JP2013246646A - 情報処理装置及びデータ読出方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】圧縮ファイルシステムからのデータ読み出しを効率的に行うことが可能な情報処理装置及びデータ読出方法。
【解決手段】処理対象のデータ又は当該データに対応する圧縮データが、自装置のワークエリアに存在するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段で前記処理対象のデータ及び当該データに対応する圧縮データの全て又は一部が前記ワークエリアに存在しないと判定された場合に、当該存在しないと判定された圧縮データを圧縮ファイルシステムから読み出し、前記ワークエリアにコピーするデータ読出手段と、前記ワークエリアにコピーされた前記処理対象のデータに対応する圧縮データを、当該ワークエリアの異なる領域に展開する展開手段と、自装置の動作状態を判定する動作判定手段と、を備え、前記データ読出手段は、前記動作判定手段で判定された自装置の動作状態が所定の動作状態のときに、未読み出しの圧縮データを前記圧縮ファイルシステムから読み出し、前記ワークエリアにコピーする。
【選択図】図2
【解決手段】処理対象のデータ又は当該データに対応する圧縮データが、自装置のワークエリアに存在するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段で前記処理対象のデータ及び当該データに対応する圧縮データの全て又は一部が前記ワークエリアに存在しないと判定された場合に、当該存在しないと判定された圧縮データを圧縮ファイルシステムから読み出し、前記ワークエリアにコピーするデータ読出手段と、前記ワークエリアにコピーされた前記処理対象のデータに対応する圧縮データを、当該ワークエリアの異なる領域に展開する展開手段と、自装置の動作状態を判定する動作判定手段と、を備え、前記データ読出手段は、前記動作判定手段で判定された自装置の動作状態が所定の動作状態のときに、未読み出しの圧縮データを前記圧縮ファイルシステムから読み出し、前記ワークエリアにコピーする。
【選択図】図2
Description
本発明の実施形態は、情報処理装置及びデータ読出方法に関するものである。
従来、PC(Personal Computer)等の情報処理装置では、記憶装置から処理対象となる格納されたデータ(ファイル)を読み出し、当該記憶装置よりも高速な主記憶装置やキャッシュメモリに格納することで、当該データの実行に要する時間を短縮する技術が提案されている。係る記憶装置に関し、シンクライアントや組み込みシステム等の情報処理装置では、データの改変防止やフラッシュメモリ等の記憶媒体の劣化を防止するため、cloopやCramfs、SquashFS等のリードオンリーな圧縮ファイルシステムが用いられている。
しかしながら、圧縮ファイルシステムに対し従来の読み出し方法を用いて読み出しを行うと、パフォーマンスの観点から非効率になる可能性があり改善の余地があった。
実施の形態の情報処理装置は、圧縮ファイルシステムを格納した記憶装置にアクセスを行う情報処理装置であって、判定手段と、データ読出手段と、展開手段と、動作判定手段とを備える。判定手段は、処理対象のデータ又は当該データに対応する圧縮データが、自装置のワークエリアに存在するか否かを判定する。データ読出手段が、判定手段で前記処理対象のデータ及び当該データに対応する圧縮データの全て又は一部が前記ワークエリアに存在しないと判定された場合に、当該存在しないと判定された圧縮データを前記圧縮ファイルシステムから読み出し、前記ワークエリアにコピーする。展開手段は、ワークエリアにコピーされた処理対象のデータに対応する圧縮データを、当該ワークエリアの異なる領域に展開する。動作判定手段は、自装置の動作状態を判定する。更に、データ読出手段は、動作判定手段で判定された自装置の動作状態が所定の動作状態のときに、未読み出しの圧縮データを前記圧縮ファイルシステムから読み出し、前記ワークエリアにコピーする。
以下、添付図面を参照して、実施形態にかかる情報処理装置及びデータ読出方法を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではない。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態に係る情報処理装置10の構成の一例を示すブロック図である。同図に示すように、情報処理装置10は、CPU(Central Processing Unit)11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、表示部14と、入力部15と、通信部16と、記憶装置21とを備えている。
図1は、第1の実施形態に係る情報処理装置10の構成の一例を示すブロック図である。同図に示すように、情報処理装置10は、CPU(Central Processing Unit)11と、ROM(Read Only Memory)12と、RAM(Random Access Memory)13と、表示部14と、入力部15と、通信部16と、記憶装置21とを備えている。
CPU11は、主記憶装置であるRAM13を作業領域として、ROM12等に記憶された各種制御プログラムとの協働により各種処理を実行し、情報処理装置10を構成する各部の動作を統括的に制御する。また、CPU11は、処理対象のデータの読み出しを要求するデータ読出要求を発行し、当該要求に応じてRAM13上に展開されたデータに所定の処理を施す。
ROM12は、情報処理装置の制御にかかるプログラムや各種設定情報等を書き換え不可能に記憶する。RAM13は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性の記憶媒体であって、CPU11のワークエリアとして機能する。
表示部14は、LCD(Liquid Crystal Display)等の表示ユニットを有し、CPU11の制御に従い、処理経過や結果等を表示する。
入力部15は、キーボードやマウス等の入力デバイスを有し、この入力デバイスを介して入力されたユーザからの命令や情報をCPU11に通知する。
通信部16は、有線又は無線の通信インタフェースであって、図示しない外部装置との間で通信を確立し、データの送受信を実行する。
記憶装置21は、例えばNAND型フラッシュメモリを記憶媒体とするSSD(Solid State Drive)等であって、cloopやCramfs、SquashFS等のリードオンリーな圧縮ファイルシステムを格納している。この圧縮ファイルシステムでは、ファイルやディレクトリ等のデータ単位で、当該データの各々が所定の圧縮方式で圧縮されている。なお、圧縮されたデータ(以下、圧縮データという)は、個別に展開することが可能となっている。
図2は、第1の実施形態の情報処理装置10が有する記憶装置21のデータの読み出しに係る機能構成の一例を示すブロック図である。同図に示すように、情報処理装置10は、データの読み出しに係る機能構成として、マウント処理部31と、動作状態判定部32と、読出制御部33と、メモリ管理部34とを備えている。なお、上記機能構成は、CPU11とROM12に記憶された各種制御プログラムとの協働により実現されるソフトウェア構成であってもよいし、CPU11等のプロセッサ自身の機能により実現されるハードウェア構成であってもよい。
マウント処理部31は、情報処理装置10の電源オン時(記憶装置21の接続開始時)に、記憶装置21に格納された圧縮ファイルシステムをマウントすることで、記憶装置21を利用可能な状態とする。
動作状態判定部32は、自装置の動作状態として、CPU11の動作状態を常時又は所定時間毎に取得する。また、動作状態判定部32は、取得したCPU11の動作状態がアイドル状態か非アイドル状態かを判別し、その判定結果を読出制御部33に通知する。
ここで、アイドル状態とするCPUの動作状態は、RAM13及び記憶装置21に対する非アクセス状態を少なくとも含むものとするが、これに限らず、CPU11が有する主要な機能(表示部14への出力、入力部15の入力受付、通信部16を介した外部装置との通信等)の非実行状態を含めてもよい。なお、上記した各機能構成を実現するための動作状態は、アイドル状態の判定対象から除外するものとする。また、非アイドル状態の場合には、その動作状態(例えば、RAM13や記憶装置21へのアクセス等)を判定結果として通知する形態としてもよい。
読出制御部33は、CPU11から発行されるデータ読出要求に応じて、データの読み出しを行う機能部である。
具体的に、読出制御部33は、データ読出要求が発行されると、このデータ読出要求で要求されたデータがRAM13上に存在するか否かを判定し、RAM13上に存在する場合には、そのデータ(展開済みデータ)にリードアクセスを実行する。要求されたデータがRAM13上に存在しない場合、当該データに対応する圧縮データがRAM13上に存在するか否かを判定する。ここで、要求されたデータに対応する圧縮データがRAM13上に存在する場合、読出制御部33は、その圧縮データをRAM13上の異なる領域に展開し、その展開済みデータにリードアクセスを実行する。
また、要求されたデータに対応する圧縮データの全て又は一部がRAM13上に存在しないと判定した場合、読出制御部33は、その存在しないと判定した圧縮データ(不足分の圧縮データ)を記憶装置21の圧縮ファイルシステムから読み出し、RAM13にコピーする。そして読出制御部33は、RAM13にコピーした圧縮データをRAM13上の異なる領域に展開し、その展開済みデータにリードアクセスを実行する。なお、記憶装置21が、NAND型フラッシュメモリ等のページのように、規定サイズ単位で読み込みを行う仕様の場合には、読み出し対象の圧縮データが規定サイズより小さなサイズであっても、その規定サイズで読み出しを行うものとする。
また、読出制御部33は、動作状態判定部32から通知されるCPU11の状態がアイドル状態のとき、RAM13へのコピーが完了していない未読み出しの圧縮データを記憶装置21の圧縮ファイルシステムから順次読み出し、RAM13へコピーする。なお、CPU11の状態がアイドル状態から非アイドル状態に切り替わった場合には、記憶装置21からの読み出しを直ちに停止するものとする。
ここで、読み出し対象となる圧縮データは特に問わず、種々の読み出し方法を採用することができる。例えば、直前に読み出した圧縮データの格納アドレス前後に存在する圧縮データから優先的に読み出す形態としてもよい。また。記憶装置21がシーケンシャルリードに対応している場合には、連続するアドレスのデータを高速に読み出すことができるため、直前に読み出した圧縮データの格納アドレスの次の格納アドレスから連続的に読み出す形態としてもよい。また、同一データの展開に要する圧縮データの一部をRAM13上にコピーしている場合には、不足分の圧縮データを優先的に読み出す形態としてもよい。
また、圧縮ファイルシステムの作成時に、読み出しに係る優先度を圧縮データ毎に設定しておき、その優先度に従い圧縮データの読み出しを行う形態としてもよい。なお、優先度に基づく読み出しを行う場合には、CPU11からのデータ読出要求により読み出しが行われた圧縮データや、RAM13上でリードアクセスが行われたデータに対応する圧縮データについては、その圧縮データの優先度を上昇させる補正情報等をRAM13等に保持することで、実際の使用状態を反映することが好ましい。
以下、読出制御部33の動作について説明する。図3は、読出制御部33の読み出し方法を説明するための図である。上述したように、読出制御部33は、データ読出要求で要求されたデータ及び当該データに対応する圧縮データがRAM13上に存在しない場合、この圧縮データを記憶装置21の圧縮ファイルシステムから読み出し、RAM13にコピーする(図中P1参照)。続いて、読出制御部33は、RAM13上にコピーした圧縮データを、RAM13上の異なるアドレスに展開し、この展開したデータにリードアクセスを実行する(図中P2参照)。
その後、CPU11がアイドル状態になると、読出制御部33は、未読み出しの圧縮データを圧縮ファイルシステムから順次読み出しRAM13にコピーすることで、圧縮データの先読みを実行する(図中P3参照)。そして、CPU11からのデータ読出要求により新たなデータが要求されると、読出制御部33は、このデータ又は当該データに対応する圧縮データがRAM13に存在するか否かを判定し、先読みした圧縮データが該当する場合には、この圧縮データをRAM13上に展開し、リードアクセスを実行する。
一方、例えば、読出制御部33を具備しない従来例として、図4や図5に示す読み出し方法が存在する。ここで、図4及び図5は、従来の読み出し方法の一例を説明するための図である。
図4に示すように、従来の読み出し動作では、記憶装置21のマウント時等に、記憶装置21に保持された圧縮ファイルシステムの全体をRAM13にコピーする(図中P11参照)。そして、データ読出要求で要求されたデータを、RAM13にコピーされた圧縮ファイルシステムから、RAM13上の異なるアドレスに展開し、この展開されたデータにリードアクセスが実行される(図中P12参照)。しかしながら、この読み出し方法では、記憶装置21からRAM13に圧縮ファイルシステム全体をコピーするため、実際にリードアクセスが可能になるまで時間を要する。
また、本実施形態の読出制御部33を具備しない他の従来例として、図5に示す読み出し方法が存在している。この従来例では、圧縮ファイルシステム全体は記憶装置21に置いたままで、データ読出要求が発行される毎に、そのデータ読出要求で要求されたデータを、記憶装置21の圧縮ファイルからRAM13上に直接展開し、リードアクセスを実行する(図中P21参照)。この読み出し方法では、圧縮ファイルシステム全体をRAM13にコピーする必要がないため、リードアクセスが可能になるまで時間を短縮することが可能であるが、RAM13上に展開されていないデータの読み出しが要求されると、その要求毎に記憶装置21にアクセスが発生するため非効率である。
これら従来の読み出し方法に対し、本実施形態の読み出し方法では、図3に示したように、記憶装置21の圧縮ファイルシステム全体をRAM13にコピーするのではなく、まずはデータ読出要求で要求されたデータに対応する圧縮データ部分をRAM13にコピーし、その後CPU11のアイドル状態のタイミングで残りの圧縮データをRAM13に順次コピーする。これにより、本実施形態の読み出し方法は、図4に示した読み出し方法と比較し、リードアクセスが可能になるまでの時間を短縮することが可能であり、また、図5の読み出し方法と比較し、データ読出要求発行時の記憶装置21へのアクセス回数を減らすことができるため、データ読み出しに係る処理を効率的に行うことができる。
図2に戻り、メモリ管理部34は、RAM13の使用率を常時又は所定時間毎に取得し、その使用率が所定の上限値(例えば、90%等)を超えた場合に、RAM13上に保持されているデータ、圧縮データを破棄する。ここで、破棄の対象となるデータ、圧縮データは特に問わないものとする。例えば、RAM13上に展開されたデータの使用状態を記録しておき、単位時間あたりの使用頻度が低いデータから順次破棄し、このデータの破棄によりRAM13の使用率が所定の閾値(例えば、50%)以下とならない場合に、使用頻度が低いデータの圧縮データから順次破棄する形態としてもよい。また、使用頻度が低いデータと当該データの圧縮データとを合わせて破棄する形態としてもよい。
次に、図6を参照し、情報処理装置10の動作について説明する。ここで、図6は、情報処理装置10が実行するデータ読出処理の手順を示すフローチャートである。なお、本処理の前提として、動作状態判定部32によりCPU11の状態が取得されているものとする。
まず、情報処理装置10の電源がオンにされると(ステップS11)、マウント処理部31は、記憶装置21に格納された圧縮ファイルシステムをマウントし、記憶装置21を利用可能な状態とする(ステップS12)。
圧縮ファイルシステムのマウント後、読出制御部33は、CPU11からのデータ読出要求を待機し、データ読出要求が発行された場合には(ステップS13;Yes)、このデータ読出要求で要求されたデータがRAM13上に存在するか否かを判定する(ステップS14)。
ここで、データ読出要求で要求されたデータがRAM13上に存在すると判定した場合(ステップS14;Yes)、読出制御部33は、そのデータにリードアクセスを実行し(ステップS18)、ステップS13に再び戻る。また、ステップS14において、データ読出要求で要求されたデータがRAM13上に存在しないと判定した場合(ステップS14;No)、読出制御部33は、そのデータに対応する圧縮データがRAM13上に存在するか否かを判定する(ステップS15)。
ステップS15において、対応する圧縮データがRAM13上に存在すると判定した場合(ステップS15;Yes)、読出制御部33は、その圧縮データをRAM13上の異なる領域に展開した後(ステップS17)、当該展開済みデータにリードアクセスを実行し(ステップS18)、ステップS13に再び戻る。
また、ステップS15において、対応する圧縮データの全て又は一部がRAM13上に存在しないと判定した場合(ステップS15;No)、読出制御部33は、その存在しないと判定した圧縮データを記憶装置21の圧縮ファイルシステムから読み出しRAM13にコピーする(ステップS16)。そして読出制御部33は、RAM13にコピーした圧縮データをRAM13上の異なる領域に展開した後(ステップS17)、展開済みデータにリードアクセスを実行し(ステップS18)、ステップS13に再び戻る。
一方、ステップS13でのデータ読出要求の待機時において(ステップS13;No)、読出制御部33は、動作状態判定部32から通知されるCPU11の動作状態がアイドル状態か否かを判定する(ステップS19)。ここで、CPU11が非アイドル状態と判定した場合には(ステップS19;No)、ステップS13に再び戻る。
また、ステップS19でCPU11の動作状態がアイドル状態と判定した場合(ステップS19;Yes)、読出制御部33は、RAM13へのコピーが完了していない未読み出しの圧縮データを記憶装置21の圧縮ファイルシステムから読み出すと、その圧縮データをRAM13にコピーし(ステップS20)、ステップS13に再び戻る。そして、CPU11のアイドル状態が継続する間(ステップS13;No→ステップS19;Yes→ステップS20)、記憶装置21の圧縮ファイルシステムから未読み出しの圧縮データが順次読み出される。
以上のように、第1の実施形態によれば、データ読出要求で要求されたデータ或いは当該データに対応する圧縮データが、RAM13に存在する場合、このデータ或いは圧縮データを展開したデータにリードアクセスを実行することで、当該データをCPU11の処理に供する。また、要求されたデータ及び当該データに対応する圧縮データの何れもがRAM13に存在しない場合、このデータ読出要求で要求されたデータに対応する圧縮データを記憶装置21からRAM13にコピーし、RAM13上に展開したデータにリードアクセスを実行することで、当該データをCPU11の処理に供する。さらに、CPU11がアイドル状態となったタイミングで、未読み出しの残りの圧縮データをRAM13に順次コピーすることで、将来処理対象となる可能性のある圧縮データの先読みを行う。これにより、リードアクセスが可能になるまでの時間を短縮し、また、データ読出要求発行時における記憶装置21へのアクセス回数を減らすことが可能であるため、データの読み出しを効率的に行うことができる。
[第2の実施形態]
上記第1の実施形態では、CPU11のアイドル状態時に、RAM13へのコピーが完了していない未読み出しの圧縮データを記憶装置21の圧縮ファイルシステムから読み出す形態を説明した。第2の実施形態では、CPU11がプリフェッチ機能を有する場合に、当該プリフェッチ機能を利用して、未読み出しの圧縮データを記憶装置21の圧縮ファイルシステムから読み出す形態について説明する。なお、上述した第1の実施形態と同様の構成要素については、同一の符号を付与し説明を省略する。
上記第1の実施形態では、CPU11のアイドル状態時に、RAM13へのコピーが完了していない未読み出しの圧縮データを記憶装置21の圧縮ファイルシステムから読み出す形態を説明した。第2の実施形態では、CPU11がプリフェッチ機能を有する場合に、当該プリフェッチ機能を利用して、未読み出しの圧縮データを記憶装置21の圧縮ファイルシステムから読み出す形態について説明する。なお、上述した第1の実施形態と同様の構成要素については、同一の符号を付与し説明を省略する。
図7は、第2の実施形態の情報処理装置10aが有する記憶装置21のデータの読み出しに係る機能構成の一例を示すブロック図である。同図に示すように、情報処理装置10aは、データの読み出しに係る機能構成として、マウント処理部31と、動作状態判定部32と、読出制御部33aと、メモリ管理部34とを備えている。
なお、情報処理装置10aの構成は、第1の実施形態の情報処理装置10と同様であるとするが(図1参照)、本実施形態のCPU11は、プリフェッチ機能を有するものとする。また、本実施形態の動作状態判定部32は、CPU11の非アイドル状態時に、その動作状態(例えば、RAM13や記憶装置21へのアクセス等)を判定結果として読出制御部33aに通知するものとする。
読出制御部33aは、上述した読出制御部33の機能に加え、CPU11がプリフェッチ機能を有する場合に、当該プリフェッチ機能を利用して、未読み出しの圧縮データを記憶装置21の圧縮ファイルシステムから読み出す機能を備えている。
具体的に、読出制御部33aは、CPU11からのデータ読出要求待機時において、動作状態判定部32から通知されるCPU11の状態が、記憶装置21に対するプリフェッチ動作中か否かを判定する。なお、CPU11の動作状態が記憶装置21に対するプリフェッチ動作以外の場合には、データ読出要求の待機を継続するものとする。
一方、CPU11の動作状態が記憶装置21に対するプリフェッチ動作中である場合、読出制御部33aは、このプリフェッチ機能と協働することで、未読み出しの圧縮データを記憶装置21の圧縮ファイルシステムから順次読み出す。
ここで、読出制御部33aは、プリフェッチ機能による読み出し対象のアドレスに、未読み出しの圧縮データの格納アドレスを設定することで、このプリフェッチ機能により、未読み出しの圧縮データを記憶装置21の圧縮ファイルシステムから読み出す。なお、本実施形態では、プリフェッチ機能による読み出し対象のアドレスが空(null)のときに、未読み出しの圧縮データの格納アドレスを設定するものとするが、これに限らず、未読み出しの圧縮データの読み出しを優先的に行う形態としてもよいし、本来のプリフェッチ機能による読み出しを優先的に行う形態としてもよい。
次に、図8を参照し、情報処理装置10aの動作について説明する。ここで、図8は、情報処理装置10aが実行するデータ読出処理の手順を示すフローチャートである。なお、図8に示すデータ読出処理のうち、ステップS31〜S39の処理は、第1の実施形態のデータ読出処理でのステップS11〜S19の処理と同様であるため説明を省略する。
読出制御部33aは、動作状態判定部32からの通知に基づき、CPU11が非アイドル状態と判定すると(ステップS39;No)、このCPU11の動作状態が記憶装置21に対するプリフェッチ動作中か否かを判定する(ステップS40)。ここで、CPU11の動作状態が記憶装置21に対するプリフェッチ動作以外と判定した場合には(ステップS40;No)、ステップS33に再び戻る。
また、ステップS40において、CPU11の動作状態が記憶装置21に対するプリフェッチ動作中と判定した場合には(ステップS40;Yes)、読出制御部33aは、プリフェッチ機能による読み出し対象のアドレスが空か否かを判定する(ステップS41)。ここで、読み出し対象のアドレスが設定済みと判定した場合には(ステップS41;No)、ステップS33に再び戻る。
また、ステップS41において、プリフェッチ機能による読み出し対象のアドレスが空と判定した場合(ステップS41;Yes)、読出制御部33aは、未読み出しの圧縮データの格納アドレスをプリフェッチ機能の読み出し対象に設定することで(ステップS42)、未読み出しの圧縮データを記憶装置21の圧縮ファイルシステムから読み出すと、その圧縮データをRAM13にコピーし(ステップS43)、ステップS33に再び戻る。
そして、CPU11のアイドル状態が継続する間(ステップS33;No→ステップS39;Yes→ステップS43)、又は、記憶装置21に対するプリフェッチ動作が継続し且つ読み出し対象のアドレスが空となる間(ステップS33;No→ステップS39;No→ステップS40;Yes→ステップS41;Yes→ステップS42→ステップS43)、記憶装置21の圧縮ファイルシステムから未読み出しの圧縮データが順次読み出される。
以上のように、第2の実施形態によれば、データ読出要求で要求されたデータ或いは当該データに対応する圧縮データが、RAM13に存在する場合、このデータ或いは圧縮データを展開したデータにリードアクセスを実行することで、当該データをCPU11の処理に供する。また、要求されたデータ及び当該データに対応する圧縮データの何れもがRAM13に存在しない場合、このデータ読出要求で要求されたデータに対応する圧縮データを記憶装置21からRAM13にコピーし、RAM13上に展開したデータにリードアクセスを実行することで、当該データをCPU11の処理に供する。さらに、CPU11がアイドル状態又は記憶装置21に対するプリフェッチ動作のタイミングで、未読み出しの残りの圧縮データを記憶装置21からRAM13に順次コピーすることで、将来処理対象となる可能性のある圧縮データの先読みを行う。これにより、リードアクセスが可能になるまでの時間を短縮することが可能であるとともに、データ読出要求発行時の記憶装置21へのアクセス回数を減らすことが可能であるため、データの読み出しを効率的に行うことができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、上記の各実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。上記の各実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更、追加等を行うことができる。また、上記の各実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10、10a…情報処理装置、11…CPU、12…ROM、13…RAM、14…表示部、15…入力部、16…通信部、21…記憶装置、31…マウント処理部、32…動作状態判定部、33、33a…読出制御部、34…メモリ管理部
Claims (6)
- 圧縮ファイルシステムを格納した記憶装置にアクセスを行う情報処理装置であって、
処理対象のデータ又は当該データに対応する圧縮データが、自装置のワークエリアに存在するか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段で前記処理対象のデータ及び当該データに対応する圧縮データの全て又は一部が前記ワークエリアに存在しないと判定された場合に、当該存在しないと判定された圧縮データを前記圧縮ファイルシステムから読み出し、前記ワークエリアにコピーするデータ読出手段と、
前記ワークエリアにコピーされた前記処理対象のデータに対応する圧縮データを、当該ワークエリアの異なる領域に展開する展開手段と、
自装置の動作状態を判定する動作判定手段と、
を備え、
前記データ読出手段は、前記動作判定手段で判定された自装置の動作状態が所定の動作状態のときに、未読み出しの圧縮データを前記圧縮ファイルシステムから読み出し、前記ワークエリアにコピーする情報処理装置。 - 前記データ読出手段は、前記動作判定手段で判定された自装置の動作状態がアイドル状態のときに、未読み出しの圧縮データを前記圧縮ファイルシステムから読み出す請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記情報処理装置は、プリフェッチ機能を有し、
前記データ読出手段は、前記動作判定手段で判定された自装置の動作状態が、前記プリフェッチ機能による前記記憶装置へのアクセスを示すときに、当該プリフェッチ機能での読み出し先となるアドレスに、未読み出しの圧縮データの格納アドレスを設定することで、当該未読み出しの圧縮データを前記圧縮ファイルシステムから読み出す請求項1又は2に記載の情報処理装置。 - 前記データ読出手段は、直前に読み出した圧縮データの格納アドレス又は圧縮データ毎に予め定められた優先度に基づいて、前記記憶装置から未読み出しの圧縮データを読み出す請求項1〜3の何れか一項に記載の情報処理装置。
- 前記ワークエリアの使用量が所定の上限値を超えた場合に、当該ワークエリアに展開された前記データ毎の使用頻度に基づいて、前記データ及び当該データに対応する圧縮データを前記ワークエリアから破棄するメモリ管理手段を更に備える請求項1〜4の何れか一項に記載の情報処理装置。
- 圧縮ファイルシステムを格納した記憶装置にアクセスを行う情報処理装置で実行されるデータ読出方法であって、
判定手段が、処理対象のデータ又は当該データに対応する圧縮データが、自装置のワークエリアに存在するか否かを判定する判定工程と、
第1データ読出手段が、前記判定工程で前記処理対象のデータ及び当該データに対応する圧縮データの全て又は一部が前記ワークエリアに存在しないと判定された場合に、当該存在しないと判定された圧縮データを前記圧縮ファイルシステムから読み出し、前記ワークエリアにコピーする第1データ読出工程と、
展開手段が、前記第1データ読出工程で前記ワークエリアにコピーされた圧縮データを、当該ワークエリアの異なる領域に展開する展開工程と、
動作判定手段が、自装置の動作状態を判定する動作判定工程と
第2データ読出手段が、前記動作判定工程で判定された自装置の動作状態が所定の動作状態のときに、未読み出しの圧縮データを前記圧縮ファイルシステムから読み出し、前記ワークエリアにコピーする第2データ読出工程と、
を含むデータ読出方法。
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JP (1) | JP2013246646A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110245727A (zh) * | 2018-03-08 | 2019-09-17 | 电装波动株式会社 | 信息读取装置以及信息读取系统 |
US11099985B2 (en) | 2017-12-20 | 2021-08-24 | Nec Platforms, Ltd. | Storage controller, storage array device, data depositing method, and storage medium |
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2012
- 2012-05-25 JP JP2012120051A patent/JP2013246646A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11099985B2 (en) | 2017-12-20 | 2021-08-24 | Nec Platforms, Ltd. | Storage controller, storage array device, data depositing method, and storage medium |
CN110245727A (zh) * | 2018-03-08 | 2019-09-17 | 电装波动株式会社 | 信息读取装置以及信息读取系统 |
CN110245727B (zh) * | 2018-03-08 | 2022-04-22 | 电装波动株式会社 | 信息读取装置以及信息读取系统 |
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