JP4775384B2 - 情報処理装置及び方法、プログラム並びに記録媒体 - Google Patents

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本発明は、情報処理装置及び方法、プログラム並びに記録媒体に関し、特に、複数階の構造物の図面データに基づいて、系統図データを生成するための情報処理装置及び方法、プログラム並びにそのプログラムを記録したコンピュータにより読取可能な記録媒体に関する。
ビルなどの高層建築物などの設計においては、CAD(Computer Aided Design)装置の平面図を利用してフロア毎に設計が進められることが多くなっている。例えば、各フロア毎に平面図を管理するような場合、各フロアにまたがる情報(例えば、パイプシャフトや吹抜けなど)を認識するには、1個のファイルの中に1階、2階といった各フロアの図面情報自身を持ち、各フロアの接続情報を管理する方法がとられている。
また、対話型自動設計CADシステムにおいて、複数の構成要素から構成される作図対象の同一軸に垂直な平面図群からなる複数の図面を作図する際に、任意の平面図上のある構成要素の位置を対話操作で移動させた時、この移動に影響を受ける他の平面図上の構成要素をすべて連動して位置を移動させるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
さらに、複数図面間、図面・地物属性間で同じ地物を指す図形に共通なIDを付与する。すなわち、新規図面のIDのない図形に対し、ユーザによる指定、図形位置、図形同士のトポロジ関係をキーに、既入力地物との対応付けを行いIDを付与する。そして、トポロジ関係で既入力地物と矛盾の生じた図形は矛盾図形又は更新図形としてユーザに提示する。さらに、更新図形に関しては地物属性を更新し、関連図面のトポロジ的に同位置の図形を連動して更新する。このようにすることで、図面と属性の対応、図面間矛盾/更新個所抽出、関連図面連動更新機能を、統合的かつ低コストで実現できるようにするものがある(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、複数のフロアの図面を1個のファイルに収めた場合、フロア数が多くなると、データ容量が大きくなるので、処理時間が長くなるため、情報処理装置からのレスポンスが悪くなり、生産性が落ちてしまうという課題があった。また、情報処理装置からのレスポンスが悪くなることに伴って、フロア図面データの作図編集作業を行う際、対象となるフロアのフロア図面データの作図編集作業ができる状態にするのに時間がかかってしまうという課題があった。さらに、作業対象となるフロアの情報以外の情報(例えばレイヤなど)が多すぎるために、作業性が悪くなり、生産性が落ちてしまうという課題があった。
以上の問題点を解決するために、特に、CAD図面で、高層構造物の設計をフロア毎の図面で管理するような場合、管理における手間とミスを抑制できるようにするために、複数のフロア図面データを取得する取得手段と、取得手段により取得された複数のフロア図面データのうち、いずれか基準となる基準フロア図面データの貫通構造物の情報と、基準フロア図面データ以外のフロア図面データの貫通構造物との情報を比較する比較手段と、比較手段の比較結果に基づいて、フロア図面データを区別して表示する表示手段とを備えた情報処理装置が特許文献3において開示されている。
特開2000−020558号公報。 特開2001−052149号公報。 特開2006−059157号公報。
上述の従来技術に係る情報処理装置において、系統図を自動的に作図するために、系統図で必要な、平面図内での機器等との設備ルートの接続関係、複数階の図面データ間の設備ルートの接続関係を確立する必要がある。すなわち、設備図面の作成時には、機器及びそれに繋がる設備ルートの接続状態を保てるように、機器が保有している接続位置及び高さに変更し設備ルートを接続する必要がある。
例えば設計図の場合、機器が保有している接続位置及び高さに設備ルートを接続すると、通常は高さが異なるために縦方向にクランクが発生するが、設計図では縦方向のクランクは不要なために省略しており、上記の接続関係を確立するためには、機器が保有している接続高さをいちいち設備ルートの高さに合わせる必要があり、大変処理や操作が面倒であり、多大の時間を必要とするという問題点があった。
また、接続を行わずに見かけ上接続されたのと同じような形で作図することで縦方向のクランクは発生しないが、設備ルートの接続関係が切れているために、設備ルートを含んだ系統図が自動的に作成されないことになるという問題点があった。
本発明の目的は以上の問題点を解決し、構造物の図面データに基づいて系統図を生成する情報処理装置及び方法において、平面図内の設備の繋がり情報を、従来技術に比較して簡単な操作方法で確立することができる情報処理装置及び方法を提供することにある。
また、本発明の別の目的は、上記情報処理装置及び方法の処理ステップを有し、コンピュータにより実行可能なプログラムと、そのプログラムを記録し、コンピュータにより読取可能な記録媒体を提供することにある。
第1の発明に係る情報処理装置は、機器に対して付加された3次元の機器情報と、上記機器の3次元の位置情報、3次元の系統情報及び3次元の接続情報を含む付加情報とを含む構造物に関するX,Y,Zの3次元の図面データに基づいて、2次元の系統図のデータを作成する情報処理装置において、
操作者がある機器に接続すべき設備ルートの開始点、途中点及び終点を含む通過点を入力装置を用いてX,Yの2次元座標で指示したときに、上記情報処理装置が、上記図面データの3次元の位置情報に基づいて、当該設備ルートを接続すべき機器の上に位置しておりかつ当該位置は当該機器の接続点と2次元的に一致していると判断したとき、当該機器の接続点の図面データの3次元の位置情報において、Z方向の位置は現在作図中の接続すべき直管ルートの高さに設定し、X,Y方向の位置は当該機器の接続点の座標位置に設定することにより上記図面データの3次元の位置情報上で接続し、上記図面データの3次元の位置情報を更新する一方、
上記操作者が上記機器に接続すべき設備ルートの開始点、途中点及び終点を含む通過点を入力装置を用いてX,Yの2次元座標で指示したときに、上記情報処理装置が、上記図面データの3次元の位置情報に基づいて、当該設備ルートを接続すべき機器の上に位置しておりかつ当該位置は当該機器の接続点と2次元的に一致していないと判断したとき、当該機器の接続点の図面データの3次元の位置情報において、Z方向の位置は現在作図中の接続すべき直管ルートの高さに設定し、X,Y方向の位置も当該機器の図面データの2次元の位置情報上の点である指示位置に設定することにより上記図面データの3次元の位置情報上で移動して接続し、上記図面データの3次元の位置情報を更新することを特徴とする。
第2の発明に係る情報処理方法は、機器に対して付加された3次元の機器情報と、上記機器の3次元の位置情報、3次元の系統情報及び3次元の接続情報を含む付加情報とを含む構造物に関するX,Y,Zの3次元の図面データに基づいて、情報処理装置が2次元の系統図のデータを作成する情報処理方法において、
操作者がある機器に接続すべき設備ルートの開始点、途中点及び終点を含む通過点を入力装置を用いてX,Yの2次元座標で指示したときに、上記情報処理装置が、上記図面データの3次元の位置情報に基づいて、当該設備ルートを接続すべき機器の上に位置しておりかつ当該位置は当該機器の接続点と2次元的に一致していると判断したとき、当該機器の接続点の図面データの3次元の位置情報において、Z方向の位置は現在作図中の接続すべき直管ルートの高さに設定し、X,Y方向の位置は当該機器の接続点の座標位置に設定することにより上記図面データの3次元の位置情報上で接続し、上記図面データの3次元の位置情報を更新するステップと、
上記操作者が上記機器に接続すべき設備ルートの開始点、途中点及び終点を含む通過点を入力装置を用いてX,Yの2次元座標で指示したときに、上記情報処理装置が、上記図面データの3次元の位置情報に基づいて、当該設備ルートを接続すべき機器の上に位置しておりかつ当該位置は当該機器の接続点と2次元的に一致していないと判断したとき、当該機器の接続点の図面データの3次元の位置情報において、Z方向の位置は現在作図中の接続すべき直管ルートの高さに設定し、X,Y方向の位置も当該機器の図面データの2次元の位置情報上の点である指示位置に設定することにより上記図面データの3次元の位置情報上で移動して接続し、上記図面データの3次元の位置情報を更新するステップとを含むことを特徴とする。
第3の発明に係る情報処理装置により実行可能なプログラムは、上記情報処理方法に含まれかつ情報処理装置により実行される各ステップを含むことを特徴とする。
第4の発明に係る情報処理装置により読取可能な記録媒体は、上記プログラムを格納したことを特徴とする。
本発明に係る情報処理装置及び方法、プログラム及び記録媒体によれば、ある機器に接続すべき設備ルートを入力装置を用いて指示したときに、高さ方向の位置は現在作図中の接続すべき直管ルートの高さに設定するように図面データを更新する。従って、直管ルートからある機器に接続すべき設備ルートを入力装置を用いて指示するのみで、当該機器の高さを合わせる手間なく、当該機器との接続状態を保持することができるので、作業効率を大幅に改善できる。具体的には、上記接続状態を保持することで、系統図において各階の設備ルートの接続関係を正しく表現して自動的に作成できる。また、当該機器等の移動を行う場合に接続されている配管ルートやダクトルートなども追従して移動することができる。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の各実施形態において、同様の構成要素については同一の符号を付している。
第1の実施形態.
図1は本発明の第1の実施形態に係る図面データ処理装置の構成を示すブロック図であり、図17は図1の図面データ処理装置によって実行される機器表データ生成処理のフローチャートであり、図18は図1の図面データ処理装置によって実行される系統図データ生成処理のフローチャートである。
図1の図面データ処理装置は例えば情報処理装置であるディジタル計算機にてなり、図17の機器表データ生成処理を実行することにより、構造物である複数階の建物の図面データに基づいて機器表データを生成することを特徴としている。また、図1の図面データ処理装置は、図18の系統図データ生成処理を実行することにより、構造物である複数階の建物の図面データに基づいて系統図図面データを生成することを特徴としている。
図1において、図面データ処理装置10の通信インターフェース51は、インターネット80を介して、設備機器情報を予め格納して提供する設備機器情報データベースサーバ装置70に接続され、図面データ処理装置10は、設備機器情報データベースサーバ装置70にアクセスすることにより、所望する設備機器情報を取得してハードディスクメモリ23に格納する。また、図面データ処理装置10のドライブ装置インターフェース35bを介して、例えばハードディスクメモリであり設備機器情報を予め格納して提供する外部記憶装置60に接続され、図面データ処理装置10は、外部記憶装置60にアクセスすることにより、所望する設備機器情報を取得してハードディスクメモリ23に格納してもよい。
図面データ処理装置10は、
(a)当該図面データ処理装置10の動作及び処理を演算及び制御するコンピュータのCPU(中央演算処理装置)20と、
(b)オペレーションプログラムなどの基本プログラム及びそれを実行するために必要なデータを格納するROM(読み出し専用メモリ)21と、
(c)CPU20のワーキングメモリとして動作し、当該図面データ処理で必要なパラメータやデータを一時的に格納するRAM(ランダムアクセスメモリ)22と、
(d)当該図面データ処理において用いる各種データ(図2参照。)を格納するためのハードディスクメモリ23と、
(e)例えばハードディスクメモリで構成され、CD−ROMドライブ装置45を用いて読み込んだ、図17の機器表データ生成処理及び図18の系統図データ生成処理のプログラム(これらのプログラムはコンピュータにより実行可能なプログラムである。)を格納するプログラムメモリ24と、
(f)設備機器情報データベースサーバ装置70とインターネット80を介して接続され、設備機器情報データベースサーバ装置70とデータを送受信する通信インターフェース51と、
(g)所定のデータや指示コマンドを入力するためのキーボード41に接続され、キーボード41から入力されたデータや指示コマンドを受信して所定の信号変換などのインターフェース処理を行ってCPU20に伝送するキーボードインターフェース31と、
(h)CRTディスプレイ43上で指示コマンドを入力するためのマウス42に接続され、マウス42から入力されたデータや指示コマンドを受信して所定の信号変換などのインターフェース処理を行ってCPU20に伝送するマウスインターフェース32と、
(i)CPU20によって処理されたデータや設定指示画面、生成された機器表データや系統図データなどを表示するCRTディスプレイ43に接続され、表示すべき画像データをCRTディスプレイ43用の画像信号に変換してCRTディスプレイ43に出力して表示するディスプレイインターフェース33と、
(j)CPU20によって処理されたデータ及び所定の生成された機器表データや系統図データなどを印字するプリンタ44に接続され、印字すべき印字データの所定の信号変換などを行ってプリンタ44に出力して印字するプリンタインターフェース34と、
(k)図17の機器表データ生成処理及び図18の系統図データ生成処理のプログラムが記憶されたCD−ROM45aから当該プログラムのプログラムデータを読み出すCD−ROMドライブ装置45に接続され、読み出された画像処理プログラムのプログラムデータを所定の信号変換などを行ってプログラムメモリ24に転送するドライブ装置インターフェース35aと、
(l)例えば設備機器情報のデータを記憶する、例えばハードディスクメモリなどの外部記憶装置60に接続され、読み出されたデータを所定の信号変換などを行ってCPU20又はハードディスクメモリ23に転送するドライブ装置インターフェース35bとを備え、
これらの回路20−24、31−34、35a、35b及び51はバス30を介して接続される。
図2は図1のハードディスクメモリ23の構成を示すブロック図である。図2において、ハードディスクメモリ23は以下のデータファイルを格納する複数のメモリ23a乃至23fを含む。
(a)図面データメモリ23a:複数階の建物の図面データ(1つの階の図面データの一例を図14に示す。)を格納するメモリであって、図3に示すように、図面データヘッダ情報及び図面情報に加えて、本実施形態に係る中間テーブルを格納する。
(b)機器表データメモリ23b:図17の機器表データ生成処理によって生成された機器表データ(機器表データの図面データの一例を図15に示す。)を格納するメモリである。
(c)系統図図面データメモリ23c:図18の系統図データ生成処理によって生成された系統図図面データ(その一例を図16に示す。)を格納するメモリである。
(d)機器表テンプレートメモリ23d:図17の機器表データ生成処理において機器表データを生成するときに用いるテンプレートである機器表テンプレートのデータを格納するメモリである。
(e)機器表中間ファイルメモリ23e:図17の機器表データ生成処理において、表計算ファイルにてなる機器表中間ファイルを格納するメモリである。
(f)系統図図面テンプレートメモリ23f:図18の系統図データ生成処理において系統図図面データを生成するときに用いるテンプレートである機器表テンプレートのデータを格納するメモリである。
図3は図2の図面データメモリ23aの構成を示すブロック図である。図3において、図面データメモリ23aは、
(a)例えば建物の各階の平面図である図面データの名称、作成日時、作成者、バージョンなどの書誌的事項を含む図面ヘッダ情報と、
(b)本実施形態に係る中間テーブルと、
(c)上記建物の各階の平面図である図面データの実際の図面を描写するときの実線、曲線、破線などの描写データを含む図面情報とを格納する。
ここで、中間テーブルは、図17の機器表データ生成処理又は図18の系統図データ生成処理を実行するときに、処理時間を短縮するために生成するものであり、
(ア)管部品情報(位置情報、接続情報及び系統情報等の付加情報を含む)と、
(イ)配管及びダクト部品情報(位置情報、接続情報及び系統情報等の付加情報を含む)と、
(ウ)機器情報(位置情報、接続情報及び系統情報等の付加情報を含む)と、
(エ)器具情報(位置情報、接続情報及び系統情報等の付加情報を含む)と、
(オ)躯体情報(位置情報及び仕様情報等の付加情報を含む)と、
(カ)部屋情報と、
(キ)系統情報(部品情報に含まれない系統情報を含む)と、
(ク)図面関連付け情報(複数階の建物の図面データが1つの建物のセットであることと、各階の図面データ間の上下階関係の情報をいう。)などとを含む。
図4は図1の図面データ処理装置によって実行される機器表データ生成処理(図17)又は系統図データ生成処理(図18)において取得される機器情報の一例を示す表である。機器情報は、例えば、建設CADデータ交換コンソーシアム(C−CADEC:Construction-CAD Data Exchange Consortium)において収集された設備機器情報であって、設備機器ライブラリーデータ交換仕様(通称「Stem」)に準拠した機器情報データであって、図4に示すように、項目、名称、仕様値、単位、拡張内容などのデータ項目毎の情報を含む。ここで、「項目」は各機器情報の項目であり、「名称」は各機器情報の項目の名称又は呼び名であり、「仕様値」は各機器情報の項目の内容である仕様の値であり、「単位」は「仕様値」の単位であり、「拡張内容」は該当する項目の詳細内容の情報である。
図5は図3の図面データメモリ23a内の中間テーブル内の管部品情報の一例を示す表である。当該管部品情報は、図5に示すように、各管部品に関する位置情報、接続情報及び系統情報などを含む。
図6は図3の図面データメモリ23a内の中間テーブル内の配管及びダクト部品情報の一例を示す表である。当該配管及びダクト部品情報は、図6に示すように、各配管又はダクトの部品に関する位置情報、接続情報及び系統情報などを含む。
図7は図3の図面データメモリ23a内の中間テーブル内の機器情報の一例を示す表である。当該機器情報は、図7に示すように、各設備機器に関する位置情報、接続情報及び系統情報などを含む。
図8は図3の図面データメモリ23a内の中間テーブル内の器具情報の一例を示す表である。当該器具情報は、図8に示すように、各設備器具に関する位置情報、接続情報及び系統情報などを含む。
図9は図3の図面データメモリ23a内の中間テーブル内の躯体情報の一例を示す表である。当該躯体情報は、図9に示すように、各躯体に関する位置情報及び仕様情報などを含む。
図10は図3の図面データメモリ23a内の中間テーブル内の部屋情報の一例を示す表である。当該部屋情報は、図10に示すように、各部屋に関する部屋番号や部屋名称などの情報を含む。
図11は図3の図面データメモリ23a内の中間テーブル内の系統情報の一例を示す表である。当該系統情報は上記各種の部品情報に含まれない系統情報を含み、図11に示すように、各系統情報に関する系統インデックス、系統記号、口径サイズなどの情報を含む。
図12は図1の図面データ処理装置によって実行される機器表データ生成処理(図17)において入力される機器表のヘッダ項目の一例を示す図である。当該機器表のヘッダ項目については、例えば表計算ソフトウェアのファイルの画面上でキーボード41を用いて入力し、当該機器表のヘッダ項目は、例えば、図12に示すように、機器番号、名称、仕様、電気容量、台数、設置場所、備考などを含む。
図13は図1の図面データ処理装置によって実行される機器表データ生成処理(図17)において設定される機器表テンプレートの一例を示す図である。当該機器表テンプレートについては、例えば表計算ソフトウェアのファイルの画面上でキーボード41を用いて入力し、例えば、図13に示すように、文字又は文字列の両側に#を付加することにより、対応する「文字列」を挿入すべき位置を示し、文字又は文字列の両側に&を付加することにより、対応する「単位」を挿入すべき位置を示し、文字又は文字列の両側に$を付加することにより、対応する「名称」を挿入すべき位置を示す。なお、本実施形態において、「系統情報」とは、具体的には、図13のA1に示すように、系統記号、系統番号、系統枝番号からなる情報をいう。
図17は図1の図面データ処理装置によって実行される機器表データ生成処理のフローチャートである。
図17において、まず、ステップS1において、図面データ生成処理を実行する。当該図面データ作成処理では、例えば各階の建物図面データ(例えば、図14参照)の図面上に、マウス41などの入力手段を用いてCADシステムの所定の機器記号を配置しかつ、例えば設備機器情報データベースサーバ装置70又は外部記憶装置60にアクセスすることにより、当該機器記号の機器に対応する、例えば図4で示す機器情報のデータを取得して上記機器記号に対応して当該図面データに付加して各階の図面データを作成して図面データメモリ23aに格納する。次いで、ステップS2において複数階の図面データに対する関連付け処理を実行する。当該関連付け処理では、1つの構造物である建物に属する1つの階又は複数階の図面データを1つの建物の図面データとしかつ、階の上下関係を指定することにより行う。具体的には、当該図面関連付け情報を一時的にRAM22で保持しておき、次のステップS3で生成される中間テーブル(図3参照。)に挿入する。ステップS3において中間テーブル生成及び付加処理を実行する。当該中間テーブル生成及び付加処理においては、図3に示すように、機器情報が挿入された各階毎の図面データから、付加された機器情報及び図面関連付け情報に含まれる以下の情報を抽出して中間テーブルに格納することにより中間テーブルのデータを各階の図面データにおいて作成挿入する。
(ア)管部品情報(位置情報、接続情報及び系統情報等の付加情報を含む)。
(イ)配管及びダクト部品情報(位置情報、接続情報及び系統情報等の付加情報を含む)。
(ウ)機器情報(位置情報、接続情報及び系統情報等の付加情報を含む)。
(エ)器具情報(位置情報、接続情報及び系統情報等の付加情報を含む)。
(オ)躯体情報(位置情報及び仕様情報等の付加情報を含む)。
(カ)部屋情報。
(キ)系統情報(部品情報に含まれない系統情報を含む)。
(ク)図面関連付け情報(複数階の建物の図面データが1つの建物のセットであることと、各階の図面データ間の上下階関係の情報をいう。)など。
なお、中間テーブルのデータの一例を図5乃至図11に図示している。また、本実施形態では、管部品、配管及びダクト、機器、器具、躯体を含めて「機器」又は「機器及び部品」という。
さらに、ステップS4において機器表テンプレート生成処理を実行する。当該機器表テンプレート生成処理においては、例えば表計算ソフトウェアのファイルにおいて、図12に示すように、作成したい機器表の項目を操作者がキーボード41を用いて入力しかつ、図13に示すように、各項目に対応して当該機器表において機器情報を挿入する形式(フォーマット)を所定の記述方法で入力する。本実施形態では、図13に示すように、表計算ソフトウェアのファイルの画面上でキーボード41を用いて入力し、文字又は文字列の両側に#を付加することにより、対応する「文字列」を挿入すべき位置を示し、文字又は文字列の両側に&を付加することにより、対応する「単位」を挿入すべき位置を示し、文字又は文字列の両側に$を付加することにより、対応する「名称」を挿入すべき位置を示す記述方法を用いている。機器表の項目と形式を入力すれば、機器表テンプレートの作成を終了して当該機器表テンプレートのファイル(本実施形態では、表計算ソフトウェアのファイル)を機器表テンプレートメモリ23dに格納する。
次いで、ステップS5において未選択の1つ階の図面データを検索して選択して読み出し、ステップS6において選択された図面データの中間テーブルから機器を検索し、検索した機器の系統情報及び機器情報(位置情報及び接続情報を含む)を取得してRAM22に格納し、ステップS7においてすべての階の図面データについて検索したか否かが判断され、NOのときはステップS5に戻る一方、YESのときはステップS8に進む。
さらに、ステップS8において取得した系統情報毎に機器情報をソートし、ステップS9において未選択の1つの機器を選択し、ステップS10において機器表テンプレートメモリ23dから選択した機器に対応する機器表テンプレートのファイル(本実施形態では、表計算ソフトウェアのファイルであるが、HTMLファイルなどの他のファイルであってもよい。)を読み出し、挿入すべき機器情報の位置及び文字データを読み取る。そして、ステップS11において上記機器表テンプレートに従って選択した機器の機器情報を、機器表の中間ファイル(本実施形態では、表計算ソフトウェアのファイルであるが、HTMLファイルなどの他のファイルであってもよい。)に挿入することにより作成して中間ファイルメモリ23eに格納する。ステップS12においてすべての機器について処理したか否かが判断され、NOのときはステップS9に進む一方、YESのときはステップS13に進む。ステップS13において得られた機器表の中間ファイルを図面データ形式の機器表図面データ(例えば、図15参照。)に変換し、機器表データメモリ23bに格納して当該機器表データ生成処理を終了する。
以上説明したように、例えば機器情報を含む建物の図面データに基づいて、機器表に必要なデータを検索してなる中間テーブルと、機器表の形式を示す機器表テンプレートとを作成して機器表図面データを作成しているので、従来技術のごとく図面データから直接に機器表図面データを作成する場合に比較して処理時間を大幅に短縮することができ、作業効率を大幅に増大させることができる。
図18は図1の図面データ処理装置によって実行される系統図データ生成処理のフローチャートである。
図18において、まず、ステップS1図面データ生成処理を実行し、ステップS2において複数階の図面データに対する関連付け処理を実行し、ステップS3において中間テーブル生成及び付加処理を実行するが、これら3つの処理は、図17の処理と同様なので詳細説明を省略する。
次いで、ステップS20において系統図図面テンプレート生成処理を実行する。当該系統図図面テンプレート作成処理では、例えば、1つの建物の配管やダクトの系統であれば、建物全体の配管系統図を作成するために、CADシステムを用いて各階の図面の位置を横軸でかつ高さ方向の図面の位置を縦軸で示した系統図図面(原図)を作成してそのテンプレートとし、系統図図面テンプレートメモリ23fに格納する。
ステップS5において未選択の1つ階の図面データを検索して選択して読み出し、ステップS6において選択された図面データの中間テーブルから機器を検索し、検索した機器の系統情報及び機器情報(位置情報及び接続情報を含む)を取得してRAM22に格納し、ステップS21において管部品情報(位置情報、接続情報及び系統情報を含む)並びに配管及びダクト部品情報(位置情報、接続情報及び系統情報を含む)を取得してRAM22に格納する。そして、ステップS7においてすべての階の図面データについて検索したか否かが判断され、NOのときはステップS5に戻る一方、YESのときはステップS22に進む。
ステップS22において取得した機器位置毎に機器をソートし、ステップS23においてソートした機器毎にすべての機器に対して各図面データ(ステップS20で作成された系統図図面テンプレート(以下、図面テンプレートという。)の図面データをいう。)において、該当する階の図面データの該当位置に機器記号を貼り付け、ステップS24において取得した管部品情報(位置情報、接続情報及び系統情報を含む)、配管及びダクト部品情報(位置情報、接続情報及び系統情報を含む)、並びに上記関連付け情報(複数の階の図面データの場合に限る。)に基づいてすべての当該各部品に対して各図面データにおいて、各機器間の配管又はダクトのルートを発生して接続し、その接続情報記号を、上記図面テンプレートの図面データにおける該当する階の図面データの該当位置に貼り付ける。さらに、ステップS25において得られた系統図の図面データ(例えば、図16参照。)を、系統図図面データメモリ23cに格納して当該系統図データ生成処理を終了する。
以上説明したように、例えば機器情報を含む建物の図面データに基づいて、系統図に必要なデータを検索してなる中間テーブルと、系統図の元図面となる系統図図面テンプレートとを作成して系統図図面データを作成しているので、従来技術のごとく図面データから直接に系統図図面データを作成する場合に比較して処理時間を大幅に短縮することができ、作業効率を大幅に増大させることができる。
以上の実施形態においては、図17の機器表データ生成処理において機器表テンプレート生成処理(S4)を実行し、図18の系統図データ生成処理において系統図図面テンプレート生成処理(S20)を実行しているが、本発明はこれに限らず、これらのプログラム処理において実行せず、予め別のプログラム処理で実行して作成してもよい。
また、図17の機器表データ生成処理において、複数階の図面データに対する関連付け処理(S2)を実行しているが、本発明はこれに限らず、その後の処理で必要がないときは実行しなくてもよい。
以上の実施形態においては、複数階の建物についての設備機器の機器表や配管及びダクトの系統図を作成しているが、本発明はこれに限らず、小規模の小屋などの構造物や大規模の橋などを含む構造物についての各種の機器(機械的、電気的)の機器表や、機械的連結又は電気的な接続に関する系統図を作成してもよい。
以上の実施形態においては、図17の機器表データ生成処理及び図18の系統図データ生成処理のプログラムが記憶されたコンピュータにより読取可能なCD−ROM45aを用いているが、本発明はこれに限らず、CD−R,CD−RW,DVD,DVD−R,DVD−RW,DVD−RAMなどのコンピュータにより読取可能な種々の記録媒体を用いてもよい。
第2の実施形態.
図19は、第2の実施形態に係る平面図内の設備の繋がり情報の確立処理の実施例1において用いる図面データメモリ23a内の部品情報等を示す表であって、図19(a)は機器への接続前の部品情報等を示す表であり、図19(b)は機器への接続後の部品情報等を示す表である。また、図20は、第2の実施形態に係る平面図内の設備の繋がり情報の確立処理の実施例2において用いる図面データメモリ23a内の部品情報等を示す表であって、図20(a)は機器への接続前の部品情報等を示す表であり、図20(b)は機器への接続後の部品情報等を示す表である。なお、位置情報は、フロアに平行な面(画面又は平面図に平行な面)をXY平面とし、それに垂直なZ方向(画面又は平面図に対して垂直な奥行き方向(建物の高さ方向に対応する。)のXYZ座標系の座標で表す。
第2の実施形態に係る平面図内の設備の繋がり情報の確立処理は、図1の図面データ処理装置10により実行され、例えば系統図の平面図の画面上において、直管ルートからある機器に接続すべき設備ルートをマウス42を用いて指示したときに、指示された設備ルートが当該機器の接続点に一致するときは、当該機器の接続点の部品情報において、Z方向の位置は現在作図中の接続すべき直管ルートの高さに設定し、X,Y方向の位置は機器の接続点の座標位置に設定することにより図面上で接続し、図面データメモリ23a内の部品情報を更新する(図22のステップS34)一方、指示された設備ルートが当該機器の接続点に一致しないときは、当該機器の接続点の部品情報において、Z方向の位置は現在作図中の接続すべき直管ルートの高さに設定し、X,Y方向の位置も指示位置(当該機器の図上点)に設定することにより図面上で移動し接続し、図面データメモリ23a内の部品情報を更新する(図22のステップS35)ことを特徴としている。
図22は、第2の実施形態に係る平面図内の設備の繋がり情報の確立処理を示すフローチャートであり、この処理は、例えば、図18のステップS24における詳細な処理を示すサブルーチン処理である。
図22において、まず、ステップS31において画面上でマウス42を用いて設備ルートの通過点(これは、後述の処理で明らかなように、当該設備ルートの開始点、途中点、終点を含む。)を指示し、ステップS32において指示された通過点は、当該設備ルートを接続すべき機器(以下、当該機器という。)の上に位置するか否かが判断され、YESのときはステップS33に進む一方、NOのときはステップS35に進む。ステップS33においてその位置は当該機器の接続点と一致しているか否かが判断され、YESのときはステップS34に進む一方、NOのときはステップS35に進む。ステップS34において当該機器の接続点の部品情報において、Z方向の位置は現在作図中の接続すべき直管ルートの高さに設定し、X,Y方向の位置は機器の接続点の座標位置に設定することにより図面上で接続し、図面データメモリ23a内の部品情報を更新し、ステップS36に進む。
ステップS35においては、当該機器の接続点の部品情報において、Z方向の位置は現在作図中の接続すべき直管ルートの高さに設定し、X,Y方向の位置も指示位置(当該機器の図上点)に設定することにより図面上で移動し接続し、図面データメモリ23a内の部品情報を更新し、ステップS36に進む。ステップS36において指示された通過点は1点目か否かが判断され、YESのときはステップS31に戻る一方、NOのときはステップS37に進む。ステップS37において1つ前の通過点と最後の通過点の間に設備ルートを作成し、作成した設備ルートを直管ルートの分岐部と接続し、図面データメモリ23a内の部品情報を更新し、ステップS38に進む。ステップS38において、作成した設備ルートは当該機器の上(接続点を含む)に位置するか、もしくは、作図「確定」であるか否かが判断され、YESのときは当該処理を終了する一方、NOのときはステップS31に戻る。
図24は第2の実施形態に係る実施例1における空調機器付近の第1の画面を示す図であり、図25は図24の空調機器付近の第2の画面を示す図である。図24において、図24の上側であって左右方向に位置する冷媒管ルートである直管ルート(ID001)から空調機器(ID901)の冷媒管接続口(高さが165)に設備ルート101を用いて接続を点線の矢印101で示すように指示した場合を示しており、図25においては、直管ルート(ID001)の分岐部から設備ルート102を介して空調機器(ID901)の冷媒管接続口に接続される。ここで、図19(a)及び(b)における空調機器(ID901)の部品情報の冷媒接続口の座標を比較すれば明らかなように、X,Y座標は当該空調機器(ID901)の冷媒接続口のX,Y座標と同じに設定されているが、高さであるZ座標は直管ルート(ID001)のZ座標に設定している。従って、空調機器(ID901)の冷媒接続口の高さが直管ルート(ID001)と同じ高さで接続できている。これにより、直管ルート(ID001)において高さを吸収するクランクなどの部品は存在しない状態で接続できる。
図26は第2の実施形態に係る実施例2における空調機器付近の第1の画面を示す図であり、図27は図26の空調機器付近の第2の画面を示す図である。図26において、図26の上側であって左右方向に位置する冷媒管ルートである直管ルート(ID001)から空調機器(ID901)の側面(接続口なし)に設備ルート103を用いて接続を点線の矢印103で示すように指示した場合を示しており、図27においては、直管ルート(ID001)の分岐部から設備ルート104を介して空調機器(ID901)の側面に接続される。ここで、図20(a)及び(b)における空調機器(ID901)の部品情報の冷媒接続口の座標を比較すれば明らかなように、X,Y座標は当該空調機器(ID901)の側面の指示位置のX,Y座標と同じに設定されているが、高さであるZ座標は直管ルート(ID001)のZ座標に設定している。従って、空調機器(ID901)の冷媒接続口の高さが直管ルート(ID001)と同じ高さで接続できている。これにより、直管ルート(ID001)において高さを吸収するクランクなどの部品は存在しない状態で接続できる。
以上説明したように、第2の実施形態によれば、直管ルートからある機器に接続すべき設備ルートを入力装置を用いて指示したときに、当該機器の接続点の部品情報において、高さ方向の位置は現在作図中の接続すべき直管ルートの高さに設定するように図面データを更新する。従って、直管ルートからある機器に接続すべき設備ルートを入力装置を用いて指示するのみで、当該機器の高さを合わせる手間なく、当該機器との接続状態を保持することができるので、作業効率を大幅に改善できる。具体的には、上記接続状態を保持することで、当該機器等の移動を行う場合に接続されている配管ルートやダクトルートなども追従して移動することができる。
以上の第2の実施形態において、図22の処理のプログラムが記憶されたコンピュータにより読取可能なCD−ROM45aを用いて実行してもよいし、CD−R,CD−RW,DVD,DVD−R,DVD−RW,DVD−RAMなどのコンピュータにより読取可能な種々の記録媒体を用いてもよい。
以上の第2の実施形態においては、機器の接続点の高さを図面データ内の設備ルートの高さに設定するようにしているが、本発明はこれに限らず、予め入力した高さに設定してもよい。
なお、第2の実施形態に係る情報処理装置は、複数の機器に対して付加された機器情報と、上記各機器の位置情報、系統情報及び接続情報を含む付加情報とを含む構造物の図面データに基づいて、系統図のデータを作成する情報処理装置において、直管ルートからある機器に接続すべき設備ルートを入力装置を用いて指示したときに、当該機器の接続点の部品情報において、高さ方向の位置は現在作図中の接続すべき直管ルートの高さに設定するように図面データを更新することを特徴としている。
第3の実施形態.
図21は第3の実施形態に係る各階の設備の繋がり情報の確立処理の実施例3において用いる図面データメモリ23a内の系統図を自動作成するための部品情報を示す表である。第3の実施形態に係る各階の設備の繋がり情報の確立処理は、図1の図面データ処理装置10により実行され、例えば系統図において、設備ルートを自動的に生成するときに、図面データに基づいて、各階の設備ルートの末端が未接続であるか、もしくは末端装置が接続されていることを利用して、当該設備ルートの末端位置情報を取得し、当該各階の末端位置情報に基づいて各階の接続位置及び接続関係を取得する(図23のステップS47,S49,S50)ことを特徴としている。
図23は第3の実施形態に係る各階の設備の繋がり情報の確立処理を示すフローチャートであり、この処理は、例えば、図18のステップS24における詳細な処理を示すサブルーチン処理である。
図23において、まず、ステップS41において図面データメモリ23aから、未取得である最下階の図面データを取得し、ステップS42において図面データメモリ23aにおいて未取得である最下階の図面は存在するか否かが判断され、YESのときはステップS43に進む一方、NOのときはステップS50に進む。ステップS43において取得した図面データから機器を検索し、ステップS44において取得した図面データにおいて未検索の機器は存在するか否かが判断され、YESのときはステップS45に進む一方、NOのときはステップS41に進む。ステップS45において検索した機器のデータから系統情報を取得し、ステップS46において検索した機器は未検索の系統に属するか否かが判断され、YESのときはステップS47に進む一方、NOのときはステップS43に戻る。ステップS47において機器に繋がっている設備ルートをたどり、開放されている未接続の設備ルートのパイプシャフトの位置(以下、末端位置という。当該末端位置での装置は、空調システムの室外機、上水システムのポンプ、下水システムの浄化槽や下水主管などの末端装置を含む。)を検索し、ステップS48において検索できたか否かが判断され、YESのときはステップS49に進む一方、NOのときはステップS43に戻る。ステップS49において検索した位置を末端位置の情報(以下、末端位置情報という。)として登録して一時メモリのRAM22に格納し、ステップS43に戻る。さらに、ステップS50において、図面データメモリ23a内の図面データ及びRAM22内の末端位置情報に基づいて、最下階から最上階までの各階の末端位置情報を系統毎に階の順でまとめた後、系統毎に各階の設備ルートの繋がりをたどり、階の順にまとめられた末端位置情報を元に、階毎の繋がりをたどることにより、各階の設備の繋がり情報のデータを取得してRAM22に格納し、当該処理を終了する。
図28は第3の実施形態に係る実施例3における各階の系統図の画面を示す図であり、図29は図28の画面内の直管ルートの部分の画面を示す図であり、図30は図28の画面内の空調機器の部分の画面を示す図である。また、図31は図23の各階の設備の繋がり情報の確立処理後のある階の系統図の画面を示す図である。
図28の系統図の図面データに基づいて、各部品が有する接続口の接続情報をたどり、未接続(末端装置)となっている箇所(一箇所のみ)を検索して末端位置情報(この例では、パイプシャフトの位置情報)として自動的に取得できる。具体的には、直管ルート(ID035)には未接続な箇所があり(図29参照)、これは上記検索処理により直管ルート(ID001)を介して空調機器(ID901)に接続されていることがわかる(図30参照。)。すなわち、図23の処理により、機器の系統情報、設備ルートの繋がり検索、各階の末端位置情報からすべての階の繋がり関係を取得でき、その後、図28のステップS24及びS25の処理を実行することにより、図31の系統図の図面データを自動的に作成できる。なお、図31において、縦方向の直管110が末端位置のパイプシャフトに相当する。
以上説明したように、第3の実施形態によれば、例えば系統図において、設備ルートを自動的に生成するときに、図面データに基づいて、各階の設備ルートの末端が未接続であるか、もしくは末端装置が接続されていることを利用して、当該設備ルートの末端位置情報を取得し、当該各階の末端位置情報に基づいて各階の接続位置及び接続関係を取得できる。従って、各階の設備の繋がり情報を確立でき、立管の作成やパイプシャフトの属性付加の手間がなくなり、作業効率を大幅に改善できる。具体的には、平面内に加えて各階の設備の繋がり関係の情報を取得することで、以下のさらなる作用効果を有する。
(1)機器の能力等の情報から、ルートの口径を自動的に計算することができる。
(2)機器間(例えば、室外機−室内機間、室内機−室内機間)の高低差を計算できるので、許容範囲がある場合にその判定をすることができる。
(3)設備ルート(メインルート、枝ルートとも)の最大長や総延長(ルートの総和)を計算できるので、許容範囲がある場合にその判定をすることができる。
以上の第3の実施形態において、図23の処理のプログラムが記憶されたコンピュータにより読取可能なCD−ROM45aを用いて実行してもよいし、CD−R,CD−RW,DVD,DVD−R,DVD−RW,DVD−RAMなどのコンピュータにより読取可能な種々の記録媒体を用いてもよい。
なお、第3の実施形態に係る情報処理装置は、複数の機器に対して付加された機器情報と、上記各機器の位置情報、系統情報及び接続情報を含む付加情報とを含む構造物の図面データに基づいて、系統図のデータを作成する情報処理装置において、系統図において、設備ルートを自動的に生成するときに、図面データに基づいて、各階の設備ルートの末端が未接続であるか、もしくは末端装置が接続されていることを利用して、当該設備ルートの末端位置情報を取得し、当該各階の末端位置情報に基づいて各階の接続位置及び接続関係を取得することを特徴としている。
以上詳述したように、本発明に係る情報処理装置及び方法、プログラム及び記録媒体によれば、ある機器に接続すべき設備ルートを入力装置を用いて指示したときに、高さ方向の位置は現在作図中の接続すべき直管ルートの高さに設定するように図面データを更新する。従って、直管ルートからある機器に接続すべき設備ルートを入力装置を用いて指示するのみで、当該機器の高さを合わせる手間なく、当該機器との接続状態を保持することができるので、作業効率を大幅に改善できる。具体的には、上記接続状態を保持することで、系統図において各階の設備ルートの接続関係を正しく表現して自動的に作成できる。また、当該機器等の移動を行う場合に接続されている配管ルートやダクトルートなども追従して移動することができる。
本発明の第1の実施形態に係る図面データ処理装置の構成を示すブロック図である。 図1のハードディスクメモリ23の構成を示すブロック図である。 図2の図面データメモリ23aの構成を示すブロック図である。 図1の図面データ処理装置によって実行される機器表データ生成処理(図17)又は系統図データ生成処理(図18)において取得される機器情報の一例を示す表である。 図3の図面データメモリ23a内の中間テーブル内の管部品情報の一例を示す表である。 図3の図面データメモリ23a内の中間テーブル内の配管及びダクト部品情報の一例を示す表である。 図3の図面データメモリ23a内の中間テーブル内の機器情報の一例を示す表である。 図3の図面データメモリ23a内の中間テーブル内の器具情報の一例を示す表である。 図3の図面データメモリ23a内の中間テーブル内の躯体情報の一例を示す表である。 図3の図面データメモリ23a内の中間テーブル内の部屋情報の一例を示す表である。 図3の図面データメモリ23a内の中間テーブル内の系統情報の一例を示す表である。 図1の図面データ処理装置によって実行される機器表データ生成処理(図17)において入力される機器表のヘッダ項目の一例を示す図である。 図1の図面データ処理装置によって実行される機器表データ生成処理(図17)において設定される機器表テンプレートの一例を示す図である。 図1の図面データ処理装置によって実行される機器表データ生成処理(図17)又は系統図データ生成処理(図18)において用いられる建物図面のうちの1つの階の図面データの一例を示す平面図である。 図1の図面データ処理装置によって実行される機器表データ生成処理(図17)において生成された機器表データ(機器仕様一覧表)の一例を示す平面図である。 図1の図面データ処理装置によって実行される系統図データ生成処理(図18)において生成された系統図図面データの一例を示す平面図である。 図1の図面データ処理装置によって実行される機器表データ生成処理のフローチャートである。 図1の図面データ処理装置によって実行される系統図データ生成処理のフローチャートである。 第2の実施形態に係る平面図内の設備の繋がり情報の確立処理の実施例1において用いる図面データメモリ23a内の部品情報等を示す表であって、(a)は機器への接続前の部品情報等を示す表であり、(b)は機器への接続後の部品情報等を示す表である。 第2の実施形態に係る平面図内の設備の繋がり情報の確立処理の実施例2において用いる図面データメモリ23a内の部品情報等を示す表であって、(a)は機器への接続前の部品情報等を示す表であり、(b)は機器への接続後の部品情報等を示す表である。 第3の実施形態に係る各階の設備の繋がり情報の確立処理の実施例3において用いる図面データメモリ23a内の系統図を自動作成するための部品情報を示す表である。 第2の実施形態に係る平面図内の設備の繋がり情報の確立処理を示すフローチャートである。 第3の実施形態に係る各階の設備の繋がり情報の確立処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る実施例1における空調機器付近の第1の画面を示す図である。 図24の空調機器付近の第2の画面を示す図である。 第2の実施形態に係る実施例2における空調機器付近の第1の画面を示す図である。 図26の空調機器付近の第2の画面を示す図である。 第3の実施形態に係る実施例3における各階の系統図の画面を示す図である。 図28の画面内の直管ルートの部分の画面を示す図である。 図28の画面内の空調機器の部分の画面を示す図である。 図23の各階の設備の繋がり情報の確立処理後のある階の系統図の画面を示す図である。
符号の説明
10…図面データ処理装置、
20…CPU、
21…ROM、
22…RAM、
23…ハードディスクメモリ、
23a…図面データメモリ、
23b…機器表データメモリ、
23c…系統図図面データメモリ、
23d…機器表テンプレートメモリ、
23e…機器表中間ファイルメモリ、
23f…系統図図面テンプレートメモリ、
24…プログラムメモリ、
30…バス、
31…キーボードインターフェース、
32…マウスインターフェース、
33…ディスプレイインターフェース、
34…プリンタインターフェース、
35a,35b…ドライブ装置インターフェース、
41…キーボード、
42…マウス、
43…CRTディスプレイ、
44…プリンタ、
45…CD−ROMドライブ装置、
45a…CD−ROM、
70…設備機器情報データベースサーバ装置、
80…インターネット。

Claims (4)

  1. 機器に対して付加された3次元の機器情報と、上記機器の3次元の位置情報、3次元の系統情報及び3次元の接続情報を含む付加情報とを含む構造物に関するX,Y,Zの3次元の図面データに基づいて、2次元の系統図のデータを作成する情報処理装置において、
    操作者がある機器に接続すべき設備ルートの開始点、途中点及び終点を含む通過点を入力装置を用いてX,Yの2次元座標で指示したときに、上記情報処理装置が、上記図面データの3次元の位置情報に基づいて、当該設備ルートを接続すべき機器の上に位置しておりかつ当該位置は当該機器の接続点と2次元的に一致していると判断したとき、当該機器の接続点の図面データの3次元の位置情報において、Z方向の位置は現在作図中の接続すべき直管ルートの高さに設定し、X,Y方向の位置は当該機器の接続点の座標位置に設定することにより上記図面データの3次元の位置情報上で接続し、上記図面データの3次元の位置情報を更新する一方、
    上記操作者が上記機器に接続すべき設備ルートの開始点、途中点及び終点を含む通過点を入力装置を用いてX,Yの2次元座標で指示したときに、上記情報処理装置が、上記図面データの3次元の位置情報に基づいて、当該設備ルートを接続すべき機器の上に位置しておりかつ当該位置は当該機器の接続点と2次元的に一致していないと判断したとき、当該機器の接続点の図面データの3次元の位置情報において、Z方向の位置は現在作図中の接続すべき直管ルートの高さに設定し、X,Y方向の位置も当該機器の図面データの2次元の位置情報上の点である指示位置に設定することにより上記図面データの3次元の位置情報上で移動して接続し、上記図面データの3次元の位置情報を更新することを特徴とする情報処理装置。
  2. 機器に対して付加された3次元の機器情報と、上記機器の3次元の位置情報、3次元の系統情報及び3次元の接続情報を含む付加情報とを含む構造物に関するX,Y,Zの3次元の図面データに基づいて、情報処理装置が2次元の系統図のデータを作成する情報処理方法において、
    操作者がある機器に接続すべき設備ルートの開始点、途中点及び終点を含む通過点を入力装置を用いてX,Yの2次元座標で指示したときに、上記情報処理装置が、上記図面データの3次元の位置情報に基づいて、当該設備ルートを接続すべき機器の上に位置しておりかつ当該位置は当該機器の接続点と2次元的に一致していると判断したとき、当該機器の接続点の図面データの3次元の位置情報において、Z方向の位置は現在作図中の接続すべき直管ルートの高さに設定し、X,Y方向の位置は当該機器の接続点の座標位置に設定することにより上記図面データの3次元の位置情報上で接続し、上記図面データの3次元の位置情報を更新するステップと、
    上記操作者が上記機器に接続すべき設備ルートの開始点、途中点及び終点を含む通過点を入力装置を用いてX,Yの2次元座標で指示したときに、上記情報処理装置が、上記図面データの3次元の位置情報に基づいて、当該設備ルートを接続すべき機器の上に位置しておりかつ当該位置は当該機器の接続点と2次元的に一致していないと判断したとき、当該機器の接続点の図面データの3次元の位置情報において、Z方向の位置は現在作図中の接続すべき直管ルートの高さに設定し、X,Y方向の位置も当該機器の図面データの2次元の位置情報上の点である指示位置に設定することにより上記図面データの3次元の位置情報上で移動して接続し、上記図面データの3次元の位置情報を更新するステップとを含むことを特徴とする情報処理方法。
  3. 請求項記載の情報処理方法に含まれかつ情報処理装置により実行される各ステップを含むことを特徴とする情報処理装置により実行可能なプログラム。
  4. 請求項記載のプログラムを格納したことを特徴とする情報処理装置により読取可能な記録媒体。
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