JP2012084761A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】比較的安価に製造することができて反りが発生しにくい半導体装置及びその製造方法を提供する。
【解決手段】開口部を備えた板状部材21の下にフィルムを貼り付ける。次に、開口部の内側のフィルム上に半導体素子24等を配置し、開口部の内側に封止材27を注入して半導体素子24等を封止する。次いで、フィルムを除去した後、板状部材21及び封止材27の下に絶縁膜28を形成する。そして、絶縁膜28を加工して、半導体素子24に電気的に接続した端子28aを形成する。その後、端子24aの下にはんだボール29を形成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、半導体装置及びその製造方法に関する。
コンピュータ等の情報機器の高性能化にともなって、情報機器に搭載する半導体素子(半導体チップ)の外部接続電極の数が増加する傾向にある。このような半導体素子は、外部接続電極間のピッチが極めて狭いため、マザーボードの配線に直接接続することは困難である。そこで、一般的には、半導体素子を小型のパッケージ基板(チップ実装用基板)にフリップチップ接続した後、封止材(樹脂)で封止して半導体装置とし、この半導体装置をマザーボードに接続している。
パッケージ基板の一方の面側には半導体素子の外部接続電極と同じピッチで端子が配列され、他方の面側にはマザーボードの配線と同じピッチで端子が配列されている。そして、一方の面側の端子と他方の面側の端子とは、パッケージ基板に形成されたビア(接続孔)及び配線を介して電気的に接続されている。これにより、半導体素子の外部接続電極とマザーボードの配線とを電気的に接続することができる。
通常、パッケージ基板には樹脂材料で形成されたビルドアップ基板やガラスセラミック基板などが使用されている。また、パッケージ基板には、ノイズによる半導体素子の誤動作を防止するために、ノイズ除去用コンデンサを混載することが多い。
WO01/073843号 特開2008−21987号公報
上述した半導体装置では、半導体素子とパッケージ基板との間の熱膨張係数の差に起因して反りが発生し、接続不良の原因となることがある。これを回避するために、パッケージ基板を半導体素子と同じ材料(シリコン)により形成することが考えられるが、その場合は製品コストが著しく上昇する。
以上から、比較的安価に製造することができて反りが発生しにくい半導体装置及びその製造方法を提供することを目的とする。
開示の技術の一観点によれば、開口部を備えた板状部材の下にフィルムを貼り付ける工程と、前記開口部の内側の前記フィルム上に半導体素子を配置する工程と、前記開口部の内側に封止材を注入して前記半導体素子を封止する工程と、前記フィルムを除去する工程と、前記板状部材及び前記封止材の下に絶縁膜を形成する工程とを有する半導体装置の製造方法が提供される。
上記一観点では、半導体素子、封止材及び板状部材が同一平面上に配置されるので、半導体素子、封止材、及び板状部材の熱膨張係数が異なっていても反りが発生しにくい。また、シリコンパッケージ基板等の高価な部材が不要であり、比較的安価に製造することができる。
図1は、パッケージ基板を有する半導体装置の一例を表した断面図である。 図2は、第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を表した断面図(その1)である。 図3は、第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を表した断面図(その2)である。 図4は、プレートの平面図である。 図5は、第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を表した断面図(その1)である。 図6は、第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を表した断面図(その2)である。 図7は、第3の実施形態に係る半導体装置を表した断面図である。
以下、実施形態について説明する前に、実施形態の理解を容易にするための予備的事項について説明する。
図1は、パッケージ基板を有する半導体装置の一例を表した断面図である。
この半導体装置10は、半導体素子11と、パッケージ基板12と、ノイズ除去用コンデンサ16とを有している。ここでは、パッケージ基板12は、ビルドアップ基板又はガラスセラミック基板からなるものとする。パッケージ基板12の上面側には、半導体素子11の外部接続電極と同じピッチで配列した端子13aと、コンデンサ16に接続される端子13bとが形成されている。端子13bは、パッケージ基板12に形成された配線(図示せず)を介して所定の端子13aに電気的に接続されている。
半導体素子11は、はんだバンプ14を介して端子13aに接続されており、半導体素子11とパッケージ基板12との間には封止材17が充填されている。封止材17は、半導体素子11の回路形成面を確実に封止するために、半導体素子11の縁から少なくとも2mm〜5mm程度はみ出すように充填される。従って、コンデンサ16は、半導体素子11の縁から2mm〜5mm程度離れた位置に配置される。
パッケージ基板12の下面側には、マザーボードの配線(図示せず)と同じピッチで端子13bが形成されている。これらの端子13bは、それぞれパッケージ基板12に形成されたビア及び配線(いずれも図示せず)を介して所定の端子13aと電気的に接続されている。各端子13bの下側には、マザーボードの配線と接続するためのはんだボール15が形成されている。
このような半導体装置10において、半導体素子11とパッケージ基板12とを接続する際には例えば200℃又はそれ以上の温度が加えられる。その後、半導体素子11及びパッケージ基板12は室温まで冷却されるが、半導体素子11及びパッケージ基板12の熱膨張係数の差が大きいと冷却時に収縮率に差が生じるため反りが発生する。特に、半導体素子11のサイズが大きいと反りも大きくなる。このため、マザーボードに接続できなくなる、又は接続の信頼性が低下するなどの問題が発生する。
パッケージ基板12を半導体素子11と同じ材料(シリコン)で形成することにより反りの発生を抑えることは可能ではあるが、その場合は製品コストが高くなるという問題がある。
また、ノイズの影響を小さくするためには、半導体素子11とノイズ除去用コンデンサ16との間の距離(配線長)はできるだけ短くすることが好ましい。しかし、上述の半導体装置10では、反りにより半導体素子11とコンデンサ16とが接触するおそれがあるため、及び両者の間に封止材17が介在しているため、半導体素子11とコンデンサ16との間隔を2mm〜5mmよりも小さくすることができない。
以下、実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図2〜図3は、第1の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に表した断面図である。また、図4は、その製造方法で使用するプレート21の平面図である。
まず、図2(a)に例示するように、プレート21と粘着シート22とを用意し、プレート21の下に粘着シート22を貼り付ける。
プレート21は、例えば50mm(縦)×50mm(横)×2mm(厚さ)の板状の部材であり、図4のように、中央部に例えば30mm(縦)×30mm(横)の開口部21aが設けられている。このプレート21の外寸及び開口部21aの大きさは、開口部21a内に配置する半導体素子及びノイズ除去用コンデンサ等の大きさに応じて適宜決定される。
プレート21の材質は特に限定されるものではなく、金属、セラミック又は樹脂などにより形成することができる。ここでは、プレート21が銅により形成されているものとする。なお、プレート21は、熱伝導係数が小さい材料により形成されていることが好ましい。
粘着シート22は、透明であり且つ紫外線照射により硬化して粘着力が低下するものが好ましいが、それ以外のものを使用してもよい。本実施形態では、粘着シート22として、厚さが170μmの日東電工株式会社製UV硬化型粘着テープ(NBD-5000)を使用するものとする。
次に、図2(b)に例示するように、表面に位置合わせマーク23aを有する支持板23を用意する。そして、この支持板23上の所定の位置に、粘着シート22を貼り付けたプレート21を載置する。その後、画像認識装置を使用して支持板23の位置合わせマーク23aを認識し、その認識結果に基づいて予めはんだバンプ(Sn−3.0wt%Ag)25が形成された半導体素子24とコンデンサ26とを粘着シート22上の所定の位置に貼り付ける。なお、粘着シート22が不透明な場合であっても、例えば赤外線カメラ等を用いて支持板23の位置合わせマーク23aを認識できればよい。
本実施形態では、プレート21の開口部21a内に、20mm(縦)×20mm(横)×0.65mm(厚さ)の半導体素子24と、1005サイズ(1.0mm×0.5mm)の複数のコンデンサ26とを配置するものとする。コンデンサ26は、その長手方向を半導体素子24の辺に平行に配置する。なお、コンデンサ26に替えて又はコンデンサ26とともに、コイルや抵抗等の受動部品を混載してもよい。
次に、図2(c)に例示するように、プレート21の開口部21a内に、封止材27を充填する。このとき、半導体素子22の回路形成面に封止材27が十分付着するように、シリンジを用いて半導体素子24と粘着シート22との間に封止材27を注入することが好ましい。ここでは、封止材27として、熱硬化性樹脂を使用するものとする。
次に、プレート21をホットプレート(図示せず)の上に置き、例えば30℃に加熱して封止材27を硬化させる。以下、プレート21とその開口部21a内に封止された半導体素子24及びコンデンサ26とをまとめて、集合構造体20と呼ぶ。
次に、粘着シート22に紫外線を照射して硬化させる。この紫外線照射により、粘着シート22の粘着力が低下する。その後、図3(a)に例示するように粘着シート22を除去する。そして、例えば集合構造体20の裏面側を研削装置で5μm程度研削して、はんだバンプ25及びコンデンサ26の端子の清浄な面を露出させる。
次に、図3(b)に例示するように、プレート21の下側に絶縁膜28を形成する。ここでは、プレート21の下側に、厚さが60μmの味の素ファインテクノ株式会社製絶縁フィルム(ABF GX-3)をプレスして貼り付けるものとする。但し、絶縁膜28は他の方法、例えば絶縁性樹脂を塗布して形成してもよい。
その後、絶縁膜28の所定の位置にレーザを照射して、はんだバンプ25及びコンデンサ26の端子が露出する直径が15μm程度の孔(ビアとなる孔)を形成する。次いで、セミアディティブ法により、絶縁膜28の下面側に端子28aを形成するとともに、端子28aとはんだバンプ25及びコンデンサ26との間を電気的に接続するビア及び配線(いずれも図示せず)を形成する。
すなわち、集合構造体20を反転させて絶縁膜28が形成された面を上にする。そして、集合構造体20の上側全面に無電解銅めっきを施して、絶縁膜28の表面及び孔の内面を覆うめっきシード層を形成する。このめっきシード層の厚さは、例えば0.1μmとする。その後、めっきシード層の上にフォトレジスト膜を形成し、露光及び現像処理を施して、フォトレジスト膜に所定のパターン(配線パターン及び端子パターン)の開口部を形成する。次に、開口部内のめっきシード層の上に銅を約15μmの厚さに電解めっきした後、更にNiを約2μm、Auを約0.05μmの厚さに順次電解めっきする。次いで、レジスト膜を除去し、これにより露出しためっきシード層をエッチングにより除去して、各端子及び配線を電気的に分離する。その後、集合構造体20を反転させて、絶縁膜28が形成された面を下にする。
このようにして、ビア及び配線を介して半導体素子24及びコンデンサ26に電気的に接続した端子28aが絶縁膜28の下面側に形成される。なお、端子28aは、半導体装置が搭載されるマザーボードの配線ピッチに応じたピッチで形成される。また、本実施形態では絶縁フィルムを1枚だけ使用しているが、絶縁フィルムを複数枚使用して集合構造体20の下に多層配線構造を形成してもよい。
次いで、端子28aの下に例えば直径が0.85mmのはんだボール29を形成し、リフロー処理する。このようにして、図3(c)に例示する構造の本実施形態に係る半導体装置30が完成する。なお、LGA(Land grid array) タイプの半導体装置の場合、はんだボール29を形成する工程は不要である。
本実施形態に係る半導体装置30は、半導体素子24、封止材27及びプレート21が同一面上に配置されているので、半導体素子24、封止材27及びプレート21の熱膨張係数が異なっていても反りが発生しにくい。
また、本実施形態の半導体装置30は、上述したように反りが発生しにくいので、半導体素子24とコンデンサ26とを近接して配置することができる。これにより、半導体素子24とコンデンサ26との間の配線長を短くすることができ、ノイズに対する耐性が向上する。
更に、本実施形態の半導体装置30は、シリコンパッケージ基板等の高価な部材が不要であり、比較的安価に製造できるという利点もある。
なお、上述した実施形態では、集合構造体20の下に絶縁膜28を形成し、更にセミアディティブ法により配線及び端子等を形成している。しかし、予め端子、ビア及び配線等を形成したフレキシブル基板又はビルドアップ基板を集合構造体20の下に接合してもよい。
以下、上述の方法により本実施形態に係る半導体装置を実際に製造し、温度サイクル試験を実施した結果について説明する。
前述したように、プレート21の外寸は50mm×50mm×2mmとし、開口部21aの大きさは30mm×30mmとした。このプレート21の下面側に粘着シート22(NBD-5000)を貼り付け、開口部21a内に半導体素子24とコンデンサ26とを配置した。半導体素子24の外径は20mm×20mm×0.65mmであり、外部接続電極数は2200個である。また、コンデンサ26のサイズは1.0mm×0.5mmである。コンデンサ26は、半導体素子24から0.5mm離れた位置に配置した。
開口部21a内に封止材27を注入した後、この封止材27を加熱して硬化させた。その後、粘着シート22を除去した後、集合構造体20の下面側を若干研削し、絶縁膜28を貼り付けた。次いで、レーザにより絶縁膜28にビアとなる孔を形成した後、セミアディティブ法により配線及び端子28aを形成し、端子28aにはんだボール29を付着させて半導体装置30を完成した。
この半導体装置30に対し導通試験を行って、半導体素子24とはんだボール29との間の電気的な接続を確認した。その後、−55℃の温度に冷却した後125℃の温度にまで加熱する温度サイクル試験を1000サイクル実施し、再度導通試験を行った。その結果、接続不良がないことが確認された。
(第2の実施形態)
図5〜図6は、第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法を工程順に表した断面図である。なお、図5〜図6において、図2〜図3と同一物には同一符号を付して、その詳細な説明は省略する。
まず、図5(a)に例示するように、第1の実施形態と同様の方法により、プレート21の下面側に粘着シート22を貼り付け、プレート21の開口部21a内に半導体素子24及びコンデンサ26を配置する。その後、プレート21の開口部21a内に感光性樹脂(ネガレジスト)を封止材37として注入し、この封止材37により半導体素子24及びコンデンサ26を封止する。
次に、粘着シート22側から光を照射して、封止材37を露光する。その後、現像処理を実施する。これにより、図5(b)に例示するように、半導体素子24及びコンデンサ26の上の未露光部分の封止材37が除去される。以下、第1の実施形態と同様に、プレート21とその開口部21a内に封止された半導体素子24及びコンデンサ26とをまとめて、集合構造体20と呼ぶ。
次に、図5(c)に例示するように、粘着シート22を除去した後、集合構造体20の下面側に絶縁膜28を貼り付ける。そして、はんだバンプ25及びコンデンサ26の電極が露出する孔(ビアとなる孔)をレーザにより形成する。その後、めっき法を用いて、集合構造体20の下側に、端子28aを形成するとともに、端子28aとはんだバンプ25及びコンデンサ26の電極とを電気的に接続する配線及びビア(いずれも図示せず)を形成する。
次に、図6(a)に例示するように、端子28aの下にはんだボール29を形成する。そして、図6(b)に例示するように、集合構造体20の上側に、半導体素子24に接触する凸部が設けられた放熱板39を取り付ける。この放熱板39は例えば厚さが2mm程度の銅板により形成され、放熱板39と半導体素子24との間には熱伝導性グリスが塗布される。このようにして、本実施形態に係る半導体装置40が完成する。
本実施形態に係る半導体装置40では、第1の実施形態と同様の効果が得られるのに加えて、半導体素子24の上に放熱板39が接合されているので、放熱性が優れているという効果を奏する。
本実施形態に係る半導体装置を実際に製造し、第1の実施形態と同様に熱サイクル試験を実施した。その結果、熱サイクル試験後も接続不良がないことが確認された。
(第3の実施形態)
図7は、第3の実施形態に係る半導体装置を表した断面図である。
第1及び第2の実施形態では、いずれも半導体素子24がBGA (Ball grid array)タイプの場合について説明したが、本実施形態の半導体装置50では、LGAタイプの半導体素子44を使用している。それ以外の構造は第1の実施形態と同様であるので、ここでは説明を省略する。また、本実施形態の半導体装置50の製造法についても、基本的に第1の実施形態と同様であるので、ここでは製造方法の説明も省略する。
本実施形態に係る半導体装置を実際に製造し、第1の実施形態と同様に熱サイクル試験を実施した。その結果、熱サイクル試験後も接続不良がないことが確認された。
以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)開口部を備えた板状部材の下にフィルムを貼り付ける工程と、
前記開口部の内側の前記フィルム上に半導体素子を配置する工程と、
前記開口部の内側に封止材を注入して前記半導体素子を封止する工程と、
前記フィルムを除去する工程と、
前記板状部材及び前記封止材の下に絶縁膜を形成する工程と
を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記2)前記絶縁膜に前記半導体素子に通じる孔を形成する工程と、
前記絶縁膜の前記半導体素子と反対側の面上に、前記孔を介して前記半導体素子に電気的に接続する端子を形成する工程とを有することを特徴とする付記1に記載の半導体装置の製造方法。
(付記3)前記フィルムが、紫外線により硬化する粘着シートであることを特徴とする付記1又は2に記載の半導体装置の製造方法。
(付記4)前記開口部の内側の前記フィルム上に半導体素子を配置する工程では、位置合わせマークを有する支持板の上に前記板状部材を配置することを特徴とする付記1乃至3のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
(付記5)前記開口部の内側の前記フィルム上に半導体素子を配置する工程では、前記半導体装置とともに受動部品を配置することを特徴とする付記1乃至4のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
(付記6)前記フィルムを除去する工程と前記絶縁膜を形成する工程との間に、前記板状部材と前記半導体素子と前記封止材とにより形成された集合構造体の下面を研削する工程を有することを特徴とする付記1乃至5のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
(付記7)前記封止材として感光性樹脂を使用し、
前記半導体素子を封止する工程と前記フィルムを除去する工程との間に前記フィルム側から前記封止材に光を照射する工程と、前記封止材に対し現像処理を施して前記半導体素子を露出させる工程とを有し、
更に前記絶縁膜を形成する工程の後に、露出した前記半導体素子に伝熱板を取り付ける工程を有することを特徴とする付記1乃至6のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
(付記8)開口部を備えた板状部材と、
前記開口部の内側に配置された半導体素子と、
前記開口部の内側に充填されて前記半導体素子を封止する封止材と、
前記板状部材及び前記封止材に接合され、前記半導体素子と反対側の面に前記半導体素子の外部接続端子と電気的に接続された端子を備えた絶縁膜と
を有することを特徴とする半導体装置。
(付記9)更に、前記開口部の内側に、前記半導体素子とともに受動部品が封止されていることを特徴とする付記8に記載の半導体装置。
(付記10)前記半導体素子に接続した放熱板を有することを特徴とする付記8又は9に記載の半導体装置。
10…半導体装置、11…半導体素子、12…パッケージ基板、13a,13b…端子、14…はんだバンプ、15…はんだボール、16…コンデンサ、17…封止材、20…集合構造体、21…プレート、21a…開口部、22…粘着シート、23…支持板、23a…位置合わせマーク、24…半導体素子、25…はんだバンプ、26…コンデンサ、27…封止材、28…絶縁膜、28a…端子、29…はんだボール、30…半導体装置、37…封止材、39…放熱板、40…半導体装置、44…半導体素子、50…半導体装置。

Claims (6)

  1. 開口部を備えた板状部材の下にフィルムを貼り付ける工程と、
    前記開口部の内側の前記フィルム上に半導体素子を配置する工程と、
    前記開口部の内側に封止材を注入して前記半導体素子を封止する工程と、
    前記フィルムを除去する工程と、
    前記板状部材及び前記封止材の下に絶縁膜を形成する工程と
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記絶縁膜に前記半導体素子に通じる孔を形成する工程と、
    前記絶縁膜の前記半導体素子と反対側の面上に、前記孔を介して前記半導体素子に電気的に接続する端子を形成する工程とを有することを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記フィルムが、紫外線により硬化する粘着シートであることを特徴とする請求項1又は2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記開口部の内側の前記フィルム上に半導体素子を配置する工程では、前記半導体装置とともに受動部品を配置することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記封止材として感光性樹脂を使用し、
    前記半導体素子を封止する工程と前記フィルムを除去する工程との間に前記フィルム側から前記封止材に光を照射する工程と、前記封止材に対し現像処理を施して前記半導体素子を露出させる工程とを有し、
    更に前記絶縁膜を形成する工程の後に、露出した前記半導体素子に伝熱板を取り付ける工程を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 開口部を備えた板状部材と、
    前記開口部の内側に配置された半導体素子と、
    前記開口部の内側に充填されて前記半導体素子を封止する封止材と、
    前記板状部材及び前記封止材に接合され、前記半導体素子と反対側の面に前記半導体素子の外部接続端子と電気的に接続された端子を備えた絶縁膜と
    を有することを特徴とする半導体装置。
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