JP2012051144A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2012051144A
JP2012051144A JP2010193584A JP2010193584A JP2012051144A JP 2012051144 A JP2012051144 A JP 2012051144A JP 2010193584 A JP2010193584 A JP 2010193584A JP 2010193584 A JP2010193584 A JP 2010193584A JP 2012051144 A JP2012051144 A JP 2012051144A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
ink
recording head
head
heads
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010193584A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5675221B2 (ja
Inventor
Takeaki Shima
丈明 島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2010193584A priority Critical patent/JP5675221B2/ja
Priority to US13/220,262 priority patent/US9022523B2/en
Publication of JP2012051144A publication Critical patent/JP2012051144A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5675221B2 publication Critical patent/JP5675221B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/165Prevention or detection of nozzle clogging, e.g. cleaning, capping or moistening for nozzles
    • B41J2/16517Cleaning of print head nozzles
    • B41J2/16535Cleaning of print head nozzles using wiping constructions
    • B41J2/16538Cleaning of print head nozzles using wiping constructions with brushes or wiper blades perpendicular to the nozzle plate

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Abstract

【課題】複数の記録ヘッドを備えたシリアルタイプのインクジェット記録装置において、記録ヘッドに付着したインクを払拭するときに記録媒体が汚れにくくなる手段を提供する。
【解決手段】キャリッジ3と、複数の記録ヘッド2a、2bと、非記録領域を記録媒体の搬送方向に移動しながら複数の記録ヘッド2a、2bの各々に当接して変形することによって、インクを払拭し、当接した記録ヘッドから離れる際に変形前の形状に戻る複数のクリーニング部91a、91bと、非記録領域に設けられているカバー94bと、を有し、複数の記録ヘッド2a、2bは、非記録領域において記録領域に近い記録ヘッドほど先端部が搬送方向における前方に位置し、カバー94bは、非記録領域において記録領域に最も近い先頭記録ヘッド2bの先端部に近接する位置に設けられ、先頭記録ヘッド2bに当接したクリーニング部91bを収容する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、記録ヘッドをクリーニングするメンテナンス機構を備えたインクジェット記録装置に関する。
記録媒体を搬送しながら記録ヘッドからインクを吐出するインクジェット記録装置には、シリアルタイプとラインタイプとがある。シリアルタイプのインクジェット記録装置では、記録ヘッドを搭載したキャリッジが記録媒体の搬送方向に直交する主走査方向に往復移動することによって1行分の記録が行われる。一方、ラインタイプのインクジェット記録装置では、印刷幅の長い記録ヘッドが1行分の記録を一括して行う。これらのインクジェット記録装置では、記録ヘッドのノズル付近に付着したインクや粉塵を清掃するメンテナンス機構が不可欠になっている。
上述したメンテナンス機構には、一般的に、ゴム等から成るシート状のワイパーブレードが設けられている。このワイパーブレードがノズルに当接して移動することによりインクや粉塵が掻き取られる。ワイパーブレードがノズルに当接して移動している間、ワイパーブレードは一旦撓み、その後、ノズルを通過すると撓みは一気に復元する。このとき、ワイパーブレードに付着しているインクが記録媒体の方へ飛散して記録媒体を汚すおそれがある。そこで、記録ヘッドに付着したインクを払拭する際に生じるインクの飛散を抑えたインクジェット記録装置が提案され、特許文献1に開示されている。
特許文献1に記載のインクジェット記録装置は、ラインタイプであり、記録ヘッドと記録媒体との間にメンテナンス機構が設けられている。このメンテナンス機構には、記録媒体の幅方向に配列された複数の記録ヘッドの各々に近傍する複数の飛散防御壁が設けられている。各飛散防御壁で各ワイパーブレード(弾性ブレード)のワイピング動作で飛散したインクを吸収することによって、インクの飛散を最小限に抑えている。
特開2001−030508号公報
シリアルタイプのインクジェット記録装置については、近年、一回当たりの印刷幅を広げて高速記録を実現するために、複数の記録ヘッドを記録媒体の搬送方向(副走査方向)に互いにずらして配置する構成が提案されている。このような構成を有するインクジェット記録装置に特許文献1に記載の飛散防御壁が取り付けられると、各記録ヘッド(キャリッジ)が主走査方向に往復移動中に飛散防御壁に接触して記録動作が阻害されてしまう。これは、各飛散防御壁が、各記録ヘッドのノズル面(底面)よりも高い位置まで延びた形状であり、かつ主走査方向側で各記録ヘッドに近接しているからである。したがって、複数の記録ヘッドを備えたシリアルタイプのインクジェット記録装置には、特許文献1に記載のメンテナンス機構を適用できない。このため、各記録ヘッドに付着したインクを払拭するときに記録媒体がインクの飛散により汚れることが懸念される。
そこで、本発明は、複数の記録ヘッドを備えたシリアルタイプのインクジェット記録装置において、記録ヘッドに付着したインクを払拭するときに記録媒体が汚れにくくなる手段を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明のインクジェット記録装置は、記録媒体が搬送方向に搬送される記録領域の上方で前記搬送方向と交差する主走査方向に往復移動し、前記往復移動の後に、前記記録領域の前記主走査方向における両端のいずれか一方に隣接する非記録領域の上方に移動するキャリッジと、前記キャリッジの底面に、前記搬送方向における先端部を前記搬送方向および前記主走査方向に互いにずらして配置され、前記往復移動中にインクを前記記録媒体に吐出する複数の記録ヘッドと、前記非記録領域を前記搬送方向に移動しながら前記複数の記録ヘッドの各々に当接して変形することによって、各記録ヘッドに付着したインクを払拭し、当接した記録ヘッドから離れる際に変形前の形状に戻る複数のクリーニング部と、前記非記録領域に設けられているカバーと、を有し、前記複数の記録ヘッドは、前記非記録領域において前記記録領域に近い記録ヘッドほど前記先端部が前記搬送方向における前方に位置し、前記カバーは、前記非記録領域において前記記録領域に最も近い先頭記録ヘッドの前記先端部に近接する位置に設けられ、前記先頭記録ヘッドに当接したクリーニング部を収容する、インクジェット記録装置。
本発明によれば、クリーニング部が変形前の形状に戻るときにインクが記録媒体の方へ飛散しても、記録媒体1の近くに位置する他の記録ヘッドによって記録媒体へのインクの付着が阻止される。また、先頭記録ヘッドに当接したクリーニング部が変形前の形状に戻るときにインクが記録媒体の方へ飛散しても、カバーによって記録媒体へのインクの付着が阻止される。したがって、複数の記録ヘッドに付着したインクを払拭するときに記録媒体が汚れにくくなる。
実施形態1のインクジェット記録装置の要部の構成を示す外観斜視図である。 図1に記載のインクジェット記録装置に設けられた記録ヘッドの要部構成を示す図である。 図1に記載のインクジェット記録装置の制御構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態1におけるメンテナンス機構の構成を示す図である。 本発明の実施形態1におけるワイピン動作を説明するための断面図である。 本発明の実施形態2におけるメンテナンス機構の構成を示す図である。 本発明の実施形態2におけるワイピング動作を説明するための断面図である。
(実施形態1)
以下、実施形態1のインクジェット記録装置について詳細に説明する。図1は、実施形態1のインクジェット記録装置の要部の構成を示す外観斜視図である。
図1に示すインクジェット記録装置では、複数の記録ヘッド2がキャリッジ3の底面に搭載されている。本実施形態では、複数の記録ヘッド2は、2つの記録ヘッド2a、2bで構成されている。キャリッジ3は、ガイド軸4で回動および摺動自在に支持されている。キャリッジ3の移動範囲の一端には、プーリ付きのキャリッジモータ5が配置されている。キャリッジ3の移動範囲の他端には、アイドルプーリ6が配置されている。キャリッジモータ5およびアイドルプーリ6にはタイミングベルト7が掛けられ、タイミングベルト7はキャリッジ3に連結する。また、ガイド軸4を中心としてキャリッジ3が回転するのを防ぐために、ガイド軸4と平行に延びるサポート部材8が設置されている。キャリッジ3は、サポート部材8でも摺動自在に支持されている。
上述した構成により、キャリッジ3は、記録媒体1が搬送方向(矢印B参照)に搬送される記録領域(印刷領域)の上方で、搬送方向と交差する主走査方向(矢印A参照)に往復移動する。記録領域の主走査方向における両端のいずれか一方に隣接する非記録領域(非印刷領域)には、記録ヘッド2のメンテナンスを行うメンテナンス機構9が設けられている。キャリッジ3は、記録領域の上方を往復移動した後、非記録領域の上方に移動する。
図2は、図1に記載のインクジェット記録装置に設けられた記録ヘッドの要部構成を示す図である。図2(a)は、外観斜視図であり、図2(b)は、記録ヘッドをノズル面側(底面側)から見た平面図である。
記録ヘッド2a、2bの各々は、キャリッジ3の底面に、搬送方向(矢印B参照)における先端部を搬送方向および主走査方向(矢印A参照)に互いにずらして配置されている。本実施形態では、記録ヘッド2a、2bをクリーニングする際、後述するメンテナンス機構9のクリーニング部91a、91bがキャリッジ3と接触しないようキャリッジ3の底面は、記録ヘッド2a、2bのノズル面より高くなっている(図2(a)参照)。
記録ヘッド2a、2bの各々には、CMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、黒)の各色に対応した4つのノズルブロック10が形成されている。ノズルブロック10の各々は、複数のノズル11で構成されている。なお、本実施形態では、搬送方向における記録ヘッド2a、2bの間隔が広くなることを防ぐため、記録ヘッド2a、2bは、図2(b)に示すように互い違いに配置されている。本実施形態では、非記録領域において記録領域に最も近い記録ヘッド2b(先頭記録ヘッド)は、記録ヘッド2a(他の記録ヘッド)に比べ、搬送方向の前方に位置する。
図3は、図1に示すインクジェット記録装置の制御構成を示すブロック図である。図3(a)に示すように、図1に示すインクジェット記録装置には、装置全体を制御する制御部12が備えられている。制御部12は、ホストコンピュータ13とケーブル14を介して接続されている。制御部12が記録ヘッド2やキャリッジモータ5の動作を制御する。なお、ケーブル14の代わりに赤外線や無線電波をインタフェース(例えば、IrDA(Infrared Data Association)やBluetooth(登録商標))とする構成でもよい。ホストコンピュータ13からはケーブル14を介して記録データや記録にかかわるモードの種類、各種コマンド等が制御部12に対して送信される。制御部12には、画像処理部15が設けられている。図3(b)は、画像処理部15の構成を示すブロック図である。画像処理部15は、装置全体を制御するための各種処理を実行するCPU(Central Processing Unit)15aを備える。また、画像処理部15は、CPU15aが実行する各種処理に対応した制御プログラムを格納するROM(Read Only Memory)15bを備える。また、画像処理部15は、プリントバッファや制御プログラム実行のための作業領域として用いられるRAM(Random Access Memory)15cを備える。また、画像処理部15は、ラスタカラム変換を含む各種画像処理を実行するASIC(Application Specific Integrated Circuit)15dを備えている。さらに画像処理部15は、ホストコンピュータ13との間でデータを送受信するためのインタフェース(I/F)15eを備えている。
制御部12は、画像処理部15に加え、キャリッジモータ5および搬送モータ16を制御するモータドライバ17と、記録ヘッド2を駆動制御するヘッドドライバ18とを有する。キャリッジモータ5は、キャリッジ3を主走査方向に往復移動させるための駆動力を発生するモータである。搬送モータ16は、フィードローラ(不図示)及び排紙ローラ(不図示)を駆動して記録媒体1を搬送させるための駆動力を発生するモータである。キャリッジ3の主走査方向の位置はエンコーダ19で検出され、エンコーダ19の出力信号はエンコーダコントローラ20を通じて画像処理部15のCPU15aにフィードバックされる。エンコーダコントローラ20では、エンコーダ19からの出力信号を処理して、キャリッジ3の位置を示す位置信号と、キャリッジ3の速度を示す速度信号とが生成される。したがって、CPU15aにはキャリッジ位置信号やキャリッジ速度信号が転送される。
次に、メンテナンス機構9の構成について説明する。
図4は、図1に示すインクジェット記録装置に設けられているメンテナンス機構9の構成を示す図である。図4(a)は、上面図である。図4(b)は図4(a)に記載の切断線C−Cに沿った断面図である。図4(c)は、図4(a)に記載の切断線D−Dに沿った断面図である。図4(a)〜(c)では、2点鎖線で表示された記録ヘッド2a、2bが非記録領域の上方に移動した状態を示す。
図4に示すメンテナンス機構9には、記録ヘッド2a、2bのノズル11内に付着したインクを個別に払拭するクリーニング部91a、91bが設けられている。本実施形態では、クリーニング部91a、91bは、ゴムやエラストマ等の弾性部材で構成されたワイパーブレードである。クリーニング部91a、91bは、ホルダ90に取り付けられている。ホルダ90は、記録媒体1の搬送方向(矢印B参照)に移動する。また、メンテナンス機構9には、クリーニング部91a、91bに付着したインクを個別に除去するブレードクリーナ92a、92bが設けられている。ブレードクリーナ92a、92bは、軸93a、93bによりそれぞれ回動可能に保持され、ワイピング時は回転を止めクリーニング部91に付着したインクを除去し、ワイパー戻り時には回転可能でインクの飛散を防ぐよう構成されている。ブレードクリーナ92a、92bは、ワイピング後のインクの飛散を防止するカバー94a、94bにそれぞれ収容されている。カバー94a、94bに隣接する位置には、増粘したインクを拭取り易くするためクリーニング部91a、91bにクリーニング補助液(以下ウェット液と呼ぶ。)を付着させるウェット液供給装置95a、95bがそれぞれ設けられている。なお、メンテナンス機構9の駆動伝達装置や非印刷時に記録ヘッド2a、2bのノズル面を保護するキャップ機構は不図示である。
次に、メンテナンス機構9によるワイピング動作について図5を参照しながら説明する。図5は、本実施形態におけるワイピング動作を説明するための断面図である。図5(a)〜図5(d)は、図4(a)に記載の切断線C−Cに沿った断面図である。図5(e)〜図5(h)は、図4(a)に記載の切断線D−Dに沿った断面図である。
記録ヘッド2a、2bがキャリッジ3の往復移動中にインクをノズル11から記録媒体1に吐出した後、記録ヘッド2a、2bのノズル11内に付着したインクを払拭するためキャリッジ3は非記録領域(メンテナンス機構9)の上方に移動する。キャリッジ3の移動後、ホルダ90が搬送方向に移動する。ホルダ90の移動に伴って、まず、クリーニング部91aが、図5(e)に示すように、記録ヘッド2aに当接して変形することによって、記録ヘッド2aのノズル11に付着したインクを払拭していく。このとき、クリーニング部91bは、図5(a)に示すように、記録ヘッド2bに当接していない。
ホルダ90がさらに移動すると、クリーニング部91bは、図5(b)に示すように、記録ヘッド2bに当接して変形することによって、記録ヘッド2bのノズル11に付着したインクを払拭する。このとき、クリーニング部91aは、図5(f)に示すように、記録ヘッド2aから離れて変形前の形状に一気に戻る。このとき、クリーニング部91aの反動で、払拭されたインクの一部が記録媒体1の方へ飛散し、記録媒体1が汚れることが懸念される。しかし、本実施形態では、記録ヘッド2aの斜め前に記録ヘッド2bが配置されている(図5(f)参照)。そのため、記録ヘッド2bによって、記録媒体1へのインクの飛散が阻止される。
ホルダ90がさらに移動すると、クリーニング部91bは、図5(c)に示すように、記録ヘッド2bから離れて変形前の状態に一気に戻る。このとき、クリーニング部91bの反動で、払拭したインクの一部が記録媒体1の方へ飛散し、記録媒体1が汚れることが懸念される。しかし、本実施形態では、記録ヘッド2bの近傍にブレードクリーナ92bが設けられているためクリーニング部91bはブレードクリーナ92bに突き当たり運動を止められるためインクの飛散が抑制される。さらに、ブレードクリーナ92bの周囲にはカバー94bが設けられているため、カバー94bによって記録媒体1へのインクの飛散が阻止される。このとき、クリーニング部91aは、図5(g)に示すように、カバー94aに収容される。本実施形態では、ブレードクリーナ92a、92bは、変形前の形状に戻ったクリーニング部91a、91bの先端を受けとめてインクの飛散を防止するため記録ヘッド2a、2bのノズル面より高い位置に配置されている。また、カバー94a、94bも、ブレードクリーナ92a、92bをカバーするため、記録ヘッド2a、2bのノズル面より高い構成となる。ブレードクリーナ92bおよびカバー94bは、記録ヘッド2bの主走査方向の移動を阻害することなく記録媒体1へのインクの飛散を阻止するために、記録ヘッド2bの先端部に近接して設けるとよい。
カバー94a、94bにおいて、クリーニング部91a、91bはブレードクリーナ92a、92bを変形しながら通り越す。このとき、クリーニング部91a、91bに付着したインクが除去され、きれいな状態に戻る。最後に、クリーニング部91aは、図5(h)に示すように、ウェット液供給装置95aのウェット液供給部96aと接触する。同時にクリーニング部91bは、図5(d)に示すように、ウェット液供給装置95bのウェット液供給部96bと接触する。ウェット液供給装置95a、95bに接触することによって、ウェット液がクリーニング部91aの先端およびクリーニング部91bの先端に付着する。これにより、ワイピング動作が終了する。ワイピング動作の終了後、キャリッジ3はメンテナンス機構9の上方から退避する。その後、クリーニング部91a、91bはホルダ90の移動に伴って図4(a)に示す初期位置まで戻る。
本実施形態によれば、記録ヘッド2a、2bに付着したインクは、非記録領域で記録領域から離れた記録ヘッド2aから先にクリーニング部91aで払拭される。その後、クリーニング部91aが変形前の形状に戻るときにインクが記録媒体1側へ飛散しても、記録ヘッド2aの斜め前に位置する記録ヘッド2bによって記録媒体1へのインクの付着が阻止される。また、記録ヘッド2bに付着したインクを払拭したクリーニング部91bが変形前の形状に戻るときにインクが記録媒体1側へ飛散しても、カバー94bによって記録媒体1へのインクの付着が阻止される。したがって、記録ヘッド2a、2bに付着したインクを払拭するときに記録媒体1が汚れにくくなる。その結果、画像品位の劣化を防止することが可能となる。
(実施形態2)
以下、実施形態2のインクジェット記録装置について説明する。なお、本実施形態のインクジェット記録装置は、メンテナンス機構9の構成が異なる点を除いて実施形態1のインクジェット記録装置と同様である。図6は、本実施形態のインクジェット記録装置に設けられているメンテナンス機構9の構成を示す図である。図6(a)は、上面図である。図6(b)は図6(a)に記載の切断線C−Cに沿った断面図である。図6(c)は、図6(a)に記載の切断線D−Dに沿った断面図である。図6(a)〜(c)では、2点鎖線で表示された記録ヘッド2a、2bがキャリッジ3の移動に伴って非記録領域の上方に移動した状態を示す。なお、実施形態1で説明した構成要素と同様の構成要素については同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
図6(a)に示すように、本実施形態においてもメンテナンス機構9は、ホルダ90と、クリーニング部91a、91bと、ブレードクリーナ92a、92bと、カバー94a、94bと、を有する。ただし、本実施形態では、カバー94aは、記録ヘッド2aの先端部に近接して設けられている。この場合、図6(c)に示すように、キャリッジ3が非記録領域(メンテナンス機構9)の上方に移動してきたとき記録ヘッド2bがカバー94aに接触することが懸念される。しかし、図6(a)に示すようにキャリッジ3は、記録ヘッド2bがカバー94aに接触しない位置で停止する。そのため、記録ヘッド2bがブレードクリーナ92a、カバー94aは接触しない。
次に、本実施形態におけるメンテナンス機構9のワイピング動作について図7を参照しながら説明する。図7は、本実施形態におけるワイピング動作を説明するための断面図である。図7(a)〜図7(d)は、図6(a)に記載の切断線C−Cに沿った断面図である。図7(e)〜図7(h)は、図6(a)に記載の切断線D−Dに沿った断面図である。
本実施形態においても、実施形態1と同様に、キャリッジ3が非記録領域(メンテナンス機構9)の上方に移動した後、ホルダ90が記録媒体1の搬送方向(矢印B参照)に移動する。ホルダ90の移動に伴って、まず、クリーニング部91aが、図7(e)に示すように、記録ヘッド2aに当接して変形することによって、記録ヘッド2aのノズル11に付着したインクを払拭していく。このとき、クリーニング部91bは、図7(a)に示すように記録ヘッド2bに当接していない。
ホルダ90がさらに移動すると、クリーニング部91bは、図7(b)に示すように、記録ヘッド2bに当接して変形することによって、記録ヘッド2bのノズル11に付着したインクを払拭する。このとき、クリーニング部91aは、図7(f)に示すように、記録ヘッド2aから離れて変形前の形状に一気に戻る。このとき、実施形態1と同様に、クリーニング部91aの反動でインクが飛散し、記録媒体1が汚れることが懸念される。しかし、本実施形態では、カバー94aが記録ヘッド2aの近傍に設けられているため、カバー94aによって、記録媒体1へのインクの付着が阻止される。
ホルダ90がさらに移動すると、クリーニング部91bは、図7(c)に示すように、記録ヘッド2bから離れて変形前の形状に一気に戻る。このとき、記録ヘッド2bの近傍にはブレードクリーナ92bが設けられているためクリーニング部91bはブレードクリーナ92bに突き当たり運動を止められるためインクの飛散が抑制される。さらに、ブレードクリーナ92bの周囲にはカバー94bが設けられているため、カバー94bによって記録媒体1へのインクの付着が阻止される。
カバー94a、94bにおいて、クリーニング部91a、91bはブレードクリーナ92a、92bを変形しながら通り越す。このとき、クリーニング部91a、91bに付着したインクは除去され、きれいな状態に戻る。最後に、クリーニング部91aは、図7(h)に示すように、ウェット液供給装置95aのウェット液供給部96aと接触する。同時クリーニング部91bは、図7(d)に示すように、ウェット液供給装置95bのウェット液供給部96bと接触する。ウェット液供給装置95a、95bに接触することによって、ウェット液がクリーニング部91aの先端およびクリーニング部91bの先端に付着する。これにより、ワイピング動作が終了する。ワイピング動作の終了後、キャリッジ3はメンテナンス機構9の上方から退避する。その後、クリーニング部91a、91bはホルダ90の移動に伴って図6(a)に示す初期位置まで戻る。
本実施形態によれば、記録ヘッド2a、2bに付着したインクは、実施形態1と同様に非記録領域で記録領域から離れた記録ヘッド2aから先にクリーニング部91aで払拭される。その後、クリーニング部91aが変形前の状態に戻るときにインクが記録媒体1の方へ飛散しても、カバー94aによって記録媒体1へのインクの付着が阻止される。また、記録ヘッド2bに当接したクリーニング部91bが変形前の状態に戻るときにインクが記録媒体1の方へ飛散しても、実施形態1と同様にカバー94bによって記録媒体1へのインクの付着が阻止される。したがって、記録ヘッド2a、2bに付着したインクを払拭するときに記録媒体1が汚れにくくなる。さらに、本実施形態では、クリーニング部91aから飛散したインクで記録ヘッド2bが汚れるのを阻止することが可能となる。そのため、記録ヘッド2a、2bのクリーニング時に装置内が汚れにくくなる。
2a、2b 記録ヘッド
3 キャリッジ
91a、91b クリーニング部
94b カバー

Claims (4)

  1. 記録媒体が搬送方向に搬送される記録領域の上方で前記搬送方向と交差する主走査方向に往復移動し、前記往復移動の後に、前記記録領域の前記主走査方向における両端のいずれか一方に隣接する非記録領域の上方に移動するキャリッジと、前記キャリッジの底面に、前記搬送方向における先端部を前記搬送方向および前記主走査方向に互いにずらして配置され、前記往復移動中にインクを前記記録媒体に吐出する複数の記録ヘッドと、前記非記録領域を前記搬送方向に移動しながら前記複数の記録ヘッドの各々に当接して変形することによって、各記録ヘッドに付着したインクを払拭し、当接した記録ヘッドから離れる際に変形前の形状に戻る複数のクリーニング部と、前記非記録領域に設けられているカバーと、を有し、
    前記複数の記録ヘッドは、前記非記録領域において前記記録領域に近い記録ヘッドほど前記先端部が前記搬送方向における前方に位置し、
    前記カバーは、前記非記録領域において前記記録領域に最も近い先頭記録ヘッドの前記先端部に近接する位置に設けられ、前記先頭記録ヘッドに当接したクリーニング部を収容する、インクジェット記録装置。
  2. 前記非記録領域において、前記複数の記録ヘッドのうち前記先頭記録ヘッドを除く他の記録ヘッドの前記先端部に近接する位置に設けられ、前記他の記録ヘッドに当接したクリーニング部を収容する他のカバーをさらに有する、請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記複数のクリーニング部の各々に付着したインクを個別に除去する複数のブレードクリーナをさらに有する、請求項1または2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記複数のクリーニング部の各々は、ワイパーブレードである、請求項1から3のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
JP2010193584A 2010-08-31 2010-08-31 インクジェット記録装置 Active JP5675221B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010193584A JP5675221B2 (ja) 2010-08-31 2010-08-31 インクジェット記録装置
US13/220,262 US9022523B2 (en) 2010-08-31 2011-08-29 Inkjet recording apparatus having a first and second cover

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010193584A JP5675221B2 (ja) 2010-08-31 2010-08-31 インクジェット記録装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2012051144A true JP2012051144A (ja) 2012-03-15
JP5675221B2 JP5675221B2 (ja) 2015-02-25

Family

ID=45696637

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010193584A Active JP5675221B2 (ja) 2010-08-31 2010-08-31 インクジェット記録装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9022523B2 (ja)
JP (1) JP5675221B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019093671A (ja) * 2017-11-27 2019-06-20 Kit−Cc株式会社 クリーニング装置およびインクジェット記録装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102017110574B4 (de) * 2017-05-16 2019-04-25 Océ Holding B.V. Verfahren und Reinigungseinheit zum Reinigen einer Druckeinheit eines Drucksystems und ein entsprechendes Drucksystem

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000000980A (ja) * 1998-06-17 2000-01-07 Canon Inc インクジェット記録装置
JP2000203044A (ja) * 1999-01-08 2000-07-25 Hewlett Packard Co <Hp> 印刷装置
JP2000343715A (ja) * 1999-03-31 2000-12-12 Seiko Epson Corp インクジェット式記録装置及びワイピング能力回復装置
JP2000343717A (ja) * 1999-03-31 2000-12-12 Seiko Epson Corp インクジェット式記録装置
US6189999B1 (en) * 1999-04-30 2001-02-20 Hewlett-Packard Company Multi-faceted wiper scraper system for inkjet printheads
JP2005238643A (ja) * 2004-02-26 2005-09-08 Fuji Xerox Co Ltd インクジェット記録装置
JP2007296709A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 Canon Inc インクジェット記録ヘッド
JP2009056707A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Kyocera Mita Corp インクジェット記録装置

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6135585A (en) * 1999-01-08 2000-10-24 Hewlett-Packard Company Replaceable capping system for inkjet printheads
JP4451513B2 (ja) 1999-07-23 2010-04-14 キヤノンファインテック株式会社 インクジェット記録装置
JP4124954B2 (ja) * 2000-11-30 2008-07-23 キヤノン株式会社 インクジェット記録装置
AU2002306803A1 (en) * 2001-03-21 2002-10-08 Macdermid Colorspan, Inc. Co-operating mechanical subassemblies for a scanning carriage, digital wide-format color inkjet print engine
JP4075376B2 (ja) 2001-12-27 2008-04-16 セイコーエプソン株式会社 メンテナンス装置の位置決め方法
JP4661394B2 (ja) 2004-07-14 2011-03-30 セイコーエプソン株式会社 液体噴射装置
JP4529813B2 (ja) * 2005-06-23 2010-08-25 セイコーエプソン株式会社 液体噴射装置
JP2009045802A (ja) * 2007-08-17 2009-03-05 Canon Inc インクジェット記録装置および該装置の制御方法
JP2009137156A (ja) * 2007-12-06 2009-06-25 Canon Inc インクジェット記録装置
JP4998243B2 (ja) * 2007-12-13 2012-08-15 ブラザー工業株式会社 液体吐出装置

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000000980A (ja) * 1998-06-17 2000-01-07 Canon Inc インクジェット記録装置
JP2000203044A (ja) * 1999-01-08 2000-07-25 Hewlett Packard Co <Hp> 印刷装置
JP2000343715A (ja) * 1999-03-31 2000-12-12 Seiko Epson Corp インクジェット式記録装置及びワイピング能力回復装置
JP2000343717A (ja) * 1999-03-31 2000-12-12 Seiko Epson Corp インクジェット式記録装置
US6189999B1 (en) * 1999-04-30 2001-02-20 Hewlett-Packard Company Multi-faceted wiper scraper system for inkjet printheads
JP2005238643A (ja) * 2004-02-26 2005-09-08 Fuji Xerox Co Ltd インクジェット記録装置
JP2007296709A (ja) * 2006-04-28 2007-11-15 Canon Inc インクジェット記録ヘッド
JP2009056707A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Kyocera Mita Corp インクジェット記録装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019093671A (ja) * 2017-11-27 2019-06-20 Kit−Cc株式会社 クリーニング装置およびインクジェット記録装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5675221B2 (ja) 2015-02-25
US20120050397A1 (en) 2012-03-01
US9022523B2 (en) 2015-05-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20050264601A1 (en) Inkjet printer
JP4752533B2 (ja) 液体噴射装置及び液体噴射ヘッドのメンテナンス方法
JP5899968B2 (ja) 画像形成装置
US20060114286A1 (en) Inkjet printer
JP5038110B2 (ja) インクジェット記録ヘッドおよびインクジェット記録装置
KR100788668B1 (ko) 잉크젯 화상형성장치
JP5927989B2 (ja) 画像形成装置
JP5675221B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2001030507A (ja) カラーインクジェットプリンタ
KR100449085B1 (ko) 잉크젯 프린터의 센서클리닝장치
JP2002283581A (ja) インクジェットプリンタのヘッドワイピング装置
JP6178079B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2014043026A (ja) 記録装置
JP6150537B2 (ja) インクジェット記録装置および、記録ヘッドの払拭方法
JP2012139984A (ja) インクジェット記録装置
JP4968173B2 (ja) 液滴吐出装置
JP2017149159A (ja) インクジェット記録装置
JP6007624B2 (ja) 画像形成装置
JP2001071515A (ja) 印刷装置
JP2007216496A (ja) インクジェット方式画像形成装置
JP6602020B2 (ja) 液体吐出装置
JP5748431B2 (ja) インクジェット記録装置
JP6949519B2 (ja) インクジェットプリンタ、及び、インクジェットヘッドのクリーニング方法
JP7023774B2 (ja) インクジェットプリンター
JP2001301182A (ja) インクジェットプリンタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130822

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140210

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20140320

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140411

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20140430

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20141125

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20141224

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5675221

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151