JP2012070558A - 電気機械装置およびそれを用いたアクチュエーター、モーター - Google Patents

電気機械装置およびそれを用いたアクチュエーター、モーター Download PDF

Info

Publication number
JP2012070558A
JP2012070558A JP2010213965A JP2010213965A JP2012070558A JP 2012070558 A JP2012070558 A JP 2012070558A JP 2010213965 A JP2010213965 A JP 2010213965A JP 2010213965 A JP2010213965 A JP 2010213965A JP 2012070558 A JP2012070558 A JP 2012070558A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
gear
power generation
generation device
electromechanical device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2010213965A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012070558A5 (ja
Inventor
Kesatoshi Takeuchi
啓佐敏 竹内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2010213965A priority Critical patent/JP2012070558A/ja
Priority to CN2011102887389A priority patent/CN102710059A/zh
Priority to US13/236,967 priority patent/US8638013B2/en
Publication of JP2012070558A publication Critical patent/JP2012070558A/ja
Publication of JP2012070558A5 publication Critical patent/JP2012070558A5/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K7/00Arrangements for handling mechanical energy structurally associated with dynamo-electric machines, e.g. structural association with mechanical driving motors or auxiliary dynamo-electric machines
    • H02K7/10Structural association with clutches, brakes, gears, pulleys or mechanical starters
    • H02K7/116Structural association with clutches, brakes, gears, pulleys or mechanical starters with gears
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K29/00Motors or generators having non-mechanical commutating devices, e.g. discharge tubes or semiconductor devices
    • H02K29/06Motors or generators having non-mechanical commutating devices, e.g. discharge tubes or semiconductor devices with position sensing devices
    • H02K29/08Motors or generators having non-mechanical commutating devices, e.g. discharge tubes or semiconductor devices with position sensing devices using magnetic effect devices, e.g. Hall-plates, magneto-resistors
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02KDYNAMO-ELECTRIC MACHINES
    • H02K21/00Synchronous motors having permanent magnets; Synchronous generators having permanent magnets
    • H02K21/12Synchronous motors having permanent magnets; Synchronous generators having permanent magnets with stationary armatures and rotating magnets
    • H02K21/24Synchronous motors having permanent magnets; Synchronous generators having permanent magnets with stationary armatures and rotating magnets with magnets axially facing the armatures, e.g. hub-type cycle dynamos

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Retarders (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)

Abstract

【課題】電気機械装置を小型化する技術を提供する。
【解決手段】電気機械装置の一種である動力発生装置100は、中心軸110と、永久磁石123を有するローター121と、ローター121の外周に配置されたステーターである電磁石124と、ローター121に連結され、回転駆動力の伝達に用いられる回転機構部130とを備える。ローター121には、中心軸110と永久磁石123との間において、少なくとも中心軸110の軸方向の一方に開口し、回転機構部130の少なくとも一部を収容する収容空間としての凹部1212が形成されている。
【選択図】図3

Description

この発明は、電気機械装置に関する。
ロボットの関節部位を駆動する動力源としては、通常、モーターが用いられる(下記特許文献1等)。モーターは、一般に、モーターの回転速度やトルクを調整する減速機などの回転機構と接続されて用いられる。ロボットを小型化するためには、モーターやそれに接続される回転機構によって構成される電力と動力とを変換する電気機械装置が、よりコンパクトに構成されることが望ましい。これまで、こうした要求に対して十分な工夫がなされてこなかったのが実情であった。
特開2008−159847号公報
本発明は、電気機械装置を小型化する技術を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
電気機械装置であって、
中心軸と、
前記中心軸の外周に沿って配置されたローター磁石を有するローターと、
前記ローターの外周に配置されたステーターと、
前記ローターに連結され、回転駆動力の伝達に用いられる回転機構と、
を備え、
前記ローターには、前記中心軸と前記ローター磁石との間において、少なくとも前記中心軸の軸方向の一方に開口し、前記回転機構の少なくとも一部を収容する収容空間が形成されている、電気機械装置。
この電気機械装置によれば、回転機構の少なくとも一部がローターの収容空間に収容されて、回転を発生させるローターと、それを伝達する回転機構とが一体的に構成される。従って、電気機械発生装置が小型化される。
[適用例2]
適用例1記載の電気機械装置であって、
前記中心軸は、前記中心軸の軸方向に延びる貫通孔を有し、
前記貫通孔には、前記ローターの回転を制御するための電気を送信する導電線が挿通されている、電気機械装置。
この電気機械装置によれば、ローターの回転を制御するための導電線が、中心軸の内部に挿通されるため、導電線の外部への露出が抑制され、導電線の保護性や配設性が向上する。また、電気機械装置が搭載される機器の意匠性が、導電線の露出によって低下してしまうことが抑制される。
[適用例3]
適用例1または2記載の電気機械装置であって、
前記回転機構は、前記ローターに一体的に設けられたサンギアと、前記収容空間に配置されたプラネタリーギアおよびアウターギアと、を有し、増速機または減速機として機能する遊星ギアを含む、電気機械装置。
この電気機械装置によれば、遊星ギアとローターとが一体的に構成されるため、電気機械装置が小型化される。
[適用例4]
適用例1または2記載の電気機械装置であって、
前記回転機構は、前記ローターに一体的に設けられたウェーブジェネレーターと、前記収容空間に配置されたフレックススプラインおよびサーキュラスプラインと、を有するハーモニックドライブ機構を含む、電気機械装置。
この電気機械装置によれば、ハーモニックドライブ(登録商標)機構とローターとが一体的に構成されるため、電気機械装置が小型化される。
[適用例5]
アクチュエーターであって、
適用例1〜4のいずれか一つに記載の電気機械装置を備える、アクチュエーター。
このアクチュエーターによれば、駆動源として小型化された電気機械装置を用いるため、よりコンパクトな構成とすることが可能である。
[適用例6]
モーターであって、
中心軸と、
前記中心軸の外周に沿って配置されたローター磁石を有するローターと、
前記ローターの外周に配置されたステーターと、
を備え、
前記中心軸と前記ローター磁石との間には、少なくとも前記中心軸の軸方向の一方に開口し、前記ローターに連結され、回転駆動力の伝達に用いられる回転機構の少なくとも一部を収容するための収容空間が形成されている、モーター。
このモーターであれば、ローターと回転機構とをよりコンパクトに一体的化して構成することが可能である。
なお、本発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、モーターや発電装置などの電気機械装置、それを用いたアクチュエーターやロボット、移動体等の形態で実現することができる。
第1実施例におけるロボットアームの構成を示す概略図。 参考例としてのロボットアームの構成を示す概略図。 第1実施例の動力発生装置の内部構成を示す概略断面図。 第1実施例の動力発生装置の内部構成を示す概略分解断面図。 第1実施例の動力発生装置の内部において回転駆動力が伝達される機構を説明するための模式図。 第1実施例の他の構成例としての動力発生装置の構成を示す概略図。 第1実施例の他の構成例としての動力発生装置の構成を示す概略図。 第1実施例の他の構成例としての動力発生装置の構成を示す概略図。 第2実施例の動力発生装置の内部構成を示す概略断面図。 第2実施例の動力発生装置の内部構成を示す概略分解断面図。 第2実施例の動力発生装置の二段式の遊星ギアにおいて、回転駆動力が伝達される機構を説明するための模式図。 第3実施例の動力発生装置の内部構成を示す概略断面図。 第3実施例の動力発生装置の内部構成を示す概略分解断面図。 第3実施例の動力発生装置の内部において回転駆動力が伝達される機構を説明するための模式図。 第4実施例の動力発生装置の内部構成を示す概略断面図。 第4実施例の動力発生装置の内部構成を示す概略分解断面図。 第4実施例の動力発生装置の内部において回転駆動力が伝達される機構を説明するための模式図。 第5実施例の動力発生装置の構成を示す概略断面図。 第5実施例の動力発生装置に取り付けられる回転軸の種類を例示する概略図。
A.第1実施例:
図1(A),(B)は本発明の一実施例としてのロボットアーム10の構成を示す概略図である。図1(A)は、ロボットアーム10の変形態様を示す模式図であり、変形前のロボットアーム10と、変形後のロボットアーム10とが図示されている。なお、図1(A)には、互いに直交する3次元矢印x,y,zが図示されている。
ロボットアーム10は、4つの基体部11〜14を備える。4つの基体部11〜14はそれぞれ、第1〜第3の関節部J1〜J3を介して、互いに直列に連結されている。以後、ロボットアーム10において、第1の基体部11側を「後端側」と呼び、第4の基体部14側を「先端側」と呼ぶ。
ロボットアーム10は、各関節部J1〜J3における回動により、各基体部11〜14の連結角度が変わり、全体として湾曲状の形態に変形する。なお、図1(A)では、ロボットアーム10の変形後の態様として、ロボットアーム10が紙面上側に向かって湾曲した状態が図示されている。
図1(B)は、ロボットアーム10の内部構成を示す概略断面図である。なお、図1(B)には、図1(A)と対応するように三次元矢印x,y,zが図示されている。各基体部11〜14の内部は中空であり、各関節部J1〜J3の動力源である動力発生装置100と、動力発生装置100からの駆動力が伝達される2つのベベルギア(かさ歯車)21,22と、が収容されている。以下では、第1と第2の基体部11,12を連結する第1の関節部J1の構成について説明する。なお、第2と第3の基体部12,13を連結する第2の関節部J2および第3と第4の基体部13,14を連結する第3の関節部J3の構成は、第1の関節部J1の構成と同様であるため、その説明は省略する。
動力発生装置100は、電磁力により回転駆動力を発生するモーターを有している。動力発生装置100の詳細な内部構成については後述する。動力発生装置100は、第1の基体部11の先端側に配置されており、第1のベベルギア21の回転軸と接続されている。第1のベベルギア21は、その回転軸が第1と第2の基体部11,12の境界を貫通するように配置され、回転軸の先端に設けられた歯車部(ギア部)が第2の基体部12内に配置されている。
第2のベベルギア22は、第2の基体部12の後端側において、そのギア部が第1のベベルギア21のギア部と連結するように、第2の基体部12の内壁面に固定的に取り付けられている。動力発生装置100から伝達された回転駆動力によって、第1のベベルギア21が回転する。第1のベベルギア21の回転により、第2のベベルギア22が回転し、第2の基体部12が回動する。
ところで、ロボットアーム10の内部には、各動力発生装置100に電力や制御信号を送信するための導電線の束である導電線束25が挿通されている。具体的には、導電線束25は、後端側から第1の基体部11の内部に挿通され、その一部の導電線が分岐して第1の基体部11内の動力発生装置100の接続部に接続される。そして、残りの導電線束25は、動力発生装置100の中央を通る貫通孔(後述)と、第1のベベルギア21の中心軸を貫通する貫通孔(図示は省略)とを通って、第2の基体部12へと延びる。
導電線束25は、第2の基体部12においても、同様に配設されている。即ち、第2の基体部12内部に挿通された導電線束25は、その一部が動力発生装置100に接続され、残りが、動力発生装置100および第1のベベルギア21の内部を通って、第3の基体部13へと挿通される。そして、第3の基体部13に挿通された導電線束25は、動力発生装置100に接続される。
図2(A),(B)は、本実施例の参考例としてのロボットアーム10cfを示す概略図である。図2(A),(B)は、導電線束25が動力発生装置100および第1のベベルギア21の外部に配線されている点以外は、図1(A),(B)とほぼ同じである。
この参考例のロボットアーム10cfでは、導電線束25が各関節部J1〜J3において外部に露出されている。そのため、ロボットアーム10cfの変形に伴って、各関節部J1〜J3において、導電線束25が各基体部11〜14に挟まれるなどして劣化してしまう可能性がある。また、導電線束25が外部に露出していることにより、ロボットアーム10cfの意匠性を低下させてしまう可能性がある。しかし、本実施例のロボットアーム10であれば、導電線束25の外部に露出していないため、こうした不具合の発生が抑制されている。
図3は、動力発生装置100の内部構成を示す概略断面図であり、図4は、動力発生装置100の各構成部を分解して示す概略分解断面図である。なお、図3および図4には、動力発生装置100に接続される第1のベベルギア21の回転軸が破線で図示されている。動力発生装置100は、中心軸110と、モーター部120と、回転機構部130とを備える。
モーター部120と回転機構部130とは、後述するように、互いに勘合して一体化するように配置され、中心軸110は、一体化されたモーター部120と回転機構部130の中央を貫通するように配置される。中心軸110は、軸方向に延びる貫通孔111を有しており、貫通孔111には、導電線束25が挿通されている。
モーター部120は、ローター121と、ケーシング122とを備える。ローター121の本体部は略円盤形状を有しており、その本体部の側壁の外周面には、永久磁石123が配列されている。なお、永久磁石123の裏側の面(ローター121の側壁側の面)には、磁力効率を向上させるためのバックヨーク125が配置されている。
ローター121は、その中央に中心軸110を挿通させるための貫通孔1211を有している。なお、貫通孔1211の内壁面と、中心軸110の外周面との間には、ローター121が中心軸110を中心に回転可能とするための軸受け部112が配置されている。軸受け部112は、例えば、ボールベアリングによって構成することができる。
ローター121の回転機構部130と対向する側の面には、貫通孔1211を中心とする略円環状の溝として形成された凹部1212が設けられている。貫通孔1211と凹部1212とを隔てる略円筒状の隔壁1213の外側の壁面には、ギア歯121tが形成されている。以後、このローター121の中央に設けられたギア歯121tを有する隔壁1213を「ローターギア1213」と呼ぶ。後述するように、本実施例におけるローターギア1213は、遊星ギアのサンギアとして機能する。
ケーシング122は、回転機構部130と対向する側の面が開放された略円筒形状の中空容体であり、ローター121を収容する。ケーシング122は、炭素繊維強化プラスチック(CFRP;carbon fiber reinforced plastics)などの樹脂材料によって構成されるものとしても良い。これによって、動力発生装置100の軽量化が可能である。
ケーシング122の底面の中央には、中心軸110を挿通するための貫通孔1221が形成されている。中心軸110とケーシング122とは互いに固定的に取り付けられる。なお、ケーシング122の外側には、中心軸110の保持性を向上させるための軸受けリング113が勘合的に取り付けられている。
ケーシング122の内周面には、電磁石124が、ローター121の永久磁石123と間隔を有しつつ対向するように配列されている。即ち、モーター部120では、電磁石124がステーターとして機能し、中心軸110を中心としてローター121を回転させる。なお、電磁石124とケーシング122との間には、磁力効率を向上させるためのバックヨーク125が配置されている。
ケーシング122の底面には、永久磁石123の位置を検出する位置検出部126と、ローター121の回転を制御するための回転制御回路127が設けられている。位置検出部126は、例えば、ホール素子によって構成され、永久磁石123の周回軌道の位置に対応するように配置されている。位置検出部126は、回転制御回路127と信号線を介して接続されている。
回転制御回路127には、導電線束25から分岐した導電線が接続されている。また、回転制御回路127は、電磁石124と電気的に接続されている。回転制御回路127は、位置検出部126が出力する検出信号を動力発生装置100の駆動を制御する制御部(図示せず)に送信する。また、回転制御回路127は、制御部からの制御信号に従って、電磁石124に電力を供給して磁界を発生させ、ローター121を回転させる。
回転機構部130は、ローター121のローターギア1213とともに遊星ギアを構成し、減速機として機能する。回転機構部130は、ギア固定部131と、3個のプラネタリーギア132と、負荷接続部133とを備える。なお、図3および図4では便宜上、2個のプラネタリーギア132のみを図示してある。
ギア固定部131は、内壁面にギア歯131tが設けられた略円環状のギアであるアウターギア1311と、アウターギア1311の外周に突出した鍔部1312とを有している。ギア固定部131は、鍔部1312と、モーター部120のケーシング122の側壁端面とを固定用ボルト114によって締結することにより、モーター部120に固定的に取り付けられる。
ギア固定部131のアウターギア1311は、ローター121の凹部1212に収容される。また、アウターギア1311の内周面と、ローターギア1213の外周面との間には、3個のプラネタリーギア132が、ローターギア1213の外周に沿って、ほぼ等間隔で配置される。なお、プラネタリーギア132のギア歯132tと、アウターギア1311のギア歯131tおよびローターギア1213のギア歯121tとが互いに噛み合うことにより、これら3種のギア1213,132,1311は連結される。
負荷接続部133は、プラネタリーキャリアとして機能する略円筒形状の部材である。負荷接続部133の底面の中央には、中心軸110を挿通する貫通孔1331が設けられている。貫通孔1331の内壁面と、中心軸110の外周面との間には、負荷接続部133が中心軸110を中心に回転可能とするための軸受け部112が配置されている。なお、負荷接続部133に取り付けられた軸受け部112と、ローター121に取り付けられた軸受け部112との間には、スペーサー115が配置される。
ここで、ギア固定部131の中央部には、アウターギア1311の内周空間に連通する略円形形状の開口部1313が形成されており、負荷接続部133は、その開口部1313に配置される。負荷接続部133のモーター部120側(図3および図4の紙面右側)の低面には、ローター121の凹部1212に収容されたプラネタリーギア132の回転軸132sを回転可能に保持するための軸孔1332が形成されている。
負荷接続部133の外側(図3および図4の紙面左側)の底面には、中心軸110の保持性を向上させるための軸受けリング113が勘合的に取り付けられている。負荷接続部133の外側の底面には、さらに、第1のベベルギア21の回転軸が、固定用ボルト114によって固定されている。
図5は、動力発生装置100の内部において回転駆動力が伝達される機構を説明するための模式図である。図5には、中心軸110の軸方向に沿って動力発生装置100を見たときの、ローターギア1213と、3個のプラネタリーギア132と、アウターギア1311と、負荷接続部133とが模式的に図示されている。なお、図5では、便宜上、各ギアのギア歯の図示は省略されている。
ここで、動力発生装置100において、ローター121の回転にともなってサンギアであるローターギア1213が、一点鎖線の矢印で図示する方向に回転する場合を想定する。上述したとおり、アウターギア1311は固定配置されているため、ローターギア1213の回転に伴って、各プラネタリーギア132が、自身の回転軸132sを中心に実線矢印で図示する方向に回転しつつ、ローターギア1213の周りを二点鎖線の矢印で示す方向に周回移動する。各プラネタリーギア132の周回移動に伴って、負荷接続部133が回転し、負荷接続部133に接続された第1のベベルギア21(図1)が回転する。
ところで、通常のモーターでは、モーターの応答性を向上させるために、ローターの径を縮小し、そのイナーシャ(モーターイナーシャ)を低減させ、イナーシャ特性を向上させることが好ましい。これに対し、本実施例のモーター部120では、ローター121の径は、回転機構部130を収容可能な程度に拡大されており、モーターイナーシャが増大されている。しかし、本発明の発明者は、本実施例のように、ローター121を大径化し、モーターイナーシャが増大した場合であっても、動力発生装置100の制御に対する過渡応答性の低下は抑制されることを見出した。この理由は、以下のためである。
即ち、本実施例の動力発生装置100では、ローター121の径の大型化に伴い、モーター部120において発生するトルクが増大されており、ローター121の回転開始時、回転方向の切替時において、回転機構部130に伝達されるトルクが増大されている。従って、動力発生装置100では、モーター部120の回転の変化に対して即応的に回転機構部130を追従させることができ、動力発生装置100の過渡応答性の低下が抑制される。即ち、動力発生装置100では、モーター部120におけるイナーシャ特性の低下が、ローター121の大径化に伴うトルク特性の向上によって補償されている。
このように、本実施例の動力発生装置100では、ローター121にサンギアが一体的に設けら、ローター121に設けられた凹部1212に、プラネタリーギア132と、アウターギア1311とが収容されている。即ち、動力発生装置100は、モーターと減速機である遊星ギアとが、コンパクトに一体化された構成を有しており、この動力発生装置100を用いることにより、ロボットアーム10を小型化・軽量化することが可能である。
また、動力発生装置100では、ローター121の回転駆動を制御するための導電線束25が、中心軸110の内部に挿通されている。従って、この動力発生装置100を用いることにより、導電線束25の配設性が向上する。また、導電線束25が外部に露出することを回避でき、ロボットアーム10の駆動に伴う導電線束25の劣化を抑制するとともに、ロボットアーム10の意匠性の向上が可能である。
B.第1実施例の他の構成例:
図6(A)は、本実施例の他の構成例としての動力発生装置100aの構成を示す概略図である。図6(A)は、ブラシシール部140が設けられている点以外は、図3とほぼ同じである。ブラシシール部140は、負荷接続部133の側面と、ギア固定部131の開口部1313の内周面との間に設けられ、動力発生装置100の内部への塵芥の侵入を抑制する。これによって、動力発生装置100の劣化が抑制される。
図6(B)は、本実施例の他の構成例としての動力発生装置100bの構成を示す概略図である。図6(B)は、ブラシシール部140に換えて、ゴムシール部141が設けられている点以外は、図6(A)とほぼ同じである。ゴムシール部141は、負荷接続部133の側面と、ギア固定部131の開口部1313の内周面との間に設けられ、動力発生装置100を気密にシールする。これによって、気流による動力発生装置100におけるギアやローターの回転損失を低減することができる。
図7(A)は、本実施例の他の構成例としての動力発生装置100cの構成を示す概略図である。図7(A)は、熱交換フィン142が設けられている点以外は、図3とほぼ同じである。熱交換フィン142は、モーター部120のケーシング122の外表面に設けられている。これによって、電磁石124におけるコイル電流による発熱を効率的に冷却することができ、モーター部120の出力トルクを増大させることができる。なお、熱交換フィン142と、電磁石124のためのバックヨーク125とを直接的に接触するように配置するものとしても良い。これによって、電磁石124の発熱に対する放熱効果を向上させることができる。熱交換フィン142に換えて、ケーシング122の外周に冷媒ジャケットを装着させるものとしても良い。
図7(B)は、本実施例の他の構成例としての動力発生装置100dの構成を示す概略図である。図7(B)は、回転制御回路127に換えて、ケーシング144の内部に、制御部143と、通信部143cと、ドライバ回路143dとが設けられている点以外は、図3とほぼ同じである。制御部143は、中央処理装置と主記憶装置とを有するマイクロコンピュータによって構成され、通信部143cと、ドライバ回路143dとを制御する。通信部143cは、外部とのコマンドの通信を実行する。ドライバ回路143dは、制御部143の指令に応じて、電磁石124に流す電流を制御する。即ち、この構成例では、動力発生装置100dに一体的に設けられた制御部143、通信部143c、ドライバ回路143dによって、動力発生装置100dを、外部から送信されたコマンド指令に応じて駆動させることができる。
図8(A),(B)は、本実施例の他の構成例としての動力発生装置100eの構成を示す概略図である。図8(A),(B)はそれぞれ、負荷接続部133に換えて、負荷接続部133eが設けられ、第1のベベルギア21の回転軸を示す破線が省略されている点以外は図3とほぼ同じである。図8(A),(B)の構成例における動力発生装置100eは、第1実施例の動力発生装置100とは異なり、ロボットアーム10とは異なる構成を有するアクチュエーターやマニピュレーターに用いられる。
図8(A)に示す構成例では、負荷接続部133eは、ギア固定部131から突出した側壁面にギア歯133tが設けられた平歯車と一体的に構成されている点以外は、第1実施例の負荷接続部133(図3)と同様に構成されている。即ち、この構成例では、負荷接続部133eが、プラネタリーキャリアとして機能するとともに、外部負荷へと回転駆動力を伝達するギアとしても機能する。
図8(B)に示す構成例は、負荷接続部133eがベベルギアと一体的に構成されている点以外は、図8(A)の構成例と同様の構成である。このように、負荷接続部133eは、種々のタイプのギアと一体的に構成することが可能である。
C.第2実施例:
図9,図10は本発明の第2実施例としての動力発生装置100Aの構成を示す概略図である。図9は、動力発生装置100Aの内部構成を示す概略断面図であり、図10は、動力発生装置100Aの各構成部を分解して示す概略分解断面図である。この動力発生装置100Aは、遊星ギアを二段重ねた減速機とモーターとを一体化した構成を有しており、以下の点が第1実施例の動力発生装置100(図3,図4)と異なる。
第2実施例の動力発生装置100Aは、回転機構部130Aを有している。回転機構部130Aのギア固定部131Aには、中心軸110の軸方向に並列に重ねて設けられた第1と第2のアウターギア1311a,1311bが設けられている。第1と第2のアウターギア1311a,1311bは、ギア固定部131Aがケーシング122に固定的に取り付けられたときに、ともにローター121の凹部1212に収容される。
第1のアウターギア1311aは、ローターギア1213と第1のプラネタリーギア132aを介して連結される。即ち、ローターギア1213は、一段目の遊星ギアにおけるサンギアとして機能する。第1のプラネタリーギア132aは、プラネタリーキャリア135に回転可能に取り付けられる。
プラネタリーキャリア135は、比較的径が大きい円筒形状の前段部1351と、比較的経の小さい円筒形状の後段部1352とが連接された回転部材である。プラネタリーキャリア135の前段部1351は、第1と第2のアウターギア1311a,1311bの間に配置され、その底面に第1のプラネタリーギア132aの回転軸132sを保持するための軸孔1354が設けられている。後段部1352は、側壁面にギア歯135tが形成されるとともに、第2のアウターギア1311bの内周空間に配置される。
なお、プラネタリーキャリア135の中央部には、中心軸110を挿通するための貫通孔1353が、前段部1351および後段部1352をともに貫通して設けられている。貫通孔1353と中心軸110との間には、プラネタリーキャリア135を回転可能とするための軸受け部112が配置される。なお、軸受け部112同士の間には、適宜、スペーサー115が配置される。
プラネタリーキャリア135の後段部1352と、第2のアウターギア1311bとの間には、第2のプラネタリーギア132bが配置される。即ち、後段部1352は、二段目の遊星ギアにおけるサンギアとして機能する。第2のプラネタリーギア132bは、プラネタリーキャリアとして機能する負荷接続部133に、回転可能に取り付けられる。
図11(A),(B)は、動力発生装置100Aの二段式の遊星ギアにおいて回転駆動力が伝達される機構を説明するための、図5と同様な模式図である。図11(A)には、ローターギア1213と、第1のプラネタリーギア132aと、第1のアウターギア1311aと、プラネタリーキャリア135の前段部1351とで構成される一段目の遊星ギアが図示されている。一段目の遊星ギアでは、ローターギア1213の回転に伴って、第1のプラネタリーギア132aが自身の回転軸132sを中心に回転しつつ、ローターギア1213の外周を周回移動する。第1のプラネタリーギア132aの周回移動に伴って、プラネタリーキャリア135の前段部1351が回転する。
なお、図11(A)では、ローターギア1213の回転方向を一点鎖線の矢印で図示し、第1のプラネタリーギア132aの回転方向を実線の矢印で図示してある。また、第1のプラネタリーギア132aの周回移動の方向、即ち、プラネタリーキャリア135の回転方向を二点鎖線の矢印で図示してある。
図11(B)には、プラネタリーキャリア135の後段部1352と、第2のプラネタリーギア132bと、第2のアウターギア1311bと、負荷接続部133で構成される二段目の遊星ギアが図示されている。二段目の遊星ギアでは、プラネタリーキャリア135の後段部1352の回転に伴って、第2のプラネタリーギア132bが自身の回転軸132sを中心に回転しつつ、プラネタリーキャリア135の後段部1352の外周を周回移動する。第2のプラネタリーギア132bの周回移動に伴って、負荷接続部133が回転し、負荷接続部133に接続された外部負荷に回転駆動力が伝達される。
なお、図11(B)では、プラネタリーキャリア135の後段部1352の回転方向を二点鎖線の矢印で図示し、第2のプラネタリーギア132bの回転方向を実線の矢印で図示してある。また、第2のプラネタリーギア132bの周回移動の方向、即ち、負荷接続部133の回転方向を破線の矢印で図示してある。
このように、第2実施例の動力発生装置100Aは、より高トルクの回転駆動力の出力が可能な減速機として二段式の遊星ギアを、ローター121の凹部1212に収容し、小型化されている。この動力発生装置100Aをロボットアーム10(図1)に適用すれば、第1実施例の場合より高いトルクで、第1〜第3の関節部J1〜J3を回動させることができる。なお、動力発生装置100Aでは、さらに多くの段数を有する遊星ギアが構成されるものとしても良い。
D.第3実施例:
図12,図13は、本発明の第3実施例としての動力発生装置100Bの構成を示す概略図である。図12は、動力発生装置100Bの内部構成を示す概略断面図であり、図13は、動力発生装置100Bの各構成部を分解して示す概略分解断面図である。この動力発生装置100Bは、増速機として機能する遊星ギアとモーターとを一体化した構成を有しており、外部負荷ELに回転駆動力を伝達する。動力発生装置100Bは、以下の点が第1実施例の動力発生装置100(図3,図4)と異なる。
第3実施例のモーター部120Bは、ローター121Bを備える。ローター121Bは、中央に設けられた隔壁1213の外表面のギア歯121tが省略され、ローター121Bの側壁の内周面にギア歯121tBが設けられている点以外は、第1実施例で説明したローター121の構成と同様の構成を有する。第3実施例の動力発生装置100Bでは、ローター121Bがアウターギアとして機能する。
動力発生装置100Bの回転機構部130Bは、サンギア136を備える。サンギア136は、中央に中心軸110を挿通するための貫通孔1361が設けられた略円筒状の部材であり、側壁面にギア歯136tが形成されている。貫通孔1361は、ローター121Bの中央の隔壁1213を、空隙を残しつつ収容可能な前段部1361aと、中心軸110と固定的に接続される後段部1361bとを有する。
プラネタリーギア132は、ローター121Bの凹部1212に配置され、サンギア136とアウターギアであるローター121Bとを連結する。プラネタリーギア132は、プラネタリーキャリアとして機能する負荷接続部133に回転可能に取り付けられる。負荷接続部133には、外部負荷ELの回転軸(破線で図示)が固定用ボルト114によって取り付けられている。
図14は、動力発生装置100Bの内部において回転駆動力が伝達される機構を説明するための図11と同様な模式図である。サンギア136は中心軸110に固定されているため、アウターギアであるローター121Bの回転に伴って、プラネタリーギア132は、自身の回転軸132sを中心に回転するとともに、サンギア136の外周を周回移動する。プラネタリーギア132の周回移動に伴って、プラネタリーキャリアである負荷接続部133が回転する。
なお、図14では、ローター121Bの回転方向が一点鎖線の矢印で図示され、プラネタリーギア132の回転方向が実線の矢印で図示されている。また、図14では、プラネタリーギア132の周回移動の方向、即ち、負荷接続部133の回転方向が、二点鎖線の矢印で図示されている。
このように、第3実施例の動力発生装置100Bであれば、増速機として機能する遊星ギアがモーター部120のローター121Bの凹部1212に収容され、小型化されている。従って、この動力発生装置100Bを用いれば、高速な回転駆動力を要するアクチュエーターやマニピュレーターを、よりコンパクトに構成することが可能である。
E.第4実施例:
図15,図16は、本発明の第3実施例としての動力発生装置100Cの構成を示す概略図である。図15は、動力発生装置100Cの内部構成を示す概略断面図であり、図16は、動力発生装置100Cの各構成部を分解して示す概略分解断面図である。この動力発生装置100Cは、ハーモニックドライブ機構とモーターとを一体化した構成を有しており、外部負荷ELに回転駆動力を伝達する。動力発生装置100Cは、以下の点が第1実施例の動力発生装置100(図3,図4)と異なる。
この動力発生装置100Cでは、ローター121の凹部1212に、回転機構部130Cとして、ハーモニックドライブ機構を構成するウェーブジェネレーター160と、フレックススプライン162と、サーキュラスプライン165とが収容される。ウェーブジェネレーター160は、底面が略長円形形状を有する略楕円筒形状の部材である。
ウェーブジェネレーター160には、その中心軸方向(紙面左右方向)に貫通する貫通孔1601が設けられており、貫通孔1601の内壁面には、ギア歯160tが形成されている。ウェーブジェネレーター160は、貫通孔1601にローターギア1213を勘合的に収容した状態で、締結ボルトFBによってローター121と締結される。これによって、ウェーブジェネレーター160は、ローター121の回転に伴って回転する。
ところで、ウェーブジェネレーター160の両端部には、外周方向に突出した鍔部1602が設けられている。この鍔部1602は、ウェーブジェネレーター160の外周に配置されるフレックススプライン162の脱落を防止するためのものである。なお、図16では、フレックススプライン162の取り付けのために、一方の鍔部1602が分離された状態が図示されている。分離された鍔部1602は、フレックススプライン162が配置された後に、締結ボルトFBによって固定される。
フレックススプライン162は、ウェーブジェネレーター160の回転に合わせて変形可能なたわみを有する環状部材であり、その外周面にはギア歯162tが形成されている。また、フレックススプライン162の内周面には、ウェーブジェネレーター160の回転を円滑にするためのベアリング161が配置されている。
サーキュラスプライン165は、ローター121の凹部1212に収容されるとともに、内側にフレックススプライン162を収容する前段部1651と、中心軸110が挿通されるとともに、外部負荷ELの回転軸が接続される後段部1652とを有している。前段部1651は、内周面にフレックススプライン162のギア歯162tと噛み合うギア歯165tが形成されている。後段部1652には、中心軸110との間に、サーキュラスプライン165を回動可能とするための軸受け部112が配置される。
図17は、動力発生装置100Cの内部において回転駆動力が伝達される機構を説明するための、図14と同様な模式図である。なお、図17では、フレックススプライン162の内側に設けられたベアリング161については、図示が省略されている。動力発生装置100Cでは、ローターギア1213の回転(一点鎖線の矢印で図示)にともなって、ウェーブジェネレーター160が回転する(実線の矢印で図示)。
ウェーブジェネレーター160は、その長円方向において、フレックススプライン162をサーキュラスプライン165側に押圧し、フレックススプライン162とサーキュラスプライン165とを接触させる。これによって、ウェーブジェネレーター160の長円方向において、フレックススプライン162のギア歯162t(図示は省略)と、サーキュラスプライン165のギア歯165t(図示は省略)とが互いに噛み合うこととなる。なお、ウェーブジェネレーター160の短円方向においては、フレックススプライン162と、サーキュラスプライン165とは非接触の状態である。
ウェーブジェネレーター160の長円方向におけるフレックススプライン162とサーキュラスプライン165との連結により、ウェーブジェネレーター160の回転が、サーキュラスプライン165へと伝達される。なお、図17では、サーキュラスプライン165の回転方向を二点鎖線の矢印で図示してある。
ハーモニックドライブ機構は、一般に、バックラッシュを省略可能であるため、高精度な回転の伝達が可能である。第3実施例の動力発生装置100Cであれば、ハーモニックドライブ機構を構成する回転機構部130Cが、ローター121の凹部1212に一体的に収容されている。そのため、この動力発生装置100Cによれば、コンパクトで動作精度の高いアクチュエーターやマニピュレーターを構成することが可能である。
F.第5実施例:
図18は、本発明の第5実施例としての動力発生装置100Dの構成を示す概略断面図である。図18は、回転機構部130に替えて、回転軸170が設けられている点以外は、図3とほぼ同じである。この動力発生装置100Dでは、ローター121のローターギア1213に回転軸170が交換可能に取り付けられている。
回転軸170は、中心軸110を軸方向に挿通する貫通孔171を有している。貫通孔171のローター121側の内壁面には、ローターギア1213が勘合的に収容されるようにギア歯が設けられている。また、貫通孔171のローター121とは反対の側には、軸受け部112や、軸受けリング113、スペーサー115が配置されている。この構成によって、回転軸170は、ローター121とともに回転する。
図19(A)〜(C)は、動力発生装置100Dにおいて、回転軸170に換えてローター121に取り付けられる回転軸の種類を例示する概略図である。図19(A)の回転軸170aは、先端側(紙面左側)の外表面に直線状のギア歯170taが設けられており、スパーギア(平歯車)として機能する。図19(B)の回転軸170bは、先端側に螺旋状に延びるギア歯170tbが設けられており、スクリューギア(螺旋歯車)として機能する。図19(C)の回転軸170cは、先端側にテーパー状のギア歯170tcが設けられており、ベベルギアとして機能する。
このように、第5実施例の動力発生装置100Dでは、モーター部120のローター121に、種々の回転軸170,170a〜170cが交換可能に取り付けられる。そのため、動力発生装置100Dは、その汎用性が向上されている。なお、動力発生装置100Dに用いられる回転軸170,170a〜170cは、その一部がローター121の凹部1212に収容されている。即ち、動力発生装置100Dは、その分だけ小型化されている。
G.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
G1.変形例1:
上記第1実施例では、動力発生装置100は、ロボットアーム10の関節部J1〜J3の動力源として用いられていた。しかし、第1実施例の動力発生装置100や、他の実施例の動力発生装置100A〜100Dは、他のアクチュエーターやマニピュレーターの動力源、あるいは、移動体の動力源などに用いられるものとしても良い。
G2.変形例2:
上記実施例では、動力発生装置100,100A〜Dは、モーター部120で発生した回転駆動力を外部負荷へと伝達していた。しかし、動力発生装置100,100A〜Dは外部負荷から伝達された回転駆動力により、モーター部120に電力を発生させる発電装置として機能するものとしても良い。このように、本発明は、電磁力を利用して動力を発生させる動力発生装置に限らず、ローターおよびステーター、回転機構を用いて動力と電力とを変換する電気機械装置に適用することが可能である。
G3.変形例3:
上記実施例では、ローター121の凹部1212に、遊星ギアや、ハーモニックドライブ機構などの回転機構の全部または一部が収容されていた。即ち、中心軸110に対して垂直な方向に見たときに、ローター121と回転機構の全部または一部が重なるように構成されていた。しかし、ローター121の凹部1212には、他の回転機構の全部または一部が収容されるものとしても良い。例えば、ローター121の凹部1212には、ローター121の回転をチェーンやベルトの回転を用いて伝達する回転機構が収容されるものとしても良い。
G4.変形例4:
上記実施例では、中心軸110の貫通孔111に導電線束25が挿通されていた。しかし、中心軸110の貫通孔111は省略されるものとしても良く、導電線束25は、動力発生装置100,100A〜100Dの外部に配設されるものとしても良い。
G5.変形例5:
上記実施例では、ローター121は、回転機構を収容するための収容空間として略円環状の溝として形成された凹部1212を有していた。しかし、ローター121は、回転機構を収容するための収容空間として、他の構成の空間を有するものとしても良い。例えば、ローター121を、円筒形状を有するかご型の骨組みを有する構成とし、その骨組みで囲まれた空間を、回転機構の収容空間とするものとしても良い。
10,10cf…ロボットアーム
11…第1の基体部
12…第2の基体部
13…第3の基体部
14…第4の基体部
21…第1のベベルギア
22…第2のベベルギア
25…導電線束
100,100A〜100D,100a〜100e…動力発生装置
110…中心軸
111…貫通孔
112…軸受け部
113…軸受けリング
114…固定用ボルト
115…スペーサー
120,120B…モーター部
121,121B…ローター
1211…貫通孔
1212…凹部
1213…隔壁(ローターギア)
121t,121tB…ギア歯
122…ケーシング
1221…貫通孔
123…永久磁石
124…電磁石
125…バックヨーク
126…位置検出部
127…回転制御回路
130,130A,130B…回転機構部
131,131A…ギア固定部
1311…アウターギア
1311a,1311b…第1と第2のアウターギア
1312…鍔部
1313…開口部
131t…ギア歯
132…プラネタリーギア
132a,132b…第1と第2のプラネタリーギア
132s…回転軸
132t…ギア歯
133,133e…負荷接続部
1331…貫通孔
1332…軸孔
133t…ギア歯
135…プラネタリーキャリア
1351…前段部
1352…後段部
1353…貫通孔
1354…軸孔
135t…ギア歯
136…サンギア
1361…貫通孔
1361a…前段部
1361b…後段部
136t…ギア歯
140…ブラシシール部
141…ゴムシール部
142…熱交換フィン
143…制御部
143c…通信部
143d…ドライバ回路
144…ケーシング
160…ウェーブジェネレーター
1601…貫通孔
1602…鍔部
160t…ギア歯
161…ベアリング
162…フレックススプライン
162t…ギア歯
165…サーキュラスプライン
1651…前段部
1652…後段部
165t…ギア歯
170,170a〜170c…回転軸
170ta,170tb,170tc…ギア歯
171…貫通孔
EL…外部負荷
FB…締結ボルト
J1〜J3…第1〜第3の関節部
J1…第3の関節部

Claims (6)

  1. 電気機械装置であって、
    中心軸と、
    前記中心軸の外周に沿って配置されたローター磁石を有するローターと、
    前記ローターの外周に配置されたステーターと、
    前記ローターに連結され、回転駆動力の伝達に用いられる回転機構と、
    を備え、
    前記ローターには、前記中心軸と前記ローター磁石との間において、少なくとも前記中心軸の軸方向の一方に開口し、前記回転機構の少なくとも一部を収容する収容空間が形成されている、電気機械装置。
  2. 請求項1記載の電気機械装置であって、
    前記中心軸は、前記中心軸の軸方向に延びる貫通孔を有し、
    前記貫通孔には、前記ローターの回転を制御するための電気を送信する導電線が挿通されている、電気機械装置。
  3. 請求項1または2記載の電気機械装置であって、
    前記回転機構は、前記ローターに一体的に設けられたサンギアと、前記収容空間に配置されたプラネタリーギアおよびアウターギアと、を有し、増速機または減速機として機能する遊星ギアを含む、電気機械装置。
  4. 請求項1または2記載の電気機械装置であって、
    前記回転機構は、前記ローターに一体的に設けられたウェーブジェネレーターと、前記収容空間に配置されたフレックススプラインおよびサーキュラスプラインと、を有するハーモニックドライブ機構を含む、電気機械装置。
  5. アクチュエーターであって、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の電気機械装置を備える、アクチュエーター。
  6. モーターであって、
    中心軸と、
    前記中心軸の外周に沿って配置されたローター磁石を有するローターと、
    前記ローターの外周に配置されたステーターと、
    を備え、
    前記中心軸と前記ローター磁石との間には、少なくとも前記中心軸の軸方向の一方に開口し、前記ローターに連結され、回転駆動力の伝達に用いられる回転機構の少なくとも一部を収容するための収容空間が形成されている、モーター。
JP2010213965A 2010-09-24 2010-09-24 電気機械装置およびそれを用いたアクチュエーター、モーター Withdrawn JP2012070558A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010213965A JP2012070558A (ja) 2010-09-24 2010-09-24 電気機械装置およびそれを用いたアクチュエーター、モーター
CN2011102887389A CN102710059A (zh) 2010-09-24 2011-09-19 电力机械装置以及使用该电力机械装置的致动器、电动机
US13/236,967 US8638013B2 (en) 2010-09-24 2011-09-20 Electromechanical device, actuator using the same, and motor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010213965A JP2012070558A (ja) 2010-09-24 2010-09-24 電気機械装置およびそれを用いたアクチュエーター、モーター

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012070558A true JP2012070558A (ja) 2012-04-05
JP2012070558A5 JP2012070558A5 (ja) 2013-11-07

Family

ID=45869944

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010213965A Withdrawn JP2012070558A (ja) 2010-09-24 2010-09-24 電気機械装置およびそれを用いたアクチュエーター、モーター

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8638013B2 (ja)
JP (1) JP2012070558A (ja)
CN (1) CN102710059A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014087170A (ja) * 2012-10-24 2014-05-12 Seiko Epson Corp 電気機械装置、並びに、これを備える移動体およびロボット
JP2014177265A (ja) * 2013-02-18 2014-09-25 Denso Corp 駆動装置
JP2015226417A (ja) * 2014-05-29 2015-12-14 シナノケンシ株式会社 モータ及びアクチュエータ
JP2016096600A (ja) * 2014-11-12 2016-05-26 シナノケンシ株式会社 モータケース及びそれを用いたアシスト用モータ
KR20190067392A (ko) * 2017-12-07 2019-06-17 주식회사 만도 구동 장치
JP2021509564A (ja) * 2017-12-26 2021-03-25 ボンタズ・サントル・エール・アンド・デ コンパクトギアモーター
US20220212528A1 (en) * 2021-01-07 2022-07-07 Dana Heavy Vehicle Systems Group, Llc Electric motor system

Families Citing this family (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012147541A (ja) * 2011-01-11 2012-08-02 Seiko Epson Corp 電気機械装置およびそれを用いたアクチュエーター、モーター、ロボット、ロボットハンド。
US8834311B1 (en) * 2013-03-07 2014-09-16 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Army Concentric electric servomotor/gearbox drive
DE102014222592A1 (de) * 2014-09-08 2016-03-10 Sms Group Gmbh Antrieb einer Maschine, Drehmomentmotor, Kupplungseinrichtung, Vorrichtung zum Bearbeiten von Werkstoffen und Verwendung eines Torquemotors
US9751617B2 (en) 2014-12-02 2017-09-05 Hamilton Sundstrand Corporation Multi-slice rotary electromechanical actuator
US9506555B2 (en) * 2014-12-23 2016-11-29 Precision Machinery Research & Development Center Hollow-type planet speed reducer
US11186363B2 (en) * 2015-10-21 2021-11-30 Sikorsky Aircraft Corporation Electric propulsion system for a rotary wing aircraft
KR101752096B1 (ko) * 2016-07-04 2017-06-28 주식회사 현대케피코 부품 내장형 액추에이터 및 이를 적용한 연속 가변 밸브 듀레이션 시스템과 밸브 트레인 시스템
JP6264671B2 (ja) * 2016-08-26 2018-01-24 合同会社IP Bridge1号 電気機械装置、及び、これを備える移動体およびロボット、並びに、変速装置
US10752343B2 (en) 2016-10-18 2020-08-25 Sikorsky Aircraft Corporation Electric propulsion system for a rotary wing aircraft
JPWO2018159032A1 (ja) * 2017-02-28 2019-12-26 ソニー株式会社 アクチュエータ
US10974824B2 (en) 2017-07-20 2021-04-13 Sikorsky Aircraft Corporation Electric powered direct drive rotor motor
US10676182B2 (en) 2017-07-20 2020-06-09 Sikorsky Aircraft Corporation Tilting coaxial rotor for a rotary wing aircraft
CN109510390B (zh) * 2017-09-15 2021-07-09 日本电产株式会社 驱动装置
EP3731387A4 (en) * 2017-12-18 2021-01-20 Sony Corporation ACTUATOR
WO2019229002A1 (en) * 2018-06-01 2019-12-05 Steerable Instruments nv Tool with torque-actuated end effector
CN110729851A (zh) * 2018-09-04 2020-01-24 郭成武 一款双转子变频变压发电装置
FR3091628B1 (fr) * 2019-01-08 2021-07-23 Valeo Systemes Thermiques Actionneur électrique pour un système de chauffage, ventilation et/ou climatisation
DE102020107990A1 (de) * 2020-03-24 2021-09-30 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Manipulatorarm für einen Roboter sowie Roboter mit einem solchen Manipulatorarm
FR3113425B1 (fr) * 2020-08-14 2022-07-22 Bontaz Centre R & D Distributeur fluidique a fonctionnement ameliore
FR3119719B1 (fr) * 2021-02-08 2024-02-16 Bontaz Centre R & D Motoreducteur a fiabilité augmentée
CN113357315A (zh) * 2021-05-28 2021-09-07 深圳市优必选科技股份有限公司 本体驱动器、驱动关节及机器人
US11563366B1 (en) * 2021-09-28 2023-01-24 Kaney Aerospace, Inc. Electromagnetically-controlled magnetic cycloidal gear assembly and method of operating same
CN117006204B (zh) * 2023-10-08 2024-01-19 深圳逐际动力科技有限公司 致动器、关节模组及机器人

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001112215A (ja) * 1999-10-05 2001-04-20 Yaskawa Electric Corp 減速機一体型アクチュエータ
JP2002314846A (ja) * 2001-04-09 2002-10-25 Toshiba Corp 撮像装置および駆動装置
JP2003284286A (ja) * 2002-03-20 2003-10-03 Japan Servo Co Ltd 減速体付き回転電機及びこの回転電機を用いた駆動装置
WO2007141841A1 (ja) * 2006-06-05 2007-12-13 Junichi Yoshimori ハイブリット機能を可能にした発電機兼用駆動モーター

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3301303B2 (ja) * 1995-10-13 2002-07-15 トヨタ自動車株式会社 電動機
JP4150992B2 (ja) * 2000-04-07 2008-09-17 日本サーボ株式会社 ステップリング付同軸出力中空軸減速体を有する回転電機
US7052428B2 (en) * 2002-03-13 2006-05-30 Robert Bosch Gmbh Actuator
JP2008159847A (ja) 2006-12-25 2008-07-10 Seiko Epson Corp 電磁コイル及びこれを利用したモータ
US20100187954A1 (en) * 2007-04-19 2010-07-29 Kendall Todd A Wheel motor

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001112215A (ja) * 1999-10-05 2001-04-20 Yaskawa Electric Corp 減速機一体型アクチュエータ
JP2002314846A (ja) * 2001-04-09 2002-10-25 Toshiba Corp 撮像装置および駆動装置
JP2003284286A (ja) * 2002-03-20 2003-10-03 Japan Servo Co Ltd 減速体付き回転電機及びこの回転電機を用いた駆動装置
WO2007141841A1 (ja) * 2006-06-05 2007-12-13 Junichi Yoshimori ハイブリット機能を可能にした発電機兼用駆動モーター

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014087170A (ja) * 2012-10-24 2014-05-12 Seiko Epson Corp 電気機械装置、並びに、これを備える移動体およびロボット
JP2014177265A (ja) * 2013-02-18 2014-09-25 Denso Corp 駆動装置
JP2015226417A (ja) * 2014-05-29 2015-12-14 シナノケンシ株式会社 モータ及びアクチュエータ
JP2016096600A (ja) * 2014-11-12 2016-05-26 シナノケンシ株式会社 モータケース及びそれを用いたアシスト用モータ
KR20190067392A (ko) * 2017-12-07 2019-06-17 주식회사 만도 구동 장치
KR102519998B1 (ko) * 2017-12-07 2023-04-10 에이치엘만도 주식회사 구동 장치
JP2021509564A (ja) * 2017-12-26 2021-03-25 ボンタズ・サントル・エール・アンド・デ コンパクトギアモーター
US20220212528A1 (en) * 2021-01-07 2022-07-07 Dana Heavy Vehicle Systems Group, Llc Electric motor system
US11673463B2 (en) * 2021-01-07 2023-06-13 Dana Heavy Vehicle Systems Group, Llc Electric motor system

Also Published As

Publication number Publication date
US8638013B2 (en) 2014-01-28
US20120074820A1 (en) 2012-03-29
CN102710059A (zh) 2012-10-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2012070558A (ja) 電気機械装置およびそれを用いたアクチュエーター、モーター
JP2012147541A (ja) 電気機械装置およびそれを用いたアクチュエーター、モーター、ロボット、ロボットハンド。
US10940582B2 (en) Leg power system structure of electrically driven four-legged robot
JP2013099191A (ja) 電気機械装置およびそれを用いたアクチュエーター、モーター、ロボット、ロボットハンド。
US7966907B2 (en) Finger joint mechanism
JP5540981B2 (ja) 多関節ロボット
JP2014011931A (ja) 電気機械装置およびそれを用いたアクチュエーター、モーター、ロボット、ロボットハンド
CN109661528B (zh) 带电动机的波动齿轮减速器
US11938621B2 (en) Robot dual-joint unit, and legged robot and cooperative manipulator using the same
JP2012070558A5 (ja) 電気機械装置およびそれを用いたアクチュエーター、並びに、モーターおよびそれを用いたロボットアーム、ロボット
US20190036419A1 (en) Rotary actuator and robot
CN111120583B (zh) 减速装置及机电设备
JP2017175837A (ja) 電動アクチュエータ
WO2018008692A1 (ja) 波動歯車減速機用モータユニット
JP2019041567A (ja) 反転ハーモニックギヤアクチュエータ及び反転ハーモニックギヤアクチュエータの組立方法
CN114789761A (zh) 一种电驱动关节及三自由度仿生机器人关节集成模组
US11181178B2 (en) Strain wave gear speed reducer unit and power unit
JP2013108611A (ja) 回転数変換装置、およびそれを用いた電気機械装置、アクチュエーター、ロボット、ロボットハンド
US11986952B2 (en) Vertical articulated robot
CN210061189U (zh) 关节驱动模块、七轴机械臂及机器人
CN213971203U (zh) 驱动机构及机器人
US11111997B2 (en) Magnetically driven harmonic drive
WO2019167261A1 (ja) 駆動装置
CN220699648U (zh) 驱动组件、关节模组及机器人
CN112405593B (zh) 用于机器人的模块化关节

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130924

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130924

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140610

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140611

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20140725