JP2009206606A - 情報処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 所望の動作モードを呼び出し、複数の設定項目に設定値を一度に設定した後、一部の設定値を変更する場合において、設定項目に対応するUI画面を呼び出すこと無しに、より簡単に設定値を変更できるようにする。
【解決手段】 記憶された動作モードを呼び出す手段と、各設定項目に対して呼び出した動作モードの設定値を取得する手段と、設定項目に対する設定値の他の候補を取得する手段と、設定値と設定値の他の候補を合わせて出力する手段とを備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は動作モードや音声コマンドを利用可能な情報処理装置に関する。
複写機やファックスなど設定項目を複数有する情報処理装置では、各設定項目毎に対応するUI画面を用意している。例えば、宛先を設定するためのUI画面を図6に、原稿を読み込むときの圧縮率を設定するためのUI画面を図7に示す。
これらの情報処理装置を動作させるためには、設定項目毎に対応するUI画面を呼び出し、適切な設定値を設定する必要がある。
特開平8−87209では、複数の設定項目とその設定値の組を動作モードとして記憶しておき、所望の動作モードを呼び出すことで複数の設定項目に設定値を一度に設定する装置が開示されている。
特開平11−205491、特開2000−231398では、所望の動作を実現するための音声コマンドを出力する装置が開示されている。この音声コマンドを入力することで、UI画面を呼び出さずに設定項目に設定値を設定することが可能となる。
特開平8−87209号公報 特開平11−205491号公報 特開2000-231398号公報
呼び出した動作モードに対して、一部の設定値を変更したい場合、変更する設定項目に対応するUI画面を呼び出す必要がある。本発明が解決しようとする課題は、そのような場合でも、設定項目に対応するUI画面を呼び出すこと無しに、より簡単に設定値を変更できる装置を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明の情報処理装置は、複数の設定項目とその設定値の組を動作モードとして記憶する手段と、記憶された動作モードを呼び出す手段と、各設定項目に対して呼び出した動作モードの設定値を取得する手段と、設定項目に対する設定値の他の候補を取得する手段と、設定値と設定値の他の候補を合わせて出力する手段とを備える。
本発明によれば、動作モードを呼び出すことで設定した設定値を簡単に変更することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の好適な実施例について説明していく。
図1は、本発明の一実施例にかかる情報処理装置の構成を説明するブロック図である。
101は、複数の設定項目とその設定値の組を動作モードとして記憶する動作モード記憶手段である。
102は、記憶された複数の動作モードの中から所望の動作モードを呼び出す動作モード呼び出し手段である。
103は、呼び出した動作モードに対し、設定項目に対する設定値を取得する設定値取得手段である。
104は、設定項目に対する設定値の他の候補を取得する他候補取得手段である。
105は、設定値と設定値の他の候補を合わせて出力する出力手段である。
106は、設定項目と設定可能な設定値の対応を管理する設定値候補テーブルである。
図2は、本発明の一実施例にかかる情報処理装置の処理手順を説明するための図である。
S201で、ユーザは所望の動作モードを呼び出す。例として図3の動作モードを呼び出したとする。
S202で、動作モードで設定されている設定項目(図3の例では「送信手段」「宛先」「圧縮率」の3つ)の中から未処理の設定項目を1つ取り出す。取り出せた場合はS203へ進み、取り出せなかった場合、つまり、すべての設定項目に対してS203以下の処理を行なった場合はS207へ進む。ここでは設定項目「圧縮率」を取り出した場合について説明を続ける。
S203で、S202で取り出した設定項目に設定されている設定値を取得する。例えば図3の動作モードの場合、設定項目「圧縮率」に対して設定値「高圧縮」を取り出す。
S204で、S203で取り出した設定値を装置に設定する。
S205で、S202で取り出した設定項目に対し、動作モードで設定されている設定値の他の候補を取り出す。各設定項目に設定可能な設定値の候補は設定値候補テーブル106に保持されている。設定値候補テーブルの例を図4に示す。図4の設定値候補テーブルより、設定項目「圧縮率」に設定可能な設定値は「高圧縮」「普通」「低圧縮」である。よって、図3の動作モードでは、設定項目「圧縮率」に対する設定値の他の候補は「普通」「低圧縮」となる。
S206で、S202、S203、S204で取り出した設定項目、設定値、設定値の他の候補を出力する。図3の動作モードに関し、すべての設定項目について処理が終わった場合の出力の例を図5に示す。図5では、設定項目、設定値、設定値の他の候補を選択可能なUI部品として画面に出力する。UI部品の選択はタッチパネルやマウスなどで実現できる。図中「電子メール」「Aさん」「高圧縮」のUI部品は、動作モードで設定されている設定値であり、「ファックス」「普通」「低圧縮」のUI部品はそれぞれ対応する設定項目の設定値の他の候補である。また「OK」「終了」など他の操作に必要なUI部品も出力する。これらのUI部品が集まって、S201でユーザが呼び出した動作モードに固有のUIとして機能する。
S207で、S201〜S206で出力された動作モードに固有のUIを用いて、装置を操作する。
S208で、ユーザーが設定項目のUI部品(図5の例では「送信手段」「宛先」「圧縮率」のいづれか)を選択したか否かを判定する。設定項目のUI部品を選択した場合はS212へ進み、そうでない場合はS209へ進む。
S209で、ユーザが設定値のUI部品(図5の例では「電子メール」「ファックス」「Aさん」「高圧縮」「普通」「低圧縮」のいずれか)を選択したか否かを判定する。設定値のUI部品を選択した場合はS213へ進み、そうでない場合はS210へ進む。
S210で、ユーザが「OK」を選択したか否かを判定する。「OK」を選択した場合はS214へ進み、そうでない場合はS211へ進む。
S211で、ユーザが「終了」を選択したか否かを判定する。「終了」を選択した場合は処理を終了し、そうでない場合はS207へ戻る。
S212で、選択された設定項目に対応するUIを呼び出し、そのUIを用いて設定値を設定する。例えば、「宛先」を選択した場合は、宛先を設定するための通常のUI(図5に例を示す)を呼び出し、「圧縮率」を選択した場合は、圧縮率を設定するための通常のUI(図6に例を示す)UIを呼び出す。
S213で、選択された設定値を装置に設定する。
S214で、現在設定されている設定値に基づいて装置を動作させる。例えば、図5の例では、原稿を読み込み、読み込んだ原稿を圧縮率「高圧縮」で圧縮し、「電子メール」で、「Aさん」に送信する。
S215で、動作モードに固有のUIを呼び出す。
図8は、本発明の一実施例にかかる情報処理装置の処理手順を説明するための図である。この処理はユーザが音声コマンド出力の指示を出したときに開始される。
S801で、装置に設定されている設定項目の中から未処理の設定項目を1つ取り出す。取り出せた場合はS802へ進み、取り出せなかった場合、つまり、全ての設定項目に対してS802以下の処理を行なった場合は処理を終了する。ここでは設定項目「圧縮率」を取り出した場合について説明を続ける。
S802で、S801で取り出した設定項目に対し、現在装置に設定されている設定値を取得する。例えば設定項目「圧縮率」に対し、設定値「高圧縮」を取り出す。
S803で、S801で取り出した設定項目に対して、現在装置に設定されている設定値の他の候補をS205と同様の方法で取り出す。例えば設定項目圧縮率に対して、「普通」「低圧縮」を取り出す。
S804で、S802取り出した設定値、S803で取り出した設定値の他の候補について、対応する音声コマンドを取り出す。設定項目と設定値と音声コマンドの対応は、音声コマンドテーブルで管理する。音声コマンドテーブルの例を図9に示す。この音声コマンドテーブルより、設定項目「圧縮率」、設定値「高圧縮」に対応する音声コマンドとして「高圧縮」を取り出すことができる。また図中「${}」で囲まれた部分は実際の文字列が代入されることを表す。例えば、「${電話番号}」には「012−345−6789」などの電話番号を表す文字列が代入される。
S805で、S804で取り出した音声コマンドを出力する。音声コマンドの出力例を図10に示す。これは画面に出力(表示)してもよいし、紙に出力(印刷)してもよい。図中「()」で囲まれた音声コマンドは他の候補を表す。これにより、「電子メールで送信。送信先Aさん。高圧縮率。」と音声コマンドを入力することにより、装置の現在の設定を再現することができる。また、「普通」と音声コマンドを入力することにより、圧縮率を「普通」に変更することができる。
S206において、タッチパネルやマウスなどを用いてUI部品の選択を行なう場合について説明したが、音声認識を用いてもよい。例えば、ユーザが「ファックス」と音声を入力すると、システムが音声を認識し、UI部品の「ファックス」を選択する。
図11は、本発明の一実施例にかかる情報処理装置の処理手順を説明するための図である。この処理はユーザが動作モードの登録指示を出したときに開始される。S801からS803までの処理は、図8と同じ処理である。
S1101で、動作モードのS801で取り出した設定項目に、S802で取り出した設定値とS803で取り出した設定値の他の候補を設定する。
S1102で、S801〜S1101で設定した動作モードを動作モード記憶手段に登録する。設定した動作モードの例を図12に示す。
以上説明したとおり、本実施例では動作モードに設定値だけでなく、設定値の他の候補も合わせて設定する。そのため、図2のS201で本実施例で登録した動作モードを呼び出した場合は、S205で設定値の他の候補を動作モードから直接取り出すことができる。
なお、本発明の目的は、前述した実施例の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成される。
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMなどを用いることができる。
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
さらに、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。
本発明の一実施例にかかる情報処理装置の構成を説明するブロック図。 本発明の一実施例にかかる情報処理装置の処理手順を説明するフローチャート。 動作モードの例。 設定値候補テーブルの例。 動作モードに固有のUIの例。 宛先を設定するUIの例。 圧縮率を設定するUIの例。 本発明の一実施例にかかる情報処理装置の処理手順を説明するフローチャート。 音声コマンドテーブルの例。 音声コマンド出力の例。 本発明の一実施例にかかる情報処理装置の処理手順を説明するフローチャート。 設定値の他の候補を含む動作モードの例。
符号の説明
101 動作モード記憶手段
102 動作モード呼び出し手段
103 設定値取得手段
104 他候補取得手段
105 出力手段
106 設定値候補テーブル

Claims (2)

  1. 設定項目を複数有する情報処理装置において、
    複数の設定項目とその設定値の組を動作モードとして記憶する手段と、
    記憶された動作モードを呼び出す手段と、
    各設定項目に対して呼び出した動作モードの設定値を取得する手段と、
    設定項目に対する設定値の他の候補を取得する手段と、
    設定値と設定値の他の候補を合わせて出力する手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 設定項目を複数有する情報処理装置において、
    各設定項目に対して現在設定されている設定値を取得する手段と、
    設定項目に対する設定値の他の候補を取得する手段と、
    設定値を入力するための音声コマンドを取得する手段と、
    設定値と設定値の他の候補を入力するための音声コマンドを合わせて出力する手段と
    を有することを特徴とする情報処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018173754A (ja) * 2017-03-31 2018-11-08 ブラザー工業株式会社 情報処理プログラム、情報処理装置、および情報処理装置の制御方法
JP2020087359A (ja) * 2018-11-30 2020-06-04 株式会社リコー 情報処理装置、情報処理システム、および方法

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