JP2020108291A - リニアモータ - Google Patents

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Yoshiyuki Sano
良行 佐野
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Abstract

【課題】バネ部材を用いずに可動体を支持するリニアモータを提供すること。【解決手段】リニアモータ1は、駆動コイル20を備える固定体37と、第1駆動マグネット45を備える可動体5とを有する。駆動コイル20と第1駆動マグネット45とは可動体5を移動軸Lに沿った軸方向Xに移動させる磁気駆動機構43を構成する。固定体37は、可動体5の第1方向X1に第1固定体マグネット11を備える。第1駆動マグネット45はS極とN極とが軸方向Xに並ぶ。第1固定体マグネット11は、S極とN極とが軸方向Xに並ぶ。第1駆動マグネット45の第1方向X1の極性と、第1固定体マグネット11の第2方向X2の極性とは、同一である。第1駆動マグネット45と第1固定体マグネット11との間に発生する第1の磁気反発力F1により、可動体5は、所定の位置に支持される。【選択図】図2

Description

本発明は、リニアモータに関する。
リニアモータは特許文献1に記載されている。同文献のリニアモータは、筐体と、筐体に収容された可動子と、を備える。筐体は、コイルと、振動軸線に沿って配置されたシャフトと、を備える。シャフトは、その両端が筐体の壁部に固定されている。可動子は、シャフトの延在方向に移動自在なマグネットを備える。また、リニアモータは、可動子と筐体の端壁との間に配置され、可動子を振動軸方向に付勢する弾性部材を備える。弾性部材は、圧縮コイルバネである。
特開2012−16153号公報
コイルバネによって可動子を支持するリニアモータでは、可動子の振動によってコイルバネが圧縮されたときに、ノイズが発生する場合がある。すなわち、コイルバネが圧縮された時に、振動軸方向で隣り合うコイルバネの巻回し部分が互いに接触して、接触音を発生させる。また、可動子の移動に起因して、コイルバネに座屈が発生する場合がある。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、バネ部材を用いずに可動体を支持するリニアモータを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、駆動コイルを備える固定体と、駆動マグネットを備える可動体と、を有し、前記駆動コイルと前記駆動マグネットとが前記可動体を所定の移動軸上で移動させる磁気駆動機構を構成するリニアモータにおいて、前記移動軸に沿った方向を軸方向、前記軸方向の一方を第1方向、他方を第2方向としたときに、前記固定体は、前記可動体の前記第1方向に固定体マグネットを備え、前記駆動マグネットは、S極とN極とが前記軸方向に並んでおり、前記固定体マグネットは、S極とN極とが前記軸方向に並んでおり、前記駆動マグネットの前記第1方向の極性と、前記固定体マグネットの前記第2方向の極性とは、同一であることを特徴とする。
本発明によれば、可動体の駆動マグネットと固定体の固定体マグネットとの間には磁気反発力が作用する。従って、固定体は、磁気反発力により可動体を支持できる。よって、リニアモータは、バネ部材を用いずに、可動体を支持できる。
図1は、リニアモータの斜視図である。 図2は、可動体がバランス位置に支持された状態のリニアモータの断面図である。 図3は、可動体がバランス位置から移動した状態のリニアモータの断面図である。 図4は、変形例のリニアモータの断面図である。
以下に、図面を参照して、本発明を適用したリニアモータの実施形態を説明する。
図1は、リニアモータの斜視図である。図2は、可動体がバランス位置に支持された状態のリニアモータの断面図である。本発明のリニアモータ1は、モータハウジング3内において、可動体5を所定の移動軸L上で往復移動させる。
図1に示すように、モータハウジング3は直方体形状である。図1、図2に示すように、モータハウジング3の長手方向の一方の端部分には第1固定体マグネット11(固定体マグネット)が固定されている。図2に示すように、モータハウジング3の長手方向の他方の端部分には、第2固定体マグネット12(第2の固定体マグネット)が固定されている。第1固定体マグネット11および第2固定体マグネット12は、環状であり、同軸に配置されている。可動体5が移動する移動軸Lは、第1固定体マグネット11および第2固定体マグネット12の軸線と一致する。以下の説明では、移動軸Lに沿った方向を軸方向X、軸方向Xの一方を第1方向X1、他方を第2方向X2とする。
モータハウジング3は、全体として直方体形状を有するハウジング部材13と、ハウジング部材13を外周側から囲む角筒状のケース14と、を備える。ハウジング部材13は樹脂部材である。ケース14は磁性部材である。図2に示すように、ハウジング部材13は、軸方向Xに延びる角筒部15と、角筒部15の第1方向X1の端縁から内周側に延びる第1端壁部16と、角筒部15の第2方向X2の端縁から内周側に延びる第2端壁部17と、を備える。角筒部15の軸方向Xの中央には、内周側に窪む環状の凹部18が設けられている。凹部18は、円環状である。凹部18には、外周側から駆動コイル20が巻き回されている。すなわち、角筒部15の凹部18はコイルボビンとして機能している。
第1端壁部16は、中央に軸方向Xに貫通する第1貫通穴21を備える。第1端壁部16の第1方向X1の端面には第1マグネット保持部22が設けられている。第1マグネット保持部22は、第1端壁部16の第1方向X1の端面から第2方向X2に窪む円形凹部である。第1マグネット保持部22の中心には第1貫通穴21が開口する。第1マグネット保持部22には第1固定体マグネット11が固定される。第1固定体マグネット11は、S極とN極とが軸方向Xに並ぶ。本例では、第1固定体マグネット11は、第1方向X1にS極が位置し、第2方向X2にN極が位置する。
第1固定体マグネット11が第1マグネット保持部22に固定された状態では、第1固定体マグネット11と第1貫通穴21とは同軸となる。従って、第1固定体マグネット11の中心の第1穴部11aと第1端壁部16の第1貫通穴21とは連通する。また、第1固定体マグネット11が第1マグネット保持部22に固定された状態では、第1固定体マグネット11の第1方向X1の端部分が第1端壁部16から第1方向X1に突出する。
第1端壁部16の第2方向X2の端面には第1軸受保持部23が設けられている。第1軸受保持部23は第1端壁部16の第2方向X2の端面から第1方向X1に窪む円形凹部である。第1軸受保持部23の中心には第1貫通穴21が開口する。第1軸受保持部23には、軸受として、第1ボールベアリング24が保持される。第1ボールベアリング24が第2軸受保持部に保持された状態では、第1ボールベアリング24と第1貫通穴21とは同軸となる。また、第1ボールベアリング24が第1軸受保持部23に保持された状態では、第1ボールベアリング24の第2方向X2の端部分は第1端壁部16から第2方向X2に突出する。
第2端壁部17は、中央に軸方向Xに貫通する第2貫通穴26を備える。第2端壁部1
7の第2方向X2の端面には第2マグネット保持部27が設けられている。第2マグネット保持部27は、第2端壁部17の第2方向X2の端面から第1方向X1に窪む円形凹部である。第2マグネット保持部27の中心には第2貫通穴26が開口する。第2マグネット保持部27には第2固定体マグネット12が固定される。第2固定体マグネット12は、S極とN極とが軸方向Xに並ぶ。本例では、第2固定体マグネット12は、第1方向X1にN極が位置し、第2方向X2にS極が位置する。
第2固定体マグネット12が第2マグネット保持部27に固定された状態では、第2固定体マグネット12と第2貫通穴26とは同軸となる。従って、第2固定体マグネット12の中心の第2穴部12aと第2端壁部17の第2貫通穴26とは連通する。また、第2固定体マグネット12が第2マグネット保持部27に固定された状態では、第2固定体マグネット12の第2方向X2の端部分が第2端壁部17から第2方向X2に突出する。
第2端壁部17の第1方向X1の端面には第2軸受保持部31が設けられている。第2軸受保持部31は第2端壁部17の第1方向X1の端面から第2方向X2に窪む円形凹部である。第2軸受保持部31の中心には第2貫通穴26が開口する。第2軸受保持部31には、軸受として、第2ボールベアリング32が保持される。第2ボールベアリング32が第2軸受保持部31に保持された状態では、第2ボールベアリング32と第2貫通穴26とは同軸となる。また、第2ボールベアリング32が第2軸受保持部31に保持された状態では、第2ボールベアリング32の第1方向X1の端部分は第2端壁部17から第1方向X1に突出する。
なお、ハウジング部材13は、軸方向Xで、第1ハウジング部材34、第2ハウジング部材35および第3ハウジング部材36に分割されている。第1ハウジング部材34は、第1端壁部16を備える。第2ハウジング部材35は、凹部18を備える。第3ハウジング部材36は、第2端壁部17を備える。
ケース14は、ハウジング部材13に固定されて駆動コイル20を内側に収容する。軸方向Xと直交する方向から見た場合に、ケース14の第1方向X1の端は、第1端壁部16に保持された第1固定体マグネット11の第2方向X2の端面と重なる位置にある。ケース14の第2方向X2の端は、第2端壁部17に保持された第2固定体マグネット12の第1方向X1の端面と重なる位置にある。
ここで、モータハウジング3、駆動コイル20、第1固定体マグネット11、第2固定体マグネット12、第1ボールベアリング24および第2ボールベアリング32は、リニアモータ1の固定体37を構成する。言い換えれば、固定体37は、モータハウジング3、駆動コイル20、第1固定体マグネット11、第2固定体マグネット12、第1ボールベアリング24および第2ボールベアリング32を備える。
次に、可動体5は、軸方向Xに延びる円柱形状の支軸41と、支軸41に支持された駆動マグネット42と、を備える。駆動マグネット42と固定体37の駆動コイル20とは、可動体5を軸方向Xに往復移動させる磁気駆動機構43を構成する。本例では、可動体5は、駆動マグネット42として、第1駆動マグネット45と、第1駆動マグネット45の第2方向X2に配置された第2駆動マグネット46と、を備える。第1駆動マグネット45および第2駆動マグネット46は円環状である。第1駆動マグネット45および第2駆動マグネット46は、S極とN極とが軸方向Xに並ぶ。第1駆動マグネット45の第2方向X2の極性と、第2駆動マグネット46の第1方向X1の極性と、は同一である。本例では、第1駆動マグネット45は、第1方向X1にN極が位置し、第2方向X2にS極が位置する。第2駆動マグネット46は、第1方向X1にS極が位置し、第2方向X2にN極が位置する。従って、第1駆動マグネット45と第2駆動マグネット46とは、S極
同士を向き合わせている。
また、可動体5は、第1駆動マグネット45と第2駆動マグネット46との間に位置する磁性部材47を備える。磁性部材47は、円環状であり、第1駆動マグネット45および第2駆動マグネット46と同一の外形寸法を備える。磁性部材47は第1駆動マグネット45と第2駆動マグネット46とにより軸方向Xの両側から挟まれている。磁性部材47は、例えば、鉄製である。
さらに、可動体5は、第1駆動マグネット45の第1方向X1に位置する第1ヨーク48と、第2駆動マグネット46の第2方向X2に位置する第2ヨーク49と、を備える。第1ヨーク48および第2ヨーク49は、磁性材料からなる環状の部材である。本例では、第1ヨーク48および第2ヨーク49の外形寸法は、第1駆動マグネット45および第2駆動マグネット46の外形寸法よりも長い。第1ヨーク48および第2ヨーク49は、例えば、鉄製である。
また、可動体5は、第1ヨーク48の第1方向X1に固定された第1錘50と、第2ヨーク49の第2方向X2に固定された第2錘51と、を備える。第1錘50および第2錘51は、環状の部材である。第1錘50および第2錘51は、例えば、銅ニッケル合金製である。第1錘50および第2錘51の外形寸法は、第1駆動マグネット45および第2駆動マグネット46の外形寸法よりも長く、第1ヨーク48および第2ヨーク49の外形寸法よりも短い。第1錘50は、第1方向X1の端面の中央部分に第1円形凹部50aを備える。第2錘51は、第2方向X2の端面の中央部分に第2円形凹部51aを備える。第1円形凹部50aの内径寸法は、固定体37の第1ボールベアリング24の外形寸法よりも長い。第2円形凹部51aの内径寸法は、固定体37の第2ボールベアリング32の外形寸法よりも長い。
第1錘50、第1ヨーク48、第1駆動マグネット45、磁性部材47、第2駆動マグネット46、第2ヨーク49、および第2錘51は、軸方向Xで、この順に配置されている。また、第1錘50、第1ヨーク48、第1駆動マグネット45、磁性部材47、第2駆動マグネット46、第2ヨーク49、および第2錘51は、同軸状態で一体とされている。第1錘50、第1ヨーク48、第1駆動マグネット45、磁性部材47、第2駆動マグネット46、第2ヨーク49、および第2錘51は、可動体本体55を構成する。
支軸41は、可動体本体55の中心を軸方向Xに貫通する。可動体本体55は支軸41の軸方向Xの中央部分に固定される。ここで、支軸41は、第1錘50から第1方向X1に突出する第1軸部41aと、第2錘51から第2方向X2の突出する第2軸部41bと、を備える。すなわち、可動体5は、第1方向X1に突出する第1軸部41aと、第2方向X2に突出する第2軸部41bと、を備える。
可動体5は、第1軸部41aが第1ボールベアリング24に支持され、第2軸部41bが第2ボールベアリング32に支持される。これにより、可動体5は、軸方向Xに移動可能な状態で、固定体37に支持される。可動体5が固定体37に支持されると、第1ボールベアリング24は、第1錘50の第1円形凹部50aと隙間を開けて対峙する。第2ボールベアリング32は、第2錘51部の第2円形凹部51aと隙間を開けて対峙する。
可動体5が固定体37に支持された状態では、固定体37は、可動体本体55の第1方向X1に第1固定体マグネット11を備える。また、固定体37は、可動体本体55の第2方向X2に第2固定体マグネット12を備える。
ここで、固定体37の第1固定体マグネット11の第2方向X2の極性と、可動体本体
55の第1駆動マグネット45の第1方向X1の極性とが同一である。また、固定体37の第2固定体マグネット12の第1方向X1の極性と、可動体本体55の第2駆動マグネット46の第2方向X2の極性とは同一である。すなわち、第1固定体マグネット11と第1駆動マグネット45とは、N極同士が向かい合う。第2固定体マグネット12と第2駆動マグネット46とは、N極同士が向かい合う。よって、第1固定体マグネット11と第1駆動マグネット45との間には、第1の磁気反発力F1が作用する。また、第2固定体マグネット12と第2駆動マグネット46との間には、第2の磁気反発力F2が作用する。
従って、可動体5が固定体37に支持されると、可動体5は、第1の磁気反発力F1と第2の磁気反発力F2とがバランスするバランス位置5Aに支持される。本例において、バランス位置5Aは、軸方向Xにおける第1固定体マグネット11と第2固定体マグネット12との中央である。また、バランス位置5Aは、可動体5が往復移動する移動範囲の中央である。
可動体5がバランス位置5Aに配置された状態を軸方向Xと直交する方向から見た場合には、図2に示すように、第1駆動マグネット45の第2方向X2の端部分、磁性部材47、および第2駆動マグネット46の第1方向X1の端部分が、駆動コイル20と重なる。また、第1軸部41aの先端が第1固定体マグネット11の第1穴部11aに挿入される。第2軸部41bの先端が第2固定体マグネット12の第2穴部12aに挿入される。なお、第1固定体マグネット11の第1穴部11aには、第1軸部41aが第2方向X2から進入可能である。第2固定体マグネット12の第2穴部12aには、第2軸部41bが第1方向X1から進入可能である。
(リニアモータの動作)
図3は、可動体がバランス位置から第1方向X1に移動した状態のリニアモータの断面図である。リニアモータ1を駆動する際には、駆動コイル20に通電し、駆動コイル20に流れる電流の方向を一定周期で反転させ制御を繰り返す。これにより、可動体5は軸方向Xで往復移動する。
駆動コイル20への通電により、可動体5がバランス位置5Aから第1方向X1に移動した場合には、図3に示すように、第1軸部41aが第1固定体マグネット11の第1穴部11aに進入して、可動体本体55が第1端壁部16に接近する。これにより、第1駆動マグネット45と第1固定体マグネット11とが接近するので、第1駆動マグネット45と第1固定体マグネット11との間で作用する第1の磁気反発力F1が増大する。従って、可動体5は、可動体本体55が第1端壁部16に衝突する前に、停止する。
ここで、駆動コイル20を流れる電流の向きが反転すると、可動体5は第2方向X2に移動する。この際に、第1駆動マグネット45と第1固定体マグネット11との間には第1の磁気反発力F1が作用しているので、可動体5は、俊敏に、第2方向X2への移動を開始する。
図示は省略するが、その後、可動体5がバランス位置5Aよりも第2方向X2に移動すると、第2軸部41bが第2固定体マグネット12の第2穴部12aに進入して、可動体本体55が第2端壁部17に接近する。これにより、第2駆動マグネット46と第2固定体マグネット12とが接近するので、第2駆動マグネット46と第2固定体マグネット12との間で作用する第2の磁気反発力F2が増大する。従って、可動体5は、可動体本体55が第2端壁部17に衝突する前に、停止する。
ここで、駆動コイル20を流れる電流の向きが反転すると、可動体5は第1方向X1に
移動する。この際に、第2駆動マグネット46と第2固定体マグネット12との間には第2の磁気反発力F2が作用しているので、可動体5は、俊敏に、第1方向X1への移動を開始する。
(作用効果)
本発明では、固定体37は、可動体5の第1方向X1に第1固定体マグネット11を備え、可動体5の第2方向X2に第2固定体マグネット12を備える。また、可動体5の第1駆動マグネット45と固定体37の第1固定体マグネット11との間には第1の磁気反発力F1が作用する。可動体5の第2駆動マグネット46と固定体37の第2固定体マグネット12との間には第2の磁気反発力F2が作用する。従って、固定体37は、第1の磁気反発力F1と第2の磁気反発力F2とがバランスするバランス位置5Aに可動体5を支持できる。従って、リニアモータ1は、バネ部材を用いずに、可動体5を支持できる。
また、可動体5の第1駆動マグネット45と固定体37の第1固定体マグネット11との間には第1の磁気反発力F1が作用するので、バランス位置5Aから第1方向X1に移動した可動体5を第2方向X2に移動させる際に、第1の磁気反発力F1を利用できる。同様に、可動体5の第2駆動マグネット46と固定体37の第2固定体マグネット12との間には第2の磁気反発力F2が作用するので、バランス位置5Aから第2方向X2に移動した可動体5を第1方向X1に移動させる際に、第2の磁気反発力F2を利用できる。従って、可動体5を、素早く、往復移動させることができる。
さらに、可動体5は、第1駆動マグネット45と第2駆動マグネット46との間に位置する磁性部材47と、第1駆動マグネット45の第1方向X1に位置する第1ヨーク48と、第2駆動マグネット46の第2方向X2に位置する第2ヨーク49と、を備える。従って、第1駆動マグネット45の磁束は、磁性部材47から第1ヨーク48、或いは、第1ヨーク48から磁性部材47に向かう。また、第2駆動マグネット46の磁束は、磁性部材47から第2ヨーク49、或いは、第2ヨーク49から磁性部材47に向かう。よって、第1駆動マグネット45および第2駆動マグネット46の磁束の漏れを抑制できる。
また、固定体37は、駆動コイル20の外周側に磁性部材からなるケース14を備える。これにより、ケース14は、駆動コイル20のバックヨークとして機能する。従って、駆動コイル20が発生させる磁界によって、可動体5を効率よく移動させることができる。
さらに、第1固定体マグネット11が、第1軸部41aを挿入可能な第1穴部11aを備えるので、可動体5が第1方向X1に突出する第1軸部41aを備えていても、第1駆動マグネット45と第1固定体マグネット11とを接近させることができる。よって、第1駆動マグネット45と第1固定体マグネット11との間に第1の磁気反発力F1を発生させやすい。同様に、第2固定体マグネット12が第2穴部12aを備えるので、可動体5が第2方向X2に突出する第2軸部41bを備えていても、第2駆動マグネット46と第2固定体マグネット12とを接近させることができる。よって、第2駆動マグネット46と第2固定体マグネット12との間に第2の磁気反発力F2を発生させやすい。
なお、モータハウジング3のケース14、可動体5の磁性部材47、第1ヨーク48、および第2ヨーク49は省略することもできる。
また、第1駆動マグネット45と第1固定体マグネット11とが同一の極を向い合せて配置され、第2駆動マグネット46と第2固定体マグネット12とが同一の極を向い合せて配置されていれば、可動体5に第1の磁気反発力F1および第2の磁気反発力F2を発生させることができる。従って、各マグネット11、12、45、46の極性の向きは、
上記の例に限られるものではない。
(変形例)
図4は、変形例のリニアモータ1の断面図である。なお、変形例のリニアモータ1Aは上記のリニアモータ1と対応する構成を備えるので、対応する構成には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図4に示すように、変形例のリニアモータ1Aは、固定体37に、軸方向Xに延びる支軸41を備える。支軸41の第1方向X1の端部分は、第1端壁部16の第1貫通穴21に挿入されて固定されている。支軸41の第2方向X2の端部分は、第2端壁部17の第2貫通穴26に挿入されて、固定されている。本例では、固定体37は、第1ボールベアリング24および第2ボールベアリング32を備えていない。
可動体5は、第1錘50、第1ヨーク48、第1駆動マグネット45、磁性部材47、第2駆動マグネット46、第2ヨーク49、および第2錘51を備える。すなわち、可動体5は、上記のリニアモータ1の可動体本体55からなる。支軸41は、可動体5を軸方向Xに貫通する。可動体5は、軸方向Xに移動可能な状態で、支軸41に支持される。
本例においても、固定体37は、可動体5の第1方向X1に第1固定体マグネット11を備え、可動体5の第2方向X2に第2固定体マグネット12を備える。第1固定体マグネット11と可動体5の第1駆動マグネット45とは同一の極を向い合せて配置されている。また、第2固定体マグネット12と可動体5の第2駆動マグネット46とは同一の極を向い合せて配置されている。従って、可動体5の第1駆動マグネット45と固定体37の第1固定体マグネット11との間には第1の磁気反発力F1が作用する。可動体5の第2駆動マグネット46と固定体37の第2固定体マグネット12との間には第2の磁気反発力F2が作用する。よって、固定体37は、可動体5を、第1の磁気反発力F1と第2の磁気反発力F2とがバランスするバランス位置5Aに支持する。本例のリニアモータ1Aにおいても、上記のリニアモータ1と同様の作用効果を得ることができる。
1・1A…変形例のリニアモータ、3…モータハウジング、5…可動体、5A…可動体のバランス位置、11…第1固定体マグネット、11a…第1穴部、12…第2固定体マグネット、12a…第2穴部、13…ハウジング部材、14…ケース、15…角筒部、16…第1端壁部、17…第2端壁部、18…凹部、20…駆動コイル、21…第1貫通穴、22…第1マグネット保持部、23…第1軸受保持部、24…第1ボールベアリング、26…第2貫通穴、27…第2マグネット保持部、31…第2軸受保持部、32…第2ボールベアリング、34…第1ハウジング部材、35…第2ハウジング部材、36…第3ハウジング部材、37…固定体、41…支軸、41a…第1軸部、41b…第2軸部、42…駆動マグネット、43…磁気駆動機構、45…第1駆動マグネット、46…第2駆動マグネット、47…磁性部材、48…第1ヨーク、49…第2ヨーク、50a…第1円形凹部、51a…第2円形凹部、55…可動体本体、L…移動軸、F1…第1の磁気反発力、F2…第2の磁気反発力、X…軸線方向、X1…第1方向、X2…第2方向

Claims (6)

  1. 駆動コイルを備える固定体と、駆動マグネットを備える可動体と、を有し、前記駆動コイルと前記駆動マグネットとが前記可動体を所定の移動軸上で移動させる磁気駆動機構を構成するリニアモータにおいて、
    前記移動軸に沿った方向を軸方向、前記軸方向の一方を第1方向、他方を第2方向としたときに、
    前記固定体は、前記可動体の前記第1方向に固定体マグネットを備え、
    前記駆動マグネットは、S極とN極とが前記軸方向に並んでおり、
    前記固定体マグネットは、S極とN極とが前記軸方向に並んでおり、
    前記駆動マグネットの前記第1方向の極性と、前記固定体マグネットの前記第2方向の極性とは、同一であることを特徴とするリニアモータ。
  2. 前記固定体は、前記可動体の前記第2方向に第2の固定体マグネットを備え、
    前記第2の固定体マグネットは、S極とN極とが前記軸方向に並んでおり、
    前記駆動マグネットの前記第2方向の極性と、前記第2の固定体マグネットの前記第1方向の極性とは、同一であることを特徴とする請求項1に記載のリニアモータ。
  3. 前記駆動コイルは、前記移動軸と直交する径方向で前記可動体の外側に位置し、
    前記可動体は、前記駆動マグネットとして、第1駆動マグネットと当該第1駆動マグネットの前記第2方向に配置された第2駆動マグネットを備え、
    前記第1駆動マグネットの前記第2方向の極性と、前記第2駆動マグネットの前記第1方向の極性とは、同一であることを特徴とする請求項2に記載のリニアモータ。
  4. 前記可動体は、前記第1駆動マグネットと前記第2駆動マグネットとの間に位置する磁性部材と、前記第1駆動マグネットの前記第1方向に位置する第1ヨークと、前記第2駆動マグネットの前記第2方向に位置する第2ヨークと、を備え、
    前記固定体は、前記可動体および前記駆動コイルを前記径方向の内側に収容する筒状のケースを備え、
    前記ケースは、磁性材料からなることを特徴とする請求項3に記載のリニアモータ。
  5. 前記可動体は、前記第1方向に突出する第1軸部と、前記第2方向に突出する第2軸部と、を備え、
    前記固定体は、前記第1軸部を前記軸方向に移動可能に支持する第1軸受と、前記第2軸部を前記軸方向に移動可能に支持する第2軸受と、を備え、
    前記固定体マグネットは、前記第1軸部が前記第2方向から進入可能な第1穴部を備え、
    前記第2の固定体マグネットは、前記第2軸部が前記第1方向から進入可能な第2穴部を備えることを特徴とする請求項2から4のうちのいずれか一項に記載のリニアモータ。
  6. 前記固定体は、前記軸方向に延びる支軸を備え、
    前記可動体は、前記軸方向に移動可能な状態で前記支軸に支持されていることを特徴とする請求項2から4のうちのいずれか一項に記載のリニアモータ。
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JP2004194499A (ja) * 2002-11-26 2004-07-08 Matsushita Electric Works Ltd アクチュエータ

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