JP6245862B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関する。
複写機、レーザープリンタ等の画像形成装置は、潜像を担持する潜像担持体と、現像装置と、転写装置と、定着装置とを備えている。現像装置は、潜像担持体に現像剤を付与することにより潜像を現像剤像として可視化する。転写装置は、所定方向に搬送される記録材に現像装置による現像剤像を所定の転写条件で転写する。定着装置は、転写装置によって現像剤像の転写を受けた記録材を所定の定着条件で加熱及び加圧することにより、現像剤像を記録材に定着させる。
従来、このような画像形成装置においては、例えば、画像形成装置本体に設けられた操作パネル等をユーザが操作することにより、記録材である記録紙のサイズや種類(以下、紙種ともいう)を設定することができる。そして、その設定に応じて転写条件(例えば、転写バイアスや転写時の記録紙の搬送速度)や定着条件(例えば、定着温度や定着時の記録紙の搬送速度)が設定されるよう制御されている。
また近年では、画像形成装置内部に記録材を判別するセンサを用いて記録材の種類を判別し、判別結果に応じて転写条件あるいは定着条件等が設定されるよう制御する手法が提案されている。具体的には、特許文献1において、記録材を判別するセンサに対向する位置に発光源を設け、記録材を透過した透過光を検出することにより厚さを判別するものが開示されている。
また、特許文献2において、記録材の剛性が大きくカールしている場合、用紙の追従性をあげて、紙厚検知精度を高める構成が開示されている。
特開2001−139189号公報 特開2007−277011号公報
ここで、特許文献2に開示される構成において、十分な精度で実施するためには、レバーの回転中心から記録材との接触部までの距離を小さくし、レバー回転中心から厚みを検出するセンサまでの距離を遠くに配置する必要がある。そのため、記録材を検知するための各部材を配置するスペースが大きくなってしまう。
さらに、図6、図7を用いて、記録材の特性を検知するための従来例の構成について説明する。図6、図7に示すように、第1当接部材25と第2当接部材21が搬送中の記録材を挟むように装置本体内に配置されている。第2当接部材21には、反射用発光部62と受光素子63が設けられており、反射用発光部62から出射されて記録材で反射した光を受光素子63が受光する。この時の受光量に基づいて、転写条件や定着条件が設定される。
ここで、図6で示すように、レバーの回転運動によって記録材を追従させ、記録材の反射光を受ける構成においては、記録材がない状態では光軸が搬送方向に垂直のため狙い通りに反射光が受光素子63に戻ってくる。しかしながら、図7で示すように、記録材90が搬送されている状態において、記録材90の位置が第1当接部材25側など片方に偏った場合は、レバーが回転することで記録材90に対し光軸が傾いてしまう。その場合、記録材90からの反射光が狙い通りに受光素子63に戻ってこない虞がある。そのため、記録材90の特性の検知精度が低下してしまう。
上記課題に鑑みて、本発明の目的は、省スペースで精度良く記録材の特性を検知することである。
上記目的を達成するため、本発明に係る画像形成装置は、
互いに対向して設けられることにより、搬送中の記録材を挟む第1当接部材及び第2当接部材と、
前記第1当接部材又は前記第2当接部材の少なくとも一方に設けられており、記録材の特性を検知する検知手段と、
前記第1当接部材及び前記第2当接部材の可動方向を、前記第1当接部材と前記第2当接部材とによって挟まれる記録材に対して垂直方向にガイドするガイド部と、
前記第1当接部材を前記第2当接部材に対して付勢する第1付勢部材と、
前記第2当接部材を前記第1当接部材に対して付勢する第2付勢部材と、
前記第1付勢部材の付勢力と前記第2付勢部材の付勢力は異なっており、前記第1付勢部材と前記第2付勢部材のうち付勢力が大きい方に付勢される前記第1当接部材又は前記第2当接部材の前記垂直方向への移動を規制する規制部と、
を有することを特徴とする。
本発明によれば、省スペースで精度良く記録材の特性を検知することができる。
実施例1において記録材が通過している状態を示す概略断面図 実施例1において記録材が通過していない状態を示す概略断面図 実施例2の当接部材の一例を示す斜視図 本実施例に係る画像形成装置の構成を示す概略断面図 記録材の特性の検知について説明するための模式図 従来例において記録材が通過していない状態を示す概略断面図 従来例において記録材が通過している状態を示す概略断面図 実施例2の当接部材の断面図 実施例2の当接部材の断面図であって接触面側から見た図 実施例3の記録材検知手段の概略断面図 実施例4の記録材検知手段の概略断面図
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を、実施例に基づいて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものである。従って、特に特定的な記載がない限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
<画像形成装置の構成>
まず、図4を用いて、本実施例に係る、装置本体内において搬送される記録材に画像形成をする画像形成装置の構成の概略について説明する。図4は、本実施例に係る画像形成装置の構成を示す概略断面図である。図4に示すように、本実施例に係る画像形成装置は、イエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックKの各色の現像剤としてのトナーを収容するプロセスカートリッジ2Y、2M、2C、2Kを着脱可能に備えている。なお、以下の説明においては、特に区別を要しない場合、符号に与えた添え字Y、M、C、Kは省略して説明を行う。
プロセスカートリッジ2Y、2M、2C、2Kは、像担持体としての感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kを備えている。感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kは、回転可能にその両端を支持されており、不図示の駆動モータ及び駆動伝達手段により、一方の端部から駆動力が伝達され、図4中矢印A方向に回転駆動する。
さらに、プロセスカートリッジ2Y、2M、2C、2Kは、帯電ローラ3Y、3M、3C、3Kと、現像剤担持体としての現像ローラ4Y、4M、4C、4Kと、を備えている。表面に有機光導電体層を塗布された各感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kは、帯電ローラ3Y、3M、3C、3Kに帯電バイアスを印加することにより、その表面が一様に帯電される。
また、本実施例に係る画像形成装置は、露光手段としてのレーザスキャナユニット5、中間転写ベルト6、駆動ローラ7、従動ローラ8、1次転写ローラ9Y、9M、9C、9Kを備えている。さらに、給紙カセット10、2次転写ローラ15、定着ローラ対16、排出ローラ対17、排出トレイ18を備えている。
レーザスキャナユニット5は、帯電ローラ3によって帯電された感光体ドラム1の表面に、レーザ光を選択的に露光することで静電潜像を形成する。そして、現像ローラ4が、感光体ドラム1の表面にトナーを供給することにより静電潜像を現像し、感光体ドラム1の表面に現像剤像としてのトナー像を形成する。
中間転写ベルト6は、駆動ローラ7、および従動ローラ8により張架されている。そして、中間転写ベルト6は、1次転写ローラ9の付勢により感光体ドラム1に当接しながら図示しない駆動モータおよび駆動伝達手段により駆動ローラ7が回転することにより図4中矢印B方向(反時計回り)に回転駆動される。
また、1次転写ローラ9Y、9M、9C、9Kには所定の転写バイアスが印加され、感光体ドラム1Y、1M、1C、1Kの表面上の各色トナー像が中間転写ベルト6上に順次重ね合わされて転写され(1次転写)、4色のトナー像となる。
給紙カセット10には紙等の記録材90が積載されており、記録材90は、図示しない駆動モータおよび駆動伝達手段により所定のタイミングで駆動される給送ローラ12により給送される。その後、搬送ローラ対13、レジストローラ対14を通って、中間転写ベルト6と2次転写ローラ15との当接部である2次転写位置に搬送される。2次転写位置において、所定のバイアスを印加された2次転写ローラ15により、中間転写ベルト6上の4色のトナー像が記録材90に転写される。
4色のトナー像を転写された記録材90は定着ローラ対16に搬送され、トナー像が熱と圧力により記録材90上に溶融固着されることによりカラー画像が得られる。さらに、定着ローラ対16により搬送された記録材90は、排出ローラ対17を通過して排出トレイ18上に排出、積載される。
<記録材の特性の検知手段>
次に、図5を参照して、記録材90の特性の検知について説明する。図5は、記録材の特性の検知手段について説明するための模式図である。ここで、記録材の特性とは、記録材のサイズ、厚さ、表面性等のことである。記録材の特性を検知することにより、記録材の種類を特定することができる。
図5に示すように、記録材90の特性を検知する検知手段としての記録材検知手段20は、拡散部としての拡散部材22、発光部としての透過用発光部23、レンズ61、発光部としての反射用発光部62、受光部としての受光素子63を有している。また、記録材検知手段20の機能のうち、受光素子63の受光結果に基づいて行う記録材90の特性の検知は、不図示のコントローラに受光結果が送られることで行われる。すなわち、記録材検知手段20の構成の一部は、コントローラの一部となっている。なお、下記の実施例1
においては、透過用発光部23が設けられる構成について説明したが、発光部として、透過用発光部23か反射用発光部62の少なくともいずれかが設けられていればよい。
透過用発光部23から照射された光は、拡散部材22にて拡散される。そして、拡散された光が記録材90を透過し、さらにレンズ61を通過する。そして、受光素子63においてレンズ61を通過した光の光量を検知することで記録材90の厚みが検知される。
また、反射用発光部62から照射された光は、記録材90で反射し、その光がレンズ61を通過する。そして、受光素子63でレンズ61を通過した光の光量を検知することで記録材90の表面性が検知される。
透過光を受光した光量と、反射光を受光した光量の値はコントローラに送られ、コントローラにおいて、透過光の光量が大きければ薄紙、小さければ厚紙と検知される。また、反射光の光量が大きければ平滑な紙、反射光の光量が小さければ表面が粗い紙と検知される。その検知結果に基づいて、2次転写ローラ15のバイアスや定着ローラ対16の加熱温度およびプロセススピードを所定の条件に変更することができる。
(実施例1)
次に、図1、図2、図4を参照して、実施例1の特徴的な構成について説明する。図1は、記録材が記録材検知手段を通過している状態を示す概略断面図である。図2は、記録材が記録材検知手段を通過していない状態を示す拡大概略断面図である。図4に示すように、実施例1においては、搬送ローラ対13と、搬送ローラ対13よりも搬送方向下流側に位置するレジストローラ対14との間に、記録材90の特性を検知する記録材検知手段20が配置されている。また、搬送ローラ対13と、搬送ローラ対13よりも記録材の搬送方向下流に位置するレジストローラ対14との間の搬送路は、内ガイド51と外ガイド52によって形成されている。
ここで、実施例1に係る画像形成装置は、内ガイド51と外ガイド52によって形成される搬送路のうち湾曲する部分において、内ガイド51側に記録材90の表面(第1面)に当接する第1当接部材25を有している。そして、第1当接部材25に対向して設けられる、外ガイド52側に記録材90の裏面(第2面)に当接する第2当接部材21を有している。
記録材検知手段20の透過用発光部23は、内ガイド51側の第1当接部材25に取り付けられており、その光を受光する記録材検知手段20の受光素子63は、外ガイド52側の第2当接部材21に取り付けられている。
また、第1当接部材25は、第1付勢部材としてのバネ26によって、第2当接部材21に対して付勢されて設けられている。第2当接部材21は、保持部材21aによって保持されており、第2付勢部材としてのバネ27によって、保持部材21aを介して第1当接部材に対して付勢されて設けられている。記録材90は、搬送路において搬送される際、第1当接部材21と第2当接部材とによって挟持される。
ここで、図2に示すように、内ガイド51は、第1当接部材25の可動方向(移動方向)を、第1当接部材25と第2当接部材21によって挟持される記録材90に対して垂直方向にガイドするガイド部としてのガイド面55を有している。同様に、外ガイド52は、第2当接部材21の可動方向(移動方向)を、第1当接部材25と第2当接部材21によって挟持される記録材90に対して垂直方向にガイドするガイド部としてのガイド面56を有している。
実施例1においては、第2当接部材21を付勢するバネ27の付勢力を、第1当接部材25を付勢するバネ26の付勢力より強くなるように、部品の重さや寸法公差ばらつきを考慮し、バネ26とバネ27のバネ圧を設定した。
図2で示すように、記録材90が第1当接部材25と第2当接部材21によって挟持される位置に無い場合、受光素子63を備える第2当接部材21の位置は、保持部材21aに設けられる規制部としてのストッパ部24が外ガイド52に接触することで決まる。ストッパ部24は、記録材90の搬送方向の上流側と下流側にそれぞれ設けられており、外ガイド52側から内ガイド51側に突出した形状である。ストッパ部24は、記録材90が第1当接部材25と第2当接部材21によって挟持される位置に無い場合に外ガイド52に必ず接触する。
また、記録材90が搬送される際、記録材90が第2当接部材21に引っかかってジャムが発生しないように、第2当接部材21の搬送方向上流側をテーパー面54とし、その上流側端部を外ガイド52の外ガイド面53よりも外側になるように構成した。
また、実施例1において、第1当接部材25は、白色のPOM(ポリアセタノール)等の材料で形成されており、透過用発光部23から出射された光を均一に拡散する機能(図5を用いて説明した拡散部材22の機能)を兼ねている。そのため、第2当接部材21に設けられる受光素子63は、第1当接部材25によって均一に拡散された光を記録材90を介して受光する。
ここで、実施例1における、記録材90の特性の検知のタイミングについて説明する。記録材90が搬送される際、まず、記録材90は搬送ローラ対13で外ガイド52に沿って搬送される。そのとき、図1に示すように、保持部材21aは記録材90によって第2当接部材21を介して外ガイド52側に押し込まれて、ストッパ部24が外ガイド52から離れる。同時に、第1当接部材25は記録材90に追従して外ガイド52側に移動することで、記録材90を挟んだ状態を維持する。
その後、記録材90の先端がレジストローラ対14に到達すると、記録材90はレジストローラ対14と搬送ローラ対13で搬送される。レジストローラ対14による搬送速度は搬送ローラ対13による搬送速度より速くなるように設定しており、記録材90は徐々に、内ガイド51側に近づいていく。実施例1において、記録材90の特性の検知タイミングは、記録材90の先端がレジストローラ対14に到達する前から開始し、記録材90の先端が2次転写ローラ15に到達するまでの間、かつ、ストッパ部24が外ガイド52に接触しない間である。
以上説明したように、実施例1に係る画像形成装置は、透過用発光部23を備える第1当接部材25と受光素子63を備える第2当接部材の可動方向を記録材90に対して垂直方向となるようにガイドするガイド面55、ガイド面56を有している。このような構成により、湾曲した搬送路の近傍に記録材検知手段20が配置される場合であっても、受光素子63と記録材90、透過用発光部23と記録材90の距離を一定に保つことができ、検知精度を良好に保つことができる。特に、小型の画像形成装置など、直線形状の搬送路に記録材検知手段20を配置することが困難な場合において有効な構成である。
なお、実施例1においては、第1当接部材25と第2当接部材21のうちのいずれか一方としての第1当接部材25に透過用発光部23を設け、他方の第2当接部材21に受光素子63を設ける構成としたが、逆の構成であってもよい。また、実施例1においては、スプリング状のバネ26、27を用いて付勢力を発生させていたが、バネを用いず部品の重さだけで記録材90を挟持してもよいし、引っ張りバネなど他の手段で付勢力を与えて
もよい。
なお、実施例1においては、記録材検知手段20は、発光部と受光部を有する構成を採用して記録材の表面粗さを検知したが、受光部や発光部の移動量や圧を検知することで記録材の厚みを検知する構成であっても良い。また、記録材上のパッチ列の濃度や色度を検知するカラーセンサーであっても良い。
(実施例2)
以下、図8、図9を用いて、実施例2について説明する。図8は、実施例2の第1当接部材の断面図である。図9は、実施例2の第1当接部材の断面図であって、記録材との接触面側から見た図(図8を左側から見た)である。なお、画像形成装置の概略構成については上述した実施例1と同様であるため説明を省略する。実施例2は、透過用発光部23から出射された光が通過する部分である記録材検知部28が記録材90と当接しない構成としたことを特徴とする。
実施例1では、第1当接部材25のうち、記録材90に接触する記録材接触面を平らな構成とした。一方、実施例2では、第1当接部材25の記録材接触部(当接面)29に凹部(非当接面)を設け、その凹部上を通過する光を用いて記録材90の特性を検知する構成とした。実施例2においては、この凸部を記録材検知部28とする。
記録材検知部を記録材90と非接触の構成とした場合、記録材90がバタつき、検知精度が落ちてしまう。しかし、本実施例のように記録材検知部28の面積を十分に小さくし、記録材検知部28と記録材接触部29を近傍にすることで、実施例1と同様の記録材検知精度となる。すなわち、必ずしも記録材検知部28と記録材接触部29を一致させなくても、記録材90との距離を一定に保つことができ、記録材90の特性を精度よく検知できる。
このような構成にすることで、記録材接触部29の検知ポイント自体が記録材90と強く接触しないので、記録材検知部28が記録材90によって極端に削れたり、傷がつくことを防止できる。さらに、超音波などを用いて非接触で記録材90の特性を検知する構成においても有効である。
以上説明したように、実施例2においては、記録材検知部28を非接触で記録材90の特性を検出することができ、記録材90が記録材検知部28を通過する際の傷などを気にする場合においても、記録材90への追従性がよく、記録材90の判別精度が向上する。
なお、記録材接触面と記録材検知部の形状は図8、図9の構成に特定されるものではない。図8、図9においては、第1当接部材25の記録材検知部28を凹形状としたが、例えば、図3で示すような第1当接部材25に、凸形状の記録材接触部29を設け、記録材検知部28を平らな構成としても良い。図3のような構成においても、記録材接触面と記録材検知部を近くすることで、記録材接触面と記録材検知部を同じポイントにした構成と同等の効果が得られる。
(実施例3)
次に、図10を用いて、実施例3について説明する。図10は、実施例3の記録材検知手段の概略断面図であって、記録材が通過していない状態を示す図である。なお、画像形成装置の概略構成については上述した実施例1と同様であるため説明を省略する。
実施例3の構成において、記録材90が第1当接部材25と第2当接部材21と挟まれる位置に無い場合は、第1当接部材25と第2当接部材21は、内ガイド51と外ガイド
52の間でお互いの力が釣り合った状態となっている。すなわち、第1当接部材25を付勢するバネ26の付勢力と、第1当接部材を付勢するバネ27の付勢力が同じ大きさとなっている。そのため、バネ26の付勢力とバネ27の付勢力とが異なっている実施例1の構成と異なり、実施例2においては、ストッパ部24を有さない構成となっている。
そうすることで、お互いの力関係を弱くでき、更に剛性の弱い薄紙などがジャムしづらくなる。例えば、第1当接部材25側又は第2当接部材21側のどちらかにストッパ部24を設ける場合は、ストッパ部24を設けた側を50±10gf、対向側を30±5gfというように部品がばらついても常にストッパ部24側が強くなるように設定する必要がある。しかし、釣り合う場合は、どちらも30±5gfにすることができる。
また、実施例3の構成においては、第1当接部材25と第2当接部材21は、付勢方向と反付勢方向に移動可能である。そのため、記録材90の搬送時に記録材90の位置が内ガイド51や外ガイド52のどちらに沿って搬送されるか明確でない場合においても、記録材90に追従できるため効果的である。
ただし、第1当接部材25の搬送方向上流側の端部のテーパ面57は内ガイド面58より内側になるように設ける必要がある。また、第2当接部材21のテーパー面54の搬送方向上流側の端部は外ガイド面53より外側になるように設ける必要がある。さらに、ストッパ部24を設けた実施例1の構成よりも大きめのテーパー形状を設ける必要がある。このような構成にする必要がある理由は、記録材90が搬送される際、記録材90が第2当接部材21の端部または第1当接部材25の端部に引っかかるジャムの発生を防止するためである。
以上説明したように、実施例3においては、第1当接部材25と第2当接部材21の圧を低く設定できるため、実施例1と比較して、更に剛性の弱い薄紙などの搬送も可能になる。
(実施例4)
次に、図11を用いて、実施例4について説明する。図11は、実施例4の記録材検知手段の概略断面図であって、記録材が通過していない状態を示す図である。なお、画像形成装置の概略構成については上述した実施例1と同様であるため説明を省略する。
実施例4において、実施例1と同様、搬送ローラ対13とレジストローラ対14間に、記録材90の特性を検知する記録材検知手段20を配置している。実施例4に係る記録材検知手段20は、測定回路70、演算回路80、制御回路100を備えている。また、実施例4においては、第1当接部材としての導電性の電極31と、第2当接部材としての導電性の電極32が設けられている。電極32はGNDに接地されており、電極31は測定回路70に電気的に接続されている。
電極31と電極32は、互いに対向する位置に配置されており、搬送中の記録材90を挟むことが可能に設けられている。そして、実施例1と同様に、電極31と電極32の移動方向は、内ガイド51と外ガイド52によって形成される搬送路のガイド面55、ガイド面56によって、記録材90に対して垂直方向にガイドされている。そのため、湾曲した搬送路の近傍に記録材検知手段20が配置される場合であっても、電極31と電極32とは、搬送される記録材90に対して傾きなどを生じることなく、記録材90を挟むことができる。すなわち、電極31と電極32とが記録材90を介して適当な当接状態を維持することができる。
また、電極31は、第1付勢部材としてのバネ33によって電極32に対して付勢され
ており、電極32は第2付勢手段としてのバネ34によって電極31に対して付勢されている。
測定回路70は、記録材90の電気抵抗を測定する抵抗測定回路71と、記録材90の静電容量を測定する静電容量測定回路72に分かれている。測定回路70は、スイッチ回路35の切り換えによって、電極31と電極32によって挟まれる記録材90の電気抵抗又は静電容量を測定して検出する。演算回路80は、測定回路70における検出結果に基づいて、静電容量、電気抵抗値を演算処理する演算手段である。演算回路80の演算結果に基づいて、制御回路100が、2次転写ローラ15のバイアスや定着ローラ対16の加熱温度およびプロセススピードを所定の条件に変更する。
このような構成を採用することにより、実施例4においては、装置の小型化、かつ記録材の特性の検知精度の向上を実現することが可能となる。
20…記録材検知手段、25…第1当接部材、21…第2当接部材、55、56…ガイド面(ガイド部)、90…記録材

Claims (6)

  1. 装置本体内において搬送される記録材に画像形成をする画像形成装置において、
    互いに対向して設けられることにより、搬送中の記録材を挟むことが可能な第1当接部材及び第2当接部材と、
    前記第1当接部材又は前記第2当接部材の少なくとも一方に設けられており、記録材の特性を検知する検知手段と、
    前記第1当接部材及び前記第2当接部材の可動方向を、前記第1当接部材と前記第2当接部材とによって挟まれる記録材に対して垂直方向にガイドするガイド部と、
    前記第1当接部材を前記第2当接部材に対して付勢する第1付勢部材と、
    前記第2当接部材を前記第1当接部材に対して付勢する第2付勢部材と、
    前記第1付勢部材の付勢力と前記第2付勢部材の付勢力は異なっており、前記第1付勢部材と前記第2付勢部材のうち付勢力が大きい方に付勢される前記第1当接部材又は前記第2当接部材の前記垂直方向への移動を規制する規制部と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記検知手段は、
    前記第1当接部材又は前記第2当接部材のいずれか一方に、前記第1当接部材と前記第2当接部材とによって挟まれる記録材に光を照射する発光部を有し、
    前記第1当接部材又は前記第2当接部材のいずれか他方に、前記発光部から出射されて記録材を透過した光を受光する受光部を有し、
    前記受光部での受光結果に基づいて記録材の特性を検知する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記検知手段は、
    前記第1当接部材又は前記第2当接部材のいずれか一方に、前記第1当接部材と前記第2当接部材とによって挟まれる記録材に光を照射する発光部を有し、
    前記いずれか一方に、前記発光部から出射されて記録材を反射した光を受光する受光部を有し、
    前記受光部での受光結果に基づいて記録材の特性を検知する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記発光部が設けられる前記第1当接部材又は前記第2当接部材は、前記発光部からの光が通過する部分において、記録材と当接しないことを特徴とする請求項2又は3に記載の画像形成装置。
  5. 前記第1当接部材及び前記第2当接部材は、導電性の部材であって、
    前記検知手段は、前記第1当接部材と前記第2当接部材とに挟まれる記録材の静電容量又は電気抵抗を検出し、検出結果に基づいて記録材の特性を検知することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記第1当接部材と前記第2当接部材は、記録材の搬送路のうち湾曲した部分又はその近傍において記録材を挟むように配置されていることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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