JP2012054497A - 電子部品装着装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】装置稼動時の外観振動と床振動を低減した電子部品実装装置を提供することである。
【解決手段】部品供給装置3から電子部品を取り出し、該電子部品を基板PRに装着する装着ヘッド6と、該装着ヘッド6を該基板PRと平行な2次元面上を移動させるビーム1Aを有する電子部品装着装置50Aにおいて、前記ビーム1Aを設置された上架台100と、該上架台100を支える下架台200と、前記上架台100と外下架台200との間に防振機構150とを有することを特徴とする。
【選択図】図2
【解決手段】部品供給装置3から電子部品を取り出し、該電子部品を基板PRに装着する装着ヘッド6と、該装着ヘッド6を該基板PRと平行な2次元面上を移動させるビーム1Aを有する電子部品装着装置50Aにおいて、前記ビーム1Aを設置された上架台100と、該上架台100を支える下架台200と、前記上架台100と外下架台200との間に防振機構150とを有することを特徴とする。
【選択図】図2
Description
本発明は、電子部品を基板に装着する電子部品装着装置に係り、特に振動を低減した電子部品装着装置に関する。
電子部品装着装置は、例えば、複数の吸着ノズルを有する装着ヘッドによって、部品供給装置から電子部品を吸着して取り出し、プリント基板に装着する装置である。装着ヘッドは、x方向に延びるビーム(以後xビームという)に設置されたx方向に動くことが出来る可動子に取り付けられ、xビームは、y方向に延びるビーム(以後yビームという)に設置されたy方向に動くことの出来る可動子に取り付けられる。各可動子はホストコンピュータからの指令によって、リニアモータあるいはパルスモータによって所望の位置に移動し、装着ヘッドが部品の吸着あるいは装着を行う。
電子装置(電子機器)は多機能化しており、プリント基板に装着されて電子装置に組み込まれる電子部品の数も増加している。したがって、一定時間にどの程度の数および種類の部品をプリント基板に装着出来るかが、電子装置のコストに大きく影響し、また電子部品装着装置の性能の指標となる。
一定時間により多くの数および種類の部品をプリント基板に装着するためには、部品供給装置から電子部品を取り出し、プリント基板に装着を行う、装着ヘッドの移動を速くすることが必要である。しかし、装着ヘッドの移動を速くすることで、装着ヘッドの移動により装置に加わる力は大きくなる。このような電子部品装着装置としては特許文献1がある。
しかしながら、電子部品装着装置の稼動時(装着ヘッドの移動時)には、装着ヘッドの移動に関わるxビームとyビームの駆動により、振動が発生する。従来の電子部品装着装置はボルト結合などで装置各部が固定されているため、発生した振動が装置全体に伝播し易い。その結果、装置全体で揺れるため、目に見える外観の振動が大きくなってしまう。また装置全体が揺れることで振動が床に伝播し、床振動の増加につながる。そして、前記したように、装着ヘッドの移動を速くすることで装置に加わる力が増加し、発生する振動はさらに大きくなる。
この装置外観の振動と床振動は、装置稼動時に目視および体感できてしまうため、作業者(顧客)に悪い印象や不快感などを与えるおそれがある。
この装置外観の振動と床振動は、装置稼動時に目視および体感できてしまうため、作業者(顧客)に悪い印象や不快感などを与えるおそれがある。
従って、本発明の目的は、装置稼動時の外観振動と床振動を低減した電子部品実装装置を提供することである。
本発明は、上記目的を達成するために、少なくとも以下の特徴を有する。
本発明は、電子部品供給装置から電子部品を取り出し、該電子部品を基板に装着する装着ヘッドと、該装着ヘッドを該基板と平行な2次元面上を移動させるビームを有する電子部品装着装置において、前記ビームを設置された上架台と、該上架台を支える下架台と、前記上架台と外下架台との間に防振機構とを有することを第1の特徴とする。
本発明は、電子部品供給装置から電子部品を取り出し、該電子部品を基板に装着する装着ヘッドと、該装着ヘッドを該基板と平行な2次元面上を移動させるビームを有する電子部品装着装置において、前記ビームを設置された上架台と、該上架台を支える下架台と、前記上架台と外下架台との間に防振機構とを有することを第1の特徴とする。
また、本発明は、前記防振機構が、上部プレートと、下部プレートと、該上部プレートと該下部プレートの間の中心部に設けられた減衰材でありしかも圧縮強度を有する圧縮強度減衰部材と、該圧縮強度減衰部材の周囲に設けられた圧縮コイルバネとを有することを第2の特徴とする。
さらに、本発明は、前記圧縮強度減衰部材が高弾性樹脂であることを第3の特徴とする。
さらに、本発明は、前記圧縮強度減衰部材が高弾性樹脂であることを第3の特徴とする。
また、本発明は、前記圧縮コイルバネが複数設けられていることを第4特徴とする。
さらに、本発明は、記防振機構が、前記移動によって発生する前記2次元方向の振動を減衰させる2次元方向防振機構を有することを第5の特徴とする。
さらに、本発明は、記防振機構が、前記移動によって発生する前記2次元方向の振動を減衰させる2次元方向防振機構を有することを第5の特徴とする。
また、本発明は、前記2次元方向防振機構が、上部プレートと、下部プレートと、該上部プレートと該下部プレートとの間に設けられた中間プレートと、該中間プレートと前記上部プレートとの間の中心部に設けられた減衰材でありしかも圧縮強度を有する第1の圧縮強度減衰部材と、該第1の圧縮強度減衰部材の周囲に一定方向の振動を減衰する第1の減衰部材と、前記中間プレートと前記下部プレートとの間の中心部に設けられた減衰材でありしかも圧縮強度を有する第2の圧縮強度減衰部材と、該第2の圧縮強度減衰部材の周囲に前記一定方向と垂直方向の振動を減衰する第2の減衰部材とを有することを第6の特徴とする。
さらに、本発明は、前記第1の減衰部材と前記第2の減衰部材が、バネまたは平行に複数もけられた円柱状のコロであることを第7の特徴とする。
また、本発明は、前記上架台には前記基板を搬送する基板コンベア(搬送装置)が設置されていることを第8の特徴とする。
また、本発明は、前記上架台には前記基板を搬送する基板コンベア(搬送装置)が設置されていることを第8の特徴とする。
本発明によれば、装置稼動時の外観振動と床振動を低減した電子部品実装装置を提供できる。
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。
(電子部品装着装置の第1の実施形態)
図1は本発明の電子部品装置50の第1の実施形態の電子部品装着装置50Aの平面図である。電子部品装着装置50Aの紙面の上下両側に、部品供給装置3が配置されている。部品供給装置3は、フィーダベース3Aと複数の部品供給ユニット3Bとから構成されている。フィーダベース3Aは電子部品装着装置50Aの本体に取り付けられる。各部品供給ユニット3Bは、電子部品が収納された供給テープを有している。供給テープに収納された電子部品が装着ヘッド6の吸着ノズル5によって取り出されると供給テープがフィードされ、次の電子部品が取り出し可能となる。
(電子部品装着装置の第1の実施形態)
図1は本発明の電子部品装置50の第1の実施形態の電子部品装着装置50Aの平面図である。電子部品装着装置50Aの紙面の上下両側に、部品供給装置3が配置されている。部品供給装置3は、フィーダベース3Aと複数の部品供給ユニット3Bとから構成されている。フィーダベース3Aは電子部品装着装置50Aの本体に取り付けられる。各部品供給ユニット3Bは、電子部品が収納された供給テープを有している。供給テープに収納された電子部品が装着ヘッド6の吸着ノズル5によって取り出されると供給テープがフィードされ、次の電子部品が取り出し可能となる。
装着ヘッド6には、電子部品を吸着するための吸着ノズル5が円周上に12本取り付けられている。これらの吸着ノズルはノズル回転モータによって回転し、各吸着ノズルに目的とする電子部品を吸着する。
装着ヘッド6内には、基板認識カメラ8が設置され、後に装着ヘッド6が基板の上方に移動した時にプリント基板PRの基準点を認識し、このプリント基板PRの基準点を基に電子部品をプリント基板PRに装着する位置が決められる。装着ヘッド6のこれらの部品がヘッドカバーによって覆われ、ヘッドカバーの外側には、図1には図示しないバンパーが設置されている。バンバーには2個のヘッドが衝突した場合に衝撃を和らげる目的でセットされている。
装着ヘッド6内には、基板認識カメラ8が設置され、後に装着ヘッド6が基板の上方に移動した時にプリント基板PRの基準点を認識し、このプリント基板PRの基準点を基に電子部品をプリント基板PRに装着する位置が決められる。装着ヘッド6のこれらの部品がヘッドカバーによって覆われ、ヘッドカバーの外側には、図1には図示しないバンパーが設置されている。バンバーには2個のヘッドが衝突した場合に衝撃を和らげる目的でセットされている。
図1は2個の装着ヘッド6の各々上側の部品供給ユニット3Bおよび下側の部品供給ユニット3Bからの電子部品を吸着している図である。この状態において、装着ヘッド6は、吸着ノズルを回転することによって12個の部品を吸着することができる。
部品供給装置3とプリント基板PRとの間には部品認識カメラ10が設置されている。部品認識カメラ10の撮像部は図1の紙面下側に配置されており、吸着ノズル5に吸着された電子部品の状態を認識する。部品認識カメラ10は、12個の吸着ノズルに吸着された電子部品の状態を1度に認識することができる。電子部品の吸着状態に異常が存在したまま、その電子部品をプリント基板PRに装着すると、装着不良が生じる。従って、部品認識カメラ10によって部品の吸着異常が発見された場合は、排出箱12に電子部品を排出する。
このようにして、装着ヘッド6はプリント基板コンベア7を有する搬送装置2によって搬送されてきたプリント基板PRに電子部品を装着する。
部品供給装置3とプリント基板PRとの間には部品認識カメラ10が設置されている。部品認識カメラ10の撮像部は図1の紙面下側に配置されており、吸着ノズル5に吸着された電子部品の状態を認識する。部品認識カメラ10は、12個の吸着ノズルに吸着された電子部品の状態を1度に認識することができる。電子部品の吸着状態に異常が存在したまま、その電子部品をプリント基板PRに装着すると、装着不良が生じる。従って、部品認識カメラ10によって部品の吸着異常が発見された場合は、排出箱12に電子部品を排出する。
このようにして、装着ヘッド6はプリント基板コンベア7を有する搬送装置2によって搬送されてきたプリント基板PRに電子部品を装着する。
装着ヘッド6は部品供給装置3で電子部品を吸着し、搬送されてきたプリント基板PRに装着するためには、図1に示すXY平面上を高速に移動する必要がある。次に、装着ヘッド6の移動機構について説明する。
電子部品装着装置の両側には、y方向に延びるyビーム1A、1Bが形成されている。左右のyビーム1A、1Bにはy可動子9が設置されている。ここで、yビーム1A、1Bには、固定子が設置され、この固定子とy可動子9とでリニアモータが形成される。従って、このリニアモータによって、y可動子9はyビーム1A、1B上をy方向に自在に動くことができる。左右のy可動子9にはx方向に延びるxビーム4A、4Bの端部が設置されている。xビーム4A、4Bには、x可動子11が設置されている。ここで、xビーム4A、4Bには、固定子が設置され、この固定子とx可動子11とでリニアモータが形成される。従って、このリニアモータによって、x可動子11はxビーム4A、4B上を自在に動くことができる。x可動子11には装着ヘッド6が取り付けられている。
y可動子9はyビーム1A、1B上をホストコンピュータからの指令によってリニアモータによって動く。また、x可動子11はxビーム4A,4B上をホストコンピュータからの指令によってリニアモータによって動く。y可動子9およびx可動子11にはリニアエンコーダが取り付けられ、各可動子の位置情報をサーボ系にフィードバックする。
電子部品装着装置の両側には、y方向に延びるyビーム1A、1Bが形成されている。左右のyビーム1A、1Bにはy可動子9が設置されている。ここで、yビーム1A、1Bには、固定子が設置され、この固定子とy可動子9とでリニアモータが形成される。従って、このリニアモータによって、y可動子9はyビーム1A、1B上をy方向に自在に動くことができる。左右のy可動子9にはx方向に延びるxビーム4A、4Bの端部が設置されている。xビーム4A、4Bには、x可動子11が設置されている。ここで、xビーム4A、4Bには、固定子が設置され、この固定子とx可動子11とでリニアモータが形成される。従って、このリニアモータによって、x可動子11はxビーム4A、4B上を自在に動くことができる。x可動子11には装着ヘッド6が取り付けられている。
y可動子9はyビーム1A、1B上をホストコンピュータからの指令によってリニアモータによって動く。また、x可動子11はxビーム4A,4B上をホストコンピュータからの指令によってリニアモータによって動く。y可動子9およびx可動子11にはリニアエンコーダが取り付けられ、各可動子の位置情報をサーボ系にフィードバックする。
以上に説明したxビームとyビームの駆動により、装着ヘッド6は高速に移動する。このxビームとyビームの駆動により、加振力が発生し、電子部品装着装置50Aに振動を発生させる。
図2は図1に示す電子部品装着装置50AをA方向から見た第1の実施形態の電子部品装着装置50Aの側面図である。図3は図1に示す電子部品装着装置50AをB方向から見た第1の実施形態の電子部品装着装置の正面図である。図2、図3に示すように、本実施形態における電子部品装着装置50Aは、上架台100と下架台200に分割される。
上架台100には、図2、図3に示すように、電子部品装着装置50Aとして本質的な機構であるyビーム1A(1B:図1参照)と、xビーム4B(4A:図1参照)と、xビーム4B(4A)に取り付けられている装着ヘッド6と、搬送装置2等が設置されている。一方、下架台200には、図2に示すように、CPUを含む電装装置20、サーボ機構30、装着ヘッド6に取り付けている吸着ノズル5を動作させるための真空ポンプ40等が設置されている。
上架台100と下架台200の間には防振機構150が設けられ、振動源であるyビーム1A(1B)と、xビーム4B(4A)から上架台100に伝播してきた振動を減衰させて下架台200に伝える。
上架台100には、図2、図3に示すように、電子部品装着装置50Aとして本質的な機構であるyビーム1A(1B:図1参照)と、xビーム4B(4A:図1参照)と、xビーム4B(4A)に取り付けられている装着ヘッド6と、搬送装置2等が設置されている。一方、下架台200には、図2に示すように、CPUを含む電装装置20、サーボ機構30、装着ヘッド6に取り付けている吸着ノズル5を動作させるための真空ポンプ40等が設置されている。
上架台100と下架台200の間には防振機構150が設けられ、振動源であるyビーム1A(1B)と、xビーム4B(4A)から上架台100に伝播してきた振動を減衰させて下架台200に伝える。
以上説明した電子部品装着装置の第1の実施形態によれば、上架台100と下架台200の間で振動が減衰することで、電子部品装着装置の高さを調節する台座部調整ボルト211、台座210を介して床に伝播する振動を抑制し、床振動も低減できる電子部品装着装置を提供できる。
また、以上説明した電子部品装着装置の第1の実施形態によれば、電子部品装着装置50A全体が足元から大きく揺れる状態を防止できるので、目視および体感による作業者への悪い印象や不快感などをなくすことができる電子部品装着装置を提供できる。
また、以上説明した電子部品装着装置の第1の実施形態によれば、電子部品装着装置50A全体が足元から大きく揺れる状態を防止できるので、目視および体感による作業者への悪い印象や不快感などをなくすことができる電子部品装着装置を提供できる。
さらに、以上説明した電子部品実装装置50の第1の実施形態によれば、装着ヘッド6とプリント基板コンベア7の固定部(図示せず)に固定されたプリント基板PRとが、振動を共有できるので電子部品の装着を安定して行なうことができる。
この観点からすれば、部品供給ユニット3Bを搭載しているフィーダベース3Aも上架台100に固定するようにしてもよい。なお、60は電子部品を内蔵している供給テープの巻回したリールである。
この観点からすれば、部品供給ユニット3Bを搭載しているフィーダベース3Aも上架台100に固定するようにしてもよい。なお、60は電子部品を内蔵している供給テープの巻回したリールである。
(防振機構150の第1の実施例)
以下、この振動を抑制する防振機構の第1の実施例を説明する。
図4は、本発明の防振機構150の第1の実施例150Aを示したものである。図4(a)は防振機構150Aの外観上面図である。図4(b)は防振機構150Aの内部構造側面図であり、図4(c)は図4(b)の状態の防振機構150Aをカバー152で覆った状態を示す図である。
第1の実施例の防振機構150Aは、上部プレート151uと下部プレート151dの間の中心部に、減衰材でありしかも圧縮強度を有する圧縮強度減衰部材153を設け、その周囲を複数圧縮コイルバネ154で囲んだものである。勿論一つの圧縮コイルバネで圧縮強度減衰部材153を囲んでもよい。
なお、圧縮強度減衰部材としては高弾性樹脂(例えばゴムまたはウレタン)などが上げられる。
以下、この振動を抑制する防振機構の第1の実施例を説明する。
図4は、本発明の防振機構150の第1の実施例150Aを示したものである。図4(a)は防振機構150Aの外観上面図である。図4(b)は防振機構150Aの内部構造側面図であり、図4(c)は図4(b)の状態の防振機構150Aをカバー152で覆った状態を示す図である。
第1の実施例の防振機構150Aは、上部プレート151uと下部プレート151dの間の中心部に、減衰材でありしかも圧縮強度を有する圧縮強度減衰部材153を設け、その周囲を複数圧縮コイルバネ154で囲んだものである。勿論一つの圧縮コイルバネで圧縮強度減衰部材153を囲んでもよい。
なお、圧縮強度減衰部材としては高弾性樹脂(例えばゴムまたはウレタン)などが上げられる。
上記に説明した防振機構150の第1の実施例150Aによれば、電子部品装着装置50の第1の実施形態の効果を奏することができる防振機構を提供できる。
(防振機構150の第2の実施例)
図5は、本発明の防振機構150の第2の実施例150Bを示したものである。xビームとyビームの駆動による振動は、装着ヘッド5が図1の紙面上、即ちXY平面を移動するために起こり、その主振動は成分XY平面方向に発生する。第2の実施例は、この点に着目した2次元方向防振機構である。図5(a)は第2の防振機構150Bの外観上面図である。図5(b)は防振機構150Bの内部構造側面図である。図5(c)は図5(b)から90度ずれた位置における防振機構150Bの内部構造側面図であり、図5(d)は、図5(b)、図5(c)の状態の防振機構150Bをカバー154で覆った状態を示す図である。
図5は、本発明の防振機構150の第2の実施例150Bを示したものである。xビームとyビームの駆動による振動は、装着ヘッド5が図1の紙面上、即ちXY平面を移動するために起こり、その主振動は成分XY平面方向に発生する。第2の実施例は、この点に着目した2次元方向防振機構である。図5(a)は第2の防振機構150Bの外観上面図である。図5(b)は防振機構150Bの内部構造側面図である。図5(c)は図5(b)から90度ずれた位置における防振機構150Bの内部構造側面図であり、図5(d)は、図5(b)、図5(c)の状態の防振機構150Bをカバー154で覆った状態を示す図である。
第2の実施例の防振機構(2次元方向防振機構)150Bは、上部プレート151uと、下部プレート151dと、上部プレート151uと下部プレート151dとの間に設けられた中間プレート151mとを有する。また、防振機構150Bは、上部プレート151uと中間プレート151mとの間の中心部に減衰材であり、しかも圧縮強度を有する圧縮強度減衰部材153を設け、その圧縮強度減衰部材153の周囲に、Y方向の減衰部材として、図1のX方向に細長いコロ155を複数平行に設けている。さらに、防振機構150Bは、同様に、中間プレート151mと下部プレート151dとの間の中心部に減衰材でありしかも圧縮強度を有する圧縮強度減衰部材153を設け、その圧縮強度減衰部材153の周囲に、X方向の減衰部材として、図1のY方向に細長いコロ155を複数平行に設けている。この防振機構により、xビーム4A、4Bとyビーム1A、1Bの駆動による横振動が、コロ155の移動により吸収される。勿論、コロ155の代わりにバネを用いてもよい。
この結果、上記に説明した防振機構150の第2の実施例150Bによれば、第1の実施例150Bと同様に、電子部品装着装置50の第1の実施形態の効果を奏することができる防振機構を提供できる。
(電子部品装着装置の第2の実施形態)
図6は図1に示す電子部品装着装置50A(50)をA方向から見た第2の実施形態の電子部品装着装置50Bの側面図である。図7は図1に示す電子部品装着装置50AをB方向から見た第2の実施形態の電子部品装着装置50Bの正面図である。第1、第2の電子部品装着装置50A,50Bの平面図は同じである。また、第1、第2の電子部品装着装置50A,50Bを構成する要素は同じである。図6には部品供給装置3は省略されている。
(電子部品装着装置の第2の実施形態)
図6は図1に示す電子部品装着装置50A(50)をA方向から見た第2の実施形態の電子部品装着装置50Bの側面図である。図7は図1に示す電子部品装着装置50AをB方向から見た第2の実施形態の電子部品装着装置50Bの正面図である。第1、第2の電子部品装着装置50A,50Bの平面図は同じである。また、第1、第2の電子部品装着装置50A,50Bを構成する要素は同じである。図6には部品供給装置3は省略されている。
第1、第2の電子部品装着装置50A,50Bの異なる点は、第2の電子部品装着装置50Bでは搬送装置2が下架台200に固定されている。その他の点は同じである。搬送装置2の下架台200への固定は、下架台200と搬送装置2との間に設けた中架台250で行なう。勿論、下架台200と搬送装置2とを固定を、該中架台250を第1の実施形態の電子部品装着装置50Aで用いた電子部品装着装置の高さを調節する台座部調整ボルト211、台座210で行なってもよい。
防振機構150としては、第1の実施形態で電子部品装着装置50Aで説明した第1、第2の防振機構150A,150Bを用いることができる。
防振機構150としては、第1の実施形態で電子部品装着装置50Aで説明した第1、第2の防振機構150A,150Bを用いることができる。
以上説明した電子部品装着装置の第2の実施形態によれば、上架台100と下架台200の間で振動が減衰することで、電子部品装着装置の高さを調節する台座部調整ボルト211、台座210を介して床に伝播する振動を抑制し、床振動も低減できる電子部品装着装置を提供できる。
また、以上説明した電子部品装着装置の第2の実施形態によれば、電子部品装着装置50全体が足元から大きく揺れる状態を防止できるので、目視および体感による作業者への悪い印象や不快感などをなくすことができる電子部品装着装置を提供できる。
また、以上説明した電子部品装着装置の第2の実施形態によれば、電子部品装着装置50全体が足元から大きく揺れる状態を防止できるので、目視および体感による作業者への悪い印象や不快感などをなくすことができる電子部品装着装置を提供できる。
以上のように本発明の実施形態について説明したが、上述の説明に基づいて当業者にとって種々の代替例、修正又は変形が可能であり、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で前述の種々の代替例、修正又は変形を包含するものである。
1A・1B…yビーム 2…搬送装置
3…部品供給装置 3A…フィーダベース
3B…部品供給ユニット、 4A、4B…xビーム
5…吸着ノズル 6…装着ヘッド
7…プリント基板コンベア 8…基板認識カメラ
9…y可動子 10…部品認識カメラ
11…x可動子 12…排出箱
50、50A、50B…電子部品供給装置 60:リール
100…上架台 150、150A、150B…防振機構
151u…上プレート 151d…下プレート
151m…中間プレート 152…カバー
153…圧縮強度減衰部材(高弾性樹脂) 154…コイルばね
155…コロ 200…下架台
210…台座 211…台座部調整ボルト
250…中架台 PR…プリント基板。
3…部品供給装置 3A…フィーダベース
3B…部品供給ユニット、 4A、4B…xビーム
5…吸着ノズル 6…装着ヘッド
7…プリント基板コンベア 8…基板認識カメラ
9…y可動子 10…部品認識カメラ
11…x可動子 12…排出箱
50、50A、50B…電子部品供給装置 60:リール
100…上架台 150、150A、150B…防振機構
151u…上プレート 151d…下プレート
151m…中間プレート 152…カバー
153…圧縮強度減衰部材(高弾性樹脂) 154…コイルばね
155…コロ 200…下架台
210…台座 211…台座部調整ボルト
250…中架台 PR…プリント基板。
Claims (10)
- 部品供給装置から電子部品を取り出し、該電子部品を基板に装着する装着ヘッドと、該装着ヘッドを該基板と平行な2次元面上を移動させるビームを有する電子部品装着装置において、
前記ビームを設置された上架台と、該上架台を支える下架台と、前記上架台と外下架台との間に防振機構とを有することを特徴とする電子部品装着装置。 - 前記防振機構は、上部プレートと、下部プレートと、該上部プレートと該下部プレートの間の中心部に設けられた減衰材でありしかも圧縮強度を有する圧縮強度減衰部材と、該圧縮強度減衰部材の周囲に設けられた圧縮コイルバネとを有することを特徴とする請求項1に記載の電子部品装着装置。
- 前記圧縮強度減衰部材は高弾性樹脂であることを特徴とする請求項2に記載の電子部品装着装置。
- 前記圧縮コイルバネは複数設けられていることを特徴とする請求項2に記載の電子部品装着装置。
- 前記防振機構は、前記移動によって発生する前記2次元方向の振動を減衰させる2次元方向防振機構を有することを特徴とする請求項1に記載の電子部品装着装置。
- 前記2次元方向防振機構は、上部プレートと、下部プレートと、該上部プレートと該下部プレートとの間に設けられた中間プレートと、該中間プレートと前記上部プレートとの間の中心部に設けられた減衰材でありしかも圧縮強度を有する第1の圧縮強度減衰部材と、該第1の圧縮強度減衰部材の周囲に一定方向の振動を減衰する第1の減衰部材と、前記中間プレートと前記下部プレートとの間の中心部に設けられた減衰材でありしかも圧縮強度を有する第2の圧縮強度減衰部材と、該第2の圧縮強度減衰部材の周囲に前記一定方向と垂直方向の振動を減衰する第2の減衰部材とを有することを特徴とする請求項4に記載の電子部品装着装置。
- 前記第1の圧縮強度減衰部材と前記第2の圧縮強度減衰部材は高弾性樹脂であることを特徴とする請求項6に記載の電子部品装着装置。
- 該第1の減衰部材と前記第2の減衰部材は、バネまたは平行に複数もけられた円柱状のコロであることを特徴とする請求項6に記載の電子部品装着装置。
- 前記上架台には前記基板を搬送する基板コンベア(搬送装置)が設置されていることを特徴とする請求項1に記載の電子部品装着装置。
- 前記上架台にはフィーダベースが固定されていることを特徴とする請求項9に記載の電子部品装着装置。
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- 2010-09-03 JP JP2010197757A patent/JP2012054497A/ja active Pending
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