JP5104740B2 - データ転送装置、データ転送方法及びデータ転送プログラム - Google Patents

データ転送装置、データ転送方法及びデータ転送プログラム Download PDF

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Description

本発明はデータ転送装置、データ転送方法及びデータ転送プログラムに係り、特に複数の圧縮レベルでデータを圧縮して転送可能なデータ転送装置、データ転送方法及びデータ転送プログラムに関する。
大容量のデータを高速に転送するひとつの方法としては、転送前にデータを圧縮する方法が知られている。データの圧縮は、データの種類によって圧縮後のデータサイズが異なるが、例えばテキストデータやCADデータ等であれば10分の1程度のサイズに圧縮できる。したがって、転送前にデータを圧縮する方法は、単純に計算すれば転送速度を10倍にすることが可能である。
公知例としては、ユーザにより許容可能な待機時間を指定してもらいその時間内で実行可能な圧縮を行なうことで、圧縮と転送の効率化を行うことが知られている(例えば特許文献1参照)。また、公知例としては、圧縮後のデータの転送にかかる時間を予想し、設定された時間よりも長い場合に転送を行なうか中止するかの判断を問い合わせることが知られている(例えば特許文献2参照)。上述した公知例は、対象とするデータの種類が画像もしくは映像であるため圧縮の度合いをかなり高くしてデータを小さくすることが可能であるという特徴がある。
また、近年の公知例では、データの転送処理と圧縮処理を同時に行なうことで転送の高速化を実現し、又は、圧縮処理と転送処理とが同程度の処理時間になるように制御することで、より効率の良い転送を実現している(例えば特許文献3参照)。
特開2007−28646号公報 特開平10−136189号公報 特開2002−112257号公報
上記の公知例は対象とするデータの種類が映像(映像データ)であるものが多い。映像データの圧縮は不可逆圧縮であるため、映像の品質を落とせば圧縮率を上げることが可能である。これに対して一般的なデータの圧縮は可逆圧縮であるので、圧縮率に限界が存在する。
さらに、近年では、マルチコアやマルチCPUのように1台のパソコンの中に複数のプロセッサが搭載される例が増えている。転送処理はネットワークの太さ(転送速度)に依存してしまうため、プロセッサ数による高速化は期待できない。しかし、圧縮処理は複数のプロセッサをうまく活用することで高速化が可能になってくる。
本発明の一実施形態は、上記の点に鑑みなされたもので、圧縮予想時間と転送予想時間との合計時間を最短とするデータ転送装置、データ転送方法及びデータ転送プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一実施形態は、複数の圧縮レベルでデータを圧縮して転送可能なデータ転送装置であって、複数の圧縮レベル毎にデータの圧縮率と、圧縮速度及び暗号化速度が登録された圧縮情報データベースから前記圧縮レベル毎にデータの圧縮速度を取得し、前記圧縮レベル毎のデータの圧縮速度に基づき、転送するデータの圧縮に掛かる予想時間を前記圧縮レベル毎に算出する圧縮予想時間算出手段と、前記圧縮情報データベースから前記圧縮レベル毎にデータの暗号化速度を取得し、前記圧縮レベル毎のデータの暗号化速度に基づき、転送するデータの暗号化に掛かる予想時間を前記圧縮レベル毎に算出する暗号化予想時間算出手段と、前記圧縮情報データベースから前記圧縮レベル毎にデータの圧縮率を取得し、前記圧縮レベル毎のデータの圧縮率に基づき、転送するデータの圧縮後の予想サイズを前記圧縮レベル毎に算出して、転送するデータの転送に掛かる予想時間を前記圧縮レベル毎に算出する転送予想時間算出手段と、転送するデータの圧縮及び暗号化に掛かる予想時間と転送に掛かる予想時間とを前記圧縮レベル毎に加算し、加算された予想時間が最も短い前記圧縮レベルを判定する圧縮レベル判定手段と、転送するデータを前記判定された前記圧縮レベルで圧縮する圧縮手段と、転送するデータを暗号化する暗号化手段と、転送するデータを転送先へ転送する転送手段とを有することを特徴とする。
なお、本発明の一実施形態の構成要素、表現または構成要素の任意の組合せを、方法、装置、システム、コンピュータプログラム、記録媒体、データ構造などに適用したものも本発明の態様として有効である。
上述の如く、本発明の一実施形態によれば、圧縮予想時間と転送予想時間との合計時間を最短とすることができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を、以下の実施例に基づき図面を参照しつつ説明していく。
本実施例のデータ転送システムは、データの圧縮,暗号化及び転送の並行処理機能を有している。本実施例のデータ転送システムを構成するデータ転送装置は、一つ以上のCPU(プロセッサ)を持ち、圧縮,暗号化及び転送処理を効率よくスケジューリングするものである。
本実施例のデータ転送システムは、大容量のデータを遠隔地間で転送する際に、複数のプロセッサを持つデータ転送装置において、データの圧縮処理、暗号化処理、転送処理を効率的に並列化することで、これらの処理の待ち時間の発生を抑え、転送速度の高速化を実現する。
本実施例のデータ転送システムは、別々に行われる圧縮,暗号化及び転送処理を一緒に考え、圧縮,暗号化及び転送処理に掛かる合計時間が最短とするものである。例えば従来のデータ転送システムでは、圧縮,暗号化及び転送処理を別々に考えていた為、必ずしも圧縮,暗号化及び転送処理に掛かる合計時間が最短になっていなかった。
図1は本実施例のデータ転送システムの構成図である。データ転送システムは、データ転送装置1とデータ受信装置2とが、データ転送可能なネットワーク3を介して接続されている。データ転送システムは、データをデータ転送装置1からデータ受信装置2へ転送する際に、複数のプロセッサを持つデータ転送装置1において、データの圧縮処理、暗号化処理、転送処理を効率的に並列化することで、データの圧縮処理、暗号化処理、転送処理の待ち時間の発生を抑え、転送速度の高速化を実現する。
データ転送装置1は例えば図2に示すようなハードウェア構成により実現される。図2はデータ転送装置の一例のハードウェア構成図である。図2のデータ転送装置1は、それぞれバスBで相互に接続されている入力装置11,出力装置12,ドライブ装置13,補助記憶装置14,主記憶装置15,1つ以上の演算処理装置16−1〜16−n及びインターフェース装置17を有するように構成される。
入力装置11はキーボードやマウスなどで構成され、各種信号を入力するために用いられる。出力装置12はディスプレイ装置などで構成され、各種ウインドウやデータ等を表示するために用いられる。インターフェース装置17は、モデム,LANカードなどで構成されており、ネットワーク3に接続する為に用いられる。
本実施例のデータ転送プログラムは、データ転送装置1を制御する各種プログラムの少なくとも一部である。データ転送プログラムは例えば記録媒体18の配布やネットワーク3からのダウンロードなどによって提供される。
データ転送プログラムを記録した記録媒体18は、CD−ROM、フレキシブルディスク、光磁気ディスク等の様に情報を光学的,電気的或いは磁気的に記録する記録媒体、ROM、フラッシュメモリ等の様に情報を電気的に記録する半導体メモリ等、様々なタイプの記録媒体を用いることができる。
また、データ転送プログラムを記録した記録媒体18がドライブ装置13にセットされると、データ転送プログラムは記録媒体18からドライブ装置13を介して補助記憶装置14にインストールされる。ネットワーク3からダウンロードされたデータ転送プログラムは、インターフェース装置17を介して補助記憶装置14にインストールされる。
補助記憶装置14はインストールされたデータ転送プログラムを格納すると共に、必要なファイル,データ等を格納する。主記憶装置15は、コンピュータの起動時やユーザからの起動要求があった時に、補助記憶装置14からデータ転送プログラムを読み出して格納する。そして、1つ以上の演算処理装置16−1〜16−nは主記憶装置15に格納されたデータ転送プログラムに従って、後述するような各種処理を実現している。
なお、1つ以上の演算処理装置16−1〜16−nを総称する場合は、単に演算処理装置16という。データ転送プログラムは図2に示すデータ転送装置1のハードウェア資源を用いた情報処理により、図3に示すような処理ブロックを実現する。図3はデータ転送装置の一例の処理ブロック構成図である。図3のデータ転送装置1は、記憶部31,圧縮部32,暗号化部33,判定部34,予想部35,データベース(DB)36,転送部37及び計測部38を有する構成である。
記憶部31はデータ受信装置2へ転送するデータ等を記憶している。圧縮部32は1つ以上の演算処理装置16を用いて、圧縮レベルに応じた圧縮処理を行う。暗号化部33は1つ以上の演算処理装置16を用いて暗号化処理を行う。判定部34は圧縮処理,暗号化処理,転送処理に掛かる時間が最も短くなるように、圧縮レベルを判定する。なお、圧縮レベルを判定する処理の詳細は後述する。
予想部35はDB36に格納されている圧縮情報テーブルを用いて、圧縮処理,暗号化処理,転送処理に掛かる時間を予想するものである。なお、圧縮情報テーブルの詳細は後述する。転送部37は判定部34が判定した圧縮レベルで圧縮されたデータをデータ受信装置2へ転送する。計測部38はデータ受信装置2へデータを転送したとき、使用した回線の現在の転送速度を計測し、予想部35に通知する。次に、データ転送装置1の処理について説明する。
(一個のデータの場合)
ここでは、送信するデータが17.3MBのCADデータである例を示す。圧縮アルゴリズムにはLZMAアルゴリズムを用いる。圧縮レベルは、圧縮なしの「0」から最も圧縮率が高い「5」まである。送信するデータを圧縮レベル「5」で圧縮すると、例えば17.3MBのCADデータは5.4MBに圧縮される。圧縮処理に掛かった時間は20秒とする。同様に、送信するデータを圧縮レベル「1」で圧縮すると、例えば17.3MBのCADデータは7.3MBに圧縮される。圧縮処理に掛かった時間は7秒とする。
圧縮後のデータサイズだけで比較すれば、圧縮レベルは高い方がよい。しかし、圧縮処理により減らすことができた転送処理に掛かる時間(転送時間)と比較して、圧縮処理に掛かる時間(圧縮時間)が大きくなってしまっては意味がない。
例えば、使用する回線の転送速度が1Mbpsの場合、無圧縮の17.3MBのCADデータを転送するのに掛かる時間は138.9秒である。また、圧縮レベル「5」の場合にはCADデータのデータサイズが5.4MBになるので、圧縮後のCADデータを転送するのに掛かる時間は43.7秒である。同様に、圧縮レベル「1」の場合には、CADデータのデータサイズが7.3MBになるので、圧縮後のCADデータを転送するのに掛かる時間は59.2秒である。
圧縮レベル「0」の場合、圧縮処理及び転送処理に掛かる時間は、転送時間139.9秒に圧縮時間0秒を加算した138.9秒となる。圧縮レベル「5」の場合、圧縮処理及び転送処理に掛かる時間は、転送時間43.7秒に圧縮時間20秒を加算した63.7秒となる。また、圧縮レベル「1」の場合、圧縮処理及び転送処理に掛かる時間は、転送時間59.2秒に圧縮時間7秒を加算した66.2秒となる。
つまり、圧縮処理及び転送処理に掛かる時間は、圧縮レベル「5」の場合に最も短くなることが分かる。このように、転送速度が1Mbpsの回線の場合は圧縮レベル「5」にするのがよい。
次に、使用する回線の転送速度が10Mbpsの場合を考える。使用する回線の転送速度が10Mbpsの場合、無圧縮の17.3MBのCADデータを転送するのに掛かる時間は13.9秒である。また、圧縮レベル「5」の場合にはCADデータのデータサイズが5.4MBになるので、圧縮後のCADデータを転送するのに掛かる時間は4.4秒である。同様に、圧縮レベル「1」の場合には、CADデータのデータサイズが7.3MBになるので、圧縮後のCADデータを転送するのに掛かる時間は5.9秒である。
圧縮レベル「0」の場合、圧縮処理及び転送処理に掛かる時間は、転送時間13.9秒に圧縮時間0秒を加算した13.9秒となる。また、圧縮レベル「5」の場合、圧縮処理及び転送処理に掛かる時間は、転送時間4.4秒に圧縮時間20秒を加算した24.4秒となる。また、圧縮レベル「1」の場合、圧縮処理及び転送処理に掛かる時間は、転送時間5.9秒に圧縮時間7秒を加算した12.9秒となる。
つまり、圧縮処理及び転送処理に掛かる時間は圧縮レベル「1」の場合に最も短くなることが分かる。このように、転送速度が10Mbpsの回線の場合は圧縮レベル「1」にするのがよい。
本実施例のデータ転送システムでは、圧縮レベル毎に、圧縮処理及び転送処理に掛かる時間を算出し、圧縮処理及び転送処理に掛かる時間が最も短くなる圧縮レベルを選択することで、どの圧縮レベルで圧縮するのが最も効率的であるかを決定している。
圧縮レベルをL、CADデータのデータサイズをV、圧縮時間をC(L,V)、圧縮後のデータサイズをS(L,V)、転送時間をT(S(L,V))とした場合、本実施例のデータ転送システムはCADデータを転送する前にC(L,V)+T(S(L,V))が最小となるLを求めて、その圧縮レベルLでCADデータを圧縮してから転送するものである。
(複数個のデータの場合)
従来、転送の対象が複数個のデータの場合は、例えばAというデータ(以下、単にAという)が圧縮され、転送されたあとにBというデータ(以下、単にBという)が転送される時、Aが転送されている間にBが圧縮される。
AがBに比べて大きなサイズであった場合は、Bの圧縮時間に無駄ができる。逆にAがBに比べて小さなサイズであった場合は、Bの圧縮時間の方が長くなってしまうという問題があった。そこで、本実施例のデータ転送システムは以下のように問題を解決する。
画像データと違い、テキストファイルやアプリケーションファイルなどのように複数個のデータを順次転送する場合は、圧縮処理と転送処理とを並列に行い、すべてのデータを転送し終わるまでの時間を最適化しようとすると、各データについて圧縮処理にかけられる時間が制限される。
例えばA,B,C,・・・というファイル(以下、単にA,B,C,・・・という)をA,B,C,・・・という順番で転送する場合、最初のAは上記した一個のデータの場合の方法で最適な圧縮レベルLAを判定し、その圧縮レベルLAでデータを圧縮してから転送すればよい。
次のBはAを転送している間に圧縮処理を行う必要がある。Aが小さいデータである場合は転送時間tが短いため、Bの圧縮処理に掛けられる時間t以内で圧縮できる最適な圧縮レベルLBを判定する必要がある。しかしながら、実際には圧縮処理の効率が良い場合に時間t以上の時間を掛けて圧縮処理をしてからデータを転送した方が効率の良い場合も存在する。
図4は複数個のデータを転送するときの1つ前のデータの転送処理と現在のデータの圧縮処理との関係を表した模式図である。図4(A)は、1つ前のデータであるAの転送時間t以内で圧縮できる最適な圧縮レベルLBを判定し、その圧縮レベルLBでBを圧縮した様子を表している。図4(A)の場合は、Bの圧縮処理がAの転送時間tよりも短いため、Aの転送処理が終了したあと、直ちにBの転送処理を開始できる。
一方、図4(B)は、1つ前のデータであるAの転送時間t以上の時間を掛けて圧縮する最適な圧縮レベルLBを判定し、その圧縮レベルLBでBを圧縮して転送する様子を表している。図4(B)の場合は、Bの圧縮処理がAの転送時間tよりも長いため、Aの転送処理が終了したあと、直ちにBの転送処理を開始できない。しかし、図4(B)の場合はBの圧縮処理の効率が良く、Bのデータサイズが図4(A)と比較して小さくなったため、図4(A)よりも速くBの転送処理が終了している。
以下では一例として転送速度が20Mbpsの回線で2つのデータを転送する場合を考える。データ転送装置1は1つ目のデータの転送処理中に、データサイズが17.3MBの2つ目のデータを圧縮し、1つ目のデータの転送処理と2つ目のデータの圧縮処理とが両方終了した後、2つ目のデータの転送処理を開始するものとする。
図5は1つ目のデータの転送時間と、1つ目のデータの転送処理を開始してから2つ目のデータの転送処理が終了するまでの時間との対応を示したグラフ図である。図5のグラフ図は横軸として1つ目のデータの転送時間0秒〜15秒を取り、縦軸として1つ目のデータの転送処理を開始してから2つ目のデータの転送処理が終了するまでの時間を圧縮レベル毎に表している。
図5から分かるように、1つ目のデータの転送時間が0秒〜2秒の場合は2つ目のデータを圧縮しない方が転送時間を短くできる。また、1つ目のデータの転送時間が2秒〜9秒の場合は2つ目のデータを圧縮レベル「1」で圧縮した方が転送時間を短くできる。さらに、1つ目のデータの転送時間が9秒以上の場合は、ほとんど差はないが、2つ目のデータを圧縮レベル「3」で圧縮した方が転送時間を短くできる。
1つ目のデータのデータサイズがV1である時、圧縮レベルL1,L2,L3,・・・,Lnについて、1つ目のデータの転送前に、以下の式(1)の値を最小化する圧縮レベルLを求めて、その圧縮レベルLで1つ目のデータの圧縮処理を行う。
Figure 0005104740
このときの1つ目のデータの圧縮レベルをL’1としておく。2つ目以降のデータについてm個目に転送するデータのサイズがVmである時には、各圧縮レベルL1,L2,L3,・・・,Lnについて、以下の式(2)の値を最小化する圧縮レベルLを求めて、その圧縮レベルLでm個目のデータの圧縮処理を行う。
Figure 0005104740
もし、転送するデータの数とデータサイズが転送を開始する前にすべてわかっているならば、以下の式(3)の値を最小化する各圧縮レベルL1,L2,L3,・・・,Lnの値を全て求めてからデータの転送を開始することも可能である。
Figure 0005104740
(学習)
前述の式において、C(L,V)、S(L,V)、T(S(L,V))の値を転送時に求めることは困難である。例えばデータの転送時間は、データサイズに比例する為に回線の転送速度及びデータサイズから求めることができる。しかしながら、圧縮後のデータサイズや圧縮時間は圧縮処理をやってみないと分からない。
例えば圧縮時間及び圧縮率はデータの一部分を圧縮して求める方法も考えられる。しかしながら、圧縮時間及び圧縮率はデータの種類によりほぼ決定されるため、予めデータの種類ごとに圧縮時間及び圧縮率をデータベース36の圧縮情報テーブルに持っておき、値が必要な時にデータベース36の圧縮情報テーブルから圧縮時間及び圧縮率を取得することとした。
例えばデータの種類の違いにより圧縮効率は図6に示す違いがある。図6はデータの種類による圧縮効率の違いを表した説明図である。データベース36の圧縮情報テーブルには例えばデータ名の拡張子などで分類される各データの種類毎に、単位サイズ(例えば1MB)のデータの圧縮時間と圧縮後のデータサイズとを記録しておく。
サイズの違うデータの場合は、圧縮情報テーブルの単位サイズのデータの圧縮時間と圧縮後のデータサイズとを乗算することで、データの圧縮時間と圧縮後のデータサイズとを算出する。なお、データの圧縮時間はPCのスペックに依存する。また、データの圧縮時間は同じ拡張子のデータでも、それを作成したアプリケーションによって変化がある。
このため、データ転送装置1は、データを圧縮する度に、その圧縮の結果を平均値として圧縮情報テーブルを更新する。また、回線の転送速度についても一定でないことが多いため、データ転送装置1はデータを転送する度に現在の回線の転送速度を求めて、それを利用する。
(マルチプロセッサの場合)
近年、データ転送装置1では複数のプロセッサを同時に利用可能なマルチプロセッサ環境が一般的になってきた。このような複数のプロセッサを使って圧縮処理を行なうことにより、データ転送装置1では、圧縮時間が図7に示すように短くなる。図7はプロセッサ数による圧縮時間の違いを表した説明図である。複数のプロセッサを使って圧縮処理を行うことにより圧縮時間が短くなるため、上記の最適な圧縮レベルを求める際や学習の際には利用可能なプロセッサ数を考慮に入れる必要がある。
1つ目のデータのデータサイズがV1である時、利用可能なプロセッサ数N1,N2,N3,・・・,Nn、圧縮レベルL1,L2,L3,・・・,Lnについて、1つ目のデータの転送前に、以下の式(4)の値を最小化する圧縮レベルL及びプロセッサ数Nを求めて、その圧縮レベルL及びプロセッサ数Nで1つ目のデータの圧縮処理を行う。
Figure 0005104740
このときの1つ目のデータの圧縮レベルをL’1とし、1つ目のデータの圧縮に用いたプロセッサ数をN’1としておく。2つ目以降のデータについてm個目に転送するデータのサイズがVmである時には、利用可能なプロセッサ数N1,N2,N3,・・・,Nn、圧縮レベルL1,L2,L3,・・・,Lnについて、以下の式(5)の値を最小化する圧縮レベルL及びプロセッサ数Nを求めて、その圧縮レベルL及びプロセッサ数Nでm個目のデータの圧縮処理を行う。
Figure 0005104740
(暗号化)
データを安全に転送するためには、データを転送前に暗号化することが重要である。プロセッサ数が2個以上ある場合は、圧縮処理と暗号化処理と転送処理とが並列に処理可能であり、圧縮処理と暗号化処理と転送処理とのバランスをとった圧縮レベルの調整が必要になる。圧縮処理と暗号化処理と転送処理とを並列に行なう場合には図8に示すように圧縮処理と暗号化処理と転送処理とが同時に行われる。図8は圧縮処理と暗号化処理と転送処理との並列化を表した模式図である。
暗号化には特にレベルは存在しないので、暗号化処理を行なうプロセッサ数をM、暗号化処理に掛かる時間(暗号化時間)をE(V,M)、暗号化後のデータサイズをS2(V)とした時、1つ目のデータの場合には、以下の式(6)の値を最小とするLとNとMの値を求める。
Figure 0005104740
この時の1つ目のデータの暗号化に用いたプロセッサ数をM’1としておく。2つ目のデータの場合には、図8に示すように、2つ目のデータの圧縮時にも転送しているデータが存在しないので以下の式(7)の値を最小とするLとNとMの値を求める。
Figure 0005104740
3つ目以降のデータの場合には、以下の式(8)の値を最小とするLとNとMの値を求める。
Figure 0005104740
なお、データ転送装置1は圧縮時間と同様に暗号化時間についても学習を行ない、精度を高めることが可能である。暗号化処理以外に並列化できる処理がある場合には上記した式(6)〜(8)を同様に変更し、最適な圧縮レベルを求めることで、データの転送時間を短縮することができる。
(データ転送装置1の処理手順)
以下では、データ転送装置1の処理手順について1つ目のデータを送信する場合と2つ目以降のデータを送信する場合とに分けてフローチャートを参照しつつ説明する。図9は1つ目のデータを送信する場合の処理手順を表したフローチャートである。
ステップS1に進み、データ転送装置1の予想部35は送信するデータのデータサイズVを取得すると共に、送信するデータの種類をデータ名の拡張子から判別する。ステップS2に進み、予想部35は送信するデータの種類(拡張子)に応じてDB36から後述するような圧縮情報テーブルの取得を試みる。
DB36に送信するデータの種類に応じた圧縮情報テーブルが無ければ、予想部35はステップS3に進み、送信するデータの一部又は全部を圧縮レベルL1,L2,L3,・・・,Lnで圧縮し、得られた情報(圧縮速度、圧縮率)から圧縮情報テーブルを作成してDB36に登録したあと、ステップS2に戻る。
DB36に送信するデータの種類に応じた圧縮情報テーブルが有れば、予想部35は送信するデータの種類に応じた圧縮情報テーブルを取得し、ステップS4へ進む。ステップS4では、使用する回線の転送速度を計測する為の小さいデータを複数個、転送部37からデータ受信装置2へ送信させる。データ受信装置2は使用する回線の転送速度を計測する為の小さいデータを受信すると、その小さいデータの受信時間をデータ転送装置1へ通知する。
小さいデータの受信時間がデータ受信装置2から通知されると、計測部38はステップS5に進み、小さいデータの送信時間及び受信時間から、使用する回線の転送速度を逆算する。なお、使用する回線の転送速度が指定されている場合はステップS4,S5の処理を省略してもよい。
ステップS6に進み、予想部35は取得した圧縮情報テーブルを用いて圧縮処理や暗号化処理等の転送準備に掛かる時間と転送処理に掛かる時間との合計時間を予想する。判定部34は、圧縮処理や暗号化処理等の転送準備に掛かる時間と転送処理に掛かる時間との合計時間が最も短くなる最も効率的な圧縮レベルを判定し、その圧縮レベルで圧縮処理や暗号化処理等の転送準備を圧縮部32や暗号化部33に行わせる判定処理を行う。
本実施例における判定処理は、圧縮処理や暗号化処理等の転送準備に掛かる時間と転送処理に掛かる時間とに比べて無視できるほど小さいものとする。ステップS6に続いてステップS7に進み、判定部34は転送準備の終わったデータを転送部37からデータ受信装置2へ送信させる。
したがって、データ転送装置1は一つのデータの転送に係わる処理時間が最短になるように最適化がなされる。
ステップS6の判定処理の詳細を、標準的な場合,プロセッサが複数個ある場合,プロセッサが複数個あり、且つ暗号化する場合に分けて説明する。図10は標準的な場合の判定処理手順を表したフローチャートである。図10のフローチャートでは、図11に示すような圧縮情報テーブルを利用する。
図11は標準的な場合の判定処理で利用する圧縮情報テーブルの構成図である。図11の圧縮情報テーブルは、データの種類及び圧縮レベルの組み合わせ毎に、圧縮速度と圧縮率とが登録されている。
図10のステップS11に進み、予想部35は図11の圧縮情報テーブルを利用することにより、圧縮レベルL1,L2,L3,・・・,Lnについて、送信するデータの圧縮処理に掛かる予想時間(圧縮予想時間)C1,C2,C3,・・・,Cnを求める。
ステップS12に進み、予想部35は圧縮情報テーブルを利用することにより、圧縮レベルL1,L2,L3,・・・,Lnについて、圧縮後のデータサイズでの転送処理に掛かる予想時間(転送予想時間)T1,T2,T3,・・・,Tnを求める。
ステップS13に進み、判定部34は圧縮予想時間C1,C2,C3,・・・,Cnと転送予想時間T1,T2,T3,・・・,Tnとを圧縮レベル毎に加算し、加算した値が最も小さい圧縮レベルLmを求める。ステップS14に進み、圧縮部32は判定部34が求めた圧縮レベルLmで、送信するデータを圧縮する。
したがって、本実施例のデータ転送システムは、一つのプロセッサを持つデータ転送装置1において、データの圧縮処理、転送処理を効率的に並列化することで、これらの処理の待ち時間の発生を抑え、転送速度の高速化を実現できる。
また、図12はプロセッサが複数個ある場合の判定処理手順を表したフローチャートである。図12のフローチャートでは図13に示すような圧縮情報テーブルを利用する。
図13はプロセッサが複数個ある場合の判定処理で利用する圧縮情報テーブルの構成図である。図13の圧縮情報テーブルは、データの種類及び圧縮レベルの組み合わせ毎に圧縮率が登録されていると共に、データの種類,圧縮レベル及びプロセッサ数の組み合わせ毎に圧縮速度が登録されている。
図12のステップS21に進み、予想部35は図13の圧縮情報テーブルを利用することにより、圧縮レベルL1,L2,L3,・・・,Lnと、利用可能なプロセッサ数N1,N2,N3,・・・,Npとの組み合わせ毎に、送信するデータの圧縮処理に掛かる予想時間(圧縮予想時間)C11,C12,・・・,Cnp-1,Cnpを求める。
ステップS22に進み、予想部35は圧縮情報テーブルを利用することにより、圧縮レベルL1,L2,L3,・・・,Lnについて、圧縮後のデータサイズでの転送処理に掛かる予想時間(転送予想時間)T1,T2,T3,・・・,Tnを求める。
ステップS23に進み、判定部34は圧縮予想時間C11,C12,・・・,Cnp-1,Cnpと転送予想時間T1,T2,T3,・・・,Tnとを圧縮レベル毎に加算し、加算した値が最も小さい圧縮レベルLmとプロセッサ数Nqとの組み合わせを求める。ステップS24に進み、圧縮部32は判定部34が求めた圧縮レベルLmとプロセッサ数Nqとで、送信するデータを圧縮する。
したがって、本実施例のデータ転送システムは、複数のプロセッサを持つデータ転送装置1において、データの圧縮処理、転送処理を効率的に並列化することで、これらの処理の待ち時間の発生を抑え、転送速度の高速化を実現できる。
また、図14はプロセッサが複数個あり、且つ暗号化する場合の判定処理手順を表したフローチャートである。図14のフローチャートでは図15に示すような圧縮情報テーブルを利用する。
図15はプロセッサが複数個あり、且つ暗号化する場合の判定処理で利用する圧縮情報テーブルの構成図である。図15の圧縮情報テーブルはデータの種類及び圧縮レベルの組み合わせ毎に圧縮率が登録されていると共に、データの種類,圧縮レベル及びプロセッサ数の組み合わせ毎に圧縮速度及び暗号化速度が登録されている。
図14のステップS31に進み、予想部35は図15の圧縮情報テーブルを利用することにより、圧縮レベルL1,L2,L3,・・・,Lnと、利用可能なプロセッサ数N1,N2,N3,・・・,Npとの組み合わせ毎に、送信するデータの圧縮処理に掛かる予想時間(圧縮予想時間)C11,C12,・・・,Cnp-1,Cnpを求める。
また、ステップS32に進み、予想部35は図15の圧縮情報テーブルを利用することにより、圧縮レベルL1,L2,L3,・・・,Lnと、暗号化処理を行うプロセッサ数M1,M2,M3,・・・,Mkとの組み合わせ毎に、送信するデータの暗号化処理に掛かる予想時間(暗号予想時間)E11,E12,・・・,Enk-1,Enkを求める。
ステップS33に進み、予想部35は圧縮情報テーブルを利用することにより、圧縮レベルL1,L2,L3,・・・,Lnについて、圧縮後のデータサイズでの転送処理に掛かる予想時間(転送予想時間)T1,T2,T3,・・・,Tnを求める。
ステップS34に進み、判定部34は圧縮予想時間C11,C12,・・・,Cnp-1,Cnpと暗号予想時間E11,E12,・・・,Enk-1,Enkと転送予想時間T1,T2,T3,・・・,Tnとを圧縮レベル毎に加算し、加算した値が最も小さい圧縮レベルLmとプロセッサ数Nq,Miとの組み合わせを求める。ステップS35に進み、圧縮部32は判定部34が求めた圧縮レベルLmとプロセッサ数Nq,Miとで、送信するデータを圧縮する。ステップS36に進み、暗号化部33はプロセッサ数Miで、送信するデータを暗号化する。
したがって、本実施例のデータ転送システムは、複数のプロセッサを持つデータ転送装置において、データの圧縮処理、暗号化処理、転送処理を効率的に並列化することで、これらの処理の待ち時間の発生を抑え、転送速度の高速化を実現できる。
次に、データ転送装置1の処理手順について2つ目以降のデータを送信する場合についてフローチャートを参照しつつ説明する。図16は2つ目以降のデータを送信する場合の処理手順を表したフローチャートである。
ステップS41では、1つ前のデータの転送処理が行われる。例えば1つ前のデータが1つ目のデータの場合は前述した図9の処理手順でデータの転送処理が行われる。1つ前のデータが2つ目以降のデータの場合は図16のフローチャートに示す処理手順でデータの転送処理が行われる。
ステップS42に進み、計測部38は1つ前のデータの転送にかかった時間から、使用する回線の転送速度を求めて記録する。ステップS43に進み、データ転送装置1の予想部35は次に送信するデータのデータサイズVを取得すると共に、次に送信するデータの種類をデータ名の拡張子から判別する。ステップS44に進み、予想部35は次に送信するデータの種類(拡張子)に応じて、DB36から前述した圧縮情報テーブルの取得を試みる。
DB36に送信するデータの種類に応じた圧縮情報テーブルが無ければ、予想部35はステップS45に進み、送信するデータの一部又は全部を圧縮レベルL1,L2,L3,・・・,Lnで圧縮し、得られた情報(圧縮速度、圧縮率)から圧縮情報テーブルを作成してDB36に登録したあと、ステップS44に戻る。DB36に送信するデータの種類に応じた圧縮情報テーブルが有れば、予想部35は送信するデータの種類に応じた圧縮情報テーブルを取得し、ステップS46へ進む。
ステップS46に進み、予想部35は取得した圧縮情報テーブルを用いて次に送信するデータの圧縮処理や暗号化処理等の転送準備に掛かる時間及び1つ前のデータの転送に掛かる時間の長い方と、次のデータの転送処理に掛かる時間との合計時間を予想する。判定部34は、次に送信するデータの圧縮処理や暗号化処理等の転送準備に掛かる時間及び1つ前のデータの転送に掛かる時間の長い方と、次のデータの転送処理に掛かる時間との合計時間が最も短くなる最も効率的な圧縮レベルを判定し、その圧縮レベルで圧縮処理や暗号化処理等の転送準備を圧縮部32や暗号化部33に行わせる判定処理を行う。ステップS46に続いてステップS47に進み、判定部34は転送準備の終わったデータを転送部37からデータ受信装置2へ送信させる。
したがって、データ転送装置1は複数のデータの転送に係わる処理時間が最短になるように最適化がなされる。
ステップS46の判定処理の詳細を、標準的な場合,プロセッサが複数個ある場合,プロセッサが複数個あり、且つ暗号化する場合に分けて説明する。図17は標準的な場合の判定処理手順を表したフローチャートである。図17のフローチャートでは、図11に示した圧縮情報テーブルを利用する。
図17のステップS51に進み、予想部35は図11の圧縮情報テーブルを利用することにより、圧縮レベルL1,L2,L3,・・・,Lnについて、次に送信するデータの圧縮処理に掛かる予想時間(圧縮予想時間)C1,C2,C3,・・・,Cnを求める。
ステップS52に進み、予想部35は圧縮予想時間C1,C2,C3,・・・,Cnについて1つ前のデータの転送予想時間の方が大きい場合に、圧縮予想時間C1,C2,C3,・・・,Cnを1つ前のデータの転送予想時間と入れ替える。ステップS52の処理は、図4に示したように、1つ前のデータの転送処理が終了しなければ、次に送信するデータの転送処理を開始できないことに対処する為のものである。
ステップS53に進み、予想部35は圧縮情報テーブルを利用することにより、圧縮レベルL1,L2,L3,・・・,Lnについて、圧縮後のデータサイズでの転送処理に掛かる予想時間(転送予想時間)T1,T2,T3,・・・,Tnを求める。
ステップS54に進み、判定部34は圧縮予想時間C1,C2,C3,・・・,Cnと転送予想時間T1,T2,T3,・・・,Tnとを圧縮レベル毎に加算し、加算した値が最も小さい圧縮レベルLmを求める。ステップS55に進み、圧縮部32は判定部34が求めた圧縮レベルLmで、送信するデータを圧縮する。
したがって、本実施例のデータ転送システムは、一つのプロセッサを持つデータ転送装置1において、データの圧縮処理、転送処理を効率的に並列化することで、これらの処理の待ち時間の発生を抑え、転送速度の高速化を実現できる。
また、図18はプロセッサが複数個ある場合の判定処理手順を表したフローチャートである。図18のフローチャートでは図13に示すような圧縮情報テーブルを利用する。
図18のステップS61に進み、予想部35は図13の圧縮情報テーブルを利用することにより、圧縮レベルL1,L2,L3,・・・,Lnと、利用可能なプロセッサ数N1,N2,N3,・・・,Npとの組み合わせ毎に、送信するデータの圧縮処理に掛かる予想時間(圧縮予想時間)C11,C12,・・・,Cnp-1,Cnpを求める。
ステップS62に進み、予想部35は圧縮予想時間C1,C2,C3,・・・,Cnについて1つ前のデータの転送予想時間の方が大きい場合に、圧縮予想時間C1,C2,C3,・・・,Cnを1つ前のデータの転送予想時間と入れ替える。ステップS62の処理は、図4に示したように、1つ前のデータの転送処理が終了しなければ、次に送信するデータの転送処理を開始できないことに対処する為のものである。
ステップS63に進み、予想部35は圧縮情報テーブルを利用することにより、圧縮レベルL1,L2,L3,・・・,Lnについて、圧縮後のデータサイズでの転送処理に掛かる予想時間(転送予想時間)T1,T2,T3,・・・,Tnを求める。
ステップS64に進み、判定部34は圧縮予想時間C11,C12,・・・,Cnp-1,Cnpと転送予想時間T1,T2,T3,・・・,Tnとを圧縮レベル毎に加算し、加算した値が最も小さい圧縮レベルLmとプロセッサ数Nqとの組み合わせを求める。ステップS65に進み、圧縮部32は判定部34が求めた圧縮レベルLmとプロセッサ数Nqとで、送信するデータを圧縮する。
したがって、本実施例のデータ転送システムは、複数のプロセッサを持つデータ転送装置1において、データの圧縮処理、転送処理を効率的に並列化することで、これらの処理の待ち時間の発生を抑え、転送速度の高速化を実現できる。
また、図19、図20は、プロセッサが複数個あり、且つ暗号化する場合の判定処理手順を表したフローチャートである。図19、図20のフローチャートでは図15に示すような圧縮情報テーブルを利用する。なお、図19は2つ目のデータを送信する場合の判定処理手順を表している。図20は3つ目のデータを送信する場合の判定処理手順を表している。
図19のステップS71に進み、予想部35は図15の圧縮情報テーブルを利用することにより、圧縮レベルL1,L2,L3,・・・,Lnと、利用可能なプロセッサ数N1,N2,N3,・・・,Npとの組み合わせ毎に、送信するデータの圧縮処理に掛かる予想時間(圧縮予想時間)C11,C12,・・・,Cnp-1,Cnpを求める。
ステップS72に進み、予想部35は圧縮予想時間C1,C2,C3,・・・,Cnについて1つ前のデータの暗号化予想時間の方が大きい場合に、圧縮予想時間C1,C2,C3,・・・,Cnを1つ前のデータの暗号化予想時間と入れ替える。ステップS72の処理は、図8に示したように、1つ前のデータの暗号処理が終了しなければ、次に送信するデータの暗号処理を開始できないことに対処する為のものである。
また、ステップS73に進み、予想部35は図15の圧縮情報テーブルを利用することにより、圧縮レベルL1,L2,L3,・・・,Lnと、暗号化処理を行うプロセッサ数M1,M2,M3,・・・,Mkとの組み合わせ毎に、送信するデータの暗号化処理に掛かる予想時間(暗号予想時間)E11,E12,・・・,Enk-1,Enkを求める。
ステップS74に進み、予想部35は暗号予想時間E11,E12,・・・,Enk-1,Enkについて1つ前のデータの転送予想時間の方が大きい場合に、暗号予想時間E11,E12,・・・,Enk-1,Enkを1つ前のデータの転送予想時間と入れ替える。ステップS74の処理は図8に示したように、1つ前のデータの転送処理が終了しなければ、次に送信するデータの転送処理を開始できないことに対処する為のものである。
ステップS75に進み、予想部35は圧縮情報テーブルを利用することにより、圧縮レベルL1,L2,L3,・・・,Lnについて、圧縮後のデータサイズでの転送処理に掛かる予想時間(転送予想時間)T1,T2,T3,・・・,Tnを求める。
ステップS76に進み、判定部34は圧縮予想時間C11,C12,・・・,Cnp-1,Cnpと暗号予想時間E11,E12,・・・,Enk-1,Enkと転送予想時間T1,T2,T3,・・・,Tnとを圧縮レベル毎に加算し、加算した値が最も小さい圧縮レベルLmとプロセッサ数Nq,Miとの組み合わせを求める。ステップS77に進み、圧縮部32は判定部34が求めた圧縮レベルLmとプロセッサ数Nqとで、送信するデータを圧縮する。ステップS78に進み、圧縮部32は判定部34が求めたプロセッサ数Miで、送信するデータを暗号化する。
図20のステップS81に進み、予想部35は図15の圧縮情報テーブルを利用することにより、圧縮レベルL1,L2,L3,・・・,Lnと、利用可能なプロセッサ数N1,N2,N3,・・・,Npとの組み合わせ毎に、送信するデータの圧縮処理に掛かる予想時間(圧縮予想時間)C11,C12,・・・,Cnp-1,Cnpを求める。
ステップS82に進み、予想部35は圧縮予想時間C1,C2,C3,・・・,Cnについて1つ前のデータの暗号化予想時間又は2つ前のデータの転送予想時間の方が大きい場合に、圧縮予想時間C1,C2,C3,・・・,Cnを1つ前のデータの暗号化予想時間又は2つ前のデータの転送予想時間の内の長い方と入れ替える。ステップS72の処理は、図8に示したように、1つ前のデータの暗号処理及び2つ前のデータの転送処理が終了しなければ、次に送信するデータの暗号処理を開始できないことに対処する為のものである。
また、ステップS83に進み、予想部35は図15の圧縮情報テーブルを利用することにより、圧縮レベルL1,L2,L3,・・・,Lnと、暗号化処理を行うプロセッサ数M1,M2,M3,・・・,Mkとの組み合わせ毎に、送信するデータの暗号化処理に掛かる予想時間(暗号予想時間)E11,E12,・・・,Enk-1,Enkを求める。
ステップS84に進み、予想部35は暗号予想時間E11,E12,・・・,Enk-1,Enkについて1つ前のデータの転送予想時間の方が大きい場合に、暗号予想時間E11,E12,・・・,Enk-1,Enkを1つ前のデータの転送予想時間と入れ替える。ステップS84の処理は図8に示したように、1つ前のデータの転送処理が終了しなければ、次に送信するデータの転送処理を開始できないことに対処する為のものである。
ステップS85に進み、予想部35は圧縮情報テーブルを利用することにより、圧縮レベルL1,L2,L3,・・・,Lnについて、圧縮後のデータサイズでの転送処理に掛かる予想時間(転送予想時間)T1,T2,T3,・・・,Tnを求める。
ステップS86に進み、判定部34は圧縮予想時間C11,C12,・・・,Cnp-1,Cnpと暗号予想時間E11,E12,・・・,Enk-1,Enkと転送予想時間T1,T2,T3,・・・,Tnとを圧縮レベル毎に加算し、加算した値が最も小さい圧縮レベルLmとプロセッサ数Nq,Miとの組み合わせを求める。ステップS87に進み、圧縮部32は判定部34が求めた圧縮レベルLmとプロセッサ数Nqとで、送信するデータを圧縮する。ステップS88に進み、圧縮部32は判定部34が求めたプロセッサ数Miで、送信するデータを暗号化する。
したがって、本実施例のデータ転送システムは、複数のプロセッサを持つデータ転送装置において、データの圧縮処理、暗号化処理、転送処理を効率的に並列化することで、これらの処理の待ち時間の発生を抑え、転送速度の高速化を実現できる。
(まとめ)
以上のように、本実施例のデータ転送装置1は圧縮処理,暗号化処理,転送処理を並列に行い、転送する回線の状況に応じて圧縮レベル(圧縮率)を変更する。プロセッサが複数個ある場合には、圧縮処理及び暗号化処理を行うプロセッサ数を動的に変更する。送信するファイル(データ)の拡張子毎に、圧縮時間や圧縮率を学習しておくことで最適な圧縮レベル(圧縮率)を判定できる。
本発明は、以下に記載する付記のような構成が考えられる。
(付記1)
複数の圧縮レベルでデータを圧縮して転送可能なデータ転送装置であって、
複数の圧縮レベル毎にデータの圧縮率及び圧縮速度が登録された圧縮情報データベースから前記圧縮レベル毎にデータの圧縮速度を取得し、前記圧縮レベル毎のデータの圧縮速度に基づき、転送するデータの圧縮に掛かる予想時間を前記圧縮レベル毎に算出する圧縮予想時間算出手段と、
前記圧縮情報データベースから前記圧縮レベル毎にデータの圧縮率を取得し、前記圧縮レベル毎のデータの圧縮率に基づき、転送するデータの圧縮後の予想サイズを前記圧縮レベル毎に算出して、転送するデータの転送に掛かる予想時間を前記圧縮レベル毎に算出する転送予想時間算出手段と、
転送するデータの圧縮に掛かる予想時間と転送に掛かる予想時間とを前記圧縮レベル毎に加算し、加算された予想時間が最も短い前記圧縮レベルを判定する圧縮レベル判定手段と、
転送するデータを前記判定された前記圧縮レベルで圧縮する圧縮手段と、
転送するデータを転送先へ転送する転送手段と
を有するデータ転送装置。
(付記2)
転送するデータの圧縮に掛かる予想時間と、一つ前のデータの転送に掛かる予想時間とを前記圧縮レベル毎に比較し、一つ前のデータの転送に掛かる予想時間が転送するデータの圧縮に掛かる予想時間よりも大きい場合に、転送するデータの圧縮に掛かる予想時間を一つ前のデータの転送に掛かる予想時間とする圧縮予想時間変更手段を更に有する付記1記載のデータ転送装置。
(付記3)
前記圧縮予想時間算出手段は、複数の圧縮レベル毎にデータの圧縮率と、圧縮処理を行うプロセッサの数に応じた圧縮速度とが登録された圧縮情報データベースから前記圧縮レベル及び前記プロセッサの数の組み合わせ毎にデータの圧縮速度を取得し、前記圧縮レベル及び前記プロセッサの数の組み合わせ毎に取得した圧縮速度に基づき、転送するデータの圧縮に掛かる予想時間を、前記圧縮レベル及び前記プロセッサの数の組み合わせ毎に算出し、
圧縮レベル判定手段は、前記転送するデータの圧縮に掛かる予想時間と転送に掛かる予想時間とを前記圧縮レベル及び前記プロセッサの数の組み合わせ毎に加算し、加算された予想時間が最も短い前記圧縮レベル及び前記プロセッサの数の組み合わせを判定し、
前記圧縮手段は、転送するデータを前記判定された圧縮レベルで前記判定された数のプロセッサにより圧縮する
付記1記載のデータ転送装置。
(付記4)
前記圧縮予想時間変更手段は、前記圧縮レベル及び前記プロセッサの数の組み合わせ毎に算出した転送するデータの圧縮に掛かる予想時間と、一つ前のデータの転送に掛かる予想時間とを、前記圧縮レベル及び前記プロセッサの数の組み合わせ毎に比較し、一つ前のデータの転送に掛かる予想時間が転送するデータの圧縮に掛かる予想時間よりも大きい場合に、転送するデータの圧縮に掛かる予想時間を一つ前のデータの転送に掛かる予想時間とする付記2記載のデータ転送装置。
(付記5)
複数の圧縮レベル毎にデータの圧縮率と、圧縮処理及び暗号化処理を行うプロセッサの数に応じた圧縮速度及び暗号化速度とが登録された圧縮情報データベースから、前記圧縮レベル及び前記プロセッサの数の組み合わせ毎にデータの暗号化速度を取得し、前記圧縮レベル及び前記プロセッサの数の組み合わせ毎に取得した暗号化速度に基づき、転送するデータの暗号化に掛かる予想時間を、前記圧縮レベル及び前記プロセッサの数の組み合わせ毎に算出する暗号化予想時間算出手段と、
転送するデータを暗号化する暗号化手段と
を有し、
圧縮レベル判定手段は、前記転送するデータの圧縮に掛かる予想時間と暗号化に掛かる予想時間と転送に掛かる予想時間とを前記圧縮レベル及び前記プロセッサの数の組み合わせ毎に加算し、加算された予想時間が最も短い前記圧縮レベル及び前記プロセッサの数の組み合わせを判定し、
前記圧縮手段は、転送するデータを前記判定された圧縮レベルで前記判定された数のプロセッサにより圧縮し、
前記暗号化手段は、転送するデータを前記判定された数のプロセッサにより暗号化する付記1又は3記載のデータ転送装置。
(付記6)
前記圧縮レベル及び前記プロセッサの数の組み合わせ毎に算出した転送するデータの暗号化に掛かる予想時間と、一つ前のデータの転送に掛かる予想時間とを、前記圧縮レベル及び前記プロセッサの数の組み合わせ毎に比較し、一つ前のデータの転送に掛かる予想時間が転送するデータの暗号化に掛かる予想時間よりも大きい場合に、転送するデータの暗号化に掛かる予想時間を一つ前のデータの転送に掛かる予想時間とする暗号化予想時間変更手段を更に有し、
前記圧縮予想時間変更手段は、前記圧縮レベル及び前記プロセッサの数の組み合わせ毎に算出した転送するデータの圧縮に掛かる予想時間と、一つ前のデータの暗号化に掛かる予想時間と、二つ前のデータの転送に掛かる予想時間とを、前記圧縮レベル及び前記プロセッサの数の組み合わせ毎に比較し、一つ前のデータの暗号化に掛かる予想時間又は二つ前のデータの転送に掛かる予想時間が転送するデータの圧縮に掛かる予想時間よりも大きい場合に、転送するデータの圧縮に掛かる予想時間を、一つ前のデータの暗号化に掛かる予想時間又は二つ前のデータの転送に掛かる予想時間のうち大きい方とする
付記2又は4記載のデータ転送装置。
(付記7)
前記圧縮情報データベースは、複数の圧縮レベル及び転送するデータの種類の組み合わせ毎にデータの圧縮率及び圧縮速度が登録された付記1乃至6何れか一項記載のデータ転送装置。
(付記8)
前記圧縮情報データベースは、転送するデータを前記圧縮手段で実際に圧縮したときの圧縮率及び圧縮速度が反映される付記1乃至7何れか一項記載のデータ転送装置。
(付記9)
複数の圧縮レベルでデータを圧縮して転送可能なデータ転送装置におけるデータ転送方法であって、
圧縮予想時間算出手段が、複数の圧縮レベル毎にデータの圧縮率及び圧縮速度が登録された圧縮情報データベースから前記圧縮レベル毎にデータの圧縮速度を取得し、前記圧縮レベル毎のデータの圧縮速度に基づき、転送するデータの圧縮に掛かる予想時間を前記圧縮レベル毎に算出するステップと、
転送予想時間算出手段が、前記圧縮情報データベースから前記圧縮レベル毎にデータの圧縮率を取得し、前記圧縮レベル毎のデータの圧縮率に基づき、転送するデータの圧縮後の予想サイズを前記圧縮レベル毎に算出して、転送するデータの転送に掛かる予想時間を前記圧縮レベル毎に算出するステップと、
圧縮レベル判定手段が、転送するデータの圧縮に掛かる予想時間と転送に掛かる予想時間とを前記圧縮レベル毎に加算し、加算された予想時間が最も短い前記圧縮レベルを判定するステップと、
圧縮手段が、転送するデータを前記判定された前記圧縮レベルで圧縮するステップと、
転送手段が、転送するデータを転送先へ転送するステップと
を有するデータ転送方法。
(付記10)
複数の圧縮レベルでデータを圧縮して転送可能なデータ転送装置として利用されるコンピュータを、
複数の圧縮レベル毎にデータの圧縮率及び圧縮速度が登録された圧縮情報データベースから前記圧縮レベル毎にデータの圧縮速度を取得し、前記圧縮レベル毎のデータの圧縮速度に基づき、転送するデータの圧縮に掛かる予想時間を前記圧縮レベル毎に算出する圧縮予想時間算出手段と、
前記圧縮情報データベースから前記圧縮レベル毎にデータの圧縮率を取得し、前記圧縮レベル毎のデータの圧縮率に基づき、転送するデータの圧縮後の予想サイズを前記圧縮レベル毎に算出して、転送するデータの転送に掛かる予想時間を前記圧縮レベル毎に算出する転送予想時間算出手段と、
転送するデータの圧縮に掛かる予想時間と転送に掛かる予想時間とを前記圧縮レベル毎に加算し、加算された予想時間が最も短い前記圧縮レベルを判定する圧縮レベル判定手段と、
転送するデータを前記判定された前記圧縮レベルで圧縮する圧縮手段と、
転送するデータを転送先へ転送する転送手段と
して機能させる為のデータ転送プログラム。
本発明は、具体的に開示された実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。例えば本実施例のデータ転送装置1は1つの筐体で構成されているが、複数の筐体で構成してもよい。データ転送装置1を複数の筐体で構成するデータ転送システムとしては、送信するデータを記憶する記憶部31と、記憶部31以外の処理部とを別筐体としたものも考えられる。
また、本実施例のデータ転送装置1とデータ受信装置2とが一つの筐体に含まれるように構成すれば、データの転送及び受信を行える装置が実現できる。
本実施例のデータ転送システムの構成図である。 データ転送装置の一例のハードウェア構成図である。 データ転送装置の一例の処理ブロック構成図である。 複数個のデータを転送するときの1つ前のデータの転送処理と現在のデータの圧縮処理との関係を表した模式図である。 1つ目のデータの転送時間と、1つ目のデータの転送処理を開始してから2つ目のデータの転送処理が終了するまでの時間との対応を示したグラフ図である。 データの種類による圧縮効率の違いを表した説明図である。 プロセッサ数による圧縮時間の違いを表した説明図である。 圧縮処理と暗号化処理と転送処理との並列化を表した模式図である。 1つ目のデータを送信する場合の処理手順を表したフローチャートである。 標準的な場合の判定処理手順を表したフローチャートである。 標準的な場合の判定処理で利用する圧縮情報テーブルの構成図である。 プロセッサが複数個ある場合の判定処理手順を表したフローチャートである。 プロセッサが複数個ある場合の判定処理で利用する圧縮情報テーブルの構成図である。 プロセッサが複数個あり、且つ暗号化する場合の判定処理手順を表したフローチャートである。 プロセッサが複数個あり、且つ暗号化する場合の判定処理で利用する圧縮情報テーブルの構成図である。 2つ目以降のデータを送信する場合の処理手順を表したフローチャートである。 標準的な場合の判定処理手順を表したフローチャートである。 プロセッサが複数個ある場合の判定処理手順を表したフローチャートである。 プロセッサが複数個あり、且つ暗号化する場合の判定処理手順を表したフローチャートである。 プロセッサが複数個あり、且つ暗号化する場合の判定処理手順を表したフローチャートである。
符号の説明
1 データ転送装置
2 データ受信装置
3 データ転送可能なネットワーク
11 入力装置
12 出力装置
13 ドライブ装置
14 補助記憶装置
15 主記憶装置
16,16−1〜16−n 1つ以上の演算処理装置
17 インターフェース装置
18 記録媒体
31 記憶部
32 圧縮部
33 暗号化部
34 判定部
35 予想部
36 データベース(DB)
37 転送部
38 計測部

Claims (6)

  1. 複数の圧縮レベルでデータを圧縮して転送可能なデータ転送装置であって、
    複数の圧縮レベル毎にデータの圧縮率と、圧縮速度及び暗号化速度が登録された圧縮情報データベースから前記圧縮レベル毎にデータの圧縮速度を取得し、前記圧縮レベル毎のデータの圧縮速度に基づき、転送するデータの圧縮に掛かる予想時間を前記圧縮レベル毎に算出する圧縮予想時間算出手段と、
    前記圧縮情報データベースから前記圧縮レベル毎にデータの暗号化速度を取得し、前記圧縮レベル毎のデータの暗号化速度に基づき、転送するデータの暗号化に掛かる予想時間を前記圧縮レベル毎に算出する暗号化予想時間算出手段と、
    前記圧縮情報データベースから前記圧縮レベル毎にデータの圧縮率を取得し、前記圧縮レベル毎のデータの圧縮率に基づき、転送するデータの圧縮後の予想サイズを前記圧縮レベル毎に算出して、転送するデータの転送に掛かる予想時間を前記圧縮レベル毎に算出する転送予想時間算出手段と、
    転送するデータの圧縮及び暗号化に掛かる予想時間と転送に掛かる予想時間とを前記圧縮レベル毎に加算し、加算された予想時間が最も短い前記圧縮レベルを判定する圧縮レベル判定手段と、
    転送するデータを前記判定された前記圧縮レベルで圧縮する圧縮手段と、
    転送するデータを暗号化する暗号化手段と、
    転送するデータを転送先へ転送する転送手段と
    を有するデータ転送装置。
  2. 転送するデータの圧縮に掛かる予想時間と、一つ前のデータの暗号化に掛かる予想時間とを前記圧縮レベル毎に比較し、一つ前のデータの暗号化に掛かる予想時間が前記データの圧縮に掛かる予想時間よりも大きい場合に、前記データの圧縮に掛かる予想時間を一つ前のデータの暗号化に掛かる予想時間とする圧縮予想時間変更手段と、
    転送するデータの暗号化に掛かる予想時間と、一つ前のデータの転送に掛かる予想時間とを前記圧縮レベル毎に比較し、一つ前のデータの転送に掛かる予想時間が前記データの暗号化に掛かる予想時間よりも大きい場合に、転送するデータの暗号化に掛かる予想時間を一つ前のデータの転送に掛かる予想時間とする暗号化予想時間変更手段と、
    を更に有する請求項1記載のデータ転送装置。
  3. 前記圧縮予想時間算出手段は、複数の圧縮レベル毎にデータの圧縮率と、圧縮処理及び暗号化処理を行うプロセッサの数に応じた圧縮速度及び暗号化速度とが登録された圧縮情報データベースから前記圧縮レベル及び前記プロセッサの数の組み合わせ毎にデータの圧縮速度を取得し、前記圧縮レベル及び前記プロセッサの数の組み合わせ毎に取得した圧縮速度に基づき、転送するデータの圧縮に掛かる予想時間を、前記圧縮レベル及び前記プロセッサの数の組み合わせ毎に算出し、
    前記暗号化予想時間算出手段は、前記圧縮情報データベースから前記圧縮レベル及び前記プロセッサの数の組み合わせ毎にデータの暗号化速度を取得し、前記圧縮レベル及び前記プロセッサの数の組み合わせ毎に取得した暗号化速度に基づき、転送するデータの暗号化に掛かる予想時間を、前記圧縮レベル及び前記プロセッサの数の組み合わせ毎に算出し、
    圧縮レベル判定手段は、前記転送するデータの圧縮及び暗号化に掛かる予想時間と転送に掛かる予想時間とを前記圧縮レベル及び前記プロセッサの数の組み合わせ毎に加算し、加算された予想時間が最も短い前記圧縮レベル及び前記プロセッサの数の組み合わせを判定し、
    前記圧縮手段は、転送するデータを前記判定された圧縮レベルで前記判定された数のプロセッサにより圧縮し、
    前記暗号化手段は、転送するデータを前記判定された数のプロセッサにより暗号化する請求項1記載のデータ転送装置。
  4. 前記圧縮予想時間変更手段は、前記圧縮レベル及び前記プロセッサの数の組み合わせ毎に算出した転送するデータの圧縮に掛かる予想時間と、一つ前のデータの暗号化に掛かる予想時間とを、前記圧縮レベル及び前記プロセッサの数の組み合わせ毎に比較し、一つ前のデータの暗号化に掛かる予想時間が前記データの圧縮に掛かる予想時間よりも大きい場合に、前記データの圧縮に掛かる予想時間を一つ前のデータの暗号化に掛かる予想時間とし、
    前記暗号化予想時間変更手段は、前記圧縮レベル及び前記プロセッサの数の組み合わせ毎に算出した転送するデータの暗号化に掛かる予想時間と、一つ前のデータの転送に掛かる予想時間とを、前記圧縮レベル及び前記プロセッサの数の組み合わせ毎に比較し、一つ前のデータの転送に掛かる予想時間が前記データの暗号化に掛かる予想時間よりも大きい場合に、前記データの暗号化に掛かる予想時間を一つ前のデータの転送に掛かる予想時間とする請求項記載のデータ転送装置。
  5. 複数の圧縮レベルでデータを圧縮して転送可能なデータ転送装置におけるデータ転送方法であって、
    圧縮予想時間算出手段が、複数の圧縮レベル毎にデータの圧縮率と、圧縮速度及び暗号化速度が登録された圧縮情報データベースから前記圧縮レベル毎にデータの圧縮速度を取得し、前記圧縮レベル毎のデータの圧縮速度に基づき、転送するデータの圧縮に掛かる予想時間を前記圧縮レベル毎に算出するステップと、
    暗号化予想時間算出手段が、前記圧縮情報データベースから前記圧縮レベル毎にデータの暗号化速度を取得し、前記圧縮レベル毎のデータの暗号化速度に基づき、転送するデータの暗号化に掛かる予想時間を前記圧縮レベル毎に算出するステップと、
    転送予想時間算出手段が、前記圧縮情報データベースから前記圧縮レベル毎にデータの圧縮率を取得し、前記圧縮レベル毎のデータの圧縮率に基づき、転送するデータの圧縮後の予想サイズを前記圧縮レベル毎に算出して、転送するデータの転送に掛かる予想時間を前記圧縮レベル毎に算出するステップと、
    圧縮レベル判定手段が、転送するデータの圧縮及び暗号化に掛かる予想時間と転送に掛かる予想時間とを前記圧縮レベル毎に加算し、加算された予想時間が最も短い前記圧縮レベルを判定するステップと、
    圧縮手段が、転送するデータを前記判定された前記圧縮レベルで圧縮するステップと、
    暗号化手段が、転送するデータを暗号化するステップと、
    転送手段が、転送するデータを転送先へ転送するステップと
    を有するデータ転送方法。
  6. 複数の圧縮レベルでデータを圧縮して転送可能なデータ転送装置として利用されるコンピュータを、
    複数の圧縮レベル毎にデータの圧縮率と、圧縮速度及び暗号化速度が登録された圧縮情報データベースから前記圧縮レベル毎にデータの圧縮速度を取得し、前記圧縮レベル毎のデータの圧縮速度に基づき、転送するデータの圧縮に掛かる予想時間を前記圧縮レベル毎に算出する圧縮予想時間算出手段、
    前記圧縮情報データベースから前記圧縮レベル毎にデータの暗号化速度を取得し、前記圧縮レベル毎のデータの暗号化速度に基づき、転送するデータの暗号化に掛かる予想時間を前記圧縮レベル毎に算出する暗号化予想時間算出手段、
    前記圧縮情報データベースから前記圧縮レベル毎にデータの圧縮率を取得し、前記圧縮レベル毎のデータの圧縮率に基づき、転送するデータの圧縮後の予想サイズを前記圧縮レベル毎に算出して、転送するデータの転送に掛かる予想時間を前記圧縮レベル毎に算出する転送予想時間算出手段、
    転送するデータの圧縮及び暗号化に掛かる予想時間と転送に掛かる予想時間とを前記圧縮レベル毎に加算し、加算された予想時間が最も短い前記圧縮レベルを判定する圧縮レベル判定手段、
    転送するデータを前記判定された前記圧縮レベルで圧縮する圧縮手段、
    転送するデータを暗号化する暗号化手段、
    転送するデータを転送先へ転送する転送手
    して機能させる為のデータ転送プログラム。
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