JP2012075287A - リニアモータアクチュエータ - Google Patents

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Abstract

【課題】機械的な弾性体の復元力を利用しなくても可動子を振動させることができるリニアモータアクチュエータを提供する。
【解決手段】可動子に、第一のコイル1及び第二のコイル2を互いの軸線を実質的に一致させた状態で軸線方向に配列する。固定子に、第一のコイル1を囲み、軸線方向の一端部にN極が他端部にS極の他方が形成される第一のリング磁石5を設けると共に、第二のコイル2を囲み、軸線方向の一端部にN極が他端部にS極が形成される第二のリング磁石6を設ける。第一のコイル1の軸線方向の中心と第二のコイル2の軸線方向の中心とを結んだコイル中心間ピッチAと、第一のリング磁石5の磁極と第二のリング磁石6の磁極との間の磁極間ピッチBとを異ならせる。第一のコイル1に発生する推力と第二のコイル2に発生する推力の位相がずれるように、第一のコイル1及び第二のコイル2に同一の位相の交流を流して可動子を駆動させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、固定子に対して可動子が一軸方向に相対的に移動するリニアアクチュエータに関し、特に、可動子が振動するリニアモータアクチュエータに関する。
従来、この種の振動アクチュエータとして、永久磁石及びコイルを備えるボイスコイルモータが知られている(例えば特許文献1参照)。ボイスコイルモータの作動原理は、フレミングの左手の法則、すなわち、永久磁石が作る磁界の中でコイルに電流を流したときに推力が発生する性質を利用している。コイルに交流の電流を流せば、永久磁石の磁界の範囲内でコイルが一方向に振動する。ボイスコイルモータは、高速運動でき、かつ安価であるという特徴を有するために、スピーカ、磁気ディスクのヘッド駆動、サーボ弁のスプール駆動等様々な用途に応用されている。
特開2003−154314号公報
しかし、ボイスコイルモータには、永久磁石が作る磁界の範囲からボイスコイルが飛び出したとき、ボイスコイルを制御できなくなるという本質的な問題がある。永久磁石に対してボイスコイルを高速で振動させたときや、ボイスコイルのストロークを大きくとったとき、慣性によってボイスコイルが永久磁石の磁界の範囲から飛び出す。ボイスコイルが永久磁石から半分以上飛び出すと、ボイスコイルに元に戻るような電流を流しても、ボイスコイルを元に戻すことができない。
この問題を解決するために、従来のボイスコイルモータにおいては、ボイスコイルにばねやコーン紙等の弾性体を取り付け、弾性体の復元力によってボイスコイルが永久磁石の磁界中に戻るようにしていた。
しかし、機械的な弾性体の復元力を利用する場合、ボイスコイルの振動周波数が弾性体の固有振動数に近づくと、弾性体が共振し、ボイスコイルの振動が不安定になる。このため、弾性体が共振しない周波数で振動させる必要があり、使用できる周波数が限られるという問題がある。また、固定子と可動子を弾性体で連結すると、振動方向以外の力に対しても弾性体がたわむので脆弱な構造にならざるをえないという問題もある。
本発明は、従来のリニアモータアクチュエータの上記の課題を解決するためになされたものであり、機械的な弾性体の復元力を利用しなくても、可動子を振動させることができるリニアモータアクチュエータを提供することを目的とする。
以下、本発明について説明する。本発明の第一の態様は、第一のコイル及び第二のコイルが互いの軸線を実質的に一致させた状態で軸線方向に配列される可動子及び固定子の一方と、前記第一のコイルを囲み、軸線方向の一端部にN極及びS極の一方が他端部にN極及びS極の他方が形成される第一のリング磁石、及び前記第二のコイルを囲み、軸線方向の一端部にN極及びS極の一方が他端部にN極及びS極の他方が形成される第二のリング磁石を有する前記可動子及び前記固定子の他方と、を備え、前記第一のコイルに発生する推力と前記第二のコイルに発生する推力の位相がずれるように、前記第一のコイル及び前記第二のコイルに同一の位相の交流を流して前記可動子を駆動させ、かつ前記第一のコイルの軸線方向の中心と前記第二のコイルの軸線方向の中心とを結んだコイル中心間ピッチと、前記第一のリング磁石の磁極と前記第二のリング磁石の磁極との間の磁極間ピッチとを異ならせるリニアモータアクチュエータである。
本発明の他の態様は、第一のコイル及び第二のコイルが互いの軸線を実質的に一致させた状態で軸線方向に配列される可動子及び固定子の一方と、前記第一のコイルを囲み、軸線方向の一端部にN極及びS極の一方が他端部にN極及びS極の他方が形成される第一のリング磁石、及び前記第二のコイルを囲み、軸線方向の一端部にN極及びS極の一方が他端部にN極及びS極の他方が形成される第二のリング磁石を有する前記可動子及び前記固定子の他方と、を備え、前記第一のコイルに発生する推力と前記第二のコイルに発生する推力の位相がずれるように、前記第一のコイル及び前記第二のコイルに位相を異ならせた交流を流して前記可動子を駆動させ、かつ前記第一のコイルの軸線方向の中心と前記第二のコイルの軸線方向の中心とを結んだコイル中心間ピッチと、前記第一のリング磁石の磁極と前記第二のリング磁石の磁極との間の磁極間ピッチとを一致させるリニアモータアクチュエータである。
本発明によれば、第一のコイル及び第二のコイルに発生する推力の位相がずれるので、第一のコイルに例えば正弦波の推力が発生し、第二のコイルに例えば余弦波の推力が発生する。第一のコイル及び第二のコイルに可動子を押し引きする力が同時に発生するので、ストロークの端部付近に移動して減速域に入った可動子に早めにブレーキをかけることができる。しかも、可動子の移動中に、第一のリング磁石の中に入っている第一のコイルの量及び第二のリング磁石の中に入っている第二のコイルの量が変化するので、第一のコイル及び第二のコイルに発生する推力自体も多様に変化する。この結果、機械的な弾性体の復元力を利用しなくても、可動子を振動させることができる。
本発明の第一の実施形態のリニアモータアクチュエータの軸線方向に沿った断面図 上記リニアモータアクチュエータの磁気回路を示す模式図 リニアガイドの斜視図 リニアガイドの断面図 第一のコイル及び第二のコイルの結線方法を示す模式図 第一のコイル及び第二のコイルに発生する逆起電力を示すグラフ リニアガイドとしてスプラインの斜視図 スプラインの断面図 動作中の可動子に働く推力ベクトルの一例を示す模式図 本発明の第二の実施形態のリニアモータアクチュエータの軸線方向に沿った断面図
以下、添付図面に基づいて本発明のリニアモータアクチュエータの実施形態を説明する。図1に示すように、リニアモータアクチュエータは、第一のコイル1及び第二のコイル2を有する可動子4と、第一のコイル1を囲む第一のリング磁石5、及び第二のコイル2を囲む第二のリング磁石6を有する固定子7と、を備える。
軸線方向に細長く伸びる円柱状の軸部材8には、第一のコイル1及び第二のコイル2が軸線方向に距離を離して配置される。第一のコイル1は軸部材8に取り付けられた第一のボビン1aに巻かれ、第二のコイル2は軸部材8に取り付けられた第二のボビン2aに巻かれる。第一のコイル1の軸線方向の長さと第二のコイル2の軸線方向の長さは互いに等しい。第一のコイル1の軸線方向の中心と第二のコイル2の軸線方向の中心とを結んだコイル中心間ピッチはAである。
第一のコイル1と第二コイル2との間には、予圧付与用の永久磁石としてリング磁石9が設けられる。軸部材8の中央には、非磁性体の円筒状のカラー10が取り付けられ、カラー10の周囲に予圧付与用のリング磁石9が取り付けられる。予圧付与用のリング磁石9の軸線方向の長さは、第一のコイル1及び第二のコイルの内法間の距離に等しい。予圧付与用のリング磁石9の直径は第一のコイル1の直径(=第二のコイルの直径)以上である。なお、リング磁石9の直径は第一のコイル1の直径(=第二のコイルの直径)以下であってもよい。予圧付与用のリング磁石9は軸線方向に着磁される。第一のリング磁石5及び第二のリング磁石6共に反発するように、予圧付与用のリング磁石9は軸線方向に着磁される。この実施形態では、予圧付与用のリング磁石9の左端部にN極が形成され、右端部にS極が形成される。
軸部材8は、強磁性体からなる軸本体8aと、軸本体8aの軸線方向の両端部に設けられる非磁性体からなる一対の連結軸8bと、を備える。強磁性体は、鉄、ニッケル、コバルトやこれらの合金のように磁石に強く引き付けられ、磁石から離した後も強い磁性を持っている物質である。非磁性体は、ステンレス、樹脂などのように、磁化されない、したがって磁界の影響を受けない物質のことである。軸本体8aを強磁性体とするのは、軸部材8に後述する磁気回路(図2参照)を形成するためである。連結軸8bは、軸本体8aに連結される。連結軸8bには、凸部又は凹部が形成され、軸本体8aには、凸部又は凹部に嵌合する凹部又は凸部が形成される。
軸本体8aに連結軸8bを結合することにより、リニアモータアクチュエータの固定子7から露出する部分が非磁性体となる。軸本体8aには磁気回路が形成されるので(図2参照)、軸本体8aは磁気を帯びる。軸部材8の、固定子7から露出する部分が磁気を帯びると、軸部材8に鉄粉等が吸い付けられる。固定子7から露出する部分が磁気を帯びないようにするために、軸本体8aの両端部に非磁性体からなる連結軸8bを連結する。
固定子7は、第一のコイル1を囲む第一のリング磁石5、及び第二のコイル2を囲む第二のリング磁石6を有する。第一のリング磁石5及び第二のリング磁石6は、相似の円筒形状に形成され、互いの軸線を実質的に一致させた状態で軸線方向に配列される。第一のコイル1の一端部(図中左端部)は第一のリング磁石5の中に入り、第一のコイル1の他端部(図中右端部)は第一のリング磁石5から外に出ている。可動子4の振動中にも、第一のコイル1の他端部(図中右端部)は第一のリング磁石5から外に出ている。第二のコイル2の一端部(図中右端部)は第二のリング磁石6の中に入り、第二のコイル2の他端部(図中左端部)は第二のリング磁石6から外に出ている。可動子4の振動中にも、第二のコイル2の他端部(図中左端部)は第二のリング磁石6から外に出ている。
第一のリング磁石5と第二のリング磁石6との間の磁極間ピッチはBである。磁極間ピッチとは、第一のリング磁石5と第二のリング磁石6の内法の距離である。磁極間ピッチBは、第一のコイル1及び第二のコイル2の中心間ピッチAよりも小さい。コイルの中心間ピッチAと磁極間ピッチBとの差は、第一のコイル1の軸線方向の長さ(=第二のコイル2の軸線方向の長さ)の1/8〜3/8倍に設定される。この実施形態では、コイルの中心間ピッチAと磁極間ピッチBとの差は、第一のコイル1の軸線方向の長さの1/4(1/4波長)に設定される。第一のコイル1及び第二のコイル2に発生する推力の位相を90度ずらすためである。
第一のリング磁石5の軸線方向の長さは、第一のコイル1の軸線方向の長さよりも長い。第一のリング磁石5は、軸線方向の一端部にN極が他端部にS極が形成されるように軸線方向に着磁される。第二のリング磁石6の軸線方向の長さは、第二のコイル2の軸線方向の長さよりも長い。第二のリング磁石6も、軸線方向の一方端部にN極が他端部にS極が形成されるように軸線方向に着磁される。互いに対向する第一のリング磁石5の端部及び第二のリング磁石6の端部には、互いに異なる極が形成される。この実施形態では、第一のリング磁石5の右端部がN極に形成され、第二のリング磁石6の左端部がS極に形成される。
第一のリング磁石5と第二のリング磁石6との間には、可動子4の予圧付与用のリング磁石9が配置される。予圧付与用のリング磁石9は、第一のリング磁石5及び第二のリング磁石6に反発するように着磁される。予圧付与用のリング磁石9は、可動子4のストロークを所定の範囲に制限する役割を持つ。また、予圧付与用のリング磁石9と第一のリング磁石5及び第二のリング磁石6との反発力によって、第一コイル1及び第二のコイル2に電流を流していないとき、可動子4が外力と予圧がバランスする原点に復帰する。この実施形態では、可動子4が水平方向を向いているので、第一のリング磁石5と第二のリング磁石6との間の軸線方向の中心が原点になる。可動子4が垂直方向を向いているときは、第一のリング磁石5と第二のリング磁石6との間の軸線方向の中心よりも下側が原点になる。
第一のリング磁石5及び第二のリング磁石6は、非磁性体からなる筒状の磁石保持部11内に収納される。磁石保持部11は、磁性体からなる筒状のケース12で覆われる。ケース12の一端部には、第一のリング磁石5の軸線方向の一端部と接触するように、強磁性体からなる筒状の第一の外筒保持部16が収容される。第一の外筒保持部16の端面は、非磁性体からなる第一の蓋部材18で覆われる。ケース12の他端部には、第二のリング磁石6の軸線方向の一端部と接触するように、強磁性体からなる第二の外筒保持部17が収容される。第二の外筒保持部17の端面は非磁性体からなる第二の蓋部材19で覆われる。なお、ケース12と第一の外筒保持部16との間、及びケース12と第二の外筒保持部17との間には、非磁性体からなる筒状のカラー(図示せず)を設けてもよい。
可動子4と固定子7とは、板ばね等の弾性体で連結されていない。可動子4の直線運動は、固定子7の第一のリニアガイド21及び第二のリニアガイド22によって案内される。第一の外筒保持部16の内側には、第一のリニアガイド21が組み込まれる。第一のリニアガイド21の外筒は、磁性体からなる。外筒の材質には、例えばSUS440Cが用いられる。SUS440Cはステンレスでありながら磁気を帯びる。第一のリニアガイド21と軸部材8との間には、転がり運動可能に多数の転動体23が介在される。第一のリニアガイド21は止め輪によって第一の外筒保持部16に固定される。
第二の外筒保持部17の内側には、第二のリニアガイド22が組み込まれる。第二のリニアガイド22も磁性体からなる。第二のリニアガイド22の材質には、例えばSUS440Cが用いられる。第二のリニアガイド22と軸部材8との間には、転がり運動可能に多数の転動体24が介在される。第二のリニアガイド22は止め輪によって第二の外筒保持部17に固定される。
図3及び図4は第一のリニアガイド21及び第二のリニアガイド22の詳細図を示す。第一及び第二のリニアガイド21,22は、磁性体の外筒26と、外筒26の内周面を転がり運動する多数の転動体23,24と、多数の転動体23,24を一定の間隔に保持する保持器27と、を備える。保持器27は円筒形状に形成されると共に、その内周から外周まで貫通する多数の孔28を有する。この多数の孔28に多数の転動体23,24が回転可能に保持される。保持器27は多数の転動体23,24と共に外筒26内を有限ストロークする。多数の転動体23,24の間隔を一定に保つ保持器27を設けることにより、第一及び第二のリング磁石5,6の磁力によって、転動体23,34同士が吸引し合うという問題を解決できる。転動体23,24は磁性体でも非磁性体でもよい。転動体23,24を磁性体にすれば、第一及び第二のリニアガイド21,22を通過する磁束の量が増え、モータ効率が向上する。転動体23,24を樹脂、セラミックス等の非磁性体にすれば、転動体23,24同士が吸引し合うのを防止できる。
図2に示すように、第一のリニアガイド21及び軸本体8aが磁性体からなるので、第一リニアガイド21自体にも第一のリング磁石5に発生する磁束が積極的に通る。第一のリニアガイド21が収容される第一の外筒保持部16も磁性体からなるので、第一のリング磁石5のN極から放出される磁束は、第一のコイル1を半径方向に通過して軸本体8aの中に入る。そして、軸本体8aの内部を第一のリニアガイド21に向かって軸線方向に通り、軸本体8aから第一のリニアガイド21に向かって放射状に広がり、第一の外筒保持部16を経由して第一のリング磁石5のS極に戻る。これらの第一のリング磁石5、軸本体8a、第一のリニアガイド21、及び第一の外筒保持部16によって、閉じた経路の第一の磁気回路C1が形成される。
同様に、第二のリニアガイド22、及び軸本体8aが磁性体からなるので、第二のリニアガイド22自体にも第二のリング磁石6に発生する磁束が積極的に通る。第二のリニアガイド22が収容される第二の外筒保持部17も磁性体からなるので、第二のリング磁石6のN極に発生する磁束は、第二の外筒保持部17及び第二のリニアガイド22を半径方向に通過して軸本体8aの中に入る。そして、軸本体8aの内部を第二のコイル2に向かって軸線方向に通り、軸本体8aから放射状に広がり、第二のコイル2を半径方向に通過して第二のリング磁石6のS極に戻る。これらの第二のリング磁石6、軸本体8a、第二のリニアガイド22、及び第二の外筒保持部17によって、閉じた経路の第二の磁気回路C2が形成される。このように閉じた第一の磁気回路C1及び閉じた第二の磁気回路C2を形成することによって、モータの効率が向上する。
なお、第一のリニアガイド21及び第二のリニアガイド22に磁気回路を通したくないときは、第一のリニアガイド21及び第二のリニアガイド22の外側に第一の磁気回路C1及び第二の磁気回路C2を形成するための部材を設けてもよい。
図5は、第一のコイル1及び第二のコイル2の結線図の一例を示す。この例では、第一のコイル1及び第二のコイル2が並列に接続される。第一のコイル1及び第二のコイル2には、交流電源31から図中実線で示す同一の位相の単相交流が流される。第一のコイル1及び第二のコイル2は、向かい合う端部同士に同一の極(図ではN極)が形成されるように結線される。向かい合う端部同士に同一の極が形成されれば、第一のコイル1及び第二のコイル2は直列に接続されてもよい。
図1に示すように、第一のコイル1及び第二のコイル2の向かい合う端部同士にN極が形成されれば、第一のコイル1のN極と予圧付与用のリング磁石9のN極とが互いに強め合う。強め合ったN極が第一のリング磁石5のN極と反発し、可動子4が右方向に移動する。このとき、第二のコイル2のN極と予圧付与用のリング磁石9のS極とは互いに弱め合っているので、可動子4の右方向の移動を妨げることはない。逆に、第一のコイル1及び第二のコイル2の向かい合う端部同士にS極が形成されれば、第ニのコイル2のS極と予圧付与用のリング磁石9のS極とが互いに強め合う。強め合ったS極が第二のリング磁石6のS極と反発し、可動子4が左方向に移動する。
ここで、第一のコイル1及び第二のコイル2に位相を一致させた交流を流すと、第一のコイル1及び第二のコイル2に約90度位相がずれた推力が発生する。例えば、第一のコイル1に正弦波状の推力が発生し、第二のコイル2に余弦波状の推力が発生する。このため、第一のコイル1及び第二のコイル2に押し引きする力が同時に発生する。第一のコイル1及び第二のコイル2に互いに向かい合ったり、互いに反対方向を向いたりする力が同時に発生するタイミングが存在するので、ストロークの端部付近に移動して減速域に入った可動子4に早めにブレーキをかけることができる。しかも、可動子4のストローク中に、第一のコイル1が第一のリング磁石5の中に入っている量が変化し、第二のコイル2が第二のリング磁石6の中に入っている量が変化する。例えば、第一のコイル1が第一のリング磁石5の中に入っている量が減っても、第二のコイル2が第二のリング磁石6の中に入っている量が大きくなる。このため、可動子4のストロークの端部付近での復元力を確保することができる。この結果、弾性体の復元力を利用しなくても、可動子4を振動させることが可能になり、低い周波数から高い周波数まで可動子を振動させることができる。
例えば、本実施形態のリニアモータアクチュエータを基盤テスターとして使用すると可動子4に衝撃荷重がかかる。可動子4側に第一のリング磁石5及び第二のリング磁石6を設けると、可動子4に衝撃荷重が加わったとき、第一のリング磁石5及び第二のリング磁石6が減磁(磁束が減少)するおそれがある。固定子7側に第一のリング磁石5及び第二のリング磁石6を設けることで、第一のリング磁石5及び第二のリング磁石6の磁束が可衝撃荷重によって減磁することがない。
第一のコイル1及び第二のコイル2に交流を流し、可動子4を一方向に振動させると、第一のコイル1及び第二のコイル2には逆起電力が発生する。図6は、第一のコイル1及び第二のコイル2に発生する逆起電力を示す。上述のように、第一のコイル1及び第二のコイル2の中心間ピッチAと第一及び第二のリング磁石5,6の磁極間ピッチBとは、コイル長の1/4ずれている。このため、可動子4を振動させたとき、第一のコイル1及び第二のコイル2には、90度位相がずれた正弦波状の逆起電力が発生する。第一のコイル1及び第二のコイル2の全体に発生する逆起電力は、各コイル1,2に発生する逆起電力を合算したものになるので、90度位相をずらすことにより、各コイル1,2が発する逆起電力が互いに打ち消し合うようになる。具体的には、逆起電力の合算値は、各コイル1,2に発生する逆起電力の√2倍になる。逆起電力が2倍になると、第一のコイル1及び第二のコイル2に流れる電流が減るので、可動子4を高速で振動させることができなくなる。逆起電力の位相を90度ずらすことにより、可動子4を高速で振動させることが可能になる。
図7及び図8は、第一のリニアガイド21及び第二のリニアガイド22として、スプライン外筒32を用い、軸本体8aとしてスプライン軸33を用いた例を示す。図8に示すように、軸本体8aには、長手方向に伸びる複数本のスプライン溝33aが形成される。スプライン外筒32には、軸本体8aの複数本のスプライン溝33aに対向する複数本の転動体転走溝32aが形成される。スプライン溝33aと転動体転走溝32aとの間には、転がり運動可能に多数の転動体34(ボール)が介在される。スプライン軸33に対するスプライン外筒32の直線運動に伴い、これらの間に介在される多数の転動体34が転がり運動する。図7に示すように、スプライン外筒32には、保持器35が組み込まれる。保持器35には、転動体34を循環させるためのサーキット状の転動体循環路36が形成される。スプライン軸33に対してスプライン外筒32を直線運動させると、多数の転動体34がサーキット状の転動体循環路36を循環する。
スプライン軸33及びスプライン外筒32には、それぞれスプライン溝33a及び転動体転走溝32aが形成されているので、スプライン軸33とスプライン外筒32との間のすきまは狭い。このため、スプライン外筒32からスプライン軸33に多数のボールを介することなく直接伝わる磁束が増える。転動体34は磁性体であっても、非磁性体であってもよい。転動体34が磁性体であれば、より磁束が増え、モータ効率が向上する。
図9は、動作中の可動子4に働く推力ベクトル、すなわち遅れ角を考慮した推力ベクトルの一例を示す。第一及び第二のコイル1,2に位相を一致させた交流を流すと、第一のコイル1に流れる電流と第一のリング磁石5の磁界との相互作用により、第一のコイル1に軸線方向の推力が働く。また、第二のコイル2に流れる電流と第二のリング磁石6の磁界との相互作用によって、第二のコイル2に軸線方向の推力が働く。モータの場合、推力は遅れ角(=指令角−出力角)が原因で発生する。第一及び第二のコイル1,2に指令sinωtを入力したとすると、可動子4の出力はsin(ωt+θ)になり、角度θの分だけ遅れている。この遅れ角が推力に変換される。
図9中NSの文字の大きさは、第一及び第二のコイル1,2に発生する磁界の大きさを表す。第一及び第二のコイル1,2に所定の周波数の交流を流すと、可動子4も同じ周波数で振動する。しかし、駆動周波数にもよるが、可動子の位相は入力の位相よりも位相角で30〜60度遅れていることが計測で確認されている。図9には、可動子4の一周期を8つの状態(45度ずつ)に分けた状態が示されている。
第一及び第二のコイル1,2に電流が流れていないとき、可動子4が原点に位置する(S1)。この状態で、第一及び第二のコイル1,2に電流を流すと。第一及び第二のコイル1,2には、左方向の推力が発生する(S2)。このため、可動子4は左方向に移動する。可動子4が左方向に移動している間、第一のコイル1が第一のリング磁石5の中に入っている量、及び第二のコイル2が第二のリング磁石6の中に入っている量が変化し、第一のコイル1に発生する推力及び第二のコイル2に発生する推力も変化する。可動子4がストロークの左端まで移動したとき、可動子4には、予圧付与用のリング磁石9と第一のリング磁石5との反発力によって図中右方向の推力が与えられる。これにより、可動子4は移動方向を反転させ、右方向に移動し始める(S2→S4)。この間、第一及び第二のコイル1,2には、図中左方向の推力が発生し、可動子4の移動にブレーキをかけている。可動子4が右方向に移動している途中で、第一及び第二のコイル1,2に流れる電流が瞬間的に零になり、第一及び第二のコイル1,2に発生する推力が瞬間的に零になる(S5)。その後、可動子4は慣性により右方向に移動し、第一及び第二のコイル1,2に流れる電流が反転し、第一及び第二のコイル1,2には、図中右方向の推力が働く(S6)。可動子4が右方向に移動している間、第一及び第二のコイル1,2が第一及び第二のリング磁石5,6の中に入っている量が変化し、第一及び第二のコイル1,2に発生する推力も変化する。可動子4がストロークの右端まで移動したとき、可動子4には、予圧付与用のリング磁石9と第一のリング磁石5との反発力によって図中左方向の推力が与えられる(S6→S8)。可動子4が移動方向を反転させた後に、第一及び第二のコイル1,2に発生する推力は零になる(S8→S1)。以降S1〜S8を繰り返す。第一及び第二のコイル1,2に交流を流し続ける限り、可動子4も交流と同じ周期で振動し続ける。
図10は、本発明の第二の実施形態のリニアモータアクチュエータを示す。第一の実施形態のリニアモータアクチュエータと同様に、可動子4には、第一のコイル1及び第二のコイル2が互いの軸線を実質的に一致させた状態で軸線方向に配列される。第一のコイル1及び第二のコイル2は軸部材8に巻かれる。軸部材8は、固定子7の第一のリニアガイド21及び第二のリニアガイド22に直線運動可能に案内される。第一のコイル1と第二のコイル2との間には、予圧付与用のリング磁石9が設けられる。軸部材8、第一のコイル1、第二のコイル2、予圧付与用のリング磁石9の構成は、上記第一の実施形態のリニアモータアクチュエータと同一なので、同一の符号を附してその説明を省略する。
固定子7には、第一のコイル1を囲むと共に軸線方向にS極及びN極が着磁される第一のリング磁石5、及び第二のコイル2を囲むと共に軸線方向にS極及びN極が着磁される第二のリング磁石6が設けられる。固定子7には、軸部材8を支持する第一のリニアガイド21、第一のリニアガイド21を保持すると共に第一のリング磁石5に接触する第一の外筒保持部16、軸部材8を支持する第二のリニアガイド22、第二のリニアガイド22を保持すると共に第二のリング磁石6に接触する第二の外筒保持部17が設けられる。第一のリング磁石5、第二のリング磁石6、第一のリニアガイド21、第一の外筒保持部16、第二のリニアガイド22、第二の外筒保持部17の構成は、上記第一の実施形態のリニアモータアクチュエータと同一なので、同一の符号を附してその説明を省略する。
この実施形態においては、第一の実施形態のリニアモータアクチュエータと異なり、第一のコイル1の軸線方向の中心と第二のコイル2の軸線方向の中心を結んだコイル中心間ピッチAと、第一のリング磁石5及び第二のリング磁石6の内側の磁極間ピッチBとが一致している。第一のコイル1及び前記第二のコイル2には、位相を異ならせた交流が流される。このようにしても、第一のコイル1に発生する推力と前記第二のコイル2に発生する推力の位相がずれる。
なお、本発明は上記実施形態に限られることはなく、本発明の要旨を変更しない範囲で様々に変更可能である。
可動子は水平方向に振動するのに限られず、垂直方向に振動してもよい。
第一のコイル及び第二のコイルに流す電流は、一定の周期ごとに交互に逆向きに電流が流れる交流であればよい。第一のコイル及び第二のコイルには、正弦波を流すのが望ましいが、正弦波以外に鋸波、三角波、矩形波等の電流を流してもよい。
本実施形態のリニアモータアクチュエータは、振動アクチュエータだけでなく、一軸方向に移動する可動子の位置を制御する位置決め用のアクチュエータとしても使用できる。第一及び第二のコイルに発生する推力を釣り合わせることによって、可動子が一定の位置に停止する。第一及び第二のコイルに発生する推力を変化させると、可動子が停止する位置が変化するので、可動子の位置を制御することができる。
第一のリニアガイド及び第二のリニアガイドの転動体としてボールの替わりにローラを用いてもよいし、第一のリニアガイド及び第二のリニアガイドの外筒内を移動する保持器が位置ずれを起こすのを防止するために、保持器の両側にばねを取り付け、ばね力によって保持器が外筒の軸線方向の中心に戻るようにしてもよい。
第一のリニアガイド及び第二のリニアガイドには、転がり型の軸受の替わりに、油膜を挟んで二つの部材がすべり運動をするすべり軸受を用いてもよい。さらに、第一のリニアガイド及び第二のリニアガイドの替わりに、所定の軸線の回りを回転可能な複数のローラを軸本体を挟むように設け、この複数のローラによって軸本体が直線運動するのを案内してもよい。
本発明のリニアモータアクチュエータは、高剛性で高速域まで駆動可能であるから、計測機器、技工機器、自動車、医療機器、ロボット、産業機器、民生機器向けアクチュエータ等の多様な技術分野で利用できる。特に基板テスターのチェックピン、ダイボンダ、ポンプ、ハンドツール、カメラのフォーカス等を駆動するのに好適に用いることができる。大型化すれば制振装置として用いることもできる。
本発明のリニアモータは、振動数0〜200Hzの範囲で振幅の大きい振動アクチュエータとして好適に用いることができる。エンコーダを用いて第一及び第二のコイルに流す電流を制御すれば、可動子の位置を制御することもできる。
1…第一のコイル,2…第二のコイル,4…可動子,5…第一のリング磁石,6…第二のリング磁石,7…固定子,8…軸部材,8a…軸本体,8b…連結軸,9…リング磁石(予圧付与用の永久磁石),16…第一の外筒保持部,17…第二の外筒保持部,21…第一のリニアガイド,22…第二のリニアガイド,23,24…転動体,A…コイル中心間ピッチ,B…磁極間ピッチ,C1…第一の磁気回路,C2…第二の磁気回路

Claims (9)

  1. 第一のコイル及び第二のコイルが互いの軸線を実質的に一致させた状態で軸線方向に配列される可動子及び固定子の一方と、
    前記第一のコイルを囲み、軸線方向の一端部にN極及びS極の一方が他端部にN極及びS極の他方が形成される第一のリング磁石、及び前記第二のコイルを囲み、軸線方向の一端部にN極及びS極の一方が他端部にN極及びS極の他方が形成される第二のリング磁石を有する前記可動子及び前記固定子の他方と、を備え、
    前記第一のコイルに発生する推力と前記第二のコイルに発生する推力の位相がずれるように、前記第一のコイル及び前記第二のコイルに同一の位相の交流を流して前記可動子を駆動させ、かつ前記第一のコイルの軸線方向の中心と前記第二のコイルの軸線方向の中心とを結んだコイル中心間ピッチと、前記第一のリング磁石の磁極と前記第二のリング磁石の磁極との間の磁極間ピッチとを異ならせるリニアモータアクチュエータ。
  2. 前記磁極間ピッチは、前記軸線方向に離れて配置された前記第一のリング磁石及び前記第二のリング磁石の内側の磁極間のピッチであることを特徴とする請求項1に記載のリニアモータアクチュエータ。
  3. 前記可動子及び前記固定子の一方には、前記第一のコイルと前記第二のコイルとの間に、前記第一のリング磁石と反発し、かつ前記第二のリング磁石と反発するように、軸線方向にN極及びS極が着磁される予圧付与用の永久磁石が設けられることを特徴とする請求項1又は2に記載のリニアモータアクチュエータ。
  4. 前記可動子及び前記固定子の一方は、前記第一のコイル及び前記第二のコイルが取り付けられると共に、前記軸線方向に伸びる軸部材を有し、
    前記可動子及び前記固定子の他方は、前記軸部材の一端部を直線運動可能に支持する第一のリニアガイド、及び前記軸部材の他端部を直線運動可能に支持する第二のリニアガイドを有し、
    前記第一のリング磁石から発生する磁束が、前記第一のリニアガイドと前記軸部材との間を通り、
    前記第二のリング磁石から発生する磁束が、前記第二のリニアガイドと前記軸部材との間を通ることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のリニアモータアクチュエータ。
  5. 前記可動子及び前記固定子の他方はさらに、前記第一のリング磁石に接触すると共に前記第一のリニアガイドが収容される第一の外筒保持部、及び前記第二のリング磁石に接触すると共に前記第二のリニアガイドが収容される第二の外筒保持部を有し、
    前記第一のリング磁石、前記軸部材、前記第一のリニアガイド、及び前記第一の外筒保持部によって、閉じた経路の第一の磁気回路が形成され、
    前記第二のリング磁石、前記軸部材、前記第二の外筒、及び前記第二の外筒保持部によって、閉じた経路の第二の磁気回路が形成されることを特徴とする請求項4に記載のリニアモータアクチュエータ。
  6. 前記第一のリニアガイド及び前記第二のリニアガイドは、スプライン外筒であり、
    前記軸部材には、軸線方向に伸びると共に転動体が転がり運動するスプライン溝が形成され、
    前記第一のリニアガイドのスプライン外筒には、前記スプライン溝に対向し、前記転動体が転がり運動する転動体転走溝が形成され、
    前記第二のリニアガイドのスプライン外筒には、前記スプライン溝に対向し、前記転動体が転がり運動する転動体転走溝が形成されることを特徴とする請求項4又は5に記載のリニアモータアクチュエータ。
  7. 前記軸部材は、前記第一のリニアガイド及び前記第二のリニアガイドによって直線運動可能に支持される磁性体の軸本体と、この軸本体の軸線方向の端部に連結される非磁性体の連結軸と、を有することを特徴とする請求項4ないし6のいずれかに記載のリニアモータアクチュエータ。
  8. 前記第一のコイル及び前記第二のコイルが前記可動子側に設けられ、
    前記第一のリング磁石及び前記第二のリング磁石が前記固定子側に設けられることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載のリニアモータアクチュエータ。
  9. 第一のコイル及び第二のコイルが互いの軸線を実質的に一致させた状態で軸線方向に配列される可動子及び固定子の一方と、
    前記第一のコイルを囲み、軸線方向の一端部にN極及びS極の一方が他端部にN極及びS極の他方が形成される第一のリング磁石、及び前記第二のコイルを囲み、軸線方向の一端部にN極及びS極の一方が他端部にN極及びS極の他方が形成される第二のリング磁石を有する前記可動子及び前記固定子の他方と、を備え、
    前記第一のコイルに発生する推力と前記第二のコイルに発生する推力の位相がずれるように、前記第一のコイル及び前記第二のコイルに位相を異ならせた交流を流して前記可動子を駆動させ、かつ前記第一のコイルの軸線方向の中心と前記第二のコイルの軸線方向の中心とを結んだコイル中心間ピッチと、前記第一のリング磁石の磁極と前記第二のリング磁石の磁極との間の磁極間ピッチとを一致させるリニアモータアクチュエータ。

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