JP2010134029A - 画像表示装置および静止画像の表示方法 - Google Patents

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吉広 澤田
Tamotsu Toyooka
有 豊岡
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浩正 千田
Masato Oba
正人 大場
Akinobu Kadota
晃宜 門田
Hidehito Kondo
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Abstract

【課題】メモリの回路規模を増大させることなく、静止画像を表示する際の消費電力を低減した画像表示装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る画像表示装置100は、動画表示性能向上部300における高品質化処理において使用されるフレームメモリ314(または315)に静止画像データを格納すると共に、静止画像を画像表示部480に表示するときに、フレームメモリ314(または315)から静止画像データを読み出すデータ制御部410と、動画表示性能向上部300とは電力供給路を異にする画像処理部200に対する電力の供給を遮断する電力供給遮断部450とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、動画像を表示しない時に、静止画像を表示させることができる画像表示装置に関する。
近年、テレビジョン受像機(以下、単にテレビとも称する)の薄型化が進み、動画を表示する機能以外にも、静止画をあたかも絵画のように表示したり、またはデジタルカメラにより撮影した写真をフォトフレームとして画像をスライド表示したりするなどの、いわゆるギャラリーモード機能と称される機能を有したテレビも普及しつつある。
テレビにおいて画像表示処理を実行するユニットとしては、大別して、入力画像信号の処理を実行する画像処理部と、当該画像処理部において処理された画像信号を表示モニターにとって所望のタイミングで表示するための制御信号を生成し、かつ、動画像を表示モニターに表示させる際の表示性能を向上させる動画表示性能向上部とに分けることができる。ここで、テレビにおいてギャラリーモード機能を使用する場合の処理動作を、図5を参照しつつ以下に説明する。図5は、従来のテレビにおける画像表示処理を実行する要部構成を示すブロック図である。
図5に示すように、画像表示装置500(テレビ)は、画像データの高画質化処理を実行する画像処理部600と、画像表示部480に表示する動画像の表示性能の向上を実行する動画表示性能向上部700とを備えている。画像処理部600には、JPEG画像を復号するための復号部610、画像データの高画質化を実行する処理実行部611、および画像データを保存するフレームメモリ612を備えている。また、動画表示性能向上部700は、画像データのフレーム周波数を所定倍する倍速処理部710、画像表示部480に表示する動画像に対する描画応答性を高めるためのQS処理部711、および動画像データを保存するフレームメモリ712、713を備えている。
なお、表示制御部411は、画像データを画像表示部480にとって所望のタイミングで表示させるための制御信号を生成する。また、静止画像データメモリ470には、複数の圧縮された静止画像データが保存されている。
ここで、画像表示装置500が、ギャラリーモード機能により、静止画像データメモリ470から1枚ずつ読み出されるJPEG画像を画像表示部480に表示する場合の処理について説明する。
まず、画像処理部600における復号部610が静止画像データメモリ470から読み出されたJPEG画像を復号する。復号された画像データは処理実行部611を経由して、フレームメモリ612に1フレーム分の静止画像データとして展開される。次に、処理実行部611が、フレームメモリ612に展開された静止画像データを高画質化処理した後、動画表示性能向上部700に出力する。
ここで、動画表示性能向上部700では、静止画像データに対する処理は実行されない。すなわち、動画像データに対する処理の際に必要である、倍速処理部710とフレームメモリ712との間の画像データの書き込みおよび読み出し、ならびに、QS処理部711とフレームメモリ713との間の画像データの書き込みおよび読み出しに関する処理は実行されない。よって、動画表示性能向上部700に入力された静止画像データは、倍速処理部710およびQS処理部711を素通りし、そのまま画像表示部480に供給されることになる。
最後に、静止画像データは、表示制御部411から画像表示部480に供給される制御信号にしたがって、画像表示部480に表示される。
このような一連の処理動作を繰り返し実行することによって、画像表示装置500は、静止画像データメモリ470に記録されている複数のJPEG画像を、画像表示部480にスライドショー表示することができる。
また、テレビにおいて静止画像を表示する別の例として、特許文献1には、テレビ放送を正常に受信している場合には、受信した映像信号から変換されるデジタル画像情報を表示し、テレビ放送を正常に受信できない場合には、デジタル画像情報に代えて静止画像情報保持手段に保持されている静止画像情報を表示する装置が開示されている。
特開平10−23349号公報(平成10年1月23日公開)
一般的に、テレビでは画像表示部が一定のフレーム周波数毎に駆動されるため、画像処理部のフレームメモリに保存された静止画像データを、フレーム周波数毎に読み出さなければならない。そのため、スライドショー表示用のJPEG画像が変更されない場合であっても、画像処理部におけるフレームメモリに展開された静止画像データを保持し続ける必要がある。
また、スライドショー表示用のJPEG画像が変更されない限り、画像処理部において高画質化処理を実行する処理部は、フレーム周波数毎に同一の画像処理結果を得るという無駄な動作を実行する必要がある。
すなわち、従来のテレビでは、JPEG画像の復号処理が完了した後の復号部(JPEGデコーダ)、および高画質化処理の実行処理部などのように、ギャラリーモード機能を実行する際には常時動作させる必要のない回路要素が多数存在するにもかかわらず、画像処理部を常時動作させなければならない。そのため、従来のテレビでは、静止画像を表示する際に無駄な消費電力が生じてしまうという問題を有している。
また、特許文献1に開示されている装置では、放送信号を変換して得られるデジタル画像情報を保持する放送画像情報保持部と、静止画像情報を保持する静止画像情報保持部とを独立して備えているため、保持部(メモリ)の回路規模が増大してしまうという問題を有している。さらに、特許文献1に開示されている装置では、放送画像情報保持手段が電源をオフにする機能を有していないため、静止画像情報を表示する場合であっても、画像を表示しない放送画像情報保持手段側の電源は常にオンとなったままである。そのため、特許文献1に記載の装置であっても、やはり消費電力の低減を図ることはできない。
本発明は、上記の各問題点に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、メモリの回路規模を増大させることなく、静止画像を表示する際の消費電力を低減した画像表示装置を提供することにある。
本発明に係る画像表示装置は、上記課題を解決するために、
画像に画像処理を施す画像処理手段と、動画像データに含まれるフレーム画像であって、上記画像処理手段により画像処理が施されたフレーム画像から表示部に供給される表示用フレーム画像を生成する表示用フレーム画像生成手段と、を備えた画像表示装置であって、動画像の代わりに静止画像を表示する静止画像表示モードにおいて、上記表示用フレーム画像を格納するためのフレームメモリに静止画像データを格納するとともに、当該フレームメモリに格納された静止画像データを繰り返し読み出すデータ制御手段と、上記静止画像表示モードにおいて、上記データ制御手段により読み出された静止画像データの表す静止画像を上記表示部に表示させる表示制御手段と、上記静止画像表示モードにおいて、上記画像処理手段として機能するハードウェアであって、上記表示用フレーム画像生成手段として機能するハードウェアとは電力供給路を異にするハードウェアに対する電力の供給を遮断する電力供給遮断手段と、を備えていることを特徴としている。
本発明に係る画像表示装置は、静止画像データを記録するためのフレームメモリとして、表示用フレーム画像を格納するために設けられているフレームメモリを利用する。すなわち、本発明に係る画像表示装置では、従来では静止画像データを記録していないフレームメモリに静止画像データを記録させている。
これによって、本発明に係る画像表示装置では、画像処理手段として機能するハードウェアとは電力供給路を異とする、表示用フレーム画像生成手段における処理において使用するフレームメモリから静止画像データを繰り返し読み出すことができる。そのため、電力供給遮断手段は、少なくとも、従来では常に電力を供給し続けなければならなかった画像処理手段として機能するハードウェアに対する電力の供給を遮断することができる。
また、本発明に係る画像表示装置では、静止画像の表示の際には利用していなかったフレームメモリを利用するため、新たなフレームメモリを増設する必要もない。
したがって、本発明に係る画像表示装置では、メモリの回路規模を増大させることなく、静止画像を表示する際に要する消費電力を低減することができる効果を奏する。
本発明に係る画像表示装置では、さらに、上記電力供給遮断手段は、上記静止画像表示モードが選択された後、上記画像処理手段において画像処理の施された静止画像データが上記フレームメモリに格納された時点で、上記画像処理手段として機能するハードウェアに対する電力の供給を遮断することが好ましい。
上記の構成によれば、画像処理手段として機能するハードウェアは、静止画像データの画像処理後に電力供給が遮断されるため、フレームメモリに格納される静止画像データは、画像処理を施しておくことができる。
これによって、画像処理の施されていない静止画像が表示されてしまうこと、すなわち画質の劣化した静止画像の表示を防止することができる効果を奏する。
本発明に係る画像表示装置では、さらに、上記電力供給遮断手段は、上記静止画像表示モードが選択された時点で、上記画像処理手段として機能するハードウェアに対する電力の供給を遮断することが好ましい。
上記の構成によれば、静止画像表示モードが選択された時点で、すなわち静止画像を表示部に表示させる処理を開始した時点で、フレーム画像生成手段に対する電力の供給を遮断することができる。
これによって、静止画像を表示する際に要する消費電力をより一層低減することができる効果を奏する。
本発明に係る画像表示装置では、さらに、上記表示用フレーム画像生成手段は、上記フレームメモリとは異なる他のフレームメモリに蓄積された静止画像データを復号する復号手段を含み、上記データ制御手段は、上記復号手段により復号された復号済静止画像データを上記フレームメモリに格納することが好ましい。
上記の構成によれば、フレームメモリに圧縮した静止画像データを格納するため、復号した静止画像データを格納するよりも多くの静止画像データをフレームメモリに格納しておくことができる。
したがって、表示部に対して静止画像をスライドショー形式で表示する場合には、多量の静止画像をスライドショー表示に用いることができる効果を奏する。
本発明に係る画像表示装置では、さらに、上記フレームメモリは、上記画像処理手段において画像処理の施された静止画像データを複数記録する記録容量を有していることが好ましい。
上記の構成によれば、動画像データから生成されるフレーム画像を記録するために用いられるフレームメモリに、複数の復号済静止画像データを記録させることができる。
これによって、表示部に対して静止画像をスライドショー形式で表示する場合には、多量の静止画像をスライドショー表示に用いることができる効果を奏する。
本発明に係る画像表示装置では、さらに、上記フレームメモリは、複数の復号済静止画像データを記録する記録容量を有していることが好ましい。
上記の構成によれば、1つのフレームメモリに復号済静止画像データを複数記録しておくことができるため、次の静止画像データを読み出す際に、復号手段における静止画像データの復号処理をスキップすることができる。
これによって、静止画像をスライドショー形式で表示する場合には、多量の静止画像をスライドショー表示に用いることができると共に、静止画像を表示する際に要する時間を短縮することができる効果を奏する。
本発明に係る画像表示装置では、さらに、上記表示用フレーム画像生成手段は、上記表示部における光学応答性を向上させるようにフレーム画像を変換する応答性向上処理手段を含み、上記フレームメモリの少なくとも1つは、上記応答性向上処理手段において用いられたフレーム画像を格納するためのフレームメモリであることが好ましい。
上記の構成によれば、静止画像データを格納するためのフレームメモリを新たに追加する必要がなくなるため、消費電力を削減することができると共に、画像表示装置の小型化(または薄型化)を図ることもできるという効果を奏する。
本発明に係る画像表示装置では、さらに、上記表示用フレーム画像生成手段は、動画像データにおけるフレーム周波数を所定倍する倍速処理手段を含み、上記フレームメモリの少なくとも1つは、上記倍速処理手段における処理に用いられたフレーム画像を格納するためのフレームメモリであることが好ましい。
上記の構成によれば、静止画像データを格納するためのフレームメモリを新たに追加する必要がなくなるため、消費電力を削減することができると共に、画像表示装置の小型化(または薄型化)を図ることもできるという効果を奏する。
本発明に係る画像表示装置は、上記課題を解決するために、
画像に画像処理を施す画像処理手段と、動画像データに含まれるフレーム画像であって、上記画像処理部において画像処理が施されたフレーム画像から表示部に供給される表示用フレーム画像を生成する表示用フレーム画像生成部と、を備えた画像表示装置であって、動画像の代わりに静止画像を表示する静止画像表示モードにおいて、上記表示用フレーム画像を格納するためのフレームメモリに静止画像データを格納するとともに、当該フレームメモリに格納された静止画像データを繰り返し読み出すデータ制御部と、上記静止画像表示モードにおいて、上記データ制御部により読み出された静止画像データの表す静止画像を上記表示部に表示させる表示制御部と、上記静止画像表示モードにおいて、上記表示用フレーム画像生成部とは電力供給路を異にする上記画像処理部に対する電力の供給を遮断する電力供給遮断部と、を備えていることを特徴としている。
本発明に係る画像表示装置では、さらに、上記表示用フレーム画像生成部と上記フレームメモリの少なくとも1つとは、単一の電源供給路を介して供給された電力により動作することが好ましい。
本発明に係る画像表示装置では、さらに、上記表示用フレーム画像生成部と上記フレームメモリとは、互いに独立した電源供給路を介して供給された電力により動作することが好ましい。
本発明に係る画像表示装置における静止画像の表示方法は、上記課題を解決するために、
画像に画像処理を施す画像処理手段と、動画像データに含まれるフレーム画像であって、上記画像処理手段により画像処理が施されたフレーム画像から表示部に供給される表示用フレーム画像を生成する表示用フレーム画像生成手段と、を備えた画像表示装置における静止画像の表示方法であって、動画像の代わりに静止画像を表示する静止画像表示モードにおいて、上記表示用フレーム画像を格納するためのフレームメモリに静止画像データを格納するデータ格納ステップと、上記データ格納ステップが完了した時点で、上記画像処理手段として機能するハードウェアであって、上記表示用フレーム画像生成手段として機能するハードウェアとは電力供給路を異にするハードウェアに対する電力の供給を遮断する電力供給遮断ステップと、上記静止画像表示モードにおいて、上記フレームメモリに格納された静止画像データを繰り返し読み出すデータ読み出しステップと、上記静止画像表示モードにおいて、上記データ読み出しステップにおいて読み出された静止画像データの表す静止画像を上記表示部に表示させる表示制御ステップと、を含むことを特徴としている。
本発明に係る画像表示装置における静止画像の表示方法は、上記課題を解決するために、
画像に画像処理を施す画像処理手段と、動画像データに含まれるフレーム画像であって、上記画像処理手段により画像処理が施されたフレーム画像から表示部に供給される表示用フレーム画像を生成する表示用フレーム画像生成手段と、を備えた画像表示装置における静止画像の表示方法であって、動画像の代わりに静止画像を表示する静止画像表示モードの選択された時点で、上記画像処理手段として機能するハードウェアであって、上記表示用フレーム画像生成手段として機能するハードウェアとは電力供給路を異にするハードウェアに対する電力の供給を遮断する電力供給遮断ステップと、上記静止画像表示モードにおいて、上記表示用フレーム画像を格納するためのフレームメモリに静止画像データを格納するデータ格納ステップと、上記静止画像表示モードにおいて、上記フレームメモリに格納された静止画像データを繰り返し読み出すデータ読み出しステップと、上記静止画像表示モードにおいて、上記データ読み出しステップにおいて読み出された静止画像データの表す静止画像を上記表示部に表示させる表示制御ステップと、を含むことを特徴としている。
上記の構成によれば、本発明に係る画像表示装置と同様の作用効果を奏する。
また、本発明に係る画像表示装置を動作させるためのプログラムであって、コンピュータを上記の各手段として駆動させることを特徴とするプログラムおよび該プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も本発明の範疇に含まれる。
本発明に係る画像表示装置は、以上のように、動画像の代わりに静止画像を表示する静止画像表示モードにおいて、表示用フレーム画像を格納するためのフレームメモリに静止画像データを格納するとともに、フレームメモリに格納された静止画像データを繰り返し読み出すデータ制御手段と、画像処理手段として機能し、表示用フレーム画像生成手段とは電力供給路を異にするハードウェアに対する電力の供給を遮断する電力供給遮断手段とを備えている。
これによって、本発明に係る画像表示装置では、メモリの回路規模を増大させることなく、静止画像を表示する際に要する消費電力を低減することができる効果を奏する。
〔実施形態1〕
本発明に係る画像表示装置の一実施形態を、図1および2を参照しつつ以下に説明する。本発明に係る画像表示装置は、動画像を表示することができると共に、静止画像も表示することができるものである。なお、本実施形態では、表示する静止画像がJPEG形式により圧縮された静止画像(すなわち、JPEG画像)である場合を例に挙げて説明するが、もちろんこれに限定されるものではなく、他の形式により圧縮された静止画像であってもよい。
なお、本明細書等では、画像表示部において静止画像をスライドショー表示するか、または一枚表示する処理(または機能)を「ギャラリーモード(機能)」と称する。
(画像表示装置100の構成)
本発明に係る画像表示装置の構成について、図1を参照しつつ以下に説明する。図1は、画像表示装置100の要部構成を示すブロック図である。図1に示すように、画像表示装置100は、画像処理部200、動画表示性能向上部300、制御部400、電力供給遮断部450、操作入力部460、静止画像データメモリ470および画像表示部480を備えている。これらの部材について、以下に説明する。
なお、画像表示装置100における動画像の表示処理に関する部材については、便宜上図1には示していないが、もちろん画像表示装置100に備えられている。画像表示装置100において動画像を表示する構成は、従来公知の構成であればよく、動画像を表示するアルゴリズムは、従来公知のアルゴリズムを用いることができる。
(画像処理部200)
画像処理部200は、動画像データからフレーム画像を生成し、生成したフレーム画像を高画質化処理するか、または静止画像データを高画質化処理する。画像処理部200は、図1に示すように、復号部210、処理実行部211およびフレームメモリ212を備えている。これらの部材について以下に詳細に説明する。
ここで、本明細書等において「フレーム画像」と「静止画像データ(JPEG画像)」とは異なるものである。すなわち、フレーム画像とは、動画像データを構成するものであり、動画像データから生成されるものを意味しており、静止画像データと同一のものではない。
(復号部210)
復号部210は、静止画像データメモリ470に記録されているJPEG画像を復号する。言い換えれば、復号部210は、いわゆるJPEGデコーダである。なお、復号部210は、静止画像データの形式に応じて適宜変更すればよい。
また、復号部210は、静止画デコード専用の手段を用いたハードウェア処理により実現してもよいし、マイコンによるソフトウェア処理により実現してもよい。
なお、本実施形態では、復号部210において復号される前の静止画像データをJPEG画像と称し、復号部210において復号したJPEG画像を復号済静止画像と称する。
(処理実行部211)
処理実行部211は、復号部210において復号され、フレームメモリ212に保持されている復号済静止画像を高画質化処理する。なお、復号済静止画像を高画質化処理するアルゴリズムは、従来公知のアルゴリズムを用いればよい。
(フレームメモリ212)
フレームメモリ212は、復号済静止画像であり、処理実行部211において高画質化処理を実行する復号済静止画像を保持する。
フレームメモリ212は、画像処理部200と同一の電力供給ラインにより電力の供給を受ける。したがって、画像処理部200に対する電力の供給が遮断された場合には、フレームメモリ212の動作も停止することになる。
(動画表示性能向上部300)
動画表示性能向上部300は、動画像を表示する場合に、動画像データの表示性能を向上させるなどの高品質化処理を実行する。すなわち、画像処理部200において処理したフレーム画像から実際に表示する際に用いるフレーム画像を生成する。動画表示性能向上部300は、図1に示すように、倍速処理部310、QS処理部311、メモリ制御部312、313、フレームメモリ314、315、および画像セレクタ部320を備えている。これらの部材について以下に詳細に説明する。
なお、動画表示性能向上部300と画像処理部200とは、互いに独立した電力供給ラインにより電力が供給される。すなわち、動画表示性能向上部300に対する電力供給を遮断した場合であっても、画像処理部200を動作させ続けることができ、逆に画像処理部200に対する電力供給を遮断した場合であっても、動画表示性能向上部300を動作させ続けることができる。
(倍速処理部310)
倍速処理部310は、メモリ制御部312によりフレームメモリ314から読み出される動画像データのフレーム周波数をN倍(N=1、2、3・・・)する。なお、倍速処理部310における動画像データのフレーム周波数の倍化処理は、従来公知のアルゴリズムを用いればよい。
(QS処理部311)
QS処理部311は、メモリ制御部313によりフレームメモリ315から読み出されるフレーム画像を用いて、画像表示部480における描画応答性を向上させる。QS処理部311における描画応答性の向上処理は、従来公知のアルゴリズムを用いればよい。
なお、本実施形態では、画像表示部480における描画応答性の向上処理として、Quick Shoot(以下、単にQSと表記する)処理を用いる画像表示装置100を例に挙げて説明しているが、もちろんこれに限定されるものではない。すなわち、画像表示部480における描画応答性の向上処理として用いるアルゴリズムとしては、従来公知のアルゴリズムであれば他のアルゴリズムを用いてもよい。
ここで、倍速処理部310およびQS処理部311は、従来と同様に、静止画像を画像表示部480に表示する場合には駆動されない。すなわち、倍速処理部310およびQS処理部311は、JPEG画像に対してどのような処理も実行しない。
(メモリ制御部312、313)
メモリ制御部312は、フレームメモリ314に対するデータの書き込みまたはフレームメモリ314からのデータの読み出しを制御する。また、メモリ制御部313は、フレームメモリ315に対するデータの書き込みまたはフレームメモリ315からのデータの読み出しを制御する。
(フレームメモリ314、315)
フレームメモリ314は、動画像を表示する場合には、倍速処理部310において倍化処理されるフレーム画像を保持し、静止画像を表示する場合には、復号済静止画像を記録する。また、フレームメモリ315は、動画像を表示する場合には、QS処理部311において描画応答性の向上に用いられるフレーム画像を保持し、静止画像を表示する場合には、復号済静止画像を記録する。
なお、本実施形態では、フレームメモリ314、315は、動画表示性能向上部300と同一の電力供給ラインにより電力の供給を受ける場合を例に挙げて説明する。
(画像セレクタ部320)
画像セレクタ部320は、所定のフレームメモリから読み出された復号済静止画像のみを画像表示部480に対して出力する。
(制御部400)
制御部400は、画像表示装置100における静止画像表示(および動画像表示)の動作全般を制御する。制御部400は、図1に示すように、データ制御部410および表示制御部411を備えている。これらの部材について以下に詳細に説明する。
(データ制御部410)
データ制御部410は、静止画像(復号済静止画像)を表示する場合の動作全般を制御する。具体的には、データ制御部410は、主として、復号済静止画像のフレームメモリへの書き込み、フレームメモリからの復号済静止画像の読み出し、および画像処理部200に対する電力供給の遮断タイミングを制御する。
(表示制御部411)
表示制御部411は、画像セレクタ部320(すなわち、動画表示性能向上部300)から出力される復号済静止画像を画像表示部480にとって所望のタイミングで表示させるための制御信号を生成する。すなわち、動画表示性能向上部300から出力された復号済静止画像は、表示制御部411から画像表示部480に対して供給される制御信号のタイミングにしたがって表示される。
(電力供給遮断部450)
電力供給遮断部450は、データ処理制御部410からの指示に従って、画像処理部200に対して供給されている電力を遮断する回路である。
(操作入力部460)
操作入力部460は、ユーザーからの指示を受け付けるインターフェースであり、ギャラリーモードに切り替えるボタンなどの各種ボタンを備えている。なお、操作入力部460は、画像表示装置100に備えられているインターフェースに限定されるものではなく、例えば、リモコンのように画像表示装置100とは別体の装置であってもよい。
(静止画像データメモリ470)
静止画像データメモリ470は、JPEG画像を格納するメモリである。なお、静止画像データメモリ470に格納されているJPEG画像は、複数であってもよい。静止画像データメモリ470に複数のJPEG画像が格納されている場合には、例えば、操作入力部460を介したユーザーの指示に基づいて、画像表示部480に表示するJPEG画像を選択するようにすればよい。
また、静止画像データメモリ470は、画像表示装置100の内部に備えられたものに限定されるものではなく、画像表示装置100の外部に備えられたメモリであってもよい。例えば、静止画像データメモリ470は、SDカードまたはフラッシュメモリなどのように自身を画像表示装置100に接続可能なメモリであってもよいし、画像表示装置100に接続されているレコーダ内のメモリのように画像表示装置100に接続された別の機器に備えられたメモリであってもよい。
(画像表示部480)
画像表示部480は、静止画像または動画像を表示するディスプレイである。画像表示部480としては、例えば、液晶表示パネルを備えた液晶ディスプレイを挙げることができる。もちろん、画像表示部480は、液晶ディスプレイに限定されるものではなく、有機ELパネルを備えた有機ELディスプレイなど他のディスプレイ装置であってもよい。
(画像表示装置100における静止画像表示動作)
次に、画像表示装置100における静止画像表示動作の一例を、図2を参照しつつ以下に説明する。図2は、画像表示装置100における静止画像の表示処理の動作を示すフローチャートである。
画像表示装置100における静止画像表示処理は、大別して、静止画像記録フェーズ、電力供給遮断フェーズ、および静止画像表示フェーズの3つのフェーズに分けることができる。本項では、各フェーズにおける動作の概要を説明するに留め、それぞれのフェーズ毎の詳細については以下に説明する。
まず、復号部210は、静止画像データメモリ470からJPEG画像を読み出し、読み出したJPEG画像を復号する(ステップS1)。復号部210は、復号済静止画像を、一旦、フレームメモリ212に展開する。続いて、処理実行部211は、フレームメモリ212に展開されている復号済静止画像を読み出し、高画質化処理を実行する(ステップS2)。
復号済静止画像が動画表示性能向上部300に出力されると、データ制御部410からの指示を受けたメモリ制御部は、高品質処理において使用されるフレームメモリのいずれかに、入力された復号済静止画像を書き込む(ステップS3)。フレームメモリに対する復号済静止画像の書き込みが完了すると、データ制御部410は、予め定められた数の復号済静止画像をフレームメモリに記録したか否かを判定する(ステップS4)。データ制御部410が、予め定められた数の復号済静止画像を記録していないと判定した場合(ステップS4においてNo)、ステップS1からS3までの処理を再度実行する。
一方、データ制御部410が、予め定められた数の復号済静止画像を記録したと判定した場合(ステップS4においてYes)、電力供給遮断部450は、画像処理部200に対して供給されている電力を遮断する(ステップS5)。これによって、画像処理部200における各部は動作を停止する。
次に、データ制御部410からの指示を受けたメモリ制御部が、ステップS3において復号済静止画像を記録したフレームメモリから復号済静止画像を読み出す(ステップS6)。そして、表示制御部411は、画像表示部480に対して供給する制御信号のタイミングに従い、読み出された復号済静止画像を画像表示部480に表示する(ステップS7)。
復号済静止画像を画像表示部480に表示すると、データ制御部410は、フレームメモリに記録されている全ての復号済静止画像の表示を完了したか否かを判定する(ステップS8)。データ制御部410が全ての復号済静止画像の表示が完了していないと判定した場合には(ステップS8においてNo)、ステップS6およびS7の処理を再度実行する。
一方、データ制御部410が全ての復号済静止画像の表示が完了したと判定した場合には(ステップS8においてYes)、操作入力部460を介して、ギャラリーモードの終了が指示されたか否かを判定する(ステップS9)。操作入力部460を介して、ギャラリーモードの終了が指示された場合(ステップS9においてYes)、画像表示装置100は、復号済静止画像の表示を終了する。すなわち、ギャラリーモードを終了する。一方、ギャラリーモードの終了が指示されていない場合(ステップS9においてNo)、ステップS6からの処理を再度実行する。
なお、上述した静止画像処理動作では、フレームメモリに記録した復号済静止画像を全て表示する場合を例に挙げて説明しているが、これに限定されるものではない。例えば、予めユーザーにより表示する静止画像の枚数が指定されている場合には、その指定枚数になるまで、復号済静止画像を表示するようにすればよい。
さらに、上述した静止画像処理動作では、全ての静止画像を表示した後にギャラリーモードの終了を判定しているが、ギャラリーモードの終了はもちろんこれに限定されるものではない。例えば、ユーザーから、操作入力部460を介して、ギャラリーモードの終了が指示された場合には、即座にギャラリーモードを終了するようにしてもよい。
また、画像表示装置100において動画像を表示させる場合の処理は従来と同様である。すなわち、画像処理部200に入力された動画像データは、処理実行部211を介して動画表示性能向上部300へと出力され、動画表示性能向上部300における倍速処理部310、QS処理部311、画像セレクタ部320を経て、画像表示部480に出力される。なお、動画像データは、放送を受信することにより得られるデータであってもよいし、ネットワークを介して得られるデータであってもよいし、所定の記憶部から読み出したデータであってもよい。
(静止画像記録フェーズの詳細)
次に、静止画像表示処理における静止画像記録フェーズの詳細について、以下に説明する。静止画像記録フェーズは、操作入力部460を介したユーザーからの指示に基づいて開始されるフェーズである。すなわち、データ制御部410が操作入力部460を介したユーザーからのギャラリーモードの開始指示信号を受信することにより開始されるフェーズであり、図2におけるステップS1からS4に対応する。
ここで、本実施形態では、静止画像記録フェーズ、電力供給遮断フェーズ、および静止画像表示フェーズの詳細な説明において、フレームメモリ314およびフレームメモリ315のそれぞれ1つずつの復号済静止画像を記録する場合であり、表示される静止画像を順次切り換えることにより復号済静止画像をスライドショー表示する場合を例に挙げて説明する。
まず、復号部210は、静止画像データメモリ470からJPEG画像を読み出し、読み出したJPEG画像を復号する。復号部210は、復号したJPEG画像(復号済静止画像)を、一旦、フレームメモリ212に展開する。続いて、処理実行部211は、フレームメモリ212に展開されている復号済静止画像を読み出し、高画質化処理を実行する。処理実行部211は、高画質化処理した復号済静止画像を動画表示性能向上部300に対して出力する。
復号済静止画像が動画表示性能向上部300に出力されると、データ制御部410は、メモリ制御部312に対して、入力された復号済静止画像をフレームメモリ314に書き込むように指示する。より具体的には、データ制御部410は、フレームメモリ314に対しての書き込み要求の有効な送信元を倍速処理部310からデータ制御部410に切り替えるための制御信号と、メモリ制御部312に入力された復号済静止画像の書き込み要求とをメモリ制御部312に対して送信する。
データ制御部410からの指示を受けたメモリ制御部312は、フレームメモリ314に対して、入力された復号済静止画像を書き込む。なお、復号済静止画像のフレームメモリ314への記録が完了すると、メモリ制御部312は、復号済静止画像の記録を完了した旨の信号をデータ制御部410に対して送信する。
メモリ制御部312から復号済静止画像の記録完了の信号を受けたデータ制御部410は、予め定められた数の復号済静止画像をフレームメモリに記録したか否かを判定する。このとき、記録が完了している復号済静止画像は1つであるため、データ制御部410は、再度復号済静止画像の記録を実行する。
復号部210は、静止画像データメモリ470から、新たなJPEG画像を読み出し、復号する。復号されたJPEG画像(復号済静止画像)は、先と同様の処理により高画質化処理され、動画表示性能向上部300に対して出力される。
復号済静止画像が動画表示性能向上部300に出力されると、メモリ制御部313は、フレームメモリ315に対して、入力された復号済静止画像を書き込む。このとき、データ制御部410は、既に復号済静止画像を記録しているフレームメモリ314とは異なるフレームメモリ315に新たな復号済静止画像を記録するように指示する。
より具体的には、データ制御部410は、フレームメモリ315に対しての書き込み要求の有効な送信元をQS処理部311からデータ制御部410に切り替えるための制御信号と、メモリ制御部313に入力されたJPEG画像の書き込み要求とをメモリ制御部313に対して送信する。同時に、データ制御部410は、メモリ制御部312に対して、入力される復号済静止画像を記録せず、メモリ制御部313に対して出力するように制御信号を送信する。なお、復号済静止画像のフレームメモリ315への記録が完了すると、メモリ制御部313は、復号済静止画像の記録を完了した旨の信号をデータ制御部410に対して送信する。
メモリ制御部313から復号済静止画像の記録完了の信号を受けたデータ制御部410は、予め定められた数の復号済静止画像をフレームメモリに記録したか否かを再度判定する。このとき、記録が完了している復号済静止画像は2つであり、所定の数となっているため、静止画像表示処理は次の電力供給遮断フェーズに移行する。
なお、本項では、1枚目の復号済静止画像をフレームメモリ314に記録し、2枚目の復号済静止画像をフレームメモリ315に記録する場合を例に挙げて説明したが、もちろんこれに限定されるものではない。1枚目の復号済静止画像をフレームメモリ315に記録し、2枚目の復号済静止画像をフレームメモリ314に記録するようにしてもよい。
(電力供給遮断フェーズの詳細)
次に、静止画像表示処理における電力供給遮断フェーズの詳細について、以下に説明する。電力供給遮断フェーズは、データ制御部410が、予め定められた数の復号済静止画像を記録したと判定することを契機に開始されるフェーズであり、図2におけるステップS5に対応する。
データ制御部410は、予め定められた数の復号済静止画像を記録したと判定すると、電力供給遮断部450に対して、画像処理部200に対して供給されている電力の遮断を指示する。電力供給遮断部450は、データ制御部410からの指示を受けて、画像処理部200に対して供給されている電力を遮断する。これによって、供給される電力を遮断された画像処理部200における各部材は、その機能を停止する。
電力供給遮断部450は、画像処理部200に対する電力の遮断処理が完了すると、データ制御部410に対して電力供給停止を完了した旨の信号を送信する。データ制御部410は、電力供給遮断部450からの電力供給停止完了の信号を受信することにより、画像処理部200に対する電力供給の遮断が完了したと判定する。
画像処理部200に対して供給されている電力の遮断が完了すると、静止画像表示処理は、次の静止画像表示フェーズに移行する。
(静止画像表示フェーズの詳細)
次に、静止画像表示処理における静止画像表示フェーズの詳細について、以下に説明する。静止画像表示フェーズは、電力供給遮断部450により、画像処理部200に対して供給されている電力が遮断されたことを契機として開始されるフェーズであり、図2におけるステップS6からS9に対応する。
画像処理部200における電力供給の遮断が完了すると、データ制御部410は、フレームメモリ314から復号済静止画像を読み出すように指示する。より具体的には、データ制御部410は、フレームメモリ314に対しての読み出し要求の有効な送信元を倍速処理部310からデータ制御部410に切り替えるための制御信号と、復号済静止画像の読み出し要求とをメモリ制御部312に対して送信する。同時に、データ制御部410は、メモリ制御部313に対して、入力される復号済静止画像を画像セレクタ部320に対して出力するように制御信号を送信する。さらに、データ制御部410は、画像セレクタ部320に対して、メモリ制御部312から出力される復号済静止画像を選択出力するように制御信号を送信する。
このように処理を実行することによって、フレームメモリ314から読み出された復号済静止画像は、メモリ制御部313および画像セレクタ部320を経由して画像表示部480に供給される。画像表示部480に供給された復号済静止画像は、表示制御部411から画像表示部480に供給される制御信号のタイミングに従って、画像表示部480に表示される。
続いて、データ制御部410は、フレームメモリ315から復号済静止画像を読み出すように指示する。より具体的には、データ制御部410は、フレームメモリ315に対しての読み出し要求の有効な送信元をQS処理部311からデータ制御部410に切り替えるための制御信号と、復号済静止画像の読み出し要求とをメモリ制御部313に対して送信する。また、データ制御部410は、画像セレクタ部320に対して、メモリ制御部313から出力される復号済静止画像を選択出力するように、制御信号を送信する。
このように処理を実行することによって、フレームメモリ315から読み出された復号済静止画像は、画像セレクタ部320を経由して画像表示部480に供給される。画像表示部480に供給された復号済静止画像は、表示制御部411から画像表示部480に供給される制御信号のタイミングに従って、画像表示部480に表示される。
上述したように、フレームメモリ314からの復号済静止画像の読み出し動作およびフレームメモリ315からの復号済静止画像の読み出し動作を、予め設定された時間間隔により切り替えることにより、画像表示部480において静止画像のスライドショー表示を可能にすることができる。
なお、上述した静止画像表示フェーズでは、フレームメモリ314から復号済静止画像を読み出した後に、フレームメモリ315から復号済静止画像を読み出す場合を例に挙げて説明したが、もちろんこれに限定されるものではなく、フレームメモリから読み出す順序については、ユーザが操作入力部460を介して適宜設定することができる。もちろん、ランダムにフレームメモリから復号済静止画像を読み出すようにしてもよい。
また、1枚の静止画像のみを表示させるように、ユーザーが操作入力部460を介して設定している場合には、フレームメモリ314または315のいずれかの復号済静止画像のみを表示させ続けることも可能である。
(実施形態1の構成による利点)
以上説明したように、画像表示装置100は、復号したJPEG画像(復号済静止画像)を記録するためのフレームメモリとして、表示部480に表示するフレーム画像を格納するために設けられているフレームメモリ314、315を利用する。すなわち、画像表示装置100では、通常では復号済静止画像を記録しないフレームメモリ314、315に復号済静止画像を記録する。
これによって、画像表示装置100では、画像処理部200とは電力供給路を異とする、動画表示性能向上部300における処理において使用するフレームメモリ314、315から復号済静止画像を繰り返し読み出すことができる。そのため、電力供給遮断部450は、従来では常に電力を供給し続けなければならなかった画像処理部200に対する電力の供給を遮断することができる。もちろん、画像処理部200以外であっても、復号済静止画像を表示する際に利用されないハードウェアであれば、復号済静止画像を表示する際(すなわち、ギャラリーモードを実行する際)に電力の供給を遮断してもよい。すなわち、復号済静止画像を表示する際に利用されないハードウェアであれば、画像処理部200と共に電力の供給を遮断することができる。
また、画像表示装置100では、復号済静止画像の表示の際には利用していなかったフレームメモリ314、315を利用するため、新たなフレームメモリを増設する必要もない。
したがって、画像表示装置100では、メモリの回路規模を増大させることなく、復号済静止画像を表示する際に要する消費電力を低減することができる。すなわち、消費電力を削減することができると共に、画像表示装置100の小型化(または薄型化)を図ることもできる。
また、画像表示装置100では、復号済静止画像の高画質化処理後に電力供給が画像処理部200に対する電力の供給が遮断されるため、フレームメモリ314、315に格納される復号済静止画像に高画質化処理を施すことができる。
これによって、高画質化処理の施されていない復号済静止画像が表示されてしまうこと、すなわち画質の劣化した復号済静止画像の表示を防止することができる。
〔実施形態2〕
本発明に係る画像表示装置の他の実施形態について、図3および4を参照しつつ以下に説明する。図3は、画像表示装置100bの要部構成を示すブロック図である。図3に示すように、画像表示装置100bは、画像処理部200b、動画表示性能向上部300b、制御部400、電力供給遮断部450、操作入力部460、静止画像データメモリ470および画像表示部480を備えている。なお、実施形態1と同様の部材については、同一の番号を付し、その説明を省略する。したがって、本実施形態では、画像処理部200bおよび動画表示性能向上部300bについてのみ、以下に説明する。
(画像処理部200b)
画像処理部200bは、入力された動画像データを高画質化処理する。画像処理部200bは、図3に示すように、処理実行部211およびフレームメモリ212を備えている。すなわち、復号部210が備えられていない以外は、画像処理部200と同様である。
(動画表示性能向上部300b)
動画表示性能向上部300bは、動画表示性能向上部300と同様に、動画像を表示する場合に、動画像データの表示性能を向上させるなどの高品質化処理を実行する。動画表示性能向上部300bは、図3に示すように、倍速処理部310、QS処理部311、メモリ制御部312、313、フレームメモリ314、315、画像セレクタ部320、および復号部330を備えている。すなわち、復号部330は備えている以外は、動画表示性能向上部300と同様である。
復号部330は、復号部210と同様に、JPEG画像を復号するJPEGデコーダである。また、復号部330は、復号部210と同様に、静止画デコード専用の手段を用いたハードウェア処理により実現してもよいし、マイコンによるソフトウェア処理により実現してもよい。
したがって、本実施形態では、復号部330において復号される前の静止画像データをJPEG画像と称し、復号部330において復号したJPEG画像を復号済静止画像と称する。
なお、動画表示性能向上部300bと画像処理部200bとは、互いに独立した電力供給ラインにより電力の供給が施される。すなわち、動画表示性能向上部300bに対する電力供給を遮断した場合であっても、画像処理部200bを動作させ続けることができ、逆に画像処理部200bに対する電力供給を遮断した場合であっても、動画表示性能向上部300bを動作させ続けることができる。
また、図3において復号部330は、メモリ制御部312とメモリ制御部313との間に位置するように記載されているが、もちろんこれに限定されるものではない。すなわち、JPEG画像を記録するフレームメモリへの読み書きを制御するメモリ制御部とJPEG画像を復号して得られる復号済静止画像を記録するフレームメモリへの読み書きを制御するメモリ制御部との間に設けられていればよい。
(画像表示装置100bにおける静止画像表示動作)
次に、画像表示装置100bにおける静止画像表示動作の一例について、図4を参照しつつ以下に説明する。図4は、画像表示装置100bにおける画像表示動作処理を示すフローチャートである。
画像表示装置100bにおける静止画像表示処理も、画像表示装置100における静止画像表示処理と同様に、大別して、静止画像記録フェーズ、電力供給遮断フェーズ、および静止画像表示フェーズの3つのフェーズに分けることができる。本項では、先と同様に各フェーズにおける動作の概要を説明するに留め、それぞれのフェーズ毎の詳細については以下に説明する。
まず、電力供給処理部450は、データ制御部410からの指示を受けて画像処理部200bに対しての電力の供給を遮断する(ステップS11)。これによって、画像処理部200bに含まれる各部の処理は停止する。
次に、データ制御部410からの指示を受けたメモリ制御部312は、静止画像データメモリ470からJPEG画像を読み出し、フレームメモリ314に記録する(ステップS12)。なお、フレームメモリに記録するJPEG画像は、フレームメモリの限界まで記録するようにしてもよいし、ユーザーにより予め設定された数であってもよい。
続いて、復号部330は、フレームメモリ314から読み出されたJPEG画像を復号する(ステップS13)。そして、データ制御部410からの指示を受けたメモリ制御部313は、復号部330において復号された復号済静止画像をフレームメモリ315に書き込む(ステップS14)。このとき、復号部330において復号されたJPEG画像を書き込むフレームメモリは、JPEG画像の記録されているフレームメモリ(すなわち、フレームメモリ314)とは異なるフレームメモリとすることが好ましい。なお、本実施形態では、フレームメモリ315に書き込まれた復号済静止画像について説明する。
次に、データ制御部410からの指示を受けたメモリ制御部が、フレームメモリ315から復号済静止画像を読み出す(ステップS15)。そして、表示制御部411は、画像表示部480に対して供給する制御信号のタイミングに従い、読み出された復号済静止画像を画像表示部480に表示する(ステップS16)。
復号済静止画像を画像表示部480に表示すると、データ制御部410は、フレームメモリ314に記録されている全てのJPEG画像の表示を完了したか否かを判定する(ステップS17)。データ制御部410がフレームメモリ314に記録されている全てのJPEG画像の表示が完了していないと判定した場合には(ステップS17においてNo)、ステップS13からの処理を再度実行する。
一方、データ制御部410がフレームメモリ314に記録されている全てのJPEG画像の表示が完了したと判定した場合には(ステップS17においてYes)、操作入力部460を介して、ギャラリーモードの終了が指示されたか否かを判定する(ステップS18)。操作入力部460を介して、ギャラリーモードの終了が指示された場合(ステップS18においてYes)、画像表示装置100bは、静止画像の表示処理を終了する。すなわち、ギャラリーモードを終了する。一方、ギャラリーモードの終了が指示されていない場合(ステップS18においてNo)、ステップS13からの処理を再度実行する。
なお、上述した静止画像処理動作では、フレームメモリに記録したJPEG画像を全て表示する場合を例に挙げて説明しているが、これに限定されるものではない。例えば、予めユーザーにより表示する静止画像の枚数が指定されている場合には、その指定枚数になるまで、静止画像を表示するようにすればよい。
また、上述した静止画像処理動作では、ギャラリーモードの終了が指示されていない場合にステップS13から再度処理を実行する場合を例に挙げて説明しているが、ステップS12のJPEG画像をフレームメモリ314に書き込む処理(ステップS12)から再度処理を実行するようにしてもよい。
さらに、上述した静止画像処理動作では、全ての静止画像を表示した後にギャラリーモードの終了を判定しているが、ギャラリーモードの終了はもちろんこれに限定されるものではない。例えば、ユーザーから、操作入力部460を介して、ギャラリーモードの終了が指示された場合には、即座にギャラリーモードを終了するようにしてもよい。
また、画像表示装置100bにおいて動画像を表示させる場合の処理は従来と同様である。すなわち、画像処理部200bに入力された動画像データは、処理実行部211を介して動画表示性能向上部300bへと出力され、動画表示性能向上部300bにおける倍速処理部310、QS処理部311、画像セレクタ部320を経て、画像表示部480に出力される。なお、動画像データは、放送を受信することにより得られるデータであってもよいし、ネットワークを介して得られるデータであってもよいし、所定の記憶部から読み出したデータであってもよい。
(電源供給遮断フェーズの詳細)
次に、静止画像表示処理における電源供給遮断フェーズの詳細について、以下に説明する。電源供給遮断フェーズは、操作入力部460を介したユーザーからの指示に基づいて、開始されるフェーズである。すなわち、データ制御部410が操作入力部460を介したユーザーからのギャラリーモードの開始指示信号を受信することにより開始されるフェーズであり、図4におけるステップS11に対応する。
ここで、本実施形態では、静止画像記録フェーズ、電力供給遮断フェーズ、および静止画像表示フェーズの詳細な説明において、JPEG画像をフレームメモリ314に記録し、復号済静止画像をフレームメモリ315に記録する場合であり、フレームメモリ315から読み出される復号済静止画像を画像表示部480においてスライドショー表示する場合を例に挙げて説明する。
ギャラリーモードへの移行指示を受けたデータ制御部410は、電力供給遮断部450に対して、画像処理部200bに対して供給されている電力の遮断を指示する。電力供給遮断部450は、データ制御部410からの指示を受けて、画像処理部200bに対して供給されている電力を遮断する。これによって、供給される電力を遮断された画像処理部200bにおける各部材は、その機能を停止する。
電力供給遮断部450は、実施形態1の場合と同様に、画像処理部200bに対する電力の遮断処理が完了すると、データ制御部410に対して電力供給停止を完了した旨の信号を送信する。データ制御部410は、電力供給遮断部450からの電力供給停止完了の信号を受信することにより、画像処理部200bに対する電力供給の遮断が完了したと判定する。
画像処理部200bに対して供給されている電力の遮断が完了すると、静止画像表示処理は、次の静止画像記録フェーズに移行する。
(静止画像記録フェーズの詳細)
次に、静止画像表示処理における静止画像記録フェーズの詳細について、以下に説明する。静止画像記録フェーズは、電力供給遮断部450により、画像処理部200bに対して供給されている電力が遮断されたことを契機として開始されるフェーズであり、図4におけるステップS12からS14に対応する。
画像処理部200bにおける電力供給の遮断が完了すると、データ制御部410は、メモリ制御部312に対して、静止画像データメモリ470に記録されているJPEG画像のフレームメモリ314への格納を指示する。より具体的には、データ制御部410は、フレームメモリ314に対しての書き込み要求の有効な送信元を倍速処理部310からデータ制御部410に切り替えるための制御信号と、メモリ制御部312に入力されたJPEG画像の書き込み要求とをメモリ制御部312に対して送信する。
データ制御部410からの指示を受けたメモリ制御部312は、静止画像データメモリ470からJPEG画像を1枚ずつ読み出し、読み出したJPEG画像をフレームメモリ314に書き込む。なお、静止画像データメモリ470に記録されているJPEG画像のフレームメモリ314への記録が完了すると、メモリ制御部312は、JPEG画像の記録を完了した旨の信号をデータ制御部410に対して送信する。
メモリ制御部312からJPEG画像の記録完了の信号を受けたデータ制御部410は、復号部330に対してフレームメモリ314に記録されているJPEG画像を復号するように指示する。データ制御部410からの指示を受けた復号部330は、フレームメモリ314からJPEG画像を読み出し、読み出したJPEG画像を復号する。
続いて、データ制御部410は、メモリ制御部313に対して、復号部330において復号された復号済静止画像のフレームメモリ315への格納を指示する。より具体的には、データ制御部410は、フレームメモリ315に対しての書き込み要求の有効な送信元をQS処理部311からデータ制御部410に切り替えるための制御信号と、メモリ制御部313に入力された復号済静止画像の書き込み要求とをメモリ制御部313に対して送信する。
データ制御部410からの指示を受けたメモリ制御部313は、復号部330において復号された復号済静止画像をフレームメモリ315に書き込む。なお、復号済静止画像のフレームメモリ315への記録が完了すると、メモリ制御部313は、復号済静止画像の記録を完了した旨の信号をデータ制御部410に対して送信する。
データ制御部410がメモリ制御部313から復号済静止画像の記録完了の信号を受けると、静止画像表示処理は、次の静止画像表示フェーズに移行する。
(静止画像表示フェーズ)
次に、静止画像表示処理における静止画像表示フェーズの詳細について、以下に説明する。静止画像表示フェーズは、データ制御部410が、メモリ制御部313から復号済静止画像の記録完了の信号を受けたことを契機に開始されるフェーズであり、図4におけるステップS15からS18に対応する。
データ制御部410は、メモリ制御部313から復号済静止画像の記録完了の信号を受けると、データ制御部410は、フレームメモリ315から復号済静止画像を読み出すように指示する。より具体的には、データ制御部410は、フレームメモリ315に対しての読み出し要求の有効な送信元をQS処理部311からデータ制御部410に切り替えるための制御信号と、復号済静止画像の読み出し要求とをメモリ制御部313に対して送信する。また、データ制御部410は、画像セレクタ部320に対して、メモリ制御部313から出力される復号済静止画像を選択出力するように、制御信号を送信する。
このような処理を実行することによって、フレームメモリ315から読み出された復号済静止画像は、画像セレクタ部320を経由して画像表示部480に供給される。画像表示部480に供給された復号済静止画像は、表示制御部411から画像表示部480に供給される制御信号のタイミングに従って、画像表示部480に表示される。そして、これを逐次繰り返すことにより、フレームメモリ315に記録された複数の復号済静止画像を画像表示部480にスライドショー表示することができる。
なお、上述した静止画像表示動作では、フレームメモリ314に記録されている圧縮された復号済静止画像を、フレームメモリ315に展開する場合を例に挙げて説明しているが、もちろんこれに限定されるものではない。また、復号済静止画像を展開するフレームメモリは、2つ以上であってもよい。
(実施形態2の構成の利点)
以上説明したように、画像表示装置100bであっても、画像表示装置100と同様に、JPEG画像およびJPEG画像を復号した画像(復号済静止画像)を記録するためのフレームメモリとして、表示部480に表示するフレーム画像を格納するために設けられているフレームメモリ314、315を利用する。
そのため、画像表示装置100bであっても、画像表示装置100と同様に、画像処理部200bとは電力供給路を異とする、動画表示性能向上部300bにおける処理において使用するフレームメモリ314、315から復号済静止画像を繰り返し読み出すことができる。そのため、電力供給遮断部450は、従来では常に電力を供給し続けなければならなかった画像処理部200bに対する電力の供給を遮断することができる。もちろん、画像処理部200b以外であっても、復号済静止画像を表示する際に利用されないハードウェアであれば、復号済静止画像を表示する際(すなわち、ギャラリーモードを実行する際)に電力の供給を遮断してもよい。すなわち、復号済静止画像を表示する際に利用されないハードウェアであれば、画像処理部200bと共に電力の供給を遮断することができる。
また、画像表示装置100bであっても、画像表示装置100と同様に、静止画像の表示の際には利用していなかったメモリであるフレームメモリ314、315をJPEG画像および復号済静止画像を記録するためのメモリとして利用するため、新たにメモリを増設する必要もない。
したがって、画像表示装置100bであっても、メモリの回路規模を増大させることなく、復号済静止画像を表示する際に要する消費電力を低減することができる。すなわち、消費電力を削減することができると共に、画像表示装置100bの小型化(または薄型化)を図ることもできる。
また、画像表示装置100bでは、静止画像の表示処理を開始した時点で、すなわち、ギャラリーモードを開始した時点で、画像処理部200bに対する電力の供給を遮断することができる。これによって、復号済静止画像を表示する際に要する消費電力をより一層低減することができる。
また、画像表示装置100bでは、動画像データを記録するために用いられるフレームメモリ314に、JPEG画像を記録するため、すなわち、圧縮されている画像データを記録するため、フレームメモリ314に非常に多量のJPEG画像を記録することができる。
したがって、画像表示部480に対して復号済静止画像をスライドショー形式で表示する場合には、非常に多量の静止画像をスライドショー表示させることができる。
(フレームメモリ)
実施形態1および2では、フレームメモリに記録される復号済静止画像の数がいずれも1つである場合を例に挙げて説明しているが、復号済静止画像を記録するフレームメモリが複数フレームの記録が可能である場合には、複数の復号済静止画像を記録するようにしてもよい。
これによって、動画像データを記録するために用いられるフレームメモリに、複数の復号済静止画像を記録することができる。したがって、画像表示部480に対して静止画像をスライドショー形式で表示する場合には、多量の静止画像をスライドショー表示させることができる。また、復号して読み出す処理をスキップすることができるため、画像表示部480に表示するまでに要する時間を短縮することができる。
(付記事項)
図1および2では、フレームメモリ314および315が動画表示性能向上部300(または、動画表示性能向上部300b)と同一の電力供給ラインにより電力の供給を受ける場合を例に挙げているが、フレームメモリ314、315は、動画表示性能向上部300(または、動画表示性能向上部300b)とは独立した電力供給ラインにより電力の供給を受けるようにしてもよい。また、フレームメモリ314および315のいずれかが動画表示性能向上部300(または、動画表示性能向上部300b)と同一の電力供給ラインにより電力の供給を受け、いずれかが動画表示性能向上部300(または、動画表示性能向上部300b)とは独立した電力供給ラインにより電力の供給を受けるようにしてもよい。
また、フレームメモリ314および315が動画表示性能向上部300(または、動画表示性能向上部300b)の内部に設けられている場合には、画像表示装置100(または画像表示装置100b)の設計が容易になると共に、製造コストの低減を図ることもできる。一方で、フレームメモリ314および315が動画表示性能向上部300(または、動画表示性能向上部300b)の外部に設けられている場合には、フレームメモリとして大容量のメモリを使用することができるため、スライドショー用のJPEG画像(または復号済静止画像)を数多く保存しておくことが可能となる。
ここで、動画表示性能向上部300(300b)の内部とは、動画表示性能向上部として機能するLSI(集積回路)の内部を意味している。また、動画表示性能向上部300(300b)の外部のメモリとは、動画表示性能向上部として機能するLSI(集積回路)の外部に備えられているSDRAMなどのメモリを指している。
なお、復号済静止画像を記録するフレームメモリの数は、2つに限定されるものではなく3つ以上であってもよいし、1枚の静止画像を表示させ続ける場合には、1つであってもよい。
(プログラムおよび記録媒体)
最後に、画像表示装置100(100b)に含まれている画像処理部200(200b)、動画表示性能向上部300(300b)および制御部400は、ハードウェアロジックによって構成すればよい。または、次のように、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、画像処理部200(200b)、動画表示性能向上部300(300b)および制御部400は、各機能を実現するプログラムの命令を実行するMPUなどのCPU、このプログラムを格納したROM(Read Only Memory)、上記プログラムを実行可能な形式に展開するRAM(Random Access Memory)、および、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)を備えている。
そして、本発明の目的は、画像処理部200(200b)、動画表示性能向上部300(300b)および制御部400のプログラムメモリに固定的に担持されている場合に限らず、上記プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、または、ソースプログラム)を記録した記録媒体を画像表示装置100(100b)に供給し、画像表示装置100(100b)が上記記録媒体に記録されている上記プログラムコードを読み出して実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体は、特定の構造または種類のものに限定されない。すなわちこの記録媒体は、たとえば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などとすることができる。
また、画像処理部200(200b)、動画表示性能向上部300(300b)および制御部400(または画像表示装置100(100b))を通信ネットワークと接続可能に構成しても、本発明の目的を達成できる。この場合、上記のプログラムコードを、通信ネットワークを介して画像処理部200(200b)、動画表示性能向上部300(300b)および制御部400に供給する。この通信ネットワークは画像処理部200(200b)、動画表示性能向上部300(300b)および制御部400にプログラムコードを供給できるものであればよく、特定の種類または形態に限定されない。たとえばインターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(Virtual Private Network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等であればよい。
この通信ネットワークを構成する伝送媒体も、プログラムコードを伝送可能な任意の媒体であればよく、特定の構成または種類のものに限定されない。たとえばIEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明に係る画像表示装置は、静止画像をスライドショー表示または一枚表示可能な機能を有するテレビジョン受像機として好適に用いることができる。
実施形態1に係る画像表示装置の要部構成を示すブロック図である。 実施形態1に係る画像表示装置におけるJPEG画像のスライドショー表示処理の動作を示すフローチャートである。 実施形態2に係る画像表示装置の要部構成を示すブロック図である。 実施形態2に係る画像表示装置におけるJPEG画像のスライドショー表示処理の動作を示すフローチャートである。 従来の画像表示装置の要部構成を示すブロック図である。
符号の説明
100 画像表示装置
100b 画像表示装置
200 画像処理部
200b 画像処理部
210 復号部
211 処理実行部
212 フレームメモリ
300 動画表示性能向上部(表示用フレーム画像生成手段)
300b 動画表示性能向上部(表示用フレーム画像生成手段)
310 倍速処理部
311 QS処理部(応答性向上処理手段)
312 メモリ制御部
313 メモリ制御部
314 フレームメモリ
315 フレームメモリ
320 画像セレクタ部
330 復号部
400 制御部
410 データ制御部
411 表示制御部
450 電力供給遮断部
460 操作入力部
470 静止画像データメモリ
480 画像表示部(表示部)
500 画像表示装置
600 画像処理部
700 動画表示性能向上部

Claims (15)

  1. 画像に画像処理を施す画像処理手段と、動画像データに含まれるフレーム画像であって、上記画像処理手段により画像処理が施されたフレーム画像から表示部に供給される表示用フレーム画像を生成する表示用フレーム画像生成手段と、を備えた画像表示装置であって、
    動画像の代わりに静止画像を表示する静止画像表示モードにおいて、上記表示用フレーム画像を格納するためのフレームメモリに静止画像データを格納するとともに、当該フレームメモリに格納された静止画像データを繰り返し読み出すデータ制御手段と、
    上記静止画像表示モードにおいて、上記データ制御手段により読み出された静止画像データの表す静止画像を上記表示部に表示させる表示制御手段と、
    上記静止画像表示モードにおいて、上記画像処理手段として機能するハードウェアであって、上記表示用フレーム画像生成手段として機能するハードウェアとは電力供給路を異にするハードウェアに対する電力の供給を遮断する電力供給遮断手段と、
    を備えていることを特徴とする画像表示装置。
  2. 上記電力供給遮断手段は、上記静止画像表示モードが選択された後、上記画像処理手段において画像処理の施された静止画像データが上記フレームメモリに格納された時点で、上記画像処理手段として機能するハードウェアに対する電力の供給を遮断することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 上記電力供給遮断手段は、上記静止画像表示モードが選択された時点で、上記画像処理手段として機能するハードウェアに対する電力の供給を遮断することを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  4. 上記表示用フレーム画像生成手段は、上記フレームメモリとは異なる他のフレームメモリに蓄積された静止画像データを復号する復号手段を含み、
    上記データ制御手段は、上記復号手段により復号された復号済静止画像データを上記フレームメモリに格納することを特徴とする請求項3に記載の画像表示装置。
  5. 上記フレームメモリは、上記画像処理手段において画像処理の施された静止画像データを複数記録する記録容量を有していることを特徴とする請求項2に記載の画像表示装置。
  6. 上記フレームメモリは、複数の復号済静止画像データを記録する記録容量を有していることを特徴とする請求項4に記載の画像表示装置。
  7. 上記表示用フレーム画像生成手段は、上記表示部における光学応答性を向上させるようにフレーム画像を変換する応答性向上処理手段を含み、
    上記フレームメモリの少なくとも1つは、上記応答性向上処理手段において用いられたフレーム画像を格納するためのフレームメモリであることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  8. 上記表示用フレーム画像生成手段は、動画像データにおけるフレーム周波数を所定倍する倍速処理手段を含み、
    上記フレームメモリの少なくとも1つは、上記倍速処理手段における処理に用いられたフレーム画像を格納するためのフレームメモリであることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の画像表示装置。
  9. 画像に画像処理を施す画像処理部と、動画像データに含まれるフレーム画像であって、上記画像処理部において画像処理が施されたフレーム画像から表示部に供給される表示用フレーム画像を生成する表示用フレーム画像生成部と、を備えた画像表示装置であって、
    動画像の代わりに静止画像を表示する静止画像表示モードにおいて、上記表示用フレーム画像を格納するためのフレームメモリに静止画像データを格納するとともに、当該フレームメモリに格納された静止画像データを繰り返し読み出すデータ制御部と、
    上記静止画像表示モードにおいて、上記データ制御部により読み出された静止画像データの表す静止画像を上記表示部に表示させる表示制御部と、
    上記静止画像表示モードにおいて、上記表示用フレーム画像生成部とは電力供給路を異にする上記画像処理部に対する電力の供給を遮断する電力供給遮断部と、
    を備えていることを特徴とする画像表示装置。
  10. 上記表示用フレーム画像生成部と上記フレームメモリの少なくとも1つとは、単一の電源供給路を介して供給された電力により動作することを特徴とする請求項9に記載の画像表示装置。
  11. 上記表示用フレーム画像生成部と上記フレームメモリとは、互いに独立した電源供給路を介して供給された電力により動作することを特徴とする請求項9に記載の画像表示装置。
  12. 画像に画像処理を施す画像処理手段と、動画像データに含まれるフレーム画像であって、上記画像処理手段により画像処理が施されたフレーム画像から表示部に供給される表示用フレーム画像を生成する表示用フレーム画像生成手段と、を備えた画像表示装置における静止画像の表示方法であって、
    動画像の代わりに静止画像を表示する静止画像表示モードにおいて、上記表示用フレーム画像を格納するためのフレームメモリに静止画像データを格納するデータ格納ステップと、
    上記データ格納ステップが完了した時点で、上記画像処理手段として機能するハードウェアであって、上記表示用フレーム画像生成手段として機能するハードウェアとは電力供給路を異にするハードウェアに対する電力の供給を遮断する電力供給遮断手段ステップと、
    上記静止画像表示モードにおいて、上記フレームメモリに格納された静止画像データを繰り返し読み出すデータ読み出しステップと、
    上記静止画像表示モードにおいて、上記データ読み出しステップにおいて読み出された静止画像データの表す静止画像を上記表示部に表示させる表示制御ステップと、
    を含むことを特徴とする表示方法。
  13. 画像に画像処理を施す画像処理手段と、動画像データに含まれるフレーム画像であって、上記画像処理手段により画像処理が施されたフレーム画像から表示部に供給される表示用フレーム画像を生成する表示用フレーム画像生成手段と、を備えた画像表示装置における静止画像の表示方法であって、
    動画像の代わりに静止画像を表示する静止画像表示モードが選択された時点で、上記画像処理手段として機能するハードウェアであって、上記表示用フレーム画像生成手段として機能するハードウェアとは電力供給路を異にするハードウェアに対する電力の供給を遮断する電力供給遮断手段ステップと、
    上記静止画像表示モードにおいて、上記表示用フレーム画像を格納するためのフレームメモリに静止画像データを格納するデータ格納ステップと、
    上記静止画像表示モードにおいて、上記フレームメモリに格納された静止画像データを繰り返し読み出すデータ読み出しステップと、
    上記静止画像表示モードにおいて、上記データ読み出しステップにおいて読み出された静止画像データの表す静止画像を上記表示部に表示させる表示制御ステップと、
    を含むことを特徴とする表示方法。
  14. 請求項1から8のいずれか1項に記載の画像表示装置が備えているコンピュータを動作させるプログラムであって、上記コンピュータを上記の各手段として機能させるためのプログラム。
  15. 請求項14に記載のプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2018215867A1 (ja) * 2017-05-22 2018-11-29 株式会社半導体エネルギー研究所 表示システム、および電子機器
CN111787258A (zh) * 2020-07-29 2020-10-16 宏祐图像科技(上海)有限公司 一种视频处理设备、视频解码设备和显示控制方法

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