JP4009329B2 - 複数バイトデータ語長プロセッサの実行形式の試験パターンプログラムファイルの圧縮方法 - Google Patents
複数バイトデータ語長プロセッサの実行形式の試験パターンプログラムファイルの圧縮方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4009329B2 JP4009329B2 JP17270193A JP17270193A JP4009329B2 JP 4009329 B2 JP4009329 B2 JP 4009329B2 JP 17270193 A JP17270193 A JP 17270193A JP 17270193 A JP17270193 A JP 17270193A JP 4009329 B2 JP4009329 B2 JP 4009329B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- test pattern
- data
- program file
- word length
- file
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Tests Of Electronic Circuits (AREA)
- Time-Division Multiplex Systems (AREA)
Description
【産業上の利用分野】
本発明は、計測技術分野における半導体試験装置の、複数バイトデータ語長プロセッサの実行形式プログラムファイルの圧縮方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3に、従来技術におけるデータ圧縮技術の概念を示す。図3(a)は、バイトデータ(8bitのデータ)列を示す。
従来のデータ圧縮技術においては、データ列を単にシーケンシャルに、特定のアルゴリズムによって圧縮を行っていた。図3(b) に示すように、1語長が複数のNバイト(例えば4バイト)で構成されるプロセッサの実行形式プログラムファイルは、その1語の構成方法上、Nバイトおきに極めて似かよったデータバイトから構成される。従来技術では、そのようなデータ列に対しても、先頭からシーケンシャルに処理していた。そのために、圧縮アルゴリズムで使用する現在の圧縮データの直前、直後のデータは、相関性が薄く、圧縮の効率が向上しないという欠点を有していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
半導体試験装置においては、長大化する一途の試験パターンプログラムファイルを効率的に圧縮して、コンピュータ装置等からの試験パターン発生プロセッサへの試験パターンプログラムファイルの転送時間を、如何にして短縮するかが大きな課題となっている。被測定対象となる半導体デバイス等は、傾向としてますます高集積化し、その上入力信号ピンの多ピン化が進み、試験のためにコンピュータ装置等から出力せねばならない試験パターンプログラムファイルは急速に長大化している。
【0004】
試験パターン発生プロセッサは、複数バイトデータ語長を1単位として処理されており、しかもリアルタイムにパターンデータを発生させねばならないため、比較的冗長なハードウェアを具備し、そのためにアーキテクチャは極めて冗長にならざるを得なくなっている。従って本発明では、長大化が進むとデータ転送に要する時間も増大するばかりであるため、試験パターンプログラムファイルを効率的に圧縮して転送時間を短縮し、該半導体試験装置におけるスループットの向上を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記のように、半導体試験装置における試験パターンプログラムファイルは、複数バイトデータ語長のデータで構成され、その単位で処理されているメモリ群であるが、従来技術では、プログラムの圧縮もその単位でシーケンシャルに行われていた。そのため、有限なリソースのメモリ容量内では、構成されているデータ列が長いので、それらのデータ列の相関性をみつけたり照合する範囲が、比較的に狭くなり、圧縮率が向上しなかった。
【0006】
そこで、本発明においては、複数バイトデータ語長単位ではなく、それらを構成するN個のバイトデータ毎に注目し、分析した結果そのデータの変化点に局所性があることに着目した。つまり、性質の似たバイトデータ毎のファイルに分割し、更に最終的にはbit 単位の変化点を抽出してビット列に直して圧縮処理をすることで、極めて効率の良い圧縮処理の手法が実現できた。
【0007】
【作用】
▲1▼半導体デバイス等の試験において、ある特定の入力ピンだけある特定の試験条件に変更したいという場合、N個の複数バイトデータ語長から構成されていても、あるバイトデータのあるbit データしか変化しないとか、N個のバイトデータについてみても1〜2個しか変化していないといったことが多くみられ、結果として冗長となっており、本発明では、その点に着目し、圧縮の効率を向上させている。
▲2▼つまり、本発明においては、実行形式プログラムファイルが、プロセッサの1語長が、Nバイトから構成されている場合、Nバイト毎のN個のデータ列として取り扱う。そして、N個の冗長性の高いデータ列として個別に、bit 列にも注目して圧縮することにより、全体として圧縮の効率を向上させるものである。
【0008】
▲3▼さらに、上記▲2▼に述べたように個別に分割後のN個のデータ列を複数のプロセッサに、複数の独立なタスクとして与え、全体の圧縮速度もN倍に向上させる。
▲4▼一般的には、複数のN=n×j(n、jは自然数)バイトで1語長を構成するプロセッサの実行形式ファイルは、n(叉はj)毎のn(叉はj)個のデータ列として取り扱った場合、圧縮中のデータの近傍に圧縮中のデータと近似なデータの存在確率が、n(叉はj)倍に上昇する。従って、有限なデータ列長、有限な範囲内において、データ圧縮を行った場合においては原理的に圧縮率が向上することとなる。
【0009】
【実施例】
本発明の実施例について、図1及び図2を参照して説明する。図1(a) のように、1語長がオペコード1(A)、オペコード2(B)、オペランド1(C)、オペランド(2)、から構成されるプロセッサ用の実行形式プログラムファイルは、図1(b) のような連続したバイトデータ列となる(各オペコード、オペランドは、バイト単位のデータ列である)。ここで、図1(b) の実行形式ファイルの例から、4バイトおきにバイトデータを抽出して再構成したファイルが、図1(c) で示した4つのファイル群である。この例では、Aファイルにはオペコード1(An)が、Bファイルにはオペコード2(Bn)が、Cファイルにはオペランド1(Cn)が、Dファイルにはオペランド2(Dn)が、連続して取り込まれている結果となることを示している。
【0010】
データ列の圧縮を行う場合、圧縮を行うべきデータの前後のデータとの冗長性を用いているので、冗長度の高いデータはできるだけ近傍に存在したほうが圧縮が効率的に行われる。プロセッサの語長を構成する各バイトデータは、オペコード、オペランド、により構成されるが、プロセッサの特性上各フィールド毎のオペコード、オペランド等は似かよったデータコードとなる。従って、Aファイルはオペコード1のみの極めて似かよったバイトデータの連続で構成され、Bファイルはオペコード2のみの極めて似かよったバイトデータの連続で構成され、Cファイル、Dファイルも同様に構成されることとなる。以上のことから、実行形式プログラムファイルにおいては、実行形式プログラムファイルをそのままで圧縮するよりも、プロセッサの1語長を構成するNバイト毎のN個の別ファイルとして圧縮を行った場合のほうが、より効率的に圧縮を行うことが可能なのである。また、図2には、本発明による実行形式プログラムファイルの圧縮方法のブロック図が示されている。
【0011】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0012】
複数バイトデータ語長プロセッサの実行形式プログラムファイルを構成するN個のバイトデータ毎に注目し、性質の似たバイトデータ毎のN個のファイルに分割し、ビット列に直して圧縮処理をすることで、極めて効率の良い圧縮ができた。
このことにより、
(1) 実施例で得られたものでは、従来技術に対して1.5倍〜2.5倍の圧縮率に向上した。
(2) 性質の似たバイトデータ毎のN個のファイルに分割したことにより、そのN個のデータ列を複数のプロセッサに複数の独立なタスクとして与え、全体の圧縮速度もN倍に向上させることができた。
(3) 圧縮率と圧縮速度とが向上したことにより、コンピュータ装置等から試験パターン発生プロセッサへの試験パターンプログラムの転送時間が短縮できたので、半導体試験装置のスループットが向上した。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるプログラムファイル圧縮方法を示す概念図である。
(a)は、実行形式1語当たりのバイトデータ構成の例を示す。
(b)は、実行形式プログラムファイルの例を示す。
(c)は、1語当たりのバイトデータ毎に分割した実行形式ファイルの例を示す。
【図2】本発明における実行形式プログラムファイル圧縮方法のブロック図を示す。
【図3】従来の技術による実行形式プログラムファイル圧縮方法を説明するための概念図である。
(a)は、バイトデータ列を示す。
(b)は、実行形式プログラムファイルで、1語長がNバイト(ここでは4バイト)で構成されていることを示す。
【符号の説明】
1 実行形式1語当たりのバイトデータの構成内容
2 実行形式プログラムファイルの構成内容
3 バイトデータ毎に分割した実行形式ファイル(Aファイル)
4 バイトデータ毎に分割した実行形式ファイル(Bファイル)
5 バイトデータ毎に分割した実行形式ファイル(Cファイル)
6 バイトデータ毎に分割した実行形式ファイル(Dファイル)
7 実行形式プログラムファイル
8 分割処理
9 分割処理後の実行形式プログラムファイル
10 圧縮処理
11 圧縮処理後の実行形式プログラムファイル
12 バイトデータ列
13 実行形式プログラムファイルのバイトデータ列構成内容
Claims (1)
- コンピュ―タから試験パターン発生装置に試験パターンプログラムファイルが転送され、上記試験パターン発生装置から被試験ICに与えるパターンデータを発生する半導体試験装置における実行形式の試験パターンプログラムファイルの圧縮方法であって、
バイト単位のオぺコードとオペランドからなるNバイトをプロセッサの1語長とし、複数の上記Nバイトからなる実行形式の試験パターンプログラムファイルからのNバイトおきのバイトデータの抽出の繰返しによって、実行形式の試験パターンプログラムファイルをN個の連続した個別のデータファイルに分割し、
分割後のデータファイルをそれぞれ個別のN個のプロセッサで圧縮を行うこと、
を特徴とする複数バイトデータ語長プロセッサの実行形式の試験パターンプログラムファイルの圧縮方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17270193A JP4009329B2 (ja) | 1993-06-18 | 1993-06-18 | 複数バイトデータ語長プロセッサの実行形式の試験パターンプログラムファイルの圧縮方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17270193A JP4009329B2 (ja) | 1993-06-18 | 1993-06-18 | 複数バイトデータ語長プロセッサの実行形式の試験パターンプログラムファイルの圧縮方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0778066A JPH0778066A (ja) | 1995-03-20 |
JP4009329B2 true JP4009329B2 (ja) | 2007-11-14 |
Family
ID=15946748
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17270193A Expired - Fee Related JP4009329B2 (ja) | 1993-06-18 | 1993-06-18 | 複数バイトデータ語長プロセッサの実行形式の試験パターンプログラムファイルの圧縮方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4009329B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5104740B2 (ja) * | 2008-12-10 | 2012-12-19 | 富士通株式会社 | データ転送装置、データ転送方法及びデータ転送プログラム |
GB2483502B (en) | 2010-09-10 | 2014-05-07 | Imagination Tech Ltd | Random accessible lossless parameter data compression for title based 3D computer graphics system |
-
1993
- 1993-06-18 JP JP17270193A patent/JP4009329B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0778066A (ja) | 1995-03-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6005503A (en) | Method for encoding and decoding a list of variable size integers to reduce branch mispredicts | |
US8208532B2 (en) | Method and apparatus for data compression and decompression | |
US7447814B1 (en) | Method and apparatus for fast loss-less memory data compression wherein data corresponds to a cache line of data in cache | |
JP6425709B2 (ja) | 復元中に予備拡張辞書を利用するデータ復元 | |
JP6041987B2 (ja) | 状態機械エンジンにおいて状態ベクトルデータを使用するための方法およびシステム | |
Yamaguchi et al. | An efficient method for compressing test data | |
CN105653499A (zh) | 用于单指令多数据处理器的高效硬件指令 | |
Weißenberger et al. | Massively parallel Huffman decoding on GPUs | |
US7773005B2 (en) | Method and apparatus for decoding variable length data | |
US20170193351A1 (en) | Methods and systems for vector length management | |
Golliver et al. | Lattice sieving and trial division | |
CA2281103C (en) | N-way processing of bit strings in a dataflow architecture | |
Yokoo | Improved variations relating the Ziv-Lempel and Welch-type algorithms for sequential data compression | |
JP4009329B2 (ja) | 複数バイトデータ語長プロセッサの実行形式の試験パターンプログラムファイルの圧縮方法 | |
EP0843848B1 (en) | Vliw processor which processes compressed instruction format | |
Goel | A compression algorithm for DNA that uses ASCII values | |
Funasaka et al. | Light loss-less data compression, with GPU implementation | |
JP2011090526A (ja) | 圧縮プログラム、方法及び装置、並びに解凍プログラム、方法及び装置 | |
US8077062B2 (en) | Pack ASCII zSeries instructions | |
US20050071151A1 (en) | Compression-decompression mechanism | |
Ourlis et al. | SIMD Implementation of the Aho-Corasick Algorithm Using Intel AVX2 | |
CN107835158B (zh) | Sna网络体系下交互数据的传输方法及装置 | |
US7764203B2 (en) | Method of doing pack ASCII Z series instructions | |
Takafuji et al. | Acceleration of Deflate Encoding and Decoding with GPU implementations | |
EP3987389B1 (en) | Parallel generation of pseudorandom number sequences using multiple generators with brined initial states |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040123 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20040123 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040413 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040614 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040824 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041021 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20041026 |
|
A912 | Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20041203 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070806 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20070903 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100907 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |