JP2009239016A - アクチュエータの製造方法およびアクチュエータ、並びに、液体噴射ヘッド - Google Patents

アクチュエータの製造方法およびアクチュエータ、並びに、液体噴射ヘッド Download PDF

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Abstract

【課題】信頼性が高く、かつ変位特性が良好なアクチュエータの製造方法およびアクチュエータを提供する。
【解決手段】アクチュエータ100は、基板10の上方に振動板20を成膜する工程と、バッファ層30を成膜する工程と、下部電極層42を成膜する工程と、下部電極層42をパターニングする工程と、パターニングにより残された下部電極層42の上方、およびパターニングにより露出されたバッファ層30の上方に、圧電体層44を成膜する工程とを含むため、圧電体層44は、全体的にグレインサイズが小さく均一であり、アクチュエータ100は、高い信頼性を有することができる。さらに、上部電極層46を成膜する工程と、圧電体層44および上部電極層46をパターニングする工程と、を含む。下部電極層42をパターニングする工程は、下部電極層42を、塩素系ガスと酸素系ガスとを含む混合エッチングガスを用いてエッチングする工程を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、アクチュエータの製造方法およびアクチュエータ、並びに、液体噴射ヘッドに関する。
現在、高精細、高速印刷手法として、インクジェット法が実用化されている。インク液滴を吐出させるためには、圧電体層を電極で挟んだ構造の圧電素子を用いる方法が有用である。代表的な圧電体層の材料としては、ペロブスカイト型酸化物であるチタン酸ジルコン酸鉛(Pb(Zr,Ti)O:PZT)が挙げられる。
圧電素子を形成する方法として、例えば特許文献1のように、1層目のPZT層を下部電極上に形成した後、2層目のPZT層を、振動板膜および1層目のPZT層上に形成する方法がある。
特開2002−314163号公報
本発明の目的は、信頼性が高く、かつ変位特性が良好なアクチュエータの製造方法およびアクチュエータを提供することにある。また、本発明の目的は、信頼性が高く、かつ特性が良好な液体噴射ヘッドを提供することにある。
本発明に係るアクチュエータの製造方法は、
基板の上方に振動板を成膜する工程と、
前記振動板の上方にバッファ層を成膜する工程と、
前記バッファ層の上方に下部電極層を成膜する工程と、
前記下部電極層をパターニングする工程と、
前記パターニングにより残された下部電極層の上方、および前記パターニングにより露出された前記バッファ層の上方に、圧電体層を成膜する工程と、
前記圧電体層の上方に上部電極層を成膜する工程と、
前記圧電体層および前記上部電極層をパターニングする工程と、を含み、
前記下部電極層をパターニングする工程は、前記下部電極層を、塩素系ガスと酸素系ガスとを含む混合エッチングガスを用いてエッチングする工程を有する。
本発明に係るアクチュエータの製造方法は、信頼性が高く、かつ変位特性が良好なアクチュエータを提供することができる。
なお、本発明に係る記載では、「上方」という文言を、例えば、「特定のもの(以下「A」という)の「上方」に他の特定のもの(以下「B」という)を形成する」などと用いている。本発明に係る記載では、この例のような場合に、A上に直接Bを形成するような場合と、A上に他のものを介してBを形成するような場合とが含まれるものとして、「上方」という文言を用いている。同様に、「下方」という文言は、A下に直接Bを形成するような場合と、A下に他のものを介してBを形成するような場合とが含まれるものとする。
本発明に係るアクチュエータの製造方法は、
基板の上方に振動板を成膜する工程と、
前記振動板の上方にバッファ層を成膜する工程と、
前記バッファ層の上方に下部電極層を成膜する工程と、
前記下部電極層の上方に第1圧電体層を成膜する工程と、
前記第1圧電体層をパターニングする工程と、
前記下部電極層をパターニングする工程と、
前記パターニングにより残された第1圧電体層の上方、および前記パターニングにより露出された前記バッファ層の上方に、第2圧電体層を成膜する工程と、
前記第2圧電体層の上方に上部電極層を成膜する工程と、
前記第2圧電体層および前記上部電極層をパターニングする工程と、を含み、
前記下部電極層をパターニングする工程は、前記下部電極層を、塩素系ガスと酸素系ガスとを含む混合エッチングガスを用いてエッチングする工程を有する。
本発明に係るアクチュエータの製造方法において、
前記バッファ層は、チタン、または酸化チタンからなることができる。
本発明に係るアクチュエータの製造方法において、
前記塩素系ガスと前記酸素ガスとの合計に対する前記塩素系ガスの流量比は、20%〜60%であることができる。
本発明に係るアクチュエータの製造方法において、
前記塩素系ガスは、三塩化ホウ素、または塩素からなり、酸素系ガスは、酸素からなることができる。
本発明に係るアクチュエータの製造方法において、
前記下部電極層をパターニングする工程は、
前記混合エッチングガスを用いてエッチングする工程の前に、前記混合エッチングガスとは別のエッチングガスを用いて、前記下部電極層の一部をエッチングする工程を有することができる。
本発明に係るアクチュエータの製造方法において、
前記別のエッチングガスは、三塩化ホウ素または塩素からなる塩素系ガスと、アルゴンガスと、を含むことができる。
本発明に係るアクチュエータの製造方法において、
前記圧電体層を成膜する工程の前に、前記混合エッチングガスとは別のエッチングガスを用いて、前記露出されたバッファ層の膜厚を小さくするようにエッチングする工程を有し、
エッチングされた前記露出されたバッファ層の厚さは、前記下部電極層により覆われている前記バッファ層の厚さより小さくなることができる。
本発明に係るアクチュエータは、
本発明に係るアクチュエータの製造方法によって、製造されたアクチュエータであって、
エッチングされた前記露出されたバッファ層の厚さは、前記下部電極層により覆われている前記バッファ層の厚さより小さいことができる。
本発明に係る液体噴射ヘッドは、
本発明に係るアクチュエータと、
前記基板に形成された圧力室と、
前記基板の下方に形成され、前記圧力室と連通するノズル孔を有するノズル板と、を有することができる。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しながら説明する。
1. アクチュエータ
図1は、本実施形態に係るアクチュエータ100を模式的に示す断面図である。図2は、本実施形態に係るアクチュエータ100を模式的に示す平面図である。なお、図1は、図2で示したA−A線に沿った断面図である。
アクチュエータ100は、図1および図2に示すように、基板10と、振動板20と、バッファ層30と、圧電素子40と、を含む。圧電素子40は、下部電極層42と、圧電体層44と、上部電極層46と、を有する。
基板10としては、例えば、(110)単結晶シリコン基板を用いることができる。
振動板20は、基板10上に形成されている。振動板20は、例えば、酸化シリコン(SiO)と酸化ジルコニウム(ZrO)とをこの順で積層された積層体からなる。振動板20の厚さは、例えば、1μm〜2μmである。振動板20は、圧電素子40の動作により、屈曲することができる。
バッファ層30は、振動板20上に形成されている。バッファ層30は、例えば、チタン(Ti)、酸化チタン(TiO)からなることができる。バッファ層30上には後述のように圧電体層44が形成されているが、バッファ層30は、圧電体層44のグレインサイズが大きくなること(大粒化)を抑制することができる。バッファ層30の厚さは、例えば、4nm〜20nmである。4nmより小さいと、バッファ層30は、圧電体層44の大粒化を抑制する機能を、十分に有し得ない場合がある。また、20nmより大きいと、バッファ層30は、振動板20の変位を妨げる場合がある。なお、バッファ層30は、下部電極層42との密着層としての機能も有することができる。
圧電素子40は、バッファ層30上に形成されている。圧電素子40は、振動板20を屈曲させることができる。圧電素子40は、下部電極層42と、圧電体層44と、上部電極層46と、を有する。
下部電極層42は、バッファ層30上に形成されている。下部電極層42は、例えば図2に示すように、複数の圧電素子40の共通電極である。下部電極層42は、例えば、白金、イリジウム、それらの導電性酸化物、ランタンニッケル酸化物(LaNiO:LNO)からなる。下部電極層42は、前記例示した材料の単層でもよいし、複数の材料を積層した構造であってもよい。下部電極層42の厚さは、例えば、50nm〜300nmである。下部電極層42は、圧電体層44に電圧を印加するための一方の電極である。
圧電体層44は、下部電極層42上およびバッファ層30上に形成されている。下部電極層42上に形成された圧電体層44と、バッファ層30上に形成された圧電体層44とは、同じのサイズのグレインを有することができ、例えば、その直径は0.2μm程度である。一般的に、圧電体層が振動板上に直接形成されている場合、振動板上の圧電体層のグレインサイズは、下部電極層上の圧電体層のグレインサイズに比べて大きくなる。振動板上の圧電体層のグレインサイズは、例えば、直径が2μm程度である。そのため、特に、振動板上の圧電体層と、下部電極層上の圧電体層との界面に、クラックが発生する場合がある。アクチュエータ100では、バッファ層30上に圧電体層44が形成されているため、このような問題を解消することができる。
圧電体層44は、ペロブスカイト型酸化物の圧電材料からなることができる。圧電体層44は、例えば、一般式ABOで示され、Aは、鉛を含み、Bは、ジルコニウムおよびチタンを含むことができる。前記Bは、例えば、さらにニオブを含むことができる。具体的には、圧電体層44としては、例えば、チタン酸ジルコン酸鉛(Pb(Zr,Ti)O:PZT)、ニオブ酸チタン酸ジルコン酸鉛(Pb(Zr,Ti,Nb)O:PZTN)などを用いることができる。圧電体層44の厚さは、例えば、300nm〜3000nmである。圧電体層44は、優先的に(100)に配向していることができる。ここで、「優先的に(100)に配向している」とは、(100)にすべての結晶が配向している場合と、例えば50%以上の結晶が(100)に配向しており、(100)に配向していない残りの結晶が(110)などに配向している場合と、を含むことを意味する。
なお、図示はしないが、例えば、下部電極層42と圧電体層44との間にチタン層を形成することができる。チタン層は、圧電体層44の(100)配向性を高める機能を有する。
上部電極層46は、圧電体層44上に形成されている。上部電極層46は、例えば図2に示すように、複数の圧電素子40の各々に設けられている独立した電極である。上部電極層46は、例えば、下部電極層42の説明で例示した材料と同じ材料からなる。上部電極層46の厚さは、例えば、50nm〜300nmである。上部電極層46は、圧電体層44に電圧を印加するための他方の電極である。
アクチュエータ100は、例えば、以下の特徴を有する。
アクチュエータ100では、振動板20上にバッファ層30が形成され、圧電体層44は、バッファ層30上および下部電極層42上に形成されている。そのため、圧電体層44は、全体的にグレインサイズが小さく均一である。したがって、アクチュエータ100は、高い信頼性を有することができる。
2. アクチュエータの製造方法
図3〜図5は、本実施形態に係るアクチュエータの製造方法を模式的に示す断面図である。
図3に示すように、基板10上に振動板20を成膜する。具体的には、基板10上に、酸化シリコンと酸化ジルコニウムとをこの順に成膜する。酸化シリコンは、例えば、熱酸化法により成膜される。酸化ジルコニウムは、例えば、スパッタ法により成膜される。
次に、振動板20上にバッファ層30を成膜する。バッファ層30は、例えば、スパッタ法により成膜される。
次に、バッファ層30上に下部電極層42を成膜する。下部電極層42は、例えば、スパッタ法、めっき法、真空蒸着法により成膜される。
図4に示すように、下部電極層42をパターニングする。パターニングは、フォトレジストなどからなるマスク層50で下部電極層42の一部を覆い、エッチングすることにより行われる。エッチングは、第1エッチング工程と第2エッチング工程との2段階のエッチング工程により行われることができる。
まず、第1エッチング工程では、図4に示すように、下部電極層42を完全に除去しないように、例えば下部電極層42の厚さの80%程度を除去するように行う。第1エッチング工程は、例えば、三塩化ホウ素(BCl)または塩素(Cl)からなる塩素系ガスと、アルゴン(Ar)ガスと、を含む第1エッチングガス60を用いて行われる。塩素系ガスとアルゴンガスとの合計に対する塩素ガスの流量比は、例えば、20%〜60%である。エッチング装置としては、例えば、ICP(Inductively Coupled Plasma)装置などの高密度プラズマ装置により、1Pa以下の圧力下で行うことができる。
第1エッチングガス60は、酸素系ガスを有していないため、マスク層50に対するエッチング速度は、下部電極層42に対するエッチング速度に比べて小さい。すなわち、第1エッチングガス60では、マスク層50と下部電極層42との選択比を確保することができる。そのため、後述する第2エッチング工程において、マスク層50に対するエッチング速度が大きい酸素(O)ガスを含むエッチングガスを用いても、エッチング中に、マスク層50は消失されないことができる。なお、マスク層50の厚さは、例えば、1μm〜2μmである。
次に、第2エッチング工程では、図5に示すように、マスク層50で覆われていない下部電極層42を完全に除去し、バッファ層30を露出させるように行う。第2エッチング工程は、塩素系ガスと酸素ガスとを含む混合エッチングガス(第2エッチングガス62)を用いて行われる。より具体的には、第2エッチングガス62は、例えば、三塩化ホウ素または塩素からなる塩素系ガスと、酸素からなる酸素系ガスと、を混合させたエッチングガスである。エッチング装置としては、第1エッチング工程で例示した装置を用いることができる。第2エッチング工程は、第1エッチング工程と連続して行われることができる。すなわち、第1エッチング工程で用いられる塩素系ガスをフローさせつつ、アルゴンガスを酸素系ガスに切り替えることで、第1エッチング工程に引き続き第2エッチング工程を行うことができる。
第2エッチング工程では、チタンまたは酸化チタンからなるバッファ層30が露出されると、第2エッチングガス62中の酸素は、バッファ層30のチタンと反応して酸化膜(図示せず)を形成することができる。酸化膜は、塩素系ガスの塩素原子とバッファ層30のチタン原子との反応を抑制するので、バッファ層30はエッチングされ難くなる。このような酸化膜は、下部電極層42のエッチング時には形成されない。例えば、下部電極層42としてイリジウムを用いた場合、塩素ガスに酸素を加えていないエッチングガスでは、イリジウムに対するエッチング速度は104nm/minであるのに対し、塩素ガスに酸素を加えているエッチングガス(第2エッチングガス)では、エッチング速度は110nm/minであり、ほとんど変化しない。一方、バッファ層30として酸化チタンを用いた場合、塩素ガスに酸素を加えていないエッチングガスでは、酸化チタンに対するエッチング速度は87nm/minであるのに対し、塩素ガスに酸素を加えているエッチングガス(第2エッチングガス)では、酸素を加えたときのエッチング速度は8.1nm/minとなり、酸素を加えていない場合の1/10以下のエッチング速度となる。すなわち、第2エッチングガス62では、バッファ層30と下部電極層42との選択比を確保することができる。よって、例えば、下部電極層42に対しオーバーエッチングを行う場合でも、バッファ層30は、ストッパ層としての機能を有するので、振動板20が露出しないようにエッチングをすることができる。したがって、圧電体層44は、振動板20上ではなくバッファ層30上に形成されることができ、圧電体層44の大粒化は抑制される。また、バッファ層30は、その厚さが振動板20の変位を妨げない程度の厚さ(例えば、4nm〜20nm)でも、振動板20が露出しないように、ストッパ層としての機能を有することができる。
第2エッチング工程では、塩素系ガスと酸素系ガスとの合計に対する塩素系ガスの流量比は、例えば、20%〜60%である。20%より小さいと、塩素系ガスの流量が小さいので、下部電極層42を除去するのに長時間を有する場合があり、マスク層50が第2エッチング工程中に消失してしまうことがある。60%より大きいと、酸素系ガスの流量が小さいので、バッファ層30と下部電極層42との選択比を十分に確保できない場合がある。例えば、塩素系ガスと酸素系ガスとの合計に対する塩素系ガスの流量比が60%の場合、下部電極層42に対するエッチング速度は110nm/minであるのに対し、バッファ層30に対するエッチング速度は8.1nm/minである。なお、第2エッチング工程の後に、熱処理を行うことにより、バッファ層30の表面に付着している塩素原子を除去することができ、より好適に圧電体層44の大粒化を抑制することができる。
マスク層50は、公知の方法により除去されることができる。
図1に示すように、パターニングにより残された下部電極層42上、およびパターニングにより露出されたバッファ層30上に、圧電体層44を成膜する。圧電体層44は、例えば、ゾルゲル法、CVD(Chemical Vapor Deposition)法、MOD(Metal Organic Deposition)法、スパッタ法により成膜される。
次に、圧電体層44上に上部電極層46を成膜する。上部電極46は、例えば、スパッタ法、めっき法、真空蒸着法により成膜される。
次に、圧電体層44および上部電極層46をパターニングする。パターニングは、一括で行われてもよいし、各層ごとに行われてもよい。パターニングは、例えば、フォトレジストをマスク(図示せず)として、塩素系ガスとフッ素系ガスとの混合ガスによりエッチングすることによって、行われることができる。
以上の工程により、アクチュエータ100を形成することができる。
アクチュエータ100の製造方法は、例えば、以下のような特徴を有する。
アクチュエータ100の製造方法では、第2エッチング工程において、塩素系ガスと酸素系ガスとを含む混合エッチングガス(第2エッチングガス62)を用いて、下部電極層42をエッチングする。そのため、バッファ層30と下部電極層42との選択比を確保することができる。すなわち、バッファ層30は、ストッパ層としての機能を有することができるので、振動板20が露出しないように、下部電極層42をエッチングすることができる。したがって、圧電体層44は、振動板20上ではなくバッファ層30上に形成されることができ、圧電体層44の大粒化は抑制される。そのため、圧電体層44は、全体的にグレインサイズが小さく均一である。また、バッファ層30は、その厚さが振動板20の変位を妨げない程度の厚さ(例えば、4nm〜20nm)でも、振動板20が露出しないように、ストッパ層としての機能を有することができる。つまり、信頼性が高く、変位特性が良好なアクチュエータ100を得ることができる。
アクチュエータ100の製造方法では、第1エッチング工程において、塩素系ガスとアルゴンガスとを含む第1エッチングガス60を用いて、下部電極層42をエッチングする。第1エッチングガス60は、酸素系ガスを有していないため、マスク層50と下部電極層42との選択比を確保することができる。そのため、第2エッチング工程において、酸素系ガスを含むエッチングガスを用いても、エッチング中にマスク層50は消失されることはなく、所望の形状の下部電極層42を得ることができる。
3. 変形例1
図6は、本実施形態の変形例1に係るアクチュエータ110の製造方法を模式的に示す断面図である。図7は、本実施形態の変形例1に係るアクチュエータ110を模式的に示す断面図である。以下、本実施形態の変形例1に係るアクチュエータ110の製造方法およびアクチュエータ110において、アクチュエータ100の構成部材と同様の機能を有する部材については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
アクチュエータ110の製造方法では、図6に示すように、圧電体層44を成膜する工程の前に、下部電極層42をエッチングする工程により露出されたバッファ層30(バッファ層の第1部分32)を、エッチングする。このエッチングによって、第1部分32の厚さは、下部電極層42に覆われているバッファ層30(バッファ層の第2部分34)の厚さより小さくなる。第1部分32のエッチングは、第1部分32を完全に除去しないように行われる。第1部分32のエッチングでは、例えば、下部電極層42をパターニングする工程で用いたマスク層50を、そのままエッチングマスク層として用いることができる。第1部分32のエッチングは、例えば、三塩化ホウ素または塩素からなる塩素系ガスと、アルゴンガスと、を含む第3エッチングガス64を用いて行われる。すなわち、第3エッチングガス64を構成する物質は、第1エッチングガス60を構成する物質と同じであってもよい。
以上の工程により、図7に示すようなアクチュエータ110を形成することができる。アクチュエータ110では、第1部分32の厚さは、例えば4nm〜20nmであり、第2部分34の厚さは、例えば40nm程度である。
アクチュエータ110の製造方法は、アクチュエータ100の製造方法の特徴に加えて、例えば、以下の特徴を有する。
アクチュエータ110の製造方法では、第1部分32の厚さを、第2部分34の厚さより小さくすることができる。すなわち、第2部分34の厚さを大きくすることができるので、バッファ層30と下部電極層42との密着性を高めることができる。したがって、バッファ層30と下部電極層42との密着性を高め、かつ圧電体層44の大粒化を抑制し、さらに振動板20の変位を妨げない、アクチュエータ110を得ることができる。つまり、信頼性が高く、変位特性が良好なアクチュエータ110を得ることができる。
4. 変形例2
図8は、本実施形態の変形例2に係るアクチュエータ120の製造方法を模式的に示す断面図である。図9は、本実施形態の変形例2に係るアクチュエータ120を模式的に示す断面図である。以下、本実施形態の変形例2に係るアクチュエータ120の製造方法およびアクチュエータ120において、アクチュエータ100の構成部材と同様の機能を有する部材については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
アクチュエータ120の製造方法では、図8に示すように、下部電極層42上に第1圧電体層44aを成膜する。次に、第1圧電体層44aをパターニングする。パターニングは、マスク層50で第1圧電体層44aの一部を覆い、エッチングすることにより行われる。エッチングは、例えば、塩素系ガスとフッ素系ガスとの混合ガスを用いて行われることができる。次に、例えば、第1圧電体層44aのパターニングで用いたマスク層50を用いて、下部電極層42をパターニングする。下部電極層42のエッチングは、上述のとおり行われることができる。
図9に示すように、パターニングにより残された第1圧電体層44a上、およびパターニングにより露出されたバッファ層30上に、第2圧電体層44bを成膜する。次に、 第2圧電体層44b上に上部電極層46を成膜し、第2圧電体層44bおよび上部電極層46をパターニングする。
以上の工程により、図9に示すようなアクチュエータ120を形成することができる。アクチュエータ120では、第1圧電体層44aの厚さは、例えば、100nm程度であり、第2圧電体層44bの厚さは、例えば、1μm程度である。
アクチュエータ120の製造方法は、アクチュエータ100の製造方法の特徴に加えて、例えば、以下の特徴を有する。
アクチュエータ120の製造方法では、第1圧電体層44aを、下部電極層42上に形成することができる。そのため、第1圧電体層44aは、(100)配向性が高く、良好な結晶性を有することができる。また、第2圧電体層44bを、第1圧電体層44a上に形成することができる。そのため、第2圧電体層44bは、第1圧電体層44aの結晶性を反映し、良好な結晶性を有することができる。つまり、変位特性が良好なアクチュエータ120を得ることができる。
5. 液体噴射ヘッド
次に、本発明の変形性1に係るアクチュエータを有する液体噴射ヘッドについて説明する。ここでは、本実施形態に係る液体噴射ヘッド200がインクジェット式記録ヘッドである場合について説明する。
図10は、本実施形態に係る液体噴射ヘッド200の要部を概略的に示す断面図である。図11は、本実施形態に係る液体噴射ヘッド200の分解斜視図であり、通常使用される状態とは上下を逆に示したものである。なお、図11では、便宜上、本発明の変形性1に係るアクチュエータ110の圧電素子40を簡略化して示している。また、図11では、バッファ層30の図示を省略している。
液体噴射ヘッド200は、図10および図11に示すように、例えば図10に示すアクチュエータ110と、ノズル板11と、を含む。液体噴射ヘッド200は、さらに、筐体17を有することができる。
ノズル板11は、キャビティ(圧力室)12に通じるノズル孔13を有する。ノズル孔13からは、インクが吐出される。ノズル板11には、例えば、多数のノズル孔13が一列に設けられている。ノズル板11の材質としては、例えば、シリコン、ステンレス鋼(SUS)を用いることができる。ノズル板11は、通常使用される状態では基板10の下(図11では上)に固定される。筐体17は、ノズル板11およびアクチュエータ150を収納することができる。筐体17は、例えば、各種樹脂材料、各種金属材料等を用いて形成される。
基板10がノズル板11と振動板20との間の空間を区画することにより、リザーバ(液体貯留部)14、供給口15および複数のキャビティ12が設けられている。振動板20には、厚さ方向に貫通した貫通孔16が設けられている。リザーバ14は、外部(例えばインクカートリッジ)から貫通孔16を通じて供給されるインクを一時的に貯留する。供給口15によって、リザーバ14から各キャビティ12へインクが供給される。
キャビティ12は、前述のように基板10の開口部12から構成されている。キャビティ12は、各ノズル孔13に対して1つずつ配設されている。キャビティ12は、振動板20の変形により容積可変になっている。この容積変化により、ノズル孔13からインクが吐出される。
圧電素子40は、圧電素子駆動回路(図示せず)に電気的に接続され、圧電素子駆動回路の信号に基づいて作動(振動、変形)することができる。振動板20は、圧電素子40の変形によって変形し、キャビティ12の内部圧力を瞬間的に高めることができる。
本実施形態に係る液体噴射ヘッド200は、例えば、以下のような特徴を有する。
液体噴射ヘッド200は、アクチュエータ110を有することができる。アクチュエータ110は、上述のように、信頼性が高く、変位特性が良好である。従って、信頼性が高く、良好な特性を有する液体噴射ヘッド200を得ることができる。
なお、上述した例では、液体噴射ヘッド200がインクジェット式記録ヘッドである場合について説明した。しかしながら、本発明の液体噴射ヘッドは、例えば、液晶ディスプレイなどのカラーフィルタの製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレイ、FED(面発光ディスプレイ)などの電極形成に用いられる電極材料噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッドなどとして用いられることもできる。
上述した実施形態および変形例は一例であって、これらに限定されるわけではない。例えば、各実施形態および各変形例を適宜組み合わせることも可能である。
上記のように、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項および効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できよう。従って、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれるものとする。
本実施形態に係るアクチュエータを模式的に示す断面図。 本実施形態に係るアクチュエータを模式的に示す平面図。 本実施形態に係るアクチュエータの製造工程を模式的に示す断面図。 本実施形態に係るアクチュエータの製造工程を模式的に示す断面図。 本実施形態に係るアクチュエータの製造工程を模式的に示す断面図。 本実施形態の変形例に係るアクチュエータの製造工程を模式的に示す断面図。 本実施形態に変形例に係るアクチュエータを模式的に示す断面図。 本実施形態の変形例に係るアクチュエータの製造工程を模式的に示す断面図。 本実施形態に変形例に係るアクチュエータを模式的に示す断面図。 本実施形態に係る液体噴射ヘッドを模式的に示す断面図。 本実施形態に係る液体噴射ヘッドを模式的に示す分解斜視図。
符号の説明
10 基板、11 ノズル板、12 開口部(キャビティ)、13 ノズル孔、
14 リザーバ、15 供給口、16 貫通孔、17 筐体、20 振動板、
30 バッファ層、32 第1部分、34 第2部分、40 圧電素子、
42 下部電極層、44 圧電体層、44a 第1圧電体層、44b 第2圧電体層、
46 上部電極層、50 マスク層、60 第1エッチングガス、
62 第2エッチングガス、64 第3エッチングガス、100 アクチュエータ、
110 アクチュエータ、120 アクチュエータ、200 液体噴射ヘッド

Claims (10)

  1. 基板の上方に振動板を成膜する工程と、
    前記振動板の上方にバッファ層を成膜する工程と、
    前記バッファ層の上方に下部電極層を成膜する工程と、
    前記下部電極層をパターニングする工程と、
    前記パターニングにより残された下部電極層の上方、および前記パターニングにより露出された前記バッファ層の上方に、圧電体層を成膜する工程と、
    前記圧電体層の上方に上部電極層を成膜する工程と、
    前記圧電体層および前記上部電極層をパターニングする工程と、を含み、
    前記下部電極層をパターニングする工程は、前記下部電極層を、塩素系ガスと酸素系ガスとを含む混合エッチングガスを用いてエッチングする工程を有する、アクチュエータの製造方法。
  2. 基板の上方に振動板を成膜する工程と、
    前記振動板の上方にバッファ層を成膜する工程と、
    前記バッファ層の上方に下部電極層を成膜する工程と、
    前記下部電極層の上方に第1圧電体層を成膜する工程と、
    前記第1圧電体層をパターニングする工程と、
    前記下部電極層をパターニングする工程と、
    前記パターニングにより残された第1圧電体層の上方、および前記パターニングにより露出された前記バッファ層の上方に、第2圧電体層を成膜する工程と、
    前記第2圧電体層の上方に上部電極層を成膜する工程と、
    前記第2圧電体層および前記上部電極層をパターニングする工程と、を含み、
    前記下部電極層をパターニングする工程は、前記下部電極層を、塩素系ガスと酸素系ガスとを含む混合エッチングガスを用いてエッチングする工程を有する、アクチュエータの製造方法。
  3. 請求項1または2において、
    前記バッファ層は、チタン、または酸化チタンからなる、アクチュエータの製造方法。
  4. 請求項1ないし3のいずれかにおいて、
    前記塩素系ガスと前記酸素ガスとの合計に対する前記塩素系ガスの流量比は、20%〜60%である、アクチュエータの製造方法。
  5. 請求項1ないし4のいずれかにおいて、
    前記塩素系ガスは、三塩化ホウ素、または塩素からなり、酸素系ガスは、酸素からなる、アクチュエータの製造方法。
  6. 請求項1ないし5のいずれかにおいて、
    前記下部電極層をパターニングする工程は、
    前記混合エッチングガスを用いてエッチングする工程の前に、前記混合エッチングガスとは別のエッチングガスを用いて、前記下部電極層の一部をエッチングする工程を有する、アクチュエータの製造方法。
  7. 請求項6において、
    前記別のエッチングガスは、三塩化ホウ素または塩素からなる塩素系ガスと、アルゴンガスと、を含む、アクチュエータの製造方法。
  8. 請求項1ないし7のいずれかにおいて、
    前記圧電体層を成膜する工程の前に、前記混合エッチングガスとは別のエッチングガスを用いて、前記露出されたバッファ層の膜厚を小さくするようにエッチングする工程を有し、
    エッチングされた前記露出されたバッファ層の厚さは、前記下部電極層により覆われている前記バッファ層の厚さより小さくなる、アクチュエータの製造方法。
  9. 請求項8に記載のアクチュエータの製造方法によって、製造されたアクチュエータであって、
    エッチングされた前記露出されたバッファ層の厚さは、前記下部電極層により覆われている前記バッファ層の厚さより小さい、アクチュエータ。
  10. 請求項9に記載のアクチュエータと、
    前記基板に形成された圧力室と、
    前記基板の下方に形成され、前記圧力室と連通するノズル孔を有するノズル板と、を有する、液体噴射ヘッド。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102214787A (zh) * 2010-03-23 2011-10-12 精工爱普生株式会社 压电元件及其制造方法、压电执行元件、液滴喷射头及装置
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