JP2015052560A - 子局装置、親局装置、制御装置、通信システムおよび時刻同期方法 - Google Patents

子局装置、親局装置、制御装置、通信システムおよび時刻同期方法 Download PDF

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Abstract

【課題】時刻同期サービスを低コストで実現可能な子局装置を得ること。
【解決手段】本発明は、1台以上の子局装置を収容可能な親局装置に収容された子局装置であって、時刻源から時刻情報を取得するGPS受信機317と、時刻情報に基づいてローカル時刻を調整し、時刻源に対して時刻同期するための情報である時刻関連情報を時刻情報に基づいて生成するCPU404と、時刻関連情報を親局装置へ送信するMPCP処理部408と、を備えている。
【選択図】図5

Description

本発明は、時刻同期サービスを実現する子局装置、親局装置、制御装置、通信システムおよび時刻同期方法に関する。
クロック同期および時刻同期の双方、または一方を供給することで、システムを構成する装置全体または同期が必要な部分を有線・無線回線により同期させる要求は、近代における情報の電子化と、自動化・精密化に伴い、同期精度を問わず産業分類上の全てにおいて幅広く利用されている。
一例として、電子カルテ、会計文書、知的財産保護が必要な電子データに対する、作成日時証明、非改ざん性保証への利用が挙げられる(非特許文献1)。
また、他の例として、GPS(Global Positioning System)アンテナを接続可能とした屋外無線アクセスポイント製品や、フェムト基地局によるモバイルサービスが展開されている(非特許文献2、非特許文献3)。
また、テレコム分野においては、通信回線を介して行う同期手法も存在する。例えば、クロック同期については非特許文献4に記載されており、時刻同期については非特許文献5に記載されている。非特許文献6〜8にはクロック・時刻同期に関して記載されている。
「電子署名・認証・タイムスタンプ その役割と活用(リーフレット)」 総務省 2009年3月 "Cisco Aironet 1550 Series GPS Hardware Mounting Guide",Cisco, Feb. 2013. "Verizon Wireless Network Extender for Business User Manual",Samsung ITU−T Rec.G.8264/Y.1364,"Distribution of timing information through packet networks", 2008. IETF RFC5905,"Network Time Protocol Version 4:Protocol and Algorithms Specification", 2010. IEEE Std.1588−2008,"IEEE Standard for a Precision Clock Synchronization Protocol for Networked Measurement and Control Systems" IEEE Std.802.1AS−2011,"Timing and Synchronization for Time-Sensitive Applications in Bridged Local Area Networks" ITU−T Rec.G.8265.1/Y.1365.1,"Precision time protocol telecom profile for frequency synchronization", 2010.
従来の時刻同期サービスでは、ネットワークを構成する例えばL2SW(レイヤ2スイッチ)またはL3SW(レイヤ3スイッチ)において、時刻伝達階層上の上位にあるマスタ装置とスレーブ装置が、時刻同期を目的として規定されたフレームのやり取り(プロトコル処理)を行うことに時刻同期を実現している。すなわち、マスタ装置とスレーブ装置間で同期フレームを送受信し、マスタ装置はスレーブ装置へ時刻情報通知を行う。また、必要であればマスタ装置とスレーブ装置間における伝送遅延測定を行う。スレーブ装置は、マスタ装置から通知された時刻情報から伝送遅延分の補正を行うことで、時刻同期を実現している。
しかしながら、前述の時刻同期を実現するためには、マスタ装置やスレーブ装置以外の他の装置(マスタ装置とスレーブ装置の間に位置している装置)も同期機能に対応している必要があり、同期機能に未対応の装置が存在する場合には、時刻同期を実現できない。
上記問題に対し、全ての未対応装置を同期対応装置(同期機能に対応している装置)へ変更するソリューションを選択した場合、同期対応装置導入のコストを通信事業者が支払わなければならず、得てしてサービスを享受するユーザー側への利用料に転嫁されてしまう別の課題が生じる。
さらに、ネットワークのスケーラビリティが災いし、時刻同期サービスを実現するために構築するネットワークに対しても、自社ネットワークだけでなく、経由する他ネットワークに対しても同様の対応が必要となってしまうため、同期機能導入に対する協調対応が必要となる場合もある。
また、従来のモバイル基地局による時刻同期方式では、各基地局がGPS受信機を具備することで、モバイル基地局間のクロック同期および時刻同期を実現していた。この方式によれば、コアネットワーク網とモバイル基地局への回線経路に同期機能未対応装置が介在していたとしても、モバイル基地局間でクロック同期および時刻同期が実現できる。しかし、GPS受信アンテナが天空に対して見通しが効く場合には、陸空海問わず定常的に有効に機能するが、GPS受信アンテナの設置位置(見通しが効かない場合)・天候・太陽フレア・GPS衛星の位置といった要因により同期精度が阻害され、システムに必要な同期精度を満足させられない場合もあり、その阻害期間を高価だがクロック安定度の高いOCXO(Oven Controlled Crystal Oscillators)にて補わざるを得ないため、OCXO内蔵GPS受信機の設置によるコスト高が生じる課題がある。
以上のように、従来の時刻同期ソリューションは、ネットワーク側で機能を実施しようとした場合、同期プロトコルが経由する全装置が同期機能に対応する必要があり、全装置に対して同期機能対応コストが要求される。一方、基地局などの終端装置側のみで同期機能を実施しようとした場合、全終端装置に対して同期機能対応コストが要求される。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、時刻同期サービスを低コストで実現可能な子局装置、親局装置、制御装置、通信システムおよび時刻同期方法を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、1台以上の子局装置を収容可能な親局装置に収容された子局装置であって、時刻源から時刻情報を取得する情報取得部と、前記時刻情報に基づいてローカル時刻を調整する時刻調整部と、前記時刻源に対して時刻同期するための情報である時刻関連情報を前記時刻情報に基づいて生成する情報生成部と、前記時刻関連情報を前記親局装置へ送信する送信部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、時刻同期サービスを低コストで実現できる、という効果を奏する。
図1は、実施の形態1の時刻同期システムの構成例を示す図である。 図2は、OLTの内部構成例を示す図である。 図3は、OLT制御部の構成例を示す図である。 図4は、ONUの内部構成例を示す図である。 図5は、ONU制御部の構成例を示す図である。 図6−1は、PONシステムにおけるレンジング処理の概要を示す図である。 図6−2は、MPCPフレームのフォーマットを示す図である。 図7−1は、TIMESYNCフレームの送信動作を示す図である。 図7−2は、TIMESYNCフレームのフォーマットを示す図である。 図7−3は、経過時間とクロック数の関係を示す図である。 図8は、ONUの動作例を示すフローチャートである。 図9は、OLTの動作例を示すフローチャートである。 図10は、PTPメッセージをカプセル化したフレームのフォーマットを示す図である。 図11は、PTPメッセージの送受信動作の一例を示す図である。 図12は、ESMC PDUフレームのフォーマットを示す図である。 図13は、ESMC PDUフレームの送受信動作の一例を示す図である。 図14は、実施の形態3の時刻同期システムの構成例を示す図である。 図15は、時刻同期サービスを実現する従来のシステムを示す図である。
以下に、本発明にかかる子局装置、親局装置、制御装置、通信システムおよび時刻同期方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
各実施の形態では、一例として、クロック同期および時刻同期の双方を実現するシステムについて説明するが、時刻同期のみを実現するシステムとしても構わない。クロック同期も実現する構成の場合、より高精度な時刻同期サービスを実現できる。
また、各実施の形態では、一例として、光ネットワークのPON(Passive Optical Network)において、時刻情報伝達プロトコルとしてIEEE802.1AS−2011を使用して時刻同期を実現する場合について説明するが、発明が前提とするネットワークや使用プロトコルをこれらに限定するものではない。
実施の形態1.
まず、時刻同期サービスを実現する従来のシステムとその問題点について、具体例を示しながら説明する。
図15は、時刻同期サービスを実現する従来のシステムを示す図である。図示したように、従来のシステムは、GPS衛星80から供給される時刻情報を基にして、時刻情報をネットワーク中継装置、または終端装置へ出力するGPS受信機1と、時刻同期機能に対応した第1の中継装置11、21および31と、時刻同期機能に未対応の第2の中継装置12、22、32および33と、終端装置41、42、43および44と、を含んでいる。終端装置41、42、43および44には、オシロスコープ61、62、63および64がそれぞれ接続されている。終端装置41、42、43および44は、時刻同期機能に対応している。ここで、時刻同期機能に対応した装置は、所定の時刻同期プロトコルに従って送信された時刻情報を受信すると、受信した時刻情報に従い自身が管理している時刻(ローカル時刻)を補正する。また、時刻情報の伝送遅延が発生する場合にはそれを補正する。
GPS受信機1から出力される時刻情報は、時刻供給経路51または52を経由して終端装置41および42へ伝送される。すなわち、終端装置41は、時刻供給経路51を構成している第1の中継装置11→第1の中継装置21→第1の中継装置31を介して時刻情報を受信する。終端装置42は、時刻供給経路52を構成している第1の中継装置11→第1の中継装置21→第2の中継装置32を介して時刻情報を受信する。終端装置43および44には、GPS受信機1と同様のGPS受信機2および3がそれぞれ接続されている。終端装置43および44は、時刻供給経路53から時刻情報を受信する。
このように、従来のシステムにおいては、ネットワークが階層構造となっており、最上位層の時刻源(GPS受信機1に相当)から時刻情報を必要とする各終端装置(終端装置41および42に相当)へ伝達する方式A(図15の時刻供給経路51または52で伝達する方式)、もしくは、各終端装置の対向装置に時刻源を設置する方式B(図15の時刻供給経路53で伝達する方式)のいずれかが取られてきた。
しかし、上記の階層構造方式(方式A)では、時刻源装置を集約することによるコスト低減効果が見込まれるが、階層構造を構成する中継装置の一部において時刻同期プロトコルに対応できない中継装置がある場合、すなわち、図15の時刻供給経路52のような構成の場合、例えば、中継装置で時刻情報を滞留した分の遅延時間が補正されずに終端装置へ到達するため、各終端装置で再生された時刻をオシロスコープで観測すると、図15のオシロスコープ62に示すように、他の終端装置で再生された時刻に比べてバラつきが大きくでてしまう。このため、例えば高精度時刻同期を行うためにエージング時間を長時間必要とする運用制約が生じる。そのような状況を回避するための対策として、時刻源から終端装置に至る経路において、時刻同期プロトコルに未対応の中継装置を時刻同期プロトコル対応の中継装置に置き換える方法が考えられる。しかし、この方法を適用する場合、中継装置置き換えコストが必要となる。さらに外部ネットワークを経由する場合には、外部ネットワーク運用者との間で時刻情報精度を維持するための運用規定を設ける必要に迫られてしまう。また、終端装置に時刻源を直接接続する方式(方式B)は、終端装置数と同数の時刻源が必要となり、コスト増につながる。
そこで、本実施の形態にかかるシステム(時刻同期サービスを実現するシステム、以下、時刻同期システムと称する)においては、終端装置の内一台が時刻源と同期できた場合に、時刻情報を上位ネットワークの装置である上位装置へ集約し、上位装置が各終端装置へ再分配することで、上位装置および各終端装置の間の高精度な時刻同期を低コストで実現する。
本実施の形態にかかる時刻同期システムにおける、時刻源親局の概念について説明する。時刻源親局とは、時刻源から基準となる時刻情報を取得し、時刻同期が必要な装置に対して送信する装置(時刻情報の送信元装置)である。本実施の形態の時刻同期システムでは、時刻源と同期できている終端装置が時刻源親局となる。なお、本実施の形態では光回線で接続されたツリー構成のPONシステムを例として説明するが、本発明がツリー構成のPONシステムだけに限定されるものではない。また、時刻情報の伝送経路には無線回線や光回線以外の有線回線が含まれていてもよく、回線伝送速度に限定される訳ではない。さらに、時刻同期インターフェイスについては、後述するPPS(Pulse Per Second)信号+TOD(Time Of Day)シリアル信号形式だけではなく、IRIG(Inter Range Instrumentation Group)信号などでもよい。
次に、本実施の形態にかかる時刻同期システムの構成について説明する。
図1は、実施の形態1の時刻同期システムの構成例を示す図である。本実施の形態の時刻同期システムは、上位ネットワークに接続され、PONシステムの親局装置として動作する局側終端装置("Optical Line Terminal"とも言い、以降「OLT」と称する)110と、光ファイバ111およびスプリッタ121を介してOLT110に接続され、子局装置として動作する光回線終端装置("Optical Network Unit"とも言い、以降「ONU」と称する)141および142と、光ファイバ112およびスプリッタ122を介してOLT110に接続されているONU143および144と、を含んで構成されている。
ONU141には、GPS衛星18が送信する時刻情報をGPSアンテナ103で受信するフェムト基地局171がLAN回線151を介して接続されている。このフェムト基地局171には、無線アンテナ181を介してノートPC161が接続している。フェムト基地局171は、例えば非特許文献3に記載された基地局である。ONU142は、PC162とLAN回線152を介して接続しており、ONU143は、PC163とLAN回線163を介して接続している。ONU144には、GPSアンテナ104が接続されており、GPS衛星18が送信する時刻情報をGPSアンテナ104経由で取得する。また、このONU144は、PC164とLAN回線154を介して接続している。また、OLT110は、複数のインターフェイスカードであるインターフェイスカード群100および複数の同期カードである同期カード群101で構成されている。なお、OLT110と、ONU141、142、143および144とを接続する伝送規格は実装に依存するものであり、適用する伝送規格により本実施の形態が制限されることはない。図1に示したシステム構成の場合、GPS衛星18から送信された時刻情報を受信可能なONU141および144が、時刻源親局として動作可能である。
図2は、OLT110の内部構成例を示す図である。図示したように、OLT110は、複数のインターフェイスカード201であるインターフェイスカード群100および複数の同期カード202である同期カード群101により構成されている。各インターフェイスカード201と各同期カード202は、バックボード230を介して接続されており、バックボード230経由で各種信号(トラフィック、クロック信号、Timestamp信号)を送受信する。バックボード230は、同期カード202と各インターフェイスカード201との間のそれぞれのクロック信号線およびタイムスタンプ(Timestamp)信号線が同じ長さとなるように設計されている。
各インターフェイスカード201は同じ内部構成となっている。各インターフェイスカード201は、ONUと接続される光モジュール214と、トラフィック処理を行うOLT制御部213と、同期カード202からのクロック信号を受信し、信号レベルを増幅後にOLT制御部213へクロック信号を供給する受信部212と、同期カード202からのタイムスタンプ信号を受信し、信号レベルを増幅後にOLT制御部213へ供給する受信部211と、フレーム信号をバックボード230経由で他のインターフェイスカード201と送受信する送受信部215と、を含んで構成されている。
複数の同期カード202は同じ内部構成となっている。各同期カード202は、外部クロック源からクロック信号を受信するク局側ロックI/F228と、内蔵高精度クロック229と、外部クロック源から受信したクロック信号および内蔵高精度クロック229が生成したクロック信号のいずれか一方を選択し後段へ伝送するセレクタ227と、セレクタ227から入力されたクロック信号から、タイムスタンプ情報を生成するために必要な周波数を逓倍する逓倍回路225と、逓倍回路225で逓倍された後のクロック信号を使用して32ビット幅のカウンタ値であるタイムスタンプ信号を生成するタイムスタンプ生成部223と、タイムスタンプ生成部223で生成されたタイムスタンプ信号を多分岐するとともに、多分岐による振幅減少分を増幅する送信部221と、セレクタ227から入力されたクロック信号の周波数を、低周波数に変換してバックボード230経由で各インターフェイスカード201へ分配する逓倍回路226と、逓倍回路226のクロック信号を多分岐しつつ、多分岐による振幅減少分を増幅する送信部222と、を含んで構成されている。逓倍回路226は、入力されたクロック信号の周波数を低周波数に変換して各インターフェイスへ分配することによりノイズ耐性と配線長による位相差による影響を軽減している。セレクタ227およびタイムスタンプ生成部223は、CPU224により制御される。
図2に示した構成のOLT110においては、複数の同期カード202の内、運用で定められた規定(優先度、クロック状況など)に従って定められた任意の同期カード202が、OLT110に実装された全てのインターフェイスカード201に対してクロック信号およびタイムスタンプ情報(32ビット)を供給する。各インターフェイスカード201においては、受信部211がタイムスタンプ情報を受信し、受信部212がクロック信号を受信する。受信部211は、受信したタイムスタンプ情報をOLT制御部213へ出力し、受信部212は、受信したクロック信号を光モジュール214およびOLT制御部213へ出力する。各インターフェイスカード201は、同期カード202から入力されたクロック信号およびタイムスタンプ情報に基づいて動作することにより、同じタイミングで同じタイムスタンプ値を刻むことになる。
図3は、図2に示したOLT制御部213の構成例を示す図である。OLT制御部213は、同期カード202から入力されるタイムスタンプおよびクロック信号に基づいて動作するタイムスタンプカウンタ501、を含んだMPCP処理部508と、タイムスタンプ値を取得する命令がCPU504から発行されると、タイムスタンプカウンタ501から命令発行時のタイムスタンプ値(インターフェイスカード201のローカル時刻を示す32ビット値)を取得してCPU504へ返信するタイムスタンプ取得部502と、CPU504と、各ONUへ送信するフレームが格納される下りキュー505と、CPU504への入力フレームが格納されるCPUキュー506と、送受信部215またはMPCP処理部508から入力されるフレームの宛先を判定するブリッジ回路507と、他のインターフェイスカード201宛てのフレームが格納される上りキュー509と、を含んで構成されている。
図4は、ONUの内部構成例を示す図であり、一例としてONU144の内部構成例を示している。なお、図1に示したONU141、142、143および144の内部構成は同一である。
図示したように、ONU144は、OLT110と接続される光モジュール314と、OLT110からの下り光信号からクロック信号を抽出し、抽出したクロック信号をONU制御部313、クロック信号送受信部318、クロック偏差算出部320およびPHY部316へ供給するCDR(Clock Data Recovery)部315と、トラフィック処理と時刻同期処理を行うONU制御部313と、PC等の対向装置とのインターフェイスであるPHY部316と、外部GPSアンテナ経由でGPS衛星からの信号を受信し、時刻情報とクロック信号を生成するGPS受信機317と、外部クロック源としての対向装置から外部クロック信号I/F322経由でクロック信号を受信するクロック受信処理、または、CDR部315から入力されたクロック信号を外部クロック信号I/F322経由で対向装置へ送信するクロック送信処理を選択実行するクロック信号送受信部318と、外部時刻源としての対向装置から外部時刻信号I/F321経由で時刻情報(時刻信号)を受信する時刻信号受信処理、または、ONU制御部313から受け取った時刻情報を外部時刻信号I/F321経由で対向装置へ送信する時刻信号送信処理を選択実行する時刻信号送受信部312と、GPS受信機317から出力されたクロック信号、クロック信号送受信部318から出力されたクロック信号、および、PHY部316が対向装置から受信したクロック信号の内、いずれか一つを選択してクロック偏差算出部320へ出力するセレクタ319と、CDR部315から入力されるクロック信号およびセレクタ319から入力されるクロック信号のクロック偏差を算出し、算出したクロック偏差値をONU制御部313へ通知するクロック偏差算出部320と、を含んで構成されている。
図5は、図4に示したONU制御部313の構成例を示す図である。ONU制御部313は、CDR部315から出力された62.5MHzクロックに基づいてカウンタを16ナノ秒(=1TQ)毎に刻むタイムスタンプカウンタ401、を含んだMPCP処理部408と、GPS受信機317から入力されるPPS信号330をトリガとしてタイムスタンプカウンタ401が示している値(ONU144のローカル時刻)をラッチし、32ビットのタイムスタンプ情報としてCPU404へ通知するタイムスタンプ取得部402と、GPS受信機317から入力されるPPS信号330をトリガとしてGPS受信機317より通知されるシリアル信号331(時刻源であるGPSの時刻を示す信号)をラッチし、80ビットの時刻情報としてCPU404へ通知する処理、または、CPU404から時刻同期フレームによって通知される時刻情報を基に時刻を刻み、特定時刻をトリガとしてタイムスタンプ取得部402へタイムスタンプの取得を指示する処理、を実行する時刻情報管理部403と、CPU404と、対向装置へ送信するフレームが格納される下りキュー405と、CPU404宛てのフレームが格納されるCPUキュー406と、PHY部316またはMPCP処理部408から入力されるフレームの宛先を判定するブリッジ回路407と、OLT110へ送信するフレームが格納される上りキュー409と、を備えている。なお、本実施の形態では、CDR部315から出力されるクロック信号の周波数を62.5MHzとしたが、この周波数に限定されない。例えば、CDR部315から125MHzのクロック信号が出力される場合、タイムスタンプカウンタ401のビット幅を33ビットとし、下位1ビットを無視することで上記と同様の32ビット値を出力する32ビットカウンタとしてもよい。また、各構成要素の一部やCPU404はONU制御部313に内蔵されていなくてもよく、例えば、外部のFPGA等の別デバイスで同等の機能を実現してもよい。
次に、本実施の形態にかかる時刻同期システムの全体動作について、ONUの動作とOLTの動作に分けて詳しく説明する。一例として、図1に示したGPS衛星80を時刻源とし、この時刻源に対してONU144が同期し、その後、ONU144が時刻源親局として動作する動作(ONU144のローカル時刻にOLT110および他のONUが同期する動作)を説明する。ONU144の動作を説明するが、他のONUが時刻源親局として動作する場合も同様である。なお、ONU144は、GPS受信機317がGPS衛星80から受信したGPS信号を時刻源とする場合と、PHY部316が対向装置から受信した同期フレームを時刻源とする場合(対向装置を時刻源とする場合)の2方式に対応しているが、後者については実施の形態2で説明する。
なお、以下の説明で使用するクロック同期・時刻同期を制御するプロトコルについてはITU−T、IEEE、RFC、産業・工業団体などによる様々な規定の標準があるが、各々の標準への準拠は実装に依存するものであり、これにより発明が制限されるものではない。また、以下の説明では、時刻源とONUとの同期フレームを制御するプロトコルについてIEEE1588−2008、ITU−T G.8264規定の用語を用いて説明するが、クロック同期を制御するプロトコルおよび時刻同期を制御するプロトコルについて各々の標準への準拠は実装に依存するものであり、これにより発明が限定されるものではない。
<ONUの動作>
ONU144(図4参照)は、GPSアンテナ104を介して、GPS衛星80からの信号を、情報取得部であるGPS受信機317で受信する。GPS受信機317は、GPS衛星80からの受信信号よりPPS信号330、シリアル信号331およびクロック信号332を抽出し、PPS信号330およびシリアル信号331をONU制御部313へ出力し、クロック信号をセレクタ319へ出力する。なお、GPS受信機317からの信号が時刻を通知する方式は、PPS信号330とシリアル信号331の組み合わせによって通知する方式に限定されない。他の方式(他の信号)で時刻通知を行うようにしても構わない。
GPS受信機317からPPS信号330およびシリアル信号331を受け取ったONU制御部313(図5参照)において、タイムスタンプ取得部402は、PPS信号330をトリガとして、MPCP処理部408のタイムスタンプカウンタ401よりタイムスタンプ(MPCP Timestamp)値を取得する。時刻情報管理部403は、PPS信号330をトリガとして、シリアル信号331で通知される時刻情報(年月日時分秒を示す情報)を取り込み、EPOCHと呼ばれる基準時間(例えば、PTP EPOCHは1970年1月1日の0時0分0秒)からの経過時間を示すTIMEに変換し、時刻調整部および情報生成部としての機能を有するCPU404へ通知する。TIMEは80ビットの情報であり、48ビット幅で秒を示し、32ビット幅でナノ秒を示す。
なお、本実施の形態のOLTと各ONUは、図6−1に示したようなレンジングを実行することにより、それぞれが有しているタイムスタンプカウンタ(タイムスタンプカウンタ401,501)が同期している。すなわち、PONシステムを形成しているOLT110は、一般的なPONシステムのOLTと同様に、所定のタイミングで各ONU(ONU141〜144)との間でレンジング処理を行い、自装置と各ONUとの間の距離に依存するRTTを測定する。レンジング動作について以下に説明する。
図6−1は、PONシステムにおけるレンジング処理の概要を示す図であり、一例として、OLT110とONU144の間でRTTを測定する場合のレンジング処理を示している。OLT110がONU144以外のONUとの間でRTTを測定するレンジング処理も同様である。図6−2は、図6−1に示したPONシステムで使用するMPCP(Multi-Point Control Protocol)フレームのフォーマットを示す図である。
図6−1に示したように、レンジング処理においては、まず、OLT110が、GATEフレーム600を送信する(ステップS1)。GATEフレームはMPCPフレームの一つであり、具体的には、MPCPフレームのOpcode610(図6−2参照)に0x0002が設定されたMPCPフレームである。GATEフレームは、タイムスタンプ情報としてのTimestamp611を含んでいる。OLT110は、GATEフレームのTimestamp611にフレーム送信時刻(t0)を設定する。なお、OLT110においては、OLT制御部213のMPCP処理部508(図3参照)が、GATEフレームを含む各種MPCPフレームを送受信する。ONU144においては、ONU制御部313のMPCP処理部408(図5参照)が、GATEフレームを含む各種MPCPフレームを送受信する。
ONU144は、OLT110から送信されたGATEフレーム600を受信すると、GATEフレーム600内のタイムスタンプ(Timestamp)611に設定されている時刻t0を、MPCP処理部408内のタイムスタンプカウンタ401(図5参照)へ取り込む。図6−2では記載を省略しているが、GATEフレーム600には、送信開始を許可する時間である上り発光許可時間の情報が含まれており、上り発光許可時間に達すると、ONU144のMPCP処理部408は、上りキュー409のキュー毎のフレーム滞留情報を記録したReportフレーム601をOLT110へ送信する(ステップS2)。このとき、MPCP処理部408は、Reportフレームを送信する時点の時刻(フレーム送信時刻)であるタイムスタンプカウンタ401の値(t1)をReportフレーム601のタイムスタンプ611に設定する。なお、Reportフレームは、Opcodeに0x0003が設定されたMPCPフレームである。
OLT110は、ONU144から送信されたReportフレーム601を受信すると、自身が送信したGATEフレーム600に書き込んだタイムスタンプ値(t0)およびReportフレーム601に書き込まれているタイムスタンプ値(t1)に基づいて、OLT110からONU144までの光区間距離をRTTとして算出する。具体的には、OLT110がReportフレーム601を受信した時刻をt2とすると、RTTは以下のように算出できる。なお、Tresは、OLT110がGATEフレーム600を送信してからReportフレーム601を受信するまでの所要時間、Twaitは、ONU144がGATEフレーム600を受信してからReportフレーム601を送信するまでの所要時間である。
RTT=Tres−Twait=(t2−t0)−(t1−t0)=t2−t1
OLT110とONU144の間のレンジング動作を説明したが、他のONUとの間のレンジング動作も同様である。
時刻源であるGPS衛星80に対してONU144が同期する動作の説明に戻り、ONU制御部313(図5参照)のCPU404は、時刻同期を実現するために必要なタイムスタンプ(32ビット)およびTIME(80ビット)を受け取ると、セレクタ319に対してGPS受信機317からのクロック信号332を選択するように指示する。この結果、GPS受信機317からのクロック信号332がクロック偏差算出部320に入力され、クロック偏差算出部320は、CDR部315から入力されたクロック信号とクロック信号332のクロック偏差(OLT110のインターフェイスカード201から供給されたクロック信号とGPS衛星80から供給されたクロック信号の偏差)を算出する。クロック偏差算出部320は、算出したクロック偏差をCPU404へ通知する。
ここで、クロック偏差算出部320がクロック偏差を算出する理由を説明する。従来の時刻同期システムにおいては、図7−1に示したように、OLTが、時刻同期フレームであるTIMESYNC700をONUへ送信する。図7−2にTIMESYNC700のフォーマットを示す。図7−2に示したように、TIMESYNCフレームは、Message Identifierが0x0001のフレームであり、MPCP Timestamp(フレーム送信時刻)を設定するフィールドであるX701と、時刻情報を設定するフィールドであるToDx,i702と、クロック偏差を設定するフィールドであるrateRatio703とを含んでいる。TIMESYNC700を受信したONUは、受信信号(クロックマスタであるOLTからの下り光信号)からクロック抽出を行うため、図7−3(a)に示したように、観測経過時間に比例してクロック数は加算され、傾きが等しく、切片が0の一次関数の直線となる。これに対して、本実施の形態で想定している、ONUが時刻源親局として動作するシステム構成の場合、時刻源のクロック数は、(クロック数)=(単位時間当たりのクロック数)×(経過時間)となるが、OLTとはクロック偏差分だけ乖離が生じるため、図7−3(b)に示したように、観測経過時間とともに、時刻源のクロック数(ここではGPS衛星80における一定時間あたりのクロックカウント数)とOLTのクロック数(OLTにおける一定時間あたりのクロックカウント数)にズレが生じる。
そのため、本実施の形態の時刻同期システムにおいては、上記のクロック偏差をONU144のクロック偏差算出部320が計測し、ONU144は、計測したクロック偏差をOLT110のインターフェイスカード201(ONU144を収容しているインターフェイスカード201)に向けて送信する。具体的には、ONU144において、ONU制御部313のCPU404が、タイムスタンプ、TIME、および、クロック偏差であるrateRatio(64ビット)を記載した時刻同期(TIMESYNC)フレーム(図7−2参照)を生成し、上りキュー409の高優先キューへキューイングし、送信部としての機能を有するMPCP処理部408が、光モジュール314を介してOLT110のインターフェイスカード201へ時刻同期フレームを送信する。タイムスタンプはTIMESYNCフレームのX701フィールドに格納し、TIMEはTIMESYNCフレームのToDx,i702フィールドに格納し、クロック偏差はTIMESYNCフレームのrateRatio703フィールドに格納する。なお、本実施の形態では、IEEE802.1AS−2011でOLTからONUに向けて送信するフレームとして規定されているTIMESYNCのフォーマットを利用してONUからOLTへクロック偏差を通知することとしたが、別フォーマットのフレームを利用して上記情報を送信してもよい。クロック偏差をOLT110へ通知することにより、OLT110はクロック偏差を考慮した時刻同期処理が可能となり、同期精度が劣化するのを防止できる。
図8は、ONU144の動作例を示すフローチャートであり、ONU144が時刻源親局として動作する場合のフローを示している。
ONU144は、時刻源との時刻同期が可能かどうか、すなわち、時刻源(例えばGPS衛星80)から時刻関連情報(PPS信号、シリアル信号、クロック信号など)の取得が可能かどうかを確認し(ステップS1201)、取得可能な場合(ステップS1201:Yes)、時刻関連情報を取得可能な時刻源の種類(同期する時刻源)を確認する(ステップS1202)。時刻源がGPS衛星の場合、すなわち、GPS受信機317から時刻関連情報を取得した場合、取得した時刻関連情報に基づいて、ローカル時刻を時刻源に同期させる(タイムスタンプカウンタ401の値を調整してGPS衛星80の時刻に合わせる)。また、セレクタ319がGPS受信機317からのクロック信号332を選択・出力するように制御し、クロック偏差算出部320が、クロック信号332とCDR部315から入力されたクロック信号(OLTからの受信信号より抽出したクロック信号)の偏差を算出する(ステップS1213)。時刻情報管理部403は、PPS信号330をトリガにして、シリアル信号331が示す時刻情報を取得し、取得した時刻情報をTIME情報に変換してCPU404へ出力する(ステップS1206)。タイムスタンプ取得部402は、PPS信号330をトリガにしてタイムスタンプカウンタ401からタイムスタンプ値を取得し、CPU404へ出力する(ステップS1207)。CPU404は、時刻情報管理部403が生成したTIMEおよびタイムスタンプ取得部402が取得したタイムスタンプを同時に受信できた場合(ステップS1208:Yes)、クロック偏差情報、TIMEおよびタイムスタンプを含んだTIMESYNCフレーム(図7−2参照)を生成し、上りキュー409へ出力する(ステップS1209)。この結果、クロック偏差情報、TIMEおよびタイムスタンプを含んだTIMESYNCフレームがOLT110(インターフェイスカード201)へ送信される。なお、CPU404がTIMEおよびタイムスタンプを同時に受信できなかった場合(ステップS1208:No)、ステップS1201に戻って動作を継続する。
また、時刻源が同期フレームの場合(時刻関連情報を同期フレームにより対向装置から受信した場合)、ステップS1202に続いてステップS1203〜S1205を実行してからステップS1206以降を実行する。この場合(時刻源がGPS衛星以外の場合)の動作については実施の形態2で説明する。
<OLTの動作>
ONU144が送信した時刻同期(TIMESYNC)フレームは、OLT110のインターフェイスカード201のうち、ONU144を収容しているインターフェイスカード201により受信される。
ONU144が送信した時刻同期フレーム(以下、TIMESYNC)はインターフェイスカード201の光モジュール214により受信され、OLT制御部213へ送られる(図2,図3参照)。
OLT制御部213が受信したTIMESYNCは、情報取得部および送信部としての機能を有するMPCP処理部508、ブリッジ回路507およびCPUキュー506を経由してCPU504に渡される。時刻調整部および情報生成部としての機能を有するCPU504は、図9に示したフローチャートに従った処理を実行する。具体的には、CPU504は、TIMESYNCを受信した場合(ステップS1301:Yes)、その送信元を確認する(ステップS1302)。送信元がONUの場合はステップS1303〜S1307を実行し、送信元が他のインターフェイスカード201の場合にはステップS1313〜S1314を実行する。ここでは、送信元がONUのため、ステップS1303〜S1307を実行する。なお、TIMESYNCの送信元がONUの場合、ONUが時刻源親局となり、OLTが時刻源子局となる。また、送信元が他のインターフェイスカードの場合、インターフェイスカードは、配下のONUへ時刻情報を配信する。
TIMESYNCの送信元がONUと判断したCPU504は、まず、TIMESYNCのSource Address(送信元アドレス)704(図7−2参照)を確認してTIMESYNCを送信したONUを特定し、該当するONUのRTTをMPCP処理部508から取得する(ステップS1303)。次に、取得したRTTに基づいて、上り光ファイバにおける伝送遅延を算出し、算出した伝送遅延をTIMESYNCのToDx,i702(時刻情報)から減算して時刻情報を補正する(ステップS1304)。例えば、次式(1)に従って時刻情報を補正する。他の方法で伝送遅延の算出および時刻情報の補正を行っても構わない。
Figure 2015052560
式(1)において、TODcorrectは補正後の時刻情報、nupは上り光信号波長による光ファイバ屈折率を示し、ndownは下り光信号波長による光ファイバ屈折率を示し、TODはTIMESYNC内のTODx,i702を示している。
CPU504は、次に、タイムスタンプ取得部502を介してタイムスタンプカウンタ501の値(タイムスタンプ値)を取得し(ステップS1305)、取得したタイムスタンプ値と、TIMESYNCに設定されていたタイムスタンプ値(X701)およびクロック偏差情報(rateRatio703)とを用いて、次式(2)に従って現在時刻(TODcurrent)を算出する(ステップS1306)。式(2)において、“S”はステップS1305で取得したタイムスタンプ値を示している。なお、他の算出式を使用しても構わない。現在時刻の算出が完了すると、タイムスタンプカウンタ501を調整して自インターフェイスカード201の時刻を時刻源(ONU144)の時刻と同期させる。
Figure 2015052560
CPU504は、次に、ONU144から受信したTIMESYNCのToDx,i702に対して上記算出した現在時刻TODcurrentを上書きし、送信元アドレス704を自インターフェイスカード201に割り当てられたアドレスに書き換え、上りキュー509および送受信部215を経由して他のインターフェイスカード201へブロードキャストする(ステップS1307)。なお、TIMESYNCの宛先アドレス(Destination Address)にはブロードキャスト用のアドレスを設定する。TIMESYNCはバックボード230経由で他のインターフェイスカード201へ送信される。
ONU144から送信され、その上位のインターフェイスカード201(以下、時刻源収容カードと称する)によって時刻情報ToDx,i702が更新されてから転送されたTIMESYNCを受信した各インターフェイスカード201(以下、非時刻源収容カードと称する)は、以下のように動作する。
非時刻源収容カードの各々において、時刻源収容カードから受信したTIMESYNCは、送受信部215、ブリッジ回路507およびCPUキュー506を経由してCPU504に渡される。CPU504は、図9に示したフローチャートに従った処理を実行する。
すなわち、CPU504は、TIMESYNCの送信元が他のインターフェイスカード201と判断し、タイムスタンプ取得部502を介してタイムスタンプカウンタ501の値(タイムスタンプ値)を取得する(ステップS1313)。次に、取得したタイムスタンプ値と、受信したTIMESYNCに設定されていたタイムスタンプ値(X701)およびクロック偏差情報(rateRatio703)とを用いて、上記の式(2)に従って現在時刻(TODcurrent)を算出する(ステップS1314)。なお、このステップS1314では、TIMESYNCに設定されていた時刻情報ToDx,i702を式(2)のTODcorrectとして計算を行う。
ステップS1314を実行して現在時刻を算出した非時刻源収容カード(インターフェイスカード201)は、時刻源と同期していない配下の各ONUに対して、時刻同期プロトコルを使用して時刻情報(現在時刻TODcurrent)を配信する。例えば、時刻同期プロトコルとしては、IEEE802.1AS-2011や、IEEE1588−2008等があるが、いずれを使用しても構わない。時刻情報は、下りキュー505、MPCP処理部508および光モジュール214を介して各ONUへ送信される。上位のインターフェイスカード201から時刻情報を受信した各ONUは、時刻情報に基づいて自身のローカル時刻をインターフェイスカード201のローカル時刻に合わせる。
なお、時刻源収容カードも同様に、上記のステップS1307を実行した後、時刻源と同期していない配下の各ONUに対して、時刻同期プロトコルを使用して時刻情報(現在時刻TODcurrent)を配信する。
ONUが上位のインターフェイスカード201に対して同期する(ローカル時刻を合わせる)処理については従来と同様であるため、説明を省略する。
以上の手順を各ONUおよびOLT(各インターフェイスカード)が実行することにより、時刻同期を実現できる。
本実施の形態では、ONU110が複数のインターフェイスカード201を備えている場合の動作を説明したが、インターフェイスカード201が単一の場合の動作は、上記の非時刻源収容カードが時刻源収容カードに同期する動作を除いたものとなる。
このように、本実施の形態において、時刻源に接続されたONUは、時刻源に同期するとともに、時刻情報(時刻関連情報)をOLTへ送信し、配下のONUから時刻情報を受信したOLTのインターフェイスカードは遅延時間補正をおこない、時刻情報の送信元ONUに同期するとともに、遅延時間補正後の時刻情報を直接または他のインターフェイスカードを介して、時刻同期処理が済んでいないONUへ配信することとした。これにより、時刻同期サービスを低コストで実現することができる。
実施の形態2.
上述した実施の形態1では、GPS受信機から時刻関連情報を取得したONUが時刻源親局として動作する場合について説明したが、本実施の形態では、他の装置(対向装置)から時刻関連情報を取得したONUが時刻源親局として動作する場合について説明する。なお、時刻同期システムの全体構成は実施の形態1と同様とする(図1)。OLTおよびONUの構成も実施の形態1と同様とする(図2〜図5参照)。
実施の形態1との違いは、ONUへの時刻源が同期フレームであり、クロック供給I/FがPHY部316または外部クロック信号I/F322であることである。OLTの動作は実施の形態1と同様であるため、OLTの動作説明は省略する。
図1に示したONU141を時刻源親局とした場合の動作を説明する。ONU141は、時刻関連情報を対向装置であるフェムト基地局171から取得するものとする。また、フェムト基地局171は、GPSアンテナ103を介してGPS衛星80からGPS信号を受信しており、GPS衛星80と時刻同期状態にあるものとする。
ONU141は、LAN回線151を介してフェムト基地局171から時刻情報を取得する。フェムト基地局171は、例えば、IEEE1588−2011で規定された時刻同期プロトコルにより時刻情報をONU141へ送信する。この場合、フェムト基地局171は、図10に示した構成のフレームを用いて、PTP(Precision Time Protocol)メッセージ810をONU141との間で送受信する。
図10は、PTPメッセージをカプセル化したフレームのフォーマットを示す図である。PTPメッセージ810は、ヘッダ(Common message header)811およびメッセージフィールド(message fields)812により構成されている。メッセージフィールド812には、Announce/Sync/Delay_Req/Follow_Up/Delay_Resp/Pdelay_Req/Pdelay_Resp/Pdelay_Resp_Follow_Up/Signaling/Managementが格納される。図10では、(a)PTP over IPv4/v6 UDPで送受信する場合のフレームフォーマット、(b)PTP over IEEE802.3/Ethernetで送受信する場合のフレームフォーマットを示している。
図11は、フェムト基地局171とONU141がPTPメッセージを送受信する動作の一例を示す図である。フェムト基地局171は、LAN回線151を介して、Announce message901およびSync message902をONU141へ送信する(ステップS11,S12)。なお、これらのメッセージは一定周期で繰り返し送信される。ONU141は、フェムト基地局171に対して所定のタイミングでDelay_Req message903を送信し(ステップS13)、これを受信したフェムト基地局171は、応答メッセージとしてのDelay_Resp message904をONU141へ送信する(ステップS14)。フェムト基地局171は、ステップS12を実行して同期フレームであるSync message902を送信することにより、時刻情報をONU141へ通知する。
また、フェムト基地局171は、ONU141へ向けてITU−TG.8261,G.8262,G.8263,G.8264で規定されたSyncE(Synchronous Ethernet(登録商標))により、クロック供給状態をONU141へ通知する。図12は、クロック供給状態を通知する際に使用するESMC(Ethernet(登録商標) Synchronization Messaging Channel) PDU(Protocol Data Unit)フレームのフォーマットを示す図である。ESMC PDUフレームは、Event flag1008、SSM(Synchronous Status Message) code1024などの情報を含んでいる。なお、ESMC PDUフレームは、ITU−T G.8264で規定されている。
フェムト基地局171は、図13に示したシーケンスでESMC PDUフレームを送信することにより、クロック供給状態をONU141へ通知する。すなわち、クロック信号マスタ装置であるフェムト基地局171は、Event flag1008(図12参照)に“b0”を設定したESMC PDU1100(Information PDU)を1秒毎に送信する(ステップS21)。また、SSM code1024(図12参照)が変化した場合には、Event flag1008に“b1”を設定したESMC PDU1101(Event PDU)を送信する(ステップS22)。
クロック信号スレーブ装置であるONU141は、ESMC PDUフレームの受信状態と、受信したESMC PDUフレームのSSM code1024の値と、クロック信号マスタ装置であるフェムト基地局171と接続しているLAN回線151からのクロック抽出状態とに基づいて、フェムト基地局171からのクロック供給状態を判定する。
次に、ONU141の動作を、実施の形態1の説明でも使用した図8を参照しながら説明する。本実施の形態のONU141は、ステップS1203およびこれに続く各ステップの処理を実行する。
フェムト基地局171は、ONU141に対して、同期フレームであるSync message(図10)およびESMC PDU(図12)を送信する(図11,図13参照)。
フェムト基地局171が送信した同期フレームはONU141のPHY部316を介してONU制御部313により受信される。ONU制御部313が受信した同期フレームは、ブリッジ回路407およびCPUキュー406を介してCPU404に渡される。ESMC PDUも同様の経路でフェムト基地局171からCPU404へ到達する。
CPU404は、同期フレームおよびESMC PDUを受信すると、まず、ESMC PDUの内容を精査し、クロック信号が対向装置より供給されているかどうか確認する(ステップS1203)。クロック信号が供給されていない場合(ステップS1203:No)、一定期間にわたって同期フレームを受信し、得られた複数の時刻情報に基づいて現在時刻を算出するとともに、クロック偏差を算出する(ステップS1204,S1205)。例えば、各時刻情報が示す時刻の差分に基づいてクロック偏差を算出する。CPU404は、フェムト基地局171から通知された時刻同士の差分とタイムスタンプカウンタ401から取得したタイムスタンプ値を用いてクロック偏差を算出できる。
クロック信号が対向装置より供給されている場合(ステップS1203:Yes)、クロック供給源を確認する(ステップS1223)。クロック信号がPHY部316を介して供給されている場合、PHY部316経由で供給されたクロック信号がクロック偏差算出部320へ入力されるようにセレクタ319を設定し、クロック偏差算出部320がクロック偏差を算出する(ステップS1224)。クロック信号が外部クロック信号I/F322を介して供給されている場合、外部クロック信号I/F322を介してクロック信号送受信部318により受信されたクロック信号がクロック偏差算出部320へ入力されるようにセレクタ319を設定し、クロック偏差算出部320がクロック偏差を算出する(ステップS1234)。
クロック偏差の算出が完了すると、同期フレームで通知された時刻情報に基づいて、自ONU141のローカル時刻を示す時刻情報を算出する(ステップS1225)。
算出したクロック偏差および時刻情報は、実施の形態1と同様に、例えば、TIMESYNCフレームにてOLT110へ通知する。
このように、ONUが対向装置(フェムト基地局171)を時刻源として時刻情報を取得可能な構成においても、取得した時刻情報をOLTへ転送し、OLTが実施の形態1と同様の処理を実行することにより、時刻同期サービスを低コストで実現することができる。
実施の形態3.
実施の形態1,2の時刻同期システムは、1台のインターフェイスカード201に対して複数のONUが収容された構成(スター構成)としていたが、図14に示したような構成とすることも可能である。すなわち、1台のインターフェイスカード201に対して1台のONUが収容された構成とすることも可能である。
図14に示した時刻同期システムにおいては、ONU141、142、143および144が、それぞれ、光ファイバ1411、1412、1413および1414を介して、それぞれ異なるインターフェイスカードに収容されている。
また、ONU141にはGPSアンテナ2およびフェムト基地局1431が接続され、ONU142にはフェムト基地局1432が接続され、ONU143にはフェムト基地局1433が接続され、ONU144にはGPSアンテナ3およびフェムト基地局1434が接続されている。ONU141は、GPS衛星80より時刻情報を受信しているGPS受信機2から、例えば、IRIG信号を受信する。ONU144は、GPS衛星80より時刻情報を受信しているGPS受信機2から、例えば、PPS信号とシリアル文字列(シリアル信号)を受信する。
各ONUおよびOLTの動作は実施の形態1,2と同様であるため、動作説明は省略する。
なお、各実施の形態では、装置構成の説明を簡単化するため、各ONUがGPS受信機317を備えていることとしたが、システム内の一部のONUがGPS受信機317を備えた構成としても構わない。
以上のように、本発明にかかる子局装置、親局装置、制御装置、通信システムおよび時刻同期方法は、時刻同期サービスが必要なシステムを実現する場合に有用である。
1,2,3,317 GPS受信機、11,21,31 第1の中継装置、12,22,32,33 第2の中継装置、41,42,43,44 終端装置、51,52,53 時刻供給経路、61,62,63,64 オシロスコープ、80 GPS衛星、100 インターフェイスカード群、101 同期カード群、103,104 GPSアンテナ、110 OLT、111,112,1411,1412,1413,1414 光ファイバ、121,122 スプリッタ、141,142,143,144 光回線終端装置(ONU)、151,152,153,154 LAN回線、161 ノートPC、162,163,164 PC、171,1431,1432,1433,1434 フェムト基地局、181 無線アンテナ、201 インターフェイスカード、202 同期カード、211,212 受信部、213 OLT制御部、214,314 光モジュール、215 送受信部、221,222 送信部、223 タイムスタンプ生成部、224,404,504 CPU、225,226 逓倍回路、227 セレクタ、228 局側クロックI/F、229 内蔵高精度クロック、312 時刻信号送受信部、313 ONU制御部、315 CDR部、316 PHY部、318 クロック信号送受信部、319 セレクタ、320 クロック偏差算出部、321 外部時刻信号I/F、322 外部クロック信号I/F、330 PPS信号、331 シリアル信号、332 クロック信号、401,501 タイムスタンプカウンタ、402,502 タイムスタンプ取得部、403 時刻情報管理部、405,505 下りキュー、406,506 CPUキュー、407,507 ブリッジ回路、408,508 MPCP処理部、409,509 上りキュー。

Claims (12)

  1. 1台以上の子局装置を収容可能な親局装置に収容された子局装置であって、
    時刻源から時刻情報を取得する情報取得部と、
    前記時刻情報に基づいてローカル時刻を調整する時刻調整部と、
    前記時刻源に対して時刻同期するための情報である時刻関連情報を前記時刻情報に基づいて生成する情報生成部と、
    前記時刻関連情報を前記親局装置へ送信する送信部と、
    を備えることを特徴とする子局装置。
  2. 前記時刻源で使用されている第1クロックと前記親局装置で使用されている第2クロックのクロック偏差を算出するクロック偏差算出部、
    を備え、
    前記送信部は、前記時刻関連情報および前記クロック偏差を前記親局装置へ送信することを特徴とする請求項1に記載の子局装置。
  3. 前記時刻源をGPS衛星とすることを特徴とする請求項1または2に記載の子局装置。
  4. 前記時刻源をGPS衛星と時刻同期状態にある他の装置とすることを特徴とする請求項1または2に記載の子局装置。
  5. 前記情報取得部は、IEEE1588で規定されている時刻同期プロトコルを使用して前記時刻情報を取得することを特徴とする請求項4に記載の子局装置。
  6. 前記送信部は、IEEE802.1ASで規定されているTIMESYNCフレームにより前記時刻関連情報を送信することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の子局装置。
  7. 1台以上の子局装置を収容可能な親局装置であって、
    収容している子局装置のうち、時刻源と時刻同期状態にある子局装置から、当該子局装置に対して時刻同期するための情報である時刻関連情報を取得する情報取得部と、
    前記時刻関連情報に基づいてローカル時刻を調整する時刻調整部と、
    前記時刻調整部により調整された後のローカル時刻に関する情報であるローカル時刻関連情報を生成する情報生成部と、
    前記ローカル時刻関連情報を前記時刻関連情報の取得元子局装置を除いた各子局装置へ送信する送信部と、
    を備えることを特徴とする親局装置。
  8. 1台以上の子局装置を収容可能なインターフェイスカードを複数備えて構成された親局装置であって、
    前記インターフェイスカードのうち、時刻源と時刻同期状態にある子局装置を収容している第1インターフェイスカードは、
    時刻源と時刻同期状態にある子局装置から、当該子局装置に対して時刻同期するための情報である時刻関連情報を取得する第1情報取得部と、
    前記時刻関連情報に基づいて自身のローカル時刻を調整する第1時刻調整部と、
    前記第1時刻調整部により調整された後のローカル時刻に関する情報である第1ローカル時刻関連情報を生成する第1情報生成部と、
    前記第1ローカル時刻関連情報を前記時刻関連情報の取得元子局装置を除いた各子局装置へ送信する第1送信部と、
    を備え、
    前記第1インターフェイスカード以外の第2インターフェイスカードは、
    前記第1ローカル時刻関連情報を取得する第2情報取得部と、
    前記第1ローカル時刻関連情報に基づいて自身のローカル時刻を調整する第2時刻調整部と、
    前記第2時刻調整部により調整された後のローカル時刻に関する情報である第2ローカル時刻関連情報を生成する第2情報生成部と、
    前記第2ローカル時刻関連情報を配下の各子局装置へ送信する第2送信部と、
    を備えることを特徴とする親局装置。
  9. 1台以上の子局装置を収容可能な親局装置に収容された子局装置における制御装置であって、
    時刻源から時刻情報を取得する情報取得部と、
    前記時刻情報に基づいてローカル時刻を調整する時刻調整部と、
    前記時刻源に対して時刻同期するための情報である時刻関連情報を前記時刻情報に基づいて生成する情報生成部と、
    前記時刻関連情報を前記親局装置へ送信する送信部と、
    を備えることを特徴とする制御装置。
  10. 1台以上の子局装置を収容可能な親局装置における制御装置であって、
    収容している子局装置のうち、時刻源と時刻同期状態にある子局装置から、当該子局装置に対して時刻同期するための情報である時刻関連情報を取得する情報取得部と、
    前記時刻関連情報に基づいてローカル時刻を調整する時刻調整部と、
    前記時刻調整部により調整された後のローカル時刻に関する情報であるローカル時刻関連情報を生成する情報生成部と、
    前記ローカル時刻関連情報を前記時刻関連情報の取得元子局装置を除いた各子局装置へ送信する送信部と、
    を備えることを特徴とする制御装置。
  11. 時刻源に接続された第1子局装置と、時刻源に接続されていない第2子局装置と、前記第1子局装置および前記第2子局装置を収容する親局装置と、を備えた通信システムであって、
    前記第1子局装置は、前記時刻源に対して自身のローカル時刻を同期させるとともに、自身のローカル時刻に関する情報である第1時刻関連情報を生成して前記親局装置へ送信し、
    前記親局装置は、前記第1時刻関連情報を受信すると、受信した第1時刻関連情報に基づいて自身のローカル時刻を調整するとともに、調整後のローカル時刻に関する情報である第2時刻関連情報を生成して前記第2子局装置へ送信し、
    前記第2子局装置は、前記第2時刻関連情報を受信すると、受信した第2時刻関連情報に基づいて自身のローカル時刻を調整する、
    ことを特徴とする通信システム。
  12. 親局装置および親局装置に収容された1台以上の子局装置を備えた通信システムにおいて、親局装置および各子局装置が時刻を同期させる場合の時刻同期方法であって、
    前記子局装置のうち、時刻源に接続された第1子局装置が、当該時刻源に対して自身のローカル時刻を同期させるとともに、自身のローカル時刻に関する情報である第1時刻関連情報を生成して前記親局装置へ送信するステップと、
    前記親局装置が、前記第1時刻関連情報に基づいて自身のローカル時刻を調整するとともに、調整後のローカル時刻に関する情報である第2の時刻関連情報を生成して前記第1子局装置以外の第2子局装置へ送信するステップと、
    前記第2子局装置が、前記第2時刻関連情報に基づいて自身のローカル時刻を調整するステップと、
    を含むことを特徴とする時刻同期方法。
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