JP2012085766A - 座イス用角度調整金具及び座イス用連結構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】座イス用角度調整金具を適切な姿勢かつ適切な位置で、容易かつ強固に座イス用フレームを連結可能な座イス用角度調整金具を提供する。
【解決手段】座イス座部用の第1フレーム80のパイプ状の端部81が外嵌されるパイプ状の第1取付部18と、座イス背部用の第2フレーム90のパイプ状の端部91が外嵌され第1取付部18に対して水平軸心廻りに揺動するパイプ状の第2取付部19と、を有し、第1取付部18と第2取付部19の間の角度が調整自在な座イス用角度調整金具であって、第1取付部18は、第1フレーム80の端部81に塑性加工によって形成される第1突隆部89が突入するための位置決め用の第1貫孔69を有し、第2取付部19は、第2フレーム90の端部91に塑性加工によって形成される第2突隆部99が突入するための位置決め用の第2貫孔79を有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、座イス用角度調整金具及び座イス用連結構造に関する。
従来、座イスの座部と背部の間の角度を調整するための座イス用角度調整金具は、座イス座部用のフレームが取着されるパイプ状の第1取付部と、座イス背部用のフレームが取着されるパイプ状の第1取付部を有していた。
そして、第1取付部に、座イス座部用のフレームのパイプ状端部を外嵌させ、第2取付部に、座イス背部用のフレームのパイプ状端部を外嵌させて、座イス用角度調整金具と座イス用フレームを接続する連結構造であった(例えば、特許文献1参照)。
登録実用新案第3045014号公報
しかし、座イス用フレームの端部を、角度調整金具の取付部に外嵌させる際に、取付部の軸心廻りに角度調整金具が回転してしまい、適切な姿勢で連結できずに角度調整金具が側方へ傾いてしまうという問題があった。つまり、適切な姿勢や位置で連結できないと、座部と背部がスムーズに揺動できないといった問題や、ギアの噛合状態が外れやすくなる場合や、ギア歯の欠けや飛び等が発生する問題があった。
また、フレームの端部と取付部との抜けを防止するために、取付部に外嵌したフレームの端部と取付部とを圧着状に塑性加工すると、取付部以外の箇所(ケース部やギア部、枢着孔部等)に変形が発生して、各部品との位置関係や角度調整機能に悪影響を及ぼしスムーズな角度調整が困難になるという問題があった。
また、角度調整金具が変形しない程度の弱い押圧力で塑性加工すると、抜け止めや廻り止めを確実に行えないという問題があった。
そこで、本発明は、座イス用角度調整金具を適切な姿勢かつ適切な位置で、容易かつ強固に座イス用フレームに連結可能な座イス用角度調整金具及び座イス用連結構造の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の座イス用角度調整金具は、座イス座部用の第1フレームのパイプ状の端部が外嵌されるパイプ状の第1取付部と、座イス背部用の第2フレームのパイプ状の端部が外嵌され上記第1取付部に対して水平軸心廻りに揺動するパイプ状の第2取付部と、を有し、上記第1取付部と上記第2取付部の間の角度が調整自在な座イス用角度調整金具に於て、上記第1取付部は、上記第1フレームの端部に塑性加工によって形成される第1突隆部が突入するための位置決め用の第1貫孔を有し、上記第2取付部は、上記第2フレームの端部に塑性加工によって形成される第2突隆部が突入するための位置決め用の第2貫孔を有するものである。
また、上記第2取付部の軸心の揺動軌跡を含む鉛直平面上に、上記第1貫孔の孔軸心、及び、上記第2貫孔の孔軸心が、配設されるものである。
本発明の座イス用連結構造は、角度が相互に調整自在なパイプ状の第1・第2取付部を有する座イス用角度調整金具の該第1・第2取付部と、座イス座部用・背部用の第1・第2フレームのパイプ状の端部と、を連結する座イス用連結構造に於て、上記第1取付部に位置決め用の第1貫孔を形成すると共に上記第2取付部に位置決め用の第2貫孔を形成し、かつ、上記第1取付部に外嵌した上記第1フレームの端部及び上記第2取付部に外嵌した上記第2フレームの端部を外方から押圧して塑性加工して、上記第1貫孔に突入する第1突隆部及び上記第2貫孔に突入する第2突隆部を形成し、位置決めして固着した構造である。
本発明によれば、フレームを外嵌して塑性加工する際に、第1・第2取付部の軸心廻りに角度調整金具が少し左右に傾いたとしても、座イス用角度調整金具を正規の姿勢に矯正して連結できる。塑性加工の際に、座イス用角度調整金具側の部位の内、第1・2取付部以外の箇所が変形せず、悪影響を防止して所望の角度調整機能を維持できる。座イス用角度調整金具を適切な箇所に位置決めできると共に抜け止めや廻り止めを確実に行え、強固かつ高精度に連結できる。小さな押圧力で塑性加工でき、塑性加工用のポンチや金型等の工具や設備の寿命を延ばすことができる。背部の揺動基端が、コゼを生ずることなくスムーズに傾動可能である。
本発明の実施の一形態を示す斜視図である。 座イス用角度調整金具の実施の一形態を示す斜視図である。 座イス用角度調整金具の実施の一形態の分解斜視図である。 本発明の実施の一形態の要部断面側面図である。 図4のA−A断面図である。 第2アームを形成するための板体の一例を示す平面図である。 浮動くさび部材とギア部とくさび形窓部を説明する説明図である。 説明用要部斜視図である。 最大展開状態にある座イス用角度調整金具の要部破断側面図である。 任意の傾斜角度とされた座イス用角度調整金具の要部破断側面図である。 最大折り畳み状態にある座イス用角度調整金具の要部破断側面図である。 角度保持解除状態とさせる座イス用角度調整金具の要部破断側面図である。 展開方向へ第2アームを戻す状態にある座イス用角度調整金具の要部破断側面図である。 最大展開状態から角度設定を行う動作を説明する要部拡大側面図である。 最大折り畳み状態から展開方向へ第2アームを戻す動作を説明する要部拡大側面図である。
以下、図示の実施形態に基づき本発明を詳説する。
本発明に係る座イス用角度調整金具は、U字乃至コの字状に曲げ加工された座イス座部用のパイプ状の第1フレーム80と、U字乃至コの字状に曲げ加工された座イス背部用のパイプ状の第2フレーム90と、の間に介設され、第1フレーム80(座イスの座部)に対して第2フレーム90(座イス背部)の傾斜角度を調整自在な関節金具である。
図1乃至図4に於て、座イス用角度調整金具(以下、角度調整金具と呼ぶ場合もある)Aの実施の一形態は、第1フレーム80のパイプ状(円筒状)の端部81が同心状に外嵌されるパイプ状(円筒状)の第1取付部18を有する第1アーム1と、第2フレーム90のパイプ状(円筒状)の端部91が同心状に外嵌され第1取付部18に対して水平軸心C1廻りに揺動するパイプ状(円筒状)の第2取付部19を有する第2アーム2と、を備えている。
また、第1アーム1と第2アーム2とが水平軸心(以下第1軸心と呼ぶ場合もある)C1廻りに相互に揺動可能に枢結(枢着)され、第1取付部18の軸心L1に対して第2取付部19の軸心L2の間の角度(揺動角度)θが調整自在な角度調整機能を有している。
第1アーム1の第1取付部18に、円筒状壁部18aを貫通する複数の位置決め用の第1貫孔69を形成している。
第1貫孔69は、第1フレーム80の端部81において、その端部81のラジアル外方から内方に向かって押圧する塑性加工(プレス加工やカシメ加工等)によって、端部81のラジアル内方に突出状に形成される第1(小)突隆部89が突入(嵌入)するための孔である。
また、第2アーム2の第2取付部19に、円筒状壁部19aを貫通する複数の位置決め用第2貫孔79を形成している。
第2貫孔79は、第2フレーム90の端部91において、その端部91のラジアル外方から内方に向かって押圧する塑性加工によって、端部91のラジアル内方に突出状に形成される第2(小)突隆部99が突入するための孔である。
図1に示すように、第2取付部19が水平軸心C1廻りに揺動した際に、その第2取付部19の軸心L2の軌跡を揺動軌跡Kと呼び、揺動軌跡Kを含んだ鉛直状の平面を鉛直平面Sと呼ぶと、図4及び図5に示すように、第1貫孔69の孔軸心L6及び第2貫孔79の孔軸心L7は、鉛直平面S上に、配設されている。
例えば、図5に示すように、第2取付部19の軸心L2方向からみて、鉛直平面Sと第2貫孔79の孔軸心L7とが同一直線上に配設されている。なお、図示省略するが、第1取付部18の軸心L1方向からみて、鉛直平面Sと第1貫孔69の孔軸心L6とは同一直線上に配設されている。
また、図4に於て、座イスの使用者(着席者)が着座(着席)状態で、使用者の背部や臀部が接近する側を表て面側Jと呼び、反対側を裏面側Qと呼ぶと、第1・第2取付部18,19の表て面側Jと裏面側Qの両側から第1・第2貫孔69,79を貫設している。言い換えると第1・第2貫孔69,79を、軸心L1,L2をラジアル方向から挟むような位置に配設している。
また、表て面側Jの第1・第2貫孔69(69j),79(79j)の孔軸心L6,L7と、裏面側Qの第1・第2貫孔69(69q),79(79q)の孔軸心L6,L9と、は、第1・第2取付部18,19の長手方向(軸心L1,L2方向)位置を、相違させている。
また、第1アーム1及び第2アーム2は、左右対称に形成された1枚の板体を折曲げ塑性加工したものである。板体状態の際(折曲げ塑性加工前)に、第1・第2貫孔69,79となる貫孔部及び切欠部を形成している。
例えば、第2アーム2の第2取付部19を、一枚の板をC字状に折曲げて、その板の側縁部を突き合わせて円筒状に形成する場合は、図6に示すように、第2アーム2(図2参照)を形成するための板体40における平板部42の中心線L42上に、裏面側Qの第2貫孔79qに対応する貫孔部78を形成する。平板部42の左右の側縁部41,41に、表て面側Jの第2貫孔79jに対応する左右一対の半円状切欠部77,77を形成する。
なお、ギア部4を形成するための左右一対のギア板部45,45や、第1軸心C1を中心とする軸孔を形成するための左右一対の貫通孔22と、同じ工程にて(打ち抜き加工工程、又は、レーザ加工工程、又は、ワイヤー加工工程等)により形成するのが望ましい。
また、図示省略するが、第1アーム1の第1取付部18を、一枚の板をC字状に折曲げて、その板の側縁部を突き合わせて円筒状に形成する場合も第2アーム2と同様に、第1アーム1を形成するための板体において第1取付部18に対応する平板部に、裏面側Qの第1貫孔69qに対応する貫孔部を形成する。平板部の左右の側縁部に表て面側Jの第1貫孔69jに対応する左右一対の半円状切欠部を形成する。
また、図2と図3に於て、第1アーム1に、一対の対面する壁部17,17を有するケース部3を設け、ケース部3から第1取付部18を延伸させて設けている(延設している)。
また、第2アーム2に、相互に平行な2枚のギア板部45,45から成りケース部3の内部に収容状態とされるギア部4を設け、ギア部4から第2取付部19を延設している。
第1アーム1のケース部3が有する壁部17,17夫々の中央部に、貫通孔21,21が設けられている。
第1アーム1と第2アーム2は、軸部材20により枢結される。即ち、第2アーム2のギア部4を、第1アーム1の壁部17,17に挟んだ状態として、軸部材20を、第1アーム1の貫通孔21,21・第2アーム2の貫通孔22,22に挿通させてかしめ加工することで、第2アーム2が、第1アーム1に対し水平軸心(第1軸心)C1廻りに揺動可能となる。
図3と図7及び図8に示すように、第1アーム1のケース部3に形成されるくさび形窓部5を備えている。くさび形窓部5は、ケース部3の壁部17,17に夫々同一形状で形成されており、ケース部3を貫通状としている。
くさび形窓部5は、第1軸心C1側に向かって凹となるよう弧状に形成された貫通孔であり、第1軸心C1を中心側とした場合のこの貫通孔の外方側の面にはギア部4より外方側位置となる円弧状のくさび面8が形成され、内方側位置の面には第1軸心C1を中心としギア部4よりも小径の円弧面23が形成されている。従って、ギア部4の歯は、くさび形窓部5から見える状態となる。
図7に示すように、ギア部4は、水平軸心C1を中心とした円弧線に沿って形成されている。
くさび面8は、第1軸心(水平軸心)C1と偏心する第2軸心(水平状偏心軸心)C2を中心とした円弧形状に形成されており、(図7に示すように)第1アーム1を左手側とし第2アーム2を右手側とした場合に、くさび形窓部5は時計廻り方向に縮小する───くさび面8がギア部4に接近していく───くさび形の孔となる。
つまり、外方側のくさび面8とギア部4の外周歯面との間において空間部が形成され、その空間部に後述する浮動くさび部材6が配設される。
即ち、角度調整金具Aは浮動くさび部材6を備えており、この部材6は、くさび形窓部5内にて移動可能に配設され、かつ、一面側(内方側の面)がギア部4に噛合可能な歯面7とされ、他面側(外方側の面)がくさび形窓部5の外方側のくさび面8に当接する当接面9とされている。
当接面9は、くさび形窓部5のくさび面8の曲率半径と(略)同一とされている。歯面7はギア部4のピッチ円の曲率半径と同一となる面に複数の歯が形成されており、これら歯が同時に全てギア部4と噛み合うようされている。
くさび形窓部5は、第2アーム2にて下方に押し返された浮動くさび部材6を収容して歯面7とギア部4との噛合状態を解除させる退避空間部11を、有する。
第2アーム2は、浮動くさび部材6を折り畳み方向に押圧する押し返し突部10を、ギア部4の一端側(上部側)に有し、かつ、くさび形窓部5の退避空間部11に収容された浮動くさび部材6を押し出す押し出し突部12を、ギア部4の他端側(下部側)に、有する。
また、浮動くさび部材6の幅寸法はケース部3の幅寸法と略同一とされている。つまり、浮動くさび部材6の当接面9の両側縁部の面がくさび形窓部5(壁部17,17)のくさび面8に当接可能となる。
第1アーム1のケース部3内に、浮動くさび部材6を第2アーム2のギア部4へ押し付ける方向に弾発付勢する弾発部材13を、有している。弾発部材13は、鋼線材をU字状に折り返して形成したバネ部材であり、両端部が壁部17,17間のケース部3に固定され中央部が浮動くさび部材6の当接面9の中央領域に当接する。そして、浮動くさび部材6をギア部4へ弾発付勢している。なお、弾発部材13及び軸部材20は、図4と図7及び図9〜図15に於ては、図示省略している。
また、図2と図3に示すように、浮動くさび部材6がくさび形窓部5から脱落するのを防止する脱落防止カバー33を、具備している。脱落防止カバー33は、ケース部3を左右外側から包囲するように配設されるものであり、正面視に於て、上方開口状横倒略コの字状の薄板体である。
また、図2及び図3と図9〜図11に示すように、ギア部4と浮動くさび部材6とを上方から包囲すると共に第1軸心C1廻りに揺動自在に枢着される異物侵入防止部材26を、具備している。
そして、本発明に係る座イス用連結構造は、図1と図4及び図5に示すように、上述の角度調整金具Aと、座イス用の第1フレーム80及び第2フレーム90と、を備えている。
予め、第1・第2取付部18,19に複数の第1・第2貫孔69,79を形成しておいて、次に、第1取付部18に第1フレーム80の端部81を外嵌させ、第2取付部19に第2フレーム90を外嵌させている。そして、外嵌した端部81,91を外方からポンチ等にて押圧して塑性加工して、第1フレーム80の端部81に複数の第1突隆部89を形成し、夫々を第1貫孔69に突入(嵌入)させ、第2フレーム90の端部91に複数の第2突隆部99を形成して、夫々を第2貫孔79に突入させて、位置決めしている。第1・第2貫孔69,79と、第1・第2突隆部89,99との嵌合にて軸心L1,L2廻りの廻り止め及び長手方向への抜け止めをして固着した連結構造である。
第1・第2突隆部89,99は、鉛直平面S上で表て面側Jと裏面側Qの第1・第2貫孔69,79に夫々対応するように、表て面側Jの第1・第2突隆部89j,99jと裏面側Qの第1・第2貫孔69q,79qを形成している。言い換えると、第1・第2突隆部89,99を、軸心L1,L2をラジアル方向から挟むような位置に形成している。
次に、本発明の座イス用角度調整金具及び座イス用連結構造の作用について説明する。
第1・第2フレーム80,90を固定し、第1・第2フレーム80,90の端部81,91を、第1・第2取付部18,19に外嵌しただけの仮組(仮連結)状態において、第1・第2取付部18,19の軸心L1,L2廻りに角度調整金具Aが僅かに回転する場合があるが、塑性加工する際に、第1・第2突隆部89,99が第1・第2貫孔69,79内へ突入しようとすることで、第1・第2貫孔69,79が第1・第2突隆部89,99に沿って移動し、角度調整金具Aが軸心L1,L2廻りに回転して適切な姿勢や位置に矯正され位置決めされる。つまり、角度調整金具Aが左右方向に傾倒した姿勢で第1・第2フレーム80,90に固着されるような倒れが防止され、背部の第2フレーム2がコゼることなくスムーズに傾動でき、ギアの飛びや欠けといった不具合の発生も防止する。
第1・第2突隆部89,99を形成する際に、第1・第2取付部18,19に窪部を形成するような塑性加工を行なわないため、角度調整金具Aの第1・2取付部18,19に大きな押圧力が付与されるのを軽減し、取付部18,19以外の箇所への悪影響(例えば、ケース部3、ギア部4、くさび形窓部5、貫通孔21、孔部31等が変形するような不具合)を防止できる。
特に、角度調整金具Aは、人体の荷重を支持する(受ける)ため、強度をアップする必要があり、例えば、第1・第2アーム1,2の第1・第2取付部18,19を、窒化処理鋼(浸炭焼き入れ鋼、又は、浸炭窒化処理鋼)としている。このような強度の強い第1・第2取付部18,19は、多大な押圧力で塑性変形させなければならず、従来は、塑性加工が非常に困難であったが、本発明では、第1・第2貫孔69,79を形成することで、第1・第2取付部18,19を窪ませる(凹部を形成する)塑性加工を行う必要がなくなり、小型の設備で容易に塑性加工による連結を可能にする。
また、第1・第2フレーム80,90は、フレームとして曲げ加工等が容易な軟鋼や鉄等の金属であるため、端部81,91は塑性変形が容易であり、少ない押圧力で、第1・第2突隆部89,79を十分にラジアル内方へ突出させることができ、確実に抜け止めや廻り止め効果が得られる。
次に、折り畳み・展開揺動動作する第1アーム1と第2アーム2の角度調整機能について説明する。
第1アーム1と第2アーム2とは、図9に示すように、相互が離れた最大展開状態───第1アーム1と第2アーム2とが直線状(180°の位相)となる状態───から徐々に第2アーム2が水平軸心C1廻りに揺動し、図10に示すように第1アーム1との間で任意の角度(折り畳み角度)θで折り畳み状(傾斜状)となり、図11に示すように、相互が略直角となる所定の最大折り畳み状態となる。
図14と図15と共に説明すると、図14(a)は図9の状態に対応し、浮動くさび部材6はギア部4に噛み合うと共にくさび面8に当接し、第2アーム2は図9において時計廻りにこれ以上揺動しない(ロックがかかる)。
この状態から図10に示すように第2アーム2を起立させる方向へ揺動させると、図14(b)に示すように、弾発部材13(図8参照)にてギア部4へ弾発付勢され噛合する浮動くさび部材6の当接面9は、窓部5のくさび面8から離れて、くさび面8との間にわずかな隙間dが生じる。そして、第2アーム2の起立動作により図14(c)に示すように、浮動くさび部材6の誘導勾配面(段付き面)27がくさび形窓部5の当り用段付部28と当接状となって、隙間dにより浮動くさび部材6の歯面7がギア部4から離れることができ、浮動くさび部材6の歯面7がギア部4をカチカチと音をたて乗り越えることができる。
この浮動くさび部材6の誘導勾配面27は、浮動くさび部材6の歯面7の後縁部に形成され、くさび形窓部5の段付部28は、くさび形窓部5の内方側の円弧面23に上記勾配面27と当接可能となるよう形成されている。
したがって、浮動くさび部材6は、歯面7がギア部4に噛合し、かつ、当接面9がくさび面8に当接し、ギア部4とくさび面8との間に挟まれる浮動くさび部材6のくさび作用により、第2アーム2が第1アーム1に対して展開方向へ揺動するのを抑制している。
つまり、任意の折り畳み角度(傾斜角度)θに第1アーム1と第2アーム2とを維持させることができる。
そして、図11と図15(d)に示すように、第2アーム2は、第1アーム1に対して所定折り畳み角度を越えて最大折り畳み状態まで揺動すると、押し返し突部10が浮動くさび部材6を折り畳み方向に押圧する。
つまり、ギア部4(歯形成部)の一端部側に押し返し突部10が形成されており、この状態で、押し返し突部10が浮動くさび部材6の歯面7の前縁部に当接する。
図12と図15(e)に示すように、第2アーム2を最大折り畳み状態からさらに折り畳み方向へ揺動させると、押し返し突部10にて押し返された浮動くさび部材6(誘導勾配面27)が、上記段付部28を乗り越え、くさび形窓部5が有する退避空間部11に収容され、浮動くさび部材6の歯面7とギア部4との噛合状態を解除させる。つまり、退避空間部11に収容された浮動くさび部材6はギア部4から離れた状態にある。
従って、第2アーム2は、第1アーム1に対してフリー(揺動自在)となり図13のように、展開方向へ揺動自在となり、図9の最大展開状態へと戻すことができる。
そして、第2アーム2は、第1アーム1に対して所定角度(180°)の最大展開状態まで展開揺動させると、図15(f)に示すように、退避空間部11に収容された浮動くさび部材6を押し出して歯面7とギア部4とを噛合状態とさせる押し出し突部12を有する。
押し出し突部12は、ギア部4の(押し返し突部10が形成された一端部側と反対側の)他端部側に形成されており、最大展開状態を得ると、突部12が浮動くさび部材6の誘導勾配面27を押圧して、浮動くさび部材6を退避空間部11から押出し、図14(a)の状態へと戻すことができる。
つまり、くさび形窓部5内における浮動くさび部材6の動作は、最大展開状態から最大折り畳み状態までは、浮動くさび部材6は、ギア部4とくさび面8とに挟まれてくさび作用により、くさび面8側の第1アーム1とギア部4側の第2アーム2とを任意の折り畳み角度(傾斜角度)θに調整可能でその角度θを維持させることができ、最大折り畳み状態を越えると、浮動くさび部材6は押し返し突部10により押圧されてくさび形窓部5の退避空間部11内に収容され、第1アーム1と第2アーム2とは揺動自由状態となる。
そして、最大展開状態に戻されると、浮動くさび部材6は押し出し突部12により押圧されて退避空間部11から押し出され、ギア部4と再び噛合状態となる。
なお、本発明は、設計変更可能であって、角度調整金具Aの角度調整機能(機構)は、上述した実施形態のものに限らず、例えば、ギア部噛合可能な爪部材を水平状の軸心廻りに揺動可能に枢設し、所望の角度で爪部材をギア部に噛合させて角度を調整自在とするものでも良い。
また、第1・第2貫孔69,79の数及び配設位置は実施の形態に限らず自由である。例えば、第1・第2貫孔69,79は、左右方向に貫設させたものでも良い。また、表て面側Jの第1・第2貫孔69j,79jの孔軸心L6,L7と、裏面側Qの第1・第2貫孔69q,79qの孔軸心L6,L7と、の第1・第2取付部18,19の長手方向(軸心L1,L2方向)位置を、一致させても良い。第1・第2取付部18,19夫々に、第1・第2貫孔69,79を1つとするも良い。また、表て面側J、裏面側Q、左右の側面側、の内いずれか一方側のみから貫設させるも良い。
また、板体を折曲げ加工して第1・第2取付部18,19を形成後に、第1・第2貫孔69,79を形成しても良い。
以上のように、本発明の座イス用角度調整金具は、座イス座部用の第1フレーム80のパイプ状の端部81が外嵌されるパイプ状の第1取付部18と、座イス背部用の第2フレーム90のパイプ状の端部91が外嵌され第1取付部18に対して水平軸心C1廻りに揺動するパイプ状の第2取付部19と、を有し、第1取付部18と第2取付部19の間の角度θが調整自在な座イス用角度調整金具に於て、上記第1取付部18は、第1フレーム80の端部81に塑性加工によって形成される第1突隆部89が突入するための位置決め用の第1貫孔69を有し、第2取付部19は、第2フレーム90の端部91に塑性加工によって形成される第2突隆部99が突入するための位置決め用の第2貫孔79を有するので、仮組の際に、第1・第2取付部18,19の軸心L1,L2廻りに角度調整金具Aが回転しても、塑性加工の際に、座イス用角度調整金具Aを適切な姿勢や位置に矯正して連結できる。塑性加工の際に、座イス用角度調整金具側の部位の内、第1・2取付部18,19以外の箇所が変形せず、悪影響を防止して所望の角度調整機能を維持できる。座イス用角度調整金具を適切な箇所に位置決めできると共に抜け止めや廻り止めを確実に行え、強固かつ高精度に連結できる。小さな押圧力で塑性加工でき、塑性加工用のポンチや金型等の工具や設備の寿命を延ばすことができる。
また、第2取付部19の軸心L2の揺動軌跡Kを含む鉛直平面S上に、第1貫孔69の孔軸心L6、及び、第2貫孔79の孔軸心L7が、配設されるので、塑性加工の際に、第1・第2フレーム80,90が邪魔にならず、金型や加工機に干渉せず容易に塑性加工できる。塑性加工する際に、角度調整金具Aや第1・第2フレーム80,90が最も安定する姿勢で保持でき、段取り作業を迅速かつ容易に行うことができると共に、加工精度の向上に貢献できる。
また、本発明の座イス用連結構造は、角度θが相互に調整自在なパイプ状の第1・第2取付部18,19を有する座イス用角度調整金具Aの第1・第2取付部18,19と、座イス座部用・背部用の第1・第2フレーム80,90のパイプ状の端部81,91と、を連結する座イス用連結構造に於て、第1取付部18に位置決め用の第1貫孔69を形成すると共に第2取付部19に位置決め用の第2貫孔79を形成し、かつ、第1取付部18に外嵌した第1フレーム80の端部81及び第2取付部19に外嵌した第2フレーム90の端部91を外方から押圧して塑性加工して、第1貫孔69に突入する第1突隆部89及び第2貫孔19に突入する第2突隆部99を形成し、位置決めして固着したので、仮組の際に、第1・第2取付部18,19の軸心L1,L2廻りに角度調整金具Aが回転しても、塑性加工の際に、座イス用角度調整金具Aを適切な姿勢や位置に矯正して連結できる。塑性加工の際に、座イス用角度調整金具側の部位の内、第1・2取付部以外の箇所が変形せず、悪影響を防止できる。特に、左右平行な鉛直平面S,S内で第2取付部19,19の軸心L2が揺動し、コゼを生ずることなくスムーズな背部の傾動作動が行なわれる。
18 第1取付部
19 第2取付部
69 第1貫孔
79 第2貫孔
80 第1フレーム
81 端部
89 第1突隆部
90 第2フレーム
91 端部
99 第2突隆部
C1 水平軸心
K 揺動軌跡
L1 軸心
L2 軸心
L6 孔軸心
L7 孔軸心
S 鉛直平面
θ 角度

Claims (3)

  1. 座イス座部用の第1フレーム(80)のパイプ状の端部(81)が外嵌されるパイプ状の第1取付部(18)と、座イス背部用の第2フレーム(90)のパイプ状の端部(91)が外嵌され上記第1取付部(18)に対して水平軸心(C1)廻りに揺動するパイプ状の第2取付部(19)と、を有し、上記第1取付部(18)と上記第2取付部(19)の間の角度(θ)が調整自在な座イス用角度調整金具に於て、
    上記第1取付部(18)は、上記第1フレーム(80)の端部(81)に塑性加工によって形成される第1突隆部(89)が突入するための位置決め用の第1貫孔(69)を有し、
    上記第2取付部(19)は、上記第2フレーム(90)の端部(91)に塑性加工によって形成される第2突隆部(99)が突入するための位置決め用の第2貫孔(79)を有することを特徴とする座イス用角度調整金具。
  2. 上記第2取付部(19)の軸心(L2)の揺動軌跡(K)を含む鉛直平面(S)上に、上記第1貫孔(69)の孔軸心(L6)、及び、上記第2貫孔(79)の孔軸心(L7)が、配設される請求項1記載の座イス用角度調整金具。
  3. 角度(θ)が相互に調整自在なパイプ状の第1・第2取付部(18)(19)を有する座イス用角度調整金具(A)の該第1・第2取付部(18)(19)と、座イス座部用・背部用の第1・第2フレーム(80)(90)のパイプ状の端部(81)(91)と、を連結する座イス用連結構造に於て、
    上記第1取付部(18)に位置決め用の第1貫孔(69)を形成すると共に上記第2取付部(19)に位置決め用の第2貫孔(79)を形成し、かつ、上記第1取付部(18)に外嵌した上記第1フレーム(80)の端部(81)及び上記第2取付部(19)に外嵌した上記第2フレーム(90)の端部(91)を外方から押圧して塑性加工して、上記第1貫孔(69)に突入する第1突隆部(89)及び上記第2貫孔(19)に突入する第2突隆部(99)を形成し、位置決めして固着したことを特徴とする座イス用連結構造。
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