JP2012076247A - 液体噴射装置の制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置を小型化することができ、印刷実行時のタイムロスを抑制することが可能な液体噴射装置を提供する。
【解決手段】本発明の液体噴射装置は、第1液体を噴射する第1液体噴射ノズル(151〜154)と、前記第1液体と異なる第2液体を噴射する第2液体噴射ノズル(155)と、前記第1液体噴射ノズル(151〜154)からの第1液体の噴射と、前記第2液体噴射ノズルからの第2液体の噴射の制御を行う制御部と、を有し、前記制御部は、記録媒体上に前記第1液体噴射ノズル(151〜154)から画像データに基づかない噴射によりフラッシングドットを形成し、前記フラッシングドット上に前記第2液体噴射ノズル(155)から画像データに基づく噴射により背景ドットを形成し、前記背景ドット上に前記第1液体噴射ノズル(151〜154)から画像データに基づく噴射により画像ドットを形成するように制御する第1モードを有することを特徴とする。
【選択図】図7

Description

本発明は、インクジェット式プリンターなどに用いられる液体噴射装置の制御方法に関する。
液体噴射ヘッドとしての記録ヘッドからターゲットに対して液体を噴射させる液体噴射装置が用いられ、インク(液体)を記録媒体(ターゲット)に対して噴射するインクジェット式プリンター(以下、単に「プリンター」という。)が知られている。このようなプリンターにおいては、記録ヘッドのノズルからインクが噴射されない状態が連続して長時間に亘ると、ノズルにおけるインクメニスカスの表面が乾燥してインクの噴射不良が生じてしまうおそれがある。そのため、こうしたプリンターでは、印刷とは無関係な制御信号に基づきノズルからインクを強制的に噴射させる、いわゆるフラッシングを行うようにしている(例えば、特許文献1参照)。
例えば、印刷時に記録ヘッドが記録用紙の搬送平面に沿って往復移動しながらインクを噴射するシリアル方式又はラテラル方式のプリンターの場合には、記録ヘッドを記録用紙から外れた非印刷領域に移動させ、該領域に配設されたキャップやフラッシングボックスなどの液体受容部内に向けてフラッシングが行われる。一方、記録ヘッドが記録用紙の搬送平面に沿って移動することなく記録用紙の搬送経路の途中に記録用紙の搬送方向と直交する方向に用紙幅全体に亘るように配置されたラインヘッド方式のプリンターの場合には、キャップなどの液体受容部を移動自在とし、該液体受容部を記録ヘッドのノズル形成面に近接して対向する位置に移動させてフラッシングが行われる。
そして、フラッシングの終了後には、キャップなどの液体受容部と記録ヘッドとが互いに離間する方向へ相対移動する。すなわち、シリアル方式又はラテラル方式のプリンターの場合は、記録ヘッドがキャップなどの液体受容部に近接して対向する位置から離間する方向へ移動する。一方、ラインヘッド方式のプリンターの場合には、キャップなどの液体受容部が記録ヘッドに近接して対向する位置から離間する方向へ移動する。そして、この相対移動に伴い記録ヘッドのノズル形成面が記録用紙に対向した状態となると、記録ヘッドのノズルからは、再び印刷のためのインクが記録用紙に向けて噴射されていた。
特開2007−160793号公報
上記のようにシリアル方式又はラテラル方式のプリンターの場合には、記録用紙から外れた非印刷領域にフラッシングボックスなどの液体受容部を設け、そこにフラッシングを行うので、プリンター装置筐体内に余分なスペースが必要となると共に、記録ヘッドの移動に相当する時間分のタイムロスが発生しスループットが減少してしまう、という問題があった。
このような事情は、ラインヘッド方式のプリンターの場合も同様であり、ラインヘッド方式のプリンターの場合においても、キャップなどの移動自在な液体受容部を設け、この液体受容部を記録ヘッドのノズル形成面に近接して対向する位置に移動させてフラッシングを行うので、同じく、プリンター装置筐体内に余分なスペースが必要となると共に、記録ヘッドの移動に相当する時間分のタイムロスが発生しスループットが減少してしまう、ことが問題であった。
本発明にかかる液体噴射装置の制御方法は、紫外線硬化性の第1液体を噴射する第1液体噴射ノズルと、前記第1液体と異なる、紫外線硬化性の第2液体を噴射する第2液体噴射ノズルと、前記第1液体および第2液体に紫外線を照射する紫外線照射光源と、前記第1液体噴射ノズルからの第1液体の噴射と前記第2液体噴射ノズルからの第2液体の噴射と噴射された前記第1液体および第2液体への紫外線照射の制御を行う制御部と、を有し、前記制御部は、記録媒体上に前記第1液体噴射ノズルから、画像データに基づかない噴射により、紫外線硬化インクによってフラッシングドットを形成する工程と、前記フラッシングドット上に紫外線を照射する第1の紫外線照射工程と、前記フラッシングドット上に前記第2液体噴射ノズルから、画像データに基づく噴射により、紫外線硬化インクによって背景ドットを形成する工程と、前記背景ドット上に紫外線を照射する第2の紫外線照射工程と、前記背景ドット上に前記第1液体噴射ノズルから、画像データに基づく噴射により、紫外線硬化インクによって画像ドットを形成する工程と、前記画像ドット上に紫外線を照射する第3の紫外線照射工程とを順に行う制御を行い、前記第1の紫外線照射工程で前記フラッシングドット上に照射される紫外線の照射エネルギーが、前記第2の紫外線照射工程で前記背景ドット上に照射される紫外線の照射エネルギーよりも小さいことを特徴とする。
また、前記紫外線照射光源がメタルハライドランプのとき、前記第2の紫外線照射工程の印加電圧よりも、前記第1の紫外線照射工程の印加電圧が小さくてもよい。
また、前記紫外線照射光源がUV−LEDであるとき、前記第2の紫外線照射工程の印加電圧よりも、前記第1の紫外線照射工程の印加電圧が小さくてもよい。
また、前記紫外線照射光源が複数の発光源をもつUV−LEDであるとき、前記第2の紫外線照射工程で点灯する光源数よりも、前記第1の紫外線照射工程で点灯する光源の数が少なくてもよい。
また、本発明にかかる液体噴射装置は、上述のいずれかの液体噴射装置の制御方法によって印刷物を製造することができることを特徴とする。
また、本発明にかかる印刷物は、上述のいずれかの液体噴射装置の制御方法によって製造されたことを特徴とする。
本発明の実施形態に係る液体噴射装置が用いられたプリンター10の概要を示す図である。 プリンター10の全体構成のブロック図である。 プリンター10のキャリッジ14に搭載されるヘッドユニット150及び紫外線照射ユニット160を説明する図である。 ヘッドユニット150におけるインク吐出機構を説明するための断面図である。 駆動信号生成回路117によって生成される駆動信号COMの例を説明する図である。 ヘッドユニット150におけるインク吐出機構を駆動する回路の一例を説明する図である。 表刷りモード(第1モード)による記録動作を説明する図である。 表刷りモード(第1モード)によって記録された印刷物を模式的に示す図である。 裏刷りモード(第2モード)による記録動作を説明する図である。 裏刷りモード(第2モード)によって記録された印刷物を模式的に示す図である。 他の実施形態に係る液体噴射装置のキャリッジ14に搭載されるヘッドユニット150及び紫外線照射ユニット160を説明する図である。 他の実施形態における表刷りモード(第3モード)による記録動作を説明する図である。 他の実施形態における表刷りモード(第3モード)によって記録された印刷物を模式的に示す図である。 他の実施形態に係る液体噴射装置のキャリッジ14に搭載されるヘッドユニット150及び紫外線照射ユニット160を説明する図である。 本発明の他の実施形態に係る液体噴射装置が用いられたプリンター10の概要を示す図である。 他の実施形態に係るプリンター10の全体構成のブロック図である。 ラインヘッドユニット170の説明図である。 中間ヘッドユニット171の説明図である。 第1ヘッド171のノズル配列について説明するための図である。 ロータリーエンコーダー510を説明するための図である。 単色のインクを噴射するラインヘッドユニット170(液体噴射ヘッド)によってプリンター10を構成した例を図である。 他の実施形態に係る液体噴射装置における表刷りモード(第1モード)による記録動作を説明する図である。 他の実施形態に係る液体噴射装置における裏刷りモード(第2モード)による記録動作を説明する図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。本発明の実施形態に係る液体噴射装置が用いられたプリンター10の概要を示す図であり、シリアルヘッド方式のインクジェット記録装置である。また、図2はプリンター10の全体構成のブロック図である。また、図3はプリンター10におけるキャリッジ14に搭載されるヘッドユニット150及び紫外線照射ユニット160を説明する図である。
プリンター10は、図1に示すように、棒状のガイドレール12を有しており、このガイドレール12には、キャリッジ14が支持されている。このキャリッジ14は、キャリッジ駆動ユニット140(図2参照)によって主走査方向(第1の方向)をガイドレール12に沿って往復移動するようになっている。
キャリッジ14の中央部には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)、ホワイト(W)の各色の色インクを、記録媒体Sに吐出するノズル(後述する、第1液体噴射ノズル、第2液体噴射ノズル)を形成してなるヘッドユニット150が搭載されている。
ヘッドユニット150で吐出されるインクのうちイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色インクは、主として画像記録用インクとして、上位装置であるコンピューター1等から受信した画像データに基づいた所定画像の描画のために用いられる。
一方、ヘッドユニット150で吐出されるインクのホワイト(W)インクは、上位装置であるコンピューター1等から受信した背景画像データに基づいて、画像記録用インクにより記録される所定画像の背景を白色でベタ塗りするために用いられる。
なお、画像記録用インクであるイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色の色インクを「第1液体」と、また、背景ベタ塗り用のインクであるホワイト(W)インクを「第2液体」と定義する。また、以下において、イエローやイエローインクのこと「Y」などと略記することがある。
コンピューター1は、印刷を行う画像に応じた画像データを、プリンタードライバーを介してプリンター10に送る。画像データには、記録媒体Sの各画素についてインク色毎にインクを吐出するか否かを示す画素データが含まれている。
なお、本実施形態で使用するインクは、紫外線を照射することにより硬化する紫外線硬化性のUVインクである。紫外線硬化性のインクとしては、重合性化合物として、ラジカル重合性化合物を含むラジカル重合系インク、カチオン重合性化合物を含むカチオン重合系インク、及びラジカル重合系インクとカチオン重合系インクとを複合させたハイブリッド型インクが適用可能である。なお、インクには、紫外線以外の光で重合して硬化する重合性化合物と、紫外線以外の光、例えば電子線、X線、赤外線等で重合性化合物同士の重合反応を開始させる光開始剤とが適用されてもよい。
また、本発明によるプリンター10に用いられる記録媒体Sしては、普通紙、再生紙、光沢紙等の各種紙、各種布地、各種不織布、樹脂、金属、ガラス等の材質からなる記録媒体Sが適用可能であるが、本実施形態では、特に、所謂軟包装に用いられる透明又は半透明の非吸収性の樹脂製フィルムが好適に用いられる。
記録媒体Sとしての樹脂製フィルムが透明又は半透明媒体である場合、表刷りのみならず裏刷りも可能となる。なお、樹脂製フィルムの樹脂としては、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PS(ポリエステル)、PP(ポリプロピレン)等が好適に用いられる。
ここで、例えば、透明の樹脂製フィルムに印刷を行う場合に、印刷面の擦過に対し耐久性を保持するため樹脂製フィルムの裏側に印刷を行うことがあり、これを「裏刷り」という。このような「裏刷り」された印刷画像は、樹脂製フィルムを通して参照することとなる。また、言うまでもなく、不透明の樹脂製フィルムに印刷を行う場合には、樹脂製フィルムの表側に印刷を行い、これを「表刷り」という。もちろん、このような「表刷り」は、透明又は半透明媒体な樹脂製フィルムにも適用することができる。
透明の樹脂製フィルムに対しては、ホワイト(W)インクなどの特色を背景色とし、文字、記号及び絵等などの画像を各カラーの画像記録用インクによって重ねて印刷することがある。このような印刷で裏刷りを行う際には、各カラーの各色のインクを先に印刷し、その後、例えば、白色のインクを印刷すればよく、また、表刷りを行う際には、白色のインクを先に印刷し、その後、各カラーの各色のインクを印刷すればよいこととなる。
上記のようなヘッドユニット150は、コントローラー110及び駆動信号生成回路117に接続されており、ヘッドユニット150に対しては、駆動信号COM、インクの吐出を制御するための信号などが送られる。
キャリッジ14におけるヘッドユニット150の両側部には、第1液体を噴射する第1液体噴射ノズルと、第2液体を噴射する第2液体噴射ノズルから記録媒体Sに吐出されたインクに対して紫外線を照射する紫外線照射光源としての紫外線照射ユニット160が、ヘッドにおける主走査方向(第1の方向)と直交し記録媒体Sを搬送する副走査方向(第2の方向)の上流側端部から下流側端部にわたってそれぞれ設けられている。
キャリッジ14の移動可能範囲の中央部分は、記録媒体Sに記録を行う記録領域とされており、この記録領域には、記録媒体Sを非記録面側から水平に支持するプラテン19が設けられている。
また、プリンター10には、複数の搬送ローラー13等により構成され、副走査方向(第2の方向)に記録媒体Sを送るための記録媒体搬送ユニット130(図2参照)が設けられている。記録媒体搬送ユニット130は、画像記録時において、キャリッジ14の動作に合わせて、記録媒体Sの搬送と停止とを繰り返して記録媒体Sを間欠的に搬送する。
また、プリンター10の筐体上面(不図示)には、例えばタッチパネルにより構成され、ユーザーが選択可能な記録モードを表示するとともに、表示された記録モードをユーザーが選択して入力する入力操作ユニット120が設けられている。この入力操作ユニット120は、後述のコントローラー110に接続されており、所定操作に基づいて選択された記録モードに係る信号をコントローラー110に対して出力するようになっている。
図2は、本実施形態におけるプリンター10を制御するための制御ブロックを示したものであり、この制御ブロックにおけるコントローラー110は、たとえば、CPU111、ROM112、RAM113からなり、ROM112に記録された処理プログラムをRAM113に展開してCPU111によりこの処理プログラムを実行するようになっている。また、インターフェイス(I/F)105は、プリンター10のコントローラー110とコンピューター1を接続するために設けられたインターフェイスである。
この制御部としてのコントローラー110は、処理プログラムに従い、記録媒体搬送ユニット130、キャリッジ駆動ユニット140、ヘッドユニット150、紫外線照射ユニット160等の動作状況等のステータスに基づいて、各部材の動作を制御するようになっている。また、キャリッジ位置検出器180は、キャリッジ14の原点位置を検出する位置検出センサー(不図示)等から構成されており、これによる検出情報はコントローラー110に入力されるように構成され、キャリッジ駆動ユニット140の駆動処理に役立てられる。
駆動信号生成回路117は、後述する駆動信号COMを生成する。駆動信号生成回路117は、コントローラー110から、駆動信号COMの波形に関するデータを取得する。そして、この波形に関するデータに基づいて電圧信号を生成し、これを電力増幅することにより駆動信号COMを生成する。駆動信号COMの波形の一例については、後述する。
紫外線照射ユニット160は、記録媒体Sに吐出されたUVインクに対して紫外線を照射してUVインクを硬化させるための装置である。紫外線照射ユニット160の紫外線照射光源としては、例えば、紫外線を発生するUV−LED(Ultra Violet Light Emitting Diode)などによって構成される。そして、制御部としてのコントローラー110からの制御により紫外線の照射率が制御できるようになっている。
このようにすることで、記録媒体Sの各位置おいて紫外線を照射する量を変化させることもできるようになっている。なお、紫外線照射光源としては、他にメタルハライドランプ、キセノンランプ、カーボンアーク灯、ケミカルランプ、低圧水銀ランプ、高圧水銀ランプ等が利用可能である。
プリンター10では、コントローラー110は、表刷りモードや裏刷りモードなどの記録モードに応じて、ヘッドユニット150からインクを吐出させる順序を変更して、インクを吐出させて画像を記録させるようにヘッドユニット150や記録媒体搬送ユニット130等を制御するようになっている。
本実施形態においては、プリンター10は記録モードとして、主として2つの記録モードを有している。
まず、記録媒体Sの表面に、第1液体噴射ノズルから画像データに基づかない噴射によりフラッシングドットを形成する工程を行い、次に、フラッシングドット上に紫外線を照射する第1の紫外線照射工程を行なう。
その後、フラッシングドット上にホワイトインク(第2液体)を第2液体噴射ノズルから画像データに基づく噴射によって背景ドットを形成する工程を行い、背景ドット上に紫外線を照射する第2の紫外線照射工程を行なう。
その上から画像記録用インク(第1液体)を用いて背景ドット上に画像データに基づく噴射により画像ドットを形成する工程を行ない、画像ドット上に紫外線を照射する第3の紫外線照射工程を行なう、画像を記録する表刷りモード(第1モード)がある。
更には、記録媒体Sの裏面に表刷りモードと逆の手順で工程を進める裏刷りモード(第2モード)がある。
次に、プリンター10のキャリッジ14に搭載されるヘッドユニット150について図3を参照して説明する。図3はキャリッジ14の底面(記録媒体Sと対向する面)を概略的に示している。図示するように、ヘッドユニット150は、副走査方向に複数のノズルが並んで形成されたノズル列151〜155を備えている。本実施形態では、各ノズル列は、180個のノズルから形成されている。なお、ノズル列におけるノズル数については、図では略記するようにしている。これらのノズル列151〜155は、ヘッドユニット150から吐出されるインクのインク色に対応している。
すなわち、第1液体噴射ノズルが形成されたノズル列151〜154は、シアンインク吐出用ノズル列151、マゼンタインク吐出用ノズル列152、イエローインク吐出用ノズル列153、ブラックインク吐出用ノズル列154。第2液体噴射ノズルが形成されたノズル列155は、ホワイトインク吐出用ノズル列155から構成されている。
なお、本実施形態において、各インク色に対応するノズル列は、ノズルが1列に並んで構成されるが、1つのノズル列におけるノズルの配置は、特に限定するものではなく、例えば、ノズルが複数列に並び、かつ、複数列のノズルが千鳥状となるように構成されてもよい。
また、図3に示すヘッドユニット150においては単一のヘッド構造体にノズル列151乃至155の全てのノズル列が設けられた構成であるが、ノズル列151乃至155の各ノズルをそれぞれ異なったヘッド構造体として、これらをキャリッジ14に搭載するような構成とすることもできる。このような異なったヘッド構造体を構成する際には、1つのノズル列に対応して1つのヘッド構造体を構成するようにしてもよいし、複数のノズル列に対応して1つのヘッド構造体を構成するようにしてもよい。
図4はヘッドユニット150におけるインク吐出機構を説明するための断面図である。ここでは、この図を参照しつつ、ヘッドユニット150における個々のノズルからインクを吐出するための駆動ユニットの構造について説明する。
駆動ユニットは、複数のピエゾ素子421と、このピエゾ素子群421が固定される固定板423と、各ピエゾ素子421に給電するためのフレキシブルケーブル424と、から構成される。各ピエゾ素子421は、所謂片持ち梁の状態で固定板423に取り付けられている。固定板423は、ピエゾ素子421からの反力を受け止め得る剛性を備えた板状部材である。フレキシブルケーブル424は、可撓性を有するシート状の配線基板であり、固定板423とは反対側となる固定端部の側面でピエゾ素子421と電気的に接続されている。そして、このフレキシブルケーブル424の表面には、ピエゾ素子421の駆動等を制御するための制御用ICであるヘッド制御部(不図示)が実装されている。ヘッド制御部は、各ヘッドのノズル群毎にそれぞれ設けられる。
流路ユニット414は、流路形成基板415と、ノズルプレート416と、弾性板417とを有し、流路形成基板415がノズルプレート416と弾性板417に挟まれるようにそれぞれを積層して一体的に構成される。ノズルプレート416は、ノズルが形成されたステンレス鋼製の薄いプレートである。
流路形成基板415には、圧力室451及びインク供給口452となる空部が各ノズルに対応して複数形成される。リザーバー453は、インクカートリッジに貯留されたインクを各圧力室451に供給するための液体貯留室であり、インク供給口452を通じて対応する圧力室451の他端と連通している。そして、インクカートリッジからのインクは、インク供給管(不図示)を通って、リザーバー453内に導入される。弾性板417は、島部473を備えている。そして、この島部473にピエゾ素子421の自由端部の先端が接着される。
フレキシブルケーブル424を介してピエゾ素子421に駆動信号を供給すると、ピエゾ素子421は伸縮して圧力室451の容積を膨張・収縮させる。このような圧力室451の容積変化により、圧力室451内のインクには圧力変動が生じる。そして、このインク圧力の変動を利用することでノズルからインクを吐出させることができる。
なお、本実施形態では、ピエゾ素子421を用いてインクを吐出する構成に基づいて説明したが、ノズルから液体を吐出させる方式は、これに限られるものではない。例えば、熱によりノズル内に泡を発生させる方式など、他の方式を用いてもよい。
図5は、駆動信号生成回路117によって生成される駆動信号COMの例を説明する図である。図に示されるように、駆動信号COMは、繰り返し周期Tごとに繰り返し生成される。
繰り返し周期である期間Tは、記録媒体Sに対して主走査方向(第1の方向)にキャリッジ14中のインク吐出ノズルが相対的に1画素分移動する間の期間に対応する。例えば、主走査方向(第1の方向)の印刷解像度が360dpiの場合、期間Tは、キャリッジ14が、記録媒体Sに対して1/360インチ移動するための期間に相当する。そして、印刷データに含まれる画素データに基づいて、期間Tに含まれる各区間の駆動パルスPS1〜PS2をピエゾ素子421に印加することによって、1つの画素内にドットを形成することができる。
駆動信号COMは、繰り返し周期における区間T1で生成される駆動パルスPS1と、区間T2で生成される駆動パルスPS2とを有する。
駆動パルスPS1は、ノズル面のインクメニスカスを微振動させるための微振動パルスであり、ドット無しの場合にピエゾ素子421に印加される。また、駆動パルスPS2はドットを形成するためのインク吐出用パルスであり、ドット有りの場合にピエゾ素子421に印加される。尚、駆動パルスPS2には駆動パルスの振幅Vhが示されているが、この振幅Vhを調整することによってドットサイズの微調整することも可能となっている。
図6はヘッドユニット150におけるインク吐出機構を駆動する回路の一例を説明する図である。ここでは、この回路を説明の便宜上、ヘッド制御回路HCとして説明する。
ヘッド制御回路HCは、シフトレジスター(SR)81と、ラッチ回路(ラッチ)82と、デコーダー83と、制御ロジック84と、スイッチ85とOR回路86を含む。シフトレジスター81、ラッチ回路82、デコーダー83、スイッチ85、及び、OR回路86は、それぞれピエゾ素子421毎に設けられる。
ヘッド制御回路HCは、コントローラー110からの画素データSIに基づき、インクを吐出させるための制御を行う。すなわち、ヘッド制御回路HCは、印刷データに基づいてスイッチ85を制御し、駆動信号COMにおける必要な部分を選択的にピエゾ素子421に印加している。
本実施形態では、画素データSIが転送用クロックSCKに同期してヘッド制御回路HCへ送られる。画素データは、コンピューター1から送られてくる画像データに含まれている。本実施形態における画素データは、記録媒体Sにおける各画素においてドットを形成するか否かを示すデータである。画素データSIは1ビットで構成され、ノズルNz毎(ピエゾ素子421)に定められる。そして、ドットを形成しない画素に対応する画素データSIには「0」が設定され、ドットを形成する画素に対応する画素データSIには「1」が設定される。
それぞれの画素データSIは、シフトレジスター81にセットされる。シフトレジスター81にはラッチ回路が接続され、コントローラー110からのラッチ信号LATがHレベルになると、各ラッチ回路82では対応する画素データSIがラッチされ、デコーダー83に入力される。
デコーダー83は、画素データSIに基づいてデコードを行い、スイッチ85を制御するためのスイッチ制御信号SWを出力する。デコーダー83から出力されたスイッチ制御信号SWは、スイッチ85に入力される。このスイッチ85は、スイッチ制御信号SWに応じてオンオフするスイッチであり、オンの期間において駆動信号COMをピエゾ素子421に印可させる。スイッチ85の入力側には駆動信号生成回路117からの駆動信号COMが印加され、スイッチ85の出力側にはピエゾ素子421が接続されている。
スイッチ制御信号SWがLレベルの間、スイッチがオフにされる。また、スイッチ制御信号SWがHレベルの間、スイッチがオンにされる。デコーダー83は、画素データSIに基づいてデコードを行って、対応するタイミングでスイッチ制御信号SWのレベルをLとHとで切り替える。
デコーダー83は、画素データSIが「0」のときにおいて、駆動信号COMの区間T1においてスイッチ制御信号SWをHレベルにし、区間T2においてスイッチ制御信号SWをLレベルにし、駆動パルスPS1がピエゾ素子421に印加されるようにする。このとき、ノズルからはインクは吐出されない。
デコーダー83は、画素データSIが「1」のときにおいて、駆動信号COMの区間T1においてスイッチ制御信号SWをLレベルにし、区間T2においてスイッチ制御信号SWをHレベルにし、駆動パルスPS2がピエゾ素子421に印加されるようにする。このとき、ノズルからはインクが吐出される。
以上のようにして、画像データに基づいてインクを吐出して画像データに基づくドットを形成することができる。一方、フラッシングを行うときには、コントローラー110からの画像データにおける画素データSIの転送が一時的に停止され、その間、フラッシング制御ラインFLがオンの状態にされる。そうすることで、駆動信号COMにおける全ての駆動パルスが全てのピエゾ素子421に印加されることになり、連続的にインク滴が吐出される。このようにすることで、画像データに基づかないドットを形成することができる。なお、画像データに基づいてインクを吐出する際には、フラッシング制御ラインFLはオフの状態にされ、スイッチ制御信号SWに応じてスイッチがオンオフされる。
ここで、フラッシングとは、インクのノズル付近の増粘したインクを強制的にノズルから吐出して打ち捨てることによって、ノズル付近に適正な粘性を有するインクを供給させる動作である。フラッシングを行うことによって、ノズルにおけるインク詰まりなどを防止し、適切な印刷が行えるようになる。
次に、以上のように構成される本発明の実施形態に係る液体噴射装置が用いられたプリンター10における記録モードについて説明する。
入力操作ユニット120より表刷りモードに係る信号が入力されると、コントローラー110は、図7に示すような記録動作を各ユニットに実行させるような制御を行う。なお、表刷りモードを「第1モード」と称することもある。
図7は表刷りモード(第1モード)に基づく記録動作を説明する図であり、キャリッジ14と記録媒体Sを主走査方向からみた模式図である。図7において、紙面に垂直な方向が主走査方向(第1の方向)であり、紙面の左側から右側に向かう方向が副走査方向(第2の方向)である。また、キャリッジ14が紙面の奥側から手前側に進む方向を往方向、紙面の手前側から奥側に進む方向を復方向として定義する。
キャリッジ14が往方向又は復方向に移動するのに伴い、キャリッジ14に搭載されたヘッドユニット150のノズル列151〜155からインクが選択的に吐出される。これによって、記録媒体S上(或いは、既に記録媒体S上に形成されたドット群上)に新たなドット群が形成される。このような動作が繰り返されることによって、記録媒体S上には、所定の画像が印刷されるようになっている。
以下、「画像ドット群」、「背景ドット群」、「フラッシングドット群」なるドット群の概念に基づいて説明を行う。
「画像ドット群」は画像データに基づいて記録ヘッド(液体噴射ヘッド)からインクを噴射させて形成されるものであり、印刷物を参照した際、文字や絵として認識されるものである。
また、「背景ドット群」は画像データの一種である背景データに基づいて記録ヘッド(液体噴射ヘッド)からインクを噴射させて形成されるものであり、印刷物を参照した際、ベタ塗りされた背景として認識されるものである。
また、「フラッシングドット群」はフラッシング制御信号に基づいて(したがって、画像データに基づくことなく)記録ヘッド(液体噴射ヘッド)からインクを噴射させて形成されるものであり、印刷物を参照した際、認識されないように形成されるものである。
図7(A)はキャリッジ14を往方向に移動させながら、Y、M、C、Kの画像記録用インクのノズル列151〜154から画像データに基づかない噴射を行い、記録媒体S上にフラッシングドット群を形成している状態を示している(フラッシングドットを形成する工程)。
図示はしないが、その後、フラッシングドット上に紫外線を照射する(第1の紫外線照射工程)。
第1の紫外線照射工程において、フラッシングドット群を形成した後、紫外線照射光源を使用する場合には、後述する第2の紫外線照射工程または第3の紫外線照射工程で紫外線照射光源に印加する印加電圧よりも小さい印加電圧を印加して、フラッシングドット群を形成後にフラッシングドット群に照射する。
図7(B)はキャリッジ14を復方向に移動させながら、背景ベタ塗り用のWインクのノズル列155から画像データに基づいた噴射を行い、フラッシングドット群の上に、背景ドット群を形成している状態を示している(背景ドットを形成する工程)。このような背景ドット群は、所定画像の背景のベタ塗りを構成するものであり、ベタ塗りの範囲などは上位装置であるコンピューター1等から受信した画像データに基づいて決められる。
図示はしないが、その後、背景ドット上に紫外線を照射する(第2の紫外線照射工程)。
図7(C)はキャリッジ14を往方向に移動させながら、Y、M、C、Kの画像記録用インクのノズル列151〜154から画像データに基づいた噴射を行い、背景ドット群の上に、画像ドット群を形成している状態を示している(画像ドットを形成する工程)。
図示はしないが、その後、画像ドット上に紫外線を照射する(第3の紫外線照射工程)。
図7(D)はノズル列の長さに相当する分、キャリッジ駆動ユニット140によって記録媒体Sを搬送させている状態を示している。
図7(E)は、先の図7(A)と同様に、ノズル列151〜154から画像データに基づかない噴射を行い、記録媒体S上にフラッシングドット群を形成している状態を示しているが、図7(E)におけるキャリッジ14の移動方向は復方向となっている。
以下、キャリッジ14の移動方向の相違はあるが、図7(B)〜図7(D)と同様の動作を繰り返すことによって、記録媒体S上にフラッシングドット群、背景ドット群、画像ドット群を順次積層するように制御される。
図8は表刷りモード(第1モード)によって記録された印刷物を模式的に示す図である。図8に示すような表刷りモードによる印刷物は、記録媒体Sの記録面側からの視点(EP)で、これを参照するものであり、フラッシングドット群は背景ドット群によって視覚的に遮られる位置に配されることとなるので、液体受容部などの特別な構成や該構成を移動させる時間などを要することなく、フラッシングを行っていることに相当する。
すなわち、本発明の液体噴射装置及び液体噴射装置の制御方法によれば、フラッシングボックスなどの液体受容部を設ける必要がないので、プリンター装置筐体内に余分なスペースを要することなく、装置を小型化することが可能となると共に、フラッシングのために記録ヘッドと該液体受容部を近接させるための動作時間が不要となり、印刷実行時のタイムロスを抑制することができ、スループットを向上させることが可能となるのである。
次に、以上のように構成される本発明の実施形態に係る液体噴射装置が用いられたプリンター10における裏刷りモードについて説明する。
入力操作ユニット120より表刷りモードに係る信号が入力されると、コントローラー110は、図9に示すような記録動作を各ユニットに実行させるような制御を行う。なお、裏刷りモードを「第2モード」と称することもある。
図9は裏刷りモード(第2モード)に基づく記録動作を説明する図であり、キャリッジ14と記録媒体Sを主走査方向からみた模式図である。図9において、紙面に垂直な方向が主走査方向(第1の方向)であり、紙面の左側から右側に向かう方向が副走査方向(第2の方向)である。また、キャリッジ14が紙面の奥側から手前側に進む方向を往方向、紙面の手前側から奥側に進む方向を復方向として定義する。
キャリッジ14が往方向又は復方向に移動するのに伴い、キャリッジ14に搭載されたヘッドユニット150のノズル列151〜155からインクが選択的に吐出される。これによって、記録媒体S上(或いは、既に記録媒体S上に形成されたドット群上)に新たなドット群が形成される。このような動作が繰り返されることによって、記録媒体S上には、所定の画像が印刷されるようになっている。
図9(A)はキャリッジ14を往方向に移動させながら、Y、M、C、Kの画像記録用インクのノズル列151〜154から画像データに基づいた噴射を行い、記録媒体S上に画像ドット群を形成している状態を示している(画像ドットを形成する工程)。
図示はしないが、その後、画像ドット上に紫外線を照射する(第3の紫外線照射工程)。
図9(B)はキャリッジ14を復方向に移動させながら、背景ベタ塗り用のWインクのノズル列155から画像データに基づいた噴射を行い、画像ドット群の上に、背景ドット群を形成している状態を示している(背景ドットを形成する工程)。このような背景ドット群は、所定画像の背景のベタ塗りを構成するものであり、ベタ塗りの範囲などは上位装置であるコンピューター1等から受信した画像データに基づいて決められる。
図示はしないが、その後、背景ドット上に紫外線を照射する(第2の紫外線照射工程)。
図9(C)はキャリッジ14を往方向に移動させながら、Y、M、C、Kの画像記録用インクのノズル列151〜154から画像データに基づかない噴射を行い、背景ドット群の上に、フラッシングドット群を形成している状態を示している(フラッシングドットを形成する工程)。
図示はしないが、その後、フラッシングドット上に紫外線を照射する(第1の紫外線照射工程)。
図9(D)はノズル列の長さに相当する分、キャリッジ駆動ユニット140によって記録媒体Sを搬送させている状態を示している。
図9(E)は、先の図9(A)と同様に、ノズル列151〜154から画像データに基づいた噴射を行い、記録媒体S上に画像ドット群を形成している状態を示しているが、図9(E)におけるキャリッジ14の移動方向は復方向となっている。
以下、キャリッジ14の移動方向の相違はあるが、図9(B)〜図9(D)と同様の動作を繰り返すことによって、記録媒体S上に画像ドット群、背景ドット群、フラッシングドット群を順次積層するように制御される。
図10は裏刷りモード(第2モード)によって記録された印刷物を模式的に示す図である。図10に示すような裏刷りモードによる印刷物は、透明や半透明である記録媒体Sの記録面側でない方の面からの視点(EP)で、これを参照するものであり、フラッシングドット群は背景ドット群によって視覚的に遮られる位置に配されることとなるので、液体受容部などの特別な構成や該構成を移動させる時間などを要することなく、フラッシングを行っていることに相当する。
すなわち、本発明の液体噴射装置及び液体噴射装置の制御方法によれば、フラッシングボックスなどの液体受容部を設ける必要がないので、プリンター装置筐体内に余分なスペースを要することなく、装置を小型化することが可能となると共に、フラッシングのために記録ヘッドと該液体受容部を近接させるための動作時間が不要となり、印刷実行時のタイムロスを抑制することができ、スループットを向上させることが可能となるのである。
本実施形態の記録モードとして、表刷りモード(第1モード)及び裏刷りモード(第2モード)の2つの記録モードについて説明したが、本発明の液体噴射装置及び液体噴射装置の制御方法においては、入力操作ユニット120から表刷りモード(第1モード)又は裏刷りモード(第2モード)のいずれかを選択可能とし、この選択に基づいて、コントローラー110がいずれかのモードを選択的に実行するように構成されること好ましい。
次に本発明の他の実施形態について説明する。本実施形態は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)、ホワイト(W)のインクに加えて、透明(CL)インクを噴射するノズル列がヘッドユニット150に追加されている点で、先の実施形態と相違している。また、以下において、透明(CL)インクを「第3液体」と定義する。また、透明インクのこと「CL」などと略記することがある。
画像記録用インクによって記録された画像の表面に、上記のような透明(CL)インクを吐出することによって、印刷物の平滑感や光沢感、或いは高解像感を向上させることが可能となる。
図11は他の実施形態に係る液体噴射装置のキャリッジ14に搭載されるヘッドユニット150及び紫外線照射ユニット160を説明する図である。図11はキャリッジ14の底面(記録媒体Sと対向する面)を概略的に示している。本実施形態に係るヘッドユニット150においては、先の実施形態で設けられたノズル列151〜155に加えて、透明(CL)インクを吐出するノズル列156が設けられている。
なお、図11に示すヘッドユニット150においては単一のヘッド構造体にノズル列151乃至156の全てのノズル列が設けられた構成であるが、ノズル列151乃至156の各ノズルをそれぞれ異なったヘッド構造体として、これらをキャリッジ14に搭載するような構成とすることもできる。
本実施形態において、透明(CL)インク吐出用のノズル列156を用いない表刷りモード(第1モード)及び裏刷りモード(第2モード)の記録動作については先の実施形態と同様である。本実施形態は、透明(CL)インク吐出用のノズル列156を用いた表刷りモード(以下、「第3モード」ともいう。)に基づく記録動作を行う点に特徴がある。
ここで、図11を参照して、上記第3モードにおけるヘッドユニット150のインク吐出領域の選択について具体的に説明する。
コントローラー110は、入力操作ユニット120より第3モードに係る信号が入力されると、図11に示すように、ノズル列151〜155のノズル列については上流側半数分のノズルを、またノズル列156のノズル列については下流側半数分のノズルを用いて記録動作を行うように設定される。ここで、ノズル列のうち上流側の半数のノズル列を上流側ノズル列、また、下流側の半数のノズル列を下流側ノズル列として定義する。(図11の点線で囲まれたノズル列参照。)
次に、以上のように構成される本発明の他の実施形態に係る液体噴射装置が用いられたプリンター10における記録モードについて説明する。入力操作ユニット120より第3モードに係る信号が入力されると、コントローラー110は、図12に示すような記録動作を各ユニットに実行させるような制御を行う。
図12は表刷りモード(第3モード)に基づく記録動作を説明する図であり、キャリッジ14と記録媒体Sを主走査方向からみた模式図である。図12において、紙面に垂直な方向が主走査方向(第1の方向)であり、紙面の左側から右側に向かう方向が副走査方向(第2の方向)である。また、キャリッジ14が紙面の奥側から手前側に進む方向を往方向、紙面の手前側から奥側に進む方向を復方向として定義する。
キャリッジ14が往方向又は復方向に移動するのに伴い、キャリッジ14に搭載されたヘッドユニット150のノズル列151〜156からインクが選択的に吐出される。これによって、記録媒体S上(或いは、既に記録媒体S上に形成されたドット群上)に新たなドット群が形成される。このような動作が繰り返されることによって、記録媒体S上には、所定の画像が印刷されるようになっている。
図12(A)はキャリッジ14を往復移動させながら、(1)Y、M、C、Kの画像記録用インクの上流側ノズル列(151〜154)から画像データに基づかない噴射を行い、記録媒体S上にフラッシングドット群を形成し、さらに(2)背景ベタ塗り用のWインクの上流側ノズル列(155)から画像データに基づいた噴射を行い、フラッシングドット群の上に、背景ドット群を形成し、さらに(3)Y、M、C、Kの画像記録用インクの上流側ノズル列(151〜154)から画像データに基づいた噴射を行い、背景ドット群の上に、画像ドット群を形成している状態を示している。
図12(A)における一連の記録動作は、各ノズル列の上流側半分が用いられることを除くと、先の実施形態における表刷りモードと同様のものである。
図12(B)はノズル列の半分の長さに相当する分、キャリッジ駆動ユニット140によって記録媒体Sを搬送させている状態を示している。
図12(C)はキャリッジ14を復方向に移動させながら、Y、M、C、Kの画像記録用インクの上流側ノズル列(151〜154)から画像データに基づかない噴射を行い、記録媒体S上にフラッシングドット群を形成し、これと同時に、透明インクの下流側ノズル列(156)から画像データに基づいた噴射を行い、図12(A)で形成された画像ドット群の上に、透明ドット群を形成している状態を示している。
図12(D)はキャリッジ14を往復移動させながら、背景ベタ塗り用のWインクの上流側ノズル列(155)から画像データに基づいた噴射を行い、フラッシングドット群の上に、背景ドット群を形成し、さらにY、M、C、Kの画像記録用インクの上流側ノズル列(151〜154)から画像データに基づいた噴射を行い、背景ドット群の上に、画像ドット群を形成している状態を示している。
図12(E)はノズル列の半分の長さに相当する分、キャリッジ駆動ユニット140によって記録媒体Sを搬送させている状態を示している。さらに、この後は、キャリッジ14の移動方向の相違はあるが、図12(C)〜図12(E)と同様の動作を繰り返すことによって、記録媒体S上にフラッシングドット群、背景ドット群、画像ドット群、透明ドット群を順次積層するように制御される。
図13は表刷りモード(第3モード)によって記録された印刷物を模式的に示す図である。図13に示すような表刷りモードによる印刷物は、記録媒体Sの記録面側からの視点(EP)で、これを参照するものであり、フラッシングドット群は背景ドット群によって視覚的に遮られる位置に配されることとなるので、液体受容部などの特別な構成や該構成を移動させる時間などを要することなく、フラッシングを行っていることに相当する。
すなわち、本発明の液体噴射装置及び液体噴射装置の制御方法によれば、フラッシングボックスなどの液体受容部を設ける必要がないので、プリンター装置筐体内に余分なスペースを要することなく、装置を小型化することが可能となると共に、フラッシングのために記録ヘッドと該液体受容部を近接させるための動作時間が不要となり、印刷実行時のタイムロスを抑制することができ、スループットを向上させることが可能となるのである。
また、第3モードによって記録された印刷物においては、透明インクが画像上に配されているので、印刷物の平滑感や光沢感、或いは高解像感を向上させることが可能となる。
また、第3モードによって表刷りを行う場合には、ヘッドユニット150の上流側ノズル列からインクを吐出してフラッシングドット群を形成すると同時に、ヘッドユニット150の下流側ノズル列から透明インクを吐出して透明ドット群を形成することが可能であるので、より効率的な印刷を行うことが可能となる。
次に、本発明の他の実施形態について説明する。図11に関連する実施形態においては、ノズル列151〜155のノズル列については上流側半数分のノズルと下流側半数分のノズルに分割して記録動作を行うように設定されていたが、本実施形態においては、ノズル列を図14に示すように4分割して記録動作を行うように設定されていることを特徴としている。
本実施形態においては、それぞれのノズル列を上流側から下流側にかけて均等のノズル数で、第1群のノズル列、第2群のノズル列、第3群のノズル列、第4群のノズル列のように分割して、Y、M、C、K、Wインクのノズル列151〜155については、第1群のノズル列及び第3群のノズル列で記録動作を行うようにし、また、CLインクのノズル列156については、第2群のノズル列及び第4群のノズル列で記録動作を行うようにするものである。このような実施形態によっても、先の実施形態と同様の効果を享受することが可能である。
次に、本発明の他の実施形態について説明する。これまでの実施形態においては、プリンター10としてはシリアル方式又はラテラル方式のものを例に説明してきたが、以下の実施形態においては、ラインヘッド方式のプリンターを例に説明する。すなわち、これまで説明した実施形態においては、液体噴射装置の記録ヘッドは移動するものであったが、本実施形態においては、液体噴射装置の記録ヘッドは固定されるものとなる。
図15は本発明の他の実施形態に係る液体噴射装置が用いられたプリンター10の概要を示す図であり、図16は他の実施形態に係るプリンター10の全体構成のブロック図である。なお、これまで説明した実施形態と同様の構成については同一の参照番号を付し説明を省略する。
本実施形態においては、ラインヘッドユニット170は、記録媒体Sの搬送平面に沿って移動することなく記録媒体Sの搬送経路の途中で記録媒体Sの搬送方向と直交する方向に記録媒体S幅全体に亘るように配置されたものが用いられている。また、このラインヘッドユニット170と独立して、記録媒体Sの搬送方向と直交する方向にわたって、インクに対して紫外線を照射する紫外線照射ユニット160が設けられている。
ラインヘッドユニット170は複数のヘッドを有し、各ヘッドからインクを吐出して記録媒体Sに画像を形成する。ラインヘッドユニット170は、コントローラー110及び駆動信号生成回路117に接続されている。そして、これまで説明した駆動信号COM、及び、インクの吐出を制御するための信号が送られる。本実施形態におけるラインヘッドユニット170からは、UVインク(紫外線硬化型インク)が吐出される。
図17はラインヘッドユニット170の説明図である。ラインヘッドユニット170は、6つの中間ヘッドユニット171〜176を含む。中間ヘッドユニット171〜176の詳細については、後述するが、隣り合う中間ヘッドユニット同士の最端のノズルピッチは後述するヘッドにおけるノズルピッチPと同じになるように、中間ヘッドユニット171〜176が配置されている。
図18は中間ヘッドユニット171について説明するための図である。中間ヘッドユニット171は、第1ヘッド171A〜第6ヘッド171Fを含む。図では、中間ヘッドユニット171を上部から見た図となっている。本来であれば、中間ヘッドユニット171における各ヘッドは、他の要素に阻まれて視認することができないが、ここでは、説明の容易のために、第1ヘッド171A〜第6ヘッド171Fが見えるように示している。
各ヘッドは、第1ヘッド171Aから第6ヘッド171Fまで記録媒体S幅方向に並ぶように配置される。但し、記録媒体S幅方向について、第1ヘッド171Aの端部から第6ヘッド171Fの端部にかけてのノズル間隔が常に一定になるようにするために、奇数番号のヘッドと偶数番号のヘッドとは、記録媒体S搬送方向についてずれるようにして配置されている。そして、隣り合うヘッド同士の最端のノズルピッチは後述するノズルピッチPと同じになるように、第1ヘッド171A〜第6ヘッド171Fが配置されている。
図19は、第1ヘッド171A(1つの単位ヘッド)のノズル配列について説明するための図である。ここでも、第1ヘッド171Aを上部から見た図となっている。本来であれば、第1ヘッド171Aにおけるノズルは上部の要素に阻まれて視認することができないが、ここでは説明のためにノズル配列が見えるように示されている。
第1ヘッド171Aは、イエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックK、及び、ホワイトWのそれぞれのノズル列を含む。第1ヘッド171Aは、各インク色について2列のノズル列を有する。第1ヘッド171Aの各インク色について、2列のノズル列のうち一方のノズル列のノズルが他方のノズル列のノズル間に配置されるようにして、ノズル列に沿う方向(記録媒体S幅方向)についてノズルピッチPを実現する。このようにすることで、本実施形態では、記録媒体S幅方向について360dpiのノズルピッチPを実現している。なお、イエローY、マゼンタM、シアンC、及び、ブラックKのノズル列は、画像を形成するための第1液体を噴射する第1液体噴射ノズルのノズル列に相当し、ホワイトWのノズル列は、第2液体を噴射する第2液体噴射ノズルのノズル列に相当する。
第2ヘッド171B〜第6ヘッド171Fの構成も第1ヘッド171Aと同様である。そして、第1ヘッド171Aのノズル#360のノズルと、第2ヘッド171Bのノズル#1のノズルとのノズルピッチがPとなるように、第1ヘッド171Aと第2ヘッド171Bは配置される。第2ヘッド171B〜第6ヘッド171Fの各ヘッドの配置もこれと同様の配置にすることによって、第1ヘッド171Aの端部のノズルから第6ヘッド171Fの端部のノズルまでにおいて、紙幅方向について360dpiのノズルピッチを実現する。
なお、本実施形態に用いられているラインヘッドユニット170(液体噴射ヘッド)においては単一のヘッドユニットにイエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックK、及び、ホワイトWの、全てのインクのノズル列を含む単位ヘッドが用いられた構成であるが、一色のインクのノズル列のみが設けられた単位ヘッドでラインヘッドユニット170(液体噴射ヘッド)を構成し、これを各色分用意して、これら各色分のラインヘッドユニット170(液体噴射ヘッド)を記録媒体S搬送方向に並べて配置するような構成をとることもできる。これをより具体的に示したものが図21である。図21は単色のインクを噴射するラインヘッドユニット170(液体噴射ヘッド)によってプリンター10を構成した例を図である。
図21の例では、それぞれのラインヘッドユニット170(液体噴射ヘッド)が単色インクを噴射するように構成したが、2つ以上の色のインクを噴射するようなラインヘッドユニット170(液体噴射ヘッド)を複数組み合わせてプリンター10を構成するようにしてもよい。
本実施形態においても、図16に示すように、記録媒体Sを送るための記録媒体搬送ユニット130が設けられているが、この記録媒体搬送ユニット130は、画像記録時において、記録媒体Sの搬送と停止とを繰り返して、記録媒体Sを、図22中(F)方向又は(R)方向に間欠的に搬送する。
また、記録媒体Sの搬送状況を検出するために、記録媒体搬送状況検出器190が設けられており、記録媒体搬送状況検出器190による検出データは、コントローラー110に入力され、記録媒体搬送ユニット130、ラインヘッドユニット170、紫外線照射ユニット160の制御に利用されるようになっている。
本実施形態で用いる記録媒体搬送状況検出器190を実現するための具体的構成としてはロータリーエンコーダーを挙げることができる。図20はロータリーエンコーダー510を説明するための図である。ロータリーエンコーダー510は、所定の間隔毎に設けられた多数のスリットを有する回転円板511と、検出部512とを有する。回転円板511は、記録媒体搬送ユニット130を構成するドラムの回転軸12に固定されており、ドラムの回転に応じて回転する。検出部512は、プリンター10側に固定されている。
ロータリーエンコーダー510は、回転円板511に設けられたスリットが検出部512を通過する毎に、パルス信号ENCをコントローラー110に出力する。コントローラー110は、このパルス信号ENCに基づいて、ドラムの回転角、及び、回転速度を把握することで、記録媒体Sの搬送状況を把握することができるようになっている。
次に、以上のように構成される本発明の他の実施形態に係る液体噴射装置が用いられたプリンター10における記録モードについて説明する。
入力操作ユニット120より表刷りモードに係る信号が入力されると、コントローラー110は、図22に示すような記録動作を各ユニットに実行させるような制御を行う。なお、他の実施形態における表刷りモードも「第1モード」と称することもある。
図22は表刷りモード(第1モード)に基づく記録動作を説明する図であり、ラインヘッドユニット170と記録媒体Sを記録媒体S幅方向からみた模式図である。図22において、紙面に垂直な方向が記録媒体幅方向であり、紙面中の水平方向が記録媒体搬送方向である。なお、記録媒体搬送方向のうち、紙面左側から右側の方向を(F)方向、紙面右側から左側の方向を(R)方向として定義する。
図22(A)は記録媒体Sを(F)方向に移動させながら、Y、M、C、Kの画像記録用インクのノズル列から画像データに基づかない噴射を行い、記録媒体S上にフラッシングドット群を形成し、さらに、背景ベタ塗り用のWインクのノズル列から画像データに基づいた噴射を行い、前記フラッシングドット群の上に、背景ドット群を形成している状態を示している。なお、図中POは所定の記録バッチの先頭ラインを示している。
図22(B)は記録バッチの後端ラインPEまで図22(A)の記録動作を続けた後に、記録媒体Sを(R)方向に移動させる動作(所謂スイッチバック動作)を行うことを示している。
図22(C)は記録媒体Sを(R)方向に移動させ続けて、記録バッチの先頭ラインPOから、ラインヘッドユニット170によって、再び記録をできるようにセットされた状態を示している。
図22(D)は記録媒体Sを(F)方向に移動させながら、Y、M、C、Kの画像記録用インクノズル列から画像データに基づいた噴射を行い、背景ドット上に画像ドット群を形成している状態を示している。
図22(E)は、前記図22(D)の記録動作を記録バッチの後端ラインPEまで繰り返した様子を示すものである。上記のような図22(A)〜図22(E)と同様の動作を繰り返すことによって、記録媒体S上にフラッシングドット群、背景ドット群、画像ドット群を順次積層するように制御される。
このような実施形態によっても、これまで説明した実施形態と同様の効果を享受することが可能である。
次に、以上のように構成される本発明の他の実施形態に係る液体噴射装置が用いられたプリンター10における裏刷りモードについて説明する。
入力操作ユニット120より裏刷りモードに係る信号が入力されると、コントローラー110は、図23に示すような記録動作を各ユニットに実行させるような制御を行う。なお、他の実施形態における裏刷りモードも「第2モード」と称することもある。
図23は裏刷りモード(第2モード)に基づく記録動作を説明する図であり、ラインヘッドユニット170と記録媒体Sを記録媒体幅方向からみた模式図である。図23において、紙面に垂直な方向が記録媒体幅方向であり、紙面中の水平方向が記録媒体搬送方向である。なお、記録媒体搬送方向のうち、紙面左側から右側の方向を(F)方向、紙面右側から左側の方向を(R)方向として定義する。
図23(A)は記録媒体Sを(F)方向に移動させながら、Y、M、C、Kの画像記録用インクのノズル列から画像データに基づいた噴射を行い、記録媒体S上に画像ドット群を形成し、さらに、背景ベタ塗り用のWインクのノズル列から画像データに基づいた噴射を行い、前記画像ドット群の上に、背景ドット群を形成している状態を示している。なお、図中POは所定の記録バッチの先頭ラインを示している。
図23(B)は記録バッチの後端ラインPEまで図23(A)の記録動作を続けた後に、記録媒体Sを(R)方向に移動させる動作(所謂スイッチバック動作)を行うことを示している。
図23(C)は記録媒体Sを(R)方向に移動させ続けて、記録バッチの先頭ラインPOから、ラインヘッドユニット170によって、再び記録をできるようにセットされた状態を示している。
図23(D)は記録媒体Sを(F)方向に移動させながら、Y、M、C、Kの画像記録用インクのノズル列から画像データに基づかない噴射を行い、前記背景ドット上にフラッシングドット群を形成している状態を示している。
図23(E)は、前記図23(D)の記録動作を記録バッチの後端ラインPEまで繰り返した様子を示すものである。上記のような図23(A)〜図23(E)と同様の動作を繰り返すことによって、記録媒体S上に画像ドット群、背景ドット群、フラッシングドット群、を順次積層するように制御される。
このような実施形態によっても、これまで説明した実施形態と同様の効果を享受することが可能である。
上記のような他の実施形態においても、入力操作ユニット120から表刷りモード(第1モード)又は裏刷りモード(第2モード)のいずれかを選択可能とし、この選択に基づいて、コントローラー110がいずれかのモードを選択的に実行するように構成されることが好ましい。
本発明の液体噴射装置及び液体噴射装置の制御方法では、画像データに基づかない噴射によりフラッシングドットを形成し、このフラッシングドット上に画像データに基づく噴射により背景ドットを形成したり、画像データに基づく噴射により背景ドットを形成し、この背景ドット上に画像データに基づかない噴射によりフラッシングドットを形成したりするように制御される。
このような制御方法に基づき製造された印刷物においては、フラッシングドットは背景ドットによって視覚的に遮られることとなるので、液体噴射装置は、液体受容部などの特別な構成や該構成を移動させる時間などを要することなく、フラッシングを行うことが可能となる。
すなわち、本発明の液体噴射装置及び液体噴射装置の制御方法によれば、フラッシングボックスなどの液体受容部を設ける必要がないので、プリンター装置筐体内に余分なスペースを要することなく、装置を小型化することが可能となると共に、フラッシングのために記録ヘッドと該液体受容部を近接させるための動作時間が不要となるので、印刷実行時のタイムロスを抑制することができ、スループットを向上させることが可能となる。
ヘッドユニット150のノズル列からインクを噴射し、画像ドット群を記録媒体Sまたは他のドット群上に着弾させた後、着弾したインクに直ちに紫外線照射ユニット160から紫外線を照射してインクを硬化させる。また、背景ドット群についても同様に、ヘッドユニット150のノズル列からインクを噴射し、記録媒体Sまたは他のドット群上に着弾させた後、着弾したインクに直ちに紫外線照射ユニット160から紫外線を照射してインクを硬化させる。
また、ヘッドユニット150のノズル列からインクを噴射し、フラッシングドット群を記録媒体Sまたは他のドット群上に着弾させた後に紫外線の照射を行った後に背景ドット群の噴射を行ってもよいが、画像ドット群の形成後に行う紫外線照射とは照射条件の異なる紫外線照射を行うことが望ましい。
例えば第1モードのとき、インクを噴射し記録媒体Sまたは他のドット群上にフラッシングドット群を着弾させた後、背景ドット群を形成する前に、画像ドット群形成後の紫外線照射または背景ドット群形成後の紫外線照射と同じ条件の紫外線照射を行うと、記録媒体S上に散在するフラッシングドット群が硬化する結果、記録媒体Sの表面の凸凹が顕著な場合がある。その場合、その後フラッシングドット群上に形成される背景ドット群や画像ドット群のインクが、フラッシングドット群によって記録媒体S上に形成された凸凹によって流動するなどして着弾位置からズレることがある。そのような場合、印刷物の印刷品質が低下し所望の印刷品質を備えた印刷物を製造できないことが想定される。
ここで、本願発明者らが鋭意研究を重ねた結果、次のことが分かった。すなわち、フラッシングドット群を記録媒体S上に着弾した後にインクに対して紫外線照射を行なう場合、画像ドット群の着弾後や背景ドット群の着弾後に比べて十分に低いエネルギーで紫外線照射を行うと、上述の印刷品質の低下が抑制される。
なお、フラッシングドット群を記録媒体S上に着弾した後に、インクに対して紫外線照射を行なわなくても同様の抑制効果がある。フラッシングドット群を記録媒体S上に着弾させた後、紫外線照射を行わないときは、着弾したインクが硬化しにくいため着弾した点からフラッシングドットが記録媒体Sの表面に広がる傾向がある。
このことにより、例えば第1モードにおいては、フラッシングドット群の上に着弾するインクが位置ズレを起こす凸凹による傾斜が抑制されることが推察される。
第1モードにおいて、インクを噴射し記録媒体S上にフラッシングドット群を形成した後、紫外線照射光源を使用した場合には、フラッシングドット群上に背景ドット群を着弾させた後に行う第2の紫外線照射工程または背景ドット群上に画像ドット群を着弾させた後に行う第3の紫外線照射工程で、前述の光源に印加する印加電圧よりも小さい印加電圧を印加して、フラッシングドット群を形成後にフラッシングドット群に照射することができ、この方法でも上述の印刷物の印刷品質の低下を抑制する効果がある。
また、同様に、インクを噴射し記録媒体S上にフラッシングドット群を形成した後、UV−LED光源を使用した場合には、フラッシングドット群上に背景ドット群を着弾させた後に行う第2の紫外線照射工程または背景ドット群上に画像ドット群を着弾させた後に行う第3の紫外線照射工程で、UV−LED光源に印加する印加電圧よりも小さい印加電圧を印加して、フラッシングドット群を形成後にフラッシングドット群に照射することができ、この方法でも上述の印刷物の印刷品質の低下を抑制する効果がある。
また、同様に、インクを噴射し記録媒体S上にフラッシングドット群を形成した後、UV−LED光源を使用した場合で、UV−LED光源が複数の発光源を含むときは、フラッシングドット群上に背景ドット群を着弾させた後に行う第2の紫外線照射工程または背景ドット群上に画像ドット群を着弾させた後に行う第3の紫外線照射工程で点灯する光源の数よりも少ない数の点灯光源を用いて、フラッシングドット群を形成後にフラッシングドット群に照射することができ、この方法でも上述の印刷物の印刷品質の低下を抑制する効果がある。
1・・・コンピューター、10・・・プリンター、12・・・ガイドレール、13・・・搬送ローラー、14・・・キャリッジ、19・・・プラテン、81・・・シフトレジスター、82・・・ラッチ回路、83・・・デコーダー、84・・・制御ロジック、85・・・スイッチ、86・・・OR回路、105・・・インターフェイス、110・・・コントローラー、111・・・CPU、112・・・ROM、113・・・RAM、117・・・駆動信号生成回路、120・・・入力操作ユニット、130・・・記録媒体搬送ユニット、140・・・キャリッジ駆動ユニット、150・・・ヘッドユニット、151・・・(シアンインク)ノズル列、152・・・(マゼンタインク)ノズル列、153・・・(イエローインク)ノズル列、154・・・(ブラックインク)ノズル列、155・・・(ホワイトインク)ノズル列、156・・・(透明インク)ノズル列、160・・・紫外線照射ユニット、170・・・ラインヘッドユニット、180・・・キャリッジ位置検出器、190・・・記録媒体搬送状況検出器、414・・・流路ユニット、415・・・流路形成基板、416・・・ノズルプレート、417・・・弾性板、421・・・ピエゾ素子、423・・・固定板、424・・・フレキシブルケーブル、451・・・圧力室、452・・・インク供給口、453・・・リザーバー、473・・・島部、510・・・ロータリーエンコーダー、511・・・回転板、512・・・検出部、S・・・記録媒体、HC・・・ヘッド制御回路。

Claims (6)

  1. 紫外線硬化性の第1液体を噴射する第1液体噴射ノズルと、
    前記第1液体と異なる、紫外線硬化性の第2液体を噴射する第2液体噴射ノズルと、
    前記第1液体および第2液体に紫外線を照射する紫外線照射光源と、
    前記第1液体噴射ノズルからの第1液体の噴射と前記第2液体噴射ノズルからの第2液体の噴射と噴射された前記第1液体および第2液体への紫外線照射の制御を行う制御部と、を有し、
    前記制御部は、
    記録媒体上に前記第1液体噴射ノズルから、画像データに基づかない噴射により、紫外線硬化インクによってフラッシングドットを形成する工程と、
    前記フラッシングドット上に紫外線を照射する第1の紫外線照射工程と、
    前記フラッシングドット上に前記第2液体噴射ノズルから、画像データに基づく噴射により、紫外線硬化インクによって背景ドットを形成する工程と、
    前記背景ドット上に紫外線を照射する第2の紫外線照射工程と、
    前記背景ドット上に前記第1液体噴射ノズルから、画像データに基づく噴射により、紫外線硬化インクによって画像ドットを形成する工程と、
    前記画像ドット上に紫外線を照射する第3の紫外線照射工程と
    を順に行う制御を行い、
    前記第1の紫外線照射工程で前記フラッシングドット上に照射される紫外線の照射エネルギーが、前記第2の紫外線照射工程で前記背景ドット上に照射される紫外線の照射エネルギーよりも小さいこと
    を特徴とする液体噴射装置の制御方法。
  2. 前記紫外線照射光源がメタルハライドランプのとき、前記第2の紫外線照射工程の印加電圧よりも、前記第1の紫外線照射工程の印加電圧が小さいことを特徴とする、請求項1記載の液体噴射装置の制御方法。
  3. 前記紫外線照射光源がUV−LEDであるとき、前記第2の紫外線照射工程の印加電圧よりも、前記第1の紫外線照射工程の印加電圧が小さいことを特徴とする、請求項1記載の液体噴射装置の制御方法。
  4. 前記紫外線照射光源が複数の発光源をもつUV−LEDであるとき、前記第2の紫外線照射工程で点灯する光源数よりも、前記第1の紫外線照射工程で点灯する光源の数が少ないことを特徴とする、請求項1記載の液体噴射装置の制御方法。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の液体噴射装置の制御方法によって印刷物を製造することができる液体噴射装置。
  6. 請求項1ないし4のいずれかに記載の液体噴射装置の制御方法によって製造された印刷物。
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