JP5855273B2 - 情報処理装置、放送受信装置及びソフトウェアデータ更新方法 - Google Patents

情報処理装置、放送受信装置及びソフトウェアデータ更新方法 Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、放送受信装置及びソフトウェアデータ更新方法に関する。
デジタル放送では、様々なサービスを提供するために、映像情報及び音声情報に加えて、文字情報や静止画を配信するデータ放送及び視聴者からの入力情報に基づいた双方向のインタラクティブ機能などのような付加情報が送信されている。これらのサービスの提供を実現するために使用されるアプリケーションプログラムは、従来のものと比べて、高機能化及び多機能化されている。また、一般に、放送受信装置においては、アプリケーションプログラムを実行すべく、汎用的なオペレーティングシステム(OS)が採用されている。なお、本願において、OS及びアプリケーションプログラムを含むプログラムの総称を「ソフトウェア」といい、ソフトウェアを表す電子データを「ソフトウェアデータ」という。
このようなOSを採用した放送受信を行う情報処理装置においては、上述のようなデジタル放送特有のサービスに対応する個々のソフトウェアデータは、CPU(Central Process Unit)による制御によって、保存用の不揮発メモリから作業用のRAM(Random Access Memory)に転送され、実行される。ソフトウェアの実行にあたっては、まずソフトウェアの起動に必要な準備処理(初期化処理)が行われ、この後に個々の機能処理が行われる。ソフトウェアが実現する機能によっては、不揮発メモリからRAMへの転送処理や初期化処理に要する時間が長くなる。長くなってしまった転送処理時間を短縮する手段として、ソフトウェアデータの圧縮・伸張処理を行う場合がある。
圧縮前後のデータの容量の差を、圧縮前のデータの容量で割った値を圧縮率と呼ぶ。データの圧縮処理には、圧縮してその後伸張したデータが元のデータと異なる非可逆圧縮処理と、圧縮してその後伸張したデータが元のデータと等しい可逆圧縮処理に分類される。一般に非可逆圧縮は圧縮率を高くできるが元のデータを復元できないため、映像データや音声データ等の伸張後のデータが元のデータと厳密な一致が必要でないデータの圧縮に用いられる。一方、可逆圧縮処理は元のデータを復元できるため、プログラムのソフトウェアデータ等の圧縮に用いられる。
ソフトウェアデータを圧縮・伸張するには、まずソフトウェアデータを可逆圧縮し、圧縮したソフトウェアデータを不揮発メモリに保存する。装置の起動時には、圧縮したソフトウェアデータを不揮発メモリから読み出してRAMに転送し、転送したソフトウェアデータを伸張してRAMに書き込んだ後、実行する。圧縮・伸張処理を行わない場合に比較すると、起動時に伸張処理に要する時間が余分にかかるが、転送するソフトウェアデータの容量が小さくなるため転送に要する時間が小さくなる。適切な圧縮処理を選定すれば、圧縮したソフトウェアデータの転送処理を開始してからソフトウェアデータの伸張処理を完了するまでのデータ転送全体の処理に要する時間が、圧縮しないソフトウェアデータの転送処理時間よりも短くなることができ、ひいては起動時間の短縮が期待できる。
可逆圧縮処理には様々な圧縮アルゴリズムや圧縮ツールが考案されており、個々のアルゴリズムやツールで圧縮率が異なる。圧縮アルゴリズムや圧縮ツールの中にはgzip(GNU ZIP)やbzip2のように、圧縮処理時に圧縮率を可変に設定できるものもある。一般に圧縮率を高くすると、圧縮処理または伸張処理の計算量が増加する。このため、高い圧縮率で圧縮処理を施したソフトウェアデータを用いて起動する場合には、起動時にソフトウェアデータの伸張処理に要する演算量が増えCPU負荷が高くなる。よって、ソフトウェアデータに圧縮・伸張処理を施して起動処理を行う場合に、高い圧縮率で圧縮処理を実行すると、データ転送時間は短くなるが、伸張処理に要する時間が長くなるため、圧縮しないソフトウェアデータの転送処理時間よりも長くなってしまうことがある。このように、ソフトウェアデータの圧縮率を高くすれば転送処理時間を短縮できるとは限らない。
このため、転送処理時間全体を短くするための装置や方法が考案されている。従来の情報処理装置においては、圧縮する単位とデータを転送する単位を揃えることにより、起動時にデータを転送するタイミングと伸張処理のタイミングが揃い、ランダムアクセス性能の向上と、圧縮率の向上を実現している。
特開2010−277495号公報
ところで、情報処理装置は、電源投入後、初期化処理作業等のためにCPU処理の負荷状況が高くなる。初期化処理作業等のためにCPU処理の負荷状況が高いときに伸張処理を行うと、単に伸張処理のみを行う場合に比較して、ソフトウェアデータが使用可能となるまでの時間が長くなる。圧縮率が高いほど、転送に要する時間は短縮できるが、ソフトウェアデータの伸張に要する時間も長くなる。また、装置の別の初期化処理作業が滞ってしまうという問題も発生し得る。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、電源投入時から所定の機能が実行可能になるまでの時間を短縮することができる情報処理装置、放送受信装置及びソフトウェアデータ更新方法を提供することを目的とする。
本発明に係る情報処理装置は、圧縮されたソフトウェアデータが格納される第一の記憶部から前記ソフトウェアデータの読み出し及び演算部が前記ソフトウェアデータを実行する前に、前記ソフトウェアデータが一時的に格納される第二の記憶部への書き込みを含む転送処理、並びに前記第一の記憶部から読み出された前記ソフトウェアデータの伸張処理ケジュールに従って実行したときの前記演算部による前記転送処理と前記伸張処理の処理負荷を測定する処理負荷情報測定部と、前記処理負荷情報測定部において測定して得られた処理負荷情報に基づいて、前記第一の記憶部に書き込まれる前記ソフトウェアデータに適用される圧縮種別と圧縮率の候補を選定し、選定された前記圧縮種別と前記圧縮率が適用された前記ソフトウェアデータの転送処理、及び伸張処理を実行する際の前記演算部の処理負荷とデータ転送効率を算出し、算出された前記処理負荷と前記データ転送効率からデータ転送時間が短縮可能である場合、選定された前記圧縮種別と前記圧縮率を前記ソフトウェアデータの圧縮処理に使用することに決定する圧縮処理決定部と、前記圧縮処理決定部が決定した前記圧縮種別と前記圧縮率を用いた圧縮処理、及び、前記圧縮処理が実行された新たな圧縮ソフトウェアデータの前記第一の記憶部への書き込み処理を実行させるデータ圧縮部とを設けたものである。
本発明に係る放送受信装置は、受信した放送信号を復号し、この復号信号から映像信号、音声信号、及びデータ放送信号を分離し、前記映像信号、前記音声信号、及び前記データ放送信号から映像情報、音声情報、及びデータ放送画面情報を生成する放送信号復号部と、前記放送信号復号部で生成された前記映像情報、前記音声情報、及び前記データ放送画面情報を出力する映像音声出力部と、前記放送信号復号部、前記映像音声出力部を駆動するソフトウェアデータを圧縮状態で格納する第一の記憶部と、前記第一の記憶部から読み出された前記ソフトウェアデータが書き込まれる第二の記憶部と、前記第二の記憶部に書き込まれた前記ソフトウェアデータを実行し、前記放送信号復号部、前記映像音声出力部、前記第一の記憶部、及び前記第二の記憶部を駆動する演算部と、前記第一の記憶部からの前記ソフトウェアデータの読み出し及び前記第二の記憶部への書き込みを含む転送処理、並びに、前記第一の記憶部から読み出されたソフトウェアデータの伸張処理ケジュールに従って実行したときの前記演算部による前記転送処理と前記伸張処理の処理負荷を測定する処理負荷情報測定部前記処理負荷情報測定部において測定して得られた処理負荷情報に基づいて、前記第一の記憶部に書き込まれる前記ソフトウェアデータに適用される圧縮種別と圧縮率の候補を選定し、選定された前記圧縮種別と前記圧縮率が適用された前記ソフトウェアデータの転送処理、及び伸張処理を実行する際の前記演算部の処理負荷とデータ転送効率を算出し、算出された前記処理負荷と前記データ転送効率からデータ転送時間が短縮可能である場合、選定された前記圧縮種別と前記圧縮率を前記ソフトウェアデータの圧縮処理に使用することに決定する圧縮処理決定部前記圧縮処理決定部が決定した前記圧縮種別と前記圧縮率を用いた圧縮処理、及び、前記圧縮処理が実行された新たな圧縮ソフトウェアデータの前記第一の記憶部への書き込み処理前記演算部に実行させるデータ圧縮部を有するデータ転送制御部とを設けたものである。
本発明に係るソフトウェアデータ更新方法は、圧縮されたソフトウェアデータが格納される第一の記憶部から前記ソフトウェアデータの読み出し及び演算部が前記ソフトウェアデータを実行する前に、前記ソフトウェアデータが一時的に格納される第二の記憶部への書き込みを含む転送処理、並びに前記第一の記憶部から読み出された前記ソフトウェアデータの伸張処理ケジュールに従って実行したときの前記演算部による前記転送処理と前記伸張処理の処理負荷を測定する処理負荷情報測定処理と、前記処理負荷情報測定処理において測定して得られた処理負荷情報に基づいて、前記第一の記憶部に書き込まれる前記ソフトウェアデータに適用される圧縮種別と圧縮率の候補を選定する候補選定処理と、前記候補選定処理により選定された前記圧縮種別と前記圧縮率が適用された前記ソフトウェアデータの転送処理、及び伸張処理を実行する際の前記演算部の処理負荷とデータ転送効率を算出する算出処理と、前記算出処理により算出された前記処理負荷と前記データ転送効率からデータ転送時間が短縮可能である場合、選定された前記圧縮種別と前記圧縮率を前記ソフトウェアデータの圧縮処理に使用することに決定する決定処理と、前記決定処理で決定された前記圧縮種別と前記圧縮率を用いた圧縮処理、及び、前記圧縮処理が実行された新たな圧縮ソフトウェアデータの前記第一の記憶部への書き込み処理を実行させるデータ圧縮処理とを含むものである。
本発明に係るソフトウェアデータ更新方法は、圧縮されたソフトウェアデータを格納する第一の記憶部から読み出した前記圧縮されたソフトウェアデータに対して伸張処理を施すときの演算部の処理負荷を測定する測定処理と、前記測定された処理負荷状態において前記演算部が伸張処理を実行するのに要する時間を圧縮種別と圧縮率ごとに推測する推測処理と、前記推測処理において推測された時間が最も短い圧縮種別と圧縮率を前記第一の記憶部に記憶するソフトウェアに適用する圧縮種別と圧縮率として決定する決定処理と、前記決定処理で決定された前記圧縮種別と前記圧縮率を用いた圧縮処理、及び、前記圧縮処理が実行された新たな圧縮ソフトウェアデータの前記第一の記憶部への書き込み処理を実行させるデータ圧縮処理とを含むものである。
本発明に係る情報処理装置は、圧縮されたソフトウェアデータが格納される第一の記憶部からソフトウェアデータの読み出し及び演算部がソフトウェアデータを実行する前に、ソフトウェアデータが一時的に格納される第二の記憶部への書き込みを含む転送処理、並びに第一の記憶部から読み出されたソフトウェアデータの伸張処理を所定のスケジュールに従って実行したときの演算部による転送処理と伸張処理の処理負荷を測定する処理負荷情報測定部と、この処理負荷情報測定部において測定して得られた処理負荷情報に基づいて、第一の記憶部に書き込まれるソフトウェアデータに適用される圧縮種別と圧縮率の候補を選定し、選定された圧縮種別と圧縮率が適用されたソフトウェアデータの転送処理、及び伸張処理を実行する際の演算部の処理負荷とデータ転送効率を算出し、算出された処理負荷とデータ転送効率からデータ転送時間が短縮可能である場合、選定された圧縮種別と圧縮率をソフトウェアデータの圧縮処理に使用することに決定する圧縮処理決定部と、この圧縮処理決定部が決定した圧縮種別と圧縮率を用いた圧縮処理、及び圧縮処理が実行された圧縮ソフトウェアデータの第一の記憶部への書き込み処理を実行させるデータ圧縮部とを設けたので、ソフトウェアデータを不揮発メモリからランダムアクセスメモリに転送する時間と、ソフトウェアデータが圧縮されている場合にはそれを伸張する時間と合わせた時間を短縮することができる。
本発明に係る放送受信装置は、受信した放送信号を復号し、この復号信号から映像信号、音声信号、及びデータ放送信号を分離し、映像信号、音声信号、及びデータ放送信号から映像情報、音声情報、及びデータ放送画面情報を生成する放送信号復号部と、この放送信号復号部で生成された映像情報、音声情報、及びデータ放送画面情報を出力する映像音声出力部と、放送信号復号部、映像音声出力部を駆動するソフトウェアデータを圧縮状態で格納する第一の記憶部と、この第一の記憶部から読み出されたソフトウェアデータが書き込まれる第二の記憶部と、この第二の記憶部に書き込まれたソフトウェアデータを実行し、放送信号復号部、映像音声出力部、第一の記憶部、及び第二の記憶部を駆動する演算部と、第一の記憶部からのソフトウェアデータの読み出し及び第二の記憶部への書き込みを含む転送処理、並びに第一の記憶部から読み出されたソフトウェアデータの伸張処理を所定のスケジュールに従って実行したときの演算部による転送処理と伸張処理の処理負荷を測定する処理負荷情報測定部、この処理負荷情報測定部において測定して得られた処理負荷情報に基づいて、第一の記憶部に書き込まれるソフトウェアデータに適用される圧縮種別と圧縮率の候補を選定し、選定された圧縮種別と圧縮率が適用されたソフトウェアデータの転送処理、及び伸張処理を実行する際の演算部の処理負荷とデータ転送効率を算出し、算出された処理負荷とデータ転送効率からデータ転送時間が短縮可能である場合、選定された圧縮種別と圧縮率をソフトウェアデータの圧縮処理に使用することに決定する圧縮処理決定部、この圧縮処理決定部が決定した圧縮種別と圧縮率を用いた圧縮処理、及び圧縮処理が実行された圧縮ソフトウェアデータの第一の記憶部への書き込み処理を演算部に実行させるデータ圧縮部を有するデータ転送制御部とを設けたので、ソフトウェアデータを不揮発メモリからランダムアクセスメモリに転送する時間と、ソフトウェアデータが圧縮されている場合にはそれを伸張する時間と合わせた時間を短縮することができる。
本発明に係るソフトウェアデータ更新方法は、圧縮されたソフトウェアデータが格納される第一の記憶部からソフトウェアデータの読み出し及び演算部がソフトウェアデータを実行する前に、ソフトウェアデータが一時的に格納される第二の記憶部への書き込みを含む転送処理、並びに第一の記憶部から読み出されたソフトウェアデータの伸張処理を所定のスケジュールに従って実行したときの演算部による転送処理と伸張処理の処理負荷を測定する処理負荷情報測定処理と、この処理負荷情報測定処理において測定して得られた処理負荷情報に基づいて、第一の記憶部に書き込まれるソフトウェアデータに適用される圧縮種別と圧縮率の候補を選定する候補選定処理と、この候補選定処理により選定された圧縮種別と圧縮率が適用されたソフトウェアデータの転送処理、及び伸張処理を実行する際の演算部の処理負荷とデータ転送効率を算出する算出処理と、この算出処理により算出された処理負荷とデータ転送効率からデータ転送時間が短縮可能である場合、選定された圧縮種別と圧縮率をソフトウェアデータの圧縮処理に使用することに決定する決定処理と、この決定された圧縮種別と圧縮率を用いた圧縮処理、及び圧縮処理が実行された圧縮ソフトウェアデータの第一の記憶部への書き込み処理を実行させるデータ圧縮処理とを含むので、ソフトウェアデータを不揮発メモリからランダムアクセスメモリに転送する時間と、ソフトウェアデータが圧縮されている場合にはそれを伸張する時間と合わせた時間を短縮することができる。
本発明に係るソフトウェアデータ更新方法は、ソフトウェアデータを格納する第一の記憶部から読み出した圧縮ソフトウェアに対して伸張処理を施すときの演算部の処理負荷を測定する測定処理と、処理負荷状態において演算部が伸張処理を実行するのに要する時間を圧縮種別と圧縮率ごとに推測する推測処理と、この推測処理において推測された時間が最も短い圧縮種別と圧縮率を第一の記憶部に記憶するソフトウェアに適用する圧縮種別と圧縮率として決定する決定処理と、この決定された圧縮種別と圧縮率を用いた圧縮処理、及び圧縮処理が実行された圧縮ソフトウェアデータの第一の記憶部への書き込み処理を実行させるデータ圧縮処理とを含むので、ソフトウェアデータを不揮発メモリからランダムアクセスメモリに転送する時間と、ソフトウェアデータが圧縮されている場合にはそれを伸張する時間と合わせた時間を短縮することができる。
本発明の実施の形態1に係る放送受信装置の構成の一例を示すブロック図である。 図1に示す放送受信装置の構成を簡略化して示すブロック図である。 本発明に係る放送受信装置が実行するソフトウェア起動処理を示すフローチャートである。 本発明に係る放送受信装置が実行するソフトウェアデータ更新処理を示すフローチャートである。 放送受信装置の主制御部負荷である使用率を説明する説明図である。 放送受信装置のデータ転送効率を説明する説明図である。 実施の形態1に係る放送受信装置の処理負荷の時間経過の情報を示す説明図である。 実施の形態1に係る放送受信装置の圧縮種別・圧縮率を変更した場合の処理負荷の時間経過の情報を示す説明図である。 実施の形態2に係る放送受信装置の圧縮種別・圧縮率が異なる場合の処理時間を説明する説明図である。
実施の形態1.
本発明の実施の形態1に係る放送受信装置の構成の一例を示すブロック図である。図1において、放送受信装置100は、放送受信装置100全体の制御を行うCPU1(演算部)、放送受信装置100内のデータ転送を専用に行うDMA(Direct Memory Access)コントローラ3、DMAコントローラ3で実行するデータ転送の手順を決定しDMAコントローラ3に命令するDMAスケジューラ2、ソフトウェアデータを保持するROM(Read Only Memory)等の不揮発メモリ4(第一の記憶部)、ソフトウェアデータを実行する際にデータを格納するRAM5(第二の記憶部)を有する。不揮発メモリ4は、圧縮されたソフトウェアデータ又は非圧縮のソフトウェアデータが格納される。RAM5は、不揮発メモリ4から読み出されて、CPU1により実行されるソフトウェアデータが格納される。CPU1は放送受信装置100に入力した放送信号を復号し、この放送信号に基づく映像情報、音声情報、および付加情報をユーザに提供できるよう、放送受信装置100内の各構成を制御する。
また、放送受信装置100は、放送受信装置100に対してユーザ操作を直接入力するため、操作ボタン7、同様にユーザ操作を遠隔入力するリモコン8およびリモコン8からの操作内容を受信するリモコン受信部を有する操作入力部110が設けられている。操作入力部110の構成は、図1の例に限定されず、ユーザ指示が入力可能な構成であれば、操作ボタン7のみを有する構成、リモコン8からの信号を受け取るリモコン受信部のみを有する構成などのような他の構成であってもよい。また、放送信号を受信し放送受信装置100内に取り込むチューナ部11、チューナ部11が受信した暗号化された放送信号を復号するデスクランブラ部12、デスクランブラ部12により復号された放送信号から映像信号、音声信号ならびにデータ放送信号等の付加信号を選択するデマルチプレクサ部13、デマルチプレクサ部13より選択された映像信号を復号し元の映像情報に戻す映像情報デコーダ部14、同様にデマルチプレクサ部13より選択された音声信号を復号し元の音声情報に戻す音声情報デコーダ部15、同様にデマルチプレクサ部13により選択されたデータ放送信号を入力しデータ放送画面情報を生成するデータ放送処理部16、ユーザ操作を行うためのグラフィックス画面を生成するグラフィックス生成部17、映像情報デコーダ部14とデータ放送処理部16とグラフィックス生成部17とで生成した映像情報を重畳し合成する映像合成部18、映像合成部18にて合成された映像情報を所望の出力フォーマットに変換する映像スケーラ部19、および音声情報デコーダ部15が出力するデジタル音声情報をアナログ音声信号に変換するアナログ変換部20により構成される。
図2は、図1に示す放送受信装置の構成を簡略化して示すブロック図である。放送信号を受信し復号するためのチューナ部11、デスクランブラ部12、デマルチプレクサ部13、映像情報デコーダ部14、音声情報デコーダ部15、データ放送処理部16およびグラフィックス生成部17のブロックをまとめて放送信号復号部111として表記する。また放送信号復号部111により復号した映像情報、音声情報等をユーザに提示するための映像合成部18、映像スケーラ部19およびアナログ変換部20のブロックをまとめて映像音声出力部112として表記する。さらには、CPU1の機能を含む放送受信装置100の全般の制御を司る手段として主制御部101、DMAスケジューラ2とDMAコントローラ3との機能を含む放送受信装置100内のデータ転送を行う手段としてデータ転送部102、不揮発メモリ4は補助記憶部107、RAM5は主記憶部108として表記する。また主制御部101には、データの圧縮処理または伸張処理を実行するデータ圧縮・伸張部103、主制御部101が処理を行っている間の処理負荷の時間経過を計測する処理負荷計測記憶部104、データの圧縮率を算定する圧縮処理決定部105、ソフトウェアデータの転送および伸張動作のスケジュールを策定する転送伸張スケジュール策定部106を有する。
なお主制御部101のデータ転送部102の機能はその一部分または全てが主制御部101で実現される場合があるため、図2では主制御部101が有する機能としておく。
なお、データ転送部102の機能であるデータ転送処理のスケジューリング機能、補助記憶部107と主記憶部108の間をデータコピーする機能等の全てを主制御部101で実行する場合と、データコピーする機能は主制御部101とは別の構成手段を設け実行する場合がある。データコピーする機能を主制御部101とは別の構成手段を設けて実現する場合、データ転送処理を実行する際の主制御部101の負荷が異なる。このような構成については後段で述べる。また、同様に主制御部101のデータ圧縮・伸張部103の機能はその一部分または全てが主制御部101とは別の構成手段として実装される場合がある。その場合、起動時のデータ伸張処理を実行する際の主制御部101の負荷が異なる。
また操作入力部110はユーザ操作からの電源を起動する旨の命令を入力するための手段として構成するものであるが、主制御部101が電源を起動する命令として例えば予め起動する時刻を指定し指定時刻が到達した際に、操作入力部110を介さずに主制御部101が初期化処理を開始するよう構成することもでき、この場合操作入力部110は必要としない。
図3は、本発明に係る放送受信装置が実行するソフトウェア起動処理を示すフローチャートである。図3において、ユーザが放送受信装置100の電源を入れた場合、ステップS1において操作入力部110にて入力したユーザからの起動命令をうけ、ステップS2において主制御部101(データ転送制御部)が後段の実行に必要な初期化処理を開始する。操作入力部110は、放送受信装置100に設けられたボタンで実現される場合や、リモートコントローラとその受信部により実現される場合がある。なお、いずれの場合でも放送受信装置100は操作入力部110からの起動命令を受け付ける状態である必要があり、主電源がオンの状態である場合のほか、操作入力部110から入力するユーザからの起動命令を受け付けるとともに主電源をオンにするような、主制御部101とは別の起動制御手段を設ける場合もある。以下、これら主制御部101以外の手段が行う起動命令処理についての説明は省略し、主制御部101に対して起動命令が入力された後の処理について述べる。また、予め起動する時刻を指定し指定時刻が到達した際に、操作入力部110を介さずに、主制御部101が初期化処理を開始する場合もある。
ステップS2において、主制御部101が後段の実行に必要な初期化処理を実行する。この際、主制御部101の処理負荷計測記憶部104(処理負荷情報測定部)を起動し、以下のステップを実行する間の主制御部101の負荷状況の計測を開始する。処理負荷計測記憶部104が計測した主制御部101の負荷の時間経過の情報は主記憶部108等に記憶する。
ステップS3において、主制御部101は放送受信装置100の起動処理に使用するソフトウェアデータを選定する。ソフトウェアデータの選定にあたっては、主制御部101の転送伸張スケジュール策定部106が前回の起動時以前に作成した転送伸張スケジュールを補助記憶部107に記憶しておきこれに従い選定したり、またさらに補助記憶部107に記憶するソフトウェアデータの一覧を検索し検索できたソフトウェアデータを追加して選定したりする。
ステップS4において、ステップS3にて選定したソフトウェアデータを、補助記憶部107から主記憶部108にデータ転送するかどうかを判定する。起動処理に使用するソフトウェアデータがある場合には、次ステップS5を実行する。選定したソフトウェアデータが既に主記憶部108に転送されているか、または選定するべきソフトウェアデータが1つも存在しないときは、起動処理を終了する。起動処理を終了する場合には、処理負荷計測記憶部104の計測を完了する。選定するべきソフトウェアデータが1つもない場合には、ステップS2の主制御部101の初期化処理のみで実行可能な起動処理のみを行うことする。選定するべきソフトウェアデータが複数存在する場合には、次ステップS5移行ステップS8まで実行後、再びステップS3を実行し次に起動するソフトウェアデータを選定する。
次にステップS5において、主制御部101のデータ転送部102の機能を用いて該当のソフトウェアデータを補助記憶部107から主記憶部108にデータ転送する。データの転送処理開始時刻は、補助記憶部107に記憶しておく転送伸張スケジュールに従う。ステップS6において主記憶部108にデータ転送したソフトウェアデータが圧縮されたデータであるかどうかを判定する。もし圧縮されたデータであれば、ステップS7において転送伸張スケジュールの記載された伸張処理開始時刻に該当のソフトウェアデータの伸張処理を実行し、もし圧縮されたデータでなければステップS7は実行しない。ステップS8において、主記憶部108で伸張され起動処理が開始可能となったソフトウェアデータを使用して起動処理を開始する。この後、次の起動処理に使用するソフトウェアデータを選定するため、ステップS3に戻る。
なお、図3のフローチャートにおいては、説明を簡便にするために、ステップS4からステップS8までの処理を同時に1つとしているが、ステップS3において複数のソフトウェアデータを一度に選定し、これらを並列的にデータ転送、伸張および起動処理の開始を行うように構成してもよい。並列的にこれらの処理を実行する場合には、データ転送処理、伸張処理および起動処理開始のタイミングが複数のソフトウェアデータで輻輳しないように、ソフトウェアデータごとに各処理の開始タイミングを変えたり、データ転送処理・伸張処理を同時に1つだけ行うように制御したりすることがある。
また、図3のフローチャートにおいては、説明を簡便にするために、ステップS5のソフトウェアデータのデータ転送処理と、ステップS7のソフトウェアデータの伸張処理を逐次的に実行するように記載したが、これらの処理を並列して行うように構成することもできる。この場合、ソフトウェアデータのうちの一部のデータが補助記憶部107から主記憶部108へのデータ転送を完了したとき、残りのソフトウェアデータのデータ転送を実行しつつデータ転送を完了したデータについて伸張処理を並列的に実行するようにする。このように構成すると、データ転送処理と伸張処理を逐次的に実行するよりも、データ転送全体に要する時間を短くできる場合がある。
なお、図3のフローチャートのステップS2における主制御部101の初期化処理実行時に主制御部101の処理負荷計測記憶部104を起動し以下のステップを実行する間の主制御部101の負荷状況の計測を開始するよう記載したが、処理負荷計測記憶部104を起動するソフトウェアデータを始めにデータ転送し起動するように構成してもよい。このときは、該当の始めのソフトウェアデータについてのみ処理負荷の時間経過を計測することはできなくなるが、処理負荷計測記憶部104が起動処理について変更が容易になり、例えば処理負荷の時間経過の情報を保持する場所を必要に応じて変更するなどできる。
このように図3のフローチャートに従えば、放送受信装置100の起動処理に使用するソフトウェアデータを選定し、これらを補助記憶部107から主記憶部108へデータ転送し、必要に応じて圧縮データを伸張処理し、起動処理を開始することができ、この間の主制御部101の処理負荷の時間経過の情報は主記憶部108等に記憶することができる。このように計測し記憶した主制御部101の処理負荷の時間経過の情報を用いると、次回の起動時に、より短時間でデータ転送処理が完了するようソフトウェアデータ更新処理を実施できる。
図4は、本発明に係る放送受信装置が実行するソフトウェアデータ更新処理を示すフローチャートである。ステップS11において、ソフトウェアデータ更新処理を開始する。更新処理の開始のタイミングは、放送受信装置100の起動処理が完了した後、主制御部101が行うべき処理が少なくなって以降の更新処理が実行可能なときや、ユーザが放送受信装置100の電源を切る操作をして放送受信に基づく映像データや音声データをユーザに提供する必要がなくなったときなどである。また、図4のフローチャートによるソフトウェアデータ更新処理は、起動処理に使用するソフトウェアデータを1つ選定し、そのソフトウェアデータに対して実行することとする。
ステップS12において、前回起動時のソフトウェアデータの圧縮種別・圧縮率を取得し、次回起動時に用いる値として仮に設定する。圧縮種別は、圧縮・伸張に用いる圧縮アルゴリズムや圧縮ツールの種別を表し、圧縮率は該当の圧縮種別を用いたときの圧縮率を表す。同一の圧縮種別で複数の圧縮率が指定可能な場合もある。ステップS13において、主記憶部108等に記憶しておいた主制御部101の処理負荷の時間経過の情報を取得する。主制御部101の処理負荷の時間経過の情報は経過時間ごとの主制御部101の負荷状況の値やソフトウェアデータのデータ転送処理や伸張処理の開始・終了時刻の情報等である。ステップS14において、ステップS13で取得した前回起動時の主制御部101の処理負荷の時間経過の情報を元に、前回起動時に該当のソフトウェアデータについて、補助記憶部107から主記憶部108にデータ転送処理を実行した際の、ならびに圧縮されたソフトウェアデータの伸張処理を実行した際の、主制御部101の負荷状況を分析し、各処理における主制御部負荷とデータ転送効率を算出する。
図5は、放送受信装置の主制御部101の負荷である使用率を説明する説明図である。ここで算出する主制御部負荷とは、例えば処理中の主制御部101の使用率の累積値である。図5(a)では処理中の主制御部101の使用率が常に100%であるので、この間の主制御部負荷は100%とする。また図5(b)では処理中の半分の時間が100%、残りの半分の時間が50%であるので、この間の主制御部負荷は75%とする。主制御部負荷が高い場合には他の新たに処理を実行しようとしても処理完了までに多くの時間がかかることがあり、逆に主制御部負荷が低い場合には他の新たな処理を実行するための主制御部101の余力がある状況である。
図6は、放送受信装置のデータ転送効率を説明する説明図である。ここで算出するデータ転送効率とは、例えば処理時間中に実際にデータ転送をした時間比率である。図6(a)は処理中のデータ転送処理の開始から完了までの間全てデータ転送処理を実行しており、データ転送効率は100%とする。また図6(b)ではデータ転送処理の開始から完了までの間の半分の時間だけ実際のデータ転送処理が行われており、データ伝送効率は50%である。
次に図4のフローチャートのステップS15において、該当のソフトウェアデータに対して次回起動時の圧縮種別および圧縮率の候補を選定する(候補選定処理)。放送受信装置100が圧縮アルゴリズムや圧縮ツールを1つしか備えていない場合には、圧縮するか圧縮しないかの2つの方法があるため、前回起動時に該当のソフトウェアデータを圧縮していれば、非圧縮・圧縮率0%を選定することにする。
ステップS16において、候補の有無を判定する。候補がない場合には新たな候補選定処理を停止しステップS20に遷移する。候補がある場合にはステップS17に遷移する。圧縮率を可変的に設定可能なときには限りなく候補選定が可能になってしまう場合がある。この場合には後段のステップS18において一定以上の選定作業を行わないように選定停止フラグを有効にすることとし、ステップS16ではこの選定停止フラグが有効であれば新たな候補選定を停止しステップS20に遷移する。
ステップS17において、新たに選定した圧縮種別・圧縮率の候補を用いた場合の、主制御部負荷およびデータ転送効率を算出する(算出処理)。圧縮種別・圧縮率を選定し、圧縮する対象となるソフトウェアデータを特定すれば、例えば以下の手順で主制御部負荷とデータ転送効率を算定可能である。図7は、実施の形態1に係る放送受信装置の処理負荷の時間経過の情報を示す説明図である。図7の(a)は、前回起動時の主制御部101の処理負荷の時間経過を示す。図7の(a)において、符号31は前回起動時の処理負荷を表す。また、区間Aは該当のソフトウェアデータのデータ転送の時間を表し、区間Bは、該当のソフトウェアデータの伸張の時間を表す。放送受信装置100の起動時には、ソフトウェアデータのデータ転送処理と初期化処理を次々と実行するため、主制御部101の使用率はその処理分だけ増減する。また主制御部101の処理負荷の時間経過の情報として、該当のソフトウェアデータのデータ転送処理の開始時刻および終了時刻、該当のソフトウェアデータの伸張処理の開始時刻および終了時刻も計測するため、時間経過の情報の中での該当のソフトウェアデータのデータ転送処理期間および伸張処理期間を特定できる。
一方、前回起動時に用いた該当のソフトウェアデータの圧縮種別・圧縮率、圧縮されたソフトウェアデータの容量、補助記憶部107から主記憶部108への単位時間あたりのデータ転送量の情報等から、他の処理の影響がなくソフトウェアデータのデータ転送処理を実行した場合のデータ転送処理中および伸張処理中の主制御部101の処理負荷が求められる。図7の(b)は計測した前回起動時の処理負荷の時間経過の情報から、このようにして求めた該当のソフトウェアデータのデータ転送処理に関わる主制御部101の処理負荷を差し引いたものである。図7の(b)において、符号32は、前回起動時の処理負荷から該当のソフトウェアデータのデータ転送と伸張を差し引いた処理負荷を表す。また、区間Aは該当のソフトウェアデータのデータ転送の時間を表し、区間Bは、該当のソフトウェアデータの伸張の時間を表す。
次に、前回起動時に用いた該当のソフトウェアデータの圧縮種別・圧縮率、圧縮されたソフトウェアデータの容量、補助記憶部107から主記憶部108への単位時間あたりのデータ転送量の情報等から、他の処理の影響がなくソフトウェアデータのデータ転送処理を実行した場合のデータ転送処理中および伸張処理中の主制御部101の処理負荷が求められる。図7の(b)は計測した前回起動時の処理負荷の時間経過の情報から、このようにして求めた該当のソフトウェアデータのデータ転送処理に関わる主制御部101の処理負荷を差し引いたものである。
図8は、実施の形態1に係る放送受信装置の圧縮種別・圧縮率を変更した場合の処理負荷の時間経過の情報を示す説明図である。図8の(a)は、前回起動時に用いた該当のソフトウェアデータの圧縮種別・圧縮率と同様に、新たに選定した圧縮種別・圧縮率を用いてデータ転送を実行した場合の処理負荷に関する模式図である。符号33は、選定した圧縮種別・圧縮率でのデータ転送・伸張のみの処理負荷を表す。また、区間Aは該当のソフトウェアデータのデータ転送の時間を表し、区間Bは、該当のソフトウェアデータの伸張の時間を表す。まず該当のソフトウェアデータに対して選定した圧縮種別・圧縮率を適用して圧縮処理を行い、圧縮されたソフトウェアデータを生成し、圧縮されたソフトウェアデータの容量と取得する。次に圧縮されたソフトウェアデータについて伸張処理を実行しこの際の主制御部101の処理負荷を計測する。この際主制御部101が伸張処理以外の他の処理を実行していなければ正確な計測が可能であるが、主制御部101が他の処理を実行している場合には伸張処理時の処理負荷計測を複数回繰り返すことにより他の処理の影響を差し引いた処理負荷の概算を求めることが可能である。このように、処理負荷は、新たに選定した圧縮種別・圧縮率を適用して圧縮した該当のソフトウェアデータについて、データ転送処理および伸張処理を実行する際の主制御部101が演算する演算量、主制御部101の処理能力で割った時間として求められる。
最後に図8の(a)で求めた新たに選定した圧縮種別・圧縮率でのデータ転送処理および伸張処理のみでの処理負荷を、図7の(b)で求めたデータ転送処理・伸張処理以外の主制御部101の処理負荷に合成する。図8の(b)は合成後の処理負荷の概要と、前回起動時のデータ転送処理および伸張処理の時間との差を示した図である。符号34は、選出した圧縮種別・圧縮率でのデータ転送・伸張を合成した処理負荷を表す。また、区間Cは、データ転送時間全体で短縮した時間を表す。図8の(a)で求めた処理負荷は、上記のように実質的には主制御部101の演算量と時間との関係であるため、データ転送処理・伸張処理以外の主制御部101の処理負荷に対して、主制御部101の余剰の処理能力を割り当てていくことにより容易に重ね合わせができる。
図4のステップS18において、データ転送処理時間および伸張処理時間を合わせたデータ転送処理時間全体が、前回起動時に比較して新たに選定した圧縮種別・圧縮率を適用すると短縮するかどうかを判定する。図8の(b)に示したように、新たに選定した圧縮種別・圧縮率でのデータ転送処理と伸張処理を実行時間と、前回起動時の同実行時間を比較することができるため、前回起動時の方が起動時間が短ければ再びステップS15の選定処理に、新たに選定した方が短ければステップS19にて次の起動時の候補の圧縮種別・圧縮率として置き換える(決定処理)。また主制御部101の転送伸張スケジュール策定部106が候補とした圧縮種別・圧縮率に応じて適切な転送処理の開始時刻、および伸張処理の開始時刻をもとに転送伸張スケジュールを改定する。
このようにして、放送受信装置100が実行可能な圧縮種別・圧縮率を選定し、該当のソフトウェアデータに関してデータ転送処理時間全体が最短となる圧縮種別・圧縮率を決定し、かつこれに適切な転送伸張スケジュールを得ることができる。次回起動時に用いる候補となった圧縮種別・圧縮率を決定すると、ステップS16から次のステップS20へ遷移する。ただし圧縮率を可変的に設定可能な場合にはステップS15にて限りなく候補を選定できることになるが、この場合にはステップS18において現在の候補となる圧縮種別・圧縮率のデータ転送処理全体の時間との差がある閾値以下であればステップS19に進まず、この旨の処理をした回数を加算し、ステップS18にてこのように特定の回数以上時間差が閾値以下であると判定した場合には、次にステップS15にて新たな圧縮種別、圧縮率の候補を選定せず、ステップS16にて次のステップS20へ遷移するように設ければよい。
図4のステップS20では、次回起動時の候補とした圧縮種別・圧縮率が前回起動時のものと同一であるかを判定する。もし異なっていれば、ステップS21にて次回起動時の候補とした圧縮種別・圧縮率を適用して該当のソフトウェアデータを圧縮し、補助記憶部に書き込ませる処理を実行する(データ圧縮処理)。ステップS20にて同一であると判定すれば、該当のソフトウェアデータについて新たな圧縮処理は実行しない。
以上のように、図4のフローチャートの手順を実行すると、該当のソフトウェアデータに対して、前回起動時に比較して次回の起動時にはより短い時間でソフトウェアデータのデータ転送処理および伸張処理を実行することができるようになる。また起動時に使用するソフトウェアデータが複数存在するときは、それぞれのソフトウェアデータについてこの手順を適用すればそれぞれのソフトウェアデータについてデータ転送処理全体の時間を短縮できる。
また、図4のフローチャートの手順を、複数のソフトウェアデータについて同時に判断するように実行すると、より効率的に時間短縮することができる。例えば、放送受信装置100が実行可能な圧縮種別・圧縮率が4個、起動時に使用するソフトウェアデータが3個の場合、3個のソフトウェアデータに適用する圧縮種別・圧縮率の組み合わせは4×4×4=64通りである。よって、図7の(b)と同様に、前回起動時の主制御部101の処理負荷の時間経過の情報から3個のソフトウェアデータのデータ転送処理および伸張処理に関する処理負荷を差し引き、差し引いた処理負荷に対して64通りの圧縮種別・圧縮率の組み合わせを合成する。このうち3個のソフトウェアデータのデータ転送処理全体の時間が最短となるものを選定し、次回起動時の圧縮種別・圧縮率として適用すればよい。
このようにして、起動時に使用するソフトウェアデータについて、データ転送処理および伸張処理を実行する間の主制御部101の処理負荷の時間経過の情報を計測し、計測した時間経過の情報を利用して、該当のソフトウェアデータの最適な圧縮種別・圧縮率を選定することにより、次回起動時には前回起動時に比較してより短い時間でソフトウェアデータのデータ転送処理および伸張処理を実行することができるようになる。
なお実施の形態1において、放送受信装置100が備える圧縮種別・圧縮率の種類や、起動時に使用するソフトウェアデータの個数が有限で、かつ、放送受信装置100が起動時の手順が同じであれば、ソフトウェアデータごとの圧縮種別・圧縮率の組み合わせは比較的少ない有限個であり、図4のフローチャートにより次回起動時の最適な圧縮種別・圧縮率を求める手順を複数回繰り返せば、放送受信装置100が組み合わせの中で最短な起動時間を導出することが可能である。このため放送受信装置100が最短な起動時間を導出した後、ソフトウェアデータの圧縮処理の変更をしなくなった場合には、図3のフローチャートのステップS2において、主制御部101の処理負荷計測104を起動しないように変更し、以下のステップを実行する間の主制御部101の負荷状況の計測をしないようにすれば、主制御部101の負荷状況を計測するために生じる主制御部101処理負荷を減らすことができ、その分だけ主制御部101の処理を起動時のソフトウェアデータのデータ転送処理、伸張処理および初期化処理に割り当てることができるため、さらに起動時間の短縮をすることができ、ユーザの利便性を格段に向上することができる。
また、導出した最短な起動時間となるようなソフトウェアデータごとの圧縮種別・圧縮率の組み合わせを固定的に使用すれば、図4のフローチャートに示す手順を実行するプログラムのソフトウェアデータを削減できその分だけソフトウェアデータが小さくできるため、さらにデータ転送処理時間の短縮から帰着する起動時間の短縮が期待できる。
本発明を適用した情報処理装置や、放送受信装置は、電源投入後のCPUの処理の負荷状況が高いときであっても、電源投入後、所定の機能を実行可能になるまでの時間を短縮することができ、高速起動、短時間での起動が可能になるという効果を得ることができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、圧縮種別・圧縮率を決定するにあたって、圧縮種別・圧縮率ごとのデータ転送処理時間および伸張処理時間を元に決定していた。しかし、主制御部101の処理負荷の時間経過の情報を利用して決定するほうが、より起動時間が短くなる。放送受信装置100によっては、図1のDMAコントローラ3、DMAスケジューラ2のようなデータ転送処理に特化した手段を備えることがある。以下の説明を簡単にするため、このようなデータコピーする機能は主制御部101とは別の構成手段を設けると仮定する。このときデータ転送処理の際に主制御部101の処理が少なくなる。特に補助記憶部として例えばNOR型フラッシュメモリのようにランダムアクセス可能なメモリであれば、主制御部101の処理負荷は無視できる程少なくなるため、簡単のためデータ転送処理実行時の主制御部101の処理負荷はないと仮定する。
図9は、実施の形態2に係る放送受信装置の圧縮種別・圧縮率が異なる場合の処理時間を説明する説明図である。図9の(a)は、4つの異なる圧縮種別・圧縮率を持つ圧縮処理について、それぞれの圧縮処理で圧縮したソフトウェアデータを作成し、補助記憶部107から主記憶部108にデータ転送処理をし、さらに伸張処理をする場合の時間の関係を示す。図9(a)の(1)は圧縮処理を適用しない場合(非圧縮)、(2)から(4)は3つの圧縮処理で(2)は他の(3)、(4)のうち最も低い圧縮率が適用されており、(4)が最も高い圧縮率が適用されるものとする。横軸の時間は、それぞれの圧縮処理を放送受信装置100上で他の処理をせずに単独で実行した場合の時間とする。一般に圧縮率が高いと、圧縮処理および伸張処理に要する演算量が大きくなり、伸張処理に要する時間が大きくなる。4つの圧縮処理の中では、(3)がデータ転送処理および伸張処理の合計の時間では短くなるため、単に圧縮処理ごとの時間の比較をすれば(3)のデータ転送処理および伸張処理の合計時間が最も短くなる。
図9の(b)は、図9の(a)と同様の図であるが、放送受信装置100の主制御部101でソフトウェアデータのデータ転送処理および伸張処理の間、常に別の処理が実行されており、この別の処理のため主制御部101は、常に使用率50%で使用されていると仮定する。データ転送処理における主制御部101の処理負荷は無視できると仮定したため、データ転送処理時間は図9の(a)と(b)は同じとなる。一方、圧縮されたソフトウェアデータの伸張処理については、使用できる主制御部101が単位時間あたり半分となるため、同じ処理を完了するための時間は2倍となる。よって4つの圧縮処理を用いた個々の伸張処理時間は、図9(a)に比較して図9(b)は2倍となる。このとき、データ転送処理および伸張処理の合計時間は、(3)ではなく(2)が最も短くなる。このように、あらかじめ測定、記録されていたソフトウェアデータのデータ転送処理および伸張処理の間の主制御部101の処理負荷の情報(たとえば使用率)を用いて、この処理負荷時に主制御部101が伸張処理を実行するのに要する時間を圧縮種別及び圧縮率ごとに推測し、推測された時間が最も短い圧縮種別及び圧縮率を、補助記憶部に記憶するソフトウェアに適用する圧縮種別及び圧縮率として決定することにより、単に圧縮種別・圧縮率ごとのデータ転送処理時間および伸張処理時間を元に決定するのに比較して、より時間の短い圧縮種別・圧縮率を決定することが可能となる。
上記説明のとおり、圧縮された状態で補助記憶部に格納されたソフトウェアデータに対して伸張処理を施すときの演算部(主制御部101)の処理負荷を測定し、測定された処理負荷状態において演算部が伸張処理を実行するのに要する時間を圧縮種別及び圧縮率ごとに推測し、推測された時間が最も短い圧縮種別及び圧縮率を、補助記憶部に記憶するソフトウェアに適用する圧縮種別及び圧縮率として決定し、決定された圧縮種別と圧縮率を用いた圧縮処理、及び圧縮処理が実行された圧縮ソフトウェアデータの補助記憶部への書き込み処理を実行させる。したがって、ソフトウェアデータを不揮発メモリからランダムアクセスメモリに転送する時間と、ソフトウェアデータが圧縮されている場合にはそれを伸張する時間と合わせた時間を短縮することができる。なお、図9の(a)と(b)の比較では説明を簡単にするために、データ転送処理に特化した手段を主制御部の外に備えることや制御部101の使用率についていくつかの仮定をしたが、単に数値の説明を簡単にするための仮定であり、これらの仮定をしない場合であっても同様の効果が得られる。
1 CPU、2 DMAスケジューラ、3 DMAコントローラ、4 不揮発メモリ、
5 RAM、6 リモコン受信部、7 操作ボタン、8 リモコン11 チューナ部、
12 デスクランブラ部、13 デマルチプレクサ部、14 映像情報デコーダ部、
15 音声情報デコーダ部、16、データ放送処理部、17 グラフィックス生成部、
18 映像合成部、19 映像スケーラ部、20 アナログ変換部、
100 放送受信装置、101 主制御部、102 データ転送部、
103 データ圧縮・伸張部、104 処理負荷計測記憶部、105 圧縮処理決定部、
106 転送伸張スケジュール策定部、107 補助記憶部、108 主記憶部、
110 操作入力部、111 放送信号復号部、112 映像音声出力部

Claims (12)

  1. 圧縮されたソフトウェアデータが格納される第一の記憶部から前記ソフトウェアデータの読み出し及び演算部が前記ソフトウェアデータを実行する前に、前記ソフトウェアデータが一時的に格納される第二の記憶部への書き込みを含む転送処理、並びに前記第一の記憶部から読み出された前記ソフトウェアデータの伸張処理ケジュールに従って実行したときの前記演算部による前記転送処理と前記伸張処理の処理負荷を測定する処理負荷情報測定部と、
    前記処理負荷情報測定部において測定して得られた処理負荷情報に基づいて、前記第一の記憶部に書き込まれる前記ソフトウェアデータに適用される圧縮種別と圧縮率の候補を選定し、選定された前記圧縮種別と前記圧縮率が適用された前記ソフトウェアデータの転送処理、及び伸張処理を実行する際の前記演算部の処理負荷とデータ転送効率を算出し、算出された前記処理負荷と前記データ転送効率からデータ転送時間が短縮可能である場合、選定された前記圧縮種別と前記圧縮率を前記ソフトウェアデータの圧縮処理に使用することに決定する圧縮処理決定部と、
    前記圧縮処理決定部が決定した前記圧縮種別と前記圧縮率を用いた圧縮処理、及び前記圧縮処理が実行された新たな圧縮ソフトウェアデータの前記第一の記憶部への書き込み処理を実行させるデータ圧縮部とを設けたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記圧縮処理決定部により決定された圧縮種別と圧縮率に応じて前記スケジュールを改定するスケジュール決定部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記圧縮処理決定部は、前記ソフトウェアデータの圧縮種別と圧縮率を決定する際に、複数の異なる圧縮アルゴリズムを用いることによって圧縮率を変更することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記圧縮処理決定部が決定した圧縮率が特定の閾値よりも小さい場合には、前記第一の記憶部には非圧縮の前記ソフトウェアデータが格納されることを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  5. 前記圧縮処理決定部は、前記ソフトウェアデータが複数の場合に、各々のソフトウェアデータに対して個別に圧縮種別と圧縮率を決定することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  6. 受信した放送信号を復号し、この復号信号から映像信号、音声信号、及びデータ放送信号を分離し、前記映像信号、前記音声信号、及び前記データ放送信号から映像情報、音声情報、及びデータ放送画面情報を生成する放送信号復号部と、
    前記放送信号復号部で生成された前記映像情報、前記音声情報、及び前記データ放送画面情報を出力する映像音声出力部と、
    前記放送信号復号部、前記映像音声出力部を駆動するソフトウェアデータを圧縮状態で格納する第一の記憶部と、
    前記第一の記憶部から読み出された前記ソフトウェアデータが書き込まれる第二の記憶部と、
    前記第二の記憶部に書き込まれた前記ソフトウェアデータを実行し、前記放送信号復号部、前記映像音声出力部、前記第一の記憶部、及び前記第二の記憶部を駆動する演算部と、
    前記第一の記憶部からの前記ソフトウェアデータの読み出し及び前記第二の記憶部への書き込みを含む転送処理、並びに前記第一の記憶部から読み出されたソフトウェアデータの伸張処理ケジュールに従って実行したときの前記演算部による前記転送処理と前記伸張処理の処理負荷を測定する処理負荷情報測定部
    前記処理負荷情報測定部において測定して得られた処理負荷情報に基づいて、前記第一の記憶部に書き込まれる前記ソフトウェアデータに適用される圧縮種別と圧縮率の候補を選定し、選定された前記圧縮種別と前記圧縮率が適用された前記ソフトウェアデータの転送処理、及び伸張処理を実行する際の前記演算部の処理負荷とデータ転送効率を算出し、算出された前記処理負荷と前記データ転送効率からデータ転送時間が短縮可能である場合、選定された前記圧縮種別と前記圧縮率を前記ソフトウェアデータの圧縮処理に使用することに決定する圧縮処理決定部
    前記圧縮処理決定部が決定した前記圧縮種別と前記圧縮率を用いた圧縮処理、及び前記圧縮処理が実行された新たな圧縮ソフトウェアデータの前記第一の記憶部への書き込み処理を前記演算部に実行させるデータ圧縮部を有するデータ転送制御部とを設けたことを特徴とする放送受信装置。
  7. 圧縮されたソフトウェアデータが格納される第一の記憶部から前記ソフトウェアデータの読み出し及び演算部が前記ソフトウェアデータを実行する前に、前記ソフトウェアデータが一時的に格納される第二の記憶部への書き込みを含む転送処理、並びに前記第一の記憶部から読み出された前記ソフトウェアデータの伸張処理ケジュールに従って実行したときの前記演算部による前記転送処理と前記伸張処理の処理負荷を測定する処理負荷情報測定処理と、
    前記処理負荷情報測定処理において測定して得られた処理負荷情報に基づいて、前記第一の記憶部に書き込まれる前記ソフトウェアデータに適用される圧縮種別と圧縮率の候補を選定する候補選定処理と、
    前記候補選定処理により選定された前記圧縮種別と前記圧縮率が適用された前記ソフトウェアデータの転送処理、及び伸張処理を実行する際の前記演算部の処理負荷とデータ転送効率を算出する算出処理と、
    前記算出処理により算出された前記処理負荷と前記データ転送効率からデータ転送時間が短縮可能である場合、選定された前記圧縮種別と前記圧縮率を前記ソフトウェアデータの圧縮処理に使用することに決定する決定処理と、
    前記決定処理で決定された前記圧縮種別と前記圧縮率を用いた圧縮処理、及び前記圧縮処理が実行された新たな圧縮ソフトウェアデータの前記第一の記憶部への書き込み処理を実行させるデータ圧縮処理とを含むことを特徴とするソフトウェアデータ更新方法。
  8. 前記決定処理は、決定された圧縮種別と圧縮率に応じて、前記スケジュールを改定することを特徴とする請求項に記載のソフトウェアデータ更新方法。
  9. 前記決定処理は、前記ソフトウェアデータの圧縮種別と圧縮率を決定する際に、複数の異なる圧縮アルゴリズムを用いることによって圧縮率を変更することを特徴とする請求項に記載のソフトウェアデータ更新方法。
  10. 前記決定処理で決定した圧縮率が特定の閾値よりも小さい場合には、前記第一の記憶部には非圧縮の前記ソフトウェアデータが格納されることを特徴とする請求項に記載のソフトウェアデータ更新方法。
  11. 前記決定処理は、前記ソフトウェアデータが複数の場合に、各々のソフトウェアデータに対して個別に圧縮種別と圧縮率を決定することを特徴とする請求項に記載のソフトウェアデータ更新方法。
  12. 圧縮されたソフトウェアデータを格納する第一の記憶部から読み出した前記圧縮されたソフトウェアデータに対して伸張処理を施すときの演算部の処理負荷を測定する測定処理と、
    前記測定された処理負荷状態において前記演算部が伸張処理を実行するのに要する時間を圧縮種別と圧縮率ごとに推測する推測処理と、
    前記推測処理において推測された時間が最も短い圧縮種別と圧縮率を前記第一の記憶部に記憶するソフトウェアに適用する圧縮種別と圧縮率として決定する決定処理と、
    前記決定処理で決定された前記圧縮種別と前記圧縮率を用いた圧縮処理、及び前記圧縮処理が実行された新たな圧縮ソフトウェアデータの前記第一の記憶部への書き込み処理を実行させるデータ圧縮処理とを含むことを特徴とするソフトウェアデータ更新方法。
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