JP2012034209A - デジタル放送受信装置およびソフトウェアの起動方法 - Google Patents

デジタル放送受信装置およびソフトウェアの起動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電源投入後から受信したデジタル放送信号の映像の表示が可能となるまでの起動時間を短縮するとともに、デジタル放送受信装置が有する機能の全体が使用可能となるまでの時間を短縮する。
【解決手段】主制御手段が、起動処理種別受入部、起動処理に必要なSWを選別するSW選別部、データ転送手段の同時転送可能系列数および主制御中核処理手段の個数に関する情報と、補助記憶手段の属性データ記憶部に記憶された属性データに含まれる選別されたSWを実行する際の実行優先順位、選別されたSWの転送に要する時間に関する情報、および選別されたSWの初期化処理に要する時間に関する情報とに基づいて、選別されたSWの転送および実行開始のスケジュールを策定し、策定された前記スケジュールに基づいてデータ転送手段を制御し、主記憶手段に格納された選別されたSWを実行するものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、デジタル放送受信装置に関し、とくに当該装置の電源投入後から、当該装置が受信したデジタル放送信号の映像の表示が可能となるまでの時間を短時間とすることが可能なデジタル放送受信装置およびその起動方法に関する。
デジタル放送においては、映像情報や音声情報に加えて、文字情報や静止画に関するデータ情報や、視聴者からの入力情報に基づいた双方向のインタラクティブ情報等、様々なサービスを提供すべく付加情報が送信されている。そして、これらサービスの提供を実現するために、当該サービスを実行するためのソフトウェアプログラムは、従来の放送の場合と比較して高機能化、多機能化になってきている。そのため、デジタル放送受信装置においては、当該プログラムを実行すべく、汎用的なオペレーティングシステム(以下、OS(Operating System)と記す)を採用している。
このようなOSを採用したデジタル放送受信装置においては、上述のようなデジタル放送特有のサービスに対応する個々のソフトウェアプログラムデータは、CPU(Central Process Unit)による制御によって、保存用の不揮発メモリーから作業用のRAM(Random Access Memory)に読み込まれ、実行される。ソフトウェアの実行にあたっては、まずソフトウェアプログラムの起動に必要な準備処理(初期化処理)が行われ、この後に個々の機能処理が行われる。ソフトウェアが実現する機能によっては、初期化処理の際に行う演算が膨大でありこれに要する時間が長くなる。これを解決する手段として、当該OSが持つスナップショット起動の機能を利用する場合がある。
ソフトウェアプログラムは、初期化処理を行う際に得られた計算結果等をRAM上に格納する。初期化処理完了後に生成したRAM上のデータを実行中データと呼ぶ。前記スナップショット起動とは、ソフトウェアプログラムデータを不揮発メモリーから読み出しソフトウェアプログラムの初期化処理を行う代わりに、予め初期化処理完了後のRAM上の実行中データを不揮発メモリーに蓄えておき、ソフトウェアプログラムデータとともに前記実行中データを一括して読み出した後必要最低限の復帰処理を行う起動処理をさす。スナップショット起動を行う際に読み出すソフトウェアプログラムデータおよび実行中データの全体をスナップショットデータと呼ぶ。
しかしながら、デジタル放送受信装置の種々の機能を実現するためのソフトウェアプログラムの初期化処理は膨大であり、また初期化処理完了後に占めるRAM上のデータの容量が大きいため、デジタル放送受信装置全体として1つのスナップショットデータを作成しこれを用いてスナップショット起動を行うと、起動時に不揮発メモリーから読み出すスナップショットデータの容量が大きくなる。その結果、通常の起動に比較してかえって起動時間が長くなってしまうことがある。このような問題を回避するため、スナップショットデータを分割して作成し、初期化処理完了後のRAM上のデータの依存関係から、分割した複数のスナップショットデータを呼び出す順番を決定し、この順番に従って順次スナップショットデータを呼び出して起動する方法が考案されている(例えば、特許文献1参照)。また、起動時に用いる特定の機能を実現するために必要なデバイスを判別し、これに必要なスナップショットデータのみを読み込み起動する方法も考案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2009−176151号公報(4頁、図2) 特開2010−140156号公報(3頁、図1)
従来の分割した複数のスナップショットデータを呼び出すデジタル放送受信装置においては、分割したスナップショットデータの読み込む順番の決定にあたって初期化処理完了後のRAM上のデータの依存関係から算出したり、または、起動が必要なスナップショットデータを順次読み込んだりしている。しかしながら、従来のデジタル放送受信装置においては、スナップショットデータを不揮発メモリーからRAMへ転送する時間や、スナップショットデータを読み込んだ後で行う復帰処理に要する時間について考慮されていないため、特定のスナップショットデータの転送時間や特定の復帰処理に要する時間が膨大である場合に、必ずしも起動時間が短くならない問題があった。
例えば、初期化処理完了後のRAM上のデータの依存関係からRAM上のデータが極力書き換わらないようにスナップショットデータの読み込む順番が決定される場合には、放送受信に必ずしも必要のない機能のスナップショットデータを先に読み込むように順番が決定されるケースがある。とくにスナップショットデータの転送時間が多くかかる場合には問題が顕著となる。
また、特定の機能の起動に必要なデバイスを判別しこれに必要なスナップショットデータのみを読み込むデジタル放送受信装置においては、複数の機能を順次開始する場合に必ずしも起動時間が短くならないケースが発生する。例えば、放送受信を開始するために機能Aと機能Bのスナップショットデータを読み込むとする。機能Aはチューナ手段を制御するソフトウェアプログラムなど優先度が高いがスナップショットデータのサイズが比較的小さくかつ復帰処理に要する時間も短い場合、一方機能Bはデコード手段を制御するソフトウェアプログラムなど機能Aよりも優先度は低いが機能Aよりもスナップショットデータのサイズが大きくかつ復帰処理に要する時間がデコードデバイスのハードウェアの復帰時間を含むなど比較的大きい場合とする。このとき優先度のみに従ってソフトウェアプログラムの起動順番を決定すると、まず機能Aをスナップショット起動し、次に機能Bをスナップショット起動することになる。しかしながら、まず機能Bをスナップショット起動し、機能Bの復帰処理の間に機能Aのスナップショット起動をする方が起動時間を短くできるケースがあり、必ずしも起動時間が短くならない問題があった。さらには、機能Aとして放送受信の機能を開始した後に機能Bとして電子番組表の機能を開始する場合には、機能Aの初期化完了を待つ間に次に必要な機能を開始することができず、放送受信の機能(機能A)をすべて完了した後ではじめて電子番組表の機能(機能B)の開始ができるため、2つめ以降の機能の開始が遅延する問題があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたものであって、電源投入後から受信したデジタル放送信号の映像の表示が可能となるまでの起動時間を短縮するとともに、当該デジタル放送受信装置が有する機能の全体が使用可能となるまでの時間を短縮することができるデジタル放送受信装置を提供することを目的とする。
この発明に係るデジタル放送受信装置においては、
受信したデジタル放送信号を復号する放送信号復号手段と、
前記放送信号復号手段が復号した映像情報、音声情報および付加情報を出力する出力手段と、
ソフトウェアプログラムを記憶するソフトウェアプログラム記憶部および前記ソフトウェアプログラムの属性データを記憶する属性データ記憶部を備えた補助記憶手段と、
前記ソフトウェアプログラムを実行する際に前記ソフトウェアプログラムが格納される主記憶手段と、
前記補助記憶手段に記憶されたソフトウェアプログラムおよび属性データを前記主記憶手段に転送するデータ転送手段と、
前記信号復号手段、出力手段、補助記憶手段、主記憶手段およびデータ転送手段を制御するとともに前記主記憶手段に格納された前記ソフトウェアプログラムを実行する主制御手段と、
前記主制御手段の処理を実行する機能単位である主制御中核処理手段とを備え、
前記主制御手段は、
起動処理の種別の指示を受け入れる起動処理種別受入部、
前記起動処理種別受入部で受け入れた起動処理の種別に基づいて起動処理に必要なソフトウェアプログラムを選別するソフトウェアプログラム選別部、
前記データ転送手段の同時転送可能系列数および前記主制御中核処理手段の個数に関する情報と、前記補助記憶手段の属性データ記憶部に記憶された前記属性データに含まれる前記ソフトウェアプログラム選別部で選別されたソフトウェアプログラムを実行する際の実行優先順位、前記ソフトウェアプログラム選別部で選別されたソフトウェアプログラムの転送に要する時間に関する情報、および前記ソフトウェアプログラム選別部で選別されたソフトウェアプログラムの初期化処理に要する時間に関する情報とに基づいて、前記ソフトウェアプログラム選別部で選別されたソフトウェアプログラムの転送および実行開始のスケジュールを策定するスケジュール策定部、
策定された前記スケジュールに基づいて前記データ転送手段を制御するデータ転送制御部、
および前記主記憶手段に格納された前記ソフトウェアプログラム選別部で選別されたソフトウェアプログラムを実行するソフトウェアプログラム実行部
を備えたものである。
この発明に係るデジタル放送受信装置は、
データ転送手段の同時転送可能系列数および前記主制御中核処理手段の個数に関する情報と、補助記憶手段の属性データ記憶部に記憶された属性データに含まれるソフトウェアプログラムを実行する際の実行優先順位、前記ソフトウェアプログラム選別部で選別されたソフトウェアプログラムの転送に要する時間に関する情報、および前記ソフトウェアプログラム選別部で選別されたソフトウェアプログラムの初期化処理に要する時間に関する情報とに基づいて、前記ソフトウェアプログラム選別部で選別されたソフトウェアプログラムの転送および実行開始のスケジュールを策定するスケジュール策定部、
策定された前記スケジュールに基づいて前記データ転送手段を制御するデータ転送制御部、
および前記主記憶手段に格納された前記ソフトウェアプログラム選別部で選別されたソフトウェアプログラムを実行するソフトウェアプログラム実行部
を備えているので、
実行優先順位が低くいソフトウェアプログラムや動作中データの転送に時間を要するソフトウェアプログラムが含まれる場合でも、実行優先順位に依らず先行してデータ転送を開始するなどして、起動するソフトウェアプログラム全体の起動時間が短くなるようデータ転送やソフトウェアプログラム実行のスケジュールを決定するため、受信装置の起動時間を短縮することができ、ユーザの利便性を向上することができる。
この発明の実施の形態1によるデジタル放送受信装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1によるデジタル放送受信装置の構成一部を示すブロック図である。 この発明の実施の形態1によるデジタル放送受信装置の起動時の主制御手段101の処理手順を示すフローチャートの前半である。 この発明の実施の形態1によるデジタル放送受信装置の起動時の主制御手段101の処理手順を示すフローチャートの後半である。 この発明の実施の形態1によるデジタル放送受信装置の主制御手段101またはデータ転送手段103の時分割同時処理における、同時処理数と、一定時間に占める処理の割合を示すグラフである。 この発明の実施の形態1によるデジタル放送受信装置の起動スケジュールを算出するための入力情報を示す表である。 この発明の実施の形態1によるデジタル放送受信装置の起動スケジュールの例を示す表である。 この発明の実施の形態1によるデジタル放送受信装置のデータ転送制御手段102が決定するプログラムデータ起動スケジュールを適用した場合の、起動時間比較のグラフである。 この発明の実施の形態2によるデジタル放送受信装置の起動スケジュールを算出するための入力情報を示す表である。 この発明の実施の形態2によるデジタル放送受信装置の起動スケジュールの例を示す表である。 この発明の実施の形態2によるデジタル放送受信装置のソフトウェアプログラムデータと実行中データの転送時間、およびソフトウェアプログラムの初期化処理時間とスナップショット起動時の復帰処理時間の区分を示すグラフである。 この発明の実施の形態3によるデジタル放送受信装置100の主制御手段101が、図3のフローチャートにおいてステップS8の起動スケジュール決定を行う手順の内容を示すフローチャートである。
実施の形態1.
図1は、この発明を実施するための実施の形態1におけるデジタル放送受信装置の構成を示すブロック図である。図1において、本実施の形態におけるデジタル放送受信装置100は、受信装置100全体の制御を行うCPU1、前記CPU1の中核処理を行う機能単位のCPUコアA9およびCPUコアB10、デジタル放送受信装置100内のデータ転送を専用に行うDMAコントローラ3、DMAコントローラ3で実行するデータ転送の手順を決定しDMAコントローラ3に命令するDMAスケジューラ2、プログラムデータを保持する不揮発メモリー4、プログラムデータを実行する際にデータを格納するRAM5、デジタル放送受信装置100に対してユーザ操作を直接入力するための操作ボタン7、同様にユーザ操作を遠隔入力するリモコン8およびリモコン8からの操作内容を受信するリモコン受信手段7、放送信号を入力しデジタル放送受信装置100内に取り込むチューナ手段11、チューナ手段11より入力した暗号化された放送信号を復号するデスクランブラ手段12、デスクランブラ手段12により復号した非暗号の放送信号から映像信号、音声信号ならびにデータ放送信号等の付加信号を選択するデマルチプレクサ手段13、デマルチプレクサ手段13より選択された映像信号を復号し元の映像情報に戻す映像情報デコーダ14、同様にデマルチプレクサ手段13より選択された音声信号を復号し元の音声情報に戻す音声情報でコーダ15、同様にデマルチプレクサ手段13により選択されたデータ放送信号を入力しデータ放送画面情報を生成するデータ放送処理手段16、ユーザ操作を行うためのグラフィックス画面を生成するグラフィックス生成手段17、映像情報デコーダ14とデータ放送処理手段16とグラフィックス生成手段17とで生成した映像情報を重畳し合成する映像合成手段18、映像合成手段18にて合成された映像情報を所望の出力フォーマットに変換するスケーラ手段19、および音声情報でコーダ15が出力するデジタル音声情報をアナログ音声信号に変換するアナログ変換手段20により構成される。
CPU1はデジタル放送受信装置100内の各構成手段を制御し、入力された放送信号を復号し映像情報、音声情報、および付加情報をユーザに提示するよう動作する。図1のCPU1は2つの処理を同時に並列して実行できるよう、処理の機能単位である2つのCPUコアA9とCPUコアB10とを制御下におき、複数の処理をCPUコアA9またはCPUコアB10に振り分けて処理させるよう制御する。
図2は本実施の形態におけるデジタル放送受信装置100の構成を簡略化して表記したブロック図である。図1に示したデジタル放送受信装置100の構成手段のうち、ユーザ操作を入力するブロックをまとめて操作手段110として表記する。また放送信号を受信し復号するためのチューナ手段11、デスクランブラ手段12、デマルチプレクサ手段13、映像情報デコーダ14、音声情報デコーダ15、データ放送処理手段16およびグラフィックス生成手段17のブロックをまとめて放送信号復号手段111として表記する。また放送信号復号手段111により復号した映像情報、音声情報等をユーザに提示するための映像合成手段18、スケーラ手段19およびアナログ変換手段20のブロックをまとめて出力手段112として表記する。さらには、CPU1の機能を含むデジタル放送受信装置100の全般の制御を司る手段として主制御手段101、主制御手段101の制御下にあり図1のCPUコアA9とCPUコアB10等のCPU1の中核処理を行う機能単位である主制御中核処理手段102、DMAスケジューラ2とDMAコントローラ3との機能を含むデジタル放送受信装置100内のデータ転送を行う手段としてデータ転送手段103、不揮発メモリー4は補助記憶手段104、RAM5は主記憶手段105として表記する。
なお、データ転送手段103の機能は、その一部分または全てが主制御手段101で実現される場合があり、その場合データ転送手段103は主制御手段101に含まれることになるが、ソフトウェアプログラムデータ転送に関する説明を明確にするため、以下区別した手段として説明する。また、図2において、主制御中核処理手段102は1つとして記載しているが、複数個備えていてもよい。以下の説明で主制御中核処理手段102の個数について述べるが、図2においては、その個数だけ主制御中核処理手段102が構成要素として含まれるものとする。
図3および図4は、本実施の形態におけるデジタル放送受信装置100の主制御手段101が行う起動処理手順を示すフローチャートである。以下、図3に従って説明する。
ユーザがデジタル放送受信装置100の電源を入れた場合、ステップS1において操作手段110にて入力したユーザからの起動命令をうけ、ステップS2において主制御手段101が起動処理を開始する。操作手段110は、デジタル放送受信装置100に設けられたボタンで実現される場合や、リモートコントローラとその受信部により実現される場合がある。なお、いずれの場合でもデジタル放送受信装置100は操作手段110からの起動命令を受け付ける状態である必要があり、主電源がONの状態である場合のほかに、操作手段110から入力するユーザからの起動命令を受け付けるともに主電源をONにするような、主制御手段101とは別の起動制御手段を設ける場合もある。以下ではこれら主制御手段101以外の手段が行う起動命令処理についての説明は省略し、主制御手段101に対して起動命令が入力された後の処理について述べる。
ステップS3において、主制御手段101はデジタル放送受信装置100のシステムリソースに関する情報を取得する。ここで取得するシステムリソース情報とは、主制御手段101が司る主制御中核処理手段102の個数や、データ転送手段103が同時に転送可能な系列数を含む。主制御手段101は後段のステップS8の処理において、必要なソフトウェアプログラムデータの転送に関するスケジュールを決定するが、この際に同時に利用可能な主制御手段101の処理数や同時にデータ転送手段103が転送可能な処理数の情報が必要でありステップS3において取得する。
なお、OSによっては、そのOSが同時に利用可能な主制御手段101の数やデータ転送手段の数を見かけ上増やす機能を有する場合がある。これらの処理は以下のようなソフトウェア的な処理により実現している。データ転送手段103が同時に転送可能な系列数が1であるにもかかわらず、主制御手段101がデータAとデータBとを同時に転送するようにデータ転送手段103に命令をする場合、データ転送手段103はひとまず両方の命令を受け付ける。そしてまず一定時間だけデータAの一部分を転送処理した後、次の一定時間はデータBの一部分を転送処理をする。これら処理を順次入れ替えながらデータAとデータBの転送処理をあわせて同時進行的に行う。片方のデータAの転送が完了した際に、データ転送手段103は主制御手段101にデータAの転送処理が完了したことを通知し、次からはデータBの転送処理のみを行う。このような処理を時分割同時処理と呼ぶ。
時分割同時処理は、主制御手段101の処理においても同様に行われる。例えば、複数のソフトウェアプログラムを実行する場合、一定時間ごとに実行するソフトウェアプログラムの種類を決定し、複数のソフトウェアプログラムの実行を適宜入れ替えて同時進行的に複数のソフトウェアプログラムを実行する。
図5は、本実施の形態のよるデジタル放送受信装置の主制御手段101またはデータ転送手段103で実行される時分割同時処理における、同時処理数と処理時間との関係を示すグラフである。以下データ転送手段103における時分割処理を説明するが、主制御手段101のプログラム実行の時分割処理についても同様である。図5上段の図は、同時処理数n=4の場合の時分割処理の処理A、B、CおよびDと時間との関係を表す。
始めに処理Aを一定時間実行し、次に別の処理を行うかを判断する。このとき、同じ処理Aを実行すると判断したため、切り替えに要する余分な時間はわずかである。処理Aを一定時間実行後、再び次に別の処理を行うかを判断する。この時点で次に処理Bを実施すると判断したため、途中まで実行した処理Aの一時情報を主制御手段101内に備える一時記憶領域に退避する。処理Bを実行するにあたり、もし処理Bの一時情報が主制御手段101内の一時記憶領域に存在すればこれを呼び戻す。この後処理Bを実行する準備をした後、処理Bの実行を開始する。このとき、処理Aの一時情報を一時記憶領域に退避する時間、処理Bの一時情報が主制御手段101内の一時記憶領域に存在すればこれを呼び戻す時間および処理Bを実行する準備時間が処理切り替えに要する時間Pとなる。
図5上段の図において、処理Bの実行の後、処理C、処理D、処理A、処理Dおよび処理Bと順次処理を実行する。各の切り替えに要する時間をそれぞれP、Q、R、S、TおよびUとする。処理を開始し、最後に処理Bを実行した時点までの、処理に要した時間と、処理の切り替えに要した時間とに区分し、並べなおしたグラフが図5上段の図の上部に示す。図5下段の図は、このように処理に要した時間と、処理の切り替えに要した時間との割合と、同時処理数との関係を表す。同時処理数が多くなると、処理全体にかかる時間のうち処理の切り替えに要する時間の割合が大きくなる。
一般に時分割同時処理の同時処理数が多くなれば、処理Aの実行から処理Bの実行に遷移する際に退避した処理途中の状態等を退避する一時情報は大きくなる。このため、同時処理数が多くなると、退避した一時情報の中から退避もしくは呼び戻す作業の対象となる該当の処理に関しての一時情報を検索する時間が多くなる。また、これらの一時情報の退避場所として主制御手段101が備える比較的容量が小さく読み書き速度が速い一時記憶領域を用いるが、同時処理数が多くなり記憶すべき一時情報の量が多くなると、主制御手段101の一時記憶領域ではなく、前記主制御手段101の一時記憶領域に比較して容量が大きいが読み書き速度が遅い主記憶手段105に退避するよう構成されている。この場合、同時処理数がある閾値を超えると、処理の切り替えに要する時間が極端に大きくなることがある。
1つの処理のみを実行する場合の処理Aの実行時間をT(A)、処理Aと時分割同時処理を行う処理数n、時分割同時処理に伴う一定時間当たりの余分な時間(図5上段の図におけるP、Q、R、S、TおよびUの時間)をTo(n)とし、n個の処理を同じ比率で時分割同時処理した場合の処理全体に要する実行時間Tt(A,n)は以下の式で求められる。ただしn個の処理Aと時分割同時処理を行う処理の時間はその処理の種類によらず処理Aと同じとする。
Tt(A,n)=T(A)×n×(1+To(n))
Tt(A,n)はデジタル放送受信装置100を構成する手段に依存し、決定可能な正値の関数である。主制御手段101およびデータ転送手段103におけるn個の処理を同じ比率で時分割同時処理した場合の処理全体に要する実行時間を、それぞれTtc(A,n)およびTtd(A,n)として求めることができる。
後述するように、後段のステップS8においては、主制御中核処理手段102の個数やデータ転送手段103の系列数を極力超えないようスケジュールを決定していくが、これらを上回る起動スケジュールを許容する場合には、予め同時利用数nの許容可能な最大値Nを決定し、これに応じてTtc(A,n)、Ttd(A,n)(n=1、…、N)を求めておき転送時間の算出に用いる。このようにデジタル放送受信装置100が備える主制御装置101が司る主制御中核処理手段102の個数やデータ転送手段103が同時に転送可能な系列数を超えないように、ソフトウェアプログラムの起動処理をスケジュールすることが重要となる。
次にステップS4において、主制御手段101はまず起動処理の種別を判定する。主制御手段の起動処理種別受入部においてユーザによって指示された起動処理を決定する。ここで、スケジュール入力部は、主制御手段101に備えられたものでソフトウェア的な実行部を指す。デジタル放送受信装置100の起動処理として、起動後直ちに放送受信手段111にて受信処理を行い出力手段112より出力したり、通常の放送受信処理を行わず放送波によるデジタル放送受信装置100用のソフトウェアプログラムデータの更新処理を行ったりするなど、いくつかの種別がある。ステップS4において通常の受信処理を行うと判定する場合には、ステップS5において、前回のデジタル放送受信装置100の起動時にユーザが最後に選局を命令した放送局を受信したり、ユーザが予約をした放送局を受信したり、など前回受信処理における放送局の情報を取得する。
ステップS4およびS5において、主制御手段101が実行すべき起動処理の種別や放送局の情報は、補助記憶手段104等に保持しておき、起動処理開始直後に読み出すよう構成すればよい。一方、ステップS4において通常の受信処理を行わないと判定した場合には、ステップS5は実行せずステップS6を実行する。
次のステップS6では、主制御手段のソフトウェアプログラム選別部において起動処理に必要なソフトウェアプログラムを選別する。ここで、スケジュール入力部は、主制御手段101に備えられたものでソフトウェア的な実行部を指す。一般に、デジタル放送受信装置100においては、放送波を受信して取り込むチューナ部品制御ソフトウェアプログラム、限定受信放送用の暗号化データを復号するデスクランブル制御ソフトウェアプログラム、デジタル放送信号全体から該当のデータのみを選別するデマルチプレクサ制御ソフトウェアプログラム、該当の圧縮信号を伸長するデコード制御ソフトウェアプログラム、伸長した映像情報や音声信号を適切に表示・再生するための出力制御ソフトウェアプログラム、画面に操作メニューを表示しユーザの入力命令を処理するユーザ操作入出力ソフトウェアプログラム、デジタル放送信号の付加情報を解読しグラフィックス表示を行うデータ放送制御ソフトウェアプログラム等、デジタル放送受信装置100の担う機能を実現するための様々なソフトウェアプログラムデータを補助記憶手段104に格納されている。ステップ6では、デジタル放送受信装置100はこれらのソフトウェアプログラムデータを必要に応じて読み出し実行することで機能を実現する。
例えば、ステップS4において通常の受信処理を行うと判定した場合には、デジタル放送受信装置100の機能のうち、放送の受信処理を行い映像や音声を出力する機能に関係するソフトウェアプログラムを優先的に起動する。このときさしあたっては付加情報を解読するデータ放送制御ソフトウェアプログラムは起動すする必要はないため、始めに作成する起動スケジュールにはデータ放送制御ソフトウェアプログラムは含めない。一方、チューナ部品制御ソフトウェアプログラムやデコード制御ソフトウェアプログラム等はデジタル放送受信に必須であるため、転送・実行するソフトウェアプログラムとして採択する。起動処理に応じて必要なソフトウェアプログラムの種類についての判定基準の情報は補助記憶手段104に格納しておき、ステップS6実行時に主制御手段101が読み出すように構成すればよい。
また、ステップS4において、通常の受信処理以外の起動処理を行うと判定した場合、例えば放送信号に含まれる受信装置100のソフトウェアプログラムを読み取り受信装置100内のソフトウェアプログラムの入れ替えを行う場合の起動処理を説明する。放送信号を取り込むためのチューナ部品制御ソフトウェアプログラム、放送信号に含まれるソフトウェアプログラムを分離するためのデマルチプレクサ制御ソフトウェアプログラム、分離したソフトウェアプログラムをデジタル放送受信装置100の補助記憶手段103に格納するためのダウンロード制御ソフトウェアプログラム等が必要なため、これらをステップS6にて選別する。一方、受信した放送信号をユーザに提示しないので、映像信号を復号するデコード制御ソフトウェアプログラムや画面への出力を制御する出力制御ソフトウェアプログラムは必要でないため起動しない。
次のステップS7において、選別した個々のソフトウェアプログラムの属性情報を取得する。ここでいう属性情報とは、ソフトウェアプログラムを補助記憶手段104から主記憶手段105に転送に要する時間、ソフトウェアプログラムを主記憶手段105に転送後、ソフトウェアプログラムの初期化処理に要する時間を含む。これらの時間は上記に述べた時分割同時処理の状況によって異なる場合があるため、他のデータ転送処理や実行処理が行われない場合の時間として記憶さていることとする。これらの属性情報は補助記憶手段104に格納しておき、ステップS7実行時に主制御手段101が読み出すように構成すればよい。
なおソフトウェアプログラムの属性情報に含まれる、ソフトウェアプログラムのデータを補助記憶手段104から主記憶手段105に転送に要する時間およびソフトウェアプログラムのデータを主記憶手段105に転送後ソフトウェアプログラムの初期化処理に要する時間については、デジタル放送受信装置100を構成するデバイスの種類と性能、OSの種類と性能等の条件が確定されれば一意に決定可能な情報である。また、デジタル放送受信装置100において、実際に該当のソフトウェアプログラムのデータを転送したり初期化処理を行ったりする間にその所要時間を計測し、計測で得られた時間情報を属性情報として前記補助記憶手段104に格納するよう構成してもよい。
次のステップS8において、ソフトウェアプログラムの起動スケジュールを決定する。ステップS8における入力情報は下記の項目を含むとする。
・データ転送・実行するソフトウェアプログラムの種類。
・ソフトウェアプログラムのデータを補助記憶手段104から主記憶手段105へ転送するのに要する時間。
・ソフトウェアプログラムのデータを主記憶手段105に転送した後、ソフトウェアプログラムが実行する初期化処理に要する時間。
・ソフトウェアプログラム実行にあたって必要な、他のソフトウェアプログラムの情報(種類)。
・同時に利用可能な主記憶中核処理手段102の個数、および同時利用可能な個数を超えた場合の余分な時間を算出する関数Ttc(A,n)、および同時利用上限値Nc。
・同時に転送可能なデータ転送手段103の系列数、および同時転送可能な系列数を超えた場合の余分な時間を算出する関数Ttd(A,n)、および同時利用上限値Nd。
主制御手段101はこれらの情報に基づいて、スケジュール策定部において実行が必要なソフトウェアプログラムの起動スケジュールを決定する。ここで、スケジュール策定部は、主制御手段101に備えられたものでソフトウェア的な実行部を指す。
なお、主記憶中核処理手段102の同時利用上限値Ncは、主記憶中核処理手段102の個数と同じか、またはこれよりも多い数とする。上限値NcやNdは、予め同時利用数を超えた場合の余分時間を算出する関数Ttc(A,n)やTtd(A,n)のnによる増分傾向から判断して設計値として定めておくのが適切であるが、デジタル放送受信装置100の負荷状況や起動スケジュールの処理状況に応じて可変にしてもよい。
また起動スケジュールに記載する情報は少なくとも下記を含むとする。
・データ転送・実行するソフトウェアプログラムの種類。
・データ転送を開始する時刻。
・ソフトウェアプログラムを実行する時刻。
・ソフトウェアプログラム実行にあたって必要な、他のソフトウェアプログラムの情報(種類)。
・本起動スケジュールで同時利用する上限値NcおよびNd。
なお、起動スケジュールの具体例と効果については後述する。
次のステップS9において、転送すべきソフトウェアプログラムがあるかどうかを判断する。起動スケジュールは時系列的な情報で記載されているため、主制御手段101が、ある時点で転送すべきソフトウェアプログラムがあるかどうかを判断するためには、デジタル放送受信装置100の時刻情報を取得すれば正確な判定が可能であるが、必ずしも時刻情報は用いなくてもよい。起動スケジュールは、同時利用可能なデータ転送手段103の系列数を極力超えないように決定されているため、ステップS9において現在用いているデータ転送手段103の同時利用数分を取得し、もし同時利用最大数よりも少ないと判定すれば、次に転送すべきソフトウェアプログラムの転送を開始するように構成すればよい。
次のステップS10においては、主制御手段101のデータ転送制御部からデータ転送手段103に対して、転送すべきソフトウェアプログラムデータを転送するように転送開始の命令を行う。ここで、データ転送制御部は、主制御手段101に備えられたものでソフトウェア的な実行部を指す。
次のステップS11において、実行可能なソフトウェアプログラムがあるかどうかを判断する。起動スケジュールにおいてソフトウェアプログラムの実行タイミングも時系列的な情報で記載されているため、ある時点で実行すべきソフトウェアプログラムがあるかどうかを判断するために、主制御手段101がデジタル放送受信装置100の時刻情報を取得すれば正確な判定が可能であるが、必ずしも時刻情報は用いなくてもよい。ステップS9と同様に、起動スケジュールは、同時利用可能な主制御中核処理手段102の個数を極力超えないように決定されているため、ステップS11において、現在用いている主制御中核処理手段102の個数を取得し、もし同時利用最大数よりも少ないと判定すれば、次に実行すべきソフトウェアプログラムの転送を開始するように構成すればよい。ただし、ステップS9のデータ転送をするソフトウェアプログラムの判定と異なり、ソフトウェアプログラムの実行にあたっては、他のソフトウェアプログラムの初期化処理の完了を待って始めて実行が可能なものがあるため、これらの依存関係を判定可能にするため、起動スケジュールにはソフトウェアプログラム間の依存関係に関する情報もあわせて記載しておくと、ステップS11の処理を簡便に実現することが可能となる。
次のステップS12においては、主制御手段101のソフトウェアプログラム実行部かから主記憶手段105に対して、該当のソフトウェアプログラムの実行を開始するように命令を行う。ここで、ソフトウェアプログラム実行部は、主制御手段101に備えられたものでソフトウェア的な実行部を指す。起動スケジュールに記載した全てのソフトウェアプログラムの実行が終わるまでステップS9からステップS13を繰り返す。
なお、図3および図4のフローチャート図においては、理解しやすいようにステップS6にて選別したソフトウェアプログラムが全て初期化完了するまでの間は新たな機能開始はないものとして説明しているが、実際のデジタル放送受信装置100の起動処理においては、放送受信の機能を開始する途中で、例えば電子番組表の機能など別の機能の開始をする場合がある。この場合には、ステップS13の直前において別の機能の開始の有無を判定し、もし新たな機能の開始があると判定した際には、ステップS6において現在開始すべきソフトウェアプログラムの選別を新たに行うよう制御すればよい。
上述のように構成されたデジタル放送受信装置100においては、主制御手段101がスケジュール策定部、データ転送制御部およびソフトウェアプログラム実行部を備えているので、スケジュール策定部で作成された起動スケジュールに従ってデータ転送制御部およびソフトウェアプログラム実行部で必要なソフトウェアプログラムのデータ転送や実行を行うことができ、起動処理に必要なソフトウェアプログラム全体の初期化処理完了までの時間を短縮し、放送受信した映像や音声を再生するまでの時間が短くすることが可能となる。
なお図3のステップS8にて起動スケジュールを決定する手段としては、起動順序の総当りのケースそれぞれの起動時間を求め、その中から最短時間のものを選ぶよう構成することができる。条件となるソフトウェアプログラムの個数や前記主制御中核処理手段102の個数や前記データ転送手段103の同時転送可能な系列数が少なく、その組み合わせとなる起動順序の数は比較的少ないため、全てのケースについての起動時間を実用上問題とならない有限な実時間にて演算することが可能である。また起動順序の組み合わせ数が比較的多い場合には、例えば線形計画法などの導出手法を用いれば、起動時間に影響を与えない程度の有意な短い演算時間にて、起動時間が比較的短くなる起動順序を導くことが可能である。次に、起動スケジュールの具体的な例とその効果について述べる。
図6は、本実施の形態におけるデジタル放送受信装置100の起動処理に必要なソフトウェアプログラムの例であり、起動スケジュールを算出するための入力情報である。実行するソフトウェアプログラムは5個であり、それぞれA、B、C、DおよびEとする。実行優先度はAが最も高くEが最も低いとする。各ソフトウェアプログラムの実行開始に必要な他のソフトウェアプログラムの依存関係は、実行優先度の順とする。ソフトウェアプログラムA、B、CおよびDはソフトウェアプログラムのデータの転送に要する時間はほぼ同じとし、ソフトウェアプログラムEは他に比較して5倍程度の転送時間を要するとする。また初期化処理に要する時間はいずれのソフトウェアプログラムもほぼ同じとする。
また、デジタル放送受信装置100の主制御中核処理手段102は1個とする。またデータ転送手段103の同時転送可能な系列数は2個とする。時分割同時処理を行う際に発生する余分な時間が大きい場合を想定し、Nc,Ndとしては実際の処理手段の個数と同様のNc=1、Nd=2とする。
図7は、図6を入力情報として算出した起動スケジュールの例であり、ソフトウェアプログラムA、B、C、DおよびEについて、データ転送開始タイミング、実行開始タイミングおよび実行開始に必要な他のソフトウェアプログラムの情報を示している。また、データ転送手段103の使用数上限値Ttc=2、主制御中核処理手段102の使用数上限値Ttd=1としている。起動するソフトウェアプログラム全体について、データ転送に要する時間、初期化処理に要する時間等から、各ソフトウェアプログラムのデータ転送開始タイミングと実行開始タイミングを算出した結果である。図7に示した表にはソフトウェアプログラムの実行優先度に関する情報はとくに含まなくてもよいが、処理状況によって同時に2つのソフトウェアプログラムの実行が開始可能である場合に優先順を決定するために用いることができるなど、ソフトウェアプログラム制御をより最適に行うために実行優先度に関する情報を含んでもよい。
図8は、データ転送制御手段102が決定するプログラムデータ起動スケジュールを適用した場合の、起動時間を比較したグラフである。図8の上段(ア)は、本実施の形態の図3のステップS8にて決定する起動スケジュールに従った起動処理の模式図である。Nc、Ndの値が実際の処理手段の個数と一致する場合には、起動スケジュールを決定するにあたっては入力情報に基づいて、全ての順番の組み合わせの初期化完了終了までの起動時間を比較的容易に求めることができる。この中から、依存関係の制約条件を満たすものを選択し、さらに起動時間が最短となるものを選べばよい。図8の上段(ア)においては、ソフトウェアプログラムEの優先順位が低いにも関わらず、起動処理の早いうちにデータ転送処理の開始を実施している。これは、ソフトウェアプログラムEのデータ転送に要する時間が長いために、デジタル放送受信装置100の起動時間を短くするためには早期にソフトウェアプログラムEのデータ転送を開始すべきと判定したためである。また、ソフトウェアプログラムの初期化処理の実行は、依存関係を考慮しながら、順次1系統ずつ実施していき、結果としてデータ転送手段103および主制御手段101の未処理時間がほとんどなく常に稼働するよう起動スケジュールが得られることがわかる。
図8の中段(イ)は、従来のデジタル放送受信装置で用いられる、ソフトウェアプログラムの実行優先度に応じて実行する順番を決定した場合の起動処理の模式図である。図8の上段(ア)と比較をしやすくするため、主記憶処理手段とデータ転送手段の同時利用数は、図8の上段(ア)と同様になるようにした。ソフトウェアプログラムAおよびBの起動を開始するため、まずこれら2つのソフトウェアプログラムデータを転送し、転送後に依存関係のないソフトウェアプログラムAの初期化処理を開始し、この初期化処理完了後にソフトウェアプログラムBの初期化処理を開始する。ソフトウェアプログラムAおよびBのデータ転送処理が完了すると、次にソフトウェアプログラムCおよびDのデータ転送を開始する。ソフトウェアプログラムCのデータ完了後、ソフトウェアプログラムBの初期化処理完了を確認した後、ソフトウェアプログラムCの初期化処理を開始する。この後、ソフトウェアプログラムDの初期化処理を実行する。ソフトウェアプログラムCおよびDのデータ転送完了後、ソフトウェアプログラムEのデータ転送を開始する。ソフトウェアプログラムDの初期化処理完了後、ソフトウェアプログラムEの初期化処理は開始可能となるが、このときまだソフトウェアプログラムEのデータ転送が完了していないため、主制御手段はアイドル状態となり有意な処理はおこなわれない。一定時間経過してソフトウェアプログラムEのデータ転送完了後、ソフトウェアプログラムEの初期化処理を開始する。このように図8の中段(イ)に示す起動処理においては、その途中で主制御手段が有意に動作しない期間が発生し、このため図8の上段(ア)の起動処理に比較して起動時間が長くなってしまう。
図8の下段(ウ)は、主制御中核処理手段の個数やデータ転送手段の同時転送可能な系列数を考慮せず、必要なソフトウェアプログラム全体を同時に読み込み開始する起動処理の模式図である。5つのソフトウェアプログラムのデータを一括してデータ転送しようとするため、データ転送手段は時分割同時処理により5つのデータ転送を実現する。このときデータ転送に要する時間は、時分割同時処理を実現するための処理入れ替え等の余分な処理に要する時間が上乗せされ、元の時間の5倍よりも長くなってしまう。データ転送が完了したソフトウェアプログラムから、実行優先度に応じて順次初期化処理を実行されるが、データ転送での余分な時間分だけ起動処理全体にかかる時間が長くなる。さらに実行優先度が同じソフトウェアプログラムが存在し、時分割同時処理により主制御手段で処理を行う場合には、さらにこの分の余分な時間がかかる場合もある。
このように本実施の形態におけるデジタル放送受信装置においては、主制御手段が決定するスケジュールを用いてソフトウェアプログラムのデータ転送処理および起動処理を実行しているので、実行優先順位が低くソフトウェアプログラムデータや動作中データの転送に時間を要するソフトウェアプログラムが含まれる場合でも、実行優先順位に依らず先行してデータ転送を開始するなどして、起動するソフトウェアプログラム全体の起動時間を短縮することができ、ユーザの利便性を向上することができる。またデジタル放送受信装置の構成においても、高価な手段が必要でないため、コストが高くならない。
なお、本実施の形態においては、主制御手段の制御についてデジタル放送受信装置の受信処理の起動時のスケジュール策定に着目して述べたが、主制御手段の制御としては受信処理の起動時に限らず、例えばデータ放送や番組表など起動にも同様なスケジュール策定方法も用いることができ、起動するソフトウェアプログラム全体の起動時間を短縮することができる。
また本実施の形態においては、デジタル放送受信装置に着目してそのソフトウェアの起動手順について述べたが、デジタル放送受信装置以外の、起動時に複数の機能を立ち上げる必要がある装置のソフトウェアの起動にも容易に適用することができる。デジタル放送受信装置においては、ソフトウェアの起動完了の時点として放送を受信し映像情報や音声情報をユーザに提示可能になるまでの時点として定義したが、デジタル放送受信装置以外の装置においても同様に装置の特徴を考慮して起動完了の時点を定義し、起動完了に必要な機能を選択し、これに必要なソフトウェアプログラムを選別した上で、上記に述べたソフトウェアの起動手順に従ってソフトウェアを起動すれば、起動完了までの時間を短くすることができる。例えばパーソナルコンピュータにおいては、起動完了の定義として画面表示機能とユーザからの入力機能が利用可能になったときとすることができるため、これらの機能に必要なソフトウェアプログラムを短時間で起動できる。また携帯電話においても、PCと同様にユーザからの操作に必要な機能に加えて電話やメールが送受信可能な通信機能などの必要機能の起動完了までの時間を短くすることができる。
実施の形態2.
図9は、この発明の実施の形態2におけるデジタル放送受信装置の起動スケジュールを決定するための入力情報となるソフトウェアプログラムに関する属性情報の例である。本実施の形態におけるデジタル放送受信装置の構成は、実施の形態1と同様である。本実施の形態においても、実施の形態1の図3および図4と同様のフローチャート図により起動スケジュールが決定され、これに従ってソフトウェアプログラムのデータ転送処理と起動処理が行なわれる。本実施の形態の起動スケジュールは、図3のステップS7において、図9のソフトウェアプログラムに関する属性情報を読み込み、図3のステップS8における起動スケジュール算出のための入力情報とする。
図9の表は、実施の形態1の図6の属性情報の表に対して、新たに実行種別、実行中データのデータ転送時間の項目が追加されている。図9のソフトウェアプログラムFは、起動種別として通常起動に加えて2つのスナップショット起動1および2が可能である。いずれの起動種別を用いてもソフトウェアプログラムFは起動可能であることを示す。通常起動では実行中データのデータ転送は行わないため、データ転送に要する時間は0である。同様にソフトウェアプログラムGは通常起動とスナップショット起動1とが可能である。ソフトウェアプログラムHは、スナップショット起動はできず通常起動のみ可能であることを示す。
ソフトウェアプログラムFの3つの起動種別は、それぞれ実行中データのデータ転送時間とソフトウェアプログラム初期化処理時間の情報とを有する。ソフトウェアプログラムGの2つの起動種別についても、同様の属性情報を有する。
図10は、図9を入力情報として算出した起動スケジュールの例を示す。実施の形態1の図7の起動スケジュールの表に対して、新たに実行種別の項目が追加されている。図10において、ソフトウェアプログラムFはスナップショット起動1によって、ソフトウェアプログラムGは通常起動によって、それぞれ起動されることを示している。
図11は、ソフトウェアプログラムのデータと実行中データとの転送時間、およびソフトウェアプログラムの初期化処理時間とスナップショット起動時の復帰処理時間との関係を示したものである。図11の上段(ア)は、スナップショット起動ではない通常の起動の際の起動時間の区分を示す。処理開始後にまずソフトウェアプログラムデータを補助記憶手段より主記憶手段に転送する。転送完了後、ソフトウェアプログラムの起動を開始し、ソフトウェアプログラムの実行に必要な初期化処理を行う。
図11の上中段(イ)は、スナップショット起動の際の起動時間の区分を示す。まず、通常起動(ア)と同様にソフトウェアプログラムのデータを転送する。次にスナップショットデータ作成の際にRAM上にあったソフトウェアプログラム初期化処理によって生じた実行中データAを転送する。実行中データAの転送後に、通常起動(ア)と同様の状態になるよう、実行中データAに応じて必要な復帰処理Aを実行する。
図11の下中段(ウ)は、上中段(イ)と同様にスナップショット起動の場合の起動時間の区分を示す図であるが、上中段(イ)とは異なるタイミングで作成した実行中データBを用いてスナップショット起動する場合である。スナップショットデータのうちRAM上の実行中データについては、初期化処理の途中のどのタイミングのものを用いるかによって、実行中データの容量と実行中データ読込み後に要する復帰処理とが異なる。上中段(イ)は、ソフトウェアプログラムの初期化処理中の比較的早いタイミングでの実行中データAを用いる場合を表す。この場合初期化処理のステップ数が少ないため、実行中データAの容量は比較的小さくなる。また実行中データ転送後の復帰処理は、初期化処理の中の多くの処理を含む。このため上中段(イ)の場合は、実行中データAの転送に要する時間は比較的短いが、復帰処理に要する時間は比較的長くなる。一方、下中段(ウ)は、ソフトウェアプログラムの初期化処理中で上中段(イ)よりも多く処理を行ったタイミングの実行中データBを用いる場合であり、上中段(イ)に比較して実行中データの容量は大きくなるものの、復帰処理で行うべき処理は少なくなる。このため下中段(ウ)では、上中段(イ)に比較して、実行中データの転送時間は長くなるが復帰処理に要する時間は短くなる。
図11の下段(エ)は、上中段(イ)および下中段(ウ)と同様にスナップショット起動の場合の起動時間の区分を示す図であるが、下中段(ウ)よりもさらに初期化処理をおこなった後での実行中データCを用いる場合を示す。ソフトウェアプログラムの種類によっては、初期化処理により前記主記憶手段に生成する実行中データの容量が大きくなることがある。実行中データCがこれに相当するとする。この場合、下段(エ)に示すように、初期化処理の実行で生成された実行中データCの容量が非常に大きく実行中データCの転送時間がたいへん長くなり、通常起動(ア)のソフトウェアプログラム初期化処理の完了の時間を上回ってしまう。このように、スナップショット起動を行う場合であっても、スナップショットデータの保存するタイミングによっては、通常起動よりも起動時間が長くなってしまうことがあり、一概にスナップショット起動を選択する方がデジタル放送受信装置100の起動時間を短くできるとは限らない。
上述のように構成されたデジタル放送受信装置の起動スケジュール算出においては、ソフトウェアプログラムの種類によっては、通常起動のみならずスナップショット起動を行なった場合も含めて起動時間の算出を行い、この中から起動時間が短くなるものを決定するため、通常起動だけの組み合わせによる起動スケジュールに比較して、より起動時間が短くなる起動スケジュールを算出することが可能になる。また全てのソフトウェアプログラムが、スナップショット起動が可能でなく一部のソフトウェアプログラムが通常起動のみ可能な場合であっても、起動時間が短くなる起動スケジュールを算出することが可能であり、適用可能な範囲が大きい。このため、デジタル放送受信装置が保持する多くのソフトウェアプログラムを対象として起動スケジュールの算出が可能であり、必要に応じてスナップショット起動を採択することが可能であり、結果としてデジタル放送受信装置の起動時間を短縮することができる。
また、上記の説明ではソフトウェアプログラムの実行処理のうち初期化処理に着目して説明を行ったが、さらに初期化処理完了後の実行処理についての属性情報を用いて同様に起動スケジュールを算出することも可能である。デジタル放送受信装置は、必要な初期化処理を完了してデジタル放送を受信しその映像情報や音声情報をユーザに提示を開始するが、その後も内部処理を継続して行っており、この間主制御手段は何らかの処理を行っている。このとき、映像情報や音声情報を提示する以外のソフトウェアプログラム(例えばデジタル放送のデータ放送を受信するために必要なデータ放送受信ソフトウェアプログラム等)を起動する場合には、提示を継続している映像情報や音声情報に影響を少なく、かつ該ソフトウェアプログラムの起動時間が短くなるように、主制御手段の負荷が少ないことが望ましいことがある。このような場合、映像情報や音声情報を提示するためのソフトウェアプログラムが初期化完了後も主制御手段を使用していること、データ放送受信ソフトウェアプログラムの起動種別として通常起動に加えてスナップショット起動も可能であること、を入力情報として、起動スケジュールとしてデータ放送受信ソフトウェアプログラムをスナップショット起動するように算出すれば、データ放送受信ソフトウェアの初期化処理に要する時間を短くでき、この間に主制御手段が稼動する時間を短くでき、映像情報や音声情報の提示に与える影響を最小限に留めながらすばやくデータ放送受信ソフトウェアプログラムの起動を完了することが可能になる。
実施の形態3.
図12は、この発明の実施の形態3におけるデジタル放送受信装置の起動スケジュールの一部を示すフローチャートである。本実施の形態におけるデジタル放送受信装置の構成は、実施の形態1と同様である。本実施の形態においては、実施の形態1の図3および図4と同様のフローチャート図により起動スケジュールが決定される。図12は、図3のフローチャートにおいて、ステップS8の起動スケジュール決定を行う手順の詳細な内容を示すフローチャートである。
デジタル放送受信装置の起動直後において、例えば放送信号を受信する処理のために実行する複数のソフトウェアプログラムの中には、起動時に毎回実行処理する必要のあるソフトウェアプログラムがある。例えば放送波を受信しデジタル放送受信装置に取り込むチューナ部品制御ソフトウェアプログラム、限定受信放送用の暗号化データを復号するデスクランブル制御ソフトウェアプログラム、デジタル放送信号全体から該当のデータのみを選別するデマルチプレクサ制御ソフトウェアプログラムおよび該当の圧縮信号を伸長するデコード制御ソフトウェアプログラムである。これらのソフトウェアプログラムのデータについては補助記憶手段から主記憶手段へデータ転送する際の条件も同一である場合が多く、デジタル放送受信装置の構成手段の組み合わせと起動時に毎回実行処理する必要のあるソフトウェアプログラムのデータの種類とが同じであれば、起動時に起動スケジュールを算出するのではなく、過去に算出した起動スケジュールを利用するよう構成すれば、起動スケジュールを算出するプロセスを実行する必要がなくなり、起動時間をさらに短縮することができる。本実施の形態においては、上述のような起動時に毎回実行処理する必要のあるソフトウェアプログラムの過去に算出した起動スケジュールを利用する起動方法を用いたものである。
図12のフローチャートのステップS801からS809は、実施の形態1の図3のステップS8に相当する。S801から開始され、次のステップS802において、保存している起動スケジュールの算出に用いた入力情報を読み込む。このとき、保存している複数の起動スケジュールに対応した入力情報を保持するように構成する。起動スケジュールおよびこれに対応した入力情報については、例えば補助記憶手段に保持してこのステップS802にて主制御手段が読み込むよう構成すればよい。
次にステップS803において、今回起動する処理の起動スケジュールを算出する入力情報と同一のものが、ステップS802にて読み込んだ中に存在するかどうかを判定する。判定の結果、同一のものがないとした場合には、ステップS804にて通常の図3のステップS8での導出方法と同様に起動スケジュールを算出した後、ステップS805にて算出した起動スケジュールとこれの入力情報とを例えば補助記憶手段に記録し、次回起動時にステップS802から読み込み可能となるよう構成する。算出した起動スケジュールを入力情報として、次のステップとなる実施の形態1の図3のステップS9へ移行する。
一方、ステップS803において、今回起動する処理の起動スケジュールを算出する入力情報と同一のものがあると判定した場合には、ステップS806にて該当の起動スケジュールを読み込み、これを入力情報として次のステップとなる実施の形態1の図3のステップS9へ移行する。
このようにして起動スケジュールを算出する際に、起動すべきソフトウェアプログラムのデータの属性情報が過去の起動スケジュールと同一のパターンである場合には、一度算出して決定した起動スケジュールを利用することで、起動スケジュール決定に要する時間を短縮でき、デジタル放送受信装置の起動時間のうち起動スケジュール算出に要する時間の占める割合を削減することができる。実施の形態1の図8で説明したように、起動するソフトウェアプログラムの種類や起動種別の個数、主制御中核処理手段の個数やデータ転送手段の同時転送可能な計列数が多くなり、これらの組み合わせの数が多くなり、組み合わせの数全体の起動時間をそれぞれ求めるための算出時間が増大してしまう場合には、例えば線形計画法などの数学的導出方法を利用するなどしてこの算出時間の削減を行うが、一度算出した起動スケジュールを利用できれば、さらに算出時間を削減できる。また起動スケジュール決定のための処理を省くことができるため、この軽減した負荷分の主制御手段の処理をソフトウェアプログラムの初期化処理等に割り当てることができ、さらにデジタル放送受信装置がすばやく起動できるようになり、起動時間がさらに短くなりユーザの利便性が向上する。
1 CPU、2 DMAスケジューラ、3 DMAコントローラ、4 不揮発メモリー、5 RAM、6 リモコン受信手段、7 操作ボタン、8 リモコン、9 CPUコアA、10 CPUコアB、11 チューナ手段、12 デスクランブラ手段、13 デマルチプレクサ手段、14 映像情報デコーダ、15 音声情報デコーダ、16、データ放送処理手段、17 グラフィックス生成手段、18 映像合成手段、19 映像スケーラ手段、20 アナログ変換手段、100 受信装置、101 主制御手段、102 主制御中核処理手段、103 データ転送手段、104 補助記憶手段、105 主記憶手段、110 操作手段、111 放送信号復号手段、112 出力手段。

Claims (6)

  1. 受信したデジタル放送信号を復号する放送信号復号手段と、
    前記放送信号復号手段が復号した映像情報、音声情報および付加情報を出力する出力手段と、
    ソフトウェアプログラムを記憶するソフトウェアプログラム記憶部および前記ソフトウェアプログラムの属性データを記憶する属性データ記憶部を備えた補助記憶手段と、
    前記ソフトウェアプログラムを実行する際に前記ソフトウェアプログラムが格納される主記憶手段と、
    前記補助記憶手段に記憶されたソフトウェアプログラムおよび属性データを前記主記憶手段に転送するデータ転送手段と、
    前記信号復号手段、出力手段、補助記憶手段、主記憶手段およびデータ転送手段を制御するとともに前記主記憶手段に格納された前記ソフトウェアプログラムを実行する主制御手段と、
    前記主制御手段の処理を実行する機能単位である主制御中核処理手段と
    を備えたデジタル放送受信装置であって、
    前記主制御手段は、
    起動処理の種別の指示を受け入れる起動処理種別受入部、
    前記起動処理種別受入部で受け入れた起動処理の種別に基づいて起動処理に必要なソフトウェアプログラムを選別するソフトウェアプログラム選別部、
    前記データ転送手段の同時転送可能系列数および前記主制御中核処理手段の個数に関する情報と、前記補助記憶手段の属性データ記憶部に記憶された前記属性データに含まれる前記ソフトウェアプログラム選別部で選別されたソフトウェアプログラムを実行する際の実行優先順位、前記ソフトウェアプログラム選別部で選別されたソフトウェアプログラムの転送に要する時間に関する情報、および前記ソフトウェアプログラム選別部で選別されたソフトウェアプログラムの初期化処理に要する時間に関する情報とに基づいて、前記ソフトウェアプログラム選別部で選別されたソフトウェアプログラムの転送および実行開始のスケジュールを策定するスケジュール策定部、
    策定された前記スケジュールに基づいて前記データ転送手段を制御するデータ転送制御部、
    および前記主記憶手段に格納された前記ソフトウェアプログラム選別部で選別されたソフトウェアプログラムを実行するソフトウェアプログラム実行部
    を備えたことを特徴とするデジタル放送受信装置。
  2. ソフトウェアプログラムの属性データが、前記ソフトウェアプログラムの初期化処理の際に生成される動作中データと当該動作中データの転送に要する時間および前記動作中データの復帰処理に要する時間に関する情報を含み、
    スケジュール策定部は、
    データ転送手段の同時転送可能系列数および主制御中核処理手段の個数に関する情報と、
    補助記憶手段の属性データ記憶部に記憶された前記属性データに含まれるソフトウェアプログラム選別部で選別されたソフトウェアプログラムを実行する際の実行優先順位と、
    さらに、前記属性データに含まれる前記ソフトウェアプログラム選別部で選別されたソフトウェアプログラムの転送に要する時間に関する情報および前記ソフトウェアプログラム選別部で選別されたソフトウェアプログラムの初期化処理に要する時間に関する情報と、前記動作中データの転送に要する時間に関する情報および前記動作中データの復帰処理に要する時間に関する情報との比較判断とに基づいて、前記ソフトウェアプログラム選別部で選別されたソフトウェアプログラムの転送および実行開始のスケジュールを策定する
    ことを特徴とする請求項1記載のデジタル放送受信装置。
  3. 主制御手段は、
    スケジュール策定部で策定されたスケジュールを補助記憶手段に格納するスケジュール格納部をさらに備え、
    前記スケジュール策定部は、ソフトウェアプログラム選別部で選別されたソフトウェアプログラムが、前記補助記憶手段に過去に格納されていたスケジュールで選別されていたソフトウェアプログラムと同一の場合は、前記補助記憶手段に格納されていたスケジュールを用いることを特徴とする請求項1記載のデジタル放送受信装置。
  4. ソフトウェアプログラムを記憶するソフトウェアプログラム記憶部および前記ソフトウェアプログラムの属性データを記憶する属性データ記憶部を備えた補助記憶手段と、
    前記ソフトウェアプログラムを実行する際に前記ソフトウェアプログラムが格納される主記憶手段と、
    前記補助記憶手段に記憶されたソフトウェアプログラムおよび属性データを前記主記憶手段に転送するデータ転送手段と、
    前記補助記憶手段、主記憶手段およびデータ転送手段を制御するとともに前記主記憶手段に格納された前記ソフトウェアプログラムを実行する主制御手段と、
    前記主制御手段の処理を実行する機能単位である主制御中核処理手段と
    を備えた装置のソフトウェア起動方法であって、
    起動処理の種別の指示を受け入れる起動処理種別受入ステップ、
    前記起動処理種別受入ステップで受け入れた起動処理の種別に基づいて起動処理に必要なソフトウェアプログラムを選別するソフトウェアプログラム選別ステップ、
    前記データ転送手段の同時転送可能系列数および前記主制御中核処理手段の個数に関する情報と、前記補助記憶手段の属性データ記憶部に記憶された前記属性データに含まれる前記ソフトウェアプログラム選別ステップで選別されたソフトウェアプログラムを実行する際の実行優先順位、前記ソフトウェアプログラム選別ステップで選別されたソフトウェアプログラムの転送に要する時間に関する情報、および前記ソフトウェアプログラム選別ステップで選別されたソフトウェアプログラムの初期化処理に要する時間に関する情報とに基づいて、前記ソフトウェアプログラム選別ステップで選別されたソフトウェアプログラムの転送および実行開始のスケジュールを策定するスケジュール策定ステップ、
    策定された前記スケジュールに基づいて前記データ転送手段を制御するデータ転送制御ステップ、
    および前記主記憶手段に格納された前記ソフトウェアプログラム選別ステップで選別されたソフトウェアプログラムを実行するソフトウェアプログラム実行ステップ
    を備えたことを特徴とするソフトウェア起動方法。
  5. ソフトウェアプログラムの属性データが、前記ソフトウェアプログラムの初期化処理の際に生成される動作中データと当該動作中データの転送に要する時間および前記動作中データの復帰処理に要する時間に関する情報を含み、
    スケジュール策定ステップは、
    データ転送手段の同時転送可能系列数および主制御中核処理手段の個数に関する情報と、
    補助記憶手段の属性データ記憶部に記憶された前記属性データに含まれるソフトウェアプログラム選別ステップで選別されたソフトウェアプログラムを実行する際の実行優先順位と、
    さらに、前記属性データに含まれる前記ソフトウェアプログラム選別ステップで選別されたソフトウェアプログラムの転送に要する時間に関する情報および前記ソフトウェアプログラム選別ステップで選別されたソフトウェアプログラムの初期化処理に要する時間に関する情報と、前記動作中データの転送に要する時間に関する情報および前記動作中データの復帰処理に要する時間に関する情報との比較判断とに基づいて、前記ソフトウェアプログラム選別ステップで選別されたソフトウェアプログラムの転送および実行開始のスケジュールを策定する
    ことを特徴とする請求項4記載のソフトウェア起動方法。
  6. スケジュール策定ステップで策定されたスケジュールを補助記憶手段に格納するスケジュール格納ステップをさらに備え、
    前記スケジュール策定ステップは、ソフトウェアプログラム選別部で選別されたソフトウェアプログラムが、前記補助記憶手段に過去に格納されていたスケジュールで選別されていたソフトウェアプログラムと同一の場合は、前記補助記憶手段に格納されていたスケジュールを用いることを特徴とする請求項4記載のソフトウェア起動方法。
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