JP2012030639A - ガス発生器 - Google Patents

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    • B60R22/46Reels with means to tension the belt in an emergency by forced winding up

Abstract

【課題】組立が簡単であり、作動時においてガス漏れが生じることがない、ガス発生器。
【解決手段】ガス発生器10は、点火器12、カラー20、ガス発生剤が充填されたカップ状ケース40を有している。カラー20は、外周面に環状溝27を有している。カップ状ケース40の折曲部45とカラー20が、環状の空間50を形成して環状溝27に嵌め込まれている。作動時には、ガス圧が空間50内に均等に加えられ、ケース40とカラー20との結合力が高められる。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両のシートベルトのプリテンショナー用等として適したガス発生器に関する。
シートベルトプリテンショナーは、ガス発生器から発生したガスを駆動源としてシートベルトを引き込む機構であり、それに使用されるガス発生器は、点火器とガス発生剤をケースに収容した小型のものが知られている。プリテンショナーが適切に機能するためには、ガス発生器からのガスが、漏れることなくプリテンショナーに供給される必要がある。
シートベルトプリテンショナーに使用されるガス発生器の例として、特許文献1、特許文献2が知られている。
特許文献1には、ガス発生剤2を収容するカップ体3を固定する構造として、ホルダ6に一体に形成された補強材7が開示されている。補強材7は、インサート成形で樹脂製のホルダ6の外周部に一体化されている。
特許文献2には、樹脂で形成したホルダ3の外周に圧入されたリング体4を含む構造が開示されている。リング体4は、ガス発生剤Pの装填筒体1を保持するものであり、圧入固定以外にもねじ止め、ボルト止めの方法で固定できることが開示されている。
特許文献1、2のガス発生器は、作動時の圧力でカップ体及び装填筒体内部の圧力が高まったとき、補強材7やリング体4を外側に押し広げる力が働くと、ホルダとの間に隙間が形成されやすい。また特許文献2で、ねじ止め、ボルト止めとした場合、余分な加工が加わり部品が増えるなど、簡便な構造、製法という観点からみると改良の余地が多い。
特開2002−239371号公報 特開2001−106017号公報
本発明は、組立が簡単であり、作動時においてガス漏れが生じることがない、ガス発生器を課題とする。
本願請求項1の発明は、課題の解決手段として、
点火器と、
前記点火器を保持するカラーと、
前記カラーに固定された、内部にガス発生剤が充填されたカップ状ケースを有するガス発生器であり、
前記カラーが、金属部と前記金属部と一体になった樹脂部との組み合わせからなり、その外周面に環状溝を有しているものであり、
前記カップ状ケースと前記カラーが、前記カップ状ケースの開口部側の端部が内側に折り曲げられた折曲部が前記環状溝に嵌め込まれることで固定されており、
前記折曲部の内壁面と前記カラーにより、前記カップ状のケース内部と連通された環状の空間が形成されている、ガス発生器を提供する
点火器は、公知のシートベルトプリテンショナーやエアバッグ装置のガス発生器で使用されている電気式の点火器であり、少なくとも着火部と導電ピンを有するものである。
カラーは、前記の公知のガス発生器においても使用されている、金属部と樹脂部が射出成形で一体化されたものである。カラーは、点火器を樹脂部で包囲した状態で保持している。
カップ状ケースは、内部に公知のガス発生剤が充填されたものであり、本発明では、カラーに対する取り付け作業が容易であることから、ステンレス、鉄等の金属からなる弾力性のあるもの、又は塑性変形するものを使用することができる。
カラーの環状溝は、樹脂部又は金属部のみから形成されたものでもよいし、樹脂部と金属部の両方から形成されたものでもよい。
カップ状ケースは、開口部近傍の周壁が内側に折り曲げられた構造のものであり、折曲部がカラーの環状溝に嵌め込まれて取り付けられている。
このときの嵌め込み強度を高めるため、前記折曲部の内径寸法と前記環状溝の外径寸法を調整することで(前記内径寸法<前記外径寸法)、カップ状ケースを環状溝に嵌め込んだとき、当接部分が圧接されるようにすることが好ましい。
カップ状ケースがカラーに嵌め込まれたとき、前記折曲部と前記カラーにより、カップ状のケース内部と連通された環状の空間が形成されている。
作動時においては、カップ状ケース内にてガス発生剤の燃焼により発生したガス(ガス圧)により、前記環状の空間を形成する壁面(折曲部の表面とカラーの表面)が均等に押されることから、折曲部とカラーとの結合強度が高められ、ガス漏れを防止するように作用する。
カップ状ケースの折曲部は、カップ状ケースの内部に位置する内部開口部周縁、内部環状周面、環状の折り曲げ角部とを有するものにすることができる。
カラーの環状溝は、上部環状周面と下部環状周面、それらを繋ぐ環状壁面とを有するものにすることができる。
カップ状ケースの折曲部とカラーの環状溝の接触状態は、次の3つの形態から選ばれる、(i)、(ii)、(iii)の全ての組み合わせ、(i)、(ii)の組み合わせ、(i)、(iii)の組み合わせのいずれかにすることができる。
(i)前記折曲部の内部開口部周縁が、前記環状溝の上部環状周面に当接されている。
(ii)前記折曲部の内部環状周面が、前記環状溝の環状壁面に当接されている。
(iii)前記折曲部の環状の折り曲げ角部が、前記環状溝の下部環状周面に当接されている。
カップ状ケースは、周壁部の内側に突き出た複数の突起を有する形状にすることができる。これらの突起をカラーに当接(好ましくは圧接)させることで、カップ状ケースのカラーに対する固定強度を高めるように補助することができる。
本発明のガス発生器は、作動の際に発生するガスによってケース内部の圧力が上昇したとき、カップ状ケースとカラーとの嵌め込み部の結合状態が、それらの結合力が高められるように作用する。このため、作動時に前記嵌め込み部において隙間が発生することがなく、発生ガスの漏れが防止できる。
(a)は本発明のガス発生器の組立方法を示す軸方向断面図、(b)は本発明のガス発生器の構造を示す軸方向断面図。 図1のガス発生器の部分拡大図。 本発明のガス発生器の別実施形態の軸方向半断面図 本発明のガス発生器のさらに別実施形態の軸方向半断面図 (a)は本発明のガス発生器のさらに別実施形態の軸方向半断面図、(b)は(a)の部分拡大図(但し、カップ状ケースを除いた図)。
(1)図1、図2のガス発生器
図1により、本発明のガス発生器10の一実施形態を説明する。図1のガス発生器10は、シートベルトリトラクターに用いられるガス発生器として好適である。
本発明のガス発生器10は、電気式の点火器12がカラー20に固定されており、さらにカップ状ケース40がカラー20に固定されている。
点火器12は、エアバッグ装置用やシートベルトリトラクター用のガス発生器にて汎用されているものであり、着火部13と一対の導電ピン14を有している。
カラー20は、金属部21と、金属部21と一体になった樹脂部22との組み合わせからなる。樹脂部22を形成する樹脂は、特開2003−161599号公報に記載されたものを用いることができる。
金属部21は、ステンレスや鉄製であり、底面に導電ピン14を通すための穴を有する浅いカップ状のものであり、環状底面23と周壁面24からなるものである。
樹脂部22は、点火器の着火部13と一対の導電ピン14を包囲固定する第1筒状壁部25、コネクタを嵌め込むための空間を形成する第2筒状壁部38とを有している。第1筒状壁部25の外周面には、環状凸部26と環状溝27が形成されている。
金属部21の環状底面23の一部は、樹脂部22の第1筒状壁部25と第2筒状壁部38で上下から挟み込まれた状態で一体化されている。
さらに金属部21の周壁面24内周面は、樹脂部22の第2筒状壁部38と接触された状態で一体化されている。
環状溝27は、上部環状周面28、下部環状周面29、それらを繋ぐ環状壁面30とを有している。図1に示す実施形態では、下部環状周面29は、金属部21の環状底面23の樹脂部22で覆われていない面からなっているが、樹脂部22からなるようにすることもできる。
カップ状ケース40は、ステンレス、鉄等の金属製のものであり、弾力性を有している。
カップ状ケース40の内部空間40aには、図示していない、エアバッグ装置用やシートベルトリトラクター用のガス発生器で汎用されているガス発生剤が充填されている。ガス発生剤は、点火器12の着火部13と接触している。
カップ状ケース40は、底面41、周壁42、開口部43を有している。底面41には、ノッチやスコアからなる脆弱部41aが形成されている。脆弱部は、ガス発生器10を適用する装置によって、周壁42に形成することもできる。
周壁42の開口部43側の端部は、内側に折り曲げられ、折曲部45が形成されている。折曲部45は、カップ状ケース40の内部に位置する内部開口部周縁46、内部環状周面47、環状の折り曲げ角部48とを有している。
図1、図2に示すとおり、カップ状ケース40とカラー20は、下記の(i)〜(iii)のようにして当接されている。ここで「当接」は、密着されている状態を意味する。
(当接状態1)
(i)折曲部45の内部開口部周縁46が環状溝27の上部環状周面28に当接され、
(ii)折曲部45の内部環状周面47が環状溝27の環状壁面30に当接され、
(iii)折曲部45の環状の折り曲げ角部48が環状溝27の下部環状周面29となる金属部21(環状底面23)に当接されることで固定されている。
カップ状ケース40とカラー20は、上記の(i)〜(iii)のように当接されていることが好ましいが、以下の組み合わせの当接形態でもよい。
(当接状態2):(i)及び(ii)の形態で当接されて実施形態。
(当接状態3):(i)及び(iii)の形態で当接されている実施形態。
図1(b)のようにカップ状ケース40がカラー20に取り付けられた状態では、周壁42の折曲部45と第1筒状壁部25により環状の空間50が形成されているが、環状の空間50は内部空間40aと連通されている。
カップ状ケース40は弾力性のある金属製であることから、折曲部45(内部環状周面47)の内径寸法(d1)と、環状溝27の環状壁面30の外径寸法(d2)を調整して、内径寸法(d1)が外径寸法(d2)よりも僅かに小さくなるようにすることで、カップ状ケース40がカラー21(樹脂部22)に対して圧入されるようにすることができる。このように圧入されるようにすれば、カップ状ケース40のカラー20に対する固定強度が高められるので好ましい。
カップ状ケース40は、開口部43に近い位置において、周壁42の内側に突き出た突起49を有している。突起49は、独立した複数の突起が等間隔又は適当間隔で周方向に配置されたものであり、連続した環状突起にすることもできるが、環状の空間50と内部空間40aが連通されるように設定されている。
図1(b)では、突起49は、第1筒状壁部25の環状凸部26に当接されているが、当接されていなくてもよい。突起49の高さは、隣接する突起49の間から環状の空間50側にガス発生剤が漏れ出ないように調整されている。
なお、固定強度を高める観点から、上記したようにカップ状ケース40がカラー20(樹脂部22)に対して圧入されるようにすると共に、突起49も環状凸部26に圧接されるようにすることが望ましい。
次に、カップ状ケース40の取り付け方法について説明する。
予め、カップ状ケースの折曲部45(内部環状周面47)の内径寸法(d1)が、環状溝27の環状壁面30の外径寸法(d2)よりも僅かに小さくなるように調整しておく。
図1(a)に示すようにカラー20に点火器12を固定したもの(点火器組立体)に対して、上方から嵌め込んでいくと、折曲部45は樹脂部22の環状凸部26にぶつかって、一旦は外側に押し広げられるように変形した後、内側に縮まるように変形して、カラー樹脂部22の環状溝27にぴったりと嵌り込む。このとき、d1<d2の関係を満たしているので、折曲部45(内部環状周面47)が環状溝27(環状壁面30)に対して押しつけられた状態になり、カップ状ケース40のカラー20に対する固定強度が高められる。
さらにカップ状ケースの突起49が、第1筒状壁部25の環状凸部26に当接された状態になっている。このとき、突起49の内径(正対する突起同士の間隔)が環状凸部26の外径よりも僅かに小さくなるように調整しておき、複数の突起49が環状凸部26に対して圧接されるようにすると、カップ状ケース40のカラー20に対する固定強度を高めるように補助できるので好ましい。
次にガス発生器10が作動したときの動作を説明する。
点火電流が点火器12に流れると、着火部13の火薬が燃焼し、燃焼生成物(火炎、高温ガス等)が発生する。
この燃焼生成物が、内部空間40a内のガス発生剤を着火させ、燃焼ガスを発生させる。
燃焼ガスがカップ状ケース40内に発生すると、カップ状ケース内40の圧力が上昇して全体が膨張する。このとき、環状の空間50内にも燃焼ガスが入り込むが、図2に示す矢印のように環状の空間50を形成する内壁面(即ち、内部環状周面47、環状の折り曲げ角部48の内壁面を含む面)には均等に圧力が加わることになる。
このため、前記の均等圧力の発生は、カップ状ケース40の折曲部45とカラー20の環状溝27との結合強度(密着強度)が高められるように作用することから、カップ状ケース40とカラー20の接触部分から外部雰囲気にガスが漏れることが防止されると共に、カップ状ケース40がカラー20から脱落することもなくなる。
そして、ケース40内の圧力が一定以上になると、ケース40は脆弱部41aから破裂し、燃焼ガス等はケース40外に放出され、シートベルとリトラクターを確実に作動させる。
図1、図2に示す実施形態では、カップ状ケース40の折曲部45とカラー20の環状溝27が上記した「当接状態1」で当接されているが、当接状態2、3であっても、図2に示す矢印のように環状の空間50の内壁面に均等に圧力が加わることにより、同様の作用効果が得られる。
(2)図3のガス発生器
図3のガス発生器100は、図1及び図2で示したガス発生器10とはカップ状ケースの折曲部の形状が異なっているが、その他は番号の表示を略している箇所も含めて図1及び図2で示したガス発生器10と同一である。
カップ状ケース140は、底面141、周壁142、開口部を有している。底面141には、ノッチやスコアからなる脆弱部141aが形成されている。脆弱部は、ガス発生器100を適用する装置によって、周壁142に形成することもできる。内部空間140aにはガス発生剤が充填されている。なお、図1のカップ状ケース40に形成された突起49を設けることもできる。
周壁142の開口部側の端部は、内側に折り曲げられ、折曲部145が形成されている。折曲部145は、カップ状ケース140の内部に位置する内部開口部周縁146、内部環状周面147、環状の折り曲げ角部148とを有している。
図3に示すガス発生器100では、カップ状ケース140の周壁142の折曲部145とカラー20の環状溝27は、折曲部145の内部開口部周縁146が環状溝27の上部環状周面28に当接され、折曲部145の環状の折り曲げ角部148が環状溝27の下部環状周面29となる金属部21(環状底面23)に当接されることで固定されている(上記の当接状態3)。
図3に示すガス発生器100では、カップ状ケース140の周壁142の折曲部145とカラー20(樹脂部22)により、内部空間140aと連通された環状の空間150が形成されている。
図3に示すガス発生器100が作動したとき、環状の空間150の内壁面に対して均等にガス圧が加えられるため、図1及び図2に示すガス発生器10と同様の作用効果が得られる。
(3)図4のガス発生器
図4のガス発生器200は、図1及び図2で示したガス発生器10とはカップ状ケースの折曲部の形状が異なっているが、その他は番号の表示を略している箇所も含めて図1及び図2で示したガス発生器10と同一である。
カップ状ケース240は、底面241、周壁242、開口部を有している。底面241には、ノッチやスコアからなる脆弱部241aが形成されている。脆弱部は、ガス発生器200を適用する装置によって、周壁242に形成することもできる。内部空間240aにはガス発生剤が充填されている。なお、図1のカップ状ケース40に形成された突起49を設けることもできる。
周壁242の開口部側の端部は、内側に折り曲げられ、折曲部245が形成されている。折曲部245は、カップ状ケース240の内部に位置する内部開口部周縁246、内部環状周面247、環状の折り曲げ角部248とを有している。折曲部245は、図1、図2のものと比べると丸みを帯びるようにして形成されている。
図4に示すガス発生器200では、カップ状ケース240の折曲部245とカラー20の環状溝27は、折曲部245の内部開口部周縁246が環状溝27の上部環状周面28に当接され、折曲部245の内部環状周面247が環状溝27の環状壁面30に当接され、折曲部245の環状の折り曲げ角部248が環状溝27の下部環状周面29となる金属部21(環状底面23)に当接されることで固定されている(上記の当接状態1)。
図4に示すガス発生器200では、カップ状ケース240の周壁242の折曲部245とカラー20(樹脂部22)により、内部空間240aと連通された環状の空間250が形成されている。
図4に示すガス発生器200が作動したとき、環状の空間250の内壁面に対して均等にガス圧が加えられるため、図1及び図2に示すガス発生器10と同様の作用効果が得られる。
(4)図5のガス発生器
図5(a)、(b)のガス発生器300は、図1及び図2で示したガス発生器10とは、カラーの構造が異なっているが、その他は番号の表示を略している箇所も含めて図1及び図2で示したガス発生器10と同一である。
金属部221は、ステンレスや鉄製のもので、底面に穴の開いた底の浅いカップ状のものである。図1の金属部21と同様に、環状底面223と周壁面224を有しているが、環状底面223から周壁面224とは反対側に突き出された筒状壁面225を有している点で図1の金属部21とは異なっている。
筒状壁面225は、先端部分225a側が樹脂部22に埋設され、内側周面225bが樹脂部22と接触されている。
図5における環状溝27は、構造及び形状は図1、図2のものと同じであるが、上部環状周面28が樹脂部22からなるが、環状壁面30が金属部の筒状壁面225からなり、下部環状周面29が金属部の環状底面223からなることが図1とは異なっている。
図5に示すガス発生器300では、カップ状ケース40の周壁42の折曲部45とカラー20(樹脂部22)により、内部空間40aと連通された環状の空間350が形成されている。
図5に示すガス発生器300が作動したとき、環状の空間350の内壁面に対して均等にガス圧が加えられるため、図1及び図2に示すガス発生器10と同様の作用効果が得られる。
なお、以上の図1〜図5に示すガス発生器は、特開2004−217059の図3に示すように、エアバッグ用ガス発生器の点火手段としても使用することができる。
10 ガス発生器
12 点火器
13 着火部
20 カラー
21 金属部
22 樹脂部
25 第1筒状壁部
26 環状凸部
27 環状溝部
40 カップ状ケース
41 底面
42 周面
43 開口部
45 折曲部
49 突起
50 環状の空間

Claims (6)

  1. 点火器と、
    前記点火器を保持するカラーと、
    前記カラーに固定された、内部にガス発生剤が充填されたカップ状ケースを有するガス発生器であり、
    前記カラーが、金属部と前記金属部と一体になった樹脂部との組み合わせからなり、その外周面に環状溝を有しているものであり、
    前記カップ状ケースと前記カラーが、前記カップ状ケースの開口部側の端部が内側に折り曲げられた折曲部が前記環状溝に嵌め込まれることで固定されており、
    前記折曲部の内壁面と前記カラーにより、前記カップ状のケース内部と連通された環状の空間が形成されている、ガス発生器。
  2. 前記カップ状ケースの開口部側の端部が内側に折り曲げられた折曲部が、前記カップ状ケースの内部に位置する内部開口部周縁、内部環状周面、環状の折り曲げ角部とを有するものであり、
    前記カラーの環状溝が、上部環状周面と下部環状周面、それらを繋ぐ環状壁面とを有するものであり、
    前記折曲部の内部開口部周縁が、前記環状溝の上部環状周面に当接され、
    さらに前記折曲部の環状の折り曲げ角部が前記環状溝の下部環状周面に当接されることで固定されている、請求項1記載のガス発生器。
  3. 前記カップ状ケースの開口部側の端部が内側に折り曲げられた折曲部が、前記カップ状ケースの内部に位置する内部開口部周縁、内部環状周面、環状の折り曲げ角部とを有するものであり、
    前記カラーの環状溝が、上部環状周面と下部環状周面、それらを繋ぐ環状壁面からなるものであり、
    前記折曲部の内部開口部周縁が前記環状溝の上部環状周面に当接され、
    さらに前記折曲部の内部環状周面が前記環状溝の環状壁面に当接されることで固定されている、請求項1記載のガス発生器。
  4. 前記カップ状ケースの開口部側の端部が内側に折り曲げられた折曲部が、前記カップ状ケースの内部に位置する内部開口部周縁、内部環状周面、環状の折り曲げ角部とを有するものであり、
    前記カラーの環状溝が、上部環状周面と下部環状周面、それらを繋ぐ環状壁面からなるものであり、
    前記折曲部の内部開口部周縁が、前記環状溝の上部環状周面に当接され、
    前記折曲部の内部環状周面が、前記環状溝の環状壁面に当接され、
    前記折曲部の環状の折り曲げ角部が、前記環状溝の下部環状周面に当接されることで固定されている、請求項1記載のガス発生器。
  5. 前記カップ状ケースの開口部側の端部が内側に折り曲げられた折曲部が、前記カップ状ケースの内部に位置する内部開口部周縁、内部環状周面、環状の折り曲げ角部とを有するものであり、
    前記カラーの環状溝が、上部環状周面と下部環状周面、それらを繋ぐ環状壁面とを有するもので、前記環状壁面と前記下部環状周面の少なくとも一方が前記カラーの金属部からなるものである、請求項2〜4のいずれか1項記載のガス発生器。
  6. 前記カップ状ケースが、周壁部の内側に突き出た複数の突起を有しており、
    前記複数の突起が前記カラーに当接されている、請求項1〜5のいずれか1項記載のガス発生器。
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