JP2012049281A - 半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 チップ面積を大きくすることなく、表面電極に作用する応力に起因する半導体装置の表面電極とゲート配線との短絡を抑制する。
【解決手段】半導体装置は、素子領域と、素子領域の周囲に設けられた周辺領域とを有し、素子領域に、ゲート電極と、ゲート電極から絶縁された半導体領域を有する半導体素子が形成された半導体基板と、半導体基板の周辺領域の表面側に形成され、半導体基板から絶縁されると共にゲート電極に電気的に接続されているゲート配線と、ゲート配線と離間した位置で半導体基板の素子領域の表面に形成され、前記半導体領域に電気的に接続されている表面電極と、表面電極の表面側に形成されている金属ブロックと、を備えている。この半導体装置では、表面電極の平面方向の周縁の少なくとも一部には、スリットが設けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体装置に関する。
半導体基板の表面側と裏面側のそれぞれに、厚膜電極等の放熱性が高い電極を形成し、半導体基板で発生した熱を表面側と裏面側から放熱させる半導体装置が知られている。例えば、特許文献1には、半導体基板の表面側のエミッタ電極と裏面側のコレクタ電極が5μm以上の厚膜電極である半導体装置が記載されている。
半導体装置が熱履歴を受けると、厚膜の表面電極に熱応力が発生して、表面電極が半導体基板の平面方向にスライドすることがある。例えば、IGBTにおいて、半導体基板の表面側(エミッタ電極側)の厚膜電極がスライドすると、エミッタ電極とゲート配線層が接触して、短絡することがある。エミッタ電極とゲート配線層との接触を防ぐため、特許文献2では、半導体基板を平面視した場合にゲート配線層とエミッタ電極との間となる領域に、ダミー配線層を設置している。
特開2009−59890号公報 特開2005−116962号公報
特許文献2に記載のダミー配線層は、エミッタ電極、ゲート配線層と電気的に分離されており、半導体基板のダミー配線層が設置される領域は、IGBTの動作に寄与しない無効領域となっている。ダミー配線層を設置すると、半導体基板の無効領域の割合が大きくなり、半導体装置のチップ面積が大きくならざるを得ない。
上記に鑑み、本願は、チップ面積を大きくすることなく、表面電極に作用する応力に起因する半導体装置の表面電極とゲート配線との短絡を抑制することを目的とする。
本発明は、素子領域と、素子領域の周囲に設けられた周辺領域とを有し、素子領域に、ゲート電極と、ゲート電極から絶縁された半導体領域を有する半導体素子が形成された半導体基板と、半導体基板の周辺領域の表面側に形成され、半導体基板から絶縁されると共にゲート電極に電気的に接続されているゲート配線と、ゲート配線と離間した位置で半導体基板の素子領域の表面に形成され、前記半導体領域に電気的に接続されている表面電極と、表面電極の表面側に形成されている金属ブロックと、を備えており、表面電極の平面方向の周縁の少なくとも一部には、スリットが設けられている半導体装置を提供する。
上記の半導体装置によれば、表面電極がスリットを備えているため、表面電極に作用する応力がスリットによって緩和され、表面電極がゲート配線側にスライドすることが抑制される。これによって、表面電極とゲート配線とが短絡することが抑制される。スリットを設けるために表面電極の半導体基板上の面積を大きくする必要は無い。このため、チップ面積を大きくすることなく、表面電極に作用する応力に起因する半導体装置の表面電極とゲート配線との短絡を抑制することができる。
表面電極に設けられたスリットは、半導体基板の素子領域の表面側に形成されていてもよい。素子領域の表面側にスリットが形成されていても、少なくともスリットが形成されていない部分の表面電極は、半導体基板の素子領域の表面に形成されているから、素子領域全体と表面電極との導通を確保できる。半導体基板上の表面電極の大きさを最小限にすることと、スリットによって表面電極に作用する応力を緩和することとを両立できる。
本願に係る半導体装置では、半導体基板は、複数の素子領域を有しており、各素子領域の表面には表面電極が形成されており、少なくとも一つの表面電極は、半導体基板の周縁に沿って伸びる第1スリット部と、隣接する表面電極の周縁に沿って伸びる第2スリット部を有しており、第1スリット部と第2スリット部のそれぞれには、表面電極の周縁に沿って配置された複数のスリットが形成されており、第1スリット部のスリットの間隔は、第2スリット部のスリットの間隔よりも小さくてもよい。
半導体基板の中央側では、表面電極に作用する応力が小さい一方で、半導体装置の発熱による温度上昇が起こり易い傾向がある。半導体基板の中央側で、半導体基板の表面におけるスリットの占める面積を小さくし、表面電極の占める面積を大きくすれば、半導体装置の放熱性を向上させることができる。また、半導体基板の中央側では、表面電極に作用する応力は小さいため、表面電極の占める面積が大きくなっても、表面電極がスライドする問題は生じ難い。なお、第1スリット部のスリットの間隔を第2スリット部のスリットの間隔より小さくした場合は、第1スリット部のスリットの幅と第2スリット部のスリットの幅を同一にすることができるし、あるいは、第1スリット部のスリットの幅と第2スリット部のスリットの幅を変えてもよい。第1スリット部において表面電極の占める面積が、第2スリット部において表面電極の占める面積よりも小さければ、表面電極に過大な応力が作用することを抑制しながら、半導体装置の放熱性を向上することができる。
同様に、本願に係る半導体装置では、半導体基板は、複数の素子領域を有しており、各素子領域の表面には表面電極が形成されており、少なくとも一つの表面電極は、半導体基板の周縁に沿って伸びる第1スリット部と、隣接する表面電極の周縁に沿って伸びる第2スリット部を有しており、第1スリット部と第2スリット部のそれぞれには、表面電極の周縁に沿って配置されたスリットが形成されており、第1スリット部のスリットの幅は、第2スリット部のスリットの幅よりも大きくてもよい。かかる構成を採る場合も、第1スリット部のスリットの間隔と第2スリット部のスリットの間隔は同一にすることができ、あるいは、第1スリット部のスリットの間隔と第2スリット部のスリットの間隔を変えてもよい。
さらに同様に、本願に係る半導体装置では、半導体基板は、複数の素子領域を有しており、各素子領域の表面には表面電極が形成されており、少なくとも一つの表面電極では、半導体基板の周縁に沿って伸びる部分にはスリットが配置されており、隣接する表面電極の周縁に沿って伸びる部分には、スリットは形成されていなくてもよい。
表面電極は、Al電極であるか、Al電極の表面にNi電極を積層した積層電極であってもよい。
実施例1の半導体装置の平面図である。 図1のII−II線断面図である。 図1のIII−III線断面図である。 実施例2の半導体装置の平面図である。 図4のV−V線断面図である。 図4のVI−VI線断面図である。 変形例の半導体装置の平面図である。 変形例の半導体装置の平面図である。 変形例の半導体装置の断面図である。
以下、本願に係る半導体装置を具現化した実施例および変形例について説明する。
図1は、実施例1に係る半導体装置10を平面視した平面図であり、図2は、図1のII−II線断面図であり、図3は、図1のIII−III線断面図である。なお、図1では半導体装置10の表面に形成された保護層135の記載を省略している。
半導体装置10は、半導体基板111と、半導体基板の表面側に形成された、表面電極としてのAl電極107a〜107cおよびNi電極109a〜109c、はんだ層を介してNi電極109a〜109cの表面に接合された金属ブロック(放熱板)113と、保護層135と、半導体基板111の裏面側に形成された裏面電極133とを備えている。図1では、Al電極107a〜107cの表面のうち、Ni電極109a〜109cが形成されていない部分に斜線を付している。裏面電極133には、図示しない金属ブロック(放熱板)をはんだ層を介して接合することができる。
半導体基板111は、3つの素子領域103a〜103cと、周辺領域101とを備えている。素子領域103bは、半導体基板111の中央に形成されており、その両側(図1に示す左右側)に素子領域103a,103cが形成されている。周辺領域101の表面に、絶縁膜137を介してゲート配線105が形成されている。金属ブロック113は、素子領域103aから素子領域103cにまで延びる1つの部材で形成されている。保護層135は、ゲート配線105、Al電極107a〜107c、Ni電極109a〜109cを被覆している。金属ブロック113は、保護層135の表面に露出しており、半導体装置10の外部に露出している。
半導体基板111は、裏面側から順に、p型のコレクタ層121と、n型のバッファ層123と、n型のドリフト層125と、p型のボディ層127とを備えている。素子領域103a〜103cでは、半導体基板111は、n型のエミッタ層129とトレンチゲート131とを備えている。エミッタ層129は、ボディ層127の表面に形成され、半導体基板111の表面に露出する。トレンチゲート131は、半導体基板111の表面側からエミッタ層129およびボディ層127を貫通し、ドリフト層125に達している。トレンチゲート131は、ゲート絶縁膜と、ゲート絶縁膜によって半導体基板111と絶縁されたゲート電極とを備えており、ゲート電極は、ゲート配線105と電気的に接続されている。素子領域103a〜103cには、絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(IGBT)が形成されている。
Al電極107a〜107cは、素子領域103a〜103cの表面全体に形成されており、周辺領域101の表面の一部にまで延びている。Ni電極109a〜109cは、図1〜図3に示すように、平面方向の周縁(半導体基板111を平面視した場合の周縁)にスリット部150a〜150cを有している。スリット部150a〜150cには、複数のスリット152a〜152cが設けられている。スリット152a〜152cの隣接するスリットは、Ni電極109a〜109cの一部である複数の櫛歯151a〜151cによって隔てられているということができる。あるいは、Ni電極109a〜109cの一部である複数の櫛歯151a〜151cは、スリット152a〜152cによって隔てられているということができる。複数のスリット152a〜152cの幅は全て等しく、複数の櫛歯151a〜151cの間隔は全て等しい。なお、隣り合うスリットの間隔は、隣り合うスリットの間の櫛歯の幅に相当する。Ni電極109a〜109cの角部にはスリットが形成されておらず、略四辺形状となっている。半導体装置10を平面視すると、櫛歯の部分にはNi電極109a〜109cが形成され、Ni電極109a〜109cの表面が保護層135と接している。スリットの部分は、Ni電極109a〜109cが形成されておらず、Al電極107a〜107cの表面が保護層135と接している。図1〜図3に示すように、複数の櫛歯151a〜151cは、半導体基板111の素子領域103a〜103cの端部にまで延びている。スリット152a〜152c及び櫛歯151a〜152cは、素子領域103a〜103cの表面側に位置している。すなわち、スリット部150a〜150cは、半導体素子(IGBT)の素子領域103a〜103cが形成されている領域の半導体基板111の表面側に形成されている。金属ブロック113は、スリット152a〜152cのうち、隣接する表面電極の周縁に沿って伸びる部分の表面側には形成されているが、半導体基板111の周縁に沿って延びる部分の表面側には形成されていない。なお、図1では、金属ブロック113に覆われた部分の表面電極等の構造についても破線で図示している。
実施例1に係る半導体装置10では、表面電極の一部であるNi電極109a〜109cがスリットを備えているため、表面電極に作用する応力がスリットによって緩和される。このため、表面電極がゲート配線105側にスライドすることによって、表面電極とゲート配線105が短絡することが抑制される。
実施例1に係る半導体装置10では、Ni電極109a〜109cの周縁にスリットが形成されているが、スリットは、半導体基板111の素子領域103a〜103cの表面側に形成され、スリットを形成するために周辺領域101が大きくされてはいない。このため、素子領域103a〜103cに対してチップ面積を大きくする必要が無い。実施例1に係る半導体装置10によれば、チップ面積を大きくすることなく、表面電極に作用する応力に起因する半導体装置の表面電極とゲート配線との短絡を抑制することができる。なお、スリットは、フォトエッチング等の電極のパターニング方法によって表面電極をパターニングする等によって容易に形成することが可能である。
図4は、実施例2に係る半導体装置20を平面視した平面図であり、図5は、図4のV−V線断面図であり、図6は、図4のVI−VI線断面図である。なお、図1と同様に、図4では半導体装置20の表面に形成された保護層235の記載を省略している。
図4〜6に示すように、実施例2では、半導体基板211の表面には、表面電極としてのAl電極207a〜207cが形成されている。Al電極207a,207b,207cは、それぞれ下部208a,208b,208cと上部209a,209b,209cを備えている。下部208aと上部209a、下部208bと上部209b、下部208cと上部209cは、それぞれ同一のAl金属層によって一体に形成されている。図4では、下部208a〜208cの表面のうち、上部209a〜209cが形成されていない部分に斜線を付している。Al電極207a〜207cの上部209a〜209cの表面には、はんだ層を介して金属ブロック213が接合されている。
Al電極207a〜207cの下部208a〜208cは、素子領域203a〜203cの表面全体に形成されており、周辺領域201の表面の一部まで延びている。上部209a〜209cは、実施例1におけるNi電極109a〜109cと同様に、図4〜図6に示すように、平面方向の周縁(半導体基板211を平面視した場合の周縁)にスリット部250a〜250cを備えており、これらスリット部250a〜250cは、複数のスリット252a〜252cと、隣接するスリットを隔てる複数の櫛歯251a〜251cとを有している。半導体装置20を平面視すると、櫛歯251a〜251cの部分には上部209a〜209cが形成され、上部209a〜209cの表面が保護層235と接している。スリット252a〜252cの部分は、上部209a〜209cが形成されておらず、上部208a〜208cの表面が保護層235と接している。図6に示すように、複数の櫛歯251a〜251cは、半導体基板211の素子領域203a〜203cの端部にまで延びている。
半導体装置20のその他の構成については、半導体装置10と同様であるため、半導体装置10の100番台を200番台に読み替えて、重複説明を省略する。
実施例2のように、同一材料によって一体に形成された表面電極(Al電極207a〜207c)の上部の周縁にスリットが形成されている場合も、実施例1と同様に、表面電極に作用する応力がスリットによって緩和される。また、チップ面積を大きくすることなく、表面電極に作用する応力に起因する半導体装置の表面電極とゲート配線との短絡を抑制することができる。
(変形例)
上記の実施例では、表面電極の周縁全体に同じ幅、同じ間隔でスリットが形成されている場合を例示して説明したが、これに限定されない。
例えば、図7に示す半導体装置30のように、表面電極は、Al電極307a〜307c、Ni電極309a〜309cを備えており、Ni電極309a〜309cは、半導体基板311の周縁に沿って伸びる第1スリット部350a〜350cと、隣接する表面電極の周縁に沿って伸びる第2スリット部355a〜355cを有していてもよい。第1スリット部350a〜350cのそれぞれには、Ni電極309a〜309cの周縁に沿って配置された複数のスリット352a〜352cが形成されており、複数のスリット352a〜352cは、複数の櫛歯351a〜351cによって隔てられている。第2スリット部355a〜355cのそれぞれには、Ni電極309a〜309cの周縁に沿って配置された複数のスリット354a〜354cが形成されており、複数のスリット354a〜354cは、複数の櫛歯353a〜353cによって隔てられている。第1スリット部350a〜350cのスリット352a〜352cの間隔は、第2スリット部355a〜355cのスリット354a〜354cの間隔よりも小さい。言い換えると、櫛歯351a〜351cの幅は、櫛歯353a〜353cの幅よりも小さい。また、スリット352a〜352cの幅は、スリット354a〜354cの幅と同じである。図7に示す半導体装置30のその他の構成については、半導体装置10と同様であるため、半導体装置10の100番台を300番台に読み替えて、重複説明を省略する。
半導体基板の中央側では、表面電極に作用する応力が小さい一方で、半導体装置の発熱による温度上昇が起こり易い傾向がある。半導体基板の中央側で、表面電極の櫛歯の占める面積を大きくし、スリットの占める面積を小さくすれば、半導体装置の放熱性を向上させることができる。なお、半導体基板の周縁側のスリットの幅を、半導体基板の中央側のスリットの幅よりも大きくしてもよい。この場合も、半導体基板の中央側で、表面電極の櫛歯の占める面積を大きくし、スリットの占める面積を小さくすることができるため、半導体装置の放熱性を向上させることができる。
スリットは、表面電極の周縁部全体に形成されていなくてもよい。この場合、表面電極のスリットが設けられている領域の大きさは、半導体基板の中央側よりも、半導体基板の周縁側が大きいことが好ましい。例えば、図8に示す半導体装置40ように、表面電極は、Al電極407a〜407c、Ni電極409a〜409cを備えており、Ni電極409a〜409cには、半導体基板411の周縁に沿って伸びる部分には複数のスリット452a〜452cが配置されており、隣接する表面電極の周縁に沿って伸びる部分には、スリットは形成されていないようにしてもよい。図8に示す半導体装置40のその他の構成については、半導体装置10と同様であるため、半導体装置10の100番台を400番台に読み替えて、重複説明を省略する。
表面電極のスリットが設けられている領域の大きさが、半導体基板の中央側よりも、半導体基板の周縁側が大きくなるようにすれば、半導体基板の中央側で、表面電極の櫛歯の占める面積を大きくし、スリットの占める面積を小さくすることができる。これによって、半導体装置の放熱性を向上させることができる。
また、図9に示すように、表面電極のスリットにおいては、表面電極が形成されていなくてもよい。図9は、表面電極のスリットを含む断面の断面図(例えば、図2と同様の断面図)を示している。スリットにおいては、表面電極としてのAl電極507cとNi電極509cは形成されておらず、素子領域503cの表面に接して保護層535が形成されている。図9に示す半導体装置50のその他の構成については、半導体装置10と同様であるため、半導体装置10の100番台を500番台に読み替えて、重複説明を省略する。また、スリットの無い、櫛歯の部分では、半導体装置50の構成は、図3に示す半導体装置10と同様である。すなわち、櫛歯の部分では、素子領域503cの上面の周縁までAl電極507cが延びているため、表面電極と素子領域503cとの導通は確保される。
また、上記の実施例および変形例においては、スリット部に矩形状の櫛歯とスリットが設けられている場合を例示して説明したが、この形状に限られない。例えば、台形形状や三角形状の櫛歯やスリットであってもよい。また、表面電極のクラックを防止するために、櫛歯の角部や、表面電極の角部がR形状になっていてもよい。
以上、本発明の実施例について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
10,20,30,40,50 半導体装置
101,201,301,401,501 周辺領域
105,205,305,405,505 ゲート配線
103a〜103c,203a〜203c,303a〜303c、403a〜403c、509c 素子領域
107a〜107c,207a〜207c,307a〜307c,407a〜407c,507c Al電極
109a〜109c,309a〜309c、409a〜409c,509c Ni電極
111,211,311,411,511 半導体基板
113,213,313,413,513 金属ブロック
121,221,521 コレクタ層
123,223,523 バッファ層
125,225,525 ドリフト層
127,227,527 ボディ層
129,229,529 エミッタ層
131,231,531 トレンチゲート
133,233,533 裏面電極
135,235,535 保護層
137,237,537 絶縁膜
150a〜150c,250a〜250c,450a〜450c スリット部
151a〜151c,251a〜251c,351a〜351c,353a〜353c,451a〜451c 櫛歯
152a〜152c,252a〜252c,352a〜352c,354a〜354c,452a〜452c スリット
350a〜350c 第1スリット部
355a〜355c 第2スリット部

Claims (6)

  1. 素子領域と、素子領域の周囲に設けられた周辺領域とを有し、素子領域に、ゲート電極と、ゲート電極から絶縁された半導体領域を有する半導体素子が形成された半導体基板と、
    半導体基板の周辺領域の表面側に形成され、半導体基板から絶縁されると共にゲート電極に電気的に接続されているゲート配線と、
    ゲート配線と離間した位置で半導体基板の素子領域の表面に形成され、前記半導体領域に電気的に接続されている表面電極と、
    表面電極の表面側に形成されている金属ブロックと、を備えており、
    表面電極の平面方向の周縁の少なくとも一部には、スリットが設けられている、半導体装置。
  2. 表面電極に設けられたスリットは、半導体基板の素子領域の表面側に形成されている、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 半導体基板は、複数の素子領域を有しており、各素子領域の表面には表面電極が形成されており、
    少なくとも一つの表面電極は、半導体基板の周縁に沿って伸びる第1スリット部と、隣接する表面電極の周縁に沿って伸びる第2スリット部を有しており、
    第1スリット部と第2スリット部のそれぞれには、表面電極の周縁に沿って配置された複数のスリットが形成されており、
    第1スリット部のスリットの間隔は、第2スリット部のスリットの間隔よりも小さい、請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 半導体基板は、複数の素子領域を有しており、各素子領域の表面には表面電極が形成されており、
    少なくとも一つの表面電極は、半導体基板の周縁に沿って伸びる第1スリット部と、隣接する表面電極の周縁に沿って伸びる第2スリット部を有しており、
    第1スリット部と第2スリット部のそれぞれには、表面電極の周縁に沿って配置されたスリットが形成されており、
    第1スリット部のスリットの幅は、第2スリット部のスリットの幅よりも大きい、請求項1または2に記載の半導体装置。
  5. 半導体基板は、複数の素子領域を有しており、各素子領域の表面には表面電極が形成されており、
    少なくとも一つの表面電極では、半導体基板の周縁に沿って伸びる部分にはスリットが配置されており、隣接する表面電極の周縁に沿って伸びる部分には、スリットが形成されていない、請求項1または2に記載の半導体装置。
  6. 表面電極は、Al電極であるか、Al電極の表面にNi電極を積層した積層電極である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の半導体装置。
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