JP2003298977A - 受信方法、受信機及びテレビジョン受像機 - Google Patents

受信方法、受信機及びテレビジョン受像機

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JP2003298977A JP2002096388A JP2002096388A JP2003298977A JP 2003298977 A JP2003298977 A JP 2003298977A JP 2002096388 A JP2002096388 A JP 2002096388A JP 2002096388 A JP2002096388 A JP 2002096388A JP 2003298977 A JP2003298977 A JP 2003298977A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 視聴者が放送番組を視聴していない状態が継
続すると、放送番組の有無にかかわらず、省電力モード
に移行するようにする。 【解決手段】 デジタルチューナ2によってデジタル衛
星放送信号のうちの一つを選局して、このデジタル衛星
放送信号から目的とするチャネルが選局チャネルとして
選局される。デ・マルチプレクサ4は選択デジタル衛星
放送信号から番組関連情報であるEITを抽出して、こ
のEITを制御部100に与える。制御部では、EIT
に基づいて選局チャネルにおける放送番組の切り換わり
を監視して切り換わり回数を得る。切り換わり回数が予
め定められた切り換わり回数となると、制御部はアナロ
グブロック制御部25を制御して、電源供給回路26か
らアナログブロック6aに対する電源供給(電力供給)
を停止し、省電力モードへと移行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は省電力化を効果的
に実行する受信方法、受信機及びテレビジョン受像機に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、深夜にテレビジョン放送番組を
視聴しつつ、テレビジョン受像機に電源が投入されたま
ま眠ってしまうということがある。このような場合に
は、テレビジョン放送が終了しているにもかかわらず、
視聴者(ユーザ)がテレビジョン放送の終了に気付くま
で、テレビジョン受像機は電源が投入されたままの状態
となっている。その結果、無駄に電力が消費されてしま
うことになる。
【0003】ところで、地上波のアナログテレビジョン
放送信号を受信するテレビジョン受像機では、テレビジ
ョン放送信号の有無を検出すれば、放送していないチャ
ンネル(放送終了チャンネル)を選局しているか否かを
検出することができる。例えば、テレビジョン受像機の
チューナ部から出力される映像信号の同期信号につい
て、その有無を監視すれば、放送していないチャンネル
を選局している状態にあるか否かを容易に検出すること
ができる。
【0004】そこで、放送していないチャンネルを所定
の時間選局したままの状態になっていることが検出され
ると、テレビジョン受像機中の最低限動作させておかな
ければならない部分(機能)にのみ電源を供給するよう
にして、その他の部分への電源の供給を停止して、無駄
な電力消費を防止することが行われている。
【0005】ところが、デジタル衛星放送又はアナログ
衛星放送の場合には、テレビジョン番組の放送が終了し
ても、衛星からの電波がとぎれることがなく、例えばテ
スト信号等が送出されていることが多い。このため、前
述した地上波のアナログテレビジョン放送の場合と同様
の手法によっては、テレビジョン番組の放送が行われて
いるチャンネルと、テレビジョン番組の放送が行われて
いないチャンネルとを区別することができない。
【0006】このような不具合を解決するため、例えば
特開2002−16854公報に記載された手法が知ら
れている(以下、従来例と呼ぶ)。従来例では、チュー
ナによって選局したデジタル衛星放送信号からデマルチ
プレクサを用いて番組関連情報であるEIT(Even
t Information Table)を抽出し
て、この番組関連情報を制御部に供給する。そして、制
御部では番組関連情報を監視して、選局したチャンネル
において予め定められた時間以上放送番組を放送されて
いない状態が継続していると、アナログブロック制御部
によって電源供給回路を制御して、アナログブロックへ
の電源供給を停止している(つまり、省電力モードに遷
移する)。
【0007】このようにして、従来例では、デジタル衛
星放送等において、番組関連情報を監視して選局チャン
ネルにおいて、放送番組の放送が予め定められた時間以
上行われていないと、自動的に省電力モードに遷移させ
るようにしている。従って、放送番組を放送していない
チャンネルを選局して、電源が投入された状態であって
も、自動的に省電力モードに遷移されるから、無駄に電
力を消費してしまうことを防止することができることに
なる。そして、このような受信方法はテレビジョン受像
機に限らず、他の受信機においても採用することができ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来のテレビジョン受
像機は以上のように構成されているので、例えばテレビ
ジョン受像機の電源を投入したまま、ユーザが眠ってし
まっても、放送番組が終了しない限りは、電源が切れる
ことがない。つまり、放送番組が途切れることなく(終
了することなく)、24時間放送を行っているチャンネ
ルを選局してしまうと、ユーザが眠ってしまう等放送番
組を視聴していない状態が継続しても、放送番組を受信
している限りは、電源が自動的に切られることがなく、
結果的に電力を無駄に消費するという課題があった。
【0009】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、視聴者(ユーザ)が放送番組を視
聴していない状態が継続すると、放送番組の有無にかか
わらず、省電力モードに移行して省電力を確実に行うこ
とのできる受信方法、受信機及びテレビジョン受像機を
得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る受信方法
は、少なくとも1つのチャンネルを備え、該チャンネル
毎に放送番組を有するとともに、前記放送番組に関する
番組関連情報を有する選局放送信号から目的とするチャ
ンネルを選局チャンネルとして選局するチャンネル選局
ステップと、前記選局放送信号から前記番組関連情報を
抽出する抽出ステップと、前記抽出ステップにて抽出し
た番組関連情報に基づいて、前記選局チャンネルにおけ
る前記放送番組の切り換わりを監視して切り換わり回数
を得る監視ステップと、前記切り換わり回数が予め定め
られた切り換わり回数となると受信モードから省電力モ
ードに移行する省電力モード切替ステップとを備えるも
のである。
【0011】この発明に係る受信方法は、受信モードに
おいて選局チャンネルが決定されると、省電力モード切
替ステップを実行するものである。
【0012】この発明に係る受信方法は、監視ステップ
が、受信モード中において所定の入力操作があったか否
かを判定する入力操作判定ステップと、前記入力操作が
ないと判定されると選択チャンネルで予め規定されたイ
ベントが発生したか否かを判定するイベント発生判定ス
テップと、前記イベントが発生したと判定されると該イ
ベントが前記選択チャンネルにおける前記放送番組の切
り換わりであるとカウントアップして切り換わり回数と
するカウントアップステップとを備えるものである。
【0013】この発明に係る受信機は、少なくとも1つ
のチャンネルを備え、該チャンネル毎に放送番組を有す
るとともに、前記放送番組に関する番組関連情報を有す
る放送信号を複数受けて該複数の放送信号のうち1つを
選局放送信号として選局する放送信号選局手段と、該選
局放送信号から目的とするチャンネルを選局チャンネル
として選局するとともに、前記選局放送信号から前記番
組関連情報を抽出するチャンネル選局手段と、前記チャ
ンネル選局手段によって抽出された番組関連情報に基づ
いて、前記選局チャンネルにおける前記放送番組の切り
換わりを監視して切り換わり回数を得る監視手段と、前
記切り換わり回数が予め定められた切り換わり回数とな
ると受信モードから省電力モードに移行制御する制御手
段とを備えるものである。
【0014】この発明に係る受信機は、制御手段が予め
定められた切り換わり回数を変更する切り換わり回数変
更コマンドに応じて前記切り換わり回数を変更するもの
である。
【0015】この発明に係る受信機は、放送信号がデジ
タル放送信号であり、番組関連情報が前記デジタル放送
信号に多重化された電子番組ガイド情報であることを特
徴とするものである。
【0016】この発明に係る受信機は、選局チャンネル
で提供される放送番組を出力する出力手段を備え、制御
手段が、省電力モードの際、前記出力手段に対する電力
供給を停止するものである。
【0017】この発明に係るテレビジョン受像機は、少
なくとも1つのチャンネルを備え、該チャンネル毎に放
送番組を有するとともに、前記放送番組に関する番組関
連情報を有する放送信号を複数受けて、該複数の放送信
号のうち1つを選局放送信号として選局する放送信号選
局手段と、該選局放送信号から目的とするチャンネルを
選局チャンネルとして選局するとともに前記選局放送信
号から前記番組関連情報を抽出するチャンネル選局手段
と、前記チャンネル選局手段によって抽出された番組関
連情報に基づいて、前記選局チャンネルにおける前記放
送番組の切り換わりを監視して切り換わり回数を得る監
視手段と、前記選局チャンネルで提供される前記放送番
組に関する映像を表示する表示手段と、前記切り換わり
回数が予め定められた切り換わり回数となると、前記表
示手段に対する電力供給を停止制御する制御手段とを備
えるものである。
【0018】この発明に係るテレビジョン受像機は、放
送信号がデジタル放送信号であり、番組関連情報がデジ
タル放送信号に多重化された電子番組ガイド情報である
ことを特徴とするものである。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.ここでは、受信機として、TS形式と呼
ばれるMPEGシステムにおける伝送フレーム形式を採
用してデジタル衛星放送を受信するテレビジョン受像機
(以下、デジタルテレビジョン受像機と呼ぶ)を例にあ
げて説明する。なお、TS形式のデジタル放送信号は、
1つの放送信号に複数の放送番組の映像データ及び音声
データ、そして、放送に関する種々のデジタルデータが
パケット化されて、所謂時分割多重化されている。この
ため、デジタルテレビジョン放送の場合には、目的とす
るテレビジョン放送番組を放送するチャンネルを含むデ
ジタル放送信号(RFチャンネル)を選局するととも
に、目的とする放送番組を放送するチャンネルを選択し
て、デジタル放送信号から目的とする放送番組に関する
データを抽出する。これによって、ユーザは目的とする
放送番組が視聴可能となる。従って、以下の説明におい
て、単にチャンネルというときには、放送番組を選局す
る際の単位を意味し、チャンネルの選局というときに
は、デジタル放送信号の選局だけでなく、デジタル放送
信号の選局と目的とする放送番組の選局(選択)とを含
む。
【0020】図1はこの発明の実施の形態1によるデジ
タルテレビジョン受像機(以下、単にテレビジョン受像
機という)の構成を示すブロック図である。図におい
て、1は受信アンテナ、2はデジタルチューナ(以下、
単にチューナという)、3はデ・スクランブル部、4は
デ・マルチプレクサ、5は映像信号デコーダ5a及び音
声信号デコーダ5bを備えるデコード部、6はOSD
(On Screen Display)処理部、7は
映像信号処理部、8はDEF(Deflection:
偏向)処理部、9はディスプレイ、10は音声信号処理
部、11はスピーカである。そして、チューナ2は衛星
放送用受信アンテナ1に接続されており、OSD処理部
6、映像信号処理部7、DEF処理部8、ディスプレイ
9、音声信号処理部10、スピーカ11がアナログブロ
ック(出力手段)6aとなる。
【0021】さらに、図示のテレビジョン受像機は、制
御部(デジタル制御部)100、時計回路(図示せ
ず)、リモコンインタフェース部(以下リモコンI/F
部と略称する)22、リモコン信号受光部(受光部)2
3、アナログブロック制御部25、及び電源供給回路2
6とを備えており、電源供給回路26からアナログブロ
ック6aに電源が供給される。なお、アナログブロック
制御部25は、インタフェース(以下I/Fと略称す
る)24を介して制御部100に接続され、後述するよ
うにして、制御部100によってアナログブロック制御
部25は制御される。
【0022】制御部(制御手段及び監視手段)100
は、CPU101、ROM102、RAM103、及び
EEPROM(Electrically Erasa
bleProgrammable ROM)104を備
えており、これらCPU101、ROM102、RAM
103、及びEEPROM104がCPUバス105を
介して接続されている(つまり、制御部100はマイク
ロコンピュータである)。そして、制御部100によっ
てテレビジョン受像機自体が制御されることになる。
【0023】ROM102には、テレビジョン受像機に
おいて実行される処理プログラム及び必要なデータ等が
記録されており、RAM103は、実行された処理の途
中結果等を一時記憶する等主に作業領域として用いられ
る。さらに、RAM103は、後述するように、省電力
モードへの切り換え処理(省電力モード切り換え処理)
において、現在視聴中のチャンネルに関する番組の切り
換わり回数を格納する領域としても用いられる。EEP
ROM104は、ユーザによって設定された各種のパラ
メータ情報などを記憶するメモリであり、テレビジョン
受像機の電源が切られても、記憶したパラメータ情報等
が消滅することがない所謂不揮発性のメモリである。
【0024】加えて、リモートコマンダ(以下、リモコ
ンと略称する)30は、テレビジョン受像機用の遠隔制
御装置であり、ユーザの入力操作に応じて赤外線リモコ
ン信号を送出する。リモコン30には、電源のオン・オ
フキー、選局のためのチャンネルキー、チャンネルのア
ップ/ダウンキー、音量のアップ/ダウンキー、及びそ
の他各種のファンクションキー等が設けられている。そ
して、ユーザによるキー操作(入力操作)に応じて、リ
モコン30から送出される赤外線リモコン信号は、リモ
コン信号受光部23によって受光され、電気信号に変換
された後、リモコンI/F部22を介して制御部100
に与えられる。これによって、制御部100は、リモコ
ン信号に応じてテレビジョン受像機の各部(各機能)を
制御することになる。例えば、ユーザのキー操作に応じ
て、制御部100は電源のオン/オフ、選局、又は音量
調節等種々の制御を行う。
【0025】なお、図示しないが、テレビジョン受像機
本体には主電源オン/オフボタンスイッチが設けられて
おり、主電源オン/オフボタンスイッチをオンにして主
電源を投入しておけば、制御部100等の必要最小限の
部分(機能)に電源が供給され、テレビジョン受像機
は、受信待ち状態である所謂スタンバイモード(スタン
バイ状態)となる。スタンバイモードにおいては、リモ
コン30を用いて、テレビジョン受像機から離れた位置
で電源(駆動電源)のオン/オフ操作を行うことができ
る。これによって、スタンバイ状態においてリモコン3
0から電源投入を要求するリモコン信号をテレビ受像機
が受けると、アナログブロック6a等に駆動電源が供給
されることになる。駆動電源投入後においては、リモコ
ン30によってチャンネルの切り換え・音量調整等の各
種の操作を行うことができる。
【0026】このように、主電源の投入によって制御部
100等の必要最小限の部分に対して電源が供給されて
スタンバイモードとなり、駆動電源が投入されると、ア
ナログブロック6aを含めて全ての部分が機能して、テ
レビジョン受像機がデジタル放送信号を受信選局して目
的とする放送番組を視聴することができる(受信モー
ド)。つまり、主電源が投入された後、リモコン30に
よって駆動電源が投入されると、テレビジョン受像機
は、後述するようにして、デジタル衛星放送信号の受信
及び選局処理等を行って放送番組の視聴を可能とする。
即ち、衛星放送用受信アンテナ1によって受信されたT
S形式のデジタル衛星放送信号(以下、単に衛星放送信
号という)がチューナ2に与えられることになる。
【0027】次に動作について説明する。チューナ2
(放送信号選局手段)は、制御部100から与えられる
選局制御信号に基づいて複数の衛星放送信号のうちの1
つを選局して復調して復調衛星放送信号としてデ・スク
ランブル部3に与える。なお、上述の選局制御信号は、
ユーザのキー操作、つまり、チャンネル選局入力操作等
に応じて制御部100において生成される。
【0028】デ・スクランブル部3では、例えば、制御
部100から暗号解読のためのキー情報が提供されて、
受信選局した衛星放送信号に施されているスクランブル
処理(暗号化処理)を解読(解除)して、スクランブル
解読後の復調衛星放送信号(以下解読衛星放送信号と呼
ぶ)をデ・マルチプレクサ4に与える。
【0029】前述したように、衛星放送信号は、TS形
式の信号であり、複数の放送番組の映像データ及び音声
データ、放送に関する種々のデジタルデータ、そして、
EPGと呼ばれる電子番組ガイドを形成するためのデジ
タルデータ等がパケット化されて所謂時分割多重化され
ており、1つの衛星放送信号によって複数の放送番組及
び各種情報を提供することができる。そして、各パケッ
トには、PID(パケットID:パケット識別子)が付
加され、これによって、テレビジョン受像機では衛星放
送信号から目的とするパケットを分離抽出する。
【0030】デ・マルチプレクサ4(チャンネル選択手
段)では、制御部100から与えられるチャンネル選局
制御信号に基づいて、つまり、ユーザによって選局され
たチャンネルによって放送される放送番組の映像データ
及び音声データを解読衛星放送信号から抽出して、これ
ら映像データ及び音声データとをデコード部5に与え
る。
【0031】この際、デ・マルチプレクサ4では、解読
衛星放送信号から放送に関する種々のデータ及びEPG
を形成するためのデータを抽出して、これらデータを制
御部100に与える。図示の例では、デ・マルチプレク
サ4から制御部100に与えられる情報(データ)とし
ては、NIT(Network Informatio
n Table)、PAT(Program Asso
ciation Table)、PMT(Progra
m Map Table)、及びEIT(Event
Information Table)等がある。
【0032】NITは、伝送路に関する物理的な情報を
示すものであり、衛星の軌道に関する情報、偏波に関す
る情報、トランスポンダ(衛星中継器)毎の周波数に関
する情報、及び各伝送路によって伝送される放送番組
(プログラム)番号を示す情報を含んでいる。NIT自
体のPID(パケットID:パケット識別子)は、PA
Tによって指定され、放送番組番号は、ユーザが選局す
るチャンネルに対応している。
【0033】PATは、各放送番組番号毎に、その放送
番組を構成するパケットの情報を伝送するPMTのPI
Dを示すものである。PAT自体のPIDとしては、例
えば、固定的にPID=“0”が割り当てられる。PM
Tは、各放送番組番号毎に、その放送番組を構成する映
像、音声、及び付加データ等のストリームが伝送される
パケットのPIDを示すものである。PMT自体のPI
Dは、PATで指定される。
【0034】そして、ユーザが、目的とする放送番組を
放送しているチャンネルを選局すると、NITの情報に
よって、選局されたチャンネルを含む衛星放送信号を放
送しているトランスポンダが特定される。これによっ
て、前述したように、特定されたトランスポンダからの
衛星放送信号を選局するように制御部100が選局制御
信号を生成して、この選局制御信号をチューナ2に与
え、目的とするチャンネルを含む衛星放送信号を選局す
ることになる。
【0035】一方、PATの情報によって、ユーザによ
って選局されたチャンネルにより提供される放送番組を
構成する映像データ及び音声データのパケットPIDを
示すPMTが特定される。そして、特定されたPMTに
基づいて、制御部100はチャンネル選局制御信号を生
成して、このチャンネル選局制御信号をデ・マルチプレ
クサ4に与え、前述のように、デ・マルチプレクサ4に
おいて目的とする放送番組の映像データ及び音声データ
を解読衛星放送信号から分離抽出する。
【0036】また、EITは、チャンネル番号、チャン
ネル名、番組の開始時刻、及び番組の終了時刻等のEP
Gを生成するための情報を示すものである。このEIT
によって、時間軸とチャンネル軸とを有するEPGを生
成して、EPGを参照してユーザが目的とする放送番組
を放送しているチャンネルを迅速に検索して選局を行う
ことができる。
【0037】さらに、EITに基づいて、後述するよう
に、選局したチャンネルにおいて、放送番組が放送され
ているか否かを確実に検出することができる。つまり、
テレビジョン受像機においては、EITが番組関連情報
として用いられることになる。
【0038】そして、このテレビジョン受像機において
は、デ・マルチプレクサ4で分離抽出されて出力される
放送番組のES(Elementary Strea
m)、つまり、目的とする放送番組の映像データ及び音
声データは、MPEG方式の符号化方法によりデータ圧
縮されたものである。
【0039】そこで、デコード部5においては、映像デ
ータ及び音声データを伸長処理(圧縮解凍処理)して処
理可能な形態とする。つまり、デコード部5は、図1に
示すように、映像信号デコーダ5a及び音声信号デコー
ダ5bを備えており、デコード部5は、映像データ及び
音声データを所定の符号化方式に応じて伸長処理して、
データ圧縮前の元のデジタル映像データ及びデータ圧縮
前の元のデジタル音声データを復元することになる。
【0040】デコード部5は、復元したデジタル映像デ
ータをD/A変換(デジタル/アナログ変換)して、ア
ナログ映像信号を生成し、このアナログ映像信号をOS
D処理部6に与える。さらに、デコード部5は、復元し
たデジタル音声データをD/A変換して、アナログ音声
信号を生成して、このアナログ音声信号を音声信号処理
部10に与える。
【0041】OSD処理部6では、制御部100から与
えられるデータに応じて、映像信号処理を行ってEPG
及び各種のメッセージを表示する。OSD処理部6は、
例えば、放送番組の映像以外の文字等の情報を表示する
ようにするための所謂テキスト/グラフィック処理回路
である。例えば、ユーザからの指示に応じて選局された
チャンネルを示す文字(チャンネル表示)及び音量レベ
ルを示す音量バー等を表示する際には、この文字及び音
量バーを表示するためのデータ(情報)が、制御部10
0からOSD処理部6に与えられることになる。そし
て、OSD処理部6では、アナログ映像信号にチャンネ
ル表示及び音量バー表示が重畳されて、重畳アナログ映
像信号として映像信号処理部7に与えられる。
【0042】また、ユーザからの指示(入力操作)に応
じて、EPGを表示する際には、EPGを形成する情報
が制御部100からOSD処理部6に与えられる。そし
て、OSD処理部6では、EPGを表示するためのEP
G映像信号が生成されて、このEPG映像信号が映像信
号処理部7に与えられることになる。
【0043】映像信号処理部7では、アナログル映像信
号(重畳アナログ映像信号等を含む)から、ディスプレ
イ9に供給する形式の信号、例えば、R(赤)、G
(緑)、B(青)の3原色信号を形成し、この3原色信
号をディスプレイ9に与える。ディスプレイ9は、例え
ば、CRT(Cathode−Ray Tube)ディ
スプレイであり、3原色信号に応じた映像を画面表示す
る。これによって、ユーザによって選局されたチャンネ
ルで放送されている放送番組に関する映像がディスプレ
イ9に表示される。なお、DEF処理部8では、映像同
期信号に基づいて偏向信号を生成して、この偏向信号を
ディスプレイ9の偏向ヨークに与える。これによって、
ディスプレイ9では電子ビームを走査して映像を表示す
ることになる。
【0044】一方、音声信号処理部10では、アナログ
音声信号を必要なレベルにまでに増幅して、音声増幅信
号としてスピーカ11に供給する。これによって、ユー
ザによって選局されたチャンネルで放送されている放送
番組の音声がスピーカ11から出力される。
【0045】このようにして、このテレビジョン受像機
では、衛星放送信号を受信選局して、その選局した衛星
放送信号から目的とする放送番組を分離抽出して再生
し、ユーザが目的とする放送番組を視聴することができ
るようにしている。
【0046】そして、このテレビジョン受像機には、制
御部100がデ・マルチプレクサ4により抽出されるE
ITの情報を監視して、選局したチャンネルで2つ以上
の番組の切り換わりを検出すると、電源供給回路26に
よってアナログブロック6aに対する電源供給を停止さ
せるオートシャットダウン機能が備えられ、電力の無駄
な消費を防止している。つまり、このテレビジョン受像
機では、前述したように、選局したチャンネルにおける
番組の切り換わり回数を記憶するRAM103を備え
て、この番組の切り換わり回数が予め定められた切り換
わり回数以上となると、制御部100がI/F24を介
してアナログブロック制御部25を制御する。そして、
アナログブロック制御部25によって電源供給回路26
が制御されて、アナログブロック6aに対する電源の供
給を制御(停止)している。
【0047】なお、上述の例では、アナログブロック6
aは、アナログ映像信号及びアナログ音声信号を信号処
理する部分であり、図1において点線で囲まれた、OS
D処理部6、映像信号処理部7、DEF処理部8、ディ
スプレイ9、音声信号処理部10、及びスピーカ11か
らなる部分である。
【0048】次に図1に示すテレビジョン受像機におけ
る省電力モードについて説明する。
【0049】図1及び図2を参照して、いま、主電源が
投入されると、制御部100は、リモコン30から駆動
電源の投入を指示するリモコン信号が与えられるまで待
ち状態となる(ステップST101)。そして、ステッ
プST101において、リモコン30から駆動電源の投
入を指示するリモコン信号を受信したと判断すると、制
御部100は、アナログブロック6aを含むすべての回
路部分に電源を供給することになる。そして、制御部1
00では、所謂ラストチャンネルメモリ機能によって、
前回電源が落とされる直前まで選局していたチャンネル
を選局する(ステップST102)。
【0050】次に、制御部100では、リモコン30か
ら入力操作(キー操作)があるか否かを判断して(ステ
ップST103)、リモコン30から選局入力操作がな
いと判断すると、後述する図2に示すステップST11
0の処理に進み、省電力モード切替ルーチンを実行す
る。
【0051】一方、ステップST103において、リモ
コン30から入力操作があると判断すると、制御部10
0は、この入力操作が選局を指示するものか否か、つま
り、入力操作がチャンネルの変更を指示するものである
か否かを判断する(ステップST104)。ステップS
T104において、入力操作が選局を指示するものでは
ないと判断すると、制御部100は入力操作がテレビジ
ョン受像機の駆動電源をオフにすることを指示するもの
であるか否かを判断する(ステップST105)。
【0052】ステップST105において、入力操作が
駆動電源をオフにすることを指示するものであると判断
すると、制御部100は、アナログブロック6a等に対
する電源供給を停止する等の終了処理を行い(ステップ
ST106)、スタンバイモードとなる。その後に、制
御部100では、ステップST101からの処理を繰り
返すことになる。
【0053】一方、ステップST105において、入力
操作入力が駆動電源をオフにすることを指示するもので
はないと判断すると、制御部100は、その入力操作に
応じた処理、例えば、音量及び/又は画質の調整、チャ
ンネル表示等の処理を行って(他の処理:ステップST
107)、後述する図2に示すステップST113の処
理に進み、省電力モード切替ルーチンを実行することに
なる。
【0054】ステップST104において、入力操作が
選局を指示するものであると判断すると、制御部100
は、まず、受信選局している衛星放送信号から分離抽出
したNITに基づいて、選局するチャンネルを含む衛星
放送信号を送出するトランスポンダを検索する(ステッ
プST108)。そして、制御部100は、ステップS
T108で検索した検索結果に基づいて、目的とするト
ランスポンダを選局するようにチューナ部2を制御す
る。そして、制御部100は当該トランスポンダから受
信した衛星放送信号からデ・マルチプレクサ4において
分離抽出されるPATを検索し(ステップST10
9)、そのPAT内のPIDに基づいて、目的とするチ
ャンネルに関するPMTを分離抽出する(ステップST
110)。
【0055】制御部100は、抽出したPMTの情報に
基づいてデ・マルチプレクサ4を制御する。デ・マルチ
プレクサ4は目的とするチャンネルのES(Eleme
ntary Stream)、つまり、そのチャンネル
により提供される放送番組の映像データ及び音声データ
とを抽出し、抽出されたESは、前述したように、デコ
ーダ部5において、伸長処理及びD/A変換されて、ア
ナログ映像信号についてはOSD処理部6及び映像信号
処理部7を介してディスプレイ9に与えられ、アナログ
音声信号については音声信号処理部10を介してスピー
カ11に与えられる。これによって、選局されたチャン
ネルによって放送されている放送番組が視聴できること
になる(ステップST111)。
【0056】次に、制御部100は、デ・マルチプレク
サ4を制御して、デ・マルチプレクサ4によって選局し
ているトランスポンダからEITを分離抽出する(ステ
ップST112)、そして、後述する省電力モード切替
ルーチンを実行する(ステップST113)。この後、
制御部100は省電力モードとなったか否かを判断して
(ステップST114)、省電力モードとなった際に
は、図2に示すステップST101からの処理を繰り返
す。また、ステップST114において、制御部100
は省電力モードになっていないと判断すると、図2に示
すステップST103からの処理を繰り返す。
【0057】図2で説明したように、図1に示すテレビ
ジョン受像機では、主電源が投入されてスタンバイモー
ドとなった後、リモコン30による指示に応じて駆動電
源が投入されると、衛星放送信号の選局及び目的とする
放送番組を放送しているチャンネルの選局を行い、テレ
ビジョン受像機の駆動電源が落とされるまでは、必ず省
電力モード切替ルーチンが実行されることになる。
【0058】この省電力モード切替ルーチンは、以下に
説明するように、選局したチャンネルで予め定められた
回数以上の番組の切り換わりが検出されると、アナログ
ブロック6aに対する電源供給を停止して、省電力モー
ドに遷移し、無駄な電力消費を防止するようにする。
【0059】図3は、図2に示すメインルーチンにおけ
るステップST113で実行される省電力モード切替ル
ーチンを説明するためのフローチャートである。図3を
参照して、省電力モード切替ルーチンにおいては、制御
部100は、まず、現在の番組切り換わり回数を“0”
(初期値)として、この初期値を番組切り換わり回数n
としてRAM103に保持する(ステップST20
1)。
【0060】次に、制御部100は、リモコン30から
入力操作があるか否かを判断する(ステップST20
2)。ステップST202において、入力操作があると
判断すると、制御部100は省電力モード切り換え処理
を省略して(行わず)メインルーチンに戻り、図2に示
すステップST103からの処理が行われる。
【0061】一方、ステップST202において、入力
操作がないと判断すると、制御部100は、デ・マルチ
プレクサ4で抽出された最新のEITの情報に基づい
て、現在選局しているチャンネルにおいて、現時点でイ
ベント(選局中のチャンネルにおいて、番組の切り換わ
り、映像表示形式の変更、音声出力形式の変更、及びデ
ータブラウザーの起動指示等)の発生があるか否かを判
断する(ステップST203)。
【0062】前述したように、EITは、チャンネル番
号、チャンネル名、番組の開始時刻、番組の終了時刻等
のEPGを生成するための情報であり、このEITを参
照することによって、現在選局しているチャンネルにお
いて、現時点で選局した放送番組でイベントが発生した
か否かを確実に判別することができる。ステップST2
03において、現在選局しているチャンネルにおいて、
現時点で選局されている放送番組でイベントが発生して
いないと判断すると、図3に示すステップST202か
ら処理を繰り返すことになる。一方、ステップST20
3において、現在選局しているチャンネルによって、現
時点において選局されている放送番組でイベントが発生
したと判断すると、制御部100は、発生したイベント
が番組の切り換わりか否かを判断をする(ステップST
204)。
【0063】ステップST204において、発生イベン
トが番組の切り換わりではないと判定すると、制御部1
00では、映像表示形式の変更,音声出力形式の変更等
の他の処理を行った(ステップST205)後に、図3
に示すステップST202から処理が繰り返される。
【0064】一方、ステップST204において、選局
されているチャンネルで放送番組の切り換わりがあった
と判断した際には、制御部100は、n=n+1で示さ
れる演算を行う(ステップST206)。
【0065】次に、制御部100は整数nが、予め定め
られた回数(切り換え回数)Noffより、小さい値で
あるか否かの判断を行う(ステップST207)。ステ
ップST207では、選局されているチャンネルにおけ
る番組の切り換わり回数nが予め定められた回数Nof
fを超えたか否かを検出する。つまり、予め定められた
回数Noffは、省電力モードへの切り換えを行うか否
かを判断するための値であり、例えば、1,2等のよう
に予め定められた任意の数値である。
【0066】図4は、予め定められた回数Noffと番
組の切り換わり回数nとの関係を説明するための図であ
る。図4に示すように、選局されているチャンネルの番
組の切り換わり回数nは、番組が切り換わるたびにカウ
ントアップされ、番組の切り換わり回数nが予め定めら
れた回数Noffとなると、図3に示す省電力モードが
オンされる(ステップST208)。つまり、選局チャ
ンネルの番組表が図4(a)に示すように、番組A1、
番組A2、番組A3、…、番組ANoff+2と変化す
るとすると、図4(b)に示すように、番組A1の時点
では、切り換わり回数n=0である。そして、放送番組
が番組A2に切り換わると、“1”カウントアップし
て、切り換わり回数n=1となる。さらに、放送番組が
番組A3に切り換わると、“1”カウントアップして、
切り換わり回数n=2となる。このようにして、放送番
組が切り換わる度に、“1”カウントアップして、例え
ば、放送番組が番組ANoff+2となると、切り換わ
り回数n=Noff+1となる。そして、切り換わり回
数n=Noff+1となった時点で、省電力モードがオ
ンされる(図4(c)参照)。
【0067】ステップST208の処理によって、アナ
ログブロック制御部25は電源供給回路26を制御し
て、アナログブロック6aに対する電源供給を停止す
る。これによって、省電力モードに移行する。なお、こ
こで、省電力モードとは、主電源が投入され、リモコン
30から駆動電源の投入を指示するリモコン信号を受信
待ちしている状態であり、前述したスタンバイモードと
同様の状態である。
【0068】このため、図示の例では、省電力モードと
となった後には、図2に示すメインルーチンのステップ
ST101からの処理を行って、ユーザからの駆動電源
の投入を指示する入力操作を待つことになる。
【0069】このようにして、図示のテレビジョン受像
機では、チューナ2が放送信号選局手段、デ・マルチプ
レクサ4がチャンネル選局手段、制御部100が監視手
段及び制御手段として機能し、これら手段が協働して選
局されたチャンネルにおける番組の切り換わりが予め定
められた回数(切り換え回数)となると、アナログブロ
ック6aに対する電源供給を停止し、無駄な電力消費を
確実に防止する。
【0070】さらに、図示の例では、省電力モードとす
る場合には、図1に示すアナログブロック6aに対する
電源供給を停止するようにしたが、このような電源供給
停止に限るものではなく、例えば、少なくともディスプ
レイ9への電源の供給のみを停止するようにしてもよい
し、さらには、主電源までを切るようにしてもよい。
【0071】また、予め定められた回数(切り換え回
数)Noffは、例えば、製造者側において予め定めら
れてEEPROM104等に設定する。この予め定めら
れた回数Noffは、1,2,3等の任意の回数とする
ことができる。そして、リモコン30によって予め定め
られた回数(設定切り換わり回数)Noffを設定した
り、変更したりするようにしてもよい。つまり、リモコ
ン30から設定切り換わり回数を変更するコマンドを与
えると、制御部100はこのコマンドに応じた切り換わ
り回数に設定切り換わり回数を変更する。さらに、オー
トシャットダウン機能を用いるか否かについてもリモコ
ン30などによってユーザが設定するようにしてもよ
い。
【0072】なお、上述の例では、デジタル衛星放送を
受信するテレビジョン受像機について説明したが、例え
ば、STB(Set−Top Box)、IRD(In
tegrated Receiver Decode
r)等と呼ばれる受信機、放送信号の受信機能を備えた
VTR(ビデオテープレコーダ)、放送信号の受信機能
を備えたDVDの記録再生機等受信機能を備えた各種の
電子機器についても上述の手法を用いることができる。
【0073】さらに、受信機の例として、例えば、図1
に示すテレビジョン受像機において少なくともディスプ
レイ9を備えない受信機(さらにスピーカ11を備えな
くてもよい)を考慮すればよい。そして、受信機の場合
にも、省電力モードとする際には、アナログ映像信号及
びアナログ音声信号を処理する回路部分、例えば、OS
D処理部、映像信号処理部、及び音声信号処理部等に対
する電源供給を停止するようにすればよい。つまり、省
電力モードとする際には、スタンバイモードを管理する
制御部等の必要最小限の回路部分にのみ電源を供給し、
その他の回路部分には電源を供給しないようにすればよ
い。また、受信機において行う処理も、図2及び図3を
用いて説明した処理と同様の処理を行うようにすればよ
く、テレビジョン受像機にも、受信機にも上述の受信手
法を適用することができる。もちろん、受信機の場合
に、省電力モードとする際に、全ての電源供給を停止す
るようにしてもよい。
【0074】以上のように、この実施の形態1によれ
ば、複数の放送信号のうち1つを選局放送信号を選局す
るとともに、選局放送信号から目的とするチャンネルを
選局チャンネルとして選局して、選局放送信号から番組
関連情報を抽出番組関連情報として抽出し、抽出番組関
連情報に基づいて選局チャネルにおける放送番組の切り
換わりを監視して切り換わり回数を得て、切り換わり回
数が予め定められた切り換わり回数となると受信モード
から省電力モードに移行するようにしたので、視聴者
(ユーザ)が選局チャネルにおける放送番組を視聴して
いない状態が継続しても、放送番組が予め定められた回
数切り換わると放送番組の有無にかかわらず、省電力モ
ードとすることができ、確実に消費電力を削減できる。
【0075】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、選局
放送信号から番組関連情報を抽出番組関連情報として抽
出して、抽出番組関連情報に基づいて選局チャネルにお
ける放送番組の切り換わりを監視して切り換わり回数を
得て、切り換わり回数が予め定められた切り換わり回数
となると受信モードから省電力モードに移行するので、
視聴者(ユーザ)が放送番組を視聴していない状態が継
続しても、放送番組の有無にかかわらず省電力化を達成
できるという効果がある。
【0076】この発明によれば、受信モードにおいて選
局チャンネルが決定された後、省電力モードに移行する
ので、ユーザが目的のチャンネルを決定して所望の放送
番組を視聴中に放送番組を視聴していない状態に移行し
ても、放送番組が切り換わると、自動的に省電力モード
に移行するようにして、省電力を達成できるという効果
がある。
【0077】この発明によれば、省電力モードを実行す
る際、受信モード中において所定の入力操作があったか
否かを判定して、入力操作がないと判定すると選択チャ
ネルで予め規定されたイベントが発生したか否かを判定
し、イベントが発生したと判定した際、このイベントが
選択チャンネルにおける放送番組の切り換わりである
と、カウントアップして切り換わり回数とするので、確
実に放送番組の切り換わりを検出できるという効果があ
る。
【0078】この発明によれば、予め定められた切り換
わり回数を設定切り換わり回数として設定して、設定切
り換わり回数を変更する切り換わり回数変更コマンドに
応じて設定切り換わり回数を変更するので、ユーザは必
要に応じて設定切り換わり回数を変更できるという効果
がある。
【0079】この発明によれば、放送信号がデジタル放
送信号であり、番組関連情報がデジタル放送信号に多重
化された電子番組ガイド情報であるように構成したの
で、衛星放送においても確実に省電力化を行うことがで
きるという効果がある。
【0080】この発明によれば、省電力モードの際、選
局チャンネルで提供される放送番組を出力する出力部に
対する電力供給を停止するので、効果的に省電力化を行
うことができるという効果がある。
【0081】この発明によれば、切り換わり回数が予め
定められた切り換わり回数となると、放送番組に関する
映像を表示する表示部に対する電力供給を停止するの
で、効果的に省電力化を行うことができるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるテレビジョン
受像機の構成を示すブロック図である。
【図2】 図1に示すテレビジョン受像機で実行される
メインルーチンを説明するためのフローチャートであ
る。
【図3】 図1に示すテレビジョン受像機で実行される
省電力モード切替ルーチンを説明するためのフローチャ
ートである。
【図4】 予め定められた切り換わり回数と番組切り換
わり回数との関係を説明するための図であり、(a)は
選択チャンネルの番組表を示す図、(b)は番組切り換
わり回数を示す図、(c)は省電力モードのオンオフを
示す図である。
【符号の説明】
1 衛星放送用受信アンテナ、2 デジタルチューナ、
3 デ・スクランブル部、4 デ・マルチプレクサ、5
デコード部、6 OSD処理部、7 映像信号処理
部、8 DEF処理部、9 ディスプレイ、10 音声
信号処理部、11スピーカ、22 リモコンインタフェ
ース部(リモコンI/F部)、23 リモコン信号受光
部(受光部)、24 インタフェース(I/F)、25
アナログブロック制御部、26 電源供給回路、10
0 制御部、101 CPU、102 ROM、103
RAM、104 EEPROM、105 バス。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/03 7/035 Fターム(参考) 5C025 BA10 BA26 BA27 CA02 DA01 5C026 EA10 5C063 AB03 AB05 AC01 AC10 CA23 CA31 DA01 DA03 DA07 DA13 5K061 AA02 AA03 BB07 DD11 EF01 FF11

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つのチャンネルを備え、該
    チャンネル毎に放送番組を有するとともに、前記放送番
    組に関する番組関連情報を有する選局放送信号から目的
    とするチャンネルを選局チャンネルとして選局するチャ
    ンネル選局ステップと、 前記選局放送信号から前記番組関連情報を抽出する抽出
    ステップと、 前記抽出ステップにて抽出した番組関連情報に基づい
    て、前記選局チャンネルにおける前記放送番組の切り換
    わりを監視して切り換わり回数を得る監視ステップと、 前記切り換わり回数が予め定められた切り換わり回数と
    なると受信モードから省電力モードに移行する省電力モ
    ード切替ステップとを備えた受信方法。
  2. 【請求項2】 受信モードにおいて選局チャンネルが決
    定されると、省電力モード切替ステップを実行すること
    を特徴とする請求項1記載の受信方法。
  3. 【請求項3】 監視ステップは、受信モード中において
    所定の入力操作があったか否かを判定する入力操作判定
    ステップと、前記入力操作がないと判定されると選択チ
    ャンネルで予め規定されたイベントが発生したか否かを
    判定するイベント発生判定ステップと、前記イベントが
    発生したと判定されると該イベントが前記選択チャンネ
    ルにおける前記放送番組の切り換わりであるとカウント
    アップして切り換わり回数とするカウントアップステッ
    プとを備えたことを特徴とする請求項1記載の受信方
    法。
  4. 【請求項4】 少なくとも1つのチャンネルを備え、該
    チャンネル毎に放送番組を有するとともに、前記放送番
    組に関する番組関連情報を有する放送信号を複数受けて
    該複数の放送信号のうち1つを選局放送信号として選局
    する放送信号選局手段と、 該選局放送信号から目的とするチャンネルを選局チャン
    ネルとして選局するとともに、前記選局放送信号から前
    記番組関連情報を抽出するチャンネル選局手段と、 前記チャンネル選局手段によって抽出された番組関連情
    報に基づいて、前記選局チャンネルにおける前記放送番
    組の切り換わりを監視して切り換わり回数を得る監視手
    段と、 前記切り換わり回数が予め定められた切り換わり回数と
    なると受信モードから省電力モードに移行制御する制御
    手段とを備えた受信機。
  5. 【請求項5】 制御手段は、予め定められた切り換わり
    回数を変更する切り換わり回数変更コマンドに応じて前
    記切り換わり回数を変更することを特徴とする請求項4
    記載の受信機。
  6. 【請求項6】 放送信号は、デジタル放送信号であり、
    番組関連情報は、前記デジタル放送信号に多重化された
    電子番組ガイド情報であることを特徴とする請求項4記
    載の受信機。
  7. 【請求項7】 選局チャンネルで提供される放送番組を
    出力する出力手段を備え、 制御手段は、省電力モードの際、前記出力手段に対する
    電力供給を停止することを特徴とする請求項4記載の受
    信機。
  8. 【請求項8】 少なくとも1つのチャンネルを備え、該
    チャンネル毎に放送番組を有するとともに、前記放送番
    組に関する番組関連情報を有する放送信号を複数受け
    て、該複数の放送信号のうち1つを選局放送信号として
    選局する放送信号選局手段と、 該選局放送信号から目的とするチャンネルを選局チャン
    ネルとして選局するとともに前記選局放送信号から前記
    番組関連情報を抽出するチャンネル選局手段と、 前記チャンネル選局手段によって抽出された番組関連情
    報に基づいて、前記選局チャンネルにおける前記放送番
    組の切り換わりを監視して切り換わり回数を得る監視手
    段と、 前記選局チャンネルで提供される前記放送番組に関する
    映像を表示する表示手段と、 前記切り換わり回数が予め定められた切り換わり回数と
    なると、前記表示手段に対する電力供給を停止制御する
    制御手段とを備えたテレビジョン受像機。
  9. 【請求項9】 放送信号は、デジタル放送信号であり、
    番組関連情報は、デジタル放送信号に多重化された電子
    番組ガイド情報であることを特徴とする請求項8記載の
    テレビジョン受像機。
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