化物層は、ニッケル酸ランタン(LNO)又はルテニウム酸ストロンチウム(SRO)で形成され、
    前記金属層は、白金(Pt)又はイリジウム(Ir)で形成される
    誘電体デバイスの製造方法。
  6. 請求項1に記載の誘電体デバイスの製造方法であって、
    前記誘電体層は、チタン酸ジルコン酸鉛で形成される
    誘電体デバイスの製造方法。
JP2010232403A 2010-10-15 2010-10-15 誘電体デバイスの製造方法 Active JP5733943B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010232403A JP5733943B2 (ja) 2010-10-15 2010-10-15 誘電体デバイスの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010232403A JP5733943B2 (ja) 2010-10-15 2010-10-15 誘電体デバイスの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012089550A true JP2012089550A (ja) 2012-05-10
JP5733943B2 JP5733943B2 (ja) 2015-06-10

Family

ID=46260896

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010232403A Active JP5733943B2 (ja) 2010-10-15 2010-10-15 誘電体デバイスの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5733943B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014082464A (ja) * 2012-09-27 2014-05-08 Mitsumi Electric Co Ltd 圧電アクチュエータ及び光走査装置
US20160365504A1 (en) * 2013-08-29 2016-12-15 Hitachi Metals, Ltd. Piezoelectric thin film element, method for manufacturing the same, and electronic device including piezoelectric thin film element

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11195768A (ja) * 1997-10-22 1999-07-21 Fujitsu Ltd ペロブスカイト型酸化物膜を含む電子装置とその製造方法及び強誘電体キャパシタ
JP2007227752A (ja) * 2006-02-24 2007-09-06 Seiko Epson Corp キャパシタおよびその製造方法
JP2009026810A (ja) * 2007-07-17 2009-02-05 Asahi Glass Co Ltd パターン形成方法
JP2009212289A (ja) * 2008-03-04 2009-09-17 Fujifilm Corp ドライエッチング方法及びドライエッチング装置
JP2009239016A (ja) * 2008-03-27 2009-10-15 Seiko Epson Corp アクチュエータの製造方法およびアクチュエータ、並びに、液体噴射ヘッド
JP2010003971A (ja) * 2008-06-23 2010-01-07 Seiko Epson Corp 圧電素子およびその製造方法、圧電アクチュエータ、並びに、液体噴射ヘッド

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11195768A (ja) * 1997-10-22 1999-07-21 Fujitsu Ltd ペロブスカイト型酸化物膜を含む電子装置とその製造方法及び強誘電体キャパシタ
JP2007227752A (ja) * 2006-02-24 2007-09-06 Seiko Epson Corp キャパシタおよびその製造方法
JP2009026810A (ja) * 2007-07-17 2009-02-05 Asahi Glass Co Ltd パターン形成方法
JP2009212289A (ja) * 2008-03-04 2009-09-17 Fujifilm Corp ドライエッチング方法及びドライエッチング装置
JP2009239016A (ja) * 2008-03-27 2009-10-15 Seiko Epson Corp アクチュエータの製造方法およびアクチュエータ、並びに、液体噴射ヘッド
JP2010003971A (ja) * 2008-06-23 2010-01-07 Seiko Epson Corp 圧電素子およびその製造方法、圧電アクチュエータ、並びに、液体噴射ヘッド

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014082464A (ja) * 2012-09-27 2014-05-08 Mitsumi Electric Co Ltd 圧電アクチュエータ及び光走査装置
US20160365504A1 (en) * 2013-08-29 2016-12-15 Hitachi Metals, Ltd. Piezoelectric thin film element, method for manufacturing the same, and electronic device including piezoelectric thin film element

Also Published As

Publication number Publication date
JP5733943B2 (ja) 2015-06-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4553143B2 (ja) 圧電アクチュエータの製造方法、インクジェット式記録ヘッド
US8053955B2 (en) Piezoelectric device and method of production thereof
US20030077843A1 (en) Method of etching conductive layers for capacitor and semiconductor device fabrication
US20120304429A1 (en) Manufacturing methods of piezoelectric film element and piezoelectric device
JP2009266952A (ja) デバイスの製造方法及び製造装置
JPH09266200A (ja) 半導体装置の製造方法
JP4562482B2 (ja) 強誘電体キャパシタ構造およびその作製方法
JP5733943B2 (ja) 誘電体デバイスの製造方法
JP4596167B2 (ja) キャパシタの製造方法
JPWO2008149741A1 (ja) プラズマ処理装置のドライクリーニング方法
JP2006313833A (ja) 強誘電体キャパシタの形成方法、強誘電体キャパシタおよび電子デバイス
JP5766027B2 (ja) ドライエッチング方法及びデバイス製造方法
JP2003059906A (ja) エッチング方法およびキャパシタを形成する方法
WO2012086169A1 (ja) 誘電体デバイスの製造方法及びアッシング方法
WO2012057127A1 (ja) 誘電体デバイスの製造方法
US20130065023A1 (en) Etching high k dielectric films with reduced likelihood of delamination
JP2006060203A (ja) FeRAM用途のためのPt/PGOエッチングプロセス
JP2008251889A (ja) キャパシタの製造方法
JP5800710B2 (ja) 圧電素子の製造方法
JP2005235796A (ja) 圧電薄膜素子の製造方法
WO2007129732A1 (ja) エッチング方法
JP2006222283A (ja) 半導体装置の製造方法
JP2012156348A (ja) 誘電体デバイスの製造方法及びエッチング方法
JP2009214444A (ja) 液体噴射ヘッドの製造方法
JP2004312010A (ja) Pgo薄膜に応用するアルミニウム上部電極

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130902

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20141002

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20141007

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20141205

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150331

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150414

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5733943

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250