JP2012234458A - 画像処理装置、画像処理装置の制御方法及びプログラム - Google Patents

画像処理装置、画像処理装置の制御方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 書き換え回数に制限のある記憶装置と制限のない他の記憶装置とを併用するような画像処理装置において、耐用年数を重ねてもできるだけ画像データを他の記憶装置へ書き込める。
【解決手段】
画像処理装置において、画像処理装置の耐用年数及び使用時間とSSDに設定される書き込み回数の上限値とから画像処理装置に設定すべき書き込み回数のしきい値を算出する(S102)。そして、SSDに前記画像データを書き込む際に前記算出手段が算出した書き込み回数のしきい値と管理される書き込み回数とを比較してSSDに対する書き込み回数が制限される状態であるかどうかを判断する(S105)。そして、書き込み回数が制限される状態であると判断した場合、画像データをHDDに書き込むように制御する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、書き換え回数に制限のある記憶装置と制限のない他の記憶装置とを併用するような画像処理装置、画像処理装置の制御方法及びプログラムに関するものである。
近年、記憶装置、例えばハードディスク(HDD)は大容量、小型化が進み、あらゆる情報装置に使用されるようになっている。一方、フラッシュメモリ(Solid State Drive(SSD))も高速化、低価格化に伴い、一般に普及しつつある。
SSDは、HDDとは異なり機械駆動部品がないため、長時間の運用でも劣化の少ない記憶媒体である。また、プラッタの回転による磁気ヘッドの移動時間が必要ないため、データ検索に必要なオーバヘッド時間の短縮化が可能であり、HDDに比べてレスポンス性能の向上を図ることができる。そのため、記憶媒体として、HDDに加えて、SSDが使用され始めている。
そのため、デジタル複合機(MFP)をはじめとする各種の画像処理装置にはハードディスク(HDD)、フラッシュメモリ(SSD)等の記憶装置が搭載され、プログラムの格納や、処理する画像データの一時的なストレージボックスとして使用されている。また、その一部の記憶領域はユーザに開放され、データを保管しておくことができる。
ここで、記憶媒体の管理手法としては、例えば特許文献1(特開2008-40713号公報)が提案されている。特許文献1では、複数の記憶媒体のうち二以上の記憶媒体の各々の消耗値と上限を特定し、各記憶媒体について、上限と消耗値とを用いて残使用可能値を算出する。これにより、書き込みによって劣化する記憶媒体を複数搭載したストレージシステムの可用性を向上させている。
特開2008−40713号公報
上記特許文献1の方法では、各記憶媒体の残使用可能値と消耗値を管理することで、同時期に記憶媒体が故障となり、データ消失するという危険性を低下させることが可能である。
しかし、書き込みによって劣化する記憶媒体を複数搭載したストレージシステムでないと成立しないという課題がある。
近年では、SSDにプログラムを格納し、HDDを装置の機能拡張やユーザデータの画像データの保存、編集などに使用し、SSDとHDDを併用したMFPが提案されている。
MFPに用いるストレージデバイスとして、HDDとSSDを併用して用いた場合、SSDは、ブロック消去回数に制限があるため、SSDへのデータの書き込みが集中した場合、SSDの消去回数が増加し、書換え寿命に達してしまう。ここで、SSDが寿命に達した場合には、SSDを交換する必要が生じてしまう課題がある。このように従来の画像処理装置においてSSDを使用する場合に、画像処理装置の耐用年数等を考慮してSSDへの画像データ書き込みが適切に制御されていない。このため、HDDに比べて、相対的に使用年数が浅い時期に、高価なSSDを交換しなければならず、ユーザ負担が厳しくなる等の課題があった。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、書き換え回数に制限のある記憶装置と制限のない他の記憶装置とを併用するような画像処理装置において、できるだけ画像データを他の記憶装置へ書き込むことができる仕組みを提供することである。
上記目的を達成する本発明の画像処理装置は以下に示す構成を備える。
画像処理装置であって、記憶領域に対する書き込み回数が制限される第1の記憶手段と、画像データを記憶する第2の記憶手段と、前記画像処理装置の使用時間が耐用年数に近づくまで前記第1の記憶手段の書き込み回数が書き込み回数の制限値を超えないように現在の使用時間に応じて設定すべき書き込み回数を制限するための書き込み回数しきい値を算出する算出手段と、前記第1の記憶手段に前記画像データを書き込む際に前記算出手段が算出した書き込み回数しきい値と管理される前記第1の記憶手段の書き込み回数とを比較して前記第1の記憶手段に対する書き込み回数が制限される状態であるかどうかを判断する判断手段と、前記書き込み回数が制限される状態であると判断した場合、前記画像データを前記第2の記憶手段に書き込み、前記書き込み回数が制限される状態でないと判断した場合、前記画像データを前記第1の記憶手段に書き込む制御手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、書き換え回数に制限のある記憶装置と制限のない他の記憶装置とを併用するような画像処理装置において、耐用年数を重ねてもできるだけ画像データを他の記憶装置へ書き込むことができる。
画像処理装置の一例を示す図である。 図1に示したコントローラ部の構成説明するためのブロック図である。 図2に示したフラッシュメモリの書き込み回数の推移を表す図である。 画像処理装置の制御方法を説明するフローチャートである。 画像処理装置のユーザインタフェース画面を示す図である。 画像処理装置の制御方法を説明するフローチャートである。 画像処理装置の制御方法を説明するフローチャートである。
状態
次に本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
<システム構成の説明>
〔第1実施形態〕
図1は、本実施形態を示す画像処理装置の一例を示す図である。本例は、画像処理装置が複合機(MFP)として構成される場合を示し、画像入力デバイスであるスキャナ部101、画像出力デバイスであるプリンタ部102と、シート後処理装置ユニット等から構成される場合である。なお、本実施形態の画像処理装置は、書き換え回数に制限のある記憶装置(第1の記憶装置)と制限のない他の記憶装置(第2の記憶装置)とを併用可能な例である。本実施形態では、第1の記憶装置を半導体メモリであるSSDとする場合を説明する。ここで、SSDは記憶領域に対する書き込み回数が制限される記憶手段である。
図1において、スキャナ部101は、原稿上の画像を露光走査して得られた反射光をCCDに入力することで画像の情報をRGBの電気信号に変換し、後述する図2に示すコントローラ部103に対して出力する。ユーザの操作によりコントローラ部103からスキャナ部101に対して原稿読み取り指示が与えられ読み取り動作を行う。
プリンタ部102は、コントローラ部103から受け取った画像データを用紙上に形成する画像形成デバイスである。
図2は、図1に示したMFP1のコントローラ部103の構成をより詳細に説明するためのブロック図である。
図2において、コントローラ部103はスキャナ部101、プリンタ部102と電気的に接続されており、一方ではLAN8を介してPC6や外部の装置などと画像データやデバイス情報の通信が可能となっている。
CPU301は、ROM303に記憶された制御プログラム等に基づいて接続中の各種デバイスとのアクセスを統括的に制御すると共に、コントローラ内部で行われる各種処理についても統括的に制御する。
RAM302は、CPU301が動作するためのシステムワークメモリであり、かつ画像データを一時記憶するためのメモリでもある。このRAM302は、記憶した内容を電源OFF後も保持しておくSRAM及び電源OFF後には記憶した内容が消去されてしまうDRAMにより構成されている。ROM303には装置のブートプログラムが格納されている。
350はディスクコントローラであり、ハードディスク(HDD)351とフラッシュメモリ(SSD)352が接続される。このHDD351及びフラッシュメモリ352にはシステムソフトウェアや画像データを格納することが可能となっている。
操作部I/F305は、システムバス310と操作部120とを接続するためのインターフェース部である。この操作部I/F305は、操作部120に表示するための画像データをシステムバス310から受け取り操作部120に出力すると共に、操作部120から入力された情報をシステムバス310へと出力する。
Network I/F306はLAN8及びシステムバス310に接続し、情報の入出力を行う。
画像バス330は画像データをやり取りするための伝送路であり、PCIバスで構成されている。
スキャナ画像処理部312は、スキャナ部101からスキャナI/F311を介して受け取った画像データに対して、補正、加工、及び編集を行う。なお、スキャナ画像処理部312は、受け取った画像データがカラー原稿であるか白黒原稿であるか、文字原稿であるか写真原稿であるかなどを判定する。そして、その判定結果を画像データに付随させる。こうした付随情報を像域データと称する。圧縮部313は画像データを受け取り、この画像データを32画素×32画素のブロック単位に分割する。
<コピー動作の説明>
スキャナ部101で読み取られた画像データは、スキャナI/F311を介してスキャナ画像処理部312に送られる。
続いて圧縮部313は、この画像データを32画素×32画素のブロック単位に分割しタイルデータを生成し圧縮する。ここで圧縮された画像データはRAM302に送られ格納される。なお、この画像データは必要に応じて画像変換部317に送られ画像処理が施された上で、再びRAM302に送られ格納される。
この後、RAM302から読み出されたデータはHDD351または、フラッシュメモリ352へ書き込まれる。HDD351及びフラッシュメモリ352の選択方法に関しては後述する。
次にHDD351または、フラッシュメモリ352から読み出されたデータはシステムバス310へ送出される。
その後、画像データはシステムバス310から伸長部316に送られる。伸長部316は、この画像データを伸長する。さらに伸長部316は、伸長後の複数のタイルデータからなる画像データをラスタ展開する。ラスタ展開後の画像データはプリンタ画像処理部315に送られる。プリンタ画像処理部315において処理された画像データはプリンタI/F314を介してプリンタ部102に送られる。
一旦画像データがHDD351または、フラッシュメモリ352を経由するのは、ページ入れ換え処理等を実施するために作業領域が必要となることを想定しているためである。
<PDLプリント動作の説明>
LAN8経由でPC6より送られ受信したPDLデータは、Network I/F306を介してRAM302に送られ格納される。
PDLデータはCPU301により解析され、その結果生成された中間データは、RIP328に送られる。RIP328は、この中間データをレンダリングしラスタ形式の画像データを生成する。生成されたラスタ形式の画像データは圧縮部329に送られる。圧縮部329は画像データをブロック単位で分割した後に圧縮部329で圧縮する。圧縮後の画像データはRAM302に送られる。
RAM302に格納されたデータが読み出されてHDD351または、フラッシュメモリ352へ書き込まれる。HDD351及びフラッシュメモリ352の選択方法に関しては後述する。
次にHDD351または、フラッシュメモリ352から読み出された画像データはシステムバス310へ送出され、伸長部316、プリンタ画像処理部315、プリンタI/F314、プリンタ部102に送られ出力用紙上に画像形成される。317は画像処理部で、伸長部318、圧縮部319、回転部320,変倍部321、色空間変換部322、2値多値部323、多値2値部324、移動部325、間引き部326,合成部327を備える。
<ボックスへの格納動作>
スキャナ部101で読み取られた原稿は、画像データとしてスキャナI/F311を介してスキャナ画像処理部312に送られる。
続いて圧縮部313は、この画像データを32画素×32画素のブロック単位に分割しタイルデータを生成し圧縮する。圧縮部313で圧縮された画像データはRAM302に送られ格納される。なお、この画像データは必要に応じて画像変換部317に送られ画像処理が施された上で再びRAM302に送られ格納される。
この後RAM302から読み出されたデータは、ユーザの設定に応じてファイル名称を付され、HDD351または、フラッシュメモリ352上の所定のディレクトリへ書き込まれる。これをボックスへの格納動作と呼ぶ。HDD351及びフラッシュメモリ352の選択方法に関しては後述する。
<ボックスからの呼び出し動作>
ボックスへ格納されたデータは、ディスクコントローラ350を介する。HDD351または、フラッシュメモリ352から読み出された画像データはシステムバス310へ送出され、操作部120への画像表示、あるいは所定のメールアドレスへの送付など、ユーザの設定に応じた処理が行われる。HDD351及びフラッシュメモリ352の選択方法に関しては後述する。
<HDD及びSSDの選択方法>
コピー動作、PDLプリント動作などの各種動作において、画像データは、HDD351または、フラッシュメモリ352に書き込まれる。
図3は、図2に示したフラッシュメモリ352の書き込み回数の推移を表す図である。 図3において、フラッシュメモリ352の現在の書き込み回数は、smartmontoolsで取得できるSMART情報(ここで、SMARTとは、Self-Monitoring Analysis and Reporting Technologyを意味する)から取得する。もしくは、フラッシュメモリ352の容量と転送データサイズから算出しても良い。書き込み回数を算出する例としては、転送データの総量をフラッシュメモリ352の容量で割ることで求められる。
書き込み回数のしきい値500は、書き込み回数の上限値と耐用年数を用いて算出し、使用時間に合わせて増加する。コピー動作、PDLプリント動作などのジョブ501が開始した際に、書き込み回数のしきい値とフラッシュメモリ352の現在の書き込み回数を比較し、しきい値を超えていない場合には、画像データをフラッシュメモリ352に転送する。
図3において、斜線部分で示している、ジョブ501が開始された際にしきい値を超えているとディスクコントローラ350が判断した場合には、画像データをHDD351に転送する。
また、HDD351やフラッシュメモリ352が寿命に達した際には、CPU301は、操作部120にストレージを交換する必要があることを表示する。
図4は、本実施形態を示す画像処理装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、画像データを書き込むためのHDD351または、フラッシュメモリ352を選択するディスクコントローラ350のCPUの制御手順に対応する。なお、各ステップは、ディスクコントローラ350のCPUがROMに記憶される制御プログラムを実行することで実現される。以下、画像処理装置の耐用年数及び使用時間とSSDに設定される書き込み回数の上限値とから画像処理装置に設定すべき書き込み回数のしきい値を算出する例を含めて説明する。
まず、S101で、コピー動作などの画像データをストレージに格納する必要があるジョブを受けた場合には、S102で、ディスクコントローラ350のCPUは、MFP1の使用時間と耐用年数を用いて、書き込み回数のしきい値を算出する。ここで、書き込み回数のしきい値を算出する例としては、
しきい値=(書き込み回数の上限値)/(MFPの耐用年数)×使用時間 … (1)
上記第(1)式は、フラッシュメモリ352の書き込み回数の上限値とMFP1の耐用年数からしきい値を算出する式である。ここでは、使用時間=耐用年数となった際に、フラッシュメモリ352が書き込み回数の上限値に達するように、使用時間に応じてしきい値が変化することを表している。このように本実施形態では、画像処理装置の使用時間が耐用年数に近づくまでSSDの書き込み回数が書き込み回数の制限値を超えないように現在の使用時間に応じて設定すべき書き込み回数を制限するための書き込み回数しきい値を算出する。
次に、S103で、ディスクコントローラ350のCPUは、フラッシュメモリ352の現在の使用値を取得する。ここで、使用値は、書き込み回数に上限を持つストレージの現在までに書き込みを行った回数である。次に、S104で、ディスクコントローラ350のCPUは、書き込み回数のしきい値と現在の使用値を比較し、画像データを書き込むためのストレージを選択するため、S105へ進む。そして、S105で、現在の使用値がしきい値を超えているかどうかをディスクコントローラ350のCPUが判断する。具体的には、SSDに対する書き込み回数が制限される状態であるかどうかを判断する。ここで、現在の使用値がしきい値を超えていないと判断した場合は、ディスクコントローラ350のCPUが判断した場合には、S106で、画像データをフラッシュメモリ352(第1の記憶装置)に転送する。一方、S105で、現在の使用値がしきい値を超えているとディスクコントローラ350のCPUが判断した場合にはS107で、画像データをHDD351(第2の記憶装置)に転送する。そして、S108で、S101で受け付けたジョブを終了して、S101へ戻り、次のジョブを受け付ける。
S108〜S101へ戻り、続けてジョブを受けた場合には、MFP1の使用時間と耐用年数を用いて、しきい値を更新する。ここで、しきい値を更新するタイミングとしては、電源ON時やスリープ動作からの復帰時などでもよい。
また、使用時間が耐用年数に達した場合には、図5のユーザインタフェース画面(UI画面)を用いて、操作部120にストレージの変更が必要であることを示すメッセージ121を通知する。
これにより、書き換え回数に制限のある記憶装置と制限のない他の記憶装置とを併用するような画像処理装置において、耐用年数を重ねてもできるだけ画像データを他の記憶装置へ書き込むことができる。
〔第2実施形態〕
上記実施形態では、SSDに対する書き込み回数のしきい値を用いてSSDへの画像データの書き込みを制御する場合について説明した。以下、画像処理装置で処理するジョブのページ数を捉えてSSDへの画像データの書き込みを制御する場合を説明する。
図6は、本実施形態を示す画像処理装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、画像データを書き込むためのHDD351または、フラッシュメモリ352を選択するディスクコントローラ350のCPUの制御手順に対応する。なお、各ステップは、ディスクコントローラ350のCPUがROMに記憶される制御プログラムを実行することで実現される。以下、画像処理装置の耐用年数及び使用時間と設定されるページ数の上限値とから画像処理装置に設定すべきページ数のしきい値を算出する処理を含めて説明する。
まず、S201で、コピー動作等の画像データをストレージに格納する必要があるジョブを受けた場合は、S202で、ディスクコントローラ350のCPUは、MFP1におけるジョブのページ数の上限値と耐用年数を用いて、ページ数のしきい値を算出する。1ページの画像データの大きさは、ほぼ一定であるため、フラッシュメモリ352への書き込むデータ量の上限値が、MFP1におけるジョブのページ数の上限値と1ページの画像データの積よりも大きくなるよう設定する。ここで、ページ数のしきい値を算出する例としては、
しきい値=(MFPのページ数の上限値)/(MFPの耐用年数)×使用時間 … (2)
上記第(2)式は、ページ数の上限値とMFP1の耐用年数からしきい値を算出する式であり、使用時間=耐用年数となった際に、しきい値がページの上限値に達するように、使用時間に応じてしきい値が変化することを表している。
次に、S203で、ディスクコントローラ350のCPUは、現在のページ数を取得する。ここで、現在のページ数は、現在までにコピー動作などで画像データの転送を行ったページ数である。次に、S203で、ディスクコントローラ350のCPUは、ページ数のしきい値と現在のページ数を比較し、画像データを書き込むためのストレージを選択するため、S205へ進む。そして、S205で、ディスクコントローラ350のCPUは、現在のページ数がしきい値を超えているかどうかを判断する。
ここで、現在のページ数がしきい値を超えていないとディスクコントローラ350のCPUが判断した場合には、S206で、画像データをフラッシュメモリ352(第1の記憶装置)に転送する。
一方、S205で、現在のページ数がしきい値を超えているとディスクコントローラ350のCPUが判断した場合には、S207で、画像データをHDD351(第2の記憶装置)に転送する。そして、S208で、S201で受け付けたジョブを終了して、S101へ戻り、次のジョブを受け付ける。
S208〜S201へ戻り、続けてジョブを受けた場合には、MFP1の使用時間と耐用年数を用いて、しきい値を更新する。ここで、しきい値を更新するタイミングとしては、電源ON時やスリープ動作からの復帰時などでもよい。
これにより、書き換え回数に制限のある記憶装置と制限のない他の記憶装置とを併用するような画像処理装置において、画像処理装置が処理したページ数に適応して耐用年数を重ねてもできるだけ画像データを他の記憶装置へ書き込むことができる。
〔第3実施形態〕
上記実施形態では、SSDに対する書き込み回数のしきい値を用いてSSDへの画像データの書き込みを制御する場合について説明した。以下、SSDの交換した場合に、SSDへの画像データの書き込みを制御する場合を説明する。
図7は、本実施形態を示す画像処理装置の制御方法を説明するフローチャートである。本例は、画像データを書き込むためのHDD351または、フラッシュメモリ352を選択するディスクコントローラ350のCPUの制御手順であって、フラッシュメモリ352を交換する処理を含む処理に対応する。なお、各ステップは、ディスクコントローラ350のCPUがROMに記憶される制御プログラムを実行することで実現される。
まず、S301で、ディスクコントローラ350のCPUは、フラッシュメモリ352を交換したかどうかをフラッシュメモリ352から取得するSMART情報から判断する。ここで、フラッシュメモリ352を交換したと判断した場合は、S302へ進み、フラッシュメモリ352を交換した時の使用時間を記録して、S303へ進む。
一方、S301で、フラッシュメモリ352を交換していないとディスクコントローラ350のCPUが判断した場合は、S303へ進む。そして、S303で、ディスクコントローラ350のCPUがコピー動作などの画像データをストレージに格納する必要があるジョブを受けた場合には、S304で、MFP1の使用時間と耐用年数を用いて、書き込み回数のしきい値を算出する。ここで、フラッシュメモリ352を交換した際の、書き込み回数のしきい値を算出する例としては、
しきい値=(書き込み回数の上限値)/(MFPの耐用年数−交換した時の使用時間)×使用時間 … (3)
上記第(3)式は、フラッシュメモリ352の書き込み回数の上限値とMFP1の耐用年数からしきい値を算出する式である。ここで、使用時間=耐用年数となった際に、フラッシュメモリ352が書き込み回数の上限値に達するように、使用時間に応じてしきい値が変化することを表している。
次に、S305で、ディスクコントローラ350のCPUがフラッシュメモリ352の現在の使用値を取得する。ここで、使用値は、書き込み回数に上限を持つストレージの現在までに書き込みを行った回数である。次に、S306で、ディスクコントローラ350のCPUが書き込み回数のしきい値と現在の使用値を比較し、画像データを書き込むためのストレージを選択するため、S307へ進む。そして、S307で、現在の使用値がしきい値を超えているいかどうかをディスクコントローラ350のCPUが判断する。ここで、現在の使用値がしきい値を超えていないとディスクコントローラ350のCPUが判断した場合は、S308で、ディスクコントローラ350のCPUは画像データをフラッシュメモリ352(第1の記憶装置)に転送する。
一方、S307で、現在の使用値がしきい値を超えているとディスクコントローラ350のCPUが判断した場合は、S309で、ディスクコントローラ350のCPUは、画像データをHDD351に転送して、S310へ進む。そして、S310で、S303で受け付けたジョブを終了して、S303へ戻り、次のジョブを受け付ける。
S310〜S303へ戻り、続けてジョブを受けた場合には、MFP1の使用時間と耐用年数を用いて、しきい値を更新する。ここで、しきい値を更新するタイミングとしては、電源ON時やスリープ動作からの復帰時などでもよい。
フラッシュメモリ352を交換した場合においても、交換した時の使用時間を記憶しておくことで、同じように書き込み回数を管理することが可能である。
これにより、書き換え回数に制限のある記憶装置と制限のない他の記憶装置とを併用するような画像処理装置において、SSDを交換しても、耐用年数を重ねてもできるだけ画像データを他の記憶装置へ書き込むことができる。
本発明の各工程は、ネットワーク又は各種記憶媒体を介して取得したソフトウエア(プログラム)をパソコン(コンピュータ)等の処理装置(CPU、プロセッサ)にて実行することでも実現できる。
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。
1 MFP
101 スキャナ部
102 プリンタ部
103 コントローラ部
120 操作部
350 ディスクコントローラ
351 ハードディスク
352 フラッシュメモリ

Claims (9)

  1. 画像処理装置であって、
    記憶領域に対する書き込み回数が制限される第1の記憶手段と、
    画像データを記憶する第2の記憶手段と、
    前記画像処理装置の使用時間が耐用年数に近づくまで前記第1の記憶手段の書き込み回数が書き込み回数の制限値を超えないように現在の使用時間に応じて設定すべき書き込み回数を制限するための書き込み回数しきい値を算出する算出手段と、
    前記第1の記憶手段に前記画像データを書き込む際に前記算出手段が算出した書き込み回数しきい値と管理される前記第1の記憶手段の書き込み回数とを比較して前記第1の記憶手段に対する書き込み回数が制限される状態であるかどうかを判断する判断手段と、
    前記書き込み回数が制限される状態であると判断した場合、前記画像データを前記第2の記憶手段に書き込み、前記書き込み回数が制限される状態でないと判断した場合、前記画像データを前記第1の記憶手段に書き込む制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 画像処理装置であって、
    記憶領域に対する書き込み回数が制限される第1の記憶手段と、
    画像データを記憶する第2の記憶手段と、
    前記画像処理装置の耐用年数及び使用時間と前記第1の記憶手段に設定される書き込み回数の上限値とから前記画像処理装置に設定すべき書き込み回数のしきい値を算出する算出手段と、
    前記第1の記憶手段に前記画像データを書き込む際に前記算出手段が算出した書き込み回数のしきい値と管理される書き込み回数とを比較して前記第1の記憶手段に対する書き込み回数が制限される状態であるかどうかを判断する判断手段と、
    前記書き込み回数が制限される状態であると判断した場合、前記画像データを前記第2の記憶手段に書き込み、前記書き込み回数が制限される状態でないと判断した場合、前記画像データを前記第1の記憶手段に書き込む制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  3. 画像処理装置であって、
    記憶領域に対する書き込み回数が制限される第1の記憶手段と、
    画像データを記憶する第2の記憶手段と、
    前記画像処理装置の耐用年数及び使用時間と設定されるページ数の上限値とから前記画像処理装置に設定すべきページ数のしきい値を算出する算出手段と、
    前記第1の記憶手段に前記画像データを書き込む場合、前記算出手段が算出したページ数のしきい値と管理される現在のページ数とを比較して前記第1の記憶手段に対するページ数が制限される状態であるかどうかを判断する判断手段と、
    前記ページ数が制限される状態であると判断した場合、前記画像データを前記第2の記憶手段に書き込み、前記ページ数が制限される状態でないと判断した場合、前記画像データを前記第1の記憶手段に書き込む制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  4. 前記書き込み回数のしきい値は、前記使用時間に従って増加することを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  5. 前記判断手段が前記書き込み回数が制限される状態であると判断した場合に、前記第1の記憶装置の交換を通知する通知手段を備えることを特徴とする請求項2記載の画像処理装置。
  6. 前記第1の記憶手段を半導体メモリで構成したことを特徴とする請求項2または3に記載の画像処理装置。
  7. 記憶領域に対する書き込み回数が制限される第1の記憶手段と、画像データを記憶する第2の記憶手段とを備える画像処理装置の制御方法であって、
    前記画像処理装置の耐用年数及び使用時間と前記第1の記憶手段に設定される書き込み回数の上限値とから前記画像処理装置に設定すべき書き込み回数のしきい値を算出する算出工程と、
    前記第1の記憶手段に前記画像データを書き込む際に前記算出工程が算出した書き込み回数のしきい値と管理される書き込み回数とを比較して前記第1の記憶手段に対する書き込み回数が制限される状態であるかどうかを判断する判断工程と、
    前記書き込み回数が制限される状態であると判断した場合、前記画像データを前記第2の記憶手段に書き込み、前記書き込み回数が制限される状態でないと判断した場合、前記画像データを前記第1の記憶手段に書き込む制御工程と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  8. 記憶領域に対する書き込み回数が制限される第1の記憶手段と、画像データを記憶する第2の記憶手段とを備える画像処理装置の制御方法であって、
    前記画像処理装置の耐用年数及び使用時間と設定されるページ数の上限値とから前記画像処理装置に設定すべきページ数のしきい値を算出する算出工程と、
    前記第1の記憶手段に前記画像データを書き込む際に前記算出工程が算出したページ数のしきい値と管理される現在のページ数とを比較して前記第1の記憶手段に対するページ数が制限される状態であるかどうかを判断する判断工程と、
    前記ページ数が制限される状態であると判断した場合、前記画像データを前記第2の記憶手段に書き込み、前記ページ数が制限される状態でないと判断した場合、前記画像データを前記第1の記憶手段に書き込む制御工程と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  9. 請求項7または8記載の画像処理装置の制御方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016051193A (ja) * 2014-08-28 2016-04-11 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 電子機器、及び画像形成装置
JP2017068770A (ja) * 2015-10-02 2017-04-06 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 記憶域管理プログラム及び電子機器
JP2017134603A (ja) * 2016-01-27 2017-08-03 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置およびデータ処理プログラム

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