JP4881905B2 - フォーク用制振装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばガラス基板等の被搬送物をフォークで保持して搬送する搬送装置のフォークに内蔵されて、そのフォークに発生する振動を抑制するフォーク用制振装置に関する。
例えば、液晶ディスプレイ用のガラス基板は、液晶ディスプレイの製造過程において、表面洗浄やパターン形成等を行う加工ステージ間を多数回行き来して表面処理がなされる。そのため、仮置きや移動の際に用いられるラックと加工ステージ間の移し替え等に、ガラス基板をフォークで保持して搬送する搬送装置(搬送ロボット)が使用されている。
近年においては、個々の液晶ディスプレイ用ガラス基板の大型化と多面取りの傾向により、扱うガラス基板が大型化していることから、そのガラス基板を保持する搬送ロボットのフォークも長尺で高剛性のものが必要となる。そこで、従来より採用されていたアルミ等の軽金属製のものに代わって、近年では、FRP等の極めて軽量で剛性の高い樹脂製のものが採用されるようになっている。このFRP製のフォークは、内部を空洞化して形成することが可能であるため、高剛性を確保した上でより軽量化することが可能である。
ところで、上記のフォークに採用されるFRPは、極めて軽量でたわみにくい材料であるが、FRP製のフォークが変形したときの減衰性は非常に小さい。そのため、搬送ロボットの動作の開始や停止、或いは荷重や抜重による衝撃でフォークに振動が生起すると、その振動が収まるまでに長時間かかる。上記のフォークの場合には、通常、5〜10秒程度で振動が収束するが、更に安全率を考慮して振動時間を設定するため、10秒以上の振動停止時間を設定するようにしている。そのため、自動運転されている搬送ロボットは、フォークの振動時間内には、次の動作に入らないように設定されることから、作業待ち時間が長くなり、作業効率が低下する原因となっている。
そこで、フォークに発生する振動を抑制するために、例えば特許文献1には、搬送装置のエンドエフェクタや搬送アームに、種々の制振手段を設置することが開示されている。この特許文献1には、制振手段として、重りとばねとからなりハウジングに収納配置されたダイナミックダンパ(図1及び図2参照。)や、ハウジングの内部空間の中央にオリフィスを有し、その内部空間に所定量の比重の大きな液体を封入した構造の液体封入式制振装置(図3(a)参照。)、ハウジングの内部空間に固体である重りと比重の大きな液体を移動乃至流動可能な状態で封入した構造の制振装置(図3(b)参照。)、ハウジングの内部空間に、支柱と上下移動自在に支柱に外挿された重りとを有し、さらに内部空間の上部下部には弾性体が内装された構造のインパクトダンパ(図3(c)参照。)等が開示されている。
また、例えば特許文献2には、構造体の上下振動を小振幅から効果的に低減することができるようにするために、上下方向に所定の間隔を空けて構造体に設置された天板と底板の間を、ばねで上下方向に支持されて移動自在に設けられた重錘が、前記天板と前記底板に衝突することにより、前記構造体の上下振動を低減するようにした衝撃ダンパ(インパクトダンパ)が開示されている。
ところで、上記特許文献1及び2に開示されているような種々の制振手段は、重り(重錘)等の移動(変位)が生じ易くして、より良好な制振効果が得られるようにするためには、制振すべき振動体に対して振幅の大きな箇所に設置する方が好ましい。そのため、特許文献1においては、搬送装置のエンドエフェクタや搬送アームの端部(図5のA、B、C、D、E)に制振手段を設置するようにしている。しかし、これらの制振手段は、頻繁に変位動作を繰り返すエンドエフェクタや搬送アームの外部に取り付けられているため、他の構造物や機器と衝突して破損したり脱落してしまうという問題を内在している。
そこで、上記のようなフォークは、軽量化のために内部が空洞化されていることに着目し、その内部空間内に制振装置を収納した状態に設置することが考えられる。しかし、フォークは、通常、長さが2〜4m、幅が60〜100mm、高さが10〜45mmの細長い矩形断面状に形成されており(図4参照。)、その内部空間も高さ(上下方向)寸法が5〜40mmの非常に小さいものであるため、その内部空間内に上記の制振手段等をそのまま設置することは極めて困難である。
特に、マス部材(重り)の質量とばね部材のばね定数とに基づいて共振周波数がチューニングされるダイナミックダンパの場合には、通常、フォークの固有振動数が10Hz程度で低いことから、これに対応して共振周波数をチューニングしようとすると、ばね定数の小さいばね部材が必要となる。そのため、ばね部材として金属製のコイルばねの引っ張りばね力(ばね定数が小さい)を利用して実現しようとすると、フォーク内部の限られた小空間(特に高さ方向(上下方向)スペースが小さい)でダイナミックダンパとして機能するように成立させることは極めて困難である。
また、ばね部材として軟らかい(ばね定数が小さい)ゴム弾性体を用いて実現しようとしても、フォーク内部の高さ方向(上下方向)スペースが小さい小空間では、マス部材が垂れ下がった状態になってしまい、ダイナミックダンパが成立しないばかりか、ゴム弾性体の耐久性の点においても成立させることが極めて困難である。
また、ダイナミックダンパは、チューニング周波数付近において良好な制振効果を発揮するものであるが、チューニング周波数から少しずれた周波数の振動に対しては有効な制振効果が得られ難く、低減可能な振動周波数領域が非常に狭い。そのため、上記搬送装置のフォークは、ガラス基板等の被搬送物を保持した時と保持しない時とで固有振動数が変化することから、ダイナミックダンパによる有効な制振効果が得られなくなる。
特開2003−266359号公報 特開2006−348996号公報
本発明は上記実状に鑑みてなされたものであり、搬送装置のフォーク内部の小空間に収納された状態に設置することができ、そのフォークに発生する振動を良好に抑制し得るようにしたフォーク用制振装置を提供することを解決すべき課題とするものである。
上記課題を解決する本発明に係るフォーク用制振装置は、被搬送物をフォークで保持して搬送する搬送装置の前記フォークに内蔵される制振装置であって、互いに距離を隔てて対向配置された一対の支持部を有し前記フォークの内部空間内に設置されるベース部材と、一対の前記支持部の間に配置される長尺状のマス部材と、該マス部材の長手方向各端部と各前記支持部にそれぞれ両端が連結固定されて前記マス部材の両端を吊るようにして弾性支持する複数のコイルばねと、前記マス部材の長手方向各端部と各前記支持部との間にそれぞれ配置されて前記マス部材の両端を前記コイルばねと協働して弾性支持する複数のゴム弾性体と、から構成されていることを特徴としている。
本発明の制振装置は、長尺状のマス部材と、マス部材の両端を吊るようにして弾性支持するコイルばね及びゴム弾性体からなるばね部材とによって構成されるダイナミックダンパを備えている。このダイナミックダンパの共振周波数(fn)は、マス部材の質量(m)とばね部材のばね定数(k)とによって、下記の(式1)により基本的に定まり、制振すべきフォークの固有振動数(10Hz付近)に合わせてチューニングされる。
fn=√(k/m)/2π ………(式1)
本発明の制振装置においては、ばね部材としてコイルばねとゴム弾性体が併用されており、コイルばねは、その引っ張りばね力により、主としてマス部材の支持位置を維持する役割を担い、ゴム弾性体は、その引っ張りばね力により、主として共振周波数(fn)をチューニングする際にばね部材としてのばね定数(k)を調整する役割を担うようにされている。これにより、マス部材が長尺状に形成されていることと相俟って、制振装置の高さ寸法を極力小さくすることが可能となる。そのため、本発明の制振装置は、共振周波数(fn)が10Hz付近の低周波数領域にチューニングされていても、高さ方向(上下方向)のスペースが小さいフォークの内部空間内に収納された状態で、ダイナミックダンパとしての制振機能を良好に発揮し得るように設置することが可能となる。
また、本発明の制振装置において、ばね部材として用いられているゴム弾性体は、コイルばねの場合には殆ど減衰性を有していないのに対して、減衰性を有する。そのため、チューニングされた共振周波数(fn)から低周波数側及び高周波数側へ少しずれた周波数の振動をも有効に抑制することができるので、制振可能な振動周波数の範囲が拡がる。これにより、フォークの固有振動数が被搬送物を保持した時と保持しない時とで変化した場合にも、その変化に対応して良好な制振効果を発揮することが可能となる。
本発明において、ばね部材として用いられるコイルばねは、従来より公知の金属製のものを採用することができる。一方、ばね部材として用いられるゴム弾性体は、高減衰性ゴムで形成されているのが好ましい。このようにされていれば、制振可能な振動周波数の範囲を拡げることができ、減衰性が高くなる程、制振可能な周波数範囲がより広くなる。高減衰性ゴムとしては、例えばブチルゴムや天然ゴム(場合によっては減衰剤を含有させたもの)等を採用することができる。
このゴム弾性体は、ばね部材として併用されるコイルばねと独立して別体に形成されたものを用いてもよく、或いはコイルばねと一体化されて複合ばね部材として形成されたものを用いることができる。コイルばねとゴム弾性体の複合ばね部材としては、例えば、円柱状又は円筒状に形成されたゴム弾性体の内部に、コイルばねの少なくとも巻線部が埋め込まれて一体化されたものや、ゴム弾性体がコイルばねの少なくとも巻線部の表面を被覆するゴム被覆層により構成されているもの等が挙げられる。
なお、コイルばねと別体に形成されたゴム弾性体の場合には、ゴム弾性体の両端がマス部材の長手方向各端部と各支持部にそれぞれ連結固定された状態に配設されるが、コイルばねと一体化されたゴム弾性体の場合には、ゴム弾性体の両端がマス部材の長手方向各端部と各支持部に必ずしも連結固定された状態に配設されていなくてもよい。
本発明におけるマス部材は、フォーク内部の高さ方向(上下方向)の小さい小空間に配設されることから、高さ方向(上下方向)の寸法がなるべく小さい方が好ましいため、長尺状に形成されたものが採用される。このマス部材は、長さ方向の重量バランスを考慮して、例えば肉厚が一定の板状のものや、径が一定の円柱状のもの等を採用することができる。これらの中でも、径が一定の円柱状のマス部材は、径方向の重量バランスも良好であるので好適に採用することができる。
本発明の好適な態様として、ベース部材は、マス部材とコイルばねとゴム弾性体とにより構成されるダイナミックダンパが収納配置される内部空間を有するケース状のものとすることができる。このようにされていれば、ダイナミックダンパがベース部材の内部空間内に収納された状態になるため、ベース部材によりダイナミックダンパを保護することができる。
本発明の他の好適な態様として、一つのベース部材に対して、マス部材とコイルばねとゴム弾性体とによりそれぞれ構成される複数のダイナミックダンパが設置され、各ダイナミックダンパの共振周波数が異なるようにチューニングされている。このようにされていれば、フォークの固有振動数が被搬送物を保持した時と保持しない時とで変化した場合にも、その変化した固有振動数に対して最適な共振周波数にチューニングされたダイナミックダンパにより対応することができるので、フォークの振動をより効果的に抑制することが可能となる。
本発明のフォーク用制振装置は、互いに距離を隔てて対向配置された一対の支持部を有しフォークの内部空間内に設置されるベース部材と、一対の前記支持部の間に配置される長尺状のマス部材と、該マス部材の長手方向各端部と各前記支持部にそれぞれ両端が連結固定されて前記マス部材の両端を吊るようにして弾性支持する複数のコイルばねと、前記マス部材の長手方向各端部と各前記支持部との間にそれぞれ配置されて前記マス部材の両端を前記コイルばねと協働して弾性支持する複数のゴム弾性体と、から構成されているため、搬送装置のフォーク内部の高さ方向(上下方向)のスペースが小さい小空間内に収納された状態で、ダイナミックダンパとしての制振機能を良好に発揮し得るように設置することができるので、そのフォークに発生する振動を良好に抑制することができる。また、本発明の制振装置は、フォークの内部空間内に設置されるため、他の構造物や機器と衝突して破損したり脱落してしまう恐れを回避することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
〔実施形態1〕
図1は実施形態1に係る制振装置が搬送装置のフォーク内部に設置された状態を示す断面図であり、図2はその制振装置の要部を拡大して示す断面図であり、図3はその制振装置の要部を拡大して示す断面図であって図2のIII −III 線矢視断面図であり、図4はその制振装置が設置された搬送装置のフォークを示す図であって、(a)はその正面図、(b)はその平面図、(c)はその左側面図、(d)はその右側面図である。
本実施形態のフォーク用制振装置は、図4(a)〜(d)に示す搬送装置(搬送ロボット)のフォークFに内蔵されるものである。このフォークFは、FRP製で、幅が90mm、長さが3150mm、先端部(図4(a)(b)の左側端部)の高さが16mm、基端部(図4(a)(b)の右側端部)の高さが30mmの長尺矩形断面状のものであり、搬送装置に対して、複数のものが装備される。このフォークFの内部には、外形よりも少し小さい大きさの内部空間が形成されており、その内部空間内の所定位置(図4(b)において点線で囲まれた位置)に本実施形態の制振装置が収納された状態に設置されている。
本実施形態の制振装置は、図1〜図3に示すように、互いに距離を隔てて対向配置された一対の支持部12、12を有しフォークFの内部空間内に設置されるベース部材1と、一対の支持部12、12の間に配置される長尺状のマス部材2と、マス部材2の長手方向各端部と各支持部12、12にそれぞれ両端が連結固定されてマス部材2の両端を吊るようにして弾性支持する4個のコイルばね3、…、3と、マス部材2の長手方向各端部と各支持部12、12との間にそれぞれ配置されてマス部材2の両端をコイルばね3、…、3と協働して弾性支持する2個のゴム弾性体4、4と、から構成されている。
ベース部材1は、長方形の板状に形成された基板11と、基板11の長手方向両端からそれぞれ立ち上がる立上り部12a、12aと各立上り部12a、12aの上端から基板11の長手方向内方へそれぞれ屈曲延出する屈曲部12b、12bとを有し距離を隔てて対向配置された一対の支持部12、12とからなる。このベース部材1は、樹脂により一体に形成されている。基板11と各屈曲部12b、12bとの間には、マス部材2が上下方向へ自由に振動可能な状態に配設されるスペースが形成されている。各屈曲部12b、12bの下面の2箇所には、各コイルばね3、…、3の一端部(上端部)が係止される半円弧形状の係止部12c、…、12cが設けられている。このベース部材1は、基板11がフォークFの内面に接着剤により接着固定されている。
マス部材2は、鉄系金属により長尺の円柱状に形成されたマス本体部21と、マス本体部21の両端面にビス23、…、23により固定された金属プレート22、22とからなる。各金属プレート22、22の下端部の2箇所には、各コイルばね3、…、3の他端部(下端部)が係止される係止孔22a、22aが設けられている。このマス部材2は、その両端が4個のコイルばね3、…、3及び2個のゴム弾性体4、4により吊り下げられて弾性支持された状態で、一対の支持部12、12の間に配置されている。このマス部材2は、ダイナミックダンパの共振周波数(fn)をチューニングする際に用いられる前記(式1)に基づいて、所定の質量を有するように設定されている。
コイルばね3、…、3は、金属製のものが採用されており、各コイルばね3、…、3の一端部(上端部)が支持部12、12に設けられた各係止部12c、…、12cに係止され、その他端部(下端部)が金属プレート22、22に設けられた各係止孔22a、22aに係止されている。即ち、4個のコイルばね3、…、3は、その伸縮方向が上下方向(縦方向)を向くようにしてマス部材2の両端部にそれぞれ2個ずつ配置されている。これにより、各コイルばね3、…、3は、支持部12、12の各係止部12c、…、12cに対して、マス部材2の両端を上下方向(縦方向)に吊り下げた状態で弾性支持するように配設されている。各コイルばね3、…、3の引っ張り方向のばね定数(k1)は、ゴム弾性体4、4の引っ張り方向のばね定数(k2)も考慮して、前記(式1)に基づいて、所定の値となるように設定されている。
ゴム弾性体4、4は、高減衰性を有するブチルゴムにより所定の大きさの円柱状に形成されている。各ゴム弾性体4、4は、長さ方向の一端面が各金属プレート22、22の外面中央部にそれぞれ固着されているとともに、その他端面が金属製の取付プレート41、41の一面中央部にそれぞれ固着されている。そして、各取付プレート41が、それぞれ支持部12、12の立上り部12a、12aの内面にビス42、…、42で固定されていることによって、各ゴム弾性体4、4は、それぞれの両端がマス部材2の長さ方向各端部と各支持部12、12の各立上り部12a、12aとにそれぞれ連結固定されている。これにより、2個のゴム弾性体4、4は、その長さ方向が左右方向(横方向)を向くようにして、マス部材2の両端部にそれぞれ1個ずつ配置されている。
各ゴム弾性体4、4は、各コイルばね3、…、3の引っ張り方向のばね定数(k1)を考慮して、前記(式1)に基づいて、引っ張り方向のばね定数(k2)が所定の値となるように設定されている。この場合、ゴム弾性体4、4は、コイルばね3、…、3と協働してマス部材2を弾性支持するばね部材として機能するものであるが、コイルばね3、…、3は、主としてマス部材2の支持位置を維持する役割を担うようにされ、ゴム弾性体4、4は、主としてダイナミックダンパの共振周波数をチューニングする際にばね部材としてのばね定数(k)を調整する役割を担うようにされている。なお、本実施形態の制振装置(ダイナミックダンパ)の共振周波数(fn)は、フォークFの固有振動数(10Hz)に合わせて、前記(式1)に基づき10Hzにチューニングされている。
以上のように構成された本実施形態の制振装置は、長尺状のマス部材2が用いられると共に、ばね部材としてコイルばね3、…、3とゴム弾性体4、4が併用されているため、制振装置の高さ寸法を極力小さくすることが可能となる。そのため、本実施形態の制振装置は、共振周波数(fn)が10Hz付近の低周波数領域にチューニングされていても、高さ方向(上下方向)のスペースが小さいフォークFの内部空間内に収納された状態で、ダイナミックダンパとしての制振機能を良好に発揮し得るように設置することが可能となる。
また、ばね部材として用いられているゴム弾性体4、4は減衰性を有するため、チューニングされた共振周波数(fn)から低周波数側及び高周波数側へ少しずれた周波数の振動をも有効に抑制することができるので、制振可能な振動周波数の範囲が拡がる。これにより、フォークFの固有振動数が被搬送物を保持した時と保持しない時とで変化した場合にも、その変化に対応して良好な制振効果を発揮することが可能となる。
以上のように、本実施形態の制振装置によれば、搬送装置のフォークF内部の小空間に収納された状態に設置することができ、そのフォークFに発生する振動を良好に抑制することができる。また、本実施形態の制振装置は、フォークFの内部空間内に設置されているため、他の構造物や機器と衝突して破損したり脱落してしまう恐れを回避することができる。さらに、本実施形態の制振装置は、ばね部材として減衰性を有するゴム弾性体4、4を併用していることから、チューニングされた共振周波数(fn)から少しずれた周波数の振動をも有効に抑制することができるので、制振可能な振動周波数の範囲を拡大することができる。
なお、本実施形態の制振装置は、一つのベース部材1に対して、マス部材2とコイルばね3、…、3とゴム弾性体4、4とにより構成される一つのダイナミックダンパが設置されたものであるが、一つのベース部材1に対して、上記と同様に構成される複数のダイナミックダンパを設置するようにしてもよい。この場合、マス部材2の質量や、コイルばね3、…、3或いはゴム弾性体4、4のばね定数を適宜変更して、各ダイナミックダンパの共振周波数(fn)が異なるようにチューニングすることにより、制振可能な振動周波数の範囲を拡大することができる。特に、フォークFは、被搬送物を保持した時と保持しない時とで固有振動数が変化するため、その変化に対応して良好な制振効果を発揮することが可能となる。
さらに、本実施形態の制振装置は、フォーク以外のロボット部品、例えば、フォークを固定するフレーム部においても設置することができ、良好な制振効果を発揮することができる。
〔試験1〕
本願発明者等は、本発明の制振装置の制振効果を確認するため、主振動体(フォーク)に対して、ばね部材としてコイルばねを用いたダイナミックダンパ(比較例1)を設置した場合と、ばね部材としてコイルばねとゴム弾性体を併用したダイナミックダンパ(実施例1及び2)を設置した場合について、FEM解析(有限要素解析)でシュミレーションを行ない、それぞれの制振特性を調べた。その結果は、図5〜図7に示す通りである。
なお、この試験においては、主振動体は、質量(M1):4kg、減衰係数(C1):15791.5N/m、tanΔ(L1):0.07、固有振動数(fn):10Hzに設定した。比較例1のダイナミックダンパは、質量(M2):0.20kg、減衰係数(C2):789N/m、tanΔ(L2):0.001、共振周波数(fn):9.9964Hzに設定した。実施例1のダイナミックダンパは、tanΔ(L2)を0.1とした点でのみ比較例1と異なる。また、実施例2のダイナミックダンパは、tanΔ(L2)を0.2とした点でのみ比較例1と異なる。
比較例1の場合は、図5から明らかなように、主振動体の10Hz振動が完全に抑制されているものの、10Hzから低周波数側へずれた9Hz付近と高周波数側へずれた11Hz付近に、主振動体(フォーク)の10Hz振動と同じ変位量(9.0E−04)の反共振が発現していることが解る。
これに対して、実施例1の場合には、図6から明らかなように、主振動体の10Hz振動が変位量4.0E−04付近のレベルにまで抑制されていると共に、9Hz付近と11Hz付近に発現する反共振の変位量が4.0E−04付近のレベルにまで抑制されている。即ち、実施例1の場合には、主振動体の10Hz振動を略完全に抑制することができると共に、9Hz付近と11Hz付近に発現する反共振も大幅に抑制することができることが解る。
また、実施例2の場合には、図7から明らかなように、主振動体の10Hz振動が変位量2.0E−04付近のレベルにまで抑制されていると共に、9Hz付近と11Hz付近に発現する反共振の変位量が3.0E−04付近のレベルにまで抑制されている。即ち、実施例2の場合には、主振動体の10Hz振動の抑制効果は、実施例1に比べて僅かに劣る反面、9Hz付近と11Hz付近に発現する反共振の抑制効果は、実施例1よりも更に良好であることが解る。
以上のことから、実施例1及び2のように、ばね部材としてコイルばねとゴム弾性体が併用されている場合には、チューニングされた共振周波数(fn)の振動を十分に抑制することができると共に、チューニングされた共振周波数(fn)から低周波数側及び高周波数側へ少しずれた周波数の振動をも有効に抑制することができ、制振可能な振動周波数の範囲を拡大できることが解る。
〔実施形態2〕
図8は実施形態2に係る制振装置が搬送装置のフォーク内部に設置された状態を示す断面図である。本実施形態の制振装置は、図8に示すように、実施形態1のものと基本的構成が同じであり、コイルばね3、…、3の取り付け方が異なる。よって、本実施形態の制振装置の実施形態1と共通する部材等については、図8に同じ符号を付すのみに止めて詳しい説明を省略し、以下、異なる点を説明する。
本実施形態においては、各コイルばね3、…、3の一端部(上端部)が係止される半円弧形状の係止部12c、…、12cが、ベース部材1の支持部12、12を構成する立上り部12a、12aと屈曲部12b、12bとが交わる角部に設けられている。これにより、各コイルばね3、…、3は、その一端部(上端部)が各係止部12c、…、12cに係止され、その他端部(下端部)がマス部材2の金属プレート22、22に設けられた各係止孔22a、22a(図3参照。)に係止されていることによって、その伸縮方向が斜めに傾斜した状態に配置されている。
以上のように構成された本実施形態の制振装置は、各コイルばね3、…、3が斜めに傾斜した状態に配置されていることにより、制振装置の高さ方向の寸法を実施形態1の場合よりも小さくすることができる。そのため、高さ方向(上下方向)のスペースが小さいフォークFの内部空間内に、より有利に設置することができる。
なお、本実施形態においては、支持部12、12を構成する屈曲部12b、12bの長さを実施形態1の場合よりも短くすることができるが、図9に示すように、屈曲部12b、12bの全部を排除して、支持部12、12を立上り部12a、12aと半円弧形状の4個の係止部12c、…、12cで構成するようにしてもよい。この場合には、係止部12c、…、12cは、各立上り部12a、12a内面の上方部に2個ずつ設けられる。
〔実施形態3〕
図10は実施形態3に係る制振装置が搬送装置のフォーク内部に設置された状態を示す断面図である。本実施形態の制振装置は、図10に示すように、実施形態1のものと基本的構成が同じであり、ベース部材5の構造が相違する点でのみ異なる。よって、本実施形態の制振装置の実施形態1と共通する部材等については、図10に同じ符号を付すのみに止めて詳しい説明を省略し、以下、異なる点を説明する。
本実施形態におけるベース部材5は、マス部材2とコイルばね3、…、3とゴム弾性体4、4とにより構成されるダイナミックダンパが収納配置される内部空間を有するケース状のものである。このベース部材5は、長方形の板状に形成された基板51と、基板51の長手方向両端からそれぞれ立ち上がる一対の立上り部52a、52aと各立上り部52a、52aの上端どうしを連結する天井板52bとからなる支持部52と、基板51の幅方向両端からそれぞれ立ち上がり基板51と天井板52bを連結する一対の側板53、53とからなる。
即ち、このベース部材5は、実施形態1において、各立上り部12a、12aの上端にそれぞれ設けられた一対の屈曲部12b、12bが、各立上り部52a、52aの上端どうしを連結するように設けられた天井板52bに変更され、更に基板51と天井板52bを連結する一対の側板53、53が追加されたものである。なお、本実施形態の場合、各コイルばね3、…、3の一端部(上端部)が係止される半円弧形状の係止部52c、…、52cは、各コイルばね3、…、3が上下方向(縦方向)に伸縮するように配置されるべく、天井板52bの所定の4箇所に設けられている。
以上のように構成された本実施形態の制振装置は、ベース部材5がケース状に形成されていることから、ベース部材5の内部空間内にダイナミックダンパが完全に収納された状態になるため、ベース部材5によりダイナミックダンパを保護することができる。
なお、本実施形態の場合にも、図11に示すように、各コイルばね3、…、3の一端部(上端部)が係止される各係止部52c、…、52cを各立上り部12a、12a内面の上方部に設けて、伸縮方向が斜めに傾斜した状態になるように各コイルばね3、…、3を配置するようにすれば、制振装置の高さ方向の寸法を小さくすることができるので、フォークFの内部空間内への制振装置の設置をより有利に行うことができる。
〔実施形態4〕
図12は実施形態4に係る制振装置が搬送装置のフォーク内部に設置された状態を示す断面図である。本実施形態の制振装置は、図12に示すように、実施形態1のものと基本的構成が同じであるが、ばね部材として金属製のコイルばねと円柱状のゴム弾性体が一体化された2個の複合ばね部材3A、3Aが用いられている点で異なる。よって、本実施形態の制振装置の実施形態1と共通する部材等については、図12に同じ符号を付すのみに止めて詳しい説明を省略し、以下、異なる点を説明する。
本実施形態において用いられる複合ばね部材3A、3Aは、中実円柱状に形成されたゴム弾性体の内部に、コイルばねの両端末部及び巻線部全体が埋め込まれて一体化されたものである。この複合ばね部材3A、3Aは、その一端部(上端部)が屈曲部12b、12b(支持部12、12)の下面にビス(図示せず)で固定された取付プレート41、41に固着され、その他端部(下端部)がマス部材2の金属プレート22、22の支持面に固着されている。これにより、複合ばね部材3A、3Aは、屈曲部12b、12b(支持部12、12)に対して、マス部材2の両端を上下方向(縦方向)に吊り下げた状態で弾性支持するように配設されている。
以上のように構成された本実施形態の制振装置は、コイルばねとゴム弾性体が一体化された複合ばね部材3A、3Aを用いていることにより、ばね部材の構造を簡素化することができ、必要な配設スペースも小さくすることができるので、制振装置の小型化に有利となる。
なお、本実施形態において、複合ばね部材3A、3Aのゴム弾性体4は、中実円柱状のものが用いられているが、その他に、例えば両端が開口した円筒状のものを用いることができる。この場合には、コイルばねの巻線部のみがゴム弾性体の内部に埋め込まれるようになるので、ゴム弾性体から露出したコイルばねの両端末部が、取付プレート41と金属プレート22にそれぞれ固定される。
また、本実施形態においては、各複合ばね部材3A、3Aの一端部(上端部)が屈曲部12b、12b(支持部12、12)に固定されるようにしているが、立上り部12a、12a(支持部12、12)の内面の上方部に固定されるようにしてもよく、このようにすれば、小型化により有利となる。
〔実施形態5〕
図13は実施形態5に係る制振装置が搬送装置のフォーク内部に設置された状態を示す断面図である。本実施形態の制振装置は、図13に示すように、実施形態1のものと基本的構成が同じであるが、ばね部材として金属製のコイルばねとゴム弾性体が一体化された2個の複合ばね部材3B、3Bが用いられている点で異なる。よって、本実施形態の制振装置の実施形態1と共通する部材等については、図13に同じ符号を付すのみに止めて詳しい説明を省略し、以下、異なる点を説明する。
本実施形態において用いられる複合ばね部材3B、3Bは、ゴム弾性体が、コイルばねの両端末部及び巻線部の表面を被覆するゴム被覆層により構成されたものである。この複合ばね部材3B、3Bは、その一端部(上端部)が各立上り部12a、12a(支持部12、12)の内面の上方部に設けられた各係止部12c、12cに係止され、その他端部(下端部)が金属プレート22、22に設けられた各係止孔22a、22a(図3参照。)に係止されている。これにより、複合ばね部材3B、3Bは、その伸縮方向が斜めに傾斜した状態に配置されている。
以上のように構成された本実施形態の制振装置は、コイルばねとゴム弾性体が一体化された複合ばね部材3B、3Bを用いているため、実施形態4の場合と同様に、ばね部材の構造を簡素化することができる。また、複合ばね部材3B、3Bは、斜めに傾斜した状態に配置されているため、実施形態4の場合よりも必要な配設スペースも小さくすることができるので、制振装置の小型化に有利となる。
本発明の実施形態1に係る制振装置が搬送装置のフォーク内部に設置された状態を示す断面図である。 本発明の実施形態1に係る制振装置の要部を拡大して示す断面図である。 本発明の実施形態1に係る制振装置の要部を拡大して示す断面図であって図2のIII −III 線矢視断面図である。 本発明の実施形態1に係る制振装置が設置された搬送装置のフォークを示す図であって、(a)はその正面図、(b)はその平面図、(c)はその左側面図、(d)はその右側面図である。 試験1における比較例1の制振特性を示すグラフである。 試験1における実施例1の制振特性を示すグラフである。 試験1における実施例2の制振特性を示すグラフである。 本発明の実施形態2に係る制振装置が搬送装置のフォーク内部に設置された状態を示す断面図である。 本発明の実施形態2の変形例に係る制振装置が搬送装置のフォーク内部に設置された状態を示す断面図である。 本発明の実施形態3に係る制振装置が搬送装置のフォーク内部に設置された状態を示す断面図である。 本発明の実施形態3の変形例に係る制振装置が搬送装置のフォーク内部に設置された状態を示す断面図である。 本発明の実施形態4に係る制振装置が搬送装置のフォーク内部に設置された状態を示す断面図である。 本発明の実施形態5に係る制振装置が搬送装置のフォーク内部に設置された状態を示す断面図である。
符号の説明
1、5…ベース部材 11、51…基板 12、52…支持部 12a、52a…立上り部 12b…屈曲部 12c、52c…係止部 52b…天井板 53…側板 2…マス部材 21…マス本体部 22…金属プレート 22a…係止孔 23…ビス 3…コイルばね 3A、3B…複合ばね部材 4…ゴム弾性体 41…取付プレート 42…ビス F…フォーク

Claims (6)

  1. 被搬送物をフォークで保持して搬送する搬送装置の前記フォークに内蔵される制振装置であって、
    互いに距離を隔てて対向配置された一対の支持部を有し前記フォークの内部空間内に設置されるベース部材と、
    一対の前記支持部の間に配置される長尺状のマス部材と、
    該マス部材の長手方向各端部と各前記支持部にそれぞれ両端が連結固定されて前記マス部材の両端を吊るようにして弾性支持する複数のコイルばねと、
    前記マス部材の長手方向各端部と各前記支持部との間にそれぞれ配置されて前記マス部材の両端を前記コイルばねと協働して弾性支持する複数のゴム弾性体と、
    から構成されていることを特徴とするフォーク用制振装置。
  2. 前記ゴム弾性体は、高減衰性ゴムで形成されていることを特徴とする請求項1に記載のフォーク用制振装置。
  3. 前記ゴム弾性体は円柱状又は円筒状に形成され、前記コイルばねは、少なくともその巻線部が前記ゴム弾性体の内部に埋め込まれて前記ゴム弾性体と一体化されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のフォーク用制振装置。
  4. 前記ゴム弾性体は、前記コイルばねの少なくとも巻線部の表面を被覆するゴム被覆層により構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のフォーク用制振装置。
  5. 前記ベース部材は、前記マス部材と前記コイルばねと前記ゴム弾性体とにより構成されるダイナミックダンパが収納配置される内部空間を有するケース状のものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のフォーク用制振装置。
  6. 一つの前記ベース部材に対して、前記マス部材と前記コイルばねと前記ゴム弾性体とによりそれぞれ構成される複数のダイナミックダンパが設置され、各該ダイナミックダンパの共振周波数が異なるようにチューニングされていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のフォーク用制振装置。
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