JP2012046290A - 給紙装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】積載された用紙の必要な位置に適した風量を与えて斜行・重送・空送等の給紙上の問題点を解決する。
【解決手段】この給紙装置1は、積層させた複数枚の用紙の中の最上位の用紙Pを給紙ローラ4,5に接触させ、その駆動により用紙を給紙方向に送り出す。給紙台3上の用紙の両側縁をガイドするサイドフェンス8には、用紙の両側縁に送風する一対の送風手段が設けられ、それぞれ独立して風量制御が可能である。斜行の場合には、下の用紙との摩擦が大きい側の側縁に対し、他方よりも大きな風量で送風するように送風手段を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば画像形成装置の給紙機構として設けられ、積層した多数枚の用紙を上から給紙ローラによって順次送り出す給紙装置に係り、特に用紙の種類に関わらず、斜行、空送、重送することなく確実に一枚ずつ送り出すことができる給紙装置に関するものである。
例えば画像形成装置等に用紙を供給するための給紙装置として、多数枚の用紙を台上に積載し、最も上の用紙を給紙ローラに下方から当接させ、給紙ローラの駆動によって上の用紙から順次送り出していく給紙装置が知られている。このような給紙装置においては、用紙の送り出しに伴って積み重ねた用紙の高さが低くなるに連れ、台を上昇させて最も上の用紙と給紙ローラとの接触を保っている。以下に説明する各特許文献に記載の給紙装置は、このような給紙装置の一例を示すものである。
下記特許文献1には、エアーの圧力損失を抑えて、効率良く記録紙にエアを吹き出すことで、密着した記録紙を簡単に分離する給紙装置の発明が開示されている。この発明では、記録紙Pの送り出し方向と直角方向の位置はリタードロール72と重ならず、且つ、記録紙Pの送り出し方向と直角方向から見たときリタードロール72と重なるようにダクト90を配置している。これにより、記録紙Pの送り出し方向縁部へブロワー94で発生したエアーが吹き出され、ナジャーロール68によって給紙トレイ44から送り出された記録紙Pは、リタードロール72によって分離される。リタードロール72が邪魔にならず、ダクト90は圧力損失が小さい形状とすることができる。このため、大容量のブロワー94やファンを使用しなくても、記録紙Pの密着を解くことができるだけのエアーがダクト90から吹き出されるものとされている。
下記特許文献2には、紙の種類に応じて空気の吹き込み手段による空気流を制御し、確実に1枚づつ給紙することを目的とした給紙装置の発明が開示されている。この給紙装置は、シート23を堆積させる給紙トレイ10と、この給紙トレイ10に堆積されたシート23を送り出す給紙手段2と、給紙トレイ10に堆積されたシート23を給紙手段2により送り出される高さまで押し上げる押上手段と、この押上手段により押上げられたシート23の側面に対して空気流を吹き付けるために開口された送風口21と、この送風口21から連続的な空気流を吹き付ける送風手段20と、シート23の種類に応じて空気吹き付け位置を設定する吹き付け位置設定手段とを具備している。
特開2005−314094号公報 特開平11−349165号公報
特許文献1及び2に記載された給紙装置は、重ねられた用紙と用紙をエアブローによって分離して送り出す点において共通しているが、用紙の右側、左側等といった場所ごとに与える風量の調整が可能なものではなかった。このため、積載された用紙の状態に応じて、用紙の必要な位置ごとに調整した風量を与えることができず、その結果、斜行・重送・空送といった給紙上の問題点を必ずしも解決することができないという問題があった。
本発明は、以上の課題に鑑みてなされたものであり、用紙の右側、左側等といった場所ごとに与える風量の調整を可能とし、これによって積載された用紙の状態に応じて用紙の必要な位置に適した風量を与えることにより、斜行・重送・空送といった給紙上の問題点を適格に解決することを目的としている。
請求項1に記載された給紙装置は、
給紙台上に積層された用紙の中の最上位の用紙の上面に対し、所定位置に配置された給紙ローラを接触させ、前記給紙ローラの駆動により前記最上位の用紙を給紙方向に送り出す給紙装置において、
用紙幅方向に沿って設けられ、それぞれ独立に制御可能であり前記最上位の用紙の下方に送風する一対の送風手段を有することを特徴としている。
請求項2に記載された給紙装置は、請求項1に記載の給紙装置において、
前記給紙ローラに関する給紙方向の下流に、給紙方向に送り出された前記用紙の用紙幅方向の両端部をそれぞれ検知する一対の用紙検知手段を設け、前記一対の用紙検知手段による用紙の検知タイミングの差に基づき、前記一対の送風手段を風量に差異が生じるように制御することを特徴としている。
請求項3に記載された給紙装置は、請求項1に記載の給紙装置において、
前記給紙ローラに関する給紙方向の下流に、給紙方向に送り出された前記用紙の用紙幅方向の両端部をそれぞれ検知する一対の用紙検知手段を設け、前記一対の用紙検知手段による用紙の検知タイミングの差に基づき、前記一対の送風手段を風向に差異が生じるように制御し、送り出された用紙の斜行を補正することを特徴としている。
請求項4に記載された給紙装置は、請求項1又は2に記載の給紙装置において、
前記用紙検知手段として、前記給紙ローラの下流に透過型用紙検知手段を配置し、前記透過型用紙検知手段の受光量に基づき、前記一対の送風手段の風量を増大させることにより、用紙の重送と空送の少なくとも一方を補正するように制御することを特徴としている。
請求項1に記載された給紙装置によれば、給紙ローラによって用紙を給紙方向に送り出す際に、用紙相互の密着状態その他の原因によって用紙が斜行、重送、空送される場合があるが、そのような用紙の給紙状況に応じて、用紙幅方向に沿って配置された一対の送風手段を、それぞれ独立して制御することにより、給紙状態を改善して正常な給紙を行なうことができる。
請求項2に記載された給紙装置によれば、給紙ローラの下流に一対の用紙検知手段を配置している。これら用紙検知手段によれば、給紙方向に送り出された前記用紙の用紙幅方向の両端部をそれぞれ検知することができるので、その検知タイミングに差があれば用紙が斜行していることが分かる。そこで、これら用紙検知手段による用紙の検出タイミングの差に基づき、一対の送風手段を風量に差異が生じるように制御することにより、送り出された用紙の斜行を程度に応じて最適に補正することができる。
請求項3に記載された給紙装置によれば、給紙ローラの下流に一対の用紙検知手段を配置している。これら用紙検知手段によれば、給紙方向に送り出された前記用紙の用紙幅方向の両端部をそれぞれ検知することができるので、その検知タイミングに差があれば用紙が斜行していることが分かる。そこで、一対の用紙検知手段による用紙の検知タイミングの差に基づいて一対の送風手段を風向に差異が生じるように制御し、用紙に回転方向の力を作用させ、送り出された用紙の斜行を程度に応じて最適に補正することができる。
請求項4に記載された給紙装置によれば、給紙ローラの下流に前記用紙検知手段として、用紙が通過すると受光量が減少する透過型用紙検知手段を配置した。このため、給紙時に透過型用紙検知手段の出力信号として得られる透過型用紙検知手段の受光量が正常な場合に比べて低減すれば用紙が重なって送られた重送と判断でき、また透過型用紙検知手段の受光量が全く低減しなければ用紙が送られなかった空送と判断できる。従って、これら透過型用紙検知手段の出力に基づき、一対の送風手段の風量を増大させれば、用紙の重送や空送を程度に応じて最適に補正することができる。
本発明の実施形態に係る給紙装置の全体斜視図である。 本発明の実施形態における用紙検知手段の配設位置を示す図である。 本発明の実施形態における用紙検知手段の配設位置を示す図である。 本発明の実施形態における送風手段の風向制御装置を示す斜視図である。 本発明の実施形態における送風手段の風向制御装置が風向を用紙の後方に向けた状態を示す断面図である。 本発明の実施形態における送風手段の風向制御装置が風向を真横に向けた状態を示す断面図である。 本発明の実施形態における送風手段の風向制御装置が風向を用紙の前方に向けた状態を示す断面図である。 本発明の実施形態における送風手段の制御概念図である。 本発明の実施形態におけるエラー情報に対応した送風手段の風量乃至風向の設定を示す表図である。 本発明の実施形態における送風手段の風量と風向の調整範囲を示す表図である。 本発明の実施形態における用紙情報に対応した送風手段の風量の設定を示す表図である。 本発明の実施形態における正常時の駆動タイミング図である。 本発明の実施形態において斜行検知時に補正しない場合の駆動タイミング図である。 本発明の実施形態における斜行補正時の駆動タイミング図である。 本発明の実施形態において重送検知時に補正しない場合の駆動タイミング図である。 本発明の実施形態における重送補正時の駆動タイミング図である。 本発明の実施形態において空送検知時に補正しない場合の駆動タイミング図である。 本発明の実施形態における空送補正時の駆動タイミング図である。 本発明の実施形態において用紙の斜行を一対の送風手段の風向制御で補正する状況を示す概念図である。 本発明の実施形態における制御手順を示す流れ図である。
以下、本発明の実施形態に係る給紙装置について説明する。本実施形態の給紙装置1は、積載された用紙に風向・風量調整自在な送風手段2で風を吹き付けて重送等の給紙不良を改善することを特徴とするものであり、以下、全体の構成、送風手段2の風量・風向の調整乃至設定、作動時のエラー発生と補正手法、全体の制御手順の各項目ごとに説明する。
1.全体の構成(図1〜図8)
本実施形態の給紙装置1は、供給された用紙を所定の目的で処理するための装置、例えば供給された用紙に画像を形成する印刷装置等の画像形成装置に用紙供給手段として備えつけられるものである。
図1〜図2に示すように、給紙装置1は用紙Pを積載するための給紙台3を備えている。この給紙台3は、用紙Pの補充位置である下限位置と、画像形成装置に対する給紙位置である上限位置との間で、本体側に設けられた図示しない公知の昇降機構と昇降モータとによって、自在に昇降することができる。
図1〜図3に示すように、この給紙台3の上限位置よりも上方の所定位置には、第1及び第2給紙ローラ4、5からなる給紙ユニット6が本体側に取り付けられており、これらの給紙ローラ4、5は図示しない駆動モータで駆動されるようになっている。すなわち、上昇してくる給紙台3上の用紙Pを第1給紙ローラ4が本体に向けて送り出し、この用紙Pは本体に取り付けられた捌き部材7(図3に示す)と第2給紙ローラ5に捌かれて、本体側の図示しない画像形成部に1枚ずつ送り込まれるようになっている。
図1及び図2に示すように、給紙台3の上面には、給紙台3の上に積載した用紙Pの一対の側縁を案内する一対のサイドフェンス8、8が設けられている。一対のサイドフェンス8、8は、用紙Pの給紙方向に対して平行となるように給紙台3の上面に配置されている。図示はしないが、ユーザーがサイドフェンス8に対して用紙Pの幅方向(水平面内において給紙方向と直交する方向)に力を加えれば、一対のサイドフェンス8、8は連動し、給紙方向に平行な用紙Pの中心線を基準として対称な態様で用紙Pの幅方向に移動するので、この中心線を基準とした所望の間隔に設定できる。従って、給紙台3の上に載置した用紙Pの幅に合わせてサイドフェンス8の間隔を任意に設定することができる。
図1に示すように、各サイドフェンス8の外面側の同じ位置には、給紙台3の上に載置された用紙Pのうち、最上位の用紙Pとその他の用紙Pとを送風によって分離するために、用紙Pの側縁に空気を吹き付ける用紙剥離用の送風手段2がそれぞれ設けられている。送風手段2としては、モータ等の駆動手段によってプロペラを回転駆動させて送風するファンでもよいし、その他の原理の送風手段でもよい。
各送風手段2の吹き出し口は、各サイドフェンス8の同位置にそれぞれ形成された孔にダクト9を介して接続連通されている。従って、一対の送風手段2,2は、それぞれサイドフェンス8、8に直交する風向で、サイドフェンス8、8の内方に向けて互いに対向する向きの気流を吹き込めるようになっている。なお、図1には、一対のサイドフェンス8、8に一対の送風手段2,2が設けられた状態を示しているが、図2に示す変形例のように、各サイドフェンス8に2個の送風手段2をそれぞれ取り付け、結局一対のサイドフェンス8に二対の送風手段2を設けるようにしてもよい。
図1には詳細を示していないが、図4に詳細を示すように、送風手段2の吹き出し口に連結されたダクト9の出口と、サイドフェンス8の孔10との間には、送風手段2の風向(送風手段2からの気流の向き)を調整するための風向制御板11が回動可能に設けられている。風向制御板11は、中央部に垂直な軸を有する縦長矩形の板部材であり、その軸の上端は、サイドフェンス8に取り付けられた制御モータ12の駆動軸に連結されている。この制御モータ12を駆動することにより、風向制御板11は回動し、ダクト9の出口からサイドフェンス8の孔10を経てサイドフェンス8の内方に吹き込む気流の向きを変えることができる。
図5〜図7は、ダクト9及び風向制御板11が存在する高さの水平面における断面図であり、各図中左右方向が給紙方向であり、用紙Pの先端は各図中左側にある。図5に示すように、風向制御板11のサイドフェンス8側の端縁を給紙方向の後方(用紙Pの後端側、図中右方向)に向けると、ダクト9からの空気は風向制御板11に当ってサイドフェンス8内では給紙方向の後方に向かう気流となる。また、図6に示すように、風向制御板11をサイドフェンス8に直角に設定すると、ダクト9からの空気は風向制御板11に平行に進んでそのままサイドフェンス8に直交する向きでサイドフェンス8内に入る。また、図7に示すように、風向制御板11のサイドフェンス8側の端縁を給紙方向の前方(用紙Pの先端側、図中左方向)に向けると、ダクト9からの空気は風向制御板11に当ってサイドフェンス8内では給紙方向の前方に向かう気流となる。
なお、なお用紙Pの搬送方向に平行な中心線、すなわち用紙Pの幅方向を2分する縦の中心線に関して言えば、送風手段2は左右一対で設けられているともいえるが、給紙装置1の設置状態から言えば、給紙装置1の前面側(F側)と後面側(R側)の一対で設けられているとも言える。これは、給紙装置1を全体として見た場合、通常は給紙台3は装置の本体の一側面に取り付けられており、装置の前面側が前記右側に相当し、装置の後面側が前記左側に相当することを意味する。
一般に給紙装置1では、給紙ユニット6によって用紙Pを給紙方向に送り出す際に、用紙Pの相互の密着状態、重なった用紙間に発生する摩擦の場所による不均一さ、その他の原因によって用紙Pが斜行、重送、空送されるといった給紙上の不具合が発生する可能性がある。本実施形態の給紙装置1では、詳細は後述するが、図8に概念的に示すように、用紙種類検知結果と、上述したような不具合検知の結果とによって、制御手段が前述した一対の送風手段2の風量又は風向を制御することにより、給紙状態を改善して正常な給紙を行なうことができるようになっている。
不具合検知の手段としては、図2及び図3に示すように、給紙ユニット6の下流側において、画像形成装置の本体側に透過型用紙検知手段13が一対で設けられており、用紙Pの幅方向の両端付近をそれぞれ検出できるようになっている。なお用紙Pの搬送方向に平行な用紙Pの幅方向の中心線に関して言えば、透過型用紙検知手段13は左右一対で設けられているともいえるが、給紙装置1の設置状態から言えば、給紙装置1の前面側(F側)と後面側(R側)の一対で設けられているとも言える。
この一対の透過型用紙検知手段13が給送された用紙Pを同時に検知すれば、用紙Pは正常に送られたものと判断できるが、いずれか一方が他方より早く用紙Pを検知すれば、用紙Pが斜めに送られていることとなり、その検知タイミングの差が存在するが、所定値未満である場合に斜行と判断することができ、さらにその検知タイミングの差が前記所定値より大きい所定値以上である場合には重度の斜行と判断することができる。さらに、用紙Pを検知すべきタイミングにおいて透過型用紙検知手段13が用紙Pを検知しない場合には、空送と判断できる。さらに、用紙Pを検知すべきタイミングにおいて透過型用紙検知手段13が用紙Pを透過して受け取る光が通常よりも弱い場合には、重送と判断できる。このような不具合が発生した場合に、送風手段2の風量と風向を如何に制御するかは後述する。
用紙種類検知の手段としては、ユーザーが給紙装置1の操作パネル(図示せず)でスイッチ操作によって選択したモード情報や選択用紙情報を用いるものでもよいし、図8中に示したように、給紙に伴う給紙台3の上昇量(エレベータ上昇量)を図示しない位置用紙検知手段により測定したり、又は透過型用紙検知手段13による光透過量によって、用紙Pの厚さデータを計測して用紙種類を検知するものとしてもよい。
2.送風手段2の風量・風向の調整乃至設定可能な範囲について(図9〜図11)
用紙Pの斜行は、給紙方向に平行な用紙Pの中心線の右側と左側とにおいて、当該用紙Pの下にある他の用紙Pとの張り付き状態や、摩擦係数等の抵抗原因が、何らかの理由で異なるために起きると考えられる。その結果、前記中心線に平行な搬送力を受けても用紙Pが真っ直ぐに進まず、斜めに移動してしまうものと考えられる。
また、用紙Pの重送は、最上位の用紙Pと、その下にある他の用紙Pとの張り付き状態又は摩擦係数等の抵抗原因が何らかの理由でさらに大きくなり、2枚が一体となって、さらにその下の用紙Pから分離されて送り出されるために起きると考えられる。用紙Pの空送は、用紙P間の張り付き状態又は摩擦係数等の抵抗原因が何らかの理由でさらに大きくなり、互いに分離されなくなるために給紙ローラが空回りして搬送に失敗するために起きると考えられる。
そこで、本実施形態の給紙装置1では、一対の送風手段2,2の風量をそれぞれ独立に制御できるようにし、より抵抗の大きい側の送風手段2の風量を大きくして同側での用紙Pの分離を促し、用紙Pの左右の状態をなるべく均一にして用紙Pが給紙方向に平行に進むようにし、用紙Pの斜行を軽微なものから重度のものまで補正できるようにしている。
また、本実施形態の給紙装置1では、一対の送風手段2,2の風向を前述したようにそれぞれ独立に変えられるようにしており、各送風手段2の風向を互いに逆向きにすることで用紙Pに所望方向の回転力を与え、より抵抗の大きい側の用紙Pの分離を一層促し、用紙Pの左右の状態をなるべく均一にして用紙Pが給紙方向に平行に進むようにし、用紙Pの重度の斜行を補正するようにしている。
また、本実施形態の給紙装置1では、一対の送風手段2,2の風量を軽度の斜行の場合よりも増大することにより、重度の斜行と同様、重度のジャムを招来する重送や空送についても対応することができるようになっている。
図9は、送風手段2の風量と風向を調整できる範囲を表形式で示しており、図10は、送風手段2の風量と風向の調整範囲を示す表図であり、図11は、用紙情報に対応した送風手段2の風量の設定を示す表図である。図9〜図11では、送風手段Fとは前側(FRONT)つまり右側の送風手段2であり、送風手段Rとは後側(REAR)つまり左側の送風手段2である。
図9に示すように、各送風手段2(F,R)の風量は、最小の1から最大の5まで5段階に設定できる。また、風向については、前、横、後の3段階に設定できる。なお、各送風手段2(F,R)の初期設定は、風量が1、風向が横向きである。
図10の「重送」、「空送」の欄に示すように、各送風手段2(F,R)の風量と風向は、不具合の種類に応じてそれぞれ設定されている。重送及び空送が検知された場合は、各送風手段2(F,R)ともに風量を初期設定から+2とする。
図10の「斜行(軽微)」の欄に示すように、一対の透過型用紙検知手段13のうち、F側が先に用紙Pを検知し、F側とR側の透過型用紙検知手段13の検知タイミングの差が、0より大きく所定値未満である場合(0<F−R<所定値)、用紙PのF側が先行する軽微な斜行と判断される。すなわち、透過型用紙検知手段13(F,R)の検出タイミングの差が、所定時間以下である場合(重送でない場合)である。この場合には、送風手段2(F)の風量を初期設定から−1とし、送風手段2(R)の風量を初期設定から+1とする。逆に、一対の透過型用紙検知手段13のうち、R側が先に用紙Pを検知し、R側とF側の透過型用紙検知手段13の検知タイミングの差が、0より大きく所定値未満である場合(0<R−F<所定値)、用紙PのR側が先行する軽微な斜行と判断され、この場合には、送風手段2(F)の風量を初期設定から+1とし、送風手段2(R)の風量を初期設定から−1とする。
図10「斜行(重度)」の欄の上段に示すように、一対の透過型用紙検知手段13のうち、F側が先に用紙Pを検知し、F側とR側の透過型用紙検知手段13の検知タイミングの差が、所定値を超える場合(F−R>所定値)、用紙PのF側が先行する重度な斜行と判断される。すなわち、透過型用紙検知手段13(F,R)の検出タイミングの差が、所定時間以上である場合である。この場合には、送風手段2(F)の風量を初期設定から−2とし、送風手段2(R)の風量を初期設定から+2とする。又は、両送風手段2(F,R)の風量は初期設定のままとし、図19に模式的に示すように、送風手段2(F)の風向を後向きにし、送風手段2(R)の風向を前向きにし、用紙Pと用紙Pの間に時計回り方向の気流を生じさせて左に傾いている用紙Pを右方向に誘導するように補正する。
図10「斜行(重度)」の欄の下段に示すように、一対の透過型用紙検知手段13のうち、R側が先に用紙Pを検知し、R側とF側の透過型用紙検知手段13の検知タイミングの差が、所定値を超える場合(R−F>所定値)、用紙PのR側が先行する重度な斜行と判断され、この場合には、送風手段2(F)の風量を初期設定から+2とし、送風手段2(R)の風量を初期設定から−2とする。
又は、両送風手段2(F,R)の風量は初期設定のままとし、図19に模式的に示した例とが左右逆になるが、送風手段2(F)の風向を前向きにし、送風手段2(R)の風向を後向きにし、用紙Pと用紙Pの間に反時計回り方向の気流を生じさせて右に傾いている用紙Pを左方向に誘導するように補正する。
図11に示すように、軽量紙の場合には、各送風手段2(F,R)ともに風量を初期設定から+2とする。重量紙の場合は初期設定からの変更はない。
なお、以上説明した図9〜図11に示した情報は、本給紙装置1又は本給紙装置1が取り付けられた画像形成装置等の制御手段等(図8に示したエアブロー送風手段制御部を含む)において、予め用意された制御情報としてメモリ等に格納された状態で提供されるものであり、不具合の発生状況を含む制御状況や使用する用紙Pの種類の増加に対応して適宜書き換えることもできる。
3.作動時のエラー発生と補正手法について(図12〜図19)
図12は正常時の駆動タイミング図である。軽量紙モードを設定すると、一対の送風手段2(F,R)は初期設定の風量1及び風向横向きで送風を始める。印刷動作が始まると、正常に送り出された印刷済みの用紙Pは、一対の透過型用紙検知手段13(F,R)に同一タイミングで到達し(各用紙検知手段ON、受光レベル2)、同一タイミングで一対の透過型用紙検知手段13(F,R)から抜ける(各用紙検知手段OFF)。なお、本実施形態における軽量紙モードとは、互いに貼り付いて斜行、重送、空送を発生しやすい軽量紙を供給・印刷するモードであり、本実施形態による用紙搬送時の不都合に対応した送風手段制御が行なわれるモードである。
図13は斜行検知時に補正しない場合の駆動タイミング図である。軽量紙モードを設定すると、一対の送風手段2(F,R)は初期設定の風量1及び風向横向きで送風を始める。印刷動作が始まり、F側が遅れる斜行で送り出された用紙Pは、一対の透過型用紙検知手段13のR側には正規のタイミングで到達するが(用紙検知手段ON、受光レベル2)、F側には遅れたタイミングで到達し、斜行が検出される。斜行によってジャムが発生した場合は、図示のように基本的には停止させてジャムの解除を行ない、図10の表図に示したように各送風手段2(F,R)の風量等を斜行に対応するように設定して次の動作に備えるが、軽微な斜行の場合は各送風手段2(F,R)の風量等を斜行に対応するように設定させつつ、作業を続行させても良い。
図14は斜行補正時の駆動タイミング図である。軽量紙モードを設定すると、一対の送風手段2(F,R)のR側は初期設定の風量1及び風向横向きで送風を始めるが、送風手段2のF側は初期設定の風量より1段階大きい風量2及び風向横向きで送風を始める。印刷動作が始まると、用紙Pは左右の送風手段2の異なる風量によって斜行せずに正常に送り出され、一対の透過型用紙検知手段13(F,R)に同一タイミングで到達し(各用紙検知手段ON、受光レベル2)、同一タイミングで一対の透過型用紙検知手段13(F,R)から抜けることができる(各用紙検知手段OFF)。
図15は重送検知時に補正しない場合の駆動タイミング図である。軽量紙モードを設定すると、一対の送風手段2(F,R)は初期設定の風量1及び風向横向きで送風を始める。印刷動作が始まり、複数枚が重なった用紙Pが一対の透過型用紙検知手段13(F,R)に同時に到達する。この場合、斜行はないが、両用紙検知手段の受光レベルは1であり、正常時よりも小さいので、用紙Pが重なっている重送であることが検知される。重送によってジャムが発生した場合は、図示のように基本的には停止させてジャムの解除を行ない、図10の表図に示したように各送風手段2(F,R)の風量等を重送に対応するように設定して次の動作に備える。
図16は重送補正時の駆動タイミング図である。軽量紙モードを設定すると、一対の送風手段2(F,R)のR側及びF側は、共に初期設定の風量1よりも1段階大きい風量2及び風向横向きで送風を始める。印刷動作が始まると、用紙Pは左右の送風手段2の通常よりも大きな風量によって確実に分離され、重送されることなく1枚ずつ正常に送り出され、一対の透過型用紙検知手段13(F,R)に同一タイミングで、かつ正常な受光レベル2で検知される。
図17は空送検知時に補正しない場合の駆動タイミング図である。軽量紙モードを設定すると、一対の送風手段2(F,R)は初期設定の風量1及び風向横向きで送風を始める。印刷動作が始まったが、用紙Pが送り出されない空送の状態になると、一対の透過型用紙検知手段13(F,R)はいずれも用紙Pを検出すべきタイミングにおいて用紙Pを検出せず、用紙Pが送られない空送であることが検知される。空送の場合は、図示のように基本的には停止させた後、図10の表図に示したように各送風手段2(F,R)の風量等を空送に対応するように設定して次の動作に備える。
図18は空送補正時の駆動タイミング図である。軽量紙モードを設定すると、一対の送風手段2(F,R)のR側及びF側は、共に初期設定の風量1よりも1段階大きい風量2及び風向横向きで送風を始める。印刷動作が始まると、用紙Pは一対の送風手段2(F,R)の通常よりも大きな風量によって確実に分離されて空送されることなく1枚ずつ正常に送り出され、一対の透過型用紙検知手段13(F,R)に同一タイミングで、かつ正常な受光レベル2で検知される。
4.全体の制御手順について(図20)
以上、図9〜図19を参照して、搬送不良の種別に対応した送風手段2の風量・風向の調整手法について説明したが、以下においては、以上の説明を踏まえ、本給紙装置1が装備された画像形成装置において制御手段が実行する作動手順の全体について図20を参照して説明する。
S10(ステップ10を意味する。以下同様。)において、ユーザが図示しない操作パネルから軽量紙又は重量紙の種別のような用紙情報を設定する。なお、用紙情報は、前述したように、ユーザーが操作パネルで選択するモード情報でもよいし、給紙部の設定情報や透過型用紙検知手段13からの光透過量の信号に基づいて用紙種類を検知し、設定するものとしてもよい。
S20において、ユーザが印刷を開始させる。S30において、設定された用紙情報及び透過型用紙検知手段13(F,R)からの出力信号に応じて、メモリに格納された図10及び図11に示すような情報に基づき、送風手段2(F,R)の風量と風向を設定する。S40において、送風手段2(F,R)が駆動を開始する。S30において風量等の設定処理がなされた場合には、ここで設定を変更して駆動が開始される。S50において、給紙部が1枚の用紙Pを給紙する。S60において、印刷部で印刷されて送られてきた当該用紙Pを透過型用紙検知手段13(F,R)が検出する。
S70において、両透過型用紙検知手段13(F,R)における用紙Pの検出タイミング差の有無や、そのタイミング差と判断基準である所定値との大小関係によって、図10に示したように斜行(軽微又は重度)が検出される。また両透過型用紙検知手段13(F,R)の受光レベルによって、図10に示したように重送又は空送の有無が検出される。そして、これらの搬送上の不具合の有無の判断に基づき、ジャムが発生したか否かを判定する。
S70における斜行量判断の結果、斜行が発生しておらず、ジャムの発生がないと判定された場合(S70、「発生無し」)、S80で、指定された所定枚数の印刷が終了したと判断されれば(S70、YES)、S90で動作終了となり、指定された所定枚数の印刷が終了していないと判断されれば(S70、NO)、S50に戻って1枚給紙から始まる印刷動作が再開される。
S70でジャムに至らない軽微な斜行が発生したと判定された場合(S70で「軽微な斜行」)、S100で、透過型用紙検知手段13(F,R)が得た情報で制御手段のメモリの対応情報を更新し、S30において更新された情報に基づき、送風手段2(F,R)の風量と風向を設定する。
S70における斜行量判断の結果、斜行が発生しており、ジャムが発生したと判定された場合(S70で「ジャム」)、すなわちジャムとなる重度の斜行や、重送、空送が検知された場合には、S110で、透過型用紙検知手段13(F,R)が得た情報に基づき、制御手段のメモリの対応情報を更新する。そして、S120で給紙動作と送風手段2(F,R)の送風動作を停止し、S130で図示しない表示手段にジャムエラー警告を表示する。ジャムが解除された場合には(S140、YES)、S20に戻って再度印刷を開始することができる。ジャムが解除されない場合には(S140、NO)、表示手段でのジャムエラー警告表示を継続乃至繰り返して行う(S130)。
以上説明した実施形態では、一対の送風手段2,2(又は2対の送風手段)が、給紙装置1のF側(前側)とR側(後側)にあった。換言すれば、用紙Pの幅方向の中心線について用紙Pの左側縁と右側縁に近接して設けられていた。しかしながら、一対の送風手段2,2はそれぞれ独立に、少なくとも風量が制御でき、かつ用紙Pに対して対称な位置から送風できる位置にあればよく、例えば左右各側縁に限らず、用紙Pの前端側に近接して左右一対を設けても良い。
また、実施形態では、一対の送風手段2,2の風向を変えて重度の斜行を防止するようにしているが、風向の設定は、要するに用紙Pの張り付きや摩擦の増大が発生している部分に対してより強い風を吹き付け、また当該部分が分離しやすいような回転を用紙Pに与える態様であれば、特に実施形態のものに限定する必要はない。
さらに、実施形態では、重度の斜行の補正のために、一対の送風手段2,2について、風量の増大か、又は風向を相違させて設定するか、2つの手法を示したが、特に重度の斜行に対しては、これら両手法を併せて用いても良い。同様に重度のジャムをもたらす重送や空送に対処するために、単独で、又は前述した風量増大の手法と併用して、風向を相違させて設定する手法を用いても良い。
1…給紙装置
2…送風手段(F,R)
3…給紙台
6…給紙ユニット
8…サイドフェンス
11…風向制御板
13…透過型用紙検知手段(F,R)
P…用紙

Claims (4)

  1. 給紙台上に積層された用紙の中の最上位の用紙の上面に対し、所定位置に配置された給紙ローラを接触させ、前記給紙ローラの駆動により前記最上位の用紙を給紙方向に送り出す給紙装置において、
    用紙幅方向に沿って設けられ、それぞれ独立に制御可能であり前記最上位の用紙の下方に送風する一対の送風手段を有することを特徴とする給紙装置。
  2. 前記給紙ローラに関する給紙方向の下流に、給紙方向に送り出された前記用紙の用紙幅方向の両端部をそれぞれ検知する一対の用紙検知手段を設け、前記一対の用紙検知手段による用紙の検知タイミングの差に基づき、前記一対の送風手段を風量に差異が生じるように制御することを特徴とする請求項1に記載の給紙装置。
  3. 前記給紙ローラに関する給紙方向の下流に、給紙方向に送り出された前記用紙の用紙幅方向の両端部をそれぞれ検知する一対の用紙検知手段を設け、前記一対の用紙検知手段による用紙の検知タイミングの差に基づき、前記一対の送風手段を風向に差異が生じるように制御し、送り出された用紙の斜行を補正することを特徴とする請求項1に記載の給紙装置。
  4. 前記用紙検知手段として、前記給紙ローラの下流に透過型用紙検知手段を配置し、前記透過型用紙検知手段の受光量に基づき、前記一対の送風手段の風量を増大させることにより、用紙の重送と空送の少なくとも一方を補正するように制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の給紙装置。
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