JP2012035368A - 余剰部材の除去装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で余剰部材を除去することができるとともに、成型ドラムに先貼りしたシート状の部材への余剰部材の貼り付きを確実に防止することのできる余剰部材の除去装置を提供する。
【解決手段】シート状の部材を搬送しながら所定幅にトリミングするトリミング用カッターの外側に、ロール本体11aの周面にロール本体11a内部の空間に連通する多数の吸引孔11hが形成された余剰部材巻取ロール11を配置し、余剰部材巻取ロール11を回転駆動するロール回転手段を制御する回転速度制御手段を設けて、余剰部材巻取ロール11の回転速度とシート状の部材の搬送速度とを同期させながら、シート状の部材の余剰部材Cを、余剰部材巻取ロール11の周面に吸着させて除去するようにした。
【選択図】図3

Description

本発明は、コンベヤ等により搬送されるシート状の部材を必要幅にカットする際に発生する余剰部材を除去する装置に関するものである。
従来、生タイヤを製造する方法として、図6(a),(b)に示すように、カレンダーロール51,52により圧延されて送り出されたシート状のゴム部材Aを、インナーライナー、カーカスプライ、ベルトプライ、及び、サイドトレッドを成型して成るグリーンケース53に直接貼り付けてトレッドを形成する、いわゆるラミネーション方式のタイヤ成型方法が知られている。
シート状のゴム部材Aは、一方のカレンダーロール52と対向する位置に設けられたカッター54により一定の幅Wにカットされ、一定のテンションを加えられながら搬送ロール55間を通過した後、グリーンケース53が装着された成型ドラム56に送られラミネートされる(例えば、特許文献1参照)。
また、図7に示すように、図示しないカレンダーロールから送り出されたシート状のゴム部材Aをベルトコンベア61にて搬送するとともに、ベルトコンベア61の上部にカッター62を配置して、シート状のゴム部材Aを一定の幅Wにカットした後、このカットされたシート部材Bを成型ドラム63に貼り付ける方法も行われている。
シート状のゴム部材を一定の幅Wにカットする、いわゆるトリミング工程においては、図7に示すように、成型ドラム63に貼り付けられる所定の幅Wのシート部材(トリミング部材)Bの幅方向両側には、カットされた残りのシート部材(余剰部材)Cが発生する。
従来、これらの余剰部材Cは、図示しない作業員が、成型ドラム63のベルトコンベア61とは反対側で手作業にて除去していた。
特開2002−240164号公報
ところで、成型ドラム63に先貼りされたトリミング部材(先貼り部材)B0がある場合には、余剰部材Cが先貼り部材B0に貼り付いてしまい除去できない場合があった。
そこで、先貼り部材B0がある場合には、先貼り部材の表面に離型シートを貼り付けて先貼り部材B0に余剰部材Cが貼り付かないようにしていた。
しかしながら、従来は余剰部材Cを機械的に除去する装置がないため、人手が必要であった。そこで、余剰部材Cの除去を自動的に行う装置の開発が望まれている。
本発明は、従来の問題点に鑑みてなされたもので、簡単な構成で余剰部材を除去することができるとともに、成型ドラムに先貼りしたシート状の部材への余剰部材の貼り付きを確実に防止することのできる余剰部材の除去装置を提供することを目的とする。
本発明は、シート状の部材を切断手段により予め設定された幅に切断しながら搬送する搬送装置に設けられて、切断後に残される余剰部材を除去する余剰部材の除去装置であって、前記切断手段よりも前記シート状の部材の幅方向外側に設置される余剰部材巻取ロールと、前記余剰部材巻取ロールを回転させるロール駆動手段と、排気管を備えた吸引手段とを備え、前記余剰部材巻取ロールは、前記吸引手段の排気管に連通する排気通路と、前記排気通路に連通して当該余剰部材巻取ロールの周面に開口する吸引孔または吸引用のスリットとを備え、前記吸引手段は前記余剰部材巻取ロールの内部の空気を吸引し、前記余剰部材巻取ロールは、前記余剰部材を前記周面に吸着させて前記搬送装置から除去することを特徴とする。
これにより、簡単な構成で余剰部材を除去することができるので、余剰部材の除去作業を大幅に軽減することができる。また、余剰部材が切断後のシート状の部材に貼り付くことがないので、例えば、シート状の部材を成型ドラム上に貼り付ける場合に、ドラムに先貼りしたシート状の部材への余剰部材の貼り付きを確実に防止できる。したがって、シート状の部材の貼り付けを効率よく行うことができる。
また、本発明は、前記ロール駆動手段を制御して、前記余剰部材巻取ロールの回転速度を前記シート状の部材の搬送速度に同期させる回転速度制御手段を設けて、切断手段によるシート状の部材のトリミングのタイミングと余剰部材の余剰部材巻取ロールへの巻き取りのタイミングとを合わせるようにしたもので、これにより、余剰部材を過不足なく余剰部材巻取ロールへ誘導することができる。
また、本発明は、前記余剰部材巻取ロールに巻き取られた余剰部材を前記余剰部材巻取ロールから剥ぎ取るスクレーパーと、前記剥ぎ取られた余剰部材を搬送する除去用コンベヤとを備え、余剰部材巻取ロールに巻き取られた余剰部材を除去用コンベヤに移送して除去するようにしたもので、これにより、余剰部材をスムースに切断工程の外部に運搬して除去することができる。
このとき、前記除去用コンベヤ上に前記余剰部材の除去用コンベヤ側の面を支持する受け台を設けるとともに、前記受け台と前記余剰部材を挟んで対向するように、前記余剰部材を予め設定された長さに切断する余剰部材切断手段を設けて、前記余剰部材を予め設定された長さに切断して除去用コンベヤで搬送するようにすれば、余剰部材の後処理が容易となる。
なお、前記発明の概要は、本発明の必要な全ての特徴を列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となり得る。
本実施の形態に係る余剰部材の除去装置の構成を示す図である。 余剰部材巻取ロールの詳細を示す図である。 余剰部材の巻き取り方法の一例を示す図である。 余剰部材巻取ロールの排気系の他の例を示す図である。 余剰部材巻取ロールに設けられる吸引用のスリットを示す図である。 従来の生タイヤの製造方法を示す図である。 トリミング部材の貼り付け方法の一例を示す図である。
以下、実施の形態を通じて本発明を詳説するが、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものでなく、また、実施の形態の中で説明される特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1(a),(b)は本実施の形態に係る余剰部材の除去装置10の構成を示す図で、図2は余剰部材巻取ロールの詳細を示す図である。各図において、11は余剰部材巻取ロール、12は吸引手段、13はロール回転手段、14は回転速度制御手段、15はスクレーパー、16は除去用コンベヤ、17は受け台、18は余剰部材切断手段である分断用カッター、19は接続管、20はロール支持部材である。なお、図1(b)では、シート状の部材Aをトリミングする様子を分かり易くするため、ロール支持部材20を省略した。
また、21は図示しないカレンダー装置で圧延されたシート状の部材Aを搬送する搬送コンベヤ、22はコンベヤベルト、23a,23bはトリミング用カッター、24はカッター固定部材、25はカッター受け板である。
カッター固定部材24は、コンベヤベルト22の幅方向外側に立設された2本の垂直片24aと、この2本の垂直片24aを橋絡するように設けられたコンベヤベルト22の幅方向に延長する水平片24bとを備えており、この水平片24bに、トリミング用カッター23a,23bが所定の間隔Wで取付けられている。カッター受け板25は、コンベヤベルト22の上部で、トリミング用カッター23a,23bの直下に配置される。
トリミング用カッター23a,23bにより所定の幅Wにトリミングされたシート状の部材(トリミング部材)Bは、成型ドラム26の周面に、当該成型ドラム26の軸方向に沿うようにスパイラル状に貼り付けられる。以下、搬送コンベヤ21の成型ドラム26側を下流側、搬送コンベヤ21の成型ドラム26側とは反対側を上流側という。
余剰部材巻取ロール11は、図2に示すように、中空円筒状のロール本体11aと回転軸11bと取付軸11cを備え、トリミング用カッター23a,23bの下流側で、トリミング用カッター23a,23bによりカットされた残りのシート部材である余剰部材Cの上側(コンベヤベルト22とは反対側)にそれぞれ配置される。なお、余剰部材巻取ロール11は、後述する回転軸11bの方向が、シート状の部材Aの幅方向と平行な方向になるようにロール支持部材20に取付けられる。ロール支持部材20はコンベヤベルト22の幅方向に延長する水平片20aとこの水平片20aの両端部から下方に突出する2本の垂直片20b,20cとを備えており、ロール本体11aの天板11m側の垂直片20bには回転軸11bが、底板11n側の垂直片20cに取付軸11cが、それぞれ軸受け20jを介して取付けられている。なお、余剰部材巻取ロール11の回転方向は、シート状の部材Aの搬送方向と一致する。
図2に示すように、ロール本体11aの周面には、ロール本体11a内部の空間11Sに連通する多数の吸引孔11hが形成されている。
回転軸11bはロール本体11aの天板11mに取付けられる中空円筒状の部材で、外周にはプーリー11kが取付けられている。このプーリー11kと後述するロール回転手段13の出力軸13cとの間には駆動ベルト13dが掛けられており、この駆動ベルト13dを介して、ロール本体11aが回転駆動される。
また、回転軸11bの中空部11pは、ロール本体11a内部の空間11Sに連通して、ロール本体11a内部の空間11Sとともに余剰部材巻取ロール11の排気通路を形成する。
接続管19は、中空状の円筒から連通管19aとこの連通管19aの一端側の周面から外側に突出するように設けられたフランジ部19bとから成り、フランジ部19bにて、回転軸11bが取付けられている側の垂直片20bに、連通管19aの中空部19pが回転軸11bの中空部11pと連通するように取付けられる。
吸引手段12は、真空ポンプ12aと真空ポンプ12aの吸気口に連結される配管(以下、排気管という)12bとを備える。排気管12bは接続管19に連結される。これにより、ロール本体11a内部の空間11Sと排気管12bとが連通するので、真空ポンプ12aを稼働することで、ロール本体11a内部の空間11Sの空気は、排気管12bを介して、ロール本体11a内部から排出される。
ロール回転手段13は、モーター13aと減速歯車機構13bと出力軸13cと駆動ベルト13dとを備え、余剰部材巻取ロール11を回転させる。
回転速度制御手段14は、搬送コンベヤ21のコンベヤベルト22の搬送速度を検出する図示しない速度センサーの出力に基づいてモーター13aの回転速度を制御する。具体的には、余剰部材巻取ロール11の回転速度とシート状の部材A(もしくは、トリミング部材B)の搬送速度が同期するように、モーター13aの回転速度を制御する。これにより、シート状の部材Aのトリミングのタイミングと余剰部材Cの余剰部材巻取ロール11への巻き取りのタイミングとを合わせることができる。
スクレーパー15は、樹脂等から成るヘラ状の部材で、余剰部材巻取ロール11の余剰部材Cに当接する側とは反対側に設けられて、余剰部材巻取ロール11の周面に巻き取られた余剰部材Cを余剰部材巻取ロール11の表面から剥ぎ取る。本例では、図3に示すように、ロール支持部材20の水平片20aにスクレーパー15を保持する保持部材20dを設けて、余剰部材巻取ロール11とスクレーパー15とを一体に保持しているが、スクレーパー15を保持する保持部材を別途設けてもよい。
除去用コンベヤ16は、スクレーパー15の後段に設けられて、スクレーパー15で剥ぎ取られた余剰部材Cを図示しない余剰部材処理工程に送ることで、余剰部材Cを成型工程から除去する。
除去用コンベヤ16のコンベヤベルト16B上には、余剰部材Cのコンベヤベルト16B側の面を支持する受け台17が設けられている。受け台17は、スクレーパー15側に斜面部17aを有しこの斜面部17aの後方に平坦部17bを有する、コンベヤベルト16Bの幅方向から見たときに略三角形状をした板で、平坦部17bの直上に分断用カッター18が配置されている。
分断用カッター18は、余剰部材Cの幅方向に延長する刃面を有し、余剰部材Cを予め設定された長さに切断する。
次に、本発明による余剰部材の除去装置10を用いて、余剰部材Cを除去する方法について説明する。
まず、トリミング用カッター23a,23bを下降させて、搬送コンベヤ21により搬送されてきたシート状の部材Aを所定の幅Wにトリミングする。このとき、トリミング用カッター23a,23bの下降に連動して、余剰部材巻取ロール11と除去用コンベヤ16とを余剰部材Cの発生位置であるトリミング用カッター23a,23b近傍まで移動させた後、真空ポンプ12aとモーター13aとを稼働させる。
真空ポンプ12aの稼働により、ロール本体11aの周面の周りの空気が吸引孔11hから吸引されて、回転軸11bに設けられた中空部11pから連通管19aの中空部19p及び排気管12bを通って、真空ポンプ12aに引き込まれて排出される。
本例では、図3に示すように、余剰部材巻取ロール11を、余剰部材Cの近傍に、回転軸11bの方向がシート状の部材Aの幅方向と平行な方向になるように配置する構成としているので、ロール本体11aの周面の周りの空気が吸引されることで、余剰部材Cはロール本体11aの周面に吸着される。なお、余剰部材巻取ロール11に吸着された余剰部材Cの長さ方向は、ロール本体11aの周方向となるので、余剰部材巻取ロール11を、シート状の部材Aの搬送方向が余剰部材Cと当接する位置における余剰部材巻取ロール11の回転方向になるように回転させれば、余剰部材Cを余剰部材巻取ロール11に巻き取ることができる。
なお、ロール本体11a内部の空間11Sの圧力であるバキューム圧としては、吸引孔11hの数や穴径、余剰部材Cの重量などにより適宜決定されるが、目安としては、0.01MPa程度とすることが好ましい。
一方、モーター13aの回転力は、駆動ベルト13dを介して、余剰部材巻取ロール11の回転軸11bに伝達される。これにより、余剰部材巻取ロール11は余剰部材Cを吸着しながら回転し、余剰部材Cを余剰部材巻取ロール11の周面に巻き付ける。
余剰部材巻取ロール11の回転速度はシート状の部材Aの搬送速度と同期するように制御されているので、トリミング部材Bが成型ドラム26に搬送される搬送速度と、余剰部材Cが余剰部材巻取ロール11へ巻き取られる速度は同じである。
余剰部材巻取ロール11の回転速度が搬送速度よりも遅いと余剰部材Cが弛んでしまいトリミング部材Bに貼り付いてしまう場合がある。逆に、余剰部材巻取ロール11の回転速度が搬送速度よりも速いとシート状の部材Aの両端に不要な引張り力が働いてしまい、シート状の部材Aを所定の幅Wに切断できなくなる恐れがある。したがって、本例のように、回転速度制御手段14を設けて、余剰部材巻取ロール11の回転速度をシート状の部材Aの搬送速度と同期させるようにロール回転手段13を制御すれば、トリミングにより発生した余剰部材Cを過不足なく余剰部材巻取ロール11へ巻き取ることができる。
余剰部材巻取ロール11へ巻き取られた余剰部材Cは、スクレーパー15により、余剰部材巻取ロール11の周面から剥ぎ取られ、除去用コンベヤ16に送られる。
スクレーパー15は、余剰部材巻取ロール11の余剰部材Cに当接する側とは反対側に設けられているので、余剰部材Cは余剰部材巻取ロール11の周面の約半周分だけ巻き取られた後、余剰部材巻取ロール11の周面から剥ぎ取られ、除去用コンベヤ16で後工程へ送られる。なお、本例では、後工程での処理を容易にするため、分断用カッター18を用いて余剰部材Cを所定の長さに切断し、しかる後に後工程へ送るようにしている。
このように、本実施の形態では、シート状の部材Aを搬送しながら所定の幅Wにトリミングして成型ドラム26に搬送する搬送コンベヤ21に取付けられたトリミング用カッター23a,23bの外側に、ロール本体11aの周面にロール本体11a内部の空間11Sに連通する多数の吸引孔11hが形成された余剰部材巻取ロール11を配置し、シート状の部材Aの余剰部材Cを、余剰部材巻取ロール11の周面に吸着させた後、除去用コンベヤ16に移送して除去するようにしたので、簡単な構成で余剰部材Cを除去できるとともに、余剰部材Cのトリミング部材Bへの貼り付きを防止できるので、シート状の部材のトリミングを効率よくかつ確実に行うことができる。
このとき、余剰部材巻取ロール11を回転駆動するロール回転手段13を制御する回転速度制御手段14を設けて、余剰部材巻取ロール11の回転速度とシート状の部材Aの搬送速度とを同期させるようにしたので、余剰部材Cを過不足なく余剰部材巻取ロール11へ誘導することができる。
また、余剰部材巻取ロール11に巻き取られた余剰部材Cをスクレーパー15で剥ぎ取って除去用コンベヤ16に移送して除去するようにしたので、余剰部材Cを連続的にかつ効率よく除去することができる。
更に、除去用コンベヤ16に移送された余剰部材Cを分断用カッター18を用いて所定の長さに切断してから後工程に送るようにしたので、余剰部材Cの後処理が容易となる。
なお、前記実施の形態では、シート状の部材Aを搬送コンベヤ21により搬送する際にトリミングを行ったが、本発明は、図6に示したような、カレンダーロール51,52上にてシート状の部材Aをトリミングする場合にも適用可能である。
また、前記例では、シート状の部材Aを成型ドラム26に装着されたグリーンケース上にラミネートされるトレッド部材としたが、本発明はこれに限るものではなく、カーカスプライなどの他のシート状の部材を所定幅にトリミングした際に発生する余剰部材の除去に用いてもよい。また、シート状の部材Aはゴム部材に限るものではなく、樹脂フィルムなどであってもよい。
また、前記例では、余剰部材巻取ロール11の回転軸11bを排気通路としたが、図4に示すように、取付軸11cを中空状としてこれを排気通路としてもよい。これにより、回転軸11bとモーター13aの出力軸もしくは減速歯車機構13bとを、カップリング13j等により、連結する形態とすることができる。
また、余剰部材巻取ロール11のロール本体11aの周面に設けられる吸引孔11hとしては、楕円状の孔である必要はなく、図5に示すような、吸引用のスリット11zであってもよい。また、楕円状の吸引孔11hと吸引用のスリット11zとの両方を設けてもよい。
また、前記例では、余剰部材巻取ロール11に巻取った余剰部材Cを除去用コンベヤ16を用いて後工程に送ったが、余剰部材Cをボビンなどに巻き取るようにしてもよい。この場合、ボビンの回転軸を駆動軸として回転させるようにすれば、余剰部材巻取ロール11に回転軸11bを設けて回転させる必要がなくなるので、余剰部材巻取ロール11周りを簡素化できるという利点がある。この場合、ボビンを回転させる手段が本発明のロール回転手段となる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は前記実施の形態に記載の範囲には限定されない。前記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者にも明らかである。そのような変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲から明らかである。
このように、本発明によれば、簡単な構成で余剰部材を自動的に除去することができるので、シート状の部材のトリミングを効率よくかつ確実に行うことができる。
10 余剰部材の除去装置、11 余剰部材巻取ロール、11a ロール本体、
11b 回転軸、11c 取付軸、11h 吸引孔、11m 天板、11n 底板、
11k プーリー、12 吸引手段、12a 真空ポンプ、12b 排気管、
13 ロール回転手段、13a モーター、13b 減速歯車機構、13c 出力軸、
13d 駆動ベルト、14 回転速度制御手段、15 スクレーパー、
16 除去用コンベヤ、16B コンベヤベルト、17 受け台、17a 斜面部、
17b 平坦部、18 分断用カッター、
21 搬送コンベヤ、22 コンベヤベルト、23a,23b トリミング用カッター、
24 カッター固定部材、25 カッター受け板、26 成型ドラム、
A シート状の部材、B トリミング部材、C 余剰部材。

Claims (4)

  1. シート状の部材を切断手段により予め設定された幅に切断しながら搬送する搬送装置に設けられて、切断後に残される余剰部材を除去する余剰部材の除去装置であって、
    前記切断手段よりも前記シート状の部材の幅方向外側に設置される余剰部材巻取ロールと、
    前記余剰部材巻取ロールを回転させるロール駆動手段と、
    排気管を備えた吸引手段とを備え、
    前記余剰部材巻取ロールは、前記吸引手段の排気管に連通する排気通路と、前記排気通路に連通して当該余剰部材巻取ロールの周面に開口する吸引孔または吸引用のスリットとを備え、
    前記吸引手段は前記余剰部材巻取ロールの内部の空気を吸引し、
    前記余剰部材巻取ロールは、前記余剰部材を前記周面に吸着させて前記搬送装置から除去することを特徴とする余剰部材の除去装置。
  2. 前記ロール駆動手段を制御して、前記余剰部材巻取ロールの回転速度を前記シート状の部材の搬送速度に同期させる回転速度制御手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載の余剰部材の除去装置。
  3. 前記余剰部材巻取ロールに巻き取られた余剰部材を前記余剰部材巻取ロールから剥ぎ取るスクレーパーと、前記剥ぎ取られた余剰部材を搬送する除去用コンベヤとを備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の余剰部材の除去装置。
  4. 前記除去用コンベヤ上に設けられて前記余剰部材の除去用コンベヤ側の面を支持する受け台と、
    前記受け台と前記余剰部材を挟んで対向するように設けられて前記余剰部材を予め設定された長さに切断する余剰部材切断手段とを備えたことを特徴とする請求項3に記載の余剰部材の除去装置。
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