JP5143859B2 - 雪止め金具 - Google Patents

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本発明は、屋根用の雪止め金具に関するものである。
従来の雪止め金具は、屋根の固定箇所(屋根板材の重合凸条部など)に固定可能な固定部の軒先側の端部に、雪止め機能を有する平板状の羽根板部を立設状態に設けたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
特許第3062458号公報
雪止め金具は、屋根上の積雪が一度に多量に滑落することによる事故などを防止するためのものであるが、落雪を防止して屋根上に積雪を溜めすぎると、積雪の重みで家屋が倒壊してしまうおそれがあるので、積雪をせき止めつつも少量は滑落するような並べ方で屋根上に多数設置固定される。
具体的には、多数の雪止め金具を屋根の勾配方向と直交する横方向に間隔を置いて設置したり、隣接する雪止め金具同士の位置を屋根勾配方向に出入りする千鳥状に設置したりして雪止め金具間に隙間を生じさせ、この隙間に溜まる雪を滑落し易くしている。
しかしながら、屋根上の積雪はまとまって大きな塊となっているために、雪止め金具間の隙間の積雪が雪止め金具にせき止められた積雪と切れずにとどまってしまう(滑落しない)ことが往々にしてあった。
本発明は、この種羽根板部付の雪止め金具の改良に係るもので、間隔を置いて設置固定される雪止め金具間の隙間に存する積雪の塊を雪止め金具でせき止めた積雪の塊から切り離してスムーズに滑落させることができ、尚且つ屋根上で羽根板部が風に煽られることによる騒音問題も生じにくい実用性に優れた雪止め金具を提供するものである。
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
屋根R上の雪をせき止める羽根板部1と、屋根R上の固定箇所3に固定する固定部2とから成る雪止め金具Aにおいて、前記羽根板部1の形状を、その中央部に対し左右両側部を屋根Rの棟部側に折曲することにより中央部より左右両側部が屋根Rの棟部側に位置する形状に設けて、この羽根板部1の左右両端部に、屋根Rの勾配方向と直交する左右方向に対し屋根Rの棟部側に傾斜した傾斜方向を向いて屋根R上の積雪4に切り込む切り込み部5を設けたことを特徴とする雪止め金具に係るものである。
また、前記羽根板部1の形状を、その中央部に対し左右両側部が屋根Rの棟部側に位置する平面視弧状の湾曲板形状に形成したことを特徴とする請求項1記載の雪止め金具に係るものである。
また、縦葺屋根Rの立設する重合凸条部30を前記固定箇所3として固定可能な前記固定部2を備えた雪止め金具Aであって、前記固定部2は、前記重合凸条部30を挟持可能な左右一対の挟持体6間に締付ボルト7を架設し、この締付ボルト7に螺着したナット8を締付回動することにより前記左右一対の挟持体6の対向間隔を狭めるように構成し、この左右一対の挟持体6の夫々の下部に、この左右一対の挟持体6が前記重合凸条部30に対して上動した際に重合凸条部30の上部の巻ハゼ部30Bや嵌合部などの重合接合部分30Bに係止する係止段部19を設けたことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の雪止め金具に係るものである。
また、前記係止段部19は、前記重合接合部分30Bの下端部に係止可能な水平面若しくは水平に対しやや傾斜した傾斜面を有する形状に形成したことを特徴とする請求項3記載の雪止め金具に係るものである。
本発明は上述のように構成したから、羽根板部で確実に雪止め機能を果たす構成でありながら、間隔を置いて設置固定された雪止め金具間の隙間に存する積雪は、羽根板部の左右両端部の切り込み部により羽根板部でせき止めている積雪から切り離して滑落を促すことができるので、積雪の重みを適度に逃がして家屋の倒壊を良好に防止しつつ雪止めでき、しかも本発明は、羽根板部が風の抵抗を受けにくいので、風による動きや振動を減じることができて屋根上の騒音問題を生じにくいなど、極めて実用性に優れた雪止め金具となる。
また、請求項2記載の発明においては、切り込み部を有して前記作用・効果を確実に発揮する羽根板部を簡易に設計実現可能となると共に、羽根板部の左右両側部を湾曲板形状に形成したから、この左右両側部が湾曲板形状の羽根板部は平板状の従来品に比して強度が高く、そのため、この羽根板部を構成する板材の板厚を薄くして材料コストを削減することが可能となると共に、軽量化も図れて取り扱い容易となるなど、一層実用性に優れた雪止め金具となる。
また、請求項3記載の発明においては、羽根板部に積雪の大きな荷重が加わっても、固定部が縦葺屋根の重合凸条部に対して上方へ抜け外れることが確実に防止される極めて実用性に優れた商品価値の高い雪止め金具となる。
また、請求項4記載の発明においては、係止段部が重合凸条部の重合接合部分の下端部に極めて良好に係止して前記作用・効果が一層良好に発揮される一層実用性に優れた雪止め金具となる。
実施例1の使用状態を示す斜視図である。 実施例1の使用状態を示す別角度からの斜視図である。 実施例1の分解斜視図である。 実施例1の使用状態を示す説明平面図である。 実施例1の使用状態を示す説明側断面図である。 実施例1の使用状態を示す説明背面図である。 実施例2を示す斜視図である。 実施例3を示す斜視図である。
好適と考える本発明の実施形態を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
本発明の雪止め金具Aの羽根板部1は、左右両側部が屋根Rの勾配方向と直交する左右方向を向いている従来の雪止め金具の羽根板部とは異なり、中央部より左右両側部が屋根Rの棟部側に位置する形状に設けており、この羽根板部1の左右両端部の切り込み部5が、屋根Rの左右方向に対し棟部側に傾斜した傾斜方向を向いている。
そのため、この羽根板部1の左右両端部の切り込み部5は、羽根板部1より屋根Rの棟側にせき止められる積雪4の軒側部分に対して食い込むようにして接することになる。
即ち、間隔を置いて設置固定される雪止め金具A間の隙間と羽根板部1とに跨る積雪4部分に切り込み部5が食い込むため、この切り込み部5によって該積雪4部分に切り込み(切れ目)が生じ易くなり、この切り込みにより雪止め金具A間の隙間に存する積雪4の塊が、その両側に存して羽根板部1でせき止められている積雪4の塊から切り離され易くなるので、雪止め金具A間の隙間に存する積雪4が滑落し易くなる。
従って、雪止め金具A間の隙間に存する少量の積雪4については滑落を促すことになるので、羽根板部1で確実に雪止め機能を果たしつつも積雪4を少しずつ滑落させて積雪4の重みを屋根R上から適度に逃がすことができる極めて実用性に優れた雪止め金具Aとなる。
また、従来の雪止め金具は、平板状の羽根板部が屋根上で風に煽られることで動いたり振動したりして騒音を発生する場合があるが、中央部より左右両側部が屋根Rの棟部側に位置する形状に設けた本発明の羽根板部1は、風を左右に受け流して風の抵抗を少なくできるので、屋根R上で風による動きや振動を減じることができ、騒音問題を生じにくい。
また、例えば、前記羽根板部1の形状を、その中央部に対し左右両側部が屋根Rの棟部側に位置する平面視弧状の湾曲板形状に形成すれば、羽根板部1の左右両端部(切り込み部5)が、屋根Rの勾配方向と直交する左右方向に対し屋根Rの棟部側に傾斜した傾斜方向を向く構成を簡易に実現でき、しかも、左右両側部を湾曲板形状とする羽根板部1は、平板状の従来品に比して強度が著しく高いため、この羽根板部1を構成する板材の板厚を従来品より薄くしても従来品と同等の強度確保が可能であり、この羽根板部1にかかる材料コストを削減できると共に、軽量化も図れるために取り扱い容易で運搬コストなども削減できる。
また、例えば、前記固定部2は、縦葺屋根Rの立設する重合凸条部30を挟持可能な左右一対の挟持体6間に締付ボルト7を架設し、この締付ボルト7に螺着したナット8を締付回動することにより前記左右一対の挟持体6の対向間隔を狭めるように構成し、この左右一対の挟持体6の夫々の下部に、この左右一対の挟持体6が前記重合凸条部30に対して上動した際に重合凸条部30の上部の巻ハゼ部30Bや嵌合部などの重合接合部分30Bに係止する係止段部19を設けた構成とすれば、固定部2をその左右一対の挟持体6が重合凸条部30を挟むようにして屋根R上に配置し、ナット8を締付回動し左右の挟持体6の対向間隔を狭めることで、この固定部2を介して本雪止め金具Aを屋根R上に締付挟持固定することができる。
また、固定部2を固定後(本雪止め金具Aを屋根R上に設置固定完了後)に羽根板部1に積雪4の大きな荷重が加わると、羽根板部1が屋根Rの軒側に倒れようとして棟側に存する固定部2を上方へ浮上かせようとする力が作用するが、この作用により左右一対の挟持体6が前記重合凸条部30に対して上動していくと、左右の挟持体6の係止段部19が重合凸条部30の上部の巻ハゼ部30Bや嵌合部などの重合接合部分30Bに係止してこれ以上は上動できなくなるので、固定部2が重合凸条部30に対して上方へ抜け外れることがない。
本発明の具体的な実施例1について図1〜図6に基づいて説明する。
本実施例は、縦葺屋根R用の雪止め金具Aに適用したもので、縦葺用屋根板材10の重合凸条部30(固定箇所3)に固定可能な固定部2の軒先側に配する端部に、雪止め機能を有する羽根板部1を立設状態に設けている。
具体的には、本実施例の羽根板部1は、横長の金属製の帯板材で構成すると共に、その横幅方向(左右方向)の中央部に対し左右両側部を屋根Rの棟部側に向けて折曲することにより、中央部より左右両側部が屋根Rの棟部側に位置する形状に設けている。
更に具体的には、横長の羽根板部1の形状を、プレス加工などにより中央部が平板状で、且つ左右両側部が中央の平板部より屋根Rの棟部側に位置することになる平面視弧状の湾曲板形状に折曲形成して、この羽根板部1の左右両端部が、屋根Rの勾配方向と直交する左右方向に対し屋根Rの棟部側に傾斜した傾斜方向を向く形状に構成している。そして、本実施例では、この傾斜方向を向く羽根板部1の左右両端部の夫々の端縁の全縁部を、屋根R上の積雪4に切り込む切り込み部5としている。尚、羽根板部1の全体が平面視弧状の湾曲板形状となるように構成しても良い。
従って、この羽根板部1の左右両端部の切り込み部5は、羽根板部1より屋根Rの棟側にせき止められている積雪4の傾斜下方側部分に対して食い込むようにして接することになり、例えば、羽根板部1のない位置の積雪4(間隔を置いて設置固定される雪止め金具A間の隙間に存する積雪4)が少しでも屋根Rの傾斜下方側に滑動すると、切り込み部5が積雪4に深く食い込むこととなり、この積雪4に食い込む切り込み部5によって積雪4に切り込み(切れ目)を生じ易くしている。即ち、この切り込み部5によって生じる切り込みによって雪止め金具A間に存する積雪4の塊が、その両側に存して羽根板部1でせき止められている積雪4の塊から切り離され易くなるので、雪止め金具A間に存する屋根R上の積雪4が滑落し易くなる構成としている。
また、中央部より左右両側部が屋根Rの棟部側に位置する本実施例の羽根板部1は、風を左右に受け流すことになるので風の抵抗を受けにくく、よって屋根R上で風により動いたり振動したりしにくく、騒音問題を生じにくい構成としている。
また、羽根板部1の前面の左右両側部が平板状でなく、湾曲板形状であるため、太陽光などを受けた際の反射光を拡散反射してこの反射光が眩しくなりにくい構成としている。
また、左右両側部が湾曲板状となるように形成した本実施例の羽根板部1は、全域が平板状に形成される従来品の羽根板部に比べて著しく強度が向上しているため、従来品の羽根板部よりも構成材である金属帯板の板厚を薄くしている(板厚を薄くしても従来品の羽根板部と同等若しくはそれ以上の強度が確保できる構成であることが、出願人の試作試験により確認されている。)。
更に具体的には、本実施例の羽根板部1は、左右両側部の湾曲度を、その平面視での曲率半径がR130〜R190程度(好ましくはR140〜R180程度)となる湾曲度に設定している。
また、この羽根板部1の左右両側部の湾曲度を、羽根板部1を側方から見た際に、中央の平板部に対し、左右両端部(切り込み部5)の位置が10〜20mm程度(好ましくは15mm程度)棟部側に位置する湾曲度に設定している。
羽根板部1の左右両側部の湾曲度を上記のように設定することにより、前記作用・効果が良好に発揮されることが出願人の試作試験により確認されている。
また、本実施例の羽根板部1は、左右幅いっぱいに補強リブ20を形成すると共に、上端縁は屋根Rの棟側に、下端縁は屋根Rの軒側に向けて折曲形成して上下部に折曲部17を形成し、更に上部の折曲部17の中央部には、屋根Rの棟側に向けて凸鍔部21を一体的に延設突設している。この補強リブ21,上下の折曲部17,凸鍔部21は、いずれも羽根板部1の耐変形強度を向上させるためのもので、特に凸鍔部21を形成することにより羽根板部1の耐変形強度が著しく向上することが出願人の試作試験により確認されている。
また、本実施例の羽根板部1は、下部中央に上方へ凹となる凹状部11を設けて、この凹状部11が縦葺屋根Rの重合凸条部30を避けて屋根R上に固定可能となる形状に構成している。
本実施例の固定部2は、左右一対の横長方形板状の挟持体6間に複数(図面では二本)の締付ボルト7を架設し、この各締付ボルト7に螺着したナット8を締付回動することにより左右一対の挟持体6の対向間隔を狭めるように構成している。図中符号18は締付ボルト7用のボルト通し孔である。
また、この左右一対の挟持体6の夫々の下端部の板面に、この挟持体6の長さ方向に間隔を置いた数箇所(図面では三箇所)に突起部9を設けて、この左右の各突起部9を、縦葺屋根用屋根板材10同士を接合するための重合凸条部30の根元部分30Aに当接させて締付挟持固定し得るように構成している。
また、この各突起部9は、左右の挟持体6の夫々の下端部の板面を、その対向外側面を内方へ凹ませるようにプレス加工することにより、この夫々の下端部の対向内側面を内方へ凸出するように変形させた突起で構成している。即ち、突起部9は、左右の挟持体6の下端部の板面に一体成形している。また、図面の突起部9は、いずれも四角形に突出する形状に形成している。
従って、本実施例の固定部2は、ナット8を締付回動して左右一対の挟持体6の挟持体6の対向間隔を狭めることにより、この左右の挟持体6の下端部の各突起部9を重合凸条部30の薄厚な根元部分30Aの左右両側面に圧接当接させて締付挟持固定することができる構成としている。
また、本実施例では、左右一対の挟持体6の夫々の下部に、この左右一対の挟持体6が前記重合凸条部30に対して上動した際に重合凸条部30の上部の巻ハゼ部30Bや嵌合部などの重合接合部分30Bに係止する係止段部19を設けている。
具体的には、前記左右の各突起部9の上部に係止段部19を設けている。更に詳しくは、四角形に突出する前記各突起部9は、上面部を有する形状に形成すると共に、この上面部がやや傾斜しているものの略水平面となる形状に形成して、この水平面を前記係止段部19としている。この係止段部19は、完全な水平面でも良い。
従って、この固定部2による屋根R上への固定状態において、羽根板部1に積雪4の大きな荷重が加わると、羽根板部1が軒側に倒れると共に屋根Rの棟側に存する固定部2を上方へ浮かせようとする力が作用するが、この作用により重合凸条部30の根元部分30Aに当接している突起部9が上動すると、この根元部分30Aの上方に存する根元部分30Aより厚みのある重合凸条部30の巻ハゼ部30B(重合接合部分30B)に突起部9上部の前記係止段部19が係止してこれ以上は上動不能となり、これにより固定部2が重合凸条部30に対して上方へ抜脱不能となって重合凸条部30(屋根R)への固定状態が確固に保持される構成としている(図5参照。)。
尚、図面は、固定部2で巻ハゼ式の縦葺屋根Rに固定した場合を示したが、この固定部2は、嵌合式のたてひら葺屋根にも使用可能である。
また、本実施例の羽根板部1と固定部2との固定構造は、固定部2の左右一対の挟持体6の軒側端部を夫々対向外側に略直角に折曲してこの折曲端部を羽根板部1の棟側面に重合する取付板部12とし、この取付板部12に重合した羽根板部1をリベット13とビス14(とナット15)とにより固定した構造としている。図中符号16は羽根板部1と取付板部12に設けたビス通し孔である。
本発明の具体的な実施例2について図7に基づいて説明する。
本実施例は、前記実施例1において、固定部2の構成を異ならせた場合である。
具体的には、本実施例の固定部2は、たてひら葺屋根Rの重合凸条部(図示省略)を固定箇所3として固定することに適した構成を採用している。
更に詳しくは、本実施例の固定部2は、一枚の金属製の帯板を略コ字状に折曲形成して天板部22の左右に左右一対の挟持体(挟持板)6を垂設した断面門形の挟持本体23を構成し、この左右一対の挟持体6間に締付ボルト7を一本架設し、この締付ボルト7に螺着したナット8を締付回動することにより左右一対の挟持体6の対向間隔を狭めるように構成している。
また、左右一対の挟持体6の下端部を夫々対向内側に向けて折曲形成して、この各折曲先端部を係合爪部24とし、この係合爪部24を左右の挟持体6の対向間隔を狭めることにより重合凸条部の左右の溝部に挿入係合して確固に挟持固定し得るように構成している。
他の構成は、前記実施例1と同様である。
本発明の具体的な実施例3について図8に基づいて説明する。
本実施例も、前記実施例1において、固定部2の構成を異ならせた場合である。
具体的には、本実施例の固定部2は、平葺屋根Rの横設する折り返し重合板部(図示省略)を固定箇所3として固定することに適した構成を採用している。
更に詳しくは、本実施例の固定部2は、上下一対の板状の挟着体25間に複数(図面では二本)の締付ボルト7を架設し、この各締付ボルト7に螺着したナット8を締付回動することにより上下一対の挟着体25の対向間隔を狭めるように構成している。
また、この上下一対の挟着体25の棟側端部を、夫々対向内側に向けて折曲形成して、この各折曲先端部を係止爪部26とし、この係止爪部26を上下の挟着体25の対向間隔を狭めることにより折り返し重合板部に挟持固定し得るように構成している。
また、本実施例では、羽根板部1の形状を前記実施例1と若干異ならせると共に、凹状部11のない形状に形成し、羽根板部1と固定部2との固定構造も前記実施例1とは異なる固定構造を採用している。
他の構成は、前記実施例1と同様である。
尚、本発明は、実施例1〜3に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
1 羽根板部
2 固定部
3 固定箇所(重合凸条部)
4 積雪
5 切り込み部
6 挟持体
7 締付ボルト
8 ナット
19 係止段部
30 重合凸条部
30B 重合接合部分
A 雪止め金具
R 屋根

Claims (4)

  1. 屋根上の雪をせき止める羽根板部と、屋根上の固定箇所に固定する固定部とから成る雪止め金具において、前記羽根板部の形状を、その中央部に対し左右両側部を屋根の棟部側に折曲することにより中央部より左右両側部が屋根の棟部側に位置する形状に設けて、この羽根板部の左右両端部に、屋根の勾配方向と直交する左右方向に対し屋根の棟部側に傾斜した傾斜方向を向いて屋根上の積雪に切り込む切り込み部を設けたことを特徴とする雪止め金具。
  2. 前記羽根板部の形状を、その中央部に対し左右両側部が屋根の棟部側に位置する平面視弧状の湾曲板形状に形成したことを特徴とする請求項1記載の雪止め金具。
  3. 縦葺屋根の立設する重合凸条部を前記固定箇所として固定可能な前記固定部を備えた雪止め金具であって、前記固定部は、前記重合凸条部を挟持可能な左右一対の挟持体間に締付ボルトを架設し、この締付ボルトに螺着したナットを締付回動することにより前記左右一対の挟持体の対向間隔を狭めるように構成し、この左右一対の挟持体の夫々の下部に、この左右一対の挟持体が前記重合凸条部に対して上動した際に重合凸条部の上部の巻ハゼ部や嵌合部などの重合接合部分に係止する係止段部を設けたことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の雪止め金具。
  4. 前記係止段部は、前記重合接合部分の下端部に係止可能な水平面若しくは水平に対しやや傾斜した傾斜面を有する形状に形成したことを特徴とする請求項3記載の雪止め金具。
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