JP2012077130A - ポリイミド樹脂フィルム及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】特定の構造を有する樹脂と有機溶媒を含有するコーティング樹脂溶液を用いて製膜したコーティングフィルム。
【選択図】なし
Description
これらのデバイスには基板上に様々な電子素子、例えば、薄膜トランジスタや透明電極等が形成されているが、これらの電子素子の形成には高温プロセスが必要である。しかしながら、プラスチックフィルムは、耐熱性、高温での寸法安定性が低いため、製造工程において反りなどの熱変形が生じやすいため、位置あわせが困難になり、また電気素子が破壊されてしまう恐れがあった。
(i)下記式(1)で表される繰り返し単位を含むポリイミド樹脂、及び、有機溶媒を含有するポリイミド樹脂溶液を基板上に塗布した後、有機溶媒を除去することを特徴とするポリイミド樹脂フィルムの製造方法であって、有機溶媒を除去する工程が少なくとも2段階の温度にて塗膜を乾燥する工程であることを特徴とするポリイミド樹脂フィルムの製造方法。
(ii)前記式(1)中で表されるArが下記式(2)で表されることを特徴とする(i)に記載のポリイミド樹脂フィルムの製造方法。
(iii)2段階の乾燥温度が、(i)60℃〜200℃及び(ii)250℃〜350℃あることを特徴とする(i)または(ii)に記載のポリイミド樹脂フィルムの製造方法。
(iv)前記基板の100〜300℃での線膨張係数が35ppm/k以下であることを特徴とする(i)〜(iii)記載のポリイミド樹脂フィルムの製造方法。
(v)ポリイミド樹脂フィルムの100〜300℃での線膨張係数が1ppm/k以上、30ppm/k以下であることを特徴とする(i)〜(iv)のいずれか一項に記載のポリイミド樹脂フィルムの製造方法。
(vi)(i)〜(v)のいずれか一項に記載の製造方法で得られることを特徴とするポリイミド樹脂フィルム。
(vii)製膜後のガラス基板の反りが3.0mm以下であることを特徴とする(vi)記載のポリイミド樹脂フィルム。
(viii)(vi)または(vii)記載のポリイミド樹脂フィルムを含有するTFT基板。
(ix)(vi)または(vii)記載のポリイミド樹脂フィルムを含有するフレキシブルディスプレイ基板。
(x)下記式(1)で表される繰り返し単位を含むポリイミド樹脂を含有し、固形分濃度が1重量%以上であることを特徴とするコーティング用樹脂溶液。
(xi)前記式(1)中で表されるArが下記式(2)で表されることを特徴とする(x)に記載のコーティング用樹脂溶液。
(xii)前記式(1)中で表されるArが下記式(3)または下記式(4)の少なくとも1つから選択されることを特徴とする(x)または(xi)に記載のコーティング用樹脂溶液。
(xiv)前記式(1)中で表されるBが下記式(2)で表されることを特徴とする(x)〜(xiii)のいずれか1項に記載のコーティング用樹脂溶液。
(xv)前記式(1)中で表されるBが下記式(3)または下記式(4)の少なくとも1つから選択されることを特徴とする(x)〜(xiv)のいずれか1項に記載のコーティング用樹脂溶液。
まず、前記式(1)で表される繰り返し単位を含むポリイミド樹脂について説明する。
上記式(1)中で表されるArは、芳香環及びフッ素原子を含む2価の有機基を示す。芳香環及びフッ素原子を含む2価の置換基としては、例えば、以下の構造が挙げられるがこれらに限定されるものではない。
アミド基含有酸二無水物の原料であり上記式(2)で表されるAr構造を形成するジアミンとしては、特に限定されないが、1,4−ジアミノ−2−フルオロヘンゼン、1,4−ジアミノ−2,3−ジフルオロベンゼン、1,4−ジアミノ−2,5−ジフルオロベンゼン、1、4−ジアミノ−2,6−ジフルオロベンゼン、1,4−ジアミノ−2,3,5−トリフルオロベンゼン、1、4−ジアミノ、2,3,5,6−テトラフルオロベンゼン、1,4−ジアミノ−2−(トリフルオロメチル)ベンゼン、1,4−ジアミノ−2,3−ビス(トリフルオロメチル)ベンゼン、1,4−ジアミノ−2,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンゼン、1、4−ジアミノ−2,6−ビス(トリフルオロメチル)ベンゼン、1,4−ジアミノ−2,3,5−トリス(トリフルオロメチル)ベンゼン、1、4−ジアミノ、2,3,5,6−テトラキス(トリフルオロメチル)ベンゼン、2−フルオロベンジジン、3−フルオロベンジジン、2,3−ジフルオロベンジジン、2,5−ジフルオロベンジジン、2、6−ジフルオロベンジジン、2,3,5−トリフルオロベンジジン、2,3,6−トリフルオロベンジジン、2,3,5,6−テトラフルオロベンジジン、2,2’−ジフルオロベンジジン、3,3’−ジフルオロベンジジン、2,3’−ジフルオロベンジジン、2,2’,3−トリフルオロベンジジン、2,3,3’−トリフルオロベンジジン、2,2’,5−トリフルオロベンジジン、2,2’,6−トリフルオロベンジジン、2,3’,5−トリフルオロベンジジン、2,3’,6,−トリフルオロベンジジン、2,2’,3,3’−テトラフルオロベンジジン、2,2’,5,5’−テトラフルオロベンジジン、2,2’,6,6’−テトラフルオロベンジジン、2,2’,3,3’,6,6’−ヘキサフルオロベンジジン、2,2’,3,3’,5,5’、6,6’−オクタフルオロベンジジン、2−(トリフルオロメチル)ベンジジン、3−(トリフルオロメチル)ベンジジン、2,3−ビス(トリフルオロメチル)ベンジジン、2,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジジン、2、6−ビス(トリフルオロメチル)ベンジジン、2,3,5−トリス(トリフルオロメチル)ベンジジン、2,3,6−トリス(トリフルオロメチル)ベンジジン、2,3,5,6−テトラキス(トリフルオロメチル)ベンジジン、2,2’−ビス(トリフルオロメチル)ベンジジン、3,3’−ビス(トリフルオロメチル)ベンジジン、2,3’−ビス(トリフルオロメチル)ベンジジン、2,2’,3−ビス(トリフルオロメチル)ベンジジン、2,3,3’−トリス(トリフルオロメチル)ベンジジン、2,2’,5−トリス(トリフルオロメチル)ベンジジン、2,2’,6−トリス(トリフルオロメチル)ベンジジン、2,3’,5−トリス(トリフルオロメチル)ベンジジン、2,3’,6,−トリス(トリフルオロメチル)ベンジジン、2,2’,3,3’−テトラキス(トリフルオロメチル)ベンジジン、2,2’,5,5’−テトラキス(トリフルオロメチル)ベンジジン、2,2’,6,6’−テトラキス(トリフルオロメチル)ベンジジンが挙げられる。これらは1種を単独で用いてもよいし、2種以上併用してもよい。特に、上記式(3)、(4)で表されるAr構造を形成する2,2’−ビス(トリフルオロメチル)ベンジジン、3,3’−ビス(トリフルオロメチル)ベンジジンを用いることがさらに好ましく、2,2‘−ビス(トリフルオロメチル)ベンジジンが特に好ましい。
ポリイミド樹脂は、その前駆体であるポリアミド酸から得ることができる。このポリアミド酸は、有機溶媒中でジアミンと酸二無水物とを反応させることにより得ることができる。具体的には、アルゴン、窒素等の不活性雰囲気中において、ジアミンを有機溶媒中に溶解、又はスラリー状に分散させて、ジアミン溶液とする。一方、酸二無水物は、有機溶媒に溶解、又はスラリー状に分散させた状態とした後、あるいは固体の状態で、上記ジアミン溶液中に添加すればよい。
反応終了後、アルコール等の貧溶媒中にて沈殿させ、必要に応じてアルコール等で洗浄を行ったのち、乾燥を行ってポリイミド樹脂を得ることができる。
次に、ポリイミド樹脂溶液中に含まれる有機溶媒について説明する。
本発明のポリイミド樹脂溶液は、上述の方法で得られたポリイミド樹脂を上述の有機溶媒に溶解して得ることができる。ポリイミド樹脂を有機溶媒に溶解して得ることもできるし、ポリイミド樹脂フィルムを再溶解することも可能である。
本明細書中に記載の材料特性値等は以下の評価法によって得られたものである。
(1)ポリイミド樹脂の分子量
表1の条件にて重量平均分子量(Mw)を求めた。
樹脂0.1gに対し、表2に記載の有機溶剤9.9g(固形分濃度1%)をサンプル管に配合し、マグネチックスターラーで、25℃で2時間撹拌した。完全に溶解したものを○、一部溶け残りがあるものを△、不溶なものを×とした。
コーティング用樹脂溶液をガラス上に300μm厚みで塗布し、23℃65%RHで放置する。コーティング膜表面のタック性を、触感により評価し、タックフリーになる時間を評価した。30分放置してもタックフリーにならないものを○、5分から30分の間にタックフリーになるものを△、5分未満でタックフリーとなるものを×とした。なお、本評価はコーティング用樹脂溶液の塗工プロセス安定性の指標とすることができ、評価が○の方が実際のTFT等のガラス基板のバッチプロセスに供する場合など、塗工プロセスにおいてダイリップ等が乾燥しない傾向を示す。
コーティングフィルムより10mm角のサンプルを切り出し、1wt%の濃度で1,4−ジオキサンに溶解し、この溶液中の各溶媒濃度をガスクロマトグラフィーにて測定を行った。ガスクロマトグラフィーの装置は、Hp6890series GC System、HP6890series AutoSampler(HEWLETT PACKARD製)、HG−2500(GL Scteaces製)、KAPSEL−CON Ye−3R(八重崎空圧製)を使用し、カラムは123−7032(J&W製)を用いた。サンプルの注入量は2μl、注入口の温度は225℃、圧力は9.5psiとした。オーブンの初期温度は35℃とし、5分間保持した後、昇温速度20℃/分で155℃まで昇温した。キャリアガスはHeとし、圧力9.5psi、流量2.2ml/分とした。検出器はFIDで、H2流量40ml/分、AIR流量450ml/分とした。
100〜200℃および100〜300℃の線膨張係数の測定は、セイコー電子(株)社製TMA120Cを用いてフィルムを、幅3mm、長さ10mmのサイズにカットした後、膜厚を測定し、荷重3gで10℃/minで10〜320℃まで一旦昇温させた後、10℃まで冷却し、さらに10℃/minで昇温させて2回目の昇温時の100〜200℃および100〜300℃における熱膨張率から平均値として計算した。
基板として0.8mm厚のガラス板上に30μm厚みのコーティングフィルムを形成し、さらにガラス基板から剥離せずに220℃で4h熱処理を行った後、ガラス基板を平らな台に置き、ガラス基板の四隅が台から反り上がった部分の高さをスキマゲージを用いて測定し、その最大値を反りとして評価した。
基板として0.8mm厚のガラス板上に30μm厚みのコーティングフィルムを形成し、コーティングフィルムに10cm間隔で標点をつけ、標点距離を測定した。その後、ガラス基板から剥離せずにオーブンで220℃4時間熱処理を実施し、熱処理後の標点間隔を測定して、フィルム長手方向(MD方向あるいは縦方向)と、長手方向に垂直な方向(TD方向あるいは横方向)において、下記式にて熱収縮率を算出した。なお、各熱収縮率はそれぞれn=5で評価を行い、その平均値を用いた。
<アミド基含有酸二無水物の合成(下記式(5))>
<アミド基含ポリイミド樹脂の合成>
ステンレス製撹拌棒を備えた撹拌機、窒素導入管を備えた、3Lのガラス製セパラブルフラスコに、TFMB32.0g(0.10mol)を入れ、重合用溶媒として脱水したN,N−ジメチルホルムアミド(以下、DMF)296gを仕込み攪拌した後、この溶液に、合成例1で合成した式(5)の構造のアミド基含有テトラカルボン酸二無水物66.8g(0.10mol)を加え、室温で7時間攪拌し、ポリアミド酸を得た。なお、この反応溶液におけるジアミン化合物及びテトラカルボン酸二無水物の仕込み濃度は、全反応液に対して25重量%となっていた。
<コーティング樹脂溶液およびコーティングフィルムの作製>
溶媒として1,3−ジオキソランを用い、合成例2にて合成したポリイミド樹脂が7重量%含有されているコーティング用樹脂溶液を作製した。このコーティング用樹脂溶液をバーコーターでガラス板上に均一な膜厚を持ったポリイミド樹脂溶液膜として塗布し、80℃10分、150℃1時間、さらに300℃1時間乾燥させ、コーティングフィルムを得た。コーティングフィルムの評価結果は表3に記載した。
溶媒としてシクロペンタノンを用い、合成例2にて合成したポリイミド樹脂が7重量%含有されているコーティング用樹脂溶液を作製した。このコーティング用樹脂溶液をバーコーターでガラス板上に均一な膜厚を持ったポリイミド樹脂溶液膜として塗布し、80℃20分、150℃1時間、さらに300℃1時間乾燥させ、コーティングフィルムを得た。コーティングフィルムの評価結果は表3に記載した。
溶媒としてDMACを用い、合成例2にて合成したポリイミド樹脂が7重量%含有されているコーティング用樹脂溶液を作製した。このコーティング用樹脂溶液をバーコーターでガラス板上に均一な膜厚を持ったポリイミド樹脂溶液膜として塗布し、80℃20分、150℃1時間、さらに300℃1時間乾燥させ、コーティングフィルムを得た。コーティングフィルムの評価結果は表3に記載した。
<アミド基含ポリイミド樹脂の合成>
ステンレス製撹拌棒を備えた撹拌機、窒素導入管を備えた、3Lのガラス製セパラブルフラスコに、TFMB32.0g(0.10mol)を入れ、重合用溶媒として脱水したDMF296gを仕込み攪拌した後、この溶液に、合成例1で合成したアミド基含有テトラカルボン酸二無水物66.1g(0.099mol)を加え、室温で12時間攪拌し、ポリアミド酸を得た。なお、この反応溶液におけるジアミン化合物及びテトラカルボン酸二無水物の仕込み濃度は、全反応液に対して25重量%となっていた。
<コーティング樹脂溶液およびコーティングフィルムの作製>
溶媒として1,3−ジオキソランを用い、合成例3にて合成したポリイミド樹脂が7重量%含有されているコーティング用樹脂溶液を作製した。このコーティング用樹脂溶液をバーコーターでガラス板上に均一な膜厚を持ったポリイミド樹脂溶液膜として塗布し、80℃10分、150℃1時間、さらに300℃1時間乾燥させ、コーティングフィルムを得た。コーティングフィルムの評価結果は表3に記載した。
溶媒としてシクロペンタノンを用い、合成例3にて合成したポリイミド樹脂が7重量%含有されているコーティング用樹脂溶液を作製した。このコーティング用樹脂溶液をバーコーターでガラス板上に均一な膜厚を持ったポリイミド樹脂溶液膜として塗布し、80℃20分、150℃1時間、さらに300℃1時間乾燥させ、コーティングフィルムを得た。コーティングフィルムの評価結果は表3に記載した。
溶媒としてDMACを用い、合成例3にて合成したポリイミド樹脂が7重量%含有されているコーティング用樹脂溶液を作製した。このコーティング用樹脂溶液をバーコーターでガラス板上に均一な膜厚を持ったポリイミド樹脂溶液膜として塗布し、80℃20分、150℃1時間、さらに300℃1時間乾燥させ、コーティングフィルムを得た。コーティングフィルムの評価結果は表3に記載した。
溶媒として1,3ジオキソラン/メチルトリグライム混合溶媒(重量比=7/3)を用い、合成例3にて合成したポリイミド樹脂が7重量%含有されているコーティング用樹脂溶液を作製した。コーティング用樹脂溶液をバーコーターでガラス板上に均一な膜厚を持ったポリイミド樹脂溶液膜として塗布し、100℃10分、300℃2時間乾燥させ、コーティングフィルムを得た。コーティングフィルムの評価結果は表3に記載した。
実施例6にて作成したコーティング用樹脂溶液をバーコーターでガラス板上に均一な膜厚を持ったポリイミド樹脂溶液膜として塗布し、100℃10分、300℃2時間乾燥させ、コーティングフィルムを得た。コーティングフィルムの評価結果は表3に記載した。
<アミド基含ポリイミド樹脂の合成>
ステンレス製撹拌棒を備えた撹拌機、窒素導入管を備えた、3Lのガラス製セパラブルフラスコに、TFMB32.0g(0.10mol)を入れ、重合用溶媒として脱水したDMF296gを仕込み攪拌した後、この溶液に、実施例1で合成したアミド基含有テトラカルボン酸二無水物66.1g(0.099mol)を加え、室温で24時間攪拌し、ポリアミド酸を得た。なお、この反応溶液におけるジアミン化合物及びテトラカルボン酸二無水物の仕込み濃度は、全反応液に対して25重量%となっていた。
<コーティング樹脂溶液およびコーティングフィルムの作製>
溶媒として1,3−ジオキソランを用い、合成例4にて合成したポリイミド樹脂が7重量%含有されているコーティング用樹脂溶液を作製した。このコーティング用樹脂溶液をバーコーターでガラス板上に均一な膜厚を持ったポリイミド樹脂溶液膜として塗布し、80℃10分、150℃1時間、さらに300℃1時間乾燥させ、コーティングフィルムを得た。コーティングフィルムの評価結果は表3に記載した。
溶媒としてシクロペンタノンを用い、合成例4にて合成したポリイミド樹脂が7重量%含有されているコーティング用樹脂溶液を作製した。このコーティング用樹脂溶液をバーコーターでガラス板上に均一な膜厚を持ったポリイミド樹脂溶液膜として塗布し、80℃20分、150℃1時間、さらに300℃1時間乾燥させ、コーティングフィルムを得た。コーティングフィルムの評価結果は表3に記載した。
溶媒としてDMACを用い、合成例4にて合成したポリイミド樹脂が7重量%含有されているコーティング用樹脂溶液を作製した。このコーティング用樹脂溶液をバーコーターでガラス板上に均一な膜厚を持ったポリイミド樹脂溶液膜として塗布し、80℃20分、150℃1時間、さらに300℃1時間乾燥させ、コーティングフィルムを得た。コーティングフィルムの評価結果は表3に記載した。
ポリテトラフルオロエチレン製のシール栓に4枚羽根撹拌翼を具備したステンレス製撹拌棒を備えた撹拌機、窒素導入管を備えた、500mLのガラス製セパラブルフラスコに、TFMB9.7gを入れ、重合用溶媒として脱水したDMF170gを仕込み攪拌した後、この溶液に、実施例1で合成したアミド基含有テトラカルボン酸二無水物20.2gを加え、室温で攪拌し、ポリアミドーアミド酸を得た。なお、この反応溶液におけるジアミン化合物及びテトラカルボン酸二無水物の仕込み濃度は、全反応液に対して15重量%となっていた。この溶液にDMF100gを加え、仕込み濃度が10重量%となるように調整し、ポリアミド酸を得た。
<コーティング樹脂溶液およびコーティングフィルムの作製>
合成例5で得られたポリアミド酸溶液をガラス板上に塗工した後、60℃で10分間乾燥させ、さらに150℃で60分間、300℃で60分間乾燥させた。その後ガラス板からフィルムを剥がし、ポリイミド樹脂を得た。このポリイミド樹脂を溶媒としてDMACを用い、ポリイミド樹脂が7重量%含有されているコーティング用樹脂溶液を作製した。このコーティング用樹脂溶液をバーコーターでガラス板上に均一な膜厚を持ったポリイミド樹脂溶液膜として塗布し、80℃20分、150℃1時間、さらに300℃1時間乾燥させ、コーティングフィルムを得た。コーティングフィルムの評価結果は表3に記載した。
合成例5で得られたポリアミド酸溶液をガラス板上に塗工した後、60℃で10分間乾燥させ、さらに150℃で60分間、300℃で60分間乾燥させた。その後ガラス板からフィルムを剥がし、ポリイミド樹脂を得た。このポリイミド樹脂を溶媒としてDMFを用い、ポリイミド樹脂が7重量%含有されているコーティング用樹脂溶液を作製した。このコーティング用樹脂溶液をバーコーターでガラス板上に均一な膜厚を持ったポリイミド樹脂溶液膜として塗布し、80℃20分、150℃1時間、さらに300℃1時間乾燥させ、コーティングフィルムを得た。コーティングフィルムの評価結果は表3に記載した。
<コーティングフィルムの作製>
合成例5で得られたポリアミド酸溶液をガラス板上に塗工した後、60℃で10分間乾燥させ、さらに150℃で60分間、300℃で60分間乾燥させた。その後ガラス板からフィルムを剥がし、フィルムを得た。得られたフィルムは低熱膨張特性を示さず、ポリイミド樹脂溶液から得られたフィルムとは大きく異なる結果を示した。評価結果は表2に記載した。
<ポリイミド樹脂の合成>
酸二無水物として、2,2−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン二無水物(6FDA)44.4g(0.10mol)を用いること以外は、合成例3と同様にして合成した。得られたポリイミド樹脂の評価結果は表3に記載した。
<コーティング樹脂溶液およびコーティングフィルムの作製>
溶媒として1,3−ジオキソランを用い、合成例6で合成したポリイミド樹脂が7重量%含有されているコーティング用樹脂溶液を作製した。このコーティング用樹脂溶液をバーコーターでガラス板上に均一な膜厚を持ったポリイミド樹脂溶液膜として塗布し、80℃20分、150℃1時間、さらに300℃1時間乾燥させ、コーティングフィルムを得た。コーティングフィルムの評価結果は表3に記載した。
酸二無水物として、2,2−ビス(4−トリメリット酸モノエステル酸フェニル)プロパン酸二無水物(ESDA) 57.6g(0.10mol)を用いること以外は、合成例3と同様にして合成した。得られたポリイミド樹脂の評価結果は表3に記載した。
<コーティング樹脂溶液およびコーティングフィルムの作製>
溶媒として1,3−ジオキソランを用い、合成例7で合成したポリイミド樹脂が7重量%含有されているコーティング用樹脂溶液を作製した。このコーティング用樹脂溶液をバーコーターでガラス板上に均一な膜厚を持ったポリイミド樹脂溶液膜として塗布し、80℃20分、150℃1時間、さらに300℃1時間乾燥させ、コーティングフィルムを得た。コーティングフィルムの評価結果は表3に記載した。
Claims (16)
- 下記式(1)で表される繰り返し単位を含むポリイミド樹脂、及び、有機溶媒を含有するポリイミド樹脂溶液を基板上に塗布した後、有機溶媒を除去することを特徴とするポリイミド樹脂フィルムの製造方法であって、有機溶媒を除去する工程が少なくとも2段階の温度にて塗膜を乾燥する工程であることを特徴とするポリイミド樹脂フィルムの製造方法。
- 前記式(1)中で表されるArが下記式(2)で表されることを特徴とする請求項1に記載のポリイミド樹脂フィルムの製造方法。
- 2段階の乾燥温度が、(i)60℃〜200℃及び(ii)250℃〜350℃あることを特徴とする請求項1または2に記載のポリイミド樹脂フィルムの製造方法。
- 前記基板の100〜300℃での線膨張係数が35ppm/k以下であることを特徴とする請求項1〜3記載のポリイミド樹脂フィルムの製造方法。
- ポリイミド樹脂フィルムの100〜300℃での線膨張係数が1ppm/k以上、30ppm/k以下であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のポリイミド樹脂フィルムの製造方法。
- 請求項1〜5のいずれか一項に記載の製造方法で得られることを特徴とするポリイミド樹脂フィルム。
- 製膜後のガラス基板の反りが3.0mm以下であることを特徴とする請求項6記載のポリイミド樹脂フィルム。
- 請求項6または7記載のポリイミド樹脂フィルムを含有するTFT基板。
- 請求項6または7記載のポリイミド樹脂フィルムを含有するフレキシブルディスプレイ基板。
- 下記式(1)で表される繰り返し単位を含むポリイミド樹脂を含有し、固形分濃度が1重量%以上であることを特徴とするコーティング用樹脂溶液。
- 前記式(1)中で表されるArが下記式(2)で表されることを特徴とする請求項10に記載のコーティング用樹脂溶液。
- 前記式(1)中で表されるArが下記式(3)または下記式(4)の少なくとも1つから選択されることを特徴とする請求項10または11に記載のコーティング用樹脂溶液。
- 前記式(1)中で表されるBが芳香環及びフッ素原子を含むことを特徴とする請求項10〜12のいずれか1項に記載のコーティング用樹脂溶液。
- 前記式(1)中で表されるBが下記式(2)で表されることを特徴とする請求項10〜13のいずれか1項に記載のコーティング用樹脂溶液。
- 前記式(1)中で表されるBが下記式(3)または下記式(4)の少なくとも1つから選択されることを特徴とする請求項10〜14のいずれか1項に記載のコーティング用樹脂溶液。
- 有機溶媒として、アミド系溶媒、ケトン系溶媒、エーテル系溶媒、ピロリドン系溶媒、グリコールエーテル系溶媒から少なくとも1つ選択されることを特徴とする請求項10〜15のいずれか1項に記載のコーティング用樹脂溶液。
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