JP2010003971A - 圧電素子およびその製造方法、圧電アクチュエータ、並びに、液体噴射ヘッド - Google Patents

圧電素子およびその製造方法、圧電アクチュエータ、並びに、液体噴射ヘッド Download PDF

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Abstract

【課題】特性の劣化を抑制した圧電素子およびその製造方法を提供する。
【解決手段】圧電素子100は、基板10と、基板10の上方に形成された下部電極20と、下部電極20の上方に形成された圧電体層30と、圧電体層30の上方に形成された上部電極40と、上部電極40の上面の端部に形成された第1保護層50と、少なくとも第1保護層50、上部電極40および圧電体層30を覆うように形成された第2保護層60と、を含み、第1保護層50の一方の側面、上部電極40の側面および圧電体層30の側面は、それぞれ連続して、1つの傾斜面70となるように形成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、圧電素子およびその製造方法、圧電アクチュエータ、並びに、液体噴射ヘッドに関する。
現在、高精細、高速印刷手法として、インクジェット記録装置が実用化されている。インクジェット記録装置に搭載される液体噴射ヘッドとしては、圧電体層を下部電極と上部電極で挟んだ構造の圧電素子を用いる方法が有用である。代表的な圧電体層の材料としては、チタン酸ジルコン酸鉛(PZT)が知られている。圧電体層は、水分などと接触することにより、その特性が劣化することが知られている。そのため、圧電素子は、一般に保護層で覆われている(特開2005−119199号公報参照)。
このような圧電素子は、圧電体層が変形を繰り返すことにより、上部電極の端部付近および圧電体層と下部電極との界面付近等に応力が集中し、その箇所を覆う保護層にクラックが入る場合がある。このクラックから水分などが侵入するため、圧電素子の特性の劣化、さらには破壊につながる。
特開2005−119199号公報
本発明の目的は、特性の劣化を抑制した圧電素子およびその製造方法を提供することにある。また、本発明の目的は、上記圧電素子を有する圧電アクチュエータおよび液体噴射ヘッドを提供することにある。
本発明に係る圧電素子は、
基板と、
前記基板の上方に形成された下部電極と、
前記下部電極の上方に形成された圧電体層と、
前記圧電体層の上方に形成された上部電極と、
前記上部電極の上面の端部に形成された第1保護層と、
少なくとも前記第1保護層、前記上部電極および前記圧電体層を覆うように形成された第2保護層と、を含み、
前記第1保護層の一方の側面、前記上部電極の側面および前記圧電体層の側面は、それぞれ連続して、1つの傾斜面となるように形成される。
本発明に係る圧電素子は、上部電極の上面の端部に第1保護層を有するため、圧電体層の変形を妨げることなく、第2保護層に発生したクラックが圧電体層に到達することを防止することができる。したがって、圧電素子100は、特性の劣化を抑制することができる。
なお、本発明に係る記載では、「上方」という文言を、例えば、「特定のもの(以下「A」という)の「上方」に他の特定のもの(以下「B」という)を形成する」などと用いている。本発明に係る記載では、この例のような場合に、A上に直接Bを形成するような場合と、A上に他のものを介してBを形成するような場合とが含まれるものとして、「上方」という文言を用いている。同様に、「下方」という文言は、A下に直接Bを形成するような場合と、A下に他のものを介してBを形成するような場合とが含まれるものとする。
本発明に係る圧電素子において、
前記第1保護層の上面は、該第1保護層の上面と側面とがなす角部が、曲面で形成されることにより、前記傾斜面と連続していることができる。
本発明に係る圧電素子において、
前記第1保護層の膜厚は、前記第2保護層の膜厚よりも厚くすることができる。
本発明に係る圧電素子において、
前記第1保護層は、前記第2保護層と同じ材料からなることができる。
本発明に係る圧電素子において、
前記第1保護層は、前記上部電極と同じ材料からなることができる。
本発明に係る圧電素子において、
前記圧電体層は、前記下部電極と前記上部電極の間に形成された第1部分と、
前記第1部分の外側に連続して形成され、前記第1部分から離れる方向に向かって膜厚が薄くなるテーパー形状に形成された第2部分と、を有し、
前記第1部分の側面の前記基板に対する傾斜角は、前記第2部分の側面の基板に対する傾斜角よりも大きくすることができる。
本発明に係る圧電素子において、
前記第2部分の最大膜厚は、前記第1部分の膜厚の1/10以下であることができる。
本発明に係る圧電素子の製造方法は、
基板の上方に下部電極を形成する工程と、
前記下部電極の上方に圧電体層、上部電極および第1保護層を順次積層する工程と、
前記第1保護層の一方の側面、前記上部電極の側面および前記圧電体層の側面が、それぞれ連続して、1つの傾斜面となるように前記圧電体層、前記上部電極および前記第1保護層をエッチングする工程と、
少なくとも前記第1保護層、前記上部電極および前記圧電体層を第2保護層で覆う工程と、
前記上部電極の上面の端部に前記第1保護層が残るようにパターニングする工程と、を含む。
本発明に係る圧電アクチュエータは、
本発明に係る圧電素子を含み、
前記基板の上方に形成され、前記圧電素子によって変形する振動板を有することができる。
本発明に係る液体噴射ヘッドは、
本発明に係る圧電アクチュエータを含み、
前記基板に形成された圧力室と、
前記基板の下方に形成され、前記圧力室と連通するノズル孔を有するノズル板と、を有することができる。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を参照しながら説明する。
1.圧電素子
図1は、本実施形態に係る圧電素子100を模式的に示した断面図である。
圧電素子100は、図1に示すように、基板10と、下部電極20と、圧電体層30と、上部電極40と、第1保護層50と、第2保護層60と、を含む。圧電体層30は、第1部分32と、第2部分34と、を有する。
基板10の材質は、例えば、導電体、半導体または絶縁体などを用いることができ、特に限定されない。基板10は、例えば、(110)単結晶シリコン基板を用いることができる。基板10は、例えば、後述するインクジェット式記録ヘッドの圧力室12(図7参照)が形成されることができる。基板10は、例えば、振動板210(図7参照)や酸化チタン等の下部電極20との密着層を有してもよい。
下部電極20は、基板10上に形成される。下部電極20は、圧電体層30に電圧を印加するための一方の電極である。下部電極20としては、例えば、白金、イリジウム、それらの導電性酸化物およびランタンニッケルオキサイド(LNO)等の酸化物を用いることができる。下部電極20は、前記例示した材料の単層でもよいし、複数の材料を積層した構造であってもよい。下部電極20の厚さは、例えば、50nm〜300nmである。下部電極20は、例えば、複数の圧電素子の共通電極として形成されることができる。
圧電体層30は、下部電極20上に形成される。圧電体層30には、圧電性を有する材料を用いることができる。圧電体層30は、例えば、ペロブスカイト型酸化物からなることができる。具体的には、圧電体層30としては、例えば、チタン酸ジルコン酸鉛(Pb(Zr,Ti)O:PZT)(以下PZTという)、ニオブ酸チタン酸ジルコン酸鉛(Pb(Zr,Ti,Nb)O:PZTN)などを用いることができる。圧電体層30は、例えば、第1部分32と第2部分34とを有することができる。圧電体層30は、例えば、第2部分34を有さないこともできる。
圧電体層30の第1部分32は、下部電極20と上部電極40との間に形成され、印加された電圧により変形することができる。第1部分32は、圧電体層30の実質的な駆動部分である。第1部分32の膜厚は、例えば、1μm程度であることができる。
圧電体層30の第2部分34は、第1部分32の外側に、第1部分32と連続して形成される。第2部分34は、下部電極20の少なくとも一部を覆うように形成されることができる。第2部分34は、第1部分32から離れる方向に向かって膜厚が薄くなるテーパー形状であることができる。これにより、第2部分34は、第1部分32の変形および振動板210(図7参照)の変位を妨げないことができる。第2部分34の最大膜厚となる、第2部分34が第1部分32と接する箇所の膜厚は、第1部分32の膜厚の1/10以下であることが望ましい。これにより、第2部分34は、第1部分32の変形および振動板210(図7参照)の変位をより妨げないことができる。第2部分34が第1部分32と接する箇所の膜厚は、例えば、20nm〜100nmであることができる。
第2部分34は、第1部分32と下部電極20との界面を覆うように形成される。第2部分34の側面の基板10に対する第2傾斜角βは、第1部分32の側面の基板10に対する第1傾斜角αより小さく設けられることができる。したがって、第2部分34は、第2保護層60の被覆性を向上させることができる。第1部分32の第1傾斜角αは、例えば、40°〜70°であることができる。第2部分34の第2傾斜角βは、例えば、1°程度であることができる。第2部分34の長さ、すなわち、第2部分34が第1部分32と接している箇所から第2部分34の先端までの長さは、第1部分32の厚さにもよるが、例えば、100nm以上であることができる。
上部電極40は、第1部分32上に形成される。上部電極40は、下部電極20と対になり他方の電極として機能する。上部電極40の厚みは、例えば、20nm〜200nmとすることができる。上部電極40としては、例えば、白金、イリジウム、それらの導電性酸化物などを用いることができる。また、上部電極40は、例示した材料の単層でもよいし、複数の材料を積層した構造であってもよい。
第1保護層50は、上部電極40の上面の端部に形成される。第1保護層50は、平面的に視て、上部電極40の周縁に形成されることができる。これにより、第1保護層50は、圧電体層30が変形しても、その変形を妨げないことができる。第1保護層50の膜厚は、第2保護層60の膜厚よりも厚く形成されることができる。
上部電極40の端部付近は、圧電体層30の変形により応力が集中すること、および保護層自身の膜応力により、第2保護層60にクラックが入る場合がある。本実施例では、第2保護層60が、第1保護層50を介して上部電極40の端部を覆っている。したがって、第2保護層60にクラックが入っても、その場所は、第1保護層50の上端部である。よって、第1保護層50により、クラックが圧電体層30に到達することを防止することができる。また、第1保護層50の上面と側面とがなす角部は、曲面で形成されることができる。これにより、第2保護層60に加わる応力を緩和させることができるため、第2保護層60にクラックが入ることを防止することができる。なお、第1保護層50の上面と側面とがなす角部は、例えば、角を有していてもよい。
第1保護層50は、例えば、第2保護層60と同じ材料からなることができる。また、第1保護層50は、例えば、第2保護層60と異なる材料であっても良く、第2保護層60と密着性の良い材料からなることができる。第1保護層50と第2保護層60の密着性が良いことにより、第2保護層60の剥離を防止することができる。第1保護層50としては、例えば、窒化チタン、チタン、酸化シリコン、酸化窒化シリコン、アルミニウム、酸化アルミニウムおよびランタンニッケルオキサイド(LNO)のうちの少なくとも1つの材料を用いることができる。
第2保護層60は、例えば、第1保護層50と、上部電極40と、圧電体層30と、を覆うことができる。第2保護層60は、圧電体層30が、水分などの外部からの物質と接触することを防ぐことができる。第2保護層60は、例えば、さらに、下部電極20の上面の一部を覆うことができる。第2保護層60としては、例えば、酸化シリコン、窒化シリコン、酸化窒化シリコン、酸化アルミニウム等を用いることができる。
傾斜面70は、第1保護層50の一方の側面、上部電極40の側面および圧電体層30の側面が、それぞれ連続して、形成されることができる。これにより、第2保護層60の被覆性を向上させることができる。傾斜面70は、基板10の垂線に対して傾いた面であることができる。図示の例では、第1保護層50の上面と側面とがなす角部が、曲面で形成されることにより、第1保護層50の上面と傾斜面70と連続していることができる。これにより、第2保護層60の被覆性を向上させることができる。
圧電素子100は、例えば、以下の特徴を有する。
圧電素子100は、上部電極40の上面の端部に形成された第1保護層50を有する。第1保護層50は、圧電体層30の変形を妨げることなく、第2保護層60に発生したクラックが圧電体層30に到達することを防止することができる。したがって、圧電素子100は、特性の劣化を抑制することができる。
圧電素子100は、第1保護層50の一方の側面、上部電極40の側面および圧電体層30の側面が、それぞれ連続して、1つの傾斜面70となるように形成されることができる。これにより、圧電素子100は、第2保護層60の被覆性を向上させ、さらに応力の集中を防ぐことができるため、第2保護層60のクラック、および剥離を防止することができる。
圧電素子100は、第1保護層50の上面と側面とがなす角部が、曲面で形成されることができる。これにより、圧電素子100は、第2保護層60に加わる応力を緩和させることができるため、第2保護層60にクラックが入ることを防止することができる。
圧電素子100は、第1保護層50が、第2保護層60と同じ材料、または、第2保護層60と密着性の良い材料で形成されることができる。これにより、圧電素子100は、第2保護層60の剥離を防止することができる。
圧電素子100は、圧電体層30の第2部分34が、第1部分32と下部電極20との界面を覆うように形成されることができる。また、第2部分34の第2傾斜角βは、第1部分32の第1傾斜角αより小さいことができる。したがって、第2部分34は、圧電体層30および振動板210の変位を妨げることなく、第2保護層60の被覆性を向上させることができる。これにより、圧電素子100は、第2保護層60のクラック、および剥離を防止することができる。
2.圧電素子の製造方法
次に、本実施形態に係る圧電素子100の製造方法について、図面を参照しながら説明する。図2〜図5は、本実施形態に係る圧電素子100の製造工程を模式的に示す断面図である。
図2に示すように、基板10の上に下部電極20と、圧電体層30と、上部電極40と、第1保護層50とを、この順に成膜する。
下部電極20および上部電極40は、例えば、スパッタ法、めっき法、真空蒸着法により成膜される。
圧電体層30は、例えば、ゾルゲル法、CVD(Chemical Vapor Deposition)法、MOD(Metal Organic Deposition)法、スパッタ法、レーザーアブレーション法により成膜される。ここで例えば、圧電体層30の材質がPZTからなる場合、酸素雰囲気で700℃程度のアニールを行うことで、圧電体層30が結晶化される。
第1保護層50は、例えば、スパッタ法等の公知の方法により成膜される。
図3に示すように、第1保護層50上に、レジストマスク80を形成する。レジストマスク80は、公知の方法で成膜、パターニングがされる。後述する上部電極40および圧電体層30をパターニングする工程で酸素を導入する場合、第1保護層50に、例えば、チタンまたは、ランタンニッケルオキサイド(LNO)等を用いると、第1保護層50がこのパターニングの際に好適なハードマスクとして機能するため、精度の高いパターニングを行うことができる。
図4に示すように、第1保護層50、上部電極40および圧電体層30をパターニングする。パターニングは、例えば、ドライエッチングで行うことができる。ドライエッチングは、例えば、ICP(Inductively Coupled Plasma)などの高密度プラズマを用いたエッチング装置で1.0Pa以下の圧力で行うと良好なパターニングができる。上部電極40のエッチングガスとしては、例えば、塩素とアルゴンの混合ガスを用いることができる。圧電体層30のエッチングガスとしては、例えば、塩素系のガスとフロン系のガスとの混合ガスを用いることができる。塩素系のガスとしては、例えば、BCl、Clなどが挙げられる。フロン系のガスとしては、例えば、CF、Cなどが挙げられる。
圧電体層30は、ドライエッチングにより、圧電体層30の第1部分32が形成されるとともに、μローディング効果により、第1部分32の外側に第1部分32から離れる方向に向かって膜厚が薄くなるテーパー形状が形成されることができる。μローディング効果とは、パターン密度の局所的な差異により、エッチング速度や形状が変化する現象を言う。μローディング効果によって、例えば、パターンが密な部分ではエッチングレートが遅くなり、粗の部分ではエッチングレートが早くなる。圧電体層30のドライエッチング時に酸素をエッチングガスとして導入することにより、μローディング効果を増大させることができる。また、酸素を加えた場合、レジストマスク80は急速にエッチングされるためマスク寸法が大きく変化する。このとき、第1保護層50にチタンやランタンニッケルオキサイドなどを用いると、これらの材料はエッチングされる速度が遅いため、寸法変換差が少なく好適なマスクとして機能することができる。
第1部分32の外側が所望の形状になったところで、エッチングを中止することで、第2部分34が形成される。例えば、下部電極20の少なくとも一部が露出した時点でエッチングを中止することで、第2部分34が形成されることができる。第2部分34は、オーバーエッチング量を調整することで任意の形状に形成されることができる。
本工程で各層がエッチングされることにより、第1保護層50の一方の側面、上部電極40の側面および圧電体層30の側面が、それぞれ連続して、1つの傾斜面70を形成することができる。また、例えば、レジストマスク80を水平方向に後退させるようにエッチングを進ませることで、第1保護層50の角部を曲面とすることができる。
図5に示すように、レジストマスク80を除去する。レジストマスク80は、公知の方法で除去することができる。
図1に示すように、第1保護層50、上部電極40および圧電体層30を覆うように第2保護層60を成膜する。第2保護層60は、公知の方法で成膜することができる。例えば、酸化アルミニウムを用いる場合は、トリメチルアルミとオゾンを原料ガスとして用いたCVD法で成膜することができ、その膜厚は、例えば100nmである。
次に、上部電極40上の第1保護層50と第2保護膜60をパターニングする。第1保護層50と第2保護膜60は、公知の方法でドライエッチングなどによりパターニングすることができる。なお、パターニングする工程において、第1保護層50は、例えば、上部電極40とエッチング選択比の大きい材料を用いると、上部電極40がこのパターニングにより膜べりすることを防止できる。
以上の工程により、圧電素子100を製造することができる。
圧電素子100の製造方法は、例えば、以下のような特徴を有する。
圧電素子100の製造方法は、上部電極40の上面の端部に第1保護層50を形成することができる。第1保護層50は、圧電体層30の変形を妨げることなく、第2保護層60に発生したクラックが圧電体層30に到達することを防止することができる。したがって、圧電素子100の製造方法によれば、特性の劣化を抑制した圧電素子100を得ることができる。
圧電素子100の製造方法は、第1保護層50の一方の側面、上部電極40の側面および圧電体層30の側面が、それぞれ連続して、1つの傾斜面70となるように形成されることができる。したがって、圧電素子100の製造方法によれば、第2保護層60の被覆性が向上するため、第2保護層60のクラックおよび剥離を防止することができる。
圧電素子100の製造方法は、第1保護層50の上面と側面とがなす角部が、曲面で形成されることができる。これにより、圧電素子100の製造方法によれば、第2保護層60に加わる応力を緩和させることができるため、第2保護層60にクラックが入ることを防止することができる。
圧電素子100の製造方法は、圧電体層30の第2部分34が、第1部分32と下部電極20との界面を覆うように形成されることができる。また、第2部分34の第2傾斜角βは、第1部分32の第1傾斜角αより小さいことができる。したがって、圧電素子100の製造方法によれば、第2部分34が形成されるため、圧電体層30および振動板210の変形を妨げることなく、第2保護層60の被覆性が向上し、第2保護層60のクラックおよび剥離を防止することができる。
3.変形例
次に、本実施形態に係る圧電素子の変形例について説明する。なお、上述した圧電素子100の例と異なる点について説明し、同様の点については説明を省略する。
図6は、本変形例に係る圧電素子150を概略的に示す断面図である。
圧電素子100の例では、第1保護層50は、上部電極40と異なる材料を用いたが、本変形例に係る圧電素子150は、図6に示すように、第1保護層50は、上部電極40と同じ材料を用いることができる。すなわち、上部電極40の一部が、第1保護層50を構成することができる。
本変形例に係る圧電素子150の製造方法は、第1保護層50を成膜する工程に代えて上部電極40を第1保護層50の膜厚だけ厚く成膜すること、圧電体層30のエッチング工程の後に、塩素とアルゴンの混合ガスを1.0Pa程度の圧力で、200W程度の低バイアスでドライエッチングを行うことで第1保護層50の端部を曲面にすること、以外については、基本的に上述した圧電素子100の製造方法と同じである。したがって、その説明を省略する。
本変形例に係る圧電素子150は、上部電極40の上面の端部に形成された第1保護層50を有する。第1保護層50は、圧電体層30の変形を妨げることなく、第2保護層60に発生したクラックが圧電体層30に到達することを防止することができる。したがって、圧電素子150は、特性の劣化を抑制することができる。
4.圧電アクチュエータおよび液体噴射ヘッド
次に、上述した圧電素子がアクチュエータとして機能している液体噴射ヘッドについて説明する。
図7は、本実施形態に係る液体噴射ヘッド300の要部を模式的に示す断面図である。図8は、本実施形態に係る液体噴射ヘッド300の分解斜視図である。なお、図8は、通常使用される状態とは上下を逆に示したものである。
液体噴射ヘッド300は、図7に示すように、圧力室12と、ノズル板320と、圧電アクチュエータ200と、を含む。圧電アクチュエータ200は、振動板210と、圧電素子100と、を含む。液体噴射ヘッド300は、図8に示すように、さらに、筐体17を有する。なお、図8では、便宜上、積層体340を簡略化している。
ノズル板320は、圧力室12に通じるノズル孔322を有する。ノズル孔322からは、インクが吐出される。ノズル板320は、例えばステンレス鋼(SUS)製の圧延プレートである。ノズル板320は、通常使用される状態では基板10の下(図8では上)に固定される。筐体17は、ノズル板320および圧電素子100を収納することができる。筐体17は、例えば、各種樹脂材料、各種金属材料等を用いて形成される。
基板10がノズル板320と振動板210との間の空間を区画することにより、図8に示すように、リザーバ(液体貯留部)14、供給口15および圧力室12が設けられている。振動板210には、厚さ方向に貫通した貫通孔16が設けられている。リザーバ14は、外部(例えばインクカートリッジ)から貫通孔16を通じて供給されるインクを一時的に貯留する。供給口15によって、リザーバ14から圧力室12へインクが供給される。
圧力室12は、基板10に形成されている。圧力室12は、振動板210の変形により容積可変になっている。この容積変化により、ノズル孔322からインクが吐出される。圧力室12は、ノズル孔322と連通している。
振動板210は、基板10上に形成されている。振動板210は、圧電素子100の動作により、変位することができる。振動板210は、例えば、酸化シリコンと酸化ジルコニウムの2層からなることができる。
積層体340は、下部電極20と、圧電体層30と、上部電極40と、を含む。積層体340は、圧電素子駆動回路(図示せず)に電気的に接続され、圧電素子駆動回路の信号に基づいて作動(振動、変形)することができる。振動板210は、積層体340の変形によって変形し、圧力室12の内部圧力を瞬間的に高めることができる。
本実施形態に係る圧電アクチュエータ200と液体噴射ヘッド300は、例えば、以下の特徴を有する。
本実施形態に係る圧電素子100は、特性の劣化を抑制することができる。これにより、特性の劣化を抑制することができる圧電アクチュエータ200と液体噴射ヘッド300を得ることができる。
なお、上述した例では、液体噴射ヘッド300がインクジェット式記録ヘッドである場合について説明した。しかしながら、本発明の液体噴射ヘッドは、例えば、液晶ディスプレイ等のカラーフィルタの製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレイ、FED(面発光ディスプレイ)等の電極形成に用いられる電極材料噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッドなどとして用いられることもできる。
また、例えば、上述した本発明の実施形態に係る圧電素子は、強誘電体メモリ(FeRAM)等のキャパシタ構造を有するデバイスに適用することができる。
上記のように、本発明の実施形態について詳細に説明したが、本発明の新規事項および効果から実体的に逸脱しない多くの変形が可能であることは当業者には容易に理解できよう。従って、このような変形例はすべて本発明の範囲に含まれるものとする。
本実施形態に係る圧電素子を模式的に示す断面図。 本実施形態に係る圧電素子の製造工程を模式的に示す断面図。 本実施形態に係る圧電素子の製造工程を模式的に示す断面図。 本実施形態に係る圧電素子の製造工程を模式的に示す断面図。 本実施形態に係る圧電素子の製造工程を模式的に示す断面図。 本実施形態の変形例に係る圧電素子を模式的に示す断面図。 本実施形態に係る液体噴射ヘッドを模式的に示す断面図。 本実施形態に係る液体噴射ヘッドを模式的に示す分解斜視図。
符号の説明
10 基板、12 圧力室、14 リザーバ、15 供給口、16 貫通孔、17 筐体、20 下部電極、30 圧電体層、32 第1部分、34 第2部分、40 上部電極、50 第1保護層、60 第2保護層、70 傾斜面、80 レジストマスク、100,150 圧電素子、200 圧電アクチュエータ、300 液体噴射ヘッド、320 ノズル板、322 ノズル孔、340 積層体

Claims (10)

  1. 基板と、
    前記基板の上方に形成された下部電極と、
    前記下部電極の上方に形成された圧電体層と、
    前記圧電体層の上方に形成された上部電極と、
    前記上部電極の上面の端部に形成された第1保護層と、
    少なくとも前記第1保護層、前記上部電極および前記圧電体層を覆うように形成された第2保護層と、を含み、
    前記第1保護層の一方の側面、前記上部電極の側面および前記圧電体層の側面は、それぞれ連続して、1つの傾斜面となるように形成される、圧電素子。
  2. 請求項1において、
    前記第1保護層の上面は、該第1保護層の上面と側面とがなす角部が、曲面で形成されることにより、前記傾斜面と連続している、圧電素子。
  3. 請求項1または2において、
    前記第1保護層の膜厚は、前記第2保護層の膜厚よりも厚い、圧電素子。
  4. 請求項1乃至3のいずれかにおいて、
    前記第1保護層は、前記第2保護層と同じ材料からなる、圧電素子。
  5. 請求項1乃至3のいずれかにおいて、
    前記第1保護層は、前記上部電極と同じ材料からなる、圧電素子。
  6. 請求項1乃至5のいずれかにおいて、
    前記圧電体層は、前記下部電極と前記上部電極の間に形成された第1部分と、
    前記第1部分の外側に連続して形成され、前記第1部分から離れる方向に向かって膜厚が薄くなるテーパー形状に形成された第2部分と、を有し、
    前記第1部分の側面の前記基板に対する傾斜角は、前記第2部分の側面の基板に対する傾斜角よりも大きい、圧電素子。
  7. 請求項6において、
    前記第2部分の最大膜厚は、前記第1部分の膜厚の1/10以下である、圧電素子。
  8. 基板の上方に下部電極を形成する工程と、
    前記下部電極の上方に圧電体層、上部電極および第1保護層を順次積層する工程と、
    前記第1保護層の一方の側面、前記上部電極の側面および前記圧電体層の側面が、それぞれ連続して、1つの傾斜面となるように前記圧電体層、前記上部電極および前記第1保護層をエッチングする工程と、
    少なくとも前記第1保護層、前記上部電極および前記圧電体層を第2保護層で覆う工程と、
    前記上部電極の上面の端部に前記第1保護層が残るようにパターニングする工程と、を含む、圧電素子の製造方法。
  9. 請求項1乃至7のいずれかに記載の圧電素子を含み、
    前記基板の上方に形成され、前記圧電素子によって変形する振動板を有する、圧電アクチュエータ。
  10. 請求項9に記載の圧電アクチュエータを含み、
    前記基板に形成された圧力室と、
    前記基板の下方に形成され、前記圧力室と連通するノズル孔を有するノズル板と、を有する、液体噴射ヘッド。
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