JP2012074799A - 通信システム及び通信インタフェース装置、並びに同期方法 - Google Patents

通信システム及び通信インタフェース装置、並びに同期方法 Download PDF

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Abstract

【課題】通信システムが備える複数のインタフェース装置間で同期をとる。
【解決手段】通信システムは、第1及び第2インタフェース装置と制御装置とを備える。制御装置は、仮想同期信号を第1及び第2インタフェース装置に送信する送信部を備える。第1インタフェース装置は、基準時刻を示すマスタ同期信号に基づいて、第1インタフェース装置の第1時刻を基準時刻に同期させる同期部と、第1時刻に同期する第1同期信号の位相と仮想同期信号の位相とを比較する第1比較部と、第1比較部による比較結果を、第2インタフェース装置に通知する第1通知部とを備える。第2インタフェース装置は、比較結果に基づいて、第2インタフェース装置の第2時刻を基準時刻に同期させる第2同期部を備える。
【選択図】図6

Description

本発明は、例えば通信を行うためのインタフェース盤等の通信インタフェース装置、複数の通信インタフェース装置を備える通信システム及び通信システムにおける同期方法に関する。
ネットワーク上にある各装置の時刻をマイクロ秒未満の精度で同期する技術として、IEEE1588が提案されている。例えば、IEEE1588による同期方法は、GPS(Global Positioning System)衛星や標準電波や原子時計等の正確な時刻源に直接接続されたグランドマスタモード(Grand Master Mode)装置と、グランドマスタモード装置から送信される時刻情報を中継するバウンダリクロックモード(Boundary Clock Mode)装置と、グランドマスタモード装置から送信される時刻情報を終端するオーディナリクロックモード(Ordinary Clock Mode)装置とによって実現される。グランドマスタモード装置は、GPS衛星等の正確な時刻源から、TOD(Time Of Day)及びPPS(Pulse Per Second)を受信し、自装置の時刻を同期させる。一方、バウンダリクロックモード装置及びオーディナリクロックモード装置は、PTP(Precision Time Protocol)を用いて、任意のタイミングでグランドマスタモード装置に時間の問い合わせ用のPTPパケットを送出する。グランドマスタモード装置は、問い合わせ用のPTPパケットを受信すると、問い合わせ用のPTPパケットを送信したバウンダリクロックモード装置及びオーディナリクロックモード装置に対して、TOD(Time Of Day)及びPPS(Pulse Per Second)を含む時刻通知用のPTPパケットを、当該時刻通知用のPTPパケットの送信時刻をタイムスタンプした上で送信する。バウンダリクロックモード装置及びオーディナリクロックモード装置は、問い合わせ用のPTPパケットを送信した時点のタイムスタンプ及び時刻通知用のPTPパケットのタイムスタンプを使用して伝送路における遅延時間を算出して、グランドマスタモード装置から送信された時刻通知用のPTPパケットの時刻に対して時刻補正を行うことで、自装置の時刻を同期させる。
特開平7−287083号公報
一方で、通信を行う通信システムは、同一の通信システム内に複数の通信インタフェース装置(インタフェースカードないしはインタフェース盤)を備える場合がある。この場合には、複数の通信インタフェース装置のうちグランドマスタモード装置と接続している一部の通信インタフェース装置のみが、上述した同期を行うことができる。しかしながら、複数の通信インタフェース装置の全ての間で、同一のグランドマスタモード装置から送信されるPTPパケットに基づく同期が行われるとは限らない。つまり、複数の通信インタフェース装置の全ての間で、同一のグランドマスタモード装置から送信される同一のTOD及び同一のPPSが共有されているとは限らない。
このため、一つの通信システムが複数の通信インタフェース装置を備える場合に、複数の通信インタフェース装置間で同一のTOD及び同一のPPSを共有する方法の開発が望まれる。
一つの方法として、一つの通信システムが備える複数の通信インタフェース装置の間で、コントロールプレーンを用いてPTPパケットの送受信を行う方法が考えられる。しかしながら、複数の通信インタフェース装置のうちグランドマスタモード装置と接続される通信インタフェース装置が常に固定されているとは限らない。このため、複数の通信インタフェース装置の間でPTPパケットの送受信を確実に行うためには、コントロールプレーン上で複数の通信インタフェース装置の間をフルメッシュ接続する必要がある。しかしながら、通信インタフェース装置の数が多くなるほど、PTPパケットを送受信するための配線の数(メッシュの数)が膨大になっていく。従って、BWB(Back Wiring Board)上のコネクタピンの増加やBWBの基盤層の数の増加によるコストアップが生ずる。
他の方法として、一つの通信システムが備える複数の通信インタフェース装置の間で、パケットスイッチ(スイッチファブリック)により実現されるデータプレーンを用いてPTPパケットの送受信を行う方法が考えられる。しかしながら、通常のデータパケットの送受信量が常に一定になるとは限らないがゆえに、データプレーン上での輻輳状態は動的に変化する。従って、データプレーン上でのPTPパケットの伝送遅延時間が一定にならない。このため、マイクロ秒未満の精度での同期を確実に行うことができない。
本発明が解決しようとする課題には上記のようなものが一例として挙げられる。本発明は、例えば通信システムが備える複数の通信インタフェース装置間で適切に同期をとることが可能な通信システム及び通信インタフェース装置並びに同期方法を提供することを目的とする。
上記課題は、通信システムによって解決される。通信システムは、第1及び第2通信インタフェース装置と制御装置とを備える。制御装置は、通信システム内に共通の所定の仮想同期信号を第1及び第2通信インタフェース装置の夫々に送信する送信部を備える。第1通信インタフェース装置は、第1同期部と、第1比較部と、第1通知部とを備える。第1同期部は、外部のマスタ時刻源から供給され且つ基準時刻を示すマスタ同期信号に基づいて、第1通信インタフェース装置の時刻である第1時刻を基準時刻に同期させる。第1比較部は、第1時刻に同期する第1同期信号の位相と仮想同期信号の位相とを比較する。第1通知部は、第1比較部による比較結果を、第2通信インタフェース装置に通知する。第2通信インタフェース装置は、第2同期部を備える。第2同期部は、第1通知部から通知される比較結果に基づいて、第2通信インタフェース装置の時刻である第2時刻を基準時刻に同期させる。
上記課題は、上述した第1同期部と、上述した第1比較部と、上述した第1通知部とを備える通信インタフェース装置(つまり、上述した第1の通信インタフェース装置)によって解決される。
上記課題は、上述した第1通知部から通知される比較結果を取得する取得部と、上述した第2同期部とを備える通信インタフェース装置(つまり、上述した第2の通信インタフェース装置)によって解決される。
上記課題は、第1及び第2通信インタフェース装置(10)と制御装置(40)とを備える通信システムにおける同期方法によって解決される。同期方法は、送信工程と、第1同期工程と、第1比較工程と、第1通知工程と、第2同期工程とを備える。送信工程では、上述した送信手段が行う動作と同様の動作が行われる。第1同期工程では、上述した第1同期手段が行う動作と同様の動作が行われる。第1比較工程では、上述した第1比較手段が行う動作と同様の動作が行われる。第1通知工程では、上述した第1通知手段が行う動作と同様の動作が行われる。第2同期工程では、上述した第2同期手段が行う動作と同様の動作が行われる。
以上説明した通信システム及び通信インタフェース装置並びに同期方法によれば、通信システムが備える複数の通信インタフェース装置間で適切に同期をとることができる。
本実施形態の通信システムの全体構成を示すブロック図である。 インタフェース盤の構成を示すブロック図である。 インタフェース盤が備えるPTP管理部の構成を示すブロック図である。 MCU盤の構成を示すブロック図である。 マスタモードのインタフェース盤が動作している場合のインタフェース盤内の信号の流れを示すブロック図である。 マスタモードのインタフェース盤が動作している場合のPTP管理部内の信号の流れを示すブロック図である。 マスタモードのインタフェース盤の動作の流れを示すフローチャートである。 TOD/PPS情報フレーム90のフレーム構造を示すデータ構造図である。 MCU盤内の信号の流れを示すブロック図である。 MCU盤の動作の流れを示すフローチャートである。 スレーブモードのインタフェース盤が動作している場合のインタフェース盤内の信号の流れを示すブロック図である。 スレーブモードのインタフェース盤が動作している場合のPTP管理部内の信号の流れを示すブロック図である。 スレーブモードのインタフェース盤の動作の流れを示すフローチャートである。 第1変形例のMCU盤の構成を示すブロック図である。 第1変形例のMCU盤の動作の流れを示すシーケンス図である。 第2変形例のMCU盤の構成を示すブロック図である。 第2変形例のMCU盤が動作している場合のMCU盤内の信号の流れを示すブロック図である。 第3変形例のPTP管理部の構成を示すブロック図である。 第3変形例のMCU盤の構成を示すブロック図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図面に基づいて説明する。尚、以下では、複数のインタフェース盤が、バックワイヤリングボードを介して相互に接続されている複数のスロットに対して実装されている伝送装置を通信システムの一例として用いて説明を進める。
(1)構成
図1から図4を参照して、本実施形態の通信システム1の構成について説明する。
(1−1)全体構成
図1を参照して、本実施形態の通信システム1の全体構成について説明する。図1は、本実施形態の通信システム1の全体構成を示すブロック図である。
図1に示すように、通信システム1は、夫々が「通信インタフェース装置」の一例であるインタフェース盤10aからインタフェース盤10dと、スイッチファブリック20と、制御バス30と、「制御装置」の一例であるMCU盤(集中監視制御盤)40とを備えている。尚、インタフェース盤10aからインタフェース盤10dを区別することなく説明する場合には、“インタフェース盤10”と称して説明を進める。また、図1に示すインタフェース盤10の数は一例に過ぎず、通信システム1が備えるインタフェース盤10の数は任意であってもよい。但し、通信システム1は、複数の(つまり、2以上の)インタフェース盤10を備えていることが好ましい。また、インタフェース盤10aからインタフェース盤10dは、通信システム1に対して任意に着脱可能であってもよいし、通信システム1に対して固定されていてもよい。
インタフェース盤10aからインタフェース盤10dは、スイッチファブリック20を介して相互に接続されている。インタフェース盤10aからインタフェース盤10dは、スイッチファブリック20から形成されるデータプレーンを用いて、互いにパケット(或いは、その他任意のデータ)の送受信を行う。
インタフェース盤10aからインタフェース盤10dの夫々は、不図示の光入出力ポートを介して外部の端末装置と接続されている。端末装置の一例として、例えば、パーソナルコンピュータや、ワークステーションや、ネットワーク端末や、ルータや、そのほかの情報処理機器ないしはネットワーク処理機器等があげられる。端末装置から通信システム1に入力されたパケットは、インタフェース盤10及びスイッチファブリック20を介して他の端末装置に対して転送される。
インタフェース盤10aからインタフェース盤10dとMCU盤40とは、制御バス30を介して相互に接続されている。インタフェース盤10aからインタフェース盤10dとMCU盤40とは、制御バス30から形成されるコントロールプレーンを用いて、任意の情報(例えば、制御情報であって、後述のTOD/PPS情報フレーム90や後述の基準クロック(Time Base Clock)等)の送受信を行う。
(1−2)インタフェース盤の構成
図2及び図3を参照して、インタフェース盤10の構成について説明する。図2は、インタフェース盤10の構成を示すブロック図である。図3は、インタフェース盤10が備えるPTP管理部13の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、インタフェース盤10は、SFP(Small Form Factor Pluggable)11と、NPU(Network Processor Unit)12と、PTP(Precision Time Protocol)管理部13とを備えている。
SFP11は、不図示の光入出力ポートを介して外部の端末装置から通信システム1に対して光信号として送信されるパケットを受信すると共に、当該受信したパケットを電気信号に変換した後にNPU12へと出力する。同様に、SFP11は、NPU12から電気信号として出力されるパケットを光信号に変換した後に、不図示の光入出力ポートを介して外部の端末装置に対して送信する。
NPU12は、パケットの送受信処理を行う。具体的には、NPU12は、SerDes(Serializer / Deserializer)121と、MAC(Media Access Control)処理部122と、RTC(Real Time Clock)124と、Txタイムスタンプ記憶部125とを備えている。
SerDes121は、MAC処理部122によって送信処理がなされたパケットに対してシリアル・パラレル変換処理を行うと共に、シリアル・パラレル変換処理を行ったパケットをSFP11へと出力する。同様に、SerDes121は、SFP11から出力されるパケットに対してシリアル・パラレル変換処理を行うと共に、シリアル・パラレル変換処理を行ったパケットをMAC処理部122へと出力する。
加えて、SerDes121は、MCU盤40から出力されるラインリファレンスクロックを参照信号として用いることで、パケットの受信タイミング(例えば、PTPパケットの受信タイミング)に同期したラインリカバードクロックを生成する。SerDes121は、生成したラインリカバードクロックを、MCU盤40へ出力する。
MAC処理部122は、SFP11が受信したパケット及びSFP11から送信されるパケットに対して、送受信処理(例えば、MAC層における送受信処理)を行う。例えば、MAC処理部122は、SFP11が受信したパケットに対して所定の受信処理を行うと共に、受信処理を行ったパケットを、不図示のスイッチファブリック20を介して他のインタフェース盤10のMAC処理部122へと出力する。同様に、MAC処理部122は、不図示のスイッチファブリック20を介して他のインタフェース盤10のMAC処理部122から出力されるパケットに対して所定の送信処理を行うと共に、送信処理を行ったパケットを、SerDes121を介してSFP11へと出力する。
加えて、本実施形態では、SFP11は、端末装置から送信される通常のパケットに加えて又は代えて、IEEE1588におけるグランドマスタモード装置(但し、図2では不図示)との間で、「マスタ同期信号」の一例であるPTPパケットを送受信してもよい。尚、グランドマスタモード装置は、「マスタ時刻源」の一例である。グランドマスタモード装置は、例えばGPS衛星等からTOD(Time OF Day)やPPS(Pulse Per Second)等の時刻情報を直接受信する装置である。従って、MAC処理部122は、PTPパケットの送受信処理を行うことが好ましい。具体的には、MAC処理部122は、受信したPTPパケットに対して所定の受信処理を行うと共に、受信処理を行ったPTPパケットをPTP管理部13へと出力する。このとき、MAC処理部122は、MAC処理部122が備えるPTPタイマー123の動作によりPTPパケットを受信した時刻を当該PTPパケットに埋め込むことができる。MAC処理部122は、は、PTPパケットを受信した時刻を埋め込んだPTPパケットを、PTP管理部13へと出力することが好ましい。同様に、MAC処理部122は、PTP管理部13から出力されるPTPパケットに対して所定の送信処理を行うと共に、送信処理を行ったPTPパケットを、SerDes121を介してSFP11へと出力する。このとき、MAC処理部122は、MAC処理部122が備えるPTPタイマー123の動作によりPTPパケットを送信した時刻をTxタイムスタンプ記憶部125に記憶すると共に、当該時刻をグランドマスタモード装置に通知することが好ましい。
RTC124は、「第1同期部」及び「第2同期部」の一例であって、計時データ(例えば、年、月、日、時、分、秒等)やPPS(Pulse Per Second)等を出力する。
Txタイムスタンプ格納部125は、MAC処理部がPTPパケットを送信した時刻を示すTxタイムスタンプを記憶する。
PTP管理部13は、インタフェース盤10がマスタモードとして動作する場合には、グランドマスタモード装置との間でのPTPパケットの送受信を制御すると共に、当該受信したPTPパケットに基づいてRTC124の動作を制御する。加えて、PTP管理部13は、自身の同期状態(例えば、後述するシフトビット情報であって、RTC124が出力するPPSの位相と、MCU盤40から送信される仮想的なPPSの位相との間の差分等)を示すTOD/PPS情報フレーム90を、制御バス30を介してMCU盤40に通知する。
一方で、PTP管理部13は、インタフェース盤10がスレーブモードとして動作する場合には、MCU40盤から送信されるマスタモードとして動作するインタフェース盤10の同期状態を示すTOD/PPS情報フレーム90に基づいて、RTC124の動作を制御する。
尚、本実施形態では、複数のインタフェース盤10は、マスタモードとして動作するインタフェース盤10と、スレーブモードとして動作するインタフェース盤10とに区別されることが好ましい。マスタモードとして動作するインタフェース盤10(以下、“マスタモードのインタフェース盤10”と称する)は、「第1インタフェース装置」の一例であって、例えば、グランドマスタモード装置と直接接続されているインタフェース盤10である。従って、マスタモードのインタフェース盤10が備えるRTC124は、グランドマスタモード装置から送信されるPTPパケットに基づいて、PPS等の同期信号を出力する。一方で、スレーブモードとして動作するインタフェース盤10(以下、“スレーブモードのインタフェース盤10”と称する)は、「第2インタフェース装置」の一例であって、例えば、グランドマスタモード装置と直接接続されていないインタフェース盤10である。従って、スレーブモードのインタフェース盤10が備えるRTC124は、マスタモードのインタフェース盤10におけるPPSの位相の比較結果に基づいて、PPS等の同期信号を出力する。尚、本実施形態のこのような同期方法(言い換えれば、PPS(同期信号)の同期方法)については、後に詳述するため、ここでの詳細な説明については省略する。
図3に示すように、PTP管理部13は、フレーム検出器131と、「第1生成部」の一例であるPLL(Phased Lock Loop)132と、「第2同期部」の一例であるシフトレジスタ133と、「第1比較部」の一例である位相比較器134と、セレクタ(スイッチ)135と、セレクタ(スイッチ)136と、セレクタ(スイッチ)137と、「第1通知部」の一例であるフレーム生成器138と、CPU1391と、メモリ1393とを備えている。
フレーム検出器131は、MCU盤40から送信されるTOD/PPS情報フレーム90を検出する。フレーム検出器131は、検出したTOD/PPS情報フレーム90に含まれる情報の一部又は全部を、シフトレジスタ133、セレクタ136の一方の端子及びセレクタ137の一方の端子の少なくとも一つへと転送する。加えて、フレーム検出器131は、TOD/PPS情報フレーム90を受信した周期(或いは、タイミング)に応じた可塑的なPPSをシフトレジスタ133へ出力する。尚、フレーム検出器131から出力される仮想的なPPSは、「仮想同期信号」の一例となる。
PLL132は、MCU盤40から送信される基準クロック(Time Base Clock)を、シフトレジスタ133、位相比較器134及びRTC124の夫々に送信する。従って、シフトレジスタ133、位相比較器134及びRTC124の夫々は、基準クロックに応じて動作する。加えて、PLL132は、MCU盤40から送信される基準クロックを分周することで基準クロックより高周波な高周波クロックを生成する。PLL132は、生成した高周波クロックを、シフトレジスタ133に出力する。
シフトレジスタ133は、フレーム検出器131から出力される仮想的なPPSを、フレーム検出器131が検出するTOD/PPS情報フレーム90に含まれるシフトビット情報が示す位相量だけシフトさせる。シフトレジスタ133は、シフトさせた仮想的なPPSを、位相比較器134へと出力する。
位相比較器134は、シフトレジスタ133から出力される仮想的なPPSの位相と、RTC124から出力されるPPSの位相とを比較する。位相比較器134は、位相の比較結果(つまり、位相の差分)を示すシフトビット情報を、フレーム生成器138へ出力する。
セレクタ135は、インタフェース盤10がマスタモードで動作する場合には、RTC124が出力するPPSが位相比較器134に入力されるように、RTC124と位相比較器134とを接続する。つまり、セレクタ135は、インタフェース盤10がマスタモードで動作する場合には、セレクタ135の下側の端子をオンに切り替える。他方で、セレクタ135は、インタフェース盤10がスレーブモードで動作する場合には、シフトレジスタ133が出力するPPSがRTC124に入力されるように、RTC124とシフトレジスタ133とを接続する。つまり、セレクタ135は、インタフェース盤10がスレーブモードで動作する場合には、セレクタ135の上側の端子をオンに切り替える。
セレクタ136は、インタフェース盤10がマスタモードで動作する場合には、CPU1391から出力されるTODがRTC124に入力されるように、CPU1391とRTC124とを接続する。つまり、セレクタ136は、インタフェース盤10がマスタモードで動作する場合には、セレクタ136の左側の端子をオンに切り替える。他方で、セレクタ136は、インタフェース盤10がスレーブモードで動作する場合には、フレーム検出器131から出力されるTODがRTC124に入力されるように、RTC124とフレーム検出器131とを接続する。つまり、セレクタ136は、インタフェース盤10がスレーブモードで動作する場合には、セレクタ136の右側の端子をオンに切り替える。
セレクタ137は、インタフェース盤10がマスタモードで動作する場合には、CPU1391から出力されるTODがフレーム生成器138に入力されるように、CPU1391とフレーム生成器138とを接続する。つまり、セレクタ137は、インタフェース盤10がマスタモードで動作する場合には、セレクタ137の下側の端子をオンに切り替える。他方で、セレクタ137は、インタフェース盤10がスレーブモードで動作する場合には、フレーム検出器131から出力されるTODがフレーム生成器138に入力されるように、フレーム生成器138とフレーム検出器131とを接続する。つまり、セレクタ137は、インタフェース盤10がスレーブモードで動作する場合には、セレクタ137の上側の端子をオンに切り替える。
フレーム生成器138は、インタフェース盤10がマスタモードで動作する場合には、CPU1391から出力されるTOD及びステータスや、位相比較器134から出力されるシフトビット情報を含むTOD/PPS情報フレーム90を生成する。一方で、フレーム生成器138は、インタフェース盤10がスレーブモードで動作する場合には、フレーム検出器131から出力されるTODや、CPU1391から出力されるステータスを含むTOD/PPS情報フレーム90を生成する。フレーム生成器138は、制御バス30を介して、TOD/PPS情報フレーム90をMCU盤40に対して送信する。
CPU1391は、PTP管理部13内のソフトウェア処理を行う。例えば、CPU1391は、PTPソフトウェア処理部1392を備えている。PTPソフトウェア処理部1392は、上述したPTPパケットに対するソフトウェア処理を行う。例えば、PTPソフトウェア処理部1392は、PTPパケットに含まれるTOD等を取得すると共に、当該取得したTODをRTCに対して出力する。
メモリ1393は、CPU1391の動作に伴って使用される一時的なパラメータ等を格納する。更に、メモリ1393は、CPU1391を動作させるためのソフトウェア(言い換えれば、ファームウェア)等を格納する。
(1−3)MCU盤の構成
図4を参照して、MCU盤40の構成について説明する。図4は、MCU盤40の構成を示すブロック図である。
図4に示すように、MCU盤40は、フレーム検出器401と、フレーム生成器402と、メモリ403と、CPU406と、RTC411と、シフトレジスタ412と、フレーム生成タイミング生成器413と、基準クロックPLL421と、セレクタ422と、システムクロックPLL431とを備える。
フレーム検出器401は、インタフェース盤10から送信されるTOD/PPS情報フレーム90を検出する。フレーム検出器401は、受信したTOD/PPS情報フレーム90に含まれる各種情報を、TOD/PPS情報404としてメモリ403に格納する。
フレーム生成器402は、フレーム生成タイミング生成器413が生成するタイミングに同期して、メモリ403に格納されているTOD/PPS情報404を含むTOD/PPS情報フレーム90を生成する。フレーム生成器402は、フレーム生成タイミング生成器413が生成するタイミングに同期して、生成したTOD/PPS情報フレーム90をインタフェース盤10に送信する。
メモリ403は、フレーム検出器401が受信したTOD/PPS情報フレーム90に含まれる各種情報を、TOD/PPS情報404として格納する。加えて、メモリ403は、各インタフェース盤10の動作開始時にシフトレジスタ133に適用される初期位相差分量を示す初期位相差分情報405を格納する。尚、初期位相差分量は、例えば、各インタフェース盤10とMCU盤40との間の伝送経路における伝送遅延や、各インタフェース盤10内における位相比較部134までの伝送経路における伝送遅延等を合算した情報である。
加えて、メモリ403は、CPU406の動作に伴って使用される一時的なパラメータ等を格納する。更に、メモリ403は、CPU406を動作させるためのソフトウェア(言い換えれば、ファームウェア)等を格納する。
CPU406は、MCU盤40内のソフトウェア処理を行う。
RTC411は、計時データ(例えば、年、月、日、時、分、秒等)等を出力する。尚、MCU盤10のRTC411は、メモリ403に格納されているTOD/PPS情報404が示すTOD等に基づいて動作することが好ましい。
シフトレジスタ412は、フレーム生成タイミング生成器413が生成するタイミングに同期して、メモリ403に格納されているTOD/PPS情報404が示すシフトビット情報が示す位相量だけシフトさせたPPSをRTC411に出力する。
フレーム生成タイミング生成器413は、フレーム生成器402がTOD/情報フレームを生成するタイミング(言い換えれば、フレーム生成器402がTOD/情報フレームを送信するタイミング)を生成する。フレーム生成タイミング生成器413は、生成したタイミングをフレーム生成器402及びシフトレジスタ412へと送信する。
基準クロックPLL421は、複数のインタフェース盤10の夫々から送信されるラインリカバードクロックのうちのいずれか1つのラインリカバードクロックを参照信号として利用することで、基準クロックを生成する。基準クロックPLL421は、生成した基準クロックをフレーム検出器401、RTC411及びフレーム生成タイミング生成器413並びに各インタフェース盤10に送信する。
システムクロックPLL431は、システムクロックを生成する。システムクロックPLL431は、生成したシステムクロックを、ラインリファレンスクロックとして各インタフェース盤10のSerDes121に送信する。
(2)動作説明
図5から図13を参照して、本実施形態の通信システム1の動作について説明する。尚、以下では、説明の簡略化のため、本実施形態の通信システム1の動作のうちの同期動作に着目して説明を進める。もちろん、本実施形態の通信システム1は、以下に示す同期動作以外の通常の動作(例えば、パケットの伝送動作等)を行ってもよい。
(2−1)マスタモードのインタフェース盤の動作
図5から図7を参照して、マスタモードのインタフェース盤10の動作について説明する。図5は、マスタモードのインタフェース盤10が動作している場合のインタフェース盤10内の信号の流れを示すブロック図である。図6は、マスタモードのインタフェース盤10が動作している場合のPTP管理部13内の信号の流れを示すブロック図である。図7は、マスタモードのインタフェース盤10の動作の流れを示すフローチャートである。
図7に示すように、マスタモードのインタフェース盤10は、PTPパケットを受信する(図7のステップS101)。具体的には、図5に示すように、SFP11は、不図示の光入出力ポートを介してグランドマスタモード装置から送信されるPTPパケット(Rx PTPパケット)を受信する。SFP11は、受信したPTPパケットを、SerDes121を介してMAC処理部122へと出力する。MAC処理部122は、受信したPTPパケットに対して所定の受信処理を行うと共に、受信処理を行ったPTPパケットをPTP管理部13へと出力する。
加えて、SerDes121は、MCU盤40から出力されるラインリファレンスクロック(システムクロック)を参照信号として用いることで、PTPパケットの受信タイミングに同期したラインリカバードクロックを生成する。SerDes121は、生成したラインリカバードクロックを、MCU盤40へ出力する。
尚、マスタモードのインタフェース盤10は、PTPパケットの受信に合わせて、当該PTPパケットを受信した旨をグランドマスタモード装置に通知するPTPパケット(Tx PTPパケット)を送信してもよい。具体的には、PTP管理部13は、当該PTPパケットを受信した旨を通知するためのPTPパケットをMAC処理部122へと出力する。MAC処理部122は、PTP管理部13から出力されるPTPパケットに対して所定の送信処理を行うと共に、送信処理を行ったPTPパケットを、SerDes121を介してSFP11へと出力する。その後、SFP11は、PTPパケットをグランドマスタモード装置へと送信する。このとき、MAC処理部122は、MAC処理部122が備えるPTPタイマー123の動作によりPTPパケットを送信した時刻をTxタイムスタンプ記憶部125に記憶すると共に、当該時刻をグランドマスタモード装置に通知することが好ましい。
その後、図7に示すように、マスタモードのインタフェース盤10は、PTPパケットに含まれるTODをRTC124に設定する(ステップS102)。具体的には、図6に示すように、PTP管理部13が備えるPTPソフトウェア処理部1392は、受信したPTPパケットを解析することでTODを取得する。PTPソフトウェア処理部1392は、セレクタ136を介して、取得したTODをRTC124へと出力する。従って、セレクタ136は、CPU1391とRTC124とを接続する。その結果、RTC124には、PTPパケットに含まれるTODの精度で時刻情報の設定が行われる。つまり、RTC124は、PTPパケットに含まれるTODの精度で時刻の同期を行う。
尚、PTPソフトウェア処理部1392は、セレクタ137を介して、取得したTODをフレーム生成器138へと出力することが好ましい。従って、セレクタ137は、CPU1391とフレーム生成器138とを接続することが好ましい。加えて、PTPソフトウェア処理部1392は、インタフェース盤10における時刻の同期状態を示すステータス情報をフレーム生成器138へと出力することが好ましい。
その後、RTC124は、MCU盤40から出力される基準クロックに同期して動作を開始する。従って、MCU盤40から出力される基準クロックは、PLL132を介してRTC124に送信されることが好ましい。その結果、図7に示すように、RTC124は、PPSを出力する(ステップS102)。具体的には、図6に示すように、RTC124は、グランドマスタモード装置の時刻にマイクロ秒未満の精度で同期しているPPSを出力する。RTC124から出力されたPPSは、セレクタ135を介して位相比較器134へと出力される。従って、セレクタ135は、RTC124と位相比較器134とを接続する。
尚、本実施形態では、RTC124と位相比較器134との間に、高精度な動作(例えば、マイクロ秒未満の精度を保った動作)に影響を与える程度の伝送遅延をPPSに対して与えかねない他の処理部が介在していないことが好ましい。具体的には、RTC124と位相比較器134との間に、マイクロ秒以上の伝送遅延をPPSに対して与えかねない他の処理部が介在していないことが好ましい。或いは、RTC124と位相比較器134との間に、他の処理部が全く介在していなくともよい。或いは、RTC124と位相比較器134との間に、セレクタ135以外の他の処理部が全く介在していなくともよい。このように構成すれば、RTC124から出力されるPPSの時刻精度を保ったまま、位相比較器134における位相の比較を行うことができる。
続いて、図7に示すように、マスタモードのインタフェース盤10は、MCU盤40から通知される初期位相差分量を取得すると共に、当該初期位相差分量を、シフトレジスタ133の初期設定値として設定する(ステップS103)。尚、マスタモードのインタフェース盤10は、初期位相差分量に関連する動作を行わなくともよい。この場合、MCU盤40は、初期位相差分量をマスタモードのインタフェース盤10に送信しなくともよいし、初期位相差分情報405をメモリ403に格納していなくともよい。
続いて、図7に示すように、マスタモードのインタフェース盤10は、MCU盤40から送信されるTOD/PPS情報フレーム90を検出すると共に、当該TOD/PPS情報フレーム90を検出したタイミングに応じた仮想的なPPSを出力する(ステップS104)。具体的には、図6に示すように、フレーム検出器131は、MCU盤40から送信されるTOD/PPS情報フレーム90を検出する。このとき、フレーム検出器131は、MCU盤40から出力される基準クロックに同期して動作することが好ましい。フレーム検出器131は、TOD/PPS情報フレーム90を検出したタイミングに応じた仮想的なPPSをシフトレジスタ133に出力する。
その後、シフトレジスタ133は、TOD/PPS情報フレーム90を検出したタイミングに応じた仮想的なPPSの位相を、初期位相差分量だけシフトする。このとき、シフトレジスタ133は、MCU盤40から出力される基準クロックに同期して動作することが好ましい。従って、MCU盤40から出力される基準クロックは、PLL132を介してシフトレジスタ133に送信されることが好ましい。その後、シフトレジスタ133は、図6に示すように、シフトした仮想的なPPSを位相比較器134へと出力する。
続いて、図7に示すように、マスタモードのインタフェース盤10は、シフトレジスタ133から出力される仮想的なPPSの位相と、RTC124から出力されるPPSの位相とを比較する(ステップS105)。この比較動作は、位相比較器134によって行われる。本実施形態では、位相比較器134は、RTC124の分解性能に対応する精度(例えば、マイクロ秒未満の精度)で、シフトレジスタ133から出力される仮想的なPPSの位相と、RTC124から出力されるPPSの位相とを比較することが好ましい。より具体的には、本実施形態では、位相比較器134は、PLL132から出力される高周波クロックの精度で、シフトレジスタ133から出力される仮想的なPPSの位相と、RTC124から出力されるPPSの位相とを比較することが好ましい。従って、PLL132は、基準クロックを分周することで、マイクロ秒未満の精度を有する高周波クロックを生成すると共に当該高周波クロックを位相比較器134へと出力することが好ましい。その後、図6に示すように、位相比較器134は、比較結果(例えば、位相の差分量)を、シフトビット情報としてフレーム生成器138へと出力する。
続いて、図7に示すように、マスタモードのインタフェース盤10は、PTPパケットに含まれるTODや位相比較器134による位相の比較結果等を含むTOD/PPS情報フレーム90をMCU盤40に送信する(ステップS106)。具体的には、図6に示すように、フレーム生成器138は、PTPソフトウェア処理部1392から出力されるTOD(つまり、PTPパケットに含まれるTOD)及びステータス情報、並びに位相比較器134から出力されるシフトビット情報(つまり、位相の比較結果)を含むTOD/PPS情報フレーム90を生成する。その後、フレーム生成器138は、生成したTOD/PPS情報フレーム90をMCU盤40へと送信する。このとき、フレーム生成器138は、MCU盤40から出力される基準クロックに同期して動作することが好ましい。
図8を参照して、TOD/PPS情報フレーム90のフレーム構造について説明する。図8は、TOD/PPS情報フレーム90のフレーム構造を示すデータ構造図である。
図8(a)及び図8(b)に示すように、TOD/PPS情報フレーム90は、フレーミングフィールドと、モードフィールドと、同期ステータスフィールドと、同期コントロールフィールドと、TODフィールドと、シフトビットフィールドと、リザーブドフィールドとを備えている。
フレーミングフィールドには、TOD/PPS情報フレーム90に固有であって且つフレーミング処理の際に参照される固定値が格納される。
モードフィールドには、TOD/PPS情報フレーム90がマスタモードのインタフェース盤10とMCU盤40との間で送受信されているのか又はスレーブモードのインタフェース盤10とMCU盤40との間で送受信されているのかを示すモード情報が格納される。例えば、モード情報が「0」を示す場合には、当該モード情報は、TOD/PPS情報フレーム90がマスタモードのインタフェース盤10とMCU盤40との間で送受信されていることを示す。例えば、モード情報が「1」を示す場合には、当該モード情報は、TOD/PPS情報フレーム90がスレーブモードのインタフェース盤10とMCU盤40との間で送受信されていることを示す。
同期ステータスフィールドには、同期状態を示すステータス情報が格納される。例えば、ステータス情報が「00」を示す場合には、当該ステータス情報は、同期のためにTOD/PPS情報フレーム90を使用することが禁止されている旨を示す。例えば、ステータス情報が「01」を示す場合には、当該ステータス情報は、TOD/PPS情報フレーム90を用いた同期が今現在行われている旨を示す。例えば、ステータス情報が「10」を示す場合には、当該ステータス情報は、TOD/PPS情報フレーム90を用いた同期が完了している旨を示す。
同期コントロールフィールドには、同期動作を制御するためのコントロール情報が格納される。例えば、コントロール情報が「00」を示す場合には、当該コントロール情報は、TOD/PPS情報フレーム90が、何かしらのアクションを要求するものではない旨を示す。例えば、コントロール情報が「01」を示す場合には、当該コントロール情報は、TOD/PPS情報フレーム90が、シフトレジスタ133に設定されている現在のシフトビット量を通知するものである旨を示す。例えば、コントロール情報が「10」を示す場合には、当該コントロール情報は、TOD/PPS情報フレーム90が、シフトレジスタ133に設定されている現在のシフトビット量を通知するようにMCU盤40がインタフェース盤10に要求するものである旨を示す。例えば、コントロール情報が「11」を示す場合には、当該コントロール情報は、TOD/PPS情報フレーム90が、当該TOD/PPS情報フレーム90に含まれるシフトビット情報をシフトレジスタ133に適用することをインタフェース盤10に要求するものである旨を示す。
TODフィールドには、PTPパケットに含まれるTODが格納される。但し、後に詳述するように、スレーブモードのインタフェース盤10では、TODフィールドには、フレーム検出器131が検出したTOD/PPS情報フレーム90のTODフィールドに含まれるTODが格納されてもよい。
シフトビットフィールドには、位相比較器134から出力されるシフトビット情報が格納される。但し、後に詳述するように、スレーブモードのインタフェース盤10では、シフトビットフィールドにはシフトビット情報が格納されなくともよい。
リザーブドフィールドは、将来の機能格納に備えたフィールドである。
このようなTOD/PPS情報フレーム90を検出することで得られる仮想的なPPSについて図8(c)を用いて説明する。図8(c)に示すように、フレーム検出器131は、TOD/PPS情報フレーム90を受信する都度、当該受信のタイミングに同期した仮想的なPPSをシフトレジスタ133へと出力する。一方で、RTC124からもPPSが出力される。位相比較器134は、2種類のPPSの位相の比較結果(シフトビット情報)をフレーム生成器138へと出力する。
(2−2)MCU盤の動作
図9及び図10を参照して、MCU盤40の動作について説明する。図9は、MCU盤40内の信号の流れを示すブロック図である。図10は、MCU盤40の動作の流れを示すフローチャートである。
図10に示すように、MCU盤40は、基準クロックを生成すると共に、生成した基準クロックを各インタフェース盤10に送信する(ステップS111)。具体的には、図9に示すように、基準クロックPLL421は、基準クロックを生成すると共に、生成した基準クロックを各インタフェース盤10に送信する。このとき、基準クロック421が参照する参照信号としては、各インタフェース盤から送信されるラインリカバードクロックのうちのいずれか一つが用いられることが好ましい。例えば、基準クロック421が参照する参照信号としては、各インタフェース盤から送信されるラインリカバードクロックのうちの最も精度が高い一つのクロックが用いられることが好ましい。ラインリカバードクロックの選択は、セレクタ422によって行われる。
尚、基準クロックPLLが生成した基準クロックは、フレーム検出器401、RTC411及びフレーム生成タイミング生成器413に対しても出力される。従って、フレーム検出器401、RTC411及びフレーム生成タイミング生成器413の夫々は、基準クロックに同期して動作する。
続いて、図10に示すように、MCU盤40は、マスタモードのインタフェース盤10に対して、PTPによる時刻同期を実行させるための命令を出力する(ステップS112)。つまり、MCU盤40は、マスタモードのインタフェース盤10に対して、グランドマスタモード装置からPTPパケットを受信すると共に当該受信したPTPパケットに基づく時刻の設定を行わせるための命令を出力する。このような命令の出力は、CPU406の動作によって行われてもよい。
続いて、図10に示すように、MCU盤40は、初期位相差分量を各インタフェース盤40に送信する(ステップS113)。具体的には、図9に示すように、フレーム生成器402は、メモリ403に格納されている初期位相差分情報405を参照することで、初期位相差分量を取得する。その後、フレーム生成器402は、初期位相差分量がシフトビットフィールドに格納されているTOD/PPS情報フレーム90を生成する。その後、フレーム生成器402は、生成したTOD/PPS情報フレーム90を各インタフェース盤10に送信する。
このとき、フレーム生成器402は、フレーム生成タイミング生成器413が基準クロックに基づいて生成するフレーム生成タイミングで、TOD/PPS情報フレーム90を生成することが好ましい。従って、MCU盤40からは、フレーム生成タイミングで、TOD/PPS情報フレーム90の生成及び送信が行われることが好ましい。従って、TOD/PPS情報フレーム90を受信した後に位相の比較を行うマスタモードのインタフェース盤10もまた、フレーム生成タイミングで、TOD/PPS情報フレーム90の検出、位相の比較並びにTOD/PPS情報フレーム90の生成及び送信を行うことが好ましい。同様に、TOD/PPS情報フレーム90を受信した後に時刻の同期を行うスレーブモードのインタフェース盤10もまた、フレーム生成タイミングで、TOD/PPS情報フレーム90の検出及び時刻の同期を行うことが好ましい。つまり、本実施形態の各インタフェース盤10は、MCU盤40が生成するフレーム生成タイミングで、時刻の同期を行うことが好ましい。尚、フレーム生成タイミング生成器413が生成するフレーム生成タイミングは、シフトレジスタ412にも出力される。従って、シフトレジスタ412は、フレーム生成タイミングに同期して動作する。
続いて、図10に示すように、MCU盤40は、マスタモードのインタフェース盤10から送信されるTOD/PPS情報フレーム90を受信する(ステップS114)。具体的には、図9に示すように、フレーム検出器401は、マスタモードのインタフェース盤10から送信されるTOD/PPS情報フレーム90を検出する。その後、フレーム検出器401は、受信したTOD/PPS情報フレーム90に含まれる各種情報を、TOD/PPS情報404としてメモリ403に格納する。
尚、シフトレジスタ412は、フレーム生成タイミングの位相を、メモリ403に格納されているTOD/PPS情報404が示すシフトビット情報が示す位相量だけシフトさせることで生成されるPPSをRTC411に出力する。加えて、RTC411には、メモリ403に格納されているTOD/PPS情報404が示すTODが出力される。その結果、メモリ403に格納されているTOD/PPS情報404が示すTOD及びシフトレジスタ412から出力されるPPSがRTC411に対して設定される。
続いて、図10に示すように、MCU盤40は、スレーブモードのインタフェース盤10に対して送信するべきTOD/PPS情報フレーム90を生成すると共に、生成したTOD/PPS情報フレーム90をスレーブモードのインタフェース盤10に対して送信する(ステップS115)。具体的には、図9に示すように、フレーム生成器402は、メモリ403に格納されているTOD/PPS情報404を含むTOD/PPS情報フレーム90を生成する。その後、フレーム生成器402は、生成したTOD/PPS情報フレーム90を、スレーブモードのインタフェース盤10に対して送信する。
(2−3)スレーブモードのインタフェース盤の動作
図11から図13を参照して、スレーブモードのインタフェース盤10の動作について説明する。図11は、スレーブモードのインタフェース盤10が動作している場合のインタフェース盤10内の信号の流れを示すブロック図である。図12は、スレーブモードのインタフェース盤10が動作している場合のPTP管理部13内の信号の流れを示すブロック図である。図13は、スレーブモードのインタフェース盤10の動作の流れを示すフローチャートである。
図11に示すように、スレーブモードのインタフェース盤10は、グランドマスタモード装置と接続されていない。このため、スレーブモードのインタフェース盤10は、PTPパケットの送受信を行わなくともよい。加えて、スレーブモードのインタフェース盤10が備えるSerDes121は、ラインリカバードクロックを出力しなくともよい。但し、SerDes121は、PTPパケット以外のパケットの受信タイミングに同期したラインリカバードクロックを生成してもよい。
図13に示すように、スレーブモードのインタフェース盤10は、MCU盤40から送信されるTOD/PPS情報フレーム90を検出すると共に、当該TOD/PPS情報フレーム90を検出したタイミングに応じた仮想的なPPSを出力する(ステップS121)。具体的には、図12に示すように、フレーム検出器131は、MCU盤40から送信されるTOD/PPS情報フレーム90を検出する。フレーム検出器131は、TOD/PPS情報フレーム90を検出したタイミングに応じた仮想的なPPSをシフトレジスタ133に出力する。
続いて、図13に示すように、スレーブモードのインタフェース盤10は、受信したTOD/PPS情報フレーム90に含まれるTOD及びシフトビット情報を取得する(ステップS122)。具体的には、図12に示すように、フレーム検出器131は、受信したTOD/PPS情報フレーム90のTODフィールドに格納されているTODを取得する。フレーム検出器131は、取得したTODを、セレクタ136を介してRTC124へと出力する。従って、セレクタ136は、フレーム検出器131とRTC124とを接続する。加えて、フレーム検出器131は、取得したTODを、セレクタ137を介してフレーム生成器138へと出力する。従って、セレクタ137は、フレーム検出器131とフレーム生成器138とを接続する。同様に、フレーム検出器131は、受信したTOD/PPS情報フレーム90のシフトビットフィールドに格納されているシフトビット情報を取得する。フレーム検出器131は、取得したシフトビット情報を、シフトレジスタ133へと出力する。
続いて、図13に示すように、スレーブモードのインタフェース盤10は、フレーム検出器131から出力される仮想的なPPSの位相を、フレーム検出器131から出力されるシフトビット情報が示す位相量だけシフトした後に、RTC124へと出力する(ステップS123)。具体的には、図12に示すように、シフトレジスタ133は、フレーム検出器131から出力される仮想的なPPSの位相を、フレーム検出器131から出力されるシフトビット情報が示す位相量だけシフトする。その後、シフトレジスタ133は、シフトした後のPPSを、セレクタ135を介してRTC124へと出力する。従って、セレクタ135は、シフトレジスタ133とRTC124とを接続する。
その結果、図13に示すように、TOD/PPS情報フレーム90から取得したTOD及びシフトレジスタ133から出力されるPPSが、RTC124に対して設定される(ステップS124)。つまり、RTC124は、マスタモードのインタフェース盤10と同一の時刻で動作を開始する。つまり、スレーブモードのインタフェース盤10が備えるRTC124には、マスタモードのインタフェース盤10が備えるRTC124と同様に、PTPパケットに含まれるTODの精度で時刻情報の設定が行われる。つまり、スレーブモードのインタフェース盤10が備えるRTC124には、マスタモードのインタフェース盤10が備えるRTC124と同様に、PTPパケットに含まれるTODの精度で時刻の同期が行われる。
尚、スレーブモードのインタフェース盤10は、受信したTOD/PPS情報フレーム90に含まれるTOD等を含むTOD/PPS情報フレーム90をMCU盤40に送信してもよいし、送信しなくともよい。但し、スレーブモードのインタフェース盤10では、仮想的なPPSの位相とRTC124から出力されるPPSの位相との比較が行われないため、送信するTOD/PPS情報フレーム90には、シフトビット情報は含まれていなくともよい。
以上説明したように、本実施形態の通信システム1によれば、マスタモードのインタフェース盤10から出力されるシフトビット情報(位相の比較結果)に基づいて、スレーブモードのインタフェース盤10における時刻の同期が行われる。従って、通信システム1が複数のインタフェース盤10を備えている場合であっても、1つのグランドマスタモード装置の時刻に基づいて、複数のインタフェース盤10の夫々の時刻の設定(同期)を好適に行うことができる。
尚、マスタモードのインタフェース盤10におけるPPSそのものをスレーブモードのインタフェース盤10に通知する場合には、PPSの伝送遅延や波形歪み等の影響によって、マイクロ秒未満の精度が損なわれてしまいかねない。しかるに、本実施形態の通信システム1によれば、マスタモードのインタフェース盤10における同期状態(例えば、PPSの状態)を、定量化することができる。つまり、マスタモードのインタフェース盤10における同期状態が、シフトビット情報という定量値としてスレーブモードのインタフェース盤10に通知される。従って、マスタモードのインタフェース盤10における時刻同期の精度を損なうことなく、スレーブモードのインタフェース盤10における時刻同期を行うことができる。
本実施形態の通信システム1によれば、マスタモードのインタフェース盤10における位相の比較を、RTC124の分解性能に相当する高周波クロックの精度で行うことができる。従って、マスタモードのインタフェース盤10がPTPによって行ったマイクロ秒未満の時刻精度を損なうことなく、PPSの位相差を定量化することができる。従って、スレーブモードのインタフェース盤10は、マイクロ秒未満の時刻制度を損なうことなく時刻の設定を行うことができる。
本実施形態の通信システム1によれば、インタフェース盤10内の各構成要素は、MCU盤40から送信される通信システムに共通の基準クロックに同期して動作する。従って、各インタフェース盤10に個別の基準クロックを設定する(例えば、個別の発振器を設ける)場合と比較して、位相の比較結果に対する周波数偏差の影響を排除することができる。
本実施形態の通信システム1によれば、MCU盤40からインタフェース盤10に対して上述した高周波クロックを直接送信することに代えて、高周波クロックよりも低い周波数の基準クロックを送信することができる。この場合、インタフェース盤は、基準クロックを分周することで高周波クロックを生成することができる。従って、MCU盤40からインタフェース盤10に対して高周波クロックを送信する際に生じ得る高周波クロックの伝送遅延や波形歪み等の影響を排除することができる。
本実施形態の通信システム1によれば、TOD/PPS情報フレーム90というフレーム信号を用いて各インタフェース盤10とMCU盤40との間の通信が行われる。従って、各インタフェース盤10及びMCU盤40は、TOD等の情報を、単一の信号線を用いて且つソフトウェアによる処理を施すことなく送受信することができる。
本実施形態の通信システム1によれば、シフトレジスタ133に対して初期位相差分量を設定することができる。従って、各インタフェース盤10は、各インタフェース盤10とMCU盤40との間の伝送遅延を考慮した上で、時刻の設定を高精度に行うことができる。
本実施形態の通信システム1によれば、各インタフェース盤10のステータス情報(例えば、同期ステータス情報や同期コントロール情報等)をMCU盤40に集約することができる。従って、MCU盤40での一括管理が可能になるため、結果として各インタフェース盤10の機能を簡略化することができる。
本実施形態の通信システム1によれば、フレーム生成タイミング生成器413によって生成されるフレーム生成タイミングで、TOD/PPS情報フレーム90の送受信やPPSの位相の比較等(つまり、時刻の設定ないしは同期)を行うことができる。従って、フレーム生成タイミングを適宜変更することで、通信システム1の負荷を考慮した上で適切な頻度で時刻の設定ないしは同期を行うことができる。
本実施形態の通信システム1によれば、PTPパケットの受信タイミングに応じたラインリカバードクロックを参照信号として用いることで基準クロックを生成することができる。従って、各インタフェース盤10とグランドマスタモード装置(或いは、グランドマスタモード装置に接続するGPS衛星等の時刻源)との間の周波数ずれを抑制することができる。
尚、上述の説明では、PPSの位相を比較する例を用いて説明を進めている。つまり、PPSを「同期信号」の一例として用いている場合の例について説明を進めている。しかしながら、PPS以外の任意のフォーマットの同期信号の位相を比較する場合であっても、同様の動作を適用することで上述した各種効果を享受することができる。つまり、マスタモードのインタフェース盤10内で使用される同期信号(具体的には、例えば、同期信号の位相や周波数等の信号パラメータ)とMCU40から送信される任意の仮想的な同期信号(具体的には、例えば、同期信号の位相や周波数等の信号パラメータ)との比較結果に応じて、スレーブモードのインタフェース盤10内での同期をとることにより、上述した各種効果を享受することができる。
また、上述の説明では、光通信を行う複数のインタフェース盤10が、バックワイヤリングボードを介して相互に接続されている複数のスロットに対して実装されている伝送装置を通信システム1の一例として用いて説明を進めている。しかしながら、光通信を行う複数のインタフェース盤10を備える通信システム1のみならず、他の通信(例えば、無線通信や電気通信等)を行うインタフェース盤又は通信装置を複数備える任意の通信システムであっても、同様の構成を採用することで同様の効果を享受することができる。例えば、複数の無線基地局を備える通信システムにおいても、複数の無線基地局のうちのマスタモードの無線基地局とスレーブモードの無線基地局の間で上述した動作を行うことで、上述した各種効果を享受することができる。
(3)変形例
続いて、図14から図19を参照して、本実施形態の通信システムの変形例について説明する。
(3−1)第1変形例
図14及び図15を参照して、第1変形例の通信システム1aについて説明する。第1変形例の通信システム1aでは、上述した通信システム1と比較して、MCU盤40aの構成及び動作が異なっている。他方で、第1変形例の通信システム1aのその他の構成要素は、上述した通信システム1と同一であってもよい。従って、以下では、説明の簡略化のため、上述した通信システム1と異なるMCU盤40aの構成及び動作に着目して説明を進める。一方で、上述した通信システム1と同一の構成要素については、同一の参照符号を付することでその詳細な説明を省略する。
(3−1−1)構成
図14を参照して、第1変形例のMCU盤40aの構成について説明する。図14は、第1変形例のMCU盤40aの構成を示すブロック図である。
図14に示すように、第1変形例のMCU盤40aは、上述したMCU盤40と同様に、フレーム検出器401と、フレーム生成器402と、メモリ403aと、CPU406aと、RTC411と、シフトレジスタ412と、フレーム生成タイミング生成器413と、基準クロックPLL421と、セレクタ422と、システムクロックPLL431とを備える。第1変形例のMCU盤40aは、上述したMCU盤40と比較して、メモリ403a及びCPU406aが異なっている。
メモリ403aは、上述したTOD/PPS情報404及び初期位相差分情報405に加えて、マスタモード優先リスト407aを格納する。マスタモード優先リスト407aは、通信システム1がマスタモードとして動作し得るインタフェース盤10を複数備えている場合に、マスタモードとして動作し得る複数のインタフェース盤10の夫々の優先度を示す。
CPU406aは、MCU盤40a内のソフトウェア処理を行う。CPU406aは、「選択部」の一例となるマスタモード優先制御部4061aを備えている。マスタモード優先制御部4061aは、マスタモード優先リスト407aに基づいて、マスタモードとして動作し得る複数のインタフェース盤10のうち実際にマスタモードとして動作する一つのインタフェース盤10を選択する。つまり、マスタモード優先制御部4061aは、マスタモード優先リスト407aに基づいて、マスタモードとして動作し得る複数のインタフェース盤10のうち実際にグランドマスタモード装置とPTPパケットの送受信を行うと共に位相の比較及びシフトビット情報を含むTOD/PPS情報の送信を行う一つのインタフェース盤10を選択する。
(3−1−2)動作
図15を参照して、第1変形例のMCU盤40aの動作について説明する。図15は、第1変形例のMCU盤40aの動作の流れを示すシーケンス図である。尚、図15は、第1変形例のMCU盤40aに特有の動作(つまり、マスタモードとして動作し得る複数のインタフェース盤10が存在する場合の動作)に着目している。しかしながら、第1変形例のMCU盤40aは、上述したMCU盤40と同一の動作(つまり、図10に示す動作)を行ってもよい。
図15に示すように、MCU盤40aが備えるマスタモード優先制御部4061aは、マスタモード優先リスト407aを参照することで、優先度が最も高いマスタモードのインタフェース盤10に対して、PTPによる時刻同期を実行させるための命令を出力する(ステップS211)。具体的には、マスタモード優先制御部4061aは、マスタモード優先リスト407aを参照することで、マスタモードとして動作し得る複数のインタフェース盤10のうち実際にマスタモードとして動作する一つのインタフェース盤10を選択する。ここでは、インタフェース盤10#1が、マスタモードとして動作する1つのインタフェース盤10として選択されるものとする。その後、CPU406aは、選択されたインタフェース盤10#1に対して、PTPによる時刻同期を実行させるための命令を出力する。
その結果、選択されたインタフェース盤10#1は、PTPによる時刻同期を行う(ステップS201)。つまり、選択されたインタフェース盤10#1は、グランドマスタモード装置からPTPパケットを受信すると共に、当該受信したPTPパケットに基づく時刻の設定を行う(ステップS201)。尚、ステップS201における動作は、図7のステップS101及びステップS102の動作と同様である。選択されたインタフェース盤10#1は、PTPによる時刻同期を完了した後、PTPによる時刻同期を完了した旨をMCU盤40aに対して通知する。
その後、インタフェース盤10#1とMCU盤40aとの間の正常な通信ができない又はできなくなり得る状態が発生する場合を想定する(ステップS202)。尚、インタフェース盤10#1とMCU盤40aとの間の正常な通信ができない又はできなくなり得る状態として、例えば、インタフェース盤10#1が抜去される状態や、インタフェース盤10#1に何らかの障害(例えば、正常な通信ができない又はできなくなり得る障害)が発生している状態が一例としてあげられる。
この場合、MCU盤40aは、インタフェース盤10#1とMCU盤40aとの間の正常な通信ができない又はできなくなり得る状態を検出する(ステップS212)。尚、このような状態の検出は、CPU406aの動作によって行われてもよい。
インタフェース盤10#1とMCU盤40aとの間の正常な通信ができない又はできなくなり得る状態を検出した場合には、MCU盤40aが備えるマスタモード優先制御部4061aは、マスタモード優先リスト407aに基づいて、実際にマスタモードとして動作する次のインタフェース盤10を選択する(ステップS213)。つまり、マスタモード優先制御部4061aは、マスタモード優先リスト407aに基づいて、マスタモードとして動作し得る複数のインタフェース盤10のうち、正常な通信ができない又はできなくなり得る状態に陥ったインタフェース盤10#1の次に優先度が高い一つのインタフェース盤10を選択する。ここでは、インタフェース盤10#2が、マスタモードとして動作する次のインタフェース盤10として選択されるものとする。
その後、CPU406aは、選択されたインタフェース盤10#2に対して、PTPによる時刻同期を実行させるための命令を出力する(ステップS214)。
その結果、選択されたインタフェース盤10#2は、PTPによる時刻同期を行う(ステップS221)。つまり、選択されたインタフェース盤10#2は、グランドマスタモード装置からPTPパケットを受信すると共に、当該受信したPTPパケットに基づく時刻の設定を行う(ステップS221)。尚、ステップS221における動作は、図7のステップS101及びステップS102の動作と同様である。選択されたインタフェース盤10#2は、PTPによる時刻同期を完了した後、PTPによる時刻同期を完了した旨をMCU盤40aに対して通知する。以降は、インタフェース盤10#1に代えて、インタフェース盤10#2が、マスタモードのインタフェース盤10として動作する。
尚、インタフェース盤10#1が改めて挿入された場合やインタフェース盤10#1に生じた何らかの障害が解消された場合には、インタフェース盤10#1とMCU盤40aとの間の正常な通信ができない又はできなくなり得る状態が解消され得る(ステップS203)。この場合には、インタフェース盤10#1は、スレーブモードのインタフェース盤10として動作してもよい(ステップS204)。
以上説明したように、第1変形例の通信システムによれば、マスタモードとして動作し得るインタフェース盤10が複数存在する場合であっても、実際にマスタモードとして動作するインタフェース盤10を1つ選択することができる。一方で、実際にマスタモードとして動作するインタフェース盤10が複数存在する場合には、複数のマスタモードのインタフェース盤10の夫々が別個のグランドマスタモード装置から送信されるPTPパケットに基づく時刻の同期を行っている場合もある。この場合には、通信システム1全体として共通する一つの基準時刻に同期しているとは言い難い。しかるに、第1変形例によれば、実際にマスタモードとして動作するインタフェース盤10を1つ選択することができるため、通信システム1全体として共通する一つの基準時刻に同期させることができる。
第1変形例の通信システムによれば、マスタモード優先リスト407aに基づいて、優先度の高い順に、マスタモードとして動作する一つのインタフェース盤10を適宜ないしは自動的に切り替えることができる。
(3−2)第2変形例
図16及び図17を参照して、第2変形例の通信システム1bについて説明する。第2変形例の通信システム1bでは、上述した通信システム1と比較して、MCU盤40bの構成及び動作が異なっている。他方で、第2変形例の通信システム1bのその他の構成要素は、上述した通信システム1と同一であってもよい。従って、以下では、説明の簡略化のため、上述した通信システム1と異なるMCU盤40bの構成及び動作に着目して説明を進める。一方で、上述した通信システム1と同一の構成要素については、同一の参照符号を付することでその詳細な説明を省略する。図16は、第2変形例のMCU盤40bの構成を示すブロック図である。図17は、第2変形例のMCU盤40bが動作している場合のMCU盤40b内の信号の流れを示すブロック図である。
図16及び図17に示すように、第2変形例のMCU盤40bは、上述したMCU盤40と同様に、フレーム検出器401と、フレーム生成器402と、メモリ403と、CPU406と、RTC411と、シフトレジスタ412と、フレーム生成タイミング生成器413と、基準クロックPLL421と、セレクタ422と、システムクロックPLL431とを備える。
第2変形例のMCU盤40bは、更に、PTP管理部451bと、リカバリクロック生成器452bとを備えている。
PTP管理部451bは、上述したPTP管理部13と同様の構成を有し且つ同様の動作を行う。具体的には、PTP管理部451bは、MCU盤40bの外部又は内部(或いは、通信システム1の外部又は内部)に設けられるGPS受信器50bから、GPS信号を取得する。尚、GPS受信器50bは、「マスタ時刻源」の他の一例であるGPS衛星から送信されているGPS電波を受信すると共に、当該GPS電波が示すTODやPPS等を含むGPS信号を出力する。
PTP管理部451bは、上述したPTP管理部13がPTPパケットに基づいてRTC124の設定を行う態様と同様の態様で、GPS信号に基づいてRTC411の設定を行う。加えて、PTP管理部451bは、RTC411から出力されるPPSの位相と、仮想的なPPSの位相(つまり、MCU盤40bが送信するTOD/PPS情報フレーム90の送信タイミングの位相)とを比較する。比較結果は、シフトビット情報として(言い換えれば、シフトビット情報を含むTOD/PPS情報として)メモリ403に格納される。加えて、PTP管理部451bは、GPS信号に含まれるTODをTOD/PPS情報404としてメモリ403に格納する。
リカバリクロック生成器452bは、GPS信号の受信タイミングに同期したラインリカバードクロックを生成する。リカバリクロック生成器452bは、生成したラインリカバードクロックをセレクタ422に出力する。
このように、第2変形例では、MCU盤40bが上述したマスタモードのインタフェース盤10の如き動作を行う。従って、第2変形例では、複数のインタフェース盤10の全てがスレーブモードのインタフェース盤10として動作してもよい。このように構成しても、上述した各種効果を好適に享受することができる。
尚、第2変形例では、MCU盤40bがGPS受信器50bから直接的に、TODやPPS等を含むGPS信号を取得する例について説明している。しかしながら、MCU盤40bが、上述したグランドマスタモード装置からTODやPPS等を含むPTPパケットを受信するように構成してもよい。このように構成しても、上述した各種効果を好適に享受することができる。
(3−3)第3変形例
図18及び図19を参照して、第3変形例の通信システム1cについて説明する。第3変形例の通信システム1cでは、上述した通信システム1と比較して、インタフェース盤10が備えるPTP管理部13c及びMCU盤40cの構成及び動作が異なっている。他方で、第3変形例の通信システム1cのその他の構成要素は、上述した通信システム1と同一であってもよい。従って、以下では、説明の簡略化のため、上述した通信システム1と異なるPTP管理部13c及びMCU盤40cの構成及び動作に着目して説明を進める。一方で、上述した通信システム1と同一の構成要素については、同一の参照符号を付することでその詳細な説明を省略する。図18は、第3変形例のPTP管理部13cの構成を示すブロック図である。図19は、第3変形例のMCU盤40cの構成を示すブロック図である。
図18に示すように、第3変形例のPTP管理部13cは、上述したPTP管理部13と同様に、フレーム検出器131と、PLL132と、シフトレジスタ133と、位相比較器134と、CPU1391cと、メモリ1393とを備えている。一方で、第3変形例のPTP管理部13cは、上述したPTP管理部13とは異なり、セレクタ(スイッチ)136と、セレクタ(スイッチ)136と、フレーム生成器138とを備えていなくともよい。
第3変形例のCPU1391cは、上述したPTPソフトウェア処理部1392に加えて、装置内時刻同期処理部1394cを備えている。装置内時刻同期処理部1394cは、TOD/PPS情報フレーム90を用いて送受信していた情報を、ソフトウェア処理によってMCU盤40cとの間で送受信する。
具体的には、第3変形例では、インタフェース盤10がマスタモードとして動作する場合には、以下の動作が行われる。位相比較器134は、シフトビット情報をCPU1391(具体的には、装置内時刻同期処理部1394c)へと出力する。PTPソフトウェア処理部1392は、PTPパケットから取得したTODを、装置内時刻同期処理部1394cへと出力する。その結果、装置内時刻同期処理部1394cは、シフトビット情報及びTODを含むデータを、ソフトウェア処理によってMCU盤40cへと送信する。
同様に、第3変形例では、インタフェース盤10がスレーブモードとして動作する場合には、以下の動作が行われる。MCU盤40cから送信されるデータ(具体的には、TOD及びシフトビット情報を含むデータ)は、装置内時刻同期処理部1394cによって受信される。装置内時刻同期処理部1394cは、受信したデータに含まれるTODをRTC124へと出力する。加えて、装置内時刻同期処理部1394cは、受信したデータに含まれるシフトビット情報をシフトレジスタ133へと出力する。
図19に示すように、第3変形例のMCU盤40cは、上述したMCU盤40と同様に、フレーム生成器402と、メモリ403と、CPU406cと、RTC411と、シフトレジスタ412と、フレーム生成タイミング生成器413と、基準クロックPLL421と、セレクタ422と、システムクロックPLL431とを備える。一方で、第3変形例のMCU盤40cは、上述したMCU盤40とは異なり、フレーム検出器401とを備えていなくともよい。
第3変形例のCPU406cは、装置内時刻同期処理部4062cを備えている。装置内時刻同期処理部4062cは、上述した装置内時刻同期処理部1394cと同様に、TOD/PPS情報フレーム90を用いて送受信していた情報を、ソフトウェア処理によってインタフェース盤10との間で送受信する。
尚、第3変形例であっても、仮想的なPPSがMCU盤40cからスレーブモードのインタフェース盤10に対して送信されることが好ましい。従って、第3変形例のMCU盤40cは、仮想的なPPSをスレーブモードのインタフェース盤10に対して送信するために、TOD/PPS情報フレーム90を送信するフレーム生成器402を備えていてもよい。尚、第3変形例では、TODやシフトビット情報等は装置内時刻同期処理部4062cを介してスレーブモードのインタフェース盤10に対して送信される。従って、第3変形例のMCU盤40cからスレーブモードのインタフェース盤10に対して送信されるTOD/PPS情報フレーム90の各フィールドには、有効な情報が格納されていてもよいし無効な情報(或いはダミー情報ないしはヌル情報)が格納されていてもよい。
以上説明したように、第3変形例のインタフェース盤10及びMCU盤40cによれば、TOD/PPS情報フレーム90を用いて送受信していた情報を、ソフトウェア処理によって送受信することができる。この場合であっても、第3変形例のインタフェース盤10及びMCU盤40cは、上述したインタフェース盤10及びMCU盤40と同様の動作を行うことができる。従って、上述した各種効果を享受することができる。
以上説明した実施形態に関して、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
夫々がデータの送受信を行う第1及び第2通信インタフェース装置と、
前記第1及び第2通信インタフェース装置を制御する制御装置と
を備える通信システムであって、
前記制御装置は、当該通信システム内に共通の仮想同期信号を前記第1及び第2通信インタフェース装置の夫々に送信する送信部を備え、
前記第1通信インタフェース装置は、
外部のマスタ時刻源から供給され且つ基準時刻を規定するマスタ同期信号に基づいて、当該第1通信インタフェース装置の時刻である第1時刻を前記基準時刻に同期させる第1同期部と、
前記第1時刻に同期する第1同期信号の位相と前記仮想同期信号の位相とを比較する第1比較部と、
前記第1比較部による比較結果を、前記第2通信インタフェース装置に通知する第1通知部と
を備え、
前記第2通信インタフェース装置は、前記第1通知部から通知される前記比較結果に基づいて、当該第2通信インタフェース装置の時刻である第2時刻を前記基準時刻に同期させる第2同期部を備えることを特徴とする通信システム。
(付記2)
前記第1同期部は、PPS(Pulse Per Second)を前記第1同期信号として出力するRTC(Real Time Clock)を含み、
前記第1比較部は、前記RTCの分解性能に相当する高周波クロック信号の精度で、前記第1同期信号の位相と前記仮想同期信号の位相とを比較することを特徴とする付記1に記載の通信システム。
(付記3)
前記送信部は、前記通信システムの動作の基準となり且つ前記高周波クロック信号よりも低周波の基準クロック信号を前記第1及び第2通信インタフェース装置の夫々に送信し、
前記第1通信インタフェース装置は、前記基準クロック信号を分周することで前記基準クロック信号よりも高周波の高周波クロック信号を生成する第1生成部を更に備え、
前記第1比較部は、前記高周波クロック信号の精度で、前記第1同期信号の位相と前記仮想同期信号の位相とを比較することを特徴とする付記2に記載の通信システム。
(付記4)
前記第2同期部は、前記制御装置から送信される前記仮想同期信号を前記第1通知部から通知される前記比較結果が示す位相の差分量だけシフトさせたタイミングに前記第2時刻を同期させることで、前記第2時刻を前記基準時刻に同期させることを特徴とする付記1から3のいずれか一項に記載の通信システム。
(付記5)
前記第1同期部は、前記第1同期信号を前記第1比較部に出力し、
前記第1比較部と前記第1同期部とは、前記第1同期信号に対して所定の演算処理を行う他の処理部を介在させることなく接続されていることを特徴とする付記1から4のいずれか一項に記載の通信システム。
(付記6)
前記第1通知部は、前記比較結果を、一定時間毎に送信され且つ所定のフレーム形式に準拠したフレーム信号を用いて通知することを特徴とする付記1から5のいずれか一項に記載の通信システム。
(付記7)
前記第1通知部は、前記比較結果を、所定のアプリケーションソフトウェアに準拠したデータ信号を用いて通知することを特徴とする付記1から5のいずれか一項に記載の通信システム。
(付記8)
前記第1通知部は、前記比較結果を、前記制御装置を介して前記第2通信インタフェース装置に通知し、
前記送信部は、(i)前記比較結果を、一定時間毎に送信され且つ所定のフレーム形式に準拠したフレーム信号又は所定のアプリケーションソフトウェアに準拠したデータ信号を用いて通知すると共に、(ii)前記フレーム信号又は前記データ信号の通知のタイミングを前記仮想同期信号とすることを特徴とする付記1から7のいずれか一項に記載の通信システム。
(付記9)
前記制御装置は、
前記マスタ時刻源から前記マスタ同期信号を取得する取得手段と、
前記マスタ同期信号の位相と前記制御装置が送信する前記仮想同期信号の位相とを比較する第2比較部と、
前記第2比較部による比較結果を、前記第1及び第2通信インタフェース装置の夫々に通知する第2通知部と
を備え、
前記第1同期部は、前記第2通知部から通知される前記比較結果に基づいて、前記第1時刻を前記基準時刻に同期させ、
前記第2生成部は、前記第2通知部から通知される前記比較結果に基づいて、前記第2時刻を前記基準時刻に同期させることを特徴とする付記1から8のいずれか一項に記載の通信システム。
(付記10)
前記第1同期部は、PPS(Pulse Per Second)を前記第1同期信号として出力するRTC(Real Time Clock)を含み、
前記第2比較部は、前記RTCの分解性能に相当する高周波クロック信号の精度で、前記マスタ同期信号の位相と前記仮想同期信号の位相とを比較することを特徴とする付記1に記載の通信システム。
(付記11)
前記制御装置は、前記通信システムの動作の基準となり且つ前記高周波クロック信号よりも低周波の基準クロック信号を分周することで前記基準クロック信号よりも高周波の高周波クロック信号を生成する第2生成部を更に備え、
前記第2比較部は、前記高周波クロック信号の精度で、前記マスタ同期信号の位相と前記仮想同期信号の位相とを比較することを特徴とする付記10に記載の通信システム。
(付記12)
前記第2通知部は、前記送信部に含まれており、
前記送信部は、(i)前記比較結果を、一定時間毎に送信され且つ所定のフレーム形式に準拠したフレーム信号又は所定のアプリケーションソフトウェアに準拠したデータ信号を用いて通知すると共に、(ii)前記フレーム信号又は前記データ信号の通知のタイミングを前記仮想同期信号とすることを特徴とする付記9から11のいずれか一項に記載の通信システム。
(付記13)
前記送信部は、当該制御装置と前記第1及び第2通信インタフェース装置の夫々との間の伝送経路に依存した遅延時間を示す遅延時間情報を、前記第1及び第2通信インタフェース装置の夫々に送信し、
前記第2同期部は、前記第1通知部から通知される前記比較結果及び前記送信部から送信される前記遅延時間情報の少なくとも一つに基づいて、前記第2時刻を前記基準時刻に同期させることを特徴とする付記1から12のいずれか一項に記載の通信システム。
(付記14)
当該通信システムは、複数の前記第1インタフェース装置を備えており、
前記制御装置は、前記複数の第1インタフェース装置の夫々の優先度を示す優先度リストに基づいて、前記複数の第1インタフェース装置から、(i)前記第1同期信号の位相と前記仮想同期信号の位相とを比較し且つ(ii)比較結果を通知する一の前記第1インタフェース装置を選択する選択部を更に備え、
前記複数の第1インタフェース装置のうち前記選択部により選択される一の前記第1インタフェース装置は、(i)前記第1同期信号の位相と前記仮想同期信号の位相とを比較し且つ(ii)比較結果を通知し、
前記複数の第1インタフェース装置のうち前記選択部により選択されない他の前記第1インタフェース装置は、(i)前記第1同期信号の位相と前記仮想同期信号の位相とを比較せず且つ(ii)比較結果を通知しないことを特徴とする付記1から13のいずれか一項に記載の通信システム。
(付記15)
前記選択部は、現在選択中の前記一の第1インタフェース装置に状態異常が発生した場合には、前記優先度リストに基づいて、当該一の第1インタフェース装置の次に優先度が高い他の第1インタフェース装置を選択することを特徴とする付記14に記載の通信システム。
(付記16)
前記制御装置は、前記第1同期信号の位相と前記仮想同期信号の位相とを比較し且つ前記比較結果を通知するタイミングを規定するタイミング規定部を更に備え、
前記送信部は、前記タイミング規定部が規定するタイミングで、前記仮想同期信号を送信し、
前記第1通信インタフェース装置は、前記タイミング規定部が規定するタイミングで、前記第1同期信号の位相と前記仮想同期信号の位相とを比較し且つ前記比較結果を通知し、
前記第2通信インタフェース装置は、前記タイミング規定部が規定するタイミングで、前記第2時刻を前記基準時刻に同期させることを特徴とする付記1から15のいずれか一項に記載の通信システム。
(付記17)
外部のマスタ時刻源から供給され且つ基準時刻を規定するマスタ同期信号に基づいて、当該通信インタフェース装置の時刻である第1時刻を前記基準時刻に同期させる同期部と、
前記第1時刻に同期する第1同期信号の位相と当該通信インタフェース装置を制御する制御装置から送信される所定の仮想同期信号の位相とを比較する比較部と、
前記比較部による比較結果を、他の通信インタフェース装置に通知する通知部と
を備えることを特徴とする通信インタフェース装置。
(付記18)
外部のマスタ時刻源から供給され且つ基準時刻を規定するマスタ同期信号に基づいて、当該通信インタフェース装置の時刻である第1時刻を前記基準時刻に同期させ、前記第1時刻に同期する第1同期信号の位相と当該通信インタフェース装置を制御する制御装置から送信される所定の仮想同期信号の位相とを比較し、比較結果を通知する他の通信インタフェース装置と対向する通信インタフェース装置であって、
前記他の通信インタフェース装置から通知される比較結果を取得する取得部と、
前記取得部が取得する前記比較結果に基づいて、当該通信インタフェース装置の時刻である第2時刻を前記基準時刻に同期させる同期部と
を備えることを特徴とする通信インタフェース装置。
(付記19)
夫々がデータの送受信を行う第1及び第2通信インタフェース装置と、
前記第1及び第2通信インタフェース装置を制御する制御装置と
を備える通信システムにおける伝送方法であって、
当該通信システム内に共通の仮想同期信号を、前記制御装置から前記第1及び第2通信インタフェース装置の夫々に送信する送信工程と、
外部のマスタ時刻源から供給され且つ基準時刻を規定するマスタ同期信号に基づいて、前記第1通信インタフェース装置の時刻である第1時刻を前記基準時刻に同期させる第1同期工程と、
前記第1時刻に同期する第1同期信号の位相と前記仮想同期信号の位相とを比較する第1比較工程と、
前記第1比較工程における比較結果を、前記第2通信インタフェース装置に通知する第1通知工程と、
前記第1通知工程において通知される前記比較結果に基づいて、前記第2通信インタフェース装置の時刻である第2時刻を前記基準時刻に同期させる第2同期工程と
を備えることを特徴とする通信システム。
本発明は、上述した実施形態に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨或いは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴なう通信システム及び通信インタフェース装置並びに同期方法もまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。
1 通信システム
10 インタフェース盤
12 NPU
124 RTC
13 PTP管理部
131 フレーム検出器
133 シフトレジスタ
134 位相比較器
138 フレーム生成器
1391 CPU
1392 PTPソフトウェア処理部
40 MCU盤
401 フレーム検出器
402 フレーム生成器
403 メモリ
404 TOD/PPS情報
411 RTC
421 基準クロックPLL

Claims (14)

  1. 夫々がデータの送受信を行う第1及び第2通信インタフェース装置と、
    前記第1及び第2通信インタフェース装置を制御する制御装置と
    を備える通信システムであって、
    前記制御装置は、当該通信システム内に共通の仮想同期信号を前記第1及び第2通信インタフェース装置の夫々に送信する送信部を備え、
    前記第1通信インタフェース装置は、
    外部のマスタ時刻源から供給され且つ基準時刻を規定するマスタ同期信号に基づいて、当該第1通信インタフェース装置の時刻である第1時刻を前記基準時刻に同期させる第1同期部と、
    前記第1時刻に同期する第1同期信号の位相と前記仮想同期信号の位相とを比較する第1比較部と、
    前記第1比較部による比較結果を、前記第2通信インタフェース装置に通知する第1通知部と
    を備え、
    前記第2通信インタフェース装置は、前記第1通知部から通知される前記比較結果に基づいて、当該第2通信インタフェース装置の時刻である第2時刻を前記基準時刻に同期させる第2同期部を備えることを特徴とする通信システム。
  2. 前記第1同期部は、PPS(Pulse Per Second)を前記第1同期信号として出力するRTC(Real Time Clock)を含み、
    前記第1比較部は、前記RTCの分解性能に相当する高周波クロック信号の精度で、前記第1同期信号の位相と前記仮想同期信号の位相とを比較することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 前記送信部は、前記通信システムの動作の基準となり且つ前記高周波クロック信号よりも低周波の基準クロック信号を前記第1及び第2通信インタフェース装置の夫々に送信し、
    前記第1通信インタフェース装置は、前記基準クロック信号を分周することで前記基準クロック信号よりも高周波の前記高周波クロック信号を生成する第1生成部を更に備え、
    前記第1比較部は、前記高周波クロック信号の精度で、前記第1同期信号の位相と前記仮想同期信号の位相とを比較することを特徴とする請求項2に記載の通信システム。
  4. 前記第2同期部は、前記制御装置から送信される前記仮想同期信号を前記第1通知部から通知される前記比較結果が示す位相の差分量だけシフトさせたタイミングに前記第2時刻を同期させることで、前記第2時刻を前記基準時刻に同期させることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項通信システム。
  5. 前記第1同期部は、前記第1同期信号を前記第1比較部に出力し、
    前記第1比較部と前記第1同期部とは、前記第1同期信号に対して所定の演算処理を行う他の処理部を介在させることなく接続されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の通信システム。
  6. 前記第1通知部は、前記比較結果を、一定時間毎に送信され且つ所定のフレーム形式に準拠したフレーム信号を用いて通知することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の通信システム。
  7. 前記第1通知部は、前記比較結果を、所定のアプリケーションソフトウェアに準拠したデータ信号を用いて通知することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の通信システム。
  8. 前記制御装置は、
    前記マスタ時刻源から前記マスタ同期信号を取得する取得手段と、
    前記マスタ同期信号の位相と前記制御装置が送信する前記仮想同期信号の位相とを比較する第2比較部と、
    前記第2比較部による比較結果を、前記第1及び第2通信インタフェース装置の夫々に通知する第2通知部と
    を備え、
    前記第1同期部は、前記第2通知部から通知される前記比較結果に基づいて、前記第1時刻を前記基準時刻に同期させ、
    前記第2生成部は、前記第2通知部から通知される前記比較結果に基づいて、前記第2時刻を前記基準時刻に同期させることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の通信システム。
  9. 前記送信部は、当該制御装置と前記第1及び第2通信インタフェース装置の夫々との間の伝送経路に依存した遅延時間を示す遅延時間情報を、前記第1及び第2通信インタフェース装置の夫々に送信し、
    前記第2同期部は、前記第1通知部から通知される前記比較結果及び前記送信部から送信される前記遅延時間情報の少なくとも一つに基づいて、前記第2時刻を前記基準時刻に同期させることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の通信システム。
  10. 当該通信システムは、複数の前記第1インタフェース装置を備えており、
    前記制御装置は、前記複数の第1インタフェース装置の夫々の優先度を示す優先度リストに基づいて、前記複数の第1インタフェース装置から、(i)前記第1同期信号の位相と前記仮想同期信号の位相とを比較し且つ(ii)比較結果を通知する一の前記第1インタフェース装置を選択する選択部を更に備え、
    前記複数の第1インタフェース装置のうち前記選択部により選択される一の前記第1インタフェース装置は、(i)前記第1同期信号の位相と前記仮想同期信号の位相とを比較し且つ(ii)比較結果を通知し、
    前記複数の第1インタフェース装置のうち前記選択部により選択されない他の前記第1インタフェース装置は、(i)前記第1同期信号の位相と前記仮想同期信号の位相とを比較せず且つ(ii)比較結果を通知しないことを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の通信システム。
  11. 前記選択部は、現在選択中の前記一の第1インタフェース装置に状態異常が発生した場合には、前記優先度リストに基づいて、当該一の第1インタフェース装置の次に優先度が高い他の第1インタフェース装置を選択することを特徴とする請求項10に記載の通信システム。
  12. 外部のマスタ時刻源から供給され且つ基準時刻を規定するマスタ同期信号に基づいて、当該通信インタフェース装置の時刻である第1時刻を前記基準時刻に同期させる同期部と、
    前記第1時刻に同期する第1同期信号の位相と当該通信インタフェース装置を制御する制御装置から送信される所定の仮想同期信号の位相とを比較する比較部と、
    前記比較部による比較結果を、他の通信インタフェース装置に通知する通知部と
    を備えることを特徴とする通信インタフェース装置。
  13. 外部のマスタ時刻源から供給され且つ基準時刻を規定するマスタ同期信号に基づいて、当該通信インタフェース装置の時刻である第1時刻を前記基準時刻に同期させ、前記第1時刻に同期する第1同期信号の位相と当該通信インタフェース装置を制御する制御装置から送信される所定の仮想同期信号の位相とを比較し、比較結果を通知する他の通信インタフェース装置と対向する通信インタフェース装置であって、
    前記他の通信インタフェース装置から通知される比較結果を取得する取得部と、
    前記取得部が取得する前記比較結果に基づいて、当該通信インタフェース装置の時刻である第2時刻を前記基準時刻に同期させる同期部と
    を備えることを特徴とする通信インタフェース装置。
  14. 夫々がデータの送受信を行う第1及び第2通信インタフェース装置と、
    前記第1及び第2通信インタフェース装置を制御する制御装置と
    を備える通信システムにおける伝送方法であって、
    当該通信システム内に共通の仮想同期信号を、前記制御装置から前記第1及び第2通信インタフェース装置の夫々に送信する送信工程と、
    外部のマスタ時刻源から供給され且つ基準時刻を規定するマスタ同期信号に基づいて、前記第1通信インタフェース装置の時刻である第1時刻を前記基準時刻に同期させる第1同期工程と、
    前記第1時刻に同期する第1同期信号の位相と前記仮想同期信号の位相とを比較する第1比較工程と、
    前記第1比較工程における比較結果を、前記第2通信インタフェース装置に通知する第1通知工程と、
    前記第1通知工程において通知される前記比較結果に基づいて、前記第2通信インタフェース装置の時刻である第2時刻を前記基準時刻に同期させる第2同期工程と
    を備えることを特徴とする通信システム。
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