JP2000322264A - 電子機器 - Google Patents

電子機器

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JP2000322264A
JP2000322264A JP11131092A JP13109299A JP2000322264A JP 2000322264 A JP2000322264 A JP 2000322264A JP 11131092 A JP11131092 A JP 11131092A JP 13109299 A JP13109299 A JP 13109299A JP 2000322264 A JP2000322264 A JP 2000322264A
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program
program code
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JP11131092A
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Takanori Matsunaga
隆徳 松永
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F9/00Arrangements for program control, e.g. control units
    • G06F9/06Arrangements for program control, e.g. control units using stored programs, i.e. using an internal store of processing equipment to receive or retain programs
    • G06F9/44Arrangements for executing specific programs
    • G06F9/445Program loading or initiating
    • G06F9/44536Selecting among different versions
    • G06F9/44542Retargetable
    • G06F9/44547Fat binaries
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F8/00Arrangements for software engineering
    • G06F8/60Software deployment

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Stored Programmes (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 主記憶装置に、全てのプログラムコードをロ
ードすることなく、即応性が求められるプログラムコー
ドをロードして即実行するすることによりシステムの起
動時間を短縮する。 【解決手段】 電子機器は、演算処理装置と、主記憶装
置と、複数に分割されたプログラムコードを格納すると
共に、各プログラムコードを主記憶装置にロードするた
めのロード用プログラムコードを格納するプログラム格
納手段と、プログラム格納手段から主記憶装置にロード
されるプログラムコードに関する情報を記述した情報テ
ーブルを格納する情報テーブル格納手段と、プログラム
格納手段に格納されたプログラムコードが主記憶装置の
仮想アドレスのどこにマッピングされるかを記述したマ
ップ管理手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、主記憶装置に記
憶されたプログラムを実行する電子機器に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】例えば、起動時にプログラムを読み込ん
で実行する電子機器では、システム起動時に、プログラ
ム格納用のフラッシュROM等の二次記憶装置から主記
憶装置にプログラムコードが全てロードされ、その後に
処理が開始される。
【0003】図10は、例えば、特開平9−14677
4号公報等に記載されたこのような電子機器の要部の構
成を示す図、図11はそのセットアップ時の動作を示す
フローチャートである。
【0004】この従来例は、図10に示すように、プロ
グラムを読み込んで実行する中央演算処理装置(CP
U)1と、起動用のプログラムを記憶するフラッシュメ
モリ等の起動用ROM2と、制御用プログラム等のプロ
グラムを格納するプログラム格納用ROM3と、DRA
M等の主記憶装置4とを備える。
【0005】次に、この従来例の動作について、図11
のフローチャートを参照して説明する。先ず、電源が投
入されると(ステップS1)、CPU1は起動用ROM
2に格納される起動用プログラムを実行(ステップS
2)し、ハードウエア(H/W)の初期化を実行し(ス
テップS3)、プログラム格納用ROM3からプログラ
ムコードを主記憶装置4へロードし(ステップS4)、
プログラムを実行して(ステップS5)、システムが起
動される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来例では、次のような問題点があった。 (1) システム起動時は、全てのプログラムコードを
プログラム格納用ROMから主記憶装置にロードして実
行するため、システムの起動時間がプログラムサイズと
メモリアクセス時間とにより決められる。 (2) システム起動に時間を費やすため、電源をオン
してからすぐに実行を開始しなければならない(即応性
が求められる)処理を行うことができない。 (3) 一度に全てのプログラムコードを主記憶装置4
にロードするため、主記憶装置4の容量はプログラムコ
ードのサイズに影響される。 (4) システムを実装する機種毎にプログラム格納用
ROMを用意する必要があるため、プログラム格納用R
OMとして消去・書き換え可能なフラッシュメモリ等を
使用する場合には、プログラムコードが大きいと、フラ
ッシュメモリ等の高価な部品を必要とし、コストが嵩
む。
【0007】そこで、本発明は上述の従来例の問題点を
解消しようとするものであり、主記憶装置に記憶された
プログラムコードを実行する電子機器において、全ての
プログラムコードを主記憶装置にロードすることなく、
即応性が求められるプログラムコードを主記憶装置へロ
ードして即実行するすることによりシステムの起動時間
を短縮しうる電子機器を提供することを目的とするもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、プログ
ラムを実行する演算処理装置と、仮想アドレスを有する
主記憶装置と、複数に分割されたプログラムコードを格
納すると共に、前記各プログラムコードを前記主記憶装
置にロードするためのロード用プログラムコードを格納
するプログラム格納手段と、前記プログラム格納手段か
ら前記主記憶装置にロードされるプログラムコードに関
する情報を記述した情報テーブルを格納する情報テーブ
ル格納手段と、前記プログラム格納手段に格納された前
記プログラムコードが前記主記憶装置の仮想アドレスの
どこにマッピングされるかを記述したマップ管理手段
と、プログラム実行時に参照する仮想アドレスと実際に
プログラムコードが前記主記憶装置のどこにマッピング
されているかの対応を行う仮想アドレスデコード手段と
を備える電子機器が提供される。本発明の好ましい実施
態様によれば、電子機器は異常発生を検出する異常判定
手段を更に備えると共に、前記プログラム格納手段は異
常処理用プログラムを格納しており、前記演算処理装置
は、前記異常判定手段が異常発生を検出したとき、前記
プログラム格納手段から前記異常処理用プログラムを前
記主記憶装置にロードするものである。本発明の好まし
い実施態様によれば、前記情報テーブルは、前記各プロ
グラムコードを前記主記憶装置にロードする順番を定め
た情報を有するものである。本発明の他の好ましい実施
態様によれば、前記プログラム格納手段に格納されたプ
ログラムコードの内の1つはリアルタイムOSであり、
他のプログラムコードは実行するタスク毎に切り分けら
れるものである。本発明の更に他の好ましい実施態様に
よれば、前記情報テーブルは、本電子機器を実装する機
種毎にロードの必要なプログラムコードが記述されてい
るものである。本発明の更に他の好ましい実施態様によ
れば、前記各プログラムコードは、ソースプログラムを
コンパイルして生成されるものであり、機能毎に分割さ
れるものである。本発明更に他の好ましい実施態様によ
れば、前記各プログラムコードは、次のプログラムコー
ドをロードするためのトリガを有するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して本発明
の実施の形態について詳細に説明する。尚、以下の説明
において、上述した図10の従来例と同様の構成部材に
は同様の符号を付した。
【0010】実施の形態1.図1は本発明の実施の形態
1に係る電子機器の要部の構成を表す概略図である。こ
の図に示すように、図示の電子機器は、上述の従来例と
同様に、演算処理装置としての中央演算処理装置(CP
U)1と、起動用ROM2と、プログラム格納手段とし
てのプログラム格納用ROM3と、主記憶装置4とを備
えており、この外に、情報テーブルを格納する情報テー
ブル格納手段としての情報テーブル格納用ROM5と、
プログラム実行時に参照する仮想アドレスと実際にプロ
グラムコードが主記憶のどこにマッピングされているか
の対応を行う仮想アドレスデコード手段6と、プログラ
ムコードが仮想アドレスのどこにマッピングされるかを
記述したマップ管理手段7と、本電子機器が搭載される
システムに異常が発生したことをCPU1に伝える異常
判定手段8とを備える。
【0011】図3は、プログラム格納用ROM3に格納
されるプログラムを示している。図3に示すように、プ
ログラム格納用ROM3には、そこに格納されているプ
ログラム14乃至18を主記憶装置4にロードするため
のプログラムコード(13a)からなるプログラム13
が格納され、このプログラム13は起動用ROM2に格
納されている起動用コードによって、最初に主記憶装置
4にロードされる。プログラム格納用ROM3に格納さ
れているプログラム14〜18は、各関数毎若しくは各
タスク毎に分割されたプログラムコード(14a)〜
(18a)と、各プログラムコード(14a)〜(18
a)を主記憶装置4にロードするタイミングを規定する
トリガを実現する手段としてのトリガ用コード(14
b)〜(18b)とを備えている。
【0012】また、マップ管理手段7には、プログラム
コード生成時のリンク情報から、ソースプログラムの各
関数のプログラムコードが、主記憶装置4のどのアドレ
スにロード(マッピング)されるかという情報が記述さ
れている。
【0013】次に、本発明を車両用電子機器に適用した
場合を例に挙げて、プログラム14〜18について説明
する。この例では、プログラム14はエンジン制御を行
うメインループのプログラムコード(14a)であり、
プログラム15はスイッチ、センサ、アクチュエータな
どの入出力情報の処理を行うプログラムコード(15
a)であり、プログラム16はエンジン始動時に必要な
最低限の演算処理を行うプログラムコード(16a)で
あり、プログラム17はエンジンの通常の状態での制御
(演算処理)を行うプログラムコード(17a)であ
り、プログラム18はフェールセーフ時に起動されるプ
ログラムコード(18a)である。
【0014】この場合、情報テーブル格納用ROM5に
格納される情報テーブルは図2のようになっているもの
とする。すなわち、この情報テーブルには、プログラム
格納用ROM3からCPU1へロードされるプログラム
コード名と、そのロード順序及びロードされるアドレス
が記録されている。
【0015】図4はこの車両用電子機器の起動時の動作
を表すフローチャートである。
【0016】さて、この車両用電子機器の起動時の動作
について、図4のフローチャートを参照して説明する。
先ず、ステップS11において電源がオンされると、ス
テップS12で、CPU1は起動用ROM2から起動用
プログラムコードを読み込んで処理を開始する。次に、
ステップS13で、プログラム格納用ROM3から、プ
ログラムコード(14a)〜(18a)のロードを制御
するプログラムコード(13a)がまず主記憶装置4に
ロードされ、処理を開始する。
【0017】ステップS14において、情報テーブル格
納用ROM5に格納されている情報テーブルに記述され
ているコードが全てロードされたか否か判定する。プロ
グラムコード(13a)の読み込み直後には、ステップ
S14の判定条件は偽(NO)となるので、ステップS
15の処理が行われる。ステップS15では、図2の情
報テーブルに記述された順序に従って、プログラムコー
ドがマップ管理手段7に記述された主記憶装置4の所定
のアドレスに順次ロードされる。すなわち、順序1に対
応するプログラムコード(14a)(エンジン制御を行
うメインループのプログラムコード)、プログラムコー
ド(15a)(入出力情報の処理を行うプログラムコー
ド)、プログラムコード(16a)(エンジン始動時に
必要な最低限の演算処理を行うプログラムコード)が主
記憶装置4の仮想のアドレスAに順次ロードされる。次
いで、ステップS16において、このようにしてロード
されたプログラムコードが実行される。ここで、CPU
1は、プログラムカウンタの値を入力として、仮想アド
レスデコード手段6にアクセスし、実際に主記憶装置4
にマッピングされているプログラムコードのアドレスを
参照する。このようにして、主記憶装置4上に記述され
た仮想アドレスにより、CPU1はあたかもリンク情報
にあるアドレスにプログラムコードがロードされている
かのように処理することができる。
【0018】この時点でエンジン制御が行われるため、
電源オンからシステム起動までの処理が迅速に行われる
必要があるエンジン始動時などの場合、他のプログラム
コードのロードにかかる時間を削減できることから、応
答性のよいシステムを構成することができる。
【0019】次いで、ステップS17で、プログラム1
6のトリガコード(16b)は、エンジンの始動をきっ
かけとして、ロード用プログラムコード(13a)に対
し、次のロードを起動するトリガを発生し、フローは再
びステップS14に戻る。ステップS14の判定結果は
偽(NO)となるので、ステップS15で通常時のエン
ジン制御用のプログラムコード(17a)が主記憶装置
4の仮想のアドレスBにロードされ、ステップS16で
そのプログラムコード(17a)が実行される。
【0020】ここでは、異常処理用のプログラム18の
コード(18a)が主記憶装置4にロードされないた
め、その分、主記憶装置1の容量を少なくすることがで
き、コストを削減することが可能である。
【0021】また、システムに異常が発生した場合に
は、異常判定手段8が異常発生を判定し、CPU1は、
図5のフローチャートに示した異常発生時の処理を行
う。すなわち、ステップS21で、異常判定手段8から
の異常判定信号に基づいて、次にロードされる異常処理
用のプログラム(フェールセーフ用プログラム)18の
コード(18a)が選択され、ステップS22でその選
択されたプログラムコード(18a)が主記憶装置4の
仮想のアドレスEにロードされ、次いでステップS23
で、フェールセーフ用のプログラムコード(18a)が
実行されて、処理を終了する。
【0022】実施の形態2.本実施の形態2は、本発明
を車両制御装置に適用した例を示すものである。この実
施の形態2のハードウエア構成は、上記実施の形態1と
ほぼ同様であるが、プログラム格納用ROM3aに格納
されているプログラム、情報テーブル格納用ROM5に
格納される情報テーブル及びマップ管理手段7aの内容
が上記実施の形態1の場合と異なっている。
【0023】すなわち、この実施の形態2では、図7に
示すように、プログラム格納用ROM3aには、プログ
ラムコード(24a)及びトリガ(24b)からなるリ
アルタイムOS24、プログラムコード(25a)及び
トリガ(25b)からなるエンジン制御用アプリケーシ
ョン25、プログラムコード(26a)及びトリガ(2
6b)からなる自動変速制御用アプリケーション26、
プログラムコード(27a)及びトリガ(27b)から
なるトラクション制御用アプリケーション27、プログ
ラムコード(28a)及びトリガ(28b)からなるフ
ェールセーフ時に起動されるフェールセーフ用アプリケ
ーション28が格納されている。このとき、情報テーブ
ル格納用ROM5に格納される情報テーブルは図6のよ
うになっているものとする。すなわち、プログラムのロ
ード順序は、プログラムコード(24a)、(25
a)、(26a)、(27a)の順であり、それらがロ
ードされる主記憶装置4のアドレスは、それぞれ、アド
レスA、B、C及びDである。
【0024】次に、この実施の形態2の動作について図
4のフローチャートにより説明する。ステップS11で
電源をオンにしてからステップS14で情報テーブルに
記述されているコードを全てロードしたか否かを判定す
るまでの処理は、上記実施の形態1の場合と同様であ
る。電源を投入した直後には、ステップ14の判定処理
は「NO」となるので、次にステップS15において、
図6の情報テーブルに従ってロード順序1に対応するリ
アルタイムOS24のプログラムコード(24a)が主
記憶装置4の仮想のアドレスAにロードされ、ステップ
S16でロードされたプログラムコード(24a)が実
行される。
【0025】次いで、ステップS17において、リアル
タイムOS24のトリガコード(24b)は、自身の初
期化をきっかけとしてロード用プログラム(23a)に
対して、次のロードを起動するトリガを発生する。
【0026】このトリガにより、フローは再びステップ
S14に戻ってそこでの処理を行う。ここで、ステップ
S14の条件は偽(NO)となるので、ステップS15
でエンジン制御用アプリケーション25のプログラムコ
ード(25a)が主記憶装置4の仮想のアドレスBにロ
ードされ、ステップS16でそのエンジン制御用アプリ
ケーション25が実行される。
【0027】この時点でエンジン制御が行われるため、
エンジン始動時など、電源オンからシステム起動までの
処理が迅速に行われる必要がある場合、他のタスクのプ
ログラムコードのロードにかかる時間を削減できるの
で、応答性のよいシステムを構成することができる。
【0028】また、ステップS17において、エンジン
制御用アプリケーション25のトリガコード(25b)
は、エンジン始動をきっかけとしてロード用プログラム
コード(23a)に対し、次のロードを起動するトリガ
を発生する。
【0029】これにより、フローはステップS14に戻
って再びそこでの処理を実行する。ステップS14の条
件は偽(NO)となるので、ステップS15で自動変速
制御用アプリケーション26のプログラムコード(26
a)が主記憶装置4の仮想のアドレスCにロードされ、
ステップS16でその処理が実行される。
【0030】次いで、ステップS17において、自動変
速制御用アプリケーション26のトリガコード(26
b)は、タスクスタート(アプリケーションの起動)を
きっかけとしてロード用プログラムコード(23a)に
対し、次のロードを起動するトリガを発生する。
【0031】このトリガの発生により、同様に、フロー
がステップS14に戻って、ステップS14からステッ
プS17までの処理が行われて、トラクション制御用ア
プリケーション27のプログラムコード(27a)が主
記憶装置4の仮想のアドレスDにロードされ、実行され
る。
【0032】ステップS17において、トラクション制
御用アプリケーション27のトリガコード(27b)
は、タスクスタートをきっかけとしてロード用プログラ
ムコード(23a)に対し、次のロードを起動するトリ
ガを発生する。
【0033】今度は、プログラム格納用ROM3aに格
納されているプログラムは全てロードされてしまったた
め、ステップS14の判定の結果は真(YES)とな
り、ステップS15をスキップしてステップS16へ進
んで、何もロードすることなく処理が続行する。
【0034】ここでは、フェールセーフ用のプログラム
28のプログラムコード(28a)が主記憶装置4にロ
ードされないため、その分、主記憶装置4の容量を少な
くすることができ、コストを削減することが可能であ
る。
【0035】また、異常が発生した場合には、異常判定
手段8(図1)が異常を判定し、CPU1の処理が図5
のステップS21に移る。そして、ステップS21にお
いて、異常発生状態に基づいて次にロードすべきプログ
ラムが選択されて、ステップS22で、選択されたフェ
ールセーフ用のプログラム28のプログラムコード(2
8a)が主記憶装置4の仮想のアドレスEにロードされ
て、ステップS23で、フェールセーフ用のプログラム
コード(28a)が実行される。
【0036】実施の形態3.本実施の形態3は、本発明
を車両の機種毎に別々の制御用プロプラムをロードする
ケースに適用した例を示すものである。この実施の形態
3のハードウエア構成は、上記実施の形態1とほぼ同様
であるが、プログラム格納用ROM3bに格納されてい
るプログラム、情報テーブル格納用ROM5に格納され
る情報テーブル及びマップ管理手段7bの内容が上記実
施の形態1の場合と異なっている。
【0037】すなわち、この実施の形態3では、図9に
示すように、プログラム格納用ROM3bには、プログ
ラムコードロード用のプログラム33のコード(33
a)、機種α用の制御プログラム34のプログラムコー
ド(34a)、機種β用の第1の制御プログラム35の
プログラムコード(35a)、機種β用の第2の制御プ
ログラム36のプログラムコード(36a)、機種γ用
の制御プログラム37のプログラムコード(37a)、
フェールセーフ用プログラム38のプログラムコード
(38a)が格納されている。この場合、各プログラム
34〜37は次のロードを制御するトリガを発生しない
ものとする。また、情報テーブル格納用ROM5に格納
される情報テーブルは図8のようになっているものとす
る。すなわち、情報テーブルには、本電子機器を実装す
る機種毎にロードの必要なプログラムコードが記述され
ている。一例として、機種αにロードされるプログラム
はプログラムコード(34a)からなり、機種βにロー
ドされるプログラムはプログラムコード(35a、36
a)からなり、機種γにロードされるプログラムはプロ
グラムコード(37a)からなり、マップ管理手段7b
に記述された内容に従って、本電子機器が搭載される機
種に対応するプログラムコードが主記憶装置4の仮想の
アドレスAにロードされ、フェールセーフ用のプログラ
ムコード(38a)は各機種の主記憶装置4の仮想のア
ドレスEにロードされる。
【0038】次に、この実施の形態3の動作について図
4のフローチャートにより説明する。ステップS11で
電源をオンにしてからステップS14までの処理は、上
記実施の形態1の場合と同様である。先ず、本電子機器
が機種αの車両に搭載される場合について説明する。電
源を投入した直後には、ステップ14の判定処理は「N
O」となるので、次にステップS15において、図8の
情報テーブルに従って、機種αに対応するプログラムコ
ード(34a)が主記憶装置4の仮想アドレスAにロー
ドされ、ステップS16において、ロードされた機種α
用のプログラムコード(34a)の処理が実行される。
尚、この実施の形態3では、図4のステップS17は存
在せず、ステップS16の後、処理は終了する。
【0039】また、搭載システムで異常が発生した場合
には、異常判定手段8(図1)が異常を判定し、CPU
1の処理が図5のステップS21に移る。そして、ステ
ップS21において、異常発生状態に基づいて次にロー
ドすべきプログラムが選択されて、ステップS22で、
選択されたフェールセーフ用のプログラム28のプログ
ラムコード(28a)が主記憶装置4の仮想のアドレス
Eにロードされて、ステップS23で、フェールセーフ
用のプログラムコード(28a)が実行される。
【0040】一方、車両の機種が変更になった場合に
は、機種番号に従って情報テーブルを検索して該機種番
号に対応するプログラムのコードをロードする。従っ
て、プログラム格納用ROM3に格納するプログラムコ
ードは同一のままで複数の車種に対応が可能である。ま
た、変更が必要な情報テーブル格納用ROM5のサイズ
は小さいので、容量が小さく安価なものを使用でき、コ
ストを低減できる。
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、起動時に
必要なプログラムコードのみをロードして実行可能なの
で、プログラム格納手段から主記憶装置へのロード時間
を短縮し、システムの起動時間を短縮できる。また、プ
ログラムコードが分割されており、ロードするプログラ
ムコードは情報テーブルによりロードする順番を決定す
ることができるため、即応性が求められる処理を、それ
に対応したプログラムコードをロードした時点で直ちに
実行することにより、いち早く行うことができる。さら
に、必要なプログラムコードのみを主記憶装置にロード
すればよいので、主記憶装置の使用量を削減してその必
要容量を減少させることにより、システムのコストを削
減できる。さらにまた、情報テーブルのみの変更を可能
にして、フラッシュROM等の高価な部品を情報テーブ
ル格納のみに使用される情報テーブル格納手段に用い
て、情報テーブル格納手段の必要記憶容量を小さくする
ことによりコストを抑えることができ、更に情報テーブ
ルによって機種毎にロードされるプログラムコードを変
更することにより、プログラム格納手段は安価なROM
1種類にして、システムのコストを削減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る電子機器の要部の構成を示す図
である。
【図2】 本発明の実施の形態1に係る情報テーブルを
示す図である。
【図3】 本発明の実施の形態1に係るプログラム格納
用ROMの内容を示す図である。
【図4】 本発明に係る電子機器の正常時の動作を示す
図である。
【図5】 本発明に係る電子機器の異常発生時の動作を
示す図である。
【図6】 本発明の実施の形態2に係る情報テーブルを
示す図である。
【図7】 本発明の実施の形態2に係るプログラム格納
用ROMの内容を示す図である。
【図8】 本発明の実施の形態3に係る情報テーブルを
示す図である。
【図9】 本発明の実施の形態3に係るプログラム格納
用ROMの内容を示す図である。
【図10】 従来例の要部の構成を示す図である。
【図11】 従来例の動作を示す図である。
【符号の説明】
1 主記憶装置、2 起動用ROM、3,3a,3b
プログラム格納用ROM(プログラム格納手段)、4
主記憶装置、5 情報テーブル格納用ROM(情報テー
ブル格納手段)、6 仮想アドレスデコード手段、7,
7b,7c マップ管理手段、8 異常判定手段、13
〜18 プログラム、13a〜18aプログラムコー
ド、14b〜18b トリガ、23〜28 プログラ
ム、24a〜28a プログラムコード、24b〜28
b トリガ、33〜38 プログラム、33a〜38a
プログラムコード、A〜E アドレス。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プログラムを実行する演算処理装置と、 仮想アドレスを有する主記憶装置と、 複数に分割されたプログラムコードを格納すると共に、
    前記各プログラムコードを前記主記憶装置にロードする
    ためのロード用プログラムコードを格納するプログラム
    格納手段と、 前記プログラム格納手段から前記主記憶装置にロードさ
    れるプログラムコードに関する情報を記述した情報テー
    ブルを格納する情報テーブル格納手段と、 前記プログラム格納手段に格納された前記プログラムコ
    ードが前記主記憶装置の仮想アドレスのどこにマッピン
    グされるかを記述したマップ管理手段と、 プログラム実行時に参照する仮想アドレスと実際にプロ
    グラムコードが前記主記憶装置のどこにマッピングされ
    ているかの対応を行う仮想アドレスデコード手段と、 を備えることを特徴とする電子機器。
  2. 【請求項2】 異常発生を検出する異常判定手段を更に
    備えると共に、前記プログラム格納手段は異常処理用プ
    ログラムを格納しており、前記演算処理装置は、前記異
    常判定手段が異常発生を検出したとき、前記プログラム
    格納手段から前記異常処理用プログラムを前記主記憶装
    置にロードすることを特徴とする請求項1記載の電子機
    器。
  3. 【請求項3】 前記情報テーブルは、前記各プログラム
    コードを前記主記憶装置にロードする順番を定めた情報
    を有することを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  4. 【請求項4】 前記プログラム格納手段に格納されたプ
    ログラムコードの内の1つはリアルタイムOSであり、
    他のプログラムコードは実行するタスク毎に切り分けら
    れていることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  5. 【請求項5】 前記情報テーブルは、本電子機器を実装
    する機種毎にロードの必要なプログラムコードが記述さ
    れていることを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  6. 【請求項6】 前記各プログラムコードは、ソースプロ
    グラムをコンパイルして生成されるものであり、機能毎
    に分割されていることを特徴とする請求項4記載の電子
    機器。
  7. 【請求項7】 前記各プログラムコードは、次のプログ
    ラムコードをロードするためのトリガを有することを特
    徴とする請求項1記載の電子機器。
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