JP2663895B2 - Cpuシミュレータ - Google Patents

Cpuシミュレータ

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JP2663895B2
JP2663895B2 JP6339242A JP33924294A JP2663895B2 JP 2663895 B2 JP2663895 B2 JP 2663895B2 JP 6339242 A JP6339242 A JP 6339242A JP 33924294 A JP33924294 A JP 33924294A JP 2663895 B2 JP2663895 B2 JP 2663895B2
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直之 岩下
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Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ターゲットCPUの動
作をシミュレーションするCPUシミュレータに関し、
特に、ターゲットCPU用に開発されたプログラム(タ
ーゲットプログラム)のデバッグを効率良く行うことが
できるCPUシミュレータに関する。
【0002】
【従来の技術】ターゲットCPUを含むターゲットマシ
ンの完成前に、或いはターゲットマシン上でのデバッグ
前に、ターゲットCPU用に開発されたターゲットプロ
グラムをデバッグする技術として、ターゲットCPUと
は別のCPUを含むCPUシミュレータ上でターゲット
プログラムにかかるターゲットCPUの動作をシミュレ
ーションする技術がある。
【0003】ところで、ターゲットプログラムのデバッ
グを行う場合、ターゲットプログラムの同一の地点から
何回か異なる方法でデバッグを行うことが必要になる場
合がある。例えば、レジスタ等の初期化処理や接続され
ている他の装置の認識処理等を行う起動処理部と、そこ
に続くアプリケーション部とから構成されるターゲット
プログラムをデバッグする場合、アプリケーション部の
開始点から異なる方法でデバッグを何回か行うことが必
要になる場合がある。
【0004】このような場合に、ターゲットプログラム
の先頭からプログラムを実行すると、デバッグ対象部分
であるアプリケーション部が実行されるまでに多くの無
駄な時間が費やされてしまう。そこで、従来は、第1回
目のデバッグ時にはターゲットプログラムの先頭からプ
ログラムを実行してターゲットプログラムの起動処理部
が終了した時点に於けるターゲットCPUのメモリやレ
ジスタ等の状態を全てファイルに保存しておき、第2回
目以降のデバッグ時には、上記ファイルに保存されてい
るメモリやレジスタの状態を利用してそれらの状態を起
動処理部終了時の状態に復元し、その後、アプリケーシ
ョン部の開始点からターゲットプログラムを実行するよ
うにしている(例えば、特開平4−332053号)。
このようにすることにより、第2回目以降のデバッグ時
には、起動処理部を実行する必要がなくなるので、デバ
ッグを効率的に行うことが可能になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の技術は、ファイルにメモリやレジスタの状態を全て保
存しているため、大容量のファイルが必要になるという
問題があると共に、復元時、ファイル装置から大量の情
報を読み出さなければならないため、復元に時間がかか
るという問題もあった。
【0006】そこで、本発明の目的は、ファイルに保存
する状態情報を少なくしてもターゲットプログラムを同
一の地点から再実行できるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、シミュレーション対象となるターゲットCP
Uのターゲットプログラムにかかる動作をシミュレーシ
ョンするCPUシミュレータに於いて、前記ターゲット
プログラムにかかる前記ターゲットCPUの動作をシミ
ュレーションした時に状態が更新される可能性があり、
且つ初期状態が決まっている前記ターゲットCPUの資
源それぞれについてのフラグを有する更新位置記憶テー
ブルと、前記ターゲットプログラムにかかる前記ターゲ
ットCPUの動作をシミュレーションしている時に前記
資源の状態が更新された時、状態が更新された資源に対
応する前記更新位置記憶テーブル中のフラグを更新済み
を示すものに変更する更新位置記憶回路と、前記ターゲ
ットプログラムが或る地点まで実行された時の前記更新
位置記憶テーブルの内容と、前記更新位置記憶テーブル
中のフラグが更新済みを示している資源の状態とを状態
保存ファイルに保存すると共に、前記更新位置記憶テー
ブルをクリアする保存処理手段と、前記CPUシミュレ
ータの状態復元時、前記更新位置記憶テーブル中のフラ
グが更新済みを示している各資源について、前記状態保
存ファイルに保存されている対応するフラグが更新を示
している場合には、その状態を前記状態保存ファイルに
保存されている状態に復元し、前記状態保存ファイルに
保存されている対応するフラグが未更新を示している場
合は、その状態を初期状態に復元する復元処理手段とを
備えたものである。
【0008】また、本発明は、ファイルに保存する情報
量を更に少なくできるようにするという目的を達成する
ため、前記更新位置記憶テーブルは、前記ターゲットプ
ログラムがロードされる前記ターゲットCPUのメモリ
の各アドレス及び前記ターゲットプログラムがワークエ
リアとして使用する前記ターゲットCPUのメモリの各
アドレス毎のフラグを有し、前記更新位置記憶回路は、
前記ターゲットプログラムのロード時、前記ターゲット
プログラムがロードされたメモリの各アドレスのフラグ
を更新済みを示すものに変更し、且つ、シミュレーショ
ンの実行時に前記メモリの状態が更新されたとき、その
更新されたメモリのアドレスに対応するフラグが更新済
みでなければ更新済みを示すものに変更し、前記保存処
理手段は、前記ターゲットプログラムが或る地点まで実
行された時、前記更新位置記憶テーブル中のフラグが更
新済みを示している、前記ターゲットプログラムがロー
ドされたアドレス及びメモリ状態が更新されたワークエ
リアのアドレスのメモリ状態を前記状態保持ファイルに
保存し、前記復元処理手段は、前記更新位置記憶テーブ
ル中のフラグが更新済みを示している前記メモリの各ア
ドレスについて、前記状態保存ファイルに保存されてい
る対応するフラグが更新を示している場合には、そのメ
モリ状態を前記状態保存ファイルに保存されている状態
に復元し、前記状態保存ファイルに保存されている対応
するフラグが未更新を示している場合は、そのメモリ状
態を初期状態に復元するようにしたものである。
【0009】
【作用】ターゲットCPUの資源の内、初期状態が決ま
っているレジスタや入出力ポート用バッファの資源につ
いては、シミュレーション中にその状態が更新される
と、更新位置記憶回路が更新位置記憶テーブル中の上記
資源に対応したフラグを更新済みを示すものに変更して
おく。
【0010】そして、ターゲットプログラムが、例えば
第1回目のデバッグ開始地点の直前の地点といった特定
の或る地点まで実行されると、保存処理手段が、更新位
置記憶テーブルの内容と、更新位置記憶テーブル中のフ
ラグが更新済みを示している資源の状態とを状態保存フ
ァイルに保存し、その後、更新位置記憶テーブルをクリ
アする。
【0011】その後、ターゲットプログラムのデバッグ
対象部分が実行されると、更新位置記憶回路が前述した
と同様の処理を行い、状態が更新された資源に対応する
更新位置記憶テーブル中のフラグを更新済みを示すもの
に変更する。従って、更新位置記憶テーブル中のフラグ
の内、デバッグ開始地点以降の部分の実行中に状態が更
新された資源に対応するフラグのみが更新済みを示すも
のになる。
【0012】次回のデバッグ時には、復元処理手段が、
更新位置記憶テーブル及び状態保存ファイルの内容に基
づいてターゲットCPUの資源を、デバッグ開始地点の
直前の地点まで実行された時の状態に復元する。即ち、
更新位置記憶テーブル中のフラグが更新済みを示してい
る各資源について、状態保存ファイルに保存されている
対応するフラグが更新を示している場合には、その状態
を状態保存ファイルに保存されている状態に復元し、状
態保存ファイルに保存されている対応するフラグが未更
新を示している場合は、その状態を初期状態に復元す
る。
【0013】また、ターゲットプログラムがロードされ
るターゲットCPUのメモリの各アドレス及びターゲッ
トプログラムがワークエリアとして使用するターゲット
CPUのメモリの各アドレスについては、ターゲットプ
ログラムのロード時、更新位置記憶回路が、ターゲット
プログラムがロードされたアドレスに対応するフラグを
更新済みを示すものに変更しておく。また、更新位置記
憶回路は、シミュレーション時に、メモリの内容が更新
されると、そのメモリアドレスに対応するフラグを更新
済みを示すものに変更する。
【0014】そして、ターゲットプログラムがデバッグ
開始地点の直前の地点まで実行されると、対応するフラ
グが更新済みを示しているメモリのアドレスのメモリ状
態、即ちターゲットプログラムがロードされたアドレス
及びメモリ状態が更新されたワークエリアのアドレスの
メモリ状態が保存処理手段によって状態保存ファイルに
保存される。ここで、ワークエリアの内、状態が初期状
態から更新されなかったアドレスのメモリ状態は状態保
存ファイルには保存されないので、状態保存ファイルに
格納される情報量を少ないものにすることができる。
【0015】その後、ターゲットプログラムのデバッグ
対象部分が実行されると、更新位置記憶回路が前述した
と同様の処理を行い、状態が更新されたメモリのアドレ
スに対応する更新位置記憶テーブル中のフラグを更新済
みを示すものに変更する。
【0016】次回のデバッグ時には、復元処理手段が、
更新位置記憶テーブル及び状態保存ファイルの内容に基
づいてメモリの各アドレスのメモリ状態を、デバッグ開
始地点の直前の地点まで実行された時の状態に復元す
る。
【0017】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
詳細に説明する。
【0018】図1は本発明の実施例のブロック図であ
り、メモリ1と、CPU2と、ファイル装置3と、更新
位置記憶装置4とから構成されている。
【0019】メモリ1には、シミュレーション対象とす
るターゲットCPUのメモリの状態が格納されるメモリ
部11と、ターゲットCPUのレジスタの状態が格納さ
れるレジスタ部12と、ターゲットCPUのI/O(入
出力)ポート用バッファの状態が格納されるI/Oポー
ト部13とを有している。
【0020】また、メモリ1には、シミュレーション用
プログラム14と、保存処理用プログラム15と、復元
処理用プログラム16とが格納される。
【0021】シミュレーション用プログラム14は、タ
ーゲットプログラムにかかるターゲットCPUの動作を
シミュレーションする機能を有する。保存処理用プログ
ラム15は、メモリ部11,レジスタ部12,I/Oポ
ート部13に格納されているターゲットCPUのメモリ
の各アドレスのメモリ状態,各レジスタの状態,各I/
Oポート用バッファの状態の内、更新位置記憶テーブル
42内の対応するフラグが更新済みを示しているものを
ファイル装置3内の状態保存ファイル32内に保存する
機能を有すると共に、更新位置記憶テーブル42の内容
を状態保存ファイル32に保存する機能を有する。復元
処理用プログラム16は、状態保存ファイル32の内容
及び更新位置記憶テーブル42の内容に従って、メモリ
部11,レジスタ部12,I/Oポート部13の状態を
デバッグ開始地点の直前の状態に復元する機能を有す
る。
【0022】ファイル装置3には、実行形式ファイル3
1と、状態保存ファイル32とが格納される。
【0023】実行形式ファイル31には、ターゲットC
PUに実行させる実行形式のターゲットプログラムが格
納される。実行形式ファイル31としては、例えば、イ
ンテルOMFファイル,インテル拡張HEXファイル等
を使用することができる。
【0024】状態保存ファイル32には、更新位置記憶
テーブル42の内容と、メモリ部11,レジスタ部1
2,I/Oポート部13に格納されているターゲットC
PUのメモリの各アドレスのメモリ状態,各レジスタの
状態,各I/Oポート用バッファの状態の内、更新位置
記憶テーブル42内の対応するフラグが更新済みを示し
ているものが格納される。
【0025】更新位置記憶装置4は、更新位置記憶回路
41と、更新位置記憶テーブル42とを有している。
【0026】更新位置記憶テーブル42は、図2に示す
ように、ターゲットプログラムがロードされるターゲッ
トCPUのメモリの各アドレス及びターゲットプログラ
ムがワークエリアとして使用するターゲットCPUのメ
モリの各アドレスに対応するフラグFM1〜FMiと、
ターゲットCPUの各レジスタに対応するフラグFR1
〜FRjと、ターゲットCPUの各i/Oポート用バッ
ファに対応するフラグFB1〜FBkとが格納されてい
る。尚、フラグは、初期状態に於いてはオフになってい
る。また、ワークエリア,レジスタ,I/Oポート用バ
ッファは、初期状態に於いては0になっている。
【0027】更新位置記憶回路41は、実行形式ファイ
ル31に格納されているターゲットプログラムがメモリ
部11にロードされる際、フラグFM1〜FMiの内、
ターゲットプログラムがロードされたアドレスに対応す
るフラグをオンにする機能と、フラグFM1〜FMiの
内、更新されたアドレスに対応するフラグをオンにする
機能と、フラグFR1〜FRjの内、更新されたレジス
タに対応するフラグをオンにする機能と、フラグFB1
〜FBkの内、更新されたI/Oポート用バッファに対
応するフラグをオンにする機能を有する。
【0028】次に、本実施例の動作を、図3に示すよう
に、レジスタ等の初期設定処理,接続されている装置の
確認処理等を行う起動処理部31aと、アプリケーショ
ン部31bとから構成されるターゲットプログラム31
Pのアプリケーション部31bをデバッグする場合を例
にとって説明する。
【0029】先ず、図4に示すように、実行形式ファイ
ル31に格納されているターゲットプログラム31Pを
メモリ部11にロードする。その際、更新位置記憶回路
41は、更新位置記憶テーブル42に格納されているタ
ーゲットCPUのメモリの各アドレスに対応するフラグ
FM1〜FMiの内、ターゲットプログラム31Pがロ
ードされたアドレスに対応するフラグをオンにする。こ
こで、フラグがオンにされるのは、ターゲットプログラ
ム31Pがロードされるアドレスだけであり、ターゲッ
トCPUがワークエリアとして使用するアドレスに対応
するフラグはオンにされない。
【0030】ターゲットプログラム31Pのロードが完
了すると、CPU2にシミュレーション用プログラム1
4に従ってターゲットプログラム31Pの起動処理部3
1aを実行し、更に、アプリケーション部31bの開始
直前の地点におかれるブレークポイント命令を実行す
る。起動処理部31aの実行中、更新位置記憶回路41
は、更新位置記憶テーブル42中の各フラグFM1〜F
Mi,FR1〜FRj,FB1〜FBkの内、更新され
たアドレス,レジスタ,I/Oポート用バッファに対応
するフラグをオンにする。
【0031】また、CPU2は、ブレークポイント命令
を実行すると、保存処理用プログラム15に従った保存
処理を行う。即ち、更新位置記憶テーブル42の内容を
状態保存ファイル32に保存すると共に、更新位置記憶
テーブル42中の対応するフラグがオンになっているア
ドレス,レジスタ,I/Oポート用バッファの状態を状
態保存ファイル32に保存し、その後、更新位置記憶テ
ーブル42内のフラグを全てオフにする。ここで、レジ
スタ,I/Oポート用バッファについては、状態を状態
保存ファイル32に保存するのは、初期状態から状態が
変更されたレジスタ,I/Oポート用バッファだけであ
り、メモリについては、ターゲットプログラムがロード
されたアドレス及びワークエリアの内の初期状態から状
態が変化したアドレスだけであるので、状態保存ファイ
ル32に保存しておく状態情報の情報量を少ないものに
することができる。
【0032】保存処理が終了すると、CPU2は、シミ
ュレーション用プログラム14に従ってターゲットプロ
グラム31Pのアプリケーション部31bを実行し、ア
プリケーション部31bのデバッグを行う。アプリケー
ション部31bの実行中、更新位置記憶回路41は、更
新位置記憶テーブル42中の各フラグFM1〜FMi,
FR1〜FRj,FB1〜FBkの内、更新されたアド
レス,レジスタ,I/Oポート用バッファに対応するフ
ラグをオンにする。
【0033】その後、再び、ターゲットプログラム31
Pのアプリケーション部31bからデバッグを行う場合
は、復元処理用プログラム16に従った復元処理をCP
U2に実行させ、ターゲットCPUのメモリ,レジス
タ,I/Oポート用バッファの状態をアプリケーション
部31bの実行開始直前の状態に復元する。
【0034】即ち、CPU2は、更新位置記憶テーブル
42中のフラグがオンになっているアドレス,レジス
タ,I/Oポート用バッファについては、状態保存ファ
イル32に保存されている更新位置記憶テーブル中の対
応するフラグがオンになっているか否かを判断し、オン
になっていると判断した場合は、その状態を状態保存フ
ァイル32に保存されている状態に復元し、オフになっ
ていると判断した場合は、その状態を初期状態(例え
ば、0)に復元する。
【0035】例えば、更新位置記憶テーブル42中のレ
ジスタR1に対応するフラグFR1がオンになっていれ
ば、状態保存ファイル32に保存されている更新位置記
憶テーブルのフラグRF1がオンになっているか否かを
判断し、オンになっている場合は、レジスタ部12中の
レジスタR1に対応するアドレスのメモリ状態を状態保
存ファイル32に保存されている状態に復元し、オフに
なっていると判断した場合は、その状態を初期状態に復
元する。
【0036】その後、CPU2はシミュレーション用プ
ログラム14に従ってターゲットプログラム31Pをア
プリケーション部31bから実行する。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、レジスタ
等の初期状態が決まっている資源については、ターゲッ
トプログラムを或る地点まで実行する間に状態が変更さ
れた資源の状態のみを状態保存ファイルに保存しておけ
ば良いので、全ての資源の状態を保存しておくことが必
要であった従来の技術に比較してファイル容量を少なく
することができる効果がある。
【0038】更に、本発明は、ロードされるターゲット
プログラムによって初期状態が変わるアドレスが存在す
るメモリについては、ターゲットプログラムがロードさ
れたアドレスのメモリ状態と、ターゲットプログラムを
先頭部分から或る地点まで実行する間に状態が更新され
たアドレスのメモリ状態とを状態保存ファイルに保存し
ておけば良く、メモリ状態が更新されなかったワークエ
リアのアドレスについてはメモリ状態は保存しておく必
要がないので、メモリの全てのアドレスのメモリ状態を
保存しておくことが必要であった従来の技術に比較して
更にファイル容量を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のブロック図である。
【図2】更新位置記憶テーブル42の内容例を示す図で
ある。
【図3】実行形式ファイル31に格納するターゲットプ
ログラムの一例を示す図である。
【図4】実施例の動作説明図である。
【符号の説明】
1…メモリ 11…メモリ部 12…レジスタ部 13…I/Oポート部 14…シミュレーション用プログラム 15…保存処理用プログラム 16…復元処理用プログラム 2…CPU 3…ファイル装置 31…実行形式ファイル 32…状態保存ファイル 4…更新位置記憶装置 41…更新位置記憶回路 42…更新位置記憶テーブル

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シミュレーション対象となるターゲット
    CPUのターゲットプログラムにかかる動作をシミュレ
    ーションするCPUシミュレータに於いて、 前記ターゲットプログラムにかかる前記ターゲットCP
    Uの動作をシミュレーションした時に状態が更新される
    可能性があり、且つ初期状態が決まっている前記ターゲ
    ットCPUの資源それぞれについてのフラグを有する更
    新位置記憶テーブルと、 前記ターゲットプログラムにかかる前記ターゲットCP
    Uの動作をシミュレーションしている時に前記資源の状
    態が更新された時、状態が更新された資源に対応する前
    記更新位置記憶テーブル中のフラグを更新済みを示すも
    のに変更する更新位置記憶回路と、 前記ターゲットプログラムが或る地点まで実行された時
    の前記更新位置記憶テーブルの内容と、前記更新位置記
    憶テーブル中のフラグが更新済みを示している資源の状
    態とを状態保存ファイルに保存すると共に、前記更新位
    置記憶テーブルをクリアする保存処理手段と、 前記CPUシミュレータの状態復元時、前記更新位置記
    憶テーブル中のフラグが更新済みを示している各資源に
    ついて、前記状態保存ファイルに保存されている対応す
    るフラグが更新を示している場合には、その状態を前記
    状態保存ファイルに保存されている状態に復元し、前記
    状態保存ファイルに保存されている対応するフラグが未
    更新を示している場合は、その状態を初期状態に復元す
    る復元処理手段とを備えたことを特徴とするCPUシミ
    ュレータ。
  2. 【請求項2】 前記資源はレジスタ或いは入出力ポート
    用バッファであることを特徴とする請求項1記載のCP
    Uシミュレータ。
  3. 【請求項3】 前記更新位置記憶テーブルは、前記ター
    ゲットプログラムがロードされる前記ターゲットCPU
    のメモリの各アドレス及び前記ターゲットプログラムが
    ワークエリアとして使用する前記ターゲットCPUのメ
    モリの各アドレス毎のフラグを有し、 前記更新位置記憶回路は、前記ターゲットプログラムの
    ロード時、前記ターゲットプログラムがロードされたメ
    モリの各アドレスのフラグを更新済みを示すものに変更
    し、且つ、シミュレーションの実行時に前記メモリの状
    態が更新されたとき、その更新されたメモリのアドレス
    に対応するフラグが更新済みでなければ更新済みを示す
    ものに変更し、 前記保存処理手段は、前記ターゲットプログラムが或る
    地点まで実行された時、前記更新位置記憶テーブル中の
    フラグが更新済みを示している、前記ターゲットプログ
    ラムがロードされたアドレス及びメモリ状態が更新され
    たワークエリアのアドレスのメモリ状態を前記状態保持
    ファイルに保存し、 前記復元処理手段は、前記更新位置記憶テーブル中のフ
    ラグが更新済みを示している前記メモリの各アドレスに
    ついて、前記状態保存ファイルに保存されている対応す
    るフラグが更新を示している場合には、そのメモリ状態
    を前記状態保存ファイルに保存されている状態に復元
    し、前記状態保存ファイルに保存されている対応するフ
    ラグが未更新を示している場合は、そのメモリ状態を初
    期状態に復元することを特徴とする請求項2記載のCP
    Uシミュレータ。
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