JP2012052387A - 住宅用サッシのシール材 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数が少なくて組み付けが容易でコストの削減が図れ、しかも遮音性に優れる住宅用サッシのシール材を提供する。
【解決手段】サッシ枠10内にスライドして開閉自在に嵌合された障子21,22と、サッシ枠10との隙間を塞ぐシール材50であって、サッシ枠10の上枠11に沿って取付けられる取付基部51と、取付基部51から吊設され、障子21,22の上框21B,22Bに形成された凹溝21BM,22BMに案内される支柱部52,53と、支柱部52,53の下方から室外側及び室内側に延設され、凹溝21BM,22BMの室外側内壁21BX,22BX及び室内側内壁21BY,22BYに弾接する室外側リップ部54及び室内側リップ部55とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、住宅用サッシのシール材に関する。より詳細には、住宅用サッシのサッシ枠内にスライドして開閉自在に嵌合された障子とサッシ枠との隙間を塞ぐ住宅用サッシのシール材に関するものである。
図9に示すように、通常の住宅用サッシは、上枠11,下枠12,縦枠13,14からなる矩形状のサッシ枠10内に、2枚の障子21(室内側に位置する障子),22(室外側に位置する障子)が引き違いに嵌合されている。これにより、2枚の障子21,22はスライドして開閉自在で、閉鎖時には両障子21,22の召合せ框21A,22A間に設けられたロック部材100を施錠することによって両障子21,22は互いに引き寄せられる。
このような障子21,22とサッシ枠10との間には、施錠時及び無施錠時に両障子21,22を閉鎖したときに両者間の隙間を塞いで室外側から室内側に進入する音を効果的に低減するための各種シール材が設けられている。
障子21,22の上框21B,22Bには、例えば、図10に示すような、シール材31,32が室外側と室内側にそれぞれ設けられている。なお、図10は図9のA−A線拡大断面を示している。シール材31,32は、上框21B,22Bに沿って左右(図9において左右)に連続して延びている。
室外側のシール部31は、上框21B,22Bに形成された凹溝21BM,22BM内の室外側上部に設けられた嵌合部21BK,22BKに嵌め込まれる取付部31aと、その取付部31aに一体成形されたリップ状のシール部31bからなり、シール部31bの先端部がサッシ枠10の上枠11に突設されたフランジF1,F2の室外側側面に接触している。また、室内側のシール部32は、全体がリップ状であり、上框21B,22Bに形成された凹溝21BM,22BM内の室内側上部にその付け根部が接着され、先端部がサッシ枠10の上枠11に突設されたフランジF1,F2の室内側側面に接触している。
障子とサッシ枠間の隙間をシール材で塞いで遮音性を高めたサッシ構造は種々知られている(例えば、特許文献1,2等)。
特開2000−199386号公報 実開昭62−169184号公報
しかしながら、従来例として示した住宅用サッシには形状の異なる2種類のシール材31,32が使用されているので部品点数が多く、組み付けに工数がかかるとともにコスト高になるといった問題がある。
また、フランジF1,F2に弾接するシール材31,32のリップ部は肉厚が薄いので反力が弱くなりがちで障子21,22の安定性が懸念されるとともに、フランジF1,F2に対する弾接量が少ないと障子21,22のバラツキなどに対応することができず遮音効果が低下するといった恐れもある。
また、特許文献1に記載のシール材は、障子21,22の下框21D,22Dに相当する部位に取付けられ、防音機能と防水機能に優れるものであるので、障子21,22の上框21B,22Bからは音が進入してしまう。
さらに、特許文献2に記載のシール材は、障子21,22の上框21B,22Bに相当する部位にも取付けられるものであるが、その形状は中空状の振動吸収体で内部に空気を送り込むようになっているので構造が複雑でコスト高になるといった問題がある。
そこで、本発明の目的とするところは、部品点数が少なくて組み付けが容易でコストの削減が図れ、しかも遮音性に優れる住宅用サッシのシール材を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に係る発明は、サッシ枠(10)内にスライドして開閉自在に嵌合された障子(21,22)と、前記サッシ枠(10)との隙間を塞ぐシール材(50)であって、
前記サッシ枠(10)の上枠(11)に沿って取付けられる取付基部(51)と、前記取付基部(51)から吊設され、前記障子(21,22)の上框(21B,22B)に形成された凹溝(21BM,22BM)に案内される支柱部(52,53)と、前記支柱部(52,53)の下方から室外側及び室内側に延設され、前記凹溝(21BM,22BM)の室外側内壁(21BX,22BX)及び室内側内壁(21BY,22BY)に弾接する室外側リップ部(54)及び室内側リップ部(55)と、を備えることを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、サッシ枠(10)内にスライドして開閉自在で引き違いに嵌合された少なくとも2枚の障子(21,22)と、前記サッシ枠(10)との隙間を塞ぐシール材(50)であって、
前記サッシ枠(10)の上枠(11)に沿って取付けられる取付基部(51)と、前記取付基部(51)から吊設され、前記2枚の障子(21,22)の上框(21B,22B)に形成された凹溝(21BM,22BM)に案内される室外側支柱部(53)及び室内側支柱部(52)と、
前記室外側支柱部(53)及び室内側支柱部(52)の下方から室外側及び室内側に延設され、前記凹溝(21BM,22BM)の室外側内壁(21BX,22BX)及び室内側内壁(21BY,22BY)に弾接する室外側リップ部(54)及び室内側リップ部(55)と、を備えることを特徴とする。
さらに、請求項3に記載の発明は、前記障子(21,22)の上面に弾接して下方に押圧する上側シール部(56,57)をさらに備えることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、前記障子(21,22)の上面に弾接して下方に押圧する上側シール部(60)をさらに備え、その上側シール部(60)を室外側支柱部(53)と前記室内側支柱部(52)間に架設し、前記取付基部(51)との間に中空部(61)を形成したことを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、前記上側シール部(60)は、上下に波打つ湾曲形状であり、下方に突出した部位(60a)が前記障子(21,22)の上面に弾接することを特徴とする。
なお、括弧内の記号は、図面および後述する発明を実施するための形態に記載された対応要素または対応事項を示す。
本発明の請求項1に係る発明によれば、シール材は、障子がスライドして開閉自在に嵌合されたサッシ枠の上枠に沿って取付けられる取付基部と、その取付基部から吊設され、障子の上框に形成された凹溝に案内される支柱部と、支柱部の下方から室外側及び室内側に延設され、凹溝の室外側内壁及び室内側内壁に弾接する室外側リップ部及び室内側リップ部とからなる一部品であるので、従来のものと比較して部品点数が抑えられる。
これにより、サッシ枠に対するシール材の組み付けが容易になるとともにコストの削減を図れる。
また、シール材は、支柱部の下方から室外側及び室内側に延設された室外側リップ部及び室内側リップ部を障子の上框に形成された凹溝の室外側内壁及び室内側内壁に弾接するものであるので、障子は安定化するとともに、面接触により十分な弾接量を確保できるので障子の形状バラツキや障子とシール材間の位置バラツキなどにも対応することができ、安定した遮音効果並びに断熱効果が得られる。
さらに、このシール材は、シール機能に加えて、障子をスライドして開閉自在に嵌合する枠材としての機能も有するので、サッシ枠の上枠からアルミニウムなど金属製のフランジを突設させないようにしたり、突設させてもシール材の支持用に設けるだけでよく最小の数にすることができるので部品点数はさらに削減し、組み付け工数の削減及びコストの削減となる。
また、請求項2に係る発明によれば、障子は少なくとも室外側と室内側に2枚以上あり、シール材は、室外側支柱部と室内側支柱部を備え、一方の室外側支柱部は室外側の障子の上框に形成された凹溝に案内され、他方の室内側支柱部は室内側の障子の上框に形成された凹溝に案内され、それぞれから延設された室外側リップ部及び室内側リップ部を障子の上框の凹溝に弾接させるので、シール材を障子の数に対応した数だけ設ける必要はなく一部品だけでよい。
これにより、さらに組み付け工数の削減とコストの削減が図れる。
また、隣接する障子間に渡ってシール材が設けられるので障子間から水が進入するおそれはなく、音の進入並びに熱の出入りも抑制される。
さらに、請求項3に係る発明によれば、障子の上面に弾接してその障子を下方に押圧する上側シール部をさらに設けたので、障子の上下方向の動きが規制され、障子が一層安定化するとともに遮音性も向上する。
また、請求項4に係る発明によれば、障子の上面に弾接してその障子を下方に押圧する上側シール部をさらに設けるとともに、その上側シール部を室外側支柱部と前記室内側支柱部間に架設し、取付基部との間に中空部を形成したので、請求項3に係る発明の作用効果に加えて、上側シール部が上下方向に大きく撓み易く、シール性が良く、障子の上下方向の振動やバラツキを大きく吸収することができる。
また、隣接する障子間の上部が上側シール部で完全に覆われるので、虫や埃が内部に入り難い。
このような作用効果は、例えば、請求項5に係る発明のように、上側シール部を、上下に波打つ湾曲形状として下方に突出した部位を障子の上面に弾接させるといった簡易な構造で得られ、外観上見栄えも良い。
本発明の実施形態に係る住宅用サッシのシール材を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る住宅用サッシのシール材を示す、図9のA−A線拡大断面図である。 本発明の実施形態に係る別の住宅用サッシのシール材を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る別の住宅用サッシのシール材を示す、図9のA−A線拡大断面図である。 本発明の実施形態に係る住宅用サッシのシール材が別の断面形状をした障子に取付けられた状態を示す、図9のA−A線拡大断面図である。 本発明の実施形態に係る住宅用サッシのシール材がさらに別の断面形状をした障子に取付けられた状態を示す、図9のA−A線拡大断面図である。 本発明の実施形態に係る住宅用サッシのシール材がさらに別の断面形状をした障子に取付けられた状態を示す、図9のA−A線拡大断面図である。 本発明の実施形態に係る住宅用サッシのシール材がさらに別の断面形状をした障子に取付けられた状態を示す、図9のA−A線拡大断面図である。 住宅用サッシの室内側から見た外観側面図である。 従来例に係る住宅用サッシのシール材を示す、図9のA−A線拡大断面図である。
図1,図2及び図9を参照して、本発明の実施形態に係る住宅用サッシのシール材について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る住宅用サッシのシール材50を示す斜視図であり、図2は、本発明の実施形態に係る住宅用サッシのシール材50を示す、図9のA−A線拡大断面を示している。従来例で示したものと同一部分には同一符号を付した。
本発明の実施形態に係る住宅用サッシのシール材50は、図9に示したものと同様のサッシ枠10とそれに嵌め込まれた障子21,22間に設けられたものであるが、図10で示した従来例のように障子21,22側に取付けられたものとは異なり、サッシ枠10側に取付けられたものである。
そして、サッシ枠10内にスライドして開閉自在で引き違いに嵌合された2枚の室内側障子21,室外側障子22と、サッシ枠10との隙間を塞ぐものであり、主に、取付基部51とその取付基部51に一体成形され取付基部51から吊設された室内側支柱部52及び室外側支柱部53と、室内側支柱部52及び室外側支柱部53から延設された室外側リップ部54及び室内側リップ部55を備えている。
シール材50の取付基部51は、サッシ枠10の上枠11の延びる左右方向(図9の左右方向)に沿って取付けられている。取付基部51は、板状でありその上面が、上枠11の下面に取付けられるとともに、取付基部51の室外側の端部は、上枠11から下方に延びるフランジF2の付け根部と上枠11とのコーナー部に突き当てられている。
また、シール材50の取付基部51から下方に延びる室内側支柱部52と室外側支柱部53は、取付基部51に対して略垂直に設けられた板状であり、室内外に所定間隔をおいて配置されている。
室外側支柱部53の付け根部は、取付基部51の室外側の端部から吊設され、室外側支柱部53の室外側はフランジF2の室内側の側面に固定されている。また室内側支柱部53の下方は、室内側の障子22の上框22Bに形成された断面略矩形状の凹溝22BMの略中央部に案内されている。なお、フランジF2は凹溝22BMの略中央部に案内される程度の長さを有していて片面で室外側支柱部53を支持しているが、凹溝22BM内に案内されないように短い長さであってもよく、室外側支柱部53が安定して取付基部51に固定されるものであれば省略することもできる。、
これに対して室内側支柱部52の下方は、フランジF2のような突出部材に特に支持されることなく、室内側の障子21の上框21Bに形成された断面略矩形状の凹溝21BMの略中央部に案内されている。
また、シール材50の室外側リップ部54は、室内側支柱部52及び室外側支柱部53の下端からそれぞれ室外側(図2の左側)に向けて延びる断面略舌状のシールリップである。室内側支柱部52から延設された室外側リップ部54は、先端部が上方に向って湾曲しその下面が、障子21の上框21Bに形成された断面略矩形状の凹溝21BMの室外側内壁21BXに弾接し、室外側支柱部53から延設された室外側リップ部54も同様に、先端部が上方に向って湾曲しその下面が、障子22の上框22Bに形成された断面略矩形状の凹溝22BMの室外側内壁22BXに弾接している。
一方、シール材50の室内側リップ部55は、室内側支柱部52及び室外側支柱部53の下端からそれぞれ室内側(図2の右側)に向けて延びる断面略舌状のシールリップである。室内側支柱部52から延設された室内側リップ部55は、先端部が上方に向って湾曲しその下面が、障子21の上框21Bに形成された断面略矩形状の凹溝21BMの室内側内壁21BYに弾接し、室外側支柱部53から延設された室内側リップ部55も同様に、先端部が上方に向って湾曲しその下面が、障子22の上框22Bに形成された断面略矩形状の凹溝22BMの室内側内壁22BYに弾接している。
また、シール材50の室内側支柱部52の上下方向の略中央部より取付基部51側寄りには、室外側に向けて上側シール部56が一体成形されている。この上側シール部56は、断面略舌状のシールリップであり、その下面が障子21の室外側上面に弾接し、障子21を下方に向けて押圧するように力を加えている。
一方、シール材50の室外側支柱部53の上下方向の略中央部より取付基部51側寄りには、室内側に向けて上側シール部57が一体成形されている。この上側シール部57は、断面略舌状のシールリップであり、その下面が障子22の室内側上面に弾接し、障子22を下方に向けて押圧するように力を加えている。
なお、ここでは、上側シール部56,57を室内側支柱部52,室外側支柱部53から延設したが、取付基部51から延設させることもできる。
なお、本実施形態では、取付基部51において、室内側支柱部52が吊設された取付基部51の位置よりも室内側にさらに第3支柱部58を吊設し、その第3支柱部58から室外側に向けて第3上側シール部59を一体成形している。この第3上側シール部59は、断面略舌状のシールリップであり、その下面が障子21の室内側上面に弾接し、障子21を下方に向けて押圧するように力を加えている。第3上側シール部59は、上側シール部56と同一形状であり、上側シール部57とは方向が室内外で逆になっている。
この第3上側シール部59にかえて、障子21の室内側上面に弾接する上側シール部を室内側支柱部52から、上側シール部56と対象的に設ける構成にすることもでき、また障子22の室外側上面に弾接する上側シール部を室内側支柱部53から、上側シール部57と対象的に設ける構成にすることもできる。
また、ここでは障子21,22の上框21B,22Bに形成された凹溝21BM,22BM内の構成は、従来例で示した図10と同様に、室外側上部に嵌合部21BK,22BKが設けられたものを使用したが、様々な構成のものに適用させることもできる。
例えば、図5に示すように、凹溝21BM,22BMに凹凸部を一切設けないようにして、下方に室外側リップ部54及び室内側リップ部55が設けられた室内側支柱部52と室外側支柱部53を挿入し易くすることができる。図2(図10)では、凹溝21BM,22BMの形成により障子21の室外側側壁及び障子22の室外側側壁と室内側側壁を同じ厚さ同じ形状にし障子21の室内側側壁の厚さをやや広くしたが、図5では、障子21の室外側側壁及び室内側側壁と、障子22の室外側側壁と室内側側壁を同じ厚さ同じ形状にしている。
また、図6に示すように、凹溝21BM,22BMの上部に内方に向かって、すなわち、障子21,22の室外側側壁から室内側に向かって、障子21,22の室内側側壁から室外側に向かってそれぞれ延びる突起21BT1,22BT1を設けて、上側シール部56,57や第3上側シール部59との接触面積を大きくするようにしてもよい。
また、図7に示すように、障子21,22の室内側側壁から室外側に向かってそれぞれ延びる突起21BT2,22BT2を、凹溝21BM,22BMの中に設けて、水の侵入を防止するようにしてもよい。
さらには、図8に示すように、図6で示した突起21BT1,22BT1と、図7で示した突起21BT2,22BT2を併用してもよい。なお、突起21BT1,22BT1及び突起21BT2,22BT2の厚みも様々のものとすることができる。
なお、シール材50の材質は、特に限定されるわけではないが、ゴム様弾性体であってEPDMゴムなどのソリッドゴム材や熱可塑性エラストマーのソリッド樹脂材からなり、障子21,22に嵌合したときの安定性を図るとともに、障子21,22の開閉性を良好なものにしている。
また、シール材50の軽量化のためにソリッド材ではなく、微発泡によるスポンジ材や発泡の気泡が明らかに見えるスポンジ材としたり、部分的にスポンジ材が構成してもよい。例えば、シール機能を果たす室外側リップ部54,室内側リップ部55,上側シール部56,57及び第3上側シール部59といった部位を軟質の、オレフィン系エラストマー(TPO),スチレン系エラストマー(TPS),塩ビ(PVC),EPDMスポンジ(比重0.4〜0.8)といった材料で形成し、その他の部位を、硬質の、ポリプロピレン(PP),オレフィン系エラストマー(TPO),スチレン系エラストマー(TPS),塩ビ(PVC),EPDMソリッド(比重0.8〜1.2)といった材料で形成することなどが考えられる。
さらに、室外側リップ部54及び室内側リップ部55の弾接部位や、上側シール部56,57及び第3上側シール部59の弾接部位に、水性シリコーンなどの摺動材を塗布したり、摺動材を貼着したり共押出しして障子21,22の開閉性をさらに良好にすることもできる。
以上のように構成された本実施形態に係る住宅用サッシのシール材50は、障子21,22がスライドして開閉自在に嵌合されたサッシ枠10の上枠11に沿って取付けられる取付基部51と、その取付基部51から吊設され、障子21,22の上框21B,22Bに形成された凹溝21BM,22BMに案内される室内側支柱部52及び室外側支柱部53と、両支柱部52,53の下方から室外側及び室内側に延設され、凹溝21BM,22BMの室外側内壁21BX,22BX及び室内側内壁21BY,22BYに弾接する室外側リップ部54及び室内側リップ部55とからなる一部品であるので、従来のものと比較して部品点数が抑えられる。
これにより、サッシ枠10の上枠11に対するシール材50の組み付けが容易になるとともにコストの削減を図れる。
また、シール材50は、両支柱部52,53の下方から室外側及び室内側に延設された室外側リップ部54及び室内側リップ部55を障子21,22の上框21B,22Bに形成された凹溝21BM,22BMの室外側内壁21BX,22BX及び室内側内壁21BY,22BYに弾接するものであるので、障子21,22は安定化するとともに、面接触により十分な弾接量を確保できるので障子21,22の形状バラツキや障子21,22とシール材50間の位置バラツキなどにも対応することができ、安定した遮音効果並びに断熱効果が得られる。
さらに、このシール材50は、シール機能に加えて、障子21,22をスライドして開閉自在に嵌合する枠材としての機能も有するので、サッシ枠10の上枠11からアルミニウムなど金属製のフランジを突設させないようにしたり、突設させてもシール材50の支持用に設けるだけでよく最小の数にすることができるので部品点数はさらに削減し、組み付け工数の削減及びコストの削減となる。
また、障子21,22の上面には、上側シール部56,57や第3上側シール部59が弾接して障子21,22を下方に押圧するので、障子21,22の上下方向の動きが規制され、障子21,22が一層安定化するとともに遮音性並びに断熱効果も向上する。
なお、本発明の実施形態では、上側シール部56,57を2つ設けてそれぞれの障子21,22の上面をシールするようにしたが、図3及び図4に示すように、上側シール部60を室内側支柱部52と室外側支柱部53間に架設し、取付基部51との間に中空部61が形成されるようにしてもよい。上側シール部60は、上下に波打つ湾曲形状であり、下方に突出した部位60aと上方に突出した部位60bがあり、下方に突出した2つの部位60aを障子21の室外側上面と障子22の室内側上面に弾接させている。また、同様に第3上側シール部62を室内側支柱部52と第3支柱部58間に架設し、取付基部51との間に中空部63が形成されるようにしてもよい。第3上側シール部62も、上下に波打つ湾曲形状であり、下方に突出した部位62aと上方に突出した部位62bがあり、下方に突出した部位62aを障子21の室内側上面に弾接させている。
これによれば、取付基部51との間に中空部61,中空部62が形成されるので上側シール部60及び第3上側シール部62は上下方向に大きく撓み易く、シール性が良い。そして、障子21,22の上下方向の振動やバラツキを大きく吸収することができる。
また、隣接する障子21,22間の上部は上側シール部60で完全に覆われるので、虫や埃が内部に入り難く、外観上見栄えも良い。また、上側シール部60及び第3上側シール部62の形状は波形状であるので構造が簡単で製造も容易である。
また、本発明の実施形態では、シール材50をサッシ枠10の上枠11の左端から右端まで連続的に延びるように設けたが、障子21,22の閉め切り状態、つまり、ロック部材100にて施錠される状態にて、障子21,22の各々のサッシ枠10における配置位置に対応する箇所のみに設けてもよい。また、障子21,22の上下動を抑制する上側シール部56,57及び第3上側シール部59や、上側シール部60及び第3上側シール部62については、断続的に設けたり、例えば、召合せ框21A,22Aの上面だけに設けるようにしても効果はある。
また、シール材50は、一つの取付基部51に対して、障子21の上框21Bに形成された凹溝21BMに案内される室内側支柱部52と、障子22の上框22Bに形成された凹溝22BMに案内される室外側支柱部53とを一体成形して全体として一部品にしたが、障子21側の室内側支柱部52と、障子22側の室外側支柱部53とを別体にしてそれぞれ取付基部を介してサッシ枠10の上枠11に取付けるようにしてもよい。
10 サッシ枠
11 上枠
12 下枠
13,14 縦枠
21,22 障子
21A,22A 召合せ框
21B,22B 上框
21BK,22BK 嵌合部
21BM,22BM 凹溝
21BT1,22BT1 突起
21BT2,22BT2 突起
21BX,22BX 室外側内壁
21BY,22BY 室内側内壁
21C,22C 戸先框
21D,22D 下框
31 シール材
31a 取付部
31b シール部
32 シール材
50 シール材
51 取付基部
52 室内側支柱部
53 室外側支柱部
54 室外側リップ部
55 室内側リップ部
56,57 上側シール部
58 第3支柱部
59 第3上側シール部
60 上側シール部
60a 下方に突出した部位
60b 上方に突出した部位
61 中空部
62 第3上側シール部
62a 下方に突出した部位
62b 上方に突出した部位
63 中空部
100 ロック部材
F1,F2 フランジ

Claims (5)

  1. サッシ枠内にスライドして開閉自在に嵌合された障子と、前記サッシ枠との隙間を塞ぐシール材であって、
    前記サッシ枠の上枠に沿って取付けられる取付基部と、
    前記取付基部から吊設され、前記障子の上框に形成された凹溝に案内される支柱部と、
    前記支柱部の下方から室外側及び室内側に延設され、前記凹溝の室外側内壁及び室内側内壁に弾接する室外側リップ部及び室内側リップ部と、を備えることを特徴とする住宅用サッシのシール材。
  2. サッシ枠内にスライドして開閉自在で引き違いに嵌合された少なくとも2枚の障子と、前記サッシ枠との隙間を塞ぐシール材であって、
    前記サッシ枠の上枠に沿って取付けられる取付基部と、
    前記取付基部から吊設され、前記2枚の障子の上框に形成された凹溝に案内される室外側支柱部及び室内側支柱部と、
    前記室外側支柱部及び室内側支柱部の下方から室外側及び室内側に延設され、前記凹溝の室外側内壁及び室内側内壁に弾接する室外側リップ部及び室内側リップ部と、を備えることを特徴とする住宅用サッシのシール材。
  3. 前記障子の上面に弾接して下方に押圧する上側シール部をさらに備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の住宅用サッシのシール材。
  4. 前記障子の上面に弾接して下方に押圧する上側シール部をさらに備え、その上側シール部を室外側支柱部と前記室内側支柱部間に架設し、前記取付基部との間に中空部を形成したことを特徴とする請求項2に記載の住宅用サッシのシール材。
  5. 前記上側シール部は、上下に波打つ湾曲形状であり、下方に突出した部位が前記障子の上面に弾接することを特徴とする請求項4に記載の住宅用サッシのシール材。
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