JP2006079146A - データ処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 データを処理するデータ処理装置で、良好な圧縮率でデータの圧縮や伸張を行う。
【解決手段】 データを圧縮処理する機能を有したデータ処理手段11、12と、圧縮処理されたデータを記憶する圧縮処理データ記憶手段13と、データ処理手段と圧縮処理データ記憶手段との間におけるデータ転送の性能に関する情報を記憶する転送性能情報記憶手段と、データ処理手段の処理の性能に関する情報を記憶する処理性能情報記憶手段を備える。圧縮率決定手段が転送性能に関する情報と処理性能に関する情報に基づいて圧縮率を決定し、データ処理手段が決定された圧縮率でデータの圧縮処理を行う。
【選択図】 図1
【解決手段】 データを圧縮処理する機能を有したデータ処理手段11、12と、圧縮処理されたデータを記憶する圧縮処理データ記憶手段13と、データ処理手段と圧縮処理データ記憶手段との間におけるデータ転送の性能に関する情報を記憶する転送性能情報記憶手段と、データ処理手段の処理の性能に関する情報を記憶する処理性能情報記憶手段を備える。圧縮率決定手段が転送性能に関する情報と処理性能に関する情報に基づいて圧縮率を決定し、データ処理手段が決定された圧縮率でデータの圧縮処理を行う。
【選択図】 図1
Description
本発明は、データの圧縮や伸張を行うデータ処理装置に関し、特に、良好な圧縮率でデータの圧縮や伸張を行うデータ処理装置に関する。
例えば、パーソナルコンピュータ(PC)や複合機などのデータ処理装置では、ファイルなどのデータを圧縮や伸張することが行われている。
一例として、各ファイルが圧縮/非圧縮の識別フラグと最終アクセス時刻といった属性を有していて、コンピュータの起動時に、または、ファイル記憶装置の空き容量が少なくなった時や、オペレータから指示された時に、一定時間アクセスが無いファイルを圧縮することが行われていた(例えば、特許文献1参照。)。
他の一例として、一定日数以上アクセスが無いファイルやアクセス回数が少ないファイルを圧縮することが行われていた(例えば、特許文献2参照。)。
一例として、各ファイルが圧縮/非圧縮の識別フラグと最終アクセス時刻といった属性を有していて、コンピュータの起動時に、または、ファイル記憶装置の空き容量が少なくなった時や、オペレータから指示された時に、一定時間アクセスが無いファイルを圧縮することが行われていた(例えば、特許文献1参照。)。
他の一例として、一定日数以上アクセスが無いファイルやアクセス回数が少ないファイルを圧縮することが行われていた(例えば、特許文献2参照。)。
しかしながら、従来のデータ処理装置では、例えば、頻繁にアクセスされるファイルについては圧縮されない。
ところが、実際には、ファイルの圧縮率や、CPU(Central Processing Unit)やメインメモリの性能や、ファイル記憶装置の転送(入出力)性能などによっては、頻繁にアクセスされるファイルであっても最適に圧縮された圧縮ファイルを転送(入出力)に使用した方が全体の処理性能が向上する場合があると考えられる。
本発明は、このような従来の事情に鑑み為されたもので、良好な圧縮率でデータの圧縮や伸張を行うことができるデータ処理装置を提供することを目的とする。
ところが、実際には、ファイルの圧縮率や、CPU(Central Processing Unit)やメインメモリの性能や、ファイル記憶装置の転送(入出力)性能などによっては、頻繁にアクセスされるファイルであっても最適に圧縮された圧縮ファイルを転送(入出力)に使用した方が全体の処理性能が向上する場合があると考えられる。
本発明は、このような従来の事情に鑑み為されたもので、良好な圧縮率でデータの圧縮や伸張を行うことができるデータ処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係るデータ処理装置では、次のようにして、データを処理する。
すなわち、データを圧縮処理する機能を有したデータ処理手段と、圧縮処理されたデータを記憶する圧縮処理データ記憶手段と、前記データ処理手段と前記圧縮処理データ記憶手段との間におけるデータ転送の性能(転送性能)に関する情報を記憶する転送性能情報記憶手段と、前記データ処理手段の処理の性能(処理性能)に関する情報を記憶する処理性能情報記憶手段を備える。
そして、圧縮率決定手段が、前記転送性能情報記憶手段に記憶された転送性能に関する情報と前記処理性能情報記憶手段に記憶された処理性能に関する情報に基づいて、圧縮率を決定する。前記データ処理手段が、前記圧縮率決定手段により決定された圧縮率で、データの圧縮処理を行う。
従って、転送性能に関する情報と処理性能に関する情報に基づいて良好な圧縮率を決定することができ、良好な圧縮率でデータの圧縮を行うことができる。
すなわち、データを圧縮処理する機能を有したデータ処理手段と、圧縮処理されたデータを記憶する圧縮処理データ記憶手段と、前記データ処理手段と前記圧縮処理データ記憶手段との間におけるデータ転送の性能(転送性能)に関する情報を記憶する転送性能情報記憶手段と、前記データ処理手段の処理の性能(処理性能)に関する情報を記憶する処理性能情報記憶手段を備える。
そして、圧縮率決定手段が、前記転送性能情報記憶手段に記憶された転送性能に関する情報と前記処理性能情報記憶手段に記憶された処理性能に関する情報に基づいて、圧縮率を決定する。前記データ処理手段が、前記圧縮率決定手段により決定された圧縮率で、データの圧縮処理を行う。
従って、転送性能に関する情報と処理性能に関する情報に基づいて良好な圧縮率を決定することができ、良好な圧縮率でデータの圧縮を行うことができる。
ここで、処理対象となるデータとしては、種々なデータが用いられてもよい。
また、データや情報を記憶する手段としては、例えば、メモリなどの記憶装置を用いて構成することができる。
また、データ転送の性能に関する情報としては、例えば、データ転送処理についての速度性能などのように、種々な性能の情報が用いられてもよい。
また、処理の性能に関する情報としては、例えば、圧縮処理や伸張処理についての速度性能などのように、種々な性能の情報が用いられてもよい。
また、データ転送の性能に関する情報と処理の性能に関する情報に基づいて圧縮率を決定する態様としては、種々な態様が用いられてもよく、例えば、データ転送の性能に関する情報と処理の性能に関する情報との組み合わせと採用される圧縮率の値との対応を予め設定しておいて、当該設定内容に基づいて圧縮率を決定するような態様を用いることができる。
また、データや情報を記憶する手段としては、例えば、メモリなどの記憶装置を用いて構成することができる。
また、データ転送の性能に関する情報としては、例えば、データ転送処理についての速度性能などのように、種々な性能の情報が用いられてもよい。
また、処理の性能に関する情報としては、例えば、圧縮処理や伸張処理についての速度性能などのように、種々な性能の情報が用いられてもよい。
また、データ転送の性能に関する情報と処理の性能に関する情報に基づいて圧縮率を決定する態様としては、種々な態様が用いられてもよく、例えば、データ転送の性能に関する情報と処理の性能に関する情報との組み合わせと採用される圧縮率の値との対応を予め設定しておいて、当該設定内容に基づいて圧縮率を決定するような態様を用いることができる。
本発明に係るデータ処理装置では、一構成例として、次のような処理を行う。
すなわち、前記データ処理手段は、圧縮処理されたデータを伸張処理する機能を有しており、そして、前記圧縮率決定手段により決定された圧縮率で、圧縮処理されたデータの伸張処理を行う。
従って、転送性能に関する情報と処理性能に関する情報に基づいて良好な圧縮率を決定することができ、良好な圧縮率でデータの伸張を行うことができる。
すなわち、前記データ処理手段は、圧縮処理されたデータを伸張処理する機能を有しており、そして、前記圧縮率決定手段により決定された圧縮率で、圧縮処理されたデータの伸張処理を行う。
従って、転送性能に関する情報と処理性能に関する情報に基づいて良好な圧縮率を決定することができ、良好な圧縮率でデータの伸張を行うことができる。
本発明に係るデータ処理装置では、一構成例として、次のような処理を行う。
すなわち、前記転送性能情報記憶手段に記憶された転送性能に関する情報として、(種々な)圧縮率に対する転送時間の情報が用いられる。また、前記処理性能情報記憶手段に記憶された処理性能に関する情報として、(種々な)圧縮率に対する処理時間の情報が用いられる。
そして、前記圧縮率決定手段は、前記転送性能情報記憶手段に記憶された圧縮率に対する転送時間の情報と前記処理性能情報記憶手段に記憶された圧縮率に対する処理時間の情報とを総合した結果として得られる(種々な)圧縮率に対する総合的な消費時間が最小となる圧縮率を決定する。
従って、転送時間に関する情報と処理時間に関する情報とを総合的に考慮して、総合的な消費時間が最小となる圧縮率を決定することができる。
ここで、(圧縮率に対する)総合的な消費時間は、例えば、(圧縮率に対する)転送時間と(圧縮率に対する)処理時間とを加算した結果として得られる。
すなわち、前記転送性能情報記憶手段に記憶された転送性能に関する情報として、(種々な)圧縮率に対する転送時間の情報が用いられる。また、前記処理性能情報記憶手段に記憶された処理性能に関する情報として、(種々な)圧縮率に対する処理時間の情報が用いられる。
そして、前記圧縮率決定手段は、前記転送性能情報記憶手段に記憶された圧縮率に対する転送時間の情報と前記処理性能情報記憶手段に記憶された圧縮率に対する処理時間の情報とを総合した結果として得られる(種々な)圧縮率に対する総合的な消費時間が最小となる圧縮率を決定する。
従って、転送時間に関する情報と処理時間に関する情報とを総合的に考慮して、総合的な消費時間が最小となる圧縮率を決定することができる。
ここで、(圧縮率に対する)総合的な消費時間は、例えば、(圧縮率に対する)転送時間と(圧縮率に対する)処理時間とを加算した結果として得られる。
本発明に係るデータ処理装置では、一構成例として、次のような構成とした。
すなわち、前記データ処理手段は、CPUとメインメモリを用いて構成される。また、前記圧縮処理データ記憶手段は、ハードディスク装置を用いて構成される。
従って、メインメモリとハードディスク装置との間におけるデータの転送性能と、CPUやメインメモリの処理性能に基づいて、良好な圧縮率を決定することができる。
すなわち、前記データ処理手段は、CPUとメインメモリを用いて構成される。また、前記圧縮処理データ記憶手段は、ハードディスク装置を用いて構成される。
従って、メインメモリとハードディスク装置との間におけるデータの転送性能と、CPUやメインメモリの処理性能に基づいて、良好な圧縮率を決定することができる。
本発明では、以上に示したような技術思想を方法の発明として提供することも可能である。
一例として、本発明に係るデータ処理方法では、データを圧縮処理する機能を有したデータ処理手段と、圧縮処理されたデータを記憶する圧縮処理データ記憶手段を備えたデータ処理装置において、次のような処理を行う。
すなわち、当該データ処理装置の圧縮率決定手段が、前記データ処理手段と前記圧縮処理データ記憶手段との間におけるデータ転送の性能に関する情報と、前記データ処理手段の処理の性能に関する情報に基づいて、圧縮率を決定する。
当該データ処理装置の前記データ処理手段が、前記圧縮率決定手段により決定された圧縮率でデータの圧縮処理を行う。
一例として、本発明に係るデータ処理方法では、データを圧縮処理する機能を有したデータ処理手段と、圧縮処理されたデータを記憶する圧縮処理データ記憶手段を備えたデータ処理装置において、次のような処理を行う。
すなわち、当該データ処理装置の圧縮率決定手段が、前記データ処理手段と前記圧縮処理データ記憶手段との間におけるデータ転送の性能に関する情報と、前記データ処理手段の処理の性能に関する情報に基づいて、圧縮率を決定する。
当該データ処理装置の前記データ処理手段が、前記圧縮率決定手段により決定された圧縮率でデータの圧縮処理を行う。
本発明では、以上に示したような技術思想をプログラムの発明として提供することも可能である。
一例として、本発明に係るプログラムは、データを圧縮処理する機能を有したデータ処理手段と、圧縮処理されたデータを記憶する圧縮処理データ記憶手段を備えたデータ処理装置を構成するコンピュータに実行させるプログラムである。
そして、当該プログラムは、前記データ処理手段と前記圧縮処理データ記憶手段との間におけるデータ転送の性能に関する情報と、前記データ処理手段の処理の性能に関する情報に基づいて、圧縮率を決定する機能と、前記決定された圧縮率でデータの圧縮処理を行う機能を、当該コンピュータにより実現する。
一例として、本発明に係るプログラムは、データを圧縮処理する機能を有したデータ処理手段と、圧縮処理されたデータを記憶する圧縮処理データ記憶手段を備えたデータ処理装置を構成するコンピュータに実行させるプログラムである。
そして、当該プログラムは、前記データ処理手段と前記圧縮処理データ記憶手段との間におけるデータ転送の性能に関する情報と、前記データ処理手段の処理の性能に関する情報に基づいて、圧縮率を決定する機能と、前記決定された圧縮率でデータの圧縮処理を行う機能を、当該コンピュータにより実現する。
本発明では、以上に示したような技術思想をプログラムを記憶した記憶媒体の発明として提供することも可能である。
一例として、本発明に係る記憶媒体では、データを圧縮処理する機能を有したデータ処理手段と、圧縮処理されたデータを記憶する圧縮処理データ記憶手段を備えたデータ処理装置を構成するコンピュータに実行させるプログラムを、当該コンピュータの入力手段により読み取り可能に記憶する。
そして、当該プログラムは、前記データ処理手段と前記圧縮処理データ記憶手段との間におけるデータ転送の性能に関する情報と、前記データ処理手段の処理の性能に関する情報に基づいて、圧縮率を決定する処理と、前記決定された圧縮率でデータの圧縮処理を行う処理を、当該コンピュータに実行させる。
ここで、記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスクやCD−ROMやDVDなどのように、種々なものが用いられてもよい。
また、コンピュータの入力手段としては、例えば、各種の記憶媒体からデータ(ここでは、プログラム)を読み取り入力する読み取り部のように、種々なものが用いられてもよい。
一例として、本発明に係る記憶媒体では、データを圧縮処理する機能を有したデータ処理手段と、圧縮処理されたデータを記憶する圧縮処理データ記憶手段を備えたデータ処理装置を構成するコンピュータに実行させるプログラムを、当該コンピュータの入力手段により読み取り可能に記憶する。
そして、当該プログラムは、前記データ処理手段と前記圧縮処理データ記憶手段との間におけるデータ転送の性能に関する情報と、前記データ処理手段の処理の性能に関する情報に基づいて、圧縮率を決定する処理と、前記決定された圧縮率でデータの圧縮処理を行う処理を、当該コンピュータに実行させる。
ここで、記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスクやCD−ROMやDVDなどのように、種々なものが用いられてもよい。
また、コンピュータの入力手段としては、例えば、各種の記憶媒体からデータ(ここでは、プログラム)を読み取り入力する読み取り部のように、種々なものが用いられてもよい。
以上説明したように、本発明に係るデータ処理装置によると、データ処理部と圧縮処理データ記憶部との間におけるデータ転送の性能(転送性能)とデータ処理部の処理の性能(処理性能)に基づいて圧縮率を決定し、当該決定した圧縮率でデータの圧縮処理や圧縮処理されたデータの伸張処理を行うようにしたため、良好な圧縮率を決定することができ、良好な圧縮率でデータの圧縮や伸張を行うことができる。
本発明に係る一実施例を図面を参照して説明する。
本例では、ファイルのデータを管理するコンピュータに本発明を適用した場合を示す。
ファイルとしては、種々なものが用いられてもよく、例えば、文書(テキスト)や、画像や、音声や、プログラムなどのファイルを用いることができる。
本例では、ファイルのデータを管理するコンピュータに本発明を適用した場合を示す。
ファイルとしては、種々なものが用いられてもよく、例えば、文書(テキスト)や、画像や、音声や、プログラムなどのファイルを用いることができる。
図1には、コンピュータから構成された本例のデータ処理装置1の構成例を示してある。
本例のデータ処理装置1は、CPU11と、メインメモリ12と、転送制御装置21と、ハードディスク制御装置22を有したハードディスク(HDD)装置13と、入力装置14と、出力装置15を備えている。
CPU11は、各種の処理を実行する機能を有しており、例えば、メインメモリ12から発せられるオペレーティングシステム(OS)による命令を受けて、当該命令に応じた処理を実行して、当該処理の実行結果をメインメモリ12へ返す。
本例のデータ処理装置1は、CPU11と、メインメモリ12と、転送制御装置21と、ハードディスク制御装置22を有したハードディスク(HDD)装置13と、入力装置14と、出力装置15を備えている。
CPU11は、各種の処理を実行する機能を有しており、例えば、メインメモリ12から発せられるオペレーティングシステム(OS)による命令を受けて、当該命令に応じた処理を実行して、当該処理の実行結果をメインメモリ12へ返す。
メインメモリ12は、使用中のOSのデータや処理対象となるデータなどを記憶する。
本例では、メインメモリ12に記憶される使用中のOSが、データを圧縮する機能及び圧縮されたデータを伸張する機能を有している。他の構成例として、このような圧縮機能や伸張機能がOS以外のアプリケーションとして備えられる構成が用いられてもよい。
ハードディスク装置13は、例えば、不揮発性の記憶装置であり、使用可能に記憶しておくためのOSのデータや、圧縮ファイルのデータなどを記憶する。
本例では、ハードディスク装置13は、データ処理装置1の内部に組み込まれて備えられている。他の構成例として、ハードディスク装置がデータ処理装置1の外部に備えられる構成が用いられてもよい。
本例では、メインメモリ12に記憶される使用中のOSが、データを圧縮する機能及び圧縮されたデータを伸張する機能を有している。他の構成例として、このような圧縮機能や伸張機能がOS以外のアプリケーションとして備えられる構成が用いられてもよい。
ハードディスク装置13は、例えば、不揮発性の記憶装置であり、使用可能に記憶しておくためのOSのデータや、圧縮ファイルのデータなどを記憶する。
本例では、ハードディスク装置13は、データ処理装置1の内部に組み込まれて備えられている。他の構成例として、ハードディスク装置がデータ処理装置1の外部に備えられる構成が用いられてもよい。
転送(入出力)制御装置21は、メインメモリ12からのデータの読み出しやメインメモリ12へのデータの書き込みを行って、メインメモリ12とハードディスク装置13との間におけるデータの転送(入出力)を制御する。
ハードディスク制御装置22は、ハードディスク装置13からのデータの読み出しやハードディスク装置13へのデータの書き込みを行って、ハードディスク装置13とメインメモリ12との間におけるデータの転送(入出力)を制御する。
ハードディスク制御装置22は、ハードディスク装置13からのデータの読み出しやハードディスク装置13へのデータの書き込みを行って、ハードディスク装置13とメインメモリ12との間におけるデータの転送(入出力)を制御する。
本例では、転送制御装置21とハードディスク制御装置22とがデータを通信(転送)することにより、メインメモリ12とハードディスク装置13との間におけるデータの通信(転送)が行われる。
本例の転送では、ハードディスク装置13に記憶されたデータをメインメモリ12へ転送することや、メインメモリ12に記憶されたデータをハードディスク装置13へ転送することが行われる。
本例の転送では、ハードディスク装置13に記憶されたデータをメインメモリ12へ転送することや、メインメモリ12に記憶されたデータをハードディスク装置13へ転送することが行われる。
入力装置14は、例えば、キーボードやマウスなどから構成されており、ユーザ(人)から入力される各種の指示やデータを受け付ける。
出力装置15は、例えば、ディスプレイ画面などから構成されており、ユーザに対して各種のデータを表示出力する。
なお、OSとしては、種々なものが用いられてもよい。
出力装置15は、例えば、ディスプレイ画面などから構成されており、ユーザに対して各種のデータを表示出力する。
なお、OSとしては、種々なものが用いられてもよい。
図2には、本例のオペレーティングシステム(OS)31が有する圧縮及び伸張に関する機能部を概念的に示してある。
本例のOS31は、機能部として、転送(入出力)性能管理部41と、圧縮伸張処理性能管理部42と、圧縮率決定部43と、ファイル圧縮部44を有している。
転送性能管理部41は、ファイルのデータの転送の性能に関する情報を記憶して管理する。
圧縮伸張処理性能管理部42は、ファイルのデータの圧縮や伸張の性能に関する情報を記憶して管理する。
本例のOS31は、機能部として、転送(入出力)性能管理部41と、圧縮伸張処理性能管理部42と、圧縮率決定部43と、ファイル圧縮部44を有している。
転送性能管理部41は、ファイルのデータの転送の性能に関する情報を記憶して管理する。
圧縮伸張処理性能管理部42は、ファイルのデータの圧縮や伸張の性能に関する情報を記憶して管理する。
圧縮率決定部43は、転送性能管理部41により管理される転送性能に関する情報及び圧縮伸張処理性能管理部42により管理される圧縮伸張処理性能に関する情報に基づいて、ファイルのデータを圧縮する圧縮率を決定する。
本例では、ユーザにより所定の要求(ファイル生成リクエスト)が入力装置14から入力されて発行されたことなどに応じて、圧縮率決定部43により圧縮率が決定される。
また、本例では、圧縮率決定部43は、ファイルのデータを圧縮するか否かを決定する機能も有しており、この機能は例えば圧縮を行わない場合には圧縮率の値を1に設定して圧縮を行わないようにする態様を用いて構成されている。
ファイル圧縮部44は、圧縮率決定部43により決定された圧縮率を用いて、ファイルのデータを圧縮する。
圧縮されたファイル(圧縮ファイル)は、ファイルの記憶装置となるハードディスク装置13に記憶される。
本例では、ユーザにより所定の要求(ファイル生成リクエスト)が入力装置14から入力されて発行されたことなどに応じて、圧縮率決定部43により圧縮率が決定される。
また、本例では、圧縮率決定部43は、ファイルのデータを圧縮するか否かを決定する機能も有しており、この機能は例えば圧縮を行わない場合には圧縮率の値を1に設定して圧縮を行わないようにする態様を用いて構成されている。
ファイル圧縮部44は、圧縮率決定部43により決定された圧縮率を用いて、ファイルのデータを圧縮する。
圧縮されたファイル(圧縮ファイル)は、ファイルの記憶装置となるハードディスク装置13に記憶される。
次に、本例のデータ処理装置1により圧縮率を決定する処理について詳しく説明する。
図3には、ファイル転送時間P1と、ファイル圧縮/伸張時間P2と、これらの両方(ファイル転送時間及びファイル圧縮/伸張時間)を総合的に考慮した処理時間(総合消費時間)P3の一例を示してある。図3に示されるグラフの横軸は圧縮率を表しており、縦軸は処理時間を表している。
ここで、ファイル転送時間とは、ファイルのデータをメインメモリ12とハードディスク装置13との間で転送制御装置21及びハードディスク制御装置13を介して転送するのに要する時間のことである。
また、ファイル圧縮/伸張時間とは、ファイルのデータを圧縮又は伸張するのに要する時間のことである。
図3には、ファイル転送時間P1と、ファイル圧縮/伸張時間P2と、これらの両方(ファイル転送時間及びファイル圧縮/伸張時間)を総合的に考慮した処理時間(総合消費時間)P3の一例を示してある。図3に示されるグラフの横軸は圧縮率を表しており、縦軸は処理時間を表している。
ここで、ファイル転送時間とは、ファイルのデータをメインメモリ12とハードディスク装置13との間で転送制御装置21及びハードディスク制御装置13を介して転送するのに要する時間のことである。
また、ファイル圧縮/伸張時間とは、ファイルのデータを圧縮又は伸張するのに要する時間のことである。
図3に示されるように、一般に、ファイルのデータの圧縮率が高くなるほど、ファイルのデータの量が小さくなるため、ファイルの転送時間は短くなる傾向があり、ファイルの圧縮/伸張時間は長くなる傾向にある。
本例では、ファイル転送時間P1とファイル圧縮/伸張時間P2との両方を考慮した総合消費時間(総合的な処理時間)P3が最も短くなる圧縮率を最適な圧縮率として圧縮率決定部43により決定する。
本例では、ファイル転送時間P1とファイル圧縮/伸張時間P2との両方を考慮した総合消費時間(総合的な処理時間)P3が最も短くなる圧縮率を最適な圧縮率として圧縮率決定部43により決定する。
ここで、転送性能は、例えば、転送制御装置21によりメインメモリ12からデータを読み出す速度などの性能や、転送制御装置21によりメインメモリ12へデータを書き込む速度などの性能や、ハードディスク制御装置22によりハードディスク装置13からデータを読み出す速度などの性能や、ハードディスク制御装置22によりハードディスク装置13へデータを書き込む速度などの性能や、転送制御装置21とハードディスク制御装置22との間でデータを通信(転送)する速度などの性能などのうちの1つ以上に依存する。
本例では、これらのうちの1つ以上の性能の情報を転送性能に関する情報として、転送性能管理部41により管理する。
なお、ハードディスク装置13に関する転送性能としては、例えば、シーク速度や、シーケンシャルアクセス速度や、ランダムアクセス速度などの性能指標を汎化したようなものを使用することも可能である。
本例では、これらのうちの1つ以上の性能の情報を転送性能に関する情報として、転送性能管理部41により管理する。
なお、ハードディスク装置13に関する転送性能としては、例えば、シーク速度や、シーケンシャルアクセス速度や、ランダムアクセス速度などの性能指標を汎化したようなものを使用することも可能である。
また、圧縮伸張処理性能は、例えば、CPU11の処理速度などの処理性能や、メインメモリ12のCPU11との間における転送速度などの処理性能などのうちの1つ以上に依存する。
本例では、これらのうちの1つ以上の性能の情報を圧縮伸張処理性能に関する情報として、圧縮伸張処理性能管理部42により管理する。
なお、CPU11に関する処理性能としては、例えば、CPU11のアーキテクチャや、動作クロック数や、キャッシュサイズなどの性能指標を汎化したようなものを使用することが可能であり、メインメモリ12に関する処理性能としては、例えば、メインメモリ12のアーキテクチャや、動作クロック数や、レイテンシなどの性能指標を汎化したようなものを使用することが可能であり、また、CPU11及びメインメモリ12の両方に関する処理性能として、前記のような両方の種々な性能指標を汎化したようなものを使用することが可能である。
本例では、これらのうちの1つ以上の性能の情報を圧縮伸張処理性能に関する情報として、圧縮伸張処理性能管理部42により管理する。
なお、CPU11に関する処理性能としては、例えば、CPU11のアーキテクチャや、動作クロック数や、キャッシュサイズなどの性能指標を汎化したようなものを使用することが可能であり、メインメモリ12に関する処理性能としては、例えば、メインメモリ12のアーキテクチャや、動作クロック数や、レイテンシなどの性能指標を汎化したようなものを使用することが可能であり、また、CPU11及びメインメモリ12の両方に関する処理性能として、前記のような両方の種々な性能指標を汎化したようなものを使用することが可能である。
本例の圧縮率決定部43は、転送性能管理部41により管理される転送性能に関する各種の性能の情報や、圧縮伸張処理性能管理部42により管理される圧縮伸張処理性能に関する各種の性能の情報に基づいて、例えば、図3に示される最適な圧縮率(或いは、これに近い値の圧縮率)を、ファイルのデータの圧縮に使用する圧縮率として決定する。
ここで、本例では、各種の性能を総合した情報と圧縮率との最適な組み合わせが、事前の測定などに基づいて規定されて、圧縮率決定部43に設定される。
ここで、本例では、各種の性能を総合した情報と圧縮率との最適な組み合わせが、事前の測定などに基づいて規定されて、圧縮率決定部43に設定される。
なお、転送性能としては、例えば、メインメモリ12からデータを読み出してハードディスク装置13へデータを書き込む性能や、ハードディスク装置13からデータを読み出してメインメモリ12へデータを書き込む性能があるが、これらのうちの一方の情報のみが用いられてもよく、或いは、これらの両方の情報が用いられてもよく、一例として、これらの両方の性能の平均値の情報を用いることも可能である。
また、圧縮伸張処理性能としては、例えば、圧縮に関する性能や、伸張に関する性能があるが、これらのうちの一方の情報のみが用いられてもよく、或いは、これらの両方の情報が用いられてもよく、一例として、これらの両方の性能の平均値の情報を用いることも可能である。
また、圧縮伸張処理性能としては、例えば、圧縮に関する性能や、伸張に関する性能があるが、これらのうちの一方の情報のみが用いられてもよく、或いは、これらの両方の情報が用いられてもよく、一例として、これらの両方の性能の平均値の情報を用いることも可能である。
図4には、CPU11やメインメモリ12の処理性能とファイルの転送性能に対応した圧縮の態様を概略的に表す圧縮率マップを示してある。図4に示されるグラフの横軸はCPU11やメインメモリ12の処理性能を表しており、縦軸はファイルの転送性能を表している。
同図に示されるように、CPU11やメインメモリ12の処理性能が低くてファイルの転送性能が高い状態から、CPU11やメインメモリ12の処理性能が高くてファイルの転送性能が低い状態へいくに従って、概略的には、非圧縮から、低圧縮、中圧縮、高圧縮の圧縮率が採用される。
同図に示されるように、CPU11やメインメモリ12の処理性能が低くてファイルの転送性能が高い状態から、CPU11やメインメモリ12の処理性能が高くてファイルの転送性能が低い状態へいくに従って、概略的には、非圧縮から、低圧縮、中圧縮、高圧縮の圧縮率が採用される。
ここで、ハードディスク装置13などに記憶された複数のファイルのデータのうちで、いずれのファイルのデータを圧縮するかについては、種々な態様が用いられてもよい。
例えば、ユーザから指定されたファイルのデータを圧縮する態様や、予めユーザなどにより設定された条件に適合するファイルのデータを圧縮する態様や、存在する全てのファイルのデータを圧縮する態様などを用いることができる。
また、予めユーザなどにより設定された条件に適合するファイルのデータを圧縮する態様における当該条件としては、例えば、文書(テキスト)や画像や音声などの特定のメディア種別のデータを含むファイルを指定するためにメディア種別を指定する条件や、特定のフォルダに含まれるファイルを指定するためにフォルダを指定する条件や、特定のアプリケーションにより作成されたファイルを指定するためにアプリケーションを指定する条件などを用いることができる。
また、例えば、一定時間などアクセスが無いファイルのデータについては何らかの圧縮をかけて、他のファイルについては本例の圧縮率決定部43により決定される圧縮率で圧縮するような態様を用いることも可能である。
例えば、ユーザから指定されたファイルのデータを圧縮する態様や、予めユーザなどにより設定された条件に適合するファイルのデータを圧縮する態様や、存在する全てのファイルのデータを圧縮する態様などを用いることができる。
また、予めユーザなどにより設定された条件に適合するファイルのデータを圧縮する態様における当該条件としては、例えば、文書(テキスト)や画像や音声などの特定のメディア種別のデータを含むファイルを指定するためにメディア種別を指定する条件や、特定のフォルダに含まれるファイルを指定するためにフォルダを指定する条件や、特定のアプリケーションにより作成されたファイルを指定するためにアプリケーションを指定する条件などを用いることができる。
また、例えば、一定時間などアクセスが無いファイルのデータについては何らかの圧縮をかけて、他のファイルについては本例の圧縮率決定部43により決定される圧縮率で圧縮するような態様を用いることも可能である。
また、圧縮率決定部43により圧縮率を決定するタイミングとしては、種々なタイミングが用いられてもよい。
例えば、常に或いは一定の期間毎に或いはオペレーティングシステムが起動したときに圧縮率決定部43により転送性能管理部41により管理される転送性能の情報や圧縮伸張処理性能管理部42により管理される圧縮伸張処理性能の情報を検出して圧縮率を決定する態様や、ユーザからの指示があった場合に圧縮率決定部43により転送性能管理部41により管理される転送性能の情報や圧縮伸張処理性能管理部42により管理される圧縮伸張処理性能の情報を検出して圧縮率を決定する態様や、ユーザによりハードディスク装置13などのように圧縮率を決定するための性能に関わる装置(部品)が交換された場合に圧縮率決定部43により転送性能管理部41により管理される転送性能の情報や圧縮伸張処理性能管理部42により管理される圧縮伸張処理性能の情報を検出して圧縮率を決定する態様などを用いることができる。
例えば、常に或いは一定の期間毎に或いはオペレーティングシステムが起動したときに圧縮率決定部43により転送性能管理部41により管理される転送性能の情報や圧縮伸張処理性能管理部42により管理される圧縮伸張処理性能の情報を検出して圧縮率を決定する態様や、ユーザからの指示があった場合に圧縮率決定部43により転送性能管理部41により管理される転送性能の情報や圧縮伸張処理性能管理部42により管理される圧縮伸張処理性能の情報を検出して圧縮率を決定する態様や、ユーザによりハードディスク装置13などのように圧縮率を決定するための性能に関わる装置(部品)が交換された場合に圧縮率決定部43により転送性能管理部41により管理される転送性能の情報や圧縮伸張処理性能管理部42により管理される圧縮伸張処理性能の情報を検出して圧縮率を決定する態様などを用いることができる。
また、転送性能管理部41により管理される情報や、圧縮伸張処理性能管理部42により管理される情報は、例えば、ハードディスク装置13などの装置(部品)が交換などされた場合に、ユーザにより変更されてもよく、或いは、自動的に交換された装置(部品)に関する情報を検出して更新してもよい。
また、本例では、圧縮率を決定するための性能に関わる装置(部品)が不変であれば、決定される圧縮率が不変であるため、装置(部品)が変更されないときには、いったん決定されて得られた圧縮率をメモリなどに記憶して使用することができる。
また、本例では、圧縮率を決定するための性能に関わる装置(部品)が不変であれば、決定される圧縮率が不変であるため、装置(部品)が変更されないときには、いったん決定されて得られた圧縮率をメモリなどに記憶して使用することができる。
以上のように、本例のデータ処理装置1では、種々な装置性能の組み合わせに対して、転送性能と圧縮伸張処理性能に基づいて、良好な圧縮率を設定することができ、例えば、転送処理におけるファイル処理性能の向上を図ることができるとともに、ハードディスク装置13のような記憶装置におけるファイル占有量の低減を図ることができ、これらの両方を実現することが可能である。
ここで、本例では、ファイルの圧縮及び伸張に関する本例のような圧縮率の管理を実現する機能が、オペレーティングシステム(OS)の機能に組み込まれた構成を示したが、他の構成例として、このような管理を実現する機能を有するプログラムが、OSとは異なるプログラムとして構成されてもよく、この場合、例えば、このようなプログラムがOS上の常駐アプリケーションとして使用されてもよく、或いは、このようなプログラムがユーザなどにより指定されたときに使用されてもよい。
また、本例では、1つのハードディスク装置13を備えたデータ処理装置1について説明したが、例えば、複数のハードディスク装置を内部或いは外部に備えたデータ処理装置に本例のような圧縮率に関する管理機能を適用することも可能であり、この場合、例えば、それぞれのハードディスク装置の性能に応じて、それぞれのハードディスク装置毎に、転送性能管理部41により転送性能に関する情報が管理され、圧縮伸張処理性能管理部42により圧縮伸張処理性能に関する情報が管理され、圧縮率決定部43により圧縮率が決定されるような構成を用いることができる。
また、本例では、或る圧縮率に対して、ファイルの全体に対するデータ量の減少率(転送時間の減少率や、圧縮伸張処理時間の増加率)が例えばファイルのデータ量の大きさにかかわらず同程度となるとみなして、転送性能と圧縮伸張処理性能により圧縮を行うか否か及び圧縮率を決定して、全てのファイルについて同じ圧縮率が使用される構成を示したが、他の構成例として、圧縮対象となるそれぞれのファイルなどのデータ毎に、決定される圧縮率が異なり得るような構成を用いることも可能である。
例えば、転送性能と圧縮伸張処理性能以外に、ファイルのデータ量の大きさなどの要素に基づいて、圧縮を行うか否か及び圧縮率を決定するようなことが可能である。一例として、もともとデータ量が小さいファイルについては圧縮を行わず、データ量が大きいファイルについては圧縮を行うようなことが可能である。
例えば、転送性能と圧縮伸張処理性能以外に、ファイルのデータ量の大きさなどの要素に基づいて、圧縮を行うか否か及び圧縮率を決定するようなことが可能である。一例として、もともとデータ量が小さいファイルについては圧縮を行わず、データ量が大きいファイルについては圧縮を行うようなことが可能である。
また、本例では、コンピュータに本発明を適用した場合を示したが、例えば、コンピュータを備えるプリンタや複合機などの種々な装置に本発明を適用することも可能である。
一例として、複合機では、ファイルのデータとしては、外部のコンピュータから送られてきた印刷対象となるファイルのデータや、内部で生成された印刷用の画像ファイルのデータや、FAXによる受信ファイルのデータや、FAXによる送信ファイルのデータや、スキャナにより読み込まれたファイルのデータや、各種の処理や制御を実行するためのプログラムのファイルのデータなどを用いることができる。例えば、印刷やFAXやスキャナなどに関するファイルのデータは、圧縮されてメモリに記憶された後に、正常な印刷等が行われて不要になった時点で当該メモリから消去される。
一例として、複合機では、ファイルのデータとしては、外部のコンピュータから送られてきた印刷対象となるファイルのデータや、内部で生成された印刷用の画像ファイルのデータや、FAXによる受信ファイルのデータや、FAXによる送信ファイルのデータや、スキャナにより読み込まれたファイルのデータや、各種の処理や制御を実行するためのプログラムのファイルのデータなどを用いることができる。例えば、印刷やFAXやスキャナなどに関するファイルのデータは、圧縮されてメモリに記憶された後に、正常な印刷等が行われて不要になった時点で当該メモリから消去される。
なお、本例のデータ処理装置1では、CPU11の機能やメインメモリ12の機能によりデータ処理手段が構成されており、ハードディスク装置13の機能により圧縮処理データ記憶手段が構成されており、転送性能管理部41の機能により転送性能情報記憶手段が構成されており、圧縮伸張処理性能管理部42の機能により処理性能情報記憶手段が構成されており、圧縮率決定部43の機能により圧縮率決定手段が構成されている。
また、本例のデータ処理装置1では、転送制御装置21の機能やハードディスク制御装置22の機能により、データ処理手段と圧縮処理データ記憶手段との間におけるデータ転送を行うデータ転送手段が構成されている。
また、本例のデータ処理装置1では、転送制御装置21の機能やハードディスク制御装置22の機能により、データ処理手段と圧縮処理データ記憶手段との間におけるデータ転送を行うデータ転送手段が構成されている。
ここで、本発明に係るデータ処理装置などの構成としては、必ずしも以上に示したものに限られず、種々な構成が用いられてもよい。また、本発明は、例えば、本発明に係る処理を実行する方法或いは方式や、このような方法や方式を実現するためのプログラムや当該プログラムを記録(記憶)する記録媒体(記憶媒体)などとして提供することも可能であり、また、種々な装置やシステムとして提供することも可能である。
また、本発明の適用分野としては、必ずしも以上に示したものに限られず、本発明は、種々な分野に適用することが可能なものである。
また、本発明の適用分野としては、必ずしも以上に示したものに限られず、本発明は、種々な分野に適用することが可能なものである。
また、本発明に係るデータ処理装置などにおいて行われる各種の処理としては、例えばプロセッサやメモリ等を備えたハードウエア資源においてプロセッサがROM(Read Only Memory)に格納された制御プログラムを実行することにより制御される構成が用いられてもよく、また、例えば当該処理を実行するための各機能手段が独立したハードウエア回路として構成されてもよい。
また、本発明は上記の制御プログラムを格納したフロッピー(登録商標)ディスクやCD(Compact Disc)−ROM等のコンピュータにより読み取り可能な記録媒体や当該プログラム(自体)として把握することもでき、当該制御プログラムを当該記録媒体からコンピュータに入力してプロセッサに実行させることにより、本発明に係る処理を遂行させることができる。
また、本発明は上記の制御プログラムを格納したフロッピー(登録商標)ディスクやCD(Compact Disc)−ROM等のコンピュータにより読み取り可能な記録媒体や当該プログラム(自体)として把握することもでき、当該制御プログラムを当該記録媒体からコンピュータに入力してプロセッサに実行させることにより、本発明に係る処理を遂行させることができる。
1・・データ処理装置、 11・・CPU、 12・・メインメモリ、 13・・ハードディスク装置、 14・・入力装置、 15・・出力装置、 21・・転送制御装置、 22・・ハードディスク制御装置、 31・・オペレーティングシステム(OS)、 41・・転送性能管理部、 42・・圧縮伸張処理性能管理部、 43・・圧縮率決定部、 44・・ファイル圧縮部、
Claims (7)
- データを処理するデータ処理装置において、
データを圧縮処理する機能を有したデータ処理手段と、
圧縮処理されたデータを記憶する圧縮処理データ記憶手段と、
前記データ処理手段と前記圧縮処理データ記憶手段との間におけるデータ転送の性能に関する情報を記憶する転送性能情報記憶手段と、
前記データ処理手段の処理の性能に関する情報を記憶する処理性能情報記憶手段と、
前記転送性能情報記憶手段に記憶された転送性能に関する情報と前記処理性能情報記憶手段に記憶された処理性能に関する情報に基づいて圧縮率を決定する圧縮率決定手段と、を備え、
前記データ処理手段は、前記圧縮率決定手段により決定された圧縮率でデータの圧縮処理を行う、
ことを特徴とするデータ処理装置。 - 請求項1に記載のデータ処理装置において、
前記データ処理手段は、圧縮処理されたデータを伸張処理する機能を有しており、前記圧縮率決定手段により決定された圧縮率で圧縮処理されたデータの伸張処理を行う、
ことを特徴とするデータ処理装置。 - 請求項1又は請求項2に記載のデータ処理装置において、
前記転送性能情報記憶手段に記憶された転送性能に関する情報として、圧縮率に対する転送時間の情報が用いられ、
前記処理性能情報記憶手段に記憶された処理性能に関する情報として、圧縮率に対する処理時間の情報が用いられ、
前記圧縮率決定手段は、前記転送性能情報記憶手段に記憶された圧縮率に対する転送時間の情報と前記処理性能情報記憶手段に記憶された圧縮率に対する処理時間の情報とを総合した結果として得られる圧縮率に対する総合的な消費時間が最小となる圧縮率を決定する、
ことを特徴とするデータ処理装置。 - 請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のデータ処理装置において、
前記データ処理手段は、CPUとメインメモリを用いて構成されており、
前記圧縮処理データ記憶手段は、ハードディスク装置を用いて構成された、
ことを特徴とするデータ処理装置。 - データを圧縮処理する機能を有したデータ処理手段と、圧縮処理されたデータを記憶する圧縮処理データ記憶手段を備えたデータ処理装置におけるデータ処理方法において、
当該データ処理装置の圧縮率決定手段が、前記データ処理手段と前記圧縮処理データ記憶手段との間におけるデータ転送の性能に関する情報と、前記データ処理手段の処理の性能に関する情報に基づいて、圧縮率を決定し、
当該データ処理装置の前記データ処理手段が、前記圧縮率決定手段により決定された圧縮率でデータの圧縮処理を行う、
ことを特徴とするデータ処理方法。 - データを圧縮処理する機能を有したデータ処理手段と、圧縮処理されたデータを記憶する圧縮処理データ記憶手段を備えたデータ処理装置を構成するコンピュータに実行させるプログラムであって、
前記データ処理手段と前記圧縮処理データ記憶手段との間におけるデータ転送の性能に関する情報と、前記データ処理手段の処理の性能に関する情報に基づいて、圧縮率を決定する機能と、
前記決定された圧縮率でデータの圧縮処理を行う機能を、当該コンピュータにより実現する、
ことを特徴とするプログラム。 - データを圧縮処理する機能を有したデータ処理手段と、圧縮処理されたデータを記憶する圧縮処理データ記憶手段を備えたデータ処理装置を構成するコンピュータに実行させるプログラムを当該コンピュータの入力手段により読み取り可能に記憶した記憶媒体であって、
当該プログラムは、前記データ処理手段と前記圧縮処理データ記憶手段との間におけるデータ転送の性能に関する情報と、前記データ処理手段の処理の性能に関する情報に基づいて、圧縮率を決定する処理と、
前記決定された圧縮率でデータの圧縮処理を行う処理を、当該コンピュータに実行させる、
ことを特徴とする記憶媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004259196A JP2006079146A (ja) | 2004-09-07 | 2004-09-07 | データ処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004259196A JP2006079146A (ja) | 2004-09-07 | 2004-09-07 | データ処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Family
ID=36158591
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2004259196A Pending JP2006079146A (ja) | 2004-09-07 | 2004-09-07 | データ処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2006079146A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008299718A (ja) * | 2007-06-01 | 2008-12-11 | Hitachi Ltd | 記憶システム、記憶制御装置及びデータ圧縮方法 |
US20150281717A1 (en) * | 2012-10-29 | 2015-10-01 | Mitsubishi Electric Corporation | Information processing device, broadcast reception device, and software data update method |
-
2004
- 2004-09-07 JP JP2004259196A patent/JP2006079146A/ja active Pending
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