JPH11110250A - ソフトウェア実行モード切替方法 - Google Patents

ソフトウェア実行モード切替方法

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JPH11110250A
JPH11110250A JP9265718A JP26571897A JPH11110250A JP H11110250 A JPH11110250 A JP H11110250A JP 9265718 A JP9265718 A JP 9265718A JP 26571897 A JP26571897 A JP 26571897A JP H11110250 A JPH11110250 A JP H11110250A
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JP
Japan
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execution mode
debug
software
execution
processing
Prior art date
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JP9265718A
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English (en)
Inventor
Hiroo Tomita
浩朗 富田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 デバッグ対象ソフトウェアが実行中であって
もデバッグ処理するか、通常処理(非デバッグ処理)す
るかの実行モードを随時切り替え可能とする。 【解決手段】 デバッグ対象ソフトウェア9の通常処理
部分10を実行するか、デバッグ処理部分11を実行す
るかを切り替える実行モード切替手段14をデバッグ対
象ソフトウェア9の所定の箇所に挿入しておく。デバッ
グ対象ソフトウェア9の実行中に実行モード切替手段1
2の部分が来ると、実行モード切替手段12は共有メモ
リデバッグ書換手段13等の外部からの書き換え可能の
共有メモリデータ12を参照して切り替える。この切替
は共有メモリデータ12のフラグのONかOFFかで通
常処理とデバッグ処理を切り替える。従って、プラント
監視制御プログラム実行中であってもデバッグ処理を実
行することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、実行中のソフト
ウェアに対しデバッグ処理を実行するかデバッグ処理を
実行せずに通常処理を実行するかの実行モードを切り替
えるソフトウェア実行モード切替方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図12は例えば、特開平3−77140
号公報に示された従来のデバッグモード切替処理方式を
示す図である。図12において、目的プログラム5は原
始プログラム2、第1のプログラム(デバッグモード設
定プログラム)3、第2のプログラム(実行時モード指
定設定プログラム)4および実行モード指定6を用いて
作成され、実行時モード指定8からの指定に応じて実行
される。
【0003】この方式では、実行時のモード指定は、コ
ンパイル時の実行モード指定6と、実行時の実行時モー
ド指定8によって行われる。つまり、目的プログラム5
を「通常モード」で実行するときは、実行モード指定6
を「通常モード」に設定し再コンパイルを行うか、もし
くは実行時モード指定8を「通常モード」に設定し目的
プログラムを再起動する必要がある。
【0004】目的プログラム5を「デバッグモード」で
実行するときも、「通常モード」の場合と同様に再コン
パイルや再起動が必要となる。
【0005】この方式で提示する“実行モードを動的に
切り替える”機能も、実行モード指定6と実行時モード
指定8により決定されるものであり、目的プログラム中
のあらかじめ決められた部位で実行モードが切り替わる
機能のみを提供している。
【0006】つまり、目的プログラム5の動作はコンパ
イル時および実行時に決定されるので、実行中の目的プ
ログラム5の実行モードを、目的プログラム5の起動後
に任意に変更・指定することはできない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のデバッグモード
切替方式は以上のように構成されているので、デバッグ
モードを切り替える際、ソフトウェアを再コンパイルま
たは再起動しなければならない。このためソフトウェア
がプラント監視制御プログラムで、稼働中である場合、
このプログラムを一旦停止しなければならないという問
題がある。
【0008】また、通常モードでの実行に比べて、デバ
ッグモードのままではデバッグするための処理負荷が増
大するため、デバッグモードによるデバッグ処理後に再
度ソフトウェアを通常モードのソフトウェアに入れ替え
る必要があるという問題があった。
【0009】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたものであり、実行中のソフトウェアを停止
させることなく通常モードとデバッグモードとを切り替
える実行モードの切り替えを可能とし、また、デバッグ
モードでの処理負荷を少なくする実行モード切替方法を
得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
(1)この発明のソフトウェア実行モード切替方法は、
ソフトウェアのデバッグ処理を実行するかデバッグ処理
を実行せずに通常処理を実行するかの実行モードを切り
替えるソフトウェア実行モード切替方法において、上記
実行モードを切り替える切替手段が挿入されたデバッグ
対象のソフトウェアと、外部から書き換え可能な実行モ
ードの情報を格納する実行モード格納メモリとを用い、
上記デバッグ対象ソフトウェア実行の際、上記挿入され
た切替手段を実行するときは、この切替手段が上記格納
された実行モード情報を参照してデバッグ処理の要否を
切り替えるようにしたものである。
【0011】(2)また、ソフトウェアのデバッグ処理
を実行するかデバッグ処理を実行せずに通常処理を実行
するかの実行モードを切り替えるソフトウェア実行モー
ド切替方法において、上記実行モードを切り替える切替
手段が挿入されたデバッグ対象のソフトウェアと、外部
から書き換え可能な実行モードの情報を格納する実行モ
ード格納メモリとを用いると共に、上記実行モード情報
はデバッグ処理の要否、デバッグ処理の際のシステムコ
ールのエラー出力・時刻トレース出力・処理トレース出
力等の各種動作パターンの実行モード情報とし、上記デ
バッグ対象ソフトウェア実行の際、上記挿入された切替
手段を実行するときは、この切替手段が上記実行モード
情報を参照して上記動作パターンに応じた処理に切り替
えるようにしたものである。
【0012】(3)また、ソフトウェアのデバッグ処理
を実行するかデバッグ処理を実行せずに通常処理を実行
するかの実行モードを切り替えるソフトウェア実行モー
ド切替方法において、上記実行モードを切り替える切替
手段が挿入されたデバッグ対象のソフトウェアと、外部
から書き換え可能な実行モードの情報を格納する実行モ
ード格納メモリとを用い、上記デバッグ対象ソフトウェ
ア実行の際、通常処理を実行しておき、上記挿入された
切替手段を実行するときは、この切替手段が上記格納さ
れた実行モード情報を参照してデバッグ処理の要否を切
り替え、デバッグ処理後は通常処理に戻るようにしたも
のである。
【0013】(4)また、ソフトウェアのデバッグ処理
を実行するかデバッグ処理を実行せずに通常処理を実行
するかの実行モードを切り替えるソフトウェア実行モー
ド切替方法において、上記実行モードを切り替える切替
手段が挿入されたデバッグ対象のソフトウェアと、外部
から書き換え可能な実行モードの情報を格納する実行モ
ード格納メモリとを用いると共に、上記実行モード情報
はデバッグ処理の要否、デバッグ処理の際のシステムコ
ールのエラー出力・時刻トレース出力・処理トレース出
力等の各種動作パターンの実行モード情報とし、上記デ
バッグ対象ソフトウェア実行の際、通常処理を実行して
おき、上記挿入された切替手段を実行するときは、この
切替手段が上記実行モード情報を参照して上記動作パタ
ーンに応じた処理に切り替え、上記動作パターンに応じ
た処理の実行後は、通常処理に戻るようにしたものであ
る。
【0014】(5)また、上記(2)または(4)のソ
フトウェア実行モード切替方法において、各種動作パタ
ーンを格納したデータベースを用い、このデータベース
から所望の動作パターンを選択し実行モード情報として
実行モード格納メモリに書き込むようにしたものであ
る。
【0015】(6)また、上記(1)〜(5)のいずれ
か1項のソフトウェア実行モード切替方法において、デ
バッグした結果をデバッグ情報として補助記憶装置に格
納する際、上記デバッグ情報を一旦メモリ上に転送し、
このメモリ上のデバッグ情報を上記補助記憶装置に格納
するようにしたものである。
【0016】(5)また、上記(2)または(4)のソ
フトウェア実行モード切替方法において、各種動作パタ
ーンを格納したデータベースを用いると共に、このデー
タベースから所望の動作パターンを選択し実行モード情
報として実行モード格納メモリに書き込む処理、およ
び、デバッグした結果をデバッグ情報として補助記憶装
置に格納する際、上記デバッグ情報を一旦メモリ上に転
送し、このメモリ上のデバッグ情報を上記補助記憶装置
に格納する処理を実行する試験用プログラムを用いて、
上記二つの処理を実行するものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、この発明の実施の形態1を図に基
づいて説明する。図1はこの実施の形態のソフトウェア
構成図、図2は動作のフローチャート、図3は切替手段
の動作説明図である。
【0018】図1において、9はデバッグ対象ソフトウ
ェア、10はこのソフトウェア9の通常処理部分、11
はソフトウェア9のデバッグ処理部分、12はデバッグ
対象ソフトウェア9上に用意されたデバッグモード切り
替え用共有メモリデータで、例えば、そのフラグが
「1」であれば実行モードがデバッグモードであり、
「0」であれば通常モードである。
【0019】13はデバッグ対象ソフトウェア9の実行
中であっても、共有メモリデータ12のデータを書き換
える共有メモリデバッグ書換手段、14はデバッグ処理
部分11の実行(デバッグモード)/非実行(通常モー
ド)を切り替える実行モード切替手段、20はデバッグ
処理結果であるログファイル出力を記録するデバッグロ
グファイルで、通常はハードディスク等の補助記憶装置
に格納される。デバッグ処理部分11は、通常処理部分
10の必要な部分にあらかじめ付加し、コンパイルして
おく。
【0020】ここで通常処理とは、ソフトウェアの主目
的であるプラント制御処理等を実行することであり、デ
バッグ処理とは、プラント制御プログラム中の、所定
の部分での変数値を検出したり、現在どの部分を処理
しているかをチェックしたり、ある2点間の処理時間
を観察したりする処理である。
【0021】次にデバッグ対象ソフトウェア9の動作に
ついて図2のフローチャートを基に説明する。 (1)デバッグ対象ソフトウェア9は、共有メモリデー
タ12を通常モードに設定し起動される(ステップS
1)。(なお、デバッグモードに設定し起動してもよ
い。)
【0022】(2)起動されたデバッグ対象ソフトウェ
ア9は、通常処理部分10を実行する(ステップS
2)。 (3)通常処理部分10を実行中、あらかじめ付加され
たデバッグ処理部分11に到達した場合、実行モード切
替手段14は共有メモリデータ12を参照する(ステッ
プS3)。
【0023】(4)通常モード動作時は、共有メモリデ
ータ12が通常モードに設定されているので、デバッグ
処理部分11を実行せず、次の通常処理部分10に進む
(ステップS4、S2)。 (5)デバッグモード動作時は、共有メモリデータ12
がデバッグモードに設定されているので、デバッグ処理
部分11を実行する(ステップS4、S5)。 (6)デバッグ処理部分11が終わると、通常処理に戻
る(ステップS2)。
【0024】以上のように、デバッグ対象ソフトウェア
9は、上記の共有メモリデータ12の参照処理を、デバ
ッグ処理部分11に到達する毎に実行し、デバッグ処理
部分11の実行の要否を判定する。
【0025】上記のデバッグ対象ソフトウェア中の切替
手段を図3のプログラムで例示すると、通常処理部分の
プログラム実行中に実行モード切替部分(切替手段)が
来ると、共有メモリデータを参照し、デバッグ処理値
(フラグ)「1」であると、デバッグ処理部分としてデ
バッグ処理を実行し、実行後、通常処理に戻る。なお、
デバッグ処理値(フラグ)「0」であると、通常処理部
分として通常処理を実行する。
【0026】次に共有メモリデータの書き換えによるデ
バッグモードへの切り替えについて図1により説明す
る。デバッグ対象ソフトウェア9は、共有メモリデータ
12を、他のソフトウェアからも共有メモリデータ書き
換え手段13により操作可能なデータ領域として提供し
ている。
【0027】よって、デバッグ対象ソフトウェア9が実
行中(例えば、プラントの監視制御中)である場合で
も、共有メモリデータ書換手段13を用いて共有メモリ
データ12を通常モードからデバッグモードに書き換え
ることができる。同様にデバッグモードから通常モード
に書き換えることもできる。また、この書き換えは他の
ソフトウェアからの書き換えのみでなく、キーボードや
マウス入力、タッチパネル入力、ディプスイッチによる
入力等の外部からの入力により書き換えするようにして
もよい。
【0028】以上のようにこの実施の形態によれば、ソ
フトウェアを停止させる必要がないため、ソフトウェア
が稼動しているシステムへの影響が少ない。このため、
システム全体を停止する必要がなく、容易にデバッグに
必要な情報の収集を行うことができ、障害への対応など
を迅速に行うことができる。
【0029】実施の形態2.上記実施の形態1では、共
有メモリデータ12により実行モードをデバッグモード
または非デバッグモード(通常モード)に切り替える場
合について述べたが、この実施の形態は、デバッグ処理
の種々の処理内容(動作パターン)を任意に指定するこ
とで、その動作パターンのデバッグ処理を行うようにし
たものである。
【0030】図4はこの実施の形態のソフトウェア構成
図、図5は動作のフローチャート、図6は動作パターン
の一例を示す図である。図4に示すように、新たにデバ
ッグ用処理部分11にさまざまな動作パターン(A,
B,C,D,・・・)を用意し、各動作パターンに対応
する共有メモリデータの値を用意する。
【0031】その一例を図6に図示するように、共有メ
モリデータ値を「0x0000」と書き込めば、非デバ
ッグモード(通常モード)の実行を指定し、「0x00
01」と書き込めば、システムコールのエラーの出力を
指定することになる。また、「0x0003」とすれ
ば、「0x0001」と「0x0002」との和である
ので、システムコールのエラー出力とプロセス間通信の
受信内容の出力の両者を指定することになる。
【0032】次に、動作について図5のフローチャート
と共に説明する。 (1)デバッグ対象ソフトウェア9に対しデバッグ処理
部分11を付加する際、このデバッグ処理部分11の実
行条件として、共有メモリデータの取りうる値を指定
(所望の動作パターンを指定)し、コンパイルしてお
く。例えば、図6に示すようにトレースログの出力条件
として、値「0x0100」を指定しておく(ステップ
T1)。
【0033】(2)デバッグ対象ソフトウェア9は、初
めは共有メモリデータ12を通常モード(図6の動作パ
ターン「0x0000」)に設定し起動される(ステッ
プT2)。(なお、動作パターンを指定してデバッグモ
ードから起動してもよい。) (3)起動されたデバッグ対象ソフトウェア9は、通常
処理部分10を実行する(ステップT3)。
【0034】(4)通常処理部分10を実行中、あらか
じめ付加されたデバッグ処理部分11に到達した場合、
実行モード切替手段14は共有メモリデータ12を参照
する(ステップT4)。 (5)参照の結果、到達したデバッグ処理部分11に指
定された実行条件の値と、共有メモリデータ12の値が
合致する場合、その合致した動作パターンでデバッグ処
理部分を実行する(ステップT5、T6)。
【0035】(6)合致しない場合、または共有メモリ
データが図6の非デバッグモード「0x0000」であ
る場合は、通常処理を続行する(ステップT5、T
3)。 (7)ステップT6のデバッグ処理が終わると、通常処
理に戻る(ステップT3)。
【0036】以上のように、デバッグモードでの実行時
は、デバッグ用処理部分11のうち、必要な動作パター
ンのデバッグ用処理のみを共有メモリデータ12の値に
より選択・実行することができ、デバッグを効率的に行
うことが可能となる。従って、デバッグモード時の処理
動作を細かく指定することが可能となる。
【0037】また、共有メモリデータ12の書き換えは
デバッグ対象ソフトウェア9の実行中であっても共有メ
モリデータ書換手段13により、書き換えることが随時
できるので、動作中のデバッグ対象ソフトウェア9を停
止させる必要はなく、従って再起動する必要が無くな
り、また、再コンパイルを行う必要も無い。
【0038】実施の形態3.実施の形態2では、共有メ
モリデータ12の値によりデバッグモード時の動作を細
かく指定する場合について述べたが、図7に示すよう
に、新たに試験プログラム15を設け、共有メモリデー
タ12の値を試験プログラム15から設定するようにす
る。また、デバッグ対象ソフトウェア9上に共有メモリ
データ12の取りうる値と意味を記録(動作パターンを
記録)したデバッグモードデータベース16を設け、試
験プログラム15から情報取得できるようにする。
【0039】次に動作について説明する。 (1)デバッグ対象ソフトウェア9の実行モードを切り
替える際、ユーザは試験プログラム15を起動する。 (2)試験プログラム15は、デバッグモードデータベ
ース16から共有メモリ12の値と意味についての情報
(動作パターンの情報)を取得し、ユーザに実行モード
指定候補として提示する。
【0040】(3)ユーザは、提示された候補より共有
メモリデータ12の値(動作パターン)を選択し、実行
モード変更指示を与える。 (4)試験プログラム15は、指示された値に共有メモ
リ12の値を書き換える。
【0041】これにより、ユーザが行うべき試験時の共
有メモリデータ12の書き換え操作を簡略化できる。ま
た、デバッグ処理11と共有メモリデータ12の値とを
関連付ける定義ファイル等を別途用意する必要がなく、
構造を簡略化できる。
【0042】さらに、試験プログラム15はデータベー
ス16の参照と共有メモリデータ12の値の書き換えの
みを行うようにしたので、試験プログラム15を汎用化
することができる。また、デバッグ対象ソフトウェアを
構成する各プログラムのそれぞれに固有の情報(共有メ
モリデータ)を持たなくてよい。なお、図7ではデバッ
グモードデータベース16は、目的プログラム9の中に
設けているが、別に設けてもよい。
【0043】実施の形態4.この実施の形態はデバッグ
対象プログラムの処理負荷を軽減するものである。図8
に示すように、新たにデバッグ対象ソフトウェア9にロ
グ出力通信手段17と試験プログラム15にデバッグロ
グ出力手段18とを設ける。
【0044】次に、動作について説明する。 (1)デバッグ処理部分11によるログ出力情報は、ロ
グ出力通信手段17を用いて試験プログラム15に伝達
する。
【0045】(2)試験プログラム15は、一旦、ログ
出力情報を受け取る(RAM等のメモリ上にストアす
る)。 (3)受け取ったログ出力情報をデバッグログ出力手段
18により補助記憶装置のデバッグログファイル20へ
出力する。
【0046】このようにすると、デバッグ対象ソフトウ
ェア9が処理速度の遅い補助記憶装置に直接アクセスす
る必要がなく、処理速度の速いRAM等のメモリにアク
セスするのみであるので、デバッグ対象ソフトウェア9
のデバッグモード実行時に、デバッグ対象ソフトウェア
9自身が処理負荷の大きいディスクファイルの操作を行
う必要がなくなる。
【0047】このためデバッグ対象ソフトウェア9の処
理負荷の増加を抑えることができ、デバッグ対象ソフト
ウェア9が通常モードで動作する場合に近い処理性能を
デバッグモードにおいても実現することができる。
【0048】実施の形態5.実施の形態1の変形例を図
9のフローチャートに示す。実施の形態1では図2のフ
ローチャートに示すようにステップS5のデバッグ処理
終了後にステップS2の通常処理に戻ったが、図9で
は、ステップS5のデバッグ処理終了後に続けてデバッ
グ処理をするか、または通常処理に戻るかを切替手段に
より選択できるようステップS3に戻るようにしたもの
である。
【0049】この場合の切替手段の動作をプログラムで
例示すると図10のようになる。なお、図9ではステッ
プS1で通常モードに設定したが、デバッグモードを設
定し、ステップS2はデバッグ処理から始めてもよい。
【0050】実施の形態6.実施の形態2の変形例を図
11のフローチャートに示す。実施の形態2では図5の
フローチャートに示すようにステップT6のデバッグ処
理後にステップT3の通常処理に戻ったが、図11で
は、ステップT6のデバッグ処理終了後に続けてデバッ
グ処理をするか、または通常処理に戻るかを切替手段に
より選択できるようステップT4に戻るようにしたもの
である。なお、図11ではステップT2で通常モードに
設定したが、デバッグモードを設定し、ステップT3は
デバッグ処理から始めてもよい。
【0051】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、デバッ
グ対象のソフトウェアが実行中であってもデバッグ処理
の要否またはデバッグの動作モードを切り替えることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるソフトウェア
構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による動作のフロー
チャートである。
【図3】 この発明の実施の形態1によるプログラムで
の切替手段の説明図である。
【図4】 この発明の実施の形態2によるソフトウェア
構成図である。
【図5】 この発明の実施の形態2による動作のフロー
チャートである。
【図6】 この発明の実施の形態2による各種動作パタ
ーンを例示した図である。
【図7】 この発明の実施の形態3によるソフトウェア
構成図である。
【図8】 この発明の実施の形態4によるソフトウェア
構成図である。
【図9】 この発明の実施の形態5による動作のフロー
チャートである。
【図10】 この発明の実施の形態5によるプログラム
での切替手段の説明図である。
【図11】 この発明の実施の形態6による動作のフロ
ーチャートである。
【図12】 従来のソフトウェア構成図である。
【符号の説明】
1 コンパイラ 2 原始プログラ
ム 9 デバッグ対象ソフトウェア 10 通常処理部分 11 デバッグ処理手段 12 共有メモリ
データ 13 共有メモリ書換手段 14 実行モード
切替手段 15 試験プログラム 16 通信手段 17 ログ出力通信手段 18 デバッグロ
グ出力手段 20 デバッグログファイル

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソフトウェアバッグ処理を実行するかデ
    バッグ処理を実行せずに通常処理を実行するかの実行モ
    ードを切り替えるソフトウェア実行モード切替方法にお
    いて、上記実行モードを切り替える切替手段が挿入され
    たデバッグ対象のソフトウェアと、外部から書き換え可
    能な実行モードの情報を格納する実行モード格納メモリ
    とを用い、上記デバッグ対象ソフトウェア実行の際、上
    記挿入された切替手段を実行するときは、この切替手段
    が上記格納された実行モード情報を参照してデバッグ処
    理の要否を切り替えるようにしたことを特徴とするソフ
    トウェア実行モード切替方法。
  2. 【請求項2】 ソフトウェアのデバッグ処理を実行する
    かデバッグ処理を実行せずに通常処理を実行するかの実
    行モードを切り替えるソフトウェア実行モード切替方法
    において、上記実行モードを切り替える切替手段が挿入
    されたデバッグ対象のソフトウェアと、外部から書き換
    え可能な実行モードの情報を格納する実行モード格納メ
    モリとを用いると共に、上記実行モード情報はデバッグ
    処理の要否、デバッグ処理の際のシステムコールのエラ
    ー出力・時刻トレース出力・処理トレース出力等の各種
    動作パターンの実行モード情報とし、上記デバッグ対象
    ソフトウェア実行の際、上記挿入された切替手段を実行
    するときは、この切替手段が上記実行モード情報を参照
    して上記動作パターンに応じた処理に切り替えるように
    したことを特徴とするソフトウェア実行モード切替方
    法。
  3. 【請求項3】 ソフトウェアのデバッグ処理を実行する
    かデバッグ処理を実行せずに通常処理を実行するかの実
    行モードを切り替えるソフトウェア実行モード切替方法
    において、上記実行モードを切り替える切替手段が挿入
    されたデバッグ対象のソフトウェアと、外部から書き換
    え可能な実行モードの情報を格納する実行モード格納メ
    モリとを用い、上記デバッグ対象ソフトウェア実行の
    際、通常処理を実行しておき、上記挿入された切替手段
    を実行するときは、この切替手段が上記格納された実行
    モード情報を参照してデバッグ処理の要否を切り替え、
    デバッグ処理後は通常処理に戻るようにしたことを特徴
    とするソフトウェア実行モード切替方法。
  4. 【請求項4】 ソフトウェアのデバッグ処理を実行する
    かデバッグ処理を実行せずに通常処理を実行するかの実
    行モードを切り替えるソフトウェア実行モード切替方法
    において、上記実行モードを切り替える切替手段が挿入
    されたデバッグ対象のソフトウェアと、外部から書き換
    え可能な実行モードの情報を格納する実行モード格納メ
    モリとを用いると共に、上記実行モード情報はデバッグ
    処理の要否、デバッグ処理の際のシステムコールのエラ
    ー出力・時刻トレース出力・処理トレース出力等の各種
    動作パターンの実行モード情報とし、上記デバッグ対象
    ソフトウェア実行の際、通常処理を実行しておき、上記
    挿入された切替手段を実行するときは、この切替手段が
    上記実行モード情報を参照して上記動作パターンに応じ
    た処理に切り替え、上記動作パターンに応じた処理の実
    行後は、通常処理に戻るようにしたことを特徴とするソ
    フトウェア実行モード切替方法。
  5. 【請求項5】 請求項2または請求項4のソフトウェア
    実行モード切替方法において、各種動作パターンを格納
    したデータベースを用い、このデータベースから所望の
    動作パターンを選択し実行モード情報として実行モード
    格納メモリに書き込むようにしたことを特徴とするソフ
    トウェア実行モード切替方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項のソフトウ
    ェア実行モード切替方法において、デバッグした結果を
    デバッグ情報として補助記憶装置に格納する際、上記デ
    バッグ情報を一旦メモリ上に転送し、このメモリ上のデ
    バッグ情報を上記補助記憶装置に格納するようにしたこ
    とを特徴とするソフトウェア実行モード切替方法。
  7. 【請求項7】 請求項2または請求項4のソフトウェア
    実行モード切替方法において、各種動作パターンを格納
    したデータベースを用いると共に、このデータベースか
    ら所望の動作パターンを選択し実行モード情報として実
    行モード格納メモリに書き込む処理、および、デバッグ
    した結果をデバッグ情報として補助記憶装置に格納する
    際、上記デバッグ情報を一旦メモリ上に転送し、このメ
    モリ上のデバッグ情報を上記補助記憶装置に格納する処
    理を実行する試験用プログラムを用いて、上記二つの処
    理を実行することを特徴とするソフトウェア実行モード
    切替方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2380831A (en) * 2001-10-12 2003-04-16 Siroyan Ltd Debug exception handler and registers
JP2012043215A (ja) * 2010-08-19 2012-03-01 Fuji Electric Co Ltd デバッグ方法
CN117691554A (zh) * 2023-12-13 2024-03-12 国网四川省电力公司德阳供电公司 一种母线保护的快速调试方法、装置及介质

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