JP2009259076A - 情報処理装置、情報処理装置の起動方法、撮像システム、rom生成方法、およびrom生成ツール - Google Patents

情報処理装置、情報処理装置の起動方法、撮像システム、rom生成方法、およびrom生成ツール Download PDF

Info

Publication number
JP2009259076A
JP2009259076A JP2008108696A JP2008108696A JP2009259076A JP 2009259076 A JP2009259076 A JP 2009259076A JP 2008108696 A JP2008108696 A JP 2008108696A JP 2008108696 A JP2008108696 A JP 2008108696A JP 2009259076 A JP2009259076 A JP 2009259076A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
variable
initial value
application program
information processing
processing apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2008108696A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Matsuura
幸治 松浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2008108696A priority Critical patent/JP2009259076A/ja
Publication of JP2009259076A publication Critical patent/JP2009259076A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Stored Programmes (AREA)

Abstract

【課題】アプリケーションプログラムの起動時間を短縮する。
【解決手段】アプリケーションプログラムのローディング処理を行うアプリケーションプログラムのローディングステップと、前記アプリケーションプログラムが使用する変数の初期化を行う変数初期化ステップとを含む。前記ローディングステップと前記変数初期化ステップとを前記ブートローダによって並列に実行させる。
【選択図】図2

Description

本発明はCPU、データ転送装置、ROM、RAMを含む情報処理装置の起動時間を短縮する方法に関するものである。
図1を参照して従来技術を簡単に説明する。図1は従来の情報処理装置における起動時のフローチャートである。101はブートローダ、102はアプリケーションプログラム、S103はアプリケーションプログラムのローディングを行うステップ、S104は変数初期化ステップである。
ここで、ブートローダ101と同じ枠で囲まれているステップはブートローダ101が行う処理であることを表し、アプリケーションプログラム102と同じ枠で囲まれているステップはアプリケーションプログラム102が行う処理であることを表している。
情報処理装置に電源が入ると、CPUによって、ブートローダ101が実行される。ステップS103において、ブートローダ101はアプリケーションプログラム102のローディングを行う。ブートローダ101はアプリケーションプログラム102のローディングが完了すると、CPU制御をアプリケーションプログラム102に分岐させる。そして、制御は次のステップS104に進む。ステップS104において、アプリケーションプログラム102は、アプリケーションプログラム102で使用する変数の初期化を行う。なお、システムの構成に応じて、上記処理の他に、ブートローダ101ではハードウェアの初期化等が行われ、アプリケーションプログラム102ではプログラムの起動処理等が行われる。
以上のステップで、アプリケーションプログラム102を、例えば低速なROMから高速なRAMにローディングすることで、CPUはステップS104(変数初期化処理)や、アプリケーションプログラムの起動処理を高速に実行させることができる。その結果、情報処理装置の起動時間は短縮される。
特開平1−261758号
しかしながら従来の方法では、アプリケーションプログラムをROMからRAMにローディングするのに時間を要するために、起動時間を十分に短縮できないといった課題がある。
本発明は上記課題を解決するため、次の特徴を持つ情報処理装置の起動方法を提案する。すなわち、本発明は、ブートローダと前記ブートローダによって起動されるアプリケーションプログラムとを備える情報処理装置を起動する方法であって、
前記アプリケーションプログラムのローディング処理を行うアプリケーションプログラムのローディングステップと、
前記アプリケーションプログラムが使用する変数の初期化を行う変数初期化ステップと、
を含み、
前記ローディングステップと前記変数初期化ステップとが前記ブートローダによって並列に実行される。
このような構成を有することで本発明は、アプリケーションプログラムの変数初期化を、アプリケーションプログラムのローディング完了後ではなく、アプリケーションプログラムのローディング中に行うようことが可能になって、アプリケーションプログラムの起動時間を短縮することができる。
また、本発明は次の特徴を持つ情報処理装置を提案する。すなわち、本発明は、 CPUと、データ転送装置と、ROMと、第1のRAMとを備え、
前記ROMはアプリケーションプログラムと、ブートローダと、前記アプリケーションプログラムの変数管理情報とを記録するものであり、
前記ブートローダは、プログラムローディング部と、変数初期化処理部とを備え、
前記CPUは、起動時に前記ブートローダを実行するものであり、
前記プログラムローディング部は、前記アプリケーションプログラムを前記第1のRAMに転送するものであり、
前記変数初期化処理部は、前記変数管理情報に基づいて、前記アプリケーションプログラムが使用する変数の初期化処理と、前記プログラムローディング部による前記アプリケーションプログラムの転送処理とを並列に行うものである。
本発明はこのような構成を有することで、アプリケーションプログラムの変数初期化とアプリケーションプログラムのローディングを並列に行うことができ、その結果、アプリケーションプログラムの起動時間を短縮することができる。
さらに本発明では、前記構成の情報処理装置を次に示す構成に変更することで、さらにアプリケーションプログラムの起動時間を短縮することができる。すなわち、前記データ転送装置は、初期値転送部を備え、
前記初期値転送部は、転送元アドレス設定部と、転送先アドレス設定部とを備え、
前記変数初期化処理部は、前記変数管理情報から、前記第1のRAM上に割り付けられている“初期値あり変数”の初期値格納アドレスと“初期値あり変数”実行アドレスとを取得したうえで、前記“初期値あり変数”の初期値格納アドレスを前記転送元アドレス設定部に設定し、前記“初期値あり変数”の実行アドレスを前記転送先アドレス設定部に設定するものであり、
前記初期値転送部は、前記転送元アドレス設定部に設定された前記“初期値あり変数”の初期値格納アドレスのデータを前記ROMから受信すると、受信した当該データを、前記転送先アドレス設定部に設定されたアドレスに、前記第1のRAMへの転送処理が行われていない期間に転送するものである。
このような構成を有することで本発明は、アプリケーションプログラムの変数初期化に必要な変数をローディング中のアプリケーションプログラムから取得することができる。これにより、アプリケーションプログラムの起動時間をさらに短縮することができる。
さらに本発明では、前記構成の情報処理装置を次に示す構成に変更することで、さらにアプリケーションプログラムの起動時間を短縮することができる。すなわち、前記データ転送装置は、ゼロデータ転送部を備え、
前記ゼロデータ転送部は、ゼロデータアドレス設定部と、ゼロデータサイズ設定部とを備え、
前記変数初期化処理部は、前記変数管理情報から、前記第1のRAMに割り付けられている“初期値なし変数”の実行アドレスと“初期値なし変数”のサイズとを取得したうえで、取得した前記“初期値なし変数”の実行アドレスをゼロデータアドレス設定部に、前記“初期値なし変数”のサイズをゼロデータサイズ設定部にそれぞれ設定し、
前記ゼロデータ転送部は、前記第1のRAMへの転送処理が行われてない期間において、前記ゼロデータアドレス設定部に設定された前記“初期値なし変数”の実行アドレスと、当該“初期値なし変数”の実行アドレスから前記ゼロデータサイズ設定部に設定された前記“初期値なし変数”のサイズだけ加算されたアドレスとの間の領域に、“0値”を自動的に転送するものである。
このような構成を有することで本発明は、アプリケーションプログラムの“初期値なし変数”の初期化をアプリケーションプログラムのローディング中に実行することができるようになる。これにより、アプリケーションプログラムの起動時間をさらに短縮することができる。
以上説明したように本発明によれば、アプリケーションプログラムの変数初期化を、プログラムのローディング中に行うことで、情報処理装置の起動時間を短縮することができる
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(第1の実施の形態)
図2は、本発明の第1の実施の形態における情報処理装置の起動時のフローチャートである。201はブートローダ、202はアプリケーションプログラム、S104aはシステム初期化のステップである。情報処理装置に電源が入ると、CPUにより、ブートローダ201が実行される。ステップS103において、ブートローダ201はアプリケーションプログラム202のローディングを行う。ブートローダ201はアプリケーションプログラム202のローディングが完了すると、CPU制御をアプリケーションプログラム202に分岐させる。
ステップS104aにおいて、ブートローダ201は、アプリケーションプログラム202が使用する変数の初期化を行う。本ステップは、ステップS103と並列に行われる。
このように、ステップS103とステップS104aとを並列に処理することで、アプリケーションプログラム202は変数の初期化処理を行う必要がなくなる。これにより、情報処理装置の起動時間を短縮することができる。
次に、図3〜図4を参照して、本実施形態の情報処理装置の具体的な構成を説明する。301はCPU、302はデータ転送装置、303はROM、304はブートローダ、305はプログラムローディング部、306は変数初期化処理部、307は変数管理情報、308はアプリケーションプログラム、309はRAM、310は情報処理装置である。
図4は、本実施形態における変数管理情報の詳細図である。401は変数管理情報、402はアプリケーションプログラム内容である。変数管理情報401には、アプリケーションプログラム308を構成する高級言語の変数情報が格納されている。DATA初期値アドレスは、“初期値あり変数”の初期値が格納されるアドレスを示す。DATA実行アドレスは、“初期値あり変数”が実際に読み書きされるワーク領域のアドレスを示す。DATAサイズは、“初期値あり変数”のサイズを示す。BSS実行アドレスは“初期値なし変数”が実際に読み書きされるワーク領域の行アドレスを示す。BSSサイズは、“初期値なし変数”のサイズを示す。DATA初期値アドレス、DATA実行アドレス、およびBSS実行アドレスでは、RAM309にそのアドレスが割り付けられる。また、DATA初期値アドレス(ROM)は、“初期値あり変数”の初期値が格納されるROMのアドレスを示す。
アプリケーションプログラム内容402を参照して、本実施形態における変数について詳しく説明する。“data1”,“data2”は初期値が宣言されている変数である。
変数“data1”,“data2”において設定されている初期値“10”,“20”が格納されるアドレスがDATA初期値アドレスであり、“data1”や“data2”という変数のワーク領域がDATA実行アドレスであることを示す。本発明の形態のようにDATA初期値アドレスがROM上に配置されている場合は、アプリケーションプログラムから直接その変数を書き換えることができない。そのため、アプリケーションプログラムの起動時に、初期値ある“10”,“20”という値をRAM上の変数のワーク領域(DATA実行アドレス)に転送し、DATA実行アドレス上で変数の書き換えを行うようにする必要がある。また、仮にDATA初期値アドレスがRAM上に配置されるような実施形態であっても、DATA初期値アドレス上で変数の書き換えを行うと変数の初期値が失われるため、アプリケーションプログラムの再実行ができなくなってしまう。このような理由から、DATA初期値アドレスとDATA実行アドレスを分けているのである。
また、“int”が4バイトであるとすると、DATAサイズは8バイトになる。“bss_data[3]”は初期値が宣言されていない変数である。“bss_data[3]”という変数のワーク領域がBSS実行アドレスとなる。“初期値なし変数”は慣例的に“0値”で初期化することになっており、アプリケーションプログラムの起動時に“0値”を変数のワーク領域に転送する。上記構成において、BSSサイズは12バイトとなる。
以下、具体的に本実施形態の情報処理装置310の動作を説明する。情報処理装置310に電源が入ると、CPU301が起動する。CPU301は、起動するとROM303に格納されているブートローダ304の実行を開始する。開始されたブートローダ304は、必要に応じて情報処理装置310の初期設定を行った後、プログラムローディング部305の処理を行う。ブートローダ304による処理を受けてプログラムローディング部305は、アプリケーションプログラム308をROM303からRAM309へローディングする。このローディング処理時における転送手段は、CPU301とデータ転送装置302とのうちのどちらでも良い。
変数初期化処理部306は、アプリケーションプログラム308を構成する高級言語の変数を、変数管理情報307の情報を利用して初期化する。変数を初期化する手段は、CPU301とデータ転送装置302とのうちのどちらでも良い。但し、プログラムローディング部305の初期化処理をCPU301で行う場合には、データ転送装置302も同時に用いる必要がある。
変数初期化処理部306は、“初期値あり変数”と、“初期値なし変数”の初期化を行う。“初期値あり変数”の初期化処理では、ROM303に格納されている変数の初期値は、RAM309に転送される。具体的には、DATA初期値アドレス(ROM)からDATAサイズ分までのデータは、DATA実行アドレスから始まる領域に転送される。また、“初期値なし変数”の初期化処理では、RAM309上のBSS実行アドレスから始まる領域は、BSSサイズ分だけ“0値”で初期化される。ブートローダ304は、プログラムローディング部305での処理と変数初期化処理部306での処理とを、CPU301とデータ転送装置302とで分散して行わせることで、並列処理を実現する。
従来の構成では、ブートローダはアプリケーションプログラムの変数情報を扱うことができなかったため、アプリケーションプログラムのローディングと並列させて変数の初期化を行うことができなかった。本実施形態では上述したように、アプリケーションプログラム308のローディング処理と変数初期化処理とを並列に処理することで、アプリケーションプログラム308の起動時において変数初期化処理を省略することができる。そのため、情報処理装置310の起動時間が短縮される。
(第2の実施の形態)
本発明の第2の実施の形態を説明する。図5は、本発明の第2の実施の形態の情報処理装置の構成を示した図である。302aはデータ転送装置、303aはROM、304aはブートローダ、306aは変数初期化処理部、310aは情報処理装置、501は初期値転送部、502は転送元アドレス設定部、503は転送サイズ設定部、504は転送先アドレス設定部である。
本実施形態においては、図3に示した第1の実施の形態の構成に、初期値転送部501、転送元アドレス設定部502、転送サイズ設定部503、および転送先アドレス設定部504を追加している。さらには、本実施形態は、第1の実施の形態におけるデータ転送装置302、ROM303、ブートローダ304、変数初期化処理部306、および情報処理装置310を、それぞれ転送装置302a、ROM303a、ブートローダ304a、変数初期化処理部306a、および情報処理装置310aに交換した形態を有する。
第1の実施の形態においては、“初期値あり変数”の初期値をROM303からRAM309のワーク領域に転送していたが、本実施形態では、データ転送装置302aが変数の初期値を、ローディング中のアプリケーションプログラム308から抜き出してRAM309のワーク領域に転送することを特徴とする。
変数初期化処理部306aは、“初期値あり変数”の初期化と、“初期値なし変数”の初期化とを行う。“初期値なし変数”の初期化では、RAM309上のBSS実行アドレスから始まる領域をBSSサイズ分だけ“0値”で初期化する。“初期値あり変数”の初期化は、データ転送装置302aによって行われる。
変数初期化処理部306aは、変数管理情報307に格納されているDATA初期値アドレスを転送元アドレス設定部502に設定し、DATAサイズを転送サイズ設定部503に設定し、DATA実行アドレスを転送先アドレス設定部504に設定する。
初期値転送部501は、アプリケーションプログラム308のローディングを観測し、アプリケーションプログラム308のローディング先のアドレスが、次に示すアドレス(A1)、(A2)の間の値である場合、受信中のデータを、次に示すアドレス(A3)に転送する。
アドレス(A1):転送元アドレス設定部502の値
アドレス(A2):(転送元アドレス設定部502の値)+(転送サイズ設定部503の値)
アドレス(A3):(転送先アドレス設定部503の値)+[(アプリケーションプログラム308のローディング先のアドレス)−(転送元アドレス設定部502の値)]
初期値転送部501は、初期値の転送をRAM309に接続されているバスが空いている期間に行う。その他の部分は実施の形態1と同様である。本実施形態では、上述したように、ROM303aから変数の初期値を転送する処理がさらに省けるため、情報処理装置310aの起動時間をさらに短縮することができる。
(第3の実施の形態)
本発明の第3の実施の形態について説明する。図6は、本発明の第3の実施の形態の情報処理装置の構成を示した図である。302bはデータ転送装置、310bは情報処理装置、501bは初期値転送部、601は第2のRAMである。
本実施形態は、図5に示した第2の実施形態の構成の構成において、第2のRAM601を追加し、データ転送装置302a、情報処理装置310a、初期値転送装置501をそれぞれ、データ転送装置302b、情報処理装置310b、初期値転送装置501bに交換した形態を有する。なお、以下の説明では、第2のRAM601を設けたことで、RAM309を第2のRAM601から区別するために、RAM309を第1のRAM301と称している。データ転送装置302bと第1のRAM309と第2のRAM601とは、それぞれ個別のバスで接続されている。
変数管理情報307において、DATA初期値アドレスがRAM309のメモリ領域にあり、DATA実行アドレスが第2のRAM601のメモリ領域内にある場合、初期値転送部501bは、アプリケーションプログラム308のローディングを観測し、アプリケーションプログラム308のローディング先のアドレスが、アドレス(A1)、(A2)の間の値である場合、受信中のデータをアドレス(A3)に転送する。なお、アドレス(A1)、(A2)、(A3)は、第2の実施の形態で説明したものと同一である。
本実施形態では、第2の実施の形態と異なり、初期値転送部501bは、初期値の転送を第2のRAM601に接続されているバスが空くのを待つ必要がないため、直ちに初期値の転送を行うことができる。また、上述したように、変数の初期値転送にかかる時間を短縮できる。以上の理由により、情報処理装置310bの起動時間をさらに短縮することができる。
(第4の実施の形態)
本発明の第4の実施の形態について説明する。図7は、本発明の第4の実施の形態の情報処理装置の構成を示した図である。302cはデータ転送装置、303cはROM、304cはブートローダ、306cは変数初期化処理部、310cは情報処理装置、701はゼロデータ転送部、702はゼロデータ転送アドレス設定部、703はゼロデータサイズ設定部である。
本実施形態においては、図3に示した第1の実施形態の構成に、ゼロデータ転送部701、ゼロデータ転送アドレス設定部702、およびゼロデータサイズ設定部703を追加している。さらには、本実施形態は、第1の実施の形態におけるデータ転送装置302、ROM303、ブートローダ304、変数初期化処理部306、および情報処理装置310を、それぞれデータ転送装置302c、ROM303c、ブートローダ304c、変数初期化処理部306c、および情報処理装置310cに交換した形態を有する。
変数初期化処理部306cは、“初期値あり変数”の初期化と、“初期値なし変数”の初期化とを行う。“初期値あり変数”の初期化では、ROM303に格納されている“初期値あり変数”の初期値がRAM309に転送される。具体的には、DATA初期値アドレス(ROM)から始まるDATAサイズ分のデータが、DATA実行アドレスから始まる領域に転送される。“初期値なし変数”の初期化は、データ転送装置302cによって行われる。
変数初期化処理部306cは、変数管理情報307に格納されているBSS実行アドレスをゼロデータアドレス設定部702に設定し、BSSサイズをゼロデータサイズ設定部703に設定する。
ゼロデータ転送部701は、“0値”を、次に示すアドレス(A4)、(A5)の間の領域に転送する。なお、ゼロデータ転送部701は、このような“0値”の転送をRAM309に接続されているバスが空いている期間に行う。その他の部分は実施の形態1と同様である。
アドレス(A4):ゼロデータアドレス設定部702の値
アドレス(A5):(ゼロデータアドレス設定部702の値)+(ゼロデータサイズ設定部703の値)
上述したように、本実施形態では、アプリケーションプログラム308のローディング処理と変数初期化処理とを並列に処理することで、アプリケーションプログラム308の起動時に変数初期化処理を省略することができる。そのため、情報処理装置310cの起動時間をさらに短縮することができる。
(第5の実施の形態)
本発明の第5の実施の形態について説明する。図8は、本発明の第5の実施の形態における撮像システムの構成を示す図である。801は撮像システム、802はカメラ、803はDSP(デジタルシグナルプロセッサ)、804はストレージである。
本実施形態は、図7に示した第4の実施形態の構造に、カメラ802、DSP803、およびストレージ803を追加した形態を有する。カメラ802は、外部から画像を取り込で画像データを生成したうえで、生成した画像データをRAM309に記録する。DSP803は、RAM309に取り込まれた画像データを圧縮してRAM309に記録する。CPU301は、RAM309に記録された圧縮画像データを、ストレージ804に記録する。その他の部分は実施の形態4と同様である。
DSP803は、JPEGエンコーダであっても良いし、MPEG2エンコーダ、H.264エンコーダであっても良い。ストレージ804は、SDカードでも良いし、DVD−Rディスク、DVD−RAMディスク、DVD−RWディスク、BD−Rディスク、BD−REディスク、ハードディスクであっても良い。
本実施形態のように、システムに電源が入れられた後、直ちにJPEGデータやMPEG2データを記録できることが要求される撮像システムでは、起動時間の短縮が非常に重要であるため、本発明は特に有効である。
また、本実施形態では、ゼロデータ転送部701を搭載した撮像システムを説明したが、これは撮像システムでは、“初期値あり変数”のサイズよりも“初期値なし変数”のサイズが大きく、起動時間の短縮効果が大きいためである。なお、本実施形態では、当然ながら、実施の形態2における初期値転送部501をさらに備えることができるのは言うまでもない。
以上、本発明を詳細に説明してきたが、前述の説明はあらゆる点において本発明の例示にすぎず、その範囲を限定しようとするものではない。本発明の範囲を逸脱することなく、種々の改良や変更を行うことができることは言うまでもない。
本発明を使用した情報処理装置は、デジタルテレビや携帯電話等のデジタル家電に流用可能である。
従来の情報処理装置の起動方法 本発明の第1の実施の形態の情報処理装置の起動方法 第1の実施の形態の情報処理装置 第1の実施の形態の変数管理情報 本発明の第2の実施の形態の情報処理装置 本発明の第3の実施の形態の情報処理装置 本発明の第4の実施の形態の情報処理装置 本発明の第5の実施の形態の情報処理装置
符号の説明
301 CPU
302 データ転送装置
302a データ転送装置
302b データ転送装置
302c データ転送装置
303 ROM
303a ROM
303c ROM
304 ブートローダ
304a ブートローダ
304c ブートローダ
305 プログラムローディング部
306 変数初期化処理部
306a 変数初期化処理部
306c 変数初期化処理部
307 変数管理情報
308 アプリケーションプログラム
309 RAM(第1のRAM)
310 情報処理装置
310a 情報処理装置
310b 情報処理装置
310c 情報処理装置
401 変数管理情報
402 アプリケーションプログラム内容
501 初期値転送部
501b 初期値転送部
502 転送元アドレス設定部
503 転送サイズ設定部
504 転送先アドレス設定部
601 第2のRAM
701 ゼロデータ転送部
702 ゼロデータアドレス設定部
703 ゼロデータサイズ設定部
801 撮像システム
802 カメラ
803 DSP
804 ストレージ

Claims (17)

  1. ブートローダと前記ブートローダによって起動されるアプリケーションプログラムとを備える情報処理装置を起動する方法であって、
    前記アプリケーションプログラムのローディング処理を行うアプリケーションプログラムのローディングステップと、
    前記アプリケーションプログラムが使用する変数の初期化を行う変数初期化ステップと、
    を含み、
    前記ローディングステップと前記変数初期化ステップとを前記ブートローダによって並列に実行させる、
    ことを特徴とする情報処理装置の起動方法。
  2. 前記ローディングステップの完了後に、前記ブートローダを前記アプリケーションプログラムに分岐させるステップを、
    さらに含む、
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置の起動方法。
  3. 前記アプリケーションプログラムが使用する変数は、当該情報処理装置内に存在するレジスタである、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置の起動方法。
  4. 前記アプリケーションプログラムは高級言語で構成され、
    前記アプリケーションプログラムが使用する変数は、前記アプリケーションプログラムが使用するグローバル変数である、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置の起動方法。
  5. CPUと、データ転送装置と、ROMと、第1のRAMとを備え、
    前記ROMはアプリケーションプログラムと、ブートローダと、前記アプリケーションプログラムの変数管理情報とを記録するものであり、
    前記ブートローダは、プログラムローディング部と、変数初期化処理部とを備え、
    前記CPUは、起動時に前記ブートローダを実行するものであり、
    前記プログラムローディング部は、前記アプリケーションプログラムを前記第1のRAMに転送するものであり、
    前記変数初期化処理部は、前記変数管理情報に基づいて、前記アプリケーションプログラムが使用する変数の初期化処理と、前記プログラムローディング部による前記アプリケーションプログラムの転送処理とを並列に行うものである、
    ことを特徴とする情報処理装置。
  6. 前記ブートローダは、前記プログラムローディング部による前記アプリケーションプログラムの転送処理が完了した後に、前記アプリケーションプログラムに分岐されるものである、
    ことを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記プログラムローディング部は、前記アプリケーションプログラムの転送処理を、前記データ転送装置を用いて行うものである、
    ことを特徴とする請求項5または6に記載の情報処理装置。
  8. 前記変数初期化部は、前記アプリケーションプログラムが使用する変数の初期化を、前記データ転送装置を用いて行うものである、
    ことを特徴とする請求項5ないし7のいずれかに記載の情報処理装置。
  9. 前記アプリケーションプログラムは高級言語で構成され、
    前記アプリケーションプログラムが使用する変数は、前記アプリケーションプログラムが使用するグローバル変数である、
    ことを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 前記データ転送装置は、初期値転送部を備え、
    前記初期値転送部は、転送元アドレス設定部と、転送先アドレス設定部とを備え、
    前記変数初期化処理部は、前記変数管理情報から、前記第1のRAM上に割り付けられている“初期値あり変数”の初期値格納アドレスと“初期値あり変数”の実行アドレスとを取得したうえで、前記“初期値あり変数”の初期値格納アドレスを前記転送元アドレス設定部に設定し、前記“初期値あり変数”の実行アドレスを前記転送先アドレス設定部に設定するものであり、
    前記初期値転送部は、前記転送元アドレス設定部に設定された前記“初期値あり変数”の初期値格納アドレスのデータを前記ROMから受信すると、受信した当該データを、前記転送先アドレス設定部に設定されたアドレスに、前記第1のRAMへの転送処理が行われていない期間に転送するものである、
    ことを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
  11. 当該情報処理装置は第2のRAMをさらに備え、
    前記初期値転送部は、前記“初期値あり変数”の初期値格納アドレスが前記第1のRAMに割り付けられ、前記“初期値あり変数”の実行アドレスが前記第2のRAM2に割り付けられた状態で、前記ROMから前記転送元アドレス設定部に設定されたアドレスのデータを受信すると、受信した当該データを前記転送先アドレス設定部に設定されたアドレスに転送するものである、
    ことを特徴とする請求項10に記載の情報処理装置。
  12. 前記データ転送装置は、ゼロデータ転送部を備え、
    前記ゼロデータ転送部は、ゼロデータアドレス設定部と、ゼロデータサイズ設定部とを備え、
    前記変数初期化処理部は、前記変数管理情報から、前記第1のRAMに割り付けられている“初期値なし変数”の実行アドレスと“初期値なし変数”のサイズとを取得したうえで、取得した前記“初期値なし変数”の実行アドレスをゼロデータアドレス設定部に、前記“初期値なし変数”のサイズをゼロデータサイズ設定部にそれぞれ設定し、
    前記ゼロデータ転送部は、前記第1のRAMへの転送処理が行われてない期間において、前記ゼロデータアドレス設定部に設定された前記“初期値なし変数”の実行アドレスと、当該“初期値なし変数”の実行アドレスから前記ゼロデータサイズ設定部に設定された前記“初期値なし変数”のサイズだけ加算されたアドレスとの間の領域に、“0値”を自動的に転送するものである、
    ことを特徴とする請求項9ないし11のいずれかに記載の情報処理装置。
  13. 請求項12に記載の情報処理装置と、カメラと、DSPと、ストレージとを備え、
    前記カメラは、外部から画像を取り込んで前記画像データを生成したうえで、生成した前記画像データを前記第1のRAMに記録するものであり、
    前記DSPは、前記第1のRAMに取り込まれた前記画像データを圧縮処理したうえで、圧縮した前記画像データを前記第1のRAMに記録するものであり、
    前記CPUは、前記圧縮した画像データを前記ストレージに記録するものである、
    ことを特徴とする撮像システム。
  14. 前記撮像システムは、デジタルカメラシステムであって、
    前記DSPは、前記第1のRAMに取り込まれた前記画像データを、JPEG形式に圧縮するものである、
    ことを特徴とする請求項13に記載の撮像システム。
  15. 前記撮像システムは、カムコーダシステムであって、
    前記DSPは、前記RAMに取り込まれた前記画像データを、MPEG2形式、もしくはH.264形式に圧縮するものである、
    ことを特徴とする請求項13に記載の撮像システム。
  16. ROM生成方法であって、
    アプリケーションプログラムのデバッグ情報を読み出すステップと、
    前記デバッグ情報から前記アプリケーションプログラムの“初期値あり変数”の初期値格納アドレスと、“初期値あり変数”の実行アドレスとを抜き出すステップと、
    前記デバッグ情報から前記アプリケーションプログラムの“初期値なし変数”の実行アドレスと、“初期値なし変数”のサイズとを抜き出すステップと、
    前記“初期値あり変数”の初期値格納アドレスと、前記“初期値あり変数”の実行アドレスと、前記“初期値なし変数”の実行アドレスと、前記“初期値なし変数”のサイズとに基づいて変数管理情報を生成するステップと、
    前記アプリケーションプログラムと、前記アプリケーションプログラムを起動するブートローダと、前記変数管理情報とを結合してROMイメージファイルを生成するステップと、
    を含むROM生成方法。
  17. 請求項16に記載のROM生成方法で動作する、
    ことを特徴とするROM生成ツール。
JP2008108696A 2008-04-18 2008-04-18 情報処理装置、情報処理装置の起動方法、撮像システム、rom生成方法、およびrom生成ツール Withdrawn JP2009259076A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008108696A JP2009259076A (ja) 2008-04-18 2008-04-18 情報処理装置、情報処理装置の起動方法、撮像システム、rom生成方法、およびrom生成ツール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008108696A JP2009259076A (ja) 2008-04-18 2008-04-18 情報処理装置、情報処理装置の起動方法、撮像システム、rom生成方法、およびrom生成ツール

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009259076A true JP2009259076A (ja) 2009-11-05

Family

ID=41386403

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008108696A Withdrawn JP2009259076A (ja) 2008-04-18 2008-04-18 情報処理装置、情報処理装置の起動方法、撮像システム、rom生成方法、およびrom生成ツール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009259076A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2014045501A1 (ja) 2012-09-18 2014-03-27 株式会社 東芝 送信機及び送信機の起動方法
US8893135B2 (en) 2010-07-30 2014-11-18 Mitsubishi Electric Corporation Digital broadcast receiver and software startup method

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8893135B2 (en) 2010-07-30 2014-11-18 Mitsubishi Electric Corporation Digital broadcast receiver and software startup method
WO2014045501A1 (ja) 2012-09-18 2014-03-27 株式会社 東芝 送信機及び送信機の起動方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI439939B (zh) 有效率的將資料載入計算系統之記憶體中
JP5911892B2 (ja) ハイバネイトからの多段レジューム
US7937571B2 (en) Information-processing apparatus and activation method and program for activating an operating system in a short period of time
US9015695B2 (en) Information processing apparatus and information processing method
JP2013520744A (ja) 最小ブートイメージの生成方法及びその装置
JP5923583B2 (ja) ハイバネーションから復帰するための電子機器及び方法
JP2012079130A (ja) デバッグ支援プログラム、デバッグ支援装置、及びデバッグ支援方法
CN107870769A (zh) 操作系统的安装方法及装置
TW201447575A (zh) 非依電性記憶體寫入機構
JP2009259076A (ja) 情報処理装置、情報処理装置の起動方法、撮像システム、rom生成方法、およびrom生成ツール
JP7063445B2 (ja) 障害情報処理プログラム、コンピュータ、障害通知方法、コンピュータシステム
JP2007206933A (ja) 情報処理装置、情報処理装置におけるブートローダ生成方法およびプログラム転送方法
KR102116096B1 (ko) 다중시스템 및 이의 부팅 방법
CN102968366B (zh) 一种蓝光播放器日志本地存储方法及装置
KR20080057688A (ko) 비휘발성 메모리를 이용한 운영체계 부팅 방법
US20140025870A1 (en) Computer reprogramming method, data storage medium and motor vehicle computer
CN111782474A (zh) 日志处理方法、装置、电子设备和介质
JP2013235317A (ja) 仮想計算機システム
US20080170133A1 (en) Video processing method and system for a virtual camera
US8583862B2 (en) Recording medium, drive device, and mounting method
JP3747213B1 (ja) シーケンシャルromインターフェース対応nand型フラッシュメモリーデバイス及びそのコントローラ
US20030101312A1 (en) Machine state storage apparatus and method
JP2007323380A (ja) メモリ管理装置及びメモリ管理方法及びプログラム
KR20140081192A (ko) 외부 카메라 영상을 처리하는 장치 및 그 방법
JP2018018369A (ja) 情報処理装置及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A761 Written withdrawal of application

Effective date: 20091222

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761