JP2012080233A - 画像読取装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用者による画像処理の設定を白紙検知に反映させることにより、適切に白紙検知を行うことのできる画像読取装置の提供。
【解決手段】画質設定が画像を濃くする設定である場合(S7:Y)、当該画質設定に応じたガンマ補正等の画処理(S9)の後の読取データに対して、所定濃度範囲の画素数を計数して閾値と比較する白紙検知の処理(S23,S27)を実行する。このため、使用者による画処理の設定(画質設定)を白紙検知の処理に反映させて、適切に白紙検知を行うことができる。
【選択図】図6

Description

本発明は、原稿の画像を読み取る画像読取装置に関し、詳しくは、原稿が白紙である場合に検知可能な画像読取装置に関する。
従来、原稿の画像を読み取る画像読取装置では、白紙原稿を読み取った場合、そのことを検知することが提案されている。例えば、予め設定された所定濃度以上の画素の数が閾値未満の場合にその原稿を白紙と判断するのである。その場合、上記閾値を適切に設定する必要がある。そこで、使用者が白紙として検知したくない原稿を画像読取装置に読み取らせ、その読取データに基づいて当該画像読取装置が上記閾値を設定することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−22275号公報
一方、従来の画像読取装置では、原稿が適切な明るさやコントラストで読み取られるように、使用者がガンマ補正等の画像処理に関するパラメータを設定することがなされている。しかしながら、上記特許文献1では、原稿が白紙でないと判断された場合にのみガンマ補正等の画像処理を実行しており(例えば段落0023)、白紙検知には使用者の上記設定が反映されない。
そこで、本発明は、使用者による画像処理の設定を白紙検知に反映させることにより、適切に白紙検知を行うことのできる画像読取装置の提供を目的としてなされた。
上記目的を達するためになされた本発明は、原稿の画像を読み取る読取部と、該読取部が読み取った読取データから、所定濃度以上の画素の数を計数する計数部と、該計数部の計数値が、予め記憶された白紙検知用の閾値未満であるとき、上記原稿が白紙であると判断する白紙検知部と、を備えた画像読取装置であって、上記読取部が読み取った読取データに、画質に関わる画像処理を行う画像処理部と、使用者の操作に応じて上記画像処理部による画像処理の設定を行う画像処理設定部と、上記画像処理部による画像処理後の読取データを出力する出力部と、を備え、上記計数部は、上記画像処理部による画像処理後の読取データから上記画素の数を計数し、上記白紙検知部は、その計数値に基づいて上記判断を行うことを特徴としている。
このように構成された本発明の画像読取装置では、原稿の画像を読み取る読取部が読み取った読取データに、画像処理部が画質に関わる画像処理を行う。なお、この画像処理の設定は、使用者の操作に応じて画像処理設定部を介してなされる。そして、出力部は、上記画像処理後の読取データを出力する。また、計数部は、上記画像処理後の読取データから、所定濃度以上の画素の数を計数する。すると、その計数部の計数値が、予め記憶された白紙検知用の閾値未満であるとき、白紙検知部は、上記原稿が白紙であると判断する。従って、本発明では、使用者による画像処理の設定を白紙検知に反映させることにより、適切に白紙検知を行うことができる。
なお、上記出力とは、画像形成装置内部のメモリ等に記憶する処理であっても、画像形成装置の外部にデータとして出力する処理であっても、読取データに対応する画像を被記録媒体に形成する処理であっても、それ以外の処理であってもよい。
また、上記画像処理設定部によってなされた設定が、画素の濃度を低下させるものであるか否かを判断する判断部を、更に備え、該判断部が上記低下させるものであると判断した場合、上記計数部は、上記画像処理部による画像処理前の読取データから上記画素の数を計数し、上記判断部が上記低下させるものではないと判断した場合、上記計数部は、上記画像処理部による画像処理後の読取データから上記画素の数を計数してもよい。
画像の濃度を低下させる画像処理を行うと、原稿が白紙であると判断される可能性が高くなる。そして、その場合、画像が記載されている原稿として読み取らせたい原稿までも白紙と判断される可能性が生じる。そこで、上記画像処理設定部によってなされた設定が画素の濃度を低下させるものであると、判断部が判断した場合、上記計数部は、上記画像処理部による画像処理前の読取データから上記画素の数を計数する。従って、この場合、画像が記載されている原稿として読み取らせたい原稿まで白紙と判断されてしまうのを抑制することができる。なお、上記判断部が上記低下させるものではないと判断した場合は、前述のように、上記計数部は、上記画像処理部による画像処理後の読取データから上記画素の数を計数すればよい。
上記画質に関わる画像処理としても、種々の形態が考えられる。例えば、画像の明るさを調整するガンマ補正であってもよく、画像のコントラストを調整するガンマ補正であってもよく、画像の拡大または縮小を行う処理であってもよい。
本発明が適用された複合機の構成を表す斜視図である。 その複合機の制御系の構成を表すブロック図である。 その制御系で用いられるγテーブルを表す説明図である。 上記複合機のスキャン設定画面を表す説明図である。 上記γテーブルによるγ補正及び実施の形態の効果を表す説明図である。 上記制御系の画像読取処理を表すフローチャートである。 その画像読取処理の画質設定処理を詳細に表すフローチャートである。 その画質設定処理の読取γ処理を表すフローチャートである。 その画質設定処理の強調フィルタ・拡大縮小処理を表すフローチャートである。
[複合機の構成]
次に、本発明の実施の形態を図面と共に説明する。図1は、本発明が適用された複合機1の構成を表す斜視図である。図1に示すように、本実施の形態の複合機1は、後述の記録用エンジン51(図2参照)を内蔵したプリンタ部5の上部に、本発明の画像読取装置の一例としてのスキャナ部10を積載して構成されている。
スキャナ部10は、本等の厚手の原稿を読み取る際に原稿が載置されるフラットベッド部20と、そのフラットベッド部20に開閉可能に設けられ、ADF(Automatic Document Feeder )を内蔵した原稿カバー30とを備えている。また、フラットベッド部20の前端(使用者から見て手前側)には、表示部23を中心に備えると共に各種ボタンを備えた操作パネル21が設けられている。なお、原稿カバー30のADFは、同じく原稿カバー30に設けられた給紙トレイ110上の原稿を1枚ずつ搬送して、排紙トレイ130に排出する周知のものである。そして、原稿カバー30の内部の原稿搬送経路(不図示)には、上記のように搬送される原稿の画像を読み取る動作と、フラットベッド部20の表面に沿って移動しながらそこに載置された原稿の画像を読み取る動作とを実行可能なCIS140(図2参照)が設けられている。
図2(A)は、複合機1の制御系の構成を表すブロック図である。図2(A)に示すように、前述のCIS140(読取部の一例)は、AFE141を介してバス150に接続されている。バス150には、CPU151(計数部,白紙検知部,判断部の一例),RAM152,ROM153が接続され、更に、電子写真方式で被記録媒体としての用紙に画像を形成する前述の記録用エンジン51(出力部の一例)と、次のような画処理回路160(画像処理部の一例)とが接続されている。
図2(B)は、画処理回路160の構成を詳細に表すブロック図である。CIS140が読み取った読取データは、AFE141にてデジタルデータに変換されて、CPU151に送られる。更にこの読取データは、画処理回路160に送られることによって、次のような各種画像処理(画処理ともいう)を施される。すなわち、図2(B)に示すように、画処理回路160は、読取データに読取用のガンマ補正を行う読取γ処理回路161と、その補正後の読取データに各種フィルタ処理を行うフィルタ処理回路162と、その処理後の読取データに拡大・縮小処理を行う拡大縮小処理回路163と、その処理後の読取データに記録用のガンマ補正を行う記録γ処理回路164と、を備えている。
図3(A),(B)は、読取γ処理回路161で用いられるγテーブルの一例を表す説明図である。図3(A)は、明るさの値を−50から+50まで変化させた場合の、入力濃度に対する出力濃度の値を表すγテーブルを表している。図3(A)に示すように、上記値をマイナス側に、すなわち明るさを暗く調整したときは、入力された読取データの中間色が濃い目に変更されて出力される。逆に、上記値をプラス側に、すなわち明るさを明るく調整したときは、入力された読取データの中間色が薄めに変更されて出力される。
図3(B)は、コントラストの値を−50から+50まで変化させた場合の、入力濃度に対する出力濃度の値を表すγテーブルを表している。図3(B)に示すように、上記値をプラス側に調整したときは、入力された読取データの中間色は一層変化が強調されて出力される。逆に、上記値をマイナス側に調整したときは、入力された読取データの中間色は変化が抑制されて出力される。
そこで、本実施の形態の複合機1は、スキャナ部10を介して原稿の画像を読み取る画像読取処理の実行時に、表示部23に図4に例示するようなスキャン設定画面230(画像処理設定部の一例)を表示する。図4に示すように、このスキャン設定画面230は、カラーまたはモノクロのモード設定を行うためのモード設定部231と、出力解像度を設定するための解像度設定部232と、拡縮率を設定するための拡縮率設定部233と、前述の明るさの値を設定するための明るさ設定部234と、前述のコントラストの値を設定するためのコントラスト設定部235と、「くっきり」,「きれい」等のオプションのフィルタを設定するためのオプション設定部236と、を備えている。また、スキャン設定画面230は、上記各種設定がなされた後で画像読取処理の開始を指示するためのスキャンボタン237と、上記各種設定を無効にするためのキャンセルボタン238とを、更に備えている。
ここで、例えば図5(A)に示すような薄い線の描かれた原稿Pを読み取る際は、使用者は上記明るさの値をマイナスの値に設定する。例えば、明るさの値を−50に設定した場合、図3(A)のγテーブルによる補正後の読取データは図5(B)に示すようになる。一方、明るさの値が0のままであると、読取データは図5(C)に示すように薄いままである。しかしながら、従来の画像読取装置では、このようなガンマ補正がなされる前の原稿Pの画像に基づいてその原稿Pが白紙であるか否かを判断する白紙検知を実行していた。このため、原稿Pの画像が薄目であることを使用者が認識して明るさの値を設定しても、それを白紙検知に反映できなかった。
[複合機における処理]
そこで、本実施の形態では、次のような画像読取処理を実行している。図6は、その画像読取処理を表すフローチャートである。なお、この処理は、スキャンボタン237が押下されたとき、CPU151がROM153に記憶されたプログラムに基づいて実行する処理であり、CPU151は、原稿Pの1ページ毎にこの処理を実行する。
図6に示すように、この処理では、先ず、S0(Sはステップを表す:以下同様)にて、CPU151はモード設定部231を介して設定されたモードを読み込み、CIS140の読取モードを設定する。続くS1では、CPU151は、読取画質に関わる設定として、拡縮率設定部233,明るさ設定部234,コントラスト設定部235,オプション設定部236を介してなされた各設定を読み込み、次のような画質設定処理を行う。
図7は、この画質設定処理を詳細に表すフローチャートである。図7に示すように、この処理では、CPU151は、先ず、S11にて、読取γ処理回路161を設定する読取γ処理を実行する。
図8は、この読取γ処理を詳細に表すフローチャートである。図8に示すように、この処理では、先ず、S111にて、読取γがON、すなわち、明るさの値またはコントラストの値のいずれかが0以外に設定されているか否かを、CPU151が判断する。読取γがONの場合は(S111:Y)、S113にてCPU151は読取γ処理回路161の動作をONに設定する。続くS115では、その読取γ処理回路161にて使用されるγテーブルを、上記明るさの値に応じて変更する。更に続くS117では、読取γ処理回路161にて使用されるγテーブルをコントラストの値に応じて変更して、処理は図7のS13へ移行する。
すなわち、読取γ処理回路161では、デフォルトでは上記各値が0に設定されて読取データの入力濃度と出力濃度とが一致するが、上記各値が0以外に設定されたときは、それらの値に応じたガンマ補正が重ねてなされることになる。一方、上記各値が0に設定されて読取γがOFFの場合は(S111:N)、処理はS119へ移行し、CPU151は、読取γ処理回路161の動作をOFFに設定して、処理は図7のS13へ移行する。
図7へ戻って、S13では、CPU151は、フィルタ処理回路162と拡大縮小処理回路163を設定する強調フィルタ・拡大縮小処理を実行する。図9は、この強調フィルタ・拡大縮小処理を詳細に表すフローチャートである。
図9に示すように、この処理では、CPU151は、先ず、S131にて、オプション設定部236に何らかの設定がなされてフィルタがONにされているか否かを判断する。フィルタがONの場合は(S131:Y)、処理はS132へ移行し、CPU151は、オプション設定部236に「くっきり」が設定されているか否かを判断する。「くっきり」が設定されていない場合は(S132:N)、処理はS133へ移行し、CPU151は、オプション設定部236に「きれい」が設定されているか否かを判断する。「きれい」も設定されていない場合は(S133:N)、処理はS134へ移行し、フィルタ処理回路162の動作をOFFに設定して、処理はS137へ移行する。また、前述のS131にて、フィルタがOFFであった場合にも(S131:N)、同様にS134にてフィルタ処理回路162の動作がOFFに設定されて、処理はS137へ移行する。
また、S132にて「くっきり」が設定されていた場合は(S132:Y)、S138にて、CPU151はフィルタ処理回路162が内蔵した強調フィルタをONにし、処理はS137へ移行する。また、S133にて「きれい」が設定されていた場合は(S133:Y)、S139にて、CPU151はフィルタ処理回路162が内蔵した強調フィルタ及び平滑フィルタをONにし、処理はS137へ移行する。なお、これらの強調フィルタ,平滑フィルタは、周知の画像処理フィルタであるので、ここでは詳述しない。
S137では、CPU151は、拡縮率設定部233によって100%を上回る拡縮率が設定されているか否かを判断する。100%を上回る拡縮率が設定されていない場合は(S137:N)、CPU151は、S141にて、拡縮率が100%であるか否かを判断する。拡縮率が100%の場合は(S141:Y)、処理はS143へ移行し、CPU151は拡大縮小処理回路163の動作をOFFに設定して、処理は図7のS15へ移行する。
一方、拡縮率が100%でない場合は(S141:N)、拡縮率が100%未満の場合であるので、処理はS145へ移行し、CPU151は、拡大縮小処理回路163における縮小動作をONにして拡縮率設定部233にて設定された拡縮率を設定し、処理は図7のS15へ移行する。また、拡縮率が100を上回る場合は(S137:Y)、処理はS147へ移行し、CPU151は、拡大縮小処理回路163における拡大動作をONにして拡縮率設定部233にて設定された拡縮率を設定し、処理は図7のS15へ移行する。
図7へ戻って、このような強調フィルタ・拡大縮小処理(S13)が終了すると、続くS15にて、CPU151は、コピーモードが設定されているか否かを判断する。すなわち、このような画像読取処理は、読取データをリムーバブルディスク等の携帯型記憶媒体に記憶するモードや、読取データをパーソナルコンピュータに送信するPCスキャンモードや、読取データに基づいて記録用エンジン51を駆動するコピーモード等の過程で実行される。そこで、S15では、当該画像読取処理がコピーモードの過程で実行されたか否かをCPU151が判断するのである。
そして、CPU151は、コピーモードが設定されている場合は(S15:Y)、S17にて記録γ処理回路164の動作をONに設定し、コピーモードが設定されていない場合は(S15:N)、S19にて記録γ処理回路164の動作をOFFに設定する。そして、S17またはS19の処理が終了すると、処理は図6のS5へ移行する。
図6へ戻って、S5では、CPU151は、CIS140による周知の読取動作の開始を指示し、S7(判断部の一例としての処理)にて、S1にて読み込んだ画質設定が画像を濃くする設定であるか否かを判断する。すなわち、明るさの値がマイナスまたは0に設定されているか否かを判断する。画質設定が画像を濃くする設定である場合は(S7:Y)、処理はS9へ移行し、CPU151は、画処理回路160へ読取データを送って画処理がなされた読取データを取得する画処理を実行する。すると、S5の読取開始に応じてAFE141を介して入力された読取データに、S1にて設定された内容に応じた画処理が画処理回路160によって施される。
続くS21では、CPU151は、S9による画処理が終了した読取データをRAM152に記憶し、続くS23にて、CPU151(計数部の一例)は、上記画処理が終了した読取データを構成する画素から、所定濃度範囲(上限の設定はなく事実上所定濃度以上)の画素の数を計数する。続くS25では、CPU151は、原稿Pの全てのラインに対して上記S9〜S23の処理が終了したか否かを判断し、終了していない場合は(S25:N)、S9〜S23の処理を繰り返す。なお、S9〜S23の処理は、必ずしも1ライン毎になされる必要はなく、数ライン毎に実行されてもよい。
そして、S9〜S23の処理が全てのラインに対して終了すると(S25:Y)、処理はS27(白紙検知部の一例としての処理)へ移行し、CPU151は、S23における当該原稿Pに対する総カウント値(計数値)が予め設定された閾値以上であるか否かを判断する。そして、閾値以上である場合は(S27:Y)、その原稿Pは白紙ではないと推定できるので、CPU151は、RAM152に記憶された読取データを通常データとして出力して、処理を一旦終了する。その結果、上記画処理後の読取データは、PCスキャンモードであればパーソナルコンピュータに送られ、コピーモードであれば記録用エンジン51に送られる。一方、上記総カウント値が上記閾値未満のときは(S27:N)、処理はS31へ移行し、CPU151は、当該読取データを出力することなく消去して、処理を一旦終了する。
一方、画質設定が画像を薄くする設定である場合は(S7:N)、処理はS41(計数部の一例としての処理)へ移行し、CPU151は、上記画処理前の読取データに対して、S23と同様に所定濃度範囲の画素の数を計数する。続いて、CPU151は、S43にてS9と同様の画処理を実行し、更に、S45にて、画処理が終了した読取データをRAM152に記憶する。続くS47では、CPU151は、全てのラインに対してS41〜S45の処理が終了したか否かを判断し、終了していない場合は(S47:N)、処理は前述のS41へ、終了した場合は(S47:Y)、処理は前述のS27へ、それぞれ移行する。
[本実施の形態の効果及びその変形例]
このように、本実施の形態では、画像を濃くする画質設定の場合(S7:Y)、画処理後の読取データに対して、所定濃度範囲の画素数を計数して閾値と比較する白紙検知の処理(S23,S27)を実行している。このため、本実施の形態では、使用者による画処理の設定を白紙検知の処理に反映させて、適切に白紙検知を行うことができる。
例えば、前述の図5の例で、明るさの値を−50に設定した場合、画像処理後は図5(B)に例示するように所定濃度範囲の画素の数(図5では黒画素と表記)が1200であれば、閾値の1000を超えて白紙でないと認識される。これに対して、画処理の設定が反映されない従来の画像読取装置では、図5(C)に例示するように、上記明るさの値の設定が反映されないために所定濃度範囲の画素の数が例えば600となり、閾値の1000を下回って白紙と認識されてしまう。
また、このように、読取データを適切に出力するためになされる画処理の設定は、使用者が通常一般的に行っている操作であり、白地検知の精度向上のために使用者に余分な操作を強いることもない。
また、本実施の形態では、画質設定が画像を濃くする設定である場合にのみ(S7:Y)、画処理後の読取データに対して上記白紙検知の処理を実行し、画像を薄くする設定の場合は(S7:N)、画処理前の読取データに対して白紙検知の処理を実行している。このため、次のような効果が生じる。すなわち、画像を薄くする画処理がなされると、上記総カウント値が閾値を下回って原稿Pが白紙であると判断される可能性が高くなる。その場合、使用者が画像が記載されている原稿Pとして読み取らせたい原稿Pまでも白紙と判断されるて読取データが消去される可能性が生じる。そこで、上記のように画像を濃くする設定である場合にのみ画処理後の読取データに対して白紙検知を行えば、画像が記載されている原稿Pとして読み取らせたい原稿Pまで白紙と判断されてしまうのを抑制することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施することができる。例えば、上記総カウント値が閾値を下回って白紙であると判断された原稿Pに係る読取データは必ずしも消去されなくてもよく、RAM152に一時的に保持されてもよく、所望に応じて、白紙でないと判断された読取データと同様に出力(印刷等)されてもよい。更に、本発明は、プリンタ部5等を有さないスキャナ専用機にも適用可能であることはいうまでもない。
1…複合機 5…プリンタ部 10…スキャナ部
21…操作パネル 23…表示部 51…記録用エンジン
130…排紙トレイ 141…AFE 140…CIS
151…CPU 152…RAM 153…ROM
160…画処理回路 230…スキャン設定画面 P…原稿

Claims (5)

  1. 原稿の画像を読み取る読取部と、
    該読取部が読み取った読取データから、所定濃度以上の画素の数を計数する計数部と、
    該計数部の計数値が、予め記憶された白紙検知用の閾値未満であるとき、上記原稿が白紙であると判断する白紙検知部と、
    を備えた画像読取装置であって、
    上記読取部が読み取った読取データに、画質に関わる画像処理を行う画像処理部と、
    使用者の操作に応じて上記画像処理部による画像処理の設定を行う画像処理設定部と、
    上記画像処理部による画像処理後の読取データを出力する出力部と、
    を備え、
    上記計数部は、上記画像処理部による画像処理後の読取データから上記画素の数を計数し、上記白紙検知部は、その計数値に基づいて上記判断を行うことを特徴とする画像読取装置。
  2. 上記画像処理設定部によってなされた設定が、画素の濃度を低下させるものであるか否かを判断する判断部を、
    更に備え、
    該判断部が上記低下させるものであると判断した場合、上記計数部は、上記画像処理部による画像処理前の読取データから上記画素の数を計数し、上記判断部が上記低下させるものではないと判断した場合、上記計数部は、上記画像処理部による画像処理後の読取データから上記画素の数を計数することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 上記画質に関わる画像処理が、画像の明るさを調整するガンマ補正であることを特徴とする請求項1または2に記載の画像読取装置。
  4. 上記画質に関わる画像処理が、画像のコントラストを調整するガンマ補正であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  5. 上記画質に関わる画像処理が、画像の拡大または縮小を行う処理であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像読取装置。
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