JP7345227B2 - プログラム、三次元空間設計装置及び方法 - Google Patents

プログラム、三次元空間設計装置及び方法 Download PDF

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Description

本開示は、プログラム、三次元空間設計装置及び方法に関する。
化学プラントのような大規模な設備を建設するためには、各種設備を適切に配置し、機器を配置し、各種流体を流すための配管のルーティングが行われる。このような配管は、例えば、プラント内において原料ガスを輸送し、または排出ガスを輸送するためにプラント内に配置されるものである。プラントの設計段階で行われる配管ルーティングは、プラントに求められる機能要件、流体の種類や温度等の条件、メンテナンス性のように様々な要素の検討が必要であり、膨大な作業が必要になる。このような作業を支援するため、CADのような設計ツールが使用され、各種機器の配置、配管のルーティング等の各種設計が行われている。
特許文献1には、プラントの設計段階において使用される、配管ルート作成装置の技術が開示されている。この技術は、配管ルートを自動で決定する処理の効率を向上させるため、配管の目標位置である整列ガイドを用いて配管ルートの位置を調節し、複数の配管ルートを整列させ、配管同士の干渉を回避し、配管の間隔を一定にしている。
特開2019-106141号公報
ところで、化学プラントのような設備の設計における配管ルーティングは、ポンプ、熱交換器等の各種機器間のルートを決定することで行われる。配管ルーティングの際、各種機器との接続箇所付近のルーティングは、機器の影響を回避しつつ最短のルートを決定するのが非常に困難であり、設計者の経験や好みによるところも大きい。そのため、特許文献1に記載のような配管ルートを自動作成するシステムでは対応できていないのが現状である。しかしながら、従来のCADのような設計ツールを使用して、すべて手作業(マニュアル)で配管ルートを設計するのは、大変な手間が必要である。
そこで、本開示では、各種機器に配管を接続するルーティング処理を容易に決定することが可能な技術について説明する。
本開示の一実施形態によると、プロセッサを備えるコンピュータに、プラントの三次元空間設計に関する処理を実行させるためのプログラムが提供される。プログラムは、プロセッサに、プラントを構成する機器に予め配管が配置されたオブジェクトである第1オブジェクトを仮想空間に配置する位置を指定するオブジェクト配置操作をユーザから受け付けるステップと、オブジェクト配置操作に応答して、仮想空間に、第1オブジェクトを配置するステップと、ルーティング操作をユーザから受け付けるステップと、ルーティング操作を受け付けることに応答して、少なくとも配置された第1オブジェクトの配管のうちのいずれか一つと接続されるように配管のルーティングを行うステップと、を実行させる。
本開示によれば、化学プラントのような設備の設計で行われる配管ルーティングにおいて、各種機器に配管を接続するルーティング処理を容易に決定することが可能になる。
プラント設計システムによるブロックパターンの例を示す外観図である。 プラント設計システム1の全体の構成を示す図である。 実施の形態1のプラント設計システム1を構成する端末装置10の機能的な構成を示すブロック図である。 実施の形態1のプラント設計システム1を構成するサーバ20の機能的な構成を示す図である。 実施の形態1のプラント設計システム1により編集可能なポンプの例を示す外観図である。 実施の形態1のプラント設計システム1により編集可能な熱交換器の例を示す外観図である。 実施の形態1のプラント設計システム1により編集可能なフィルタの例を示す外観図である。 実施の形態1のプラント設計システム1により編集可能なバルブの例を示す外観図である。 サーバ20が記憶する機器データベース2021、パラメータデータベース2022、設計空間データベース2023のデータ構造を示す図である。 実施の形態1のプラント設計システム1によるブロックパターンまたは機器の編集処理を行う流れの一例を示すフローチャートである。 実施の形態1のプラント設計システム1による配管ルート決定処理を行う流れの一例を示すフローチャートである。 端末装置10による初期状態の空間表示の画面例を示す図である。 端末装置10によるブロックパターン編集の画面例を示す図である。 端末装置10による配管ルート表示の画面例を示す図である。
以下、図面を参照しつつ、本開示の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号を付してある。それらの名称及び機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
<概要>
以下、プラント設計の概要及び本開示に係るプラント設計システムについて説明する。このプラント設計システムは、LNG(Liquefied Natural Gas:液化天然ガス)プラントや石油化学プラントのように、化学反応による様々な生産工程を経由して化学製品を製造するための設備群を設計するためのシステムである。プラントに配置される設備とは、LNGプラントを例に説明すると、液化処理の対象である原料ガス中に含まれる酸性ガス(HS、CO、有機硫黄等)を除去する酸性ガス除去設備、除去された酸性ガスから単体硫黄を回収する硫黄回収設備、原料ガス中に含まれる水分を除去する水分除去設備、原料ガスの冷却や液化に用いられる冷媒(混合冷媒、プロパン冷媒等)の圧縮設備等が含まれる。ここで、プラントの設備とは、そのプラントの目的に応じて敷設された装置群や機器群のことをいう。
このようなプラントを設計するためには、例えば、以下のような工程が含まれる。まず、プラント内の各設備、ポンプや熱交換器等の各種機器、各種配管を通すための架構(配管ラック)の配置、主要な配管のルートを決定し、プラントのレイアウトを設計してプロットプランと呼ばれる配置図を作成する。次に、プラント全体の機能要件に基づき、プラントにて使用される原料の受け入れから製品出荷までのプロセスユニット(一連の製造工程)を詳細に策定し、プロセスごとに物質/熱収支計算を行い、プロセスフローダイアグラム(PFD)と呼ばれるプロセスフローを作成する。さらに、PFDに基づき、シミュレーションを繰り返してプロセス計算を修正し、プラント内の各機器を通す配管のレイアウトが決定(配管ルーティング)され、詳細な計装図であるP&ID(Piping and Instrument Diagram)の作成が行われる。本開示に係るプラント設計システムは、このような各工程において、プラント全体及び各設備における機器等のレイアウト設計を行い、プロセスフロー作成、配管ルーティング、P&ID等を支援するための3DCADシステムである。
図1は、本開示に係るプラント設計システムによるブロックパターンの例を示す外観図である。図1に示すブロックパターン(第1オブジェクト)100は、プラントの各設備内においてプラントを構成する機器に、あらかじめ配管が配置されているオブジェクトである。なお、ブロックパターン100は、プラントを構成する機器に、配管以外に、あらかじめ他の機器が配置されていてもよい。プラントを構成する機器とは、具体例として、ポンプ、熱交換器、フィルタ、バルブ(弁)が含まれる。また、ブロックパターンにあらかじめ配置されている配管、他の機器を、それぞれ付設配管、付設機器という。付設配管とは、機器周りの配管であり、当該機器による流体の吸入口及び吐出口(サクション配管及びディスチャージ配管ともいう)が設けられている。付設機器とは、例えば、機器の近傍または付設配管にあらかじめ配置されているバルブ、流量計のような計装品類の機器である。図1に示すブロックパターン100は、このような機器としてポンプの例を示したものであり、1または複数のポンプ(図1では、2つのポンプ110A及びポンプ110Bを示している。以下、総称して「ポンプ110」ということもある)と、付設配管120と、接続部130とを含む。
図1に示すように、ブロックパターン100は、1または複数の機器の例としてポンプ110A及びポンプ110Bが配置され、プラントの各設備内においてプラントを構成する機器に、あらかじめ配管や機器が配置されているオブジェクトである。このようなブロックパターンは、機器の種類、上記のP&IDで示される機能要求ごと、例えば機器の数やバルブの組み方、バルブの個数ごとに複数のパターンが用意されている。また、ブロックパターンは、パラメータで付設配管120の長さ、ポンプ110との接続角度、接続部130の位置や角度が編集可能に設定されている。上記のようなプラント設計では、プラント設計を行うための仮想空間にブロックパターン100を配置し、各種編集を行って、接続部130と他の機器等との配管ルーティングを行う。
上記のように、プラント設計における配管ルーティングでは、各種機器との接続箇所付近のルーティングが困難となっており、設計者の経験や好みにより異なる結果になることが多くなっている。そのため、3DCADシステムにおいて、自動ルーティングを行う各種技術が提案されているが、各種機器との接続箇所付近のルーティングには対応できていないのが現状である。また、従来のCADシステムのように、すべて手作業(マニュアル)で配管ルートを設計するのは、大変な手間となっている。
そのため、本開示に係るプラント設計システムでは、図1に示すようなブロックパターン100を、機能要求ごとに複数のパターン用意し、機器との接続箇所付近(機器周り)の配管をあらかじめ配置しておき、パラメータで機器、配管等の各種編集を可能に構成している。機器との接続箇所付近(機器周り)の配管のルーティングは、機器の影響を回避しつつ最短のルートを決定するのが非常に困難であり、設計者の経験や好みによるところも大きいため、難易度が高いからである。プラント設計を行うユーザは、プラントの機能要求に応じて複数パターンのブロックパターン100を選択して仮想空間に配置し、パラメータを編集することでブロックパターン100を最適な形にする。なお、ユーザは、ブロックパターンだけではなく、ポンプや熱交換器といった機器(第2オブジェクト)単体を選択して仮想空間に配置し、パラメータで当該機器を編集することも可能である。その後、接続部130のような箇所を配管ルーティングの開始位置または終了位置として指定し、配管ルーティングを行わせる。このプラント設計システムは、このように構成することで、配管ルーティングの難易度の高い、機器との接続箇所付近(機器周り)のルーティングを容易にしている。
<第1の実施の形態>
以下、プラント設計システム1について説明する。以下の説明では、例えば、端末装置10がサーバ20へアクセスすることにより、サーバ20が、端末装置10で画面を生成するための情報を応答する。端末装置10は、サーバ20から受信した情報に基づいて画面を生成し表示する。
<1 プラント設計システム1の全体構成>
図2は、プラント設計システム1の全体の構成を示す図である。図2に示すように、プラント設計システム1は、複数の端末装置(図2では、端末装置10A及び端末装置10Bを示している。以下、総称して「端末装置10」ということもある)と、サーバ20とを含む。端末装置10とサーバ20とは、ネットワーク80を介して相互に通信可能に接続されている。ネットワーク80は、有線または無線ネットワークにより構成される。
端末装置10は、各ユーザが操作する装置である。ここで、ユーザとは、端末装置10を使用してプラント設計システム1の機能であるプラント設計を行う者をいう。端末装置10は、据え置き型のPC(Personal Computer)、ラップトップPCなどにより実現される。この他、端末装置10は、例えば移動体通信システムに対応したタブレットや、スマートフォン等の携帯端末であるとしてもよい。
端末装置10は、ネットワーク80を介してサーバ20と通信可能に接続される。端末装置10は、5G、LTE(Long Term Evolution)などの通信規格に対応した無線基地局81、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11などの無線LAN(Local Area Network)規格に対応した無線LANルータ82等の通信機器と通信することにより、ネットワーク80に接続される。図2に端末装置10Bとして示すように、端末装置10は、通信IF(Interface)12と、入力装置13と、出力装置14と、メモリ15と、記憶部16と、プロセッサ19とを備える。
通信IF12は、端末装置10が外部の装置と通信するため、信号を入出力するためのインタフェースである。入力装置13は、ユーザからの入力操作を受け付けるための入力装置(例えば、キーボードや、タッチパネル、タッチパッド、マウス等のポインティングデバイス等)である。出力装置14は、ユーザに対し情報を提示するための出力装置(ディスプレイ、スピーカ等)である。メモリ15は、プログラム、及び、プログラム等で処理されるデータ等を一時的に記憶するためのものであり、例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性のメモリである。記憶部16は、データを保存するための記憶装置であり、例えばフラッシュメモリ、HDD(Hard Disc Drive)である。プロセッサ19は、プログラムに記述された命令セットを実行するためのハードウェアであり、演算装置、レジスタ、周辺回路などにより構成される。
サーバ20は、各ユーザの情報、ブロックパターンまたは機器の情報、及び、設計を行った仮想空間(設計途中のものも含む)の情報を管理する装置である。サーバ20は、ユーザに対して、プラント設計をするための仮想空間内に配置するブロックパターンまたは機器の種類、配置位置、配管ルーティングを行う指示等の入力を受け付ける。具体的には、例えばプラント設計をするための仮想空間内の視点(仮想カメラ)を設定し、ユーザの指示により配置されたブロックパターンまたは各種機器、ルーティングされた配管について、仮想カメラの設定に基づきレンダリングを行い、端末装置10へ表示させる。サーバ20は、入力されたブロックパターンまたは各種機器の種類、配置位置に基づいて仮想空間に配置し、配管ルーティングを行うユーザからの指示に基づいて配管のルートを決定して仮想空間上でルーティングを行い、ユーザの端末に表示させる。仮想空間上で扱われる機器としては、化学プラントにおいて用いられる各種の設備が挙げられる。具体的には、ポンプ、熱交換器、フィルタ、弁、配管資材、計装品、加熱炉、塔槽類、攪拌機等である。また機器は、これらに限られず、その他の設備が含まれてもよい。
サーバ20は、ネットワーク80に接続されたコンピュータである。サーバ20は、通信IF22と、入出力IF23と、メモリ25と、ストレージ26と、プロセッサ29とを備える。
通信IF22は、サーバ20が外部の装置と通信するため、信号を入出力するためのインタフェースである。入出力IF23は、ユーザからの入力操作を受け付けるための入力装置、及び、ユーザに対し情報を提示するための出力装置とのインタフェースとして機能する。メモリ25は、プログラム、及び、プログラム等で処理されるデータ等を一時的に記憶するためのものであり、例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性のメモリである。ストレージ26は、データを保存するための記憶装置であり、例えばフラッシュメモリ、HDD(Hard Disc Drive)である。プロセッサ29は、プログラムに記述された命令セットを実行するためのハードウェアであり、演算装置、レジスタ、周辺回路などにより構成される。
<1.1 端末装置10の構成>
図3は、実施の形態1のプラント設計システム1を構成する端末装置10の機能的な構成を示すブロック図である。図3に示すように、端末装置10は、複数のアンテナ(アンテナ111、アンテナ112)と、各アンテナに対応する無線通信部(第1無線通信部121、第2無線通信部122)と、操作受付部130(キーボード131及びディスプレイ132を含む)と、音声処理部140と、マイク141と、スピーカ142と、カメラ150と、記憶部160と、制御部170とを含む。端末装置10は、図3では特に図示していない機能及び構成(例えば、電力を保持するためのバッテリー、バッテリーから各回路への電力の供給を制御する電力供給回路など)も有している。図3に示すように、端末装置10に含まれる各ブロックは、バス等により電気的に接続される。
アンテナ111は、端末装置10が発する信号を電波として放射する。また、アンテナ111は、空間から電波を受信して受信信号を第1無線通信部121へ与える。
アンテナ112は、端末装置10が発する信号を電波として放射する。また、アンテナ112は、空間から電波を受信して受信信号を第2無線通信部122へ与える。
第1無線通信部121は、端末装置10が他の無線機器と通信するため、アンテナ111を介して信号を送受信するための変復調処理などを行う。第2無線通信部122は、端末装置10が他の無線機器と通信するため、アンテナ112を介して信号を送受信するための変復調処理などを行う。第1無線通信部121と第2無線通信部122とは、チューナー、RSSI(Received Signal Strength Indicator)算出回路、CRC(Cyclic Redundancy Check)算出回路、高周波回路などを含む通信モジュールである。第1無線通信部121と第2無線通信部122とは、端末装置10が送受信する無線信号の変復調や周波数変換を行い、受信信号を制御部170へ与える。
操作受付部130は、ユーザの入力操作を受け付けるための機構を有する。具体的には、操作受付部130は、キーボード131と、ディスプレイ132とを含む。なお、操作受付部130は、例えば静電容量方式のタッチパネルを用いることによって、タッチパネルに対するユーザの接触位置を検出する、タッチスクリーンとして構成してもよい。
キーボード131は、端末装置10のユーザの入力操作を受け付ける。キーボード131は、文字入力を行う装置であり、入力された文字情報を入力信号として制御部170へ出力する。
ディスプレイ132は、制御部170の制御に応じて、画像、動画、テキストなどのデータを表示する。ディスプレイ132は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイによって実現される。
音声処理部140は、音声信号の変復調を行う。音声処理部140は、マイク141から与えられる信号を変調して、変調後の信号を制御部170へ与える。また、音声処理部140は、音声信号をスピーカ142へ与える。音声処理部140は、例えば音声処理用のプロセッサによって実現される。マイク141は、音声入力を受け付けて、当該音声入力に対応する音声信号を音声処理部140へ与える。スピーカ142は、音声処理部140から与えられる音声信号を音声に変換して当該音声を端末装置10の外部へ出力する。
カメラ150は、受光素子により光を受光して、撮影画像として出力するためのデバイスである。カメラ150は、例えば、カメラ150から撮影対象までの距離を検出できる深度カメラである。
記憶部160は、例えばフラッシュメモリ等により構成され、端末装置10が使用するデータ及びプログラムを記憶する。ある局面において、記憶部160は、ユーザ情報161を記憶する。
ユーザ情報161は、端末装置10を使用してプラント設計システム1の機能であるプラント設計を行うユーザの情報である。ユーザ情報としては、ユーザを識別する情報(ユーザID)、ユーザの名称、ユーザが所属している企業等の組織情報等が含まれる。
制御部170は、記憶部160に記憶されるプログラムを読み込んで、プログラムに含まれる命令を実行することにより、端末装置10の動作を制御する。制御部170は、例えば予め端末装置10にインストールされているアプリケーションである。制御部170は、プログラムに従って動作することにより、入力操作受付部171と、送受信部172と、データ処理部173と、通知制御部174としての機能を発揮する。
入力操作受付部171は、キーボード131等の入力装置に対するユーザの入力操作を受け付ける処理を行う。
送受信部172は、端末装置10が、サーバ20等の外部の装置と、通信プロトコルに従ってデータを送受信するための処理を行う。
データ処理部173は、端末装置10が入力を受け付けたデータに対し、プログラムに従って演算を行い、演算結果をメモリ等に出力する処理を行う。
通知制御部174は、ユーザに対し情報を提示する処理を行う。通知制御部174は、表示画像をディスプレイ132に表示させる処理、音声をスピーカ142に出力させる処理、振動をカメラ150に発生させる処理等を行う。
<1.2 サーバ20の機能的な構成>
図4は、実施の形態1のプラント設計システム1を構成するサーバ20の機能的な構成を示す図である。図4に示すように、サーバ20は、通信部201と、記憶部202と、制御部203としての機能を発揮する。
通信部201は、サーバ20が外部の装置と通信するための処理を行う。
記憶部202は、サーバ20が使用するデータ及びプログラムを記憶する。記憶部202は、機器データベース2021と、パラメータデータベース2022、設計空間データベース2023等を記憶する。
機器データベース2021は、プラント設計システム1においてプラント設計をするために提示される仮想空間に配置される、ブロックパターンまたは各種機器の情報を保持するためのデータベースである。詳細は後述する。
パラメータデータベース2022は、プラント設計システム1においてプラント設計をするために提示される仮想空間に配置される、ブロックパターンまたは各種機器を編集するためのパラメータの情報を保持するためのデータベースである。詳細は後述する。
設計空間データベース2023は、ユーザが設計を行った仮想空間の情報を保持するためのデータベースである。詳細は後述する。
制御部203は、サーバ20のプロセッサがプログラムに従って処理を行うことにより、各種モジュールとして受信制御モジュール2031、送信制御モジュール2032、機器入力受付モジュール2033、機器配置モジュール2034、機器編集入力受付モジュール2035、機器編集表示モジュール2036、及び配管ルーティングモジュール2037に示す機能を発揮する。
受信制御モジュール2031は、サーバ20が外部の装置から通信プロトコルに従って信号を受信する処理を制御する。
送信制御モジュール2032は、サーバ20が外部の装置に対し通信プロトコルに従って信号を送信する処理を制御する。
機器入力受付モジュール2033は、プラント設計システム1を使用してプラント設計を行うための仮想空間に配置する、ブロックパターン(第1オブジェクト)または各種機器(第2オブジェクト)の種類、及び仮想空間内の配置位置の入力操作(オブジェクト配置操作)を、ユーザから受け付ける処理を制御する。ユーザは、端末装置10を使用してプラント設計を行うとき、端末装置10のディスプレイ132にプラント設計を行う実際の敷地を模した仮想空間を表示させる。その後、ユーザは、ディスプレイ132の画面上で所定の操作をすることにより、仮想空間内に配置するブロックパターンまたは各種機器の種類、及び仮想空間内の配置位置を入力するので、機器入力受付モジュール2033は、入力されたブロックパターンまたは各種機器の種類、及び仮想空間内の配置位置の情報を受け付ける。
機器入力受付モジュール2033で受け付ける、ディスプレイ132の画面上における所定の操作とは、例えば、画面上に表示される複数パターンのブロックパターンまたは各種機器の一覧から所望の種類をクリック等することにより選択し、画面上に表示される仮想空間の所望の箇所をクリック等することにより配置位置を選択する操作である。また、所定の操作の他の例は、画面上に表示されるブロックパターンまたは各種機器の外観を示す画像の一覧から所望の画像を選択してドラッグし、画面上に表示される仮想空間の所望の箇所まで移動させることにより配置位置を選択する操作である。なお、ブロックパターンまたは各種機器の入力は、このような入力操作に限られない。
機器配置モジュール2034は、機器入力受付モジュール2033で受け付けたブロックパターンまたは各種機器の種類、及び仮想空間内の配置位置の情報に基づき、仮想空間に配置して表示させる処理を制御する。ユーザの端末装置10への所定の操作により、仮想空間内に配置するブロックパターンまたは各種機器の種類、及び仮想空間内の配置位置の情報を受け付けるので、それらの情報に基づき、端末装置10のディスプレイ132に表示されている仮想空間に、当該ブロックパターンまたは各種機器を入力された配置位置に配置し、端末装置10のディスプレイ132に表示させる。
機器編集入力受付モジュール2035は、機器入力受付モジュール2033で受け付けたブロックパターンまたは各種機器の編集を行う入力操作(オブジェクト編集操作)を、ユーザから受け付ける処理を制御する。ユーザは、端末装置10のディスプレイ132に表示されているブロックパターンまたは各種機器に対して、各種調整を行うための編集情報を入力するので、機器編集入力受付モジュール2035は、入力されたブロックパターンまたは各種機器の編集情報を受け付ける。ブロックパターンまたは各種機器の編集は、例えば機器の操作性、運転性、施工性、アクセス性のいずれか1つまたは複数に対応した編集である。
機器編集入力受付モジュール2035における、ユーザによるブロックパターンまたは各種機器の編集を行う入力操作は、例えば、ブロックパターンまたは各種機器に設定されているパラメータを編集する入力操作である。ユーザによる入力操作の他の例は、ディスプレイ132に表示されているブロックパターンまたは各種機器をドラッグ等することで大きさや長さ等を編集する入力操作であり、その大きさや長さに対応する数値をパラメータとして受け付ける。ブロックパターンの編集可能なパラメータは、例えば付設配管の長さや機器との接続角度であるが、パラメータの詳細については後述する。
機器編集表示モジュール2036は、機器編集入力受付モジュール2035で受け付けたブロックパターンまたは各種機器の編集情報に基づき、ブロックパターンまたは各種機器の表示態様を変更して仮想空間に表示させる処理を制御する。ユーザの端末装置10への所定の操作により、仮想空間内に配置されているブロックパターンまたは各種機器を編集、例えば付設配管の長さや機器との接続角度を編集する情報を受け付けるので、それらの情報に基づき、端末装置10のディスプレイ132に表示されている仮想空間に、当該ブロックパターンまたは各種機器の表示態様を変更、例えば受け付けた付設配管の長さや機器との接続角度に合わせてその外観を変更し、端末装置10のディスプレイ132に表示させる。
配管ルーティングモジュール2037は、プラント設計システム1を使用して設計を行うプラントに配置する配管のルーティングを、仮想空間内に配置されているブロックパターンまたは各種機器に関連付けて行う指示操作(ルーティング操作)をユーザから受け付け、配管ルーティングを行う処理を制御する。プラントに配置する配管とは、例えば、プラント内において原料ガスを輸送するための配管、原料ガスから除去成分を吸収させるための吸収液を輸送するための配管、排出ガスを輸送するための配管等であり、液体や気体の流体を流すために配置される。ユーザは、例えば端末装置10のディスプレイ132に表示されている画面上で、仮想空間に配置されているブロックパターンまたは各種機器の所定の箇所、例えば、ブロックパターンの付設配管の端点をルーティングの開始位置または終了位置として指定し、配管ルーティングの指示をする操作(例えば、画面上の所定のボタン押下)をすることにより、配管ルーティングモジュール2037は指示を受け付け、配管ルーティングを行う。なお、ユーザによる指示操作は、画面上の所定のボタン押下等に限られず、例えばブロックパターンを配置すると自動的に配管ルーティングを行う構成にしてもよい。
なお、配管ルーティングモジュール2037は、ユーザが仮想空間上で行う詳細な入力情報に基づく配管ルーティング(いわゆるマニュアル)を行ってもよく、ユーザが始終点を指定することによる自動ルーティングを行ってもよい。このとき、所定の条件により配管ルーティングの方向が定められ、既存のブロックパターンまたは各種機器、配管を避けるようなアルゴリズムにより自動ルーティングが行われる。また、配管ルーティングモジュール2037は、ユーザから入力されたパラメータ、またはあらかじめ設定されたパラメータにより指定された配管径や材質等のルーティングを行う構成にしてもよく、流す流体に最適な配管径や材質の配管をレコメンドする構成にしてもよい。
本実施形態では、上記のようにサーバ20で、ブロックパターンまたは各種機器の種類及び配置位置の入力を受け付けて端末装置10へ表示指示を行い、ブロックパターンまたは各種機器の編集入力を受け付けて端末装置10へ表示指示を行い、配管ルーティングの指示を受け付けてルーティングを行い、端末装置10へ表示させる構成としているが、このような構成に限られない。例えば、上記の機能の一部またはすべてについて、端末装置10で入力を受け付けて端末装置10内で処理を行い、端末装置10のディスプレイ132に表示させる構成としてもよい。このような構成にするため、ユーザは、端末装置10を介してサーバ20へアクセスし、サーバ20が提供するプログラムを端末装置10へインストールさせ、端末装置10内で処理を行う構成にしてもよい。この場合、サーバ20の機能として、機器入力受付モジュール2033、機器配置モジュール2034、機器編集入力受付モジュール2035、機器編集表示モジュール2036、または配管ルーティングモジュール2037の一部またはすべてを備えなくてもよい。
<2 ブロックパターン>
以下、図5ないし図8を参照しながら、ブロックパターン及びその編集について説明する。上記のように、ブロックパターンを構成する機器は、具体的にはポンプ、熱交換器、フィルタ、バルブ(弁)が含まれる。このような機器の種類別に、ブロックパターンの具体的な構成と、編集可能なパラメータについて説明する。
図5ないし図8に示すブロックパターンは、3Dコンピュータグラフィックス(3DCG)技術を用いた3DCADシステムで使用されるモデルデータである。3DCADシステムでは、3次元仮想空間を構築し、3次元仮想空間上に個々の物体の形状を表現するモデリングを行う。また、仮想空間内の視点(仮想カメラ)を設定し、これらの個々の物体(本実施形態では、ブロックパターン、各種機器、及びルーティングされた配管)について、仮想カメラの設定に基づきレンダリングを行う。以下に示すブロックパターンは、実際のブロックパターンについて、所定の仮想カメラによる視点でレンダリングされたものである。
図5は、実施の形態1のプラント設計システム1により編集可能なブロックパターンの一例である、ポンプを示す外観図である。なお、当該ポンプの外観は、図1に示すブロックパターン100と同様である。
図5に示すブロックパターン400は、プラント内に配置され、圧力の作用により流体を吸い込んで送るための機器であるポンプを模したものであり、1または複数のポンプ410A,410Bと、付設配管420と、接続部(ヘッダ)430と、バルブ440とを含む。このようなポンプは、例えば、プラント内において配管内で原料ガス、吸収液、排出ガスを輸送するために用いられる装置である。なお、このようなポンプには、吸入口がポンプケーシングの回転軸側(エンド)に設けられ、吐出口がポンプケーシングの上方(トップ)に設けられたエンド-トップ型、吸入口及び吐出口がポンプケーシングの上方(トップ)に設けられたトップ-トップ型、吸入口及び吐出口がポンプケーシングの横側(サイド)に設けられたサイド-サイド型のような型式があり、プラント内に配置する際の他の機器との接続条件等に応じて、使い分けがなされている。
ブロックパターン400は、機器の種類がポンプの場合、P&IDで示される機能要求として、例えば、ポンプ410A,410Bの型式、バルブ440の組み方、吐出口サイズ、付設配管420に設置される流量計のタイプ、バルブ440の個数に応じて複数のパターンが設けられている。また、ブロックパターン400は、それぞれの機能要求に合わせて、それぞれ異なる外観の画像情報として設定される。ここで、ポンプ410A,410Bの型式は、例えば上記のようなエンド-トップ型/トップ-トップ型/サイド-サイド型といった吸入口及び吐出口の配置情報である。また、バルブ440の組み方は、例えば垂直型(Vertical)または水平型(Horizontal))といった付設配管420にバルブを配置するときの方向の情報であり、図5に示すバルブ440は水平型である。ユーザは、機器入力受付モジュール2033へ入力するブロックパターンとして、このような複数のブロックパターンから所望の種類を選択する。
また、ブロックパターン400は、機器の種類がポンプの場合、パラメータを編集することにより、例えば、ポンプ410A,410Bの機器数(図5に示すブロックパターン400の場合は2つ)、ポンプ410Aとポンプ410Bとの間の距離であるアクセススペース、付設配管420の長さ、ポンプ410A,410Bと付設配管420との接続角度、バルブ440の個数、接続部430のタイプ、配管BOP(Bottom of Pipe)の高さが編集可能に設置されている。ユーザは、機器編集入力受付モジュール2035へ入力する編集パラメータとして、このような編集項目に対して所望の値を入力する。
図6は、実施の形態1のプラント設計システム1により編集可能なブロックパターンの一例である、熱交換器を示す外観図である。
図6に示すブロックパターン500は、プラント内に配置され、温度の高い物体(媒体)から温度の低い物体(媒体)へ効率的に熱を移動させることで加熱や冷却を行うための機器である熱交換器を模したものであり、熱交換器510と、付設配管520と、接続部530と、バルブ540とを含む。このような熱交換器は、例えば、プラント内においてLNGの気化、原料ガスの冷却または液化のために用いられる装置である。なお、このような熱交換器には、円柱状の胴体に細い円管を多数配置して熱交換を行う多管式、大気を冷媒として用いる空冷式、複雑なプレス形状の薄板状の伝熱部により熱交換を行うプレート式のような種類があり、熱交換の機能要件等に応じて、使い分けがなされている。
ブロックパターン500は、機器の種類が熱交換器の場合、P&IDで示される機能要求として、例えば、熱交換器510の種類、熱交換器510の機器数(図6に示すブロックパターン500の場合は1つ)、熱交換器510の配置位置に応じて複数のパターンが設けられている。また、ブロックパターン500は、それぞれの機能要求に合わせて、それぞれ異なる外観の画像情報として設定される。ここで、熱交換器510の種類は、例えば上記のような多管式/空冷式/プレート式といった種類の情報である。ユーザは、機器入力受付モジュール2033へ入力するブロックパターンとして、このような複数のブロックパターンから所望の種類を選択する。
また、ブロックパターン500は、機器の種類が熱交換器の場合、パラメータを編集することにより、例えば、接続部530の向き/角度、付設配管520の長さ、バルブ540の個数、ノズル数、配管BOP(Bottom of Pipe)の高さが編集可能に設置されている。ユーザは、機器編集入力受付モジュール2035へ入力する編集パラメータとして、このような編集項目に対して所望の値を入力する。
図7は、実施の形態1のプラント設計システム1により編集可能なブロックパターンの一例である、フィルタを示す外観図である。
図7に示すブロックパターン600は、プラント内に配置され、流体内の不純物等を除去するための機器であるフィルタを模したものであり、フィルタ装置610と、付設配管620と、バルブ630とを含む。このようなフィルタは、例えば、プラント内において原料ガス中に含まれる不純物を除去するために用いられる装置である。
ブロックパターン600は、機器の種類がフィルタの場合、P&IDで示される機能要求として、例えば、バルブ630の個数及び配置位置に応じて複数のパターンが設けられている。また、ブロックパターン600は、それぞれの機能要求に合わせて、それぞれ異なる外観の画像情報として設定される。ユーザは、機器入力受付モジュール2033へ入力するブロックパターンとして、このような複数のブロックパターンから所望の種類を選択する。
また、ブロックパターン600は、機器の種類がフィルタの場合、ノズル高さ、配管BOPの高さが編集可能に設置されている。ユーザは、機器編集入力受付モジュール2035へ入力する編集パラメータとして、このような編集項目に対して所望の値を入力する。
図8は、実施の形態1のプラント設計システム1により編集可能なブロックパターンの一例である、バルブセットを示す外観図である。
図8に示すブロックパターン700は、プラント内に配置され、配管内の流体の流れを制御するための機器である複数のバルブ(弁)がセットになったバルブセットを模したものであり、バルブ710と、付設配管720と、接続部730とを含む。このようなバルブは、例えば、プラント内において原料ガスまたは排出ガスの輸送のオン/オフを制御し、流量を制御するために用いられる装置である。
ブロックパターン700は、機器の種類がバルブセットの場合、P&IDで示される機能要求として、例えば、バルブ710の組み方、付設配管720のレイアウトに応じて複数のパターンが設けられている。また、ブロックパターン700は、それぞれの機能要求に合わせて、それぞれ異なる外観の画像情報として設定される。ユーザは、機器入力受付モジュール2033へ入力するブロックパターンとして、このような複数のブロックパターンから所望の種類を選択する。
また、ブロックパターン700は、機器の種類がバルブセットの場合、付設配管720の長さ、バルブ710と付設配管720との接続角度が編集可能に設置されている。ユーザは、機器編集入力受付モジュール2035へ入力する編集パラメータとして、このような編集項目に対して所望の値を入力する。
なお、ブロックパターン以外に、各種機器単体についても、機器の種類、機能要求により複数のパターンを設け、パラメータで編集可能に構成してもよい。また、図5ないし図8に示すブロックパターンの種類、それぞれのブロックパターンの機能要求による複数のパターン、及び編集可能なパラメータは、あくまでも一例であり、このようなブロックパターンの種類、複数のパターン分類、パラメータの設定に限られない。
<3 データ構造>
図9は、サーバ20が記憶する機器データベース2021、パラメータデータベース2022、設計空間データベース2023のデータ構造を示す図である。
図5に示すように、機器データベース2021のレコードのそれぞれは、項目「機器ID」と、項目「機器単体/BP区分」と、項目「機器/BP種類」と、項目「機能要求情報」と、項目「BIMモデルデータ」等を含む。
項目「機器ID」は、プラント設計システム1にて仮想空間に配置可能な各種機器単体またはブロックパターンの種類それぞれを識別する情報である。
項目「機器単体/BP区分」は、各種機器単体であるか、またはブロックパターンであるかを識別するための情報である。
項目「機器/BP種類」は、各種機器単体またはブロックパターンの種類を示す名称であり、例えば、ポンプ、熱交換器、フィルタ、バルブのような種類を示す名称の情報が格納されている。また、ポンプや熱交換器の場合、エンド-トップ型等のポンプの型式、多管式のような熱交換器の種類を示す情報も格納されている。なお、機器単体またはブロックパターンの種類を示す名称は、所定の規格等により指定された記号でもよく、メーカにより指定された型番等でもよい。
項目「機能要求情報」は、当該機器単体またはブロックパターンの、P&IDで示される機能要求の情報が格納されている。機能要求の情報とは、例えば、ポンプの場合におけるポンプの型式、バルブの組み方、吐出口サイズ、流量計のタイプ、バルブの個数等の情報である。なお、配管ルーティングの始終点として設定可能な位置の情報が格納されてもよいが、図示を省略する。
項目「BIMモデルデータ」は、プラント設計システム1にて仮想空間に配置するモデルデータのデータ名(ファイル名)を示す情報であり、3DCADシステムで使用されるモデルデータである。サーバ20が提供する3DCADシステムでは、3次元仮想空間を構築し、3次元仮想空間上に機器単体またはブロックパターンの形状を表現するモデリングを行う。また、仮想空間内の視点(仮想カメラ)を設定し、これらの機器単体またはブロックパターンについて、仮想カメラの設定に基づきレンダリングを行う。当該項目「BIMモデルデータ」に格納されるモデルデータは、実際の機器単体またはブロックパターンについて、所定の仮想カメラによる視点でレンダリングするためのモデルデータである。
パラメータデータベース2022のレコードのそれぞれは、項目「機器ID」と、項目「パラメータ」等を含む。
項目「機器ID」は、プラント設計システム1にて仮想空間に配置可能な各種機器単体またはブロックパターンの種類それぞれを識別する情報であり、機器データベース2021の項目「機器ID」に対応している。
項目「パラメータ」は、プラント設計システム1にて各種機器単体またはブロックパターンを編集可能なパラメータに関する情報であり、具体的には、項目「パラメータ項目」と、項目「パラメータ詳細」等を含む。
項目「パラメータ項目」は、各種機器単体またはブロックパターンを編集可能なパラメータの項目名を示す名称であり、例えば、ポンプの場合における機器間のアクセススペース、付設配管の長さ、ポンプと付設配管との接続角度、バルブの個数、ヘッダタイプ、配管BOPの高さ等の項目情報である。
項目「パラメータ詳細」は、各種機器単体またはブロックパターンを編集可能なパラメータの詳細情報であり、例えば、それぞれのパラメータの初期値(ユーザ設定前の状態における値)等が格納されている。
設計空間データベース2023のレコードのそれぞれは、項目「空間ID」と、項目「ユーザID」と、項目「空間内配管情報」等を含む。
項目「空間ID」は、プラント設計システム1にてユーザが設計した仮想空間の情報それぞれを識別する情報である。
項目「ユーザID」は、プラント設計システム1を使用するユーザそれぞれを識別する情報である。なお、項目「ユーザID」には、項目「空間ID」が「#0302」の場合の例として示すように、複数のユーザを識別する情報が格納されてもよい。これは、複数のユーザにより1の仮想空間が設計されて共有されることを可能にするためであり、後述する項目「空間内配管情報」の情報が各ユーザごとに紐づけて格納されてもよい。
項目「空間内配管情報」は、プラント設計システム1にてユーザが仮想空間に配置したブロックパターンや機器単体、ルーティングを行った配管に関する情報であり、具体的には、項目「相対座標」と、項目「配置物」と、項目「詳細情報(パラメータ)」等を含む。
項目「相対座標」は、仮想空間に配置したブロックパターンや機器単体、配管の、仮想空間における相対位置を示す情報であり、例えば、仮想空間内における3次元座標の座標データが格納されている。相対座標は、例えば、ブロックパターンや機器単体、配管の基準となる位置(例えば中心となる位置、6方向いずれかの端点)の、仮想空間をXYZ座標で表現した場合の相対座標であるが、この方式に限られない。
項目「配置物」は、仮想空間に配置したブロックパターン、機器単体、または配管を示す情報であり、機器データベース2021の項目「機器ID」に対応している。
項目「詳細情報(パラメータ)」は、仮想空間に配置したブロックパターンや機器単体、配管を編集した際の編集情報、ルーティングを行った配管の情報であり、例えば、ブロックパターンや機器単体の編集パラメータが格納されている。
サーバ20の機器入力受付モジュール2033は、各ユーザからブロックパターンや機器単体の配置情報を受け付けることに伴って、設計空間データベース2023にレコードを追加し、更新する。機器編集入力受付モジュール2035は、各ユーザからブロックパターンや機器単体のパラメータ情報を受け付けることに伴って、設計空間データベース2023にレコードを追加し、更新する。配管ルーティングモジュール2037は、配管ルーティングの処理を行うことに伴って、設計空間データベース2023にレコードを追加し、更新する。
<4 動作>
以下、図10及び図11を参照しながら、第1の実施の形態におけるプラント設計システム1によるブロックパターンまたは機器の編集処理、及び配管ルート決定処理について説明する。
図10は、実施の形態1のプラント設計システム1によるブロックパターンまたは機器の編集処理を行う流れの一例を示すフローチャートである。例えばユーザは、端末装置10のWebブラウザを介してサーバ20へアクセスし、サーバ20が提供するプラント設計サービスの提供を受ける旨の指示を行うことで、処理が開始される。このとき、ユーザに対して所定の認証が行われてもよい。
ステップS121において、サーバ20の制御部203は、プラント設計を行う仮想空間に配置するブロックパターンまたは各種機器の種類、及び仮想空間内の配置位置の入力を受け付けるため、初期状態の空間を表示させる指示を、端末装置10へ通信部201を介して送信する。
ステップS111において、端末装置10の送受信部172は、サーバ20から送信された初期状態の空間を表示させる指示情報を受け付ける。通知制御部174は、初期状態の空間をディスプレイ132に表示させる。初期状態の空間の情報は、サーバ20の制御部203が端末装置10へ送信してもよく、端末装置10があらかじめ記憶してもよい。
ステップS112において、端末装置10の入力操作受付部171は、ユーザから、ブロックパターンまたは各種機器の種類、及び仮想空間内の配置位置の入力操作(オブジェクト配置操作)を受け付ける。送受信部172は、受け付けたブロックパターンまたは各種機器の種類、仮想空間内の配置位置の情報、及びユーザ情報をサーバ20へ送信する。
ステップS122において、サーバ20の機器入力受付モジュール2033は、端末装置10から送信されたブロックパターンまたは各種機器の種類、仮想空間内の配置位置の情報、及びユーザ情報を、通信部201を介して受け付ける。
ステップS123において、サーバ20の機器配置モジュール2034は、ステップS122で受け付けたブロックパターンまたは各種機器の種類、及び仮想空間内の配置位置の情報に基づき、機器データベース2021を参照し、図5ないし図8に示すようなブロックパターン、または各種機器を仮想空間に配置して表示させる指示情報を、端末装置10へ通信部201を介して送信する。また、機器配置モジュール2034は、受け付けたブロックパターンまたは各種機器の種類、及び仮想空間内の配置位置の情報を設計空間データベース2023へ格納する。
ステップS113において、送受信部172は、サーバ20から送信されたブロックパターンまたは各種機器を仮想空間に配置して表示させる指示情報を受け付ける。通知制御部174は、ブロックパターンまたは各種機器を仮想空間に配置し、ディスプレイ132に表示させる。
ステップS114において、端末装置10の入力操作受付部171は、ユーザから、ブロックパターンまたは各種機器の編集を行う入力操作(オブジェクト編集操作)を受け付ける。送受信部172は、受け付けたブロックパターンまたは各種機器の編集情報(パラメータ)、及びユーザ情報をサーバ20へ送信する。
ステップS124において、サーバ20の機器編集入力受付モジュール2035は、端末装置10から送信されたブロックパターンまたは各種機器の編集情報、及びユーザ情報を、通信部201を介して受け付ける。
ステップS125において、サーバ20の機器編集表示モジュール2036は、ステップS124で受け付けたブロックパターンまたは各種機器の編集情報に基づき、パラメータデータベース2022を参照し、図5ないし図8に示すようなブロックパターン、または各種機器の表示態様を変更して仮想空間に表示させる指示情報を、端末装置10へ通信部201を介して送信する。また、機器編集表示モジュール2036は、受け付けたブロックパターンまたは各種機器の編集情報を設計空間データベース2023へ格納する。
ステップS115において、送受信部172は、サーバ20から送信されたブロックパターンまたは各種機器の表示態様を変更して仮想空間に表示させる指示情報を受け付ける。通知制御部174は、ブロックパターンまたは各種機器の表示態様を変更して仮想空間に配置し、ディスプレイ132に表示させる。
なお、図10に示すフローチャートは、上記のようにサーバ20でブロックパターンまたは各種機器の種類及び配置位置の入力を受け付けて端末装置10へ表示指示を行い、ブロックパターンまたは各種機器の編集入力を受け付けて端末装置10へ表示させる例として説明したが、このような処理手順に限られない。例えば、上記のサーバ20における処理の一部またはすべてについて、端末装置10で入力を受け付けて端末装置10内で処理を行う構成としてもよい。この場合、ステップS122~ステップS125の処理の一部またはすべてについて、端末装置10で行ってもよい。
以上のように、プラント設計システム1のユーザは、プラント設計を行う仮想空間に配置する、ブロックパターンまたは各種機器の種類、仮想空間内の配置位置を入力する。入力情報に基づき、プラント設計を行う仮想空間に、ブロックパターンまたは各種機器を配置する。また、ユーザは、ブロックパターンまたは各種機器の編集情報を入力する。入力情報に基づき、ブロックパターンまたは各種機器の表示態様を変更して仮想空間に表示させる。これにより、ユーザは、化学プラントのような大規模な設備の設計において、1または複数の機器に、あらかじめ配管や機器が配置されているオブジェクトを配置することが可能である。
図11は、実施の形態1のプラント設計システム1による配管ルート決定処理を行う流れの一例を示すフローチャートである。図11に示すフローチャートにおける配管ルート決定処理は、図10に示すフローチャートにおける動作モードの切替処理のステップS115及びステップS125の後続処理として、ステップS211及びステップS221以降の処理が追加されたものであるため、重複する処理については繰り返して説明しない。なお、図11に示すフローチャートでは、ステップS111~S114及びステップS121~S124の図示を省略する。
ステップS211において、端末装置10の入力操作受付部171は、ユーザから、ディスプレイ132に表示されている、仮想空間に配置されているブロックパターンまたは各種機器の所定の箇所(例えば、ブロックパターンの付設配管の端点)を配管ルーティングの始終点として指定する入力を受け付ける。なお、ユーザが指定可能なルーティングの始終点について、例えば図5に示すブロックパターン400の接続部430を指定可能であるように表示してもよい。送受信部172は、受け付けた配管ルーティングの始終点の入力情報をサーバ20へ送信する。その後、送受信部172は、サーバ20から送信された配管ルーティングの始終点を強調表示させる指示情報を受け付ける。通知制御部174は、ユーザが指定した配管ルーティングの始終点が強調表示された状態をディスプレイ132に表示させる。
ステップS221において、サーバ20の配管ルーティングモジュール2037は、端末装置10から送信された配管ルーティングの始終点の入力情報を、通信部201を介して受け付ける。配管ルーティングモジュール2037は、受け付けた配管ルーティングの始終点の情報に基づき、指定された配管ルーティングの始終点を強調表示させる指示情報を、端末装置10へ通信部201を介して送信する。
ステップS212において、端末装置10の入力操作受付部171は、ユーザから、ディスプレイ132に表示されている仮想空間に配管ルーティングを行う指示の入力と、配管ルーティングのためのパラメータ(配管径、材質等)の入力情報を受け付ける。送受信部172は、受け付けた配管ルーティングの指示情報をサーバ20へ送信する。
ステップS222において、サーバ20の配管ルーティングモジュール2037は、端末装置10から送信された配管ルーティングを行う指示情報と、配管ルーティングのためのパラメータの入力情報とを、通信部201を介して受け付ける。なお、配管ルーティングモジュール2037は、配管ルーティングのためのパラメータ情報をあらかじめ設定されて記憶部202に記憶された情報から取得してもよい。
ステップS223において、サーバ20の配管ルーティングモジュール2037は、ステップS221で受け付けた配管ルーティングの始終点と、ステップS222で取得した配管ルーティングのためのパラメータ情報とに基づき、配管のルートを決定する。このとき、所定のアルゴリズムにより自動ルーティングが行われてもよい。
ステップS224において、サーバ20の配管ルーティングモジュール2037は、決定した配管ルート情報と、当該配管ルートを表示させる指示情報とを、端末装置10へ通信部201を介して送信する。
ステップS214において、送受信部172は、サーバ20から送信された配管ルート情報と、当該配管ルートを表示させる指示情報とを受け付ける。通知制御部174は、配管がルーティングされた状態をディスプレイ132に表示させる。
ステップS225において、サーバ20の配管ルーティングモジュール2037は、決定した配管ルート情報を、設計空間データベース2023へ格納する。
なお、図11に示すフローチャートは、上記のようにサーバ20で配管ルーティングの指示を受け付けて配管ルートを決定し、端末装置10へ表示指示を行う例として説明したが、このような処理手順に限られない。例えば、上記のサーバ20における処理について、端末装置10で入力を受け付けて端末装置10内で処理を行う構成としてもよい。この場合、ステップS221~ステップS224の処理の一部またはすべてについて、端末装置10で行ってもよい。
以上のように、プラント設計システム1のユーザは、配管ルーティングの始終点を指定する入力を行い、配管ルーティングを指示する。ユーザが入力した、またはあらかじめ設定された配管ルーティングのためのパラメータに基づき、配管の始終点を通す配管のルートが決定され、端末装置10のディスプレイ132に表示される。これにより、ユーザは、自己が指定した条件に基づく配管のルート設計を行うことが可能であり、条件を変更することで適切な配管のルート設計を行うことが可能である。
<5 画面例>
以下、図12ないし図14を参照しながら、プラント設計システム1によるブロックパターンまたは機器の編集処理、及び配管ルート決定処理の画面例について説明する。
図12は、端末装置10の初期状態の空間表示の画面例を示す図である。図12の画面例は、ユーザの端末装置10に、ブロックパターンまたは各種機器の種類、及び配置位置の入力を受け付けるための初期状態の仮想空間が表示された状態の画面例を示す。図10のステップS111に相当する。
図12に示すように、端末装置10のディスプレイ132には、初期状態の仮想空間1031aが、格子状の入力画面として表示されている。この格子状の仮想空間1031aの任意の箇所に、1または複数のブロックパターンまたは各種機器を入力することが可能になっている。
図12に示す仮想空間1031aの任意の箇所をクリック等して選択し、ドラッグして位置を動かすと、仮想空間1031aの表示範囲や向きが移動するようになっている。例えば、上下左右方向に動かすとその動きに従って表示範囲が移動し、回転するように動かすと表示範囲が回転する。このとき、図9に示す仮想空間1031aは平面状であるが、回転させることで、図13等に示すように立体的に表示させることも可能になっている。また、表示範囲を回転させた場合に表示方向の方角(東西南北)が分かるように、方角表示欄1031bが設けられており、仮想空間1031aの回転に従って動くように構成されている。
図13は、端末装置10によるブロックパターン編集の画面例を示す図である。図13の画面例は、ユーザの操作により、図12に示す仮想空間1031aにブロックパターンが配置された状態の画面例を示す。図10のステップS112に相当する。
図13に示すように、端末装置10のディスプレイ132には、図12に示す仮想空間1031aと同様の格子状の仮想空間に、ブロックパターン1032aが配置されて表示されている。また、ディスプレイ132の右側には、機器データベース2021に格納されているブロックパターンの種類を選択可能なブロックパターン選択欄1032bが設けられている。ブロックパターン1032aは、機器データベース2021に格納されているブロックパターンであり、一例としてポンプを示している。
ユーザは、仮想空間の任意の箇所を、オブジェクトを配置する位置として選択(例えば画面上でクリック)する操作を行う。すると、ブロックパターン選択欄1032bが表示されるので、表示されている内容からブロックパターンの種類を選択(例えば画面上でクリック)すると、図13に示すように、選択されたブロックパターン1032aが表示される。また、ブロックパターン1032aを選択すると、編集可能なパラメータの入力欄が右側に表示され、入力することでブロックパターン1032aを編集(例えば、機器数や機器の配置を変更)できるように構成されている。なお、ブロックパターン1032aの付設配管には、流体の吸入口及び吐出口(サクション配管及びディスチャージ配管ともいう)が設けられているが、吸入口と吐出口とを異なる態様(例えば、異なる色、異なる画像)で表示してもよい。
図14は、端末装置10の配管ルート表示の画面例を示す図である。図14の画面例は、ユーザの操作により、ユーザの端末装置10に表示されている空間内に、選択された開始位置と終了位置との間を通す配管ルートが決定されて表示された状態の画面例を示す。図11のステップS214に相当する。
図14に示すように、端末装置10のディスプレイ132には、図13に示すブロックパターン1032aと同様のブロックパターンの付設配管の端点1033aと、他のブロックパターンの付設配管の端点1033bとの間に、ルーティングが行われた配管ルート1033cが表示されている。
ユーザは、図14に示す端点1033aを開始位置(接続位置)として選択し、端点1033bを終了位置(接続位置)として選択する(開始位置、終了位置は逆でもよい)。この状態で配管ルーティングを行う操作を行うと、配管ルート1033cが決定されて表示される。このとき、所定の条件により配管ルーティングの方向が定められ、既存の設備や機器、配管を避けるようなアルゴリズムにより自動ルーティングが行われ、配管ルート1033cが決定される。なお、ユーザが端点1033aを開始位置として選択し、端点1033bを終了位置として選択すると、端点1033aと端点1033bとを異なる態様(例えば、異なる色、異なる画像)で表示してもよい。
<小括>
以上のように、本実施形態によると、プラントを構成する機器に、あらかじめ配管が配置されているオブジェクトであるブロックパターン(第1オブジェクト)が、プラントの機能要求に応じて複数パターン設定されている。プラント設計を行うユーザは、ブロックパターンを選択して、プラント設計を行う仮想空間に配置することができる。これにより、ユーザは、化学プラントのような設計において、プラントを構成する機器との接続箇所付近のルーティングを容易に決定することが可能である。
また、ブロックパターンには、機器や配管の各種編集を行うパラメータが設定されており、ユーザによる各種編集が可能に構成されている。プラント設計を行うユーザは、パラメータを編集することで、例えば、ブロックパターンにおける機器の操作性、運転性、施工性、アクセス性のいずれか1つまたは複数に対応した編集を行うことができる。これにより、ユーザは、化学プラントのような設計において、プラントを構成する機器を最適な形で配置することが可能である。
さらに、ユーザの指示により、またはあらかじめ設定された配管ルーティングのためのパラメータに基づき、配管の始終点を通す配管のルーティングが行われる。これにより、化学プラントのような設備に必須の配管のルート設計を容易に行うことが可能になる。
以上、開示に係る実施形態について説明したが、これらはその他の様々な形態で実施することが可能であり、種々の省略、置換及び変更を行なって実施することが出来る。これらの実施形態及び変形例ならびに省略、置換及び変更を行なったものは、特許請求の範囲の技術的範囲とその均等の範囲に含まれる。
<付記>
以上の各実施形態で説明した事項を、以下に付記する。
(付記1)プロセッサ(29)を備えるコンピュータに、プラントの三次元空間設計に関する処理を実行させるためのプログラムであって、プログラムは、プロセッサ(29)に、プラントを構成する機器に予め配管が配置されたオブジェクトである第1オブジェクト(100)を仮想空間に配置する位置を指定するオブジェクト配置操作(S112)をユーザから受け付けるステップ(S122)と、オブジェクト配置操作に応答して、仮想空間に、第1オブジェクトを配置するステップ(S123)と、ルーティング操作をユーザから受け付けるステップと、ルーティング操作に応答して、少なくとも配置された第1オブジェクトの配管のうちのいずれか一つと接続されるように配管のルーティングを行うステップ(S222~S224)と、を実行させる、プログラム。
(付記2)オブジェクト配置操作をユーザから受け付けるステップ(S122)において、第1オブジェクトまたはプラントを構成する機器である第2オブジェクトの種類、及び第1オブジェクト又は第2オブジェクトを仮想空間に配置する位置を指定する操作を受け付け、オブジェクト配置操作に応答して配置するステップ(S123)において、第1オブジェクトまたは第2オブジェクトを指定された位置に配置する、(付記1)に記載のプログラム。
(付記3)仮想空間に配置される第1オブジェクトまたは第2オブジェクトの編集を行うオブジェクト編集操作をユーザから受け付けるステップ(S124)と、編集された第1オブジェクトまたは第2オブジェクトを仮想空間に配置するステップ(S125)と、を実行させる、(付記2)に記載のプログラム。
(付記4)オブジェクト編集操作をユーザから受け付けるステップ(S124)において、編集として、第1オブジェクトまたは第2オブジェクトに設定されたパラメータの入力を受け付け、編集された第1オブジェクトまたは第2オブジェクトを配置するステップ(S125)において、パラメータの入力に応答して、仮想空間に、パラメータに対応する第1オブジェクトまたは第2オブジェクトを配置する、(付記3)に記載のプログラム。
(付記5)編集された第1オブジェクトまたは第2オブジェクトを配置するステップ(S125)において、パラメータと、あらかじめ設定された機能要求の情報とに基づき、仮想空間に、編集された第1オブジェクトまたは第2オブジェクトを配置する、(付記4)に記載のプログラム。
(付記6)オブジェクト編集操作をユーザから受け付けるステップ(S124)において、編集として、プラントにおける機器の操作性、運転性、施工性、アクセス性のいずれか1つまたは複数に対応した編集を行う入力操作を受け付ける、(付記3)から(付記5)のいずれかに記載のプログラム。
(付記7)オブジェクト編集操作をユーザから受け付けるステップ(S124)において、編集として、第1オブジェクトに予め配置された配管の長さ及び配置角度の編集を行う入力操作を受け付ける、(付記3)から(付記6)のいずれかに記載のプログラム。
(付記8)第1オブジェクトに予め配置された配管は、配管に供給される流体の吸入口、流体の吐出口のいずれかまたは両方を備える、(付記7)に記載のプログラム。
(付記9)オブジェクト編集操作をユーザから受け付けるステップ(S124)において、編集として、配管における流体の吸入口または吐出口の変更を行う入力操作を受け付ける、(付記8)に記載のプログラム。
(付記10)第1オブジェクトは、1または複数の機器を備える、(付記3)から(付記9)のいずれかに記載のプログラム。
(付記11)第1オブジェクトにおける1または複数の機器には、予め配管がそれぞれ配置されている、(付記10)に記載のプログラム。
(付記12)オブジェクト編集操作をユーザから受け付けるステップ(S124)において、編集として、機器の数の編集を行う入力操作を受け付ける、(付記10)または(付記11)に記載のプログラム。
(付記13)機器の数が複数の場合、機器にそれぞれ配置されている複数の吸入口、または吐出口が統合されている、(付記12)に記載のプログラム。
(付記14)機器は、ポンプ、熱交換器、フィルタ、弁、配管資材、計装品のいずれか1つまたは複数を含む、(付記3)から(付記13)のいずれかに記載のプログラム。
(付記15)第1オブジェクトに予め配置された配管には、1または複数の弁が配置されている、(付記14)に記載のプログラム。
(付記16)オブジェクト編集操作をユーザから受け付けるステップ(S124)において、機器がポンプの場合、編集として、ポンプの種類を編集する編集入力を受け付ける、(付記14)に記載のプログラム。
(付記17)オブジェクト編集操作をユーザから受け付けるステップ(S124)において、機器が熱交換器の場合、編集として、熱交換器の種類、熱交換器のレイアウトの種類のいずれかまたは両方を編集する編集入力を受け付ける、(付記14)に記載のプログラム。
(付記18)オブジェクト編集操作をユーザから受け付けるステップ(S124)において、機器がフィルタの場合、編集として、フィルタの種類を編集する編集入力を受け付ける、(付記14)に記載のプログラム。
(付記19)オブジェクト編集操作をユーザから受け付けるステップ(S124)において、機器が弁の場合、編集として、弁の種類、弁の組み方の種類のいずれかまたは両方を編集する編集入力を受け付ける、(付記14)に記載のプログラム。
(付記20)制御部を備え、プラントの三次元空間設計に関する処理を実行させるための三次元空間設計装置であって、制御部は、プラントを構成する機器に予め配管が配置されたオブジェクトである第1オブジェクトを仮想空間に配置する位置を指定するオブジェクト配置操作をユーザから受け付けるステップと、オブジェクト配置操作に応答して、仮想空間に、第1オブジェクトを配置するステップと、ルーティング操作をユーザから受け付けるステップと、ルーティング操作に応答して、少なくとも配置された第1オブジェクトの配管のうちのいずれか一つと接続されるように配管のルーティングを行うステップと、を実行する、三次元空間設計装置。
(付記21)プロセッサを備えるコンピュータにより実行され、プラントの三次元空間設計に関する処理を実行するための方法であって、方法は、プロセッサが、プラントを構成する機器に予め配管が配置されたオブジェクトである第1オブジェクトを仮想空間に配置する位置を指定するオブジェクト配置操作をユーザから受け付けるステップと、オブジェクト配置操作に応答して、仮想空間に、第1オブジェクトを配置するステップと、ルーティング操作をユーザから受け付けるステップと、ルーティング操作に応答して、少なくとも配置された第1オブジェクトの配管のうちのいずれか一つと接続されるように配管のルーティングを行うステップと、を実行する、方法。
10 端末装置、20 サーバ、80 ネットワーク、130 操作受付部、161 ユーザ情報、22 通信IF、23 入出力IF、25 メモリ、26 ストレージ、29 プロセッサ、201 通信部、202 記憶部、2021 機器データベース、2022 パラメータデータベース、2023 設計空間データベース、203 制御部、301 通信部、302 記憶部、303 制御部

Claims (21)

  1. プロセッサを備えるコンピュータに、プラントの三次元空間設計に関する処理を実行させるためのプログラムであって、
    前記プログラムは、前記プロセッサに、
    前記プラントを構成する機器に予め付設配管が配置されたオブジェクトであって、各機器における機能要求ごとに、複数の前記付設配管の配置パターンが各機能要求と紐づけられてデータベースに格納されたブロックパターンを仮想空間に配置する位置を指定するオブジェクト配置操作をユーザから受け付けるステップと、
    前記オブジェクト配置操作に応答して、前記仮想空間に前記ブロックパターンを配置するステップと、を実行させるプログラム。
  2. 前記オブジェクト配置操作をユーザから受け付けるステップでは、
    機能要求ごとに準備された複数の前記ブロックパターンを、前記仮想空間とともに並べて表示するステップと、
    並べて表示された複数の前記ブロックパターンから、仮想空間に配置するブロックパターンの指定を受け付けるステップと、を実行させる、請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記プロセッサに、さらに、
    前記仮想空間に配置された前記ブロックパターンに対して、当該ブロックパターンの編集を行うオブジェクト編集操作をユーザから受け付けるステップと、
    前記オブジェクト編集操作の受け付けに応じて、前記仮想空間に配置された前記ブロックパターンの表示態様を、前記オブジェクト編集操作において入力された編集内容に従って変更するステップと、を実行させる、請求項1又は2に記載のプログラム。
  4. 前記オブジェクト編集操作をユーザから受け付けるステップでは、
    前記ブロックパターンに設定された前記機器の角度、寸法、数量、および高さのいずれかに関する設計上の変数であるパラメータの入力を受け付け、
    前記編集内容に従って変更するステップでは、
    入力された前記パラメータに従って、前記仮想空間に配置された前記ブロックパターンの表示態様を変更する、請求項3に記載のプログラム。
  5. 前記プロセッサに、さらに、
    ルーティング操作をユーザから受け付けるステップと、
    前記ルーティング操作に応答して、少なくとも前記配置された前記ブロックパターンの前記付設配管のうちのいずれか一つと接続されるように配管のルーティングを行うステップと、を実行させる、請求項3又は4のいずれか1項に記載のプログラム。
  6. 前記オブジェクト編集操作をユーザから受け付けるステップにおいて、前記編集として、前記プラントにおける前記機器の操作性、運転性、施工性、アクセス性のいずれか1つまたは複数に対応した編集を行う入力操作を受け付ける、請求項3から請求項5のいずれか1項に記載のプログラム。
  7. 前記オブジェクト編集操作をユーザから受け付けるステップにおいて、前記編集として、前記ブロックパターンに予め配置された前記付設配管の長さ及び配置角度の編集を行う入力操作を受け付ける、請求項3から請求項6のいずれか1項に記載のプログラム。
  8. 前記ブロックパターンに予め配置された前記付設配管は、前記付設配管に供給される流体の吸入口、前記流体の吐出口のいずれかまたは両方を備える、請求項7に記載のプログラム。
  9. 前記オブジェクト編集操作をユーザから受け付けるステップにおいて、前記編集として、前記付設配管における前記流体の吸入口または吐出口の変更を行う入力操作を受け付ける、請求項8に記載のプログラム。
  10. 前記ブロックパターンは、1または複数の前記機器を備える、請求項3から請求項9のいずれか1項に記載のプログラム。
  11. 前記ブロックパターンにおける1または複数の前記機器には、予め前記付設配管がそれぞれ配置されている、請求項10に記載のプログラム。
  12. 前記オブジェクト編集操作をユーザから受け付けるステップにおいて、前記編集として、前記機器の数の編集を行う入力操作を受け付ける、請求項10または請求項11に記載のプログラム。
  13. 前記機器の数が複数の場合、前記機器にそれぞれ配置されている、前記付設配管に供給される流体の複数の吸入口、または前記流体の吐出口が統合されている、請求項12に記載のプログラム。
  14. 前記機器は、ポンプ、熱交換器、フィルタ、弁、配管資材、計装品、加熱炉、塔槽類、攪拌機、その他の化学プラントで使用される設備のいずれか1つまたは複数を含む、請求項3から請求項13のいずれか1項に記載のプログラム。
  15. 前記ブロックパターンに予め配置された前記付設配管には、1または複数の前記弁が配置されている、請求項14に記載のプログラム。
  16. 前記オブジェクト編集操作をユーザから受け付けるステップにおいて、前記機器がポンプの場合、前記編集として、前記ポンプの種類を編集する編集入力を受け付ける、請求項14に記載のプログラム。
  17. 前記オブジェクト編集操作をユーザから受け付けるステップにおいて、前記機器が熱交換器の場合、前記編集として、前記熱交換器の種類、前記熱交換器のレイアウトの種類のいずれかまたは両方を編集する編集入力を受け付ける、請求項14に記載のプログラム。
  18. 前記オブジェクト編集操作をユーザから受け付けるステップにおいて、前記機器がフィルタの場合、前記編集として、前記フィルタの種類を編集する編集入力を受け付ける、請求項14に記載のプログラム。
  19. 前記オブジェクト編集操作をユーザから受け付けるステップにおいて、前記機器が弁の場合、前記編集として、前記弁の種類、前記弁の組み方の種類のいずれかまたは両方を編集する編集入力を受け付ける、請求項14に記載のプログラム。
  20. 制御部を備え、プラントの三次元空間設計に関する処理を実行させるための三次元空間設計装置であって、
    前記制御部は、
    前記プラントを構成する機器に予め付設配管が配置されたオブジェクトであって、各機器における機能要求ごとに、複数の前記付設配管の配置パターンが各機能要求と紐づけられてデータベースに格納されたブロックパターンを仮想空間に配置する位置を指定するオブジェクト配置操作をユーザから受け付けるステップと、
    前記オブジェクト配置操作に応答して、前記仮想空間に前記ブロックパターンを配置するステップと、を実行する、三次元空間設計装置。
  21. プロセッサを備えるコンピュータにより実行され、プラントの三次元空間設計に関する処理を実行するための方法であって、
    前記方法は、前記プロセッサが、
    前記プラントを構成する機器に予め付設配管が配置されたオブジェクトであって、各機器における機能要求ごとに、複数の前記付設配管の配置パターンが各機能要求と紐づけられてデータベースに格納されたブロックパターンを仮想空間に配置する位置を指定するオブジェクト配置操作をユーザから受け付けるステップと、
    前記オブジェクト配置操作に応答して、前記仮想空間に前記ブロックパターンを配置するステップと、を実行する、方法。
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