JP2012053719A - 設計支援装置、設計支援方法、および、設計支援プログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】配置順序編集装置101の配置可否判定部1201は、配管リスト104を構成する配管を判定用配管とし、判定用配管の特定情報を検索キーとして主従関係データベース105の所定配管を検索し、検索された所定配管に対応する主管および従管をそれぞれ取得し、判定用配管の配管リスト104内における位置よりも前に位置する従管が存在する場合、または、判定用配管の配管リスト104内における位置よりも後に位置する主管が存在する場合には、判定用配管の配置可否を配置不可とする。
【選択図】図1
Description
前記設計支援装置が、記憶手段と、配置可否判定部と、配置可否表示生成部とを有するとともに、表示装置と接続されており、
前記記憶手段には、配置順序の検証対象であって複数の配管の順序集合により構成される配管リストと、所定配管ごとに、その所定配管より前に配置される0個以上の主管と、その所定配管より後に配置される0個以上の従管とを対応づける主従関係データベースとが格納されており、
前記配置可否判定部が、
前記記憶手段から前記配管リストを読み取り、その配管リストを構成する配管を判定用配管とし、
前記判定用配管の特定情報を検索キーとして前記主従関係データベースの前記所定配管を検索し、検索された前記所定配管に対応する主管および従管をそれぞれ取得し、取得した主管および従管の前記配管リスト内における位置を特定し、
前記判定用配管の前記配管リスト内における位置よりも前に位置する従管が存在する場合、または、前記判定用配管の前記配管リスト内における位置よりも後に位置する主管が存在する場合には、前記判定用配管の配置可否を配置不可とするとともに、配置不可に該当しない前記判定用配管の配置可否を配置可とし、
前記配置可否表示生成部が、前記配置可否判定部の判定結果である各配管の配置可否を、前記表示装置に表示させることを特徴とする。
その他の手段は、後記する。
図1(a)は、配管の配置順序の設計を支援するための設計支援システムを示す構成図である。設計支援システムは、配置順序編集装置101(設計支援装置)、入力装置102、および、表示装置103から構成される。
配置順序編集装置101は、CPUとメモリとハードディスク(記憶手段)とネットワークインタフェースを有するコンピュータとして構成され、このコンピュータは、CPUが、メモリ上に読み込んだプログラムを実行することにより、各処理部を動作させる。
入力装置102は、マウスやキーボードなどのユーザ入力を取得する装置である。
表示装置103は、配管の情報を表示するためのディスプレイなど装置である。
なお、配管IDは、基本的には1つの配管に対して1つのIDをユニークに割り当てることとするが、物理的に複数の配管が既に接続されている(例えば、折れ線上に)配管群であり、その配管群をまとめて配置対象とするときには、その配管群に対して1つのIDを割り当ててもよい。
ここで、配管リスト104を構成する各配管は、配置順序が規定されている。例えば、図1(b)の配管リスト104では、「L−002」→「L−003」→「L−004」→「L−001」→「L−006」の順に、5つの配管が配置される。
配置順序手動編集処理部1701は、配管リスト104内の選択配管データ107として選択されている配管の順序を、配管リスト104内の他の配管と入れ替える。なお、選択配管データ107は、入力装置102からのユーザ入力によって選択された配管リスト104内の配管を示す変数であり、配管選択手段106によって更新される。
配置順序自動整列処理部1702は、入力装置102から指定された配管属性の値をキー値として、配管リスト104内の配管の順序をソートすることで、配管の順序を変更する。
一覧表示データ1801は、複数のセルからなる2次元表形式の表示データであり、配管リスト104を一覧で表示する(図7(b)参照)。
一覧表示データ生成部1802は、配管リスト104および選択配管データ107を読み取り、一覧表示データ1801を生成する。
主従関係テーブル802は、選択配管データ107として選択されている配管に対して配置順序の主従関係を持つ他の配管の情報を保持するリスト構造である。
関連配管取得部801は、選択配管データ107として選択されている配管を検索キーとして、主従関係データベース105から主従関係を持つ他の配管を検索し、その検索結果を主従関係テーブル802として出力する。
配置可否個別登録部1401は、配管リスト104内の個々の配管について、配管リスト104で規定される順序での配置可否を判定し、その判定結果を配置可否データベース1202へと出力する。
配置可否伝播処理部1402は、配置可否個別登録部1401が出力した配置可否データベース1202に対して、配置可否の結果を主従関係を辿ることにより伝搬させる補正を行う。
例えば、図5(a)の配管系統図の画面上には、5つの配管(L−001,L−002,L−003,L−004,L−006)が配置されている。
配管「L−004」は、配管「L−001」および配管「L−002」という2つの主管が配置された後に、それぞれの接続点に対して接続される従管である。換言すると、配管「L−004」は、配管「L−001」および配管「L−002」が配置されるまでは、接続点の位置が特定できないので配置することはできない。
配管「L−006」は、主管「L−004」が配置された後に、その接続点に対して接続される従管である。
配管「L−003」は、他のどの配管とも接続されないので、配管「L−003」に対する主管も従管も存在しない。
主従関係データベース105は、配管リスト104内の配管の特定情報を示す配管ノード601と、配管ノード601よりも先に配置すべき配管の特定情報を示す主管ノード602と、配管ノード601よりも後に配置すべき配管の特定情報を示す従管ノード603とから構成される。
(手順1)配管リスト104内の配管IDを1つずつ選択配管データ107として選択し、その選択した配管IDを検索キーとして主従関係データベース105の配管ノード601を検索する。そして、検索キーの配管IDを主従関係テーブル802として新規登録する。
(手順2)前記の(手順1)で検索した配管ノード601に接続される主管ノード602の配管IDを、(手順1)で新規登録した配管IDに対応する関連配管IDへ新規登録し、対応する主従関係テーブル802の主従関係を「主管」として登録する。
(手順3)前記の(手順1)で検索した配管ノード601に接続される従管ノード603の配管IDを、(手順1)で新規登録した配管IDに対応する関連配管IDへ新規登録し、対応する主従関係テーブル802の主従関係を「従管」として登録する。
配置順序自動整列処理部1702は、系統順自動整列ボタン2009または口径順自動整列ボタン2010がクリックされると、対応する配管属性をソートキーとして、順序編集GUIの表示内容をソートする。
配置可否表示領域2003は、配管ID表示領域2001の配管IDで示される配管ごとに、配管ID表示領域2001の表示順序における配置の可否情報を表示する。「○」は配置許可を示し、「×」は配置不許可を示し、「△」は配置許可であるものの配置を推奨しない旨を示す。
主従関係表示領域2005は、配管ID表示領域2001の配管IDで示される配管のうち、選択配管データ107として選択されている配管(L−004)に着目し、その着目した配管から見た主従関係を表示する。
一覧表示データ生成部1802は、配管リスト104の配管を1つずつ読み出し、一覧表示データ1801として順次登録するとともに、選択配管データ107の配管に該当する行を強調表示する。
配置可否判定部1201は、配管リスト104が示す配置順序に従って、全ての配管の配置可否を配置可否データベース1202に登録する。配置可否表示手段111は、配置可否データベース1202のデータ内容を配置可否表示領域2003に表示する。
主従関係表示領域2006には、選択されている配管ノード601(L−004)と、その配管ノード601よりも先に配置する配管を表す主管ノード602(L−001,L−002)と、その配管ノード601よりも後に配置する配管を表す従管ノード603(L−006)とが、折れ線のリンクにより接続されている。
(手順1) ノード図形生成部1002は、主従関係表示領域2006内に、配管リスト104内の配管エントリ数分(5行分)の配置スペースを準備する。
(手順2) ノード図形生成部1002は、主従関係テーブル802から選択配管データ107(L−004)を検索キーとして配管IDを検索し、検索した配管IDに対応する接続配管IDのリスト(L−001,L−002,L−006)を取得する。
(手順3) ノード図形生成部1002は、主従関係表示領域2006の配管スペースに、(手順2)で特定した接続配管IDごとに、ノードのアイコンを配置する。なお、接続配管IDの主従関係が「主管」なら、アイコンは五角形の主管ノード602であり、接続配管IDの主従関係が「従管」なら、アイコンは凸形の従管ノード603である。
(手順4) ノード間接続線生成部1003は、選択配管データ107の配管を始点とする破線を描画し、その破線を(手順3)で配置された各ノードとを結ぶ折れ線分として接続する。
まず、図7(a)の順序編集GUIで、編集者は、配置可否表示領域2004で「×」となっているL−004の行を選択する(強調表示)。次に、主従関係表示領域2006において、選択したL−004よりも先に配置すべき主管(L−001の主管ノード602)の配置順序が、選択したL−004の配置順序よりも後になってしまっている(3行目のL−004よりも4行目のL−001の方が、順序は後)という問題を、順序編集GUIを介して把握する。
その再計算の結果、図8に示すように、配置可否表示領域2004がすべて「○」となり、配置順序が正しいものとなっていることを把握できる。
S202では、S201で取得した配管を検索キーとして主従関係データベース105の配管ノード601を検索し、検索された配管ノード601からリンクする主管ノード602と従管ノード603とを取得する。
S212では、S201で取得した配管の配置順序が、「主管最下位順序」より早い(上位に存在する)か否かを判定する。S212でYesならS232に進み、S212でNoならS221に進む。
S222では、S201で取得した配管の配置順序が、「従管最上位順序」より遅い(下位に存在する)か否かを判定する。S222でYesならS232に進み、S222でNoならS231に進む。
S232では、S201で取得した配管に対応する配置可否を「×」に設定する。
つまり、S201で取得した配管(判定用配管)について、その判定用配管の配管リスト内における位置よりも前に位置する従管が存在する場合(S222でYes)、または、その判定用配管の配管リスト内における位置よりも後に位置する主管が存在する場合(S212でYes)には、配置可否を「×」に設定する(S232)。
S251では、配置可否伝播処理部1402の処理を呼び出す。
この補正処理により、現時点では順序規約を遵守している所定の配管であっても、その主管の順序変更に伴って所定の配管も順序変更される可能性が高いので、その旨をユーザは把握することができる。
S302では、S301で取得した配管IDを検索キーとして主従関係データベース105の配管ノード601を検索し、関連する全ての従管ノード603を取得する。この取得した従管ノード603の配管IDが「所定の配管」の配管IDである。
S303では、S302で取得した従管ノード603の配管IDを検索キーとして配置可否データベース1202を検索し、検索キーに該当する配管IDおよびその配置可否を取得する。
S304では、S303で取得した配管の現在の配置可否が「○」か否かを判定する。S304でYesならS305へ進み、S304でNoなら処理を終了する。
S306では、S303で取得した従管ノード603の配管IDをS301の「所定の配管に対する主管」の代わりとし、S302に戻る。これにより、「所定の配管」が再帰的に変更されるので、従管ノード603の補正処理を次々と伝播させることができる。
これにより、配管ごとの配置可否と、別の配管との順序関係を同時に表示することで、ユーザが配置可否の根拠となる配管同士の順序関係を一目で確認でき、順序制約を加味した配置順序編集作業を高速に行うことができる。
102 入力装置
103 表示装置
104 配管リスト(記憶手段に格納)
105 主従関係データベース(記憶手段に格納)
106 配管選択手段
107 選択配管データ
108 順序編集手段
109 配管一覧表示手段
110 主従関係表示手段
111 配置可否表示手段
601 配管ノード
602 主管ノード
603 従管ノード
801 関連配管取得部
802 主従関係テーブル
803 関連表示生成部
1001 主従関係表示データ
1002 ノード図形生成部
1003 ノード間接続線生成部
1201 配置可否判定部
1202 配置可否データベース
1203 配置可否表示生成部
1401 配置可否個別登録部
1402 配置可否伝播処理部
1701 配置順序手動編集処理部
1702 配置順序自動整列処理部
1801 一覧表示データ
1802 一覧表示データ生成部
Claims (7)
- 配置対象の配管について、その配置順序を検証する設計支援装置であって、
前記設計支援装置は、記憶手段と、配置可否判定部と、配置可否表示生成部とを有するとともに、表示装置と接続されており、
前記記憶手段には、配置順序の検証対象であって複数の配管の順序集合により構成される配管リストと、所定配管ごとに、その所定配管より前に配置される0個以上の主管と、その所定配管より後に配置される0個以上の従管とを対応づける主従関係データベースとが格納されており、
前記配置可否判定部は、
前記記憶手段から前記配管リストを読み取り、その配管リストを構成する配管を判定用配管とし、
前記判定用配管の特定情報を検索キーとして前記主従関係データベースの前記所定配管を検索し、検索された前記所定配管に対応する主管および従管をそれぞれ取得し、取得した主管および従管の前記配管リスト内における位置を特定し、
前記判定用配管の前記配管リスト内における位置よりも前に位置する従管が存在する場合、または、前記判定用配管の前記配管リスト内における位置よりも後に位置する主管が存在する場合には、前記判定用配管の配置可否を配置不可とするとともに、配置不可に該当しない前記判定用配管の配置可否を配置可とし、
前記配置可否表示生成部は、前記配置可否判定部の判定結果である各配管の配置可否を、前記表示装置に表示させることを特徴とする
設計支援装置。 - 前記配置可否判定部は、さらに、前記配管リスト内の各配管についての配置可否を特定した後に、その配置可否が配置不可である配管を選択し、その選択した配管の特定情報を検索キーとして前記主従関係データベースから対応する従管を取得し、取得した従管の配置可否を配置可から配置非推奨へと変更することを特徴とする
請求項1に記載の設計支援装置。 - 前記設計支援装置は、さらに、主従関係表示手段とを有するとともに、入力装置と接続されており、
前記入力装置を介して前記配管リスト内の配管のうちの前記強調表示用配管が選択されると、
前記主従関係表示手段は、
前記強調表示用配管の特定情報を検索キーとして前記主従関係データベースの前記所定配管を検索し、検索された前記所定配管に対応する主管および従管をそれぞれ取得し、取得した主管および従管の前記配管リスト内における位置を特定し、
前記配管リストの各配管の順序情報を前記表示装置に表示させるとともに、順序情報内の前記強調表示用配管を示す強調表示と、順序情報内の取得した主管を示すアイコンと、順序情報内の取得した従管を示すアイコンとを接続して前記表示装置に表示させることを特徴とする
請求項1または請求項2に記載の設計支援装置。 - 前記設計支援装置は、さらに、配置順序編集処理部を有し、
前記配置順序編集処理部は、前記入力装置を介して前記強調表示用配管の順序を変更する操作を受け付けると、受け付けた操作に従って前記強調表示用配管の順序を他の配管の順序と入れ替えることで、前記配管リストの順序情報を更新して前記記憶手段に書き出し、
前記配置可否判定部は、更新された前記配管リストを構成する各配管の配置可否を再計算することを特徴とする
請求項3に記載の設計支援装置。 - 前記設計支援装置は、さらに、配置順序編集処理部を有し、
前記記憶手段に記憶されている前記配管リストは、各配管の特定情報に加え、各配管の属性情報が対応づけられており、
前記配置順序編集処理部は、前記入力装置を介して配管の属性情報を選択する操作を受け付けると、選択された配管の属性情報をソートキーとして、前記配管リスト内の各配管の順序をソートして、前記配管リストの順序情報を更新して前記記憶手段に書き出し、
前記配置可否判定部は、更新された前記配管リストを構成する各配管の配置可否を再計算することを特徴とする
請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の設計支援装置。 - 配置対象の配管について、その配置順序を検証する設計支援装置による設計支援方法であって、
前記設計支援装置は、記憶手段と、配置可否判定部と、配置可否表示生成部とを有するとともに、表示装置と接続されており、
前記記憶手段には、配置順序の検証対象であって複数の配管の順序集合により構成される配管リストと、所定配管ごとに、その所定配管より前に配置される0個以上の主管と、その所定配管より後に配置される0個以上の従管とを対応づける主従関係データベースとが格納されており、
前記配置可否判定部は、
前記記憶手段から前記配管リストを読み取り、その配管リストを構成する配管を判定用配管とし、
前記判定用配管の特定情報を検索キーとして前記主従関係データベースの前記所定配管を検索し、検索された前記所定配管に対応する主管および従管をそれぞれ取得し、取得した主管および従管の前記配管リスト内における位置を特定し、
前記判定用配管の前記配管リスト内における位置よりも前に位置する従管が存在する場合、または、前記判定用配管の前記配管リスト内における位置よりも後に位置する主管が存在する場合には、前記判定用配管の配置可否を配置不可とするとともに、配置不可に該当しない前記判定用配管の配置可否を配置可とし、
前記配置可否表示生成部は、前記配置可否判定部の判定結果である各配管の配置可否を、前記表示装置に表示させることを特徴とする
設計支援方法。 - 請求項6に記載の設計支援方法を、コンピュータである前記設計支援装置に実行させるための設計支援プログラム。
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