JP2012062637A - 屋根用固定金具 - Google Patents

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Abstract

【課題】縦葺屋根に対して極めて強固に固定可能な屋根用固定金具を提供すること。
【解決手段】固定部6は、縦葺屋根Rの重合凸条部3を挟持可能な左右一対の挟持体7間に締付ボルト9を架設し、この締付ボルト9に螺着したナット10を締付回動することにより左右の挟持体7間を狭めるように構成し、この左右一対の挟持体7の対向面8の下部の複数箇所に、重合凸条部3の根元部5に当接する挟持用突部11を突設し、この左右の挟持用突部11によって重合凸条部3の根元部5を締付挟持する構成とし、この挟持用突部11の上部に、重合凸条部3の根元部5より上方に存するハゼ締め部4Aや嵌合部などの幅広接続部4に係止する係止部12を設けた屋根用固定金具。
【選択図】図5

Description

本発明は、屋根用の雪止め金具や、屋根上にソーラーパネルなどを設置するための屋根上設置物取付用金具などの屋根用固定金具に関するものである。
屋根上に固定される金具として、従来から雪止め金具や、ソーラーパネルを設置するための取付金具などが実施されている。これらは屋根の適宜な固定箇所に固定可能な固定部の軒先側の端部に、雪止め機能を有する平板状の羽根板部を設けたり、固定部の上部に雪止め金具やソーラーパネルやこれらの取付具を取付可能な取付部を設けたものが一般的である。
また、この種の屋根用固定金具の前記固定部は、固定する屋根の形式によって色々なタイプが存在するが、縦葺屋根用は、左右一対の挟持体間に締付ボルトを架設し、この左右一対の挟持体の夫々の下端部を対向内側に折曲形成してこの折曲下端部を係止縁部とし、前記締付ボルトに螺着したナットを締付回動することにより前記係止縁部間を対向間隔を狭めて、この左右の係止縁部によって縦葺屋根の立設する重合凸条部を締付挟持して固定する構成となっている(例えば、特許文献1参照。)。
特許第3062458号公報
上記した縦葺屋根用の固定部を有する屋根用固定金具は、例えば雪止め用の羽根板部を備えたものや雪止め金具を取付けできるものの場合、固定部を固定後(屋根用固定金具を縦葺屋根上に設置固定した後)に羽根板部や雪止め金具に積雪の大きな荷重が加わると、羽根板部が屋根の軒側に倒れようとして棟側に存する固定部を上方へ浮き上がらせようとする強い力が作用することになる。
また、ソーラーパネルを取付けできる金具の場合も、ソーラーパネルが強風に吹き上げられると、やはり固定部を上方へ浮き上がらせようとする強い力が作用することになる。
そして、いずれの場合も、作用する力の大きさによっては、固定部が浮き上がって上方へ抜け外れてしまうのではとの懸念がある。
本発明は、このような懸念を払拭しようとするもので、縦葺屋根に対して極めて強固に固定可能となる画期的な屋根用固定金具を提供するものである。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
雪止め用の羽根板部若しくは雪止め金具やソーラーパネル1Aや融雪装置やそれらの取付具1Bなどの屋根上設置物1を取付し得る取付部2と、縦葺屋根Rの立設する重合凸条部3に挟持固定可能な固定部6とから成る屋根用固定金具において、前記固定部6は、前記重合凸条部3を挟持可能な左右一対の挟持体7間に締付ボルト9を架設し、この左右一対の挟持体7の対向面8の下部の複数箇所に、前記縦葺屋根Rの重合凸条部3の根元部5に当接する挟持用突部11を各挟持体7の対向面8の内側に向けてこの対向面8より膨出状態に突設し、前記締付ボルト9を締付回動若しくは締付ボルト9に螺着したナット10を締付回動することにより左右一対の挟持体7間を狭めて左右の挟持用突部11の対向間隔を狭め、この左右の挟持用突部11によって前記重合凸条部3の根元部5を締付挟持するように構成し、この左右の挟持用突部11による締付挟持状態の前記固定部6が重合凸条部3に対して上動した際に、重合凸条部3の前記根元部5より上方に存するハゼ締め部4Aや嵌合部などの幅広接続部4に係止する係止部12を、前記挟持用突部11の上部に設けたことを特徴とする屋根用固定金具に係るものである。
また、右側の前記挟持体7の複数の前記挟持用突部11と、左側の前記挟持体7の複数の前記挟持用突部11とを左右対向位置に設けたことを特徴とする請求項1記載の屋根用固定金具に係るものである。
また、前記挟持用突部11の上部を、前記重合凸条部3の幅広接続部4の下部に対して当接係止可能な水平面若しくは傾斜面に形成して、この水平面若しくは傾斜面を前記係止部12としたことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の屋根用固定金具に係るものである。
また、前記挟持体7の対向外側面の下部を外方から押圧することで、この挟持体7の対向面8の下部をこの対向面8より膨出するように変形せしめ、この対向面8の膨出変形部分を前記挟持用突部11としたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の屋根用固定金具に係るものである。
また、前記左右一対の挟持体7は、二枚の板材7を採用して構成すると共に、この二枚の板材7の板面を左右対向させて二枚の板材7間に前記締付ボルト9を架設し、この二枚の板材の夫々の対向板面8の下部に前記挟持用突部11を突設したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の屋根用固定金具に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、羽根板部若しくは取付部に取り付けた雪止め金具に積雪の大きな荷重が加わったり、あるいは取付部に取り付けたソーラーパネルなどに強風による大きな吹き上げ力が作用しても、固定部が高い固定強度を発揮して縦葺屋根の重合凸条部に対して上方へ抜け外れることが確固に防止される極めて実用的で信頼性の高い屋根用固定金具となる。
また、請求項2記載の発明においては、重合凸条部の根元部の左右対向位置を挟持用突部が締付挟持するから、例えば、複数の挟持用突部が根元部に左右から千鳥状に当接して締付挟持するような構成に比べて根元部に変形を生じにくく、従って挟持用突部の根元部への当接状態が確固に維持されて締付挟持状態(固定部の固定状態)が一層強固となる極めて実用性に優れた屋根用固定金具となる。
また、請求項3記載の発明においては、固定部が縦葺屋根の重合凸条部に対して上動しても、係止部としての水平面若しくは傾斜面が重合凸条部の幅広接続部の下部に確実に当接係止して固定部の抜け外れ防止効果が極めて良好に発揮される一層実用性に優れた構成の屋根用固定金具となる。
また、請求項4記載の発明においては、耐変形強度の高い挟持用突部を対向面に備えた挟持体を簡易に設計実現可能となる一層実用性に優れた構成の屋根用固定金具となる。
また、請求項5記載の発明においては、左右一対の挟持体を二枚の板材で設計実現可能である上、締付ボルトも短いものを採用可能であるから、安価な製品を提供可能となる一層実用性に優れた構成の屋根用固定金具となる。
本実施例を示す斜視図である。 本実施例を示す側面図である。 本実施例の使用状態を示す概略説明斜視図である。 本実施例の使用状態を示す側面図である。 本実施例の使用状態における、図2のA−A線断面図並びに固定部が上動して係止部が重合凸条部の下端部に係止した状態を示すA−A線断面図である。 図2のB−B線断面図である。 本実施例の挟持用突部を示す部分拡大説明図である。
好適と考える本発明の実施形態を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
左右一対の挟持体7で立設する重合凸条部3を挟むようにして縦葺屋根R上に固定部6を配置し、左右一対の挟持体7間に架設した締付ボルト9を締付回動若しくはこの締付ボルト9に螺着したナット10を締付回動すると、左右一対の挟持体7間が狭められて挟持体7の対向面8の下部の複数箇所より膨出状態に突設した挟持用突部11の対向間隔が狭められ、この複数の挟持用突部11が重合凸条部3の根元部5に左右から当接し締付挟持して、固定部6(本発明の屋根用固定金具)が縦葺屋根R上に固定されることになる。
例えば、羽根板部を備えた若しくは取付部2に雪止め金具を取り付けた本金具の場合には、縦葺屋根R上で雪止め機能を発揮するが、羽根板部若しくは雪止め金具に積雪の大きな荷重が加わると、羽根板部若しくは雪止め金具が縦葺屋根Rの軒側に倒れようとして棟側に存する固定部6を上方へ浮き上がらせようとする力が作用することになる。
そして、この力が非常に強いと固定部6(左右一対の挟持体7)が前記重合凸条部3に対して上動してしまう場合があるが、本発明においては、固定部6が上動すると前記挟持用突部11の上部に設けた係止部12が重合凸条部3の上部のハゼ締め部4Aや嵌合部などの幅広接続部4に係止して、この係止部12が幅広接続部4に係止した位置からは上動できなくなる。
従って、固定部6が重合凸条部3に対して上方へ抜け外れることがない。
また、例えば、取付部2にソーラーパネル1Aや融雪装置やそれらの取付具1Bなどの屋根上設置物1を取付けた本金具の場合には、屋根上設置物1が強風により上方へ吹き上げられると、固定部6を上方へ浮き上がらせようとする力が作用することになるが、このような状況においても上記と同様に固定部6が重合凸条部3に対して上方へ抜け外れることはない。
また、例えば、右側の前記挟持体7の複数の前記挟持用突部11と、左側の前記挟持体7の複数の前記挟持用突部11とを左右対向位置に設ければ、重合凸条部3の根元部5の左右対向位置に左右から挟持用突部11が突き合うように当接してこの左右対向位置を挟持用突部11が締付挟持することになる。従って、例えば、複数の挟持用突部11が重合凸条部3の根元部5の左右に千鳥状に当接して締付挟持するような構成に比べて根元部5に変形を生じにくく(根元部5の変形による締付強度の損失がなく)、よって挟持用突部11の根元部5への当接状態が確固に維持されて締付挟持状態が強固となる。
また、例えば、前記挟持用突部11の上部を、前記重合凸条部3の幅広接続部4の下部に対して当接係止可能な水平面若しくは傾斜面に形成して、この水平面若しくは傾斜面を前記係止部12とすれば、固定部6が縦葺屋根Rの重合凸条部3に対して上動した際に、水平面若しくは傾斜面である係止部12が重合凸条部3の幅広接続部4の下部に確実に係止して上方への抜け止め作用が極めて良好に発揮されることになる。
また、例えば、前記挟持体7の対向外側面の下部を外方から押圧することで、この挟持体7の対向面8の下部をこの対向面8より膨出するように変形せしめ、この対向面8の膨出変形部分を前記挟持用突部11とすれば、例えば、プレス成形などによって対向面8に挟持用突部11を一体的に備えた挟持体7を構成可能となり、しかも、挟持用突部11が挟持体7の構成素材と一体物で形成されるためにこの挟持用突部11は耐変形強度が高い。
また、例えば、前記左右一対の挟持体7は、二枚の板材7を採用して構成すると共に、この二枚の板材7の板面を左右対向させて二枚の板材7間に前記締付ボルト9を架設し、この二枚の板材の夫々の対向板面8の下部に前記挟持用突部11を突設すれば、二枚の板材7で左右一対の挟持体7を簡易に設計実現可能であり、しかも、前記特許文献1のような一枚の板材をコ字状に折曲形成して締付挟持固定部を構成する場合に比べて、材料コストを削減できると共に、左右幅の小さい固定部6を構成可能となるので、締付ボルト9も短く安価なものを採用可能となる。
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例は、雪止め金具やソーラーパネル1Aや融雪装置やそれらの取付具1Bなどの屋根上設置物1を取付し得る取付部2と、縦葺屋根Rの立設する重合凸条部3に挟持固定可能な固定部6とから成る屋根用固定金具に係るものである。
具体的には、本実施例の取付部2は、取付ボルト13と、この取付ボルト13に螺着される二個の設置物取付用ナット14とで構成し、この取付ボルト13に螺着した二個の設置物取付用ナット14間に屋根上設置物1を締付挟持固定し得るようにしている。尚、図3〜図5では、取付ボルト13に設置物取付ナット14を利用して取付具1B(荷台)を取付固定し、この取付具1Bにソーラーパネル15を取付固定した場合を示しているが、他の屋根上設置物1を取付することも可能である。
本実施例の固定部6は、挟持体7を左右対向状態に配設し、この左右の板材7間に複数(図面では二本)の締付ボルト9を架設し、この各締付ボルト9にナット10を螺着することで左右の挟持体7を締付ボルト9に対して抜け止め状態に設け、ナット10を締付回動することで左右の挟持体7の対向間隔を狭め得るように構成している。
また、挟持体7は、二枚の横長方形状の金属製板材7で構成し、この板材7の板面を対向させて左右に配設している。従って、挟持体7は、二枚の金属製板材7で足りる構成のため、部品コスト安に設計実現可能であると共に、二枚の板材7の板面を左右に対向させて固定部6を構成するので、この固定部6は、左右幅が実質的に板材7の板厚二枚分程度と非常に小さいものになり、よって締付ボルト9も安価な短いボルトで足りるためにコスト安に固定部6を構成可能となる。
また、この左右一対の挟持体7の夫々の下端部の対向板面8に縦葺屋根Rの重合凸条部3の根元部5に当接する挟持用突部11を設けている。即ち、本実施例の固定部6は、ナット10を締付回動して左右一対の挟持体7の挟持体7の対向間隔を狭めることにより、この左右の挟持体7下端部の挟持用突部11を重合凸条部3の薄厚(薄幅)な根元部5の左右両側面に圧接当接させて締付挟持固定する構成としている。
また、この挟持用突部11は、挟持体7の長さ方向に間隔を置いた数箇所(図面では三箇所)に挟持用突部11を設けると共に、右側の挟持体7の複数の前記挟持用突部11と、左側の挟持体7の複数の前記挟持用突部11とを左右対向位置(左右対称位置)に設けている。従って、この片側に複数ずつ設けた挟持用突部11同士が、互いに重合凸条部3の根元部5の左右対向位置の両側面に突き合うように当接して、複数の左右対向位置を強固に締付挟持する構成としている。
この挟持用突部11について図7に基づいて更に詳しく説明する。尚、図7(a)は挟持用突部11の部分拡大斜視図、図7(b)は挟持用突部11の部分拡大正断面図、図7(c)は挟持用突部11の部分拡大平面図である。
この各挟持用突部11は、略四角形に膨出する形状としている。
また、各挟持用突部11は、その膨出先端部を垂直方向(対向面8の面方向と平行な方向)に面方向を有する平坦面形状に形成し、この平坦な膨出先端面23が前記縦葺屋根Rの重合凸条部3の根元部5の左右両側面に対して面接当接する構成としている。
また、各挟持用突部11は、その上側部と軒側部とを前記膨出先端面23の面方向と直交する方向に面方向を有する平坦面形状に形成することで、この平坦な上側面12と膨出先端面23との連設部と、軒側面24と膨出先端面23との連設部とが略直角な角縁部25となるように構成している。即ち、挟持用突部11は、その上側と軒側とに角縁部25を有する構成としている。
従って、固定部6を重合凸条部3に挟持締付固定した状態で挟持用突部11が縦葺屋根Rの軒側(屋根勾配の下方側)へ移動しようとしたり上方へ移動しようとしたりした場合には、前記角縁部25が根元部5の左右側面部に喰い込み易くなり、これがクサビの役目を果たして軒側への移動にも上方への移動にも強固な抵抗力を発揮する(強固な位置決め効果を発揮する)構成としている。
また、この各挟持用突部11は、左右の挟持体7の夫々の下端部の外側板面を内方へ凹ませるように例えばプレス押圧加工することにより、この夫々の下端部の対向面8を対向内側へ膨出するように変形させた突起で構成している。即ち、挟持用突部11は、左右の挟持体7の下端部の板面に一体成形している(図7(b)参照)。図中符号27は押圧痕(凹所)である。
また、本実施例では、各挟持用突部11の上部に、左右一対の挟持体7が前記重合凸条部3に対して上動した際に重合凸条部3の上部のハゼ締め部4Aや嵌合部などの幅広接続部4に係止する係止部12を設けている。
具体的には、各挟持用突部11は、前述のように上部に略水平面となる前記上側面12を有する形状であるが、この上側面12を前記係止部12としている。
従って、この固定部6による縦葺屋根R上への固定状態において、ソーラーパネル1Aに強風による大きな吹き上げ力が作用すると、固定部6を上方へ浮かせようとする力が作用するが、この作用により重合凸条部3の根元部5に当接している挟持用突部11が上動すると、この根元部5の上方に存する根元部5より厚み(横幅)のある重合凸条部3のハゼ締め部4A(幅広接続部4)の下部に挟持用突部11上部の前記係止部12が係止してこれ以上は上動不能となり、これにより固定部6が重合凸条部3に対して上方へ抜脱不能となって重合凸条部3(縦葺屋根R)への固定状態が確固に保持される構成としている(図5参照。)。尚、この係止部12は、水平に対してやや傾斜した傾斜面に形成しても良い。
本実施例は、前記取付部2と前記固定部6とを、取付用基板15を利用して取付した構造としている。
具体的には、取付用基板15は、金属製の帯板をL字状に屈曲して軒側に配する前板部16とボルト取付板部17とが略直角に連設する形状に構成している。また、前板部16の下部には、前記重合凸条部3を逃げるための逃げ凹部26を形成し、取付用基板15のボルト取付板部17の略中心部には、前記取付部2を構成する取付ボルト13を上方へ向けて立設状態に固定している。
また、固定部6を構成する前記各挟持体7の軒側に配する前側端部を夫々対向外側に略直角に折曲してこの折曲板部を前記取付用基板15の前板部16の裏面部に重合する取付用板部18とし、この各取付用板部18と重合した前板部16とをリベット19とビス20(とナット21)で取付することにより、取付用基板15を介して取付部2と固定部6とを取付した構造としている。
また、一方の取付用板部18には長穴形状のビス通し穴23を設けて、ビス20を緩めることによって左右一対の挟持体7の対向間隔を広狭調整可能な構成としている。
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
例えば、本実施例では、雪止め金具やソーラーパネル1Aや融雪装置やそれらの取付具1Bなどの屋根上設置物1を取付し得る取付部2を備えた屋根用固定金具に適用した場合を示したが、取付部2ではなく雪止め用の羽根板部を備えた屋根用固定金具(雪止め)に適用しても良い。また、取付部2は、他の構成を採用しても良い。
1 屋根上設置物
1A ソーラーパネル
1B 取付具
2 取付部
3 重合凸条部
4 幅広接続部
4A ハゼ締め部
5 根元部
6 固定部
7 挟持体(板材)
8 対向面(対向板面)
9 締付ボルト
10 ナット
11 挟持用突部
12 係止部
R 縦葺屋根

Claims (5)

  1. 雪止め用の羽根板部若しくは雪止め金具やソーラーパネルや融雪装置やそれらの取付具などの屋根上設置物を取付し得る取付部と、縦葺屋根の立設する重合凸条部に挟持固定可能な固定部とから成る屋根用固定金具において、前記固定部は、前記重合凸条部を挟持可能な左右一対の挟持体間に締付ボルトを架設し、この左右一対の挟持体の対向面の下部の複数箇所に、前記縦葺屋根の重合凸条部の根元部に当接する挟持用突部を各挟持体の対向面の内側に向けてこの対向面より膨出状態に突設し、前記締付ボルトを締付回動若しくは締付ボルトに螺着したナットを締付回動することにより左右一対の挟持体間を狭めて左右の挟持用突部の対向間隔を狭め、この左右の挟持用突部によって前記重合凸条部の根元部を締付挟持するように構成し、この左右の挟持用突部による締付挟持状態の前記固定部が重合凸条部に対して上動した際に、重合凸条部の前記根元部より上方に存するハゼ締め部や嵌合部などの幅広接続部に係止する係止部を、前記挟持用突部の上部に設けたことを特徴とする屋根用固定金具。
  2. 右側の前記挟持体の複数の前記挟持用突部と、左側の前記挟持体の複数の前記挟持用突部とを左右対向位置に設けたことを特徴とする請求項1記載の屋根用固定金具。
  3. 前記挟持用突部の上部を、前記重合凸条部の幅広接続部の下部に対して当接係止可能な水平面若しくは傾斜面に形成して、この水平面若しくは傾斜面を前記係止部としたことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の屋根用固定金具。
  4. 前記挟持体の対向外側面の下部を外方から押圧することで、この挟持体の対向面の下部をこの対向面より膨出するように変形せしめ、この対向面の膨出変形部分を前記挟持用突部としたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の屋根用固定金具。
  5. 前記左右一対の挟持体は、二枚の板材を採用して構成すると共に、この二枚の板材の板面を左右対向させて二枚の板材間に前記締付ボルトを架設し、この二枚の板材の夫々の対向板面の下部に前記挟持用突部を突設したことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の屋根用固定金具。
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