JP2012035952A - 重送検知装置、シート供給装置及び画像形成装置 - Google Patents

重送検知装置、シート供給装置及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】同一シート面上の凹凸の違いや、種類ごとのシートの光透過性のばらつきの影響を受けにくく、高精度に重送の有無を検知できる重送検知装置を提供する。
【解決手段】本発明の重送検知装置は、シートPの一方の面側に配設された第1発光部51及び第1受光部52と、シートPの他方の面側に配設された第2発光部53及び第2受光部54を備える。第1受光部52は、第1発光部51からの反射光と、第2発光部53からの透過光を受光する。また、第2受光部54は、第2発光部53からの反射光と、第1発光部51からの透過光を受光するように構成されている。さらに、重送検知装置は、透過光と反射光を受光した第1受光部52及び第2受光部54でのそれぞれの受光強度を基準強度と比較する比較部と、比較部での比較結果に基づき重送の有無を判別する重送判別部を備える。
【選択図】図6

Description

本発明は、シートの重送の有無を検知する重送検知装置、それを備えたシート供給装置及び画像形成装置に関する。
従来、下記特許文献1に記載されているように、記録紙や原稿等のシートを供給するシート供給装置には、透過型センサと反射型センサを用いてシートの重送の有無を検知する重送検知装置を備えたものがある。
特許文献1に記載の重送検知装置は、透過型センサとして用いる発光ダイオード及び受光素子、反射型センサとして用いる別の発光ダイオード及び受光素子を備え、それらでシートの反射光量と透過光量を検知することにより、同一サイズで種類が異なるシートである場合の重送を検知できるようにしている。
しかしながら、上記特許文献1に記載の重送検知装置では、同一シート面上の凹凸の違いや、種類ごとのシートの光透過性のばらつきによって、重送を精度良く検知することができないといった問題がある。
本発明は、斯かる事情に鑑み、同一シート面上の凹凸の違いや、種類ごとのシートの光透過性のばらつきの影響を受けにくく、高精度に重送の有無を検知できる重送検知装置、それを備えたシート供給装置及び画像形成装置を提供しようとするものである。
請求項1の発明は、シートの一方の面側に配設された第1発光部及び第1受光部と、前記シートの他方の面側に配設された第2発光部及び第2受光部を備え、前記第1受光部は、前記第1発光部から前記シートに照射した光の反射光と、前記第2発光部から前記シートに照射した光の透過光を受光し、前記第2受光部は、前記第2発光部から前記シートに照射した光の反射光と、前記第1発光部から前記シートに照射した光の透過光を受光するように構成され、さらに、前記透過光と前記反射光を受光した前記第1受光部及び前記第2受光部でのそれぞれの受光強度を基準強度と比較する比較部と、前記比較部での比較結果に基づき重送の有無を判別する重送判別部を備えた重送検知装置である。
第1及び第2発光部からシートに光が照射されると、第1発光部から照射した光の反射光と第2発光部から照射した光の透過光が第1受光部で受光され、第2発光部から照射した光の反射光と第1発光部から照射した光の透過光が第2受光部で受光される。そして、比較部にて、各受光部での透過光と反射光の受光強度情報を基準強度とを比較し、その比較結果に基づいて重送判別部が重送の有無を判別する。このように、本発明に係る重送検知装置は、発光部と受光部を、それぞれ透過型センサ及び反射型センサの用途ごとに別個に備えるのではなく、1つの発光部及び1つの受光部を透過型センサと反射型センサの兼用のセンサとして備えているので、同一シート面上の凹凸の違いや、種類ごとのシートの光透過性のばらつきの影響を受けにくく、シートの種類ごとの重送検知精度を向上させることが可能である。
請求項2の発明は、請求項1に記載の重送検知装置において、前記基準強度を前記シートの種類に応じて変更する基準強度変更部を備えたものである。
前記基準強度はシートの種類に応じて異なるので、基準強度変更部にて、シートの種類に適した基準強度に変更することにより、多くの種類のシートにおいて重送の有無を検知することが可能となる。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の重送検知装置において、前記第1発光部と前記第2受光部を互いに対向するように配設し、かつ、それぞれの中心を同軸上に配設すると共に、前記第2発光部と前記第1受光部を互いに対向するように配設し、かつ、それぞれの中心を同軸上に配設したものである。
発光部はその中心が最も発光強度が強く、受光部はその中心が最も受光感度が高いので、第1発光部と第2受光部、第2発光部と第1受光部を、互いに対向するように配設し、かつ、それぞれの中心を同軸上に配設することにより、シート面上の凹凸やシート粉等によるノイズの影響を低減してSN比(信号・ノイズ比)を向上させることができ、高精度に検知することが可能となる。
請求項4の発明は、シートを収容するシート収容部と、当該シート収容部から前記シートを給送するシート給送手段とを備えたシート供給装置において、請求項1から3のいずれか1項に記載の重送検知装置を備えたものである。
シート供給装置が、請求項1から3のいずれか1項に記載の重送検知装置を備えているので、これらの重送検知装置による上記効果が得られる。
請求項5の発明は、請求項4に記載のシート供給装置において、前記シートの種類を判別するシート種類判別装置を備え、前記シート種類判別装置は、シートに対して光を照射する発光部と、前記シートからの反射光を受光すると共に、前記発光部からの照射光軸に対して受光軸が異なる向きに傾斜するように配設された複数の受光部と、前記シートからの反射光の指向性に対応付けられたシートの種類情報を格納するシート情報格納部と、前記反射光を受光した前記受光部での受光強度と、前記シート情報格納部が格納している情報に基づき、前記シートの種類を判別するシート種類判別部を備えたものである。
発光部からシートに光が照射されると、照射された光が照射光軸を中心に放射状に広がって反射され、その反射光が複数の受光部によって受光される。この放射状に広がる反射光の指向性はシートの種類ごとに異なるので、シート種類判別部は、各受光部で受光した反射光の受光強度と、シート情報格納部に格納されている反射光の指向性に対応付けられたシートの種類情報に基づき、シートの種類を判別することが可能である。このように、当該シート種類判別装置は、シートからの反射光の指向性に基づいてシートの種類を判別するように構成されているので、反射光の受光量で紙種を判別するものに比べて、シートの厚さや表面の反射強度の変化の影響を受けにくくなる。このため、シートの種類の判別精度を向上することができ、正確にシートの種類を判別することができる。
請求項6の発明は、請求項4又は5に記載のシート供給装置において、前記シートの厚みを判別するシート厚み判別装置を備え、前記シート厚み判別装置は、前記シートに対して斜め方向からシートの厚み部分に向けて光を照射する発光部と、前記シートの厚み部分からの反射光を受光すると共に、シートの厚みに対応して反射光幅が増減する方向に並んで配設された複数の受光部と、前記シートの厚み部分からの反射光を受光した前記受光部での受光強度を基準強度と比較する比較部と、前記比較部での比較結果から得られた、前記受光強度が前記基準強度より大きい前記受光部の数に応じて、前記シートの厚みを判別するシート厚み判別部を備えたものである。
発光部からシートの厚み部分に光が照射されると、シートの厚みによって異なる反射光幅(受光領域の広さ)に応じて、複数の受光部のうちのいずれか1つ又は複数に反射光が受光される。そして、比較部にて、前記受光部が受光した反射光の受光強度を基準強度と比較し、その比較結果から得られた、受光強度が基準強度より大きい受光部の数に応じて、シート厚み判断部がシートの厚みを判別する。このように、当該シート厚み判別装置は、シートの厚み部分に向けて光を照射し、その反射光の受光領域の広さに応じて厚みを判別するようにしているので、重送が生じた場合の誤検知を防止することができると共に、光透過性が高く厚みに応じて透過性が変化しにくいシートであっても、その厚みを正確に判別することが可能である。
請求項7の発明は、請求項6に記載のシート供給装置において、シートの厚みを判別するための前記基準強度を前記シートの種類に応じて変更する基準強度変更部を備えたものである。
前記基準強度はシートの種類に応じて異なるので、基準強度変更部にて、シートの種類に適した基準強度に変更することにより、多くの種類のシートの厚みを判別することが可能となる。
請求項8の発明は、請求項6又は7に記載のシート供給装置において、前記シートの厚み部分からの反射光を拡大して前記受光部に投影する拡大投影部材を設けたものである。
拡大投影部材によって反射光を拡大投影することにより、限られたサイズの受光部によって精度良く受光することが可能となる。
請求項9の発明は、請求項8に記載のシート供給装置において、前記拡大投影部材をフレネルレンズとしたものである。
拡大投影部材をフレネルレンズとすることにより、厚みを薄くすることができ、省スペース化を図れる。
請求項10の発明は、請求項8又は9に記載のシート供給装置において、前記シート厚み判別装置の前記複数の受光部と前記拡大投影部材を、収容部材内に収容し、前記収容部材のシート搬送経路と対向する面に、搬送中の前記シートをガイドするガイド面を設けたものである。
この場合、ガイド面によってシートをスムーズに搬送することができる。
請求項11の発明は、請求項10に記載のシート供給装置において、前記収容部材内に塵や埃が侵入するのを防止する防塵部材を設けたものである。
この場合、防塵部材によって収容部材内に塵や埃が侵入するのを防止することができ、受光精度を良好に維持することが可能となる。
請求項12の発明は、請求項6から11のいずれか1項に記載のシート供給装置において、前記シートの厚み部分からの反射光を受光する前記受光部に不要な光が入射するのを防止する絞りを設けたものである。
この場合、絞りによって各受光部に不要な光が入射するのを防止できるので、各受光部での受光精度を向上させることができるようになる。
請求項13の発明は、請求項1から3のいずれか1項に記載の重送検知装置、又は請求項4から12のいずれか1項に記載のシート供給装置を備えた画像形成装置である。
画像形成装置が、請求項1から3のいずれか1項に記載の重送検知装置、又は請求項4から12のいずれか1項に記載のシート供給装置を備えているので、これらの装置による上記効果が得られる。
本発明に係る重送検知装置は、発光部と受光部を、それぞれ透過型センサ及び反射型センサの用途ごとに別個に備えるのではなく、1つの発光部及び1つの受光部を透過型センサと反射型センサの兼用のセンサとして備えているので、同一シート面上の凹凸の違いや、種類ごとのシートの光透過性のばらつきの影響を受けにくい。このため、本発明によれば、シートの種類ごとの重送検知精度を向上させることができ、高精度に重送の有無を検知することが可能となる。
本発明に係るカラー画像形成装置の概略構成図である。 前記カラー画像形成装置に搭載された給紙装置の概略構成を示す側面図である。 図2の平面図である。 前記給紙装置に設けられた紙種判別装置を用紙搬送方向から見た場合の概略構成を示す正面図である。 前記紙種判別装置の制御系の構成を示すブロック図である。 前記給紙装置に設けられた重送検知装置を用紙搬送方向から見た場合の概略構成を示す正面図である。 前記重送検知装置の概略構成を示す斜視図である。 前記重送検知装置の制御系の構成を示すブロック図である。 前記給紙装置に設けられた紙厚判別装置の概略構成を示す側面図である。 前記紙厚判別装置の制御系の構成を示すブロック図である。 給紙信号のON/OFF、紙種判別装置、重送検知装置、紙厚判別装置のそれぞれの駆動信号のON/OFF、それら装置での受光信号の有無のタイミングチャートを示す図である。 (A)はコート紙、(B)は普通紙、(C)はマイラー紙のそれぞれにおける反射光の強度分布を模式的に示す図である。 紙種判別に用いる表の一例を示す図である。 重送の有無の検知に用いる表の一例を示す図である。 用紙の厚み部分からの反射光をフレネルレンズを通して受光した際のフレネルレンズの後部焦点面の像と、反射光強度分布を模式的に表した図である。 紙厚判別に用いる表の一例を示す図である。 紙種は同じ普通紙であるが、厚紙を1枚で搬送した場合と、薄紙を重送した場合の受光量を比較して示す図である。 前記紙厚判別装置の他の実施形態の構成を示す側面断面図である。 図18に示す紙厚判別装置に防塵部材を設けた構成を示す側面断面図である。 図19に示す紙厚判別装置に絞りを設けた構成を示す側面断面図である。 前記重送検知装置の作用・効果を説明するための図である。
以下、本発明に係る実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
図1は、本発明の実施の一形態に係る画像形成装置の概略構成図である。
図1に示す画像形成装置は、画像形成ユニットとしての4つのプロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkを備えている。各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkは、画像形成装置本体100に対して着脱可能に構成してある。また、各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkは、カラー画像の色分解成分に対応するイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(Bk)の異なる色のトナーを収容している以外は同様の構成となっている。
具体的には、各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkは、静電潜像担持体(又は像担持体)としてのドラム状の感光体2と、感光体2の表面を帯電させる帯電手段としての帯電ローラ3と、感光体2上の静電潜像を顕像化する現像手段としての現像ローラ4と、感光体2の表面をクリーニングするクリーニング手段としてのクリーニングブレード5等を備えている。なお、図1では、イエローのプロセスユニット1Yが備える感光体2、帯電ローラ3、現像ローラ4、クリーニングブレード5のみに符号を付しており、その他のプロセスユニット1C,1M,1Bkにおいては符号を省略している。
図1において、各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkの上方には、感光体2の表面を露光する露光手段としての露光装置6が配設されている。一方、各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkの下方には、転写装置7が配設されている。転写装置7は、転写体としての無端状のベルト部材から構成される中間転写ベルト8を有する。中間転写ベルト8は、駆動ローラ9及び従動ローラ10に掛け渡され支持されている。駆動ローラ9は、図示しない駆動手段から駆動力を得て図の反時計回りに回転駆動するように構成されており、この駆動ローラ9の回転によって、中間転写ベルト8は図の矢印の方向に回転可能となっている。従動ローラ10は、図示しない付勢手段によって中間転写ベルト8側へ付勢されており、これにより中間転写ベルト8には所定のテンションが付与されている。
中間転写ベルト8を介して4つの感光体2に対向した位置に、一次転写手段としての4つの一次転写ローラ11が配設されている。各一次転写ローラ11はそれぞれの位置で中間転写ベルト8の内周面を押圧しており、中間転写ベルト8の押圧された部分と各感光体2とが接触する箇所に一次転写ニップが形成されている。また、中間転写ベルト8を介して駆動ローラ9に対向した位置に、二次転写手段としての二次転写ローラ12が配設されている。この二次転写ローラ12は中間転写ベルト8の外周面を押圧しており、二次転写ローラ12と中間転写ベルト8とが接触する箇所に二次転写ニップが形成されている。
中間転写ベルト8の図の右端側の外周面には、中間転写ベルト8の表面をクリーニングするベルトクリーニング装置13が配設されている。このベルトクリーニング装置13から図示しない廃トナー移送ホースが取り付けられており、このトナー移送ホースの先端は、転写装置7の下方に配設された廃トナー収容器14の入口部に接続されている。
画像形成装置本体100の下部には、シートを供給するシート供給装置としての給紙装置23が設けてある。ここで、シートには、一般にコピー等に用いられる普通紙の他、OHPシートや、カード、ハガキ等の厚紙や、封筒等が含まれる。給紙装置23には、シートである用紙Pを収容するシート収容部としての給紙トレイ15や、給紙トレイ15から用紙Pを給送するシート給送手段としての給紙ローラ16等が設けられている。一方、画像形成装置本体100の上部には、用紙を外部へ排出するための一対の排紙ローラ17と、排出された用紙をストックするための排紙トレイ18とが配設されている。
また、画像形成装置本体100内には、下部の給紙トレイ15から上部の排紙トレイ18へ用紙を案内するための用紙搬送経路Rが形成されている。この用紙搬送経路Rにおいて、給紙ローラ16から二次転写ローラ12に至る途中には、一対のレジストローラ19が配設されている。また、二次転写ローラ12から排紙ローラ17に至る途中に、用紙上の画像を定着させるための定着装置20を配設している。この定着装置20は、加熱源によって加熱される定着部材としての定着ローラ21と、その定着ローラ21を加圧する加圧部材としての加圧ローラ22とを有する。定着ローラ21と加圧ローラ22とが互いに圧接した箇所には定着部としての定着ニップが形成されている。
以下、図1を参照して上記画像形成装置の基本的動作について説明する。
作像動作が開始されると、各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkの感光体2が図示しない駆動装置によって図の時計回りに回転駆動され、各感光体2の表面が帯電ローラ3によって所定の極性に一様に帯電される。帯電された各感光体2の表面には、露光装置6からレーザ光がそれぞれ照射されて静電潜像が形成される。このとき、各感光体2に露光する画像情報は所望のフルカラー画像をイエロー、シアン、マゼンタ及びブラックの色情報に分解した単色の画像情報である。このように感光体2上に形成された静電潜像に、各現像ローラ4によってトナーが供給されることにより、静電潜像はトナー画像として顕像化(可視画像化)される。
駆動ローラ9が図の反時計回りに回転駆動されることにより、中間転写ベルト8が図の矢印で示す方向に回転駆動される。また、各一次転写ローラ11に、トナーの帯電極性と逆極性の定電圧又は定電流制御された電圧が印加される。これにより、各一次転写ローラ11と各感光体2との間の一次転写ニップにおいて転写電界が形成される。そして、各プロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkの感光体2に形成された各色のトナー画像が、上記一次転写ニップにおいて形成された転写電界によって、中間転写ベルト8上に順次重ね合わせて転写される。かくして中間転写ベルト8はその表面にフルカラーのトナー画像を担持する。このトナー画像の転写後、各感光体2の表面に残留するトナーは、クリーニングブレード5によって除去される。次いで、感光体2の表面が図示していない除電装置によって除電作用を受け、その表面電位が初期化されて次の画像形成に備えられる。
また、作像動作が開始されると、給紙ローラ16の回転を開始し、給紙トレイ15に収容された用紙Pが給紙ローラ16によって用紙搬送経路Rに送り出される。用紙搬送経路Rに送り出された用紙Pは、レジストローラ19によって一旦停止される。その後、レジストローラ19の駆動を再開し、用紙Pを、上記中間転写ベルト8上のトナー画像とタイミングを合わせて、二次転写ローラ12と駆動ローラ9との間の二次転写ニップに送る。このとき二次転写ローラ12には、中間転写ベルト8上のトナー画像のトナー帯電極性と逆極性の転写電圧が印加されており、これにより二次転写ニップに転写電界が形成されている。そして、用紙Pと中間転写ベルト8上のトナー画像とが二次転写ニップに到達した際、二次転写ニップに形成された転写電界によって、中間転写ベルト8上のトナー画像が用紙P上に一括して転写される。また、転写後の中間転写ベルト8上に残留するトナーは、ベルトクリーニング装置13によって除去され、除去されたトナーは、廃トナー収容器14へ搬送され回収される。トナー画像が転写された用紙Pは、定着手段20へと搬送され、定着ローラ21と加圧ローラ22によって用紙Pが加熱及び加圧されてトナー画像が定着される。その後、用紙Pは排紙ローラ17によって排紙トレイ18へと排出される。
以上の説明は、用紙上にフルカラー画像を形成するときの画像形成動作であるが、4つのプロセスユニット1Y,1C,1M,1Bkのいずれか1つを使用して単色画像を形成したり、2つ又は3つのプロセスユニットを使用して、2色又は3色の画像を形成したりすることも可能である。
図2は、上記給紙装置23の概略構成を示す側面図であり、図3は、図2の平面図である。
図2に示すように、給紙装置23には、上述の給紙トレイ15と給紙ローラ16以外に、ピックアップローラ25、リバースローラ26、搬送ローラ27が設けられている。給紙カセット15に収容された用紙束の最上位の用紙Pは、ピックアップローラ25の摩擦搬送力により用紙束から分離され、用紙Pを搬送する方向に回転する給紙ローラ16と、給紙ローラ16の回転と対抗する方向に所定トルクで回転するリバースローラ26とにより確実に1枚に分離搬送され、更に搬送ローラ27により搬送される。
図3に示すように、上記給紙ローラ16、ピップアップローラ25、リバースローラ26、搬送ローラ27は、給紙装置23に設けられた2つの駆動モータ28,29によって駆動される。詳しくは、図3の左側に示す駆動モータ28の回転軸28aと給紙ローラ16の回転軸16aとが伝達ベルト30を介して連動連結されており、駆動モータ28が回転駆動すると、その駆動力が伝達ベルト30を介して給紙ローラ16に駆動力が伝達され、給紙ローラ16が回転するようになっている。さらに、供給ローラ16の回転軸16aに一体に設けられたギア31と、ピックアップローラ25の回転軸25aに一体に設けられたギア32とが、それらの間に配設されたギア33を介して連結されており、給紙ローラ16が回転すると、その回転力が各ギア31,32,33を介してピックアップローラ25に伝達され、ピックアップローラ25が回転する。また、図3の右側に示す駆動モータ29の回転軸29aと搬送ローラ27の回転軸27aとが伝達ベルト34を介して連動連結されており、駆動モータ29が回転駆動すると、その駆動力が伝達ベルト34を介して搬送ローラ27に駆動力が伝達され、搬送ローラ27が回転するようになっている。さらに、搬送ローラ27の回転軸27aに一体に設けられたギア35と、リバースローラ26の回転軸26aに一体に設けられたギア36(図2参照)とが、それらの間に配設されたギア37を介して連結されており、搬送ローラ27が回転すると、その回転力が各ギア35,36,37を介してリバースローラ26に伝達され、リバースローラ26が回転する。
また、給紙ローラ16と搬送ローラ27との間の位置に、用紙Pの種類を判別するシート種類判別装置40(以下、「紙種判別装置」という)と、用紙Pの重送の有無を検知する重送検知装置50と、用紙Pの厚みを判別するシート厚み判別装置60(以下、「紙厚判別装置」という)とが配設されている。
図4は、紙種判別装置40を用紙搬送方向から見た場合の概略構成を示す正面図である。
図4に示すように、紙種判別装置40は、用紙Pに対して光を照射する1つの発光部41と、用紙Pからの反射光を受光する複数の受光部42a〜42fと、発光部41及び受光部42a〜42fを支持する半円弧状の支持部材43を備える。発光部41及び各受光部42a〜42fは、支持部材43の内周面側に配設されており、発光部41は支持部材43の中央部に配設され、各受光部42a〜42fは発光部41の両側に等間隔又は不等間隔に配設されている。言い換えれば、各受光部42a〜42fは、発光部41からの照射光軸Lに対してそれぞれの受光軸M1〜M6が異なる向きに傾斜するように配設されている。なお、支持部材43は、複数の止めねじ44等の取付部材によって画像形成装置本体の図示しないフレームに固定されている。
また、図5は、紙種判別装置40の制御系の構成を示すブロック図である。
図5に示すように、紙種判別装置40は、上記発光部41及び受光部42a〜42f以外に、駆動部45と、シート情報格納部46と、シート種類判別部47とを備える。駆動部45は、画像形成装置に設けられた各種装置を制御する制御部101の駆動開始信号に基づいて発光部41と各受光部42a〜42fを駆動させる(ONにする)ものである。シート情報格納部46には、用紙からの反射光の指向性に対応付けられた用紙の種類情報が格納されている。シート種類判別部47は、各受光部42a〜42fで受光した反射光の受光強度と、シート情報格納部が格納している情報に基づき、用紙の種類を判別する手段である。
図6は、上記重送検知装置50を用紙搬送方向から見た場合の概略構成を示す正面図である。
図6に示すように、重送検知装置50は、搬送される用紙Pの一方の面側(図の上側)に配設された第1発光部51及び第1受光部52と、前記用紙Pの他方の面側(図の下側)に配設された第2発光部53及び第2受光部54を備える。第1発光部51から用紙Pに照射した光の反射光を第1受光部52が受光し、第2発光部53から用紙Pに照射した光の反射光を第2受光部54が受光するようになっている。また、第1発光部51と第2受光部54は、用紙Pを挟んで互いに対向する位置に配設されており、第2発光部53と第1受光部52も、用紙Pを挟んで互いに対向する位置に配設されている。このように各発光部51,53と各受光部52,54を配設することで、第1発光部51から用紙Pに照射した光の透過光を第2受光部54が受光し、第2発光部53から用紙Pに照射した光の透過光を第1受光部52が受光するようにしている。なお、本実施形態では、第1発光部51と第1受光部52、第2発光部53と第2受光部54は、それぞれ一体的に構成されている。
また、発光部はその中心が最も発光強度が強く、受光部はその中心が最も受光感度が高い。従って、図7に示すように、互いに対向する第1発光部51と第2受光部54、第1受光部52と第2発光部53において、それぞれの中心O51とO54、O52とO53を同軸上に配設することが望ましい。これにより、紙面上の凹凸や紙粉等によるノイズの影響を低減してSN比(信号・ノイズ比)を向上させることができ、高精度に検知することが可能となる。
また、図8は、重送検知装置50の制御系の構成を示すブロック図である。
図8に示すように、重送検知装置50は、上記第1発光部51及び第1受光部52、第2発光部53及び第2受光部54以外に、駆動部55と、比較部56と、基準強度変更部57と、重送判別部58とを備える。駆動部55は、上記各種装置を制御する制御部101の駆動開始信号に基づいて第1発光部51及び第1受光部52、第2発光部53及び第2受光部54を駆動させる(ONにする)。比較部56は、第1及び第2受光部52,54での透過光及び反射光の受光強度と予め設定された基準強度とを比較する。また、比較部56における基準強度は、基準強度変更部57によって用紙の種類に応じた基準強度に変更可能に構成されている。重送判別部58は、比較部56での比較結果に基づき、重送の有無を判別する手段である。
図9は、上記紙厚判別装置60の概略構成を示す側面図である。
図9に示すように、紙厚判別装置60は、用紙Pに対して斜め方向から当該用紙Pの厚み部分に向けて光を照射する1つの発光部61と、その用紙Pの厚み部分からの反射光を受光する複数の受光部62a〜62dと、反射光が各受光部62a〜62dに到達するまでに当該反射光を拡大投影する拡大投影部材としてのフレネルレンズ63とを備える。複数の受光部62a〜62dは、用紙Pの厚みに対応して反射光幅が増減する方向に並んで配設されている。
また、図10は、紙厚判別装置60の制御系の構成を示すブロック図である。
図10に示すように、紙厚判別装置60は、上記発光部61及び受光部62a〜62d以外に、駆動部64と、比較部65と、基準強度変更部66と、シート厚み判別部67とを備える。駆動部64は、上記各種装置を制御する制御部101の駆動開始信号に基づいて発光部61及び各受光部62a〜62dを駆動させる(ONにする)。比較部65は、各受光部62a〜62dでの反射光の受光強度と予め設定された基準強度とを比較する。また、比較部65における基準強度は、基準強度変更部66によって用紙の種類に応じた基準強度に変更可能に構成されている。シート厚み判別部67は、比較部65での比較結果に基づき、受光強度が基準強度より大きい受光部62a〜62dの数に応じて、紙厚を判別する手段である。
図11は、上記給紙ローラ等を駆動させる駆動モータ28の制御信号(給紙信号)のON/OFF、紙種判別装置40、重送検知装置50、紙厚判別装置60のそれぞれの駆動信号のON/OFF、それら装置での受光信号の有無のタイミングチャートを示す図である。
図11の(A)に示すように、まず、給紙信号がONとなり、駆動モータ28により給紙ローラ等の回転が開始されると、図2に示す給紙トレイ15から用紙Pが図の右側に送り出される。次に、図11の(B)(C)(D)に示すように、紙種判別装置40、重送検知装置50、紙厚判別装置60の駆動信号がONとなる。詳しくは、図5、図8、図10に示す駆動部45,55,64が制御部101から駆動開始信号を受けて、各発光部及び各受光部をONにする。その後、用紙Pが各装置の発光部の照射位置を通過し、そのときの反射光が各装置の受光部で受光されることにより、図11(E)(F)(G)に示すように、重送検知装置50、紙種判別装置40、紙厚判別装置60の順に受光信号が発せられる。
以下、紙種判別装置40、重送検知装置50、紙厚判別装置60のそれぞれの動作について詳しく説明する。
まず、紙種判別装置40において、図4に示すように、用紙Pが発光部41の下方に搬送され、発光部41から用紙Pに光が照射されると、照射された光が用紙P上で反射される。一般に、用紙P上の反射光は、用紙Pの表面に対して垂直方向だけではなく放射状に広がる指向性を有するため、各受光部42a〜42fにおいて反射光が受光される。そして、各受光部42a〜42fで受光された反射光の受光強度情報は、図5に示すシート種類判別部47に送られ、シート種類判別部47は、各受光部42a〜42fから得た受光強度情報とシート情報格納部46が格納している情報に基づき紙種を判別する。
図12に、コート紙(A)、普通紙(B)、マイラー紙(C)における反射光の強度分布を模式的に示す。
図12において、円又は楕円で示されているのが各反射光の強度分布である。このように、用紙Pの表面に対して垂直方向を0°とした場合、反射光の放射角度ごとの強度は紙種ごとに異なる。このため、複数の受光部42a〜42fで受光される反射光の受光強度は、紙種ごとの反射光の指向性(強度分布パターン)に応じた強度となる。
上記のような反射光の指向性から、本実施形態では図13の表に示すように、各受光部42a〜42fでの受光量(受光強度)を紙種ごとに大・中・小のいずれかに設定し、この情報をシート情報格納部46に格納している。そして、図13に示す反射光の指向性に対応付けられたシートの種類情報と受光強度情報を照合することにより紙種を判別する。図13において、例えばマイラー紙の場合、その反射光の指向性に基づき、最も内側(中央寄り)に配設された2つの受光部42a,42dの受光量は大、それらよりも1つ外側に配設された2つの受光部42b,42eの受光量は中、最も外側に配設された2つの受光部42c,42fの受光量は小に設定されている。
以上のように、紙種判別装置40では、各受光部42a〜42fから得られた受光強度を図13の表と照合して、反射光の指向性(強度分布パターン)が一致又は類似するものを選択することにより、紙種を判別することが可能である。なお、検知した受光量パターンが、図13に示す3つの紙種の受光量パターンに類似しない場合は、紙種判別不可と判定する。
一般に、紙種を判別する装置としては、受光素子が反射光を受光した際の受光量に基づきシートの種類を判別するものが知られているが、この種の紙種判別装置は、同種の用紙であっても、紙厚が異なることにより表面の凹凸状態や光の反射強度が変化すると、反射光の受光量が変化してしまうため、正確な紙種の判別が行えないといった問題がある。
これに対し、本実施形態の紙種判別装置40は、用紙からの反射光の指向性に基づいて紙種を判別するように構成されているので、反射光の受光量で紙種を判別するものに比べて、用紙の厚さや表面の反射強度の変化の影響を受けにくい。このため、当該紙種判別装置40によれば、紙種の判別精度を向上することができ、正確に紙種を判別することが可能である。なお、本実施形態では、紙種判別装置40によって搬送中の用紙に光を照射するようにしているが、搬送停止中又は積載された状態の用紙に光を照射して紙種を判別するようにすることも可能である。
次に、重送検知装置50の動作について説明する。
図6に示すように、用紙Pが第1発光部51と第2発光部53との間に搬送され、各発光部51,53から用紙Pに光が照射されると、照射された光の透過光と反射光が第1受光部52と第2受光部54によって受光される。そして、各受光部52,54での透過光と反射光の受光強度情報は、図8に示す比較部56に送られる。第1発光部51が用紙Pに光を照射する場合、比較部56では、第1受光部52での受光信号は反射光として処理され、第2受光部54での受光信号は透過光として処理される。また、第2発光部53が用紙Pに光を照射する場合、比較部56では、第1受光部52での受光信号は透過光として処理され、第2受光部54での受光信号は反射光として処理される。そして、比較部56は各受光部52,54から得た受光強度情報と予め設定した基準強度とを比較し、その比較結果に基づいて重送判別部58が重送の有無を判別する。
上記基準強度は、図14の表に示すように、各受光部52,54での透過光と反射光の受光量に対して、大・中・小の3パターンに分けて設定されている。例えば、マイラー紙において、正常に用紙が搬送された場合(重送が無い場合)は、各受光部52,54における透過光の受光量は大、反射光の受光量は小となる。しかし、重送が発生した場合(重送が有りの場合)は、用紙が重なることにより光が透過しにくくなるため、透過光の受光量は小となる。なお、重送が生じても用紙の表面状態は変化しないので、反射光の受光量は、上記重送が無い場合と同様に小のままである。
そこで、図14に示すように、マイラー紙では、透過光の基準強度を大と小の2パターンに設定することにより、受光強度(受光量)と各基準強度を比較して、受光強度が大・小のいずれに該当するかを判別することで重送の有無を検知できる。また、反射光の基準強度は、紙種を判別するために用いている。図14に示すように、マイラー紙の反射光の基準強度を小に設定し、コート紙と普通紙の反射光の基準強度をそれぞれ中に設定することで、反射光を受光することにより、紙種がマイラー紙であるか、あるいはコート紙又は普通紙であるかを判別できる。判別した紙種がコート紙又は普通紙であると判別された場合は、図8に示す基準強度変更部57が紙種に応じた基準強度に変更する。図14に示す例で説明すると、紙種がコート紙又は普通紙である場合は、透過光の基準強度を中と小に設定し、受光強度が中・小のいずれに該当するかを判別することで、重送の有無を検知する。このように、紙種に適した基準強度に変更することにより、多くの種類の用紙において重送の有無を検知することが可能となる。
なお、基準強度変更部57は、ユーザーが入力した紙種情報に基づき、基準強度を変更してもよい。また、紙種判別装置40を併設している場合は、基準強度変更部57は、紙種判別装置40が判別した紙種情報に基づき、基準強度を変更してもよい。ここで、図11に示すタイミングで紙種判別装置40、重送検知装置50を制御する場合、重送検知装置50で受光信号が発生した後(同図(E)参照)、紙種判別装置40で受光信号が発生することになる(同図(F)参照)。この場合、重送検知装置50は、一旦受光信号を記憶しておき、紙種判別装置40が紙種情報を判別した後に、その判別した紙種情報に基づいて基準強度を変更し、記憶された受光信号を用いて重送を検知することができる。
上記紙厚判別装置60の動作について説明する。
図9に示すように、用紙Pが搬送され、当該用紙Pの先端の厚み部分に発光部61からの光が照射されると、照射された光の反射光はフレネルレンズ63を通過して拡大投影され、複数の受光部62a〜62dのうちのいずれか1つ又は複数に受光される。そして、受光部62a〜62dでの反射光の受光強度情報を、図10に示す比較部65に送り、比較部65は受光部62a〜62dから得た受光強度情報と予め設定した基準強度とを比較し、その比較結果に基づいてシート厚み判別部67が用紙の厚みを判別する。
図15は、用紙の厚み部分からの反射光をフレネルレンズ63を通して受光した際のフレネルレンズの後部焦点面の像(x)と、反射光強度分布(y)を模式的に表した図である。
図15(A)に示すように、用紙の厚さが薄い場合は、1つの受光部62aのみに反射光が受光される。これに対し、図15(B)は、前記(A)の場合よりも紙厚が厚い中間的な厚さの用紙からの反射光を受光した場合を示す。図15(B)に示すように、中間的な厚さの用紙からの反射光を受光した場合は、互いに隣接する2つの受光部62a,62bに反射光が受光される。また、図示省略するが、紙厚の厚い用紙からの反射光は、互いに隣接する3つの受光部によって受光される。このように、用紙の厚さによって、厚み部分からの反射光を受光する受光部の個数が異なる。また、図15の(y)に示す反射光強度分布から得られる受光強度は、紙種に応じて異なる。例えば、受光強度のレベルを大・中・小の3パターンに分けると、マイラー紙、コート紙、普通紙における相対的な受光強度は、マイラー紙が小、コート紙と普通紙が中となる。
上記のような反射光の特性から、本実施形態では図16の表に示すように、基準強度を紙種ごとに大・中・小のいずれかに設定している。そして、設定した基準強度と受光強度(受光量)を比較して、受光強度が基準強度より大きい受光部の数に応じて、用紙の厚みを判別する。例えば、マイラー紙の場合、基準強度を小に設定し、その基準強度と受光強度を比較して、基準強度よりも大きい受光強度の受光部が3つである場合は、厚さが厚いと判断し、2つである場合は中間的厚さであると判断し、1つである場合は薄いと判断する。
また、図16に示すように、紙種がコート紙又は普通紙である場合は、基準強度を中に設定し、上記マイラー紙の場合と同様に、受光強度が基準強度より大きい受光部の数に応じて、用紙の厚みを判別する。この紙種に応じた基準強度の変更は、図10に示す基準強度変更部66によって行われる。このように、紙種に適した基準強度に変更することにより、多くの種類の用紙の厚みを判別することが可能となる。
なお、基準強度変更部66は、ユーザーが入力した紙種情報に基づき、基準強度を変更してもよく、紙種判別装置40を併設している場合は、紙種判別装置40が判別した紙種情報に基づき、基準強度を変更してもよい。さらに、重送検知装置50を併設している場合は、重送検知装置50が判別した紙種情報(図14参照)に基づき、基準強度を変更してもよい。
ところで、用紙の厚みを判別する装置として、一般に透過型センサが用いられおり、用紙を通過する光の透過光量を検知することで紙厚を判別している。しかし、透過型センサを用いた場合は、薄紙が複数枚重なって搬送された場合の透過光量と、厚紙が1枚で搬送された場合の透過光量とが同じ又は近似した値で検知されるため、両者を区別できず、重送が発生した場合に厚紙が正常に搬送されていると誤検知される虞がある。また、光透過性の高い紙種については、厚みが変化しても透過光の受光量が大きく変化しないため、透過型センサでは紙厚を正確に検知することができないといった問題もある。
これに対し、本実施形態の紙厚判別装置60は、用紙の厚み部分に向けて光を照射し、その反射光の受光領域の広さにより紙厚を判別しているので、重送が生じた場合の誤検知を防止することができると共に、光透過性が高く厚みに応じて透過性が変化しにくい紙種であっても、その紙厚を正確に判別することが可能である。また、本実施形態では、フレネルレンズ63によって反射光を拡大投影するようにしているので、限られたサイズの受光部62a〜62dによって精度良く受光することができる。しかも、他の拡大投影レンズ(平凸レンズ)に比べて厚みが薄いフレネルレンズ63を用いることで、省スペース化を図ることができる。このため、図2に示すように、給紙ローラ16と搬送ローラ27との間の狭い間隔においても、フルネルレンズ63の設置スペースを確保することが可能となる。ただし、本発明において、フルネルレンズ63以外の拡大投影部材を用いることも可能である。
また、図17に示す表は、上記図14と図16に示す表の一部を抜き出したものである。
図17では、紙種は同じ普通紙であるが、厚紙を1枚で搬送した場合(重送無しの場合)と、薄紙を重送した場合(重送有りの場合)の受光量を比較して示している。この表を見ると、厚紙で重送無しの場合と、薄紙で重送有りの場合とでは、第1受光部と第2受光部での透過光の受光量は同じである。このように、透過光の受光量だけでは、両者の区別が付かないため重送の有無を検知できない。しかし、紙厚判別装置の受光量について両者を比較すると、厚紙で重送無しの場合は、中レベルの基準強度よりも大きい受光強度の受光部が3つであり、薄紙で重送有りの場合は、中レベルの基準強度よりも大きい受光強度の受光部が1つであるので、これに基づき両者を区別することが可能である。すなわち、本実施形態では、重送検知装置50に加えて紙厚判別装置60の受光量情報を利用することにより、重送の有無をより高精度に検知することが可能となる。
また、上記紙種判別装置40によって判別した紙種情報や、上記紙厚判別装置60によって判別した紙厚情報は、上記制御部101に送られ、制御部101によって各種装置の制御条件を紙種や紙厚に適した条件に設定する。例えば、紙種情報や紙厚情報に基づいて、定着装置の定着温度や、定着部を通過する用紙の搬送速度、又は画像の書き込み条件などを変更することで、定着精度、書き込み精度等を向上させることが可能である。また、上記重送検知装置50によって重送を検知した場合は、その情報が上記制御部101に送られ、制御部101により給紙動作の停止やエラー表示などが行われる。
図18は、紙厚判別装置60の他の実施形態の構成を示す側面断面図である。
図18に示すように、本実施形態では、フレネルレンズ63と複数の受光部62a〜62dが、筒状の収容部材68内に収容されており、1つの受光ユニットとして構成されている。詳しくは、フルネルレンズ63は、収容部材68の内面に形成された段差部68aと筒状の押え部材69によって挟まれて固定されている。各受光部62a〜62dは、収容部材68内に収容された4つの孔部70a〜70dを有する保持部材70の各孔部70a〜70dに収容されている。また、各受光部62a〜62dの基端部は、収容部材68内に収容された板状の固定部材71に固定されている。
収容部材68は、その先端側(光が入射する側)に、断面が楔形に形成された筒状の外側先端部材72と、その外側先端部材72内に収容されると共に断面が楔形に形成された筒状の内側先端部材73とを有している。内側先端部材73は、押え部材69に当接しており、これにより押え部材69は収容部材68内に固定されている。また、外側先端部材72の用紙搬送経路R(シート搬送経路)と対向する面72aは、用紙搬送経路Rと平行を成すように配設されている。これにより、用紙が搬送された際、用紙搬送経路Rと平行を成す面72aによって、用紙をスムーズに搬送することが可能である。すなわち、本実施形態では、収容部材68の用紙搬送経路Rと対向する面に、搬送中の用紙をガイドするガイド面72aを設けている。
また、図19に示すように、収容部材68の先端側に防塵部材74を設けてもよい。この場合、防塵部材74が収容部材68内に塵や埃が侵入するのを防止することにより、受光精度を良好に維持することが可能となる。
さらに、図20に示すように、収容部材68内に絞り75を設けてもよい。この場合は、絞り75によって各受光部62a〜62dに不要な光が入射するのを防止できるので、各受光部62a〜62dでの受光精度を向上させることができるようになる。
以上説明したように、本発明に係る重送検知装置50は、発光部と受光部を、それぞれ透過型センサ及び反射型センサの用途ごとに別個に備えるのではなく、1つの発光部及び1つの受光部を透過型センサと反射型センサの兼用のセンサとして備えているので、同一紙面上の凹凸の違いや、紙種ごとの光透過性のばらつきの影響を受けにくく、紙種ごとの重送検知精度を向上させることが可能である。
具体的には、図21(A)に示すように、1つの発光部からの発光に対する反射光と透過光を、2つの受光部で同時に受光できるため、反射光量と透過光量の比率を高精度に検知できる。また、図21(B)に示すように、一方の発光部から照射した光の反射光と、他方の発光部から照射した光の透過光を、1つの受光部で受光するため、表面状態が類似する紙種において重送の有無の検知に優れている。さらに、図21(C)に示すように、2つの発光部から照射された光の透過光を、2つの受光部で受光することにより、用紙の透過性を平均化して精度良く検知することに優れる。また、図21(D)に示すように、2つの発光部から照射された光の反射光を、2つの受光部で受光することにより、用紙の反射性を平均化して精度良く検知することにも優れている。なお、上述の実施形態では、重送検知装置50によって搬送中の用紙に光を照射するようにしているが、搬送停止中の用紙に光を照射して紙種を判別するようにすることも可能である。
また、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加え得ることは勿論である。例えば、本発明の構成を、プリンタ、複写機、ファクシミリ、あるいはこれらの複合機等の画像形成装置に搭載される原稿送り用のシート供給装置や、その他の種類のシートを供給するシート供給装置に適用することも可能である。
23 給紙装置(シート供給装置)
40 紙種判別装置(シート種類判別装置)
41 発光部
42a〜42f 受光部
46 シート情報格納部
47 シート種類判別部
50 重送検知装置
51 第1発光部
52 第1受光部
53 第2発光部
54 第2受光部
56 比較部
57 基準強度変更部
58 重送判別部
60 紙厚判別装置(シート厚み判別装置)
61 発光部
62a〜62d 受光部
63 フレネルレンズ(拡大投影部材)
65 比較部
66 基準強度変更部
67 シート厚み判別部
68 収容部材
72a ガイド面
74 防塵部材
75 絞り
P 用紙(シート)
特開2003−137457号公報

Claims (13)

  1. シートの一方の面側に配設された第1発光部及び第1受光部と、前記シートの他方の面側に配設された第2発光部及び第2受光部を備え、
    前記第1受光部は、前記第1発光部から前記シートに照射した光の反射光と、前記第2発光部から前記シートに照射した光の透過光を受光し、前記第2受光部は、前記第2発光部から前記シートに照射した光の反射光と、前記第1発光部から前記シートに照射した光の透過光を受光するように構成され、
    さらに、前記透過光と前記反射光を受光した前記第1受光部及び前記第2受光部でのそれぞれの受光強度を基準強度と比較する比較部と、前記比較部での比較結果に基づき重送の有無を判別する重送判別部を備えたことを特徴とする重送検知装置。
  2. 前記基準強度を前記シートの種類に応じて変更する基準強度変更部を備えた請求項1に記載の重送検知装置。
  3. 前記第1発光部と前記第2受光部を互いに対向するように配設し、かつ、それぞれの中心を同軸上に配設すると共に、前記第2発光部と前記第1受光部を互いに対向するように配設し、かつ、それぞれの中心を同軸上に配設した請求項1又は2に記載の重送検知装置。
  4. シートを収容するシート収容部と、当該シート収容部から前記シートを給送するシート給送手段とを備えたシート供給装置において、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の重送検知装置を備えたことを特徴とするシート供給装置。
  5. 前記シートの種類を判別するシート種類判別装置を備え、
    前記シート種類判別装置は、シートに対して光を照射する発光部と、
    前記シートからの反射光を受光すると共に、前記発光部からの照射光軸に対して受光軸が異なる向きに傾斜するように配設された複数の受光部と、
    前記シートからの反射光の指向性に対応付けられたシートの種類情報を格納するシート情報格納部と、
    前記反射光を受光した前記受光部での受光強度と、前記シート情報格納部が格納している情報に基づき、前記シートの種類を判別するシート種類判別部を備えた請求項4に記載のシート供給装置。
  6. 前記シートの厚みを判別するシート厚み判別装置を備え、
    前記シート厚み判別装置は、前記シートに対して斜め方向からシートの厚み部分に向けて光を照射する発光部と、
    前記シートの厚み部分からの反射光を受光すると共に、シートの厚みに対応して反射光幅が増減する方向に並んで配設された複数の受光部と、
    前記シートの厚み部分からの反射光を受光した前記受光部での受光強度を基準強度と比較する比較部と、
    前記比較部での比較結果から得られた、前記受光強度が前記基準強度より大きい前記受光部の数に応じて、前記シートの厚みを判別するシート厚み判別部を備えた請求項4又は5に記載のシート供給装置。
  7. シートの厚みを判別するための前記基準強度を前記シートの種類に応じて変更する基準強度変更部を備えた請求項6に記載のシート供給装置。
  8. 前記シートの厚み部分からの反射光を拡大して前記受光部に投影する拡大投影部材を設けた請求項6又は7に記載のシート供給装置。
  9. 前記拡大投影部材をフレネルレンズとした請求項8に記載のシート供給装置。
  10. 前記シート厚み判別装置の前記複数の受光部と前記拡大投影部材を、収容部材内に収容し、前記収容部材のシート搬送経路と対向する面に、搬送中の前記シートをガイドするガイド面を設けた請求項8又は9に記載のシート供給装置。
  11. 前記収容部材内に塵や埃が侵入するのを防止する防塵部材を設けた請求項10に記載のシート供給装置。
  12. 前記シートの厚み部分からの反射光を受光する前記受光部に不要な光が入射するのを防止する絞りを設けた請求項6から11のいずれか1項に記載のシート供給装置。
  13. 請求項1から3のいずれか1項に記載の重送検知装置、又は請求項4から12のいずれか1項に記載のシート供給装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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