JP2009017360A - デジタル放送受信装置及びその制御方法、並びにコンピュータプログラム - Google Patents

デジタル放送受信装置及びその制御方法、並びにコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】チャンネル切替後、目的チャンネルの番組が即座に表示されないことによるユーザの不満を緩和するデジタルTV放送受信装置を提供する。
【解決手段】デジタルTV放送受信装置80は、デジタル放送信号を受信し、指定されたチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号を復号する複数の受信処理ブロック92A及び92Bと、複数の受信処理ブロック92A及び92Bの出力を受け表示画面を作成する映像処理部96と、複数の受信処理ブロック92A及び92B、並びに映像処理部96を制御する中央処理部104とを含む。中央処理部104はチャンネル切替の際、指定された映像信号を受信中の受信処理ブロックがあれば映像処理部96にその出力を選択させ、さらに、次に指定されるチャンネルを予測し、その出力が選択されていない受信処理ブロックに予測チャンネルの信号を受信させる。
【選択図】 図3

Description

この発明はテレビジョン(以下「テレビ」と呼ぶ)の映像表示の改善技術に関し、特に、デジタルテレビ放送においてチャンネルを切替えたときの映像表示を改善する技術に関する。
これまでのアナログテレビ放送に代わり、すべてのテレビ放送がデジタル化されつつある。テレビ放送がデジタル化されることにより、電波の帯域を有効に利用しながら、ノイズの影響を受けることの少ない多くのチャンネルを利用することが可能になる。
帯域を有効に使用するために、デジタルテレビ放送では画像の符号化が行なわれている。画像の符号化には、フレーム内予測符号化、フレーム間予測符号化などの予測符号化技術が採用されている。このような技術を採用することにより、送信されるデータ量を少なくしながら、鮮明な画質のデジタルテレビ放送を行なうことができる。
しかし、予測符号化方式を採用したことにより、次のような不都合が生じている。すなわち、予測符号化技術を採用しているため、あるフレームの画像を作成するためには、時間的にそれに先立つ画像が必要とされることがある。そのため、ある放送局のデジタルテレビ放送信号を最初に受信し、これをデコードするためにはある時間が必要とされる。この間に受信される信号のみから映像を再構成することはできない。そのため、チャンネルの切替があった後、前の画像に依存しない特定の画像フレームを受信するまでの間、画面には何も表示されないことになる。この時間はわずかではあるが、チャンネルを切替えた直後に画面が真っ暗になるため、ユーザにパニックを引起こすという問題がある。
また、いわゆるザッピングを行なっている場合には、このように一時的にせよ映像が表示されない場合、アナログ方式のテレビ受像機と比較してザッピングに時間がかかってしまうことになる。チャンネル数が多くなっている現在、このようにザッピングに時間がかかってしまうことは避けるべきである。
図1に、従来の技術による複数回のチャンネル切替操作と映像表示のシーケンス20との関係を示す。図1を参照して、最初にユーザが第1チャンネル(CH1)を視聴しており、映像30が表示されていたものとする。あるタイミングでユーザがチューナに対して第2チャンネル(CH2)を選択したものとする。アナログテレビ放送の場合であれば、この操作に応じて直ちに第2チャンネルの映像34が画面に表示される。しかしデジタルテレビ放送の場合には、チャンネル切替後直ちに第2チャンネルの映像34が表示されることはなく、ある時間40の間真っ暗な画面32が表示される。この間は、前述したように第2チャンネルの映像信号を受信し、正常なデコード(復号)が開始されるまでの時間期間であり、放送されるデジタル放送信号の符号化方式と、チャンネル切替の指示のタイミングとに主に依存してその長さが変化する。
この後、ユーザが第3チャンネル(CH3)、第4チャンネル(CH4)、第5チャンネル(CH5)、第6チャンネル(CH6)という順序でチャンネル変更操作を行なったとする。この場合も前述の理由で、チャンネル切替後直ちに切替先のチャンネルの映像が表示されることはなく、その都度ある時間の間真っ暗な画面が表示される。このため、ユーザは各チャンネルの番組を映像から即座に確認することができない。
こうした問題を解決するために、後述する特許文献1には、チャンネルの切替後、目的チャンネルの映像表示が可能になるまでの間、「チャンネル切替中です」などのメッセージを画面に表示する技術が開示されている。こうしたメッセージを表示することにより、少なくともユーザは、テレビ受像機が故障してはいないことについて理解することができる。
一方、特許文献1に開示の技術でも、チャンネル切替後、一定の時間の間は映像を確認することができないという問題がある。特許文献2に開示のデジタル放送受信装置は、2つのチューナを持ち、一方のチューナである放送局の放送を受信している間、他方のチューナで、別の複数の放送局の放送を順次受信及び復号し、その都度、放送中の番組の動画を記録しておく。チャンネル切替の際、切替先チャンネルの映像表示が可能になるまでの間、記録しておいた切替先チャンネルの動画を再生し直ちに表示する。したがって、ユーザは直ちに切替先チャンネルの映像を見ることができる。ザッピングを行なう場合にも有効である。
特開2006−50553号公報 特開2001−309255号公報
特許文献2に開示の装置では、チャンネル切替時に表示される動画は、いずれも既に受信した映像信号を記録したものであり、最新の情報ではない。このため、ユーザにとって利益性の低い映像情報が表示される場合がある。
したがって本発明の目的は、チャンネル切替後のある時間期間において、目的とするチャンネルの番組が表示されないことにより生ずるユーザの不満を緩和することができるデジタルテレビ放送の受信装置を提供することである。
この発明の他の目的は、チャンネルの切替時に、新たなチャンネルで放送中の番組の内容について早期にユーザが知ることができ、それによって目的とするチャンネルの番組が表示されないことにより生ずるユーザの不満を緩和することができるデジタルテレビ放送の受信装置を提供することである。
本発明の第1の局面に係るデジタル放送受信装置は、デジタル放送信号を受信し、指定されたチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号を復号するための複数の映像信号受信処理手段と、複数の映像信号受信処理手段のいずれか一つを指定する選択信号に応答し、複数の映像信号受信処理手段から出力される映像信号から、選択信号により指定された映像信号受信処理手段の出力する映像信号を選択して表示部に出力するための選択手段と、ユーザからチャンネル切替指示を受けたことに応答して、複数の映像信号受信処理手段及び選択手段を制御して、指定されたチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号を表示部に出力させるための制御手段とを含む。制御手段は、複数の映像信号受信処理手段のうちに、当該指定されたチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号を復号中のものがあるか否かを判定するための判定手段と、判定手段により、指定されたチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号を復号中の映像信号受信処理手段があると判定されたことに応答して、選択手段を制御して当該映像信号受信処理手段の出力を選択させるための選択制御手段と、判定手段により、指定されたチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号を復号中の映像信号受信処理手段がないと判定されたことに応答して、選択手段により出力が選択されている映像信号受信処理手段に指定されたチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号の復号を開始させるための映像信号復号開始手段と、次のチャンネル切替指示時にユーザが指定するチャンネルを予測し、選択手段により出力が選択されていない映像信号受信処理手段に、予測したチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号の復号を開始させるためのチャンネル予測手段とを含む。
このデジタル放送受信装置においては、複数の映像信号受信処理手段はそれぞれ、指定されたチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号を復号する。選択手段は、ユーザから選択信号が与えられるまで、先行する選択信号により指定された映像信号受信処理手段の出力する映像信号を選択して表示部に表示する。制御手段は、ユーザからチャンネル切替指示を受けると、指定されたチャンネルの放送信号に含まれる映像信号を表示部に出力させるための処理を実行する。すなわち、制御手段は、複数の映像信号受信処理手段のうち、指定されたチャンネルの映像信号を復号中のものがあるか否かを判定し、もしあれば、選択手段に選択信号を与え、その映像信号受信処理手段の出力を選択させる。復号中のものが無い場合は、出力が選択されている映像信号受信処理手段を制御して、指定されたチャンネルの映像信号の復号を開始させる。加えて、次にユーザが指定するであろうチャンネルの予測を行ない、出力が選択されていない映像信号受信処理手段に、予測したチャンネルの映像信号の復号を開始させる。
このデジタル放送受信装置は、ユーザが次に視聴するチャンネルの予測を行ない、あらかじめ予測したチャンネルの映像信号を受信しておく。ユーザによるチャンネル切替指示があった場合、指定されたチャンネルが予測したチャンネルと合致すれば、そのチャンネルの映像へ表示を切替えることで、直ちに指定されたチャンネルの映像を表示することが可能となる。これにより、ユーザは見たいチャンネルの映像を、チャンネル切替後直ちに確認することができる。
好ましくは、複数の映像信号受信処理手段の各々は、デジタル放送信号を受信し、指定されたチャンネルのデジタル放送信号に含まれる文字情報による文字情報画面を作成することが可能である。制御手段は、さらに、判定手段により、指定されたチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号を復号中の映像信号受信処理手段がないと判定されたことに応答して、指定されたチャンネルの映像信号が正常に表示されるまでの間、指定されたチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号の復号を開始した映像信号受信処理手段を制御して、文字情報画面を作成させ、表示部に表示させるための手段を含む。
制御手段は、チャンネル切替指示があり、複数の映像信号受信処理手段のうち、指定されたチャンネルの映像信号を復号中のものがない場合、指定されたチャンネルの映像信号の復号を開始した映像信号受信処理手段に、指定されたチャンネルのデジタル放送信号に含まれる文字情報を処理させ、指定されたチャンネルに関する文字情報画面を作成させる。さらに、指定されたチャンネルの映像信号の正常な出力が可能になるまでの間、表示部へ当該映像信号受信処理手段が作成した文字情報画面を表示させる。
このデジタル放送受信装置において、チャンネル切替時、切替先チャンネルが予測したチャンネルと合致しなければ、切替先チャンネルの映像が正常に表示されるまでの間、当該チャンネルの放送内容に関する文字情報を表示する。このため、ユーザは見たいチャンネルの放送内容に関する情報を、チャンネル切替後直ちに確認することができる。
本発明の第2の局面に係るデジタル放送受信装置の制御方法は、デジタル放送信号を受信し、指定されたチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号を復号するための複数の映像信号受信処理手段と、複数の映像信号受信処理手段のいずれか一つを指定する選択信号に応答し、複数の映像信号受信処理手段から出力される映像信号から、選択信号により指定された映像信号受信処理手段の出力する映像信号を選択して表示部に出力するための選択手段と、ユーザからチャンネル切替指示を受けたことに応答して、複数の映像信号受信処理手段及び選択手段を制御して、指定されたチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号を表示部に出力させるための制御手段とを含むデジタル放送受信装置において、指定されたチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号を表示部に表示させるための、デジタル放送受信装置の制御方法である。本制御方法は、制御手段が、複数の映像信号受信処理手段のうちに、当該指定されたチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号を復号中のものがあるか否かを判定する判定ステップと、制御手段が、判定ステップにより、指定されたチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号を復号中の映像信号受信処理手段があると判定されたことに応答して、選択手段を制御して当該映像信号受信処理手段の出力を選択させるためのステップと、制御手段が、判定ステップにより、指定されたチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号を復号中の映像信号受信処理手段がないと判定されたことに応答して、選択手段により出力が選択されている映像信号受信処理手段に指定されたチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号の復号を開始させるステップと、制御手段が、次のチャンネル切替指示時にユーザが指定するチャンネルを予測し、選択手段により出力が選択されていない映像信号受信処理手段に、予測したチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号の復号を開始させるステップとを含む。
本制御方法において、制御手段は、複数の映像信号受信処理手段のうち、指定されたチャンネルの映像信号を復号中のものがあるか否かを判定し、もしあれば、選択手段に選択信号を与え、その映像信号受信処理手段の出力を選択させる。復号中のものが無い場合は、出力が選択されている映像信号受信処理手段を制御して、指定されたチャンネルの映像信号の復号を開始させる。加えて、次にユーザが指定するであろうチャンネルの予測を行ない、出力が選択されていない映像信号受信処理手段に、予測したチャンネルの映像信号の復号を開始させる。
本制御方法は、ユーザが次に視聴するチャンネルの予測を行ない、あらかじめ予測したチャンネルの映像信号を受信しておく。ユーザによるチャンネル切替指示があった場合、指定されたチャンネルが予測したチャンネルと合致すれば、そのチャンネルの映像へ表示を切替えることで、直ちに指定されたチャンネルの映像を表示することが可能となる。これにより、ユーザは見たいチャンネルの映像を、チャンネル切替後直ちに確認することができる。
本発明の第3の局面に係るコンピュータプログラムは、デジタル放送信号を受信し、指定されたチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号を復号するための複数の映像信号受信処理手段と、複数の映像信号受信処理手段のいずれか一つを指定する選択信号に応答し、複数の映像信号受信処理手段から出力される映像信号から、選択信号により指定された映像信号受信処理手段の出力する映像信号を選択して表示部に出力するための選択手段と、映像信号受信処理手段、及び選択手段を制御可能なように設けられたコンピュータとを含む、デジタル放送受信装置において、コンピュータにより実行されることにより、ユーザからチャンネル切替指示を受けたことに応答して、指定されたチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号を表示部に表示させるように映像信号受信処理手段、及び選択手段を制御するためのコンピュータプログラムである。このコンピュータプログラムは、コンピュータを、複数の映像信号受信処理手段のうちに、当該指定されたチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号を復号中のものがあるか否かを判定するための判定手段と、判定手段により、指定されたチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号を復号中の映像信号受信処理手段があると判定されたことに応答して、選択手段を制御して当該映像信号受信処理手段の出力を選択させるための選択制御手段と、判定手段により、指定されたチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号を復号中の映像信号受信処理手段がないと判定されたことに応答して、選択手段により出力が選択されている映像信号受信処理手段に指定されたチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号の復号を開始させるための映像信号復号開始手段と、次のチャンネル切替指示時にユーザが指定するチャンネルを予測し、選択手段により出力が選択されていない映像信号受信処理手段に、予測したチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号の復号を開始させるためのチャンネル予測手段として機能させる。
本コンピュータプログラムにおいて、制御手段は、複数の映像信号受信処理手段のうち、指定されたチャンネルの映像信号を復号中のものがあるか否かを判定し、もしあれば、選択手段に選択信号を与え、その映像信号受信処理手段の出力を選択させる。復号中のものが無い場合は、出力が選択されている映像信号受信処理手段を制御して、指定されたチャンネルの映像信号の復号を開始させる。加えて、次にユーザが指定するであろうチャンネルの予測を行ない、出力が選択されていない映像信号受信処理手段に、予測したチャンネルの映像信号の復号を開始させる。
本コンピュータプログラムは、ユーザが次に視聴するチャンネルの予測を行ない、あらかじめ予測したチャンネルの映像信号を受信しておく。ユーザによるチャンネル切替指示があった場合、指定されたチャンネルが予測したチャンネルと合致すれば、そのチャンネルの映像へ表示を切替えることで、直ちに指定されたチャンネルの映像を表示することが可能となる。これにより、ユーザは見たいチャンネルの映像を、チャンネル切替後直ちに確認することができる。
以上のように本発明によれば、チャンネル切替時に、予測していたチャンネルと合致すれば、直ちにそのチャンネルの映像を表示することが可能となる。一方、予測がはずれたとしても、切替先のチャンネルの映像信号の表示が可能になるまでの間、文字情報、すなわち、切替先のチャンネルと、その時点においてそのチャンネルで放送されている番組の情報が表示される。その結果、画面が完全に真っ暗になってしまうことがなくなり、ユーザは、全く映像が見られないという不満を解消することができる。さらに、切替先チャンネルで放送中の番組の内容について早期にユーザが知ることができる。
以下、本発明の実施の形態に係るデジタルテレビ放送受信装置について説明する。以下の説明及び図面では、同一の部品には同一の参照符号及び名称を付してある。それらの機能も同一である。したがって、それらについての詳しい説明は繰返さない。
本発明の実施の形態に係るデジタルテレビ放送受信装置は、ユーザが次に指定するチャンネルを予測する。この予測の目的は、ユーザのチャンネル切替操作に対し、切替先チャンネルが表示されるまでの時間の期待値をできるだけ短くすることである。本装置の予測方法としては、ユーザの過去の操作の履歴に基づき、次に指定するであろう確率の高いチャンネルを動的に求める方法がある。予測方法には、さらに、視聴中チャンネルの次に指定するであろうチャンネルを経験に基づいて静的に予め定めておき、視聴中チャンネルに応じて予測チャンネルを定める方法を含む。
[第1の実施の形態]
図2に、以下に説明する本願発明の第1の実施の形態に係るデジタルテレビ放送受信装置におけるチャンネル切替の際の表示映像シーケンス50、並びに第1及び第2のチューナによる受信チャンネルシーケンス72及び74を示す。本デジタルテレビ放送受信装置は、2つのチューナを持つ。ユーザのチャンネル切替指示に応答して、一方のチューナが指定チャンネルの受信を開始すると、デジタルテレビ放送受信装置は、指定チャンネル番号とユーザのチャンネル切替方法に基づき、ユーザが次に指定するチャンネルを予測し、他方のチューナに予測チャンネルの受信を開始させる。
以降、説明のため、2つのチューナのうち、その出力が選択され表示部に表示されている一方を「表示中」又は「表示」、その出力が選択されず表示部に表示されていない他方を「非表示中」又は「非表示」と形容する。また、「次にユーザがどのチャンネルを視聴するか予測すること」を「チャンネル予測」と呼ぶ。なお、以下の説明では、受信可能なチャンネルのみ考えることとし、「チャンネル番号に1を加算する」とは、現在視聴中のチャンネルより大きいチャンネル番号のチャンネルのうち、最も小さいチャンネル番号を求めることをいう。「チャンネル番号から1を減算する」とは、現在視聴中のチャンネルより小さなチャンネル番号のチャンネルのうち、最も大きいチャンネル番号を求めることをいう。
ユーザが指示したCH1の映像60を最初に見ているものとする。この映像は表示中の第1のチューナにより受信され、デコードされたものである。この時、指定チャンネルがCH1であることから、次にユーザはCH1にチャンネル番号を1つ加算したCH2を視聴すると予測する。非表示中の第2のチューナは、CH2の受信とデコードとを行なう。
次に、ユーザがCH2へのチャンネル切替指示を行なうものとする。これに応答して、CH2を受信中の第2のチューナの出力へ表示を切替える。これにより、ユーザは図1に示す真っ暗な画面32の代りに、CH2の映像62を直ちに確認することができる。この時、ユーザはリモコンのチャンネルUPボタンにより指示を行なったとする。これに応答して、ユーザが次に、受信中チャンネル(CH2)の番号に1を加算した、CH3を視聴すると予測できる。したがって、非表示中の第1のチューナは、CH3の受信とデコードとを開始し継続する。
次に、ユーザがCH3へのチャンネル切替指示を行なうものとする。これに応答して、装置はCH3を受信中の第1のチューナの出力へ表示を切替える。これにより、CH3の映像64を直ちに確認することができる。この時もユーザはリモコンのチャンネルUPボタンにより指示を行なったとする。これに応答して、前回と同様に次の切替先チャンネルの予測を行なう。非表示中の第2のチューナは、CH4の受信とデコードを開始し継続する。
次のCH4へのチャンネル切替時も同様で、装置はCH4を受信中の第2のチューナの出力へ表示を切替える。これにより、CH4の映像66が直ちに表示される。非表示中の第1のチューナは、CH5の受信とデコードとを開始し継続する。
次にユーザがダイレクトチャンネルボタンを用いてCH9への切替を指示したものとする。この場合、第1及び第2のチューナのいずれも指示されたチャンネルを受信していない。そのため、表示中の第2のチューナにより指示チャンネル(CH9)の受信及びデコードが開始される。この際、CH9の映像70が正常に表示されるまでの期間76において、真っ暗な画面を表示する代りに、CH9で放送中の番組情報を表示する。たとえば、画面68に示す番組タイトル“○○○ニュース”がこれに相当する。この時、指示チャンネル(CH9)のチャンネル番号に1を加算したCH10を次に視聴すると予測する。非表示中の第1のチューナは、CH10の受信とデコードとを開始し継続する。
以上のように、本装置によるチャンネル予測手段は、ユーザがチャンネルUPボタン、又はチャンネルDOWNボタンを用いて選局している場合、次も同じボタンを用いて、受信中チャンネルの番号に、1を加算、又は減算したチャンネルを視聴すると想定する。ユーザがダイレクトチャンネルボタンにより選局している場合、受信中チャンネルの番号に、1を加算したチャンネルを視聴すると予測する。予測されたチャンネルの放送信号を非表示中のチューナにより受信及びデコードし、チャンネル切替指示があるまで継続する。予測したチャンネルと実際にユーザが次に指定したチャンネルとが一致する場合、指定チャンネルを受信中のチューナの出力へ表示を切替える。この場合、ユーザは直ちに切替先チャンネルの映像を楽しむことができる。一方、指示チャンネルを受信しているチューナが無い場合、現在その出力が表示されているチューナにより指示チャンネルの信号を受信し、復号する。この場合、その映像が表示されるまでの間、切替先チャンネルで放送中の番組の情報を表示する。ユーザは切替先チャンネルの番組情報を直ちに得ることができる。
−構成−
図3に、本発明の第1の実施の形態に係るデジタルテレビ放送受信装置80の構成をブロック図形式で示す。図3を参照して、デジタルテレビ放送受信装置80は、デジタルテレビ放送信号を受信するアンテナ端子90と、リモートコントローラ(以下「リモコン」と呼ぶ。)114等から与えられたチャンネル選局信号により指定されたチャンネルのデジタル放送信号を選局して出力するための、2つのデジタルテレビ放送受信処理ブロック92A及び92B(以下「第1及び第2の受信処理ブロック92A及び92B」と呼ぶ。)と、第1及び第2の受信処理ブロック92A及び92Bにそれぞれ接続され、所定の契約を締結した受信者のみが視聴可能な映像信号(限定受信信号)のデコードに必要な限定受信認証鍵を格納する限定受信認証鍵格納部94とを含む。限定受信信号とは、例えば有料テレビ放送など、スクランブルした信号であって、限定受信認証鍵を持つ受信装置のみがスクランブルを解除することができるような信号のことをいう。
デジタルテレビ放送受信装置80はさらに、第1及び第2の受信処理ブロック92A及び92Bの出力する受信信号をそれぞれ受けるように接続され、与えられた受信信号を処理して映像出力信号を出力する映像処理部96と、映像処理部96の出力する表示出力信号を受けるように接続され、その映像を表示するための表示部100と、第1及び第2の受信処理ブロック92A及び92Bの出力する受信信号をそれぞれ受けるように接続され、受信信号を処理して音声出力信号を出力する音声処理部98と、音声処理部98からの音声出力信号を受けて音声に変換するための音声出力部102とを含む。
デジタルテレビ放送受信装置80はさらに、第1及び第2の受信処理ブロック92A及び92B、映像処理部96、並びに音声処理部98を含む複数の入出力先の間での双方向の信号の伝送を行なうためのバス103と、バス103に接続され、図2に示されるようなチャンネル切替時の文字情報表示を実現するための所定のプログラム、及びその他の制御を行なうためのプログラムを実行する、CPU(中央演算処理装置)からなる中央処理部104と、バス103に接続され、中央処理部104が実行するプログラム及び中央処理部104がプログラム実行の際に使用する作業変数等を当該処理時に一時的に記憶するための主記憶部106と、バス103に接続され、中央処理部104が実行するプログラム及びその他の情報を格納し、中央処理部104の制御に従って、必要な情報を必要なときに主記憶部106等の他の処理ブロックに出力し、他のブロックからの出力を格納するための、不揮発性の記憶装置からなる補助記憶部108と、バス103に接続され、時刻情報を出力する時計110と、バス103に接続され、リモコン114等からのチャンネル選択指示等の赤外線信号を受光し、中央処理部104に対しチャンネル切替コード等の制御コードとして与えるためのユーザ入力受付部112と、ユーザ入力受付部112に接続され、ユーザからの指示をユーザ入力受付部112に与えるための操作パネル116とを含む。
なお、映像処理部96の行なう処理は、図3に示すように、チャンネルの選択などの表示選択処理、映像及び文字情報の表示を合成するための映像/文字表示合成処理、映像を含まず、文字情報のみからなる画面を作成するための文字表示画面作成処理、インターレース方式の映像表示装置向けに作成された映像信号をプログレッシブ方式の装置向けの映像信号に変換するための映像IP変換処理、低解像度の映像を拡大表示したときの映像の劣化を防ぐスケーリング処理、デコードした映像を一時蓄積してタイムシフト再生などを可能にするための映像一時蓄積処理、受信した信号中の文字情報を蓄積する文字情報蓄積処理、及び映像に対し種々の加工をするためのイフェクト処理等を含む。
映像処理部96は、第1及び第2の受信処理ブロック92A及び92Bの出力のうちいずれか一方を選択し、映像/文字表示合成処理及び文字表示画面作成処理等の処理を行なう。この選択は、中央制御部104の制御に従って行なわれる。
同様に、音声処理部98の行なう処理は、図3に示すように、チャンネルの選択などの音声選択処理、日本語と英語等複数の音声をユーザが選択した場合に音声を合成するための音声合成処理、ユーザからの指示により音量を制御する音量制御処理、及び音声に対し種々の加工をするためのイフェクト処理等を含む。
このうち、音声選択処理では、さらに、第1及び第2の受信処理ブロック92A及び92Bの出力のうちいずれか一方を選択し、前述した処理等が行なわれる。この選択も、中央制御部104の制御に従って行なわれる。
第1及び第2の受信処理ブロック92A及び92Bの構成は同一である。したがって以下では第1の受信処理ブロック92Aの構成のみ説明する。また、受信処理ブロック92Aの構成要素の参照符号の末尾に文字「A」を、図示しない第2の受信処理ブロック92Bの、対応する要素の参照符号の末尾に文字「B」を、それぞれ付加する。
図4に第1の受信処理ブロック92Aの構成図を示す。図4を参照して、第1の受信処理ブロック92Aは、アンテナ端子90により受信されたデジタルテレビ放送信号を受けるように接続され、バス103を介して中央処理部104から与えられたチャンネル選局信号により指定されたチャンネルのデジタル放送信号を選局して出力するためのデジタル放送フロントエンド処理部チューナ(以下「チューナ」と呼ぶ。)120Aと、チューナ120Aに接続され、チューナ120Aで受信した信号を復調するための復調部122Aと、復調部122Aに接続され、復調部122Aで復調された信号を情報の種類によって分離する多重信号分離部124Aとを含む。
多重信号分離部124Aにより分離される信号の種類としては、番組特定情報及びサービス情報パケット、映像信号パケット、及び音声信号パケットがある。番組特定情報及びサービス情報パケットにより伝送される情報のうち、番組特定情報は、番組を選択するために必要な技術的情報を含む。サービス情報は、番組表、文字情報、及び限定受信情報を含む。文字情報は、いずれも後述するチャンネル情報、「現在放送中の番組」情報、及び「次に放送予定の番組」情報を含む。限定受信情報は、映像信号パケット及び音声信号パケットが限定受信信号であった場合、それを示す情報であり、その暗号を解除するために必要な情報である。
第1の受信処理ブロック92Aは、さらに、多重信号分離部124Aに接続され、多重信号分離部124Aの出力のうち、番組特定情報及びサービス情報を受け、各情報に対してそれぞれ所定の処理を行なうための番組特定情報・サービス情報処理部126Aを含む。
番組特定情報・サービス情報処理部126Aにより実行される処理は、チャンネル情報、「現在放送中の番組」情報、及び「次に放送予定の番組」情報を、その目的に応じて処理し映像処理部96または中央処理部104へ出力する処理を含む。なお、チャンネル情報は、例えば、図2中の画面68に示された、チャンネル番号“CH9”及び放送局名を含む。「現在放送中の番組」情報とは、例えば、画面68に示された“○○○ニュース”である。「次に放送予定の番組」情報は、「現在放送中の番組」情報と同様の、次に放送予定の番組に関連する情報である。
番組特定情報・サービス情報処理部126Aにより実行される処理は、さらに、番組特定情報及びサービス情報パケットにより伝送される限定受信情報を処理し、出力する処理を含む。
第1の受信処理ブロック92Aは、さらに、多重信号分離部124A、番組特定情報・サービス情報処理部126A、及び限定受信認証鍵格納部94に接続され、多重信号分離部124Aの出力する映像信号パケットと、番組特定情報・サービス情報処理部126Aの出力する限定受信情報と、限定受信認証鍵格納部94の出力する限定受信認証鍵とを受け、受信された映像信号パケットが限定受信信号であるときには限定受信認証鍵を用いてその暗号を解除して出力し、それ以外のときには映像信号パケットをそのまま出力するための映像信号暗号解除処理部128Aと、多重信号分離部124Aの出力する音声信号パケットと、番組特定情報・サービス情報処理部126Aの出力する限定受信情報と、限定受信認証鍵格納部94からの限定受信認証鍵とを受けるように接続され、受信された音声信号パケットが限定受信信号であるときには限定受信認証鍵を用いてその暗号を解除して出力し、それ以外のときには単に音声信号パケットを出力するための音声信号暗号解除処理部130Aと、映像信号暗号解除処理部128Aの出力を受けるよう接続され、その出力信号から映像信号を復号して映像処理部96に与える映像信号復号部132Aと、音声信号暗号解除処理部130Aの出力を受けるよう接続され、その出力信号から音声信号を復号して音声処理部98に与える音声信号復号部134Aとを含む。
なお、以下の説明では、受信された映像信号はすべて限定受信信号であるものとし、そのデコードに必要な限定受信認証鍵はすべて限定受信認証鍵格納部94に格納されているものとする。
図5、図6及び図7は、図3に示す中央処理部104により実行されるチャンネルメイン制御プログラムを示す。
図5を参照して、中央処理部104が実行するプログラムは、図3に示すリモコン114及び操作パネル116によるユーザのチャンネル切替操作をユーザ入力受付部112が受信したか否かを判定し、受信するまで待機するステップ140と、ステップ140においてユーザによるチャンネル切替操作があると判定されたことに応答して実行され、指示されたチャンネルが現在表示している番組と異なるチャンネルか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップ142と、ステップ142において、指示チャンネルが現在表示している番組と異なるチャンネルであると判定されたことに応答して実行され、映像処理部96に対して表示部100への出力停止を指示するステップ144と、ステップ144の後に実行され、第1及び第2の受信処理ブロック92A及び92Bに対しチャンネル予測及び表示切替処理を指示するステップ146とを含む。なお、ステップ142において、指示チャンネルが、現在表示している番組と同じと判定された場合、処理はステップ140へ戻る。
このプログラムはさらに、ステップ146の後に実行され、限定受信認証鍵格納部94に、表示に必要な限定受信認証鍵が格納されているか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップ148と、ステップ148において表示に必要な限定受信認証鍵が格納されていると判定されたことに応答して実行され、映像処理部96に、文字情報である番組情報画面を作成するための処理を実行させるステップ150と、ステップ150の後に実行され、表示部100へ番組情報画面を出力するよう映像処理部96を制御するステップ152と、ステップ152の後、この番組情報画面を表示するよう表示部100を制御するステップ154と、ステップ154の後に実行され、指示チャンネルの復号済み映像信号について、その誤り率(ビットエラーレート)が基準値内か否かを判定し、基準値内になるまで待機するステップ156と、ステップ156において誤り率が基準値内であると判定されたことに応答して、映像処理部96に対し表示部100へ指示チャンネルの復号済み映像信号を出力するよう指示する処理を行なうステップ158と、ステップ158の後に実行され、表示部100に指示チャンネルの復号済み映像信号を表示させるステップ160とを含む。ステップ160の後、処理を終了する。
このプログラムはさらに、ステップ148において、表示に必要な限定受信認証鍵が格納されていないと判定されたことに応答して実行され、映像処理部96を制御し表示部100へ「限定受信認証鍵がない」という主旨の文字情報を出力させるステップ162と、ステップ162の後、表示部100に対しこの文字情報画面を表示させるステップ164とを含む。ステップ164の後、処理を終了する。
このプログラムにおいて、処理される映像信号及び文字情報は、第1及び第2の受信処理ブロック92A及び92Bの出力のうち、映像処理部96により選択されているいずれか一方となる。このため、ステップ146において起動される、受信処理ブロックチャンネル予測及び表示切替処理において表示チューナ入替がされた場合は、ステップ148の前後で、取り扱う信号の出力源が入替る。
なお、このプログラムを実行した場合、中央処理部104は、電源投入直後には初期設定のチャンネルを選択するように第1及び第2の受信処理ブロック92A及び92Bを制御するものとする。
図6は、図5に示すステップ146において起動され、中央処理部104において実行される、チャンネル予測及び受信処理ブロックの表示切替処理の詳細を示すフローチャートである。
なお、以降、説明のため、ユーザにより指定されたチャンネルをCH(x)、ユーザが切替指示前に視聴していたチャンネルをCH(n)とする。このため、チャンネルUPボタンによるチャンネル切替の場合、ユーザの指示チャンネルはCH(n+1)となる。同様に、チャンネルDOWNボタンによるチャンネル切替の場合、ユーザの指示チャンネルはCH(n−1)となる。
図6を参照して、この処理は、チャンネル予測のために、ユーザのチャンネル切替指示が、ダイレクトチャンネルボタンによるか否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップ170と、ステップ170においてチャンネル切替指示がダイレクトチャンネルボタンによるものであると判定されたことに応答して実行され、非表示中チューナが、CH(x)を受信しているか否かを判定するステップ171と、ステップ171において、非表示中チューナがCH(x)を受信していると判定されたことに応答して実行され、表示チューナを入替えるステップ172とを含む。なお、ステップ172における表示チューナ入替とは、それまでの非表示チューナを表示チューナに、表示チューナを非表示チューナに、それぞれ切替える処理のことをいう。表示チューナ入替では、それまでの非表示チューナの出力を表示部100へ表示させる。
本プログラムはさらに、ステップ172の後、新たに非表示となったチューナに選局指示を行ないチャンネルCH(x+1)を受信させるため、チャンネル切替処理を起動させるステップ173を含む。ステップ173の後、この処理を終了する。
本プログラムはさらに、ステップ171において、非表示チューナがCH(x)を受信していないと判定されたことに応答して実行され、表示中チューナにCH(x)を受信するよう選局指示を行なうステップ174と、ステップ174の後、非表示チューナに、チャンネルCH(x+1)を受信するよう選局指示を行なうステップ175とを含む。ステップ175の後、この処理を終了する。
本プログラムはさらに、ステップ170において、ユーザのチャンネル切替指示が、ダイレクトチャンネルボタンによるものではないと判定されたことに応答して実行され、切替指示がチャンネルUPボタンによるものか否かを判定し、その判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップ176と、ステップ176において、切替指示がチャンネルUPボタンによるものであると判定されたことに応答して実行され、非表示チューナが、CH(n+1)を受信しているか否かを判定するステップ177と、ステップ177において、非表示チューナがCH(n+1)を受信していると判定されたことに応答して実行され、表示チューナを入替えるステップ178と、ステップ178の後、非表示チューナにCH(n+2)を受信するよう選局指示を行なうステップ179とを含む。ステップ179の後、この処理を終了する。
本プログラムはさらに、ステップ177において、非表示チューナがCH(n+1)を受信していないと判定されたことに応答して実行され、表示チューナにCH(n+1)を受信するよう選局指示を行なうステップ180と、ステップ180の後、非表示チューナにCH(n+2)を受信するよう選局指示を行なうステップ181とを含む。ステップ181の後、この処理を終了する。
本プログラムはさらに、ステップ176において、ユーザのチャンネル切替指示方法が、チャンネルUPボタンによるものではない、すなわちチャンネルDOWNボタンによるものであると判定されたことに応答して実行され、非表示チューナが、CH(n−1)を受信しているか否かを判定するステップ183と、ステップ183において、非表示チューナがCH(n−1)を受信していると判定されたことに応答して実行され、表示チューナを入替えるステップ184と、ステップ184の後、非表示チューナにCH(n−2)を受信するよう選局指示を行なうステップ185を含む。ステップ185の後、この処理を終了する。
本プログラムはさらに、ステップ183において、非表示チューナがCH(n−1)を受信していないと判定されたことに応答して実行され、表示チューナにCH(n−1)を受信するよう選局指示を行なうステップ186と、ステップ186の後、非表示チューナにCH(n−2)を受信するよう選局指示を行なうステップ187とを含む。ステップ181の後、この処理を終了する。
図7は、図6に示すステップ173、174、175、179、180、181、185、186及び187で実行されるチャンネル切替処理の詳細を示すフローチャートである。このチャンネル切替処理は、新たなチャンネルの信号を受信するよう選局指示を受けた、第1の受信処理ブロック92Aにおいて実行される。第2の受信処理ブロック92Bでも同様の処理が実行される。図7を参照して、この処理は、図5に示すステップ140において受信したチャンネル切替コードによって指示されたチャンネルの信号を選択させるために、図4に示すチューナ120Aの周波数設定を変更するステップ200と、ステップ200の後、チューナ120Aを新周波数と同調させるステップ202と、ステップ202の後、チューナ120Aにより受信された信号を復調部122Aに入力しその信号を復調させるステップ204と、その復調された信号を情報の種類によって分離するよう多重信号分離部124Aを制御するステップ206と、その信号分離ができるか否かを判定するステップ208とを含む。ステップ208において、信号分離できると判定された場合、処理は次のステップへ進み、一方で、信号分離できないと判定された場合、処理はステップ206へ戻る。
チャンネル切替処理は更に、ステップ208の判定がYESの場合に実行され、多重信号分離部124Aを制御し分離された信号をその種類によってそれぞれ、映像信号暗号解除処理部128A、音声信号暗号解除処理部130A、及び番組特定情報・サービス情報処理部126Aへ出力するステップ210と、ステップ210の後、限定受信認証鍵格納部94に表示に必要な限定受信認証鍵が格納されているか否かを判定するステップ212と、ステップ212において、表示に必要な限定受信認証鍵が格納されていると判定されたことに応答して実行され、映像信号暗号解除処理部128Aに対し、限定受信認証鍵格納部94からの出力である限定受信認証鍵、多重信号分離部124Aからの出力である映像信号パケット、及び番組特定情報・サービス情報処理部126Aからの出力である限定受信情報を与え、限定受信認証鍵により映像信号パケットの暗号を解除させる処理と、音声信号暗号解除処理部130Aに対し、限定受信認証鍵格納部94からの出力である限定受信認証鍵、多重信号分離部124Aからの出力である音声信号パケット、及び番組特定情報・サービス情報処理部126Aからの出力である限定受信情報を与え、限定受信認証鍵により音声信号パケットの暗号を解除させる処理とを行なうステップ214と、ステップ214の後、映像信号暗号解除処理部128A及び音声信号暗号解除処理部130Aを制御し、暗号解除済みの映像及び音声信号を、映像信号復号部132A及び音声信号復号部134Aへそれぞれ出力させるステップ216と、ステップ216の後、映像信号復号部132A及び音声信号復号部134Aに入力された映像信号及び音声信号を復号させるステップ218と、ステップ218の後、映像信号復号部132A及び音声信号復号部134Aに、復号済みの映像信号及び音声信号を、それぞれ、映像処理部96及び音声処理部98へ出力させるステップ220とを含む。ステップ220の後、処理を終了する。
チャンネル切替処理はさらに、ステップ212において、限定受信認証鍵格納部94に表示に必要な限定受信認証鍵が格納されていないと判定されたことに応答して実行され、映像信号暗号解除処理部128A及び音声信号暗号解除処理部130Aに対し、それぞれ、映像信号及び音声信号を、映像信号復号部132A及び音声信号復号部134Aに出力する処理を停止させるステップ222と、映像信号復号部132A及び音声信号復号部134Aに対し、映像処理部96及び音声処理部98への出力を停止させ、表示部100に黒画面を表示させるステップ224とを含む。ステップ224の後、処理を終了する。
図8は、図3に示す映像処理部96において実行され、図5に示すステップ150において起動される、番組情報画面作成処理の詳細を示すフローチャートである。ここでは、番組情報として「現在放送中の番組」情報を採用している。図8を参照して、このプログラムは、受信しているチャンネル信号の中から、チャンネル情報、すなわち、チャンネル番号、チャンネル番号毎に割り当てられた3桁の番号(以下「3桁の番号」と呼ぶ。)、及び放送局名を取得するステップ240と、ステップ240の後、受信しているチャンネルの信号のうち、「現在放送中の番組」情報を取得するステップ242と、ステップ240において得たチャンネル情報と、ステップ242において得た現在放送中の番組情報とにより、文字情報である番組情報画面を作成するステップ244とを含む。ステップ244の後、この処理を終了する。
−動作−
以上に構成を説明したこのデジタルテレビ放送受信装置80は、以下のように動作する。図3を参照して、デジタルテレビ放送受信装置80の電源が投入されると、第1及び第2の受信処理ブロック92A及び92Bにそれぞれ含まれる、図4に示すチューナ120A及びBは、初期設定により設定されたチャンネルの信号の受信を開始し、中央処理部104は補助記憶部108に格納されたプログラムを主記憶部106にロードし、その実行を開始する。なお、以下に示す動作は、ユーザがリモコン114等を介してチャンネル切替操作を行なったときにも実行される。チャンネル切替操作を示す赤外線信号はユーザ入力受付部112により受信され、受信信号が中央処理部104に与えられる。
第1の受信処理ブロック92Aの動作を以下に説明する。第2の受信処理ブロック92Bの動作も同様とする。図4を参照し、チューナ120Aは、中央処理部104の制御により、指定されたチャンネルの受信を行なうため、その周波数設定を変更したのち、新しい周波数と同調し、受信した信号を復調部122Aに与える。復調部122Aは、チューナ120Aにより受信し出力された信号を復調し、その信号を多重信号分離部124Aへ与える。多重信号分離部124Aは、復調された信号をその情報の種類によって分離し、そのうち、番組特定情報及びサービス情報パケットを番組特定情報・サービス情報処理部126Aへ、映像信号パケットを映像信号暗号解除処理部128Aへ、音声信号パケットを音声信号暗号解除処理部130Aへ、それぞれ出力する。
番組特定情報・サービス情報処理部126Aは、番組特定情報及びサービス情報パケットに含まれる情報のうち、限定受信情報を映像信号暗号解除処理部128A及び音声信号暗号解除処理部130Aへ与え、それ以外の情報については、中央処理部104の指示に応じて処理を行ない、映像処理部96又は中央処理部104へ出力する。なお、番組特定情報サービス・情報処理部126Aが受ける、限定受信情報以外の情報には、番組表情報の他に、文字情報である、チャンネル情報、「現在放送中の番組」情報及び「次に放送予定の番組」情報を含む。
映像信号暗号解除処理部128Aは、多重信号分離部124Aから出力された映像信号パケットについて、番組特定情報・サービス情報処理部126Aから与えられた限定受信情報と、限定受信認証鍵格納部94から与えられた限定受信認証鍵とにより、その暗号を解除して映像信号復号部132Aへ出力する。映像信号復号部132Aは暗号解除済みの映像信号を復号し、映像処理部96へ与える。
映像処理部96は、第1及び第2の受信処理ブロック92A及び92Bがそれぞれ出力する映像信号及び文字情報のうち、いずれか一方を、中央処理部104の制御に従い選択する。選択された映像信号及び文字情報に対し前述した所定の処理を行なった後、処理済の映像信号及び文字情報を表示部100へ与える。映像信号及び文字情報は、表示部100より出力されることによりユーザに提供される。
音声信号暗号解除処理部130Aは、多重信号分離部124Aから出力された音声信号パケットについて、番組特定情報・サービス情報処理部126Aから与えられた限定受信情報と、限定受信認証鍵格納部94から与えられた限定受信認証鍵とにより、その暗号を解除して音声信号復号部134Aへ出力する。音声信号復号部134Aは暗号解除済みの音声信号を復号し、音声処理部98へ与える。
音声処理部98は、第1及び第2の受信処理ブロック92A及び92Bがそれぞれ出力する音声信号のうちいずれか一方を、中央処理部104の制御に従い選択する。選択された音声信号に対し前述した所定の処理を行なった後、処理済みの音声信号を音声出力部102へ与える。音声信号は、音声出力部102より出力されることによりユーザに提供される。
以下、図2に示すチャンネル切替操作を仮定し、図3及び図4を参照して第1及び第2の受信処理ブロック92A及び92B、限定受信認証鍵格納部94、映像処理部96、音声処理部98、表示部100、音声出力部102、中央処理部104及びユーザ入力受付部112の動作について説明する。なおここでは、第1及び第2の受信処理ブロック92A及び92Bに含まれる第1のチューナ120A及び120Bのチャンネル切替の様子を、それぞれ、図2の受信チャンネルシーケンス72及び74により示す。
ユーザが、CH1の放送するアイスホッケーの映像60を視聴していたとする。CH1は第1のチューナ120Aにより受信及びデコードされ、その出力が映像処理部96において選択され、表示部100に表示されていたとする。その後、ユーザが図3に示すリモコン114を介してCH2へのチャンネル切替操作を行なったものとする。図2に示すようにユーザはチャンネルUPボタンを利用したとする。加えて、非表示中の第2のチューナ120BはCH2を受信していたとする。チャンネル切替操作を示す赤外線信号はユーザ入力受付部112により受信され、受信信号が中央処理部104に与えられ、図5に示すチャンネルメイン制御プログラムを開始する。チャンネル切換操作があったので、図5のステップ140の判定結果はYESとなる。その結果ステップ142の処理が実行される。
ステップ142では、ユーザにより指示されたチャンネルが現在表示しているチャンネルと異なるか否かが判定される。ここでは判定結果はYESとなる。制御はステップ144に進み、映像処理部96から表示部100への出力が停止される。ステップ146において、受信処理ブロックチャンネル予測及び表示切替処理が実行される。
図6を参照して、チャンネル切替はチャンネルUPボタンにより行なわれたので、ステップ170の判定結果はNO、ステップ176の判定結果はYESとなる。非表示中の第2のチューナ120BはCH2を受信中なので、ステップ177の判定はYESとなる。ステップ178において表示チューナを入替える。中央処理部104の制御により、映像処理部96は第1のチューナ120A(第1の受信処理ブロック92A)の出力から第2のチューナ120B(第2の受信処理ブロック92B)の出力へ表示選択を切替える。これにより第2のチューナ120Bの出力が、表示部100へ表示される。ステップ179では、非表示チューナとなった、第1のチューナ120A(第1の受信処理ブロック92A)にCH3を受信させるため、チャンネル切替処理プログラムが起動される。
以下の処理は、第1の受信処理ブロック92Aにおいて実行される。図7を参照して、チャンネル切換処理のステップ200において、CH3を受信するように図4に示すチューナ120Aに周波数設定を変更させる。ステップ202では、チューナ120Aの新周波数での受信の同調を待ち、その後ステップ204において、チューナ120Aの信号を復調部122Aに与えて復調させる。ステップ206において、多重信号分離部124Aを制御し、受信した信号パケットをその種類により分離させる。ステップ208において、信号分離が可能か否かを判定する。ここでは、判定結果がYESとなったものとする。制御はステップ210へ進み、多重信号分離部124Aにおいて分離された番組特定情報・サービス情報パケット、映像信号パケット、及び音声信号パケットは、それぞれ番組特定情報・サービス情報処理部126A、映像信号暗号解除処理部128A、及び音声信号暗号解除処理部130Aに出力される。制御はステップ212へ進む。
ステップ212では、表示に必要な限定受信認証鍵が格納されているか否かが判定される。前述のように、本実施の形態では、限定受信認証鍵はすべて予め入手されているものとする。その結果、ステップ212における判定はYESとなり、制御はステップ214に進む。ステップ214では、映像信号、及び音声信号の暗号解除を、それぞれ、映像信号暗号解除処理部128A、及び音声信号暗号解除処理部130Aにおいて実行する。その後、ステップ216へ進み、暗号が解除された映像信号、及び音声信号は、それぞれ、映像信号復号部132A、及び音声信号復号部134Aへ出力され、ステップ218において復号される。その後、ステップ220では、復号済みの映像信号及び音声信号が、それぞれ、映像処理部96、及び、音声処理部98へ出力される。以上でチャンネル切換処理は終了する。
図5のステップ148の判定結果はYESであり、ステップ150において番組情報画面が作成される。ステップ152及び154では、映像処理部96において番組情報画面が作成され、表示部100へ出力される。しかし、ステップ156では直ちに待機が終わり、判定結果がYESとなり、直ちにステップ158へ処理は進む。このため、番組情報画面はユーザにほとんど視認されない。ステップ158及び160において、映像処理部96により第2のチューナ120Bの出力するCH2の信号が選択され、表示部100に表示される。以上で処理を終了する。
以上の処理により、図2に示すCH2の映像62が表示される。
その後、ユーザによるCH2からCH3、及びCH3からCH4へのチャンネル切替は、同様にチャンネルUPボタンにより行なわれたとする。それぞれのチャンネル切替において、予測したチャンネルと切替先チャンネルが一致している。CH2からCH3のチャンネル切替の場合は、第2のチューナ120Bから第1のチューナ120Aへ、表示チューナの入替が行なわれる。CH3からCH4へのチャンネル切替の場合は、第1のチューナ120Aから第2のチューナ120Bへとなる。そのため、それぞれ、切替先チャンネルの映像64(CH3)及び映像66(CH4)が直ちに表示される。
次に、ユーザがチャンネルダイレクトボタンによりCH9へのチャンネル切替指示を行なったとする。この時、表示中の第2のチューナ120BはCH4を、また、非表示中の第1のチューナ120AはCH5の受信及びデコードを行なっていたとする。図5を参照して、ステップ140及びステップ142の判定結果はYESとなる。ステップ144において映像処理部96はCH4の表示部100への出力を停止する。それまで表示されていたCH4の画面66の表示は停止される。処理はステップ146へ進む。図6を参照して、ステップ170の判定結果はYES、ステップ171の判定結果はNOとなる。ステップ174において、表示中の第2のチューナ120BにCH9の受信が指示される。ステップ175では、非表示の第1のチューナ120AにCH10の受信が指示される。第1及び第2のチューナ120A及び120Bにおいて実行されるチャンネル切替処理は前述したとおりである。処理は図5に示すステップ148へ進む。ここでは、判定結果はYESであり、ステップ150において映像処理部96において実行される番組情報画面作成処理プログラムが起動される。この時、表示中の第2のチューナ120Bの出力が選択されており、その出力信号により番組情報画面が作成される。
図8に示すステップ240、242及び244において、CH9に関するチャンネル情報、及び「現在放送中の番組」情報により番組情報画面が作成される。ステップ152及び154において映像処理部96より表示部100へ作成された番組情報画面が表示される。図2に示す時間期間76において、番組情報“CH9 ○○○ニュース”が画面68として表示される。この時間期間76は、図5に示すステップ156において、映像処理部96に入力される復号済み映像信号の誤り率が基準値内か否かを判定し、基準値内になるまで待機する時間期間と同等である。ステップ156の判定結果がYESとなると、ステップ158、及びステップ160において、映像処理部96から第2の受信処理ブロック92B内のチューナ120Bが受信し復号したCH9の信号が表示部100に表示される。以上で処理を終了する。
以上の処理により、図2に示すCH9の映像70が表示される。
以上のように本実施の形態に係るデジタルテレビ放送受信装置80は、ユーザの指示方法に基づき、ユーザが次に視聴するチャンネルの予測を行なう。表示中のチャンネルから他のチャンネルに切替えるようユーザの指示があった場合、予測していたチャンネルと合致すれば、直ちにそのチャンネルの映像を表示することが可能となる。一方、予測がはずれたとしても、切替先のチャンネルの映像信号の表示が可能になるまでの間、文字情報、すなわち、切替先のチャンネルと、その時点においてそのチャンネルで放送されている番組の情報とが表示される。その結果、画面が完全に真っ暗になってしまうことがなくなり、ユーザは、全く映像が見られないという不満を解消することができ、さらに、チャンネル切替時の時間を有効利用して、次に視聴する番組の情報という、有益な情報を得ることが可能になる。
[第2の実施の形態]
本実施の形態に係るデジタルテレビ放送受信装置は、受信処理ブロックを3つ含み、ユーザが次に視聴するチャンネルの予測において、予測チャンネル数を増やすことで予測的中率を上げる。
−構成−
図9に、本発明の第2の実施の形態に係るデジタルテレビ放送受信装置300の構成をブロック図形式で示す。図9を参照して、デジタルテレビ放送受信装置300は、図3に示すデジタルテレビ放送受信装置80と似た構成を有している。ただしデジタルテレビ放送受信装置300は、図4に示す第1及び第2の受信処理ブロック92A及び92Bに加えて、これらと同一の構成を有する第3の受信処理ブロック92Cを含む。以降、第3の受信処理ブロック92Cの構成要素は、第1及び第2の受信処理ブロック92A及び92Bと同様、それらの参照符号の末尾に文字「C」を付加して呼ぶものとする。
デジタルテレビ放送受信装置300はまた、図3に示す、限定受信認証鍵格納部94に代えて、第1から第3の受信処理ブロック92Aから92Cのそれぞれへ限定受信認証鍵を出力することが可能な、限定受信認証鍵格納部314を含む。
デジタルテレビ放送受信装置300はさらに、図3に示す、映像処理部96及び音声処理部98に代えて、いずれも第1から第3の受信処理ブロック92Aから92Cのうちそれぞれの出力を受けることが可能であり、映像処理部96及び音声処理部98と同様の処理を行なうための映像処理部502及び音声処理部504を含む。映像処理部502及び音声処理部504は、それぞれ、第1から第3の受信処理ブロック92Aから92Cの入力のうち、いずれか一つの入力を選択して処理する。この選択は中央処理部104の制御により行なわれる。それ以外の点では映像処理部502及び音声処理部504の構成は図3に示す映像処理部96及び音声処理部98とそれぞれ同一である。
−動作−
一般的に、チャンネルUPボタンを使用してユーザがチャンネル切替を行なった場合には、次の操作でもチャンネルUPボタンを操作する可能性が最も高く、次に可能性が高いのはチャンネルDOWNボタンの操作であると考えられる。一方、チャンネルDOWNボタンを使用してユーザがチャンネル切替を行なった場合には、次の操作でもチャンネルDOWNボタンを操作する可能性が最も高く、次に可能性が高いのはチャンネルUPボタンの操作であると考えられる。ダイレクトチャンネルボタンでチャンネルを選択した場合でも、次の操作はチャンネルUPボタン又はチャンネルDOWNボタンである可能性が高い。
そこで、本実施の形態に係るデジタルテレビ放送受信装置300では、ユーザの選局時の操作にかかわらず、次に選択される可能性が高いのは、表示中チャンネルの前チャンネルと次チャンネルとであることを前提に、前チャンネルと次チャンネルとを、非表示中の二つのチューナでそれぞれ受信しておく。こうしてチャンネルを各チューナに割当てることにより、チャンネルUPボタン又はチャンネルDOWNボタンが操作されたときには、新たなチャンネルは非表示チューナの一方によって常に受信中となる。したがって、ユーザの操作に応じてすぐにそのチャンネルの表示に切替えることが可能になる。ユーザは直ちに切替先チャンネルの映像を楽しむことができる。一方、例えばユーザがダイレクトチャンネルボタンを使用して全く別のチャンネルを指定した場合、指定したチャンネルを受信しているチューナが無いことになる。この場合には、指定されたチャンネルの信号を表示中のチューナにより受信させ、復号させる。この場合にはそのチャンネルの映像はすぐには表示されないが、その映像が表示されるまでの間、切替先チャンネルで放送中の番組情報を表示する。ユーザは切替先チャンネルの番組情報を直ちに得ることができる。
具体的なチューナの動作を以下に説明する。なお、図9に示す第1の受信処理ブロック92Aに含まれる第1のチューナ120A、第2の受信処理ブロック92Bに含まれる第2のチューナ120B、及び、第3の受信処理ブロック92Cに含まれる第3のチューナ120Cはそれぞれ、中央処理部104の制御に従う。本実施の形態における中央処理部104によるチューナへのチャンネルの割当は、第1の実施の形態の場合と比較してさらに単純であり、以下のような割当方法により各チューナのチャンネルを決定すればよい。
第1のチューナ120Aが表示中チューナの場合、非表示中チューナのうち、第2のチューナ120Bは次チャンネルを、第3のチューナ120Cは前チャンネルを、それぞれ受信する。
第2のチューナ120Bが表示中チューナの場合、非表示中チューナのうち、第1のチューナ120Aは前チャンネルを、第3のチューナ120Cは次チャンネルを、それぞれ受信する。
第3のチューナ120Cが表示中チューナの場合、非表示中チューナのうち、第1のチューナ120Aは次チャンネルを、第2のチューナ120Bは前チャンネルを、それぞれ受信する。
以上の動作は、ユーザがチャンネル切替の際、チャンネルUPボタン、チャンネルDOWNボタン、及びダイレクトチャンネルボタンのいずれを用いても、不変である。
図10に、以下に説明する本願発明の第2の実施の形態に係るデジタルテレビ放送受信装置300におけるチャンネル切替の際の表示映像シーケンス530、並びに図9に示す第1、第2及び第3の受信処理ブロック92A、92B及び92Cにそれぞれ含まれる第1、第2、及び第3のチューナ120A、120B、及び120Cによる受信チャンネルシーケンス560、562、及び564を示す。
装置300の電源投入の直後には、初期設定により、第1のチューナ120AがCH1の、第2のチューナ120BがCH2の、第3にチューナ120CがCH3の、受信及びデコードをそれぞれ実行しており、第2のチューナ120Bの出力が表示されていたとする。ユーザはCH2の映像540を視聴している。
ユーザがCH3へのチャンネル切替指示をチャンネルUPボタンを用いて行なったものとする。これに応答して、デジタルテレビ放送受信装置300はCH3を受信中の第3のチューナ120Cの出力へ表示を切替える。すなわち、第3のチューナ120Cが表示中チューナとなり、第1のチューナ120A及び第2のチューナ120Bがいずれも非表示中チューナとなる。これにより、ユーザは図1に示す真っ暗な画面32の代りに、CH3の映像542を直ちに確認できる。この場合、非表示中となる第1のチューナ120Aは、視聴中のチャンネル(CH3)の次チャンネルであるCH4を、同じく非表示中となる第2のチューナ120Bは、CH3の前チャンネルであるCH2を、それぞれ受信及びデコードする。なお、第2のチューナ120Bは既にCH2を受信中であり、この受信を継続する。
次に、ユーザがさらにリモコン114のチャンネルUPボタンを用いてCH4へのチャンネル切替指示を行なうものとする。CH4は第1のチューナ120Aが受信中である。したがってデジタルテレビ放送受信装置300は、このチャンネル切替指示に応答して第1のチューナ120Aの出力へ表示を切替える。これにより、ユーザはCH4の映像544を直ちに確認することができる。この切替の結果、第1のチューナ120Aが表示中チューナ、第2及び第3のチューナ120B及び120Cが非表示中チューナとなる。
既に述べたとおりのチャンネル割当方法により、次チャンネルであるCH5が非表示中の第2のチューナ120Bにより受信及びデコードされる。前チャンネルであるCH3は非表示中の第3のチューナ120Cにより受信される。ここでは第3のチューナ120Cは既にCH3を受信中であり、これが継続される。
次にユーザがリモコン114のチャンネルDOWNボタンを用いてCH3へのチャンネル切替指示を行なうものとする。デジタルテレビ放送受信装置300は、CH3を受信中の第3のチューナ120Cの出力へ表示を切替える。これにより、CH3の映像546が直ちに表示される。第3のチューナ120Cが表示中チューナになり、第1及び第2のチューナ120A及び120Bが非表示中チャンネルとなる。
既に述べたとおりのチャンネル割当方法により、次チャンネルであるCH4が非表示中の第1のチューナ120Aにより受信される。CH4は第1のチューナ120Aにより既に受信中で、これが継続される。前チャンネルであるCH2は、非表示中の第2のチューナ120Bにより受信及びデコードされる。
次にユーザがリモコン114のチャンネルDOWNボタンを用いてCH2へのチャンネル切替指示を行なうものとする。これにより、CH2の映像548が直ちに表示される。CH2を受信中の第2のチューナ120Bが表示中チューナとなり、第1及び第3のチューナ120A及び120Cが非表示中チューナとなる。既に述べたチャンネル割当方法により、次チャンネルであるCH3は第3のチューナ120Cにより受信される。第3のチューナ120Cは既にCH3を受信中であり、これを継続する。前チャンネルCH1は非表示中の第1のチューナ120Aにより受信及びデコードされる。
次にユーザがリモコン114のダイレクトチャンネルボタンを用いてCH9への切替を指示したものとする。この場合、第1、第2及び第3のチューナ120A、120B及び120Cはいずれも指示されたチャンネルを受信していない。そのため、表示中の第2のチューナ120Bを用いて指示チャンネル(CH9)の受信及びデコードが開始される。この際、CH9の映像552が正常に表示されるまでの時間期間570において、真っ暗な画面を表示する変わりに、CH9で放送中の番組情報を表示する。例えば、画面550に示す番組タイトル“○○○ニュース”がこれに相当する。一方、前述のチャンネル割当方法にしたがい、非表示中の第3のチューナ120Cで次チャンネルであるCH10を、第1のチューナ120Aで前チャンネルであるCH8を、それぞれ受信及びデコードする。この後、ユーザがチャンネルUPボタン及びチャンネルDOWNボタンのいずれを押しても、直ちに該当チャンネルの映像を表示できる。
以上のように本実施の形態に係るデジタルテレビ放送受信装置300は、ユーザが次にチャンネルUPボタン及びチャンネルDOWNボタンのいずれを押しても、直ちにそのチャンネルへの表示の切替を行なうことができる。このため、第1の実施の形態に係るデジタルテレビ放送受信装置80がもたらす効果に加え、映像が表示されるまでの時間の平均をさらに短くすることができる。すなわち、切替先チャンネルの映像表示が可能になるまでの待ち時間を短くすることができる。この結果、チャンネル切替後のある時間期間において、目的とするチャンネルの番組が表示されないことにより生ずるユーザの不満を緩和できる。
−変形例−
デジタルテレビ放送受信装置は、第1、第2及び第3の受信処理ブロック92A、92B及び92Cに加えて、これらと同一又は類似の構成を有する複数(例えばN個)の受信処理ブロックを含んでもよい。なお、Nは正の整数である。
この場合、図3に示す限定受信認証鍵格納部94に代えて、第1の受信処理ブロック92Aから第Nの受信処理ブロックの各々に限定受信認証鍵を出力することが可能な限定受信認証鍵格納部を用いる。さらに、図3に示す映像処理部96及び音声処理部98に代えて、いずれも第1の受信処理ブロック92Aから第Nの受信処理ブロックの出力を受けることが可能であり、いずれか一つの受信処理ブロックの出力を選択して映像処理部96及び音声処理部98と同様の処理を行なうための映像処理部及び音声処理部を使用する。映像処理部及び音声処理部は、それぞれ、第1の受信処理ブロック92Aから第Nの受信処理ブロックの出力のうち、いずれか一つを選択して処理する。この選択は中央処理部104の制御により行なわれる。それ以外の点では映像処理部及び音声処理部の構成は図3に示す映像処理部96及び音声処理部98とそれぞれ同一である。
受信処理ブロックの数を増加させるほど、チャンネル切替の指示があったときからそのチャンネルの映像が表示されるまでの時間をほぼ0とすることができ、映像表示までの平均の待ち時間をさらに短くすることができる。ただし、受信処理ブロックの数があまりに多いとコストが上昇し、消費電力も増大するため、上記実施の形態のように2つ又は3つの受信処理ブロックを使用することが現実的である。
今回開示された実施の形態は単に例示であって、本発明が上記した実施の形態のみに制限されるわけではない。本発明の範囲は、発明の詳細な説明の記載を参酌した上で、特許請求の範囲の各請求項によって示され、そこに記載された文言と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含む。
従来の技術によるチャンネル切替時の表示シーケンスを示す模式図である。 本発明の第1の実施の形態に係るデジタルテレビ放送受信装置による、チャンネル切替時の映像シーケンスを模式的に示す図である。 第1の実施の形態に係るデジタルテレビ放送受信装置80の概略ブロック図である。 図3に示す第1のデジタルテレビ放送受信処理ブロック92Aの概要ブロック図である。 デジタルテレビ放送受信装置80の中央処理部104で実行されるチャンネルメイン制御プログラムを示すフローチャートである。 図5のステップ146において起動され、第1及び第2のデジタルテレビ放送受信処理ブロック92A及び92Bにおいて実行されるチャンネル予測及び表示切替処理を示すフローチャートである。 図6のステップ173、174、175、179、180、181、185、186及び187において起動され、第1及び第2のデジタルテレビ放送受信処理ブロック92A及び92Bにおいて実行されるチャンネル切替処理を示すフローチャートである。 図5のステップ150において起動される、「現在放送中の番組」情報による番組情報画面作成処理を示すフローチャートである。 第2の実施の形態に係るデジタルテレビ放送受信装置300の概略ブロック図である。 本発明の第2の実施の形態に係るデジタルテレビ放送受信装置300による、チャンネル切替時の映像シーケンスを模式的に示す図である。
符号の説明
80,300 デジタルテレビ放送受信装置
90 アンテナ端子
92A,92B,92C デジタルテレビ放送受信処理ブロック(受信処理ブロック)
94,314 限定受信認証鍵格納部
96,502 映像処理部
98,504 音声処理部
100 表示部
102 音声出力部
103 バス
104 中央処理部
106 主記憶部
108 補助記憶部
110 時計
112 ユーザ入力受付部
114 リモコン
116 操作パネル
120 デジタル放送フロントエンド処理部チューナ(チューナ)
122 復調部
124 多重信号分離部
126 番組特定情報・サービス情報処理部
128 映像信号暗号解除処理部
130 音声信号暗号解除処理部
132 映像信号復号部
134 音声信号復号部

Claims (4)

  1. デジタル放送信号を受信し、指定されたチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号を復号するための複数の映像信号受信処理手段と、
    前記複数の映像信号受信処理手段のいずれか一つを指定する選択信号に応答し、前記複数の映像信号受信処理手段から出力される映像信号から、前記選択信号により指定された映像信号受信処理手段の出力する映像信号を選択して表示部に出力するための選択手段と、
    ユーザからチャンネル切替指示を受けたことに応答して、前記複数の映像信号受信処理手段及び前記選択手段を制御して、指定されたチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号を前記表示部に出力させるための制御手段とを含み、
    前記制御手段は、
    前記複数の映像信号受信処理手段のうちに、当該指定されたチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号を復号中のものがあるか否かを判定するための判定手段と、
    前記判定手段により、前記指定されたチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号を復号中の映像信号受信処理手段があると判定されたことに応答して、前記選択手段を制御して当該映像信号受信処理手段の出力を選択させるための選択制御手段と、
    前記判定手段により、前記指定されたチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号を復号中の映像信号受信処理手段がないと判定されたことに応答して、前記選択手段により出力が選択されている映像信号受信処理手段に前記指定されたチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号の復号を開始させるための映像信号復号開始手段と、
    次のチャンネル切替指示時にユーザが指定するチャンネルを予測し、前記選択手段により出力が選択されていない映像信号受信処理手段に、予測したチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号の復号を開始させるためのチャンネル予測手段とを含む、デジタル放送受信装置。
  2. 前記複数の映像信号受信処理手段の各々は、
    デジタル放送信号を受信し、指定されたチャンネルのデジタル放送信号に含まれる文字情報による文字情報画面を作成することが可能であり、
    前記制御手段は、さらに、
    前記判定手段により、前記指定されたチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号を復号中の映像信号受信処理手段がないと判定されたことに応答して、前記指定されたチャンネルの映像信号が正常に表示されるまでの間、前記指定されたチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号の復号を開始した前記映像信号受信処理手段を制御して、前記文字情報画面を作成させ、前記表示部に表示させるための手段を含む、請求項1に記載のデジタル放送受信装置。
  3. デジタル放送信号を受信し、指定されたチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号を復号するための複数の映像信号受信処理手段と、
    前記複数の映像信号受信処理手段のいずれか一つを指定する選択信号に応答し、前記複数の映像信号受信処理手段から出力される映像信号から、前記選択信号により指定された映像信号受信処理手段の出力する映像信号を選択して表示部に出力するための選択手段と、
    ユーザからチャンネル切替指示を受けたことに応答して、前記複数の映像信号受信処理手段及び前記選択手段を制御して、指定されたチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号を前記表示部に出力させるための制御手段とを含むデジタル放送受信装置において、前記指定されたチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号を前記表示部に表示させるための、デジタル放送受信装置の制御方法であって、
    前記制御手段が、前記複数の映像信号受信処理手段のうちに、当該指定されたチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号を復号中のものがあるか否かを判定する判定ステップと、
    前記制御手段が、前記判定ステップにより、前記指定されたチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号を復号中の映像信号受信処理手段があると判定されたことに応答して、前記選択手段を制御して当該映像信号受信処理手段の出力を選択させるためのステップと、
    前記制御手段が、前記判定ステップにより、前記指定されたチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号を復号中の映像信号受信処理手段がないと判定されたことに応答して、前記選択手段により出力が選択されている映像信号受信処理手段に前記指定されたチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号の復号を開始させるステップと、
    前記制御手段が、次のチャンネル切替指示時にユーザが指定するチャンネルを予測し、前記選択手段により出力が選択されていない映像信号受信処理手段に、予測したチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号の復号を開始させるステップとを含む、デジタル放送受信装置の制御方法。
  4. デジタル放送信号を受信し、指定されたチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号を復号するための複数の映像信号受信処理手段と、
    前記複数の映像信号受信処理手段のいずれか一つを指定する選択信号に応答し、前記複数の映像信号受信処理手段から出力される映像信号から、前記選択信号により指定された映像信号受信処理手段の出力する映像信号を選択して表示部に出力するための選択手段と、
    前記映像信号受信処理手段、及び前記選択手段を制御可能なように設けられたコンピュータとを含む、デジタル放送受信装置において、前記コンピュータにより実行されることにより、ユーザからチャンネル切替指示を受けたことに応答して、前記指定されたチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号を前記表示部に表示させるように前記映像信号受信処理手段、及び前記選択手段を制御するためのコンピュータプログラムであって、
    前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータを、
    前記複数の映像信号受信処理手段のうちに、当該指定されたチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号を復号中のものがあるか否かを判定するための判定手段と、
    前記判定手段により、前記指定されたチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号を復号中の映像信号受信処理手段があると判定されたことに応答して、前記選択手段を制御して当該映像信号受信処理手段の出力を選択させるための選択制御手段と、
    前記判定手段により、前記指定されたチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号を復号中の映像信号受信処理手段がないと判定されたことに応答して、前記選択手段により出力が選択されている映像信号受信処理手段に前記指定されたチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号の復号を開始させるための映像信号復号開始手段と、
    次のチャンネル切替指示時にユーザが指定するチャンネルを予測し、前記選択手段により出力が選択されていない映像信号受信処理手段に、予測したチャンネルのデジタル放送信号に含まれる映像信号の復号を開始させるためのチャンネル予測手段として機能させる、コンピュータプログラム。
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