JP5619043B2 - 屋根上取付具 - Google Patents

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Description

本発明は、屋根上に突出したボルト体やハゼ部等の突出体に挟着して固定される屋根上取付具に関する。
一般に、折板屋根(角波形屋根)、丸波形屋根等の波形屋根の上面に、例えばテレビアンテナや空調機器、太陽電池パネル、遮熱シート等の屋根上取付物品を、屋根上取付物品取付用の長尺フレームを介して取付固定することが実施されている。
従来にはたとえば、屋根上取付物品を屋根上に取り付けるための屋根上取付具として、屋根上に突出した屋根材連結用のボルト体に挟着して固定される挟着具を有した構造のものが提案されている(特許文献1参照)。
具体的には、この屋根上取付具は、略門形に形成した挟着具の両脚片を横方向に貫通する緊締用ボルト、ナットで緊締して、両脚片のそれぞれの下端から対向するように延びた両挟着片をボルト体に挟着させる構造となっている。
また、特許文献1に記載された屋根上取付具おいて、溝形状の長尺フレームは、その溝の底部において、複数の挟着具の台座部にビス止めで固定されるようになっており、併設された長尺フレームとの間に遮熱シートを張設できるようになっている。
特開2011−174333号公報
しかしながら、上記従来の屋根上取付具による長尺フレームの施工では、現場で長尺フレームの底部にビス孔を開けて挟着具にビス止めしているため、ビス孔開設時の削り粉である金属切粉が長尺フレームの溝内や周辺に飛散し、残留することがあり、そのまま放置することで、雨水等によって切粉が錆びて、錆が周辺の屋根面にも及ぶおそれもあった。
特に、溝内に飛散した切粉は取り除きにくく、切粉が発生しないか、あるいは発生しても取り除きやすい取付構造が望まれていた。
また、挟着具の台座部と、長尺フレームの底部とに予めボルト挿通孔を開設しておき、現場でボルト止めする方法も想定できるが、挟着具間の間隔が一定でないことや誤差が生じることがあることから事前にボルト止めの位置を特定することが困難であった。また、ボルト止めする際のボルト、ナットの螺合作業に時間を要するので、効率のよい施工は望めなかった。
本発明は、このような事情を考慮して提案されたもので、その目的は、長尺フレームを挟着具にビス止めによらず簡易、迅速かつ確実に締結固定できる屋根上取付具を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の屋根上取付具は、台座部を有し、屋根上に突出した突出体に挟着する構造とした略門形の挟着具と、屋根上取付物品設置用の長尺フレームが取り付け固定されるフレーム取付具とを備えた屋根上取付具であって、フレーム取付具は、挟着具の台座部に載置固定される底板部と、一対の起立片とを有した凹溝板体よりなり、一対の起立片には長尺フレームが嵌着固定されるフレーム嵌着部が形成されており、フレーム嵌着部は、起立片のそれぞれの上部に形成され、対向する抜け止め突片により上部開口が狭められた切欠き凹部を備えてなり、該切欠き凹部の下縁部と、該切欠き凹部に遊装された長尺フレームとの間にくさび片を圧入して長尺フレームを抜け止め突片に圧接させて固定する構造となっており、くさび片は、くさび本体と、該くさび本体の後部側に取着された基部板片とを備え、該基部板片がくさび片の圧入の際のストッパとして作用することを特徴とする。
請求項1に記載の屋根上取付具によれば、長尺フレームは挟着具に固定されたフレーム取付具のフレーム嵌着部に嵌着固定される構造であるため、長尺フレームをビス止めによらず簡易、迅速かつ確実に締結固定できる。また、ビス止めの必要がないから、当然にビス止めによる切粉は発生し得ず、切粉による錆の発生のおそれもない。
また、フレーム取付具のフレーム嵌着部に遊装した長尺フレームを、くさび止めにて嵌着固定する構造であるため、取り扱いのしにくい長尺フレームをフレーム嵌着部に直接圧入する必要はなく、施工をより簡易に行える。
さらに、フレーム嵌着部を構成する切欠き凹部の開口の下縁部と、遊装された長尺フレームとの間にくさび片を圧入して長尺フレームを抜け止め突片に圧接させて固定する構造であるため、溝形状に形成した長尺フレームを、その溝開口を上方に向けて開放した状態で固定することができ、全長にわたって溝空間を利用することができる。たとえば、遮熱シートを取り付ける場合には、遮熱シートの長尺フレームへの固定およびフレームカバーの装着をしやすくすることができ、施工を簡易かつ迅速に行うことができる。

本発明の一実施形態に係る屋根上取付具の分解斜視図である。 同屋根上取付具の屋根への取り付け手順を示す正面図である。 同屋根上取付具の屋根への取り付け状態を示す正面図である。 (a)は本実施形態で用いられるくさび片の斜視図であり、(b)は同側面図である。 (a)〜(c)は、同屋根上取付具に対する長尺フレームの取り付け手順を示す部分断面正面図である。 (a)〜(c)は、図5(a)〜(c)に対応した側面図である。 長尺フレームの取り付け状態を示す概略正面図である。 遮熱シートの取り付け状態を示す概略側面図である フレーム取付具の別例の説明図であり、(a)は長尺フレームとの関係を示す側面図、(b)は長尺フレームの装着手順の一例を示す正面図、(c)は長尺フレームの装着状態を示す側面図である。
以下に、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しながら説明する。
図1〜図8は、本発明の一実施形態に係る屋根上取付具の説明図である。なお、図1において1点鎖線で囲んだ図は挟着具の挟着片先端部の平面図である。
この屋根上取付具Aが取り付けされる屋根としては、図例(図1〜図3参照)として示した折板屋根Y(角波形屋根)や丸波形屋根が挙げられる。また、屋根の素材としては、金属や合成樹脂、セメント系等のものが適用できる。
この折板屋根Yは、山部Y1と谷部Y2が交互に連続する屋根であって、複数の折板屋根材を側端縁の山部Y1の頂部Y1aで重合し、その重合部でボルト体B(突出体)とナットC1の螺着によって連結した重ね式接合構造となっている。
このナットC1は、図例においては、その下方の座金C2(図例では山座金)と一体的に形成されている。座金C2は、屋根材のボルト孔から下方への水の浸入を防止するための防水パッキンC3を備えている。
また、折板屋根Yの裏側には、正面視で折板屋根Yと略同形状をなす、ボルト止めのための支持金具Y3が取り付けられている。なお、屋根上取付具Aを取り付けるためのボルト体Bの取付位置は隣接する折板屋根材の重合部に限らず、他の頂部Y1aに支持金具Y3を用いてボルト体Bを取り付けてもよい。
この屋根上取付具Aは、ボルト体B等の突出体に挟着する構造とした略門形の挟着具10と、屋根上取付物品設置用の長尺フレーム1を取り付け固定し得るフレーム取付具20とを備えている。
なお、本実施形態では長尺フレーム1として溝形状のフレームが用いられる。この長尺フレーム1は、溝開口1aの幅寸法が底部1bの幅寸法よりも小さい、両側壁1cが内側に傾斜した形状となっている。
挟着具10は、金属板または硬質樹脂板よりなり、折板屋根Yの頂部Y1aより上方に突出したボルト体Bに挟着して、屋根上に取り付け固定される構造となっている。
より具体的には、挟着具10の本体は、台座部11と、その両端から下方に延びた一対の脚片12、12と、脚片12、12のそれぞれの下端から、先端が相対向するように折曲延出した挟着片13、13とが一体的に形成された略門形体により構成されている。
挟着具10は、対向する両脚片12、12に開設された軸孔12a、12aに貫通された緊締用ボルト15と、緊締用ナット16との螺合によって、両脚片12、12を緊締して、両挟着片13、13の先端を相互に近接させて、ボルト体Bに挟着する構造となっている。
なお図例のものでは、台座部11には補強用のリブ11aが形成され、両脚片12、12には補強用のリブ12b、12bが形成されている。
挟着片13は対向する方向に上向きに傾斜形成され、その先端部の中央にはボルト体Bの軸部B1を係止するための係止凹所13aが形成され、両係止凹所13aでボルト体Bに挟着するようになっている。この係止凹所13aの中央にはボルト体Bを係止する係止片13bが切り起こし形成されている。また、先端部における係止凹所13aの両側には補強用のリブ13cが形成されている。
一方、フレーム取付具20は、金属板または硬質樹脂板よりなり、挟着具10の台座部11に載置固定される底板部21と、底板部21の両端より略垂直に立ち上がった一対の起立片22、22とを有した凹溝板体構造となっている。
起立片22、22のそれぞれの上部には切欠き凹部23、23が形成されており、その切欠き凹部23は、その上部開口が相互に対向する抜け止め突片24により狭められた形状となっている。この切欠き凹部23は、長尺フレーム1を屋根上取付具A(フレーム取付具20)に取り付け固定するためのフレーム嵌着部を構成している。なお、フレーム嵌着構造の詳細については、図4〜図6の説明とともに後述する。
屋根上取付具Aを構成する挟着具10とフレーム取付具20とは、リベットRまたはボルト、ナットで締結した状態で使用されるが、現場作業の効率化のために、出荷前に予め連結させておけばよい。
このように連結された状態の屋根上取付具Aは、次の手順で折板屋根Yの頂部Y1aに固定される。
すなわち、まず挟着具10の両脚片12、12の軸孔12a、12aに緊締用ボルト15の軸部15aを貫通させたうえで、緊締用ボルト15の先端側において緊締用ナット16により両脚片12、12を軽く締めて仮止め状態にし、その状態の挟着具10を、頂部Y1aより突出したボルト体Bの上方から、両脚片12、12の隙間を通じてボルト体Bを嵌挿するようにして、頂部Y1aの上に載せ置く。
つぎに、仮止め状態にしていた緊締用ボルト15および緊締用ナット16を締め付けると、この締め付け力によって両脚片12、12が互いに近接し、同時に両挟着片13、13も互いに近接し、その両挟着片13、13の両係止凹所13a、13aが、ボルト体Bの軸部B1を挟持し、係止凹所13aの側部および底部(係止片13b)がボルト体Bのネジ溝に食い込んで、挟着具10が折板屋根Yに固定される。
つぎに、長尺フレーム1の屋根上取付具Aへの取付構造について、図4〜図6を参照しながら説明する。
長尺フレーム1は、屋根上取付具Aのフレーム取付具20のフレーム嵌着部(切欠き凹部23、23)に嵌着、取り付けされるが、本実施形態では、長尺フレーム1を嵌着するために、別体のくさび片30が用いられる。
くさび片30は、図5(a)、図6(a)に示すように、長尺フレーム1を切欠き凹部23、23に遊装した後、その長尺フレーム1の底部1bの下方に装着されるものである。
本実施形態では、図4に示すように、断面倒コ字形(溝形のものを伏せた形状)のくさび本体31と、そのくさび本体31と一体形成され、先細状に延びた挿入ガイド部32と、くさび本体31の基部側端を塞ぐように取着された基部板片33とを備えたくさび片30が用いられる。
挿入ガイド部32は、くさび片30をくさび止めの対象空隙である装着間隙S(図5(b)、図6(b)参照)にスムーズに挿入させるために先細状に形成されている。また、基部板片33の下端は、くさび本体31よりも下方に突出している。また、基部板片33の両側端は、くさび本体31よりも外側に突出し、さらに、図6(c)に示すように切欠き凹部23の側縁位置よりも外側に突出している。これら突出下端33aおよび突出側端33b、33bが、くさび片30を装着間隙Sに装着する際のストッパとして作用する。
くさび片30は、切欠き凹部23に遊装された長尺フレーム1を少し持ち上げて形成される、切欠き凹部23の下縁部23aと、長尺フレーム1との間の装着間隙Sに挿入される。
くさび片30の挿入ガイド部32を装着間隙Sに挿入させていき、挿入ガイド部32が装着間隙Sの入口(図5における左側の起立片22にできた開口)を抜けると、その入口において、くさび本体31により、くさび本体31の高さ寸法分、長尺フレーム1が持ち上げられて、入口側の起立片22の抜け止め突片24が長尺フレーム1の傾斜した側壁1cに圧接した状態となる。さらに挿入ガイド部32が装着間隙Sの出口(図5における右側の起立片22にできた開口)を抜けると、出口においても、くさび本体31により、くさび本体31の高さ寸法分、長尺フレーム1が持ち上げられて、出口側の起立片22の抜け止め突片24が長尺フレーム1の他方の側壁1cに圧接した状態となる。
くさび片30は、さらに押し込まれると基部板片33の突出下端33aが起立片22の側面に当たり規制されて、それ以上圧入され得ない状態となる(図5(c)参照)。
こうして、長尺フレーム1はフレーム嵌着部(切欠き凹部23)に対して圧嵌状態となって、屋根上取付具Aに固定される。このように長尺フレーム1が屋根上取付具Aに締結固定されると、その溝開口1aは切欠き凹部23よりも上方に突出した状態となる(図5(c)、図6(c)参照)。
そして、長尺フレーム1は、図7に示すように、複数の頂部Y1a、Y1aに固定された複数の屋根上取付具A、Aに、くさび片30、30を用いて嵌着され、全長にわたって複数の屋根上取付具A、Aに支持、固定される。
このように、屋根上取付具Aは、長尺フレーム1をフレーム取付具20のフレーム嵌着部に嵌着固定する構造となっているため、長尺フレーム1を挟着具10にビス止めによらず簡易、迅速かつ確実に締結固定することができる。また、ビス止めの必要がないから、当然にビス止めによる切粉は発生し得ず、切粉による錆の発生のおそれもない。
特に本実施形態の屋根上取付具Aは、くさび片30により長尺フレーム1を嵌着固定する構造となっているため、屋根上において取り扱いのしにくい長尺状のフレームを、フレーム嵌着部(切欠き凹部23)に直接圧入する必要はなく、長尺フレーム1を切欠き凹部23に遊装するだけで、その後はくさび止めするだけでよいから、施工をより簡単に行うことができる。
また、切欠き凹部23は上方が開口しているため、長尺フレーム1を切欠き凹部23に対して上方から装着することができ、そのため取り扱いのしにくい長尺状のフレームを切欠き凹部23に対して側方(横方向)から挿入しなくてもよく、取り付けを簡易に行うことができる。しかも遊装するだけでよいため、上方からの装着の際に圧入するほどの力を加えなくてもよく、作業に労力がかからない。
さらに、図8に示すように、折板屋根Yの頂部Y1aの形成方向に沿って複数の屋根上取付具A、A、Aが配設され、それによって複数の長尺フレーム1、1、1が併設され、それらの併設された複数の長尺フレーム1、1、1間に跨るように遮熱シート3が張設される。
遮熱シート3は各長尺フレーム1の溝内に固定され、その上にはフレームカバー2が取り付けられる。
長尺フレーム1に対する遮熱シート3の取り付け構造は、その図示を省略しているが、たとえば、溝内において別部材で遮熱シート3を内底面に押し付け固定する構造としてもよいし、長尺フレーム1の溝開口1aに対するフレームカバー2の嵌着によって遮熱シート3を固定する構造としてもよく、種々の固定構造を用いることができる。
以上のように、屋根上取付具Aは、切欠き凹部23の下縁部23aと、遊装された長尺フレーム1との間にくさび片30を圧入して長尺フレーム1を固定する構造となっているため、溝形状に形成した長尺フレーム1を、その溝開口1aを上方に突出させ、かつ上方に向けて開放した状態で固定することができ、そのため溝空間を利用して遮熱シート3を取り付ける場合に、遮熱シート3の長尺フレーム1への固定およびフレームカバー2の装着をしやすくでき、施工を簡易、迅速かつ確実に行うことができる。
また、屋根上取付具Aは、挟着具10とは別体のフレーム取付具20に長尺フレーム1を取り付ける構造であるため、従来使用していた挟着具10をそのまま使用することができる。
なお、本実施形態では、複数の屋根上取付具Aの上に長尺フレーム1を介して取り付ける屋根上取付物の例として遮熱シート3を示したが、その他の取付物品を取り付ける場合にも適用できる。
また、本実施形態の屋根上取付具Aは、くさび片30を長尺フレーム1の下方に装着する構造となっているが、側方に装着する構造のものであってもよい。また、長尺フレーム1の上面を起立片22の上端よりも突出させる必要のないものでは、たとえばフレーム嵌着部を、起立片22に開設した矩形状等の窓開口で構成してもよく、長尺フレーム1をこの窓開口に側方から挿入、遊装し、長尺フレーム1と、いずれかの開口縁との間にくさび片30を圧入して長尺フレーム1を固定する構造としてもよい。
さらに、くさび片30を用いずに長尺フレーム1をフレーム嵌着部に直接嵌着できるようにしたフレーム取付具20を用いてもよい。たとえば、図9に示したフレーム嵌着構造のフレーム取付具20を用いてもよい。
このフレーム取付具20のフレーム嵌着部は、図9(a)に示すように、上部開口の幅寸法が下縁部23aの幅寸法よりも小さい台形状の切欠き凹部23により構成されている。一方、長尺フレーム1は、両側壁1c、1cが略垂直に起立した形状であり、これら両側壁1c、1cは内側へ弾性変形が可能となっている。
長尺フレーム1は、図9(a)に示すように弾性変形させて、上方より切欠き凹部23に圧入するか、あるいは図9(b)に示すように側方より切欠き凹部23に圧入して、固定すればよい。
フレーム嵌着部に取り付け固定された長尺フレーム1は、図9(c)に示すように溝開口1aが起立片22の上端よりも突出するため、図1〜図8に示したものと同様に、遮熱シート3を容易に取り付けることができる。
このように、くさび片30を用いずに長尺フレーム1を嵌着固定する構造としたフレーム取付具20を用いても、図1〜図8に示したものと同様の効果に、ビス止めによる弊害の発生を防止できる。また、くさび片30を用いないため、部品点数を減らせられる。
以上の実施形態では、挟着具10がボルト体Bに固定される構造のものを示したが、屋根材をハゼ結合することで形成された、頂部Y1aより上方に突出したハゼ部に、挟着具10を挟着させるようにしてもよい。
また、挟着具10は、それぞれに挟着片を備えた2つの挟着部材を連結して構成したものであってもよい。ようするに、屋根の突出体に対する挟着構造を有し、かつフレーム取付具20を載置固定できる台座部を有した構造であれば、どのような形状の挟着具であってもよい。
1 長尺フレーム
1a 溝開口
1b 底部
1c 側壁
2 フレームカバー
3 遮熱シート
A 屋根上取付具
R リベット
10 挟着具
11 台座部
11a リブ
12 脚片
12a 軸孔
12b リブ
13 挟着片
13a 係止凹所
13b 係止片
13c リブ
15 緊締用ボルト
16 緊締用ナット
20 フレーム取付具
21 底板部
22 起立片
23 切欠き凹部(フレーム嵌着部)
23a 下縁部
24 抜け止め突片
30 くさび片
31 くさび本体
32 挿入ガイド部
33 基部板片
33a 突出下端
Y 折板屋根
Y1 山部
Y1a 頂部
Y2 谷部
Y3 支持金具
B ボルト体
B1 軸部
C1 ナット
C2 座金
C3 防水パッキン

Claims (1)

  1. 台座部を有し、屋根上に突出した突出体に挟着する構造とした略門形の挟着具と、屋根上取付物品設置用の長尺フレームが取り付け固定されるフレーム取付具とを備えた屋根上取付具であって、
    前記フレーム取付具は、前記挟着具の台座部に載置固定される底板部と、一対の起立片とを有した凹溝板体よりなり、前記一対の起立片には前記長尺フレームが嵌着固定されるフレーム嵌着部が形成されており、
    前記フレーム嵌着部は、前記起立片のそれぞれの上部に形成され、対向する抜け止め突片により上部開口が狭められた切欠き凹部を備えてなり、該切欠き凹部の下縁部と、該切欠き凹部に遊装された前記長尺フレームとの間にくさび片を圧入して前記長尺フレームを前記抜け止め突片に圧接させて固定する構造となっており、
    前記くさび片は、くさび本体と、該くさび本体の後部側に取着された基部板片とを備え、該基部板片が前記くさび片の圧入の際のストッパとして作用することを特徴とする屋根上取付具。
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