JP2016051193A - 電子機器、及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】HDDの代替手段としてSSDを用いることで、ユーザーが暫定的に機器を使用可能にしてユーザーの利便性を向上させつつ、SSDが過剰に使用されてしまうことを防止する。
【解決手段】電子機器は、SSD(Solid State Drive)と、HDD(Hard Disk Drive)と、前記HDDの状態に基づいて前記HDDの故障を検出する故障検出部と、前記SSDにおけるデータの書き換えの累計回数を計測する累計回数計測部と、前記SSDにおけるデータの残余書換可能回数を、前記計測された累計回数に基づいて算出する残余書換可能回数算出部と、前記算出された残余書換可能回数が予め定められた設定回数を超えるか判断する回数判断部と、前記故障検出部により前記HDDの故障が検出され、且つ、前記回数判断部により前記残余書換可能回数が前記設定回数を超えると判断されたときに、前記SSDをデータの記憶先として許可する制御部と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、HDD(Hard Disk Drive)及びSSD(Solid State Drive)の両方を搭載した電子機器、及び画像形成装置に関する。
一般的なHDDはその構造上、振動や微細なゴミ及び化学物質などのコンタミ(異物混入)に弱く、ディスクに汚れやキズが起こると読み出し及び書き込みができなくなり故障してしまうことがある。その故障率は例えば0.01%に達することもあり、この数値は決して低くない。
このため、近年、HDDの代替手段としてSSDが普及している。SSDはHDDと比較して、振動や衝撃に強く、また高速アクセスが可能というメリットがある。複合機やプリンターにおいてSSDのこれらのメリットは機器のパフォーマンスを上げることや、信頼性をあげることに非常に役立つ。その反面、SSDのデメリットには、ビット単価が高いことや、書き換えの寿命が存在することを挙げることができる。
一般に、HDD及びSSDの両方を搭載した画像処理装置では、頻繁に書き換えを行わないプログラム格納用として小容量のSSDが使用され、書き換えを頻繁に行うストレージ及びテンポラリー用途としてHDDが使用される(例えば特許文献1参照)。
特開2014−32582号公報
特許文献1に示されるような画像処理装置では、その起動時にHDDのマウントを試み、正常にマウントできないと異常を検知してエラーコールを操作部に出力し、動作が停止される。その際、ユーザーはHDDの異常が改修されない限り画像処理装置を使用できないので、HDDの代替手段としてSSDが使用される場合がある。この場合において、SSDが過剰に使用されると、画像処理装置の製品寿命よりも前にSSDの寿命が到来し、画像処理装置を使用できなくなってしまう虞がある。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたもので、HDDの代替手段としてSSDを用いることで、ユーザーが暫定的に機器を使用可能にしてユーザーの利便性を向上させつつ、SSDが過剰に使用されてしまうことを防止することを目的としている。
本発明の一局面に係る電子機器は、SSD(Solid State Drive)と、
HDD(Hard Disk Drive)と、
前記HDDの状態に基づいて前記HDDの故障を検出する故障検出部と、
前記SSDにおけるデータの書き換えの累計回数を計測する累計回数計測部と、
前記SSDにおけるデータの残余書換可能回数を、前記計測された累計回数に基づいて算出する残余書換可能回数算出部と、
前記算出された残余書換可能回数が予め定められた設定回数を超えるか判断する回数判断部と、
前記故障検出部により前記HDDの故障が検出され、且つ、前記回数判断部により前記残余書換可能回数が前記設定回数を超えると判断されたときに、前記SSDをデータの記憶先として許可する制御部と、を備える。
本発明によれば、HDDの代替手段としてSSDを用いることで、ユーザーが暫定的に機器を使用可能にしてユーザーの利便性を向上させつつ、SSDが過剰に使用されてしまうことを防止することが可能になる。
本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の構造を示す正面断面図である。 画像形成装置の主要内部構成を示す機能ブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の起動時のフローチャートである。 本発明に係る電子機器の第2実施形態である画像形成装置の主要内部構成を示す機能ブロック図である。 本発明に係る電子機器の第2実施形態である画像形成装置のコピー動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の第1実施形態に係る電子機器及び画像形成装置について図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の構造を示す正面断面図である。
本発明に係る電子機器の第1実施形態である画像形成装置1は、例えば、コピー機能、プリンター機能、スキャナー機能及びファクシミリ機能のような複数の機能を兼ね備えた複合機である。画像形成装置1は、装置本体11に、操作部47、画像形成部12、定着部13、給紙部14、原稿給送部6及び原稿読取部5等を備えて構成されている。
操作部47は、画像形成装置1が実行可能な各種動作及び処理について操作者から画像形成動作実行指示や原稿読取動作実行指示等の指示を受け付ける。操作部47は、HDD92(図2参照)のフォーマット指示を受け付ける。操作部47は、操作者への操作案内等を表示する表示部473を備えている。なお、操作部47は特許請求の範囲における情報入力受付部の一例となる。
画像形成装置1が原稿読取動作を行う場合、原稿給送部6により給送されてくる原稿又は原稿載置ガラス161に載置された原稿の画像を原稿読取部5が光学的に読み取り、画像データを生成する。原稿読取部5により生成された画像データは内蔵HDD又はネットワーク接続されたコンピューター等に保存される。
画像形成装置1が画像形成動作を行う場合は、原稿読取動作により生成された画像データ又はネットワーク接続されたコンピューターから受信した画像データ又は内蔵HDDに記憶されている画像データ等に基づいて、画像形成部12が、給紙部14から給紙される記録媒体としての記録紙Pにトナー像を形成する。カラー印刷を行う場合、画像形成部12のマゼンタ用の画像形成ユニット12M、シアン用の画像形成ユニット12C、イエロー用の画像形成ユニット12Y及びブラック用の画像形成ユニット12Bkは、それぞれに、画像データを構成するそれぞれの色成分からなる画像に基づいて、帯電、露光及び現像の工程により感光体ドラム121上にトナー像を形成し、トナー像を一次転写ローラー126により中間転写ベルト125上に転写させる。
中間転写ベルト125上に転写される各色のトナー画像は、転写タイミングを調整して中間転写ベルト125上で重ね合わされ、カラーのトナー像となる。二次転写ローラー210は、中間転写ベルト125の表面に形成されたカラーのトナー像を、中間転写ベルト125を挟んで駆動ローラー125Aとのニップ部Nにおいて、給紙部14から搬送路190を搬送されてきた記録紙Pに転写させる。この後、定着部13が記録紙P上のトナー像を熱圧着により記録紙Pに定着させる。定着処理の完了したカラー画像形成済みの記録紙Pは、排出トレイ151に排出される。
給紙部14は、複数の給紙カセットを備える。制御部100(図2)は、操作者による指示で指定されたサイズの記録紙が収容された給紙カセットのピックアップローラー145を回転駆動させて、各給紙カセットに収容されている記録紙Pをニップ部Nに向けて搬送させる。
尚、画像形成装置1において、両面印刷を行う場合は、画像形成部12より一方の面に画像が形成された記録紙Pを、排出ローラー対159にニップされた状態とした後、記録紙Pを排出ローラー対159によりスイッチバックさせて反転搬送路195に送り、搬送ローラー対19により、ニップ部N及び定着部13に対して記録紙Pの搬送方向上流域に再度搬送する。これにより、画像形成部12により記録紙の他方の面に画像が形成される。
図2は、画像形成装置1の主要内部構成を示す機能ブロック図である。画像形成装置1は、制御ユニット10、原稿給送部6、原稿読取部5、画像形成部12、HDD92、SSD93、定着部13、駆動モーター70、操作部47、ファクシミリ通信部71及びネットワークインターフェース部91等を備える。尚、図1を用いて説明した構成要素と同じものには同じ番号を付し、説明を省略する。
原稿読取部5は、制御ユニット10に備えられる制御部100による制御の下、光照射部及びCCDセンサー等を有する読取機構163(図1)を備える。原稿読取部5は、光照射部により原稿を照射し、その反射光をCCDセンサーで受光することにより、原稿から画像を読み取る。
HDD92は、原稿読取部5によって読み取られた原稿の画像データ等を記憶する大容量の不揮発性記憶装置である。HDD92の記憶領域全体は、いくつかの領域(パーティション)に分割されて用途別に利用される。分割された領域の一つであるテンポラリー領域には、画像形成部12によって画像データが処理(ハンドリング)される際に、一旦画像データを蓄積するという用途がある。
SSD93は、小容量の不揮発性半導体記憶装置である。SSD93の記憶領域全体もHDD92と同様に、いくつかの領域(パーティション)に分割されて用途別に利用される。SSD93は、プログラム格納用の空き容量が領域(パーティション)として区切られている。本実施形態では、この空き容量は、HDD92の故障が検出された際に、画像データを一時的に蓄積するテンポラリー領域として用いる。この構成をとることで、HDD92の故障時にHDD92のテンポラリー領域が使用できなくなる事態を回避する。
駆動モーター70は、画像形成部12の各回転部材及び搬送ローラー対19等に回転駆動力を付与する駆動源である。
ファクシミリ通信部71は、図略の符号化/復号化部、変復調部及びNCU(Network Control Unit)を備え、公衆電話回線網を用いてのファクシミリの送信を行うものである。
ネットワークインターフェース部91は、LANボード等の通信モジュールから構成され、ネットワークインターフェース部91に接続されたLAN等を介して、ローカルエリア内又はインターネット上のパーソナルコンピューター等の外部装置20と種々のデータの送受信を行う。
制御ユニット10は、CPU(Central Processing Unit)、RAM、ROM及び専用のハードウェア回路等から構成される。制御ユニット10は、制御部100、累計回数計測部111、残余書換可能回数算出部112、回数判断部113、故障検出部114、及びフォーマット実行部117と、書換可能回数記憶部118とを備える。当該書換可能回数記憶部118には、SSD93の予め定められた書き換え限界値である書換可能回数が記憶されている。
制御部100は、画像形成装置1の全体的な動制御を司る。
累計回数計測部111は、SSD93におけるデータの書き換えの累計回数を計測する。
残余書換可能回数算出部112は、SSD93におけるデータの残余書換可能回数を前記計測された累計回数に基づいて算出する。具体的に、残余書換可能回数算出部112は、書換可能回数記憶部118に記憶されている書換可能回数から、累計回数計測部111によって計測された累計回数を引くことによって残余書換可能回数を算出する。
回数判断部113は、前記算出された残余書換可能回数が予め定められた設定回数を超えるか判断する。
故障検出部114は、HDD92の状態に基づいてHDD92の故障を検出する。故障検出部114は、マウント実行部115とマウント結果判断部116とを備える。
マウント実行部115は、例えば、OS(Operating System)に組み込まれるソフトウェアとBIOS(Basic Input/Output System)とを仲立ちするファイルシステムが当該マウント実行部115として機能し、画像形成装置1の起動時にHDD92へのマウントを実行する。マウントとは、例えば、ファイルシステムがアクセス可能なドライブ(ハードディスク)/メディア(ハードディスクドライブ)/ボリューム(パーティション)であるか否かの確認を意味する。
マウント結果判断部116は、マウント実行部115がマウントに成功したか否か判断する。なお、マウントに成功したか否かの判断基準は、ドライブ/メディア/ボリュームが正常に機能するか否かによって判断され、ドライブ/メディア/ボリュームの全てが正常に機能する場合にマウントが成功したと判断され、ドライブ/メディア/ボリュームのどれか一つでも正常に機能しない場合、マウントが失敗したと判断される。なお、当該判断基準は、上記ファイルシステムの作りや、ファイルシステムよりも上位階層にあるOSの作りなど、システム構成によって異なる。
故障検出部114は、マウント結果判断部116によりマウントに失敗したと判断された場合に、それをもってHDD92が故障していると検出する。
フォーマット実行部117は、HDD92のフォーマットを実行する。フォーマットとは、例えば、OSがHDD92を利用するための管理情報(メディア/ドライブ/ボリューム)等の設定作業を意味する。
制御部100は、故障検出部114によりHDD92の故障が検出され、且つ、回数判断部113により残余書換可能回数が設定回数を超えると判断されたときに、SSD93の空き容量(テンポラリー領域)を印刷データの記憶先として許可する。
制御部100は、操作部47、原稿給送部6、原稿読取部5、画像形成部12、定着部13、駆動モーター70、ファクシミリ通信部71、ネットワークインターフェース部91、HDD92、及びSSD93等と接続され、これら各部の制御を行う。
制御ユニット10は、画像処理プログラムに従った動作により、制御部100として機能する。但し、当該制御部100は、制御ユニット10による画像処理プログラムに従った動作によらず、それぞれハード回路により構成することも可能である。以下、特に触れない限り、各実施形態について同様である。
次に、図3を参照して、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の動作について説明する。図3は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の起動時の動作を示すフローチャートである。本実施形態では、一定の制約条件(HDD92の故障が検出され、且つ、SSD93の残余書換可能回数が設定回数を超えると判断された)を満たす場合のみ、制御部100がSSD93の使用が許可される。
マウント実行部115は、画像形成装置1が起動される際に、HDD92へのマウントを試みる。そして、マウント結果判断部116は、マウント実行部115がマウントに成功したか否か判断する(S1)。マウント実行部115がマウントに成功した場合(S1でYES)、制御部100はHDD92を印刷データの記憶先として許可する(S9)。そして、制御部100は、処理を終了させる指示を受け付け、画像形成装置1の起動時の動作を終了させる。マウント実行部115がマウントに失敗した場合(S1でNO)、制御部100は、HDD92が故障したことを示す警告を表示部473に表示する(S2)。このとき、制御部100は、表示部473の警告表示を通じて、HDD92に故障が発生したことをユーザーに通知するので、ユーザーは、例えば、HDD92のエラーをサービスマンに連絡するか、HDD92のエラーを改修するためにHDD92のフォーマットを行うかを選択することができる。
制御部100は、操作部47がHDD92のフォーマット指示を受け付けたか判断する(S3)。操作部47がフォーマット指示を受け付けなかった場合(S3でNO)、制御部100は、処理を終了させる指示を受け付け、画像形成装置1の起動時の動作を終了させる。ただし、ユーザーがHDD92のエラーをサービスマンに連絡し、当該サービスマンがHDD92のエラー要因を取り除く改修を行った場合には、改修後のHDD92を用いて再度S1が実行される。操作部47がフォーマット指示を受け付けた場合(S3でYES)、フォーマット実行部117は、HDD92のフォーマットを実行する(S4)。
S4でフォーマット実行部117によるフォーマットの実行後、マウント結果判断部116は、マウント実行部115が再マウントに成功したか否か判断する(S5)。再マウントに成功した場合、制御部100はHDD92を印刷データの記憶先として許可する(S9)。そして、制御部100は、処理を終了させる指示を受け付け、画像形成装置1の起動時の動作を終了させる。マウント実行部115がHDD92の再マウントに失敗した場合(S5でNO)、残余書換可能回数算出部112は、書換可能回数記憶部118に記憶されている書換可能回数から、累計回数計測部111によって計測された累計回数を引くことによってSSD93におけるデータの残余書換可能回数を算出する(S6)。
回数判断部113は、残余書換可能回数算出部112により算出された残余書換可能回数が予め定められた設定回数を超えるか判断する(S7)。この設定回数は、例えば、SSD93の予め定められた書き換え限界値である書換可能回数の40%〜50%に相当する回数に設定される。制御部100は、S7で残余書換可能回数が設定回数を超える場合(S7でYES)、SSD93の空き容量(テンポラリー領域)を印刷データの記憶先として許可する(S8)。そして、制御部100は、処理を終了させる指示を受け付け、画像形成装置1の起動時の動作を終了させる。制御部100は、HDD92の故障が検出され、且つ、SSD93の残余書換可能回数が設定回数を超えると判断されたときに、SSD93を印刷データの記憶先として許可する。制御部100は、S7で残余書換可能回数が設定回数以下の場合(S7でNO)、処理を終了させる指示を受け付け、画像形成装置1の起動時の動作を終了させる。
本実施形態では、制御部100は、HDD92の代替手段としてSSD93を使用するにあたって一定の制約条件を課す。具体的に、制御部100は、HDD92の故障が検出され、且つ、SSD93の残余書換可能回数が設定回数を超えると判断されたことを条件として、SSD93の空き容量(テンポラリー領域)をデータの記憶先とする。これにより、SSD93の過剰な使用が防止され、画像形成装置1の製品寿命よりも前にSSD93の寿命が到来してしまい画像形成装置1が使用できなくなる事態を回避可能になる。
このように、本実施形態では、一定の制約条件さえ満たせばHDD92の故障後も、SSD93がHDD92の代替手段として用いられるため、画像形成装置1の使用が可能となり、ユーザーの利便性が向上する。
また、本実施形態では、マウント実行部115がHDD92のマウントに失敗した場合(上記S1でNO)、制御部100は、表示部473の警告表示を通じて、HDD92に故障が発生したことをユーザーに通知する。そのため、当該通知を受けたユーザーは、HDD92の修理サポートを受けるためにHDD92の故障発生をサービスマン等に連絡できる。修理サポートによってHDD92の故障要因が除去された場合、制御部100はHDD92をデータの記憶先として許可できるので(上記S9)、データの記憶先としてSSD93が継続使用されることを防止できる。
次に、本発明の第2実施形態に係る電子機器、及び画像形成装置について図面を参照して説明する。
図4は、本発明に係る電子機器の第2実施形態である画像形成装置の主要内部構成を示す機能ブロック図である。第1の実施形態で説明した画像形成装置の要素と同一の要素については、同じ符号を付し詳細な説明を省略する。
制御ユニット10は、制御部100、累計回数計測部111、残余書換可能回数算出部112、故障検出部114、印刷可能枚数取得部118、枚数判断部119、及び認証判断部130を備える。
制御部100は、操作部47、原稿給送部6、原稿読取部5、画像メモリー32、画像形成部12、定着部13、駆動モーター70、ファクシミリ通信部71、ネットワークインターフェース部91、HDD92、及びSSD93等と接続され、これら各部の制御を行う。原稿読取部5は、原稿を一枚ずつ読み取り、読み取った原稿の印刷データを生成する。SSD93には、原稿読取部5により生成された印刷データが原稿一枚分ごとに書き込まれる。画像形成部12は、SSD93に記憶されている印刷データについて原稿一枚分ごとに画像を印刷する。
印刷可能枚数取得部118は、残余書換可能回数算出部112により算出されたSSD93の残余書換可能回数を、画像形成部12が画像を印刷可能な印刷可能枚数として取得する。上述のとおり、画像形成部12は、SSD93に書き込まれた印刷データを原稿一枚分ごとに読み取って画像を印刷するので、画像形成部12の印刷可能枚数とSSD93の残余書換可能回数とは等しい値になる。
枚数判断部119は、印刷可能枚数取得部118により取得された印刷可能枚数が予め定められた設定枚数を超えるか判断する。
認証判断部130は、ユーザーの認証情報(例えば、ユーザーID)を予め保有しており、当該認証情報に基づいて、印刷が許されているユーザーであるか否かを確認する。
制御部100は、故障検出部114によりHDD92の故障が検出され、且つ、認証判断部130により印刷要求に係る印刷が許可された場合のみ、SSD93を印刷データの記憶先として許可し、SSD93から画像形成部12に印刷データを供給し、当該画像形成部12に画像の印刷を実行させる。
次に、図5を参照しながら、本発明の第2実施形態に係る画像形成装置のコピー動作について説明する。図5は、本発明に係る電子機器の第2実施形態である画像形成装置のコピー動作を示すフローチャートである。本実施形態のコピー動作は以下のように行われる。画像形成装置1がコピー動作を受け付ける場合には、ユーザーが自らの認証情報を操作部47の操作に応じて入力し、画像形成装置1にログインしているものとする。なお、第1の実施形態では、HDD92が故障した場合に、SSD93の残余書換可能回数と設定回数との比較結果に基づいて、制御部100がSSD93を印刷データの記憶先として許可したが(図3参照)、本実施形態では、SSD93を用いた印刷可能枚数と設定枚数との比較結果に基づいて、制御部100がSSD93を印刷データの記憶先として許可する点で第1実施形態と相違する。
マウント結果判断部116は、マウント実行部115がHDD92のマウントに成功したか否か判断する(S11)。マウント実行部115がHDD92のマウントに成功した場合(S11でYES)、制御部100は、HDD92を印刷データの記憶先として許可し、HDD92から画像形成部12に印刷データを供給し、当該画像形成部12に画像の印刷を行わせる(S17)。そして、制御部100は、処理を終了させる指示を受け付け、画像形成装置1の起動時の動作を終了させる。マウント実行部115がHDD92のマウントに失敗した場合(S11でNO)、残余書換可能回数算出部112は、SSD93におけるデータの残余書換可能回数を、累計回数計測部111により計測された累計回数に基づいて算出する(S12)。印刷可能枚数取得部118は、残余書換可能回数算出部112により算出されたSSD93の残余書換可能回数を、画像形成部12が画像を印刷可能な印刷可能枚数として取得する(S13)。
枚数判断部119は、印刷可能枚数取得部118により算出された印刷可能枚数が予め定められた設定枚数を超えるか判断する(S14)。この設定枚数は、例えば、SSD93の予め定められた書き換え限界値である書換可能回数の40%〜50%に相当する枚数に設定される。制御部100は、印刷可能枚数が設定枚数を超える場合(S14でYES)、SSD93を印刷データの記憶先として許可し、SSD93から画像形成部12に印刷データを供給し、当該画像形成部12に画像の印刷を行わせる(S16)。そして、制御部100は、処理を終了させる指示を受け付け、本実施形態のコピー動作を終了させる。印刷可能枚数が設定枚数以下である場合(S14でNO)、認証判断部130は、予め印刷可能枚数が設定枚数以下である場合でも印刷を許可するユーザーの認証情報を保有し、この保有している認証情報と、ログイン時に入力されたユーザーの認証情報とを照合して、ログインしたユーザーが印刷が許されているユーザーであるか否かを確認する(S15)。制御部100は、ログインしたユーザーに印刷を許可する場合(S15でYES)、SSD93を印刷データの記憶先として許可し、SSD93から画像形成部12に印刷データを供給し、当該画像形成部12に画像の印刷を行わせる(S16)。そして、制御部100は、処理を終了させる指示を受け付け、本実施形態のコピー動作を終了させる。制御部100は、ログインしたユーザーに印刷を許可しない場合(S15でNO)、処理を終了させる指示を受け付け、本実施形態のコピー動作を終了させる。
この第2実施形態では、書換可能回数を印刷可能枚数として扱い、制御部100は、HDD92の故障が検出され、且つ、画像形成部12が画像を印刷可能な印刷可能枚数が設定枚数を超えると判断された場合には、ユーザーが予め印刷を許可されたものである場合に印刷を許可するので、SSD93の過剰な使用を防止しつつ、印刷が必要な場合には、特定の者に対する印刷を許可して印刷を確保することができる。
このように、第2実施形態では、一定の制約条件さえ満たせばHDD92の故障後も、SSD93がHDD92の代替手段として用いられるため、画像形成装置1によるコピー動作が可能となり、ユーザーの利便性が向上する。
以上、本発明を画像形成装置に適用した実施形態について説明したが、本発明はこれに限らず、HDD及びSSDの両方を搭載した電子機器であれば、例えばモバイル機器や医療機器などにも適用可能である。
また、上記第1実施形態では、制御部100は、故障検出部114によりHDD92の故障が検出され、回数判断部113により残余書換可能回数が設定回数を超えると判断され、且つ、フォーマット実行部117によりフォーマットが実行されたときに、SSD93をデータの記憶先として許可する例を示しているが(図3参照)、本発明は、当該例に限られず、制御部100は、故障検出部114によりHDD92の故障が検出され、回数判断部113により残余書換可能回数が設定回数を超えると判断され、操作部47によりユーザーがサービスマンに連絡済みであることを示す連絡済み情報の入力が受け付けられ、且つ、フォーマット実行部117によりフォーマットが実行されているときに、SSD93をデータの記憶先として許可しても良い。なお、操作部47は特許請求の範囲における情報入力受付部の一例となる。
なお、上記第1実施形態では、制御部100は、故障検出部114によりHDD92の故障が検出され、且つ、回数判断部113によりSSD93の残余書換可能回数が予め定められた設定回数を超えると判断されたときに、SSD93をデータの記憶先として許可する例を示したが、本発明は、当該例に限られず、残余書換可能回数よりも少ない第2残余書換可能回数の入力を受け付ける第2残余書換可能回数入力受付部を備え、回数判断部113は、第2残余書換可能回数が予め定められた設定回数を超えるか判断し、制御部100は、故障検出部114によりHDD92の故障が検出され、且つ、回数判断部113により第2残余書換可能回数が予め定められた設定回数を超えると判断されたときに、SSD93をデータの記憶先として許可するものであってもよい。この構成によれば、SSD93の残余書換可能回数を第2残余書換可能回数に少なくしてもなお、当該第2残余書換可能回数が予め定められた設定回数を超えるほど、SSD93に寿命が残された状態で、ユーザーは画像形成装置1を使用できるので、画像形成装置1の製品寿命よりも前にSSD93の寿命が到来するリスクが最小限に抑制され、ユーザーは画像形成装置1を安全に安心して使用することができる。
なお、図1乃至図5を用いて上記各実施形態に示した構成及び処理は、本発明の一実施形態に過ぎず、本発明の構成及び処理はこれに限定されるものではない。
1 画像形成装置
10 制御ユニット
12 画像形成部
92 HDD
93 SSD
100 制御部
111 累計回数計測部
112 残余書換可能回数算出部
113 回数判断部
114 故障検出部
115 マウント実行部
116 マウント結果判断部
117 フォーマット実行部
118 印刷可能枚数取得部
119 枚数判断部
130 認証判断部
473 表示部

Claims (5)

  1. SSD(Solid State Drive)と、
    HDD(Hard Disk Drive)と、
    前記HDDの状態に基づいて前記HDDの故障を検出する故障検出部と、
    前記SSDにおけるデータの書き換えの累計回数を計測する累計回数計測部と、
    前記SSDにおけるデータの残余書換可能回数を、前記計測された累計回数に基づいて算出する残余書換可能回数算出部と、
    前記算出された残余書換可能回数が予め定められた設定回数を超えるか判断する回数判断部と、
    前記故障検出部により前記HDDの故障が検出され、且つ、前記回数判断部により前記残余書換可能回数が前記設定回数を超えると判断されたときに、前記SSDをデータの記憶先として許可する制御部と、を備える電子機器。
  2. 前記故障検出部は、
    前記電子機器の起動時に前記HDDへのマウントを実行するマウント実行部と、
    前記マウント実行部が前記マウントに成功したか判断するマウント結果判断部と、を備え、
    前記故障検出部は、
    前記マウント結果判断部により前記マウントに失敗したと判断された場合に、前記HDDが故障していると検出する請求項1に記載の電子機器。
  3. ユーザーがサービスマンに連絡済みであることを示す連絡済み情報の入力を受け付ける情報入力受付部と、
    前記HDDのフォーマットを実行するフォーマット実行部と、を備え
    前記制御部は、
    前記故障検出部により前記HDDの故障が検出され、前記回数判断部により前記残余書換可能回数が前記設定回数を超えると判断され、前記情報入力受付部により前記連絡済み情報の入力が受け付けられ、且つ、前記フォーマット実行部により前記フォーマットが実行されているときに、前記SSDをデータの記憶先として許可する請求項1又は請求項2に記載の電子機器。
  4. 前記残余書換可能回数よりも少ない第2残余書換可能回数の入力を受け付ける第2残余書換可能回数入力受付部を備え、
    前記回数判断部は、
    前記第2残余書換可能回数が前記設定回数を超えるか判断し、
    前記制御部は、
    前記故障検出部により前記HDDの故障が検出され、且つ、前記回数判断部により前記第2残余書換可能回数が前記設定回数を超えると判断されたときに、前記SSDをデータの記憶先として許可する請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の電子機器。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の電子機器であって、
    原稿を一枚ずつ読み取り、読み取った原稿の印刷データを生成する原稿読取部を備え、
    前記SSDには、前記原稿読取部により生成された印刷データが原稿一枚分ごとに書き込まれ、
    前記SSDに記憶されている印刷データを原稿一枚分ごとに印刷する画像形成部と、
    前記算出された残余書換可能回数を、前記画像形成部が画像を印刷可能な印刷可能枚数として取得する印刷可能枚取得部と、
    前記印刷可能枚数取得部により取得された印刷可能枚数が予め定められた設定枚数を超えるか判断する枚数判断部と、を備え、
    制御部は、
    前記故障検出部により前記HDDの故障が検出され、且つ、前記枚数判断部により前記印刷可能枚数が前記設定枚数を超えると判断されたときに、前記SSDをデータの記憶先として許可し、前記画像形成部に印刷を行わせる画像形成装置。
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