JP2012086403A - 熱転写シート及び熱転写記録方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 基材フィルム1の一方の面に、少なくとも染料層2が形成され、他方の面に耐熱滑性層3が形成されている熱転写シートにおいて、該基材フィルム1と染料層2との間、基材フィルム1の染料層2とは反対の面の中の少なくとも一部に、検知マーク6を形成し、該検知マークは、検知マークに隣接した箇所との色差で、国際照明委員会(CIE)のL*a*b*表色系の色差式ΔE*ab=1.0〜4.0であるようにした。
【選択図】 図1
Description
また、前記の検知マークは、基材フィルムと染料層との間、基材フィルムの染料層とは反対の面の中の少なくとも1箇所に、検知マークを単独した層で形成することを特徴とする。
前記検知マークは、染料、顔料、導電剤の少なくとも1つを有することを特徴とする。これにより、検知マークに隣接した箇所の染料層の光学波長と同波長となる検知マークを安定して形成できる。
図1に本発明の熱転写シートである一つの実施形態を示す。基材フィルム1の一方の面に、耐熱滑性層3を設け、該基材フィルム1の他方の面に、染料プライマー層4、さらにその上に、染料層2を設け、染料プライマー層4に、検知マーク6を一定の間隔で繰り返し形成している。この検知マーク6は、例えば、検知マークに隣接した箇所(検知マーク以外の部分)の染料プライマー層の厚さよりも、厚さを大きくしたものである。図1では、染料プライマー層を構成する塗工液で、検知マークを形成したが、これに限らず、検知マーク単独層として、検知マークを除く部分には、検知マーク形成用の塗工液が塗布しないようにすることも可能である。
また、図2ではイエロー染料層21と基材フィルム1との間に検知マーク6を設けているが、これに限らず、マゼンタ染料層22やシアン染料層23などの染料層と基材フィルム1との間に検知マーク6を設けても良い。
検知マーク6と該検知マーク6に隣接した箇所との色差は、国際照明委員会(CIE)のL*a*b*表色系の色差式ΔE*abが1.0以上4.0以下(以後、ΔE*ab=1.0〜4.0と記載する)である事が好ましい。
検知マーク6と該検知マーク6に隣接した箇所との色差は、国際照明委員会(CIE)のL*a*b*表色系の色差式ΔE*ab=1.0〜4.0である事が好ましい。
以下に、本発明の熱転写シートを構成する各層について、詳しく説明する。
本発明の熱転写シートを構成する基材フィルム1としては、従来公知のある程度の耐熱性と強度を有するものであればいずれのものでも良く、例えば、0.5〜50μm、好ましくは3〜10μm程度の厚さのポリエチレンテレフタレートフィルム、1,4−ポリシクロヘキシレンジメチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンナフタレートフィルム、ポリフェニレンサルファイドフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリサルホンフィルム、アラミドフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリビニルアルコールフィルム、セロハン、酢酸セルロース等のセルロース誘導体、ポリエチレンフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、ナイロンフィルム、ポリイミドフィルム、アイオノマーフィルム等の樹脂フィルムの他に、コンデンサー紙、パラフィン紙等の紙類や不織布等、又は紙や不織布と樹脂との複合体であってもよい。
耐熱プライマー層5は、基材フィルムと耐熱滑性層の両方に良好な接着性を有するバインダーを主体として形成する。上記バインダーとしては、例えば、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリビニルホルマール系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリビニルブチラール系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエーテル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、スチレン−アクリル共重合体系樹脂等が挙げられる。
ΔE*ab=〔(ΔL*)2+(Δa*)2+(Δb*)2〕1/2
ΔL*=L2 *−L1 *
Δa*=a2 *−a1 *
Δb*=b2 *−b1 *
検知マーク6は、耐熱プライマー層5よりも0.05〜0.09g/m2厚く塗工する事が好ましい。これによって、検知マークに隣接した箇所との色差(ΔE*ab)を、1.0以上4.0以下とすることが出来る為である。
耐熱滑性層3は、印画時におけるサーマルヘッドの走行性、耐熱性等を向上させる目的で、形成される。耐熱滑性層を形成するバインダー樹脂としては、ポリエステル系樹脂、ポリアクリル酸エステル系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、スチレンアクリレート系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリエーテル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリアミドイミド系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリアクリレート樹脂、ポリアクリルアミド樹脂、ポリビニルクロリド樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリビニルアセトアセタール樹脂などを用いることができる。また、これらの樹脂の耐熱性・塗膜性・密着性などを向上させる目的で、種々の架橋剤を用いても良く、一般にポリイソシアネートなどが用いられる。また、走行性を向上させる目的でワックス、高級脂肪酸アミド、エステル、界面活性剤などの離型剤、フッ素樹脂などの有機粉末、シリカ・クレー・タルク・雲母・炭酸カルシウムなどの無機粒子を含有せしめることができる。
検知マーク6は、耐熱滑性層3よりも0.05〜0.09g/m2厚く塗工する事が好ましい。これによって、検知マークに隣接した箇所との色差(ΔE*ab)を、1.0以上4.0以下とすることが出来る為である。
基材フィルムの耐熱プライマー層、耐熱滑性層の設けられている面の他方の面に形成する染料層2は、昇華性染料を含む層として形成する。本発明では、基材上に、1層の染料層のみを形成したり、2色以上の染料層を面順次に繰り返し、複数組形成することができる。イエロー、マゼンタ、シアンなどの少なくとも3色の染料層を、基材フィルム上に、面順次に繰り返し、複数組形成することが好ましく、フルカラーの熱転写印画物を形成することができる。
C.I.ディスパースブルー24,56,14,301,334,165,19,72,87,287,154,26,354
C.I.ディスパースレッド135,146,59,1,73,60,167
C.I.ディスパースオレンジ149
C.I.ディスパースバイオレット4,13,26,36,56,31
C.I.ソルベントイエロー56,14,16,29
C.I.ソルベントブルー70,35,63,36,50,49,111,105,97,11
C.I.ソルベントレッド135,81,18,25,19,23,24,143,146,182
C.I.ソルベントバイオレット13
C.I.ソルベントブラック3
C.I.ソルベントグリーン3
染料プライマー層4は、基材フィルムと染料層の両方に良好な接着性を有するバインダーを主体として形成する。上記バインダーとしては、耐熱プライマー層で用いられるバインダーと同様のものが使用でき、例えば、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリビニルホルマール系樹脂、エポキシ系樹脂、ポリビニルブチラール系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエーテル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、スチレン−アクリル共重合体系樹脂等が挙げられる。
検知マーク6は、染料プライマー層4よりも0.05〜0.09g/m2厚く塗工する事が好ましい。これによって、検知マークに隣接した箇所との色差(ΔE*ab)を、1.0以上4.0以下とすることが出来る為である。
染料プライマー層、耐熱プライマー層、耐熱滑性層の少なくとも1層に、それらの層の中で、検知マークの領域で、塗工膜厚を変化させて(膜厚を大きくさせて)、検知マークを形成できるが、これに限らず、上記の層とは別層の単独層として、検知マークを形成することができる。この検知マーク単独層は、基材フィルムと染料層との間、基材フィルムと耐熱滑性層との間の少なくとも1箇所に、形成できる。
検知マーク単独層の形状は、検知器(センサー)によって検出可能であればよく、限定されるものではない。1本線のストライプや、2本以上の線のバーコードや、熱転写シートの全巾にわたらない、部分的な位置に四角形、丸形等を設けることも可能である。但し、検知マークは、熱転写画像形成の開始位置を示すものであるため、面順次に設けられている染料層の先頭位置に検知マークを形成することができる。
本発明の熱転写記録方法は、上記に説明した熱転写シートを使用して、検知マークを有する熱転写シートに対し、該検知マークを、検知マークに隣接した箇所との色差により、プリンターの検出手段で検出して、熱転写記録するものからなる。プリンターは、サーマルヘッドとプラテンとの間に、熱転写シートと、染料層からの染料を受容して定着する機能を有した受像シートを重ね合わせて、画像信号に応じたサーマルヘッド加熱により、受像シートに染料を転写して、熱転写画像を形成する。
熱転写シートの検知マーク6部の位置で、検出ユニット9の発光部7から、発光した光線(光の強度はI0)が、熱転写シートの検知マーク6を透過して、受光部8で、その透過された光線(光の強度はI)を受光して、検知マークを検出する。その際の光学密度はlog10(I0/I)で示される。また、熱転写シートの検知マーク6に隣接した箇所Aで、上記と同様に検出ユニット9の発光部7から、発光した光線(光の強度はI0)が、熱転写シートの箇所Aを透過して、受光部8で、その透過された光線(光の強度はI´)を受光する。その際の光学密度はlog10(I0/I´)で示される。
(実施例1)
厚さ6μmのポリエチレンテレフタレートフィルムの基材フィルムの一方の面に、グラビアコーターを用い、下記耐熱プライマー層塗工液1を固形分換算で0.8g/m2の割合で塗工し、90℃で1分間乾燥させ、耐熱プライマー層を形成した。また、その耐熱プライマー層上に下記耐熱滑性層用塗工液1を固形分換算で1.0g/m2で、グラビアコーターにより、塗布、90℃で2時間乾燥させ、耐熱滑性層を形成した。
・ポリエステル樹脂 15.0部
(バイロン200 数平均分子量:17000、Tg:67℃ 東洋紡績(株)製)
・メチルエチルケトン 100.0部
・トルエン 100.0部
・ポリビニルブチラール樹脂 4.55部
(エスレックBX−1、積水化学工業(株)製)
・ポリイソシアネート 21.0部
(バーノックD750−45、固形分45質量%、大日本インキ化学工業(株)製)
・リン酸エステル系界面活性剤 3.0部
(プライサーフA208N、第一製薬工業(株)製)
・タルク(ミクロエースP−3、日本タルク工業(株)製) 0.7部
・メチルエチルケトン 100.0部
・トルエン 100.0部
・分散染料(ホロンブリリアントイエロー−S−6GL) 18.0部
・ポリエステル樹脂 15.0部
(バイロン200 数平均分子量:17000、Tg:67℃ 東洋紡績(株)製)
・メチルエチルケトン 100.0部
・トルエン 100.0部
・分散染料(ホロンブリリアントイエロー−S−6GL) 5.5部
・バインダー樹脂 4.5部
(ポリビニルアセトアセタール樹脂KS−5、積水化学工業(株)製)
・リン酸エステル系界面活性剤 0.1部
(プライサーフA208N、第一製薬工業(株)製)
・ポリエチレンワックス 0.1部
・メチルエチルケトン 45.0部
・トルエン 45.0部
・分散染料(MSレッドG) 1.5部
・分散染料(マクロレックスレッドバイオレットR) 2.0部
・バインダー樹脂 4.5部
(ポリビニルアセトアセタール樹脂KS−5、積水化学工業(株)製)
・リン酸エステル系界面活性剤 0.1部
(プライサーフA208N、第一製薬工業(株)製)
・ポリエチレンワックス 0.1部
・メチルエチルケトン 45.0部
・トルエン 45.0部
・分散染料(カヤセットブルー714) 4.5部
・バインダー樹脂
(ポリビニルアセトアセタール樹脂KS−5、積水化学工業(株)製) 4.5部
・リン酸エステル系界面活性剤 0.1部
(プライサーフA208N、第一製薬工業(株)製)
・ポリエチレンワックス 0.1部
・メチルエチルケトン 45.0部
・トルエン 45.0部
上記の使用した熱転写プリンターは、解像度(線密度)300dpiのサーマルヘッドを搭載した256階調制御が可能なプリンターで、印字スピードが2ms/line、印加エネルギーが0.20mj/dotの条件で、128階調ベタの画像を印画した。
(色差測定条件)
上記の色差の測定は、Gretag Macbeth SpectroScan Transmissionの測定装置を用い、国際照明委員会(CIE)のL*a*b*表色系の色差式で規定される色差である、ΔE*abの数値により示す。
以下の実施例及び比較例で適用される熱転写プリンター及び印画条件、色差の測定条件も上記の通りとした。
上記の実施例1では、検知マークの位置する箇所は、熱転写シートの厚さ方向で、重なる染料層は、イエロー染料層であったが、実施例2では、検知マークの位置する箇所は、熱転写シートの厚さ方向で、重なる染料層は、マゼンタ染料層になるように作製した。基材フィルム、各色の染料層、耐熱プライマー層、耐熱滑性層は、実施例1で使用したものを用い、実施例1と同様に形成して、実施例2の熱転写シートを作製した。但し、基材フィルムと染料層との間には、グラビア印刷方式で、下記染料プライマー層塗工液2を、検知マークに隣接した箇所では、固形分換算で0.05g/m2で塗工し、また検知マークの箇所では、固形分換算で0.10g/m2で塗工し、90℃で1分間乾燥させ、染料プライマー層を形成した。
・分散染料(MSレッドG) 4.7部
・分散染料(マクロレックスレッドバイオレットR) 6.3部
・ポリエステル樹脂 15.0部
(バイロン200 数平均分子量:17000、Tg:67℃ 東洋紡績(株)製)
・メチルエチルケトン 100.0部
・トルエン 100.0部
上記の実施例1では、検知マークの位置する箇所は、熱転写シートの厚さ方向で、重なる染料層は、イエロー染料層であったが、実施例3では、検知マークの位置する箇所は、熱転写シートの厚さ方向で、重なる染料層は、シアン染料層になるように作製した。基材フィルム、各色の染料層、耐熱プライマー層、耐熱滑性層は、実施例1で使用したものを用い、実施例1と同様に形成して、実施例3の熱転写シートを作製した。但し、基材フィルムと染料層との間には、グラビア印刷方式で、下記染料プライマー層塗工液3を、検知マークに隣接した箇所では、固形分換算で0.05g/m2で塗工し、また検知マークの箇所では、固形分換算で0.10g/m2で塗工し、90℃で1分間乾燥させ、染料プライマー層を形成した。
・分散染料(カヤセットブルー714) 14.0部
・ポリエステル樹脂 15.0部
(バイロン200 数平均分子量:17000、Tg:67℃ 東洋紡績(株)製)
・メチルエチルケトン 100.0部
・トルエン 100.0部
上記の実施例1は、染料プライマー層により、検知マークを形成したが、実施例4では、下記の耐熱プライマー層塗工液2を、検知マークに隣接した箇所では、固形分換算で0.05g/m2で塗工し、また検知マークの箇所では、固形分換算で0.14g/m2で塗工し、90℃で1分間乾燥させ、耐熱プライマー層を形成した。但し、上記の検知マークの位置する箇所は、熱転写シートの厚さ方向で、重なる染料層は、イエロー染料層になるように、形成して、実施例4の熱転写シートを作製した。耐熱滑性層、基材フィルム、染料層は、実施例1と同様に形成した。但し、染料プライマー層は、下記組成の染料プライマー層塗工液4により、固形分換算で0.10g/m2でベタ形状により、塗工し、90℃で1分間乾燥させ、染料プライマー層を形成した。
・分散染料(ホロンブリリアントイエロー−S−6GL) 18.0部
・ポリエステル樹脂 15.0部
(バイロン200 数平均分子量:17000、Tg:67℃ 東洋紡績(株)製)
・メチルエチルケトン 100.0部
・トルエン 100.0部
・ポリエステル樹脂 15.0部
(バイロン200 数平均分子量:17000、Tg:67℃ 東洋紡績(株)製)
・メチルエチルケトン 100.0部
・トルエン 100.0部
上記の実施例1の熱転写シートにおいて、染料プライマー層塗工液1を、検知マークに隣接した箇所では、固形分換算で0.05g/m2で塗工し、また検知マークの箇所では、固形分換算で0.14g/m2で塗工し、90℃で1分間乾燥させ、染料プライマー層を形成した。その他は、実施例1と同様にして、実施例5の熱転写シートを作製した。
上記の実施例1の熱転写シートにおいて、染料プライマー層塗工液1を、検知マークに隣接した箇所では、固形分換算で0.05g/m2で塗工し、また検知マークの箇所では、固形分換算で0.17g/m2で塗工し、90℃で1分間乾燥させ、染料プライマー層を形成した。その他は、実施例1と同様にして、比較例1の熱転写シートを作製した。
上記の実施例1で作製した熱転写シートで、基材フィルム、耐熱プライマー層、耐熱滑性層の条件は、変更せずに、染料プライマー層を、実施例4で使用した染料プライマー層塗工液4に変更して、固形分換算で0.05g/m2でベタ形状により、塗工し、90℃で1分間乾燥させ、染料プライマー層を形成した。その染料プライマー層上に、グラビア印刷により、図2に示す配置のように、イエロー染料層(Y)、マゼンタ染料層(M)、シアン染料層(C)を、この順に面順次に繰返して形成した。各染料層(Y、M、C)は、実施例1で使用した各染料層(Y、M、C)用塗工液を用いて、それぞれ固形分換算で1.0g/m2で塗布、乾燥して、比較例2の熱転写シートを作製した。但し、イエロー染料層の塗工条件は、検知マークに隣接した箇所では、固形分換算で1.0g/m2で塗工し、検知マークの箇所では、固形分換算で1.08g/m2で塗工し、90℃で1分間乾燥させ、検知マークを有するイエロー染料層を形成した。その他の染料層は、実施例1と同様に形成した。
2 染料層
3 耐熱滑性層
4 染料プライマー層
5 耐熱プライマー層
6 検知マーク
7 発光部
8 受光部
9 検出ユニット
Claims (7)
- 基材フィルムの一方の面に、少なくとも染料層が形成され、他方の面に耐熱滑性層が形成されている熱転写シートにおいて、
該基材フィルムと染料層との間、基材フィルムの染料層とは反対の面の中の少なくとも一部に、
検知マークを形成し、該検知マークは、検知マークに隣接した箇所との色差で、
国際照明委員会(CIE)のL*a*b*表色系の色差式ΔE*ab=1.0〜4.0であることを特徴とする熱転写シート。 - 前記の検知マークは、基材フィルムと染料層との間に設けた染料プライマー層、基材フィルムと耐熱滑性層との間に設けた耐熱プライマー層、耐熱滑性層の少なくとも1層に設けることを特徴とする請求項1に記載の熱転写シート。
- 前記の基材フィルムと染料層との間、基材フィルムの染料層とは反対の面の中の少なくとも1箇所に、検知マークを単独した層で形成することを特徴とする請求項1または2に記載の熱転写シート。
- 前記の検知マークは、染料、顔料、導電剤の少なくとも1つを有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の熱転写シート。
- 前記の検知マークと、検知マークに隣接した箇所との色差は、人間の肉眼で知覚できないことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の熱転写シート。
- 前記の検知マークは、プリンターの検出手段で検出可能であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の熱転写シート。
- 前記の請求項1〜6のいずれかの熱転写シートを使用した熱転写記録方法において、検知マークを有する熱転写シートを用いて、該検知マークと、検知マークに隣接した箇所との色差が、国際照明委員会(CIE)のL*a*b*表色系の色差式におけるΔE*abで、1.0〜4.0であり、該検知マークを、プリンターの検出手段で検出して、該検出信号を利用して、熱転写記録することを特徴とする熱転写記録方法。
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