JP2012039643A - 表示装置及び表示装置の制御方法と制御プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】本実施形態では省電力動作状態にある表示装置が利用者により誤認識され、誤操作されるのを防止し、装置の信頼性を保証する。
【解決手段】本実施形態では、表示装置本体がリモコンの電源操作に応じて、電源のオン、オフを切替える。検出部が前記表示装置本体の表示面と対向する領域を検知範囲とし、この領域の人を検出する。リモコン受信部が前記検知範囲の外の領域のリモコンからの操作信号を受信する。省電力設定部は前記検出部が前記人を検出していない状態で、前記表示装置本体を省電力状態に移行させる。第1の省電力状態解除部は、前記検出部が前記検出出力を得ると前記表示装置本体の省電力状態を解除する。第2の省電力状態解除部は、前記表示装置が省電力状態の場合に、前記リモコンにより電源操作があると、前記電源をオフすることなく前記省電力状態を解除する。
【選択図】図2
【解決手段】本実施形態では、表示装置本体がリモコンの電源操作に応じて、電源のオン、オフを切替える。検出部が前記表示装置本体の表示面と対向する領域を検知範囲とし、この領域の人を検出する。リモコン受信部が前記検知範囲の外の領域のリモコンからの操作信号を受信する。省電力設定部は前記検出部が前記人を検出していない状態で、前記表示装置本体を省電力状態に移行させる。第1の省電力状態解除部は、前記検出部が前記検出出力を得ると前記表示装置本体の省電力状態を解除する。第2の省電力状態解除部は、前記表示装置が省電力状態の場合に、前記リモコンにより電源操作があると、前記電源をオフすることなく前記省電力状態を解除する。
【選択図】図2
Description
本発明は表示装置及び表示装置の制御方法と制御プログラムに関するもので、特に省電力に寄与する。
電力を使用する装置にあっては省電力対策が施されている。表示装置においても省電力対策を図った技術が公知である(たとえば特許文献1、特許文献2)。
特許文献1では、表示装置が人体センサを備えている。人体センサにより、人体が表示装置に接近したことが検出されると、表示装置は電源がオンされ、人体が検出されないときは、表示装置の電源はオフされる。
特許文献2では、周囲のユーザの存在を検出するセンサがリモートコントローラに設けられている。センサがユーザの不在を検出したとき、不在時間の長さに応じて、段階的に省電力状態を制御する。不在時間が3分以上経過したときは、ハードディスク装置のヘッドを退避位置へ移動させ、5分以上経過したときは、ハードディスク装置のモータを停止させている。
この発明の目的は、省電力動作状態にある表示装置が利用者により、誤認識され、誤操作されるのを防止し、装置の信頼性を保証するようにした表示装置及び表示装置の制御方法と制御プログラムを提供することにある。
上記の課題を解決するために本発明の一面では、リモートコントローラの電源操作に応じて、電源のオン、オフを切替える表示装置本体と、
前記表示装置本体の表示面と対向する領域を検知範囲としており、この領域の特定の対象を検出する検出部と、
前記検知範囲の外の領域のリモートコントローラからの操作信号を受信するリモコン受信部と、
前記検出部が前記特定の対象を検出していない状態で、前記表示装置本体を省電力状態に移行させる省電力状態設定部と、
前記検出部が前記検出出力を得ると前記表示装置本体の省電力状態を解除する第1の省電力状態解除部と、
前記検出部が前記特定の対象を検出していない状態で前記表示装置が省電力状態の場合に、前記リモートコントローラにより前記電源操作があると、前記電源をオフすることなく前記省電力状態を解除する第2の省電力状態解除部を有する。
前記表示装置本体の表示面と対向する領域を検知範囲としており、この領域の特定の対象を検出する検出部と、
前記検知範囲の外の領域のリモートコントローラからの操作信号を受信するリモコン受信部と、
前記検出部が前記特定の対象を検出していない状態で、前記表示装置本体を省電力状態に移行させる省電力状態設定部と、
前記検出部が前記検出出力を得ると前記表示装置本体の省電力状態を解除する第1の省電力状態解除部と、
前記検出部が前記特定の対象を検出していない状態で前記表示装置が省電力状態の場合に、前記リモートコントローラにより前記電源操作があると、前記電源をオフすることなく前記省電力状態を解除する第2の省電力状態解除部を有する。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。まず図1に本発明が適用された表示装置が表示装置の場合の概念図を示す。
表示装置100はユーザ200の存否を検知するセンサ部108を備えている。図1(A)に示すように、ユーザ200が、センサ部108の検出領域A1内に居るときは、自動動作状態にある表示装置100は、省電力状態を解除し、通常動作状態で動作する。しかし図1(B)に示すように、ユーザ200が、センサ部108の検出領域A1の外に移動し、一定時間(たとえば2乃至5分)が経過すると表示装置100は、省電力状態に移行する。
省電力状態に移行した表示装置100は、映像出力及び音声出力の停止状態となる。このために、表示装置100の表示部は暗状態となり、また音声も無音状態となる。映像出力停止状態になると液晶パネルの場合バックライトのオフが行われる。
図2は、上記表示装置の構成例を示している。表示装置には、放送波を受信するチューナー部101、映像を処理する映像処理部102、音声を処理する音声処理部103を有する。映像処理部102の出力は、映像を表示する映像表示部104に供給され、音声処理部103の出力は、音声を出力する音声出力部105に供給される。
リモートコントローラ(以下リモコンと略称)受信部106は、リモコン120からの操作信号を受信する。操作信号は、装置を統括的に制御するシステム制御部107にて解釈される。システム制御部107は、操作信号の解釈に応じて装置の動作状態を制御するための動作制御部107pを含む。
さらに、システム制御部107には、ユーザの存否を検出するセンサ部(代用としてカメラであってもよい)108からの検出信号が入力される。
センサ部108は、焦電型赤外センサ、超音波センサ、又は送受信型の赤外線LEDセンサ、パッシブ赤外線感知器等の各種センサを使用、又はこれらを組み合わせて使用してもよい。又はセンサの代用として、カメラの撮像によるユーザ存否の検出(撮像領域内の人体、顔検出等)であってもよい。
この装置において制御部107は、次のような特徴的な機能を有する。即ち、センサ部108からの対象(ユーザ)の検出出力の有り無しに応じて表示装置本体を省電力状態を解除した状態と省電力状態に変化させる。そして省電力状態のときに前記センサ部が前記対象を検出出来ない場合でも操作信号が入力したときは、強制的に前記省電力状態を解除する。
具体的に記述すると、この装置においては、対象の無を検出することで前記表示装置本体を省電力状態に移行させる省電力状態設定部107aと、対象の有を検出することで前記表示装置本体の省電力状態を解除する第1の省電力状態解除部107bと、前記省電力状態のときであり、前記センサ部108が前記対象を検出出来ない場合でも、リモートコントローラからの操作信号が入力したとき、強制的に省電力状態を解除する第2の省電力状態解除部107cとを有する。
図3に、上記した装置の動作フローの例を示す。今、センサ部108によって、対象としてのユーザの不在が検出され、省電力状態の動作状態にある(ステップS1)ものとする。この状態では、センサ部108からのユーザ検出の有無の処理は随時又は定期的に行われる(ステップS2, S3)。
センサ部108によりユーザが検出された場合、つまり所定の検出信号が得られた場合は、通常動作に移行する(ステップS3からステップS4への移行)。ユーザが検出されない場合、省電力動作を継続するが、センサ部108によるユーザ検出がされていない状態でリモコン120からの操作信号を受信したとすると(ステップS2)、そのリモコン操作に関わらず、通常動作へ移行する(ステップS2からステップS4への移行)。なおここで、通常動作に移行する前に、「省電力状態の映像表示停止等を解除し、通常動作状態に移ります」というようなメッセージを表示した後に、ユーザによる「決定ボタン」操作、または「戻るボタン」操作を確認した上でで、通常動作に移行又は、省電力動作を継続するようにしてもよい。このメッセージは動作状態制御部107aの制御に基づいて行われる。この機能は、ユーザが一時的に検出領域を通過するとき、或いはペットなどが検出領域に侵入した際に有効であり、ユーザの現在の意思を動作に反映することができる。
本発明を用いることで、ユーザ不在を検知する表示装置において、ユーザの誤解による誤操作を防ぐことができ、ユーザの利便性を高めることが出来る。たとえば、第1のユーザが視聴を止めてセンサ検出領域A1の外(たとえば居間の外)に移動し、表示装置が省電力状態にあるとき、第2のユーザが居間に来ると、省電力状態の表示装置が電源オフではないかと誤解しやすい。
第2のユーザは、検出領域A1の外から電源スイッチを操作することがある。このような場合、本発明が適用されていない表示装置は、本質的な電源オフ状態になり、第2のユーザの意思(電源オン)とは逆の状態を提示することになる。するとユーザが装置の機能に疑問をもつことがある。
しかし、本発明では第2の省電力状態解除部107cが存在することで、第2のユーザの誤認識によるリモコン操作にも関わらす、表示装置は正常動作を行うことができる。
この発明は上記の実施例に限定されるものではない。上記の実施の形態では、表示装置100に本発明が適用された例を説明した。そして表示装置は、省電力状態では表示部への出力が停止されるとした。しかしこれに限らない。表示装置は、省電力状態では表示部への出力が停止されるが、音声出力部の出力は維持されてもよい。また表示装置は、省電力状態では表示部への出力が停止され、音声出力部の出力も停止されてもよい。
本発明は、センサ部108の検出領域A1の外からリモコン操作が可能な環境では、特に有効となる。このことは、センサ部108の検出領域A1を絞り込むことが可能であることを意味する。
つまり図4に示すように、検出領域を絞り込むみ、検出領域Xから検出領域Yにすることで、不要な誤動作を防止したり、省電力化を得ることができる。つまり、検出領域が大きすぎると、省電力状態にあるときにペットなどを検出して不要なオンオフを繰り返すことがある。このような不要なオンオフを低減するためには、検出領域を絞り込んだほうがよい。そこで、検出領域Xから検出領域Yに設定する。しかしこのように絞り込むと、省電力状態のときに先に説明したようなユーザの誤認識を招くことがある。したがって、本発明のように、省電力状態のときはリモコン操作の内容に関わらず、省電力状態を解除すれば、ユーザの誤解を解消することができる。
またこの発明はオーディオ機器、エアーコンディショナー、室内照明具などにおいても適用できるものである。エアーコンディショナー、室内照明具は、操作信号が特にリモートコントローラから出力されるとは限らない。たとえば、モニタ室のスイッチ(固定操作部)で操作されることがある。したがって本発明の装置は、操作信号発生器がリモコンに限定されるものではない。
図5に示す例は、操作信号発生器500がたとえば部屋のドア501の近くに設置されている例である。このような場合ユーザ200は、部屋に入ったとき、表示装置100が省電力状態に移行しているとき、電源オフであると勘違いすることがある。このような場合でも操作信号を発生すると、強制的に省電力状態が解除される仕組みになっており、装置の信頼性を確保できる。
上記したように省電力状態にある表示装置は、利用者によりたとえば表示装置本体が電源オフ状態であると誤認識されることがある。このような場合に利用者が操作部、たとえばリモートコントローラの電源ボタンを操作すると、表示装置本体が実質的な電源オフ状態に移行し、利用者が表示装置の故障と誤認識することがある。しかし、上記解決手段によると、このような誤認識は解消される。またセンサ部の検出機能が劣化しているような場合でも操作部の操作により省電力状態を復帰することができる。本実施形態は、表示面を有する各種の装置に適用可能であり省電力化を図ることができる。
100・・・表示装置、200・・・ユーザ、101・・・チューナー部、102・・・映像処理部、103・・・音声処理部、104・・・表示部、105・・・音声出力部、106・・・リモコン受信部、107・・・システム制御部、107a・・・省電力状態設定部、107b・・・第1の省電力状態解除部、107c・・・第2の省電力状態解除部、108・・・センサ部、120・・・リモコン。
Claims (5)
- リモートコントローラの電源操作に応じて、電源のオン、オフを切替える表示装置本体と、
前記表示装置本体の表示面と対向する領域を検知範囲としており、この領域の特定の対象を検出する検出部と、
前記検知範囲の外の領域のリモートコントローラからの操作信号を受信するリモコン受信部と、
前記検出部が前記特定の対象を検出していない状態で、前記表示装置本体を省電力状態に移行させる省電力状態設定部と、
前記検出部が前記検出出力を得ると前記表示装置本体の省電力状態を解除する第1の省電力状態解除部と、
前記検出部が前記特定の対象を検出していない状態で前記表示装置が省電力状態の場合に、前記リモートコントローラにより前記電源操作があると、前記電源をオフすることなく前記省電力状態を解除する第2の省電力状態解除部を有する表示装置。 - 前記表示装置本体は、表示装置であり、前記省電力状態では表示部への出力が停止されることを特徴とする請求項1記載の表示装置。
- 前記表示装置本体は、表示装置であり、前記省電力状態では表示部への出力が停止されるが、音声出力部の出力は維持されることを特徴とする請求項1記載の表示装置。
- リモートコントローラの電源スイッチの操作に応じて、電源のオン、オフを切替える表示装置本体と、前記表示装置本体の表示面と対向する領域を検知範囲としており、この領域の特定の対象を検出する検出部と、リモコン受信部とを有した表示装置の制御方法であって、
前記リモコン受信部では、前記検知範囲の外の領域のリモートコントローラからの操作信号を受信するように設定し、
前記検出部が前記特定の対象を検出していない状態で、前記表示装置本体を省電力状態に移行させ、
前記検出部が前記検出出力を得ると前記表示装置本体の省電力状態を解除し、
前記検出部が前記特定の対象を検出していない状態で前記表示装置が省電力状態の場合に、前記リモートコントローラにより前記電源操作があると、前記電源をオフすることなく前記省電力状態を解除することを特徴とする表示装置の制御方法。 - リモートコントローラの電源スイッチの操作に応じて、電源のオン、オフを切替える表示装置本体と、前記表示装置本体の表示面と対向する領域を検知範囲としており、この領域の特定の対象を検出する検出部と、リモコン受信部とを有した表示装置の制御部における制御用プログラムであって、
前記リモコン受信部では、前記検知範囲の外の領域のリモートコントローラからの操作信号を受信するように設定されており、
前記検出部が前記特定の対象を検出していない状態で、前記表示装置本体を省電力状態に移行させ、
前記検出部が前記検出出力を得ると前記表示装置本体の省電力状態を解除し、
前記検出部が前記特定の対象を検出していない状態で前記表示装置が省電力状態の場合に、前記リモートコントローラにより前記電源操作があると、前記電源をオフすることなく前記省電力状態を解除するようにプログラムされた表示装置の制御用プログラム。
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